説明

表示処理装置および表示処理方法

【課題】多種多様のコンテンツからキーコンテンツに対する関連性のあるコンテンツの把握を容易にする。
【解決手段】コンテンツを表す表示情報を一覧情報として表示する第1の表示処理部122と、一覧情報から、キーコンテンツの表示情報を選択する操作を受け付けるリモコン操作受付部101と、一覧情報として表示されていたキーコンテンツの表示情報のみ表示し、他の前記表示情報の表示を停止する表示停止部123と、他の表示情報の表示を停止した後、キーコンテンツの表示情報を、表示領域の中心に配置すると共に、キーコンテンツと関連する他のコンテンツの表示情報が当該表示領域内に配置された、一覧情報を表示する第2の表示処理部124と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツの内容を表す表示情報を複数表示する表示処理装置および表示処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、AV機器のコンテンツ保存能力の拡大や機器内に留まらない機器間又はネットワーク上に存在するコンテンツとのシームレス性の拡大などにより、ユーザがアクセス可能なコンテンツ数は急速に増加してきている。そして、このようなコンテンツを選択視聴するための受信装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1の受信装置では、ユーザが所望するコンテンツを表示する場合、コンテンツ一覧表示からユーザによりコンテンツの選択操作がなされる。そして、選択されたコンテンツが機器内に蓄積されている場合は、そのコンテンツを読み出してデータ表示部に表示し、一方、選択されたコンテンツが機器の外部に存在する場合は、そのコンテンツを受信してデータ表示部に表示するものである。
【0004】
【特許文献1】特開2001−292383号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、AV機器などでは、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶媒体の大容量化が進んでいることにより、視聴を所望するコンテンツを選択する場合に、選択対象が数多く存在する。さらに、ネットワーク上の映像音声データ(コンテンツ)も表示対象に含めると、検索可能なコンテンツの数が膨大となってしまう。この場合に、コンテンツを表す表示情報の一覧が表示された場合に、ユーザが表示情報を選択した場合に、再配置が行われる際の表示が煩雑であり、どのように再配置が行われているのかユーザが認識することは困難であった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コンテンツの内容を表す表示情報の一覧表示について、再配置をユーザが容易に認識できる表示処理装置および表示処理方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、検索のキーとなるコンテンツであるキーコンテンツの選択操作を受け付ける操作受付手段と、前記キーコンテンツと、前記キーコンテンツ以外の他のコンテンツ各々との関連度を算出する関連度算出手段と、前記キーコンテンツの表示情報を所望の位置に配置するとともに、前記関連度算出手段により算出された関連度に基づいて前記異なるコンテンツの表示情報をそれぞれ配置した一覧情報を表示する表示処理手段と、を備え、前記表示処理手段により一覧情報が表示された状態で、前記キーコンテンツの表示情報が更新された場合に、前記関連度算出手段は、更新された後の前記キーコンテンツと他のコンテンツ各々との関連度を再算出し、前記表示処理手段は、再算出された関連度に基づいて、前記コンテンツの表示情報をそれぞれ再配置した一覧情報を表示すること、を特徴とする表示処理装置である。
【0008】
また、本発明は、操作受付手段が、検索のキーとなるコンテンツであるキーコンテンツの選択操作を受け付ける操作受付ステップと、関連度算出手段が、前記キーコンテンツと、前記キーコンテンツ以外の他のコンテンツ各々との関連度を算出する関連度算出ステップと、表示処理手段が、前記キーコンテンツの表示情報を所望の位置に配置するとともに、前記関連度算出手段により算出された関連度に基づいて前記異なるコンテンツの表示情報をそれぞれ配置した一覧情報を表示する表示処理ステップと、を有し、前記表示処理ステップにより一覧情報が表示された状態で、前記キーコンテンツの表示情報が更新された場合に、前記関連度算出ステップが、更新された後の前記キーコンテンツと他のコンテンツ各々の関連度を再算出し、前記表示処理ステップが、再算出された関連度に基づいて、前記コンテンツの表示情報をそれぞれ再配置した一覧情報を表示すること、を特徴とする表示処理方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、キーコンテンツの表示が更新された場合に、一覧情報のコンテンツの表示情報をそれぞれ再配置することで、コンテンツ間の関係を把握できるので、一覧情報として表示されているコンテンツの把握が容易になるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる表示処理装置および表示処理方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、本発明にかかる表示処理装置をテレビジョン(Television:TV)に適用した例を示すが、これに限定されることなく、表示装置などにおいて映像等を表示できるものであれば、本発明を適用することができる。本実施の形態の表示処理装置は、ユーザが複数のコンテンツから検索のキーとなるキーコンテンツおよびそのキーコンテンツに関連するコンテンツの検索を行う場合、ユーザにより当該キーコンテンツが選択されると、そのキーコンテンツとともにキーコンテンツに関連する複数のコンテンツを表示するものである。
【0011】
次に、表示処理装置100の機能構成について説明する。図1は、実施の形態にかかる表示処理装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、表示処理装置100は、表示部170と、放送受信部108と、映像再生部107と、IPTV(Internet Protocol TeleVision)接続部180と、を備えており、IPTVサーバ200とネットワークを介して接続されている。また、表示処理装置100は、ASICやCPU等の処理装置、表示処理装置100の動作を制御する所定のプログラムが格納されたROMや当該処理装置のワーク領域となるRAM等の記憶装置を備えており(何れも図示せず)、当該処理装置と記憶装置に格納されたプログラムとの協働により、電子番組表記憶部150と、録画番組記憶部160と、リモコン操作受付部101と、メタデータ検索部102と、メタデータ取得部103と、関連度算出部104と、表示情報生成部105と、表示制御部106と、検出部109と、メタデータ保持部110と、遷移特定部111と、表示位置算出部112との各機能部を実現する。
【0012】
IPTVサーバ200は、IPを利用してテレビ番組や映画などの映像を配信するサービスを提供するサーバであり、表示処理装置100からの要求により、当該映像等のコンテンツ、該コンテンツのメタデータを配信する。
【0013】
IPTV接続部180は、表示処理装置100とIPTVサーバ200とを接続するインターフェースである。
【0014】
電子番組表記憶部150は、電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)を管理・配信している外部サーバ、またはTV放送から取得した電子番組表を記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。具体的には、インターネットなどのネットワーク網に接続されたサービス提供者のサーバ装置から、通信部(不図示)を介してTV、CATV、CS放送、BS放送などの電子番組表を取得、又はTV放送により放送された電子番組表を、アンテナやケーブル(不図示)を介して受信し、取得又は受信した電子番組表を記憶している。ここで、電子番組表には、現在から未来のある時点(例えば、1週間後)までに放送される番組に関する情報が含まれているものとする。なお、電子番組表記憶部150に記憶された番組に関する情報は、定期的に更新されるものであり、その際、既に格納されている情報であっても更新される場合もある。
【0015】
録画番組記憶部160は、映像等のコンテンツを記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。例えば、表示処理装置100がHDDを備えたTVである場合は、録画番組記憶部160は、TV番組等を録画した映像のコンテンツを記憶することになる。また、DVD(Digital Versatile Disk)の映像や、ビデオカメラで撮像した映像等をコンテンツとしてもよい。
【0016】
また、録画番組記憶部160は、コンテンツ毎に当該コンテンツに関するメタデータを関連付けて記憶している。ここで「メタデータ」とは、各コンテンツに固有の特性を示した情報群であって、各コンテンツのタイトルや放送日時等が含まれる。例えば、コンテンツがTV番組の場合には、TV番組のタイトル、チャンネルや放送日時、出演者、番組内容、ジャンル等の情報(番組情報)がメタデータとなり、コンテンツとともこのメタデータが提供され、録画番組記憶部160に記憶される。
【0017】
図2は、TV番組をコンテンツとした場合におけるメタデータの一例を示す説明図である。図2に示すメタデータは、TV番組を録画したコンテンツに関する情報であり、TV番組のタイトル「お昼のコメディーショー」、チャンネル「○×放送」、放送日時「2008年8月1日 12:00〜12:40」、出演者「○○△、□□××」、番組内容「今旬の〜世界にいざなう」、ジャンル「お笑い」などの情報が記憶されている。
【0018】
なお、上記では、メタデータが予め設定された状態で提供される態様を説明したが、これに限定されることなく、リモートコントローラ(以下、リモコンという)などの入力装置90などを介してユーザから入力された情報をメタデータとして、コンテンツと関連付けて録画番組記憶部160に記憶する態様としてもよい。
【0019】
表示部170は、文字や画像を表示する液晶画面(LCD)などであり、受信したTV番組などのコンテンツや記憶されているコンテンツ、電子番組表などを表示するものである。また、表示部170は、ユーザがコンテンツの検索を行うために、後述する表示情報生成部105により生成されたコンテンツの内容を表わす表示情報を表示する(図3−1、3−2参照)。
【0020】
放送受信部108は、TV放送により放送された映像のコンテンツ(TV番組)を、アンテナやケーブル(不図示)を介して受信するものである。
【0021】
映像再生部107は、ユーザが再生を所望する映像のコンテンツ、すなわち放送受信部108により受信したTV番組などのコンテンツ、IPTV接続部180を介してIPTVサーバ200から取得した映像のコンテンツ、または録画番組記憶部160に記憶されている映像のコンテンツを取得して、取得したコンテンツをデコード(再生)して表示制御部106に送出するものである。
【0022】
リモコン操作受付部101は、ユーザによりリモコン90に備えられた操作ボタンが押下されたことを認識し、操作を受け付けるものである。例えば、ユーザが複数のコンテンツから所望のコンテンツを検索し、さらにそのコンテンツと関連するコンテンツを検索する場合、表示部170に表示された電子番組表に表示された複数のコンテンツから検索の中心(キー)となるコンテンツ(キーコンテンツ)を、ユーザがリモコン90に備えられた操作ボタンで選択すると、リモコン操作受付部101は、このキーコンテンツの検索キーとして特定すると共に、コンテンツの検索を行う旨の操作を受け付ける。すなわち、リモコン操作受付部101は、キーコンテンツを特定する特定手段として機能する。なお、キーコンテンツの特定手法としては、ユーザによるキーコンテンツの選択に制限するものではなく、システム側でキーコンテンツを特定してもよい。
【0023】
また、再生中のコンテンツをキーコンテンツとしてもよく、その場合には、ユーザがコンテンツの再生中にリモコン90に備えられた操作ボタンを押下した場合、リモコン操作受付部101は、その再生中のコンテンツをキーコンテンツとする選択操作、すなわちコンテンツの検索を行う旨の操作を受け付ける。
【0024】
また、リモコン操作受付部101は、詳細は後述するが、表示部170に表示された複数のコンテンツの表示情報が表示された一覧情報から、注目するコンテンツ(注目コンテンツ)の表示情報に対する指示操作を受け付ける。
【0025】
メタデータ取得部103は、リモコン操作受付部101により、キーコンテンツの選択操作を受け付けた場合、全てのコンテンツ(キーコンテンツおよびキーコンテンツ以外の他のコンテンツ)のメタデータを取得するものである。具体的には、例えば、メタデータ取得部103は、コンテンツのメタデータを録画番組記憶部160から取得する。また、メタデータ取得部103は、IPTV200サーバに対してコンテンツのメタデータを要求して、該メタデータを取得する。さらに、メタデータ取得部103は、電子番組表記憶部150に記憶されている電子番組表からコンテンツのメタデータを取得する。
【0026】
メタデータ検索部102は、リモコン操作受付部101により、キーコンテンツの選択操作を受け付けた場合、メタデータ取得部103により取得したコンテンツのメタデータから、キーコンテンツのメタデータを検索し、検索したキーコンテンツのメタデータを関連度算出部104に送出する。
【0027】
さらに、メタデータ検索部102は、メタデータ取得部103により取得したキーコンテンツのメタデータから、関連度算出部104によりメタデータとの関連度を算出する対象となる他のコンテンツのメタデータを検索し、検索した他のコンテンツのメタデータを関連度算出部104に送出する。
【0028】
また、メタデータ検索部102は、メタデータ検索部102により検索されたキーコンテンツのメタデータ、及び関連度の算出対象となる他のコンテンツのメタデータを、メタデータ保持部110に送出する。
【0029】
また、メタデータ検索部102は、リモコン操作受付部101により、キーコンテンツの選択操作を受け付けた場合、メタデータ取得部103により取得した全てのコンテンツのメタデータを、メタデータ保持部110を介して、表示情報生成部105に送出する。
【0030】
メタデータ保持部110は、メタデータ検索部102により検索されたキーコンテンツのメタデータ、及び関連度の算出対象となる他のコンテンツのメタデータを保持する。つまり、メタデータ保持部110は、表示制御部106により表示情報として表示する対象となるコンテンツのメタデータを全て保持している。なお、メタデータ保持部110が、保持しているメタデータは、電子番組表記憶部150が記憶している番組のメタデータや、IPTV接続部180から受信しているメタデータに変更があった場合に、メタデータ取得部103を介して更新される。この更新は、後述する検出部109が検出することができる。
【0031】
関連度算出部104は、メタデータ検索部102から送出された選択されたキーコンテンツのメタデータと他のコンテンツのメタデータとに基づいて、キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度を、メタデータに含まれる項目、例えば、タイトル、チャンネルごとに算出するものである。具体的に、関連度RMの算出は、下記式(1)を用いて算出する。
【0032】
【数1】

【0033】
上記式(1)において、Nはメタデータ取得部103で取得可能なメタデータの総数を意味している。また、キーコンテンツに対応するメタデータM11(n)、いずれかの他のコンテンツに対応するメタデータM21(n)の「(n)」は、メタデータ取得部103で取得されるn番目のメタデータを意味している。また、fan(M11(n)、M21(n))は、メタデータM11(n)とM21(n)との関連度をRMnとして返す関数であり、Wanは重みを示す値(n=1、・・・、N)である。
【0034】
ここでメタデータとして取得される情報は上述の通り多岐に渡るが、以下、説明を簡略化するため、メタデータは{録画日時、コンテンツのタイトル、チャンネル、ジャンル、出演者リスト}の5つの集合である(N=5)とし、これら5つのメタデータを先頭からn=1、2、・・・、5であるとして説明を進める。
【0035】
すると、キーコンテンツに対する他のコンテンツの関連度RMは、下記に示した5つの関連度RM1〜RM5の重み付き線形和で表すことができる。
RM1=fa1(メタデータM11の録画日時、メタデータM21の録画日時)
RM2=fa2(メタデータM11のタイトル、メタデータM21のタイトル)
RM3=fa3(メタデータM11のチャンネル、メタデータM21のチャンネル)
RM4=fa4(メタデータM11のジャンル、メタデータM21のジャンル)
RM5=fa5(メタデータM11の出演者リスト、メタデータM21の出演者リスト)
【0036】
fa1は例えば、録画日時が近い程大きな値をとり、遠くなる程小さな値を取る関数である。具体的には、例えば、MO1/|rec_data(M11)−rec_data(M21)|等の関係式を用いることができる。ここで、rec_data(x)は、xの録画日時を一意の整数化する関数であり、ある基準日時を0として、そこからの経過秒数などに整数化する関数である。またMO1は任意の定数であり、|X|はXの大きさを示す関数であり、典型的には絶対値である。
【0037】
なお、ここでは、fa1(M11、M21)=g(rec_data(M11)−rec_data(M21))とした場合、g(x)=MO1/|X|という関数であるgを用いた例を示したが、これに限定されるものではない。L2ノルムなどを使用するようなg、例えば、g(x)=MO1/||x||のようなものであってもよい。この場合、||x||は、xを構成するそれぞれの要素の差の自乗合計の平方根をとったものとなる。
【0038】
また、g(x)は、シグモイド関数等を用いてもよいし、ガンマ関数等を用いてもよい。なお、上記ではメタデータM11とM21が近い時に大きな値をとるような例を示したが、これに限定されるものではない。逆に小さな値をとるように構成することとしてもよい。また、特定の条件の時に大きな値をとるような関数gを用いることもできる。
【0039】
fa2は例えば、メタデータM11とM21とのタイトル文字列に同様の文字列が多く含まれている程大きな値をとるような関数で実現される。例えば、M11のタイトルが“あいうえお”、M21のタイトルが“かきうえこ”ならば、間の“うえ”の2文字が両者に含まれている。一方、“あいうえお”と“かきくけお”の場合は、1文字が両者に含まれているため、前者の方がfa2の値が大きくなる。なお、番組内容に含まれるキーワードにより関連度を判断する場合も、タイトルと同様に算出することが可能である。
【0040】
以上では単純に両者に含まれている文字数の比較による例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、先頭からの共通の文字数が多い方をより大きな値をとるようにする、であるとか、共通の文字が無くても、同様の概念を含むものならば共通と見なすとかといったような条件をさらに加えることとしてもよい。後者の例としては、例えば、“野球”と“ベースボール”を同様とみなし、これらがそれぞれに含まれている場合は、共通文字列が含まれていると見なすなどといったようなものである。
【0041】
また、メインの文字列が同じで、サブの文字列が異なる場合には、これらは共通のシリーズのコンテンツであることが多いため、このような場合には、よりfa2の値を大きくするなどといったこともあり得る。例えば、“あいうえお#2”と、“あいうえお#3”は、同じドラマコンテンツの異なる回であるとみなせるため、このような場合には、fa2の値を2倍するなどといったようなものである。なお、以上での説明はあくまでも一例であり、曖昧検索などの公知の技術を用いたり、正規表現による検索などの公知の技術を用いたりすることで、以上で説明したよりも高度な比較を行うことが可能となる。
【0042】
fa3は例えば、メタデータM11とM21とのチャンネルが同じ場合は大きな値をとるような関数である。単純には、チャンネルが同じ場合は、値MO2を、そうでない場合には値0をとる関数として実現できる。ここで、MO2は任意の定数である。さらに拡張して、同系列のチャンネルの場合には、別の値をとるようにしてもよい。例えば、同じ系列局の場合には、値MO2/2を返す関数とすることとしてもよい。また、同系列だが放送メディアが異なるような場合には、MO2/4を返す関数とすることとしてもよい。なお、以上で説明した態様はあくまでも一例であり、任意の関数を用いることが可能である。
【0043】
fa4は例えば、メタデータM11とM21とのジャンルが同じ場合は大きな値をとるような関数である。例えば、M11とM21とが双方とも「スポーツ」というジャンルの場合、値MO3を、そうでない場合には値0を取り、さらに、M21がM11のサブジャンルである場合、例えば、M11のジャンルが「スポーツ」、M21のジャンルが「野球」である場合には、MO3/2を取るような関数とすることとしてもよい。また、M11のジャンルとM21のジャンルが直接同じでなくとも双方の親となるジャンルが同じとなる場合、例えば、M11のジャンルが「野球」、M21のジャンルが「サッカー」の場合には、双方の親ジャンルは「スポーツ」で同じであるため、MO3/4を取るといった関数とすることとしてもよい。なお、以上で説明した態様はあくまでも一例であり、任意の関数を用いることが可能である。
【0044】
fa5はfa4と同様である。例えば、メタデータM11とM21との登場人物リストが夫々「WW、XX、YY」、「XX、YY、ZZ」の場合には、共通の登場人物は2人となるため、2×MO4を取り(ここでMO4は任意の定数値)、共通の登場人物が居ない場合には0を取るような関数を用いることができる。また、登場人物にはグループも含まれるため、ある登場人物KKがグループXXのメンバであった場合、「VV、WW、XX」、「KK、YY、ZZ」のようなメタデータM11、M21があったときに、M11にはグループXXが出演、すなわち、このメンバのKKも出演、M21にはグループXXは出演していないが、メンバであるKKは出演しているため、このような場合には、MO4/2を返すようにすることとしてもよい。
【0045】
同様に、登場グループや登場人物の関係が定義される場合、例えば、グループXXとグループYYは同じ所属事務所であるなどといったような場合には、MO4/4を返すといったようにも拡張することとしてもよい。この場合、人物とグループ間の関係又は各人物、グループの所属する所属事務所間の関係は、メタデータ内に定義されている態様としてもよいし、外部のサーバ(情報サイト)から取得する態様としてもよい。
【0046】
なお、以上では、登場人物リストに登場する人に対して関連度の区別をしない例を示したが、これに限定されるものではない。登場人物リストに出現する順番によって、さらに重み付けされる態様としてもよい。例えば、メタデータM11の1番目に出てくる人との比較の場合は算出した関連度はそのままとし、2番目ならば関連度を1/2、3番目なら1/3とするといったように出現する順番に応じて重み付けを変化させることとしてもよい。また、メタデータM11での順番とM21での順番を両方とも加味する態様としてもよい。例えば、メタデータM11の2番目の人物と、メタデータM21の3番目の人物とを比較する場合、メタデータM11の2番目ならば1/2、メタデータM21の3番目ならば1/3となるため、トータルの関連度を1/2×1/3=1/6とするようにしてもよい。また、メタデータとして、主演などの情報を用いて、主演者に対する関連度の重み付けを変えるようにしてもよい。例えば、主演の場合には算出した関連度を2倍するといったように重み付けを変化させることができる。
【0047】
遷移特定部111は、関連度算出部104により算出された、各コンテンツのキーコンテンツとの間の関連度に基づいて、コンテンツ各々について、遷移前の表示位置から、アニメーション表示による遷移後の表示位置までの遷移経路、及び各コンテンツの表示情報の遷移順序を特定する。本実施の形態における、キーコンテンツ以外の他のコンテンツの表示情報の遷移順序としては、ほぼ同時に遷移を開始し、ほぼ同時に遷移が終了するものとする。
【0048】
なお、本実施の形態における遷移前の表示位置は、遷移後の表示位置毎に予め定められているものとする。つまり、関連度に基づいて各コンテンツの一覧画面における(遷移後の)表示位置が特定された場合に、アニメーション表示による遷移前の表示位置も特定されることになる。なお、表示情報の遷移の例については、後述する。
【0049】
表示位置算出部112は、遷移特定部111により特定されたコンテンツ毎の表示情報が遷移経路及び遷移順序に従って遷移している間の、各表示情報の位置情報を、所定時間毎に算出する。この表示位置の算出は、最初の表示情報が遷移を開始してから、全ての表示情報の遷移が終了するまでとする。本実施の形態にかかる所定時間とは、アニメーション表示で表示画面が更新される時間間隔とする。
【0050】
表示情報生成部105は、メタデータ検索部102から送出されたキーコンテンツのメタデータおよび他のコンテンツのメタデータから、キーコンテンツおよび他のコンテンツの内容を表わす表示情報を生成するものである。具体的には、例えば、表示情報生成部105は、コンテンツが録画番組記憶部160に記憶された映像データのメタデータに基づいて、当該映像データの代表画像にタイトル等を付随させることで、表示部170に表示可能とした表示情報を生成する。また、例えば、表示情報生成部105は、コンテンツがIPTVサーバ200から取得した映像データのメタデータに基づいて、当該映像データの代表画像にタイトル等を付随させることで、表示部170に表示可能とした表示情報を生成する。また、例えば、表示情報生成部105は、電子番組表記憶部150に記憶された電子番組表に基づいて、TV番組のタイトル、放送日時、チャンネル、番組内容等を、表示部170に表示可能とした表示情報を生成する。
【0051】
ここで、表示情報の詳細について説明する。図3−1、3−2は、コンテンツの内容を表わす表示情報の一例を示す図である。図3−1では、例えば、録画番組記憶部160に記憶された映像データのメタデータに基づいて生成されたキーコンテンツの表示情報C1である。同図に示すように、キーコンテンツの表示情報C1は、C1−1にそのコンテンツの代表画像が表示され、C1−2にそのコンテンツ(映像)のタイトル「L358△*6」が表示されている。また、図3−2では、例えば、電子番組表に基づいて生成されたキーコンテンツの表示情報C1である。同図に示すように、キーコンテンツの表示情報C1は、C1−3にチャンネルが表示され、C1−4にそのコンテンツ(映像)のタイトル「お昼のコメディーショー」、番組内容「今旬の〜世界にいざなう」が表示され、C1−5に放送日時が表示されている。
【0052】
ところで、表示制御部106は、上述したようにリモコン操作受付部101がユーザからコンテンツの検索を行う旨の操作を受け付けた場合、ユーザが検索を行うための、キーコンテンツの表示情報とキーコンテンツに関連性を持つ他のコンテンツの表示情報とを一覧表示した一覧情報を表示する。
【0053】
一覧情報(類似コンテンツリスト)は、キーコンテンツの表示情報を所望の位置に配置するとともに、当該キーコンテンツの表示情報の位置を中心に同心形状に形成された複数の多角形上であって、リモコン90に備えられた操作ボタン、例えば十字キーの操作ボタンによる操作方向に沿う形状で、他のコンテンツの表示情報をそれぞれ配置した一覧情報を生成し、生成した一覧情報を表示部170に表示する。また、他のコンテンツの表示情報は、中心から放射方向に向けて項目ごとに分別された所定領域に、中心近傍から関連度の高い順に、それぞれ配置される。
【0054】
具体的には、表示制御部106は、スクロール部121と、第1表示処理部122と、表示停止部123と、第2表示処理部124とを備え、表示部170に表示する処理を行う。例えば、表示制御部106は、映像再生部107により送出されたコンテンツを表示部170に再生表示する。
【0055】
第1表示処理部122は、コンテンツを表す表示情報を複数配置された一覧情報や、コンテンツが記載された番組情報等を表示する。
【0056】
表示停止部123は、リモコン操作受付部101によりコンテンツ又はコンテンツの表示情報が選択された場合に、当該コンテンツの表示情報のみ表示し、他の表示情報や、今まで表示されていた一覧画面、さらには背景などの表示を停止する。
【0057】
第2表示処理部124は、他の表示情報や、今まで表示されていた一覧画面、さらには背景などの表示を停止した後、選択された表示情報を、表示領域の中心座標に配置すると共に、キーコンテンツとの関連度に基づいて特定された中心座標以外の表示領域内の表示位置に他の表示情報が配置された、一覧情報を表示する。なお、本実施の形態においては、キーコンテンツを表示領域の中心座標に配置するが、中心座標以外の領域でも良く、例えば表示領域内の最上部に表示するなど、キーコンテンツを配置する位置として予め定められた位置であればよい。
【0058】
また、第2表示処理部124は、一覧表示を行う際に、各他の表示情報に対して、所定時間毎に、表示位置算出部112により算出された表示位置で表示を行う。これにより、各表示情報は、第2表示処理部124により、遷移特定部111で特定された遷移経路及び遷移順序に従って、遷移前の表示位置から、関連度に基づいて特定された表示位置まで遷移する、アニメーション表示がなされる。
【0059】
そして、第2表示処理部124は、遷移が終了した後、中心座標に配置されたキーコンテンツと関連度が高い順に、他のコンテンツを表す他の表示情報が配置された一覧情報を表示する。
【0060】
具体的には、リモコン操作受付部101が、ユーザからコンテンツの検索を行う旨の操作を受け付けた場合、表示制御部106の上述した構成により、ユーザが検索を行うための、キーコンテンツと他のコンテンツとを表示した一覧情報を表示できる。
【0061】
第1表示処理部122及び第2表示処理部124が表示する一覧情報では、キーコンテンツの表示情報を所望の位置に配置するとともに、当該キーコンテンツの表示情報の位置を中心に同心形状に形成された複数の多角形上であって、リモコン90に備えられた操作ボタン、例えば十字キーの操作ボタンによる操作方向に沿う形状で、中心から放射方向に向けて項目ごとに分別された所定領域に、中心近傍から関連度の高い順に、他のコンテンツの表示情報をそれぞれ配置した一覧情報を生成し、生成した一覧情報を表示部170に表示する。また、一覧情報は、キーコンテンツの表示情報の表示サイズを最大とし、中心近傍から離れるに従って他のコンテンツの表示情報の表示サイズを小さくして表示する。この表示情報の表示動作の詳細について、図を参照して説明する。図4−1〜図8は、表示情報の表示動作の詳細に関する説明図である。
【0062】
まず、図4−1に示すように、第1表示処理部122及び第2表示処理部124が表示する一覧情報では、キーコンテンツの表示情報C1を所望の位置に配置し、キーコンテンツの表示情報C1を中心にx軸正方向、x軸負方向、y軸正方向、y軸負方向の4軸(軸1〜4)を設定し、選択されたキーコンテンツのメタデータに含まれている項目を各軸に割り当てて配置する。図2を参照すると、例えば、メタデータに含まれる項目としては、TV番組(コンテンツ)の「タイトル」、出演者を示す「人物」、番組内容に含まれる検索を行う際の「キーワード」、TV番組の「ジャンル」などを割り当てる。この各軸に割り当てた項目は、ユーザがキーコンテンツに関連する他のコンテンツを検索する際の指標として用いることができる。
【0063】
そして、第1表示処理部122及び第2表示処理部124が表示する一覧情報では、図4−2に示すように、各項目を示す各軸をそれぞれ含む任意の角度、例えば軸を含む90度で、中心にあるキーコンテンツの表示情報C1から放射方向に向けて領域を分別することで、各軸を含む所定の表示領域(領域1〜4)を生成する。
【0064】
次に、第1表示処理部122及び第2表示処理部124が表示する一覧情報では、図5に示すように、キーコンテンツの表示情報C1の位置を中心とした同心形状に形成された複数の8角形F1、F2…上であって、リモコン90に備えられた操作ボタンによる上下左右の操作方向に沿う形状で、他のコンテンツの表示情報が配置されている。つまり、一覧情報では、8角形F1の頂点には、他のコンテンツの表示情報C11〜18までの8個の表示情報を配置する。また、一覧情報では、8角形F2の頂点には、他のコンテンツの表示情報C21、23、25、27、29、31、33、35の8つの表示情報を配置し、それぞれの表示情報の間に、操作方向に沿うように他のコンテンツの表示情報C22、24、26、28、30、32、34、36の8個の表示情報を配置する。以下同様に、8角形の頂点に他のコンテンツの表示情報を8つ配置し、それぞれの表示情報の間にさらに他のコンテンツの表示情報を配置していく。このように他のコンテンツの表示情報を配置すると、いずれの表示情報から上下左右の操作がなされても、その操作方向に沿って、その表示情報以外の表示情報が配置されることになる。
【0065】
このとき、一覧情報では、図6に示すように、他のコンテンツの表示情報が、キーコンテンツの表示情報C1が配置されている中心近傍から外側に向かって、キーコンテンツとの関連度の高い順に配置されている。すなわち、一覧情報では、図5で示すと、8角形F1上に、最もキーコンテンツとの関連度が高い他のコンテンツの表示情報を表示し、さらに、F2、F3…(不図示)上に、関連度の高い順に他のコンテンツの表示情報を表示していく。
【0066】
また、一覧情報では、先に分別した表示領域の項目ごとに、キーコンテンツとの関連度が高い順に他のコンテンツの表示情報が配置されている。つまり、一覧情報では、図7に示すように、境界線B1と境界線B4とで囲まれた領域1、境界線B1と境界線B2とで囲まれた領域2、境界線B2と境界線B3とで囲まれた領域3、および境界線B3と境界線B4とで囲まれた領域4に割り当てられた領域の項目ごとに、図7の表示情報上に示した数字の順番で他のコンテンツの表示情報を表示することで、項目ごとにキーコンテンツとの関連度が高い順に中心近傍から他のコンテンツの表示情報を表示できる。
【0067】
なお、表示情報C11、21、41は、領域1または領域2のいずれにも属することができる位置であるが、例えば、キーコンテンツに対する関連度が所定の閾値よりも高い他のコンテンツをより多く有する項目の領域に属するように設定できる。つまり、図7における表示情報C11、21、41は、領域1の項目より、領域2の項目の方が、所定の閾値より高い関連度を有する他のコンテンツをより多く存在するため、領域2に属している。また、表示情報C13、25、47、15、29、53、17、33、59についても同様である。
【0068】
なお、ここでは、各境界線付近に表示される表示情報を、キーコンテンツとの関連度の高さによりいずれの項目の領域に属するかを判断しているが、これに限定されることなく、例えば、キーコンテンツとの関連度する他のコンテンツの総数が多い項目の領域に、各境界線付近に表示される表示情報を属するように構成してもよい。
【0069】
また、図8に示すように、一覧情報では、キーコンテンツの表示情報の表示サイズを最大とし、中心近傍から離れるに従って他のコンテンツの表示情報の表示サイズを小さくして表示する。また、一覧情報では、他のコンテンツの表示情報が複数の領域に属する場合、いずれか一つの領域に表示する。具体的には、第1表示処理部122及び第2表示処理部124は、他のコンテンツの表示情報が領域1、2の両領域に属する場合、キーコンテンツに対する関連度が最も高い項目の領域に表示する。
【0070】
一覧情報では、このようにしてキーコンテンツの表示情報C1と他のコンテンツの表示情報C11〜を配置した一覧情報を表示部170に表示する。なお、表示情報の表示位置および表示サイズは、予め表示制御部106が記憶しており、キーコンテンツに対する関連度を算出した後に、他のコンテンツの表示情報を所定の表示サイズにして順番に配置していく。図9は、キーコンテンツの表示情報C1と他のコンテンツの表示情報C11〜を配置した一覧情報の一例を示す図である。図9の一覧情報では、上側に「タイトル」、右側に「人物」、下側に「キーワード」、左側に「ジャンル」の項目が表示されており、キーコンテンツの表示情報C1を中心位置として、他のコンテンツの表示情報が中心近傍から外側に向けて配置されている。
【0071】
また、本実施の形態では、上下左右の操作方向に沿う形状で他のコンテンツの表示情報を配置したため、例えば、検索中における注目コンテンツが表示情報C30であった場合に、操作ボタンにより左右の指示操作を受け付けると、矢印Aのように注目コンテンツが変わっていく。また、検索中における注目コンテンツが表示情報C30であった場合に、操作ボタンにより上下の指示操作を受け付けると、矢印Bのように注目コンテンツが変わっていく。また、例えば、注目コンテンツが表示情報C11であった場合に、指示操作を受け付けて右にカーソル1つ分移動すると、表示情報C36へ注目コンテンツが変わる。同じく、上にカーソル1つ分移動すると表示情報C22へ、左にカーソル1つ分移動すると表示情報C12へ、下にカーソル1つ分移動すると表示情報C18へ注目コンテンツが変わることになる。これより、リモコン90の十字キーなどの操作ボタンからの指示操作が行いやすくなる。
【0072】
次に、番組表や、一覧画面でコンテンツを選択された場合の画面遷移について、図10を用いて説明する。まず、第1表示処理部122が、番組表となる画面1001を表示する。そして、リモコン操作受付部101が、番組表から一つのコンテンツ1001の選択する操作を受け付けたものとする。
【0073】
この場合に、表示停止部123は、画面1002に示すように、選択されたコンテンツ1001の表示情報1012が表示された後、番組表や背景など消し始める。そして、画面1003に示すように、黒い背景の上に、キーコンテンツとなる表示情報1013のみ表示される。このようにキーコンテンツとなる表示情報1013は、再配置の基準となるため、換言すれば基準表示情報して機能する。
【0074】
次に、画面1004に示すように、第2表示処理部124が、キーコンテンツの表示情報を中心位置に表示した上で、当該キーコンテンツに関連する他のコンテンツの表示情報を、表示領域の最外周部に位置する表示位置から、キーコンテンツとの関連度に基づいて特定された表示位置まで遷移するアニメーション表示を行う。そして、画面1005に示すように、第2表示処理部124が、各表示情報がキーコンテンツとの関連度が高い順に配置された一覧情報が示された画面を表示する。
【0075】
その後、画面1006に示すように、第1表示処理部122が一覧画面の表示を行い、リモコン操作受付部101が受け付けたカーソルの操作に基づいて、フォーカス1014の遷移を行う。そして、リモコン操作受付部101が、キーコンテンツと異なるコンテンツの表示情報の選択操作を受け付けた場合に、画面1007に示すように、選択されたコンテンツの表示情報1015のみ残し、他のコンテンツの表示情報を消し始める。
【0076】
そして、第2表示処理部124が、画面1003に示すように、黒い背景の上に、次にキーコンテンツとなる表示情報1013のみ表示し、他のコンテンツの表示情報の遷移をアニメーション表示する画面1004を経由して、画面1005に示すように、選択されたコンテンツの表示情報を中心に配置し、選択されたコンテンツと関連するコンテンツの表示情報が周囲に配置された一覧情報を表示する。
【0077】
その後は、画面1006〜画面1005までの遷移が、ユーザの選択操作に基づいて繰り返し行われる。上述した画面遷移において、キーコンテンツの表示情報を残して他の情報の表示を停止することで、キーコンテンツを認識することができる。さらにキーコンテンツの表示情報を中心位置に配置し、他のコンテンツの表示情報がキーコンテンツの表示情報の周囲に配置されるように遷移を行うことで、ユーザは、キーコンテンツと他のコンテンツとの関係を把握することができる。これにより、ユーザが所望するコンテンツの探し出すのが容易になる。
【0078】
次に、以上のように構成された表示処理装置100による表示情報の再表示を行う処理について説明する。図11は、表示処理装置100による表示情報の再表示処理の流れを示すフローチャートである。
【0079】
まず、第1表示処理部122が、図5に示すようなコンテンツの表示情報による一覧情報を表示する(ステップS10)。なお、コンテンツの表示情報による一覧表示の代わりに、番組表などのコンテンツ一覧画面を表示しても良い。
【0080】
次に、リモコン操作受付部101は、リモコン90の操作ボタンから、次にキーとなるコンテンツの選択操作を受け付けるまで待機する(ステップS11)。選択操作を受け付けた場合(ステップS11:Yes)、メタデータ取得部103は、選択されたキーコンテンツのメタデータを取得する(ステップS12)。
【0081】
そして、表示停止部123が、次にキーとなるコンテンツの表示情報のみ表示し、他のコンテンツの表示情報を消し始める(ステップS13)。そして、表示停止部123は、最終的に次にキーとなるコンテンツの表示情報のみ表示し、他の情報(他のコンテンツの表示情報及び背景)の表示を停止する(ステップS14)。
【0082】
次に、メタデータ取得部103は、キーコンテンツ以外の他のコンテンツのメタデータを取得する(ステップS15)。なお、実際には、他のコンテンツの表示情報を消し始めるのと同時にメタデータの取得を開始している。これにより、表示するまでの時間を短縮できる。
【0083】
そして、関連度算出部104により、キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度を、メタデータに含まれる項目ごとに算出する(ステップS16)。
【0084】
次に、遷移特定部111が、他のコンテンツ各々の関連度に基づいて、他のコンテンツの表示情報毎に、遷移開始となる表示位置から遷移後に配置される表示位置までの遷移経路及び遷移順序を特定する(ステップS17)。
【0085】
次に、表示位置算出部112が、遷移特定部111により算出された遷移開始となる表示位置から遷移後に配置される表示位置までの遷移経路及び遷移順序に基づいて、所定の時間毎の遷移ステップで、各コンテンツの表示情報の表示位置を算出する(ステップS18)。この所定の時間は、例えばアニメーション表示の更新間隔とする。
【0086】
そして、第2表示処理部124が、表示位置算出部112により算出された表示位置に、各コンテンツの表示情報が表示された画面情報を生成し(ステップS19)、当該画面情報を表示する(ステップS20)。
【0087】
そして、第2表示処理部124が、遷移が終了したか否か判断する(ステップS21)。遷移が終了していないと判断した場合(ステップS21:No)、遷移ステップを1進め(ステップS22)、ステップS18からの処理を再び行う。
【0088】
このように、ステップS18〜S22までの処理が繰り返されることで、図10の画面1004で示した、関連するコンテンツの表示情報の遷移をアニメーション表示することができる。
【0089】
そして、第2表示処理部124が、遷移が終了したと判断した場合(ステップS21:Yes)、処理を終了する。
【0090】
このように、検索のキーとなるキーコンテンツの表示情報の位置を中心に同心形状に形成された複数の多角形上であって、操作ボタンによる操作方向に沿う形状で、中心近傍から関連度の高い順に配置されるまでを、アニメーション表示することで、ユーザはリモコン90からの操作により、膨大なコンテンツからキーコンテンツに関連するコンテンツを容易に認識することができる。
【0091】
図1に戻って、表示制御部106は、さらに、スクロール部121を備えており、さらに以下の機能を備えている。リモコン操作受付部101によりリモコン90の操作ボタンが押下されることで、注目するコンテンツ(注目コンテンツ)の表示情報を指示する指示操作を受け付けた場合、スクロール部121は、その操作方向に一覧情報を所定の表示範囲で移動することでスクロールするものである。このとき、表示制御部106は、スクロール部121のスクロールによる一覧情報の移動量に関わらず、キーコンテンツの表示情報の表示範囲内への表示を維持する。また、表示制御部106は、操作ボタンからの操作により指示されて注目コンテンツとなった他のコンテンツの表示情報の表示サイズを、指示されていない他のコンテンツの表示情報の表示サイズより大きくして表示する。
【0092】
図12−1、12−2、12−3は、キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報をスクロールした場合における説明図である。図12−1は、キーコンテンツの表示情報が中心に配置された初期状態の一覧情報を表示したものであり、キーコンテンツが注目コンテンツとなっている。ここから、ユーザにより操作ボタンの右方向を4回押下される指示操作を受け付けることで右にカーソル4つ分移動させ、他のコンテンツの表示情報C81を注目コンテンツとして表示した場合は、図12−2のように一覧情報は左に4スクロールされることになる。なお、1スクロールの移動量は予め設定されている。そして、さらにユーザにより操作ボタンの右方向を3回押下される指示操作を受け付けることで右にカーソル3つ分、すなわち初期状態からカーソル7つ分移動させ、他のコンテンツの表示情報C82を注目コンテンツとして表示した場合は、図12−3のように一覧情報は左に7スクロールされることになる。
【0093】
このとき、キーコンテンツの表示情報は、初期の表示位置が表示範囲外に移動しても常に表示範囲内に表示するため、初期状態から一覧情報が左に4スクロール移動した際に当該初期の表示位置が表示範囲外に移動したとすると、初期状態から左に4スクロール移動した場合のキーコンテンツの表示情報C1の移動量(A)も、左に7スクロール移動した場合のキーコンテンツの表示情報C1の移動量(B)も変わらず、同じ位置にキーコンテンツの表示情報C1の表示が維持される。
【0094】
表示制御部106は、スクロール部121のスクロールにより一覧情報が移動した場合に、キーコンテンツの表示情報C1が最初に表示されていた初期の表示位置が表示範囲の外に移動した場合、初期の表示位置の方向を示す方向指示表示とともにキーコンテンツの表示情報を表示する。図13は、キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報をスクロールした場合における説明図である。図13では、ユーザにより操作ボタンの右方向を6回、上方向を6回押下される指示操作を受け付けることで、右にカーソル6つ分、上にカーソル6つ分移動させ、他のコンテンツの表示情報C83を注目コンテンツとして表示した場合である。このとき、キーコンテンツの表示情報C1の初期の表示位置は、左下の表示範囲外に移動しているため(図13における表示範囲外に描かれた表示情報参照)、図13に示すような略三角形の頂点により初期の表示位置の方向を示す方向指示表示をキーコンテンツの表示情報C1とともに表示する。
【0095】
また、表示制御部106は、キーコンテンツの表示情報C1の表示位置と、キーコンテンツの表示情報C1の初期の表示位置との距離が大きくなるに従って、方向指示表示の表示サイズを小さく変更して表示する。図14−1、14−2は、キーコンテンツの表示情報C1における初期の表示位置の方向を示す方向指示表示の説明図である。キーコンテンツの表示情報C1の表示位置とキーコンテンツの表示情報C1の初期の表示位置との距離が近い場合(図14−1参照)より、キーコンテンツの表示情報C1の表示位置とキーコンテンツの表示情報C1の初期の表示位置との距離が遠い場合(図14−2)の方が、方向指示表示の表示サイズを小さく表示する。
【0096】
このように、キーコンテンツの表示情報C1の表示位置とキーコンテンツの表示情報C1の初期の表示位置との距離に比例させて方向指示表示の表示サイズを表示することで、ユーザがキーコンテンツの表示情報C1の表示位置とキーコンテンツの表示情報C1の初期の表示位置との距離を大まかに把握することができる。また、ここでは、キーコンテンツの表示情報C1と初期の表示位置との距離に応じて方向指示表示の表示サイズを変更しているが、該距離に応じて方向指示表示の色を変更して距離を表わしてもよい。
【0097】
また、表示制御部106は、スクロール部121のスクロールにより一覧情報が移動した場合に、表示範囲内の項目の数が変化した場合、その変化に応じて表示範囲内の項目の表示を変更する。すなわち、表示制御部106は、スクロール部121のスクロールにより一覧情報が移動した場合に、表示範囲内の軸に割り当てた項目に属する他のコンテンツの表示情報が表示範囲外に移動することにより項目の数が減少した場合、減少した項目を表示部170から非表示にする。図15は、表示範囲内の項目数が変化した場合の一覧情報の説明図である。図15に示すように、初期の表示範囲から一覧情報を左に4スクロールされた場合、例えば左側の「ジャンル」の項目に属する他のコンテンツの表示情報が全て表示範囲外に移動した場合、「ジャンル」の項目を非表示にする。
【0098】
また、表示制御部106は、スクロール部121のスクロールにより一覧情報が移動した場合に、表示範囲内の軸に割り当てた項目に属する他のコンテンツの表示情報が表示範囲外から表示範囲内に移動することにより項目の数が増加した場合、増加した項目を追加表示する。図15に示すように、ある状態から一覧情報から右に4スクロールされた場合、例えば左側の「ジャンル」の項目に属する他のコンテンツの表示情報が少なくとも一つ表示範囲外から表示範囲内に移動した場合、「ジャンル」の項目を追加表示する。
【0099】
次に、以上のように構成された表示処理装置100による一覧情報のスクロール処理について説明する。図16は、表示処理装置100による一覧情報のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。
【0100】
まず、リモコン操作受付部101は、注目コンテンツの選択操作を受け付けたか否か判断する(ステップS30)。受け付けたと判断した場合(ステップS30:Yes)、表示制御部106が、一覧情報の再配置する表示制御を行い、再びステップS30からの処理を開始する(ステップS31)。このステップS31の表示制御は、図11のS12〜S22までの処理と同様として説明を省略する。
【0101】
次に、注目コンテンツの選択操作を受け付けなかったと判断した場合(ステップS30:No)、リモコン操作受付部101は、注目コンテンツの表示情報を指示する指示操作を受け付けたか否か判断する(ステップS32)。指示操作を受け付けなかったと判断した場合(ステップS32:No)、再びステップS30から処理を開始する。
【0102】
一方、リモコン操作受付部101が、指示操作を受け付けたと判断した場合(ステップS32:Yes)、スクロール部121は、一覧情報を操作方向に移動することでスクロールする(ステップS33)。そして、表示制御部106は、操作ボタンからの操作により指示された注目コンテンツの表示情報の表示サイズを、指示されていない他のコンテンツの表示情報の表示サイズより大きくして表示する(ステップS34)。
【0103】
そして、表示制御部106は、キーコンテンツの表示情報の初期の表示位置が表示範囲外に移動したか否かを判断する(ステップS35)。初期の表示位置が表示範囲外に移動していない場合(ステップS35:No)、ステップS30に戻って処理を繰り返す。一方、初期の表示位置が表示範囲外に移動している場合(ステップS35:Yes)、表示制御部106は、初期の表示位置の方向を示す方向指示表示とともにキーコンテンツの表示情報を表示する(ステップS36)。
【0104】
次に、表示制御部106は、表示範囲内の項目の数が変化したか否かを判断する(ステップS37)。項目の数が変化していない場合(ステップS37:No)、ステップS30に戻って処理を繰り返す。一方、項目の数が変化している場合(ステップS37:Yes)、表示制御部106は、その変化に応じて項目の表示を変更する(ステップS38)。すなわち、表示制御部106は、項目の数が減少した場合は、減少した項目を非表示にし、項目の数が増加した場合は、増加した項目を追加表示する。
【0105】
次に、スクロール部121による一覧情報のスクロール処理について、表示部170に表示された画面の遷移図に従って説明する。図17〜図21は、キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報を左にスクロールした場合の画面遷移図である。
【0106】
まず、リモコン操作受付部101により、キーコンテンツの選択操作を受け付けると、図17に示すように、キーコンテンツの表示情報C1が中心に配置されるとともに、キーコンテンツの表示情報C1が注目コンテンツとなる一覧情報が表示される。これが初期の表示範囲となる。
【0107】
そして、キーコンテンツの表示情報C1から他のコンテンツの表示情報C18を注目コンテンツとする指示操作を受け付けると、右にカーソル1つ分移動するとともに一覧情報が左に1スクロールされることになり、表示部170には図18に示す一覧情報が表示される。
【0108】
そして、他のコンテンツの表示情報C18から他のコンテンツの表示情報C35を注目コンテンツとする指示操作を受け付けると、さらに右にカーソル1つ分移動するとともに一覧情報が左に1スクロールされることになり、表示部170には図19に示す一覧情報が表示される。
【0109】
そして、他のコンテンツの表示情報C35から他のコンテンツの表示情報C62を注目コンテンツとする指示操作を受け付けると、さらに右にカーソル1つ分移動するとともに一覧情報が左に1スクロールされることになり、表示部170には図20に示す一覧情報が表示される。このとき、「ジャンル」の項目に属する他のコンテンツの表示情報が表示範囲外に全て移動することで、表示範囲内から項目の数が減少したため、減少した項目「ジャンル」を非表示とする。
【0110】
そして、他のコンテンツの表示情報C62から他のコンテンツの表示情報C84を注目コンテンツとする指示操作を受け付けると、さらに右にカーソル1つ分移動するとともに一覧情報が左に1スクロールされることになり、表示部170には図21に示す一覧情報が表示される。このとき、キーコンテンツの表示情報C1の初期の表示位置は表示範囲外に移動するため、当該初期の表示位置を示す左向きの方向指示表示とともにキーコンテンツの表示情報C1を表示する。また、キーコンテンツの表示情報C1の初期の表示位置は既に表示範囲外に移動しているため、さらに一覧情報が左にスクロールされても、キーコンテンツの表示情報C1は表示位置を変更せず、方向指示表示の表示サイズによりキーコンテンツの表示情報C1の表示位置とキーコンテンツの表示情報C1の初期の表示位置との距離を表わしていく。
【0111】
次に、本実施の形態における第2表示処理部124による、コンテンツの表示情報の一覧情報を再表示する際の、各表示情報の遷移について説明する。
【0112】
図22は、本実施の形態における第2表示処理部124の表示制御による各コンテンツの表示情報の遷移を示した図である。図22の符号2201に示すように、表示領域の中心に配置されたコンテンツの表示情報を除き、他のコンテンツの表示情報の各々が、遷移特定部111により特定された遷移経路の表示開始位置から同時に遷移を開始する。本実施の形態においては、各コンテンツの表示開始位置は、表示領域の外側に設定されている。この表示開始位置は、遷移後の表示位置により決定されるものとする。具体的には、遷移毎の表示位置に同時に遷移が終了するように全ての表示情報の表示開始位置が設定されている。
【0113】
そして、図22の符号2202に示すように、第2表示処理部124は、各表示情報の遷移が、表示領域内で全て同時に終了するように表示制御を行う。
【0114】
具体的には、図23の画面2301に示すように、第2表示処理部124は、表示領域の外側(外枠近傍)の表示開始位置から各コンテンツの表示情報が、中心部に向かって遷移するようにアニメーション表示される。そして、画面2302に示すように、第2表示処理部124は、各コンテンツ表示情報が、遷移特定部111により特定された遷移経路の終端である表示位置までの遷移が終了した時に、アニメーション表示を終了する。
【0115】
本実施の形態では、各表示情報の遷移が同時に開始し、同時に遷移が終了する場合について説明した。しかしながら、各表示情報の遷移をこのような場合に制限するものではない。そこで、変形例を以下に説明する。
【0116】
変形例1として、各コンテンツの表示情報が異なる時間で遷移を開始し、表示情報毎に異なる時間に遷移が終了する場合について説明する。このように遷移を行うためには、遷移特定部111において、各コンテンツの表示情報毎に遷移する順序と、遷移を開始する間隔とを予め設定しておく。
【0117】
各表示情報の遷移を開始する順序は、どのような順序でも良いが、本変形例では、キーコンテンツに録画時間又は録画予約時間に近いコンテンツの表示情報ほど早い順に遷移を開始するものとする。これにより、キーコンテンツと時間的に近いコンテンツをユーザが認識できるので、所望するコンテンツの特定が容易になる。また、遷移の開始する順序としては、他には、キーコンテンツに関連度が高い順に遷移を開始する等、あらゆる手法で遷移を開始する順序を設定して良い。
【0118】
図24は、変形例1における第2表示処理部124の表示制御による各コンテンツの表示情報の遷移を示した図である。図24の符号2401に示すように、表示領域の中心に配置されたコンテンツの表示情報を除き、他のコンテンツの表示情報の各々が、遷移特定部111により特定された遷移経路の表示開始位置から、予め設定された遷移順序及び遷移の開始間隔に従って遷移を開始する。本実施の形態においては、各コンテンツの表示開始位置は、表示領域の外側に設定されている。
【0119】
そして、図24の符号2402に示すように、第2表示処理部124は、各表示情報の遷移が、表示領域内において予め設定された遷移順序に従って遷移が終了するようにアニメーション表示制御を行う。
【0120】
具体的には、図25の画面2501に示すように、第2表示処理部124は、遷移開始が早い順に、表示領域の外側の表示開始位置から各コンテンツの表示情報が、中心部に向かって遷移するようアニメーション表示する。そして、各コンテンツの表示情報の遷移は遷移順序に従ってばらばらに遷移が終了するが、画面2502に示すように、第2表示処理部124は、最終的に全てのコンテンツの表示情報が、遷移特定部111により特定された遷移経路の終端である表示位置までの遷移が終了した時に、アニメーション表示を終了する。
【0121】
なお、表示情報は、表示領域の周囲から遷移してくることに制限するものではない。変形例2では、各コンテンツの表示情報が、表示領域の奥から、表示情報毎に異なる時間で遷移を開始し、表示情報毎に異なる時間に遷移が終了する場合について説明する。なお、遷移が開始される時間の設定等は変形例1と同様とする。
【0122】
図26は、各コンテンツの表示情報の遷移を概念的に示した説明図である。第2表示処理部124は、表示領域2602を視点2601から参照しているように表示しているものとする。この場合に、各コンテンツの表示情報は、表示領域2602を介して視点2601と反対側で、予め設定された遷移開始位置から、表示領域2602の位置まで遷移するように遷移経路が設定されている。そして、第2表示処理部124は、符号2603に示すように、各コンテンツの表示情報が、設定された遷移経路を遷移しているようにアニメーション表示する。
【0123】
具体的には、図27の画面2701に示すように、第2表示処理部124は、遷移開始が早い順に、表示領域内に、通常より表示サイズが小さい各コンテンツの表示情報を表示した後、表示情報を予め定められた表示位置に遷移させると共に当該表示情報の表示サイズを徐々に拡大表示する。そして、各コンテンツの表示情報の遷移は遷移順序に従ってばらばらに拡大表示が終了する。そして、図27の画面2702に示すように、第2表示処理部124は、最終的に、図8で示した表示サイズで全てのコンテンツの表示情報を表示した場合に、アニメーション表示を終了する。
【0124】
次に変形例3として、各コンテンツの表示情報が、視点2801と同様の表示領域の手前から、異なる時間で遷移を開始し、表示情報毎に異なる時間に遷移が終了する場合について説明する。なお、遷移開始時間としては変形例1と同様とする。
【0125】
図28は、各コンテンツの表示情報の遷移を概念的に示した説明図である。第2表示処理部124は、表示領域2802を視点2801から参照しているように表示しているものとする。この場合に、各コンテンツの表示情報は、表示領域2802に対して視点2801と同じ側で、予め設定された遷移開始位置から、表示領域2802の位置まで遷移するように遷移経路が設定されている。そして、第2表示処理部124は、符号2803に示すように、各コンテンツの表示情報が、設定された遷移経路を遷移しているようにアニメーション表示する。
【0126】
具体的には、図29の画面2901に示すように、第2表示処理部124は、遷移開始が早い順に、表示領域内に、通常より表示サイズが大きい各コンテンツの表示情報(例えば、表示情報2911)を表示した後、表示情報を予め定められた表示位置に遷移させると共に当該表示情報の表示サイズを徐々に縮小表示する。そして、各コンテンツの表示情報の遷移は遷移順序に従ってばらばらに縮小表示が終了する。そして、図29の画面2902に示すように、第2表示処理部124は、最終的に、図8で示した表示サイズで全てのコンテンツの表示情報を表示した(例えば表示情報2912で表示した)場合に、アニメーション表示を終了する。
【0127】
次に変形例4として、各コンテンツの表示情報が、視点3001と同様の表示領域3002の手前及び視点3001と反対側となる表示領域3002の奥から、異なる時間で遷移を開始し、表示情報毎に異なる時間に遷移が終了する場合について説明する。
【0128】
図30は、各コンテンツの表示情報の遷移を概念的に示した説明図である。第2表示処理部124は、表示領域3002を視点3001から参照しているように表示しているものとする。
【0129】
そして、キーとなるコンテンツより時間的に後(新しい又は未来)のコンテンツの表示情報は、表示領域3002に対して視点3001と同じ側で、予め設定された遷移開始位置から、表示領域3002の位置まで遷移するように遷移経路が設定されている。そして、符号3003に示すように、各コンテンツの表示情報の表示情報の遷移が行われる。この表示情報の遷移開始は、キーとなるコンテンツと放送時間が近いコンテンツから遷移の開始がスタートする。遷移の開始時間は、実際の放送開始時間の間隔に基づいて決定しても良いし、キーとなるコンテンツと近い順に等間隔で遷移が開始されるように決定しても良い。
【0130】
そして、キーとなるコンテンツより時間的に前に放送されるコンテンツの表示情報は、表示領域3002に対して視点3001と反対側で、予め設定された遷移開始位置から、表示領域3002の位置まで遷移するように遷移経路が設定されている。そして、符号3004に示すように、各コンテンツの表示情報の表示情報の遷移が行われる。この表示情報の遷移開始は、キーとなるコンテンツと放送時間が近いコンテンツから遷移の開始がスタートする。遷移の開始時間は、実際の放送開始時間の間隔に基づいて決定しても良いし、キーとなるコンテンツと近い順に等間隔で遷移が開始されるように決定しても良い。
【0131】
具体的には、図31の画面3101に示すように、第2表示処理部124は、キーコンテンツより放送時間が新しいコンテンツの表示情報について、遷移開始が早い順に、表示領域内に、通常の表示サイズより大きい表示情報(例えば表示情報3111)を表示した後、予め定められた表示位置に遷移させると共に表示情報の表示サイズを徐々に縮小表示する。その一方で、第2表示処理部124は、キーコンテンツより放送時間が古いコンテンツの表示情報について、遷移開始が早い順に、通常より表示サイズが小さい各コンテンツの表示情報(例えば表示情報3112)を表示した後、予め定められた表示位置に遷移させると共に表示情報の表示サイズを徐々に拡大表示していく。
【0132】
そして、図31の画面3102に示すように、第2表示処理部124は、最終的に、図8で示した表示サイズで全てのコンテンツの表示情報を表示した場合に、アニメーション表示を終了する。以降、第1の実施の形態について再び説明する。
【0133】
図1に戻って、検出部109は、第2表示処理部124によりコンテンツの表示情報の一覧情報が表示された後、キーコンテンツの内容の変化を検出する。キーコンテンツの内容の変化としては、例えば、キーコンテンツの放送が終了し、次のコンテンツの放送が開始された等が考えられる。この場合、新たなキーコンテンツに基づく一覧情報の再表示を行う。本実施の形態にかかる検出部109は、一覧情報として表示された各コンテンツのメタデータを、メタデータ保持部110を参照することで、キーコンテンツや他のコンテンツの変化を検出できる。
【0134】
図32は、検出部109がキーコンテンツの変化を検出した場合に変更される一覧情報の画面の遷移を示した説明図である。図32の画面3201においては、キーコンテンツ3211が表示されていたものとする。このキーコンテンツ3211は、現在放送中のコンテンツとする。そして、検出部109は、当該コンテンツの放送の終了を、メタデータ保持部110で保持された当該コンテンツのメタデータを参照することで、検出できる。
【0135】
なお、コンテンツの変更は、上述したようなコンテンツの放送の終了に制限するものではなく、様々な理由で行われることが考えられる。コンテンツの変化の例としては、EPGの更新により、各コンテンツに対して詳細な情報が格納された場合等が考えられる。この詳細な情報が格納された場合に、当該コンテンツの変化として検出することで、より適切に関連コンテンツを特定することが可能となる。他には、放送中のコンテンツが、録画コンテンツに切り替わりなど、コンテンツに関するあらゆる変化を検出する。
【0136】
この場合に、次に放送されるコンテンツのEPGが示されたメタデータ3212をキーコンテンツとして、一覧情報の再配置を行う。そして、関連度算出部104が、当該キーコンテンツと他のコンテンツとの間で関連度の算出が行われる。その結果、第2表示処理部124が、画面3202を表示する。この画面3202においては、メタデータ3212と関連度が高いコンテンツの表示情報が周囲に配置される。
【0137】
次に、キーコンテンツの変化の基づく再表示を行う処理について説明する。図33は、表示処理装置100による、キーコンテンツの変化に基づく再表示処理の流れを示すフローチャートである。
【0138】
まず、第1表示処理部122が、図5に示すようなコンテンツの表示情報による一覧情報を表示する(ステップS3301)。
【0139】
次に、検出部109が、メタデータ保持部110が保持するキーコンテンツのメタデータから、キーコンテンツの変化を検出するまで待機する(ステップS3302)。
【0140】
そして、検出部109が、キーコンテンツの変化を検出した場合(ステップS3302:Yes)、メタデータ取得部103が、次にキーとなるコンテンツのメタデータを取得する(ステップS3303)。それ以降は、図11のステップS13〜S22と同様の処理を行うことで、新なキーコンテンツに基づく一覧情報の表示が行われる(ステップS3304〜S3313)。
【0141】
また、検出部109は、一覧情報として表示情報が表示されたコンテンツのうち、キーコンテンツ以外の他のコンテンツについても内容の変化を検出する。この場合に、他のコンテンツの内容の変化を検出し、当該コンテンツの表示が不要の場合、全体の再計算は行わず、変化したコンテンツの表示情報のみ削除し、他のコンテンツが空いた領域を詰めるように遷移を行う。
【0142】
図34が、キーコンテンツ以外のコンテンツの表示を停止した場合に行われる他のコンテンツの表示情報の遷移を示した概念図である。図34の画面3401で表示されているコンテンツの変化を検出部109が検出し、表示停止部123が、当該コンテンツの表示情報C35の表示を停止する。
【0143】
この場合、図34の画面3402に示すように、第2表示処理部124は、表示停止のコンテンツと同一ジャンルに分けられた他のコンテンツの表示情報C36、C37、C38が、表示が停止された表示情報C35の領域を詰めるように遷移する表示を行う。その際、第2表示処理部124は、表示されていないコンテンツのうち、同一ジャンルで最も関連度が高かったコンテンツの表示情報C39を表示領域の外側から遷移し、表示する。
【0144】
次に、他のコンテンツの表示が停止された場合の表示情報の再表示を行う処理について説明する。図35は、他のコンテンツの表示が停止された場合の表示情報の再表示を行う処理の流れを示すフローチャートである。
【0145】
まず、検出部109が、表示情報が一覧表示されたコンテンツのうち、キーコンテンツ以外の他のコンテンツの変化を検出するまで待機する(ステップS3501)。
【0146】
次に、遷移特定部111が、表示が停止された表示情報の領域を詰めるように、他のコンテンツの表示情報の遷移経路を特定する(ステップS3502)。なお、本処理手順においては、表示情報は同時に遷移を開始するものとする。また、遷移特定部111は、新たに表示されるコンテンツの表示情報の特定、及び当該表示情報の遷移経路も特定する。
【0147】
次に、表示位置算出部112が、遷移特定部111により算出された遷移開始となる表示位置から遷移後に配置される表示位置までの遷移経路に基づいて、今回の遷移ステップにおける、各コンテンツの表示情報の表示位置を算出する(ステップS3503)。この遷移ステップは、所定の時間毎のステップとする。所定の時間としては、例えばアニメーション表示の更新間隔とする。
【0148】
そして、第2表示処理部124が、表示位置算出部112により算出された表示位置に、各コンテンツの表示情報が表示された画面情報を生成し(ステップS3504)、当該画面情報を表示する(ステップS3505)。
【0149】
そして、第2表示処理部124が、遷移が終了したか否か判断する(ステップS3506)。遷移が終了していないと判断した場合(ステップS3506:No)、遷移ステップを1進め(ステップS3507)、ステップS3503からの処理を再び行う。
【0150】
このように、ステップS3503〜S3507までの処理が繰り返されることで、図34の画面3402で示したように、空いた領域を詰めるような、コンテンツの表示情報の遷移をアニメーション表示できる。
【0151】
そして、第2表示処理部124が、遷移が終了したと判断した場合(ステップS3506:Yes)、処理を終了する。
【0152】
つまり、単に、コンテンツの一覧情報を表示しているだけでは、時間の経過に伴い、メタデータの変更や、放送時間の終了が生じることで、一覧情報で表示されている内容と、最新の内容と、の間で乖離が起こる可能性がある。そこで、本実施の形態にかかる表示処理装置100では、検出部109が、コンテンツの変化を検出し、キーコンテンツで有るか否かかに応じて、一覧情報に対して適切な変更を行うことができるので、最新の内容との乖離を抑止できる。
【0153】
本実施の形態にかかる表示処理装置100では、他の画面(番組表表示等)からの遷移、一覧情報の表示画面中の遷移に関わらず、キーとなるコンテンツが特定された際には、一度、表示画面上のキーコンテンツの表示情報のみ表示し、その後、背景やその他のコンテンツなどを表示する。その際、その他のコンテンツの表示情報を、キーコンテンツに引き寄せられる形でアニメーション表示を行う。これにより、キーとなるコンテンツが強調され、キーコンテンツに関連するコンテンツが配置されているということが直感的に把握できる。また、このように一覧情報を表示することで、ユーザが所望するコンテンツの特定が容易になる。
【0154】
また、本実施の形態にかかる表示処理装置100においては、キーコンテンツとの関連度の算出対象となるコンテンツが膨大になると、関連度算出時間が長くなるため、結果として一覧表示までに時間がかかりことになり、ユーザの心理的負荷が高くなる可能性があるが、選択されたキーコンテンツ以外の表示を消し始め、全てが消えた後に、関連するコンテンツが遷移するというアニメーション表示をユーザに参照させることで、単純に待っているときと比べて心理的負荷を軽減できる。
【0155】
本実施の形態の表示処理装置で実行される表示処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0156】
また、本実施の形態の表示処理装置で実行される表示処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の表示処理装置で実行される表示処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0157】
本実施の形態の表示処理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0158】
また、本実施の形態の表示処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の表示処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0159】
【図1】実施の形態にかかる表示処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】TV番組をコンテンツとした場合におけるメタデータの一例を示す説明図である。
【図3−1】コンテンツの内容を表わす表示情報の一例を示す図である。
【図3−2】コンテンツの内容を表わす表示情報の一例を示す図である。
【図4−1】表示情報を表示する座標系に関する説明図である。
【図4−2】表示情報を表示する座標系の各領域を説明する図である。
【図5】表示情報の表示動作の詳細を示した説明図である。
【図6】表示情報間の関連度の詳細に関する説明図である。
【図7】座標系の領域毎に配置される表示情報を示した説明図である。
【図8】表示情報の表示サイズに関する説明図である。
【図9】キーコンテンツの表示情報C1と他のコンテンツの表示情報C11〜を配置した一覧情報の一例を示す図である。
【図10】表示制御部が表示する画面の遷移を示す図である。
【図11】表示処理装置100による表示情報の表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図12−1】キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報のスクロール前を示した説明図である。
【図12−2】キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報をスクロールした場合における第1の説明図である。
【図12−3】キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報をスクロールした場合における第2の説明図である。
【図13】キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報をスクロールした場合における第3の説明図である。
【図14−1】キーコンテンツの表示情報C1における初期の表示位置の方向を示す第1の方向指示表示の説明図である。
【図14−2】キーコンテンツの表示情報C1における初期の表示位置の方向を示す第2の方向指示表示の説明図である。
【図15】表示範囲内の項目数が変化した場合の一覧情報の説明図である。
【図16】表示処理装置100による一覧情報のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報を左にスクロールした場合の画面遷移図である。
【図18】キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報を左にスクロールした場合の画面遷移図である。
【図19】キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報を左にスクロールした場合の画面遷移図である。
【図20】キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報を左にスクロールした場合の画面遷移図である。
【図21】キーコンテンツの表示情報および他のコンテンツの表示情報を配置した一覧情報を左にスクロールした場合の画面遷移図である。
【図22】本実施の形態にかかる一覧情報の表示画面における表示情報の遷移の概念を示した説明図である。
【図23】本実施の形態にかかる表示処理装置における、表示情報が遷移する表示画面の例を示した説明図である。
【図24】変形例1にかかる一覧情報の表示画面における表示情報の遷移の概念を示した説明図である。
【図25】変形例1にかかる表示処理装置における、表示情報が遷移する表示画面の例を示した説明図である。
【図26】変形例2にかかる一覧情報の表示画面における表示情報の遷移の概念を示した説明図である。
【図27】変形例2にかかる表示処理装置における、表示情報が遷移する表示画面の例を示した説明図である。
【図28】変形例3にかかる一覧情報の表示画面における表示情報の遷移の概念を示した説明図である。
【図29】変形例3にかかる表示処理装置における、表示情報が遷移する表示画面の例を示した説明図である。
【図30】変形例4にかかる一覧情報の表示画面における表示情報の遷移の概念を示した説明図である。
【図31】変形例4にかかる表示処理装置における、表示情報が遷移する表示画面の例を示した説明図である。
【図32】キーコンテンツの変化に伴う表示画面の更新を示した説明図である。
【図33】表示処理装置による表示画面の更新の流れを示すフローチャートである。
【図34】コンテンツの変化を検出した際の表示画面における他のコンテンツの表示情報の再配置を示した説明図である。
【図35】コンテンツの変化を検出した際の表示画面における他のコンテンツの表示情報の再配置の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0160】
90 リモコン
100 表示処理装置
101 リモコン操作受付部
102 メタデータ検索部
103 メタデータ取得部
104 関連度算出部
105 表示情報生成部
106 表示制御部
107 映像再生部
108 放送受信部
109 検出部
110 メタデータ保持部
111 遷移特定部
112 表示位置算出部
121 スクロール部
122 第1表示処理部
123 表示停止部
124 第2表示処理部
150 電子番組表記憶部
160 録画番組記憶部
170 表示部
180 IPTV接続部
200 IPTVサーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索のキーとなるコンテンツであるキーコンテンツの選択操作を受け付ける操作受付手段と、
前記キーコンテンツと、前記キーコンテンツ以外の他のコンテンツ各々との関連度を算出する関連度算出手段と、
前記キーコンテンツの表示情報を所望の位置に配置するとともに、前記関連度算出手段により算出された関連度に基づいて前記異なるコンテンツの表示情報をそれぞれ配置した一覧情報を表示する表示処理手段と、
を備え、
前記表示処理手段により一覧情報が表示された状態で、前記キーコンテンツの表示情報が更新された場合に、前記関連度算出手段は、更新された後の前記キーコンテンツと他のコンテンツ各々との関連度を再算出し、
前記表示処理手段は、再算出された関連度に基づいて、前記コンテンツの表示情報をそれぞれ再配置した一覧情報を表示すること、
を特徴とする表示処理装置。
【請求項2】
前記表示処理手段は、キーコンテンツの前記表示情報を前記所定の位置に配置した後に、前記異なるコンテンツの前記表示情報が関連度に基づいて決定された表示位置まで遷移する表示を行うこと、
を特徴とする請求項1に記載の表示処理装置。
【請求項3】
前記表示処理手段は、前記異なるコンテンツの前記表示情報を、予め定め定められた順序に従って、関連度に基づいて決定される表示位置まで遷移させる表示を行うこと、
を特徴とする請求項2に記載の表示処理装置。
【請求項4】
前記表示処理手段は、前記異なるコンテンツの前記表示情報を、ほぼ同時に、関連度に基づいて決定される表示位置まで遷移させる表示を行うこと、
を特徴とする請求項2に記載の表示処理装置。
【請求項5】
前記表示処理手段は、異なるコンテンツの表示情報のうち一方を、再配置後の前記表示情報より表示サイズが大きい表示情報を表示した後、関連度に基づいて決定される表示位置まで遷移させる際に当該表示情報の表示サイズを縮小させ、異なるコンテンツの表示情報のうち他方を、再配置後の前記表示情報より表示サイズが小さい表示サイズで表示情報を表示した後、関連度に基づいて決定される表示位置まで遷移させる際に当該表示情報の表示サイズを拡大させること、
を特徴とする請求項2乃至4のいずれか一つに記載の表示処理装置。
【請求項6】
前記表示処理手段は、異なるコンテンツの前記表示情報を、前記表示領域の表示枠近傍から、関連度に基づいて決定される前記表示位置まで遷移する表示を行うこと、
を特徴とする請求項2乃至4のいずれか一つに記載の表示処理装置。
【請求項7】
前記表示処理手段により前記一覧情報が表示された後、前記キーコンテンツの変化を検出する検出手段を、さらに備え、
前記検出手段が、キーコンテンツの変化を検出した場合に、前記関連度算出手段は、変化した後の前記キーコンテンツと他のコンテンツ各々の関連度を再算出すること、
を特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の表示処理装置。
【請求項8】
前記表示処理手段により前記一覧情報が表示された後、前記他のコンテンツの変化を検出する検出手段をさらに備え、
前記表示処理手段は、前記検出手段により変化を検出した前記他のコンテンツの前記表示情報の表示を停止し、表示が停止された前記表示情報の領域に、他の前記表示情報を遷移する表示を行うこと、
を特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の表示処理装置。
【請求項9】
操作受付手段が、検索のキーとなるコンテンツであるキーコンテンツの選択操作を受け付ける操作受付ステップと、
関連度算出手段が、前記キーコンテンツと、前記キーコンテンツ以外の他のコンテンツ各々との関連度を算出する関連度算出ステップと、
表示処理手段が、前記キーコンテンツの表示情報を所望の位置に配置するとともに、前記関連度算出手段により算出された関連度に基づいて前記異なるコンテンツの表示情報をそれぞれ配置した一覧情報を表示する表示処理ステップと、を有し、
前記表示処理ステップにより一覧情報が表示された状態で、前記キーコンテンツの表示情報が更新された場合に、前記関連度算出ステップが、更新された後の前記キーコンテンツと他のコンテンツ各々の関連度を再算出し、
前記表示処理ステップが、再算出された関連度に基づいて、前記コンテンツの表示情報をそれぞれ再配置した一覧情報を表示すること、
を特徴とする表示処理方法。
【請求項10】
前記表示処理ステップは、キーコンテンツの前記表示情報を前記所定の位置に配置した後に、前記異なるコンテンツの前記表示情報が関連度に基づいて決定される表示位置まで遷移する表示を行うこと、
を特徴とする請求項9に記載の表示処理方法。
【請求項11】
前記表示処理ステップは、前記異なるコンテンツの前記表示情報を、予め定め定められた順序に従って、関連度に基づいて決定される表示位置まで遷移させる表示を行うこと、
を特徴とする請求項10に記載の表示処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3−1】
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【図3−2】
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【図4−1】
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【図4−2】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12−1】
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【図12−2】
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【図12−3】
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【図13】
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【図14−1】
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【図14−2】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【公開番号】特開2010−55431(P2010−55431A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−220559(P2008−220559)
【出願日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】