説明

視覚テスト及びトレーニングのためのマルチタッチディスプレイ及び入力

【課題】本発明は、タッチスクリーンデバイスを使用した感覚テスト又はトレーニング動作に対する入力を受信するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】タッチスクリーンデバイスは、感覚試験又は訓練デバイスから無線通信プロトコルを使用する指示を受け取る。命令は、タッチスクリーンデバイス上にグラフィック要素を表示するためのコマンドから成ることができる。結果として、タッチスクリーンデバイスは、タッチスクリーンデバイスのディスプレイ面上にグラフィック要素を表示する。更に、入力は、対象者とタッチスクリーンデバイスのディスプレイ面との間での物理的な接触の形式で対象者から受信することができる。入力は、感覚テスト又は感覚トレーニング動作に反応することができる。加えて、タッチスクリーンデバイスは無線通信プロトコルを利用する感覚トレーニングデバイスへ入力を通信する。付加的実施態様では、タッチスクリーンデバイスは、ユーザへフィードバックを与える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に個人の感覚能力をテストしトレーニングするための入力用マルチタッチスクリーン利用する方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
多数の感覚テストを、個人の感覚能力の強弱を判定するために行うことができる。概して、そのようなテストは、個人が何らかの形式の感覚調整及び/又はトレーニングから利益を得ることができるか否か、得られるとすれば、どの形式や、どの程度の感覚調整及び/又はトレーニングが望ましいかを判定するために行われるものである。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、タッチスクリーンデバイスを用いた感覚テストに対する入力を受信するためのシステム及び方法を提供する。タッチスクリーンデバイスは、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスからの命令を、無線通信プロトコルを用いて受信する。この命令は、タッチスクリーンデバイス上にグラフィック要素を表示するためのコマンドを含む。結果として、タッチスクリーンデバイスは、タッチスクリーンデバイスのディスプレイ面上にグラフィック要素を表示する。更に、入力は、対象者とタッチスクリーンデバイスのディスプレイ面との間での物理的な接触の形式で対象者から受信される。入力は、感覚テスト又は感覚トレーニング動作に反応するものである。付加的に、タッチスクリーンデバイスは、無線通信プロトコルを使用して感覚トレーニングデバイスに入力を通信する。
【0004】
本概要は、簡易化した形式で詳細な明細書において以下に記述される、少なくとも1つ以上の選択概念にリーダを一般的に導入するよう提供されることに留意されたい。この概要は、特許請求される主題におけるキーアセスメント及び/又は必須特徴を識別するように意図されておらず、請求される主題の範囲を決定するうえで補助として使用されるようにも意図されていない。
【0005】
本発明は、添付図面について以下に詳細を記述し、参照によって組み込まれる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の実施態様に従うシステムを示す。
【図2】本発明の実施態様に従う付加的なシステムを示す。
【図3】本発明の実施態様に従う付加的システムを示す。
【図4】対象者が、本発明の例示的実施態様に従う感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスから表示されるグラフィック要素に反応する入力をタッチスクリーンデバイスに入力している状態を示す。
【図5】本発明の実施態様に従う感覚入力タッチデバイスを示す。
【図6】本発明の例示的実施態様に従う第2感覚入力タッチデバイスを示す。
【図7】本発明の実施態様に従うメモリ及びプロセッサを有するコンピュータデバイスを利用するタッチスクリーンデバイスを用いた感覚テストに対する入力を受信するための方法を示すブロック図を示す。
【図8】本発明の例示的実施態様に従うタッチスクリーンデバイスでの対象者から感覚トレーニング動作に反応する入力を無線で受信するための方法を示すブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態の主題を、法令の条件に合うよう特殊性を有して詳述する。しかしながら、明細書そのものの記載は、本特許の範囲を制限することを意図するものではない。むしろ、本発明者は、特許請求される主題を他の手段で例示をすることもでき、本書類において詳述されるものと類似する異なる段階又は段階の組み合わせを含むよう、他の現在又は未来の技術と一体となって、理解する。
【0008】
本発明の実施形態は、メモリ及びプロセッサを有するタッチスクリーンデバイスを用いる感覚テストに対する入力を受信するためのシステム、方法及びコンピュータ記憶メディアに関する。本方法は、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスから無線通信プロトコルを用いた命令を受信することを含むことができる。この命令は、タッチスクリーン上にグラフィック要素を表示するコマンドを含む。本方法は、タッチスクリーンデバイスのディスプレイ面上にグラフィック要素を表示することを含むこともできる。この方法は、対象者とタッチスクリーンデバイスのディスプレイ面との間での物理的な接触の形式で、対象者からの入力を付加的に受信することを含むこともできる。入力は、感覚テスト又は感覚トレーニング動作に反応したものである。この方法は、無線通信プロトコルを利用する感覚トレーニングデバイスに入力を通信することを含むこともできる。
【0009】
本発明に従う第2の方法は、タッチスクリーンデバイスでの対象者からの感覚トレーニング動作に反応した入力を無線で受信することを含むこともできる。本方法は、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスに取外し可能に固定されるディスプレイ上に、感覚トレーニング動作で使用されるグラフィック要素を表示することを含むこともできる。本方法は、タッチスクリーンデバイスでの対象者からの入力を受信することを含むことをでき、入力は、対象者とタッチスクリーンデバイスとの間での当該タッチスクリーンデバイスの直交軸に対して約15度以内の物理的な接触から判定されるところの、方向性を有する指示である。本方法は、入力を基にコマンドを判定し;当該コマンドを処理すること;及びタッチスクリーンデバイスにフィードバックを通信することを含むこともでき、フィードバックは、入力に反応した視覚的又は聴覚的なフィードバックを対象者に与えるためにタッチスクリーンデバイスによって処理される。
【0010】
本発明に従うシステムは、感覚テスト又は感覚トレーニング動作を容易にするために、プロセッサ及びメモリを有する感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスを含むことができる。感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスは、さらに、タッチスクリーンデバイスと通信するための無線通信コンポーネントを備える。システムは、感覚テスト又は感覚トレーニング動作に反応して対象者からの入力を受信するためのプロセッサ及びメモリを有するタッチスクリーンデバイスを含むこともできる。タッチスクリーンデバイスは、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスと無線通信するために機能する。
【0011】
感覚テストは、対象者の現在の感覚能力に関するデータを収集する。感覚能力は、対象者の感覚能力、知覚能力、認識能力、視覚能力、聴覚能力等に及ぶ。対象者に施行される具体的なテストは、個人の能力、所望の動作、及び競技レベルによって変わる。このようなテストを行うことによって、個人が自身の感覚能力の異なる態様において、特定の弱さ及び/又は強さを有することを評価中に判定することができる。弱さが認められた場合、トレーニングプログラムは、その弱さに応じて個人をトレーニングするよう作成することができる。例えば、個人の衝動性及び周辺視覚能力が弱い場合、そのような弱さを判定するために、評価中に様々な基線測定が分析される。あるいは、テスト及び評価後に、個人が特定の注視角度で問題に集中していると判定された場合、そのスキルをトレーニングすることができる。
【0012】
一般的に、それぞれの対象者から集められるデータは、人口統計的情報、静的感覚データ、動的感覚データ、及び任意的に健康データを含むことができる。人口統計的情報は、個人の名前、性別、一次動作、評価レベル、及びそれに類するものを含むことができる。静的感覚データは、例えば、個人の標準視覚、静体視力、対比感度、奥行感覚等の測定を含むことができる。動的感覚データは、目と手の協調運動、動体視力、注意力の振り分け、手と体の協調運動、動的追尾等を含むことができる。健康データの例は、以前の検査、性別、体重、年齢等のデータを含むことができる。一度試験が行われると、データは、中央演算部に転送する前に検証するために(例えば、テストを行うトレーナーによって)評価しても良い。つまり、データは、更なるテストが要求される場合、明らかなエラーに対する初期チェックを受けることができる。
【0013】
感覚入力タッチデバイスは、様々なデータを入力し、受信し、及び/又は通信するために、試験者、被験者、又は、第3者によって使用されることができる。例えば、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスは、被験者によって検視される複数のグラフィック要素から成る視覚テストを提示することができる。表示される様々なグラフィック要素に応じて、対象者は、グラフィック要素に反応した入力を与えることができる。例えば、ランドルト環は、視覚的要素の1つとして表示することができ、被験者は、ランドルト環内の切れ目位置を識別する必要がある。被験者は、感覚入力タッチデバイスのタッチスクリーンに物理的に接触することによって、切れ目の位置に関しての指示を与えることができる。物理的な接触は、被験者がタッチスクリーン上に指を配置することと、切れ目の位置と同等の方向に指をスライドさせることを含むことができる。例えば、表示されるランドルト環が右側(例えば3時の位置)に切れ目を有する場合、対象者は、指をタッチスクリーン上に置いて、この指を最初の接触点からタッチスクリーン上の右側の方向にスライドすることができる。ゆえに、指を右にスライドさせることは、ランドルト環が右側に切れ目を有していると対象者が認識し、この認識を入力として与えることができる。
【0014】
いくつかの感覚テストが実施される距離は、テストにおける信頼性、再現性、精度及正確度に影響する。ゆえに、いくつかの感覚テスト及びトレーニングエクササイズは、既定の距離で実施される。例えば、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスは、感覚テスト又はトレーニング動作の一部として、少なくとも1以上のグラフィック要素を表示するディスプレイを含むことができる。テスト又はトレーニング動作が施行される対象者は、ディスプレイからの距離が特定の距離になるよう要求することができる。このような環境において、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスと連動する1つ以上のコンピュータデバイスに、対象者の入力を無線通信することができる入力デバイスを有することは、対象者にとって有利であり得る。例示的な実施態様において、タッチスクリーンデバイスは、対象者からの入力を受信し、入力の意図を認識し、そしてケーブル又はテザーの負担なしで、テストのためのデバイスに意図を通信することができる。
【0015】
加えて、いくつかの感覚テストは、入力中に、感覚テスト又はトレーニング動作に集中するように、対象者に要求する。結果として、対象者がテスト又はトレーニング動作に反応して有用な入力を与える間、テスト又はトレーニングに集中し続けるために直感的な入力デバイスが望ましいことがある。例示的な実施態様において、タッチスクリーンデバイスでは、対象者が一般的な領域(例えばディスプレイ面の象限、又ディスプレイ面の部分)に入力を与えることができ、その際に対象者は、入力を与えるための特定のボタン、キー、又は指示を捜すために注意を払う必要はない。例えば、ユーザが、上、下、左又は右に従う指示を与えることを要求されるとき、いくつかの実施態様においてはタッチスクリーンが有利な場合がある。こうした実施態様では、対象者は、所望の入力に応じてスクリーンの一般的な領域にあるタッチスクリーンに接触する(例えば、上の指示に対してスクリーン上部に接触し、右の指示に対してタッチスクリーンの右側に接触する)ことができる。付加的な実施態様では、対象者は、タッチスクリーンの一点に接触したのち、指示したい所望の方向に物体又は指をドラッグ(例えばスライド)することができる(例えば、最初の接触点から“右”入力を指示するために右側へスタイラスをスライドさせる)。結果として、対象者は、自己が入力を与える感覚テスト又はトレーニング動作に集中及び専念し続けることができる。
【0016】
感覚テスト又は感覚トレーニング動作用の入力デバイスとして使用されるタッチスクリーンは、入力を与える場合において対象者を案内するために、少なくとも1つ以上の表示グラフィックを変更することができる点でも、有利でもあり得る。例えば、タッチスクリーンは、対象者に施行されている特定の感覚テストと一致するように、表示要素を変えることができる。
【0017】
加えて、いくつかの感覚テストは、対象者が、少なくとも2つ以上の位置から感覚刺激を受けるように要求することができる。例えば、遠近視覚テストは、対象者が当該対象者から既定の距離で、少なくとも1つ以上のグラフィック要素を見るように要求することができ、そしてそのとき対象者からより近い既定の距離で、少なくとも1つのグラフィック要素を見るように、対象者に要求することができる。例示的実施態様において、入力デバイス及び感覚刺激デバイスを組み込むことが望ましい場合がある。例えば、遠近視覚テストに戻ると、より近いディスプレイは、対象者が入力を与えるために使用している入力デバイスと一体化することができる。対象者が維持及び操作しなければならないデバイスを減らすために、グラフィック要素を表示して対象者の入力を受信することが可能なタッチスクリーンデバイスを、感覚テスト及びトレーニングの実施時に用いることは有利であるということができる。
【0018】
更に、ディスプレイやスピーカのような、第1の感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスから遠く離れている感覚刺激デバイスにとって、第1の感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスと無線通信することは、望ましい場合がある。コントローラ(例えば第1のテスト及びトレーニングのためのデバイス)と通信しているテスト用周辺デバイス(例えば感覚刺激デバイス)の能力により、動的な体験テスト及び体験トレーニングが可能となる。例えば、対象者に与えられる感覚刺激は、対象者によって与えられる入力を基に変更し又は変化させることができる。テスト用周辺デバイスを動的にするのために、コントローラと周辺デバイスとの間で、継続的又は断続的な通信を使用することができる。無線通信は、周辺デバイスがケーブル又はコードで繋がれる場合に生じ得るフラストレーション及び制限を防止する。
【0019】
本発明の実施態様は、とりわけ、方法、システム、又は、少なくとも1以上のコンピュータで読取可能なメディアに格納された一連の命令として具体化することができる。コンピュータで読取可能なメディアは、揮発性及び非揮発性メディア、リムーバブル及びノンリムーバブルメディア、並びに、データベース、スイッチ、及び様々な他のネットワークデバイスによって読み取り可能なメディアを想定している。非限定的な例示として、コンピュータ読み取り可能メディアは、情報を蓄積するための任意の方法又は技術で実現されるメディアを備える。格納される情報の例は、コンピュータに利用可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、及びその他のデータ表現を含む。メディアの例には、情報伝達メディア、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD−ROM、DVD、ホログラムメディア又は他の光ディスク記憶デバイス、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶デバイス、及び他の磁気記憶デバイスが含まれるが、これらに限定されるものではない。これらの技術はデータを瞬間的に、一時的に、又は永続的に格納することができる。図面を参照すると、図1は、本発明の実施態様に従う感覚テスト及び/又はトレーニングのためのシステム100を示す。システム100は、ネットワーク102、感覚入力タッチデバイス104、コンピュータデバイス106、ディスプレイ108、及びテスト用周辺デバイス110を含む。
【0020】
様々なコンポーネント及びデバイスが、ネットワーク102を介して互いに通信することができ、制限なしに、少なくとも1以上のローカルエリアネットワーク(LANs)及び/又はワイドエリアネットワーク(WANs)を含むことができる。加えて、例示的実施態様において、ネットワーク102はピアツーピア構造で作動する。例示的実施態様において、ネットワーク102は、有線及び無線ネットワークの両方を備える。コンピュータデバイス106、ディスプレイ108、及び周辺デバイス110は、有線ネットワークに繋がる一方、感覚入力タッチデバイス104は、無線ネットワークを用いて通信を行う。このようなネットワーク環境は、オフィス、企業規模のコンピュータネットワーク、イントラネット、及びインターネットにおいて常識である。
【0021】
感覚入力タッチデバイス104は、対象者からの入力を受信することができるタッチスクリーンデバイスである。例えば、感覚入力タッチデバイス104は、少なくとも1以上の接触を感知可能な容量性ディスプレイスクリーンを含むことができ、当該接触は、対象者の意図する少なくとも1以上の指示に変換することができる。タッチスクリーンデバイスは、対象者の入力を識別するために、様々な技術を実行することができる。例えば、タッチスクリーンデバイスは、抵抗性、容量性、表面弾性波、赤外線、歪みゲージ、分散信号技術、及び音波パルス認識のような技術に基づくことができる。一般的に、タッチスクリーンデバイスは、接触のような入力を受信する機能のある領域において、少なくとも1つ以上のグラフィック要素を表示することが可能である。例示的なタッチスクリーンデバイス104には、カリフォルニアのクーペルティーノ所在のアップルコーポレーションから入手可能なiPod touchを含むことができる。同様に、例示的なタッチスクリーンデバイス104には、ゲーム機(例えば日本のソニーコンピュータエンターテイメントから入手可能なプレイステーション・ポータブル)を含むことができる。
【0022】
加えて、感覚入力タッチデバイスは、システム100における、少なくとも1つ以上のコンポーネント及びデバイスと無線通信を行うことが可能である。例えば、感覚入力タッチデバイス104は、トランスポートコントロールプロトコル(TCP)又はユーザデータグラムプロトコル(UDP)のような、インターネットプロトコル(IP)を利用して通信する機能を有する。UDPは、ユニバーサルデータグラムプロトコルとして参照することができる。UDPは、IETF RFC 768に記載される最小限メッセージ指向型トランスポート層プロトコルである。概して、UDPは、データの高速通信を容易にする無接続型通信を考慮に入れる。結果として、UDPは、タッチスクリーンデバイスに対して、システム誘因待機時間を減らすために、ユーザ入力の通信において使うことが望ましい場合がある。例えば、感覚テストから生じるシステム誘因待機時間を減らすことが望ましい。コンピュータデバイス106は、感覚入力タッチデバイス104にグラフィックイメージを表示することを命令し、そのとき感覚入力タッチデバイス104はグラフィックイメージに反応するユーザ入力に通信し返さなければならない。対象者の反応時間は、感覚入力タッチデバイス104及びコンピュータデバイス106間の通信に関連する遅れに基づいて影響を受ける可能性がある。ゆえに、システム誘因待機時間を最小限にするUDPのようなプロトコルは、有利な場合がある。
【0023】
コンピュータデバイス106は、プロセッサ及びメモリから成るコンピュータデバイスである。例示的な実施態様において、コンピュータデバイス106は、ディスプレイ108及びテスト用周辺デバイス110と連結し、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスを構成する。コンピュータデバイス106は、ディスプレイ108によって表示される、少なくとも1以上のグラフィック要素を制御することができる。コンピュータデバイスは、感覚入力タッチデバイス104との間のデータ通信(アウトバウンド及びインバウンド)を容易にすることもできる。例えば、コンピュータデバイスは、感覚入力タッチデバイス104に、テキスト、イメージ、及びシンボルのような、少なくとも1以上のグラフィック要素を表示するように命じることができる。更に、コンピュータデバイス106は、感覚入力タッチデバイス104から受信するインターネットのユーザ入力又は指示を解釈することができる。加えて、コンピュータデバイスは、関連するデータストア(図示せず)においてデータを格納することができる。
【0024】
ディスプレイ108は、グラフィック要素を表示するためのディスプレイである。例えば、ディスプレイ108は、コンピュータスクリーン、テレビモニタ、3次元ディスプレイ、又はプロジェクタを含むことができる。例示的実施態様において、ディスプレイ108は、視覚テスト及びトレーニングのためのグラフィック要素を表示することができる高解像度モニタである。例示的実施態様において、ディスプレイ108は、当該ディスプレイ108を対象者に対して、少なくとも1以上の所望の高さに適応させるよう、可動に取り付けることができる。更に、可動の取り付けにより、ディスプレイ108が、対象者に対してモニタの後ろに位置する付加的モニタをカバーし、又は、露出させることができる。
【0025】
テスト用周辺デバイス110は、感覚テスト又は感覚トレーニング動作との通信に使用されるテスト用周辺デバイスである。テスト用周辺デバイスの例は、ディスプレイ、負荷分散装置(例えば、バランスボード、負荷センサ)、モーションキャプチャ技術装置、動作シュミレーションビームを含むことができる。例示的実施態様において、テスト用周辺デバイスは、感覚テスト及び/又は感覚トレーニング動作に関する感覚刺激を与える。更に、テスト用周辺デバイスは、少なくとも1以上の対象者入力又は感覚データを受信することができる。例えば、負荷分散装置は、少なくとも1以上のグラフィック要素がディスプレイ108によって表示されている間に、対象者の安定性をモニタすることができる。
【0026】
図2は、本発明の実施態様に従う付加的感覚テスト及びトレーニングのためのシステム200を示す。システム200は、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイス202及びタッチスクリーンデバイス204を含む。システム200は、対象者の感覚能力をテストし、トレーニングする機能を持つ。例えば、システム200は、対象者の視覚能力面をテストする機能を持つことができる。
【0027】
感覚テスト及びトレーニングデバイス202は、第1ディスプレイ206、第2ディスプレイ208、無線通信コンポーネント210、フラッシュコンポーネント212、タッチスクリーンデバイスサーバ214、及びテスト/トレーニングデバイスサーバ216を含む。タッチスクリーンデバイス204は、タッチスクリーンデバイス218、無線通信コンポーネント220、データストア222、及び加速度計224を含む。
【0028】
感覚テスト及びトレーニングのためのデバイス202は、感覚テスト及び/又は感覚トレーニング動作を施行する機能を持つデバイスである。例えば、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイス202は、対象者に複数の視覚関連の感覚テストを施行するために利用することができる。前記施行には、感覚刺激を与えること、対象者の入力を受信すること、対象者の入力を分析すること、対象者の入力を解釈すること、及び、当該施行に関連する結果を格納することを含むことができる。
【0029】
第1ディスプレイ206及び第2ディスプレイ208は、少なくとも1以上のグラフィック要素を表示するためのディスプレイである。例示的な実施態様において、第1ディスプレイ206及び/又は第2ディスプレイ208は、図1に関して先述したディスプレイ108と類似するものとすることができる。例示的な実施態様において、第1ディスプレイ206は、第2ディスプレイ208よりも小型であるが、第1ディスプレイ206は第2ディスプレイ208よりも高解像度で表示することができる。ゆえに、第1ディスプレイ206を、特定の感覚テストに使用し、他の感覚テストに第2ディスプレイ208を使用することが望ましいかもしれない。更なる付加の例示的な実施態様では、第1ディスプレイ206は、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイス202に対して位置づけられる高さの調整を容易にするために、取り外し可能に、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイス202に固定される。
【0030】
無線通信コンポーネント210は、タッチスクリーンデバイス204にデータを送受信する通信用コンポーネントである。例示的な実施態様では、無線通信コンポーネント210は、通信プロトコル及び標準化されたBluetoothと互換性のあるプロトコルを利用する通信が可能である。加えて、無線通信コンポーネント210は、IEEE 802.11基準(例えばWi-Fi)と互換性のあるプロトコルを利用する通信が可能である。ゆえに、例示的実施態様では、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイス202は、部分的に無線通信コンポーネント210を利用することで、タッチスクリーンデバイス204と無線通信が可能である。
【0031】
フラッシュコンポーネント212は、言語フォーマットに基づくフラッシュにおいて、情報、データ及び/又は命令を計算し、解釈し及び/又は変換する機能を持つ。例えば、フラッシュコンポーネント212は、タッチスクリーンデバイスサーバ214及びテスト/トレーニングデバイスサーバ216のような、同じプロトコル又は言語を使用して通信しない2つのサーバ/コンポーネントの間の中間コンポーネントとして役だつことができる。フラッシュコンポーネント212を含むことは、本発明の範囲を制限するものではない。例えば、言語互換性フラッシュを全く利用しなくてもよく、又は、少なくとも詳述されている方法で利用しなくてもよい。すなわち、本発明の実施態様はフラッシュコンポーネント212を利用しているが、フラッシュコンポーネントの利用は必須ではない。加えて、タッチスクリーンデバイスとテスト/トレーニングデバイスサーバとの間の通信においてフラッシュ以外の言語が利用される場合、コンポーネント(図2に図示せず)は、言語フォーマットにおいて情報、データ及び/又は命令の計算、解釈及び/又は変換を容易にするために用いられることが考えられる。例えば、例示的実施態様において、JAVA, Silverlight, DirectX等と互換性のある言語を、全体的又は部分的に、少なくともマルチタッチディスプレイ/入力デバイスに対して、ここで述べた機能の一部を実行するために利用してもよい。フラッシュ以外の言語を実行できるので、フラッシュコンポーネント212は、少なくとも1以上の追加の言語をサポートした状態で、ここで述べた機能を提供するために、補い及び/又は増やすことができる。
【0032】
タッチスクリーンデバイスサーバ214は、タッチスクリーンデバイス204を管理するための主体としてのコンピュータデバイスである。管理は、タッチスクリーンデバイス204から受信する少なくとも1以上のデータポケットを分析することを含むことができる。例えば、タッチスクリーンデバイス204は、タッチスクリーンデバイス204で“上”コマンドとして解釈される対象者の入力を受信することができ、結果としてタッチスクリーンデバイス204が、対象者の入力が上コマンドであったことを意味するデータ(例えば“コマンド=2”)を通信することができる。タッチスクリーンデバイスサーバ214は、特定の対象者の入力を表すデータを判定する手段としてもよく、また、入力が感覚テスト又はトレーニング動作に関して何を伝達することを意味しているのかを識別してもよい。例えば、視覚的な指示が第1ディスプレイ206に提示され、入力がタッチスクリーンデバイス204を用いて与えられたことを判定したとき、タッチスクリーンデバイスサーバ214は、入力が表示された視覚的な指示に反応したものであると解釈し、入力を特定の反応であると判定する。
【0033】
テスト/トレーニングデバイスサーバ216は、感覚テスト及びトレーニングのためのシステム200の様々なコンポーネント及びデバイスを利用する感覚テスト及びトレーニングを容易にする機能を持つコンピュータデバイスである。例えば、テスト/トレーニングデバイスサーバ216は、感覚テスト及びトレーニングに関連する管理タスクに対する主体とすることができる。管理タスクは、第1ディスプレイ206を制御すること、感覚データを格納すること、テスト用周辺デバイスと通信すること、フラッシュコンポーネント212を制御すること等を含むことができる。
【0034】
タッチスクリーンディスプレイ218は、グラフィック要素を表示することができて対象者の入力をディスプレイ面との接触を通して受信することができるタッチスクリーンである。図1の感覚入力タッチデバイス104について先述したように、所望の機能を容易に得られるように、様々な技術を実行することができる。例えば、タッチスクリーンディスプレイ218は、センサを通して連続的な電流を導通させる材料(典型的には酸化インジウム錫)で覆われた容量性タッチスクリーンパネルを使用することができる。センサはゆえに、水平軸及び垂直軸の両方において蓄積された電子が正確に制御された静電容量に達する範囲を示すことができる。人体は、電子が蓄積された電子デバイスでもあり、ゆえに静電容量を示す。静電容量センサは、近接度に基づいて作動することができ、動作トリガーとして直接触れる必要はない。容量性タッチスクリーンはマルチタッチを支援することもできる。
【0035】
無線通信コンポーネント220は、無線通信コンポーネント210と類似し、タッチスクリーンデバイス204と感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスとの間の無線通信を容易にする。例えば、タッチスクリーンデバイスは、技術的に互換性のあるBluetooth及び/又はWi-Fiを利用して通信することができる。一方向通信(例えば、タッチスクリーンデバイス204から感覚トレーニング及びテストのためのデバイス202へ向かう通信)及び双方向通信(例えば、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイス202並びにタッチスクリーンデバイス204のいずれから始まり、他方のデバイスに向かう通信)の両方が考えられることが理解される。つまり、タッチスクリーンデバイス204は、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイス202に送信して、当該デバイス202から通信を受信する機能を有することが理解される。
【0036】
データストア222は、データを維持するためのデータストアである。例示的実施態様において、データストア222は、タッチスクリーンディスプレイ218上に表示される、少なくとも1以上のグラフィック要素を含む。例えば、無線通信コンポーネント220は、グラフィック要素を表示する感覚テスト及びトレーニングのためのシステムからコマンドを受信することができる。タッチスクリーンデバイス204はゆえに、オンボードデータストア222から要求されるグラフィック要素を取得する。グラフィック要素のローカルストレージは、全体イメージが要求毎に無線通信するための要求がないので、待機時間を減らし、その代わりに、大きさが非常に小さい単なるポインタ又は参照を通信することができる。ゆえに、グラフィック要素の要求及び結果表示は、効率的に行うことができる。加えて、データストア222は、プロセッサを利用しながらタッチスクリーンデバイスを制御するための少なくとも1以上のコンピュータ読取メディアを含むことができる。
【0037】
加速度計224は、少なくとも1以上の加速力を識別するための加速度計である。例示的な実施態様において、加速度計224は、タッチスクリーンデバイス204の方位を識別する機能を持つ。例えば、タッチスクリーンディスプレイ218は、重力を測定する加速度計224を利用し、どの方位にタッチスクリーンデバイス204が保持されているかを判定して、特定の方向に表示されることを意図する視覚情報(例えば、ディスプレイの“上”に表示されることを意図するテキスト要素)を提供することができる。加えて、加速度計224は、ユーザ入力を与える付加的な方法を提供するものとして理解される。例えば、ユーザが入力を与えるためにタッチスクリーンに接触しているとき、代替的又は付加的に、加速度計224は、ユーザによって与えられる特定の入力を識別するために、方向性を有するタッチスクリーンデバイス204の運動を測定することができる。例えば、ユーザは、ユーザが入力として与えるために希望する方向に、タッチスクリーンデバイスを動かすことができる。例示的実施態様において、タッチスクリーンデバイスに関して図5で記述されるような方向性部分は、タッチスクリーンデバイスが動く時にユーザの意図を3次元空間で識別させることを補助するために用いることができる。
【0038】
付加的な例示的実施態様において、感覚テスト及びトレーニングのためのシステム200は、タッチスクリーンデバイス204のようなタッチスクリーンデバイスを、少なくとも2以上含むことができる。2つのタッチスクリーンデバイスは、感覚テスト及びトレーニングに競争的な要素を与えるために、2人のユーザによって使用できる。例えば、少なくとも1以上の感覚トレーニング及び/又はテスト動作中に、第1及び第2ユーザに競争的な刺激を与えるために、第1タッチスクリーンデバイスは第1ユーザによって使用させて、第2タッチスクリーンデバイスは第2ユーザによって使用させることができる。加えて、少なくとも1以上の感覚トレーニング動作を統合活動として行う間に、感覚テストを個別的な活動として実行可能とすることが考えられる。入力として使用されるマルチタッチスクリーンデバイスに加えて、マルチタッチスクリーンデバイスは、個別的に又は組み合わせでフィードバックを与えることもできる。例えば、第1タッチスクリーンデバイスは、第1ユーザだけでなく第2ユーザも気をそらす注意力散漫要素(例えば警報音)を与えることができる。
【0039】
図3には、本発明の実施態様に従う付加的システム300を示す。システム300は、感覚入力タッチデバイス302、感覚入力タッチデバイスサーバ304、フラッシュコンポーネント306、及びテスト/トレーニングデバイスサーバ308を含む。感覚入力タッチデバイス302は、例示的実施態様において、図2で開示したタッチスクリーンデバイス204と類似する。感覚入力タッチデバイスサーバ304は、例示的実施態様において、図2で開示したタッチスクリーンデバイスサーバ214と類似する。フラッシュコンポーネントは、例示的実施態様において、図2で開示したフラッシュコンポーネント212に類似する。テスト/トレーニングデバイスサーバ308は、例示的実施態様において、図2で開示したテスト/トレーニングデバイスサーバ216に類似する。
【0040】
感覚入力タッチデバイス302は、感覚入力タッチデバイス304と無線通信する。例示的実施態様では、感覚入力タッチデバイス302は、ここで記述されるようなタッチスクリーンデバイスを含むことができる。付加的な例示的実施態様では、感覚入力タッチデバイス302は、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスから16フィート以内に位置する。加えて、例示的な実施態様では、感覚入力タッチデバイス302は、感覚入力タッチデバイスサーバ304に関連する感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスから20〜4フィートの範囲内に配置する。追加的な実施態様では、テスト及びトレーニングのためのデバイスからの感覚入力タッチデバイス302の距離は、感覚入力タッチデバイス302の使用者に対して光学的な無限遠に相当する距離である。例えば、視覚対象から16〜20フィートの距離は、ほとんどのユーザにとって、感覚テスト及びトレーニングの目的のための光学的無限遠を達成するに十分な距離である。更に、20フィートの距離は、1分角を提供する。例示的な実施態様では、ユーザ、したがって感覚入力タッチデバイス302は、視覚対象から少なくとも15秒角を与える距離を隔てていることが望ましい。それゆえ、付加的な距離は、さらに感覚能力の更なるテスト及びトレーニングを加えることができると考えられる。例えば、付加的及び/又はより少ない距離は、網膜歪覚をテスト又はトレーニングするときに使用することができる。
【0041】
感覚入力タッチデバイスサーバ304は、感覚入力タッチデバイス302から通信されるデータを受信し、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスによって使用されるデータを解釈することができる。データの解釈は、感覚入力タッチデバイスサーバ304からフラッシュコンポーネント306へ通信することができる。フラッシュコンポーネント306は、少なくとも1以上のコンピュータデバイス間で通信するために、拠り所とする言語とすることができるフラッシュ言語を支援するライブラリを少なくとも部分的に含むことができる。例えば、解釈されたデータは、感覚テスト又は感覚トレーニング動作に関する分析のために、さらに、テスト/トレーニングデバイスサーバ308と通信することができる。
【0042】
参照する図4は、対象者404が、本発明の例示的実施態様に従う感覚テスト及びトレーニングのためのデバイス408から表示されるグラフィック要素410に反応して、タッチスクリーンデバイス402に、入力406を入力している状態を示す。例示的実施態様において、対象者404は、感覚試験及び訓練デバイス408から既定の距離412に位置づけられる。例えば、少なくとも1以上の感覚テスト及びトレーニング動作は、対象者が、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイス408から特定の距離に位置づけられるように要求することができる。
【0043】
既定の距離412のため、タッチスクリーンデバイス402は無線接続を利用して通信することができる。例示的実施態様では、無線通信は、テザー又は有線接続の結果として妨げる可能性がある感覚テスト又はトレーニング動作に対象者を参加させるために有利である。
【0044】
例示的実施態様では、対象者404は、感覚テスト又は感覚トレーニング動作に参加するために、テスト及びトレーニングのためのデバイス408から既定の距離412に位置づけされる。感覚テスト及びトレーニングのためのデバイス408は、ディスプレイ上に、対象者404によって知覚されることを意図する、少なくとも1以上のグラフィック要素410を表示する。対象者404によるグラフィック要素410の知覚のため、対象者は、入力406をタッチスクリーンデバイス402に入力する。例えば、選択されるべきディスプレイの上部にグラフィック要素を指示することを対象者が望む場合、対象者404は、上部にあるグラフィック要素の選択を指示するために、タッチスクリーンデバイスによって規定された方法で、タッチスクリーンデバイスに触れることができる。
【0045】
図5は、本発明の実施態様に従う感覚入力タッチデバイス500を示す。感覚入力タッチデバイス500は、タッチスクリーンデバイスである。感覚入力タッチデバイス500は、ディスプレイ面502を備える。ディスプレイ面502は、少なくとも1以上のグラフィック要素を表示し、対象者の入力を受信する機能を持つ。感覚入力タッチデバイス500は、感覚入力タッチデバイス500が特定の大きさ又は形式に制限されないように、破断線で示される。更に、図示の破断線は、以下に記述したように、起点が感覚入力タッチデバイス500の特定の位置又は領域を制限するものではない。
【0046】
例示的実施態様では、感覚入力タッチデバイス500は、対象者の入力をスライドタッチの形式で受信する機能を持つ。スライドタッチは、ディスプレイ面502上の初期点において行われ、かつ、ディスプレイ面502を横切って第2点まで維持される接触から成る。例えば、対象者は、ディスプレイ面502の中心に指を配置し、ディスプレイ面502を横切って右側へ指をドラッグすることができる。このようなドラッグは、方向性のある“右”入力を指示することができる。ディスプレイ面502の“起点”は、ディスプレイ面502上のいずれの点とすることができると理解される。例えば、例示的実施態様において、起点は、ユーザによる初期接触点に定められる。ゆえに、方向性のある入力又は他の入力に基づく起点は、ディスプレイ面502のいずれの位置とすることができる。
【0047】
一実施態様では、ドラッグの方向は、接触点が移動する直交軸からの角度に基づいて識別される。例えば、第1点からディスプレイ面502の水平軸に対して15度以内の右側に位置する第2点まで維持される接触は、方向性のある“右”コマンドである。ディスプレイ面502は、上部分508、右部分510、下部分512、左部分514を備えることができる。これらの部分は、直交軸504及び506の1つに沿って一点に収束する。例えば、下部分512は、垂直軸506上で収束する。下部分512は、既定の角度516で起点から放射状に広がる。既定の角度516は、下部分512が収束される軸(すなわち垂直軸506)から延在する角度である。既定の角度516は、関連部分を分割する軸に対して表現することもできる。ゆえに、軸のある角度範囲以内の角度は、所与の角度の2倍の既定角度を表す。例えば、右指示を水平軸504の7.5度以内の動きで表現することができる場合、そのとき15度の既定の角度は、軸の上下7.5度を含むものとして使用される。入力タッチデバイス500の方位は、どの部分が特定の方向と一致するかで判定することができると考えられる。例えば、入力タッチデバイス500が矩形である場合、デバイスが縦置きで方向づけられるとき、“上”部分は、矩形の短手側上部と一致することができる。一方、デバイスが横置きで方向づけられる場合、そのとき矩形の長手側の上部は“上”部分と一致することができる。
【0048】
例示的実施態様では、上部分508、右部分510、下部分512、及び左部分514のような部分は、ディスプレイ面502上に共通点を有しない非重複部分である。しかしながら、接触の初期点を形成する起点は、様々な部分の交点であるので、少なくとも2以上の部分に共通化することができる領域であることがわかる。加えて、起点は、占有領域として識別されていない部分での接触の初期点から延びる既定の半径領域を含む。更に、ディスプレイ面は、部分518のような、非入力部分を、少なくとも1以上含むことができる。部分518は、上部分508と左部分514との間に配置される部分である。例示的実施態様では、部分518に関連付けられるとして識別される入力は、方向に関連付けられないNULL入力である。例えば、部分518にあるとして識別される入力は、入力が上部分508又は左部分514のいずれかに関連付けられていることを意図するという信頼性のレベルの範囲外になる。ゆえに、非入力部分は、感覚入力が特別な意図を有することの確信を与えるために、様々な入力部分間に存在してもよい。
【0049】
更に、例示的実施態様では、少なくとも1以上の部分を規定する既定の角度は、ユーザが入力を入力することができる範囲を提供する。例えば、入力デバイスの保持に関する不正確性や、入力を与える際のユーザの誤りを補正するために、角度によって規定される範囲は、入力が正確な軸方向動作から逸脱することを許容する。ゆえに、ユーザが入力タッチデバイスを、通例のレベル位置に対して見かけ上、非整列状態で保持している場合、“上”方向における通例のユーザ入力は、垂直軸506と一致しない。しかしながら、“上”部分508は角度Θによって規定されるので、ユーザ入力は、入力が“上”部分508内にあるとき、“上”入力であるとして識別することができる。更に、ユーザは、正確又は的確な方向性のある指示を与えることに関心がないので、角度(例えば角度516)によって規定される範囲には、入力の不正確性及び不的確性が含まれる。
【0050】
例示的な実施態様では、直交軸504及び506の交点によって規定される起点は、ディスプレイ面502上での接触の初期点に位置づけされる。ゆえに、接触の初期点に関係なく、方向性を有する対象者の意図を判定することができる。様々な部分(例えば508、510、512、514)は、例示的な実施態様において感覚入力タッチデバイス500によって表示されるものではないが、説明を明確にするためにここで図示されている。付加的な実施態様では、少なくとも1以上の部分又は視覚要素を表示することにより、対象者の意図と矛盾しない入力を、対象者が与えることを補助する構成とすることができる。
【0051】
加えて、例示的実施態様では、少なくとも1以上の触覚的案内が、入力タッチデバイス500と関連付けられていてもよい。例えば、保護カバーは、入力タッチデバイス500を入れることができ、ユーザにディスプレイ面502を接触させるための開口部分を備える。保護カバーに備わる開口部分は、ディスプレイ面502の動作又は使用可能領域を制限してもよい。加えて、少なくとも1以上の線状面、多角形面又は曲面を入力タッチデバイス500と結合することにより、入力タッチデバイス500の方向、使用可能領域、又は軸位置として、触覚的指示を与える構成とすることができる。
【0052】
入力タッチデバイス500には、スピーカのような、聴覚的エミッタを含んでもよい。聴覚的エミッタは、ユーザに対するフィードバックとして、少なくとも1以上の音を生じさせることができる。その音は、感覚トレーニング及び/又はテストを妨害し、注意力を散漫にし、又は、情報を提供するために使用することができる。
【0053】
図6は、本発明の例示的実施態様に従う第2感覚入力タッチデバイス600を示す。感覚入力タッチデバイス600は、少なくとも1以上のグラフィック要素604を表示する機能を持つディスプレイ面602を含む。例えば、感覚入力タッチデバイス600は、要素606,608、及び610を表示する。要素606〜610は、感覚テスト又は感覚トレーニング動作の一部として、ディスプレイ面602上に視覚的に提示される。例示的実施態様では、対象者は、入力として、点606〜610それぞれに関する位置で、感覚入力タッチデバイス600に接触する。例えば、対象者から既定の距離にある感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスに関連する外部ディスプレイにより、対象者の選択するグラフィック要素606〜610と一致する位置に、3つのグラフィック要素を表示することができる。ゆえに、感覚入力タッチデバイス600は、入力を与える対象者を補助するために、少なくとも1以上のグラフィック要素を表示することができる。加えて、感覚入力タッチデバイス600は、感覚テスト又は感覚トレーニング動作の一部として、少なくとも1以上のグラフィック要素を表示することができる。
【0054】
図7は、本発明の実施態様に従うメモリ及びプロセッサを有するコンピュータデバイスを利用したタッチスクリーンデバイスを用いた感覚テストに対する入力を受信するための方法700を示すブロック図である。ステップ702では、タッチスクリーンデバイスは、グラフィック要素を表示するためのコマンドから成る命令を受信する。例えば、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスは、指示的な情報又はチュートリアル情報をタッチスクリーンデバイス上に表示するのが望ましいかもしれない。加えて、スタートコマンドを示すグラフィック要素を、タッチスクリーンデバイスに表示させることができる。例示的実施態様では、グラフィック要素は、タッチスクリーンデバイス内に格納され、コマンドの結果として呼び出される。例えば、命令は、コンピュータ実行可能コードを含み、この実行可能コードは、タッチスクリーンデバイス内に格納された特別なイメージファイルを表示するためのコマンドを含むことができる。ステップ704では、タッチスクリーンデバイスは、ディスプレイ面上にグラフィック要素を表示する。例えば、グラフィック要素は、データファイルから表示することができる。例示的実施態様では、無線通信プロトコルを用いて命令を受信する。
【0055】
ステップ706では、タッチスクリーンデバイスは、対象者とディスプレイ面との間の物理的な接触の形式で、対象者からの入力を受信する。例えば、対象者は、感覚テスト又はトレーニングの一部として提示される、少なくとも1以上の感覚刺激の結果として、特定のコマンドを与えることが望ましい場合がある。そして結果として対象者は、入力を送信ためにタッチスクリーンデバイスと接触をする。
【0056】
ステップ708では、タッチスクリーンデバイスは、無線通信プロトコルを利用する感覚トレーニングデバイスへ入力を通信する。例示的実施態様において、タッチスクリーンデバイスは、入力からの解釈コマンドを通信する。例えば、タッチスクリーンデバイスは、対象者からの入力を分析し、少なくとも1以上の既定の基準、ルール及び/又は許容差に基づいて対象者の意図を判定する。
【0057】
図8は、本発明の例示的実施態様に従うタッチスクリーンデバイスで対象者から感覚トレーニング動作に反応した入力を無線で受信するための方法800を示すブロック図を示す。ステップ802では、感覚トレーニングデバイスは、感覚トレーニング動作の一部として使用されるグラフィック要素を表示する。ステップ804では、感覚トレーニングデバイスは、タッチスクリーンデバイスを使用している対象者からの入力を受信する。例えば、ステップ802で表示されるグラフィック要素に反応し、対象者は反応を与えることができ、その反応は、対象者がタッチスクリーンデバイスと接触をすることによって、タッチスクリーンデバイス内に入力される。本例のタッチスクリーンデバイスはそのとき、入力を感覚トレーニングデバイスに無線通信することができる。
【0058】
ステップ806では、感覚トレーニングデバイスは、入力に基づくコマンドを判定する。例えば、入力は無線通信プロトコルを用いて効率的に通信されるフォーマットであることができるが、入力は感覚トレーニング結果の分析で使用可能なフォーマットではなく、ゆえに入力は感覚トレーニングデバイスによって使用可能なコマンドに解釈される。例えば、数値的な指示を入力としてタッチスクリーンデバイスから通信することができる。数値的な指示は、特定の方向性を有する入力(例えば、右、左、上、下)を示すように解釈される。ステップ808では、コマンドが処理される。例えば、コマンドは、前に表示されたグラフィック要素に関して分析可能な結果を与えるために、感覚トレーニングデバイスのコンピュータデバイスによって処理される。
【0059】
ステップ810では、感覚トレーニングデバイスは、タッチスクリーンデバイスへフィードバックを通信する。例えば、コマンドが正常に処理されると、確認フィードバックをタッチスクリーンデバイスと通信することができる。例示的実施態様では、フィードバックは、入力が受信され、処理されたことを示す可聴音を生じさせるコマンドを含む。付加的実施態様では、フィードバックは、タッチスクリーンデバイスに特定のグラフィック要素を表示するための命令であってもよい。更に、フィードバックは、振動感覚又は他の振動型入力のような触覚的フィードバックを含むことができる。例えば、入力コマンドが正常に解釈されると、タッチスクリーンデバイスは、入力が正常に解釈されたことを指示するために、第1の方法で振動することができる。加えて、様々な振動(例えばパルス振動、一定振動、断続振動、それらのいずれかの組み合わせによる振動)を、様々な意味を指示するために利用することができる。例えば、時間的な運動に際し、低時間警告では第2の振動タイプを与え、不正確な反応では第3の振動タイプを与え、そして正確な反応では第4振動タイプを与えることができる。更に、フィードバックの組み合わせを用いることができると考えられる。例えば、可聴音は、正確なフィードバックに対して与えられることができ、振動は、不正確なフィードバックに対して与えられることができ、そして振動と可聴音との組み合わせフィードバックは、動作の経過又は完了に対して与えることができる。
【0060】
ステップ812では、命令は、感覚トレーニングデバイスからタッチスクリーンデバイスに通信される。命令は、タッチスクリーンデバイス上にグラフィック要素を表示するコマンドである。例えば、タッチスクリーンデバイスは、感覚トレーニング動作(例えば、トレーニング対象、命令、入力案内)の一部として使用されるグラフィック要素を表示することができる。ステップ814では、感覚トレーニングデバイスは、対象者からの入力を受信する。例えば、タッチスクリーンデバイスに表示されるグラフィック要素に反応して、対象者は入力を与えることができる。
【0061】
様々な方法はここに記述されている;少なくとも1以上の方法が、プロセッサ及びメモリを有する、少なくとも1以上のコンピュータデバイスによるコンピュータ環境で実行することができると考えられる。ゆえに、ある方法がコンピュータ環境に関して詳述されない一方で、当該方法は、少なくとも1以上のコンピュータデバイスを使用しているコンピュータ環境で付加的に実行することができる。
【0062】
ここに記載されている本発明の特定の実施形態は、全ての関連について制限することよりもむしろ説明することを意図したものである。本発明は、特別な実施態様に関して詳述され、制限的よりむしろ説明的であることに関して意図される。代替的実施態様は、本範囲から逸脱せずに本発明に係る技術における当業者には明らかだろう。
【0063】
前述から、本発明は、上述で掲げる目的及び対象を得るよう良く適合したものであり、本方法に明白かつ固有である他の利点と共に見られる。ある特徴及び副組み合わせは有用性があり、他の特徴及び副組み合わせを参照せずに用いることができる。
これは、理解され、本特許請求の範囲内である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリ及びプロセッサを有するタッチスクリーンデバイスを用いる感覚テストに対する入力を受信するための方法であって、
該方法は、タッチスクリーンデバイス上のグラフィック要素を表示するコマンドから成る感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスから無線通信によって命令を受信すること;命令は、タッチスクリーンデバイスのディスプレイ面上にグラフィック要素を表示すること;タッチスクリーンデバイスのディスプレイ面上にグラフィック要素を表示すること;対象者とタッチスクリーンデバイスとの間での物理的な接触の形式で対象者からの感覚テスト又は感覚トレーニング動作に反応する入力を受信すること、;及び無線通信プロトコルを利用する感覚トレーニングデバイスに対して入力を通信すること、を備えている方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法であって、更に入力に関連する意図を判定することを備える方法。
【請求項3】
請求項2記載の方法であって、感覚トレーニングデバイスに対して入力を通信するとき、当該入力に関連する意図を含む方法。
【請求項4】
請求項2記載の方法であって、前記意図が、上指示、下指示、左指示、及び右指示のうちの1つを含む方法。
【請求項5】
請求項4記載の方法であって、前記意図を、意図する方向から既定の角度範囲内での、入力の反応を基に判定する方法。
【請求項6】
請求項4記載の方法において、前記意図は、意図する方向から約7.5度以内での入力の受信を基に判定される方法。
【請求項7】
請求項1記載の方法であって、無線通信プロトコルとして、インターネットプロトコル(IP)互換性プロトコルを利用する方法。
【請求項8】
請求項7記載の方法であって、IP互換性プロトコルにユーザデータグラムプロトコル(UDP)との互換性を持たせる方法。
【請求項9】
請求項1記載の方法であって、前記入力は、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスによって視覚的に提示される感覚テスト又は感覚トレーニング動作に応答するものである方法。
【請求項10】
請求項1記載の方法であって、前記入力は、タッチスクリーンデバイスと、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスとの組み合わせによって視覚的に提示される感覚テスト又は感覚トレーニング動作に反応するものである方法。
【請求項11】
感覚テスト及びトレーニングのためのシステムであって、感覚テスト又は感覚トレーニング動作を容易にするプロセッサ及びメモリを有してタッチスクリーンデバイスと通信するための無線通信コンポーネントから成る感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスと;感覚テスト又は感覚トレーニング動作に反応する対象者からの入力を受信するためのプロセッサ及びメモリを有して感覚テスト又はトレーニングのためのデバイスと無線通信をする機能を持つタッチスクリーンデバイスを備えるシステム。
【請求項12】
請求項11記載のシステムであって、タッチスクリーンデバイスが対象者からのマルチタッチ入力を受信する機能を持つシステム。
【請求項13】
請求項11記載のシステムであって、タッチスクリーンデバイスは、更に容量性タッチスクリーンデバイスから成り、当該容量性タッチスクリーンが入力を受信してグラフィック要素を表示するための機能を持つシステム。
【請求項14】
請求項11記載のシステムであって、タッチスクリーンデバイスと感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスが、インターネットプロトコル(IP)と互換性のあるプロトコルを利用して通信するシステム。
【請求項15】
請求項11記載のシステムであって、タッチスクリーンデバイスと感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスがユーザデータグラムプロトコル(UDP)を利用して通信するシステム。
【請求項16】
請求項11記載のシステムであって、タッチスクリーンデバイスと感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスが少なくとも3フィートだけ離されているシステム。
【請求項17】
請求項11記載のシステムであって、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスは、感覚テスト又は感覚トレーニング動作に関連する、少なくとも1以上の視覚的要素を表示するための第1ディスプレイと;感覚テスト又は感覚トレーニング動作に関連する、少なくとも1以上の視覚的要素を表示するための第2ディスプレイであって、当該第2ディスプレイが感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスに取り外し可能に固定されたものと;第1ディスプレイ又は第2ディスプレイのいずれか一方が、対象者がタッチスクリーンデバイスを用いて入力を与える感覚テスト又は感覚トレーニング動作の一部としてグラフィック要素を提示するシステム。
【請求項18】
請求項11記載のシステムであって、タッチスクリーンデバイスは、感覚テスト又は感覚トレーニング動作の一部として使用されるべきグラフィック要素を表示するためにさらに構成され、当該タッチスクリーンデバイスが、グラフィック要素を表示するために無線通信を使用して感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスによって命令されるシステム。
【請求項19】
タッチスクリーンデバイスで対象者からの感覚トレーニング動作に反応した入力を無線で受信するために実行されるコンピュータ実行可能命令を有する、少なくとも1以上のコンピュータ読取メディアであって、該命令は、感覚テスト及びトレーニングのためのデバイスに取り外し可能に固定されるディスプレイ上で、感覚トレーニング動作で使用されるグラフィック要素を表示し;タッチスクリーンデバイスで対象者からの入力を受信し、当該入力は、対象者とタッチスクリーンデバイスとの間での、当該タッチスクリーンデバイスの直交軸に対して約15度以内の物理的な接触から判定されるところの方向性を有する指示であり;入力を基にコマンドを判定し;当該コマンドを処理し;及び、タッチスクリーンデバイスにフィードバックを通信し、当該フィードバックは、入力に反応した視覚的、聴覚的又は触覚的なフィードバックを対象者に与えるものである。
【請求項20】
請求項19記載のメディアであって、タッチスクリーンデバイスは、第2グラフィック要素を表示するために使用可能な容量性タッチスクリーンから成り、タッチスクリーンデバイスに表示されるべき第2グラフィック要素の指示を通信し、当該指示に基づいた第2グラフィック要素を表示し;対象者からの第2の入力を受信し、当該第2の入力が、表示された第2グラフィック要素に反応するものであるメディア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2013−500834(P2013−500834A)
【公表日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−523699(P2012−523699)
【出願日】平成22年8月3日(2010.8.3)
【国際出願番号】PCT/US2010/044256
【国際公開番号】WO2011/017328
【国際公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.JAVA
【出願人】(505424859)ナイキ インターナショナル リミテッド (249)
【Fターム(参考)】