説明

荷電粒子加速器の真空チェンバ

【課題】 簡素な構成にすることで機械加工の比率を低減させ、製造コストの低減を図ると共に、高い冷却性能を有することができる荷電粒子加速器の真空チェンバを提供すること。
【解決手段】 板状をなすNEGプレート13,14の一端を荷電粒子が周回するビームチャンネル15に接合する一方、NEGプレート13,14の他端を荷電粒子の周回に伴いその接線方向に放射される放射光の放射方向に延設するようにビームチャンネルに一体的に形成されるアンテ部16の外側に設けられると共に放射光の放射方向に対して略鉛直方向に延設するポケット部17に接合させるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子、陽電子、イオン等の荷電粒子を高エネルギー状態に加速させる荷電粒子加速器の真空チェンバに関する。
【背景技術】
【0002】
荷電粒子加速器は、内部を超高真空とした直線状あるいは環状の真空チェンバ内で電子、陽電子、イオン等の荷電粒子を磁場により偏向周回させて電場により光速近くまで加速させることにより、荷電粒子に高エネルギーを付与する装置である。
【0003】
このような荷電粒子加速器においては、光速に近い高エネルギーの荷電粒子が磁場中を通過し、軌道が曲がるときに、荷電粒子の軌道の接線方向に放射光を生じ、この放射光が真空チェンバの径方向外側の内壁面に照射される。この結果、内壁面が過熱されて真空チェンバに多大な熱負荷が加わるばかりでなく、放射光の照射に伴う光電効果により、内壁面から光電子が放出され、周回する荷電粒子の障害となる等の問題があった。
【0004】
このため、真空チェンバの荷電粒子が周回する円形断面のビームチャンネルの真空チェンバの径方向外側に、荷電粒子の周回軌道(ビームチャンネルの軸心周辺)から離反させるようにアンテ部を形成させると共に、アンテ部の放射光が照射される真空チェンバの径方向外側の内壁面に隣接するように冷却水を流通させる冷却チャンネルを形成させたものが、種々提供されている。
【0005】
このような構成をなすことにより、荷電粒子の周回軌道からアンテ部の内壁面までの距離が長くなり、その分、この内壁面から放出される光電子と周回する荷電粒子との距離も遠くなる。この結果、放射光の照射に伴って真空チェンバに加わる熱負荷を抑制すると共に、放射光の照射に伴って放出される光電子が走行する荷電粒子の周回軌道まで容易に到達できないようにしている。
【0006】
上述した従来の電荷粒子加速器の真空チェンバは、例えば、非特許文献1に開示されている。
【0007】
【非特許文献1】Y.Suetsugu,外11名、“R&D OF COPPER BEAM DUCT WITH ANTECHAMBER SCHEME FOR CURRENT ACCELERATORS”、インターネット<http://www-lib.kek.jp/cgi-bin/kiss prepri?KN=200427053&0F=8.>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の荷電粒子加速器の真空チェンバにおいては、チェンバ本体内を真空にするためのポンプ室を形成するために溝形(コ字形)のポンプチャンネルが接合されており、このポンプチャンネルは引き抜き加工等により製造されるので、機械加工の比率が大きくなり製造コストの増加に繋がっていた。
【0009】
また、近年の荷電粒子加速では、荷電粒子の更なる高エネルギー化が進められており、その分、放射光の照射による真空チェンバに加わる熱負荷も大きくなってきている。真空チェンバが高温に保持されると、真空度の低下を招くだけでなく、材料が延びて真空チェンバが熱変形してしまうおそれがある。このため、真空チェンバの耐熱性、つまり、冷却性能の向上が求められているが、従来の荷電粒子加速器の真空チェンバにおいては、冷却性能が十分ではなかった。このように、冷却性能が十分でない真空チェンバの中には、ビームチャンネルの外周面に新たに冷却チャンネルを設けるようにしたものもあるが、構造が複雑になると共に、機械加工の比率が大きくなり製造コストの増加に繋がっていた。
【0010】
従って、本願発明は上記課題を解決するものであって、簡素な構成にすることで機械加工の比率を低減させ、製造コストの低減を図ると共に、高い冷却性能を有することができる荷電粒子加速器の真空チェンバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決する第1の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバは、
荷電粒子を周回させるビームチャンネルと、
前記荷電粒子の周回に伴いその接線方向に放射される放射光の放射方向に延設するように前記ビームチャンネルに一体的に形成されるアンテ部と、
前記アンテ部の外側に設けられると共に放射光の放射方向に対して略鉛直方向に延設するポケット部と、
前記ポケット部の外側に設けられ冷却水を流通させる冷却チャンネルと、
前記ビームチャンネル内、前記アンテ部内及びポケット部内を真空にするポンプを収納すると共に板状をなすポンププレートとを備え、
前記ポンププレートの一端を前記ビームチャンネルに接合する一方、前記ポンププレートの他端を前記ポケット部に接合させる
ことを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決する第2の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバは、
第1の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバにおいて、
前記ポンププレートの一端を前記ビームチャンネルに形成させた取付座に接合させる一方、前記ポンププレートの他端を前記ポケット部に形成させた取付座に接合させる
ことを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決する第3の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバは、
第1または2の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバにおいて、
前記冷却チャンネルを溝形に形成させ、前記ポケット部に形成させた段部に前記冷却チャンネルの開口部を嵌め込むように接合させる
ことを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決する第4の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバは、
第1乃至3のいずれかの発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバにおいて、
前記ビームチャンネル、前記アンテ部、前記ポケット部、前記冷却チャンネル及び前記ポンププレートを無酸素銅で形成させる
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
第1の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバによれば、荷電粒子を周回させるビームチャンネルと、前記荷電粒子の周回に伴いその接線方向に放射される放射光の放射方向に延設するように前記ビームチャンネルに一体的に形成されるアンテ部と、前記アンテ部の外側に設けられると共に放射光の放射方向に対して略鉛直方向に延設するポケット部と、前記ポケット部の外側に設けられ冷却水を流通させる冷却チャンネルと、前記ビームチャンネル内、前記アンテ部内及びポケット部内を真空にするポンプを収納すると共に板状をなすポンププレートとを備え、前記ポンププレートの一端を前記ビームチャンネルに接合する一方、前記ポンププレートの他端を前記ポケット部に接合させることにより、真空チェンバが簡素な構成になり、引き抜き加工等の機械加工の比率が低減され、製造コストの低減を図ると共に、高い冷却性能を有することができる。
【0016】
第2の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバによれば、第1の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバにおいて、前記ポンププレートの一端を前記ビームチャンネルに形成させた取付座に接合させる一方、前記ポンププレートの他端を前記ポケット部に形成させた取付座に接合させることにより、前記ポンププレートの両端が固定されるので、接合時の作業性を向上させることができる。
【0017】
第3の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバによれば、第1または2の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバにおいて、前記冷却チャンネルを溝形に形成させ、前記ポケット部に形成させた段部に前記冷却チャンネルの開口部を嵌め込むように接合させることにより、前記冷却チャンネルを容易に接合させることができる。
【0018】
第4の発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバによれば、第1乃至3のいずれかの発明に係る荷電粒子加速器の真空チェンバにおいて、前記ビームチャンネル、前記アンテ部、前記ポケット部、前記冷却チャンネル及び前記ポンププレートを無酸素銅で形成させることにより、熱伝導性が向上され、冷却効果を十分に得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る真空チェンバを備えた荷電粒子加速器の平面図、図2は図1のA−A矢視断面図である。なお、図2に示す矢印は、荷電粒子加速器1及び真空チェンバ3の上下方向及び径方向を示している。
【0020】
図1に示すように、荷電粒子加速器1は、直線状の真空チェンバ2と円弧状の真空チェンバ3とを多数連結させることで全体として環状に構成されている。真空チェンバ2と隣接する真空チェンバ3との間には、後述する真空チェンバ2の横断面に適合するベローズ4が介装されており、真空チェンバ3と隣接する他の真空チェンバ3との間には、後述する真空チェンバ3の横断面に適合するベローズ5が介装されている。つまり、真空チェンバ2,3の両端にはフランジ2a,3aが設けられる一方、ベローズ4,5の両端にはフランジ4a,5aが設けられ、真空チェンバ2,3はこのフランジ2a,3aとベローズ4,5のフランジ4a,5aと接合されることで連結されている。このように構成されることにより、荷電粒子加速器1は、内部を超高真空とした真空チェンバ2,3内で電子、陽電子、イオン等の荷電粒子を磁場により周回させて光速近くまで加速させ、当該荷電粒子に高エネルギーを付与することができる。
【0021】
ここで、真空チェンバ2には、荷電粒子の軌道に沿って周期磁場を与えることにより、荷電粒子を偏向させて蛇行させ、それによって特定の波長の光を取り出すための挿入光源と称されるウィグラー(図示省略)が設けられている。ウィグラーは、真空チェンバ2の上下(図2に示す矢印方向)に、上下で対をなすと共に極性が交互に変化している多数の磁石(図示省略)を真空チェンバ2の長手方向に沿って設けており、この磁石によって真空チェンバ2を上下に貫通し、かつ方向が交互に反転するような磁束を発生させる構成となっている。従って、ウィグラーを備えた真空チェンバ2内では、通過する荷電粒子に対して周期磁場が与えられて磁束と直角な方向、即ち水平方向(荷電粒子加速器1の径方向:図2に示す矢印方向)に荷電粒子が蛇行することになり、その蛇行の際に接線方向に放射光が放射される。
【0022】
一方、真空チェンバ3には上記のようなウィグラーは設けられてはおらず、従って、真空チェンバ3内では、真空チェンバ3の軸線方向に沿うように荷電粒子が周回することになり、その周回の際に接線方向に放射光が放射される。
【0023】
つまり、荷電粒子加速器1では、真空チェンバ2内においては荷電粒子加速器1の径方向の内側及び外側の内壁面に放射光が放射されると共に、真空チェンバ3内においては荷電粒子加速器1(真空チェンバ3)の径方向外側の内壁面に放射光が放射される。
【0024】
次に、図2を用いて真空チェンバ3の構成について説明する。
【0025】
図2に示すように、真空チェンバ3は、真空チェンバ3の軸線方向に延設すると共に無酸素銅で形成されるチェンバ本体11、冷却チャンネル12及びNEGプレート13,14から構成されている。
【0026】
チェンバ本体11は、ビームチャンネル15、アンテ部16及びポケット部17を一体的に成形したものである。ビームチャンネル15は断面が略円形に形成され、その軸心周辺が荷電粒子の周回軌道になっている。アンテ部16は、その荷電粒子の周回に伴いその接線方向に放射される放射光の放射方向(荷電粒子加速器1の径方向あるいは真空チェンバ3の径方向)に延設し、その断面は矩形に形成されている。ポケット部17は、アンテ部16の外側に設けられると共に、放射光の放射方向に対して略鉛直方向に延設されている。
【0027】
また、ビームチャンネル15には取付座18,19が形成され、アンテ部16には排気スリット20,21が開口されている。そして、ポケット部17の内側には取付座22,23が形成される一方、外側には段部24が形成されている。
【0028】
冷却チャンネル12は断面が溝形(コ字形)に形成されており、ポケット部17に形成された段部24に冷却チャンネル12の開口部を嵌め込むように接合されている。これにより、ポケット部17の外面と冷却チャンネル12の内面とにより冷却水路25が形成される。
【0029】
NEGプレート13,14は板状に形成されており、その一端はビームチャンネル15の取付座18,19に接合される一方、他端はポケット部17の取付座22,23に接合されている。これにより、チェンバ本体11とNEGプレート13,14とによりポンプ室26,27が形成される。そして、ポンプ室26,27には、排気スリット20,21上にNEG(Non Evaporable Getter:非蒸着型ゲッター)ポンプ28が設けられている。
【0030】
即ち、NEGポンプ28を駆動させることにより、ビームチャンネル15内、アンテ部16内及びポケット部17内を超高真空にさせ、ビームチャンネル15の軸心周辺で荷電粒子が周回すると、その荷電粒子の周回に伴い接線方向に放射光が放射される。そして、放射光はアンテ部16を通過した後、ポケット部17の外側の内壁面に照射する。このとき、前記内壁面は加熱されるが、冷却水路25内を流れる冷却水により冷却される。
【0031】
従って、上述した構成をなすことにより、NEGプレート13,14を板状に形成したことにより、引き抜き加工が容易に行うことができ、又は板材をそのまま使用することができる。また、NEGプレート13,14の一端をビームチャンネル15の取付座18,19に接合させると共に、他端をポケット部17の取付座22,23に接合させることにより、チェンバ本体11への接合を容易に行うことができ、作業効率が向上される。また、ポケット部17をアンテ部16の外側に放射光の放射方向に対して略鉛直方向に延設するように形成させることにより、放射光がポケット部17の外側の内壁面に照射する際に発生する光電子をポケット部17内に滞留させることができ、ビームチャンネル15の軸心周辺で周回する荷電粒子に悪影響を及ぼさなくなる。更に、冷却チャンネル12をポケット部17の段部24に嵌め込むように接合させることにより、容易に接合させることができる。
【0032】
そして、ポケット部17を放射光の放射方向に対して略鉛直方向に延設させているので、冷却水路25との接触長さを長くすることができ、チェンバ本体11を効率良く冷却することができる。これにより、冷却チャンネル12だけを設けるだけでよく、従来の真空チェンバのようにビームチャンネルに冷却チャンネルを新たに設ける必要がなく、真空チェンバ3の構成を簡素にすることができる。また、チェンバ本体11、冷却チャンネル12及びNEGアングル13,14を無酸素銅で形成させることにより、熱伝導性が向上され、冷却効果を十分に得ることができる。
【0033】
なお、上述した真空チェンバ3の構成及び接合方法を、従来のウィグラーを備えた真空チェンバのようにビームチャンネルの両側にアンテ部を備える真空チェンバ2に適用することも可能である。
【0034】
従って、本発明の荷電粒子加速器の真空チェンバによれば、荷電粒子を周回させるビームチャンネル15と、荷電粒子の周回に伴いその接線方向に放射される放射光の放射方向に延設するようにビームチャンネルに一体的に形成されるアンテ部16と、アンテ部16の外側に設けられると共に放射光の放射方向に対して略鉛直方向に延設するポケット部17と、ポケット部17の外側に設けられ冷却水を流通させる冷却チャンネル12と、ビームチャンネル15内、アンテ部16内及びポケット部17内を真空にするNEGポンプ28を収納すると共に板状をなすNEGプレート13,14とを備え、NEGプレート13,14の一端をビームチャンネル15に接合する一方、NEGプレート13,14の他端をポケット部17に接合させることにより、真空チェンバ3が簡素な構成になり、NEGプレート13,14の機械加工(引き抜き加工)の比率が低減され、製造コストの低減を図ることができる。しかも、冷却水路25の接触面積が拡大されるので、高い冷却性能を有することができる。
【0035】
また、NEGプレート13,14の一端をビームチャンネル15に形成させた取付座18,19に接合させる一方、NEGプレート13,14の他端をポケット部17に形成させた取付座23,24に接合させることにより、NEGプレート13,14の両端が固定されるので、NEGプレート13,14の接合時の作業性を向上させることができる。
【0036】
また、冷却チャンネル12を溝形に形成させ、ポケット部17に形成させた段部24に冷却チャンネル12の開口部を嵌め込むように接合させることにより、冷却チャンネル12を容易に接合させることができる。
【0037】
更に、チェンバ本体11、冷却チャンネル12及びNEGアングル13,14を無酸素銅で形成させることにより、熱伝導性が向上され、冷却効果を十分に得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
荷電粒子を周回させて加速する荷電粒子加速器に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の一実施例に係る真空チェンバを備えた荷電粒子加速器の平面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 荷電粒子加速器
2,3 真空チェンバ
2a,3a フランジ
4,5 ベローズ
4a,5a フランジ
11 チェンバ本体
12 冷却チャンネル
13,14 NEGプレート
15 ビームチャンネル
16 アンテ部
17 ポケット部
18,19,22,23 取付座
20,21 排気スリット
24 段部
25 冷却水路
26,27 ポンプ室
28 NEGポンプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷電粒子を周回させるビームチャンネルと、
前記荷電粒子の周回に伴いその接線方向に放射される放射光の放射方向に延設するように前記ビームチャンネルに一体的に形成されるアンテ部と、
前記アンテ部の外側に設けられると共に放射光の放射方向に対して略鉛直方向に延設するポケット部と、
前記ポケット部の外側に設けられ冷却水を流通させる冷却チャンネルと、
前記ビームチャンネル内、前記アンテ部内及びポケット部内を真空にするポンプを収納すると共に板状をなすポンププレートとを備え、
前記ポンププレートの一端を前記ビームチャンネルに接合する一方、前記ポンププレートの他端を前記ポケット部に接合させる
ことを特徴とする荷電粒子加速器の真空チェンバ。
【請求項2】
請求項1に記載の荷電粒子加速器の真空チェンバにおいて、
前記ポンププレートの一端を前記ビームチャンネルに形成させた取付座に接合させる一方、前記ポンププレートの他端を前記ポケット部に形成させた取付座に接合させる
ことを特徴とする荷電粒子加速器の真空チェンバ。
【請求項3】
請求項1または2に記載の荷電粒子加速器の真空チェンバにおいて、
前記冷却チャンネルを溝形に形成させ、前記ポケット部に形成させた段部に前記冷却チャンネルの開口部を嵌め込むように接合させる
ことを特徴とする荷電粒子加速器の真空チェンバ。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の荷電粒子加速器の真空チェンバにおいて、
前記ビームチャンネル、前記アンテ部、前記ポケット部、前記冷却チャンネル及び前記ポンププレートを無酸素銅で形成させる
ことを特徴とする荷電粒子加速器の真空チェンバ。

【図1】
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【図2】
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