記録媒体、記録媒体の制御情報構成方法及びこれを用いた記録/再生方法及び装置
【課題】少なくとも一つの記録層を備えた追記型光ディスクにディスク制御情報を記録する方法の改良に関する。
【解決手段】少なくとも一つ以上の記録層を持つ光ディスクの管理領域にディスク制御情報を記録する場合、少なくとも一つ以上のディスク制御情報を管理領域に提供する。管理領域では、少なくとも一つ以上のディスク制御情報が応用可能な記録速度別及び応用可能な記録層別に互いに分離して提供される。管理領域において、応用可能な記録速度別第1ディスク制御情報を表す情報は、前記ディスク制御情報に記録される応用可能な記録層のディスク情報の位置を表す情報から分離される。したがって、光ディスクの記録/再生に效率的に対処できる規格化したディスク制御情報を均一に適用して多数のディスク情報を效果的に検索することができる。
【解決手段】少なくとも一つ以上の記録層を持つ光ディスクの管理領域にディスク制御情報を記録する場合、少なくとも一つ以上のディスク制御情報を管理領域に提供する。管理領域では、少なくとも一つ以上のディスク制御情報が応用可能な記録速度別及び応用可能な記録層別に互いに分離して提供される。管理領域において、応用可能な記録速度別第1ディスク制御情報を表す情報は、前記ディスク制御情報に記録される応用可能な記録層のディスク情報の位置を表す情報から分離される。したがって、光ディスクの記録/再生に效率的に対処できる規格化したディスク制御情報を均一に適用して多数のディスク情報を效果的に検索することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスクのような記録媒体、少なくとも一つの記録層を備えた追記型光ディスク(recordable optical disc)にディスク制御情報を記録する方法に係り、より詳細には、ディスク制御情報そのものにディスク制御情報の特定位置を表した情報を記録する方法、要求されたディスク制御情報を検索する方法、及び上記追記型光ディスクの特定領域に記録されたディスク制御情報を使用してデータを記録する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、高画質のビデオデータ、多量のプログラムデータ及び高音質のオーディオデータを記録及び格納できる高密度光記録媒体(例えば、HD−DVD)が広く使用されている。 次世代HD−DVD技術の代表にはブルーレイディスク(以下、‘BD’ともいう。)がある。一度だけ書き込み可能なブルーレイディスク(BD−WO)に対する標準案及びブルーレイディスクに対する世界標準の技術仕様が定められてきている。
【0003】
一方、現在論議中の書き換え可能な(rewritable)ブルーレイディスク(すなわち、1倍速BD−RE)は、より高い記録速度のBD−REディスク(すなわち、2倍速BD−RE以上)と互換可能でなければならない。高速記録速度のためのBD−WO技術仕様の標準案の設定については現在進行中にある。
【0004】
要するに、高密度光ディスクの高速記録速度に対処するための効果的なソリューションが至急要求されており、定められた技術仕様は、相互互換性(mutual compatibility)を保障しなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明は、上記の従来技術における問題点を解決するためのもので、ディスク制御情報記録方法を関する。
【0006】
本発明の目的は、ディスク制御情報を高速記録速度に対処する特定情報として記録する方法を提供することにあり、この方法により、記録速度情報がディスク制御情報に含まれるので、記録されたディスク制御情報を効果的に検索することが可能になる。
【0007】
本発明の他の目的は、高速記録速度に対処するディスク制御情報をディスク内の特定領域に提供する方法を提供することにあり、この方法により、同じ種類のディスク間に相互互換性が提供される。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、ディスク制御情報を検索する方法を提供することにあり、この方法により、実際にデータが光ディスクに、または該光ディスクから書込み/再生されるときに、特定記録速度と関連して要求されたディスク制御情報のコンテンツを、該記録されたディスク制御情報を用いて検索することができる。
【0009】
その他の本発明の特長は、後述される詳細説明から明らかになる。したがって、本発明の目的及び長所は、添付された図面のほか、詳細説明と特許請求の範囲の記載に基づく構造により具現及び獲得することができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る、記録媒体に制御情報を記録する方法は、特定記録速度及び記録速度と関連して少なくとも一つ以上の情報単位を持つ制御情報を生成する段階(ここで、前記情報単位は、応用可能な記録速度の情報単位位置を表した第1ポインタ及び応用可能な記録層の情報位置を表した第2ポインタを含む。)と、前記少なくとも一つ以上の情報単位を前記記録媒体の特定領域に記録する段階と、を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る、記録媒体に制御情報を記録する方法は、特定記録速度及び記録速度と関連して少なくとも一つ以上の情報単位を持つ制御情報を生成する段階(ここで、前記少なくとも一つ以上の情報単位は、特定記録速度及び特定記録層のための記録方法(write strategy)、及び特定記録速度と特定記録層と関連した情報単位を表すポインタ情報を含む。)と、前記制御情報を前記記録媒体の特定領域に記録する段階と、を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明に係るデータ構造は、少なくとも一つの記録層を持つ記録媒体に記録されたり或いは前記記録媒体に記録/再生される制御情報のためのデータ構造であって、前記制御情報は、少なくとも一つ以上の情報単位を含むものの、前記情報単位は、前記記録媒体の特定領域に位置し、各情報単位は特定記録速度及び特定記録層によるシーケンス番号を識別できる位置ポインタを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る記録媒体は、追記可能な領域と事前記録された領域とを備えた少なくとも一つの記録層を含む記録媒体であって、情報単位は、前記事前記録された領域内に応用可能な記録層及び記録速度別に提供されるものの、前記情報単位は、前記応用可能な記録速度別第1情報単位の位置を表す第1ポインタ及び前記応用可能な記録層の情報単位位置を表す第2ポインタを含むことを特徴とする。
【0014】
本発明に係る光ディスクは、少なくとも一つ以上の記録層を備えるものの、前記記録層は、応用可能な記録層別及び記録速度別に少なくとも一つ以上のディスク制御情報を記録した領域を前記光ディスクの管理領域に提供し、前記少なくとも一つ以上のディスク制御情報のそれぞれに、共通ポインタ情報を記録し、該共通ポインタ情報によって前記少なくとも一つ以上のディスク制御情報がお互いに同じ値を持つようにすることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る光ディスクにデータを記録する方法は、要求された記録速度のためのディスク情報の位置をポインタ情報に基づいてチェックする段階(ここで、前記ポインタ情報は応用可能な記録速度別第1ディスク情報の位置を表す第1ポインタを含む。)と、前記第1ポインタで表示される前記ディスク情報に基づいて記録媒体の特定領域にデータを記録する段階と、を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る光ディスクにまたは光ディスクからデータを記録または再生する装置は、光記録媒体の管理領域内の記録層別及び記録速度別に分離して記録された多数のディスク制御情報を読み出す光ピックアップ部(ここで、各ディスク制御情報は、特定記録層の特定記録速度と関連したディスク制御情報の位置を表す位置情報を含む。)と、前記光ピックアップ部から読み出された前記位置情報から、前記特定記録層及び特定記録速度と関連した前記ディスク制御情報の位置をチェックし、チェックされたディスク制御情報に含まれた記録方法パラメータを用いて記録動作を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、高密度光ディスクの高い記録速度に対応可能なディスク制御情報を提供する種々の方法を提供できる。したがって、光ディスクの記録/再生に効率よく対処できる規格化したディスク制御情報を均一に(uniformly)適用することによって多数のディスク情報を効果的に検索することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付の図面に基づき、本発明の詳細動作及び構造について詳細に説明する。図面中、同一の構成要素には、可能な限り同一の参照番号及び符号を付する。
【0019】
本発明では、説明の便宜のために、ブルーレイディスク(BD)に挙げて光ディスクを説明するが、本発明の技術思想は、それ以外の記録媒体(例えば、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、DVD−R、DVD+R)及びこれに類似する系列の記録媒体にも同一に適用可能であることは明らかである。
【0020】
また、本発明で使用される用語は、可能な限り、現在広く使われている一般的な用語を選んだが、場合によっては出願人が任意に選定した用語もあり、これについては、該当する発明の説明において詳細にその意味を記載しておく。したがって、本発明は、用語自体の単なる名称または意味ではなく、用語が持つ特定意味により把握されなければならない。
【0021】
例えば、本発明の記載において、ディスクの“ディスク制御情報”とは、特定領域(すなわち、ディスクの追記可能な領域(または、製作者データが記録されそれ以上の記録は不可能なエンボスされた領域(embossed area))に記録され、データ記録されたディスクの再生のために必要な情報を含む。ディスク制御情報は、ブルーレイディスク技術と関連して“ディスク情報”または“DI”とも呼ばれるが、一般に、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、DVD−R及びDVD+Rディスク内に記録される物理的フォーマット情報(physical format information)ともいう。したがって、この物理的フォーマット情報にも本発明の技術的背景が同等に応用可能なことは明らかである。
【0022】
しかも、本発明によるディスク情報は、カウント可能な情報(例えば、第1または第2情報)の不特定単位(unspecified unit)として記録される。
【0023】
図1及び図2は、本発明に適用される光ディスクの構造を例示するもので、何れの追記型光ディスクも本発明に適用可能である。例えば、追記型ディスクには、書き換え可能な光ディスクや一度だけ書き込み可能な光ディスクがあり、何れとも本発明に適用可能である。
【0024】
図1には、一つの記録層を有する光ディスクを示す。
【0025】
図1を参照すると、リードイン領域(lead-in area)は光ディスクの内周領域に管理領域として提供され、リードアウト領域(lead-out area)は光ディスクの外周領域に管理領域として提供される。この内周領域において、事前記録された領域 (prerecorded area)及び書き換え可能な領域または一度だけ書き込み可能な領域は、それぞれ独立して提供される。
【0026】
BD−RE及びBD−WO技術において、この事前記録された領域は、PIC(Permanent Information and Control)データと呼ばれ、永久情報(permanent information)及び制御データを記録し、このPIC領域ではディスク情報が記録される。
【0027】
データ領域は、使用者データが記録された使用者データ領域、インナースペア領域(ISA)及びアウタースペア領域(OSA)から構成される。ここで、ISA及びOSA領域は、欠陥領域のデータを代替するために使用される。
【0028】
BD−WOディスクは、欠陥情報を記録し且つ一般管理を行うためにTDMA(Temporary Disc Management Area)領域を備える。書き換え可能なBD−REにおいてTDMAは不要な領域であるがためにリザーブド(reserved)領域として残される。
【0029】
本発明は、ディスク情報(DI)を事前記録された領域(prerecorded area)または追記可能な領域(recordable area)にまたは、該領域からデータを記録/再生するのに必要なディスク制御情報を記録する方法を提供する。もちろん、事前記録された領域での記録方法は、各ディスクごとに異なって適用される。BD−WO及びBD−WOディスクにおいて、事前記録された領域は、ディスク情報を得るために所定の再生方法によって再生される2相高周波変調信号(bi-phased high frequency modulated signal)を用いて記録されたPIC領域を意味する。
【0030】
図2は、本発明による2記録層を有する光ディスクの構造を示す図であり、このディスクの内周領域は、第1記録層(Layer1)のリードアウト(lead-out)領域に該当する第1記録層(Layer0)のリードイン(lead-in)領域を含む。
【0031】
ここで、一つのPIC領域は、リードイン領域及びリードアウト領域のそれぞれに提供され、各PIC領域は同じディスク情報(DI)を記録する。
【0032】
図3は、本発明によってフォーマットされたPIC領域を示す図である。BD−REまたはBD−WOディスクのPIC領域のディスク情報を構成するにおいて、最小記録単位は1クラスタであり、544個のクラスタが集まって一つの上位記録単位として1フラグメントを構成し、総5個のフラグメントが集まってPIC領域を形成する。
【0033】
1番目のフラグメント(IFO)の先頭クラスタ内にディスク情報(DI)が記録される。ディスク情報(DI)は、ディスク情報(DI)は、該当の光ディスクにより適用可能な記録層及び書き込み速度(writing speed)別に複数の個数で記録される。1ディスク情報は、112バイトで構成される。特に、このように112バイトで構成されたディスク情報(DI)を“ディスク情報(DI)フレーム”という。
【0034】
また、該ディスク情報と同じコンテンツが前記残りフレームの各先頭クラスタに反復して記録されることから、ディスク情報の損失に対応することができる。
【0035】
該当の記録層を表す情報、記録速度を表す情報、及び当該記録速度に対応する書込み方法情報(write strategy information)が、各ディスク情報に含まれる。これら情報は、光ディスクのデータを記録/再生するのに用いられ、記録層別及び記録速度別に最適記録パワーを提供することができる。
【0036】
複数のディスク情報から特定記録層の記録速度と関連したディスク情報を獲得するには、ディスク情報のそれぞれの位置情報(“DIフレームポインタ”ともいう。)が記録される必要がある。
【0037】
例えば、4個の記録層と各記録層ごとに4個の応用可能な記録速度が存在する場合、少なくとも16個のディスク情報が要求されるために使用上不便であり、また、システムは、特定ディスク情報値の必要毎にディスク情報全体を検索しなければならない。したがって、当該ディスク情報の位置情報(すなわち、DIフレームポインタ)の使用により上記の不便さを克服することができる。
【0038】
以下、本発明による特定ディスク情報を構成する方法及び特定情報を記録する方法に関する種々の実施形態を、図4A乃至図8を参照して詳細に説明する。
【0039】
図4A乃至図4Cは、本発明の第1実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示す図である。
【0040】
図4Aは、本発明の第1実施形態を説明するためのディスク情報の構造を示す図である。
【0041】
図4Aを参照すると、各ディスク情報の順序(シーケンス)は、シーケンス番号により決定され、1バイトで記録される。例えば、当該情報はディスク情報内の5番目のバイトに記録され、“DIブロック内のDIフレームシーケンス番号(DI frame sequence number in DI block)”と命名され、“00h”、“01h”、“02h”、…と簡略に表される。
【0042】
すなわち、5番目のバイト情報が“00h”であれば、これは1番目のディスク情報を意味し、5番目のディスク情報が“15h”であれば、これは16番目のディスク情報を意味する。
【0043】
特定ディスク情報の位置情報を記録するために本発明は、DIフレームポインタ記録速度別(すなわち、N番目及び(N+1)番目のバイトに記録された速度オフセットポインタ(speed offset pointers)別1番目のディスク情報の位置を表す情報、及び記録層と関連したディスク情報の位置を表す情報の組合せ(combination)により決定されるが、該記録層は、M番目及び(M+1)番目のバイトに記録されたLayer0,1,2,及び3ポインタに適用される記録速度を有する。ここで、これら情報は分離した領域にそれぞれ記録される。
【0044】
本発明は、記録速度別1番目のディスク情報の位置をディスク情報のうち5番目のバイト情報で表す情報を、該当ディスク情報のシーケンスを表す情報と同じ方式(expression)により該当ディスク情報のシーケンス形態(例えば、‘00h’、‘03h’など)に記録することに特徴がある。また、本発明は、各記録速度を持つ記録層と関連するディスク情報の位置を表した情報は、該当記録速度別1番目の位置情報に追加された番号(オフセット)を表す。
【0045】
しかも、図4Aに示す本発明の第1実施形態において応用可能な記録速度(applicable writing speed)は、第1速度(1X)、第2速度(2X)、第3速度(3X)または第4速度(4X)で表す。例えば、第3及び第4速度はそれぞれ、4倍速及び6倍速を表すように定義できる。
【0046】
図4Aを参照すると、特定バイト(N番目または(N+1)番目のバイト)は、4ビットで区分される。応用可能な記録速度別1番目のディスク情報の位置はそれぞれ、4ビットに記録される。応用可能な記録速度別1番目のディスク情報の位置は5番目のバイトに記録されたディスク情報のシーケンス情報と同一である。
【0047】
2バイト(すなわち、N番目及び(N+1)番目のバイト)が割り当てられるので、総4個の記録速度を表すことができる。5個またはそれ以上の相異する記録速度が存在する場合、N番目のバイト、(N+1)番目のバイト、(N+2)番目のバイトなどのように複数のバイトが追加される。
【0048】
また、バイトを拡張する他の方法は、図5に示す本発明の第2実施形態において詳細に後述される。
【0049】
各記録速度が適用された記録層の位置情報は、ディスク情報内の他のバイト(M番目または(M+1)番目のバイト)に記録され、記録速度別1番目のディスク情報に追加された番号(オフセット)を表すようになる。
【0050】
すなわち、上記の方法により、記録速度別1番目のディスク情報の位置及び該当の記録速度別に適用される記録層の位置を共に表すことができ、16個のディスク情報の全体位置を合計4個のバイトで表すことが可能になる。
【0051】
本発明の第1実施形態の応用において、特定または一つのディスク情報を表す位置情報は、ディスク情報内リザーブド領域に1バイトを割り当てることによって表すことができる。16個のディスク情報がある場合、16バイトが必要となる。したがって、全体ディスク情報の位置情報を表す場合、以降仕様(future specifications)を拡張する際に発生する問題点を克服できる。
【0052】
図4Bは、本発明の第1実施形態によって4個の記録速度と記録速度別(ここで、第3及び第4記録速度はそれぞれ4倍速及び6倍速に設定される。)に4個の相異する記録層が存在する場合、16個のディスク情報の位置情報を表した一例を示す図である。
【0053】
N番目及び(N+1)番目のバイトにおいて、記録速度別1番目のディスク情報の予め定められた位置(previously promised location)は、割り当てられた4ビットで表すことができる。
【0054】
N番目バイトの上位4ビットである“0000b”は、1倍速のための1番目のディスク情報の位置を表し、“00h”のシーケンス番号に該当するディスク情報となる。N番目のバイトの下位4ビットである“0100b”は、2倍速のための第1ディスク情報の位置を表し、“04h”のシーケンス番号に該当するディスク情報となる。(N+1)番目のバイトの上位4ビットである“1000b”は、4倍速のための第1ディスク情報の位置を表し、“08h”のシーケンス番号に該当するディスク情報となる。(N+1)番目のバイトの下位4ビットである“1100b”は、6倍速のための第1ディスク情報の位置を表し、“12h”のシーケンス番号に該当するディスク情報となる。
【0055】
M番目及び(M+1)番目のバイトにおいて、各記録速度を持つ記録層の位置を表した情報が記録される。本発明の実施形態は、合計4個の記録層(Layer0、Layer1、Layer2、Layer3)を支援する。
【0056】
したがって、M番目のバイトの上位4ビットである“0000b”は、記録速度別第1記録層(L0)の位置を表す。M番目のバイトの下位4ビットである“0001b”は記録速度別第2記録層(L1)の位置を表す。(M+1)番目バイトの上位4ビットである“0010b”は、記録速度別第3記録層(L2)の位置を表す。(M+1)番目のバイトの下位4ビットである“0011b”は、記録速度別第4記録層(L3)の位置を表す。
【0057】
上記において、記録層情報は、記録速度別第1位置情報のそれぞれに追加された番号(オフセット)を意味する。例えば、記録層位置情報が“0000b”(L0)ならば、追加される当該番号(オフセット)が“0”なので、記録層情報は記録速度別第1ディスク情報を意味する。そして、記録層位置情報が“0010b”(L2)ならば、追加される当該番号(オフセット)が“2”なので、記録層情報は記録速度別第1ディスク情報内の次の第2ディスク情報を意味する。
【0058】
システムが第3記録層の4倍速ディスク情報をチェックしようとする場合、4倍速のための第1ディスク情報の位置は、(N+1)番目のバイト(すなわち、“08h”)の上位4ビットからチェックされ、該当記録速度のための記録層位置は(M+1)番目のバイトの上位4ビットからチェックされる。これによってディスク情報が4倍速(“08h”)のための第1ディスク情報の3番目の位置に置かれるようになる。したがって、最後に検索されるディスク情報の位置は、シーケンス番号“11h”を持つディスク情報となる。
【0059】
図4Cは、図4Aに示す本発明の第1実施形態によるディスク位置情報(disc information location information)を表した一例を示すもので、2個の記録層と各記録層別4個の相異する記録速度情報が存在し、合計8個の相異するディスク情報が備えられる場合のディスク位置情報を示している。この詳細な方法は、図4Bに記載された方法と同一なので、それに対する説明は省略するものとする。
【0060】
本発明は、2個の記録層が存在する場合に係るもので、第3記録層及び第4記録層の情報を含む(M+1)番目のバイトは、“1111b”を設定するにおいては不要である。もし“1111b”情報が検出されると、システムは、該当記録層が存在しないと認識する。“1111b”の値が他の認識可能な値(another recognizable value)にも代替可能であることは自明である。
【0061】
図5は、本発明の第2実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示すもので、図4Aに示す本発明の第1実施形態の内容がより多くの記録速度またはより多くの記録層を追加するために拡張される場合に適用可能である。
【0062】
言い換えれば、本発明の第1実施形態は、ディスク情報の位置を表す方法に関するもので、このディスク情報は、最大4個の記録層と各記録層別に4個の記録速度を表す。
【0063】
記録層の数または記録速度の数が5個を超過する場合、本発明の第1実施形態は、これら記録層と記録速度を表すことができなくなる。したがって、このような問題を解決するために本発明の第2実施形態はディスク情報により多くのバイトを割り当てる。説明の便宜のために、初期4個のバイト(すなわち、N、(N+1)、M及び(M+1)バイト)で構成されたグループは、第1グループ領域(first group field)と命名され、他の4個のバイト(すなわち、X、(X+1)、Y及び(Y+1)バイト)で構成されたグループは、第2グループ領域(second group field)と命名される。
【0064】
第1グループ領域と同じ方式で行われる第2グループ領域の記録方法は、追加的(additional)記録速度(すなわち、X番目及び(X+1)番目のバイトに記録された5番目〜8番目の記録速度のためのオフセットポインタ)別第1ディスク情報の位置を表した情報、及び各記録速度を持つ追加的記録層(すなわち、Y番目及び(Y+1)番目のバイトに記録されたLayer4、5、6及び7ポインタ)と関連したディスク情報の位置を表す情報を、上記記録情報の組み合わせにより相異する領域に記録することによって決定される。
【0065】
そして、第1及び第2グループ領域を使用するか否かを支える(support)情報がディスク情報内のリザーブド領域に1バイトで記録される。例えば、該情報は、ディスク情報内のL番目のバイトを使用することによって、“DIフレームポインタ用使用バイト(using byte for DI frame pointer)”と命名される。
【0066】
メイン領域(main field)は、ディスク情報の位置情報を、第1グループ領域(N番目、(N+1)番目、M番目、(M+1)番目のバイト)のみにて表す場合、“0000 0000b”に設定される。また、メイン領域は、ディスク情報の位置情報を第1グループ領域(N番目、(N+1)番目、M番目、(M+1)番目のバイト)及び第2グループ領域(X番目、(X+1)番目、Y番目、(Y+1)番目のバイト)を共に使用して表す場合、“0000 0001b”に設定される。これで、現在使用された位置情報のためのバイト(すなわち、グループ領域)を確認することができる。
【0067】
したがって、記録速度の数及び記録層の数は4以下で、第1グループ領域のみが用いられて、第2グループ領域は何れも“0”と設定され、“0000 0000b”がL番目のバイトに記録される。記録速度の数と記録層の数とも少なくとも5個の相異する情報をそれぞれ必要とし、第1及び第2グループ領域の両方とも使用され、“0000 0001b”がL番目のバイトに記録される。
【0068】
図6A乃至図6Dは、本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示す図であり、固有の記録層情報及び固有の記録速度情報がディスク情報内に位置情報として記録されている。
【0069】
図6Aを参照すると、各ディスク情報の順序(シーケンス)は、シーケンス番号により決定され、1バイトで記録される。例えば、この情報はディスク情報内の5番目のバイトに記録され、“DIブロック内のDIフレームシーケンス番号(DI frame sequence number in DI block)”と命名され、“00h”、“01h”、“02h”、…で簡略に表示される。
【0070】
すなわち、5番目のバイト情報が“00h”であれば、これは1番目のディスク情報を意味し、5番目のディスク情報が“07h”であれば、これは8番目のディスク情報を意味する。また、該当ディスク情報によって使用される記録層情報と記録速度情報は、ディスク情報内の特定領域(K番目のバイト)に記録される所定ビットで表すことができる。
【0071】
例えば、記録層情報がK番目のバイトの上位4ビットに記録され、記録速度情報がK番目のバイトの下位4ビットに記録される。
【0072】
ここで、記録層情報は次のように定義できる。もし、記録層情報が“0000b”であれば、これは第1記録層(L0)を意味し、記録層情報が“0001b”であれば、これは第2記録層(L1)を意味し、記録層情報が“1111b”であれば、これは第16記録層(L15)を意味する。
【0073】
また、記録速度情報は次のように様々に定義できる。例えば、記録速度情報が“0000b”であれば、これは2倍速を意味する。記録速度情報が“0111b”であれば、これは8倍速を意味する。記録速度情報が“1111b”であれば、これは16倍速を意味する。
【0074】
したがって、このような記録層情報定義方法や記録速度情報定義方法は、システムや仕様(specification)設定によって様々に定義できる。それ以外にも、1バイト割当によって記録層情報や記録速度情報を定義することができる。
【0075】
したがって、図4に示すように、固有記録層情報とそのシーケンス番号に該当する固有記録速度情報は、予め設定された所定位置(すなわち、k番目のバイト)に記録され、該当ディスク情報の記録層と記録速度情報を確認する過程を容易にさせる。該当記録層と記録速度に見合う記録パワーまたは記録パラメータをP番目〜111番目のバイトのようなディスク情報内に残りのバイトを使用して記録すると、これら情報を用いて記録/再生動作が効率よくなされるようになる。
【0076】
図6Bは、本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の一例を示すもので、ディスク情報の位置情報を、本発明の第1実施形態及び第2実施形態の組み合わせによって表している。
【0077】
何よりも、ディスク情報は、該当ディスクの記録速度情報及び該記録速度に対処する記録方法(Write Strategy(WS))を含む極めて重要な情報であり、高い信頼性(high reliance)を必要とする。
【0078】
本発明の第1実施形態及び第2実施形態と共に本発明の第3実施形態の具現方法によって、ディスク情報が記録されると、該ディスク情報のエラー検出に対処し易くなる。
【0079】
しかも、本発明の第1実施形態及び第2実施形態による方法が、本発明の特定実施形態を図8に示す記録/再生装置の設計過程に適用できるように記録されるので、柔軟な具現性(flexibility of implementation)をさらに提供可能である。
【0080】
図6Bを参照すると、該当ディスク情報の固有の記録層情報及び固有の記録速度情報は、ディスク情報内のK番目のバイトに記録される。ポインタ情報(pointer information)は、図5に示す本発明の第2実施形態と同じ方法でN番目〜(N+1)番目、M番目〜(M+1)番目、X番目〜(X+1)番目、及びY番目〜(Y+1)番目のバイトに記録される。
【0081】
記録速度別第1ディスク情報の位置は、N番目〜(N+1)番目のバイト及びX番目〜(X+1)番目のバイトに記録され、記録層情報別応用(applicable)は、M番目〜(M+1)番目のバイト及びY番目〜(Y+1)番目のバイトに記録されるが、このような動作は、記録速度情報別に該当する第1ディスク情報の位置に追加された(added)数(オフセット)を記録する方法で行われる。また、これに、本発明の第2実施形態(図5)で使用されたL番目のバイトを適用できることは明白である。
【0082】
図6Cは、図6Bの実施形態を用いたディスク情報の一例を示すもので、8個の記録速度のそれぞれと4個の記録層のそれぞれと関連して合計32個のディスク情報がディスク内に存在している。特に、図6Cは、32個のディスク情報のうち5番目のディスク情報であるシーケンス番号“04h”を示している。
【0083】
シーケンス番号“04h”を持つディスク情報において、全体ディスク情報に記録された共通のポインタ情報(common pointer information)は、N番目〜(N+1)番目、M番目〜(M+1)番目、X番目〜(X+1)番目、及びY番目〜(Y+1)番目のバイトに記録される。本実施形態の4個の記録層では、追加的な(additional)記録層を表すY番目〜(Y+1)番目のバイトは使用されず、それぞれ“1111b”に設定される。
【0084】
シーケンス番号“04h”を持つディスク情報内のK番目のバイトにおいて、該当ディスク情報による記録層情報及び記録速度情報は、該当ディスク情報の固有情報として記録される。すなわち、ディスク情報“04h”が第1記録層のディスク情報と関連した2倍速であれば、第7バイトの上位4ビットは、第1記録層(L0)を表すために“0000b”に設定され、下位4ビットは、2倍速を表す情報を直接記録すために“0001b”に設定される。
【0085】
したがって、“第1記録層2倍速ディスク情報(1st recording layer 2x speed disc information)”を検索しようとする場合、図8の記録/再生装置は、N番目の下位4ビットの“0100(04h)”を、ポインタ情報からの2倍速ポインタ(2x speed pointer)として読み出し、第1記録層を意味するM番目の上位4ビットから“0000(L0)”を読み出し、読み出された情報を記録速度情報(“0100(04h)")に追加することによって、上記“第1記録層2倍速”と関連した最後のディスク情報の位置が“04h”であることを認識する。
【0086】
また、図8の記録/再生装置は、該当ディスク情報が、ポインタ情報から見つけられたディスク情報“04h”内のK番目のバイトからの“第1記録層2倍速”と関連したことを再確認可能にする。
【0087】
図6Dは、図6Bの実施形態を用いたディスク情報の一例を示すもので、8個の記録速度のそれぞれと4個の記録層のそれぞれと関連して合計32個のディスク情報がディスク内に存在することを示す。特に、図6Dは、32個のディスク情報のうち最後の5番目のDIシーケンス番号“31h”を示している。
【0088】
シーケンス番号“31h”を持つディスク情報において、他のディスク情報は同じポインタ情報を持つ。シーケンス番号“31h”を持つディスク情報内のK番目のバイトに、記録層情報(第3記録層を意味する“0011”)及び記録速度情報(16倍速を意味する“1111”)が記録されるが、該記録層情報と記録速度情報は“31h”ディスク情報の固有のものである。
【0089】
したがって、“第3記録層16倍速ディスク情報(3rd recording layer 16x speed disc information)”を検索しようとする場合、図8の記録/再生装置は、該当ディスク情報がポインタ情報からの“31h”であるのを認識し、その後、該当ディスク情報が“31hディスク情報”内のK番目のバイトからの“第3記録層16倍速”と関連することを確認または検証する。その結果、正確なディスク情報が検出できる。
【0090】
図7A及び図7Bは、本発明の第4実施形態によって記録されたディスク制御情報の構造図である。
【0091】
図7Aは、本発明の第4実施形態を説明するためのディスク情報の構造を示す図である。
【0092】
図7Aを参照すると、各ディスク情報の順序(シーケンス)は、シーケンス番号によって決定され、1バイトで記録される。例えば、前記情報は、ディスク情報内の5番目のバイトに記録され、“DIブロック内のDIフレームシーケンス番号(DI frame sequence number in DI block)”で命名され、“00h”、“01h”、“02h”、…で簡略に表示される。
【0093】
すなわち、5番目のバイト情報が“00h”であれば、これは最初ディスク情報を意味し、5番目のディスク情報が“07”であれば、これは8番目のディスク情報を意味する。
【0094】
特定ディスク情報の位置情報を記録すべく、本発明の第4実施形態は、特定記録層が特定記録速度と結合して一つの位置情報を表すことにその特徴がある。
【0095】
特に、第1記録層(L0)のための4個の記録速度情報は、4個の記録速度情報のそれぞれに4ビットを割り当てることによって、ディスク情報内のN番目〜(N+1)番目のバイトに記録される。第2記録層(L1)のための4個の記録速度情報は、4個の記録速度情報のそれぞれに4ビットを割り当てることによって、ディスク情報内のM番目〜(M+1)番目のバイトに記録される。
【0096】
すなわち、本発明の第4実施形態において、該当ディスク情報の位置は4ビットで直接表示されるので、8個のディスク情報のための位置情報は、N番目、(N+1)番目、M番目、及び(M+1)番目のバイト(すなわち、合計4バイト)で表すことができる。
【0097】
このように8個のディスク情報を4バイトで表す本発明の第4実施形態による方法は、たとえ第2または第3実施形態に比べてバイト効率性には劣るが、相異する情報を組合せ(combination)しなくてもディスク情報の位置を直接表すことができるという長所がある。
【0098】
図7Bは、合計8個のディスク情報の各位置情報を表した方法の一例を示すもので、2個の記録層と記録層別に4個の相異なる記録速度情報が存在する。すなわち、該当ディスク情報の順序(シーケンス)に相応する情報は、記録層別及び記録速度別にあらかじめ定められた位置の位置情報としてディスク情報のN番目、(N+1)番目、M番目、及び(M+1)番目のバイトに記録される。
【0099】
以上の実施形態において、まず、応用可能な記録速度別ディスク制御情報の位置を表すポインタを考慮し、その後、応用可能な記録層の位置情報を表すポインタを考慮する。あるいは、ディスク制御情報が応用可能な記録層及び同じ記録層内の応用可能な記録速度の順序で構成されている場合、前記ディスク制御情報は、応用可能な記録層の位置情報を表すポインタをまず考慮する。
【0100】
また、各ディスク制御情報が全体応用可能な記録速度及び全体応用可能な記録層を表す情報を含む場合、バイト“5”の“DIフレームシーケンス番号”を使って前記関連したディスク制御情報を検索可能である。
【0101】
例えば、応用可能記録速度が4個の記録速度を含み、応用可能記録層が2個の記録層を含むと、全体ディスク制御情報として16個のディスク制御情報が必要となる。
【0102】
検索されるディスク制御情報が“第2応用可能記録速度及び第2応用可能記録層”であれば、記録速度別または記録層別第1順序による関連ディスク制御情報(“03h”または“05h”)を、“DIフレームシーケンス番号”が“00h”から昇順に増加するので、該“DIフレームシーケンス番号”を用いて検索する。
【0103】
図8は、本発明によるディスク情報を用いた光記録/再生装置を示すブロック図である。
【0104】
図8を参照すると、本発明による記録/再生装置は、光ディスクの記録/再生を行う記録/再生部(recorder/reproducer)10と、該記録/再生部10を制御する制御部20と、を備える。
【0105】
制御部20(例えば、ホスト)は、所定領域のための命令を記録あるいは再生する。記録/再生部10は、制御部20の命令に応じて前記所定領域に記録/再生動作を行う。特に、記録/再生部10は、外部機器と通信するインターフェース部12を備える。ピックアップ部11は、光ディスクにデータを直接記録したり該光ディスクからデータを再生する。データ処理部13は、ピックアップ部11から受信した再生信号を、望む信号値に復元したり、記録される信号を、光ディスクに記録される信号に変調して伝達する。サーボ14は、光ディスクから信号を正確に読み出したり、ピックアップ部11が光ディスクに信号を正確に記録するように制御する。メモリ15は、管理情報及びデータを含む種々の情報を臨時格納する。マイコン16は、記録/再生部10内に含まれた上記の諸構成要素を制御する。
【0106】
以下、本発明による光ディスクのディスク情報検索過程を詳細に説明する。
【0107】
光ディスクが光記録/再生装置にローディングされると、ディスク内の全体ディスク管理情報が読み出されて記録/再生部10のメモリに臨時格納される。種々のディスク管理情報が、光ディスクにデータを記録したり、あるいは光ディスクからデータを再生するのに使用される。
【0108】
特に、メモリ15に格納された管理情報は、本発明のディスク情報を含む。したがって、記録層情報、記録速度情報、及び該当記録速度(上記ディスク制御情報に記録される)に好適な記録方法(write strategy)がメモリ15に臨時格納されるように読み出される。
【0109】
光ディスク内の所定領域にデータ記録を行おうとする場合、制御部20はその旨を記録命令に含め、この記録命令を、記録される位置情報記録のためのデータと共に記録/再生部10に伝達する。
【0110】
この記録命令を受信すると、マイコン16は、光ディスク内の望む記録層に適用された該当記録速度を、メモリ15に格納された管理情報から決定し、決定された記録速度を参照して最適の記録方法(write strategy)を用いて記録命令を遂行する。
【0111】
このようにしてディスク情報の位置情報が全てのディスク情報内に記録されるので、マイコンは、ディスク情報の何れか一つを読み出し全体ディスク情報の位置情報を認識できるので、要求された記録層の要求された記録速度情報と関連したディスク情報を獲得し易くなる。すなわち、多数のディスク情報が存在する場合、全体ディスク情報の検索のためにメモリに取られる時間負荷(load of time)を短縮することができる。
【0112】
したがって、制御部20の記録命令のために、記録/再生部が必要時にはいつでも位置確認されたディスク情報(location-confirmed disc information)を獲得でき、ディスク情報に記録された記録方法パラメータ(write strategy parameters)を用いて記録命令を高速で実行させることができる。
【0113】
さらに、本発明の第3実施形態を追加的に適用する場合、該当ディスク情報の固有記録層の数及び固有記録速度の数をディスク情報内のK番目のバイトから確認することができる。
【0114】
一方、以上では本発明を具体的な実施形態に上げて説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限度内で当業者による種々の変形が可能であることはいうまでもない。したがって、本発明の範囲は、以上の具体的な実施形態によって限定されてはならず、添付した特許請求の範囲とその均等物により定められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0115】
【図1】本発明に適用されるシングルレイヤーディスクの構造図である。
【図2】本発明に適用されるデュアルレイヤーディスクの構造図である。
【図3】本発明によるディスク制御情報が記録された管理領域の構造を示すもので、該管理領域には該当の領域内ディスク情報記録フォーマットがし示されている。
【図4A】本発明の第1実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示す図である。
【図4B】本発明の第1実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示す図である。
【図4C】本発明の第1実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図6A】本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図6B】本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図6C】本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図6D】本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図7A】本発明の第4実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図7B】本発明の第4実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図8】本発明によるディスク情報を用いた光記録/再生装置を示すブロック図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスクのような記録媒体、少なくとも一つの記録層を備えた追記型光ディスク(recordable optical disc)にディスク制御情報を記録する方法に係り、より詳細には、ディスク制御情報そのものにディスク制御情報の特定位置を表した情報を記録する方法、要求されたディスク制御情報を検索する方法、及び上記追記型光ディスクの特定領域に記録されたディスク制御情報を使用してデータを記録する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、高画質のビデオデータ、多量のプログラムデータ及び高音質のオーディオデータを記録及び格納できる高密度光記録媒体(例えば、HD−DVD)が広く使用されている。 次世代HD−DVD技術の代表にはブルーレイディスク(以下、‘BD’ともいう。)がある。一度だけ書き込み可能なブルーレイディスク(BD−WO)に対する標準案及びブルーレイディスクに対する世界標準の技術仕様が定められてきている。
【0003】
一方、現在論議中の書き換え可能な(rewritable)ブルーレイディスク(すなわち、1倍速BD−RE)は、より高い記録速度のBD−REディスク(すなわち、2倍速BD−RE以上)と互換可能でなければならない。高速記録速度のためのBD−WO技術仕様の標準案の設定については現在進行中にある。
【0004】
要するに、高密度光ディスクの高速記録速度に対処するための効果的なソリューションが至急要求されており、定められた技術仕様は、相互互換性(mutual compatibility)を保障しなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明は、上記の従来技術における問題点を解決するためのもので、ディスク制御情報記録方法を関する。
【0006】
本発明の目的は、ディスク制御情報を高速記録速度に対処する特定情報として記録する方法を提供することにあり、この方法により、記録速度情報がディスク制御情報に含まれるので、記録されたディスク制御情報を効果的に検索することが可能になる。
【0007】
本発明の他の目的は、高速記録速度に対処するディスク制御情報をディスク内の特定領域に提供する方法を提供することにあり、この方法により、同じ種類のディスク間に相互互換性が提供される。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、ディスク制御情報を検索する方法を提供することにあり、この方法により、実際にデータが光ディスクに、または該光ディスクから書込み/再生されるときに、特定記録速度と関連して要求されたディスク制御情報のコンテンツを、該記録されたディスク制御情報を用いて検索することができる。
【0009】
その他の本発明の特長は、後述される詳細説明から明らかになる。したがって、本発明の目的及び長所は、添付された図面のほか、詳細説明と特許請求の範囲の記載に基づく構造により具現及び獲得することができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る、記録媒体に制御情報を記録する方法は、特定記録速度及び記録速度と関連して少なくとも一つ以上の情報単位を持つ制御情報を生成する段階(ここで、前記情報単位は、応用可能な記録速度の情報単位位置を表した第1ポインタ及び応用可能な記録層の情報位置を表した第2ポインタを含む。)と、前記少なくとも一つ以上の情報単位を前記記録媒体の特定領域に記録する段階と、を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る、記録媒体に制御情報を記録する方法は、特定記録速度及び記録速度と関連して少なくとも一つ以上の情報単位を持つ制御情報を生成する段階(ここで、前記少なくとも一つ以上の情報単位は、特定記録速度及び特定記録層のための記録方法(write strategy)、及び特定記録速度と特定記録層と関連した情報単位を表すポインタ情報を含む。)と、前記制御情報を前記記録媒体の特定領域に記録する段階と、を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明に係るデータ構造は、少なくとも一つの記録層を持つ記録媒体に記録されたり或いは前記記録媒体に記録/再生される制御情報のためのデータ構造であって、前記制御情報は、少なくとも一つ以上の情報単位を含むものの、前記情報単位は、前記記録媒体の特定領域に位置し、各情報単位は特定記録速度及び特定記録層によるシーケンス番号を識別できる位置ポインタを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る記録媒体は、追記可能な領域と事前記録された領域とを備えた少なくとも一つの記録層を含む記録媒体であって、情報単位は、前記事前記録された領域内に応用可能な記録層及び記録速度別に提供されるものの、前記情報単位は、前記応用可能な記録速度別第1情報単位の位置を表す第1ポインタ及び前記応用可能な記録層の情報単位位置を表す第2ポインタを含むことを特徴とする。
【0014】
本発明に係る光ディスクは、少なくとも一つ以上の記録層を備えるものの、前記記録層は、応用可能な記録層別及び記録速度別に少なくとも一つ以上のディスク制御情報を記録した領域を前記光ディスクの管理領域に提供し、前記少なくとも一つ以上のディスク制御情報のそれぞれに、共通ポインタ情報を記録し、該共通ポインタ情報によって前記少なくとも一つ以上のディスク制御情報がお互いに同じ値を持つようにすることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る光ディスクにデータを記録する方法は、要求された記録速度のためのディスク情報の位置をポインタ情報に基づいてチェックする段階(ここで、前記ポインタ情報は応用可能な記録速度別第1ディスク情報の位置を表す第1ポインタを含む。)と、前記第1ポインタで表示される前記ディスク情報に基づいて記録媒体の特定領域にデータを記録する段階と、を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る光ディスクにまたは光ディスクからデータを記録または再生する装置は、光記録媒体の管理領域内の記録層別及び記録速度別に分離して記録された多数のディスク制御情報を読み出す光ピックアップ部(ここで、各ディスク制御情報は、特定記録層の特定記録速度と関連したディスク制御情報の位置を表す位置情報を含む。)と、前記光ピックアップ部から読み出された前記位置情報から、前記特定記録層及び特定記録速度と関連した前記ディスク制御情報の位置をチェックし、チェックされたディスク制御情報に含まれた記録方法パラメータを用いて記録動作を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、高密度光ディスクの高い記録速度に対応可能なディスク制御情報を提供する種々の方法を提供できる。したがって、光ディスクの記録/再生に効率よく対処できる規格化したディスク制御情報を均一に(uniformly)適用することによって多数のディスク情報を効果的に検索することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付の図面に基づき、本発明の詳細動作及び構造について詳細に説明する。図面中、同一の構成要素には、可能な限り同一の参照番号及び符号を付する。
【0019】
本発明では、説明の便宜のために、ブルーレイディスク(BD)に挙げて光ディスクを説明するが、本発明の技術思想は、それ以外の記録媒体(例えば、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、DVD−R、DVD+R)及びこれに類似する系列の記録媒体にも同一に適用可能であることは明らかである。
【0020】
また、本発明で使用される用語は、可能な限り、現在広く使われている一般的な用語を選んだが、場合によっては出願人が任意に選定した用語もあり、これについては、該当する発明の説明において詳細にその意味を記載しておく。したがって、本発明は、用語自体の単なる名称または意味ではなく、用語が持つ特定意味により把握されなければならない。
【0021】
例えば、本発明の記載において、ディスクの“ディスク制御情報”とは、特定領域(すなわち、ディスクの追記可能な領域(または、製作者データが記録されそれ以上の記録は不可能なエンボスされた領域(embossed area))に記録され、データ記録されたディスクの再生のために必要な情報を含む。ディスク制御情報は、ブルーレイディスク技術と関連して“ディスク情報”または“DI”とも呼ばれるが、一般に、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、DVD−R及びDVD+Rディスク内に記録される物理的フォーマット情報(physical format information)ともいう。したがって、この物理的フォーマット情報にも本発明の技術的背景が同等に応用可能なことは明らかである。
【0022】
しかも、本発明によるディスク情報は、カウント可能な情報(例えば、第1または第2情報)の不特定単位(unspecified unit)として記録される。
【0023】
図1及び図2は、本発明に適用される光ディスクの構造を例示するもので、何れの追記型光ディスクも本発明に適用可能である。例えば、追記型ディスクには、書き換え可能な光ディスクや一度だけ書き込み可能な光ディスクがあり、何れとも本発明に適用可能である。
【0024】
図1には、一つの記録層を有する光ディスクを示す。
【0025】
図1を参照すると、リードイン領域(lead-in area)は光ディスクの内周領域に管理領域として提供され、リードアウト領域(lead-out area)は光ディスクの外周領域に管理領域として提供される。この内周領域において、事前記録された領域 (prerecorded area)及び書き換え可能な領域または一度だけ書き込み可能な領域は、それぞれ独立して提供される。
【0026】
BD−RE及びBD−WO技術において、この事前記録された領域は、PIC(Permanent Information and Control)データと呼ばれ、永久情報(permanent information)及び制御データを記録し、このPIC領域ではディスク情報が記録される。
【0027】
データ領域は、使用者データが記録された使用者データ領域、インナースペア領域(ISA)及びアウタースペア領域(OSA)から構成される。ここで、ISA及びOSA領域は、欠陥領域のデータを代替するために使用される。
【0028】
BD−WOディスクは、欠陥情報を記録し且つ一般管理を行うためにTDMA(Temporary Disc Management Area)領域を備える。書き換え可能なBD−REにおいてTDMAは不要な領域であるがためにリザーブド(reserved)領域として残される。
【0029】
本発明は、ディスク情報(DI)を事前記録された領域(prerecorded area)または追記可能な領域(recordable area)にまたは、該領域からデータを記録/再生するのに必要なディスク制御情報を記録する方法を提供する。もちろん、事前記録された領域での記録方法は、各ディスクごとに異なって適用される。BD−WO及びBD−WOディスクにおいて、事前記録された領域は、ディスク情報を得るために所定の再生方法によって再生される2相高周波変調信号(bi-phased high frequency modulated signal)を用いて記録されたPIC領域を意味する。
【0030】
図2は、本発明による2記録層を有する光ディスクの構造を示す図であり、このディスクの内周領域は、第1記録層(Layer1)のリードアウト(lead-out)領域に該当する第1記録層(Layer0)のリードイン(lead-in)領域を含む。
【0031】
ここで、一つのPIC領域は、リードイン領域及びリードアウト領域のそれぞれに提供され、各PIC領域は同じディスク情報(DI)を記録する。
【0032】
図3は、本発明によってフォーマットされたPIC領域を示す図である。BD−REまたはBD−WOディスクのPIC領域のディスク情報を構成するにおいて、最小記録単位は1クラスタであり、544個のクラスタが集まって一つの上位記録単位として1フラグメントを構成し、総5個のフラグメントが集まってPIC領域を形成する。
【0033】
1番目のフラグメント(IFO)の先頭クラスタ内にディスク情報(DI)が記録される。ディスク情報(DI)は、ディスク情報(DI)は、該当の光ディスクにより適用可能な記録層及び書き込み速度(writing speed)別に複数の個数で記録される。1ディスク情報は、112バイトで構成される。特に、このように112バイトで構成されたディスク情報(DI)を“ディスク情報(DI)フレーム”という。
【0034】
また、該ディスク情報と同じコンテンツが前記残りフレームの各先頭クラスタに反復して記録されることから、ディスク情報の損失に対応することができる。
【0035】
該当の記録層を表す情報、記録速度を表す情報、及び当該記録速度に対応する書込み方法情報(write strategy information)が、各ディスク情報に含まれる。これら情報は、光ディスクのデータを記録/再生するのに用いられ、記録層別及び記録速度別に最適記録パワーを提供することができる。
【0036】
複数のディスク情報から特定記録層の記録速度と関連したディスク情報を獲得するには、ディスク情報のそれぞれの位置情報(“DIフレームポインタ”ともいう。)が記録される必要がある。
【0037】
例えば、4個の記録層と各記録層ごとに4個の応用可能な記録速度が存在する場合、少なくとも16個のディスク情報が要求されるために使用上不便であり、また、システムは、特定ディスク情報値の必要毎にディスク情報全体を検索しなければならない。したがって、当該ディスク情報の位置情報(すなわち、DIフレームポインタ)の使用により上記の不便さを克服することができる。
【0038】
以下、本発明による特定ディスク情報を構成する方法及び特定情報を記録する方法に関する種々の実施形態を、図4A乃至図8を参照して詳細に説明する。
【0039】
図4A乃至図4Cは、本発明の第1実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示す図である。
【0040】
図4Aは、本発明の第1実施形態を説明するためのディスク情報の構造を示す図である。
【0041】
図4Aを参照すると、各ディスク情報の順序(シーケンス)は、シーケンス番号により決定され、1バイトで記録される。例えば、当該情報はディスク情報内の5番目のバイトに記録され、“DIブロック内のDIフレームシーケンス番号(DI frame sequence number in DI block)”と命名され、“00h”、“01h”、“02h”、…と簡略に表される。
【0042】
すなわち、5番目のバイト情報が“00h”であれば、これは1番目のディスク情報を意味し、5番目のディスク情報が“15h”であれば、これは16番目のディスク情報を意味する。
【0043】
特定ディスク情報の位置情報を記録するために本発明は、DIフレームポインタ記録速度別(すなわち、N番目及び(N+1)番目のバイトに記録された速度オフセットポインタ(speed offset pointers)別1番目のディスク情報の位置を表す情報、及び記録層と関連したディスク情報の位置を表す情報の組合せ(combination)により決定されるが、該記録層は、M番目及び(M+1)番目のバイトに記録されたLayer0,1,2,及び3ポインタに適用される記録速度を有する。ここで、これら情報は分離した領域にそれぞれ記録される。
【0044】
本発明は、記録速度別1番目のディスク情報の位置をディスク情報のうち5番目のバイト情報で表す情報を、該当ディスク情報のシーケンスを表す情報と同じ方式(expression)により該当ディスク情報のシーケンス形態(例えば、‘00h’、‘03h’など)に記録することに特徴がある。また、本発明は、各記録速度を持つ記録層と関連するディスク情報の位置を表した情報は、該当記録速度別1番目の位置情報に追加された番号(オフセット)を表す。
【0045】
しかも、図4Aに示す本発明の第1実施形態において応用可能な記録速度(applicable writing speed)は、第1速度(1X)、第2速度(2X)、第3速度(3X)または第4速度(4X)で表す。例えば、第3及び第4速度はそれぞれ、4倍速及び6倍速を表すように定義できる。
【0046】
図4Aを参照すると、特定バイト(N番目または(N+1)番目のバイト)は、4ビットで区分される。応用可能な記録速度別1番目のディスク情報の位置はそれぞれ、4ビットに記録される。応用可能な記録速度別1番目のディスク情報の位置は5番目のバイトに記録されたディスク情報のシーケンス情報と同一である。
【0047】
2バイト(すなわち、N番目及び(N+1)番目のバイト)が割り当てられるので、総4個の記録速度を表すことができる。5個またはそれ以上の相異する記録速度が存在する場合、N番目のバイト、(N+1)番目のバイト、(N+2)番目のバイトなどのように複数のバイトが追加される。
【0048】
また、バイトを拡張する他の方法は、図5に示す本発明の第2実施形態において詳細に後述される。
【0049】
各記録速度が適用された記録層の位置情報は、ディスク情報内の他のバイト(M番目または(M+1)番目のバイト)に記録され、記録速度別1番目のディスク情報に追加された番号(オフセット)を表すようになる。
【0050】
すなわち、上記の方法により、記録速度別1番目のディスク情報の位置及び該当の記録速度別に適用される記録層の位置を共に表すことができ、16個のディスク情報の全体位置を合計4個のバイトで表すことが可能になる。
【0051】
本発明の第1実施形態の応用において、特定または一つのディスク情報を表す位置情報は、ディスク情報内リザーブド領域に1バイトを割り当てることによって表すことができる。16個のディスク情報がある場合、16バイトが必要となる。したがって、全体ディスク情報の位置情報を表す場合、以降仕様(future specifications)を拡張する際に発生する問題点を克服できる。
【0052】
図4Bは、本発明の第1実施形態によって4個の記録速度と記録速度別(ここで、第3及び第4記録速度はそれぞれ4倍速及び6倍速に設定される。)に4個の相異する記録層が存在する場合、16個のディスク情報の位置情報を表した一例を示す図である。
【0053】
N番目及び(N+1)番目のバイトにおいて、記録速度別1番目のディスク情報の予め定められた位置(previously promised location)は、割り当てられた4ビットで表すことができる。
【0054】
N番目バイトの上位4ビットである“0000b”は、1倍速のための1番目のディスク情報の位置を表し、“00h”のシーケンス番号に該当するディスク情報となる。N番目のバイトの下位4ビットである“0100b”は、2倍速のための第1ディスク情報の位置を表し、“04h”のシーケンス番号に該当するディスク情報となる。(N+1)番目のバイトの上位4ビットである“1000b”は、4倍速のための第1ディスク情報の位置を表し、“08h”のシーケンス番号に該当するディスク情報となる。(N+1)番目のバイトの下位4ビットである“1100b”は、6倍速のための第1ディスク情報の位置を表し、“12h”のシーケンス番号に該当するディスク情報となる。
【0055】
M番目及び(M+1)番目のバイトにおいて、各記録速度を持つ記録層の位置を表した情報が記録される。本発明の実施形態は、合計4個の記録層(Layer0、Layer1、Layer2、Layer3)を支援する。
【0056】
したがって、M番目のバイトの上位4ビットである“0000b”は、記録速度別第1記録層(L0)の位置を表す。M番目のバイトの下位4ビットである“0001b”は記録速度別第2記録層(L1)の位置を表す。(M+1)番目バイトの上位4ビットである“0010b”は、記録速度別第3記録層(L2)の位置を表す。(M+1)番目のバイトの下位4ビットである“0011b”は、記録速度別第4記録層(L3)の位置を表す。
【0057】
上記において、記録層情報は、記録速度別第1位置情報のそれぞれに追加された番号(オフセット)を意味する。例えば、記録層位置情報が“0000b”(L0)ならば、追加される当該番号(オフセット)が“0”なので、記録層情報は記録速度別第1ディスク情報を意味する。そして、記録層位置情報が“0010b”(L2)ならば、追加される当該番号(オフセット)が“2”なので、記録層情報は記録速度別第1ディスク情報内の次の第2ディスク情報を意味する。
【0058】
システムが第3記録層の4倍速ディスク情報をチェックしようとする場合、4倍速のための第1ディスク情報の位置は、(N+1)番目のバイト(すなわち、“08h”)の上位4ビットからチェックされ、該当記録速度のための記録層位置は(M+1)番目のバイトの上位4ビットからチェックされる。これによってディスク情報が4倍速(“08h”)のための第1ディスク情報の3番目の位置に置かれるようになる。したがって、最後に検索されるディスク情報の位置は、シーケンス番号“11h”を持つディスク情報となる。
【0059】
図4Cは、図4Aに示す本発明の第1実施形態によるディスク位置情報(disc information location information)を表した一例を示すもので、2個の記録層と各記録層別4個の相異する記録速度情報が存在し、合計8個の相異するディスク情報が備えられる場合のディスク位置情報を示している。この詳細な方法は、図4Bに記載された方法と同一なので、それに対する説明は省略するものとする。
【0060】
本発明は、2個の記録層が存在する場合に係るもので、第3記録層及び第4記録層の情報を含む(M+1)番目のバイトは、“1111b”を設定するにおいては不要である。もし“1111b”情報が検出されると、システムは、該当記録層が存在しないと認識する。“1111b”の値が他の認識可能な値(another recognizable value)にも代替可能であることは自明である。
【0061】
図5は、本発明の第2実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示すもので、図4Aに示す本発明の第1実施形態の内容がより多くの記録速度またはより多くの記録層を追加するために拡張される場合に適用可能である。
【0062】
言い換えれば、本発明の第1実施形態は、ディスク情報の位置を表す方法に関するもので、このディスク情報は、最大4個の記録層と各記録層別に4個の記録速度を表す。
【0063】
記録層の数または記録速度の数が5個を超過する場合、本発明の第1実施形態は、これら記録層と記録速度を表すことができなくなる。したがって、このような問題を解決するために本発明の第2実施形態はディスク情報により多くのバイトを割り当てる。説明の便宜のために、初期4個のバイト(すなわち、N、(N+1)、M及び(M+1)バイト)で構成されたグループは、第1グループ領域(first group field)と命名され、他の4個のバイト(すなわち、X、(X+1)、Y及び(Y+1)バイト)で構成されたグループは、第2グループ領域(second group field)と命名される。
【0064】
第1グループ領域と同じ方式で行われる第2グループ領域の記録方法は、追加的(additional)記録速度(すなわち、X番目及び(X+1)番目のバイトに記録された5番目〜8番目の記録速度のためのオフセットポインタ)別第1ディスク情報の位置を表した情報、及び各記録速度を持つ追加的記録層(すなわち、Y番目及び(Y+1)番目のバイトに記録されたLayer4、5、6及び7ポインタ)と関連したディスク情報の位置を表す情報を、上記記録情報の組み合わせにより相異する領域に記録することによって決定される。
【0065】
そして、第1及び第2グループ領域を使用するか否かを支える(support)情報がディスク情報内のリザーブド領域に1バイトで記録される。例えば、該情報は、ディスク情報内のL番目のバイトを使用することによって、“DIフレームポインタ用使用バイト(using byte for DI frame pointer)”と命名される。
【0066】
メイン領域(main field)は、ディスク情報の位置情報を、第1グループ領域(N番目、(N+1)番目、M番目、(M+1)番目のバイト)のみにて表す場合、“0000 0000b”に設定される。また、メイン領域は、ディスク情報の位置情報を第1グループ領域(N番目、(N+1)番目、M番目、(M+1)番目のバイト)及び第2グループ領域(X番目、(X+1)番目、Y番目、(Y+1)番目のバイト)を共に使用して表す場合、“0000 0001b”に設定される。これで、現在使用された位置情報のためのバイト(すなわち、グループ領域)を確認することができる。
【0067】
したがって、記録速度の数及び記録層の数は4以下で、第1グループ領域のみが用いられて、第2グループ領域は何れも“0”と設定され、“0000 0000b”がL番目のバイトに記録される。記録速度の数と記録層の数とも少なくとも5個の相異する情報をそれぞれ必要とし、第1及び第2グループ領域の両方とも使用され、“0000 0001b”がL番目のバイトに記録される。
【0068】
図6A乃至図6Dは、本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示す図であり、固有の記録層情報及び固有の記録速度情報がディスク情報内に位置情報として記録されている。
【0069】
図6Aを参照すると、各ディスク情報の順序(シーケンス)は、シーケンス番号により決定され、1バイトで記録される。例えば、この情報はディスク情報内の5番目のバイトに記録され、“DIブロック内のDIフレームシーケンス番号(DI frame sequence number in DI block)”と命名され、“00h”、“01h”、“02h”、…で簡略に表示される。
【0070】
すなわち、5番目のバイト情報が“00h”であれば、これは1番目のディスク情報を意味し、5番目のディスク情報が“07h”であれば、これは8番目のディスク情報を意味する。また、該当ディスク情報によって使用される記録層情報と記録速度情報は、ディスク情報内の特定領域(K番目のバイト)に記録される所定ビットで表すことができる。
【0071】
例えば、記録層情報がK番目のバイトの上位4ビットに記録され、記録速度情報がK番目のバイトの下位4ビットに記録される。
【0072】
ここで、記録層情報は次のように定義できる。もし、記録層情報が“0000b”であれば、これは第1記録層(L0)を意味し、記録層情報が“0001b”であれば、これは第2記録層(L1)を意味し、記録層情報が“1111b”であれば、これは第16記録層(L15)を意味する。
【0073】
また、記録速度情報は次のように様々に定義できる。例えば、記録速度情報が“0000b”であれば、これは2倍速を意味する。記録速度情報が“0111b”であれば、これは8倍速を意味する。記録速度情報が“1111b”であれば、これは16倍速を意味する。
【0074】
したがって、このような記録層情報定義方法や記録速度情報定義方法は、システムや仕様(specification)設定によって様々に定義できる。それ以外にも、1バイト割当によって記録層情報や記録速度情報を定義することができる。
【0075】
したがって、図4に示すように、固有記録層情報とそのシーケンス番号に該当する固有記録速度情報は、予め設定された所定位置(すなわち、k番目のバイト)に記録され、該当ディスク情報の記録層と記録速度情報を確認する過程を容易にさせる。該当記録層と記録速度に見合う記録パワーまたは記録パラメータをP番目〜111番目のバイトのようなディスク情報内に残りのバイトを使用して記録すると、これら情報を用いて記録/再生動作が効率よくなされるようになる。
【0076】
図6Bは、本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の一例を示すもので、ディスク情報の位置情報を、本発明の第1実施形態及び第2実施形態の組み合わせによって表している。
【0077】
何よりも、ディスク情報は、該当ディスクの記録速度情報及び該記録速度に対処する記録方法(Write Strategy(WS))を含む極めて重要な情報であり、高い信頼性(high reliance)を必要とする。
【0078】
本発明の第1実施形態及び第2実施形態と共に本発明の第3実施形態の具現方法によって、ディスク情報が記録されると、該ディスク情報のエラー検出に対処し易くなる。
【0079】
しかも、本発明の第1実施形態及び第2実施形態による方法が、本発明の特定実施形態を図8に示す記録/再生装置の設計過程に適用できるように記録されるので、柔軟な具現性(flexibility of implementation)をさらに提供可能である。
【0080】
図6Bを参照すると、該当ディスク情報の固有の記録層情報及び固有の記録速度情報は、ディスク情報内のK番目のバイトに記録される。ポインタ情報(pointer information)は、図5に示す本発明の第2実施形態と同じ方法でN番目〜(N+1)番目、M番目〜(M+1)番目、X番目〜(X+1)番目、及びY番目〜(Y+1)番目のバイトに記録される。
【0081】
記録速度別第1ディスク情報の位置は、N番目〜(N+1)番目のバイト及びX番目〜(X+1)番目のバイトに記録され、記録層情報別応用(applicable)は、M番目〜(M+1)番目のバイト及びY番目〜(Y+1)番目のバイトに記録されるが、このような動作は、記録速度情報別に該当する第1ディスク情報の位置に追加された(added)数(オフセット)を記録する方法で行われる。また、これに、本発明の第2実施形態(図5)で使用されたL番目のバイトを適用できることは明白である。
【0082】
図6Cは、図6Bの実施形態を用いたディスク情報の一例を示すもので、8個の記録速度のそれぞれと4個の記録層のそれぞれと関連して合計32個のディスク情報がディスク内に存在している。特に、図6Cは、32個のディスク情報のうち5番目のディスク情報であるシーケンス番号“04h”を示している。
【0083】
シーケンス番号“04h”を持つディスク情報において、全体ディスク情報に記録された共通のポインタ情報(common pointer information)は、N番目〜(N+1)番目、M番目〜(M+1)番目、X番目〜(X+1)番目、及びY番目〜(Y+1)番目のバイトに記録される。本実施形態の4個の記録層では、追加的な(additional)記録層を表すY番目〜(Y+1)番目のバイトは使用されず、それぞれ“1111b”に設定される。
【0084】
シーケンス番号“04h”を持つディスク情報内のK番目のバイトにおいて、該当ディスク情報による記録層情報及び記録速度情報は、該当ディスク情報の固有情報として記録される。すなわち、ディスク情報“04h”が第1記録層のディスク情報と関連した2倍速であれば、第7バイトの上位4ビットは、第1記録層(L0)を表すために“0000b”に設定され、下位4ビットは、2倍速を表す情報を直接記録すために“0001b”に設定される。
【0085】
したがって、“第1記録層2倍速ディスク情報(1st recording layer 2x speed disc information)”を検索しようとする場合、図8の記録/再生装置は、N番目の下位4ビットの“0100(04h)”を、ポインタ情報からの2倍速ポインタ(2x speed pointer)として読み出し、第1記録層を意味するM番目の上位4ビットから“0000(L0)”を読み出し、読み出された情報を記録速度情報(“0100(04h)")に追加することによって、上記“第1記録層2倍速”と関連した最後のディスク情報の位置が“04h”であることを認識する。
【0086】
また、図8の記録/再生装置は、該当ディスク情報が、ポインタ情報から見つけられたディスク情報“04h”内のK番目のバイトからの“第1記録層2倍速”と関連したことを再確認可能にする。
【0087】
図6Dは、図6Bの実施形態を用いたディスク情報の一例を示すもので、8個の記録速度のそれぞれと4個の記録層のそれぞれと関連して合計32個のディスク情報がディスク内に存在することを示す。特に、図6Dは、32個のディスク情報のうち最後の5番目のDIシーケンス番号“31h”を示している。
【0088】
シーケンス番号“31h”を持つディスク情報において、他のディスク情報は同じポインタ情報を持つ。シーケンス番号“31h”を持つディスク情報内のK番目のバイトに、記録層情報(第3記録層を意味する“0011”)及び記録速度情報(16倍速を意味する“1111”)が記録されるが、該記録層情報と記録速度情報は“31h”ディスク情報の固有のものである。
【0089】
したがって、“第3記録層16倍速ディスク情報(3rd recording layer 16x speed disc information)”を検索しようとする場合、図8の記録/再生装置は、該当ディスク情報がポインタ情報からの“31h”であるのを認識し、その後、該当ディスク情報が“31hディスク情報”内のK番目のバイトからの“第3記録層16倍速”と関連することを確認または検証する。その結果、正確なディスク情報が検出できる。
【0090】
図7A及び図7Bは、本発明の第4実施形態によって記録されたディスク制御情報の構造図である。
【0091】
図7Aは、本発明の第4実施形態を説明するためのディスク情報の構造を示す図である。
【0092】
図7Aを参照すると、各ディスク情報の順序(シーケンス)は、シーケンス番号によって決定され、1バイトで記録される。例えば、前記情報は、ディスク情報内の5番目のバイトに記録され、“DIブロック内のDIフレームシーケンス番号(DI frame sequence number in DI block)”で命名され、“00h”、“01h”、“02h”、…で簡略に表示される。
【0093】
すなわち、5番目のバイト情報が“00h”であれば、これは最初ディスク情報を意味し、5番目のディスク情報が“07”であれば、これは8番目のディスク情報を意味する。
【0094】
特定ディスク情報の位置情報を記録すべく、本発明の第4実施形態は、特定記録層が特定記録速度と結合して一つの位置情報を表すことにその特徴がある。
【0095】
特に、第1記録層(L0)のための4個の記録速度情報は、4個の記録速度情報のそれぞれに4ビットを割り当てることによって、ディスク情報内のN番目〜(N+1)番目のバイトに記録される。第2記録層(L1)のための4個の記録速度情報は、4個の記録速度情報のそれぞれに4ビットを割り当てることによって、ディスク情報内のM番目〜(M+1)番目のバイトに記録される。
【0096】
すなわち、本発明の第4実施形態において、該当ディスク情報の位置は4ビットで直接表示されるので、8個のディスク情報のための位置情報は、N番目、(N+1)番目、M番目、及び(M+1)番目のバイト(すなわち、合計4バイト)で表すことができる。
【0097】
このように8個のディスク情報を4バイトで表す本発明の第4実施形態による方法は、たとえ第2または第3実施形態に比べてバイト効率性には劣るが、相異する情報を組合せ(combination)しなくてもディスク情報の位置を直接表すことができるという長所がある。
【0098】
図7Bは、合計8個のディスク情報の各位置情報を表した方法の一例を示すもので、2個の記録層と記録層別に4個の相異なる記録速度情報が存在する。すなわち、該当ディスク情報の順序(シーケンス)に相応する情報は、記録層別及び記録速度別にあらかじめ定められた位置の位置情報としてディスク情報のN番目、(N+1)番目、M番目、及び(M+1)番目のバイトに記録される。
【0099】
以上の実施形態において、まず、応用可能な記録速度別ディスク制御情報の位置を表すポインタを考慮し、その後、応用可能な記録層の位置情報を表すポインタを考慮する。あるいは、ディスク制御情報が応用可能な記録層及び同じ記録層内の応用可能な記録速度の順序で構成されている場合、前記ディスク制御情報は、応用可能な記録層の位置情報を表すポインタをまず考慮する。
【0100】
また、各ディスク制御情報が全体応用可能な記録速度及び全体応用可能な記録層を表す情報を含む場合、バイト“5”の“DIフレームシーケンス番号”を使って前記関連したディスク制御情報を検索可能である。
【0101】
例えば、応用可能記録速度が4個の記録速度を含み、応用可能記録層が2個の記録層を含むと、全体ディスク制御情報として16個のディスク制御情報が必要となる。
【0102】
検索されるディスク制御情報が“第2応用可能記録速度及び第2応用可能記録層”であれば、記録速度別または記録層別第1順序による関連ディスク制御情報(“03h”または“05h”)を、“DIフレームシーケンス番号”が“00h”から昇順に増加するので、該“DIフレームシーケンス番号”を用いて検索する。
【0103】
図8は、本発明によるディスク情報を用いた光記録/再生装置を示すブロック図である。
【0104】
図8を参照すると、本発明による記録/再生装置は、光ディスクの記録/再生を行う記録/再生部(recorder/reproducer)10と、該記録/再生部10を制御する制御部20と、を備える。
【0105】
制御部20(例えば、ホスト)は、所定領域のための命令を記録あるいは再生する。記録/再生部10は、制御部20の命令に応じて前記所定領域に記録/再生動作を行う。特に、記録/再生部10は、外部機器と通信するインターフェース部12を備える。ピックアップ部11は、光ディスクにデータを直接記録したり該光ディスクからデータを再生する。データ処理部13は、ピックアップ部11から受信した再生信号を、望む信号値に復元したり、記録される信号を、光ディスクに記録される信号に変調して伝達する。サーボ14は、光ディスクから信号を正確に読み出したり、ピックアップ部11が光ディスクに信号を正確に記録するように制御する。メモリ15は、管理情報及びデータを含む種々の情報を臨時格納する。マイコン16は、記録/再生部10内に含まれた上記の諸構成要素を制御する。
【0106】
以下、本発明による光ディスクのディスク情報検索過程を詳細に説明する。
【0107】
光ディスクが光記録/再生装置にローディングされると、ディスク内の全体ディスク管理情報が読み出されて記録/再生部10のメモリに臨時格納される。種々のディスク管理情報が、光ディスクにデータを記録したり、あるいは光ディスクからデータを再生するのに使用される。
【0108】
特に、メモリ15に格納された管理情報は、本発明のディスク情報を含む。したがって、記録層情報、記録速度情報、及び該当記録速度(上記ディスク制御情報に記録される)に好適な記録方法(write strategy)がメモリ15に臨時格納されるように読み出される。
【0109】
光ディスク内の所定領域にデータ記録を行おうとする場合、制御部20はその旨を記録命令に含め、この記録命令を、記録される位置情報記録のためのデータと共に記録/再生部10に伝達する。
【0110】
この記録命令を受信すると、マイコン16は、光ディスク内の望む記録層に適用された該当記録速度を、メモリ15に格納された管理情報から決定し、決定された記録速度を参照して最適の記録方法(write strategy)を用いて記録命令を遂行する。
【0111】
このようにしてディスク情報の位置情報が全てのディスク情報内に記録されるので、マイコンは、ディスク情報の何れか一つを読み出し全体ディスク情報の位置情報を認識できるので、要求された記録層の要求された記録速度情報と関連したディスク情報を獲得し易くなる。すなわち、多数のディスク情報が存在する場合、全体ディスク情報の検索のためにメモリに取られる時間負荷(load of time)を短縮することができる。
【0112】
したがって、制御部20の記録命令のために、記録/再生部が必要時にはいつでも位置確認されたディスク情報(location-confirmed disc information)を獲得でき、ディスク情報に記録された記録方法パラメータ(write strategy parameters)を用いて記録命令を高速で実行させることができる。
【0113】
さらに、本発明の第3実施形態を追加的に適用する場合、該当ディスク情報の固有記録層の数及び固有記録速度の数をディスク情報内のK番目のバイトから確認することができる。
【0114】
一方、以上では本発明を具体的な実施形態に上げて説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限度内で当業者による種々の変形が可能であることはいうまでもない。したがって、本発明の範囲は、以上の具体的な実施形態によって限定されてはならず、添付した特許請求の範囲とその均等物により定められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0115】
【図1】本発明に適用されるシングルレイヤーディスクの構造図である。
【図2】本発明に適用されるデュアルレイヤーディスクの構造図である。
【図3】本発明によるディスク制御情報が記録された管理領域の構造を示すもので、該管理領域には該当の領域内ディスク情報記録フォーマットがし示されている。
【図4A】本発明の第1実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示す図である。
【図4B】本発明の第1実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示す図である。
【図4C】本発明の第1実施形態によって記録されたディスク情報の構造を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図6A】本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図6B】本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図6C】本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図6D】本発明の第3実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図7A】本発明の第4実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図7B】本発明の第4実施形態によって記録されたディスク情報の構造図である。
【図8】本発明によるディスク情報を用いた光記録/再生装置を示すブロック図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に制御情報を記録する方法において、
特定記録速度及び記録速度と関連して少なくとも一つ以上の情報単位を持つ制御情報を生成する段階(ここで、前記情報単位は、応用可能な記録速度の情報単位位置を表した第1ポインタ及び応用可能な記録層の情報位置を表した第2ポインタを含む。)と、
前記少なくとも一つ以上の情報単位を前記記録媒体の特定領域に記録する段階と、
を備えることを特徴とする、記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項2】
前記第1ポインタは、応用可能な記録速度別第1情報単位の位置を表すことを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項3】
前記第1ポインタ及び前記第2ポインタはそれぞれ、複数の情報単位に記録されることを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項4】
前記第1及び第2ポインタに基づいて、検索される情報の位置が決定されることを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項5】
前記第1ポインタは、該当情報単位のシーケンス順序を表すことを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項6】
前記第2ポインタは、該当記録速度別第1位置情報に追加される番号を表すことを特徴とする、請求項5に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項7】
前記第1ポインタ及び前記第2ポインタはグループに分類され、少なくとも一つのグループが前記情報単位に存在することを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項8】
前記情報単位は、少なくとも一つのグループが使用されるか否かを表示する情報をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項9】
前記情報単位は、前記該当情報の記録層情報及び記録速度情報をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項10】
記録媒体に制御情報を記録する方法において、
特定記録速度及び記録速度と関連して少なくとも一つ以上の情報単位を持つ制御情報を生成する段階(ここで、前記少なくとも一つ以上の情報単位は、特定記録速度及び特定記録層のための記録方法(write strategy)、及び特定記録速度と特定記録層と関連した情報単位を表すポインタ情報を含む。)と、
前記制御情報を前記記録媒体の特定領域に記録する段階と、
を備えることを特徴とする、記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項11】
前記ポインタ情報はそれぞれ、複数の情報単位に記録されることを特徴とする、請求項10に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項12】
前記ポインタ情報は、応用可能な記録速度別第1情報単位の位置を表す第1ポインタを含むことを特徴とする、請求項10に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項13】
前記ポインタ情報は、前記情報単位に記録される前記応用可能な記録層の情報単位の位置を表す第2ポインタを含むことを特徴とする、請求項12に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項14】
前記第1ポインタは、前記情報単位内の前記第2ポインタと分離されることを特徴とする、請求項13に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項15】
前記ポインタ情報は、前記特定記録速度及び特定記録層と関連した前記情報単位のシーケンス番号を直接表すことを特徴とする、請求項10に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項16】
少なくとも一つの記録層を持つ記録媒体に記録されたり或いは前記記録媒体に記録/再生される制御情報のためのデータ構造において、
前記制御情報は、少なくとも一つ以上の情報単位を含み、
前記情報単位は、前記記録媒体の特定領域に位置し、各情報単位は特定記録速度及び特定記録層によるシーケンス番号を識別できる位置ポインタを含むことを特徴とするデータ構造。
【請求項17】
追記可能な領域と事前記録された領域とを備えた少なくとも一つの記録層を含む記録媒体において、
情報単位は、前記事前記録された領域内に応用可能な記録層及び記録速度別に提供され、
前記情報単位は、前記応用可能な記録速度別第1情報単位の位置を表す第1ポインタ及び前記応用可能な記録層の情報単位位置を表す第2ポインタを含むことを特徴とする記録媒体。
【請求項18】
少なくとも一つ以上の記録層を備え、
前記記録層は、
応用可能な記録層別及び記録速度別に少なくとも一つ以上のディスク制御情報を記録した領域を前記光ディスクの管理領域に提供して、
前記少なくとも一つ以上のディスク制御情報のそれぞれに、共通ポインタ情報を記録し、該共通ポインタ情報によって前記少なくとも一つ以上のディスク制御情報が互いに同じ値を持つようにすることを特徴とする光ディスク。
【請求項19】
光ディスクにデータを記録する方法において、
要求された記録速度のためのディスク情報の位置をポインタ情報に基づいてチェックする段階(ここで、前記ポインタ情報は応用可能な記録速度別第1ディスク情報の位置を表す第1ポインタを含む。)と、
前記第1ポインタで表示される前記ディスク情報に基づいて記録媒体の特定領域にデータを記録する段階と、
を備えることを特徴とする、光ディスクへのデータ記録方法。
【請求項20】
前記ポインタ情報は、応用可能な記録層の位置を表す第2ポインタを含み、応用可能な記録層にデータを記録することを特徴とする、請求項19に記載の光ディスクへのデータ記録方法。
【請求項21】
光ディスクにまたは光ディスクからデータを記録する方法において、
要求された記録速度のためのディスク情報の位置をポインタ情報に基づいてチェックする段階(ここで、前記ポインタ情報は、応用可能な記録層の位置を表す第1ポインタを含む。)と、
前記第1ポインタ及び第2ポインタで表示される前記ディスク情報に基づいて記録媒体の特定領域にデータを記録する段階と、
を備えることを特徴とする、光ディスクへのデータ記録方法。
【請求項22】
前記ポインタ情報は、応用可能な記録速度別第1ディスク情報の位置を表す第2ポインタを含み、応用可能な記録速度でデータを記録することを特徴とする、請求項21に記載の光ディスクへのデータ記録方法。
【請求項23】
光ディスクにまたは光ディスクからデータを記録する方法において、
要求された記録速度のためのディスク情報の位置をポインタ情報に基づいて検索する段階(ここで、前記ポインタ情報は、応用可能な記録速度別第1ディスク情報の位置を表す第1ポインタ及び応用可能な記録層の位置を表す第2ポインタを含む。)と、
前記第1ポインタで表示される前記ディスク情報に基づいて記録媒体の特定領域にデータを記録する段階と、
を備えることを特徴とする、光ディスクへのデータ記録方法。
【請求項24】
光ディスクにデータを記録、或いは光ディスクからデータを再生する装置において、
光記録媒体の管理領域内の記録層別及び記録速度別に分離して記録された多数のディスク制御情報を読み出す光ピックアップ部(ここで、各ディスク制御情報は、特定記録層の特定記録速度と関連したディスク制御情報の位置を表す位置情報を含む。)と、
前記光ピックアップ部から読み出された前記位置情報から、前記特定記録層及び特定記録速度と関連した前記ディスク制御情報の位置をチェックして、チェックされたディスク制御情報に含まれる記録方法パラメータを用いて記録動作を行う制御部と、
を備えることを特徴とする、光ディスクへのデータ記録/再生装置。
【請求項25】
前記記録層情報及び記録速度情報は、各ディスク制御情報内に分離して含まれ、前記特定記録速度及び特定記録層と関連した前記ディスク制御情報の位置が正確であるか否かを検証可能にすることを特徴とする、請求項24に記載の光ディスクへのデータ記録/再生装置。
【請求項1】
記録媒体に制御情報を記録する方法において、
特定記録速度及び記録速度と関連して少なくとも一つ以上の情報単位を持つ制御情報を生成する段階(ここで、前記情報単位は、応用可能な記録速度の情報単位位置を表した第1ポインタ及び応用可能な記録層の情報位置を表した第2ポインタを含む。)と、
前記少なくとも一つ以上の情報単位を前記記録媒体の特定領域に記録する段階と、
を備えることを特徴とする、記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項2】
前記第1ポインタは、応用可能な記録速度別第1情報単位の位置を表すことを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項3】
前記第1ポインタ及び前記第2ポインタはそれぞれ、複数の情報単位に記録されることを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項4】
前記第1及び第2ポインタに基づいて、検索される情報の位置が決定されることを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項5】
前記第1ポインタは、該当情報単位のシーケンス順序を表すことを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項6】
前記第2ポインタは、該当記録速度別第1位置情報に追加される番号を表すことを特徴とする、請求項5に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項7】
前記第1ポインタ及び前記第2ポインタはグループに分類され、少なくとも一つのグループが前記情報単位に存在することを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項8】
前記情報単位は、少なくとも一つのグループが使用されるか否かを表示する情報をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項9】
前記情報単位は、前記該当情報の記録層情報及び記録速度情報をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項10】
記録媒体に制御情報を記録する方法において、
特定記録速度及び記録速度と関連して少なくとも一つ以上の情報単位を持つ制御情報を生成する段階(ここで、前記少なくとも一つ以上の情報単位は、特定記録速度及び特定記録層のための記録方法(write strategy)、及び特定記録速度と特定記録層と関連した情報単位を表すポインタ情報を含む。)と、
前記制御情報を前記記録媒体の特定領域に記録する段階と、
を備えることを特徴とする、記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項11】
前記ポインタ情報はそれぞれ、複数の情報単位に記録されることを特徴とする、請求項10に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項12】
前記ポインタ情報は、応用可能な記録速度別第1情報単位の位置を表す第1ポインタを含むことを特徴とする、請求項10に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項13】
前記ポインタ情報は、前記情報単位に記録される前記応用可能な記録層の情報単位の位置を表す第2ポインタを含むことを特徴とする、請求項12に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項14】
前記第1ポインタは、前記情報単位内の前記第2ポインタと分離されることを特徴とする、請求項13に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項15】
前記ポインタ情報は、前記特定記録速度及び特定記録層と関連した前記情報単位のシーケンス番号を直接表すことを特徴とする、請求項10に記載の記録媒体に制御情報を記録する方法。
【請求項16】
少なくとも一つの記録層を持つ記録媒体に記録されたり或いは前記記録媒体に記録/再生される制御情報のためのデータ構造において、
前記制御情報は、少なくとも一つ以上の情報単位を含み、
前記情報単位は、前記記録媒体の特定領域に位置し、各情報単位は特定記録速度及び特定記録層によるシーケンス番号を識別できる位置ポインタを含むことを特徴とするデータ構造。
【請求項17】
追記可能な領域と事前記録された領域とを備えた少なくとも一つの記録層を含む記録媒体において、
情報単位は、前記事前記録された領域内に応用可能な記録層及び記録速度別に提供され、
前記情報単位は、前記応用可能な記録速度別第1情報単位の位置を表す第1ポインタ及び前記応用可能な記録層の情報単位位置を表す第2ポインタを含むことを特徴とする記録媒体。
【請求項18】
少なくとも一つ以上の記録層を備え、
前記記録層は、
応用可能な記録層別及び記録速度別に少なくとも一つ以上のディスク制御情報を記録した領域を前記光ディスクの管理領域に提供して、
前記少なくとも一つ以上のディスク制御情報のそれぞれに、共通ポインタ情報を記録し、該共通ポインタ情報によって前記少なくとも一つ以上のディスク制御情報が互いに同じ値を持つようにすることを特徴とする光ディスク。
【請求項19】
光ディスクにデータを記録する方法において、
要求された記録速度のためのディスク情報の位置をポインタ情報に基づいてチェックする段階(ここで、前記ポインタ情報は応用可能な記録速度別第1ディスク情報の位置を表す第1ポインタを含む。)と、
前記第1ポインタで表示される前記ディスク情報に基づいて記録媒体の特定領域にデータを記録する段階と、
を備えることを特徴とする、光ディスクへのデータ記録方法。
【請求項20】
前記ポインタ情報は、応用可能な記録層の位置を表す第2ポインタを含み、応用可能な記録層にデータを記録することを特徴とする、請求項19に記載の光ディスクへのデータ記録方法。
【請求項21】
光ディスクにまたは光ディスクからデータを記録する方法において、
要求された記録速度のためのディスク情報の位置をポインタ情報に基づいてチェックする段階(ここで、前記ポインタ情報は、応用可能な記録層の位置を表す第1ポインタを含む。)と、
前記第1ポインタ及び第2ポインタで表示される前記ディスク情報に基づいて記録媒体の特定領域にデータを記録する段階と、
を備えることを特徴とする、光ディスクへのデータ記録方法。
【請求項22】
前記ポインタ情報は、応用可能な記録速度別第1ディスク情報の位置を表す第2ポインタを含み、応用可能な記録速度でデータを記録することを特徴とする、請求項21に記載の光ディスクへのデータ記録方法。
【請求項23】
光ディスクにまたは光ディスクからデータを記録する方法において、
要求された記録速度のためのディスク情報の位置をポインタ情報に基づいて検索する段階(ここで、前記ポインタ情報は、応用可能な記録速度別第1ディスク情報の位置を表す第1ポインタ及び応用可能な記録層の位置を表す第2ポインタを含む。)と、
前記第1ポインタで表示される前記ディスク情報に基づいて記録媒体の特定領域にデータを記録する段階と、
を備えることを特徴とする、光ディスクへのデータ記録方法。
【請求項24】
光ディスクにデータを記録、或いは光ディスクからデータを再生する装置において、
光記録媒体の管理領域内の記録層別及び記録速度別に分離して記録された多数のディスク制御情報を読み出す光ピックアップ部(ここで、各ディスク制御情報は、特定記録層の特定記録速度と関連したディスク制御情報の位置を表す位置情報を含む。)と、
前記光ピックアップ部から読み出された前記位置情報から、前記特定記録層及び特定記録速度と関連した前記ディスク制御情報の位置をチェックして、チェックされたディスク制御情報に含まれる記録方法パラメータを用いて記録動作を行う制御部と、
を備えることを特徴とする、光ディスクへのデータ記録/再生装置。
【請求項25】
前記記録層情報及び記録速度情報は、各ディスク制御情報内に分離して含まれ、前記特定記録速度及び特定記録層と関連した前記ディスク制御情報の位置が正確であるか否かを検証可能にすることを特徴とする、請求項24に記載の光ディスクへのデータ記録/再生装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【公表番号】特表2007−527084(P2007−527084A)
【公表日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518538(P2006−518538)
【出願日】平成16年7月2日(2004.7.2)
【国際出願番号】PCT/KR2004/001639
【国際公開番号】WO2005/004137
【国際公開日】平成17年1月13日(2005.1.13)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年7月2日(2004.7.2)
【国際出願番号】PCT/KR2004/001639
【国際公開番号】WO2005/004137
【国際公開日】平成17年1月13日(2005.1.13)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]