説明

融雪ヒーターを用いた多段式太陽電池パネルの設置工法

【課題】太陽電池パネルに付着した雪を融雪して、除去する多段式太陽電池パネルの設置工法を提供する。
【解決手段】太陽電池パネル1を、東向き、又は西向きとし、斜面を傾斜させてを設置する。前記太陽電池パネルの側面を連結する際に、山形2の組み合わせを行い、山形の谷溝3の部分を滑走路にすることで、融雪後の流失ルートを設置可能とする。山形に合わせた谷溝3の部分の下に、低温型融雪ヒーター4を取り付け、着雪を感知する温度センサー6によって起動運転することにより融雪温度にする。該低温型融雪ヒーターの下には、底板5を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多段式太陽電池パネルの設置工法に関するものであり、東向き、又は西向き、斜面に傾斜した太陽電池パネルの側面を山形に組み合わせて、谷溝の部分の下に、融雪ヒーターを設けた特徴を持ち、融雪の効率を高めることを可能にしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来の太陽電池パネルの設置条件は、降雪地域には適さず、普及が困難である。
又、融雪システムはあるが、効率が悪く、あまり普及していない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
太陽電池パネルの設置は、太陽光の直射が最適条件になる為、発電障害である、太陽電池パネルに付着した雪を融雪して、除去することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決するために、請求項の発明は、東向き、又は西向き、斜面に傾斜した太陽電池パネルの側面を山形に組み合わせることを計り、更に山形に組み合わせた谷溝の部分に、融雪ヒーターでを取り付けることで、効率良く、融雪処理を行うことができる。
【発明の効果】
【0005】
この発明の効果は、従来、太陽電池パネル発電に適さなかった降雪地域に、太陽光発電を普及の拡大を実現させるものである。
【発明を実施する為の最良の形態】
【0006】
この発明の効果は、多段式太陽電池パネルの設置条件である、東向き、又は西向き、斜面の傾斜角度のタテの傾斜と太陽電池パネルの側面を山形に組み合わせてのヨコの傾斜で、谷溝の部分を滑走路にする構造である為、斜面の傾斜角度は、気候条件による地域に合わせて、調整可能である。
又、融雪ヒーターの温度は低温に設定し、着雪を感知する温度センサーによって、起動運転する構造である為、気候条件に合わせて、調整可能である。
更に、支柱は、コンクリートポールでも、鉄柱、鉄塔でも可能である。
又、更に、凍結条件の多い地域には、山形構造の山の部分にも、融雪ヒーターを設けることも、融雪ヒーターの温度も調整可能である
【産業上の利用可能性】
【0007】
本発明に係る融雪ヒーターを用いた多段式太陽電池パネル設置工法は、簡易で、、省エネでもあり、普及も可能で、産業上の利用可能を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の説明図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
(1)太陽電池パネル (2)山形 (3)谷溝
(4)融雪ヒーター (5)温度センサー

【特許請求の範囲】
イ)太陽電池パネル(1)を東向き、又は西向き、斜面に傾斜設定し、側面を山形(2)に組み合わせる。
ロ)山形(2)に合わせた谷溝(3)の部分の下に、融雪ヒーター(4)を取り付ける。
ハ)融雪ヒーター(4)下に底板(5)を設ける。
ニ)温度センサー(6)と融雪ヒーター(4)を結線する。
以上のごとく構成された、融雪ヒーターを用いた多段式太陽電池パネルの融雪技術に関するものである。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−9672(P2011−9672A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−166105(P2009−166105)
【出願日】平成21年6月23日(2009.6.23)
【出願人】(501461209)
【出願人】(509198435)
【Fターム(参考)】