薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置
薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置であって、螺旋形の形状中の制御された搬送のための第1の斜面部を備えた除塵円柱を有し、斜面部は前面及び背面を有する第1の基礎部と、第1の周囲端と第1の内部端とを有する。第1の斜面部は、錠剤やカプセルに関して密閉性を有し円柱のより最下の部分の入口と、円柱の上部中の出口とを有する搬送ダクトから構成されている。円柱は、錠剤やカプセルからの粉塵を吸引し、搬送された錠剤やカプセルに関して密閉性を有する壁を有し、その第1の壁は第1の周囲端か内部端あるいは搬送斜面部の第1の基礎部のうちの1つからなるチャンバーと、搬送ダクトと吸引チャンバーの間の第1の壁に備わる錠剤やカプセルからの粉塵の吸引のための通路とを有し、搬送ダクトと吸引チャンバーによって形成された全体のアセンブリは円柱が錠剤またはカプセルからの粉塵に関して密閉性を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置に関する。そのような装置は、薬の粉末を圧縮しカプセルに入れる製造工程の後に、錠剤やカプセルからそれらを覆う望まれない薬の粉塵を取り除くために製薬工業で使用される。
【背景技術】
【0002】
粉塵を除去するための装置は、錠剤やカプセルの生産ライン内の薬粉を圧縮しカプセルに入れる製造装置と、薬の粉塵の除去の後のこれらの錠剤やカプセルの調整装置との間に位置する。
【0003】
先行技術の除塵装置は、ステンレススチール製であり、螺旋形で配列され中央の円筒状の部材のまわりに巻かれた形状を有する斜面を含む除塵円柱を含む。斜面は、基礎部と、斜面が概して中央の部材の底部から頂部まで連続的もしくは点々と溶接されて円柱の中央の部材に固定される内部端と、周辺端とを含む。この端部は、中央の円筒状の部材で錠剤やカプセルを搬送する通路の境界を定める。
【0004】
円柱は、底部に通路に錠剤やカプセルを供給するための入口と、頂部に通路から錠剤やカプセルを排出するための出口を含む。この円柱は、モーターを含むモーター・ブロックに例えばナットにより底部で取り付けられて配置される。モーターは、例えば、振動する電磁気モーターであり、モーターのスイッチが入った場合には、円柱に振動動作を伝達し、搬送斜面部によって定められた通路を通して、円柱の底部から円柱の頂部へ、錠剤やカプセルを導く。
【0005】
スリットが、斜面部の基礎へ円柱の中央の円筒状の部材中に規則的な間隔で隣接して備わる。また、中央の円筒状の部材は吸引手段により降圧し、それにより、錠剤やカプセルを覆う粉塵が中央の円筒状の部材の中へのスリットを介して吸引され、装置から取り除かれる。
【0006】
また、斜面部の基礎は、半径方向に粉塵を除去する必要のある錠剤やカプセルより、小さい直径を有する開口を備える。これらの開口は、スリットに隣接して位置しており、それら自身は基礎より下に配置される。
【0007】
この形態において、錠剤やカプセルから開口を介して粉塵を吸引するために、また、装置からそれを取り除くために、中央の円筒状の部材の中へスリットを介してこの粉塵を誘導するために、カップは、斜面部の基礎と中央の円筒状の部材の各スリットとの間で、開口の下に配置される。
【0008】
円柱は、ステンレススチールあるいはプラスチック材料で一般に作られて、その頂部で閉じた管状のカバーに囲まれる。その内径は除塵円柱の外径より大きく、脱着できるように、例えばナットやクリップによって、円柱のモーター・ブロックに取り付けられる。これより、円柱のまわりに隔離スペースを生成し、これにより、錠剤やカプセルが装置を離脱し、薬の粉塵が雰囲気中へ広がることを防止する。
【0009】
実際は、そのような装置の搬送する斜面部は、錠剤やカプセルに関して密閉ではない。したがって、錠剤やカプセルが斜面部の周端上で弾むことにより、それらの搬送の間にこの斜面部を外れることあり、錠剤やカプセルに関して壁が密閉である搬送ダクトを構成していない。錠剤やカプセルからの粉塵吸引手段も、後者と円柱(例えばその底部)の間でカバーの内部に位置し、吸引が、カバーの内部空間を降圧することにより行なわれる。
【0010】
そのような従来の装置にはいくつかの欠点がある。第1に、搬送するための斜面部が、中央の円筒状の部材に溶接されることを必要とするため、その構造は複雑になり、これは時間を消費し困難な作業といえる。
【0011】
さらに、それは雰囲気からそれを隔離するための、円柱からの分離した部材であるような隔離カバーを円柱に備えることを必要とし、そのため、カバーを分解する前に必ず、除塵装置のモーター・ブロックから、従来の円柱が取り外されることとなり、それにより、後のものが予め清掃されていない場合には、雰囲気中に錠剤やカプセル及び/又は円柱の中に存在する粉塵を放出してしまう。
【0012】
その上、そのような装置の中央の円筒状の部材の直径は、搬送された錠剤やカプセルの十分な除塵の達成のために円筒状の部材を介して必要とされる吸引効率及び装置の状態の維持のために達成される円柱の剛性の両方により決定されるが、その直径は、除塵円柱の直径の1/4より大きくなる可能性がある。しかしながら、円柱に与えられた直径のため、中央の円筒状の部材の直径は、円柱の除塵容量を決定する。この容量も、搬送する斜面部の周端の高さによって決定される。
【0013】
実際は、装置によって搬送され粉塵が除去される錠剤やカプセルの層の高さは、周端の高さより低い必要がある。そうでなければ、錠剤やカプセルは斜面部から出て、粉塵が除去されずに円柱の底に留まることとなるからである。
【0014】
円柱の斜面部に沿った錠剤やカプセルの搬送の間の、円柱の中央の円筒状の部材のスリットを介したそれらを覆う粉塵の吸引にもかかわらず、粉塵は、円柱表面及びそのカバーの内面に沈着する。一定の期間の後、この粉塵の蓄積物は過度になるため、その後、清掃することにより、それがカバーする表面からそれを取り除くことが必要である。
【0015】
今までに装置によって搬送されたものとは異なる組成物を有する錠剤やカプセルをそこに導入しなければならない場合には、異なる組成物を有する粉塵による新しい錠剤やカプセルのあらゆる汚染を回避するために、これは同様に不可欠である。
【0016】
そのような清掃は、適切な場合に適切な洗剤で満たされた、例えば柔軟な織物によって、装置のカバーを分解し、円柱と同様にその内側面も清掃することによる手作業となるかもしれない。この清掃方法は、装置カバーの脱着を必要とし、それが更に重く、時には不十分であるので、時間の浪費となる。
【0017】
ある組成物の錠剤やカプセルの除塵から他の組成物のカプセルや錠剤への除塵に切り替えたい場合には、そのような円柱及びカバーの全体の清掃作業の間に加工/除塵/調整ラインを中断しないために、装置中で、清掃されるべき円柱及びカバーを清浄な円柱及び清浄なカバーに交換することは可能かもしれない。
【0018】
しかしながら、円柱を分解するために装置のカバーを分解し後のものを分解することは、清掃され交換される清浄な円柱及びカバー内で、搬送される他の組成物の錠剤やカプセルのこの粉塵によって汚染の危険を引き起こす装置のモーター・ブロックと同様に、雰囲気中の粉塵を必然的に解放する。
【0019】
除塵装置を清掃することに関する欠点を手動で克服する試みとして、先行技術文献では、装置に自己清掃システムを設けることが提案された。例えば欧州特許1322533号によれば、図示された装置は、装置のカバーによって定められた円柱の隔離スペース内に、適切にそこに備わる開口を介して中央の円筒状の部材の内部から、或いは、そこに備わる開口を介してカバーの外から、洗剤を含む加圧された水を散布するスプリンクラーを備える。
【0020】
同時に、装置は、装置から水を取り除くために配置された収集エレメントをさらに備える。その清掃の後に、装置の内部を乾かすために、関連のある特許は、装置に熱い加圧されたエアー源や真空ポンプを接続することも開示する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための手動で清掃可能な従来の装置と比較して、そのような自己清掃装置がブレークスルーであったしても、それは、それらの困難な清掃に関するもの以外のそのような装置の他の欠点を除去せず、清掃に関する限りでさえ、そのような装置を清掃する問題に最適な解決法を提供するものではない。
【0022】
実際には、除塵装置の円柱内や円柱の付近でスプリンクラーの系統が分配されることを必要とするため、上記特許による清掃システムは比較的複雑になる。その上、スプリンクラーによって散布された水ジェットの清掃する効率は、それらの散布位置に比べてこれらの噴出によって上げられる装置の部品の位置に依存するから達成される清掃の品質は最適ではない。
【0023】
特に、搬送する斜面部の内部端と、端が部材に固定される円柱の中央の円筒状の部材との間に溝が一般に存在するため、粉塵は、スプリンクラーによって散布された水ジェットで完全に清掃するのが特に難しく、溝の中で塊になる傾向がある。
【0024】
実際に、円柱の完全な清浄の達成は、カバーを分解し、清浄を手で仕上げることを要求する。したがって、そのような手動の清浄の欠点は、開示された自己清掃装置によってすべて回避されるとは限らない。
【課題を解決するための手段】
【0025】
薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための先行技術装置の欠点は、整列した螺旋曲面の形状を有する第1の搬送斜面部を含む除塵円柱と、背面と前面を有する第1の基礎部を含む第1の搬送斜面部と、第1の周囲端と、第1の内部端と、を含む本発明による装置によって克服される。
【0026】
ここで、第1の斜面部は、錠剤やカプセルに関して漏れのない壁を有する搬送ダクトの境界を定め、円柱のより最下の部分の入口と、円柱の上部の出口を含み、円柱は、錠剤やカプセルに関して漏れのない壁を有し、錠剤やカプセルからの粉塵の吸引のための吸引チェンバーを含み、壁のうち第1の壁は、第1の周囲端や、第1の内部端や、搬送斜面部の第1の基礎部のうちの1つからなり、錠剤やカプセルからの粉塵の吸引のための通路は、搬送ダクトと吸引チェンバーの間の第1の壁に備わり、全体のアセンブリ搬送ダクト及び吸引チェンバーによって構成されることにより形成され、それにより、円柱、錠剤やカプセルからの塵を密閉する。
【発明の効果】
【0027】
本発明による除塵装置は、その壁が錠剤やカプセルに関して密閉された搬送ダクト及び吸引チェンバーを含み、搬送ダクト及び吸引チェンバーによって形成された全体のアセンブリは、円柱が錠剤やカプセルからの粉塵に関して密閉されて構成されるという事実のおかげで、錠剤かカプセルは搬送ダクトから出ることができず、これは、搬送容量を大幅に増加させ、先行技術の装置とは反対に、粉塵は円柱の外に拡散することはない。
【0028】
さらに、分離された隔離カバーにより除塵円柱を囲むことを必要としないから、本発明による装置の構造は先行技術装置よりはるかに単純である。そして、この隔離状態は、搬送ダクト及び吸引チェンバーの配置によりそれ自体で達成されている。更に、中央の円筒状の容積の境界が各斜面部の内部端によって本発明による装置の中で定められるから、溶接によって中央の円筒状の部材に、搬送斜面部を一般に固定する必要はない。
【0029】
さらに、先行技術装置のような、搬送された錠剤やカプセルからの粉塵の吸引に使用される中央の円筒状の部材が必須ではないから、搬送される錠剤やカプセルからの十分な除塵に達するために必要とされる吸引効率により部材の直径を決定する必要はなく、したがって、直径は、本質的に、先行技術による中央の円筒状の部材のそれと比較して縮小することが可能である。
【0030】
そして、そのような軽減は、本発明による装置の錠剤やカプセルの負荷能力を比例して増加させることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1a】本発明による装置の第1の実施形態の概要図である。
【図1b】図1aに示された装置の縦断面図である。
【図2】搬送斜面部及び吸引斜面部の代わりに重ね合わせられた部分を図示するために示された図1aに示された装置の透視図である。
【図3a】図2に示された搬送斜面部の上からの図である。
【図3b】図3aに示された部分の縦断面図である。
【図4a】図2に示された吸引斜面部の上からの図である。
【図4b】図4aに示された部分の縦断面図である。
【図5a】本発明の第2の実施形態の概要図である。
【図5b】図5aに示された装置の縦断面図である。
【図6】円柱の載せられた部分を図示するために示された、図5aに示された装置の透視図である。
【図7a】図6に示された円柱の部分の上からの図である。
【図7b】図7aに示された円柱の部分の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明の第1及び第2の実施形態は、その範囲を制限されることなく、以下の図面を参照してにさらに記述される。
【0033】
本発明の2つの図示する実施形態の各々中で、錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置は、整列した螺旋曲面の形状を有する第1の搬送斜面部2を含み、背面3a及び前面3bを有し、吸引開口4、第1の周囲端5及び第1の内部端6が備わる第1の基礎部3を含む除塵円柱1を含む。
【0034】
装置中で最適化された搬送及び錠剤やカプセルからの除塵を達成するために、搬送斜面部の基礎部は、図1b及び図2の中で示されるような「V」形状、あるいは「W」形状あるいは他の適切な形状を有すればよい。
【0035】
開口の形状、数及び位置も吸引効率を最適化するために選ばれればよい。例えば、これらの開口は円形の形状を持っているかもしれないし、図5b、6、7a及び7bと同様に図1b、2、3a及び3bによっても示される搬送斜面部の「V」形状の基礎部に備わってもよく、あるいは、それらは長方形の形状を有するか、及び/又は、搬送斜面部の基礎部の面の中でより均質的に分配されればよい。
【0036】
この表面の粗さも、最適化された搬送及び装置中で錠剤やカプセルからの除塵を達成するために選ばれればよい。例えば、表面は滑らかか、あるいは、エンボス外観のような浮き彫りのモチーフとしてもよい。
【0037】
図示する第1の実施形態中で、円柱は整列した螺旋曲面の形状を有する第2の吸引斜面部7を含み、螺旋曲面は、第1の搬送斜面部が有する螺旋曲面の直径と本質的に等しい直径と、第1の搬送斜面部が形状を有する螺旋曲面のそれと本質的に等しいその軸に対して螺旋曲面を生成するラインからの距離と、を有し、第1の搬送斜面部及び第2の吸引斜面部とは軸を共通とし、第2の吸引斜面部は、第1の搬送斜面部より下に並行に配置されており、それにより、両斜面部は共に二重らせんを形成し、第2の吸引斜面部は、背面8a及び前面8bを有する第2の基礎部8と、第2の周囲端9と、第2の内部端10とを有する。
【0038】
第1及び第2の周囲端の一方、及び、第1及び第2の内部端の他方の高さは、それぞれ相補的であり、それにより、第1の搬送斜面部の第1の基礎部の背面と、第2の吸引斜面部の第2の基礎部の前面と、両方の斜面部のそれぞれの内部及び周囲端と間の装置の搬送ダクト11の境界を定め、第2の吸引斜面部の第2の基礎部の背面と、第1の搬送斜面部の第1の基礎部の前面と、両方の斜面部のそれぞれの内部及び周囲端と間の装置の吸引チェンバー12の境界を定める。本実施形態において、搬送ダクトと吸引チェンバーの間に存在するただ一つの吸引通路は、吸引開口4にある。
【0039】
図示する第2の実施形態では、第2の吸引斜面部は備わらず、第1の内部端及び第1の周囲端の高さは、螺旋形で配列された並進高さと実質上等しく、そのため、第1の内部端と、第1の外部端と、搬送斜面部の第1の基礎部の背面と、基礎部の背面の下にある基礎部の前面とにより、搬送ダクトの境界が定められる。
【0040】
本実施形態中で、吸引チェンバーの境界は、第1の周囲端及び第1の周囲端と軸を共通にする外周端9'によって定められ、螺旋形の並行高さと実質上等しい高さであり、第1の外周端は、第1の内周端に比べて第1の周囲端の反対側に配置され、接続手段26によって第1の周囲端に接続されている。
【0041】
本実施形態において、搬送ダクトと吸引チェンバーの間の吸引通路は、搬送傾斜版の基礎部に備わる開口4を備えるだけではなく、第1の周囲端の上に配置されたスリット4'を備える。
【0042】
さらに又はスリットの代わりに、開口(不図示)が第1の周囲端の中に配置されてもよい。本発明による装置の第2の実施形態において、搬送斜面部の基礎部に備わる開口は、任意であることに注意する。
【0043】
本発明による装置の両方の図示する実施形態において、搬送ダクトは、円柱の下部の入口、及び、円柱の上部の出口を含み、好ましくは、円柱は先行技術のようなステンレススチールの代わりに、プラスチックまたは樹脂のような合成材料で作られる。
【0044】
合成材料の使用はいくつかの利点を与える。第1に、そのような合成材料は、特にステンレススチールのような1個を製造するための鋼材より、成型し機械加工するのがより簡単である。合成材料は、鋼よりさらに一般に軽く、装置の運転中に発生するノイズが低減する。
【0045】
両方の図示する実施形態において、斜面部にはそれぞれ直交する螺旋曲面の形状を有し、装置はさらに、第1の搬送ダクトに錠剤やカプセルを供給するための錠剤・カプセル手段15と、搬送ダクトの入口に配置されている供給手段と、搬送ダクトの出口に配置された、搬送ダクトから錠剤やカプセルを放出するための放出手段16と、吸引チェンバーに接続した粉塵吸引ダクト17と、入口から搬送ダクトの出口へ錠剤やカプセルを搬送するために円柱に対して振動する動きを伝達するために配置されたモーター・ブロック19と、を含む。
【0046】
両方の図示する実施形態において、さらに、円柱は、いくつかの補足的な部材25a、25b(図1a、1b及び2)あるいは25c、25d、25e(図5a、5b及び6)から概して構成されるキャップを含む。キャップは、搬送ダクトと吸引チェンバーで構成されたアセンブリ上に、密閉して嵌合して配置される。
【0047】
円柱は、さらに、アセンブリの下に密閉して嵌合して配置された、単一体の最下部18(図1a、1b及び2)、或いは、複数部材の最下部18a、18b、18c(図5a、5b、6)の一方と、最下部にキャップを固定し、キャップと最下部との間のアセンブリを圧縮するために配置された第1の取外し可能な固定手段20とを含む。
【0048】
装置は、さらに、モーター・ブロックに円柱を固定するために、例えば、ねじ24のような、第2の取外し可能な固定手段24を含む。円柱キャップは、円柱の錠剤・カプセル放出手段を含み、最下部は、円柱及び吸引ダクトの錠剤・カプセル供給手段を含む。
【0049】
第1の固定手段は、頭部と本体部を有し、キャップを横断して、円柱の円筒状の中央の部材29と同様に、その目的のためにも配置される実質上軸方向に配置されたねじ20aを有し、この部材の半径は、各斜面部が有する螺旋曲面を生成するラインと螺旋形の軸との間の距離に等しく、それにより、ねじの頭が、キャップの頂部と接触するように挿入され、ねじの本体は円柱の最下部にねじ留めされる。
【0050】
第1の固定手段は、ねじ頭とキャップの頂部との間に配置されたリング20bを任意に含む。ねじは、ねじ頭を排してそれにねじで留められたナットを備えたシャフトに取り替えてもよい。あるいは、さらに本発明の図示しない実施形態によれば、斜面部はそれぞれ密閉した螺旋曲面の形状を有し、そのため、取付ネジが通過する中央の円筒状の部材がない。
【0051】
この状況で、例えば、円柱キャップはねじに通過されては配置されず、最下部に取り付けられて、円柱へ対称的に位置した、2つの並列のシャフトによって円柱の最下部へ固定することが可能であり、その末端でその目的のため配置された開口を介して、縦方向のプレートを滑らせることが可能であり、このプレートは、円柱キャップをオーバーラップし、各シャフトのスレッド・トップ上でプレート上にねじで留められたナットにより、その上で押されている。
【0052】
使用された固定手段が何であっても、円柱はモーター・ブロックから容易に分解され、第1の円柱が清掃されている間に、他の円柱と取り替えることが可能であり、それゆえ、交換可能な除塵モジュールを構成する円柱の交換に必要な時間の装置運転の割込みを制限することができる。
【0053】
両方の図示する実施形態において、装置はさらに、搬送ダクト及び吸引チェンバーの少なくとも1つの清掃のために清掃液を供給するための供給手段21(図1a、1b及び2)又は21a(図5a及び6)と、搬送ダクト及び吸引チェンバーの少なくとも1つの中への吹きつけるエアーにより、搬送ダクト及び吸引チェンバーを乾かすための乾燥装置に装置を接続するための接続手段22(図1a、1b及び2)又は22a(図5a及び6)と、を含む。
【0054】
清掃液の供給手段及び乾燥装置への接続手段は、両方の図示する実施形態と同じ手段でもよいし、分離した手段でもよい。清掃液は、専用手段や、本発明の図示する実施形態のような吸引ダクトにより円柱からへ除去される。
【0055】
円柱内に液体を散布するために、それが先行技術の装置のようなスプリンクラーを必要とせず、他の目的、すなわち、錠剤やカプセルを搬送するためや錠剤やカプセルから粉塵を吸引するために備わるダクト又はチェンバーを使用するから、一般に搬送ダクト又は吸引チェンバーまでの円柱で、洗剤が恐らく加えられた液体である清掃液の散布は、実施することが非常に容易な本発明の清浄システムを提供する。
【0056】
洗浄液が搬送ダクト及び吸引チェンバーを通り抜けて、そこに封じ込められているから、錠剤やカプセルに接触する円柱のすべての部分に対する完璧な清掃は、容易に達成することが可能であり、これは、先行技術による自己清掃装置では不可能である。これは、さらに先行技術の装置よりも少ない洗浄液の使用を可能にする。乾燥が洗浄と同じ方法で行なわれるから、同じ利点はその洗浄の後に装置の乾燥に対しても当てはまる。
【0057】
任意に、円柱の乾燥システムは、圧縮空気の源を含んでもよく、そのまま、若しくは、装置の外側の清浄のためにモーター・ブロックから分解した円柱を清掃する前に、搬送ダクト中に圧縮空気を吹くことによって、円柱がまだ含んでいるかもしれないすべての錠剤やカプセルの除去のために使用されてもよい。
【0058】
キャップと、搬送ダクトと吸引チェンバーによって形成された全体のアセンブリの最下部と、の間の圧縮により、その最下部に対して円柱のキャップを組み立てることは、円柱の清掃のために使用した洗浄液に対してと同様に、搬送される錠剤やカプセルからの粉塵に関して円柱に優れた密閉性を与える。
【0059】
円柱は、吸引ダクトと同様に装置中の錠剤やカプセルを供給し放出するための手段、装置中の洗浄液を供給するための手段、及び、乾燥装置に対して接続する手段、及び、緊密手段(不図示)で密閉することにより雰囲気からさらに完全に隔離することができる。
【0060】
その後、円柱は、錠剤やカプセルからの粉塵が雰囲気の中で分散するというリスクなしに、モーター・ブロックから取り外されることが可能である。第2の図示する実施形態中で、装置は、中央のダクトは、円柱と同軸で配置されており、円柱及び円柱の各斜面部の内部端の、中央の円筒状の部材29によって境界を定められており、円柱へエアーを吹くための中央の円筒状のダクト27と、錠剤やカプセルに関して漏れなく中央のダクトと円柱の搬送ダクトの間で配置されるエアーブロー通路28とを含む。
【0061】
搬送される錠剤やカプセルからの粉塵が円柱から吸引チェンバーまで移動するのを支援するために、円柱の中心からその周囲に対してエアーを吹くことがそれにより可能となる。本実施形態において、搬送ダクト及び吸引チェンバー中の清掃液を供給するための手段として、及び、外部の乾燥装置へのダクトとチェンバーの接続手段として、中央のダクトも使用される。
【0062】
本発明の図示する第1の実施形態中で、第1の搬送斜面部及び第2の吸引斜面部は、それぞれ、部分13a(図3a及びb)、13b(図4a、4b)から構成される。上記各部分は、斜面部が形状を有する螺旋曲面の並進高さと実質的に等しい軸方向の高さを有し、第1の搬送斜面部の各部分は、第2の吸引斜面部及び反対の部分に対して嵌合するように配置されている。各部分が備え互いに協同することにより、各斜面部の連続する2つの部分がポジショニング部材23a及び23bのため完全な嵌合のために位置する。
【0063】
密閉手段14は、2つの連続の部分の間に備わり、それぞれの周囲端及び内部端の間に位置する。そのような密閉手段は、Oリングタイプのような弾力のある材料のリングであればよい。それが必要な密閉性の達成に対して適切な機械的性質の余裕のある場合、例えば、十分にそれ自体で弾力のある材料の場合には、密閉手段は、さらに、斜面部の部分が作られる材料に対して固有であってもよい。
【0064】
任意に、斜面部の2つの連続部分の接合部で、搬送斜面部の各部分の基礎部は、数ミリメートル・サイズの段が生成された外観の形状を有する。斜面部形状のそのような外観形状は、装置の円柱の中で搬送された錠剤やカプセルが後ろに動作することを防ぎ、それらの錠剤やカプセルが小さく、それゆえ、搬送方向の反対の方向のそのような後方への動作にさらされる傾向がある場合には、特に好適である。
【0065】
本発明の図示する第2の実施形態中で、さらに、円柱は、部分13cからできており、各部分は、第1の搬送斜面部が形状を有する螺旋曲面の並行高さと実質的に等しい軸方向の高さを有しており、各部分は、下にある部分に嵌合するように配置されている。斜面部の連続の2つの部分が、各部分が備わり互いに協同するポジショニング部材23c及び23dのために完全な嵌合のために位置する。
【0066】
密閉手段14は、2つの連続の部分間に備わり、それぞれの周囲の外部端の間に位置する。そのような密閉する手段は、Oリングタイプのような弾力のある材料のリングであればよい。
【0067】
複数の部分による円柱の設計は多数の利点を与える。第1に、部分がそれぞれ別々に加工されるため、それは、円柱の容易な製造を可能にする。さらに、積み重ねられた部分中でデザインされた円柱によって得られたモジュール性は、除塵装置が設置される間の、錠剤やカプセルの調整装置及び製造装置に対する円柱の高さを調節することを可能にする。そのほかに、適切な場合には、円柱は、その後、容易に従来の皿洗い機によって清掃することが可能なその部分へ容易に分解することが可能である。
【0068】
第1の円柱が清掃されている間に清浄な円柱による交換を考慮して、そのモーター・ブロックから全体として円柱を分解するために、本実施形態においては、円柱の部分は、例えばクリップ(不図示)により、互いに着脱可能なように取付けられてもよく、その結果、この円柱は、上述されるような交換可能な除塵モジュールであることが維持される。
【0069】
最後に、本発明の図示した第2の実施形態において、トップの後ろに位置し、円柱から錠剤やカプセルを放出する手段を備える円柱のキャップは、トップ25c及び円柱の上部の部分25dで実際には構成されることに注意すべきである。それから、接続する斜面部25eは、放出手段に対して上部の部分に含まれる搬送斜面部の部分を接続するために備えられる。
【0070】
本実施形態において、円柱の最下部は基礎部18aと、円柱のより最下の部分と同様に、吸引チェンバーの部分を含み、ピボット状に搬送斜面部の部分18cの基礎部に配置された、回転する環状部18bに分割された部材とを含む。この構成において、搬送斜面部に錠剤やカプセルを供給する手段は、回転する環形で配置され、それによって、円柱の周囲のいかなる場所に、この供給手段を自由に配置することを可能にする。
【0071】
本発明は図示し上記の記述された実施形態に対して制限されるものではなく、次の請求項によって包含された当業者が実現することが可能である任意の実施形態まで及ぶ。例えば、3つのバリエーションが、例証し説明した第2の実施形態について考察されうる。
【0072】
第1のバリエーションにおいて、搬送ダクトの周辺にある吸引チェンバーは、本発明の図示する第2の実施形態による中央の空気噴射ダクトと同様に円柱の中心の円筒状のダクト内にある吸引チェンバーと取り替えられる。この構成において、円筒状のダクトと搬送ダクトの間の吸引通路は、搬送斜面部の第1の内部端の中に備わり、そのとき、この斜面部の第1の周囲端は、搬送ダクトの壁を形成し、錠剤やカプセルからの粉塵と同様に、錠剤やカプセルに対しても密閉性を有する。
【0073】
第2のバリエーションにおいて、搬送ダクトの周辺にある吸引チェンバーは、搬送斜面部の底より下に位置したより最下の吸引チェンバーと取り替えることができ、錠剤やカプセルからの粉塵は、搬送斜面部の基礎部に備わる開口を介して、円柱のこの最下の吸引チェンバーから吸引される。
【0074】
3番目のバリエーションにおいて、吸引チェンバーの境界は搬送斜面部の第1の周囲端と、第1の周囲端の直径より大きい直径を有し、斜面部へ同軸で配置された単一体のシリンダーとによって定められ、単一体のシリンダーは、キャップ及び円柱の最下部によって搬送斜面部でロックされている。
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置に関する。そのような装置は、薬の粉末を圧縮しカプセルに入れる製造工程の後に、錠剤やカプセルからそれらを覆う望まれない薬の粉塵を取り除くために製薬工業で使用される。
【背景技術】
【0002】
粉塵を除去するための装置は、錠剤やカプセルの生産ライン内の薬粉を圧縮しカプセルに入れる製造装置と、薬の粉塵の除去の後のこれらの錠剤やカプセルの調整装置との間に位置する。
【0003】
先行技術の除塵装置は、ステンレススチール製であり、螺旋形で配列され中央の円筒状の部材のまわりに巻かれた形状を有する斜面を含む除塵円柱を含む。斜面は、基礎部と、斜面が概して中央の部材の底部から頂部まで連続的もしくは点々と溶接されて円柱の中央の部材に固定される内部端と、周辺端とを含む。この端部は、中央の円筒状の部材で錠剤やカプセルを搬送する通路の境界を定める。
【0004】
円柱は、底部に通路に錠剤やカプセルを供給するための入口と、頂部に通路から錠剤やカプセルを排出するための出口を含む。この円柱は、モーターを含むモーター・ブロックに例えばナットにより底部で取り付けられて配置される。モーターは、例えば、振動する電磁気モーターであり、モーターのスイッチが入った場合には、円柱に振動動作を伝達し、搬送斜面部によって定められた通路を通して、円柱の底部から円柱の頂部へ、錠剤やカプセルを導く。
【0005】
スリットが、斜面部の基礎へ円柱の中央の円筒状の部材中に規則的な間隔で隣接して備わる。また、中央の円筒状の部材は吸引手段により降圧し、それにより、錠剤やカプセルを覆う粉塵が中央の円筒状の部材の中へのスリットを介して吸引され、装置から取り除かれる。
【0006】
また、斜面部の基礎は、半径方向に粉塵を除去する必要のある錠剤やカプセルより、小さい直径を有する開口を備える。これらの開口は、スリットに隣接して位置しており、それら自身は基礎より下に配置される。
【0007】
この形態において、錠剤やカプセルから開口を介して粉塵を吸引するために、また、装置からそれを取り除くために、中央の円筒状の部材の中へスリットを介してこの粉塵を誘導するために、カップは、斜面部の基礎と中央の円筒状の部材の各スリットとの間で、開口の下に配置される。
【0008】
円柱は、ステンレススチールあるいはプラスチック材料で一般に作られて、その頂部で閉じた管状のカバーに囲まれる。その内径は除塵円柱の外径より大きく、脱着できるように、例えばナットやクリップによって、円柱のモーター・ブロックに取り付けられる。これより、円柱のまわりに隔離スペースを生成し、これにより、錠剤やカプセルが装置を離脱し、薬の粉塵が雰囲気中へ広がることを防止する。
【0009】
実際は、そのような装置の搬送する斜面部は、錠剤やカプセルに関して密閉ではない。したがって、錠剤やカプセルが斜面部の周端上で弾むことにより、それらの搬送の間にこの斜面部を外れることあり、錠剤やカプセルに関して壁が密閉である搬送ダクトを構成していない。錠剤やカプセルからの粉塵吸引手段も、後者と円柱(例えばその底部)の間でカバーの内部に位置し、吸引が、カバーの内部空間を降圧することにより行なわれる。
【0010】
そのような従来の装置にはいくつかの欠点がある。第1に、搬送するための斜面部が、中央の円筒状の部材に溶接されることを必要とするため、その構造は複雑になり、これは時間を消費し困難な作業といえる。
【0011】
さらに、それは雰囲気からそれを隔離するための、円柱からの分離した部材であるような隔離カバーを円柱に備えることを必要とし、そのため、カバーを分解する前に必ず、除塵装置のモーター・ブロックから、従来の円柱が取り外されることとなり、それにより、後のものが予め清掃されていない場合には、雰囲気中に錠剤やカプセル及び/又は円柱の中に存在する粉塵を放出してしまう。
【0012】
その上、そのような装置の中央の円筒状の部材の直径は、搬送された錠剤やカプセルの十分な除塵の達成のために円筒状の部材を介して必要とされる吸引効率及び装置の状態の維持のために達成される円柱の剛性の両方により決定されるが、その直径は、除塵円柱の直径の1/4より大きくなる可能性がある。しかしながら、円柱に与えられた直径のため、中央の円筒状の部材の直径は、円柱の除塵容量を決定する。この容量も、搬送する斜面部の周端の高さによって決定される。
【0013】
実際は、装置によって搬送され粉塵が除去される錠剤やカプセルの層の高さは、周端の高さより低い必要がある。そうでなければ、錠剤やカプセルは斜面部から出て、粉塵が除去されずに円柱の底に留まることとなるからである。
【0014】
円柱の斜面部に沿った錠剤やカプセルの搬送の間の、円柱の中央の円筒状の部材のスリットを介したそれらを覆う粉塵の吸引にもかかわらず、粉塵は、円柱表面及びそのカバーの内面に沈着する。一定の期間の後、この粉塵の蓄積物は過度になるため、その後、清掃することにより、それがカバーする表面からそれを取り除くことが必要である。
【0015】
今までに装置によって搬送されたものとは異なる組成物を有する錠剤やカプセルをそこに導入しなければならない場合には、異なる組成物を有する粉塵による新しい錠剤やカプセルのあらゆる汚染を回避するために、これは同様に不可欠である。
【0016】
そのような清掃は、適切な場合に適切な洗剤で満たされた、例えば柔軟な織物によって、装置のカバーを分解し、円柱と同様にその内側面も清掃することによる手作業となるかもしれない。この清掃方法は、装置カバーの脱着を必要とし、それが更に重く、時には不十分であるので、時間の浪費となる。
【0017】
ある組成物の錠剤やカプセルの除塵から他の組成物のカプセルや錠剤への除塵に切り替えたい場合には、そのような円柱及びカバーの全体の清掃作業の間に加工/除塵/調整ラインを中断しないために、装置中で、清掃されるべき円柱及びカバーを清浄な円柱及び清浄なカバーに交換することは可能かもしれない。
【0018】
しかしながら、円柱を分解するために装置のカバーを分解し後のものを分解することは、清掃され交換される清浄な円柱及びカバー内で、搬送される他の組成物の錠剤やカプセルのこの粉塵によって汚染の危険を引き起こす装置のモーター・ブロックと同様に、雰囲気中の粉塵を必然的に解放する。
【0019】
除塵装置を清掃することに関する欠点を手動で克服する試みとして、先行技術文献では、装置に自己清掃システムを設けることが提案された。例えば欧州特許1322533号によれば、図示された装置は、装置のカバーによって定められた円柱の隔離スペース内に、適切にそこに備わる開口を介して中央の円筒状の部材の内部から、或いは、そこに備わる開口を介してカバーの外から、洗剤を含む加圧された水を散布するスプリンクラーを備える。
【0020】
同時に、装置は、装置から水を取り除くために配置された収集エレメントをさらに備える。その清掃の後に、装置の内部を乾かすために、関連のある特許は、装置に熱い加圧されたエアー源や真空ポンプを接続することも開示する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための手動で清掃可能な従来の装置と比較して、そのような自己清掃装置がブレークスルーであったしても、それは、それらの困難な清掃に関するもの以外のそのような装置の他の欠点を除去せず、清掃に関する限りでさえ、そのような装置を清掃する問題に最適な解決法を提供するものではない。
【0022】
実際には、除塵装置の円柱内や円柱の付近でスプリンクラーの系統が分配されることを必要とするため、上記特許による清掃システムは比較的複雑になる。その上、スプリンクラーによって散布された水ジェットの清掃する効率は、それらの散布位置に比べてこれらの噴出によって上げられる装置の部品の位置に依存するから達成される清掃の品質は最適ではない。
【0023】
特に、搬送する斜面部の内部端と、端が部材に固定される円柱の中央の円筒状の部材との間に溝が一般に存在するため、粉塵は、スプリンクラーによって散布された水ジェットで完全に清掃するのが特に難しく、溝の中で塊になる傾向がある。
【0024】
実際に、円柱の完全な清浄の達成は、カバーを分解し、清浄を手で仕上げることを要求する。したがって、そのような手動の清浄の欠点は、開示された自己清掃装置によってすべて回避されるとは限らない。
【課題を解決するための手段】
【0025】
薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための先行技術装置の欠点は、整列した螺旋曲面の形状を有する第1の搬送斜面部を含む除塵円柱と、背面と前面を有する第1の基礎部を含む第1の搬送斜面部と、第1の周囲端と、第1の内部端と、を含む本発明による装置によって克服される。
【0026】
ここで、第1の斜面部は、錠剤やカプセルに関して漏れのない壁を有する搬送ダクトの境界を定め、円柱のより最下の部分の入口と、円柱の上部の出口を含み、円柱は、錠剤やカプセルに関して漏れのない壁を有し、錠剤やカプセルからの粉塵の吸引のための吸引チェンバーを含み、壁のうち第1の壁は、第1の周囲端や、第1の内部端や、搬送斜面部の第1の基礎部のうちの1つからなり、錠剤やカプセルからの粉塵の吸引のための通路は、搬送ダクトと吸引チェンバーの間の第1の壁に備わり、全体のアセンブリ搬送ダクト及び吸引チェンバーによって構成されることにより形成され、それにより、円柱、錠剤やカプセルからの塵を密閉する。
【発明の効果】
【0027】
本発明による除塵装置は、その壁が錠剤やカプセルに関して密閉された搬送ダクト及び吸引チェンバーを含み、搬送ダクト及び吸引チェンバーによって形成された全体のアセンブリは、円柱が錠剤やカプセルからの粉塵に関して密閉されて構成されるという事実のおかげで、錠剤かカプセルは搬送ダクトから出ることができず、これは、搬送容量を大幅に増加させ、先行技術の装置とは反対に、粉塵は円柱の外に拡散することはない。
【0028】
さらに、分離された隔離カバーにより除塵円柱を囲むことを必要としないから、本発明による装置の構造は先行技術装置よりはるかに単純である。そして、この隔離状態は、搬送ダクト及び吸引チェンバーの配置によりそれ自体で達成されている。更に、中央の円筒状の容積の境界が各斜面部の内部端によって本発明による装置の中で定められるから、溶接によって中央の円筒状の部材に、搬送斜面部を一般に固定する必要はない。
【0029】
さらに、先行技術装置のような、搬送された錠剤やカプセルからの粉塵の吸引に使用される中央の円筒状の部材が必須ではないから、搬送される錠剤やカプセルからの十分な除塵に達するために必要とされる吸引効率により部材の直径を決定する必要はなく、したがって、直径は、本質的に、先行技術による中央の円筒状の部材のそれと比較して縮小することが可能である。
【0030】
そして、そのような軽減は、本発明による装置の錠剤やカプセルの負荷能力を比例して増加させることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1a】本発明による装置の第1の実施形態の概要図である。
【図1b】図1aに示された装置の縦断面図である。
【図2】搬送斜面部及び吸引斜面部の代わりに重ね合わせられた部分を図示するために示された図1aに示された装置の透視図である。
【図3a】図2に示された搬送斜面部の上からの図である。
【図3b】図3aに示された部分の縦断面図である。
【図4a】図2に示された吸引斜面部の上からの図である。
【図4b】図4aに示された部分の縦断面図である。
【図5a】本発明の第2の実施形態の概要図である。
【図5b】図5aに示された装置の縦断面図である。
【図6】円柱の載せられた部分を図示するために示された、図5aに示された装置の透視図である。
【図7a】図6に示された円柱の部分の上からの図である。
【図7b】図7aに示された円柱の部分の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明の第1及び第2の実施形態は、その範囲を制限されることなく、以下の図面を参照してにさらに記述される。
【0033】
本発明の2つの図示する実施形態の各々中で、錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置は、整列した螺旋曲面の形状を有する第1の搬送斜面部2を含み、背面3a及び前面3bを有し、吸引開口4、第1の周囲端5及び第1の内部端6が備わる第1の基礎部3を含む除塵円柱1を含む。
【0034】
装置中で最適化された搬送及び錠剤やカプセルからの除塵を達成するために、搬送斜面部の基礎部は、図1b及び図2の中で示されるような「V」形状、あるいは「W」形状あるいは他の適切な形状を有すればよい。
【0035】
開口の形状、数及び位置も吸引効率を最適化するために選ばれればよい。例えば、これらの開口は円形の形状を持っているかもしれないし、図5b、6、7a及び7bと同様に図1b、2、3a及び3bによっても示される搬送斜面部の「V」形状の基礎部に備わってもよく、あるいは、それらは長方形の形状を有するか、及び/又は、搬送斜面部の基礎部の面の中でより均質的に分配されればよい。
【0036】
この表面の粗さも、最適化された搬送及び装置中で錠剤やカプセルからの除塵を達成するために選ばれればよい。例えば、表面は滑らかか、あるいは、エンボス外観のような浮き彫りのモチーフとしてもよい。
【0037】
図示する第1の実施形態中で、円柱は整列した螺旋曲面の形状を有する第2の吸引斜面部7を含み、螺旋曲面は、第1の搬送斜面部が有する螺旋曲面の直径と本質的に等しい直径と、第1の搬送斜面部が形状を有する螺旋曲面のそれと本質的に等しいその軸に対して螺旋曲面を生成するラインからの距離と、を有し、第1の搬送斜面部及び第2の吸引斜面部とは軸を共通とし、第2の吸引斜面部は、第1の搬送斜面部より下に並行に配置されており、それにより、両斜面部は共に二重らせんを形成し、第2の吸引斜面部は、背面8a及び前面8bを有する第2の基礎部8と、第2の周囲端9と、第2の内部端10とを有する。
【0038】
第1及び第2の周囲端の一方、及び、第1及び第2の内部端の他方の高さは、それぞれ相補的であり、それにより、第1の搬送斜面部の第1の基礎部の背面と、第2の吸引斜面部の第2の基礎部の前面と、両方の斜面部のそれぞれの内部及び周囲端と間の装置の搬送ダクト11の境界を定め、第2の吸引斜面部の第2の基礎部の背面と、第1の搬送斜面部の第1の基礎部の前面と、両方の斜面部のそれぞれの内部及び周囲端と間の装置の吸引チェンバー12の境界を定める。本実施形態において、搬送ダクトと吸引チェンバーの間に存在するただ一つの吸引通路は、吸引開口4にある。
【0039】
図示する第2の実施形態では、第2の吸引斜面部は備わらず、第1の内部端及び第1の周囲端の高さは、螺旋形で配列された並進高さと実質上等しく、そのため、第1の内部端と、第1の外部端と、搬送斜面部の第1の基礎部の背面と、基礎部の背面の下にある基礎部の前面とにより、搬送ダクトの境界が定められる。
【0040】
本実施形態中で、吸引チェンバーの境界は、第1の周囲端及び第1の周囲端と軸を共通にする外周端9'によって定められ、螺旋形の並行高さと実質上等しい高さであり、第1の外周端は、第1の内周端に比べて第1の周囲端の反対側に配置され、接続手段26によって第1の周囲端に接続されている。
【0041】
本実施形態において、搬送ダクトと吸引チェンバーの間の吸引通路は、搬送傾斜版の基礎部に備わる開口4を備えるだけではなく、第1の周囲端の上に配置されたスリット4'を備える。
【0042】
さらに又はスリットの代わりに、開口(不図示)が第1の周囲端の中に配置されてもよい。本発明による装置の第2の実施形態において、搬送斜面部の基礎部に備わる開口は、任意であることに注意する。
【0043】
本発明による装置の両方の図示する実施形態において、搬送ダクトは、円柱の下部の入口、及び、円柱の上部の出口を含み、好ましくは、円柱は先行技術のようなステンレススチールの代わりに、プラスチックまたは樹脂のような合成材料で作られる。
【0044】
合成材料の使用はいくつかの利点を与える。第1に、そのような合成材料は、特にステンレススチールのような1個を製造するための鋼材より、成型し機械加工するのがより簡単である。合成材料は、鋼よりさらに一般に軽く、装置の運転中に発生するノイズが低減する。
【0045】
両方の図示する実施形態において、斜面部にはそれぞれ直交する螺旋曲面の形状を有し、装置はさらに、第1の搬送ダクトに錠剤やカプセルを供給するための錠剤・カプセル手段15と、搬送ダクトの入口に配置されている供給手段と、搬送ダクトの出口に配置された、搬送ダクトから錠剤やカプセルを放出するための放出手段16と、吸引チェンバーに接続した粉塵吸引ダクト17と、入口から搬送ダクトの出口へ錠剤やカプセルを搬送するために円柱に対して振動する動きを伝達するために配置されたモーター・ブロック19と、を含む。
【0046】
両方の図示する実施形態において、さらに、円柱は、いくつかの補足的な部材25a、25b(図1a、1b及び2)あるいは25c、25d、25e(図5a、5b及び6)から概して構成されるキャップを含む。キャップは、搬送ダクトと吸引チェンバーで構成されたアセンブリ上に、密閉して嵌合して配置される。
【0047】
円柱は、さらに、アセンブリの下に密閉して嵌合して配置された、単一体の最下部18(図1a、1b及び2)、或いは、複数部材の最下部18a、18b、18c(図5a、5b、6)の一方と、最下部にキャップを固定し、キャップと最下部との間のアセンブリを圧縮するために配置された第1の取外し可能な固定手段20とを含む。
【0048】
装置は、さらに、モーター・ブロックに円柱を固定するために、例えば、ねじ24のような、第2の取外し可能な固定手段24を含む。円柱キャップは、円柱の錠剤・カプセル放出手段を含み、最下部は、円柱及び吸引ダクトの錠剤・カプセル供給手段を含む。
【0049】
第1の固定手段は、頭部と本体部を有し、キャップを横断して、円柱の円筒状の中央の部材29と同様に、その目的のためにも配置される実質上軸方向に配置されたねじ20aを有し、この部材の半径は、各斜面部が有する螺旋曲面を生成するラインと螺旋形の軸との間の距離に等しく、それにより、ねじの頭が、キャップの頂部と接触するように挿入され、ねじの本体は円柱の最下部にねじ留めされる。
【0050】
第1の固定手段は、ねじ頭とキャップの頂部との間に配置されたリング20bを任意に含む。ねじは、ねじ頭を排してそれにねじで留められたナットを備えたシャフトに取り替えてもよい。あるいは、さらに本発明の図示しない実施形態によれば、斜面部はそれぞれ密閉した螺旋曲面の形状を有し、そのため、取付ネジが通過する中央の円筒状の部材がない。
【0051】
この状況で、例えば、円柱キャップはねじに通過されては配置されず、最下部に取り付けられて、円柱へ対称的に位置した、2つの並列のシャフトによって円柱の最下部へ固定することが可能であり、その末端でその目的のため配置された開口を介して、縦方向のプレートを滑らせることが可能であり、このプレートは、円柱キャップをオーバーラップし、各シャフトのスレッド・トップ上でプレート上にねじで留められたナットにより、その上で押されている。
【0052】
使用された固定手段が何であっても、円柱はモーター・ブロックから容易に分解され、第1の円柱が清掃されている間に、他の円柱と取り替えることが可能であり、それゆえ、交換可能な除塵モジュールを構成する円柱の交換に必要な時間の装置運転の割込みを制限することができる。
【0053】
両方の図示する実施形態において、装置はさらに、搬送ダクト及び吸引チェンバーの少なくとも1つの清掃のために清掃液を供給するための供給手段21(図1a、1b及び2)又は21a(図5a及び6)と、搬送ダクト及び吸引チェンバーの少なくとも1つの中への吹きつけるエアーにより、搬送ダクト及び吸引チェンバーを乾かすための乾燥装置に装置を接続するための接続手段22(図1a、1b及び2)又は22a(図5a及び6)と、を含む。
【0054】
清掃液の供給手段及び乾燥装置への接続手段は、両方の図示する実施形態と同じ手段でもよいし、分離した手段でもよい。清掃液は、専用手段や、本発明の図示する実施形態のような吸引ダクトにより円柱からへ除去される。
【0055】
円柱内に液体を散布するために、それが先行技術の装置のようなスプリンクラーを必要とせず、他の目的、すなわち、錠剤やカプセルを搬送するためや錠剤やカプセルから粉塵を吸引するために備わるダクト又はチェンバーを使用するから、一般に搬送ダクト又は吸引チェンバーまでの円柱で、洗剤が恐らく加えられた液体である清掃液の散布は、実施することが非常に容易な本発明の清浄システムを提供する。
【0056】
洗浄液が搬送ダクト及び吸引チェンバーを通り抜けて、そこに封じ込められているから、錠剤やカプセルに接触する円柱のすべての部分に対する完璧な清掃は、容易に達成することが可能であり、これは、先行技術による自己清掃装置では不可能である。これは、さらに先行技術の装置よりも少ない洗浄液の使用を可能にする。乾燥が洗浄と同じ方法で行なわれるから、同じ利点はその洗浄の後に装置の乾燥に対しても当てはまる。
【0057】
任意に、円柱の乾燥システムは、圧縮空気の源を含んでもよく、そのまま、若しくは、装置の外側の清浄のためにモーター・ブロックから分解した円柱を清掃する前に、搬送ダクト中に圧縮空気を吹くことによって、円柱がまだ含んでいるかもしれないすべての錠剤やカプセルの除去のために使用されてもよい。
【0058】
キャップと、搬送ダクトと吸引チェンバーによって形成された全体のアセンブリの最下部と、の間の圧縮により、その最下部に対して円柱のキャップを組み立てることは、円柱の清掃のために使用した洗浄液に対してと同様に、搬送される錠剤やカプセルからの粉塵に関して円柱に優れた密閉性を与える。
【0059】
円柱は、吸引ダクトと同様に装置中の錠剤やカプセルを供給し放出するための手段、装置中の洗浄液を供給するための手段、及び、乾燥装置に対して接続する手段、及び、緊密手段(不図示)で密閉することにより雰囲気からさらに完全に隔離することができる。
【0060】
その後、円柱は、錠剤やカプセルからの粉塵が雰囲気の中で分散するというリスクなしに、モーター・ブロックから取り外されることが可能である。第2の図示する実施形態中で、装置は、中央のダクトは、円柱と同軸で配置されており、円柱及び円柱の各斜面部の内部端の、中央の円筒状の部材29によって境界を定められており、円柱へエアーを吹くための中央の円筒状のダクト27と、錠剤やカプセルに関して漏れなく中央のダクトと円柱の搬送ダクトの間で配置されるエアーブロー通路28とを含む。
【0061】
搬送される錠剤やカプセルからの粉塵が円柱から吸引チェンバーまで移動するのを支援するために、円柱の中心からその周囲に対してエアーを吹くことがそれにより可能となる。本実施形態において、搬送ダクト及び吸引チェンバー中の清掃液を供給するための手段として、及び、外部の乾燥装置へのダクトとチェンバーの接続手段として、中央のダクトも使用される。
【0062】
本発明の図示する第1の実施形態中で、第1の搬送斜面部及び第2の吸引斜面部は、それぞれ、部分13a(図3a及びb)、13b(図4a、4b)から構成される。上記各部分は、斜面部が形状を有する螺旋曲面の並進高さと実質的に等しい軸方向の高さを有し、第1の搬送斜面部の各部分は、第2の吸引斜面部及び反対の部分に対して嵌合するように配置されている。各部分が備え互いに協同することにより、各斜面部の連続する2つの部分がポジショニング部材23a及び23bのため完全な嵌合のために位置する。
【0063】
密閉手段14は、2つの連続の部分の間に備わり、それぞれの周囲端及び内部端の間に位置する。そのような密閉手段は、Oリングタイプのような弾力のある材料のリングであればよい。それが必要な密閉性の達成に対して適切な機械的性質の余裕のある場合、例えば、十分にそれ自体で弾力のある材料の場合には、密閉手段は、さらに、斜面部の部分が作られる材料に対して固有であってもよい。
【0064】
任意に、斜面部の2つの連続部分の接合部で、搬送斜面部の各部分の基礎部は、数ミリメートル・サイズの段が生成された外観の形状を有する。斜面部形状のそのような外観形状は、装置の円柱の中で搬送された錠剤やカプセルが後ろに動作することを防ぎ、それらの錠剤やカプセルが小さく、それゆえ、搬送方向の反対の方向のそのような後方への動作にさらされる傾向がある場合には、特に好適である。
【0065】
本発明の図示する第2の実施形態中で、さらに、円柱は、部分13cからできており、各部分は、第1の搬送斜面部が形状を有する螺旋曲面の並行高さと実質的に等しい軸方向の高さを有しており、各部分は、下にある部分に嵌合するように配置されている。斜面部の連続の2つの部分が、各部分が備わり互いに協同するポジショニング部材23c及び23dのために完全な嵌合のために位置する。
【0066】
密閉手段14は、2つの連続の部分間に備わり、それぞれの周囲の外部端の間に位置する。そのような密閉する手段は、Oリングタイプのような弾力のある材料のリングであればよい。
【0067】
複数の部分による円柱の設計は多数の利点を与える。第1に、部分がそれぞれ別々に加工されるため、それは、円柱の容易な製造を可能にする。さらに、積み重ねられた部分中でデザインされた円柱によって得られたモジュール性は、除塵装置が設置される間の、錠剤やカプセルの調整装置及び製造装置に対する円柱の高さを調節することを可能にする。そのほかに、適切な場合には、円柱は、その後、容易に従来の皿洗い機によって清掃することが可能なその部分へ容易に分解することが可能である。
【0068】
第1の円柱が清掃されている間に清浄な円柱による交換を考慮して、そのモーター・ブロックから全体として円柱を分解するために、本実施形態においては、円柱の部分は、例えばクリップ(不図示)により、互いに着脱可能なように取付けられてもよく、その結果、この円柱は、上述されるような交換可能な除塵モジュールであることが維持される。
【0069】
最後に、本発明の図示した第2の実施形態において、トップの後ろに位置し、円柱から錠剤やカプセルを放出する手段を備える円柱のキャップは、トップ25c及び円柱の上部の部分25dで実際には構成されることに注意すべきである。それから、接続する斜面部25eは、放出手段に対して上部の部分に含まれる搬送斜面部の部分を接続するために備えられる。
【0070】
本実施形態において、円柱の最下部は基礎部18aと、円柱のより最下の部分と同様に、吸引チェンバーの部分を含み、ピボット状に搬送斜面部の部分18cの基礎部に配置された、回転する環状部18bに分割された部材とを含む。この構成において、搬送斜面部に錠剤やカプセルを供給する手段は、回転する環形で配置され、それによって、円柱の周囲のいかなる場所に、この供給手段を自由に配置することを可能にする。
【0071】
本発明は図示し上記の記述された実施形態に対して制限されるものではなく、次の請求項によって包含された当業者が実現することが可能である任意の実施形態まで及ぶ。例えば、3つのバリエーションが、例証し説明した第2の実施形態について考察されうる。
【0072】
第1のバリエーションにおいて、搬送ダクトの周辺にある吸引チェンバーは、本発明の図示する第2の実施形態による中央の空気噴射ダクトと同様に円柱の中心の円筒状のダクト内にある吸引チェンバーと取り替えられる。この構成において、円筒状のダクトと搬送ダクトの間の吸引通路は、搬送斜面部の第1の内部端の中に備わり、そのとき、この斜面部の第1の周囲端は、搬送ダクトの壁を形成し、錠剤やカプセルからの粉塵と同様に、錠剤やカプセルに対しても密閉性を有する。
【0073】
第2のバリエーションにおいて、搬送ダクトの周辺にある吸引チェンバーは、搬送斜面部の底より下に位置したより最下の吸引チェンバーと取り替えることができ、錠剤やカプセルからの粉塵は、搬送斜面部の基礎部に備わる開口を介して、円柱のこの最下の吸引チェンバーから吸引される。
【0074】
3番目のバリエーションにおいて、吸引チェンバーの境界は搬送斜面部の第1の周囲端と、第1の周囲端の直径より大きい直径を有し、斜面部へ同軸で配置された単一体のシリンダーとによって定められ、単一体のシリンダーは、キャップ及び円柱の最下部によって搬送斜面部でロックされている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
整列した螺旋曲面の形状を有する第1の搬送斜面部を含む除塵円柱(1)と、
背面(3a)及び前面(3b)を有する第1の基礎部(3)と、第1の周囲端(5)と、第1の内部端(6)と、を有し、
前記第1の搬送斜面部は、錠剤やカプセルに関して密閉性を有する壁を有する搬送ダクト(11)の境界を定めるために備わり、前記円柱の下部の入口及び前記円柱の上部の出口を有し、
前記円柱は、錠剤やカプセルからの粉塵の吸引のための吸引チェンバー(12)を含み、錠剤やカプセルに関して密閉性を有する壁を有しており、
前記壁中の第1の壁は、前記第1の周囲端又は前記第1の内部端又は前記搬送斜面部の前記第1の基礎部のうちの1つから構成され、
錠剤やカプセルからの粉塵の吸引通路(4',4)は、前記搬送ダクトと前記吸引チェンバーの間の前記第1の壁に備わり、
前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーによって形成された全体のアセンブリは、前記円柱が錠剤やカプセルからの粉塵に関して密閉性を有するように構成され、
ここで、前記円柱は複数の部分(13c)から構成され、前記螺旋形の並行高さと実質的に等しい軸方向の高さを有し、個々のそれぞれの部分は、下にある部分に嵌合して配置されていることを特徴とする薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項2】
前記吸引通路は、前記第1の基礎部に備わる開口(4)を有することを特徴とする請求項1に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項3】
前記第1の内部端と前記第1の周囲端の高さは、前記螺旋形で配列された並行高さと実質的に等しく、その結果、前記搬送ダクトが、前記第1の内部端、前記第1の周囲端、前記搬送斜面部の第1の基礎部の背面、及び、前記第1の基礎部の背面の下にある前記第1の基礎部の前面によって定められ、
ここで、前記吸引チェンバーは、前記第1の周囲端、及び、前記第1の周囲端と共軸であり前記螺旋形の並行高さと実質的に等しい高さである外部の周囲端(9')によって定められ、前記外部の周囲端は、前記第1の内部端に比べて前記第1の周囲端に対して反対側に配置されており、接続手段(26)によって前記第1の周囲端に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項4】
前記吸引通路は、前記第1の周囲端に配置された開口を有することを特徴とする請求項3に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項5】
前記吸引通路は、前記第1の周囲端の上に配置されたスリット(4')を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項6】
前記斜面部は閉じた螺旋曲面の形状を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項7】
前記円柱は、整列した螺旋曲面の形状を有する第2の吸引斜面部(7)を有し、
前記螺旋曲面は、前記第1の搬送斜面部が形状を有する螺旋曲面と実質的に等しい直径を有するとともに、前記第1の搬送斜面部が形状を有する螺旋曲面と実質的に等しい螺旋曲面を生成するラインからその軸に対する距離を有し、
前記第1の搬送斜面部及び前記第2の吸引斜面部は、軸を共通とし、前記第2の吸引斜面部は、前記第1の搬送斜面部より下に並行に配置されており、その結果、両斜面部ともに二重らせんを形成し、
前記第2の吸引斜面部は、背面(8a)と前面(8b)とを有する第2の基礎部(8)と、第2の周囲端(9)と、第2の内部端(10)と、を有し、
ここで、一方の、前記第1の及び前記第2の周囲端の高さと、他方の、前記第1の及び前記第2の内部端の高さとは、それぞれ相補的であり、
前記第1の搬送斜面部の第1の基礎部の背面と、前記第2の吸引斜面部の第2の基礎部の前面と、両方の前記斜面部のそれぞれの内部・周囲端と、の間の搬送ダクト(11)の境界を定め、前記第2の吸引斜面部の第2の基礎部の背面と、前記第1の搬送斜面部の第1の基礎部の前面と、両方の前記斜面部のそれぞれの内部・周囲端と、の間の吸引チェンバー(12)の境界を定めることを特徴とする請求項1または2に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項8】
前記第1の搬送斜面部及び前記第2の吸引斜面部は、各々部分(13a、13b)から構成され、前記各部分は、前記各斜面部が形状を有する螺旋曲面の並行高さと実質的に等しい軸方向の高さを有し、前記第1の搬送斜面部の各部分は、反対に前記第2の吸引斜面部の部分に嵌合するように配置されていることを特徴とする請求項7に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項9】
密閉手段(14)が、2つの連続する部分の間に備わることを特徴とする請求項1から6のいずれか、もしくは、請求項8に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項10】
前記搬送ダクトの入口に配置され、前記第1の搬送ダクトに錠剤やカプセルを供給するための供給手段(15)と、
前記搬送ダクトの出口に配置され、前記搬送ダクトから錠剤やカプセルを放出するための放出手段(16)と、
前記吸引チェンバーに接続した粉塵吸引チェンバー(17)と、
前記搬送ダクトの入口から出口へ錠剤やカプセルを搬送するために、前記円柱に対して振動する動きを伝達するために配置されたモーター・ブロック(19)とを有することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項11】
前記円柱は、
前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーで構成されたアセンブリに対して密閉性を有して嵌合するよう配置されたキャップ(25a、25b、25c、25d、25e)と、
前記アセンブリの下に密閉性を有して嵌合するよう配置された最下部(18;18a、18b、18c)と、
前記最下部に前記キャップを固定し、前記キャップと前記最下部の間の前記アセンブリの圧縮のために配置された第1の可動固定手段(20a、20b)と、を有し、
前記装置は、前記モーター・ブロックに前記円柱を固定するための第2の脱着可能な固定手段24を有することを特徴とする請求項10に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項12】
前記キャップは前記放出手段を有し、前記最下部は前記供給手段及び前記吸引チェンバーを有することを特徴とする請求項11に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項13】
前記第1の固定手段は、
頭部と本体部を有し、実質的に前記キャップを通過した軸方向に配置されたねじ(20a)と、
前記円柱の円筒状の中央の部材(29)と、を有し、
前記ねじの頭部が前記キャップの頂部と接触して入り込み、前記ねじの本体部は前記円柱の前記最下部の中でねじで留められることを特徴とする請求項12に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項14】
前記斜面部はそれぞれ閉じた螺旋曲面の形状を有することを特徴とする請求項7に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項15】
前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーの少なくとも1つの中に清掃液を供給するための清掃液供給手段(21,21a)をさらに有することを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項16】
前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーの少なくとも1つへエアーを吹き込むことにより、前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーを乾かすための乾燥装置に接続するための接続手段(22,22a)をさらに有することを特徴とする請求項15に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項17】
前記円柱へエアーを吹き込むための中央の円筒状ダクト(27)をさらに有し、
前記中央の円筒状ダクトは、前記円柱と同軸で配置されており、前記円柱の中央の円筒状の部材(29)と、前記各斜面部の内部端によって境界を定められており、錠剤やカプセルに関して密閉性を有するエアーブロー通路(28)は、前記中央のダクトと前記搬送ダクトの間に配置されることを特徴とする請求項16に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項18】
前記中央のダクトはさらに、前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーの少なくとも1つに清掃液を供給するため、及び/または、乾燥装置に前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーの少なくとも1つを接続するために配置されることを特徴とする請求項17に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項19】
前記円柱は合成材料で作られていることを特徴とする請求項1から18のいずれかに記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項1】
整列した螺旋曲面の形状を有する第1の搬送斜面部を含む除塵円柱(1)と、
背面(3a)及び前面(3b)を有する第1の基礎部(3)と、第1の周囲端(5)と、第1の内部端(6)と、を有し、
前記第1の搬送斜面部は、錠剤やカプセルに関して密閉性を有する壁を有する搬送ダクト(11)の境界を定めるために備わり、前記円柱の下部の入口及び前記円柱の上部の出口を有し、
前記円柱は、錠剤やカプセルからの粉塵の吸引のための吸引チェンバー(12)を含み、錠剤やカプセルに関して密閉性を有する壁を有しており、
前記壁中の第1の壁は、前記第1の周囲端又は前記第1の内部端又は前記搬送斜面部の前記第1の基礎部のうちの1つから構成され、
錠剤やカプセルからの粉塵の吸引通路(4',4)は、前記搬送ダクトと前記吸引チェンバーの間の前記第1の壁に備わり、
前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーによって形成された全体のアセンブリは、前記円柱が錠剤やカプセルからの粉塵に関して密閉性を有するように構成され、
ここで、前記円柱は複数の部分(13c)から構成され、前記螺旋形の並行高さと実質的に等しい軸方向の高さを有し、個々のそれぞれの部分は、下にある部分に嵌合して配置されていることを特徴とする薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項2】
前記吸引通路は、前記第1の基礎部に備わる開口(4)を有することを特徴とする請求項1に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項3】
前記第1の内部端と前記第1の周囲端の高さは、前記螺旋形で配列された並行高さと実質的に等しく、その結果、前記搬送ダクトが、前記第1の内部端、前記第1の周囲端、前記搬送斜面部の第1の基礎部の背面、及び、前記第1の基礎部の背面の下にある前記第1の基礎部の前面によって定められ、
ここで、前記吸引チェンバーは、前記第1の周囲端、及び、前記第1の周囲端と共軸であり前記螺旋形の並行高さと実質的に等しい高さである外部の周囲端(9')によって定められ、前記外部の周囲端は、前記第1の内部端に比べて前記第1の周囲端に対して反対側に配置されており、接続手段(26)によって前記第1の周囲端に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項4】
前記吸引通路は、前記第1の周囲端に配置された開口を有することを特徴とする請求項3に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項5】
前記吸引通路は、前記第1の周囲端の上に配置されたスリット(4')を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項6】
前記斜面部は閉じた螺旋曲面の形状を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項7】
前記円柱は、整列した螺旋曲面の形状を有する第2の吸引斜面部(7)を有し、
前記螺旋曲面は、前記第1の搬送斜面部が形状を有する螺旋曲面と実質的に等しい直径を有するとともに、前記第1の搬送斜面部が形状を有する螺旋曲面と実質的に等しい螺旋曲面を生成するラインからその軸に対する距離を有し、
前記第1の搬送斜面部及び前記第2の吸引斜面部は、軸を共通とし、前記第2の吸引斜面部は、前記第1の搬送斜面部より下に並行に配置されており、その結果、両斜面部ともに二重らせんを形成し、
前記第2の吸引斜面部は、背面(8a)と前面(8b)とを有する第2の基礎部(8)と、第2の周囲端(9)と、第2の内部端(10)と、を有し、
ここで、一方の、前記第1の及び前記第2の周囲端の高さと、他方の、前記第1の及び前記第2の内部端の高さとは、それぞれ相補的であり、
前記第1の搬送斜面部の第1の基礎部の背面と、前記第2の吸引斜面部の第2の基礎部の前面と、両方の前記斜面部のそれぞれの内部・周囲端と、の間の搬送ダクト(11)の境界を定め、前記第2の吸引斜面部の第2の基礎部の背面と、前記第1の搬送斜面部の第1の基礎部の前面と、両方の前記斜面部のそれぞれの内部・周囲端と、の間の吸引チェンバー(12)の境界を定めることを特徴とする請求項1または2に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項8】
前記第1の搬送斜面部及び前記第2の吸引斜面部は、各々部分(13a、13b)から構成され、前記各部分は、前記各斜面部が形状を有する螺旋曲面の並行高さと実質的に等しい軸方向の高さを有し、前記第1の搬送斜面部の各部分は、反対に前記第2の吸引斜面部の部分に嵌合するように配置されていることを特徴とする請求項7に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項9】
密閉手段(14)が、2つの連続する部分の間に備わることを特徴とする請求項1から6のいずれか、もしくは、請求項8に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項10】
前記搬送ダクトの入口に配置され、前記第1の搬送ダクトに錠剤やカプセルを供給するための供給手段(15)と、
前記搬送ダクトの出口に配置され、前記搬送ダクトから錠剤やカプセルを放出するための放出手段(16)と、
前記吸引チェンバーに接続した粉塵吸引チェンバー(17)と、
前記搬送ダクトの入口から出口へ錠剤やカプセルを搬送するために、前記円柱に対して振動する動きを伝達するために配置されたモーター・ブロック(19)とを有することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項11】
前記円柱は、
前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーで構成されたアセンブリに対して密閉性を有して嵌合するよう配置されたキャップ(25a、25b、25c、25d、25e)と、
前記アセンブリの下に密閉性を有して嵌合するよう配置された最下部(18;18a、18b、18c)と、
前記最下部に前記キャップを固定し、前記キャップと前記最下部の間の前記アセンブリの圧縮のために配置された第1の可動固定手段(20a、20b)と、を有し、
前記装置は、前記モーター・ブロックに前記円柱を固定するための第2の脱着可能な固定手段24を有することを特徴とする請求項10に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項12】
前記キャップは前記放出手段を有し、前記最下部は前記供給手段及び前記吸引チェンバーを有することを特徴とする請求項11に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項13】
前記第1の固定手段は、
頭部と本体部を有し、実質的に前記キャップを通過した軸方向に配置されたねじ(20a)と、
前記円柱の円筒状の中央の部材(29)と、を有し、
前記ねじの頭部が前記キャップの頂部と接触して入り込み、前記ねじの本体部は前記円柱の前記最下部の中でねじで留められることを特徴とする請求項12に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項14】
前記斜面部はそれぞれ閉じた螺旋曲面の形状を有することを特徴とする請求項7に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項15】
前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーの少なくとも1つの中に清掃液を供給するための清掃液供給手段(21,21a)をさらに有することを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項16】
前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーの少なくとも1つへエアーを吹き込むことにより、前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーを乾かすための乾燥装置に接続するための接続手段(22,22a)をさらに有することを特徴とする請求項15に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項17】
前記円柱へエアーを吹き込むための中央の円筒状ダクト(27)をさらに有し、
前記中央の円筒状ダクトは、前記円柱と同軸で配置されており、前記円柱の中央の円筒状の部材(29)と、前記各斜面部の内部端によって境界を定められており、錠剤やカプセルに関して密閉性を有するエアーブロー通路(28)は、前記中央のダクトと前記搬送ダクトの間に配置されることを特徴とする請求項16に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項18】
前記中央のダクトはさらに、前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーの少なくとも1つに清掃液を供給するため、及び/または、乾燥装置に前記搬送ダクト及び前記吸引チェンバーの少なくとも1つを接続するために配置されることを特徴とする請求項17に記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【請求項19】
前記円柱は合成材料で作られていることを特徴とする請求項1から18のいずれかに記載の薬の錠剤やカプセルから粉塵を取り除くための装置。
【図1a】
【図1b】
【図2】
【図3a】
【図3b】
【図4a】
【図4b】
【図5a】
【図5b】
【図6】
【図7a】
【図7b】
【図1b】
【図2】
【図3a】
【図3b】
【図4a】
【図4b】
【図5a】
【図5b】
【図6】
【図7a】
【図7b】
【公表番号】特表2010−531162(P2010−531162A)
【公表日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−512525(P2010−512525)
【出願日】平成19年12月3日(2007.12.3)
【国際出願番号】PCT/EP2007/010491
【国際公開番号】WO2008/154948
【国際公開日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(509348834)ファーマ テクノロジー エセ.アー. (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月3日(2007.12.3)
【国際出願番号】PCT/EP2007/010491
【国際公開番号】WO2008/154948
【国際公開日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(509348834)ファーマ テクノロジー エセ.アー. (1)
【Fターム(参考)】
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