説明

複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法及び装置

【課題】 複数のコンピュータ間でコンピュータ物件の選択及び伝送を行なう方法及び装置の提供。
【解決手段】 二部以上のコンピュータ装置とネットワークインタフェースで構成されたコンピュータシステム環境中にあって、コンピュータ物品選択及び伝送ペンにより選定したソースコンピュータ装置中より少なくとも一つの伝送したいコンピュータ物件を選択し、並びにコンピュータ物件選択及び伝送ペンで選択したコンピュータ物件の識別コードを取り出す。その後、該コンピュータ物件選択及び伝送ペンを選定した目標コンピュータ装置に移動させ、該コンピュータ物件選択及び伝送ペンによりソースコンピュータ装置より選択したコンピュータ物件の物件識別コードを該目標コンピュータ装置に伝送し、更に該ネットワークインタフェースを通してソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を該目標コンピュータ装置中に伝送する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種のコンピュータ物件の選択及び伝送の技術に係り、特に、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータテクノロジーの領域において、ハードウエアテクノロジー及びソフトウエア機能の向上のほか、如何にコンピュータを使いやすくするかが業者の研究開発の目標となっている。大部分のコンピュータユーザーは詳しいコンピュータ知識を有しているわけではなく、コンピュータ命令に対して習熟していない。ゆえに、もし最も記憶しやすいか或いは簡便な使用の方式によりコンピュータを操作できれば、大部分のコンピュータユーザーにとって非常に大きな助けとなる。
【0003】
大部分のユーザーのコンピュータ操作に対する要求に符合するよう、現在商用のコンピュータオペレーションシステム設計のほとんどは非常に良好な操作親和性を有している。例えば、現在広く使用されているマイクロソフト社のウインドウス(登録商標)オペレーションシステムの設計によると、ユーザーは簡単なドラッグによりファイル或いはデータクリップを移動させることができる。その操作方式は移動したいファイル或いはデータクリップを選択し、その後、選択したファイル或いはデータクリップの目的位置までドラッグする、というものである。
【0004】
このほか、ドラッグによるファイル或いはデータクリップの移動の方式のほか、クリックロックの方式も可能で、移動が更に容易に行なえ、ユーザーが文字を選択したり或いはファイルをドラッグする時、ずっとマウスを握っていなくても、ファイル或いはデータクリップをドラッグする機能を達成できる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の従来の技術にあって、ウインドウス(登録商標)オペレーションシステム中のドラッグ或いはクリックロックの方式によりファイル或いはデータクリップの移動或いは複製を行なう技巧は、伝統的な命令方式よりも遥かに敏捷であるが、一機中での応用に限られ、同じ方式を二台以上のコンピュータのファイル或いはデータクリップの移動或いは複製に応用することはできない。例えば、複数の人が同時に複数のコンピュータを使用する場合、誰も前述のドラッグ或いはクリックロックの方式によって異なるコンピュータ間でファイル或いはデータクリップの管理を行なうことはできない。
【0006】
二部以上のコンピュータのファイル或いはデータクリップを複製操作する時、現在の方法によると、各コンピュータ間にあって接続線或いはネットワーク線で実体の接続を形成し、その後、各コンピュータ中で接続プログラムを実行し同じ通信協定を設定保存し、各コンピュータの間に接続を構築し、これにより二台以上のコンピュータ間のネットワーク接続の方式でファイル或いはデータクリップをもう一台のコンピュータに複製或いは移動することができる。
【0007】
赤外線接続機能を具えたコンピュータシステムにあっては、前述のドラッグの技巧を採用し、ファイルを赤外線接続装置にドラッグする機能を達成できる。但し操作時に、コンピュータ装置と近隣装置の赤外線送受信器を相互に有効な伝統距離内に置く必要があり、且つ相互に位置を合わせることで、赤外線接続を構築し、その後、一つ或いは複数のファイルを選択し、並びにすでに選択したファイルをディスプレイテーブル上の赤外線接続を示す装置図面中にドラッグする。
【0008】
上述の従来の技術中、いずれも良好な操作親和性を有しているが、実際にはそのファイルの管理は古い思惟形式を超えていない。ユーザーの観点から言うと、特にコンピュータ操作或いはコンピュータ命令に詳しくない一般のユーザーにとっては、実際の物品の移送或いは管理の概念を以てコンピュータデータの移送或いは管理が行なえれば、更に実用的となり、且つコンピュータの応用場面でも役立つ。
【0009】
このため、本発明の主要な目的は、一種の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法を提供することにある。それは、実体伝送の概念により異なるコンピュータ間のコンピュータ物件選択及び伝送を完成する。ユーザーが操作する時、実体的にコンピュータスクリーン上で伝送したいコンピュータ物件(例えばコンピュータファイル或いはデータクリップ)を選択し、その後、実際空間の伝送を行ない、選択したコンピュータ物件を別の目標コンピュータ中に移送する。
【0010】
本発明の別の目的は、複数のコンピュータで構成されたコンピュータネットワーク環境中で選択したコンピュータ物件を目標コンピュータ装置に伝送する方法を提供することにあり、それは、直接物件を伝送する操作方式及びコンピュータネットワークの実質データ伝送によりコンピュータデータの伝送及び管理を完成し、これにより一般のユーザーがコンピュータを学習或いは実際に使用する時に使いやすい方法であるものとする。
【0011】
本発明の別の目的は、コンピュータ物件の選択及び伝送の装置を提供することにあり、それは、随意移動可能なコンピュータ物件の選択及び伝送のペンにより、簡単快速にコンピュータデータの伝送及び管理の機能を完成できる装置であるものとする。
【0012】
本発明は少なくとも二部以上のコンピュータ装置及び一つのネットワークインタフェースで構成されたコンピュータシステム環境中にあって、コンピュータ物品選択及び伝送ペンにより選定したソースコンピュータ装置中より少なくとも一つの伝送したいコンピュータ物件を選択し、並びにコンピュータ物件選択及び伝送ペンで選択したコンピュータ物件の識別コードを取り出す。その後、該コンピュータ物件選択及び伝送ペンを選定した目標コンピュータ装置に移動させ、該コンピュータ物件選択及び伝送ペンによりソースコンピュータ装置より選択したコンピュータ物件の物件識別コードを該目標コンピュータ装置に伝送し、更に該ネットワークインタフェースを通してソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を該目標コンピュータ装置中に伝送する。
【0013】
好ましい実施例では、該ネットワークインタフェースは有線ネットワークシステム或いは無線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置間を接続する。該コンピュータシステム環境中には更にサーバーを包含しうる。該コンピュータ物件はコンピュータファイル、データクリップ或いはその他の移動、複製或いは管理可能なコンピュータ物件とされうる。
【課題を解決するための手段】
【0014】
請求項1の発明は、少なくとも二部のコンピュータ装置及び各コンピュータ装置間を接続するネットワークインタフェースで構成されたコンピュータネットワーク環境を具えた複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法であり、この方法は、 (a)各コンピュータ装置を起動し、並びにオペレーションシステムのロードを完成した後、各コンピュータ装置の接続を構築するステップ、
(b)各コンピュータ装置中に装置識別コードを設定保存するステップ、
(c)コンピュータ物件選択及び伝送ペンで選定したソースコンピュータ装置より伝送したいコンピュータ物件を選択するステップ、
(d)選択したコンピュータ物件に物件識別コードを賦与するステップ、
(e)コンピュータ物件選択及び伝送ペンにより選択した物件の物件識別コードをピックアップするステップ、
(f)コンピュータ物件選択及び伝送ペンを選定した目標コンピュータ装置に移動するステップ、
(g)コンピュータ物件選択及び伝送ペンによりソースコンピュータ装置より選択したコンピュータ物件の物件識別コードを該目標コンピュータ装置に伝送するステップ、
(h)該目標コンピュータ装置によりコンピュータ物件選択及び伝送ペンが伝送した物件識別コードを読み取るステップ、
(i)ネットワークインタフェースを通してソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を目標コンピュータ装置中に伝送するステップ、
を具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項2の発明は、請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件が少なくとも一つのコンピュータファイルを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項3の発明は、請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件が少なくとも一つのコンピュータデータクリップを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項4の発明は、請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、ネットワークインタフェースが有線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置の間を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項5の発明は、請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、ネットワークインタフェースが無線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置の間を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項6の発明は、請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、装置識別コードが各コンピュータ装置をコンピュータネットワーク環境中で識別できる唯一のネットワークアドレスとされたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項7の発明は、請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件選択及び伝送ペンにペン識別コードが設定保存されたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項8の発明は、請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、(i)のステップの前に、ネットワークインタフェースを通してソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を目標コンピュータ装置に伝送するか否かを確認するステップを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項9の発明は、請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ装置がタッチコントロール式ディスプレイを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項10の発明は、請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件選択及び伝送ペンが少なくとも一つの機能キーを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項11の発明は、少なくとも二部のコンピュータ装置、少なくとも一つのサーバー、及び各コンピュータ装置間を接続するネットワークインタフェースで構成されたコンピュータネットワーク環境を具えた複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法であり、この方法は、
(a)各コンピュータ装置とサーバーを起動し、並びに各コンピュータ装置のオペレーションシステムのロードを完成し、各コンピュータ装置とサーバー間の接続を構築するステップ、
(b)各コンピュータ装置中に装置識別コードを設定保存するステップ、
(c)コンピュータ物件選択及び伝送ペンで選定したソースコンピュータ装置より伝送したいコンピュータ物件を選択するステップ、
(d)選択したコンピュータ物件に物件識別コードを賦与するステップ、
(e)コンピュータ物件選択及び伝送ペンにより選択した物件の物件識別コードをピックアップするステップ、
(f)コンピュータ物件選択及び伝送ペンを選定した目標コンピュータ装置に移動するステップ、
(g)コンピュータ物件選択及び伝送ペンによりソースコンピュータ装置より選択したコンピュータ物件の物件識別コードを該目標コンピュータ装置に伝送するステップ、
(h)該目標コンピュータ装置によりコンピュータ物件選択及び伝送ペンが伝送した物件識別コードを読み取るステップ、
(i)物件識別コードと装置識別コードをサーバーに伝送するステップ、
(j)サーバーがネットワークインタフェースを通してソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を装置識別コードに対応する目標コンピュータ装置に伝送するステップ、
を具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項12の発明は、請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件が少なくとも一つのコンピュータファイルを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項13の発明は、請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件が少なくとも一つのコンピュータデータクリップを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項14の発明は、請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、ネットワークインタフェースが有線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置の間を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項15の発明は、請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、ネットワークインタフェースが無線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置の間を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項16の発明は、請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、装置識別コードが各コンピュータ装置をコンピュータネットワーク環境中で識別できる唯一のネットワークアドレスとされたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項17の発明は、請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件選択及び伝送ペンにペン識別コードが設定保存されたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項18の発明は、請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、(i)のステップの前に、ネットワークインタフェースを通してソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を目標コンピュータ装置に伝送するか否かを確認するステップを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項19の発明は、請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ装置がタッチコントロール式ディスプレイを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項20の発明は、請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件選択及び伝送ペンが少なくとも一つの機能キーを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法としている。
請求項21の発明は、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、この装置は、複数のコンピュータ装置で構成されたコンピュータネットワーク環境中にあってソースコンピュータ装置より選択したコンピュータ物件を目標コンピュータ装置に伝送し、該コンピュータネットワーク環境中に少なくとも二部のコンピュータ装置と各コンピュータ装置間を接続するネットワークインタフェースを具え、この装置は、
コンピュータ物件の選択及び伝送を制御するマイクロプロセッサと、
該マイクロプロセッサに接続されてコンピュータ物件選択及び伝送ペンのペン識別コードを保存するペン識別コード保存ユニットと、
該マイクロプロセッサに接続されてコンピュータ物件選択及び伝送ペンがソースコンピュータのコンピュータ物件を選択する時にコンピュータ物件識別用に賦与される物件識別コードを保存する物件識別コード保存ユニットと、
該マイクロプロセッサに接続されて各コンピュータ装置の装置識別コードを保存する装置識別コード保存ユニットと、
該マイクロプロセッサに接続されて該マイクロプロセッサの制御の下で、ソースコンピュータ装置より選択した物件識別コードと装置識別コードを受け取り、及び、該物件識別コード、ペン識別コード、及び装置識別コードを目標コンピュータ装置に伝送可能である、信号伝送/受信ユニットと、
を具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置としている。
請求項22の発明は、請求項21記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、ネットワークインタフェースが有線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置としている。
請求項23の発明は、請求項21記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、ネットワークインタフェースが無線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置としている。
請求項24の発明は、請求項21記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、コンピュータネットワーク環境中にサーバーが接続されたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置としている。
請求項25の発明は、請求項21記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、コンピュータ装置がタッチコントロールディスプレイを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置としている。
請求項26の発明は、請求項21記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、コンピュータ物件選択及び伝送ペンがマイクロプロセッサに接続された少なくとも一つの機能キーを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置としている。
【発明の効果】
【0015】
周知の技術と比較すると、本発明は伝統的なコンピュータの技能操作野概念を超え、実体物件の概念によりコンピュータデータの管理を実現し、一般のコンピュータユーザーがコンピュータを操作するのに、実体と同様にコンピュータスクリーン上で伝送したいコンピュータ物件(例えばコンピュータファイル或いはデータクリップ)を選択し、その後、実際空間の伝送を以て、選択したコンピュータ物件を別の目標コンピュータ中に移動させることができ、こうして簡単な方式でコンピュータデータの伝送と管理が行なえ、且つデータの伝送と管理の過程中に、操作者はソースコンピュータと目標コンピュータの対象を確信でき、エラーの発生がない。本発明の操作モードは一般のユーザーがコンピュータを学習或いは実際に使用する時の実際に即したモードである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1は本発明の少なくとも二部のコンピュータ装置がネットワークインタフェースを通して構成するコンピュータネットワーク環境のシステム接続表示図である。そのうち二部のコンピュータ装置1、2はそれぞれディスプレイ11、21を具え、二部のコンピュータ装置1、2がネットワークインタフェース3を通してコンピュータネットワーク環境を構成している。
【0017】
該二部のコンピュータ装置1、2の構成するコンピュータネットワーク環境中にあって、少なくとも一つのコンピュータ物件選択及び伝送ペン4が配置されている。該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4は第1部のコンピュータ装置1のディスプレイ11或いは第2部のコンピュータ装置2のディスプレイ21の近くに移動可能で、これにより二部のコンピュータ装置間のコンピュータ物件の伝送を行なう。
【0018】
該コンピュータネットワーク環境中の各一部のコンピュータ装置1、2はいずれも装置識別コード(Device ID)を具え、例えばそれは各コンピュータ装置をコンピュータネットワーク環境中で識別できる唯一のネットワークアドレスとされうる。該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4には予めペン識別コード(Pen ID)が設けられ、コンピュータネットワーク環境中のコンピュータ装置が該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4を識別できるものとされている。
【0019】
前述のコンピュータ物件はコンピュータファイル或いはデータクリップとされ、そのいわゆる伝送とは、一般のコンピュータ操作中のデータの複製及びデータの移動の動作を包含する。
【0020】
該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4の前端には圧接操作を受けるクリックキー41が設けられ、コンピュータ物件クリックの操作機能を有する。該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4の前端のクリックキー41は圧接操作を受けるキー構造とされるほか、周知の技術中の電磁誘導方式でコンピュータスクリーンのコンピュータ物件クリックの機能を達成するものとされうる。
【0021】
該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4の前端はまた単なる尖端の構造とされ得て、それは周知のタッチコントロール式スクリーン(例えば現在のタブレットPCに使用されているタッチコントロール式スクリーン技術)と組み合わされて、同様にコンピュータ物件のクリックの目的を達成する。本発明の最良の実施例では、コンピュータ装置にはタッチコントロール式のスクリーンが配置されている。
【0022】
該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4の適当な位置には機能キー42(例えば確認キー或いはその他のユーザーがプログラム可能な機能キー)が配置され、使用者が押圧する時に所定の機能を実行する。
【0023】
図1中に示されるネットワークインタフェース3は数種類の実施例で実施可能である。例えば、図2に示されるのは図1中のネットワークインタフェースの第1実施例であり、それは二部のコンピュータ装置1、2が有線式ネットワークインタフェースを通して構成するコンピュータネットワーク環境を示す。この実施例中、該二部のコンピュータ装置1、2中に有線式ネットワークインタフェース31、32が取り付けられ、並びに接続線33で接続され、基本のコンピュータネットワーク環境を構成している。
【0024】
該二台のコンピュータ装置1、2の間のネットワークインタフェースは有線ネットワークインタフェースとされ得るほか、無線ネットワークインタフェースとされ得る。図3は図1中のネットワークインタフェースの第2実施例を示し、それは二部のコンピュータ装置1、2が無線式ネットワークインタフェースを通して構成する無線式のコンピュータネットワーク環境を示す。この実施例では、二部のコンピュータ装置1、2中にそれぞれ無線式ネットワークインタフェース34、35が取り付けられている。二部のコンピュータ装置1、2の間は該無線ネットワークインタフェース34と無線ネットワークインタフェース35により無線方式で接続を実行できる。
【0025】
図4は本発明中に使用されているコンピュータ物件選択及び伝送ペン4の回路機能ブロック図である。該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4中には、マイクロプロセッサ40があり、それは電池43により電力を供給される。タイムベース信号発生ユニット44はタイムベース信号を発生して該マイクロプロセッサ40に送る。ROM45が該マイクロプロセッサ40に接続されて該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4の制御プログラムの保存とコンピュータとの間の信号伝送/受信の通信協定制御制御プログラムを構築するのに用いられる。RAM46がマイクロプロセッサ40に接続されて該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4がクリック、信号伝送/受信を行なう時のプログラムレジストデータを保存するのに用いられる。
【0026】
該マイクロプロセッサ40にペン識別コード保存ユニット471、物件識別コード保存ユニット472、装置識別コード保存ユニット473が接続されて、それぞれペン識別コードPEN ID(Pen ID)、物件識別コードOBJ ID(Object ID)、装置識別コードDEV ID(Target Device ID)を保存するのに用いられる。
【0027】
該マイクロプロセッサ40はまた信号伝送/受信ユニット48に接続され、該マイクロプロセッサ40の制御の下で、該信号伝送/受信ユニット48がソースコンピュータより選択された物件識別コードOBJ ID及び装置識別コードDEV IDを受け取り、また物件識別コードOBJ ID、ペン識別コードPEN ID、及び装置識別コードDEV IDを目標コンピュータ装置に伝送する。
【0028】
図5は本発明の操作フローチャートである。図1及び図4も共に参照されたい。本発明の操作は以下のとおりである。
【0029】
先ず、各コンピュータ装置を起動し並びにオペレーションシステムのロードを完成(ステップ101)した後、各コンピュータ装置1、2の接続構築(ステップ102)作業を行なう。その後、各コンピュータ装置1、2中に予め装置識別コードDEV IDを設定保存し、各コンピュータ物件選択及び伝送ペンに予めペン識別コードPEN IDを設定保存(ステップ103)する。予め設定保存された装置識別コードDEV ID及びペン識別コードPEN IDはそれぞれコンピュータ物件選択及び伝送ペン4の装置識別コード保存ユニット473とペン識別コード保存ユニット471中に保存する。
【0030】
操作者がコンピュータ物件選択及び伝送ペン4で選定したソースコンピュータ装置1のディスプレイ11上で伝送したいコンピュータ物件を選択(ステップ104)の後、選択されたコンピュータ物件はソースコンピュータ装置1により物件識別コードOBJ IDを賦与(ステップ105)される。その後、コンピュータ物件選択及び伝送ペン4が信号伝送/受信ユニット48を通してこの選択されたコンピュータ物件の物件識別コードOBJ IDを物件識別コード保存ユニット472中にピックアップ(ステップ106)する。
【0031】
このとき、ユーザーはコンピュータ物件選択及び伝送ペン4を実際に移動する方式でこのコンピュータネットワーク環境中の目標コンピュータ装置とする任意のその他のコンピュータ装置に移動させる(ステップ107)。その後、該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4により先にソースコンピュータ装置1より選択したコンピュータ物件の物件識別コードOBJ IDをコンピュータ物件選択及び伝送ペン4のペン識別コードPEN IDと共に該目標コンピュータ装置2に伝送する(ステップ108)。
【0032】
該目標コンピュータ装置2が該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4の伝送したペン識別コードを受け取りコンピュータ物件選択及び伝送ペンを認識した後、ネットワークインタフェース3を通してソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件をサーチ(ステップ109)し、並びに確認ステップの後、そのコンピュータ物件であるか否かを確定し、物件の伝送を行なうか否かを確認(ステップ110)する。エラー無しと確認した後、ネットワークインタフェース3を通してソースコンピュータ装置1中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を該目標コンピュータ装置2中に伝送する(ステップ111)。
【0033】
図6は該ペン識別コードPEN ID、物件識別コードOBJ ID及び装置識別コードDEV IDの三者間の管理表である。該管理表中には、少なくとも一つのコンピュータ物件選択及び伝送ペンのペン識別コードPEN ID(例えばP1及びP2)、少なくとも一つの選択されたコンピュータ物件(例えばファイル名がFile1.txt及びFile2.txtの物件)、及び目標コンピュータ装置の識別位置(例えば10.168.1.2及び10.168.1.21)を包含する。該管理表を通して、正確にソースコンピュータ装置と目標コンピュータ装置間のデータ伝送作業を行なうことができる。
【0034】
サーバーが配置されたネットワーク構造にあっては、目標コンピュータ装置2がコンピュータ物件選択及び伝送ペン4の伝送した物件識別コードOBJ ID及びペン識別コードPEN IDを読み取った後、サーバーを通してソースコンピュータ装置と目標コンピュータ装置の間のデータ伝送を行なう。
【0035】
図7は図1中のネットワークインタフェースの第3実施例を示す。二部のコンピュータ装置1、2は有線式ネットワークインタフェースを通してサーバーとコンピュータネットワーク環境を構成している。この実施例中、二部のコンピュータ装置1、2中にはそれぞれ有線式ネットワークインタフェース31、32が設けられ、並びに接続線36、37でサーバー5に接続されたネットワークインタフェース51と接続されている。サーバー5はディスプレイ52を具え、それはタッチコントロール式ディスプレイとされる。ゆえに二部のコンピュータ装置1、2とサーバー5の間は有線式ネットワークインタフェース31、32、51により接続可能である。
【0036】
図8は図1中のネットワークインタフェースの第4実施例を示す。この実施例では二部のコンピュータ装置1、2が無線式ネットワークインタフェースを通してサーバーとコンピュータネットワーク環境を構成している。二部のコンピュータ装置1、2には無線式ネットワークインタフェース34、35が取り付けられている。ディスプレイ52を具えたサーバー5にも無線式ネットワークインタフェース53が取り付けられている。ゆえに、二部のコンピュータ装置1、2とサーバー5の間は該無線ネットワークインタフェース34、35、53により無線方式で接続可能である。
【0037】
図7及び図8に示されるサーバーを具えたコンピュータネットワーク環境にあって、その操作方式は図5のフローチャートに類似する。但し一部の作業はサーバーにより完成する。図9は本発明のサーバーが組み合わされたコンピュータネットワーク環境の操作フローチャートである。図1、図4、図6、図7、図8も参照されたい。本発明のこの実施例について以下に説明する。
【0038】
先ず、各コンピュータ装置を起動し並びにオペレーションシステムのロードを完成(ステップ201)した後、各コンピュータ装置1、2とサーバー5の接続構築(ステップ202)作業を行なう。その後、各コンピュータ装置1、2中に予め装置識別コードDEV IDを設定保存し、各コンピュータ物件選択及び伝送ペンに予めペン識別コードPEN IDを設定保存(ステップ203)する。予め設定保存された装置識別コードDEV ID及びペン識別コードPEN IDはそれぞれコンピュータ物件選択及び伝送ペン4の装置識別コード保存ユニット473とペン識別コード保存ユニット471中に保存する。
【0039】
操作者がコンピュータ物件選択及び伝送ペン4で選定したソースコンピュータ装置1のディスプレイ11上で伝送したいコンピュータ物件を選択(ステップ204)の後、選択されたコンピュータ物件はソースコンピュータ装置1により物件識別コードOBJ IDを賦与(ステップ205)される。その後、コンピュータ物件選択及び伝送ペン4が信号伝送/受信ユニット48を通してこの選択されたコンピュータ物件の物件識別コードOBJ IDを物件識別コード保存ユニット472中にピックアップ(ステップ206)する。
【0040】
このとき、ユーザーはコンピュータ物件選択及び伝送ペン4を実際に移動する方式でこのコンピュータネットワーク環境中の目標コンピュータ装置とする任意のその他のコンピュータ装置に移動させる(ステップ207)。その後、該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4により先にソースコンピュータ装置1より選択したコンピュータ物件の物件識別コードOBJ IDをコンピュータ物件選択及び伝送ペン4のペン識別コードPEN IDと共に該目標コンピュータ装置2に伝送する(ステップ208)。
【0041】
該目標コンピュータ装置2が該コンピュータ物件選択及び伝送ペン4の伝送したペン識別コードを受け取りコンピュータ物件選択及び伝送ペンを認識した後、装置識別コードDEV IDと共にサーバー5に伝送(ステップ209)する。その後、該サーバー5が物件識別コードによりソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件をサーチ(ステップ210)し、並びに確認ステップの後、そのコンピュータ物件であるか否かを確定し、物件の伝送を行なうか否かを確認(ステップ211)する。
【0042】
エラー無しと確認した後、サーバー5がネットワークインタフェースを通してソースコンピュータ装置1中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を該目標コンピュータ装置2中に伝送する(ステップ212)。
【0043】
以上の本発明の実施例から分かるように、本発明は実用的な複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法及び装置を提供している。但し以上の実施例の説明は本発明の範囲を限定するものではなく、本発明に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の少なくとも二部のコンピュータ装置がネットワークインタフェースを通して構成するコンピュータネットワーク環境のシステム接続表示図である。
【図2】図1中のネットワークインタフェースの第1実施例表示図であり、二部のコンピュータ装置が有線式ネットワークインタフェースを通して構成するコンピュータネットワーク環境を示す。
【図3】図1中のネットワークインタフェースの第2実施例表示図であり、二部のコンピュータ装置が無線式ネットワークインタフェースを通して構成する無線式のコンピュータネットワーク環境を示す。
【図4】本発明中に使用されているコンピュータ物件選択及び伝送ペンの回路機能ブロック図である。
【図5】本発明の操作フローチャートである。
【図6】本発明中、ペン識別コードPEN ID、物件識別コードOBJ ID及び装置識別コードDEV IDの三者間の管理表である。
【図7】図1中のネットワークインタフェースの第3実施例表示図である。
【図8】図1中のネットワークインタフェースの第4実施例表示図である。
【図9】本発明のサーバーが組み合わされたコンピュータネットワーク環境の操作フローチャートである。
【符号の説明】
【0045】
1 コンピュータ装置
2 コンピュータ装置
11 ディスプレイ
21 ディスプレイ
3 ネットワークインタフェース
31 有線式ネットワークインタフェース
32 有線式ネットワークインタフェース
33 接続線
34 無線式ネットワークインタフェース
35 無線式ネットワークインタフェース
36 接続線
37 接続線
4 コンピュータ物件選択及び伝送ペン
40 マイクロプロセッサ
41 クリックキー
42 機能キー
43 電池
44 時間ベース信号発生ユニット
45 ROM
46 RAM
471 ペン識別コード保存ユニット
472 物件識別コード保存ユニット
473 装置識別コード保存ユニット
48 信号伝送/受信ユニット
5 サーバー
51 有線式ネットワークインタフェース
52 ディスプレイ
53 無線式ネットワークインタフェース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも二部のコンピュータ装置及び各コンピュータ装置間を接続するネットワークインタフェースで構成されたコンピュータネットワーク環境を具えた複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法であり、この方法は、
(a)各コンピュータ装置を起動し、並びにオペレーションシステムのロードを完成した後、各コンピュータ装置の接続を構築するステップ、
(b)各コンピュータ装置中に装置識別コードを設定保存するステップ、
(c)コンピュータ物件選択及び伝送ペンで選定したソースコンピュータ装置より伝送したいコンピュータ物件を選択するステップ、
(d)選択したコンピュータ物件に物件識別コードを賦与するステップ、
(e)コンピュータ物件選択及び伝送ペンにより選択した物件の物件識別コードをピックアップするステップ、
(f)コンピュータ物件選択及び伝送ペンを選定した目標コンピュータ装置に移動するステップ、
(g)コンピュータ物件選択及び伝送ペンによりソースコンピュータ装置より選択したコンピュータ物件の物件識別コードを該目標コンピュータ装置に伝送するステップ、
(h)該目標コンピュータ装置によりコンピュータ物件選択及び伝送ペンが伝送した物件識別コードを読み取るステップ、
(i)ネットワークインタフェースを通してソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を目標コンピュータ装置中に伝送するステップ、
を具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項2】
請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件が少なくとも一つのコンピュータファイルを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項3】
請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件が少なくとも一つのコンピュータデータクリップを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項4】
請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、ネットワークインタフェースが有線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置の間を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項5】
請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、ネットワークインタフェースが無線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置の間を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項6】
請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、装置識別コードが各コンピュータ装置をコンピュータネットワーク環境中で識別できる唯一のネットワークアドレスとされたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項7】
請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件選択及び伝送ペンにペン識別コードが設定保存されたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項8】
請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、(i)のステップの前に、ネットワークインタフェースを通してソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を目標コンピュータ装置に伝送するか否かを確認するステップを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項9】
請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ装置がタッチコントロール式ディスプレイを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項10】
請求項1記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件選択及び伝送ペンが少なくとも一つの機能キーを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項11】
少なくとも二部のコンピュータ装置、少なくとも一つのサーバー、及び各コンピュータ装置間を接続するネットワークインタフェースで構成されたコンピュータネットワーク環境を具えた複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法であり、この方法は、
(a)各コンピュータ装置とサーバーを起動し、並びに各コンピュータ装置のオペレーションシステムのロードを完成し、各コンピュータ装置とサーバー間の接続を構築するステップ、
(b)各コンピュータ装置中に装置識別コードを設定保存するステップ、
(c)コンピュータ物件選択及び伝送ペンで選定したソースコンピュータ装置より伝送したいコンピュータ物件を選択するステップ、
(d)選択したコンピュータ物件に物件識別コードを賦与するステップ、
(e)コンピュータ物件選択及び伝送ペンにより選択した物件の物件識別コードをピックアップするステップ、
(f)コンピュータ物件選択及び伝送ペンを選定した目標コンピュータ装置に移動するステップ、
(g)コンピュータ物件選択及び伝送ペンによりソースコンピュータ装置より選択したコンピュータ物件の物件識別コードを該目標コンピュータ装置に伝送するステップ、
(h)該目標コンピュータ装置によりコンピュータ物件選択及び伝送ペンが伝送した物件識別コードを読み取るステップ、
(i)物件識別コードと装置識別コードをサーバーに伝送するステップ、
(j)サーバーがネットワークインタフェースを通してソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を装置識別コードに対応する目標コンピュータ装置に伝送するステップ、
を具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項12】
請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件が少なくとも一つのコンピュータファイルを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項13】
請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件が少なくとも一つのコンピュータデータクリップを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項14】
請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、ネットワークインタフェースが有線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置の間を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項15】
請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、ネットワークインタフェースが無線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置の間を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項16】
請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、装置識別コードが各コンピュータ装置をコンピュータネットワーク環境中で識別できる唯一のネットワークアドレスとされたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項17】
請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件選択及び伝送ペンにペン識別コードが設定保存されたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項18】
請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、(i)のステップの前に、ネットワークインタフェースを通してソースコンピュータ装置中の物件識別コードに対応するコンピュータ物件を目標コンピュータ装置に伝送するか否かを確認するステップを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項19】
請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ装置がタッチコントロール式ディスプレイを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項20】
請求項11記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法において、コンピュータ物件選択及び伝送ペンが少なくとも一つの機能キーを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう方法。
【請求項21】
複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、この装置は、複数のコンピュータ装置で構成されたコンピュータネットワーク環境中にあってソースコンピュータ装置より選択したコンピュータ物件を目標コンピュータ装置に伝送し、該コンピュータネットワーク環境中に少なくとも二部のコンピュータ装置と各コンピュータ装置間を接続するネットワークインタフェースを具え、この装置は、
コンピュータ物件の選択及び伝送を制御するマイクロプロセッサと、
該マイクロプロセッサに接続されてコンピュータ物件選択及び伝送ペンのペン識別コードを保存するペン識別コード保存ユニットと、
該マイクロプロセッサに接続されてコンピュータ物件選択及び伝送ペンがソースコンピュータのコンピュータ物件を選択する時にコンピュータ物件識別用に賦与される物件識別コードを保存する物件識別コード保存ユニットと、
該マイクロプロセッサに接続されて各コンピュータ装置の装置識別コードを保存する装置識別コード保存ユニットと、
該マイクロプロセッサに接続されて該マイクロプロセッサの制御の下で、ソースコンピュータ装置より選択した物件識別コードと装置識別コードを受け取り、及び、該物件識別コード、ペン識別コード、及び装置識別コードを目標コンピュータ装置に伝送可能である、信号伝送/受信ユニットと、
を具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置。
【請求項22】
請求項21記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、ネットワークインタフェースが有線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置。
【請求項23】
請求項21記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、ネットワークインタフェースが無線ネットワークシステムを通して各コンピュータ装置を接続することを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置。
【請求項24】
請求項21記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、コンピュータネットワーク環境中にサーバーが接続されたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置。
【請求項25】
請求項21記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、コンピュータ装置がタッチコントロールディスプレイを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置。
【請求項26】
請求項21記載の複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置において、コンピュータ物件選択及び伝送ペンがマイクロプロセッサに接続された少なくとも一つの機能キーを具えたことを特徴とする、複数のコンピュータ間でコンピュータの選択及び伝送を行なう装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−4398(P2006−4398A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−239884(P2004−239884)
【出願日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【出願人】(500035904)神基科技股▲ふん▼有限公司 (44)
【Fターム(参考)】