説明

薬剤揮散装置

【課題】12時間以内の短時間に高薬量の揮散性薬剤を揮散させてその周囲に揮散性薬剤のバリア空間を形成し、飛翔害虫のこの空間への侵入を阻止しうる薬剤揮散装置の提供。
【課題の解決手段】揮散性薬剤が担持された薬剤担持体にファンによる風を当てて前記揮散性薬剤を揮散させる薬剤揮散装置において、前記薬剤担持体に前記揮散性薬剤を10〜70mg担持させると共に、1時間当たりの薬剤揮散量を0.7mg/h以上となし、かつ、使用開始から12時間以内に担持量の50%以上を揮散させてその周囲に前記揮散性薬剤のバリア空間を形成し、飛翔害虫のこの空間への侵入を阻止するようになした薬剤揮散装置。前記薬剤担持体は、テクスチャード加工されていないポリエステル系繊維の格子状もしくは網状繊維構造体に前記揮散性薬剤を担持させたものが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、揮散性薬剤が担持された薬剤担持体にファンによる風をあてて揮散性薬剤を揮散させる薬剤揮散装置の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
害虫、例えば蚊やブユなどを駆除するために、薬剤を閉鎖空間(室内や自動車の車内、アウトドアスポーツにおけるテント内など)全体に揮散、放出させる薬剤揮散方法として、熱エネルギーを利用した蚊取線香や電気蚊取マット、液体式電気蚊取(リキッド)が一般的であるが、常温でファン等の風力を利用して薬剤を揮散、放出させる方法も実用化されている。後者の方法は必ずしも交流電源を必要とせず、持ち運びが可能であることから携帯用として有用であり、例えば、特開平11−187799号公報(特許文献1)は、チャンバ内のファンと排気口の間に薬剤保持体を備え、前記ファンの直径が前記薬剤保持体の気流と直交する方向に沿う寸法よりも小さく、かつ、前記ファンと前記薬剤保持体とが所定間隔で近傍配置されている害虫防除装置を開示している。
【0003】
また、特開2008−178336号公報(特許文献2)には、単位時間当たりの風量が360〜1800リットル、単位時間当たりの薬剤の薬剤揮散量が0.02〜0.1ミリグラムであり、且つ前記風量と前記薬剤揮散量との積が18〜180である害虫防除方法が記載されている。
【0004】
ところで、かかる薬剤揮散装置は、長期間用途に対応して当然のことながら高薬量を担持させることが必要となり、これに用いる薬剤担持体としては、薬剤の揮散性を維持する一方、相応の薬剤保持性をも具備する素材が要求された。例えば、特開2001−200239号公報(特許文献3)は、担体が撚り糸からなり、目の大きさが6〜100メッシュの範囲であるネットを枠に張ったものからなり、該ネットを2枚以上重ねて併置してなる薬剤保持体を提案し、これを用いることにより、実用的な日数の間、有効な量の薬剤揮散量を確保することができるとしている。
【0005】
しかしながら、特開2001−200239号公報(特許文献3)をはじめ、これまでの薬剤揮散装置の薬剤担持体においては、薬剤の保持性を重視する結果、薬剤の単位時間あたりの揮散量を少なからず抑えざるを得ず、使用初期における格段の効力アップを望むのは技術的に制限されると考えられていた。このように、ファン等の風力を利用する薬剤揮散装置において、短時間に高薬量の薬剤を揮散させるという技術的発想に基づく製品は未だない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平11−187799号公報
【特許文献2】特開2008−178336号公報
【特許文献3】特開2001−200239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、12時間以内の短時間使用を目指した薬剤揮散装置であり、短時間に高薬量の揮散性薬剤を揮散させてその周囲に揮散性薬剤のバリア空間を形成し、飛翔害虫のこの空間への侵入を阻止しうる薬剤揮散装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の構成が上記目的を達成するために優れた効果を奏することを見出したものである。
(1)揮散性薬剤が担持された薬剤担持体にファンによる風を当てて前記揮散性薬剤を揮散させる薬剤揮散装置において、前記薬剤担持体に前記揮散性薬剤を10〜70mg担持させると共に、1時間当たりの薬剤揮散量を0.7mg/h以上となし、かつ、使用開始から12時間以内に担持量の50%以上を揮散させてその周囲に前記揮散性薬剤のバリア空間を形成し、飛翔害虫のこの空間への侵入を阻止するようになした薬剤揮散装置。
(2)前記薬剤担持体が、テクスチャード加工されていないポリエステル系繊維の格子状もしくは網状繊維構造体に前記揮散性薬剤を担持させたものである(1)に記載の薬剤揮散装置。
(3)前記ポリエステル系繊維の線径が30〜300μmで、かつ、メッシュ数が50〜300メッシュである(2)に記載の薬剤揮散装置。
(4)前記揮散性薬剤が、トランスフルトリン、プロフルトリン及びメトフルトリンから選ばれた1種又は2種である(1)ないし(3)のいずれかに記載の薬剤揮散装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明の薬剤揮散装置は、12時間以内の短時間使用を目指した薬剤揮散装置であり、短時間に高薬量の揮散性薬剤を揮散させてその周囲に揮散性薬剤のバリア空間を形成し、飛翔害虫のこの空間への侵入を阻止しうるので、その実用性は極めて高い。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明で用いられる揮散性薬剤としては、揮散性に優れた殺虫成分、忌避成分、抗菌成分、防虫香料等があげられる。殺虫成分としては、エムペントリンや一般式(I)
【化1】

(式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれた常温揮散性のピレスロイド系殺虫成分が好適である。これらの化合物は、その30℃における蒸気圧が2×10−4〜1×10−2mmHgであって、従来のアレスリン及びプラレトリンに比べて蒸気圧が高く、蚊、ハエ、ブユ、ユスリカなどの害虫に対する殺虫効力も優れている。なお、化合物の酸成分において、不斉炭素に基づく光学異性体や幾何異性体が存在する場合、それらの各々や任意の混合物も本発明に包含されることはもちろんである。
【0011】
一般式(I)で表される化合物の具体例としては、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、トランスフルトリンと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、プロフルトリンと称す)、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、メトフルトリンと称す)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Aと称す)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Bと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Cと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジフルオロビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Dと称す)、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Eと称す)、2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Fと称す)、4−プロパルギル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Gと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−ビニルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Hと称す)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Iと称す)、又は4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Jと称す)をあげることができる。
上記化合物のなかでは、トランスフルトリン、プロフルトリン及びメトフルトリンが性能的に好ましい。
【0012】
他の揮散性薬剤としては、例えば、ディート、ジメチルフタレート、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール等の忌避成分、ヒノキチオール、テトラヒドロリナロール、オイゲノール、アリルイソチオシアネート等の抗菌成分、シトロネラ油、オレンジ油、レモン油、ライム油、ユズ油、ラベンダー油、ペパーミント油、ユーカリ油、ジャスミン油、檜油、緑茶精油、リモネン、α−ピネン、シトロネラール、テルピネオール、リナロール、ゲラニオール、フェニルエチルアルコール、アミルシンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド、ベンジルアセテート等の防虫香料等があげられる。
また、前記成分に加え、消臭成分、芳香成分、例えば、「緑の香り」と呼ばれる青葉アルコールや青葉アルデヒド配合の香料成分などを適宜配合しても構わない。
【0013】
本発明は、薬剤揮散装置に適用される薬剤担持体の担体として、薬剤吸着性の乏しいプラスチック製繊維構造体を採用するにも拘わらず必要な薬剤担持量を保持せしめ、薬剤の単位時間あたりの揮散量を格段にアップさせたことに特徴を有する。
プラスチック製繊維としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど)、ポリアミド、アクリル繊維等があげられるが、これらが主体であればポリエチレン、ポリプロピレン、レーヨン等との混紡品でもよい。
なかでも、テクスチャード加工されていないポリエステル系繊維構造体が好適である。ここで、テクスチャード加工糸とは、撚り、たるみ付け、熱処理等の工程を施し、カール、クリンプ、ループ等に加工されたものを言う。
本発明では、このようなテクスチャード加工が施されていないポリエステル系繊維を格子状もしくは網状に形成したものが好ましく、性能試験結果から、その線径が30〜300μmで、かつ、メッシュ数として50〜300メッシュが好ましいことが認められた。
【0014】
本発明の用途が主として屋外用で12時間以内の使用であることから、薬剤担持体の担体の大きさは小型化を図るのが好ましい。このため、1枚の揮散面積を15〜50cm程度とし、通気性に問題を来たさない限りこの繊維構造体を2〜4枚重畳させて用いるように設計するのがよい。
【0015】
本発明では、かかる担体全体に揮散性薬剤を10〜70mg担持させるが、必要ならば、揮散性薬剤と共に、溶剤、安定剤、揮散調整剤、界面活性剤、着色剤などを適宜配合することができる。溶剤としては、n−パラフィン、イソパラフィンなどの炭化水素系溶剤、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールなどのグリコール系溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤などがあげられ、安定剤としては、BHT、BHAなどを例示できるがこれらに限定されない。ステアリン酸ブチルやミリスチン酸イソプロピルは、本発明で揮散調整剤としての作用を示すことがあり、また、色彩の付加は商品価値を高めるだけでなく、揮散性薬剤の揮散終点を明瞭に視認させるインジケーターとしても使用可能である。
薬剤担持体を調製するに際しても、その担持方法は何ら限定されず、分注方式、含浸方式、スプレー方式等、公知の従来技術を適宜採用すればよい。
【0016】
本発明の薬剤揮散装置は、吸気口又は排気口の近傍に薬剤担持体を設置し、これにファンが生起する風を当てて揮散性薬剤を揮散させる。ファンとしては、単位時間当たりに360〜1800リットル程度の風量を発生することができるものであればその種類に限定はない。例えば、3V程度の電池で所定の風量を発生するものがよく、直径20〜60mm、重さ1〜10g程度のプロペラファン、直径20〜60mm、重さ1.5〜20g程度のシロッコファンが好適である。
なお、ファンを駆動させるモーターは、DC1.5V〜6.0Vで、500〜3000rpm程度の回転数を与えるものが好ましい。
【0017】
本発明の薬剤揮散装置には、更にスイッチオンを示すパイロットランプ等を別途装填してもよい。但し、短時間使用であることからシンプルな構造が実用的であり、薬剤担持体の装着は使用の都度取替え可能とするのが便利である。
【0018】
こうして得られた本発明の薬剤揮散装置は、12時間以内の短時間に高薬量(1時間当たりの薬剤揮散量:0.7mg/h以上)の揮散性薬剤を揮散させてその周囲に揮散性薬剤のバリア空間を形成し、飛翔害虫のこの空間への侵入を阻止することを目的とする。そして、使用開始から12時間以内に担持量の50%以上を揮散させるので使用後の残量が非常に少なく、資源節約の観点からも利用価値が高いものである。
本発明の薬剤揮散装置が対象とする害虫としては、屋外での、蚊や蚋、ハエ類、コバエ類、ユスリカ類などが主体であるが、もちろん、屋内で使用してもよく、例えば、イガ、カツオブシムシなどの衣料害虫やゴキブリ類、アリ類、コクゾウ、シバンムシ等の各種害虫に対しても優れた効果を奏する。
【0019】
次に、具体的実施例ならびに試験例に基づいて、本発明の薬剤揮散装置を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【実施例1】
【0020】
線径が50μmで、テクスチャード加工されていないポリエステル繊維を格子状(メッシュ数:80メッシュ)にレース編みした。この4×10cmを二つ折りして4×5cmの2枚重畳繊維構造体を作製し、この2枚にメトフルトリンを総量16mg担持させて本発明で用いる薬剤担持体を調製後、枠体に収納した。
薬剤揮散装置には、吸気口、排気口、プロペラファン(直径30mm、重さ4g)が設けられ、排気口とプロペラファンの間に、前記薬剤担持体を枠体ごと嵌め込み、メトフルトリン担持量が16mgである薬剤揮散装置を構成した。
【0021】
この薬剤揮散装置を1900rpmで回転させ、屋外で使用したところ、メトフルトリンの1時間あたりの平均揮散量は1.0mgで、12時間後の残量は約25%であった。この間、蚊や蚋、ユスリカ類の害虫に悩まされることがなく、本薬剤揮散装置がその周囲にメトフルトリンのバリア空間を形成し、飛翔害虫のこの空間への侵入を阻止していることが認められた。
【実施例2】
【0022】
実施例1に準じ、表1に示す各種薬剤揮散装置を調製し、性能試験を行った。結果を表2に示す。なお、殺虫効力試験は、使用4時間後に6畳間の実用部屋でアカイエカ成虫に対するKT50値と致死率を調べ、比較例には、トランスフルトリンを含有するセルロースビーズにプロペラファンからの風を当てるタイプを用いた。また、ファンの回転数はいずれも1800rpmとした。
【0023】
【表1】

【0024】
【表2】

【0025】
試験の結果、本発明の薬剤揮散装置は、12時間以内の短時間に高薬量の揮散性薬剤を揮散させ、長期間使用を目的とした従来製剤に比べて格段に高い殺虫効力を示した。従って、その周囲に揮散性薬剤のバリア空間を形成し、飛翔害虫のこの空間への侵入を阻止しうることが認められた。実施例1と実施例4の対比から、本発明で用いる薬剤担持体の担体としては、テクスチャード加工されていない繊維構造体の方が、テクスチャード加工品よりも揮散性能に優れ、使用後の残量も少なく資源節約の観点からも好ましかった。
これに対し、比較例1のように、セルロース系ビーズ薬剤含浸体にプロペラファンによって風を当てるタイプでは殺虫効力が低く、使用後殺虫成分がかなり残存した。また、比較例2の如く、長期間用の従来製剤の場合、繊維シートタイプの担体としては、薬剤保持性を考慮して撚り糸のようなテクスチャード加工品を採用せざるを得ず、使用初期における揮散量をアップすることができなかった。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明の薬剤揮散装置は、害虫防除分野だけでなく、例えば、芳香、消臭分野などの、薬剤を揮散させる分野においても実用化が可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
揮散性薬剤が担持された薬剤担持体にファンによる風を当てて前記揮散性薬剤を揮散させる薬剤揮散装置において、前記薬剤担持体に前記揮散性薬剤を10〜70mg担持させると共に、1時間当たりの薬剤揮散量を0.7mg/h以上となし、かつ、使用開始から12時間以内に担持量の50%以上を揮散させてその周囲に前記揮散性薬剤のバリア空間を形成し、飛翔害虫のこの空間への侵入を阻止するようになしたことを特徴とする薬剤揮散装置。
【請求項2】
前記薬剤担持体が、テクスチャード加工されていないポリエステル系繊維の格子状もしくは網状繊維構造体に前記揮散性薬剤を担持させたものであることを特徴とする請求項1に記載の薬剤揮散装置。
【請求項3】
前記ポリエステル系繊維の線径が30〜300μmで、かつ、メッシュ数が50〜300メッシュであることを特徴とする請求項2に記載の薬剤揮散装置。
【請求項4】
前記揮散性薬剤が、トランスフルトリン、プロフルトリン及びメトフルトリンから選ばれた1種又は2種であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の薬剤揮散装置。

【公開番号】特開2012−34597(P2012−34597A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−175858(P2010−175858)
【出願日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【出願人】(000207584)大日本除蟲菊株式会社 (184)
【Fターム(参考)】