製品マルチパックおよび当該製品マルチパックを方向付けて包装するシステム
製品マルチパックと当該マルチパックを方向付けかつ包装するシステムとが提供される。マルチパックは、ロケータウェブによって連結され、カートン内に収容されてディスプレイされる複数の細長い製品容器を含む。システムは、マルチパックを方向付けかつ包装するための複数のステーションと通信するコントローラを有している。運搬中の一連の容器上にウェブを取り付けるウェブ付加ステーションが提供される。容器を方向付けするためのウェブに対して各容器を回転させるようにコントローラと通信する整列ステーションが提供される。接続された一連の容器を、連結された容器のサブアセンブリに分離するようにコントローラと通信するウェブ切断ステーションが提供される。さらに、システムは、連結されて方向付けされた容器を各カートンに受け渡す受け渡しステーションおよびカートン供給ステーションを有している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本願は、2009年4月15日に出願された米国特許出願番号第12/424,139号の一部継続出願である。
【0002】
本発明の1以上の実施形態は、概して、互いに対して方向付けられた複数の容器を固定する製品マルチパックと、当該マルチパックを方向付けて包装するシステムとに関する。
【背景技術】
【0003】
ビールまたは清涼飲料の缶といった飲料容器を複数取り付けるための容器コネクタが周知である。かかるコネクタは、通常、一連の開口部を含むプラスチック製の薄い可撓性を有するシートである。各開口部は缶の一部を受け入れるサイズを有する。例えば一般的な「シックス・パック」コネクタは、それぞれ缶の上頭部周りに係合可能な6つの開口部を有している。同様のコネクタが、ボトルや非流体容器を保持するために用いられてきた。
【0004】
例えば5−hour ENERGY(登録商標)のダイエット補助食品の2オンスボトルをディスプレイするために現在用いられているようなもののように、容器ポジショナが厚紙製のカートンに組み込まれている。かかる容器ポジショナは、一連の開口部を有する厚紙パネルを有している。各開口部はボトルのキャップを受け入れる。開口部は、ボトルの回転を妨げる摩擦抵抗を与える。カートンは、ボトルをディスプレイするための窓部も有している。ボトルがカートン内に配置されてパネルによって係合されると、ボトルのラベルが窓部から外に面するようにボトルのラベルを方向付けるため、ボトルは手動で回転させられ得る。
【0005】
飲料容器を包装しかつ方向付けるシステムも周知である。アレンズ(Arends)他に対する米国特許第6,868,652号明細書、ケトル(Kettle)他に対する米国特許第5,074,399号明細書、およびアラード(Allard)他に対する米国特許第5,215,180号明細書には、かかる従来技術の例が開示されている。
【0006】
容器コネクタを切断する機構も有する飲料容器包装システムも周知である。シュルーター(Schlueter)に対する米国特許第3,991,640号明細書、ムーア(Moore)に対する米国特許第6,973,760号明細書、シュー(Schuh)に対する米国特許第3,851,445号明細書、およびカニングハム(Cunningham)他に対する米国特許第5,054,257号明細書には、かかる従来技術の例が開示されている。
【発明の概要】
【0007】
少なくとも1つの実施形態において、製品マルチパックは複数の細長い製品容器を備える。これらの容器はそれぞれ、底部と、キャップによって閉じられる開いた上部と、それらの間に延在する壁と、を有する。壁には、壁の外周の限定セクションに延在する前面部を有するラベルを有している。その中に保持された複数の製品容器をディスプレイするサイズを有するカートンが提供される。その中に間隔があけられた複数の開口部を有するプラスチック製の薄いシートから形成されたロケータウェブが提供される。これらの開口部は、製品容器のキャップ上に取り付けられると少なくとも部分的に弾性変形するサイズを有する。さらにロケータウェブは、製品容器の回転に対して摩擦抵抗を与え、この摩擦抵抗はカートンの開いた面に対して容器が位置決めされかつ定位置に保持されることを可能にして、それによりラベルの前面部を視認することができる。
【0008】
別の実施形態では、外周の限定セクションに延在する前面部を有するラベルが設けられた、周方向にほぼ対称な形状の少なくとも2つの製品容器を、開いた面付きカートン内に包装する方法が提供される。この方法は、少なくとも2つの製品容器の各々の端部を、プラスチックウェブ内の間隔が開けられた複数の開口部の1つに挿入する工程を有している。さらにこの方法は、製品容器の向きを光学的に感知する工程を有している。この方法は、感知された向きとラベルの前面部の配置とに基づいて製品容器を所望の位置に自動的に回転させる工程を提供する。この方法はさらに、複数の製品容器のラベルの前面部をカートンの開いた面を通じて視認することができるように、開いた面付きマルチパックカートンに少なくとも2つの製品容器と相互接続プラスチックウェブとを入れる工程を有している。
【0009】
別の実施形態では、細長くて周方向にほぼ対称な形状の複数の製品容器にマルチパックカートンに詰めるシステムが提供される。これらの容器は各々、底部領域と、キャップによって閉じられる開いた上部と、それらの間に延在する管状壁と、を有しており、壁には、壁の外周の限定セクションに延在する前面部を有するラベルが設けられている。このシステムは、一連のステーションを通るように製品容器を運搬するコンベヤを有している。このシステムは、ステーションから信号を受信し、受信した信号を解析し、受信した信号に応答してステーションに制御信号を送信するコントローラを提供する。このシステムはさらに、コンベヤに連結され、運搬される製品容器を整理する供給ステーションを有している。運搬される製品容器に薄くて細長いウェブを取り付けるウェブ付加ステーションが提供される。このシステムは、ラベルの向きを示す製品容器インジケータ位置を測定し、対応する向き信号をコントローラに送信する回転センサを有している。コントローラから速度制御信号を受信し、一連の接続された運搬中の製品容器を回転させるために受信した速度制御信号に応答して1対の駆動部材を動作させる製品容器整列ステーションが提供される。このシステムは、容器の縦方向位置を測定し、対応する供給信号をコントローラに送信する供給センサを有している。一連の接続された運搬中の製品容器を、連結された製品容器のサブアセンブリに切り離すために、コントローラから切断命令信号を受信し、受信した切断命令信号に応答して切断機構を動作させるウェブ切断ステーションが提供される。このシステムは、複数のカートンブランクを受け取り、各ブランクからカートンを組み立てるカートン供給ステーションを有している。連結された製品容器のサブアセンブリを受け取り、連結された製品容器を各カートン内に受け渡す受け渡しステーションが提供される。そして、このシステムは、詰められるとカートンを閉じるカートン閉じステーションを有している。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係る製品マルチパックの側面斜視図である。
【図2】本発明の別の実施形態に係る製品マルチパックを包装するシステムの側面図である。
【図3】図1の製品容器の拡大側面図である。
【図4】着脱可能な上部と共に示される、図1の製品容器の拡大側面斜視図である。
【図5】図3の製品容器を受け入れる細長いウェブ部材の平面図である。
【図6】図1のカートンブランクの側面図である。
【図7】図6のカートンブランクから組み立てられたカートンの側面斜視図である。
【図8】4つの製品容器と共に示される、本発明の別の実施形態に係る製品マルチパックの上面斜視図である。
【図9】3つの製品容器と共に示される、本発明のさらに別の実施形態に係る製品マルチパックの上面斜視図である。
【図10】図9の製品マルチパックの製品を受け入れる細長いウェブ部材の平面図である。
【図11】整列ステーションを示す図2のシステムの一部の拡大平面図である。
【図12】切断ステーションを示す図2のシステムの一部の拡大側面図である。
【図13】13−13線に沿った図12の切断ステーションの断面図である。
【図14】図13の切断ステーションの1対の連結アセンブリを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、購入場所において製品を固定しかつディスプレイするための製品マルチパックを示しており、その全体に符号10が付されている。図示する実施形態の製品マルチパック10は、互いに結合される、1対の製品容器12と、ウェブ13と、カートン14と、を有している。
【0012】
製品容器12は、消費可能な製品を収容するサイズを有する細長い容器である。容器12は、ブロー成形されてよく、ほぼ円筒形であってよい。ウェブ13は、1対の容器12を一緒に取り付ける弾性材料製の薄いシートである。ウェブ13は、各容器12の一部を受け入れるサイズを有しており、ウェブ13に対する容器12の回転を妨げる摩擦抵抗を与える。カートン14は、購入場所において1対の容器12を支持しかつディスプレイする。
【0013】
容器12は、垂直軸線16(図2)に関して周方向に対称である。代替の実施形態では、球形または「砂時計」といった他の形状を有する容器が想定される。容器12は、下にある面に置かれる底部領域18を有している。容器12はさらに、開閉可能な上部20を有している。各容器12の底部18と上部20との間には管状壁22が延在する。壁22の外周の限定セクションにはラベル24が配置される。ラベル24は、5−hour Energy(登録商標)のロゴといった製品のロゴを含む。容器12は、両方のラベル24が同じ方向に向いているように方向付けられる。
【0014】
容器12の現在の位置に対するラベル24の回転位置を示すインジケータ26が容器12の外面に設けられる。例えばインジケータ26は、ラベル24の外縁または継ぎ目に相互に関連する、上部20上のマークであってよい。代替として、インジケータ26は、側部のマーク、縁、継ぎ目、またはラベル24自体にある画像であってよい。インジケータ26の別の実施形態では、ラベル24の位置に相互に関連する底部領域18上の刻み目(図示せず)が想定される。
【0015】
図2を参照すると、製品マルチパック10を方向付けかつ包装するシステム28が提供される。システム28は、一連のステーションを通るように製品容器12を運搬する第1コンベヤベルト29を有している。各ステーションは、製品容器12の包装および方向付けに全面的に貢献する。コンベヤ29は、容器12をほぼ直線方向に運搬するように形成される。コンベヤ29の代替の実施形態では、非直線方向にまたは湾曲部分を有する直線状に容器を運搬することが想定される。
【0016】
システム28の一連のステーションと通信するコントローラ30が設けられている。コントローラ30は、通常、任意の数のマイクロプロセッサと、ASICと、ICと、メモリ(例えばフラッシュ、ROM、RAM、EPROM、および/または、EEPROM)と、ソフトウェアコードと、を有しており、互いに協働してシステム28のステーションと通信する。コントローラ30は、一連のステーションからの信号を受信するように形成されており、信号は、容器12がシステム28に沿って運搬される際の個々のステーションの様々な態様を示す。コントローラ30はさらに、受信した信号を解析し、信号/コマンドをステーションに戻すように送信するように形成される。
【0017】
システム28は、運搬される製品容器12の流れを制御する供給ステーション32を有している。供給ステーション32は、それぞれほぼ直立の向きに位置決めされた複数の製品容器12を受け取る。供給ステーション32は、コンベヤ29に連結され、運搬される容器12の幅および縦方向の間隔を制御する。供給ステーション32は、既定の横方向の間隔内に容器12を送り込むによって、運搬される容器12の幅を制御する。例えば供給ステーション32は、容器12がコンベヤ29に沿って一列でのみ前進することを可能にする。供給ステーション32の代替の実施形態では、ステーション32が製品容器12を隣り合わせにグループ分けし、複数の容器12(例えば2または3個)がコンベヤ29上で横方向に整列されることが想定される。さらに、供給ステーションは、連続する容器12同士の間に空間がほぼないように縦方向の間隔を制御する。
【0018】
システム28はさらに、ウェブ付加ステーション34を有している。ウェブ付加ステーション34では、細長いプラスチックウェブ13が、横方向に整列された一連の運搬中の容器12上に取り付けられる。ウェブ13は容器12同士を互いに取り付ける。ウェブ付加ステーション34は、ウェブ13が巻き付けられる駆動スプロケット(スプール)38を有している。スプール38は、ウェブ13がスプール38から下方向に延在して運搬中の容器12と縦方向に整列するように、コンベヤ29の上方に位置決めされる。ウェブ付加ステーション34はさらに、各容器12にウェブ13を取り付ける複数の小さいスプールを有するアプリケータ機構40を有している。
【0019】
ウェブ13は、可撓性を有する弾性変形可能なプラスチック製の薄くて細長いストリップである。ウェブ13には、ウェブ13の厚さを貫通する一連の開口部42が設けられている。各開口部42は、容器12の上部20の外径を受け入れるサイズを有する。ウェブ13は、各容器12の上部20に一致しかつ摩擦によって係合するように各開口部42周りで弾性変形する。開口部42は、ウェブ13の幅に関してほぼ中心に配置され、ウェブ13の長さに関して縦方向に整列される。
【0020】
図2および図11を参照すると、整列ステーション48が、ウェブ付加ステーション34から運搬中の連結された容器12を受け取る。容器12は、上流エリア120において整列ステーション48に受け取られ、下流エリア122において整列ステーション48を出る。整列ステーション48は第1駆動部材50と第2駆動部材50’とを有している。両方の駆動部材50および50’はコンベヤ29の両側に位置決めされた治具(図示せず)から上方向に延在する。各駆動部材50および50’は、回転ベルト52および52’をそれぞれ作動させる。1対のベルト52および52’は、横方向に間隔が開けられまた互いにほぼ平行に整列される。1対の駆動部材50および50’は、運搬されている容器12の相対する壁22にそれぞれのベルト52および52’が摩擦によって係合するように形成される。ベルト52および52’は、連続的に運搬されている一連の容器12に同時に係合するサイズを有してよい。
【0021】
コントローラ30は、各駆動部材50および50’の速度を独立して制御して、容器12が整列ステーション48内を並進する間に容器12を選択的に回転させる。コントローラ30は、同じ接線速度でベルト52および52’を駆動するように駆動部材50および50’に命令を出すことによって、容器12がウェブ13に対して回転することなく整列ステーション48内を並進することを可能にする。さらに、コントローラ30は、異なる接線速度でベルト52および52’を作動させるように駆動部材50および50’に命令を出すことによって、各々の軸線16回りにウェブ13に対して容器12を回転させうる。コントローラ30は、各容器12が整列ステーション48を出ると、各容器12の所望の回転位置に関する既定のデータによってプログラムされる。
【0022】
整列ステーション48は、製品容器12がステーション48を通って運搬される際に各製品容器12の回転位置を測定するように形成された回転センサ44を有している。センサ44は、容器12上のインジケータ26を検出し、既定の座標系に対するインジケータ26の位置の測定値を取り、各容器12の回転位置を測定する。センサ44は、各容器12の向きを示す位置信号46「ORIENT_MSMT」をコントローラ30に送信する。既定の座標系は、各容器12の垂直軸線16を中心とした360度の極座標系であってよい。他のセンサ/測定デバイスを用いてもよいことは通常認識されよう。実装される特定のタイプの測定デバイスは、特定の実装の所望の基準に基づいて異なりうる。
【0023】
コントローラ30は、センサ44からORIENT_MSMT信号46を受信し、各容器12を所望の向きに回転させるために各駆動部材50および50’に必要とされる速度を決定する。コントローラ30はさらに、任意のそのような受信した信号を調節してデジタル化する信号調整機器(図示せず)を有してよい。コントローラ30は、デジタル化された信号にアクセスして解析する。コントローラ30は各容器12の現在の向きと既定の所望の向きとを比較する。例えば図11を参照すると、各容器12の所望の向きは、下流エリア122において整列ステーション48を出る容器12によって示されるように、垂直軸線16周りに270°のインジケータ26位置に対応しうる。方向付けされていない容器124が位置センサ44によって測定される。センサ44は、容器30が5°という初期位置を有することを示すORIENT_MSMTをコントローラ30に送信する。コントローラ30は、方向付けされていない容器124が、適切に方向付けされるには反時計回りに95°回転させられなければならないことを判断する。コントローラ30は、既定の試験データを参照して、方向付けされていない容器124を反時計回りに95°回転させるには、第1駆動部材50を第2駆動部材50’より速く回転させなければならないことを判断する。コントローラ30は、計算された値に対応する、DRIVE_1_CONTROL_SIGNALを第1駆動部材50に、DRIVE_2_CONTROL_SIGNALを第2駆動部材50’に送信する。駆動部材50および50’は、制御信号を受信し、方向付けされていない容器124を、それが整列ステーション48を出る際に所望の向きとなる位置に回転させる。整列ステーションの代替の実施形態は、上流エリアに近接して位置決めされた位置センサを有している。このような実施形態では、コントローラは、各容器が整列ステーションを通って運搬される際に各容器の位置を追跡しうる。
【0024】
駆動部材50および50’は、コントローラ30からの入力信号に基づいてその出力回転速度を調節する。各駆動部材50および50’は、入力電力を出力機械回転力に変換するモータおよびギア列(図示せず)を有している。モータはACであってもDCであってよい。駆動部材50および50’に送信される制御信号は、所望の速度を示すものであってよく、駆動部材はそれに応じてその出力速度を調節する。システム28の代替の実施形態では、コントローラが制御信号を介して駆動部材に入力電圧を供給し、入力電圧を変動させることによって駆動部材のモータの速度を変動させることが想定される。
【0025】
図2、図12および図13を参照すると、切断ステーション54が、整列ステーション48からの接続されて方向付けされた運搬中の一連の容器12を受け取り、それらを連結された容器12のサブアセンブリに切り離す。例えば図示する実施形態の切断ステーション54は、2つの連結された容器12のサブアセンブリに容器12を切り離す。切断ステーション54は、動作上互いに連結された供給センサ56と横方向切断機構58とを有している。センサ56は、容器12の縦方向位置を測定し、対応する供給信号60をコントローラ30に送信する。供給センサ56は、容器12の存在を示すように位置決めされたレーザセンサであってもよい。他のセンサ/測定デバイスを用いてもよいことは通常認識されよう。実装される特定のタイプの測定デバイスは、特定の実装の所望の基準に基づいて異なりうる。コントローラ30は、信号60を解析して、切断機構58に命令を出して作動させてウェブ13を横方向に切断させ、それにより、連結された容器12のサブアセンブリに一連の容器12を切り離す。
【0026】
切断機構58は、1対のブレード132および132’を回転させるベルト駆動装置130を有している。ベルト駆動装置130は、ベルトモータ134と、ベルトギア列136と、互いに連結された1対のベルト138および138’と、を有している。ギア列136は、モータギア140と、アイドラギア142と、1対のベルトギア144および144’と、を有している。モータギア140はモータ134の出力シャフトに固定される。アイドラギア142はモータギア140と噛み合う。ベルトギア144および144’が反対方向に回転するように、一方のベルトギア144’がモータギア140によって駆動され、他方のベルトギア144がアイドラギア142によって駆動される。各ベルトギア144および144’は、ベルト軸146および146’がギア144および144’と共に回転するようにベルト軸146および146’に固定される。各ベルト138および138’は、ベルト軸146および146’のうちのいずれか一方によって駆動される。各ベルト138および138’は、対応するブレード132および132’を回転させるためにブレードシャフト148および148’にも接続される。ベルトギア144および144’は相互に反対方向に回転するので、対応するベルト138および138’とブレード132および132’とが反対方向に回転する。
【0027】
切断機構58は、弓状経路を通ってブレード132および132’の回転対を作動させてウェブ13を横方向に切断するブレード駆動装置150を有している。ブレード駆動装置150は、サーボモータ152と、スライダクランク154と、互いに連結された1対の対称連結アセンブリ156および156’と、を有している。サーボモータ152は、サーボ出力シャフト158を約180°の増分で回転させるように形成される。スライダクランク154は、接続ロッド164に連結されたクランク160を有している。クランク160は出力シャフト158の遠位端に固定される。クランク160は、出力シャフト158に軸線方向に隣接するポスト162を有しており、それによりポスト162は出力シャフト158周りを旋回する。接続ロッド164はクランク160のポスト162を受け入れる。接続ロッド164の反対端は横軸166に連結される。横軸166はリニアガイド軸受168内に制限される。したがって、スライダクランク154は、サーボ出力シャフト158の回転(クランク)を横軸166の並進(スライド)に変換する。1対の対称連結アセンブリ156および156’は、横軸166においてスライダクランク154に連結される。1対の被駆動リンク170および170’がブレードシャフト148および148’に横軸166を連結する。1対のアイドラリンク172および172’が、ベルト軸146および146’にブレードシャフト148および148’を連結する。したがって、サーボモータ152は、横軸166を上下に並進させるスライダクランク154を駆動する。横軸166が上方向に並進すると、被駆動リンク170および170’が上方向に旋回するとともにアイドラリンク172および172’が内側に旋回し、それによりブレード132および132’を作動させて横方向にウェブ13を切断する。次に、横軸166が下方向に並進すると、被駆動リンク170および170’が下方向に旋回するとともにアイドラリンク172および172’が外側に旋回し、それによりブレード132および132’をウェブ13から離れるように作動させる。
【0028】
図14は、連結アセンブリ156および156’によって与えられるブレード132および132’の弓状動作を説明する。実線は、切断位置にある被駆動リンク170および170’とアイドラリンク172および172’との位置を表す。破線は、ブレード132および132’が容器12から離れるように作動される開放位置にある被駆動リンク170および170’とアイドラリンク172および172’との位置を表す。
【0029】
ブレード132および132’の弓状経路は、サーボモータ152の位置を調節することによって変更され得る。サーボモータ152は、コンベヤ29に対するサーボ152の高さを調節しうるように切断ステーション54の治具に調節可能に取り付けられる。サーボ152の高さを調節することによって、切断位置および開放位置は変更され得る。例えばサーボ152の高さが増加するにつれて、ブレード132および132’は、切断位置と開放位置との両方において互いにより近くなる。このような調節は、様々な横幅を有するウェブ13に対応するために必要となりうる。
【0030】
システム28は、第1コンベヤ29に隣接して位置決めされるカートンコンベヤライン62を有している。カートンコンベヤ62は複数のカートンブランク64を受け取る。コンベヤ62は、一連のカートン組立ステーション66にブランク64を通過させてカートン14を組み立てる。カートン14は、連結された容器12のサブアセンブリを受け取るように位置決めされる。
【0031】
第1コンベヤ29は、連結された容器12のサブアセンブリをカートンコンベヤライン62に個別に受け渡す受け渡しステーション68を有している。受け渡しステーション68は、連結された容器12を受け取る横ダイアル70を含む。ダイアル70は、第1コンベヤ29の縦方向の長さに対して横方向に整列される。ダイアル70は、ダイアル70の周縁の一部がコンベヤ29より上方に延在するようにコンベヤ29の上部平坦面より下方に位置決めされた軸線(図示せず)回りに回転する。一連のポケット72がダイアル70の周縁の一部内に形成される。ポケット72は、連結された容器12を受け入れるサイズを有する。ポケット72は、第1ダイアル位置において、連結された容器12を受け取る。コントローラは、ダイアル70に命令を出して第1ダイアル位置から第2ダイアル位置に回転させる。第2ダイアル位置において連結された容器12を押し出す押出システム(図示せず)がダイアル70に連結される。連結された容器12は、第2ダイアル位置から押し出され、カートンコンベヤライン62のカートン14によって受け取られる。
【0032】
開いたカートン14は、連結された容器12を受け取るためにカートンコンベヤライン62上に位置決めされて、包装プロセスを完了すべく進められる。開いたカートン14内に容器12を受け取った後、コンベヤライン62はカートン14を閉じてマルチパック10を形成する。カートンコンベヤライン62は、マルチパック12のアソートメントをボックス76内に包装して複数のボックスをパレット78上に載せるための追加のステーションを有してもよい。
【0033】
システム28の代替の実施形態では、欠陥を有する容器を検出する漏れ試験ステーション(図示せず)の追加が想定される。このような漏れ試験ステーションは、供給ステーション32の上流でコンベヤ29に連結されてよい。漏れ試験ステーションは、亀裂や容器12内の不適切な製品容量を検出するために容器12を強く押す。
【0034】
図3および図4に関して、容器12には開閉可能な上部18が設けられ、それにより、ユーザは上部18を開けて内部にある製品の一部を消費し、上部18を再び閉じることができる。容器12は、動作上互いに連結される開口80とキャップ82とを有している。例えば開口80は雄ネジが切られたネックであってよく、キャップ82は雌ネジ(図示せず)を有し得る。
【0035】
容器12は、2液量オンスといった公称流体量を入れるサイズを有する。代替の実施形態では、薬またはビタミンといった固形の製品を入れる容器が想定される。さらに代替の実施形態では、4または6オンスといった大量の流体用の容器が想定される。
【0036】
シュリンクラップのプラスチックカバー84が、容器12の外周の大部分に配置され、シールとして作用する。カバー84は容器12の壁22に沿って軸線方向に延在してキャップ82を部分的に覆う。カバー84は、キャップ82が不注意に回されて外されることを阻止すること、および、キャップ82が以前に回されて外されていないまたは「不正に開けられて」いないことをユーザに視覚的に示すことの両方によって、容器12用のシールとして作用する1対のミシン目付き領域を含む。多孔リング85が、キャップ82の基部において、容器12の外周に沿って延在する。開封帯(ティアストリップ)86がリング85からキャップ82の上部上のカバー84の縁まで延在する。容器12を開けるためには、ユーザは開封帯86を外し、次にキャップ82を回して外し、それにより多孔リング85が破られる。カバー84は、その中に形成されたラベル24を有してよく、またはカバー84はほぼ透明でラベル24上に形成されてもよい。容器12の代替の実施形態では、2ピースのキャップアセンブリ(図示せず)によって構成されるシールが想定され、下部リングが、シールが初めて破られる際にキャップから切り離される。このようなシールは清涼飲料業界では一般的に用いられている。
【0037】
図5に関して、ウェブ13は、容器12を受け入れるサイズを有する薄い弾性プラスチックポリマーから作られる。ウェブ13は、ポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)または低密度ポリエチレン(LDPE)といった弾性ポリマーから作られてよい。ウェブ13は、容器12のキャップ82(図3〜図4)を受け入れる一連の開口部42を有する。キャップ82の外径は、通常、開口部42の内径より大きく、それにより締り嵌めが与えられる。ウェブ13は、容器12のキャップ82を受け入れるように弾性変形する。キャップとウェブとの界面は、ウェブ13に対する容器12の回転および並進(引抜き)を妨げる摩擦抵抗を与える。この摩擦抵抗は、方向付けされた位置に容器12を維持することを助ける。例えば締り嵌めは、0.895インチ(2.2733cm)の外径を有するキャップ82を有する容器12を受け入れるサイズを有する、0.812インチ(2.0625cm)の内径を有する開口部42を有するウェブ13によってもたらされ得る。
【0038】
ウェブ13は、容器12にウェブ13を付加する際にウェブ13内に張力を維持する一連の1対の穿孔(穿孔対)88を有している。穿孔対88は、ウェブ13の長さに沿って縦方向に間隔が開けられ、横方向にも間隔が開けられたスロット対である。穿孔対88は、スプール38(図2)の外周から放射状に延在するとともにアプリケータ40(図2)の小型スプールの外周から放射状に延在するピン(図示せず)を受け入れるサイズを有する。
【0039】
ウェブ13はさらに、連結された容器12のサブアセンブリに一連の容器12を切り離す際に切断ステーション54(図2)を助ける一連の横スリット90を有している。スリット90は、ウェブ13の幅に亘って部分的に延在する。しかしながら、スリット90は、ウェブ13の横方向における両端に達せずに終端する。ウェブ13の幅は容器12の最大径とほぼ等しい。切断ステーション54において、コントローラ30は、横方向切断機構58に命令を出してウェブ13を各スリット90において切断させ、それにより、連結された容器12に一連の容器12を切り離す。図示する実施形態では、隣接するスリット90同士の間には少なくとも2つの開口部42と3対の穿孔88とがあり、したがって、切断ステーション54は、一連の容器12を2つの連結された容器12のサブアセンブリに切り離す。切断ステーション54によって切断された後のウェブ13の一部の長さは、容器12の最大径をサブアセンブリ内で連結されている容器12の数で乗算したものにほぼ等しい。
【0040】
図6および図7に関して、内部に保持されている製品容器12を支持しかつディスプレイするカートン14が提供される。型抜きされたカートンブランク64は厚紙シートから形成されてよい。ブランク64には、窓部92と、1対のハンガー開口部94と、糊しろ96と、複数の折り線98と、が形成される。ブランク64は、カートンコンベヤ62(図2)の組立ステーション66によってカートン14に組み立てられる。組立ステーション66は、折れ線98でブランク64を折り曲げ、糊しろ96に接着剤を塗布してカートン14を組み立てる機器(図示せず)を有している。組み立てられると、窓部92によって、カートン14内に保持された内容物を視認することができる。例えばマルチパック10内の容器12は窓部92を通して外部にディスプレイされる。1対のハンガー開口部94は、カートン14の組み立て時に位置合わせされて、購入場所においてマルチパック10をまとめるための柱またはハンガー(図示せず)を受け入れる場所を与える。ブランク64は、上部、底部、後部および側壁を含むカートンの支持構造を形成する追加のセクションのアソートメントを有している。
【0041】
図8〜図10を参照すると、製品マルチパック10の代替の実施形態では、異なる数の容器12のマルチパックが想定される。これらの代替の実施形態は、2パック構成の倍数を含みうる(例えば4パック、6パック)。代替として、実施形態では3パックまたはその倍数(例えば6パック、9パック)も検討される。さらに別の実施形態では2パックと3パックとの組み合わせ(例えば5パックおよび7パック)が想定される。
【0042】
図8は、4つの容器12を支持しかつディスプレイする4パック100を示す。4パック100は、2つの窓部付きカートン102を有しており、カートン102の両面に開いている1対の窓部を有する。2対の容器12が4パック100内に保持される。容器12の各対はウェブ13(図示せず)によって接続される。各容器12は、ラベル24が同じ方向、すなわちカートン102の外側に向くようにその接続された容器12に対して方向付けされる。
【0043】
図9および図10は、3つの容器12を支持しかつディスプレイする3パック104を示す。3パック104は、大きい窓部付きカートン106を有しており、カートン106の側面に沿って延在する大きい窓部を有する。3つの容器12が3パック104内に保持される。容器12は3ウェブ108によって接続される。3ウェブ108は、容器12のキャップ82(図示せず)を受け入れる一連の開口部110を有している。3ウェブ108は、容器12への付加の際に3ウェブ108内で張力を維持する一連の穿孔対112も有している。3ウェブ108はさらに、連結されたサブアセンブリに一連の容器12を切り離す際に切断ステーション54(図2)を助ける一連の横スリット114を有している。この実施形態では、隣接するスリット114同士の間に3つの開口部110と4対の穿孔112とがあり、したがって切断ステーション54は、一連の容器12を3つの連結された容器12のサブアセンブリに切り離す。各容器12は、容器のラベル24がカートン104の外側に向かって同じ方向に向くようにその接続された容器12に対して方向付けされる。
【0044】
本発明の実施形態を図示しかつ説明したが、これらの実施形態が本発明の全ての可能な形態を図示しかつ説明することは意図していない。むしろ、本明細書に用いられている用語は、説明のための用語であって限定ではなく、また、本発明の精神および範囲から逸脱することなく様々な変更をなしうることが理解される。さらに、様々な実施される実施形態の特徴は、組み合わされて本発明の更なる実施形態を形成してもよい。
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本願は、2009年4月15日に出願された米国特許出願番号第12/424,139号の一部継続出願である。
【0002】
本発明の1以上の実施形態は、概して、互いに対して方向付けられた複数の容器を固定する製品マルチパックと、当該マルチパックを方向付けて包装するシステムとに関する。
【背景技術】
【0003】
ビールまたは清涼飲料の缶といった飲料容器を複数取り付けるための容器コネクタが周知である。かかるコネクタは、通常、一連の開口部を含むプラスチック製の薄い可撓性を有するシートである。各開口部は缶の一部を受け入れるサイズを有する。例えば一般的な「シックス・パック」コネクタは、それぞれ缶の上頭部周りに係合可能な6つの開口部を有している。同様のコネクタが、ボトルや非流体容器を保持するために用いられてきた。
【0004】
例えば5−hour ENERGY(登録商標)のダイエット補助食品の2オンスボトルをディスプレイするために現在用いられているようなもののように、容器ポジショナが厚紙製のカートンに組み込まれている。かかる容器ポジショナは、一連の開口部を有する厚紙パネルを有している。各開口部はボトルのキャップを受け入れる。開口部は、ボトルの回転を妨げる摩擦抵抗を与える。カートンは、ボトルをディスプレイするための窓部も有している。ボトルがカートン内に配置されてパネルによって係合されると、ボトルのラベルが窓部から外に面するようにボトルのラベルを方向付けるため、ボトルは手動で回転させられ得る。
【0005】
飲料容器を包装しかつ方向付けるシステムも周知である。アレンズ(Arends)他に対する米国特許第6,868,652号明細書、ケトル(Kettle)他に対する米国特許第5,074,399号明細書、およびアラード(Allard)他に対する米国特許第5,215,180号明細書には、かかる従来技術の例が開示されている。
【0006】
容器コネクタを切断する機構も有する飲料容器包装システムも周知である。シュルーター(Schlueter)に対する米国特許第3,991,640号明細書、ムーア(Moore)に対する米国特許第6,973,760号明細書、シュー(Schuh)に対する米国特許第3,851,445号明細書、およびカニングハム(Cunningham)他に対する米国特許第5,054,257号明細書には、かかる従来技術の例が開示されている。
【発明の概要】
【0007】
少なくとも1つの実施形態において、製品マルチパックは複数の細長い製品容器を備える。これらの容器はそれぞれ、底部と、キャップによって閉じられる開いた上部と、それらの間に延在する壁と、を有する。壁には、壁の外周の限定セクションに延在する前面部を有するラベルを有している。その中に保持された複数の製品容器をディスプレイするサイズを有するカートンが提供される。その中に間隔があけられた複数の開口部を有するプラスチック製の薄いシートから形成されたロケータウェブが提供される。これらの開口部は、製品容器のキャップ上に取り付けられると少なくとも部分的に弾性変形するサイズを有する。さらにロケータウェブは、製品容器の回転に対して摩擦抵抗を与え、この摩擦抵抗はカートンの開いた面に対して容器が位置決めされかつ定位置に保持されることを可能にして、それによりラベルの前面部を視認することができる。
【0008】
別の実施形態では、外周の限定セクションに延在する前面部を有するラベルが設けられた、周方向にほぼ対称な形状の少なくとも2つの製品容器を、開いた面付きカートン内に包装する方法が提供される。この方法は、少なくとも2つの製品容器の各々の端部を、プラスチックウェブ内の間隔が開けられた複数の開口部の1つに挿入する工程を有している。さらにこの方法は、製品容器の向きを光学的に感知する工程を有している。この方法は、感知された向きとラベルの前面部の配置とに基づいて製品容器を所望の位置に自動的に回転させる工程を提供する。この方法はさらに、複数の製品容器のラベルの前面部をカートンの開いた面を通じて視認することができるように、開いた面付きマルチパックカートンに少なくとも2つの製品容器と相互接続プラスチックウェブとを入れる工程を有している。
【0009】
別の実施形態では、細長くて周方向にほぼ対称な形状の複数の製品容器にマルチパックカートンに詰めるシステムが提供される。これらの容器は各々、底部領域と、キャップによって閉じられる開いた上部と、それらの間に延在する管状壁と、を有しており、壁には、壁の外周の限定セクションに延在する前面部を有するラベルが設けられている。このシステムは、一連のステーションを通るように製品容器を運搬するコンベヤを有している。このシステムは、ステーションから信号を受信し、受信した信号を解析し、受信した信号に応答してステーションに制御信号を送信するコントローラを提供する。このシステムはさらに、コンベヤに連結され、運搬される製品容器を整理する供給ステーションを有している。運搬される製品容器に薄くて細長いウェブを取り付けるウェブ付加ステーションが提供される。このシステムは、ラベルの向きを示す製品容器インジケータ位置を測定し、対応する向き信号をコントローラに送信する回転センサを有している。コントローラから速度制御信号を受信し、一連の接続された運搬中の製品容器を回転させるために受信した速度制御信号に応答して1対の駆動部材を動作させる製品容器整列ステーションが提供される。このシステムは、容器の縦方向位置を測定し、対応する供給信号をコントローラに送信する供給センサを有している。一連の接続された運搬中の製品容器を、連結された製品容器のサブアセンブリに切り離すために、コントローラから切断命令信号を受信し、受信した切断命令信号に応答して切断機構を動作させるウェブ切断ステーションが提供される。このシステムは、複数のカートンブランクを受け取り、各ブランクからカートンを組み立てるカートン供給ステーションを有している。連結された製品容器のサブアセンブリを受け取り、連結された製品容器を各カートン内に受け渡す受け渡しステーションが提供される。そして、このシステムは、詰められるとカートンを閉じるカートン閉じステーションを有している。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係る製品マルチパックの側面斜視図である。
【図2】本発明の別の実施形態に係る製品マルチパックを包装するシステムの側面図である。
【図3】図1の製品容器の拡大側面図である。
【図4】着脱可能な上部と共に示される、図1の製品容器の拡大側面斜視図である。
【図5】図3の製品容器を受け入れる細長いウェブ部材の平面図である。
【図6】図1のカートンブランクの側面図である。
【図7】図6のカートンブランクから組み立てられたカートンの側面斜視図である。
【図8】4つの製品容器と共に示される、本発明の別の実施形態に係る製品マルチパックの上面斜視図である。
【図9】3つの製品容器と共に示される、本発明のさらに別の実施形態に係る製品マルチパックの上面斜視図である。
【図10】図9の製品マルチパックの製品を受け入れる細長いウェブ部材の平面図である。
【図11】整列ステーションを示す図2のシステムの一部の拡大平面図である。
【図12】切断ステーションを示す図2のシステムの一部の拡大側面図である。
【図13】13−13線に沿った図12の切断ステーションの断面図である。
【図14】図13の切断ステーションの1対の連結アセンブリを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、購入場所において製品を固定しかつディスプレイするための製品マルチパックを示しており、その全体に符号10が付されている。図示する実施形態の製品マルチパック10は、互いに結合される、1対の製品容器12と、ウェブ13と、カートン14と、を有している。
【0012】
製品容器12は、消費可能な製品を収容するサイズを有する細長い容器である。容器12は、ブロー成形されてよく、ほぼ円筒形であってよい。ウェブ13は、1対の容器12を一緒に取り付ける弾性材料製の薄いシートである。ウェブ13は、各容器12の一部を受け入れるサイズを有しており、ウェブ13に対する容器12の回転を妨げる摩擦抵抗を与える。カートン14は、購入場所において1対の容器12を支持しかつディスプレイする。
【0013】
容器12は、垂直軸線16(図2)に関して周方向に対称である。代替の実施形態では、球形または「砂時計」といった他の形状を有する容器が想定される。容器12は、下にある面に置かれる底部領域18を有している。容器12はさらに、開閉可能な上部20を有している。各容器12の底部18と上部20との間には管状壁22が延在する。壁22の外周の限定セクションにはラベル24が配置される。ラベル24は、5−hour Energy(登録商標)のロゴといった製品のロゴを含む。容器12は、両方のラベル24が同じ方向に向いているように方向付けられる。
【0014】
容器12の現在の位置に対するラベル24の回転位置を示すインジケータ26が容器12の外面に設けられる。例えばインジケータ26は、ラベル24の外縁または継ぎ目に相互に関連する、上部20上のマークであってよい。代替として、インジケータ26は、側部のマーク、縁、継ぎ目、またはラベル24自体にある画像であってよい。インジケータ26の別の実施形態では、ラベル24の位置に相互に関連する底部領域18上の刻み目(図示せず)が想定される。
【0015】
図2を参照すると、製品マルチパック10を方向付けかつ包装するシステム28が提供される。システム28は、一連のステーションを通るように製品容器12を運搬する第1コンベヤベルト29を有している。各ステーションは、製品容器12の包装および方向付けに全面的に貢献する。コンベヤ29は、容器12をほぼ直線方向に運搬するように形成される。コンベヤ29の代替の実施形態では、非直線方向にまたは湾曲部分を有する直線状に容器を運搬することが想定される。
【0016】
システム28の一連のステーションと通信するコントローラ30が設けられている。コントローラ30は、通常、任意の数のマイクロプロセッサと、ASICと、ICと、メモリ(例えばフラッシュ、ROM、RAM、EPROM、および/または、EEPROM)と、ソフトウェアコードと、を有しており、互いに協働してシステム28のステーションと通信する。コントローラ30は、一連のステーションからの信号を受信するように形成されており、信号は、容器12がシステム28に沿って運搬される際の個々のステーションの様々な態様を示す。コントローラ30はさらに、受信した信号を解析し、信号/コマンドをステーションに戻すように送信するように形成される。
【0017】
システム28は、運搬される製品容器12の流れを制御する供給ステーション32を有している。供給ステーション32は、それぞれほぼ直立の向きに位置決めされた複数の製品容器12を受け取る。供給ステーション32は、コンベヤ29に連結され、運搬される容器12の幅および縦方向の間隔を制御する。供給ステーション32は、既定の横方向の間隔内に容器12を送り込むによって、運搬される容器12の幅を制御する。例えば供給ステーション32は、容器12がコンベヤ29に沿って一列でのみ前進することを可能にする。供給ステーション32の代替の実施形態では、ステーション32が製品容器12を隣り合わせにグループ分けし、複数の容器12(例えば2または3個)がコンベヤ29上で横方向に整列されることが想定される。さらに、供給ステーションは、連続する容器12同士の間に空間がほぼないように縦方向の間隔を制御する。
【0018】
システム28はさらに、ウェブ付加ステーション34を有している。ウェブ付加ステーション34では、細長いプラスチックウェブ13が、横方向に整列された一連の運搬中の容器12上に取り付けられる。ウェブ13は容器12同士を互いに取り付ける。ウェブ付加ステーション34は、ウェブ13が巻き付けられる駆動スプロケット(スプール)38を有している。スプール38は、ウェブ13がスプール38から下方向に延在して運搬中の容器12と縦方向に整列するように、コンベヤ29の上方に位置決めされる。ウェブ付加ステーション34はさらに、各容器12にウェブ13を取り付ける複数の小さいスプールを有するアプリケータ機構40を有している。
【0019】
ウェブ13は、可撓性を有する弾性変形可能なプラスチック製の薄くて細長いストリップである。ウェブ13には、ウェブ13の厚さを貫通する一連の開口部42が設けられている。各開口部42は、容器12の上部20の外径を受け入れるサイズを有する。ウェブ13は、各容器12の上部20に一致しかつ摩擦によって係合するように各開口部42周りで弾性変形する。開口部42は、ウェブ13の幅に関してほぼ中心に配置され、ウェブ13の長さに関して縦方向に整列される。
【0020】
図2および図11を参照すると、整列ステーション48が、ウェブ付加ステーション34から運搬中の連結された容器12を受け取る。容器12は、上流エリア120において整列ステーション48に受け取られ、下流エリア122において整列ステーション48を出る。整列ステーション48は第1駆動部材50と第2駆動部材50’とを有している。両方の駆動部材50および50’はコンベヤ29の両側に位置決めされた治具(図示せず)から上方向に延在する。各駆動部材50および50’は、回転ベルト52および52’をそれぞれ作動させる。1対のベルト52および52’は、横方向に間隔が開けられまた互いにほぼ平行に整列される。1対の駆動部材50および50’は、運搬されている容器12の相対する壁22にそれぞれのベルト52および52’が摩擦によって係合するように形成される。ベルト52および52’は、連続的に運搬されている一連の容器12に同時に係合するサイズを有してよい。
【0021】
コントローラ30は、各駆動部材50および50’の速度を独立して制御して、容器12が整列ステーション48内を並進する間に容器12を選択的に回転させる。コントローラ30は、同じ接線速度でベルト52および52’を駆動するように駆動部材50および50’に命令を出すことによって、容器12がウェブ13に対して回転することなく整列ステーション48内を並進することを可能にする。さらに、コントローラ30は、異なる接線速度でベルト52および52’を作動させるように駆動部材50および50’に命令を出すことによって、各々の軸線16回りにウェブ13に対して容器12を回転させうる。コントローラ30は、各容器12が整列ステーション48を出ると、各容器12の所望の回転位置に関する既定のデータによってプログラムされる。
【0022】
整列ステーション48は、製品容器12がステーション48を通って運搬される際に各製品容器12の回転位置を測定するように形成された回転センサ44を有している。センサ44は、容器12上のインジケータ26を検出し、既定の座標系に対するインジケータ26の位置の測定値を取り、各容器12の回転位置を測定する。センサ44は、各容器12の向きを示す位置信号46「ORIENT_MSMT」をコントローラ30に送信する。既定の座標系は、各容器12の垂直軸線16を中心とした360度の極座標系であってよい。他のセンサ/測定デバイスを用いてもよいことは通常認識されよう。実装される特定のタイプの測定デバイスは、特定の実装の所望の基準に基づいて異なりうる。
【0023】
コントローラ30は、センサ44からORIENT_MSMT信号46を受信し、各容器12を所望の向きに回転させるために各駆動部材50および50’に必要とされる速度を決定する。コントローラ30はさらに、任意のそのような受信した信号を調節してデジタル化する信号調整機器(図示せず)を有してよい。コントローラ30は、デジタル化された信号にアクセスして解析する。コントローラ30は各容器12の現在の向きと既定の所望の向きとを比較する。例えば図11を参照すると、各容器12の所望の向きは、下流エリア122において整列ステーション48を出る容器12によって示されるように、垂直軸線16周りに270°のインジケータ26位置に対応しうる。方向付けされていない容器124が位置センサ44によって測定される。センサ44は、容器30が5°という初期位置を有することを示すORIENT_MSMTをコントローラ30に送信する。コントローラ30は、方向付けされていない容器124が、適切に方向付けされるには反時計回りに95°回転させられなければならないことを判断する。コントローラ30は、既定の試験データを参照して、方向付けされていない容器124を反時計回りに95°回転させるには、第1駆動部材50を第2駆動部材50’より速く回転させなければならないことを判断する。コントローラ30は、計算された値に対応する、DRIVE_1_CONTROL_SIGNALを第1駆動部材50に、DRIVE_2_CONTROL_SIGNALを第2駆動部材50’に送信する。駆動部材50および50’は、制御信号を受信し、方向付けされていない容器124を、それが整列ステーション48を出る際に所望の向きとなる位置に回転させる。整列ステーションの代替の実施形態は、上流エリアに近接して位置決めされた位置センサを有している。このような実施形態では、コントローラは、各容器が整列ステーションを通って運搬される際に各容器の位置を追跡しうる。
【0024】
駆動部材50および50’は、コントローラ30からの入力信号に基づいてその出力回転速度を調節する。各駆動部材50および50’は、入力電力を出力機械回転力に変換するモータおよびギア列(図示せず)を有している。モータはACであってもDCであってよい。駆動部材50および50’に送信される制御信号は、所望の速度を示すものであってよく、駆動部材はそれに応じてその出力速度を調節する。システム28の代替の実施形態では、コントローラが制御信号を介して駆動部材に入力電圧を供給し、入力電圧を変動させることによって駆動部材のモータの速度を変動させることが想定される。
【0025】
図2、図12および図13を参照すると、切断ステーション54が、整列ステーション48からの接続されて方向付けされた運搬中の一連の容器12を受け取り、それらを連結された容器12のサブアセンブリに切り離す。例えば図示する実施形態の切断ステーション54は、2つの連結された容器12のサブアセンブリに容器12を切り離す。切断ステーション54は、動作上互いに連結された供給センサ56と横方向切断機構58とを有している。センサ56は、容器12の縦方向位置を測定し、対応する供給信号60をコントローラ30に送信する。供給センサ56は、容器12の存在を示すように位置決めされたレーザセンサであってもよい。他のセンサ/測定デバイスを用いてもよいことは通常認識されよう。実装される特定のタイプの測定デバイスは、特定の実装の所望の基準に基づいて異なりうる。コントローラ30は、信号60を解析して、切断機構58に命令を出して作動させてウェブ13を横方向に切断させ、それにより、連結された容器12のサブアセンブリに一連の容器12を切り離す。
【0026】
切断機構58は、1対のブレード132および132’を回転させるベルト駆動装置130を有している。ベルト駆動装置130は、ベルトモータ134と、ベルトギア列136と、互いに連結された1対のベルト138および138’と、を有している。ギア列136は、モータギア140と、アイドラギア142と、1対のベルトギア144および144’と、を有している。モータギア140はモータ134の出力シャフトに固定される。アイドラギア142はモータギア140と噛み合う。ベルトギア144および144’が反対方向に回転するように、一方のベルトギア144’がモータギア140によって駆動され、他方のベルトギア144がアイドラギア142によって駆動される。各ベルトギア144および144’は、ベルト軸146および146’がギア144および144’と共に回転するようにベルト軸146および146’に固定される。各ベルト138および138’は、ベルト軸146および146’のうちのいずれか一方によって駆動される。各ベルト138および138’は、対応するブレード132および132’を回転させるためにブレードシャフト148および148’にも接続される。ベルトギア144および144’は相互に反対方向に回転するので、対応するベルト138および138’とブレード132および132’とが反対方向に回転する。
【0027】
切断機構58は、弓状経路を通ってブレード132および132’の回転対を作動させてウェブ13を横方向に切断するブレード駆動装置150を有している。ブレード駆動装置150は、サーボモータ152と、スライダクランク154と、互いに連結された1対の対称連結アセンブリ156および156’と、を有している。サーボモータ152は、サーボ出力シャフト158を約180°の増分で回転させるように形成される。スライダクランク154は、接続ロッド164に連結されたクランク160を有している。クランク160は出力シャフト158の遠位端に固定される。クランク160は、出力シャフト158に軸線方向に隣接するポスト162を有しており、それによりポスト162は出力シャフト158周りを旋回する。接続ロッド164はクランク160のポスト162を受け入れる。接続ロッド164の反対端は横軸166に連結される。横軸166はリニアガイド軸受168内に制限される。したがって、スライダクランク154は、サーボ出力シャフト158の回転(クランク)を横軸166の並進(スライド)に変換する。1対の対称連結アセンブリ156および156’は、横軸166においてスライダクランク154に連結される。1対の被駆動リンク170および170’がブレードシャフト148および148’に横軸166を連結する。1対のアイドラリンク172および172’が、ベルト軸146および146’にブレードシャフト148および148’を連結する。したがって、サーボモータ152は、横軸166を上下に並進させるスライダクランク154を駆動する。横軸166が上方向に並進すると、被駆動リンク170および170’が上方向に旋回するとともにアイドラリンク172および172’が内側に旋回し、それによりブレード132および132’を作動させて横方向にウェブ13を切断する。次に、横軸166が下方向に並進すると、被駆動リンク170および170’が下方向に旋回するとともにアイドラリンク172および172’が外側に旋回し、それによりブレード132および132’をウェブ13から離れるように作動させる。
【0028】
図14は、連結アセンブリ156および156’によって与えられるブレード132および132’の弓状動作を説明する。実線は、切断位置にある被駆動リンク170および170’とアイドラリンク172および172’との位置を表す。破線は、ブレード132および132’が容器12から離れるように作動される開放位置にある被駆動リンク170および170’とアイドラリンク172および172’との位置を表す。
【0029】
ブレード132および132’の弓状経路は、サーボモータ152の位置を調節することによって変更され得る。サーボモータ152は、コンベヤ29に対するサーボ152の高さを調節しうるように切断ステーション54の治具に調節可能に取り付けられる。サーボ152の高さを調節することによって、切断位置および開放位置は変更され得る。例えばサーボ152の高さが増加するにつれて、ブレード132および132’は、切断位置と開放位置との両方において互いにより近くなる。このような調節は、様々な横幅を有するウェブ13に対応するために必要となりうる。
【0030】
システム28は、第1コンベヤ29に隣接して位置決めされるカートンコンベヤライン62を有している。カートンコンベヤ62は複数のカートンブランク64を受け取る。コンベヤ62は、一連のカートン組立ステーション66にブランク64を通過させてカートン14を組み立てる。カートン14は、連結された容器12のサブアセンブリを受け取るように位置決めされる。
【0031】
第1コンベヤ29は、連結された容器12のサブアセンブリをカートンコンベヤライン62に個別に受け渡す受け渡しステーション68を有している。受け渡しステーション68は、連結された容器12を受け取る横ダイアル70を含む。ダイアル70は、第1コンベヤ29の縦方向の長さに対して横方向に整列される。ダイアル70は、ダイアル70の周縁の一部がコンベヤ29より上方に延在するようにコンベヤ29の上部平坦面より下方に位置決めされた軸線(図示せず)回りに回転する。一連のポケット72がダイアル70の周縁の一部内に形成される。ポケット72は、連結された容器12を受け入れるサイズを有する。ポケット72は、第1ダイアル位置において、連結された容器12を受け取る。コントローラは、ダイアル70に命令を出して第1ダイアル位置から第2ダイアル位置に回転させる。第2ダイアル位置において連結された容器12を押し出す押出システム(図示せず)がダイアル70に連結される。連結された容器12は、第2ダイアル位置から押し出され、カートンコンベヤライン62のカートン14によって受け取られる。
【0032】
開いたカートン14は、連結された容器12を受け取るためにカートンコンベヤライン62上に位置決めされて、包装プロセスを完了すべく進められる。開いたカートン14内に容器12を受け取った後、コンベヤライン62はカートン14を閉じてマルチパック10を形成する。カートンコンベヤライン62は、マルチパック12のアソートメントをボックス76内に包装して複数のボックスをパレット78上に載せるための追加のステーションを有してもよい。
【0033】
システム28の代替の実施形態では、欠陥を有する容器を検出する漏れ試験ステーション(図示せず)の追加が想定される。このような漏れ試験ステーションは、供給ステーション32の上流でコンベヤ29に連結されてよい。漏れ試験ステーションは、亀裂や容器12内の不適切な製品容量を検出するために容器12を強く押す。
【0034】
図3および図4に関して、容器12には開閉可能な上部18が設けられ、それにより、ユーザは上部18を開けて内部にある製品の一部を消費し、上部18を再び閉じることができる。容器12は、動作上互いに連結される開口80とキャップ82とを有している。例えば開口80は雄ネジが切られたネックであってよく、キャップ82は雌ネジ(図示せず)を有し得る。
【0035】
容器12は、2液量オンスといった公称流体量を入れるサイズを有する。代替の実施形態では、薬またはビタミンといった固形の製品を入れる容器が想定される。さらに代替の実施形態では、4または6オンスといった大量の流体用の容器が想定される。
【0036】
シュリンクラップのプラスチックカバー84が、容器12の外周の大部分に配置され、シールとして作用する。カバー84は容器12の壁22に沿って軸線方向に延在してキャップ82を部分的に覆う。カバー84は、キャップ82が不注意に回されて外されることを阻止すること、および、キャップ82が以前に回されて外されていないまたは「不正に開けられて」いないことをユーザに視覚的に示すことの両方によって、容器12用のシールとして作用する1対のミシン目付き領域を含む。多孔リング85が、キャップ82の基部において、容器12の外周に沿って延在する。開封帯(ティアストリップ)86がリング85からキャップ82の上部上のカバー84の縁まで延在する。容器12を開けるためには、ユーザは開封帯86を外し、次にキャップ82を回して外し、それにより多孔リング85が破られる。カバー84は、その中に形成されたラベル24を有してよく、またはカバー84はほぼ透明でラベル24上に形成されてもよい。容器12の代替の実施形態では、2ピースのキャップアセンブリ(図示せず)によって構成されるシールが想定され、下部リングが、シールが初めて破られる際にキャップから切り離される。このようなシールは清涼飲料業界では一般的に用いられている。
【0037】
図5に関して、ウェブ13は、容器12を受け入れるサイズを有する薄い弾性プラスチックポリマーから作られる。ウェブ13は、ポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)または低密度ポリエチレン(LDPE)といった弾性ポリマーから作られてよい。ウェブ13は、容器12のキャップ82(図3〜図4)を受け入れる一連の開口部42を有する。キャップ82の外径は、通常、開口部42の内径より大きく、それにより締り嵌めが与えられる。ウェブ13は、容器12のキャップ82を受け入れるように弾性変形する。キャップとウェブとの界面は、ウェブ13に対する容器12の回転および並進(引抜き)を妨げる摩擦抵抗を与える。この摩擦抵抗は、方向付けされた位置に容器12を維持することを助ける。例えば締り嵌めは、0.895インチ(2.2733cm)の外径を有するキャップ82を有する容器12を受け入れるサイズを有する、0.812インチ(2.0625cm)の内径を有する開口部42を有するウェブ13によってもたらされ得る。
【0038】
ウェブ13は、容器12にウェブ13を付加する際にウェブ13内に張力を維持する一連の1対の穿孔(穿孔対)88を有している。穿孔対88は、ウェブ13の長さに沿って縦方向に間隔が開けられ、横方向にも間隔が開けられたスロット対である。穿孔対88は、スプール38(図2)の外周から放射状に延在するとともにアプリケータ40(図2)の小型スプールの外周から放射状に延在するピン(図示せず)を受け入れるサイズを有する。
【0039】
ウェブ13はさらに、連結された容器12のサブアセンブリに一連の容器12を切り離す際に切断ステーション54(図2)を助ける一連の横スリット90を有している。スリット90は、ウェブ13の幅に亘って部分的に延在する。しかしながら、スリット90は、ウェブ13の横方向における両端に達せずに終端する。ウェブ13の幅は容器12の最大径とほぼ等しい。切断ステーション54において、コントローラ30は、横方向切断機構58に命令を出してウェブ13を各スリット90において切断させ、それにより、連結された容器12に一連の容器12を切り離す。図示する実施形態では、隣接するスリット90同士の間には少なくとも2つの開口部42と3対の穿孔88とがあり、したがって、切断ステーション54は、一連の容器12を2つの連結された容器12のサブアセンブリに切り離す。切断ステーション54によって切断された後のウェブ13の一部の長さは、容器12の最大径をサブアセンブリ内で連結されている容器12の数で乗算したものにほぼ等しい。
【0040】
図6および図7に関して、内部に保持されている製品容器12を支持しかつディスプレイするカートン14が提供される。型抜きされたカートンブランク64は厚紙シートから形成されてよい。ブランク64には、窓部92と、1対のハンガー開口部94と、糊しろ96と、複数の折り線98と、が形成される。ブランク64は、カートンコンベヤ62(図2)の組立ステーション66によってカートン14に組み立てられる。組立ステーション66は、折れ線98でブランク64を折り曲げ、糊しろ96に接着剤を塗布してカートン14を組み立てる機器(図示せず)を有している。組み立てられると、窓部92によって、カートン14内に保持された内容物を視認することができる。例えばマルチパック10内の容器12は窓部92を通して外部にディスプレイされる。1対のハンガー開口部94は、カートン14の組み立て時に位置合わせされて、購入場所においてマルチパック10をまとめるための柱またはハンガー(図示せず)を受け入れる場所を与える。ブランク64は、上部、底部、後部および側壁を含むカートンの支持構造を形成する追加のセクションのアソートメントを有している。
【0041】
図8〜図10を参照すると、製品マルチパック10の代替の実施形態では、異なる数の容器12のマルチパックが想定される。これらの代替の実施形態は、2パック構成の倍数を含みうる(例えば4パック、6パック)。代替として、実施形態では3パックまたはその倍数(例えば6パック、9パック)も検討される。さらに別の実施形態では2パックと3パックとの組み合わせ(例えば5パックおよび7パック)が想定される。
【0042】
図8は、4つの容器12を支持しかつディスプレイする4パック100を示す。4パック100は、2つの窓部付きカートン102を有しており、カートン102の両面に開いている1対の窓部を有する。2対の容器12が4パック100内に保持される。容器12の各対はウェブ13(図示せず)によって接続される。各容器12は、ラベル24が同じ方向、すなわちカートン102の外側に向くようにその接続された容器12に対して方向付けされる。
【0043】
図9および図10は、3つの容器12を支持しかつディスプレイする3パック104を示す。3パック104は、大きい窓部付きカートン106を有しており、カートン106の側面に沿って延在する大きい窓部を有する。3つの容器12が3パック104内に保持される。容器12は3ウェブ108によって接続される。3ウェブ108は、容器12のキャップ82(図示せず)を受け入れる一連の開口部110を有している。3ウェブ108は、容器12への付加の際に3ウェブ108内で張力を維持する一連の穿孔対112も有している。3ウェブ108はさらに、連結されたサブアセンブリに一連の容器12を切り離す際に切断ステーション54(図2)を助ける一連の横スリット114を有している。この実施形態では、隣接するスリット114同士の間に3つの開口部110と4対の穿孔112とがあり、したがって切断ステーション54は、一連の容器12を3つの連結された容器12のサブアセンブリに切り離す。各容器12は、容器のラベル24がカートン104の外側に向かって同じ方向に向くようにその接続された容器12に対して方向付けされる。
【0044】
本発明の実施形態を図示しかつ説明したが、これらの実施形態が本発明の全ての可能な形態を図示しかつ説明することは意図していない。むしろ、本明細書に用いられている用語は、説明のための用語であって限定ではなく、また、本発明の精神および範囲から逸脱することなく様々な変更をなしうることが理解される。さらに、様々な実施される実施形態の特徴は、組み合わされて本発明の更なる実施形態を形成してもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
細長くて周方向にほぼ対称な形状の複数の製品容器であって、各前記製品容器が、底部領域と、キャップによって閉じられる開いた上部と、前記底部領域および前記上部の間に延在する管状壁と、を有しており、前記壁には、前記壁の外周の限定セクション周りに延在する前面部を有するラベルが設けられている、細長くて周方向にほぼ対称な形状の複数の製品容器と、
内部に保持された前記複数の製品容器をディスプレイするサイズを有するカートンであって、前記製品容器の壁の一部を露出させる開いた面を有する、カートンと、
プラスチックの薄いシートで作られたロケータウェブであって、当該ロケータウェブに形成されて、前記製品容器の前記キャップ上に取り付けると少なくとも部分的に弾性変形するサイズを有する、間隔が開けられた複数の開口部を有するロケータウェブと、
を備えており、
前記ロケータウェブは、前記製品容器の回転に対して摩擦抵抗を与えて前記カートンの開いた面に対して前記製品容器が位置決めされかつ定位置に保持されることを可能にし、それにより前記ラベルの前面部を視認することができる、製品マルチパック。
【請求項2】
前記カートンは、少なくとも2つの前記製品容器を収容するサイズを有する、請求項1に記載の製品マルチパック。
【請求項3】
前記製品容器の前記キャップは、前記キャップが前記ウェブの前記開口部の中に挿入されると締り嵌めが形成されるように、前記開口部の対応する内径より大きい外径を有しており、前記締り嵌めは前記製品容器の回転に対して前記摩擦抵抗を与える、請求項1に記載の製品マルチパック。
【請求項4】
前記ウェブは、前記製品容器の最大径にほぼ等しい幅と、前記ウェブによって相互接続される前記製品容器の数によって乗算された幅にほぼ等しい長さと、を有する、請求項1に記載の製品マルチパック。
【請求項5】
外周の限定セクションに延在する前面部を有するラベルが設けられた、周方向にほぼ対称な形状の少なくとも2つの製品容器を、開いた面付きカートン内に包装する方法であって、
少なくとも2つの前記製品容器の各々の端部を、プラスチックウェブ内の間隔が開けられた複数の開口部の1つに挿入する工程と、
前記製品容器の向きを光学的に感知する工程と、
前記感知された向きと前記ラベルの前面部の配置とに基づいて前記製品容器を所望の位置に自動的に回転させる工程と、
前記カートンの開いた面を通じて前記複数の製品容器の前記ラベルの前面部を視認することができるように、少なくとも2つの前記製品容器および相互接続する前記プラスチックウェブを、開いた面付きマルチパックカートン内に収容する工程と、
を備える方法。
【請求項6】
各開口部は、前記製品容器の前記端部が挿入されると弾性変形し、それにより前記開口部は前記製品容器の前記端部に一致しかつ摩擦によって係合する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
1対の駆動部材が前記製品容器に摩擦によって係合して前記ウェブに対して前記製品容器を自動的に回転させ、それにより前記駆動部材から解放されたときの前記製品容器の前記ラベルの位置が、前記感知された向きと前記ラベルの前面部の配置とに基づいた所望の位置にある、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
隣接する開口部同士の間の間隔が開けられた位置において前記ウェブを切断して、ウェブセグメントによって相互接続されて前記ラベルが所望の位置に方向付けされた複数の製品容器を形成する工程をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
それぞれ底部領域と、キャップによって閉じられる開いた上部と、前記底部領域および前記上部の間に延在する管状壁と、を有しており、前記壁には、前記壁の外周の限定セクションに延在する前面部を有するラベルが設けられている、細長くて周方向にほぼ対称な形状の複数の製品容器をマルチパックカートンに詰めるシステムであって、
一連のステーションを通るように製品容器を運搬するコンベヤと、
前記ステーションから信号を受信して、受信した前記信号を解析し、受信した前記信号に応答して前記ステーションに制御信号を送信するコントローラと、
前記コンベヤに連結され、運搬される製品容器を整理する供給ステーションと、
運搬される前記製品容器に薄くて細長いウェブを取り付けるウェブ付加ステーションと、
ラベルの向きを示す製品容器インジケータ位置を測定し、対応する向き信号を前記コントローラに送信する回転センサと、
前記コントローラから速度制御信号を受信し、一連の接続された運搬中の製品容器を回転させるために、受信した前記速度制御信号に応答して1対の駆動部材を動作させる製品容器整列ステーションと、
前記製品容器の縦方向位置を測定し、対応する供給信号を前記コントローラに送信する供給センサと、
接続されて運搬される一連の前記製品容器を、連結された製品容器のサブアセンブリに切り離すために、前記コントローラから切断命令信号を受信し、受信した前記切断命令信号に応答して切断機構を動作させるウェブ切断ステーションと、
複数のカートンブランクを受け取り、各ブランクからカートンを組み立てるカートン供給ステーションと、
連結された製品容器のサブアセンブリを受け取り、連結された製品容器を各カートン内に受け渡す受け渡しステーションと、
詰められると前記カートンを閉じるカートン閉じステーションと、
を備えるシステム。
【請求項10】
前記製品容器整列ステーションは、前記駆動部材の1つによってそれぞれ動作させられる1対の回転ベルトをさらに備えており、前記ベルトは、運搬される前記製品容器の相対する壁に同時に係合するために、互いにほぼ平行に位置合わせされる、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記コントローラは、前記向き信号を既定の容器向きと比較して、前記既定の容器向きに前記製品容器を回転させるために前記駆動部材の各々に必要とされる速度を決定する、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記切断機構は、1対の相対するブレードを回転させるベルト駆動装置をさらに備える、請求項9に記載のシステム。
【請求項13】
前記相対するブレードの各々は、ほぼディスク形状であり、互いに対して同一平面内に位置決めされる、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記ベルト駆動装置は、前記1対の相対するブレードを反対方向に同時に回転させるモータおよびギア列をさらに備える、請求項12に記載のシステム。
【請求項15】
前記切断機構は、接続された前記製品容器を横方向に切断するように弓状経路を通る1対の相対するブレードを作動させるブレード駆動装置をさらに備える、請求項9に記載のシステム。
【請求項16】
前記ブレード駆動装置は、サーボモータの制御された回転を、前記ブレードを作動させる横軸の並進に変換するスライダクランクをさらに備える、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記サーボモータは少なくとも180度の増分で回転する、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記ブレード駆動装置は、前記弓状経路を通る前記相対するブレードの作動を制御するために前記横軸に連結された1対の対称連結アセンブリをさらに備える、請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
前記1対の対称連結アセンブリは各々、前記横軸を前記ブレードに連結する被駆動リンクと、前記ブレードを固定旋回軸に連結するアイドラリンクと、を備えており、それにより、前記横軸が上方向に並進すると前記被駆動リンクが上方向に旋回し、前記アイドラリンクが内側に旋回して前記接続された製品容器を横方向に切断するように前記ブレードを作動させ、前記横軸が下方向に並進すると前記被駆動リンクが下方向に旋回し、前記アイドラリンクが外側に旋回して前記接続された製品容器から前記ブレードを離すように移動させる、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記コンベヤに対する前記サーボモータの高さは、各ブレードのその弓状経路に沿った開始位置および停止位置を設定するために調節されうる、請求項19に記載のシステム。
【請求項1】
細長くて周方向にほぼ対称な形状の複数の製品容器であって、各前記製品容器が、底部領域と、キャップによって閉じられる開いた上部と、前記底部領域および前記上部の間に延在する管状壁と、を有しており、前記壁には、前記壁の外周の限定セクション周りに延在する前面部を有するラベルが設けられている、細長くて周方向にほぼ対称な形状の複数の製品容器と、
内部に保持された前記複数の製品容器をディスプレイするサイズを有するカートンであって、前記製品容器の壁の一部を露出させる開いた面を有する、カートンと、
プラスチックの薄いシートで作られたロケータウェブであって、当該ロケータウェブに形成されて、前記製品容器の前記キャップ上に取り付けると少なくとも部分的に弾性変形するサイズを有する、間隔が開けられた複数の開口部を有するロケータウェブと、
を備えており、
前記ロケータウェブは、前記製品容器の回転に対して摩擦抵抗を与えて前記カートンの開いた面に対して前記製品容器が位置決めされかつ定位置に保持されることを可能にし、それにより前記ラベルの前面部を視認することができる、製品マルチパック。
【請求項2】
前記カートンは、少なくとも2つの前記製品容器を収容するサイズを有する、請求項1に記載の製品マルチパック。
【請求項3】
前記製品容器の前記キャップは、前記キャップが前記ウェブの前記開口部の中に挿入されると締り嵌めが形成されるように、前記開口部の対応する内径より大きい外径を有しており、前記締り嵌めは前記製品容器の回転に対して前記摩擦抵抗を与える、請求項1に記載の製品マルチパック。
【請求項4】
前記ウェブは、前記製品容器の最大径にほぼ等しい幅と、前記ウェブによって相互接続される前記製品容器の数によって乗算された幅にほぼ等しい長さと、を有する、請求項1に記載の製品マルチパック。
【請求項5】
外周の限定セクションに延在する前面部を有するラベルが設けられた、周方向にほぼ対称な形状の少なくとも2つの製品容器を、開いた面付きカートン内に包装する方法であって、
少なくとも2つの前記製品容器の各々の端部を、プラスチックウェブ内の間隔が開けられた複数の開口部の1つに挿入する工程と、
前記製品容器の向きを光学的に感知する工程と、
前記感知された向きと前記ラベルの前面部の配置とに基づいて前記製品容器を所望の位置に自動的に回転させる工程と、
前記カートンの開いた面を通じて前記複数の製品容器の前記ラベルの前面部を視認することができるように、少なくとも2つの前記製品容器および相互接続する前記プラスチックウェブを、開いた面付きマルチパックカートン内に収容する工程と、
を備える方法。
【請求項6】
各開口部は、前記製品容器の前記端部が挿入されると弾性変形し、それにより前記開口部は前記製品容器の前記端部に一致しかつ摩擦によって係合する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
1対の駆動部材が前記製品容器に摩擦によって係合して前記ウェブに対して前記製品容器を自動的に回転させ、それにより前記駆動部材から解放されたときの前記製品容器の前記ラベルの位置が、前記感知された向きと前記ラベルの前面部の配置とに基づいた所望の位置にある、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
隣接する開口部同士の間の間隔が開けられた位置において前記ウェブを切断して、ウェブセグメントによって相互接続されて前記ラベルが所望の位置に方向付けされた複数の製品容器を形成する工程をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
それぞれ底部領域と、キャップによって閉じられる開いた上部と、前記底部領域および前記上部の間に延在する管状壁と、を有しており、前記壁には、前記壁の外周の限定セクションに延在する前面部を有するラベルが設けられている、細長くて周方向にほぼ対称な形状の複数の製品容器をマルチパックカートンに詰めるシステムであって、
一連のステーションを通るように製品容器を運搬するコンベヤと、
前記ステーションから信号を受信して、受信した前記信号を解析し、受信した前記信号に応答して前記ステーションに制御信号を送信するコントローラと、
前記コンベヤに連結され、運搬される製品容器を整理する供給ステーションと、
運搬される前記製品容器に薄くて細長いウェブを取り付けるウェブ付加ステーションと、
ラベルの向きを示す製品容器インジケータ位置を測定し、対応する向き信号を前記コントローラに送信する回転センサと、
前記コントローラから速度制御信号を受信し、一連の接続された運搬中の製品容器を回転させるために、受信した前記速度制御信号に応答して1対の駆動部材を動作させる製品容器整列ステーションと、
前記製品容器の縦方向位置を測定し、対応する供給信号を前記コントローラに送信する供給センサと、
接続されて運搬される一連の前記製品容器を、連結された製品容器のサブアセンブリに切り離すために、前記コントローラから切断命令信号を受信し、受信した前記切断命令信号に応答して切断機構を動作させるウェブ切断ステーションと、
複数のカートンブランクを受け取り、各ブランクからカートンを組み立てるカートン供給ステーションと、
連結された製品容器のサブアセンブリを受け取り、連結された製品容器を各カートン内に受け渡す受け渡しステーションと、
詰められると前記カートンを閉じるカートン閉じステーションと、
を備えるシステム。
【請求項10】
前記製品容器整列ステーションは、前記駆動部材の1つによってそれぞれ動作させられる1対の回転ベルトをさらに備えており、前記ベルトは、運搬される前記製品容器の相対する壁に同時に係合するために、互いにほぼ平行に位置合わせされる、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記コントローラは、前記向き信号を既定の容器向きと比較して、前記既定の容器向きに前記製品容器を回転させるために前記駆動部材の各々に必要とされる速度を決定する、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記切断機構は、1対の相対するブレードを回転させるベルト駆動装置をさらに備える、請求項9に記載のシステム。
【請求項13】
前記相対するブレードの各々は、ほぼディスク形状であり、互いに対して同一平面内に位置決めされる、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記ベルト駆動装置は、前記1対の相対するブレードを反対方向に同時に回転させるモータおよびギア列をさらに備える、請求項12に記載のシステム。
【請求項15】
前記切断機構は、接続された前記製品容器を横方向に切断するように弓状経路を通る1対の相対するブレードを作動させるブレード駆動装置をさらに備える、請求項9に記載のシステム。
【請求項16】
前記ブレード駆動装置は、サーボモータの制御された回転を、前記ブレードを作動させる横軸の並進に変換するスライダクランクをさらに備える、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記サーボモータは少なくとも180度の増分で回転する、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記ブレード駆動装置は、前記弓状経路を通る前記相対するブレードの作動を制御するために前記横軸に連結された1対の対称連結アセンブリをさらに備える、請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
前記1対の対称連結アセンブリは各々、前記横軸を前記ブレードに連結する被駆動リンクと、前記ブレードを固定旋回軸に連結するアイドラリンクと、を備えており、それにより、前記横軸が上方向に並進すると前記被駆動リンクが上方向に旋回し、前記アイドラリンクが内側に旋回して前記接続された製品容器を横方向に切断するように前記ブレードを作動させ、前記横軸が下方向に並進すると前記被駆動リンクが下方向に旋回し、前記アイドラリンクが外側に旋回して前記接続された製品容器から前記ブレードを離すように移動させる、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記コンベヤに対する前記サーボモータの高さは、各ブレードのその弓状経路に沿った開始位置および停止位置を設定するために調節されうる、請求項19に記載のシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公表番号】特表2012−523999(P2012−523999A)
【公表日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−505872(P2012−505872)
【出願日】平成21年6月2日(2009.6.2)
【国際出願番号】PCT/US2009/045970
【国際公開番号】WO2010/120319
【国際公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【出願人】(510134020)バイオ クリニカル デベロップメント,インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年6月2日(2009.6.2)
【国際出願番号】PCT/US2009/045970
【国際公開番号】WO2010/120319
【国際公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【出願人】(510134020)バイオ クリニカル デベロップメント,インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】
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