説明

角速度センサモジュール

【課題】リードフレームに搭載された角速度センサの応力を低減可能な角速度センサモジュールを提供する。
【解決手段】角速度センサモジュールは、矢印DR1方向および矢印DR2方向を含む平面の方向に延在するリードフレーム30と、リードフレーム30上に搭載される角速度センサ10およびASIC素子20と、外部端子60とを備える。角速度センサ10は、角速度センサモジュールにおける矢印DR1方向の端部に位置するように設けられる。外部端子60は、角速度センサモジュールにおける矢印DR1方向の中央部に偏在するように設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、角速度センサモジュールに関し、特に、角速度検出素子を有する角速度センサが搭載されるリードフレームを有する角速度センサモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
特開2007−43134号公報(特許文献1)には、半導体チップパッケージの中央部に複数のリードを偏在させることが示されている。
【0003】
同様に、特開2000−183241号公報(特許文献2)にも、半導体パッケージの中央部にリードを偏在させることが示されている。
【0004】
また、特開2004−163376号公報(特許文献3)には、複数の質量部を互いに逆位相で振動させることにより角速度を検出する角速度センサが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−43134号公報
【特許文献2】特開2000−183241号公報
【特許文献3】特開2004−163376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
リードフレーム上に搭載される電子部品には、外部要因によるリードフレームの変形に伴なう応力が伝達される(本明細書では、これを『外部応力』と称する)。また、リードフレームに搭載された部品を樹脂でモールドする場合は、当該部品と樹脂との熱膨張差による応力も発生する(本明細書では、これを『内部応力』と称する)。
【0007】
電子部品に作用する応力により、リフロー時の樹脂とリードフレームとの剥離、パッケージのクラック、剥離箇所からの湿気浸入による信頼性低下、ワイヤの断線等に繋がるため、この応力をできる限り小さくしたいという要請がある。このため、上記外部応力および内部応力を縮小させる構造を設けることが望ましい。しかし、特許文献1〜3に記載のデバイスでは、上記のような応力低減のための解決策が十分ではない。
【0008】
たとえば、特許文献1,2に記載のパッケージでは、外部端子を所定の方向の中央部に偏在させているが、半導体チップも当該所定の方向の中央部に配置されているため、外部要因による外部応力は必ずしも十分に低減されない。
【0009】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、リードフレームに搭載された角速度センサへの応力を低減可能な角速度センサモジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る角速度センサモジュールは、角速度を検出する角速度センサモジュールであって、第1方向および該第1方向に直交する第2方向を含む平面の方向に延在するリードフレームと、角速度検出素子を含み、リードフレーム上に搭載される角速度センサと、外部端子とを備える。角速度検出素子は、基板と、基板に対して隙間をもって配置され、該基板に対して変位可能な複数の質量部と、複数の質量部の変位量に基づいて角速度を出力する角速度出力部とを含む。
【0011】
1つの局面では、外部端子は、角速度センサモジュールにおける第1方向の中央部に偏在するように設けられ、角速度センサは、角速度センサモジュールにおける第1方向の端部に位置するように設けられる。
【0012】
他の局面では、外部端子は、角速度センサモジュールにおける第1方向の端部を避けた位置に選択的に設けられ、角速度センサは、角速度センサモジュールにおける第1方向の中央部を避けた位置に設けられる。
【0013】
さらに他の局面では、外部端子は、角速度センサモジュールにおける第1方向の端部を避けた領域内に設けられ、角速度センサの第1方向の中心は、外部端子の設置領域における第1方向の中心と離間している。
【0014】
1つの実施態様では、上記角速度センサモジュールは、リードフレーム上に搭載されるおける他の電子部品をさらに備える。角速度センサと他の電子部品とは、リードフレーム上において第1方向に並ぶ。
【0015】
1つの実施態様では、上記角速度センサモジュールは、リードフレームと角速度センサとの間に介装され、角速度センサの応力を緩和する応力緩和層をさらに備える。好ましくは、応力緩和層は、シリコン板、ガラス板、またはセラミック板を含む。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、角速度センサモジュールにおいて、リードフレームに搭載された角速度センサへの応力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係る角速度センサモジュールに含まれる角速度検出素子の構造を示す平面図である。
【図2】図1に示される角速度検出素子に含まれる振動子基板と保護基板とを接合した状態の一部を示す断面図である。
【図3】本発明の1つの実施の形態に係る角速度センサモジュールにおける各部品の配置を示す平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。また、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。
【0019】
図1は、本発明の1つの実施の形態に係る角速度センサモジュールに含まれる角速度検出素子の構造を示す平面図である。図2は、図1に示す角速度検出素子に含まれる振動子基板と保護基板とを接合した状態の一部を示す断面図である。
【0020】
本実施の形態に係る角速度センサモジュールは、角速度検出素子1を備えている。この角速度検出素子1は、静電駆動/容量検出型で、かつ非共振型のものであって、たとえば単結晶または多結晶の低抵抗なシリコン材料からなる振動子基板2と、この振動子基板2の主面上および裏面上に設けられたたとえば高抵抗なシリコン材料またはガラス材料等からなる保護基板3とを含む三層構造を有する。そして、両基板2,3は、振動子基板2の可動部分を収納するためのキャビティ4が形成される箇所を除いてたとえば陽極接合等の接合方法により一体的に接合されている。また、キャビティ4内は振動ダンピングを低減するために真空状態あるいは低圧力状態に保たれている。
【0021】
振動子基板2には、エッチング処理等の微細加工を施すことにより、第1〜第4の各質量部71〜74、駆動梁8、第1,第2モニター電極91,92、第1〜第4駆動電極101〜104、第1〜第4検出電極161〜164、および接地電極181,182などが形成されている。
【0022】
ここで、図1において、角速度検出素子1の長手方向をY軸方向、これに直交する短手方向をX軸方向、両軸に共に直交する紙面に垂直な方向をZ軸方向としたとき、第1〜第4の各質量部71〜74は、部分的に接地電極181,182に接続された駆動梁8によってY軸方向に沿って直列に支持されており、これによって第1〜第4の各質量部71〜74はX軸方向に沿って振動可能な状態になっている。すなわち、第1〜第4の各質量部71〜74および駆動梁8が可動部分となっており、第1,第2モニター電極91,92、第1〜第4駆動電極101〜104、および接地電極181,182が固定部となっている。
【0023】
上記の第1質量部71においては、第1モニター電極91および第1,第2の駆動電極101,102の櫛歯状部分に対向するように左右に突出形成された櫛歯状の可動側電極111a,111b,111cが設けられている。
【0024】
また、第2質量部72は、駆動梁8により支持された四角形の第1駆動枠121と、第1駆動枠121の内側において上下の第1検出梁131により支持された2つの四角形を連接した形状の第1検出枠141とを有する。第1駆動枠121の外側には第1質量部71に近接して上記の第1,第2駆動電極101,102の櫛歯状部分に対向した櫛歯状の可動側電極151a,151bが形成されている。また、第1検出枠141の2つの四角形部分の内側にはそれぞれ櫛歯状の第1,第2検出電極161,162にそれぞれ対向して櫛歯状の可動側電極171が形成されている。これにより、第1検出枠141は可動側電極171と共に第1検出梁131によってY軸方向に沿って振動可能な状態になっている。
【0025】
上記の第4質量部74においては、第2モニター電極92および第3,第4の駆動電極103,104の櫛歯状部分に対向するように左右に突出形成された櫛歯状の可動側電極112a,112b,112cが設けられている。
【0026】
また、第3質量部73は、駆動梁8により支持された四角形の第2駆動枠122と、第2駆動枠122の内側において上下の第2検出梁132により支持された2つの四角形を連接した形状の第2検出枠142とを有する。第2駆動枠122の外側には第4質量部74に近接して上記の第3,第4駆動電極103,104の櫛歯状部分に対向した櫛歯状の可動側電極152a,152bが形成されている。また、第2検出枠142の2つの四角形部分の内側にはそれぞれ櫛歯状の第3,第4検出電極163,164にそれぞれ対向して櫛歯状の可動側電極172が形成されている。これにより、第2検出枠142は可動側電極172と共に第2検出梁132によってY軸方向に沿って振動可能な状態になっている。
【0027】
上記の第1,第2モニター電極91,92、第1〜第4駆動電極101〜104、第1〜第4検出電極161〜164、および接地電極181,182は、振動子基板2上の保護基板3との接合箇所の上に形成されていて固定状態になっている。そして、これらの固定側の各電極91,92、101〜104、161〜164、181,182は、図2に示すように各電極パッド5にそれぞれ個別に接続されており、これらの各電極パッド5を介して外部の電気回路と電気的接続が可能になっている。なお、角速度検出素子1の可動部分は、駆動梁8を介して接地電極181,182と機械的かつ電気的に接続されていて接地電位に保たれている。
【0028】
角速度検出素子1による角速度の検出の原理については、以下に説明するとおりである。すなわち、第1〜第4質量部71〜74がX軸方向に振動しているときに、角速度検出素子1にZ軸まわりに角速度が加わると、第2質量部72および第3質量部73がコリオリ力によりY軸方向において互いに逆向きに変位する。これにより、上記変位量は静電容量の変化として検出され、第1〜第4検出電極161〜164から検出信号として出力される。
【0029】
以上に説明した角速度検出素子1は、応力により反りや捩れなどの変形が生じると、特性悪化を生じるものである。したがって、角速度検出素子1に生じる応力は、極力低減することが好ましい。本実施の形態に係る角速度センサモジュールでは、以下に説明する機構により、角速度検出素子1の応力の低減を図っている。
【0030】
図3は、本実施の形態に係る角速度センサモジュールにおける各部品の配置を示す平面図である。また、図4は、図3におけるIV−IV断面図である。なお、図3において、モールド樹脂70の図示は省略している。
【0031】
図3,図4を参照して、本実施の形態に係る角速度センサは、MEMS素子である角速度センサ10と、ASIC素子20と、リードフレーム30と、ワイヤ40と、応力緩和層50と、外部端子60と、モールド樹脂70とを含む。
【0032】
MEMS素子である角速度センサ10は、上述した角速度検出素子1を互いに直交する3軸方向に沿って3つ配置したものである。これにより、角速度を三次元で測定することができる。
【0033】
ASIC素子20は、角速度センサ10を制御するものである。角速度センサ10およびASIC素子20は、リードフレーム30上に搭載される。ワイヤ40は、角速度センサ10とASIC素子20とを電気的に接続するとともに、ASIC素子20と外部端子60とを電気的に接続する。これにより、外部端子60と角速度センサ10とが電気的に接続される。
【0034】
応力緩和層50は、図4に示す如く、リードフレーム30と角速度センサ10およびASIC素子20との間に介装される。また、応力緩和層50は、角速度検出素子10上にも設けられる。応力緩和層50は、角速度検出素子10およびASIC素子20とリードフレーム30およびモールド樹脂70との間の熱膨張係数差による内部応力を緩和するものである。さらに、応力緩和層50は、比較的高い弾性を有することにより、リードフレーム30およびモールド樹脂70を介して角速度センサ10およびASIC素子20に作用する外力による外部応力を緩和するものである。
【0035】
応力緩和層50は、典型的な例ではシリコン板で構成されるが、その他の材料、たとえばガラス板、またはセラミック板などにより構成されてもよい。
【0036】
複数の外部端子60は、角速度センサモジュールにおける矢印DR1方向の中央部に集約されている。すなわち、外部端子60は、角速度センサモジュールにおける矢印DR1方向の両端部には形成されていない。なお、外部端子60は、矢印DR1方向に直交する矢印DR2方向の両端部に設けられている。
【0037】
モールド樹脂70は、角速度センサ10、ASIC素子20、リードフレーム30、応力緩和層50、および外部端子60をモールドするものである。
【0038】
本実施の形態に係る角速度センサモジュールに作用する外力は、外部端子60、モールド樹脂70を介して、角速度センサ10、ASIC素子20にも作用する。ここで、図3に示すように、角速度センサモジュールの両端部を避けた位置に外部端子60を形成することで、角速度センサモジュールに反りや捩りなどの変形が生じた際に外部端子60から角速度センサモジュールの内部に伝達されるモーメントが縮小される。この結果、角速度センサ10の外部応力の増大が抑制され、角速度センサ10に含まれる角速度検出素子1の特性悪化が抑制される。
【0039】
また、本実施の形態に係る角速度センサモジュールでは、外部応力の伝達部である外部端子60から離間した位置、すなわち、矢印DR1方向の中央部から離れた位置に角速度センサ10を設けることにより、外部端子60から角速度センサ10への外部応力の伝達を抑制することができる。この結果、角速度センサ10の外部応力の増大がさらに抑制され、角速度センサ10に含まれる角速度検出素子1の特性悪化がさらに抑制される。
【0040】
また、上述の如く、本実施の形態に係る角速度センサモジュールでは、応力緩和層50を設けることにより、角速度センサ10の内部応力/外部応力を緩和している。この結果、角速度センサ10に含まれる角速度検出素子1の特性悪化がさらに抑制される。
【0041】
このように、本実施の形態に係る角速度センサモジュールでは、角速度センサ10の応力を低減することにより、角速度センサ10に含まれる角速度検出素子1の特性悪化を抑制することができる。
【0042】
上述した内容について要約すると、以下のようになる。すなわち、本実施の形態に係る角速度センサモジュールは、角速度を検出するものであって、矢印DR1方向(第1方向)および矢印DR1方向に直交する矢印DR2方向(第2方向)を含む平面の方向に延在するリードフレーム30と、リードフレーム30上に搭載される角速度センサ10および『他の電子部品』としてのASIC素子20と、リードフレーム30と角速度検出素子10との間に介装され、角速度センサ10の応力を緩和する応力緩和層50と、外部端子60とを備える。
【0043】
角速度センサ10に含まれる角速度検出素子1は、保護基板3と、保護基板3に対して隙間をもって配置され、保護基板3に対して変位可能な質量部72,73と、質量部72,73の変位量に基づいて角速度を出力する『角速度出力部』としての第1〜第4検出電極161〜164とを含む。角速度センサ10とASIC素子20とは、リードフレーム30上において矢印DR1方向に並ぶ。
【0044】
角速度センサ10は、角速度センサモジュールにおける矢印DR1方向の端部に位置するように設けられる。換言すれば、角速度センサ10は、角速度センサモジュールにおける矢印DR1方向の中央部を避けた位置に設けられる。さらに換言すれば、角速度センサ10の矢印DR1方向の中心は、外部端子の設置領域における第1方向の中心と離間している。
【0045】
外部端子60は、角速度センサモジュールにおける矢印DR1方向の中央部に偏在するように設けられる。換言すれば、外部端子60は、角速度センサモジュールにおける矢印DR1方向の端部を避けた位置に選択的に設けられる。
【0046】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0047】
1 角速度検出素子、2 振動子基板、3 保護基板、4 キャビティ、5 電極パッド、8 駆動梁、10 角速度センサ(MEMS素子)、20 ASIC素子、30 リードフレーム、40 ワイヤ、50 応力緩和層、60 外部端子、70 モールド樹脂、71〜74 第1〜第4の各質量部、91,92 第1,第2モニター電極、101〜104 第1〜第4駆動電極、161〜164 第1〜第4検出電極、181,182 接地電極。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
角速度を検出する角速度センサモジュールであって、
第1方向および該第1方向に直交する第2方向を含む平面の方向に延在するリードフレームと、
角速度検出素子を含み、前記リードフレーム上に搭載される角速度センサと、
前記角速度センサモジュールにおける前記第1方向の中央部に偏在するように設けられた外部端子とを備え、
前記角速度検出素子は、
基板と、
前記基板に対して隙間をもって配置され、該基板に対して変位可能な質量部と、
前記質量部の変位量に基づいて角速度を出力する角速度出力部とを含み、
前記角速度センサは、前記角速度センサモジュールにおける前記第1方向の端部に位置するように設けられる、角速度センサモジュール。
【請求項2】
角速度を検出する角速度センサモジュールであって、
第1方向および該第1方向に直交する第2方向を含む平面の方向に延在するリードフレームと、
角速度検出素子を含み、前記リードフレーム上に搭載される角速度センサと、
前記角速度センサモジュールにおける前記第1方向の端部を避けた位置に選択的に設けられた外部端子とを備え、
前記角速度検出素子は、
基板と、
前記基板に対して隙間をもって配置され、該基板に対して変位可能な質量部と、
前記質量部の変位量に基づいて角速度を出力する角速度出力部とを含み、
前記角速度センサは、前記角速度センサモジュールにおける前記第1方向の中央部を避けた位置に設けられる、角速度センサモジュール。
【請求項3】
角速度を検出する角速度センサモジュールであって、
第1方向および該第1方向に直交する第2方向を含む平面の方向に延在するリードフレームと、
角速度検出素子を含み、前記リードフレーム上に搭載される角速度センサと、
前記角速度センサモジュールにおける前記第1方向の端部を避けた領域内に設けられた外部端子とを備え、
前記角速度検出素子は、
基板と、
前記基板に対して隙間をもって配置され、該基板に対して変位可能な質量部と、
前記質量部の変位量に基づいて角速度を出力する角速度出力部とを含み、
前記角速度センサの前記第1方向の中心は、前記外部端子の設置領域における前記第1方向の中心と離間している、角速度センサモジュール。
【請求項4】
前記リードフレーム上に搭載されるおける他の電子部品をさらに備え、
前記角速度センサと前記他の電子部品とは、前記リードフレーム上において前記第1方向に並ぶ、請求項1から請求項3のいずれかに記載の角速度センサモジュール。
【請求項5】
前記リードフレームと前記角速度センサとの間に介装され、前記角速度センサの応力を緩和する応力緩和層をさらに備えた、請求項1から請求項4のいずれかに記載の角速度センサモジュール。
【請求項6】
前記応力緩和層は、シリコン板、ガラス板、またはセラミック板を含む、請求項5に記載の角速度センサモジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−185780(P2010−185780A)
【公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−30149(P2009−30149)
【出願日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【出願人】(000006231)株式会社村田製作所 (3,635)
【Fターム(参考)】