説明

製紙用シーム付きフェルトの接合用芯線の抜け止め方法及び抜け止め用具

【課題】フェルトの丈方向の両端部に設けられたループを交互にかみ合わせて形成された共通孔に芯線を挿通して両端部を互いに接合する際に、ループの共通孔に挿通された芯線の端部を所定の引き込み経路に引き込んで抜け止めを行う作業を簡単に行うことができるようにする。
【解決手段】ループの共通孔内に芯線10を誘導するリードワイヤ30の端部を接続可能な接続部33を一端側に備えると共に把持部34を他端側に備えた抜け止め用具31を、引き込み経路を隔てて接続部及び把持部が外部に突き出るようにループ9内に予め挿入しておき、ループの共通孔に芯線を挿通した後に、リードワイヤ30の端部を接続部に接続した上で、把持部を引っ張ることで、芯線の端部を引き込み経路に引き込むようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有端のフェルトの両端部に設けられたループを交互にかみ合わせて形成された共通孔に芯線を挿通して無端状に接合される製紙用シーム付きフェルトにおいて、ループ内に挿通された芯線が抜け出さないように、芯線の端部を所定の引き込み経路に引き込んで抜け止めを行う接合用芯線の抜け止め方法及び抜け止め用具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
抄紙機への掛け入れ作業性を向上させるため、有端のフェルトをフェルトランに引き込んだ上でその両端部を互いに接合して無端とする、いわゆるシーム付きフェルトが広く普及している。この種のシーム付きフェルトでは、基布を構成する経糸の折り返しにより丈方向の端部に形成されたループを、互いの中心孔が整合するように交互にかみ合わせ、これにより形成された共通孔に芯線を通して両端部を接合する構成が一般的である。
【0003】
このシーム付きフェルトの端部接合方法では、ループ内に挿通された芯線が抜け出さないような処置を施す必要があり、従来、このような芯線の抜け止め処置として、芯線の端部に結び目(玉結び)を形成したり、あるいは、芯線の端部をループ側に折り返してループ内における共通孔外の空間に挿入するようにした手法が知られている(特許文献1〜4参照)。
【特許文献1】実開昭61−39200号公報
【特許文献2】実開平2−115598号公報
【特許文献3】特開2002−13089号公報
【特許文献4】特開2005−97805号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記のように芯線に結び目を形成する手法では、抄紙機内でフェルトを案内するために設けられたパームにフェルトの耳部が接触した際に、芯線の結び目がパームに引っ掛かることで芯線が切断される不具合が発生し、またフェルトは使用を継続するうちに幅寸法が変化するが、結び目で芯線の移動が拘束されているため、フェルトの寸法変化に芯線が追随することができずに切断される不具合が生じることから、望ましくない。
【0005】
一方、芯線の端部を折り返す手法では、前記のように結び目が原因で芯線が切断される不具合が生じない利点が得られるものの、芯線の端部をループ内における共通孔外の空間に挿入するという細かい作業が必要になり、しかもこの作業を抄紙機内の良好とは言い難い作業環境下で強いられるため、作業に熟練を要し、不慣れな作業者では非常に手間がかかるという問題がある。
【0006】
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、フェルトの丈方向の両端部に設けられたループを交互にかみ合わせて形成された共通孔に芯線を挿通して両端部を互いに接合する際に、ループの共通孔に挿通された芯線の端部を所定の引き込み経路に引き込んで抜け止めを行う作業を簡単に行うことができるように構成された製紙用シーム付きフェルトの接合用芯線の抜け止め方法及び抜け止め用具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するために、本発明においては、請求項1に示すとおり、フェルトの両端部に設けられたループを交互にかみ合わせて形成された共通孔に芯線を挿通して両端部を互いに接合する際に、前記共通孔に挿通された前記芯線の端部を所定の引き込み経路に引き込んで抜け止めを行う接合用芯線の抜け止め方法において、前記芯線の端部あるいは前記共通孔内に前記芯線を誘導するリードワイヤの端部を接続可能な接続部を一端側に備えると共に把持部を他端側に備えた抜け止め用具を、前記引き込み経路を隔てて前記接続部及び前記把持部が外部に突き出るように前記引き込み経路に予め挿入しておき、前記共通孔に前記芯線を挿通した後に、前記芯線の端部あるいは前記リードワイヤの端部を前記接続部に接続した上で前記把持部を引っ張ることで、前記芯線の端部を前記引き込み経路に引き込むものとした。
【0008】
また本発明においては、請求項2に示すとおり、フェルトの両端部に設けられたループを交互にかみ合わせて形成された共通孔に芯線を挿通して両端部を互いに接合する際に、前記共通孔に挿通された前記芯線の端部を所定の引き込み経路に引き込んで抜け止めを行うための接合用芯線の抜け止め用具において、前記芯線の端部あるいは前記共通孔内に前記芯線を誘導するリードワイヤの端部を接続可能な接続部を一端側に備えると共に把持部を他端側に備え、前記引き込み経路を隔てて前記接続部及び前記把持部が外部に突き出るように前記引き込み経路に予め挿入されて、前記共通孔に前記芯線を挿通した後に、前記芯線の端部あるいは前記リードワイヤの端部を前記接続部に接続した上で前記把持部を引っ張ることで、前記芯線の端部が前記引き込み経路に引き込まれるようにしたものとした。
【0009】
これによると、抜け止め用具の接続部に芯線の端部あるいはリードワイヤの端部を接続して把持部を引っ張るという簡単な作業で芯線の抜け止め処理を行うことができる。
【0010】
この場合、抜け止め用具の接続部は、ループ状に形成すると良い。このようにすると、芯線の端部を差し込んで折り返したり、リードワイヤの端部を折り曲げて引っ掛けることにより、芯線やリードワイヤと抜け止め用具とを簡単に接続することができる。
【0011】
また、芯線の引き込み経路は、ループ内における共通孔外の空間、あるいはフェルトの不織繊維層の内部とすると良い。このようにすると、ループを形成する糸や不織繊維層の形成繊維との間の摩擦抵抗により芯線の抜け出しが阻止される。そして引き込み経路を適切な寸法に設定することで、抄紙機内を走行中に作用する外力により芯線が簡単にずれることがなく、また使用継続時のフェルトの寸法変化に追随して芯線の移動が許容されるものとなり、芯線の切断を避けることができる。
【発明の効果】
【0012】
このように本発明によれば、フェルトの丈方向の両端部に設けられたループを交互にかみ合わせて形成された共通孔に芯線を挿通して両端部を互いに接合する際に、ループの共通孔に挿通された芯線の端部あるいは芯線に接続されたリードワイヤの端部を抜け止め用具の接続部に接続して把持部を引っ張るという簡単な作業で、芯線の端部を所定の引き込み経路に引き込んで抜け止めを行うことができ、作業の効率化を図る上で大きな効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1は、本発明による接合用芯線の抜け止め方法の一例が適用されたシーム付きフェルトを示す丈方向の断面図である。図2は、図1に示したフェルトの平面図である。
【0015】
このフェルト1は、基布2に不織繊維層3を積層一体化してなるものであり、基布2は、一対の経糸4・5に緯糸6を絡合させた織物組織をなし、経糸4・5となる糸の折り返しにより丈方向の両端部7・8に端部接合用のループ9がそれぞれ形成され、その互いの中心孔が整合するように交互にかみ合わされて形成された共通孔Aに接合用の芯線10を挿通することで両端部7・8が互いに接合される。
【0016】
このフェルト1では、ループ9の共通孔A内に挿通されてフェルト1の耳部(幅方向の端部)からはみ出した芯線10の端部10a・10bが、所定の引き込み経路、すなわち走行方向の後側に位置する端部8側のループ9内における共通孔A外の空間Bに引き込まれることで、芯線10の抜け止めがなされている。
【0017】
芯線10の引き込み経路では、ループ9や不織繊維層3と芯線10の端部10a・10bとの間の摩擦抵抗により端部10a・10bの抜け出しが阻止され、引き込み経路を適切な長さ(例えば5cm〜10cm)に設定することで、抄紙機内を走行中に作用する外力により芯線10が簡単にずれることがなく、また使用継続時のフェルト1の寸法変化に追随して端部10a・10bの移動が許容されるものとすることができる。
【0018】
図3は、図1に示した接合用の芯線10の抜け止め処理を行う抜け止め用具を示す平面図である。この抜け止め用具31は、前記のように、フェルト1の耳部からはみ出した芯線10の端部10a・10bを、所定の引き込み経路に引き込むものであり、真直な軸部32の一端側に、芯線10の端部あるいは芯線10に接続されたリードワイヤ30の端部を接続可能な接続部33を備え、軸部32の他端側には、作業者が手指で把持可能な把持部34を備えている。
【0019】
リードワイヤ30は、ループ9の共通孔A内に芯線10を誘導するために用いられるものであり、ここでは芯線10の先端側及び末端側の双方に設けられている。芯線10は、複数(例えば5本)の糸材を束ねたものであり、リードワイヤ30が接着剤などにより芯線10の先端及び末端にそれぞれ固着されている。
【0020】
抜け止め用具31の接続部33は、ループ状に形成され、その中心孔に折り曲げられたリードワイヤ30の端部を引っ掛けることで、抜け止め用具31とリードワイヤ30とが接続される。また芯線10からリードワイヤ30を切り離した上で、その芯線10を抜け止め用具31の接続部33のループに通して折り返すことで、抜け止め用具31と芯線10とが接続される。把持部34も、ループ状に形成されており、手指を引っ掛けることで抜け止め用具31を引っ張ることができる。
【0021】
この抜け止め用具31は、金属材料や合成樹脂材料からなる線材(例えば鋼線や合成樹脂製の糸材)を折り曲げて要部を溶接や接着剤などにより固着することで製作することができる。
【0022】
図4・図5は、図1に示したフェルト1における端部接合作業の状況を段階的に示す平面図である。
【0023】
まず図4(A)に示すように、抜け止め用具31を所定の引き込み経路、すなわち走行方向の後側に位置する端部8側のループ9内に予め挿入し、このとき、接続部33及び把持部34が外部に突き出た状態となるようにする。そして、図4(B)に示すように、端部7側のループ9と端部8側のループ9とをかみ合わせ、これにより形成された共通孔にリードワイヤ30を挿入し、このリードワイヤ30に誘導されて芯線10がループ9の共通孔に挿通される。
【0024】
次に図5(A)に示すように、芯線10が全てのループ9に挿通されると、抜け出したリードワイヤ30の端部を折り曲げて、抜け止め用具31の接続部33のループに引っ掛けて、リードワイヤ30と抜け止め用具31とを接続する。そして抜け止め用具31の把持部34を把持して引っ張ると、図5(B)に示すように、抜け止め用具31に接続されたリードワイヤ30が所定の引き込み経路、すなわち端部8側のループ9内における共通孔外の空間に引き込まれ、続いて芯線10の端部10aが引き込み経路内に引き込まれる。
【0025】
これにより、図5(C)に示すように、芯線10がフェルト1の耳部で折り返して端部10aが引き込み経路内に引き込まれた状態となり、適所で端部10aを切断することにより芯線挿通終了側での芯線10の抜け止め作業が終了する。
【0026】
この芯線10の抜け止め作業は、図2に示したように、芯線挿通開始側でも同様に行われ、図4(A)に示したように、芯線挿通開始側の耳部において抜け止め用具31が予め端部8側のループ内に挿入されており、図5(A)の例と同様にして、芯線10の末端に設けられたリードワイヤ30を抜け止め用具31に接続して引っ張ることにより、芯線10の端部10bがループ9内に引き込まれて、芯線挿通開始側での芯線10の抜け止めがなされる。
【0027】
図6は、本発明による接合用芯線の抜け止め方法の別の例が適用されたシーム付きフェルトを示す丈方向の断面図である。図7は、図6に示したフェルトの平面図である。
【0028】
このフェルト61では、ループ9の共通孔A内に挿通されてフェルト61の耳部からはみ出した芯線10の端部10a・10bが、所定の引き込み経路、すなわち不織繊維層3の内部に引き込まれることで、芯線10の抜け止めがなされている。
【0029】
芯線10の引き込み経路では、不織繊維層3と芯線10の端部10a・10bとの間の摩擦抵抗により端部10a・10bの抜け出しが阻止され、前記の例と同様に、引き込み経路を適切な長さ(例えば5cm〜10cm)に設定することで、抄紙機内を走行中に作用する外力により芯線10が簡単にずれることがなく、また使用継続時のフェルト1の寸法変化に追随して端部10a・10bの移動が許容されるものとすることができる。
【0030】
図8・図9は、図6に示したフェルト61における端部接合作業の状況を段階的に示す平面図である。
【0031】
まず図8(A)に示すように、抜け止め用具31を所定の引き込み経路、すなわち不織繊維層3の内部に予め挿入し、このとき、接続部33及び把持部34が外部に突き出た状態となるようにする。そして、図8(B)に示すように、端部7側のループ9と端部8側のループ9とをかみ合わせ、これにより形成された共通孔にリードワイヤ30を挿入し、このリードワイヤ30に誘導されて芯線10が共通孔に挿通される。
【0032】
次に図9(A)に示すように、芯線10が全てのループ9に挿通されると、抜け出したリードワイヤ30の端部を折り曲げて、抜け止め用具31の接続部33のループに引っ掛けて、リードワイヤ30と抜け止め用具31とを接続する。そして抜け止め用具31の把持部34を把持して引っ張ると、図9(B)に示すように、抜け止め用具31に接続されたリードワイヤ30が所定の引き込み経路、すなわち不織繊維層3の内部に引き込まれ、続いて芯線10の端部10aが引き込み経路内に引き込まれる。
【0033】
これにより、図9(C)に示すように、芯線10がフェルト1の耳部で折り返して端部10aが引き込み経路内に引き込まれた状態となり、適所で端部10aを切断することにより芯線挿通終了側での芯線10の抜け止め作業が終了する。
【0034】
この芯線10の抜け止め作業は、図7に示したように、芯線挿通開始側でも同様に行われ、図8(A)に示したように、芯線挿通開始側の耳部において抜け止め用具31が予め不織繊維層3の内部に挿入されており、図9(A)の例と同様にして、芯線10の末端に設けられたリードワイヤ30を抜け止め用具31に接続して引っ張ることにより、芯線10の端部10bが不織繊維層3の内部に引き込まれて、芯線挿通開始側での芯線10の抜け止めがなされる。
【0035】
なお、前記の例では、抜け止め用具31にリードワイヤ30を接続するようにしたが、抜け止め用具31に芯線10を直接接続して芯線10の引き込みを行うようにしても良い。この場合、芯線10が2重になった状態で引き込まれるため、引き込み抵抗が大きくなる。これに対して、前記のように抜け止め用具31にリードワイヤ30を接続した場合には、複数の糸材を束ねた芯線10より小径なリードワイヤ30が折り曲げられるため、引き込み抵抗が小さくなり、引き込み作業を円滑に行う上で有利である。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明にかかる製紙用シーム付きフェルトの接合用芯線の抜け止め方法及び抜け止め用具は、フェルトの丈方向の両端部に設けられたループを交互にかみ合わせて形成された共通孔に芯線を挿通して両端部を互いに接合する際に、ループの共通孔に挿通された芯線の端部を所定の引き込み経路に引き込んで抜け止めを行う作業を簡単に行うことができる効果を有し、抄紙機のプレスパート(圧搾部)で用いられるプレスフェルトや、ドライパート(乾燥部)で用いられるドライヤーフェルトなどの製紙用シーム付きフェルトにおいてシーム部の接合作業を行う際に採用される接合用芯線の抜け止め方法及び抜け止め用具などとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明による接合用芯線の抜け止め方法の一例が適用されたシーム付きフェルトを示す丈方向の断面図である。
【図2】図1に示したフェルトの平面図である。
【図3】図1に示した接合用の芯線の抜け止め処理を行う抜け止め用具を示す平面図である。
【図4】図1に示したフェルトにおける端部接合作業の状況を段階的に示す平面図である。
【図5】図4に続く端部接合作業の状況を段階的に示す平面図である。
【図6】本発明による接合用芯線の抜け止め方法の別の例が適用されたシーム付きフェルトを示す丈方向の断面図である。
【図7】図6に示したフェルトの平面図である。
【図8】図6に示したフェルトにおける端部接合作業の状況を段階的に示す平面図である。
【図9】図8に続く端部接合作業の状況を段階的に示す平面図である。
【符号の説明】
【0038】
1・61 フェルト
2 基布
3 不織繊維層
4・5 経糸
6 緯糸
7・8 端部
9 ループ
10 芯線、10a・10b 端部
30 リードワイヤ
31 抜け止め用具
32 軸部
33 接続部
34 把持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フェルトの両端部に設けられたループを交互にかみ合わせて形成された共通孔に芯線を挿通して両端部を互いに接合する際に、前記共通孔に挿通された前記芯線の端部を所定の引き込み経路に引き込んで抜け止めを行う接合用芯線の抜け止め方法であって、
前記芯線の端部あるいは前記共通孔内に前記芯線を誘導するリードワイヤの端部を接続可能な接続部を一端側に備えると共に把持部を他端側に備えた抜け止め用具を、前記引き込み経路を隔てて前記接続部及び前記把持部が外部に突き出るように前記引き込み経路に予め挿入しておき、
前記共通孔に前記芯線を挿通した後に、前記芯線の端部あるいは前記リードワイヤの端部を前記接続部に接続した上で前記把持部を引っ張ることで、前記芯線の端部を前記引き込み経路に引き込むことを特徴とする接合用芯線の抜け止め方法。
【請求項2】
フェルトの両端部に設けられたループを交互にかみ合わせて形成された共通孔に芯線を挿通して両端部を互いに接合する際に、前記共通孔に挿通された前記芯線の端部を所定の引き込み経路に引き込んで抜け止めを行うための接合用芯線の抜け止め用具であって、
前記芯線の端部あるいは前記共通孔内に前記芯線を誘導するリードワイヤの端部を接続可能な接続部を一端側に備えると共に把持部を他端側に備え、
前記引き込み経路を隔てて前記接続部及び前記把持部が外部に突き出るように前記引き込み経路に予め挿入されて、前記共通孔に前記芯線を挿通した後に、前記芯線の端部あるいは前記リードワイヤの端部を前記接続部に接続した上で前記把持部を引っ張ることで、前記芯線の端部が前記引き込み経路に引き込まれるようにしたことを特徴とする接合用芯線の抜け止め用具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−169489(P2008−169489A)
【公開日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−1129(P2007−1129)
【出願日】平成19年1月9日(2007.1.9)
【出願人】(000229852)日本フエルト株式会社 (55)
【Fターム(参考)】