説明

計器装置

【課題】主に、視覚効果や照明効果を向上し得るようにする。
【解決手段】文字板27に形成された指針回動領域33を取囲むように透明部材からなる目盛部37が設置され、文字板27の裏面側に、少なくとも目盛部37を照明可能な照明用光源部35が設けられ、目盛部37が、照明用光源部35の光を入射可能な入射面を有する計器装置21において、目盛部37の縦表示部39の裏面側に、目盛部37が、文字板27の面方向へ延びて見える横表示部38と、該横表示部から文字板27のほぼ面直方向へ延びて見える縦表示部39とを有し、着色フィルタ部51を設けるようにしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、計器装置に関するものである。より詳しくは、自動車などの車両に設けられる計器装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車などの車両には、通常、運転席の前方に計器装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。この計器装置は、運転情報を表示するために設けられるものであり、このような計器装置には、例えば、速度計や回転計などがある。
【0003】
図19は、従来の計器装置1Aを示す断面図である。この計器装置1Aは、指針回動領域2を有する文字板3を備えている。文字板3の指針回動領域2の内側には、指針回動領域2の周縁部に沿い所要の間隔を有して図に明示しない複数の数値表示部4(位置のみ示している)が形成されている。そして、文字板3の指針回動領域2の外側などには、指針回動領域2の周縁部に沿って特に図で明示しない複数の目盛部5(位置のみ示している)が形成されている。この目盛部5は、上記した各数値表示部4と合致する位置や、隣接する数値表示部4間の位置などに設けられる。
【0004】
上記した文字板3は、例えば、透明な樹脂製の基板に、数値表示部4および目盛部5を残して、不透光性の被覆層を設けたものである。数値表示部4および目盛部5は、上記した被覆層のない透光性の開口部とすることができる。または、数値表示部4および目盛部5は、上記とは別の白色又は着色された半透光性の被覆層を施したものとすることができる。
【0005】
そして、文字板3の裏面側には、文字板3に形成された数値表示部4および目盛部5を照明可能な照明用光源部6が設けられている。
【0006】
なお、この文字板3における、指針回動領域2の中心部には、指針軸孔8が設けられている。この指針軸孔8には、文字板3と面直な方向に指針軸9が貫通配置されている。そして、指針軸9の(文字板3)表面側の端部には、指針11が取付けられている。また、指針軸9の(文字板3)裏面側の端部は、指針駆動装置12に接続されている。
【0007】
そして、上記した文字板3は、計器装置本体13の内部に収容されている。計器装置本体13は、主に、ロワハウジング14とアッパハウジング15とで構成されている。文字板3は、このロワハウジング14とアッパハウジング15との間に挟着保持されている。更に、アッパハウジング15の先端部には、文字板3の表面を視認可能とする透明なフロントカバー16が取付けられている。上記した照明用光源部6は、ロワハウジング14の内部に収容されている。
【0008】
そして、このような構成によれば、照明用光源部6を点灯することにより、透光性の開口部または半透光性の別の被覆層を通して、文字板3上の数値表示部4および目盛部5を照明することができる。
【0009】
また、図20は、上記とは別の従来の計器装置1Bを示す断面図である。上記した計器装置1Aとほぼ同様の構成において、この計器装置1Bでは、目盛部5の位置に、立体感を持たせるために、文字板3とは別部材による目盛部材17を設置するようにしている。
【0010】
この場合、目盛部材17は、ほぼ一定の高さ寸法及び幅寸法を有して文字板3の面に沿い延びるブロック状のものとされている。この目盛部材17は、指針軸孔8を中心とする放射状に配置されている。そして、この目盛部材17は、透明な樹脂部材によってできており、その底部が、照明用光源部6からの光を、文字板3を介して入射する入射部18とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2009−198465号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら、上記従来の計器装置には以下のような問題があった。
【0013】
即ち、図19の計器装置1Aでは、目盛部5が、文字板3に不透光性の被覆層を部分的に形成しないことによって直接形成されているため、立体感に乏しいという問題があった。
【0014】
また、図20のように、文字板3とは別部材でブロック状の目盛部材17を設けた計器装置1Bでは、若干の立体感を出すことができるものの、立体感についてはまだ不十分であった。 また、上記した目盛部5や目盛部材17は、構造上、照明用光源部6と同じ色又は、文字板3の数値表示部4、目盛部5の半透過性の被覆層に着色された色にしか照明することできないため、照明による視覚効果が低かった。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するために、本発明は、文字板に形成された指針回動領域を取囲むように透明部材からなる目盛部が設置され、前記文字板の裏面側に、少なくとも前記目盛部を照明可能な照明用光源部が設けられ、前記目盛部が、前記照明用光源部の光を入射可能な入射面を有する計器装置において、前記目盛部が、前記文字板の面方向へ延びて見える横表示部と、該横表示部から前記文字板のほぼ面直方向へ延びて見える縦表示部とを有し、
前記目盛部の縦表示部の裏面側に、着色フィルタ部を設けたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、目盛部に立体感を与える事ができると共に、目盛部の縦表示部の裏面側に着色フィルタ部を設けることによって、目盛部の縦表示部の全部または一部を、着色フィルタ部の色で視認することができる。また、目盛部の横表示部を、着色フィルタ部の色に着色されないようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施例にかかる計器装置の斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2のA−A矢視方向の断面図である。
【図4】図1の目盛部の部分拡大図である。
【図5】着色フィルタ部の奥側端部の位置を、より手前側にした図3と同様の断面図である。
【図6】着色フィルタ部の奥側端部の位置を、より奥側とした図3と同様の断面図である。
【図7】図1の変形例1の斜視図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】図8の断面図である。
【図10】図1の変形例2の斜視図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】図11の断面図である。
【図13】図1の変形例3の斜視図である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】図14の断面図である。
【図16】図1の変形例4の斜視図である。
【図17】図16の正面図である。
【図18】図17の断面図である。
【図19】従来例の断面図である。
【図20】別の従来例の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明は、主に、視覚効果や照明効果を向上し得るように構成している。
【0019】
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
【実施例】
【0020】
図1〜図6は、この発明の実施例を示すものである。このうち、図1は全体斜視図、図2はその正面図、図3は断面図、図4は部分拡大斜視図、図5、図6は着色フィルタ部の奥側端部の位置を変化させた説明図であり、主に、図3を用いて説明する。
【0021】
<構成>まず、構成について説明する。
【0022】
自動車などの車両における、運転席の前方には、運転情報を表示するための計器装置21が設けられる。この場合、計器装置21は、速度計となっているが、回転計やその他の計器部であっても良い。また、速度計や回転計などの複数の計器部を一つにまとめた計器ユニットなどとしても良い。
【0023】
そして、この計器装置21は、計器装置本体22を備えている。この場合、計器装置本体22は、ほぼ円筒状をしている。計器装置本体22は、主にロワハウジング23とアッパハウジング24とで構成されている。この場合、ロワハウジング23は、有底短筒状をしている。また、アッパハウジング24は、ロワハウジング23よりも長い筒状をしている。ロワハウジング23の手前側(乗員側)端部と、アッパハウジング24の奥側(車両前方)端部との間には、嵌合による連結部25が設けられている。この場合、連結部25は、アッパハウジング24に設けられた、ロワハウジング23に対して外嵌可能な大径嵌合部とされている。アッパハウジング24の先端部(手前側端部)には、計器装置本体22の内部を視認可能とする透明なフロントカバー26が取付けられている。この場合、フロントカバー26は、アッパハウジング24の手前側端部を覆うと共にアッパハウジング24に対して外嵌固定可能な枠付円板状をしている。
【0024】
そして、計器装置本体22の内部には、文字板27が収容されている。この文字板27は、ロワハウジング23とアッパハウジング24との間の位置に設置されている。この文字板27には指針軸孔28が設けられている。この指針軸孔28には、文字板27と面直な方向に指針軸29が貫通配置されている。そして、指針軸29の(文字板27)表面側の端部には、指針31が取付けられている。また、指針軸29の(文字板27)裏面側の端部は、指針駆動装置32に接続されている。
【0025】
そして、文字板27における、指針31の先端が移動する(ほぼ円形の)範囲が指針回動領域33とされる。文字板27の指針回動領域33の内側には、指針回動領域33の周縁部に沿い所要の間隔を有して図示しない複数の数値表示部34が形成される。なお、文字板27は、指針回動領域33より大きいものとしても良い。
【0026】
上記した文字板27は、例えば、透明な樹脂製の基板に、半透光性の被覆層を設けると共に、半透光性の被覆層の外側に数値表示部34を残して、不透光性の被覆層を施したものなどとされる。ここで、半透光性の被覆層は、例えば、白色印刷部や赤色印刷部などによって構成される。不透光性の被覆層は、例えば、黒色印刷部などによって構成される。
【0027】
そして、文字板27の裏面側には、文字板27を照明可能な照明用光源部35が設けられる。この照明用光源部35は、ロワハウジング23の内部(内底部)に収容、設置される。照明用光源部35には、例えば、LEDなどの発光素子などが用いられる。この照明用光源部35は、いわゆる電球色の光または白色光を発光するものとされる。そして、ロワハウジング23の内面には、照明用光源部35からの光を乱反射させるための反射面が形成される。この反射面は、例えば、ロワハウジング23を白色の樹脂で形成し反射性を向上させたり、又は白色塗装部などによって構成される。これらの構成によって、ロワハウジング23の内部は、照明用空間などとされる。
【0028】
また、計器装置本体22の内部には、文字板27の指針回動領域33を取囲むように見返筒部36が設けられている。この見返筒部36は、外部からの光の入射によって、計器装置21の内部が見え難くなるのを防止するためのものである。この見返筒部36は、この場合、透明部材によって構成されている。そして、見返筒部36の表面(内周面)には、不透光性の被覆層36a(図中太線で示す)が施されている。この不透光性の被覆層36aは、例えば、黒色塗装部などとされている。なお、見返筒部36とアッパハウジング24との関係については後述するが、本実施例では、見返筒部36とアッパハウジング24とは、透明材料で一体成形されている。
【0029】
そして、文字板27に形成された指針回動領域33を取囲むように目盛部37が複数設置される。この目盛部37は、上記した各数値表示部34と合致する位置に設けられる大目盛や、隣接する数値表示部34間の位置に設けられる小目盛などを有している。但し、目盛部37の構成については、これに限るものではない。
【0030】
この目盛部37は、透明部材で構成されると共に、文字板27の面方向へ延びて見える横表示部38と、横表示部38から文字板27のほぼ面直方向へ延びて見える縦表示部39とを有している。横表示部38は、通常、指針軸孔28へ向けて、指針回動領域33の半径方向へ延設されるものなどとされる。縦表示部39は、横表示部38の内周側から、外周側に向かい、横表示部38の内周側端部の高さレベルよりも大きく手前側(または奥側)へ延びるものなどとされる。但し、目盛部37は、横表示部38と縦表示部39とが一体となって明確には分けられない形状となることもある。この場合にも、横表示部38と縦表示部39との表面が曲率の大きな曲線によって繋がれた形状となっているので、両者を明確に分けることは難しくなっている。ここでは、目盛部37の横方向の長さと、縦方向の長さとの比は、ほぼ1対3程度とされている。但し、この比の値は、これに限るものではない。
【0031】
この目盛部37は、図4に示すように、見返筒部36に一体に設けられている。この場合、目盛部37は、見返筒部36の内面に対して、上記した不透光性の被覆層36aを塗り残すことにより、透明窓状のものとして形成されている。しかも、目盛部37は、見返筒部36の内面に設けた突出部41の表面に設けられている。更に、目盛部37は、突出部41の表面に対し、上記した不透光性の被覆層36aによる所要の輪郭部または縁取部を有して形成されている。なお、目盛部37は、必ずしも、突出部41の表面に設けるようにする必要はない。
【0032】
そして、文字板27の裏面側に設けた上記照明用光源部35によって、目盛部37を照明可能とする。そのために、目盛部37に、照明用光源部35の光を入射可能な入射面を設けるようにする。この入射面は、通常、目盛部37における、横表示部38の裏面に設けられた、照明用光源部35の光を底部側から入射可能な底部入射面42とされる。この場合、目盛部37は、基本的に、照明用光源部35の白色光による白色に照明されるものとなる。なお、目盛部37は、その表面に対して、梨地模様(または絞模様)などの細かい凹凸意匠を形成しておくようにするのが好ましい。この凹凸意匠は、ブラスト加工などによって形成することができる。なお、この凹凸意匠は、上記した見返筒部36やアッパハウジング24などに対しても、同様に設けることができる。また、目盛部37に、数値表示部34と同様に半透過性の被覆層を設け、該被覆層を白色、赤色等の所望の色に着色してもよい。
【0033】
尚、本実施例では、見返筒部36とアッパハウジング24とは、透明材料で一体成形され、文字板27は、見返筒部36の奥側端部から文字板27と平行な方向へ延びる底壁部59の表面に直接載置支持するようにしている。この底壁部59の中心部は、ロワハウジング23の中心部から立設されたスリーブ状部分61の先端部外周によって係止保持されている。このスリーブ状部分61は、指針軸29の周囲を隙間を有して取囲むように設けられたものである。
【0034】
尚、目盛部37を照明する照明光源部35からの光は、底壁部59の裏面側から入射し底壁部59を透過し、底部入射面を介し目盛部37へ至っている。また、目盛部37が、底壁部59と一体に形成されている場合は、照明光源部35からの光は底壁部59の裏面側から入射し直接目盛部37に至る。
【0035】
そして、以上のような基本的な構成に対し、この実施例のものでは、以下のような構成を備えるようにしている。
【0036】
(構成1)着色フィルタ部51による目盛部37の多色化について
目盛部37の縦表示部39の裏面側(または、見返筒部36の外周面側)に、照明用光源部35の光を着色可能な着色フィルタ部51を設ける。
【0037】
この場合、着色フィルタ部51は、有色透明なフィルム状のものや、フィルムよりも厚みのある透明着色材などを使用することができる。着色フィルタ部51は、各目盛部37の裏面側に対して個別に設けるようにすることもできるが、好ましくは、各目盛部37の裏面側に対して共通のものを設けるようにする。例えば、着色フィルタ部51を筒状にして見返筒部36の外周面を取巻くように、または、取囲むように設置する。
【0038】
(構成2)外側入射面52による目盛部37の輝度向上について
目盛部37の縦表示部39の裏面側に、上記入射面として照明用光源部35の光を外側から入射可能な外側入射面52を設ける。更に、この外側入射面52の外側に、照明用光源部35の光を外側から外側入射面52へと導く外側入光部53を設ける。
【0039】
ここで、上記した外側入射面52は、透明な見返筒部36の外周面側に、上記した不透光性の被覆層36aを設けないことによって形成される(非被覆面)。この外側入射面52は、透明な目盛部37の内部に導かれる光の反射面としても機能するものである。なお、外側入射面52を文字板27と面直な面とすることにより、正面から、最も着色フィルタ部51が見え難くなるように構成するのが好ましい。
【0040】
また、外側入射面52の外側に形成される上記した外側入光部53は、見返筒部36の外周面とアッパハウジング24との間に、指針回動領域33の周方向へ延びるほぼ筒状の空間部を設けることによって形成することができる。また、上記した着色フィルタ部51は、この空間部の中に設置される。なお、図3では、上記空間部に対し、着色フィルタ部51としての透明着色材が密に挿入配置されるようになっているが、着色フィルタ部51は、上記空間部に対して隙間を有して介在させるようにしても良い。例えば、着色フィルタ部51をフィルム状とした場合には、着色フィルタ部51と空間部との間に、上記した隙間が形成されることになる。
【0041】
更に、上記したアッパハウジング24を透明部材で構成し、照明用光源部35の光を透明部材から成るアッパハウジング24の内部を導くようにすることにより、上記空間部の外側にも、補助的なまたは上記とは別の外側入光部53を設けることができる。なお、透明なアッパハウジング24の内周面側には、上記した不透光性の被覆層36aのようなものは設けないようにする。
【0042】
(構成3)着色フィルタ部51の境界位置の設定について
着色フィルタ部51の文字板27側の端部の奥側の端部51aを、目盛部37の縦表示部39の手前側の端部と奥側の端部との間に見えるように位置させるようにする。
【0043】
図3の場合には、着色フィルタ部51の奥側の端部51aは、横表示部38の内周側端部の高さレベルよりも若干高い奥側寄りの位置に設定している。
【0044】
(構成4)拡大レンズ形状部について
そして、目盛部37(の側面形状)を、着色フィルタ部51の奥側の端部51aの周辺を拡大可能な拡大レンズ形状部とする。
【0045】
ここで、拡大レンズ形状部は、主に、目盛部37の表面と裏面(この場合には、見返筒部36の外周面または裏面)との間の肉厚を調整することによって設定することができる。この場合、目盛部37の表面の形状は、手前側から奥側へ向けて徐々に縦表示部39の肉厚が増加する手前側の傾斜部と、縦表示部39と横表示部38との境界部付近で曲率の比較的大きな円弧形状とされた奥側の曲面部とを有するものとされている。また、見返筒部36の外周面の形状は、手前側から奥側へかけて文字板27と面直になる直線形状とされている。これにより、拡大レンズ形状部は、手前側から奥側へ向けて横方向の肉厚が増大する凹レンズ形状となされている。
【0046】
<作用>次に、この実施例の作用について説明する。
【0047】
指針回動領域33を取囲むように目盛部37を設置することにより、指針31の指す位置を目盛部37によって読取り得るようにすることができる。
【0048】
目盛部37が、横表示部38と縦表示部39とを有することにより、計器装置21を立体的に見せることができる。特に、横表示部38と比べて縦表示部39を大きくすることにより、立体的効果を高めることができる。
【0049】
そして、照明用光源部35を点灯することにより、文字板27の透光性の開口部または半透光性の別の被覆層を通して数値表示部34を照明することができる。
【0050】
また、目盛部37を透明部材で構成することにより、照明用光源部35を点灯した時に、目盛部37を照明することができる。この際、照明用光源部35の光は、主に、横表示部38の裏面側に形成された底部入射面42から目盛部37へ入射されて、目盛部37内を透過することになる。目盛部37の照明色は、照明用光源部35の白色光によって白色に照明される。
【0051】
なお、目盛部37の表面に、梨地模様などの細かい凹凸意匠を形成しておくことにより、目盛部37の照明光を柔らかく拡散させて、目盛部37に対する照明の均一化を図ったり、後述する着色フィルタ部51による着色部分や非着色部分やその境界部分に微妙な色合いを出させたりすることができる。
【0052】
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0053】
(作用効果1)着色フィルタ部51による効果
目盛部37の縦表示部39の裏面側に着色フィルタ部51を設けることによって、目盛部37の縦表示部39の全部または一部を、着色フィルタ部51の色で視認することができる。また、目盛部37の横表示部38を、着色フィルタ部51の色で視認されないようにすることもできる。
【0054】
これにより、図3に矢印アで示すように、文字板27を正面から見ると、目盛部37は、その大部分を占めて見える横表示部38により、着色フィルタ部51によって着色されていないように視認される。
【0055】
また、図3矢印イに示すように、文字板27を斜め方向から見ると、目盛部37は、その大部分を占めて見える縦表示部39の全部または一部により、着色フィルタ部51によって着色されているように視認される。即ち、見る方向によって、目盛部37の色を変化させて見せることができる。
【0056】
しかも、斜めから見た場合に目盛部37を着色フィルタ部51によって視認できる効果は、照明用光源部35を点灯して目盛部37を照明している時に顕著に現れ、照明用光源部35を消灯して目盛部37を照明しない時には(内部が暗いため)余り目立たないようにすることができる。即ち、点灯時と消灯時とで、目盛部37の色を変化させることができる。
【0057】
(作用効果2)外側入射面52などによる効果
目盛部37が、縦表示部39の裏面側に入射面として外側入射面52を有し、外側入射面52の外側に外側入光部53を有することにより、照明用光源部35の点灯時の目盛部37への光の入射面積や入射光量が増大されるので、底部入射面42から入射された光を内部で反射させるだけの場合と比べて、目盛部37をより明るく照明することが可能となる。これにより、着色フィルタ部51による目盛部37の着色照明効果も向上することができる。
【0058】
なお、外側入射面52を文字板27と面直な面とすることにより、正面からの視線に対し、最も着色フィルタ部51を見え難くすることができると共に、上記した目盛部37の色を変化させる効果を向上させることができる。
【0059】
(作用効果3)着色フィルタ部51の境界位置による効果
着色フィルタ部51の奥側の端部51aを、目盛部37の縦表示部39の手前側の端部と奥側の端部との間に見えるように位置させることにより、着色フィルタ部51によって目盛部37の縦表示部39が着色されて見える位置と、着色されないように見える位置との境界である着色境界部を設定したり調整したりすることができるようになる。
【0060】
例えば、着色フィルタ部51の奥側の端部51aを、図5に示すように、図3の位置よりも手前側にした場合には、上記着色境界部を手前側へ変移させることができる。これにより、角度Aでは、着色フィルタ部51の奥側の端部51aが見えなくなるため着色境界部がなく目盛部37全体が白く見えるようになる。また、角度B〜Eでは、着色フィルタ部51の奥側の端部51aが見えるため目盛部37が二色に見えるものの、図3の位置よりも着色境界部が手前側に移動したように見える。
【0061】
また、着色フィルタ部51の奥側の端部51aを、図6に示すように、図3の位置よりも奥側にした場合には、上記着色境界部を奥側へ変移させることができる。これにより、角度Aでは、着色フィルタ部51の奥側の端部51aが見えなくなるため着色境界部がなく目盛部37全体が白く見えるようになる。また、角度B〜Eでは、着色フィルタ部51の奥側の端部51aが見えるため目盛部37が二色に見えるものの、図3の位置よりも着色境界部が奥側に移動したように見える。
【0062】
(作用効果4)拡大レンズ形状部による効果(グラデーション化)
目盛部37に、手前側から奥側へ向けて徐々に肉厚を変化させた拡大レンズ形状部を設けることにより、乗員が計器装置21を斜め側方から目盛部37を見た場合、着色フィルタ部51が、色の濃さが徐々に変化するグラデーション状に視認される。これは、目盛部37を手前側から奥側へ向けて徐々に肉厚を変化させた事により、視認方向の目盛部37の表面から着色フィルタ部51までの距離が徐々に変化し、それに伴い透過率も徐々に変化することになり、グラデーション状に視認される。
【0063】
また、目盛部37に、拡大レンズ形状部を設けることにより、着色フィルタ部51の奥側の端部51aに相当する部分(着色境界部)を拡大してぼかすことができる。これにより、着色フィルタ部51の奥側の端部51aに相当する部分(着色境界部)の位置に、色の濃さが徐々に変化するグラデーション部分を形成したり、或いは、グラデーション部分の範囲を拡大したりすることができる。即ち、目盛部37の照明を少なくとも部分的にグラデーション化することができる。また、拡大レンズ形状部の形状により、見る位置によって、目盛部37のグラデーション部分の範囲やグラデーション部分の変化の仕方を変えることができる。なお、この場合、拡大レンズ形状部を凹レンズ形状とし、見る人(乗員)の目の位置に焦点を合せないようにすることにより、着色境界部を拡大しつつ、ぼかすようにしている。
【0064】
ここで、拡大レンズ形状部は、着色フィルタ部51の奥側の端部51aの位置から目盛部37の表面に達するまでの距離(即ち、目盛部37を出るまでの光路長)が長くなるほど拡大効果が高くなる傾向にある。この場合には、手前側よりも奥側の位置の方が、光路長が大きくなるようにしている。
【0065】
例えば、着色フィルタ部51の奥側の端部51aを、図5に示すように、図3の位置よりも手前側にした場合には、上記したように、着色境界部の位置が手前側へ寄ると共に、
A方向から見た場合は、目盛部37全体が非着色に見えるためグラデーション部分はないが、B方向から見た場合には、範囲は狭いがグラデーション部分が見える。また、C〜E方向からは目盛部37がはっきりした着色境界部を有して二色に見えるためグラデーション部分はないことになる。
【0066】
また、例えば、着色フィルタ部51の奥側の端部51aを、図3や図6に示すように、奥側にした場合には、上記したように、着色境界部の位置が奥側へ寄ると共に、B〜E方向から見た場合に図5よりも範囲の広いグラデーション部分が見えることになる。なお、A方向からは目盛部37全体が非着色に見えるためグラデーション部分はないということになる。
【0067】
<変形例>次に、この実施例の変形例について説明する。以下の変形例は、上記実施例の全ての構成を備えている。
【0068】
(構成5)変形例1(先端リング照明について)
図7〜図9はこの実施例の変形例1を示すものである。このうち、図7は全体斜視図、図8はその正面図、図9は断面図であり、主に、図9を用いて説明する。
【0069】
この変形例1では、上記したように、目盛部37が、文字板27の指針回動領域33を取囲むように設けられた見返筒部36の内周面に形成される場合に、見返筒部36の手前側の端部の周辺に、周方向へ延びて、外部(乗員側)から前記外側入光部53を覗くことのできる透明なリング状窓部55が形成されるようにする。
【0070】
ここで、リング状窓部55は、アッパハウジング24の内周面と見返筒部36の外周面との間に形成される上記した空間部(外側入光部53)を手前側に延長した位置に設けるようにする。
【0071】
(作用効果5)
上記構成によれば、照明用光源部35を点灯した時に、リング状窓部55を照明することができる。しかも、上記した空間部(外側入光部53)には着色フィルタ部51が設置されているので、リング状窓部55の照明を着色フィルタ部51の色に照明することができる。即ち、見返筒部36の手前側の端部周辺を、目盛部37を取囲むようなリング状に着色照明することができる(先端リング照明)。
【0072】
そして、リング状窓部55を着色フィルタ部51の色によって照明する効果は、照明用光源部35を点灯してリング状窓部55を照明している時に顕著に現れ、照明用光源部35を消灯してリング状窓部55を照明しない時には(内部が暗いため)余り目立たないようにすることができる。即ち、点灯時と消灯時とで、リング状窓部55の色を変化させることができる。
【0073】
(構成6)変形例2(金属メッキ被覆部について)
図10〜図12はこの実施例の変形例2を示すものである。このうち、図10は全体斜視図、図11はその正面図、図12は断面図であり、主に、図12を用いて説明する。
【0074】
この変形例2では、上記したリング状窓部55に対し、直接または間接的にハーフミラー効果を有する金属メッキ被覆部56を施すようにする。
【0075】
この場合には、フロントカバー26の表面における、リング状窓部55の位置に対し、側方から見て山型の突条部57を周方向に設け、この山型の突条部57の表面に対して金属メッキ被覆部56を施すことにより、リング状窓部55に間接的に金属メッキ被覆部56を施すようにしている。
【0076】
(作用効果6)
上記構成によれば、リング状窓部55にハーフミラー効果を有する金属メッキ被覆部56を施したことにより、照明用光源部35を点灯した時には、リング状窓部55を着色フィルタ部51の色と金属メッキ被覆部56による金属色との混合色に着色照明し、照明用光源部35を消灯した時には、リング状窓部55を金属メッキ被覆部56による金属色にすることができる。
【0077】
なお、変形例1や変形例2における、上記したリング状窓部55や金属メッキ被覆部56は、見返筒部36とアッパハウジング24とを別部品で構成すると共に、見返筒部36とアッパハウジング24との手前側端部間に、別部品として取付けるようにしても良いが、より好適には、以下のようにすることができる。
【0078】
(構成7)一体化について
上記したように、見返筒部36の外側に、アッパハウジング24が設けられる場合に、アッパハウジング24と見返筒部36との先端部間をリング状の端壁部58で連結し、この端壁部58に対して上記リング状窓部55を形成する構成とすることができる。
【0079】
この場合には、アッパハウジング24と、端壁部58と、見返筒部36とを透明樹脂によって一体に形成し、アッパハウジング24の外周面と、端壁部58の表面と、見返筒部36の内周面とに対し、図3のように上記した不透光性の被覆層36aを形成したものを基本として、図9、図12に示すように、端壁部58の表面の少なくとも上記空間部(外側入光部53)を手前側に延長した位置を塗り残すことによってリング状窓部55を形成するようにしている。なお、端壁部58の全体に対して不透光性の被覆層36aを設けないようにしても良い。また、アッパハウジング24の外周面については、上記不透光性の被覆層36aが設けられるようにする。
【0080】
(作用効果7)
上記したように、見返筒部36とアッパハウジング24とを端壁部58で連結することにより、これらを一体化することが可能となるため、構造の簡略化と、部品点数の削減によるコストダウンとを図ることができる。また、端壁部58を利用することにより、見返筒部36の手前側の端部にリング状窓部55を容易に形成することが可能となる。
【0081】
なお、上記実施例では、目盛部37は、文字板27の位置から手前側へ延びるように設置されているが、これに対し、文字板27を以下の変形例に示すようにすることもできる。なお、以下の変形例は、上記した変形例1、変形例2と組合せることが可能である。
(構成9)変形例3
図13〜図15は変形例3を示すものである。このうち、図13は全体斜視図、図14はその正面図、図15は断面図であり、主に、図15を用いて説明する。
【0082】
この実施例では、上記した底壁部59の上部に、透明な支持台部65を介して、文字板27を間接的に載置支持するようにしたものである。
【0083】
この際、支持台部65は、上記した底壁部59と一体に形成しても別体に形成しても良い。この場合には、底壁部59と一体にしている。また、文字板27は、支持台部65の表面に、上記した不透光性の被覆層などを施すことによって直接形成するようにしても良い。
【0084】
そして、支持台部65の奥側部分を、文字板27よりも径の小さい円柱状の小径部66とすると共に、支持台部65の手前側部分を、小径部66から文字板27へ向けて拡径する截頭円錐状の拡径部67としている。
【0085】
また、小径部66の外周面に不透光性の被覆層66a(上記した被覆層36aと同様のもの)を設けると共に、拡径部67の外周面に照明用光源部35の光を文字板27の裏面側へ向けて周方向に出射可能な出射部67aを設けるようにしている。この出射部67aは、上記した不透光性の被覆層66aなどを設けないことによって形成する。
(作用効果9)
上記構成によれば、支持台部65を用いて文字板27を底壁部59よりも手前側に配置させることにより、文字板27を宙に浮いているように見せることができると共に、文字板27の裏面側まで廻り込むように延びる目盛部37によって、立体感をより高めることができるようになる。
【0086】
また、文字板27の裏面側に位置する支持台部65の拡径部67に、周方向へ延びる光の出射部67aを設けることにより、文字板27の裏面側を周方向に照明して(奥側リング照明)、更に立体感を高めることができるようになる。
(構成10)変形例4
図16〜図18は変形例4を示すものである。このうち、図16は全体斜視図、図17はその正面図、図18は断面図であり、主に、図18を用いて説明する。
【0087】
この実施例では、上記実施例3とほぼ同様の構成において、文字板27の周縁部を奥側へ屈曲させた立体形状としている。そして、文字板27周縁部の屈曲した部分に対し、数値表示部34を手前側へ突出するように形成して立体視できるようにしている。更に、目盛部37の奥側の端部を、文字板27よりも手前側で終わるようにしている。この場合には、目盛部37の奥側の端部は、指針31とほぼ同じ位置とされている。なお、上記突出部41については、目盛部37の奥側の端部よりも奥側の部分を、奥側へ向かうに従い外周側へ進む曲線的な傾斜部41aとしている。これにより、目盛部37は、底部入射面42がなく、外側入射面52のみを有するものとなる。
【0088】
加えて、文字板27の裏面側に位置する支持台部65を、上記底壁部59から文字板27へ向けて縮径する縮径部71としている。更に、縮径部71の外周面に照明用光源部35の光を文字板27の側方(上記した傾斜部41aの周辺)へ向けて周方向に出射可能な出射部71aを設けるようにしている。なお、縮径部71の外周面で出射部71aとしない部分については、特に図示しないが、不透光性の被覆層66aを設けて覆うようにする。
【0089】
更に、ロワハウジング23の内部を、指針軸29と同心に周方向へ延びる隔壁23aによって、文字板27の側と、目盛部37の側とに仕切ると共に、隔壁23aで仕切られた内周側の室(文字板照明用空間)と外周側の室(目盛照明用空間)に対してそれぞれ、専用の照明用光源部35を設けるようにしている。
(作用効果10)
上記構成によれば、文字板27の周縁部を屈曲させること、数値表示部34を文字板27の手前側へ突出させること、目盛部37の奥側の端部を、文字板27よりも手前側に位置させることにより、それぞれ立体感をより高めることができるようになる。
【0090】
また、文字板27の裏面側に位置する支持台部65の縮径部71に、周方向へ延びる光の出射部67aを設けることにより、見返筒部36における文字板27の側方部分を周方向に照明して(奥側リング照明)、更に立体感を高めることができるようになる。
【0091】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
【産業上の利用可能性】
【0092】
この発明にかかる計器装置は、自動車などの車両に限らず、各種の乗り物に対して設けることが可能である。また乗り物以外の設備に使用することも可能である。また、速度計や回転計に限らず、各種の計器に対して適用することができる。
【符号の説明】
【0093】
21 計器装置
24 アッパハウジング
27 文字板
33 指針回動領域
35 照明用光源部
36 見返筒部
37 目盛部(透明部材、拡大レンズ形状部)
38 横表示部
39 縦表示部
42 底部入射面(入射面)
51 着色フィルタ部
51a 奥側の端部
52 外側入射面(入射面)
53 外側入光部
55 透明なリング状窓部
56 金属メッキ被覆部
58 端壁部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字板に形成された指針回動領域を取囲むように透明部材からなる目盛部が設置され、
前記文字板の裏面側に、少なくとも前記目盛部を照明可能な照明用光源部が設けられ、
前記目盛部が、前記照明用光源部の光を入射可能な入射面を有する計器装置において、
前記目盛部が、前記文字板の面方向へ延びて見える横表示部と、該横表示部から前記文字板のほぼ面直方向へ延びて見える縦表示部とを有し、
前記目盛部の縦表示部の裏面側に、着色フィルタ部を設けたことを特徴とする計器装置。
【請求項2】
前記目盛部の縦表示部の裏面側に、前記照明用光源部の光を外側から入射可能な外側入射面を設けると共に、
該外側入射面の外側に、前記照明用光源部の光を外側から前記外側入射面へと導く外側入光部を設けたことを特徴とする請求項1記載の計器装置。
【請求項3】
前記着色フィルタ部の奥側の端部を、前記目盛部の縦表示部の手前側の端部と奥側の端部との間に見えるように位置させたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の計器装置。
【請求項4】
前記目盛部を、着色フィルタ部の奥側の端部の周辺を拡大可能な拡大レンズ形状部としたことを特徴とする請求項3記載の計器装置。
【請求項5】
前記目盛部が、文字板の指針回動領域を取囲むように設けられた見返筒部の内周面に形成されると共に、
該見返筒部の手前側の端部に、周方向へ延びて、外部から前記外側入光部を覗くことのできる透明なリング状窓部が形成されたことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の計器装置。
【請求項6】
前記リング状窓部に、直接または間接的にハーフミラー効果を有する金属メッキ被覆部を施したことを特徴とする請求項5記載の計器装置。
【請求項7】
前記見返筒部の外側に、アッパハウジングが設けられ、該アッパハウジングと前記見返筒部との先端部間がリング状の端壁部で連結され、該端壁部に対して前記リング状窓部が形成されたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の計器装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2012−88147(P2012−88147A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−234532(P2010−234532)
【出願日】平成22年10月19日(2010.10.19)
【出願人】(000004765)カルソニックカンセイ株式会社 (3,404)
【Fターム(参考)】