説明

血液浄化装置

【課題】圧力検出用流路の血液供給流路との接続部分における血栓の形成を防止して、血液供給流路内の圧力を正確かつ安定的に測定する。
【解決手段】血液透析装置1は、血液浄化器10と、動脈穿刺針11から血液浄化器10に血液を供給するための血液供給流路12と、血液浄化器10から静脈穿刺針13に血液を返送するための血液返送流路14と、血液供給流路12上に設けられ、血液を血液浄化器10に間欠的に送出可能な血液ポンプ15と、血液ポンプ15による血液の送出が停止している間に血液供給流路12内における血液ポンプ15よりも上流側の圧力を測定する圧力測定装置16と、圧力測定装置16の圧力検出用流路41上にヘパリン溶液を供給するヘパリン溶液供給装置17と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血液浄化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
血液透析処理中には、しばしば突然に血圧が低下することがある。血圧の低下は患者にとって好ましくない。この血圧低下を早期に発見するために、血液透析処理中、頻回に、理想的には連続的に血圧を測定する必要がある。最も一般的に行われているのは、マンシェットを用いる血圧計でマンシェットを上肢に巻きっぱなしにして、間欠的に、しかし頻回に血圧を測る方法である。この方法での測定は、最も頻回でも15分おきが限度で、それ以上の頻度で行うと、患者が不快を覚えたり、マンシェットにより上肢にうっ血が生じてしまう。またこの方法では、透析用の穿刺が行われているシャント側と反対側の上肢にマンシェットを巻かなければならないため、患者は両上肢を拘束されて不快である等の問題がある。
【0003】
そこで、血液透析処理中の血圧をシャント側の上肢において、さらに頻回に測定する方法として、図3に示す血液透析装置100においては、動脈穿刺針120と透析浄化器121を接続する血液供給流路122における血液ポンプ123の上流側に、圧力測定装置124を設け、血液透析処理中に間欠的に血液ポンプ123を停止して、血液供給流路122内の圧力を測定し、その圧力から血圧を算出する方法が提案されている。この圧力測定装置124は、圧力検出部125と、当該圧力検出部125と血液供給流路122とを連通させる圧力検出用流路126とを有している。この方法は、血液が流通していない状態において、血液供給流路122内の圧力は、おおよそシャント血管圧に等しく、さらにそのシャント血管圧は血圧に比例することに基づいている。この方法によれば、マンシェットを巻く必要がないため患者に不快を与えることなく、いつでも血圧を測定できる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】菊池和実他、プレポスピタルケアー、2003、13、43−53
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の血液透析装置100の場合、血液透析処理中に血液供給流路122内の圧力変動に伴って、圧力検出用流路126に少量の血液が繰り返し、流入・流出して、一部が圧力検出用流路126内に滞留する。この結果、血液供給流路122と圧力検出用流路126との接続部分Aでは、滞留した血液は凝固し、いわゆる血栓が形成される。この血栓は、血液供給流路122内の圧力が圧力検出用流路126を通じて圧力検出部125に伝わるのを阻害することがあり、以て、しばしば、圧力測定装置124による正確な圧力測定ができなくなる。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、圧力検出用流路の血液供給流路との接続部分において血栓が形成されることを防止可能な血液浄化装置を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明は、血液を浄化する血液浄化器と、動脈穿刺針から前記血液浄化器に血液を供給するための血液供給流路と、前記血液浄化器から静脈穿刺針に血液を返送するための血液返送流路と、前記血液供給流路上に設けられ、血液を前記血液浄化器に間欠的に送出可能な血液送出装置と、圧力検出部と、当該圧力検出部と前記血液供給流路の前記血液送出装置より上流側とを連通させる圧力検出用流路を有し、前記血液送出装置による血液の送出が停止している間に前記血液送出装置よりも上流側の血液供給流路内の圧力を測定する圧力測定装置と、前記圧力検出用流路上に血液の抗凝固液を供給するための抗凝固液供給装置と、を有する、血液浄化装置である。
【0008】
本発明によれば、圧力検出用流路における血液供給流路との接続部分に血液の抗凝固液を供給できるので、当該接続部分に血栓が形成されるのを防止できる。よって、圧力測定装置により血液供給流路内の圧力を正確かつ安定的に測定できる。
【0009】
前記抗凝固液供給装置は、抗凝固液貯留器と、一端が該抗凝固液貯留器に接続され、他端が前記圧力検出用流路に接続されている抗凝固液供給流路と、前記抗凝固液貯留器から前記圧力検出用流路に抗凝固液を送出するため抗凝固液ポンプとを有し、前記圧力検出用流路における前記抗凝固液供給流路との接続部よりも前記血液供給流路側は、前記抗凝固液供給流路と前記圧力検出用流路の共通流路になっていてもよい。
【0010】
前記共通流路の内径が、その共通流路より前記抗凝固液貯留器側の前記抗凝固液供給流路の内径よりも大きくてもよい。かかる場合、該共通流路では、抗凝固液の線流速が遅くなるため、抗凝固液の流れに伴う圧勾配が小さくなる。そのため、共通流路に抗凝固液が流れていても、圧力検出部により正確に前記血液供給流路内の圧力を測定できる。
【0011】
前記共通流路の内径は、2mm以上であってもよい。この場合、該共通流路における、抗凝固液の流れに伴う圧勾配は有意に小さくなり、圧力検出部により正確に前記血液供給流路内の圧力を測定できる。
【0012】
前記共通流路の長さは、1cm以下であってもよい。この場合、該共通流路における、抗凝固液の流れに伴う圧勾配は有意に小さくなり、圧力検出部により正確に前記血液供給流路内の圧力を測定できる。
【0013】
上記血液浄化装置は、前記抗凝固液ポンプの作動を制御する抗凝固液ポンプ制御装置をさらに有し、前記抗凝固液ポンプ制御装置が、前記抗凝固液ポンプによる抗凝固液の実際送出量と予定送出量を一定間隔で比較し、該実際送出量が該予定送出量よりも多い場合に、該実際送出量が該予定送出量に一致するまで、前記抗凝固液ポンプを停止させるようにしてもよい。血液透析処理中においては、例えば前記血液送出装置よりも上流側の前記血液供給流路内の圧力が大気圧以下になることがある。前記血液送出装置よりも上流側の前記血液供給流路内の圧力が大気圧以下になると、時に、前記抗凝固液供給流路に実際に供給される抗凝固液の量が、予定量よりも多くなる。本発明によれば、このような問題が有効に防止できる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、圧力検出用流路における血液供給流路との接続部分における血栓の形成が防止されるので、血液供給流路内の圧力を正確に測定できる。これにより、血液供給流路内の圧力に基づいて算出される患者の血圧を正確に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明における血液透析装置の構成の概略を示す説明図である。
【図2】圧力検出用流路と抗凝固液供給流路の共通流路を示す説明図である。
【図3】改良前の血液透析装置の構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態にかかる血液浄化装置としての血液透析装置1の構成の概略を示す説明図である。
【0017】
血液透析装置1は、血液を浄化する血液浄化器10と、動脈穿刺針11から血液浄化器10に血液を供給するための血液供給流路12と、血液浄化器10から静脈穿刺針13に血液を返送するための血液返送流路14と、血液供給流路12上に設けられ、血液を血液浄化器10に送出するための血液送出装置としての血液ポンプ15と、血液供給流路12内における血液ポンプ15よりも上流側の圧力を測定する圧力測定装置16と、血液供給流路12に抗凝固液としてのヘパリン溶液を供給するための抗凝固液供給装置としてのヘパリン溶液供給装置17を有している。
【0018】
血液浄化器10は、例えば中空糸の膜18を内蔵した中空糸モジュールであり、膜18の一次側10aに血液を通し、二次側10bに透析液を通し、一次側10aの血液中の不要物質を膜18を通じて二次側10bの透析液に取り込んで血液を透析することができる。
【0019】
血液供給流路12及び血液返送流路14には、例えば軟質のチューブが用いられている。血液ポンプ15は、例えばチューブポンプであり、血液供給流路12のチューブを扱いて血液を血液浄化器10側に圧送できる。
【0020】
血液供給流路12の血液ポンプ15と血液浄化器10との間には、ドリップチャンバ30が設けられている。また、血液返送流路14には、ドリップチャンバ31が設けられ、当該ドリップチャンバ31には、静脈圧力センサ32が設けられている。
【0021】
圧力測定装置16は、例えば圧力検出部40と、圧力検出部40と血液供給流路12とを連通する圧力検出用流路41とを有している。圧力検出部40は、例えば気圧センサである。圧力検出用流路41の血液供給流路12との接続部分Aに近い部分は、後述するヘパリン溶液供給流路51との共通流路42になっている。圧力検出用流路41内の共通流路42側が液体に満たされ、圧力検出部40側が気体に満たされており、圧力検出用流路41内には、気体と液体との境界面が形成されている。圧力測定装置16は、液圧を気圧に変換することによって、血液供給流路12内の圧力を測定できる。
【0022】
へパリン溶液供給装置17は、ヘパリン溶液貯留器50と、ヘパリン溶液貯留器50内のヘパリン溶液を血液供給流路12に流通させるためのヘパリン溶液供給流路51と、ヘパリン溶液貯留器50から血液供給流路12にヘパリン溶液を送出させるためのヘパリン溶液ポンプ52と、へパリン溶液ポンプ52の動作を制御するヘパリン溶液ポンプ制御装置53を有している。ヘパリン溶液供給流路51は、圧力検出用流路41の共通流路42に接続されている。
【0023】
図2に示すように、圧力検出用流路41とヘパリン溶液供給流路51の共通流路42の長さLは、1cm以下、例えば8mmと十分に短く設定されている。また共通流路42の内径Dは、共通流路42よりヘパリン溶液貯留器50側のヘパリン溶液供給流路51の内径よりも大きく設定されている。例えばヘパリン溶液供給流路51の内径Dは1mmであり、共通流路42の内径は2mm以上、例えば3mmになっている。
【0024】
次に、以上のように構成された血液透析装置1の動作を説明する。
【0025】
血液透析処理では、血液ポンプ15が稼働され、患者の血液が動脈穿刺針11から血液供給流路12を通って血液浄化器10に送られる。血液浄化器10において血液中の不要物質が除去される。血液浄化器10を通過して浄化された血液は、血液返送流路14を通って静脈穿刺針13から患者に戻される。
【0026】
この血液透析処理中に、例えば5分間に1回の頻度で間欠的に患者の血圧が測定される。
患者の血圧測定は、先ず血液ポンプ15が停止されて血液供給流路12内の血液の送出が停止される。血液の送出が停止された状態で、圧力検出部40により血液供給流路12内の圧力が検出され、図示しない制御装置により、当該圧力情報から患者の血圧が算出される。このとき、血液供給流路12の圧波動のピーク値とボトム値が、それぞれ収縮期血圧と拡張期血圧になる。
【0027】
血圧測定が終了すると、血液ポンプ15が再稼働して、血液の浄化処理が再開される。なお、血圧測定時の血液の送出の停止時間は、例えば4秒以上、15秒以内に設定されている。
【0028】
また血液透析処理時、例えば血液が流されている血液浄化時と、血液の流れが停止されている圧力測定時の両方において、ヘパリン溶液ポンプ52により、ヘパリン溶液貯留器50からヘパリン溶液供給流路51、共通流路42を通じて血液供給流路12にヘパリン溶液が供給される。これにより、圧力検出用流路41の血液供給流路12との接続部分A、及び血液供給流路12の接続部分Aより下流側にヘパリン溶液が供給される。
【0029】
本実施の形態によれば、圧力検出用流路41における血液供給流路12との接続部分Aに直接高濃度のヘパリン溶液が供給されるので、当該接続部分Aにおける血栓の生成が防止される。したがって、血液供給流路12から圧力検出部40に通じる圧力検出用流路41が、血栓で塞がれることがなく、圧力測定装置16による圧力測定を正確かつ安定的に行うことができる。
【0030】
ヘパリン溶液供給流路51と圧力検出用流路41との接続部よりも血液供給流路12側は、共通流路42になっているので、圧力検出用流路41の血液供給流路12との接続部分Aにヘパリン溶液を好適に供給できる。
【0031】
共通流路42の内径が、ヘパリン溶液貯留器50側のヘパリン溶液供給流路51の内径よりも大きく形成されているので、共通流路42におけるヘパリン溶液の線流速度は、ヘパリン溶液供給流路51における線流速度よりも遅く、以って、共通流路52においては、ヘパリン溶液の流れに伴って発生する圧力格差が無視できるほど小さくなる。したがって、血液の流れが停止される圧力測定時において、圧力測定装置16による血液供給流路12の圧力測定が、ヘパリン溶液の流れの影響を受けず、正確に行われる。
【0032】
特に共通流路42の内径が2mm以上である場合、共通流路42における、ヘパリン溶液の流れに伴う圧勾配は有意に小さくなり、圧力検出部40により正確に血液供給流路12内の圧力を測定できる。
【0033】
また、共通流路42の長さは、1cm以下である場合も、共通流路42における、ヘパリン溶液の流れに伴う圧勾配は有意に小さくなり、圧力検出部40により正確に血液供給流路12内の圧力を測定できる。
【0034】
前記実施の形態において、ヘパリン溶液ポンプ制御装置53が、ヘパリン溶液ポンプ52によるヘパリン溶液の実際送出量と予定送出量を一定間隔で比較し、該実際送出量が該予定送出量よりも多い場合に、該実際送出量が該予定送出量に一致するまでヘパリン溶液ポンプ52を停止するようにしてもよい。実際送出量の測定は、例えば、ヘパリン溶液貯留器50内のへパリン溶液の減少量を30分おきに測定することによって行ってもよい。かかる場合、例えば血液ポンプ15により陰圧になった血液供給流路12内に予定以上にヘパリン溶液が送出された場合に、血液供給流路12への単位時間あたりのヘパリン溶液供給量が適正な量に調整されることとなる。
【0035】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば、圧力検出用流路41とヘパリン溶液供給流路51の共通流路42の長さは8mm、内径は3mmとしたが、何らこれらの値に限定されるものではない。
【実施例】
【0036】
(実験1)
比較例として、圧力検出用流路41にヘパリン溶液供給流路51が接続されていない血液透析装置(以下、「比較用血液透析装置130」という。)を作製した。なお、それ以外の構成は、本発明にかかる血液透析装置1と同様である。末期維持透析患者6名において、図1に示す本発明にかかる、圧力検出用流路41にヘパリン溶液供給流路51が接続されて、共通流路42が形成されている血液透析装置1と、比較用血液透析装置130とを用いて、各々血液浄化療法を行った。そして、血液浄化療法後に、両装置における、圧力検出用流路41の血液供給流路12との接続部分Aにおける血栓の形成の有無を調べた。
【0037】
その結果、6名すべての患者において、本発明にかかる血液透析装置1おいては、接続部分Aに、まったく血栓が認められなかった。しかし、比較血液透析装置130においては、接続部分Aに明らかな血栓が認められた。この結果は、接続部分Aにヘパリン溶液を直接に供給可能とした本発明では、血栓の形成が妨げられることを示している。
【符号の説明】
【0038】
1 血液透析装置
10 血液浄化器
11 動脈穿刺針
12 血液供給流路
13 静脈穿刺針
14 血液返送流路
15 血液ポンプ
16 圧力測定装置
17 ヘパリン溶液供給装置
40 圧力検出部
41 圧力検出用流路
42 共通流路
50 ヘパリン溶液貯留器
51 ヘパリン溶液供給流路
52 ヘパリン溶液ポンプ
A 圧力検出用流路における血液供給流路との接続部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
血液を浄化する血液浄化器と、
動脈穿刺針から前記血液浄化器に血液を供給するための血液供給流路と、
前記血液浄化器から静脈穿刺針に血液を返送するための血液返送流路と、
前記血液供給流路上に設けられ、血液を前記血液浄化器に間欠的に送出可能な血液送出装置と、
圧力検出部と、当該圧力検出部と前記血液供給流路の前記血液送出装置より上流側とを連通させる圧力検出用流路を有し、前記血液送出装置による血液の送出が停止している間に前記血液送出装置よりも上流側の血液供給流路内の圧力を測定する圧力測定装置と、
前記圧力検出用流路上に血液の抗凝固液を供給するための抗凝固液供給装置と、を有する、血液浄化装置。
【請求項2】
前記抗凝固液供給装置は、抗凝固液貯留器と、一端が該抗凝固液貯留器に接続され、他端が前記圧力検出用流路に接続されている抗凝固液供給流路と、前記抗凝固液貯留器から前記圧力検出用流路に抗凝固液を送出するため抗凝固液ポンプとを有し、
前記圧力検出用流路における前記抗凝固液供給流路との接続部よりも前記血液供給流路側は、前記抗凝固液供給流路と前記圧力検出用流路の共通流路になっている、請求項1に記載の血液浄化装置。
【請求項3】
前記共通流路の内径が、当該共通流路より前記抗凝固液貯留器側の前記抗凝固液供給流路の内径よりも大きい、請求項2に記載の血液浄化装置。
【請求項4】
前記共通流路の内径が、2mm以上である、請求項3に記載の血液浄化装置。
【請求項5】
前記共通流路の長さが、1cm以下である、請求項2〜4のいずれかに記載の血液浄化装置。
【請求項6】
前記抗凝固液ポンプの作動を制御する抗凝固液ポンプ制御装置をさらに有し、
前記抗凝固液ポンプ制御装置が、前記抗凝固液ポンプによる抗凝固液の実際送出量と予定送出量を一定間隔で比較し、該実際送出量が該予定送出量よりも多い場合に、該実際送出量が該予定送出量に一致するまで、前記抗凝固液ポンプを停止させる、請求項2〜5のいずれかに記載の血液浄化装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−152287(P2012−152287A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−12156(P2011−12156)
【出願日】平成23年1月24日(2011.1.24)
【出願人】(507365204)旭化成メディカル株式会社 (65)
【出願人】(500277803)有限会社ネクスティア (17)
【Fターム(参考)】