説明

補機駆動ベルトの異物侵入防止構造

【課題】補機駆動ベルトがプーリと噛み合う噛み合い位置において異物が侵入するのをより確実に防止することができる補機駆動ベルトの異物侵入防止構造を提供する。
【解決手段】異物侵入防止部10は、噛み合い位置P1から離れる方向に並設され、クランクプーリ3及び補機駆動ベルト6に対して間隔g1、g1´、g2、g2´を空けて、クランクプーリ3及び補機駆動ベルト6間にそれぞれ起立する複数の隔壁11,12を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンのクランクプーリと補機プーリとの間に掛け回される補機駆動ベルトが、少なくとも一つのプーリと噛み合う噛み合い位置において異物が侵入するのを防止する補機駆動ベルトの異物侵入防止構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、補機駆動ベルトはプーリとともにエンジン外部に設置されるため、走行中に跳ねた小石や鉄くず等の異物がベルトとプーリとの間に挟まり、ベルト及びプーリが破損するという現象が発生する場合がある。このような現象を防止するため、ベルトが引き込まれる側で、且つプーリとベルトとに挟まれた空間にリブを設け、このリブに傾斜面を形成して跳び石の跳び返り方向をコントロールして、別箇所への跳び石の侵入を防止するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−74370号公報(第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載のリブは、跳び石が当たる傾斜面が1つのみしかなく、跳び返り方向によってはベルト及びプーリとリブとの間の隙間に異物が入り込み、ベルトとプーリの噛み合い位置まで異物が侵入してしまう可能性がある。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、補機駆動ベルトがプーリと噛み合う噛み合い位置において異物が侵入するのをより確実に防止することができる補機駆動ベルトの異物侵入防止構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
クランクプーリ(例えば、後述の実施形態のクランクプーリ3)と補機プーリ(例えば、後述の実施形態の補機プーリ5)との間に掛け回される補機駆動ベルト(例えば、後述の実施形態の補機駆動ベルト6)が、該少なくとも一つのプーリと噛み合う噛み合い位置(例えば、後述の実施形態の噛み合い位置P1)において異物が侵入するのを防止する補機駆動ベルトの異物侵入防止構造(例えば、後述の実施形態の異物侵入防止構造7a)であって、
前記少なくとも一つのプーリに対して前記補機駆動ベルトが引き込まれる側で、該プーリと前記補機駆動ベルトが噛み合う前記噛み合い位置から、該プーリ及び前記補機駆動ベルトによって挟まれる空間に異物侵入防止部(例えば、後述の実施形態の異物侵入防止部10)が配置され、
該異物侵入防止部は、前記噛み合い位置から離れる方向に並設され、該プーリ及び前記補機駆動ベルトに対して間隔(例えば、後述の実施形態の間隔g1、g1´、g2、g2´)を空けて、該プーリ及び前記補機駆動ベルト間にそれぞれ起立する複数の隔壁(例えば、後述の実施形態の隔壁11,12)を有することを特徴とする補機駆動ベルトの異物侵入防止構造。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、
前記異物侵入防止部は、前記複数の隔壁を連結するリブ(例えば、後述の実施形態のリブ13)を有し、一体的に形成されることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の構成に加えて、
前記各隔壁の前記プーリ及び前記補機駆動ベルトに対する前記間隔は、前記噛み合い位置から離れるにつれて広がっていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記異物侵入防止部は、前記プーリ及び前記補機駆動ベルトの側方に配置された側板(例えば、後述の実施形態の側板15,16)に取り付けられることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記側板には、隣り合う前記複数の隔壁間に対応する領域に開口(例えば、後述の実施形態の開口16a)が形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記隔壁の少なくとも一方は、前記補機駆動ベルトの引き込み方向と直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記異物侵入防止部は、前記噛み合い位置から、前記プーリ及び前記補機駆動ベルトによって挟まれる空間内に配置され、前記噛み合い位置寄りの隔壁をなす先端部(例えば、後述の実施形態の先端部14)を有し、
該先端部の前記プーリ及び前記補機駆動ベルトの少なくとも一方と対向する面には、前記補機駆動ベルトの引き込み方向に対して傾斜した傾斜溝(例えば、後述の実施形態の傾斜溝14d)を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の補機駆動ベルトの異物侵入防止構造。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の発明によれば、走行中に跳ねた小石や鉄くず等の異物が噛み合い位置から離れた隔壁に当たることで、異物が侵入する勢いが抑えられ、また、該異物がさらに噛み合い位置に向かって移動したとしても噛み合い位置寄りの隔壁に当たり、噛み合い位置に異物が侵入するのをより確実に防止することができる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明によれば、隔壁を越えた異物がリブによって移動を抑制され、即ち、プーリ側から隔壁を越えた異物がベルト側に、或いは、ベルト側から隔壁を越えた異物がプーリ側に入り込むことを抑制することができる。
【0015】
さらに、請求項3に記載の発明によれば、大きな異物を噛み合い位置から離れた隔壁で、小さな異物を噛み合い位置寄りの隔壁でそれぞれ除去することができ、異物の大きさに応じてより効果的な防護機能を発揮することができる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明によれば、側板によって直接異物を除去することができる。
【0017】
加えて、請求項5に記載の発明によれば、隔壁を越えた異物を側板の開口から外部に排出することができる。
【0018】
さらに、請求項6に記載の発明によれば、隔壁に当たって跳ねた異物を外部に排出することができる。
【0019】
また、請求項7に記載の発明によれば、隔壁を越えて補機駆動ベルトとプーリ面との間に異物が侵入した場合であっても、プーリ面上の異物を、傾斜溝とベルトの引き込みによって外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る補機駆動ベルトの異物侵入防止構造が適用される補機駆動装置の側面図であり、図1(b)は、図1(a)のI部拡大図であり、図1(c)は、(a)のI´−I´線に沿った断面図である。
【図2】図2(a)は、本発明の第2実施形態に係る補機駆動ベルトの異物侵入防止構造が適用される補機駆動装置の側面図であり、図2(b)は、図2(a)のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図3(a)は、本発明の第3実施形態に係る補機駆動ベルトの異物侵入防止構造が適用される補機駆動装置の要部拡大側面図であり、図3(b)は、図3(a)のIII−III線に沿った断面図であり、図3(c)は、図3(a)の背面図であり、図3(d)は、図3(a)の一部側板を取り外した状態を示す図である。
【図4】図4(a)は、本発明の第4実施形態に係る補機駆動ベルトの異物侵入防止構造が適用される補機駆動装置の側面図であり、図4(b)は、図4(a)のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】図5(a)は、本発明の第5実施形態に係る補機駆動ベルトの異物侵入防止構造が適用される補機駆動装置を補機駆動ベルト側から見た要部拡大図であり、図5(b)は、図5(a)のV−V線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の各実施形態に係る補機駆動ベルトの異物侵入防止構造が適用される補機駆動装置について図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
(第1実施形態)
図1に示すように、補機駆動装置1は、エンジンのクランクシャフト2の端部に設けられたクランクプーリ3と、自動車用補機の回転軸4に設けられた補機プーリ5と、クランクプーリ3と補機プーリ5との間に掛け回される補機駆動ベルト6と、を有する。自動車用補機の回転軸4は、補機駆動ベルト6を介してエンジンのクランクシャフト2から回転動力が伝達されて、回転駆動される。なお、自動車用補機としては、ウォータポンプ、オルタネータ、エアコンコンプレッサ等が含まれ、補機プーリ5は、補機の数に応じて設けられる。
【0023】
また、補機駆動装置1には、補機駆動ベルト6がクランクプーリ3及び補機プーリ5とそれぞれ噛み合う各噛み合い位置P1,P2において異物が侵入するのを防止する異物侵入防止構造7,8が設けられている。ここで、各噛み合い位置P1,P2における異物侵入防止構造7,8はそれぞれ同様であるので、以下、クランクプーリ側の噛み合い位置P1の異物侵入防止構造7について説明する。
【0024】
具体的には、図1(b)に示すように、クランクプーリ3に対して矢印A方向に駆動する補機駆動ベルト6が引き込まれる側で、クランクプーリ3と補機駆動ベルト6が噛み合う噛み合い位置P1から、クランクプーリ3及び補機駆動ベルト6によって挟まれる空間に、異物侵入防止部10が配置される。異物侵入防止部10は、例えば、エンジンの外側に設けられた図示しないチェーンカバーに取り付けられている。
【0025】
異物侵入防止部10は、噛み合い位置P1から離れる方向に並設され、クランクプーリ3及び補機駆動ベルト6に対して間隔g1、g1´、g2、g2´を空けて、クランクプーリ3及び補機駆動ベルト6間にそれぞれ起立する複数の隔壁11,12と、複数の隔壁11,12の各中間部を連結するリブ13と、を有し、隔壁11,12とリブ13とは一体的に形成されている。また、噛み合い位置P1寄りの隔壁11は、噛み合い位置P1から、クランクプーリ3及び補機駆動ベルト6によって挟まれる空間内に配置される略扇柱状先端部14の凸状の円弧面14aによって構成されている。
【0026】
クランクプーリ3と対向する先端部14の表面14bはクランクプーリ3との間隔g1が略一定となるように、凹状の円弧に形成されている。また、補機駆動ベルト6と対向する先端部14の表面14cは、補機駆動ベルト6との間隔g1´が略一定となるように平坦に形成されている。
【0027】
また、噛み合い位置P1から離れた隔壁12の、クランクプーリ3及び補機駆動ベルト6と対向する各端面12a,12bは、クランクプーリ3及び補機駆動ベルト6に対する各間隔g2、g2´が、先端部14の各表面14b,14cの上記間隔g1、g1´よりも広く設定されている。即ち、各隔壁11,12のクランクプーリ3及び補機駆動ベルト6に対する間隔g1、g1´、g2、g2´は、噛み合い位置P1から離れるにつれて広がっている。なお、各隔壁11,12の形状は、本実施形態のように湾曲していてもよいし、或いは、平坦に形成されてもよい。また、隔壁の数は、複数であればよく、本実施形態のような2つでもよいし、3つ以上であってもよい。
【0028】
このように構成された異物侵入防止構造によれば、異物侵入防止部10は、噛み合い位置P1から離れる方向に並設され、クランクプーリ3及び補機駆動ベルト6に対して間隔g1、g1´、g2、g2´を空けて、クランクプーリ3及び補機駆動ベルト6間にそれぞれ起立する複数の隔壁11,12を有する。これにより、走行中に跳ねた小石や鉄くず等の異物が噛み合い位置P1から離れた隔壁12に当たることで、異物が侵入する勢いが抑えられ、また、該異物がさらに噛み合い位置P1に向かって移動したとしても噛み合い位置P1寄りの隔壁11に当たり、噛み合い位置P1に異物が侵入するのをより確実に防止することができる。
【0029】
また、異物侵入防止部10は、複数の隔壁11,12を連結するリブ13を有し、一体的に形成されるので、隔壁12を越えた異物がリブ13によって移動を抑制され、即ち、プーリ側から隔壁12を越えた異物がベルト側に、或いは、ベルト側から隔壁12を越えた異物がプーリ側に入り込むことを抑制することができる。
【0030】
さらに、各隔壁11,12のクランクプーリ3及び補機駆動ベルト6に対する間隔g1、g1´、g2、g2´は、噛み合い位置P1から離れるにつれて広がっているので、大きな異物を噛み合い位置P1から離れた隔壁12で、小さな異物を噛み合い位置P1寄りの隔壁11でそれぞれ除去することができ、異物の大きさに応じてより効果的な防護機能を発揮することができる。
【0031】
(第2実施形態)
図2に示すように、第2実施形態に係る補機駆動ベルトの異物侵入防止構造7a,8aでは、異物侵入防止部10の複数の隔壁11,12が、第1実施形態のリブ13で連結される代わりに、プーリ3,5及び補機駆動ベルト6の一側方に配置された側板15に取り付けられている。このように側板15を設けることで、側板15によって直接異物を除去することができると共に、複数の隔壁11,12によって異物をより確実に除去することができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
【0032】
(第3実施形態)
図3に示すように、第3実施形態に係る補機駆動ベルトの異物侵入防止構造7bでは、異物侵入防止部10の複数の隔壁11,12が、プーリ3及び補機駆動ベルト6の両側方に配置された一対の側板15,16に取り付けられる。一方の側板16には、隣り合う複数の隔壁11,12間に対応する領域に開口16aが形成されている(図3(b)及び(c)参照。)。これにより、一対の側板15,16によって直接異物を除去することができ、また、隔壁12を越えた異物が側板15,16間に溜まることなく、側板16の開口16aから外部に排出することができる。なお、側板15はエンジン寄りに配置し、開口16aが形成される側板16をエンジン外側に配置するほうが異物排出性の観点から好ましい。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
【0033】
(第4実施形態)
図4に示すように、第4実施形態に係る補機駆動ベルトの異物侵入防止構造7c,8cでは、異物侵入防止部10の隔壁11が、補機駆動ベルト6の引き込み方向と直交する方向に対して傾斜している。即ち、本実施形態では、噛み合い位置P1寄りの隔壁11を構成する先端部14の円弧面14aが傾斜しているので、この隔壁11に当たって跳ねた異物をコントロールして外部に排出することができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。なお、補機駆動ベルト6の引き込み方向と直交する方向に対して傾斜する隔壁の構成は、噛み合い位置P1から離れた隔壁12に設けられてもよく、両方に設けられてもよい。
【0034】
(第5実施形態)
図5に示すように、第5実施形態に係る補機駆動ベルトの異物侵入防止構造7dでは、先端部14の補機駆動ベルト6と対向する面14cには、補機駆動ベルト6の引き込み方向に対して傾斜した複数の傾斜溝14dを有する。これにより、隔壁11を越えて補機駆動ベルト6と面14cとの間に異物が侵入した場合であっても、面14c上の異物を、傾斜溝14dとベルトの引き込みによって外部に排出することができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。なお、傾斜溝14dは、クランクプーリ3と対向する面14bに形成されてもよく、両方に設けられてもよい。
【0035】
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本実施形態では、異物侵入防止構造はクランクプーリ及び補機プーリと補機駆動ベルトとの噛み合い位置近傍に配置されるが、補機駆動装置にアイドラプーリが組み込まれる場合には、アイドラプーリと補機駆動ベルトとの噛み合い位置近傍に配置されてもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 補機駆動装置
3 クランクプーリ
5 補機プーリ
6 補機駆動ベルト
7,8 異物侵入防止構造
10 異物侵入防止部
11,12 隔壁
13 リブ
14 先端部
14d 傾斜溝
15,16 側板
16a 開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クランクプーリと補機プーリとの間に掛け回される補機駆動ベルトが、該少なくとも一つのプーリと噛み合う噛み合い位置において異物が侵入するのを防止する補機駆動ベルトの異物侵入防止構造であって、
前記少なくとも一つのプーリに対して前記補機駆動ベルトが引き込まれる側で、該プーリと前記補機駆動ベルトが噛み合う前記噛み合い位置から、該プーリ及び前記補機駆動ベルトによって挟まれる空間に異物侵入防止部が配置され、
該異物侵入防止部は、前記噛み合い位置から離れる方向に並設され、該プーリ及び前記補機駆動ベルトに対して間隔を空けて、該プーリ及び前記補機駆動ベルト間にそれぞれ起立する複数の隔壁を有することを特徴とする補機駆動ベルトの異物侵入防止構造。
【請求項2】
前記異物侵入防止部は、前記複数の隔壁を連結するリブを有し、一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載の補機駆動ベルトの異物侵入防止構造。
【請求項3】
前記各隔壁の前記プーリ及び前記補機駆動ベルトに対する前記間隔は、前記噛み合い位置から離れるにつれて広がっていることを特徴とする請求項1または2に記載の補機駆動ベルトの異物侵入防止構造。
【請求項4】
前記異物侵入防止部は、前記プーリ及び前記補機駆動ベルトの側方に配置された側板に取り付けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の補機駆動ベルトの異物侵入防止構造。
【請求項5】
前記側板には、隣り合う前記複数の隔壁間に対応する領域に開口が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の補機駆動ベルトの異物侵入防止構造。
【請求項6】
前記隔壁の少なくとも一方は、前記補機駆動ベルトの引き込み方向と直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の補機駆動ベルトの異物侵入防止構造。
【請求項7】
前記異物侵入防止部は、前記噛み合い位置から、前記プーリ及び前記補機駆動ベルトによって挟まれる空間内に配置され、前記噛み合い位置寄りの隔壁をなす先端部を有し、
該先端部の前記プーリ及び前記補機駆動ベルトの少なくとも一方と対向する面には、前記補機駆動ベルトの引き込み方向に対して傾斜した傾斜溝を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の補機駆動ベルトの異物侵入防止構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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