説明

薬剤揮散器具のデモンストレーション方法

【課題】薬剤揮散器具などの小型器具の稼働時における吸排気の様子や気流の拡散状態を可視化するデモンストレーション方法が望まれていた。
【解決手段】本発明に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法は、吸気口と排気口を有し、内部に活性成分を収納可能な薬剤揮散器具と、薬剤揮散器具の後方に設置した背景材と、可視化したトレーサとを備え、吸気口の近傍にトレーサを供給し、薬剤揮散器具の稼働によって吸気口からトレーサを薬剤揮散器具の内部に吸引させ、排気口からトレーサを排出させることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、防虫成分や消臭成分などの活性成分を内部に収納可能な薬剤揮散器具のデモンストレーション方法に係り、更に詳しくは薬剤揮散器具の稼働時の吸排気の様子および気流の拡散状態を可視化する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、防虫成分や消臭成分など気化する薬剤を内部に収納し、気化した薬剤を屋内空間または屋外空間に拡散させる電気式の薬剤揮散器具が開発されている。
このような薬剤揮散器具は吸気口と排気口が設けられており、稼働時に電源を用いファンや薬剤を保持させた担体などを回転させて吸気口から空気を取り込み、その空気を薬剤に当てたり、担体に遠心力を加えたりして薬剤の気化を促し、気化した薬剤を排気口から排出される空気にのせて屋内空間または屋外空間に拡散させるものである。
【0003】
しかしながら、これらの薬剤揮散器具は内部に収納している薬剤が気化してもこれらの物質は無色であることから、稼働時に薬剤が適用したい空間に拡散しているか、またどのように拡散しているかを肉眼にて確認することができない。
【0004】
一方、蚊取り線香など従来から使用されている防虫剤などは、使用時に有色の煙が発生することから、薬剤が適用したい空間に拡散しているか否かを容易に肉眼で確認することができる。
【0005】
また、従来技術として無色である空気の流れを可視化する方法として、微細な水滴、塩酸のミスト、炭酸マグネシウムの微粉末などを利用することが例えば特許文献1において開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開昭62−67419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の気流の可視化方法はトレーサに直径20μm以下の微細な水滴を用いているものの、かかる水滴を閉鎖空間の全体に噴霧してクリーンルームなどの大型閉鎖空間全体の大まかな空気の流れを把握するものであり、薬剤揮散器具などの小型器具の稼働時における吸排気の様子や気流の拡散状態を正確に把握できるものは開発されておらず、特に日用品のユーザーである一般消費者に理解してもらうことが難しかった。
【0008】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、薬剤揮散器具などの小型器具の稼働時における吸排気の様子や気流の拡散状態を可視化するデモンストレーション方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法は、吸気口と排気口を有し、内部に活性成分を収納可能な薬剤揮散器具と、薬剤揮散器具の後方に設置した背景材と、可視化したトレーサとを備え、吸気口の近傍にトレーサを供給し、薬剤揮散器具の稼働によって吸気口からトレーサを薬剤揮散器具の内部に吸引させ、排気口からトレーサを排出させる構成にしてある。
【0010】
本発明の請求項2に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法は、背景材が、トレーサの色彩との比較において視認性の高い色彩の背景材である構成にしてある。
【0011】
本発明の請求項3に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法は、薬剤揮散器具の後方から薬剤揮散器具または排気口から排出させるトレーサに向けて照明を照らす構成にしてある。
【0012】
本発明の請求項4に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法は、トレーサが、微粒子粉体、水ミスト、煙、ドライアイスの昇華によって生じる白煙から選ばれる少なくとも1種以上のものである構成にしてある。
【0013】
本発明の請求項5に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法は、活性成分が、防虫剤、殺虫剤、消臭剤、芳香剤、除菌剤から選ばれる少なくとも1種以上のものである構成にしてある。
【0014】
本発明の請求項6に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法は、薬剤揮散器具の稼働によって、吸気口からトレーサを取り入れ、任意の時間、排気口からトレーサを排出する一連の過程を連続してデモンストレーションする構成にしてある。
【発明の効果】
【0015】
本発明の請求項1、請求項6に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法によれば、吸気口と排気口を有し、内部に活性成分を収納可能な薬剤揮散器具と、薬剤揮散器具の後方に設置した背景材と、可視化したトレーサとを備え、吸気口の近傍にトレーサを供給し、薬剤揮散器具の稼働によって吸気口からトレーサを薬剤揮散器具の内部に吸引させ、排気口からトレーサを排出させるように構成されており、また、これらの一連の過程を任意の時間連続して行うように構成されているので、薬剤揮散器具などの小型器具の稼働時における吸排気の様子や気流の拡散状態を正確に把握することができる。
【0016】
本発明の請求項2、請求項3に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法によれば、背景材が、トレーサの色彩との比較において視認性の高い色彩の背景材であり、また、薬剤揮散器具の後方から薬剤揮散器具または排気口から排出させるトレーサに向けて照明を照らすように構成されているので、吸排気の様子や気流の拡散状態をより明瞭に把握することができる。
【0017】
本発明の請求項4に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法によれば、トレーサが、微粒子粉体、水ミスト、煙、ドライアイスの昇華によって生じる白煙から選ばれる少なくとも1種以上のものであるように構成されているので、簡単に入手できる材料によって、効果的に吸排気の様子や気流の拡散状態を把握することができる。
【0018】
本発明の請求項5に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法は、活性成分が、防虫剤、殺虫剤、消臭剤、芳香剤、除菌剤から選ばれる少なくとも1種以上のものであるように構成されているので、各種の活性成分を用いた薬剤揮散器具の吸排気の様子や気流の拡散状態を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法の第1の実施形態を示す模式図である。
【図2】第1の実施形態における薬剤揮散器具の稼働前後の気流状態を示す模式図である。
【図3】本発明に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法の第2の実施形態を示す模式図である。
【図4】第2の実施形態における薬剤揮散器具の稼働前後の気流状態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
【0021】
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係るデモンストレーション方法の構成を図1に基づいて説明する。なお、図1は本発明に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法の第1の実施形態を示す模式図である。
【0022】
(第1の実施形態の構成)
本実施形態に係るデモンストレーション方法は、図1に示すように、薬剤揮散器具1、トレーサ供給装置2、トレーサ3、背景材4を主要部材として構成されている。
【0023】
次に、本実施形態に係るデモンストレーション方法の構成を説明する。
【0024】
(薬剤揮散器具)
次に、薬剤揮散器具1について説明する。
本実施形態における薬剤揮散器具1は内部に活性成分(図示せず)を収納することが可能なものであり、電池を電源としてファン(図示せず)などを回転させて風を発生させ、その風を薬剤にあてて気化した薬剤を屋内空間または屋外空間に拡散させたり、薬剤を保持させた担体(図示せず)を電池を電源として回転させて気化した薬剤を屋内空間または屋外空間に拡散させたり、あるいはこれらを併用したりするものである。
また、活性成分は常温において気化するもの、あるいは風や温度などの若干のエネルギーを加えることにより気化するものであり、例えば防虫剤、殺虫剤、消臭剤、芳香剤、除菌剤などに用いられる気化成分が挙げられ、これらの成分を不織布などの担体に含浸させたものである。
【0025】
(トレーサ供給装置およびトレーサ)
次に、トレーサ供給装置2およびトレーサ3について説明する。
本実施形態におけるトレーサ供給装置2は、三角フラスコ5にドライアイス6と水7が入っているものであり、ドライアイス6が昇華する際に発生する白煙をトレーサ3として用いている。
また、本実施形態におけるトレーサ供給装置2は、トレーサ3に空気よりも重い二酸化炭素を用いていることから、当該供給装置2を薬剤揮散器具1よりも高い位置に設置してホース8を用いてトレーサ3をより安定して薬剤揮散器具1の吸気口10近傍に供給している。
【0026】
ここで、トレーサ3としては、観察者が肉眼によってトレーサ3を識別することができ、薬剤揮散器具1の吸気口10に供給して排気口11から放出できるものであれば特に材質などには限定されず、例えば無水ケイ酸などの微粒子粉体、微細な水滴である水ミスト、発煙ボールや蚊取り線香などの煙を用いることができる。
【0027】
また、トレーサ3は、デモンストレーションを行う時間内、具体的には薬剤揮散器具1の稼働前から稼働開始を経て稼働終了に至る時間内において連続して供給できることが必要であり、少なくとも500ml/分以上を1分以上供給できるものであることが好ましい。
【0028】
なお、本実施形態のように、トレーサ3としてドライアイス6に水7を加えた際に発生する白煙を用いる場合には、ドライアイス6と水7が接触することによってドライアイス6の表面に氷が析出して徐々にトレーサ3としての白煙の発生量が低下することがある。そこで、この現象を防止するために、三角フラスコ5などのドライアイス6を入れた容器に超音波を照射してドライアイス6の表面に析出する氷を破壊することもできる。
【0029】
(背景材)
次に、背景材4について説明する。
本実施形態における背景材4は、一方が開放された内部が黒色に着色された箱体を用いているが、薬剤揮散器具1の後方に設置でき、観察者が薬剤揮散器具1から放出されるトレーサ3を識別できるように色彩が施されているものであれば特に形状や材質には限定されず、例えば板、紙、布などを用いることができる。
なお、背景材については、ショールームや実演会場などに棚や壁などがあり、その棚や壁の色彩が後記するようにトレーサの色彩との組み合わせにおいて観察者がトレーサの色彩を識別できるものであれば、特別に背景材を準備する必要はなく、これらの棚や壁などを背景材として使用することもできる。
【0030】
次に、主要部材以外の構成要素について説明する。
【0031】
(トレーサおよび背景材の色彩)
本実施形態におけるトレーサ3および背景材4の色彩は、トレーサ3が白色、背景材4が黒色であるが、両者の色彩の組み合わせにおいて観察者がトレーサ3の色彩を識別できるものであれば具体的な色彩は特に限定されず、各種の色彩のものを用いることができ、またこれらの色彩は一色でも複数色でもよく、背景材の色彩については模様などが施されていても構わない。
なお、視認性の高い色彩の組み合わせとしては、例えば表1に記載の組み合わせなどを挙げることができることから、これらの色彩を有するものを用いることが好ましい。
【0032】
【表1】

【0033】
(照明)
本実施形態においては、トレーサ3の識別性をさらに向上させるために、照明9によってトレーサ3を照らしている。なお、かかる照明9は光源の種類や光量などには特に限定されず、豆電球、蛍光灯、白熱灯など各種の光源を用いることができる。但し、後記する第2の実施形態のように照明を必要することなくトレーサを十分識別することができる場合は照明を用いなくても構わない。
また、照明9の設置位置については、照明9の光が観察者の肉眼に直接入って、観察者がトレーサ3を識別することが困難になることがないように、薬剤揮散器具1の後方から薬剤揮散器具1または排出されるトレーサ3に向けて光が照射されるように設置することが好ましい。
【0034】
次に、上記のように構成されたデモンストレーション方法を図1と図2に基づいて説明する。図2は第1の実施形態における薬剤揮散器具の稼働前後の気流状態を示す模式図である。
【0035】
まず、図2(a)に示すように、中にドライアイス6と水7が入っているトレーサ供給装置2からトレーサ3としてドライアイス6の昇華によって生じる白煙がホース8を通じて薬剤揮散器具1の吸気口10の近傍に供給される。この際には薬剤揮散器具1のスイッチが入っていないことから、吸気口10の近傍に供給されたトレーサ3は吸気口10には吸い込まれず、吸気口10の近傍に漂っている状態となっている。
【0036】
次に、薬剤揮散器具1のスイッチを入れ、薬剤揮散器具1のファンあるいは薬剤が保持されている担体を回転させる。
【0037】
そうすると、図2(b)に示すように、吸気口10の近傍の空気が吸気口10に取り込まれる気流が発生することから、その気流にのってトレーサ3が吸気口10に取り込まれることになる。
そして、吸気口10に取り込まれたトレーサ3は、薬剤揮散器具1の内部を通過して排気口11から排出される。その際、トレーサ3は、薬剤揮散器具1のファンあるいは薬剤が保持されている担体の回転によって、時計回りなど気流に回転方向がついた状態で排気口11から排出される。
【0038】
ここで、黒色の背景材4に対して白色のトレーサ3が拡散し、トレーサ3には照明9が当てられていることから、観察者は容易に肉眼でトレーサ3の流れを追うことができ、薬剤揮散器具1の稼働時の吸排気の様子および気流の拡散状態を把握することができる。
【0039】
また、各種の薬剤揮散器具における吸排気の様子および気流の拡散状態を観察することによって、器具間における吸引性能、拡散性能を比較評価することができる。そして、この比較評価の過程をデモンストレーション作業として展示会や一般店頭において消費者の前で実際に実施することにより、日常的に薬剤揮散器具を使用する消費者に対し、新商品として開発した薬剤揮散器具の性能をより効果的に訴求することもできる。
【0040】
さらに、吸排気の様子および気流の拡散状態を動画や写真にして頒布することによって、消費者に新商品として開発した薬剤揮散器具の効果を訴求することもできる。
【0041】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る第2の実施形態に係るデモンストレーション方法の構成を図1に基づいて説明する。なお、図3は本発明に係る薬剤揮散器具のデモンストレーション方法の第2の実施形態を示す模式図である。
【0042】
(第2の実施形態の構成)
本実施形態に係るデモンストレーション方法についても、薬剤揮散器具1、トレーサ供給装置2、トレーサ3、背景材4を主要部材として構成されている点は第1の実施形態と同様である。
一方、本実施形態におけるトレーサ3としては発煙ボール(井上玩具煙火株式会社製)の出す緑色の煙を用い、背景材4としては黄色のアクリル板を用いている。
また、本実施形態におけるトレーサ3は、空気よりも軽い発煙ボールの煙を用いていることから、図3に示すように、デシケータ12をトレーサ供給装置2とし、当該供給装置2を薬剤揮散器具1よりも低い位置に設置して、当該供給装置2の下部からホース13によって空気を送り込んでトレーサ3を押し出すことによってトレーサ3をより安定して薬剤揮散器具1に供給している。
なお、第1の実施形態に用いられている照明は本実施形態においては使用していない。
【0043】
次に、上記のように構成されたデモンストレーション方法を図3と図4に基づいて説明する。図4は第2の実施形態における薬剤揮散器具の稼働前後の気流状態を示す模式図である。
【0044】
まず、中に発煙ボール14が入っているトレーサ供給装置2からトレーサ3として発煙ボール14の緑色の煙がホース8を通じて薬剤揮散器具1の吸気口10の近傍に供給される。この際には薬剤揮散器具1のスイッチが入っていないことから、吸気口10の近傍に供給されたトレーサ3は吸気口10には吸い込まれず、吸気口10の近傍に漂っている状態となっている。
【0045】
次に、薬剤揮散器具1のスイッチを入れ、薬剤揮散器具1のファンあるいは薬剤が保持されている担体を回転させる。そうすると吸気口10の近傍の空気が吸気口10に取り込まれる気流が発生することから、その気流にのってトレーサ3が吸気口10に吸い込まれることになる。
【0046】
次に、吸気口10に吸い込まれたトレーサ3は、薬剤揮散器具1の内部を通過して排気口11から排出される。その際、トレーサ3は、薬剤揮散器具1のファンあるいは薬剤が保持されている担体の回転によって、時計回りなど気流に回転方向がついた状態で排気口11から排出される。
【0047】
ここで、黄色の背景材4に対して緑色のトレーサ3が拡散していることから、観察者は容易に肉眼でトレーサ3の流れを追うことができ、薬剤揮散器具1の稼働時の吸排気の様子および気流の拡散状態を把握することができる。
【0048】
また、前記した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明の薬剤揮散器具のデモンストレーション方法は、防虫成分や消臭成分などの活性成分を内部に収納可能な薬剤揮散器具の稼働時の吸排気の様子および気流の拡散状態を可視化する方法に用いることができる。
【符号の説明】
【0050】
1 薬剤揮散器具
2 トレーサ供給装置
3 トレーサ
4 背景材
5 三角フラスコ
6 ドライアイス
7 水
8 ホース
9 照明
10 吸気口
11 排気口
12 デシケータ
13 ホース
14 発煙ボール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸気口と排気口を有し、内部に活性成分を収納可能な薬剤揮散器具と、
前記薬剤揮散器具の後方に設置した背景材と、
可視化したトレーサとを備え、
前記吸気口の近傍に前記トレーサを供給し、
前記薬剤揮散器具の稼働によって前記吸気口から前記トレーサを前記薬剤揮散器具の内部に吸引させ、
前記排気口から前記トレーサを排出させることを特徴とする薬剤揮散器具のデモンストレーション方法。
【請求項2】
前記背景材が、
前記トレーサの色彩との比較において視認性の高い色彩の背景材であることを特徴とする請求項1に記載の薬剤揮散器具のデモンストレーション方法。
【請求項3】
前記薬剤揮散器具の後方から前記薬剤揮散器具または前記排気口から排出させるトレーサに向けて照明を照らすことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薬剤揮散器具のデモンストレーション方法。
【請求項4】
前記トレーサが、
微粒子粉体、水ミスト、煙、ドライアイスの昇華によって生じる白煙から選ばれる少なくとも1種以上のものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の薬剤揮散器具のデモンストレーション方法。
【請求項5】
前記活性成分が、
防虫剤、殺虫剤、消臭剤、芳香剤、除菌剤から選ばれる少なくとも1種以上のものであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の薬剤揮散器具のデモンストレーション方法。
【請求項6】
前記薬剤揮散器具の稼働によって、前記吸気口から前記トレーサを取り入れ、任意の時間、前記排気口から前記トレーサを排出する一連の過程を連続してデモンストレーションすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の薬剤揮散器具のデモンストレーション方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−181404(P2010−181404A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2010−5602(P2010−5602)
【出願日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(000207584)大日本除蟲菊株式会社 (184)
【Fターム(参考)】