説明

表示評価装置、表示評価プログラム、表示調整装置、表示調整プログラム

【課題】
閲覧者が画面の異なる位置を閲覧する際の視角の差によって生じる表示特性を評価する表示評価装置、表示評価プログラム、表示調整装置、表示調整プログラムを提供する。
【解決手段】
表示画面生成部11が、第1の図形と1つ以上の第2の図形とを該第1の図形と該第2の図形とが接しない位置にそれぞれ配置した画像を生成して表示装置20に出力し、入力受付部62が、表示装置20に表示された画像に応じて入力装置30から入力された閲覧者による設問に対する回答を受け付け、該受け付けた回答に基づいて、特性評価部63が、表示装置20表示特性を評価する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示評価装置、表示評価プログラム、表示調整装置、表示調整プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報等を画像として表示する表示装置は、その画面と、当該画面に表示している情報の閲覧者の視点の角度である視角によって、当該表示装置の表示特性が異なっているように認識されることがある。
【0003】
このため、閲覧者の視角に応じて表示特性を調整する技術や(例えば、特許文献1参照)、当該事象を利用して特定の視角において画面を閲覧できないようにする技術(例えば、特許文献2参照)等が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−301092号公報
【特許文献2】特開2008−275855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、閲覧者が画面の異なる位置を閲覧する際の視角の差によって生じる表示特性を評価する表示評価装置、表示評価プログラム、表示調整装置、表示調整プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、第1の図形と1つ以上の第2の図形とを該第1の図形と該第2の図形とが接しない位置にそれぞれ配置した画像を生成し、該生成した画像を表示装置に出力する出力手段と、前記出力手段が出力した画像に応じた設問に対する回答を受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けた回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価する評価手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第2の図形は、前記第1の図形と異なる色の図形を含む複数の図形であり、該複数の図形がそれぞれ接しない位置に配置されることを特徴とする。
【0008】
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記第2の図形は、漸次的に異なる複数色で構成された1つの図形であり、該複数色に前記第1の図形と同じ色を含むことを特徴とする。
【0009】
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記出力手段は、前記第1の図形および前記第2の図形の色と、該第1の図形および該第2の図形の配置位置との少なくとも一方を変化させた複数の画像を生成し、該生成した画像を前記表示装置に順次出力し、前記受付手段は、前記出力手段が前記表示装置に画像を出力する毎に各画像に応じた設問に対する回答を受け付け、前記評価手段は、前記受付手段が受け付けた複数の回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価することを特徴とする。
【0010】
また、請求項5の発明は、第1の図形と1つ以上の第2の図形とを該第1の図形と該第2の図形とが接しない位置にそれぞれ配置した画像を生成し、該生成した画像を表示装置に出力する出力処理と、前記出力処理で出力した画像に応じた設問に対する回答を受け付ける受付処理と、前記受付処理で受け付けた回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価する評価処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0011】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記第2の図形は、前記第1の図形と異なる色の図形を含む複数の図形であり、該複数の図形がそれぞれ接しない位置に配置されることを特徴とする。
【0012】
また、請求項7の発明は、請求項5の発明において、前記第2の図形は、漸次的に異なる複数色で構成された1つの図形であり、該複数色に前記第1の図形と同じ色を含むことを特徴とする。
【0013】
また、請求項8の発明は、請求項5の発明において、前記出力処理は、前記第1の図形および前記第2の図形の色と、該第1の図形および該第2の図形の配置位置との少なくとも一方を変化させた複数の画像を生成し、該生成した画像を前記表示装置に順次出力し、前記受付処理は、前記出力処理により前記表示装置に画像を出力する毎に各画像に応じた設問に対する回答を受け付け、前記評価処理は、前記受付処理で受け付けた複数の回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価することを特徴とする。
【0014】
また、請求項9の発明は、第1の図形と1つ以上の第2の図形とを該第1の図形と該第2の図形とが接しない位置にそれぞれ配置した画像を生成し、該生成した画像を表示装置に出力する出力手段と、前記出力手段が出力した画像に応じた設問に対する回答を受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けた回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価する評価手段と、前記評価手段による評価結果に応じて、前記表示装置に出力する画像の色再現特性を調整する調整手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
また、請求項10の発明は、第1の図形と1つ以上の第2の図形とを該第1の図形と該第2の図形とが接しない位置にそれぞれ配置した画像を生成し、該生成した画像を表示装置に出力する出力処理と、前記出力処理で出力した画像に応じた設問に対する回答を受け付ける受付処理と、前記受付処理で受け付けた回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価する評価処理と、前記評価処理による評価結果に応じて、前記表示装置に出力する画像の色再現特性を調整する調整処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
請求項1の発明によれば、閲覧者の表示装置に対する視角に応じた当該表示装置の表示特性を評価することが可能となる。
【0017】
また、請求項2の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、閲覧者が容易に回答を行うことが可能となる。
【0018】
また、請求項3の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、閲覧者が適切な回答を行うことが可能となる。
【0019】
また、請求項4の発明によれば、閲覧者の表示装置に対する視角に応じた当該表示装置の表示特性が、閲覧者の表示装置に対する視角の影響によるものか当該表示装置の特性(表示むら等)の影響によるものかを評価することが可能となる。
【0020】
また、請求項5の発明によれば、閲覧者の表示装置に対する視角に応じた当該表示装置の表示特性を評価することが可能となる。
【0021】
また、請求項6の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、閲覧者が容易に回答を行うことが可能となる。
【0022】
また、請求項7の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、閲覧者が適切な回答を行うことが可能となる。
【0023】
また、請求項8の発明によれば、閲覧者の表示装置に対する視角に応じた当該表示装置の表示特性が、閲覧者の表示装置に対する視角の影響によるものか当該表示装置の特性(表示むら等)の影響によるものかを評価することが可能となる。
【0024】
また、請求項9の発明によれば、閲覧者の表示装置に対する視角に応じた当該表示装置の表示特性を評価し、その評価結果に応じた色再現特性の調整が可能となる。
【0025】
また、請求項10の発明によれば、閲覧者の表示装置に対する視角に応じた当該表示装置の表示特性を評価し、その評価結果に応じた色再現特性の調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】表示評価装置の機能的な構成の例を示した図である。
【図3】表示評価装置60の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】閲覧者の視角について説明するための図である。
【図5】評価画面の例を示した図である。
【図6】評価画面の例を示した図である。
【図7】評価画面の例を示した図である。
【図8】評価画面の例を示した図である。
【図9】評価画面の例を示した図である。
【図10】評価画面の例を示した図である。
【図11】表示調整装置の機能的な構成の例を示した図である。
【図12】表示調整装置360の動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明に係る表示評価装置、表示評価プログラム、表示調整装置、表示調整プログラムの一実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【実施例1】
【0028】
表示評価装置は、表示装置を利用するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置をプログラムに従って動作させることで実現する。なお、表示装置が同様のプログラムに従って動作する機能を有している場合には、表示装置単体であっても、表示評価装置を実現することは可能である。
【0029】
図1は、情報処理装置の構成例を示すブロック図である。同図(a)に示したものは、表示装置を接続して利用する情報処理装置で、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータに相当するものである。また、同図(b)に示したものは、表示装置が一体となっている情報処理装置で、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータに相当するものである。
【0030】
同図(a)に示すように、情報処理装置10は、演算部11と記憶部12、一時記憶部13、記憶装置接続部14、記憶装置15、表示装置接続部16、入力装置接続部17を有している。
【0031】
演算部11は演算処理行うもので、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサにより実現されるものである。
【0032】
記憶部12は、プログラムや設定情報等を記憶するもので、例えばROM(Read Only Memory)、不揮発性メモリ(Nonvolatile Memory)等の半導体記憶素子で実現されるものである。
【0033】
一時記憶部13は、演算部11が演算処理を行う際の作業領域等に用いられ情報等を一時的に記憶するもので、例えばRAM(Random Access Memory)等の半導体記憶素子で実現されるものである。
【0034】
記憶装置接続部14は、記憶装置15を接続するインタフェイスであり、記憶装置15との間で情報等の授受を行うとともに、記憶装置15の動作を制御するもので、プロセッサ等を含む集積回路等により実現されるものである。
【0035】
記憶装置15は、情報等を記憶するもので、磁気ディスクや半導体記憶素子で実現されるものである。
【0036】
表示装置接続部16は、表示装置20を接続するインタフェイスであり、表示装置20に画面を表示するための信号を生成するもので、プロセッサ等を含む集積回路等により実現されるものである。
【0037】
入力装置接続部17は、マウス等のポインティングデバイスやキーボード等である入力装置30を接続するインタフェイスであり、入力装置30に対して行われた指示操作に応じた信号を取得するもので、プロセッサ等を含む集積回路等により実現されるものである。
【0038】
なお、同図(a)においては省略しているが、情報処理装置10には、ネットワークとのインタフェイスとして動作する通信部等の他の構成も含むものである。
【0039】
また、同図(b)に示すように、情報処理装置50は、演算部51と記憶部52、一時記憶部53、記憶装置接続部54、記憶装置55、表示装置接続部56、表示装置57、入力装置接続部58、入力装置59を有している。
【0040】
演算部51は演算処理行うもので、例えば、CPU等のプロセッサにより実現されるものである。
【0041】
記憶部52は、プログラムや設定情報等を記憶するもので、例えばROM、不揮発性メモリ等の半導体記憶素子で実現されるものである。
【0042】
一時記憶部53は、演算部51が演算処理を行う際の作業領域等に用いられ情報等を一時的に記憶するもので、例えばRAM等の半導体記憶素子で実現されるものである。
【0043】
記憶装置接続部54は、記憶装置55を接続するインタフェイスであり、記憶装置55との間で情報等の授受を行うとともに、記憶装置55の動作を制御するもので、プロセッサ等を含む集積回路等により実現されるものである。
【0044】
記憶装置55は、情報等を記憶するもので、磁気ディスクや半導体記憶素子で実現されるものである。
【0045】
表示装置接続部56は、表示装置57を接続するインタフェイスであり、表示装置57に画面を表示するための信号を生成するもので、プロセッサ等を含む集積回路等により実現されるものである。
【0046】
表示装置57は、表示装置接続部56から出力される信号に応じて、画面を表示するものであり、例えば、液晶等が用いられたものである。
【0047】
入力装置接続部58は、入力装置59を接続するインタフェイスであり、入力装置59に対して行われた指示操作に応じた信号を取得するもので、プロセッサ等を含む集積回路等により実現されるものである。
【0048】
入力装置59は、パッド等のポインティングデバイスやキーボード等である。
【0049】
なお、同図(b)においては省略しているが、情報処理装置50には、ネットワークとのインタフェイスとして動作する通信部等の他の構成も含むものである。
【0050】
情報処理装置10で表示評価装置を実現する場合、情報処理装置10の記憶装置15に記憶したプログラムに基づいて、演算部11等を動作させ、特性評価のための画面を表示装置20に表示し、当該表示に対する入力装置30からの入力にしたがって、特性評価を行う。
【0051】
同様に、情報処理装置50で表示評価装置を実現する場合、情報処理装置50の記憶装置55に記憶したプログラムに基づいて、演算部51等を動作させ、特性評価のための画面を表示装置57に表示し、当該表示に対する入力装置59からの入力にしたがって、特性評価を行う。
【0052】
なお、記憶装置15または記憶装置55に記憶するプログラムは、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の光記憶媒体または他の媒体等を介して提供することができ、ネットワークを介して提供することもできる。
【0053】
続いて、表示評価装置の機能的な構成について説明する。図2は、表示評価装置の機能的な構成の例を示した図である。
【0054】
同図に示すように、表示評価装置60は、表示画面生成部61と入力受付部62、特性評価部63を有している。なお、情報処理装置50を利用して表示評価装置60を実現した場合には、表示装置57と入力装置59も表示評価装置60の一部となる(図中に破線で示す)。
【0055】
表示画面生成部61は、表示特性の評価に利用する画面を生成し、生成した画面を表示装置20または表示装置57に表示させる。生成する画面の詳細については後述する。
【0056】
入力受付部62は、表示装置20または表示装置57に表示させた画面に応じて、当該表示装置の閲覧者による指示操作の入力を受け付ける。
【0057】
特性評価部63は、表示画面生成部61が生成した画面と、入力受付部62が受け付けた当該画面に応じた指示操作の入力に基づいて、表示装置20または表示装置57の表示特性を評価する。
【0058】
次に、表示評価装置60の動作について説明する。図3は、表示評価装置60の動作の流れを示すフローチャートである。
【0059】
表示評価装置60は、動作を開始すると、まず、表示画面生成部61が特性評価部63の指示に基づいて、表示装置20または表示装置57の表示特性を評価するための評価画面を生成して、表示装置20(表示装置57)に表示させる(ステップ101)。
【0060】
続いて、表示画面生成部61が表示装置20(表示装置57)に表示させた評価画面に応じて、当該画面の閲覧者が入力装置30または入力装置59を操作することにより発した入力指示を、入力受付部62が受け付ける(ステップ102)。入力受付部62が入力指示を受け付けると、特性評価部63は、表示画面生成部61が生成した評価画面と入力受付部62が受け付けた入力指示とに基づいて、表示装置20(表示装置57)の表示特性を評価し(ステップ103)、処理を終了する。
【0061】
なお、ここでは、1つの評価画面を表示して、その評価画面に対する回答を入力指示として受け付けるものとして説明したが、受け付けた入力指示に応じて別の評価画面を表示して、さらに回答を入力指示として受け付けて表示特性を評価する場合もある。
【0062】
ここで、閲覧者の視角について説明する。閲覧者は、基本的には、表示装置に表示される画面を正面から閲覧する傾向にあるが、画面内の注目する位置によって、視角に差が生じてしまうこととなる。例えば、机上に固定的に配置される据え置き型の表示装置20の場合、図4(a)に示すように、閲覧者の視点が図中の符号Aの位置あったとすれば、画面上部である符号aの位置を閲覧する際と、画面下部である符号a’の位置を閲覧する際とで、画面に対する視角が異なるものとなる。
【0063】
同様に、表示装置が一体となっている情報処理装置の表示装置57の場合、図4(b)に示すように、閲覧者の視点が図中の符号Bの位置あったとすれば、画面上部である符号bの位置を閲覧する際と、画面下部である符号b’の位置を閲覧する際とで、画面に対する視角が異なるものとなる。
【0064】
また、同じ表示装置57を閲覧する場合であっても、表示装置57の情報処理装置50の本体との相対角度(開き具合)が異なる場合、図4(c)に示すように、閲覧者の視点が図中の符号Cの位置あったとすれば、画面上部である符号cの位置を閲覧する際と、画面下部である符号c’の位置を閲覧する際とで、画面に対する視角が異なるものとなり、図4(b)に示した場合とも異なるものとなる。
【0065】
なお、ここでは、画面の上部と下部の閲覧に際して視角の差が生じる場合を説明したが、画面の左部と右部に対しても、閲覧に際して視角の差が生じることとなる。
【0066】
次に、表示画面生成部61がが生成する評価画面について説明する。図5乃至10は、評価画面の例を示した図である。
【0067】
図5に示した画面200は、パッチ201とパッチ202を表示したものである。パッチ201とパッチ202は、これらを両者が接しないように配置することで、それぞれを閲覧する際の閲覧者の視角が異なることとなる。なお、同図においては、パッチ201を画面200の上部に、パッチ202を画面200の下部に配置しているが、必ずしもこのように配置する必要は無く、例えば、パッチ201を画面200の中央部に配置し、パッチ202を画面200の下部に配置するようにしてもよい。また、パッチ201、パッチ202は、どのような形状であってもよい。
【0068】
パッチ201とパッチ202は、両者が同じ色、または類似する色の組み合わせとして構成され、閲覧者に対しては、両者が同じ色か異なる色かを回答させる。
【0069】
例えば、パッチ201が黒(R=0,G=0,B=0、R,G,Bは、それぞれ赤、緑、青を示し、いずれも0から255のいずれかの値となる)で、パッチ202がグレー(R=64,G=64,B=64)であった場合、閲覧者が両者を同じ色であると回答する場合がある。この場合、閲覧者は低明度領域の階調が潰れる視角で画面200を閲覧している可能性が高いと判断することができる。
【0070】
パッチの色値の決定については、パッチ201とパッチ202を接触させて表示したときに有意に違いが分かる色を、設定すればよい。
【0071】
また、パッチ201が表示装置20(57)の飽和色である青(R=0,G=0,B=255)で、パッチ202がパッチ201と同色相の色(R=0,G=102,B=255)や色(R=102,G=102,B=255)であった場合に、閲覧者が両者を同じ色であると回答する場合がある。パッチ201と同色相の色(R=0,G=102,B=255)のパッチが同じ色であった場合、閲覧者の視角では、緑の階調が潰れてしまっている可能性が高いことがわかる。また、パッチ201と同色相の色(R=102,G=102,B=255)のパッチが同じ色であった場合、閲覧者の視角では、赤および緑の階調が潰れてしまっている可能性が高いことがわかる。
【0072】
図6に示した画面210は、パッチ211、パッチ212、パッチ213、パッチ214、パッチ215、パッチ216を表示したものである。パッチ211、パッチ212、パッチ213、パッチ214、パッチ215、パッチ216は、それぞれが接しないように配置され、パッチ211は画面210の上部に、パッチ212、パッチ213、パッチ214、パッチ215、パッチ216は、画面210の下部に並べて配置される。また、パッチ211を、画面210の中央部などの他の位置に配置してもよい。また、パッチ211、パッチ212、パッチ213、パッチ214、パッチ215、パッチ216は、どのような形状であってもよい。
【0073】
パッチ212、パッチ213、パッチ214、パッチ215、パッチ216は、パッチ211と類似する色であり、それぞれが異なる色である。また、パッチ212、パッチ213、パッチ214、パッチ215、パッチ216のいずれかが、パッチ211と同じ色であってもよい。この画面210を表示した場合、閲覧者に対しては、パッチ211と同じ色(に見える色)を、パッチ212、パッチ213、パッチ214、パッチ215、パッチ216から選択させ、回答させる。
【0074】
例えば、パッチ211が色(R=0,G=96,B=255)、パッチ212が色(R=0,G=160,B=255)、パッチ213が色(R=0,G=128,B=255)、パッチ214が色(R=0,G=96,B=255)、パッチ215が色(R=0,G=64,B=255)、パッチ216が色(R=0,G=32,B=255)であった場合、パッチ214がパッチ211と同色であるにもかかわらず、閲覧者がパッチ215をパッチ211と同色若しくは最も近い色と回答する場合がある。これは、表示装置20(57)が閲覧者の視角で観察すると、画面下部が明るく、画内にムラがあると判断することができる。
【0075】
また、パッチ211が色(R=0,G=96,B=255)、パッチ212が色(R=0,G=32,B=255)、パッチ213が色(R=0,G=64,B=255)、パッチ214が色(R=0,G=96,B=255)、パッチ215が色(R=0,G=128,B=255)、パッチ216が色(R=0,G=160,B=255)であった場合(パッチ212、パッチ213、パッチ214、パッチ215、パッチ216の並び順を反転した場合と同じ)、閲覧者がパッチ213をパッチ211と同色若しくは最も近い色と回答する場合がある。これも、閲覧者の視角で観察すると、画面下部が明るく、画内にムラがあると判断することができる。
【0076】
なお、パッチ211〜パッチ216の各色は、赤系の色を変化させたもの、例えば、211が色(R=96,G=0,B=255)、パッチ212が色(R=32,G=0,B=255)、パッチ213が色(R=64,G=0,B=255)、パッチ214が色(R=96,G=0,B=255)、パッチ215が色(R=128,G=0,B=255)、パッチ216が色(R=160,G=0,B=255)としてもよく、青系の色を変化させたもの、例えば、211が色(R=255,G=0,B=96)、パッチ212が色(R=255,G=0,B=32)、パッチ213が色(R=255,G=0,B=64)、パッチ214が色(R=255,G=0,B=96)、パッチ215が色(R=255,G=0,B=128)、パッチ216が色(R=255,G=0,B=160)としてもよい。もちろん、赤系と緑系の両者、赤系と青系の両者等を変化させるようにしたものでもよい。
【0077】
さらに、評価回数を増やし、パッチ212、パッチ213、パッチ214、パッチ215、パッチ216の並び順を通常の条件で評価した後に、パッチ212、パッチ213、パッチ214、パッチ215、パッチ216の並び順を反転して評価し、通常パッチの評価結果と反転パッチの評価結果で同じRGB値の色を選択した場合は、表示機器の視角に応じた再現特性が原因であると推定し、異なるRGB値の色を選択した場合、表示機器の画面にムラが原因であると推定することができる。これは、評価の回数を増やしたり、並び順のケースを変更して評価することで精度を向上させることができる。
【0078】
図7に示した画面220は、パッチ221、パッチ222、パッチ223、パッチ224、パッチ225を表示したものである。パッチ221、パッチ222、パッチ223、パッチ224、パッチ225、パッチ226は、それぞれが接しないように配置され、パッチ221は画面220の下部に、パッチ222、パッチ223、パッチ224、パッチ225、パッチ226は、画面210の上部に並べて配置される。また、パッチ221を、画面220の中央部などの他の位置に配置してもよい。
【0079】
パッチ222、パッチ223、パッチ224、パッチ225、パッチ226は、パッチ221と類似する色であり、それぞれが異なる色である。また、パッチ222、パッチ223、パッチ224、パッチ225、パッチ226のいずれかが、パッチ221と同じ色であってもよい。この画面220を表示した場合、閲覧者に対しては、パッチ221と同じ色(に見える色)を、パッチ222、パッチ223、パッチ224、パッチ225、パッチ226から選択させ、回答させる。
【0080】
この画面220は、前述した画面210を上下反転させたものであり、画面210の場合と同様の判断を行うことができる。位置を反転させて評価することで、パッチ211とパッチ212〜パッチ216の視角の関係と、パッチ221とパッチ222〜パッチ226の関係は逆の視角の関係になる。視角を反転させた状態で、前述の図6を参照して説明した方法と同様の評価を実施することで、表示機器の視角特性および、面内のムラの特性の評価精度を向上させることができる。
【0081】
また、図6に示した画面210(色を変化させたものや表示位置を反転させたものも含む)と、図7に示した画面220(色を変化させたものや表示位置を反転させたものも含む)を適宜組み合わせ、これらを順次用いて評価を行うことで、表示機器の視角特性および、面内のムラの特性の評価精度を向上させることができる。例えば、複数回の評価を行った際に、その評価結果がパッチ211等の位置関係に依存していた場合には、閲覧者による視角の影響が大きく、評価結果がパッチ211等の位置関係に依存していない場合には、面内のムラ影響が大きいと評価することができる。
【0082】
図8に示した画面230は、パッチ231、パッチ232、パッチ233、パッチ234、パッチ235を表示したものである。パッチ231、パッチ232、パッチ233、パッチ234、パッチ235は、それぞれが接しないように配置され、パッチ231は画面220の左部に、パッチ232、パッチ233、パッチ234、パッチ235は、画面230の右部に並べて配置される。また、パッチ231を、画面230の中央部などの他の位置に配置してもよく、パッチ231を、画面230の右部に配置し、パッチ231、パッチ232、パッチ233、パッチ234、パッチ235を画面230の左部に配置してもよい。
【0083】
パッチ232、パッチ233、パッチ234、パッチ235は、パッチ231と類似する色であり、それぞれが異なる色である。また、パッチ232、パッチ233、パッチ234、パッチ235のいずれかが、パッチ231と同じ色であってもよい。この画面230を表示した場合、閲覧者に対しては、パッチ231と同じ色(に見える色)を、パッチ232、パッチ233、パッチ234、パッチ235から選択させ、回答させる。
【0084】
この画面230は、前述した画面210を90度転回させたものであり、画面210の場合と同様の判断を行うことができる。
【0085】
なお、パッチ212〜パッチ216の値については、本実施例ではRGB値上で差分が均等になるように配置しているが、標準的な表示装置において目視上(デバイスに非依存)の色空間上で再現したときに均等の値となるように予測した色を表示してもよい。
【0086】
また、表示機器であらかじめパッチ212からパッチ216の再現を確認し、すべてのパッチに差分があるか確認できる値となっていることを確認してからパッチ212からパッチ216の値を決定してもよい。この場合、表示機器正面でパッチ214からパッチ216のパッチの色味がつぶれているのであれば、色値の中心(パッチ211の値およびパッチ214)の値をパッチ212側にずらすようにして決定してもよい。
【0087】
図9に示した画面240は、パッチ241とパッチ242を表示したものである。パッチ241とパッチ242は、両者が接しないように配置され、パッチ241は画面240の上部に、パッチ242は、画面240の下部に並べて配置される。また、パッチ241を、画面240の中央部などの他の位置に配置してもよい。
【0088】
パッチ242は、パッチ241と同色および類似する色を含むグラデーションで構成されるもので、閲覧者に対しては、パッチ242からパッチ241と同じに見える色の部分を選択させ、回答させる。
【0089】
この画面240による表示特性の判断は、前述した画面210における判断と同様である。
【0090】
図10に示した画面250は、パッチ251とパッチ252を表示し、かつ、パッチ252を複数のスリット253で分割したものである。パッチ251とパッチ252は、前述の画面240のパッチ241とパッチ242に相当するもので、画面240の場合よりも、閲覧者による選択が容易となるようにしたものである。
【0091】
なお、図5乃至10に示した評価画面以外であっても、閲覧者による視角が異なる位置にパッチ等を配置したものを評価画面として利用することができる。
【実施例2】
【0092】
実施例2では、実施例1で説明した表示評価装置60と同様の機能を有し、その評価結果を利用して表示装置の色再現特性を調整する表示調整装置について説明する。
【0093】
ここで説明する表示調整装置は、実施例1で説明した表示評価装置60と同様に、表示装置を利用するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置をプログラムに従って動作させることで実現する。また、表示装置が同様のプログラムに従って動作する機能を有している場合には、表示装置単体であっても、表示調整装置を実現することは可能である。なお、情報処理装置の構成については、実施例1の場合と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0094】
続いて、表示調整装置の機能的な構成について説明する。図11は、表示調整装置の機能的な構成の例を示した図である。
【0095】
同図に示すように、表示調整装置360は、表示画面生成部361と入力受付部362、特性評価部363、色再現特性調整部364を有している。なお、情報処理装置50を利用して表示調整装置360を実現した場合には、表示装置57と入力装置59も表示調整装置360の一部となる(図中に破線で示す)。
【0096】
表示画面生成部361は、表示特性の評価に利用する画面を生成し、生成した画面を表示装置20または表示装置57に表示させる。生成する画面は、実施例1の表示評価装置60の表示画面生成部61が生成する画面と同様のものである。
【0097】
入力受付部362は、表示装置20または表示装置57に表示させた画面に応じて、当該表示装置の閲覧者による指示操作の入力を受け付ける。
【0098】
特性評価部363は、表示画面生成部361が生成した画面と、入力受付部362が受け付けた当該画面に応じた指示操作の入力に基づいて、表示装置20または表示装置57の表示特性を評価する。
【0099】
色再現特性調整部364は、特性評価部363による表示特性の評価結果に応じて、画面の色を調整するためのパラメータ等を含む表示機器特性プロファイル(以下単にプロファイルとする)の作成またはすでに情報処理装置10または情報処理装置50に格納されているプロファイルの調整を行う。色再現特性調整部364は、表示調整装置360に専用の機能部ではなく、情報処理装置10または情報処理装置50が他のプログラムを動作させることにより実現する各機能部が表示装置20または表示装置57へ画面を出力する際の色調整も行うこととなる。
【0100】
次に、表示調整装置360の動作について説明する。図12は、表示調整装置360の動作の流れを示すフローチャートである。
【0101】
表示調整装置360は、動作を開始すると、まず、表示画面生成部361が特性評価部363の指示に基づいて、表示装置20または表示装置57の表示特性を評価するための評価画面を生成して、表示装置20(表示装置57)に表示させる(ステップ401)。
【0102】
続いて、表示画面生成部361が表示装置20(表示装置57)に表示させた評価画面に応じて、当該画面の閲覧者が入力装置30または入力装置59を操作することにより発した入力指示を、入力受付部362が受け付ける(ステップ402)。
【0103】
入力受付部362が入力指示を受け付けると、特性評価部363は、表示画面生成部361が生成した評価画面と入力受付部362が受け付けた入力指示とに基づいて、表示装置20(表示装置57)の表示特性を評価する(ステップ403)。
【0104】
なお、ここでは、特性評価部363による表示特性の評価に際して、1つの評価画面を表示して、その評価画面に対する回答を入力指示として受け付けるものとして説明したが、受け付けた入力指示に応じて別の評価画面を表示して、さらに回答を入力指示として受け付けて表示特性を評価する場合もある。
【0105】
そして、特性評価部363による評価結果に応じて、色再現特性調整部364が、色再現特性の調整、つまり、プロファイルの調整を行い(ステップ404)、処理を終了する。
【0106】
色再現特性調整部364による色再現特性の調整は、例えば、前述の画面200(図5)を評価画面とし、パッチ201を黒、パッチ202をグレーで表示した際に、閲覧者が両者を同じ色として回答した場合には、少なくともパッチ202の色までは、黒の階調特性が潰れたモニタであるということが予測できる(パッチ202はグレーなので、赤、緑、青のすべての色で黒からの階調が潰れていることが予測できる)。つまり、黒からパッチ202の色までの階調を潰した階調特性を持った表示機器特性であるので、黒からパッチ202の色までを同一の値とした階調特性をプロファイルに格納する。
【0107】
パッチの表示位置については、パッチ201もしくはパッチ202のどちらかを表示機器の中心または、通常使用で最も使用頻度の高い箇所、または正しい色を表示したい表示機器上の位置に配置することが望ましい。表示機器の中心または、最も使用頻度の高い箇所で、表示機器のプロファイルを作成することで、普段使用する頻度の高い領域の色を閲覧者が閲覧した視角で正しく認識できるすることができる。
【0108】
また、前述の画面210(図6)を評価画面とした場合に、パッチ211と異なる色、例えば、パッチ215をパッチ211と同色または最も近い色として閲覧者が選択した場合、階調特性の調整を行う。階調特性の方向は、パッチ211とパッチ215の値を比較して差分のある色データを抽出し、パッチ215の色データがパッチ211よりも小さい値の色の場合、明るくなる方向に補正した階調特性をプロファイルに格納し、逆の場合は暗くなる方向に補正した階調特性をプロファイルに格納する。補正量は、パッチ211と同じ色に見えたパッチ(例えばパッチ215)の差分値が補正されるように情報機器装置50に格納されているプロファイルの階調特性を変更してもよいし、パッチ211と同じ色に見えたパッチ(例えばパッチ215)の差分値が補正されるように表示機器の標準的なプロファイルの値の階調特性を変更してもよい。生成したプロファイルを用いて階調特性の調整等を行い、閲覧者が閲覧した視角で色を正しく認識できるようにする。
【符号の説明】
【0109】
10 情報処理装置
11 演算部
12 記憶部
13 一時記憶部
14 記憶装置接続部
15 記憶装置
16 表示装置接続部
17 入力装置接続部
20 表示装置
21 入力装置
50 情報処理装置
51 演算部
52 記憶部
53 一時記憶部
54 記憶装置接続部
55 記憶装置
56 表示装置接続部
57 表示装置
58 入力装置接続部
59 入力装置
60 表示評価装置
61 表示画面生成部
62 入力受付部
63 特性評価部
360 表示調整装置
361 表示画面生成部
362 入力受付部
363 特性評価部
364 色再現特性調整部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の図形と1つ以上の第2の図形とを該第1の図形と該第2の図形とが接しない位置にそれぞれ配置した画像を生成し、該生成した画像を表示装置に出力する出力手段と、
前記出力手段が出力した画像に応じた設問に対する回答を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価する評価手段と
を具備することを特徴とする表示評価装置。
【請求項2】
前記第2の図形は、前記第1の図形と異なる色の図形を含む複数の図形であり、該複数の図形がそれぞれ接しない位置に配置されることを特徴とする請求項1記載の表示評価装置。
【請求項3】
前記第2の図形は、漸次的に異なる複数色で構成された1つの図形であり、該複数色に前記第1の図形と同じ色を含むことを特徴とする請求項1記載の表示評価装置。
【請求項4】
前記出力手段は、前記第1の図形および前記第2の図形の色と、該第1の図形および該第2の図形の配置位置との少なくとも一方を変化させた複数の画像を生成し、該生成した画像を前記表示装置に順次出力し、
前記受付手段は、前記出力手段が前記表示装置に画像を出力する毎に各画像に応じた設問に対する回答を受け付け、
前記評価手段は、前記受付手段が受け付けた複数の回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価する
ことを特徴とする請求項1記載の表示評価装置。
【請求項5】
第1の図形と1つ以上の第2の図形とを該第1の図形と該第2の図形とが接しない位置にそれぞれ配置した画像を生成し、該生成した画像を表示装置に出力する出力処理と、
前記出力処理で出力した画像に応じた設問に対する回答を受け付ける受付処理と、
前記受付処理で受け付けた回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価する評価処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする表示評価プログラム。
【請求項6】
前記第2の図形は、前記第1の図形と異なる色の図形を含む複数の図形であり、該複数の図形がそれぞれ接しない位置に配置されることを特徴とする請求項5記載の表示評価プログラム。
【請求項7】
前記第2の図形は、漸次的に異なる複数色で構成された1つの図形であり、該複数色に前記第1の図形と同じ色を含むことを特徴とする請求項5記載の表示評価プログラム。
【請求項8】
前記出力処理は、前記第1の図形および前記第2の図形の色と、該第1の図形および該第2の図形の配置位置との少なくとも一方を変化させた複数の画像を生成し、該生成した画像を前記表示装置に順次出力し、
前記受付処理は、前記出力処理により前記表示装置に画像を出力する毎に各画像に応じた設問に対する回答を受け付け、
前記評価処理は、前記受付処理で受け付けた複数の回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価する
ことを特徴とする請求項5記載の表示評価プログラム。
【請求項9】
第1の図形と1つ以上の第2の図形とを該第1の図形と該第2の図形とが接しない位置にそれぞれ配置した画像を生成し、該生成した画像を表示装置に出力する出力手段と、
前記出力手段が出力した画像に応じた設問に対する回答を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価する評価手段と、
前記評価手段による評価結果に応じて、前記表示装置に出力する画像の色再現特性を調整する調整手段と
を具備することを特徴とする表示調整装置。
【請求項10】
第1の図形と1つ以上の第2の図形とを該第1の図形と該第2の図形とが接しない位置にそれぞれ配置した画像を生成し、該生成した画像を表示装置に出力する出力処理と、
前記出力処理で出力した画像に応じた設問に対する回答を受け付ける受付処理と、
前記受付処理で受け付けた回答に基づいて前記表示装置の表示特性を評価する評価処理と、
前記評価処理による評価結果に応じて、前記表示装置に出力する画像の色再現特性を調整する調整処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする表示調整プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−227703(P2012−227703A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−93114(P2011−93114)
【出願日】平成23年4月19日(2011.4.19)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】