説明

蛍光体懸濁液の製造方法、蛍光ランプ、バックライトユニット及び液晶表示装置

【課題】 蛍光体膜の被着強度を確保しつつ、蛍光体劣化の生じにくい蛍光懸濁液の製造方法を提供する
【解決手段】 蛍光体懸濁液の製造方法は、蛍光体粉体と増粘剤を含む溶媒との混合物を硬練りする硬練りステップと、前記硬練りステップの後に、増粘剤と結着剤とを含有する溶媒、及び金属化合物コート剤をさらに加えて攪拌する攪拌ステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蛍光ランプ用ガラス管の内面に塗布される蛍光体懸濁液の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
蛍光体層を形成する方法としては、蛍光体粉体、増粘剤、結着剤などを溶媒に分散させた蛍光体懸濁液をガラス管内面に塗布し、乾燥させ、その後、焼成する方法が採用されている。
この蛍光体懸濁液の作製においては、蛍光体粉体、増粘剤、結着剤を一度に混合するのではなく、まず蛍光体粉体に増粘剤を含む少量の溶媒を加えて混練し、その後、さらに増粘剤及び結着剤を含む溶媒を加えて攪拌する手法が提案されている(特許文献1参照。)。
【0003】
上記混練では、溶媒分の少ない状態で蛍光体粉体を混練するため、蛍光体粉体の凝集塊が一次粒子にまで解ぎほぐされる。従って、蛍光体層中の蛍光体粒子を隙間なく配列でき、膜の被着強度を高めることができる。
【特許文献1】特開2005-294049号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本願発明者らによると、上記手法を用いて蛍光ランプを製造すると、膜の被着強度は向上するものの、その反面、蛍光体層中の蛍光体粒子が劣化し易くなるという問題が生じることがわかった。
これは、蛍光体粒子が密に配列されているため、蛍光体粒子とガラス管内面との接触面積が大きくなり、蛍光体粒子がガラス管材料(Na)に反応し易い状態にあることが原因と考えられる。
【0005】
この点、蛍光体粒子の配列を疎に形成すれば、蛍光体粒子の劣化の発現を減らすことは可能ではある。しかし、そうすると、蛍光体層の被着強度が低下してしまうというジレンマに陥る。
ことに蛍光ランプの中でもガラス管の小径な冷陰極蛍光ランプは、液晶モニター等のバックライトユニットの光源に用いられており、液晶モニターに対する小型化の要請に伴いガラス管は小径化・薄肉化する傾向にある。
【0006】
肉厚が薄い(例えば、肉厚0.5mm未満)ガラス管は、反りやすいため、被着強度の向上が必須である。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、必要な被着強度を確保しつつ、蛍光体劣化の生じにくくすることができる蛍光体懸濁液の製造方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る蛍光体懸濁液の製造方法は、蛍光ランプ用ガラス管の内面に塗布される蛍光体懸濁液の製造方法であって、蛍光体粉体と増粘剤を含む溶媒との混合物を硬練りする硬練りステップと、前記硬練りステップの後に、増粘剤と結着剤とを含有する溶媒及び金属化合物コート剤をさらに加えて攪拌する攪拌ステップとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
この構成によれば、硬練りにより蛍光体粒子の配列が密となり、蛍光体粒子とガラス管内面との接触面積を大きくできるので必要な被着強度を確保できる。加えて、蛍光体粒子が金属化合物によりコートされるため劣化を抑えることができる。
また、前記金属化合物は、イットリウム化合物であることを特徴とする。
また、前記ガラス管の肉厚は0.5mm未満であることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、肉厚が薄く蛍光体層に剥がれが生じやすい蛍光ランプにおいても、必要な被着強度を確保することができる。
本発明に係る蛍光ランプは、ガラス容器と、当該ガラス容器の内面側に形成された蛍光体層とを有する蛍光ランプであって、前記蛍光体層は、複数の蛍光体粒子と、前記蛍光体粒子をコーティングする金属酸化物とを含み、前記ガラス容器の横断面の内面側において、当該ガラス容器の周方向長さに対する前記蛍光体粒子の接触個数が、0.150〜0.190個/μmであることを特徴とする。
【0010】
本発明に係るバックライトユニットは、光源として、前記蛍光ランプを有することを特徴とする。
本発明に係る液晶表示装置は、液晶ディスプレイパネルと、前記バックライトユニットとを備えることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
1,冷陰極蛍光ランプの構成
図1は、本実施の形態に係る冷陰極蛍光ランプの概略構成を示す縦断面図である。
冷陰極蛍光ランプ10は、直管状をしたガラス容器12を有する。このガラス容器12は、硬質のホウケイ酸ガラスからなり、その全長は450mm、外径2.4mm、内径2.0mm、そして肉厚は0.2mmと薄肉である。
【0012】
ガラス容器12は、薄肉な上に長尺であるため反り易く、反りによる膜はがれを回避できるだけの蛍光体層の被着強度が必要である。
このガラス容器12の両端部は、リード線14,16が封着されている。
リード線14(16)は、タングステンからなる内部リード線14A(16A)と、ニッケルからなる外部リード線14B(16B)とからなる継線であり、内部リード線14A,16Aのガラス容器12内部側端部には、それぞれ、電極18,20がレーザ溶接等によって接合されている。
【0013】
電極18,20は、有底筒状をしたいわゆるホロー型電極であり、ニオブ棒を加工したものである。
電極18,20として、ホロー型の電極を採用したのは、ランプ点灯中の放電によって生じる電極におけるスパッタリングの抑制に有効であるからである(詳細は、特開2002-289138号等参照。)。
【0014】
ガラス容器の内部には、発光物質としての水銀(図示しない)、アルゴン、ネオン等の希ガスが所定の封入圧で封入されている。
また、ガラス容器12内面には、厚み約18μmの蛍光体層22が形成されている。蛍光体層22は、ガラス管の内面に蛍光体懸濁液を塗布し、乾燥、焼成の工程を経て形成されたものである。
【0015】
後述するように、蛍光体層22は硬練り工程を経た蛍光体懸濁液を用いて製造されたため蛍光体24が稠密に配列されている。
図2(a)は、本実施の形態に係る蛍光体層22を拡大した模式図である。
結着剤23は、CBB(アルカリ土類金属ホウ酸塩)の材料からなり、蛍光体24どうしを結着している。
【0016】
図2(b)は比較のため、従来の硬練りを用いてない蛍光体層1022を示した模式図である。
図2(a)、図2(b)から明らかなように、本実施の形態に係る蛍光体層22は、硬練りを用いていない蛍光体層1022と比べて、蛍光体粒子24が密に充填されている。
しかしその一方で、蛍光体層22は、ガラス容器12との接触面積が大きいため、ガラス容器12材料(Na等)と反応し易い状態にある。図3(a)に、蛍光体24がガラス管12から攻撃される様子を模式的に矢印で示している。
【0017】
本実施の形態に係る蛍光体24は、図3(b)に示すように、蛍光体粒子26と、この蛍光体粒子26をコーティングするイットリウム酸化物の被膜28とからなる。この被膜28により、蛍光体粒子26とガラス容器12材料と直接接触することを防ぎ、浸食を抑えることができる。
2,蛍光体懸濁液の作製方法
以下、本実施の形態に係る蛍光体懸濁液の作製について説明する。
【0018】
図4は、蛍光体懸濁液の作製工程を模式的に示す図である。
まず、蛍光体粉体30と、増粘剤成分としてニトロセルロース2〜4重量%を含有する少量の酢酸ブチル溶媒32と、槽内に投入する[図4(a)]。
両者の混合比は一定の粘度を確保できる比率に調整され、例えば、蛍光体粉体100gに対して、溶媒10〜30gである。
【0019】
蛍光体粉体は、例えば、青色蛍光体として、BaMgAl1627:Eu2+(BAM,バリウムマグネシウムアルミン酸塩ユウロピウム付活蛍光体)、緑色蛍光体として、LaPO:Tb3+(LAP)、赤色蛍光体として、Y:Eu3+(YOX)を用いる。
次に、羽根36a,36bを回転させることにより、数十分間の硬練りを行う[図4(b)]。この羽根36a,36bは自転と公転の遊星運動を行うものである。
【0020】
この硬練りにおいては、蛍光体粉体30と溶媒32とが徐々に混合されて半固形体38となり、さらに、この半固形体38に対して硬練りが継続されることとなる。半固形体38を練り合わせることで、蛍光体粒子の凝集塊に、羽根36a,36bによるせん断力が加わり、凝集塊を解きほぐして1次粒子にまで分散させることができる。
硬練りの後[図4(c)]、ニトロセルロースと結着剤としてのCBBとを含む酢酸ブチル溶媒40、及びカプリル酸イットリウム[(C15COO)Y]を含むコート剤42を、槽内に加える[図4(d)]。
【0021】
続いて、羽根36a,36b及び小型羽根37a,37bを回転させて攪拌を行う[図4(e)]。
この攪拌中に、カプリル酸イットリウムが蛍光体粒子にコーティングされる。そして、後の焼成工程において、次の反応式に示すようにイットリウム酸化物として蛍光体粒子にコーティングされることになる。
【0022】
Y(C15COO)+ H
→ Y-(OH)+3C15COOH
→ Y+HO+CO
この作製された蛍光体懸濁液は、液中の蛍光体粒子が1次粒子まで解砕されている。このため、塗布後形成された蛍光体膜中における蛍光体粒子どうしを隙間少なく稠密に配列することができる。
【0023】
稠密に配列されているため、蛍光体膜とガラス管内面との被着強度を確保でき、また、ガラス容器内部の水銀が蛍光体間の隙間に入って滞留することを防止できる。
また、蛍光体粒子はイットリウム酸化物によりコーティングされているため、当該蛍光体粒子とガラス材料との反応を防止できる。
(蛍光体層の顕微鏡写真)
図5は、蛍光体層のSEM写真である。図5(a)は、本実施の形態に係る蛍光体層22の写真であり、図5(b)は硬練りを経ずに作製された蛍光体懸濁液を用いて形成された蛍光体層の写真である。
【0024】
両蛍光体層は、同じ大きさのガラス容器(全長400mm、外径2.4mm、内径2.0mm)に対して、同組成、同量の蛍光体懸濁液を塗布を経て形成してたものである。
この写真は、ガラス容器の長手方向の略中央における横断面の内面を撮影したものである。
図5から明らかなように、硬練り有りの蛍光体層[図5(a)]は硬練り無しの蛍光体[図5(b)]と比べて、蛍光体が密に配列され膜厚が薄いことがわかる。
【0025】
しかしながら、硬練り有りの蛍光体層は、密に配列されているゆえに蛍光体とガラス容器内面との接触表面積が大きい。
具体的に、写真を複数枚貼り合わせて、ガラス容器の周方向長さ291μmの範囲で、ガラスに接している蛍光体の個数を計数したところ、例えば、硬練り無しでは、41個(41個/291μm=0.141個/μm)であったのに対して、硬練り有りでは、48個(41個/291μm=0.165個/μm)であった。
【0026】
なお、硬練り有りの場合では、0.150〜0.190個/μmの範囲に収まることが確認されている。
硬練り有りの場合、ガラス容器に接している蛍光体の個数が多いため(蛍光体とガラス容器内面との接触表面積が大きいため)、前述したように蛍光体粒子がガラス容器の材料(Na等)に反応して劣化しやすい環境となっている。
【0027】
本実施の形態に係る蛍光体粒子は、イットリウム酸化物によりコーティングされているため、係る劣化を防止することができる。
3,液晶表示装置
本実施の形態に係る冷陰極蛍光ランプ10は、液晶表示装置に用いることができる。
図6は、液晶表示装置50を示す断面図である。
【0028】
液晶表示装置50は、液晶ディスプレイパネル60と、その背面に配されたエッジライト方式のバックライトユニット70とからなる。
バックライトユニット70は、透光性を有するアクリル樹脂製の導光板72、導光板72の一端面に設けられた冷陰極蛍光ランプ10、冷陰極蛍光ランプ10から放射された光を導光板72側に反射させる反射板74、導光板72の主面に設けられた輝度向上シート76、を備えている。
【0029】
本実施の形態に係る冷陰極蛍光ランプ10は、肉薄でありながら、蛍光体膜の被着強度の確保された上、蛍光体劣化が生じにくいので、バックライトユニットの薄型化、長寿命化に貢献することができる。
とりわけミリオーダーで薄型化が要求されるモバイルパソコン用のバックライトユニットの光源として有用である。
4,その他の事項
(1)金属酸化物について
本実施の形態では、蛍光体粒子にコートする金属酸化物の一例として、イットリウムを挙げているが、他にも金属酸化物として、二酸化硅素、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、酸化バナジウム、酸化ニオブ及び酸化イットリウム等を用いることができる。
【0030】
(2)コート剤について
コート剤としては、実施の形態で例示したカプリル酸イットリウム[(C15COO)Y]の他に、(C2n+1COO)3Y,n=1〜10、2エチルヘキサンY、炭酸Y、シュウ酸Y等を用いても同様の効果が得られる。
(3)蛍光体懸濁液の作製について
本実施の形態は、実施の形態で示した硬練りを用いる方法に限らず、例えば、ロールミル、ボールミル、ホモミキサー等、または、蛍光体表面処理をすることによって、0.150〜0.190個/μmの範囲に入る場合には、イットリウム酸化物のコーティング効果が得られる。
【0031】
(4)色調整について
本実施の形態では、特に詳細に述べなかったが、色の調整方法について説明する。
A.第1の調整方法
図7は、第1の調整方法を示すフローチャートである。
まず、三波長(四波長でも構わない)蛍光体、及び増粘剤や結着剤を含む溶媒を秤量し(S101)、蛍光体懸濁液の作製する(S102)。
【0032】
作製した蛍光体懸濁液を用いて色度サンプル用のランプを製造し、点灯させて色度評価を行う(S103)。
評価した色度が目標の値の範囲内で、補正が不要ならば(S104:No)ルーチンを終える。補正が必要ならば(S104:Yes)、蛍光体懸濁液に補正液を加えて混合して色度を補正する(S105)。
【0033】
この補正液は、単色の蛍光体を含む蛍光体懸濁液である。
B.第2の調整方法
図8は、第2の調整方法を示すフローチャートである。
まず、単色蛍光体、及び増粘剤や結着剤を含む溶媒を秤量し(S201)、色毎に別々の単色の蛍光体懸濁液を作製する(S202)。
【0034】
作製した単色の蛍光体懸濁液を必要量準備し(S203)、準備した蛍光体懸濁液をブレンド(混合)する(S204)。
このように、予め作製しておいた単色の蛍光体懸濁液をブレンドしても、硬練り及びイットリウム酸化物コーティングの効果は、第1の調整方法と同様に得られる。この場合は単色の補正液を準備する必要がなく、作業効率が良くなるという利点がある。
【0035】
その後のS205〜S207は、S103〜S105(図7参照)と同様である。
(5)ランプの種類について
実施の形態では、冷陰極蛍光ランプを例に挙げて説明したが、これに限らず熱陰極蛍光ランプや、EEFL(外部電極型蛍光ランプ)にも適用可能である。
(6)コーティングについて
実施の形態では、図3(b)にあるように、蛍光体粒子26に被膜28が連続的にコーティングされていた(連続膜)が、これに限らず、蛍光体粒子の表面に金属の微粒子を多数付着させるコーティング(不連続膜)であっても構わない。
【0036】
また、図3(b)に示した例では、蛍光体粒子26の全てが被膜28によって包囲にされていたが、蛍光体粒子は被膜によって完全に覆い被さられなくても(蛍光体粒子の一部が露出していても)構わない。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明に係る蛍光ランプの製造方法は、蛍光体膜の必要な被着強度を確保しつつ、蛍光体劣化が生じにくい蛍光ランプを提供できるので有用である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】冷陰極蛍光ランプ10の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】図2(a)は本実施の形態に係る蛍光体層22の、図2(b)は従来の硬練りを用いていない蛍光体層1022の拡大模式図である。
【図3】図3(a)は、蛍光体24がガラス管12から受ける影響を模式的に示す図であり、図3(b)は、蛍光体24の概略構成を示す図である。
【図4】蛍光体懸濁液の作製工程を模式的に示す図である。
【図5】蛍光体層のSEM写真である。図5(a)は、本実施の形態に係る蛍光体層22の写真であり、図5(b)は硬練りを経ずに作製された蛍光体懸濁液を用いて形成された蛍光体層の写真である。
【図6】液晶表示装置50の概略構成を示す断面図である。
【図7】第1の色の調整方法を示すフローチャートである。
【図8】第2の色の調整方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0039】
10 冷陰極蛍光ランプ
12 ガラス容器
22 蛍光体膜
24 蛍光体
26 蛍光体粒子
28 被膜
32 増粘剤(ニトロセルロース)を含む少量の酢酸ブチル溶媒
40 増粘剤(ニトロセルロース)と結着剤(CBB)を含む酢酸ブチル溶媒
42 カプリル酸イットリウムを含むコート剤
50 液晶表示装置
60 液晶パネル
70 バックライトユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
蛍光ランプ用ガラス管の内面に塗布される蛍光体懸濁液の製造方法であって、
蛍光体粉体と増粘剤を含む溶媒との混合物を硬練りする硬練りステップと、
前記硬練りステップの後に、増粘剤と結着剤とを含有する溶媒及び金属化合物コート剤をさらに加えて攪拌する攪拌ステップとを含む
ことを特徴とする蛍光体懸濁液の製造方法。
【請求項2】
前記金属化合物は、イットリウム化合物である
ことを特徴とする請求項1に記載の蛍光体懸濁液の製造方法。
【請求項3】
前記ガラス管の肉厚は0.5mm未満である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の蛍光体懸濁液の製造方法。
【請求項4】
ガラス容器と、当該ガラス容器の内面側に形成された蛍光体層とを有する蛍光ランプであって、
前記蛍光体層は、複数の蛍光体粒子と、前記蛍光体粒子をコーティングする金属酸化物とを含み、
前記ガラス容器の横断面の内面側において、当該ガラス容器の周方向長さに対する前記蛍光体粒子の接触個数が、0.150〜0.190個/μmであることを特徴とする蛍光ランプ。
【請求項5】
光源として、請求項4に記載の蛍光ランプを有することを特徴とするバックライトユニット。
【請求項6】
液晶ディスプレイパネルと、請求項5に記載のバックライトユニットとを備えることを特徴とする液晶表示装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2007−165198(P2007−165198A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−362200(P2005−362200)
【出願日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】