説明

記録装置、再生装置、記録再生装置、記録方法および再生方法

【課題】 記録媒体の所定の領域を物理管理情報の記録開始前と記録終了後に更新することで、物理管理情報の正常な更新を判別することが可能な記録装置を提供すること。
【解決手段】 光学的手段によって書き換え可能な記録媒体に情報を記録する記録装置であって:記録媒体への記録開始前に、記録媒体に上書き不可能であることを示す上書き不可情報を所定の領域に記録する情報記録部と、記録媒体への記録が成功したかどうかを判断する記録判断部と、を含み、情報記録部は、記録判断部で記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、所定の領域を上書き可能であることを示す上書き可能情報で埋めて記録することを特徴とする、記録装置が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置、再生装置、記録再生装置、記録方法および再生方法に関し、より詳細には、光学的手段によって書き換え可能な記録媒体に対する記録装置、再生装置、記録再生装置、記録方法および再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
光ディスクのように、レーザ光などの光学的手段によってデータの書き換え可能な記録媒体においては、ディスクレコーダ等の記録装置においてデータの追記や上書きがなされると、記録媒体の所定の領域に記録される物理管理情報が更新される。物理管理情報には、記録末端位置情報や記録状態情報等を保持しており、次に当該記録媒体が記録装置に挿入されると、この物理管理情報を基にデータの追記や上書きが行われる。
【0003】
しかし、物理管理情報の更新の際に、停電等でディスクレコーダが停止するなど、何らかの不慮の不具合により物理管理情報が更新できなかった場合には、次に当該記録媒体が記録装置に挿入されると、以前に記録したデータが破壊されてしまうおそれがある。
【0004】
このような問題を解決する技術として、特許文献1や特許文献2がある。特許文献1では、一定の長さのデータのディスクへの記録が終了する毎に物理管理情報を更新している。また特許文献2では、ディスクの排出前に何らかの不慮の不具合によりディスクに書き込めない状態に陥っている場合に、再びディスクレコーダのスピンドルを回転させて、トラッキングサーボおよびフォーカスサーボをやり直してディスクに記録できる状態への復帰を試みている。
【0005】
【特許文献1】特開2005−38570号公報
【特許文献2】特開2005−285159号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載の方法では、ビデオカメラ等のリアルタイム性が高く要求されるディスクレコーダにおいては記録処理に多大な負荷がかかり、リアルタイムな記録を行うことが困難である。また特許文献2に記載の方法では、サーボのやり直しによっても記録に失敗する可能性があり、サーボの再起動を試み続けることでいつまで経ってもディスクを排出できない問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、記録媒体の所定の領域を物理管理情報の記録開始前と記録終了後に更新することで、物理管理情報の正常な更新を判別することが可能な、新規かつ改良された記録装置、再生装置、記録再生装置、記録方法および再生方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、光学的手段によって書き換え可能な記録媒体に情報を記録する記録装置であって、記録媒体への記録開始前に、記録媒体に上書き不可能であることを示す上書き不可情報を所定の領域に記録する情報記録部と、記録媒体への記録が成功したかどうかを判断する記録判断部と、を含み、情報記録部は、記録判断部で記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、所定の領域を上書き可能であることを示す上書き可能情報で埋めて記録することを特徴とする、記録装置が提供される。
【0009】
かかる構成によれば、情報記録部は記録媒体への記録開始前に、記録媒体に上書き不可能であることを示す上書き不可情報を所定の領域に記録し、記録判断部は記録媒体への記録が成功したかどうかを判断する。そして情報記録部は、記録判断部で記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、所定の領域を上書き可能であることを示す上書き可能情報で埋めて記録する。その結果、記録媒体の所定の領域を物理管理情報の記録開始前と記録終了後に更新することで、物理管理情報の正常な更新を判別することが可能となる。
【0010】
所定の領域はIDRT(Inner Drive Test Zone)領域であり、上書き不可情報および上書き可能情報は、IDRT領域のOPC(Optinum Power Calibration)実行エリアに記録してもよい。その結果、物理管理情報の更新の前にIDRT領域のOPC実行エリアに上書き不可情報を書き込み、物理管理情報の更新の後にIDRT領域のOPC実行エリアに上書き可能情報を書き込むことによって、記録媒体に物理管理情報が正常に更新されたかどうかを判別することができる。
【0011】
上書き不可情報は0以外の値であり、上書き可能情報は0であってもよい。かかる構成によれば、情報記録部は記録媒体への記録開始前に、記録媒体に対して0以外の値を所定の領域に記録し、記録判断部で記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、所定の領域を0で埋めて記録する。その結果、所定の領域が0で埋めて記録されているかどうかによって、記録媒体に物理管理情報が正常に更新されたかどうかを判別することができる。
【0012】
上記記録媒体は、DVD+RWまたはブルーレイディスクであってもよい。DVD+RWまたはブルーレイディスクの所定の領域に上書き不可情報および上書き可能情報を書き込むことによって、当該メディアに物理管理情報が正常に更新されたかどうかを判別することができる。
【0013】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、光学的手段によって書き換え可能であり、所定の領域に上書き可能であるかどうかを判断するための情報が記録されている記録媒体に記録された情報を光学的手段によって読み取って再生する再生装置であって、記録媒体に記録された情報を再生する再生部を含み、再生部は、記録媒体の所定の領域に記録された情報を読み取って、記録媒体が上書き可能かどうかを判断することを特徴とする、再生装置が提供される。
【0014】
かかる構成によれば、再生部は記録媒体に記録された情報を再生し、記録媒体の所定の領域に記録された情報を読み取って、記録媒体が上書き可能かどうかを判断する。その結果、記録媒体の所定の領域に記録されている情報を読み取ることで、当該記録媒体が、物理管理情報が正常に更新された記録媒体であるかどうかを判別することが可能となる。
【0015】
再生部は、所定の領域が0で記録されていれば記録媒体は上書き可能であると判断し、所定の領域が0以外の値で記録されていれば記録媒体は上書き不可能であると判断してもよい。
【0016】
上記記録媒体は、DVD+RWまたはブルーレイディスクであってもよい。DVD+RWまたはブルーレイディスクの所定の領域に上書き不可情報および上書き可能情報を書き込むことによって、当該メディアに物理管理情報が正常に更新されたかどうかを判別することができる。
【0017】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、光学的手段によって書き換え可能な記録媒体に情報を記録し、記録された情報を光学的手段によって読み取って再生する記録再生装置であって、記録媒体への記録開始前に、記録媒体に上書き不可能であることを示す上書き不可情報を所定の領域に記録する情報記録部と、記録媒体への記録が成功したかどうかを判断する記録判断部と、記録媒体に記録された情報を再生する再生部と、を含み、情報記録部は、記録判断部で記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、所定の領域を上書き可能であることを示す上書き可能情報で埋めて記録し、再生部は、所定の領域を読み取って記録媒体が上書き可能かどうかを判断することを特徴とする、記録再生装置が提供される。
【0018】
かかる構成によれば、情報記録部は記録媒体への記録開始前に、記録媒体に上書き不可能であることを示す上書き不可情報を所定の領域に記録し、記録判断部は記録媒体への記録が成功したかどうかを判断する。そして情報記録部は、記録判断部で記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、所定の領域を上書き可能であることを示す上書き可能情報で埋めて記録する。また、再生部は所定の領域を読み取って記録媒体が上書き可能かどうかを判断する。その結果、記録媒体の所定の領域を物理管理情報の記録開始前と記録終了後に更新することで、当該記録媒体の物理管理情報の正常な更新を判別することができ、また、記録媒体の所定の領域に記録されている情報を読み取ることで、当該記録媒体が、物理管理情報が正常に更新された記録媒体であるかどうかを判別することが可能となる。
【0019】
再生部は、所定の領域が0で記録されていれば記録媒体は上書き可能であると判断し、所定の領域が0以外の値で記録されていれば記録媒体は上書き不可能であると判断してもよい。
【0020】
所定の領域はIDRT(Inner Drive Test Zone)領域であり、上書き不可情報および上書き可能情報は、IDRT領域のOPC(Optinum Power Calibration)実行エリアに記録してもよい。その結果、物理管理情報の更新の前にIDRT領域のOPC実行エリアに上書き不可情報を書き込み、物理管理情報の更新の後にIDRT領域のOPC実行エリアに上書き可能情報を書き込むことによって、記録媒体に物理管理情報が正常に更新されたかどうかを判別することができる。
【0021】
上書き不可情報は0以外の値であり、上書き可能情報は0であってもよい。かかる構成によれば、情報記録部は記録媒体への記録開始前に、記録媒体に対して0以外の値を所定の領域に記録し、記録判断部で記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、所定の領域を0で埋めて記録する。その結果、所定の領域が0で埋めて記録されているかどうかによって、記録媒体に物理管理情報が正常に更新されたかどうかを判別することができる。
【0022】
上記記録媒体は、DVD+RWまたはブルーレイディスクであってもよい。DVD+RWまたはブルーレイディスクの所定の領域に上書き不可情報および上書き可能情報を書き込むことによって、当該メディアに物理管理情報が正常に更新されたかどうかを判別することができる。
【0023】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、光学的手段によって書き換え可能な記録媒体に情報を記録する記録方法であって、記録媒体への記録開始前に、記録媒体に上書き不可能であることを示す上書き不可情報を所定の領域に記録する第1の情報記録ステップと、記録媒体への記録が成功したかどうかを判断する記録判断ステップと、記録判断ステップで記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、所定の領域を上書き可能であることを示す上書き可能情報で埋めて記録する第2の情報記録ステップと、を含むことを特徴とする、記録方法が提供される。
【0024】
かかる構成によれば、第1の情報記録ステップは記録媒体への記録開始前に、記録媒体に上書き不可能であることを示す上書き不可情報を所定の領域に記録し、記録判断ステップは記録媒体への記録が成功したかどうかを判断し、第2の情報記録ステップは、記録判断ステップで記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、所定の領域を上書き可能であることを示す上書き可能情報で埋めて記録する。その結果、記録媒体の所定の領域を物理管理情報の記録開始前と記録終了後に更新することで、当該記録媒体の物理管理情報の正常な更新を判別することができる。
【0025】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、光学的手段によって書き換え可能であり、所定の領域に上書き可能であるかどうかを判断するための情報が記録されている記録媒体に記録された情報を光学的手段によって再生する再生方法であって、記録媒体に記録された情報を再生する再生ステップを含み、再生ステップは、記録媒体の所定の領域に記録された情報を読み取って、記録媒体が上書き可能かどうかを判断することを特徴とする、再生方法が提供される。
【0026】
かかる構成によれば、再生ステップは記録媒体に記録された情報を再生する。また再生ステップは、記録媒体の所定の領域に記録された情報を読み取って、記録媒体が上書き可能かどうかを判断する。その結果、記録媒体の所定の領域に記録されている情報を読み取ることで、当該記録媒体が、物理管理情報が正常に更新された記録媒体であるかどうかを判別することが可能となる。
【発明の効果】
【0027】
以上説明したように本発明によれば、記録媒体の所定の領域を物理管理情報の記録開始前と記録終了後に更新することで、物理管理情報の正常な更新を判別することが可能な、新規かつ改良された記録装置、再生装置、記録再生装置、記録方法および再生方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0029】
まず、本発明の一実施形態にかかるディスクカムコーダ1について説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるディスクカムコーダ1の構成について説明する説明図である。以下、図1を用いてディスクカムコーダ1の構成について説明する。
【0030】
ディスクカムコーダ1は、本発明の記録媒体の一例である光ディスクに情報を記録するものであり、特に光ディスクにリアルタイムで動画を記録するものである。図1に示したように、本発明の一実施形態にかかるディスクカムコーダ1は、制御部2と、カメラ部3と、記録再生処理部4と、を含んで構成される。
【0031】
制御部2は、ディスクカムコーダ1の記録動作や再生動作を制御するものである。制御部2は、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM23と、RAM24と、操作入力I/F25と、表示制御部26と、メモリカードI/F27と、角速度検出器28と、時計回路29と、を含んで構成される。制御部2の各部およびカメラ部3と記録再生処理部4の各部はバス22によって相互に接続されている。
【0032】
CPU21は、制御部2の各部を制御すると共に、バス22を介して接続されたカメラ部3と記録再生処理部4とを所定の制御信号で制御することにより、ディスクカムコーダ1全体を統括制御する。CPU21は、ROM23またはRAM24に予め格納された各種基本プログラムや起動プログラム等に基づいて、各種処理や後述する光ディスク挿入時の記録準備処理を実行する。
【0033】
操作入力I/F25は、操作入力部51と接続され、操作入力部51からのユーザの操作入力を伝達するものである。表示制御部26は、表示部52と接続され、表示部52に対する表示動作を制御する。メモリカードI/F27は、メモリカード53と接続され、メモリカード53に対する記録・再生動作を制御する。
【0034】
CPU21は、ディスクカムコーダ1の、図1に図示しないディスク挿入部に光ディスク50が挿入された状態で、ユーザの操作入力部51の操作に応じて制御信号を送出するものである。例えば、ディスクカムコーダ1を使用するユーザから撮像処理の開始や再生処理の開始などの操作入力信号が操作入力I/F25を介して供給されると、当該操作入力信号に応じて制御信号を生成し、制御部2、カメラ部3及び記録再生処理部4の各部へ送出する。
【0035】
角速度検出器28は、ディスクカムコーダ1に対して外部から加わる角速度を表す角速度情報を生成するものである。角速度検出器28として例えばジャイロスコープを用いてもよい。ディスクカムコーダ1に角速度検出器28を備えることで、ディスクカムコーダ1を安定化させて、ユーザによる手振れを補正することができる。時計回路29は、年月日や時分秒などを表す時間情報を生成するものである。
【0036】
カメラ部3は、被写体を撮影して、撮影して得られた情報を電気信号に変換するものである。カメラ部3は、カメラ制御部33と、光学ブロック34と、信号変換器35と、撮像信号処理部36と、音声入力部37と、音声信号処理部38と、を含んで構成される。
【0037】
カメラ制御部33は、光学ブロック34の動作を制御するためのものである。光学ブロック34は、図1には図示しないが、内部に被写体を撮像するためのレンズ群、絞り調整機構、フォーカス調整機構、ズーム機構、シャッター機構、フラッシュ機構及び手ぶれ補正機構等を有する。
【0038】
信号変換器35は、光学ブロック34で取得した被写体の撮像光を電気信号に変換するものである。信号変換器35として、CCD(Charge Coupled device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサを用いてもよい。
【0039】
撮像信号処理部36は、信号変換器35から供給された電気信号(撮像信号)に対して、ガンマ補正処理やAGC(Auto Gain Control)処理およびアナログデジタル変換処理を施して、撮像画像信号を生成するものである。
【0040】
音声入力部37は、ディスクカムコーダ1で撮像動作を行っているときの、ディスクカムコーダ1の周辺の音声を集音し、音声信号として音声信号処理部38に供給するものである。音声信号処理部38は、制御部2からの制御信号に基づいて、音声信号に対して各種補正処理、AGC処理及びアナログデジタル変換処理を施してデジタル音声信号を生成するものである。
【0041】
記録再生処理部4は、ディスクカムコーダ1に挿入される光ディスク50へのデータの記録および再生処理を行うものである。記録再生処理部4は、記録再生制御部41と、サーボ回路42と、スピンドルモータ43と、スレッドモータ44と、光ピックアップ45と、信号処理部46と、バッファメモリ47と、符号化/復号回路48と、を含んで構成される。
【0042】
記録再生制御部41は、記録再生処理部4の各部にコマンド信号を送出することで記録再生処理部4の各部を制御し、光ディスク50への記録処理および光ディスク50の再生処理を実行する。記録再生制御部41は、CPU21から供給される制御信号に応じて、記録再生処理部4の各部にコマンド信号を送出する。
【0043】
符号化/復号回路48は、カメラ部3から撮像画像信号やデジタル音声信号が供給されると、当該撮像画像信号及びデジタル音声信号を符号化することによりEFM+(Eight to Fourteen Modulation Plus)信号を生成する。生成したEFM+信号は記録再生制御部41に送出する。記録再生制御部41は、符号化/復号回路48から送られたEFM+信号をバッファメモリ47に一時記憶しながら、光ピックアップ45を制御して、光ディスク50への記録処理を実行する。
【0044】
サーボ回路42は、記録再生制御部41から送出されたコマンド信号に応じてスピンドルモータ43およびスレッドモータ44を回転させるものである。スピンドルモータ43はターンテーブル(図示せず)を回転させて、ターンテーブルに載置された光ディスク50を回転駆動する。スレッドモータ44は、アクチュエータ(図示せず)を動作させるものであり、スレッドモータ44の回転により光ピックアップ45を移動させるものである。
【0045】
光ピックアップ45は、本発明の情報記録部の一例であり、光ディスク50の記録層にレーザ光を照射すると共に、当該光ディスク50の記録層で反射された反射レーザ光を光電変換して反射光量に応じた光電信号を生成するものである。光ピックアップ45で生成した光電信号は、信号処理部46へ送出する。
【0046】
信号処理部46は、光ピックアップ45から供給される光電信号に応じて光ピックアップ45を制御するためのトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号を生成するものである。生成したトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号は、記録再生制御部41へ送出する。
【0047】
バッファメモリ47は、符号化/復号回路48から送られたEFM+信号を一時的に記憶するものである。記録再生制御部41は、バッファメモリ47に記憶されたEFM+信号を読み出して光ピックアップ45を制御する。
【0048】
記録再生制御部41は、サーボ回路42を介して光ピックアップ45を制御し、トラッキングエラー信号に応じてスレッドモータ44を駆動させ、光ピックアップ45をトラッキング方向に移動させる。これに加えて記録再生制御部41は、かかるトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号に応じて当該光ピックアップ45の対物レンズ駆動装置(図示せず)をトラッキング方向、フォーカス方向及びチルト方向に駆動して対物レンズを最適な位置に移動させる。
【0049】
光ディスク50に記録された情報を再生する場合には、本発明の再生部の一例でもある光ピックアップ45からレーザ光を光ディスク50の記録層に照射し、反射された反射レーザ光を光電変換する。そして、反射光量に応じた光電信号に基づいて、信号処理部46で再生信号を生成する。信号処理部46で生成した再生信号は符号化/復号回路48に送られ、符号化/復号回路48は当該再生信号を画像信号(再生画像信号)に復号する。こうして復号された再生画像信号はCPU21に送られる。
【0050】
CPU21は、撮像画像信号や再生画像信号がカメラ部3や記録再生処理部4からそれぞれ供給されると、当該撮像画像信号及び当該再生画像信号に基づく撮像画像及び再生画像を、表示制御部26を介して表示部52に表示する。
【0051】
また、CPU21は、メモリカードI/F27を介して記録再生処理部4から供給される撮像データ(撮像画像信号およびデジタル音声信号を含むデータ)をメモリカード53に記録する一方、メモリカードI/F27を介してメモリカード53に記録された撮像データを再生し、記録再生処理部4へ供給する。
【0052】
以上、本発明の一実施形態にかかるディスクカムコーダ1の構成について説明した。次に、本発明の一実施形態にかかるディスクカムコーダ1を用いた光ディスクへの記録方法について説明する。
【0053】
まず、ディスクカムコーダ1に光ディスクが挿入された場合のディスクカムコーダ1の動作について説明する。図2は、ディスクカムコーダ1に光ディスクが挿入された場合のディスクカムコーダ1の動作について説明する流れ図である。図2の(a)は、本発明の一実施形態にかかるディスクカムコーダ1に光ディスクが挿入された場合の動作の流れについて説明する流れ図である。また、以下の説明においては光ディスクがDVD+RWの場合について説明する。
【0054】
CPU21は、ディスクカムコーダ1に光ディスク50が挿入されると(ステップS1)、光ピックアップ45に対してフォーカスサーチを指示する。そしてCPU21は、光ピックアップ45および信号処理部46を通じて得られる光ディスク50からの反射光量、Wobble信号の有無、およびメディアに記録されているPFI(Physical Format Information)情報に含まれる識別情報によってディスクの種類を判別する(ステップS2)。
【0055】
ディスクの種類を判別すると、サーボ回路42を制御して、ディスクの傾き、フォーカスサーボ、トラッキングサーボのオフセット、ゲインなどのディスク毎のサーボ調整を行う(ステップS3)。サーボ調整を行うと、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボをオンにして、ディスク管理情報領域からDCB(Disc Control Blocks)情報等のディスク情報等を読み取る(ステップS4)。
【0056】
続いて、取得したPFI情報やDCB情報等の物理管理情報を利用して、光ディスク50内のユーザデータ領域の記録終了位置の情報であるLWA(Last Written Address)情報を確定する(ステップS5)。LWA情報が確定すると。CPU21は、OPC(Optimum Power Calibration)のために使用できる試し書き領域(IDRT:Inner Drive Test Zone)をチェックして、その場所で光ピックアップ45を待機させる(ステップS6)。
【0057】
図2の(b)は、上記ステップS2におけるディスク判別処理について説明する流れ図である。ディスクを判別する際には、光ディスク50からの反射光量の大小によってR/RWの種別の判別を、Wobble信号の有無によって、DVDの+/−の種別を判別する(ステップS7)。そして、光ディスク50に記録されているPFI情報を取得し、PFI情報に含まれるディスク識別情報を読み出すことで、判別結果を確認する(ステップS8)。
【0058】
以上、図2を用いて、ディスクカムコーダ1に光ディスク50が挿入された場合の動作について説明した。続いて、上記ステップS18におけるPFI情報取得処理について説明する。
【0059】
図3は、本発明の一実施形態にかかるディスクカムコーダ1を用いたPFI情報取得処理について説明する流れ図である。以下、図3を用いて本発明の一実施形態にかかるディスクカムコーダ1を用いたPFI情報取得処理について説明する。
【0060】
まず、光ディスク50のCDZ(Control Data Zone)からPFI情報の読み取りを試みる(ステップS9)。読み取りが成功した場合には直ちにPFI情報取得処理は終了となる(ステップS10)。しかし、読み取りに失敗した場合にはその原因によって後続の処理を分ける(ステップS11)。
【0061】
読み取りに失敗した原因が、RF(Radio Frequency)が無いためである場合、つまりRFが光ディスク50に記録されていない場合には、光ディスク50のADIP(Address In PreGroove)から読み取りを試みる(ステップS12)。一方、RFが無い場合以外の原因で読み取りが失敗した場合には、エラーとしてPFI情報取得処理を終了する。また、上記ステップS12において、ADIPからの読み取りに失敗した場合にはエラーしてPFI情報取得処理を終了する(ステップS13)。
【0062】
以上、本発明の一実施形態にかかるディスクカムコーダ1を用いたPFI情報取得処理について説明した。次に、DVD+RWの管理データ構造について説明する。
【0063】
図4は、DVD+RWの管理データ構造について説明する説明図である。以下、図4を用いてDVD+RWの管理データ構造について説明する。なお、図4においては、図面の左側が内周側を、右側が外周側を示している。
【0064】
主領域(Main Area)は、内周側からLead−in Zone、Data Zone、Lead−out Zoneで構成されている。Data ZoneおよびLead−out Zoneに相当するADIPには、PFI情報が記録されておらず全て0で記録されている。
【0065】
Lead−in ZoneやLead−out Zoneは、図4に示したように多くの領域から構成される。その中で、記録状態を示すデータはInner Disc Identification ZoneおよびOuter Disc Identification Zoneと、CD Zone(PFI)のみである。CD Zoneには、データが未記録であるバージンメディアの場合にはデータが記録されておらず、フォーマット処理が行われるとADIPから取得したPFI情報がコピーされて格納される。
【0066】
Inner Disc Identification ZoneおよびOuter Disc Identification Zoneには、光ディスクがDVD+RWの場合にはFDCB(Formatting Disc Control Blocks)情報やWDCB(Write inhibit Disc Control Blocks)情報が記録される。
【0067】
FDCB情報やWDCB情報には、それぞれ光ディスクの記録状態が保持される。これらの情報の中に、LWA(Last Written Address)とFormatting Bitmap、およびCD Zoneに記録されるData Zone Allocationにより、光ディスクの記録状態が決まる。また、レーザ出力の最適化を行うOPC(Optimum Power Calibration)を実行する領域であるInner Drive Test Zone(IDRT)は、最終的にはゼロパディングしておく必要がある。
【0068】
そこで本実施形態では、OPCを実行した後にIDRT領域に0(16進数表記で0x00)以外のデータを記録し、データの記録が完了した後にIDRT領域をセロパディングすることで、光ディスク50の記録状態を判断できるようにしたことを特徴とする。以下、本発明の一実施形態にかかる記録方法および再生方法について詳細に説明する。
【0069】
図5は、本発明の一実施形態にかかる、光ディスクへの記録方法について説明する流れ図である。以下、図5を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスクへの記録方法について説明する。
【0070】
まず、光ディスク50に対して記録要求が行われると、CPU21は記録再生制御部41に対してOPCの実行を要求する。OPCの実行要求を受けた記録再生制御部41はOPCを実行して、レーザ光の出力の最適化を行う(ステップS102)。
【0071】
OPCを実行すると、CPU21は記録再生制御部41に対して、光ディスク50のIDRT領域のOPCで使用された箇所に、0以外のデータを記録するように指示する(ステップS104)。IDRT領域は128ECC(Error Correcting Code、誤り訂正符号)ブロックの長さを有し、OPCを実行する際には、その内の1ECCブロックがランダムに選択される。本実施形態では、そのランダムに選択された領域に対して、ステップS104において0以外のデータ(例えば0x01)を記録する。
【0072】
IDRT領域のOPCで使用された箇所に0以外のデータを記録すると、続いてCPU21は記録再生制御部41に対して、光ディスク50のユーザデータ領域(Data Zone)にデータの記録を行うように指示する(ステップS106)。そして、光ディスク50のユーザデータ領域へのデータの記録が完了すると、CPU21は光ディスク50の物理管理情報の更新を行い(ステップS108)。物理管理情報が正常に更新されたかどうかを判断する(ステップS110)。物理管理情報が正常に更新されたかどうかは、光ディスク50に反射したレーザ光を信号処理部46が読み取り、記録したデータと読み取ったデータとが一致するか否かによって判断する。
【0073】
物理管理情報が正常に更新された場合には、CPU21は記録再生制御部41に対して、上記ステップS104において0以外のデータを記録した、IDRT領域のOPCで使用された箇所に対してゼロパディング(0x00で記録する)を行うように指示し(ステップS112)、記録処理を終了する。しかし、物理管理情報が正常に更新されなかった場合には、ゼロパディングを行わずにそのまま記録処理を終了する。
【0074】
従って、物理管理情報が正常に更新された光ディスク50は、IDRT領域のOPCで使用された箇所に対してゼロパディングが行われている。しかし、物理管理情報が正常に更新されなかった光ディスク50は、IDRT領域のOPCで使用された箇所に対してゼロパディングが行われていない状態となっている。従って、このように記録された光ディスクを再生する場合には、IDRT領域の記録状態を確認することで、物理管理情報が正常に更新されたメディアか否かを判断することが可能となる。
【0075】
以上、本発明の一実施形態にかかる、光ディスクへの記録方法について説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる記録方法で記録された光ディスクの再生方法について説明する。
【0076】
図6は、本発明の一実施形態にかかる記録方法で記録された光ディスクの再生方法について説明する流れ図である。以下、図6を用いて、本発明の一実施形態にかかる記録方法で記録された光ディスクの再生方法について説明する。
【0077】
まず光ディスク50がディスクカムコーダ1に挿入されると、CPU21は記録再生制御部41に対して、光ディスク50のIDRT領域の全領域の読み込みを指示する(ステップS122)。そして、記録再生制御部41は読み取ったIDRT領域のデータに0(0x00)以外のデータが存在するかどうかを判断する(ステップS124)。
【0078】
上記ステップS124で判断した結果、IDRT領域のデータに0(0x00)以外のデータが存在していなければ、記録再生制御部41は、当該光ディスク50は追記や上書きが可能であると判断する(ステップS126)。一方、上記ステップS124で判断した結果、IDRT領域のデータに0(0x00)以外のデータが存在していれば、当該光ディスクは物理管理情報の更新に失敗したメディアであると判断し、記録再生制御部41は、当該光ディスク50は追記や上書きが不可能であると判断する(ステップS128)。また、いずれの場合であっても、当該光ディスクからのデータの読み込みは許可する。
【0079】
以上、本発明の一実施形態にかかる記録方法で記録された光ディスクの再生方法について説明した。
【0080】
以上説明したように、光ディスク50のディスクカムコーダ1への挿入時に、光ディスク50のIDRT領域のデータを確認することで、当該光ディスク50が物理管理情報の更新に成功したメディアであるか否かを判断することができる。
【0081】
物理管理情報の更新に失敗したメディアであれば、そのままデータの記録を行うと、直前に光ディスク50に記録したデータが破壊されてしまう恐れがあるので、そのようなメディアは追記や上書きを不可能とする。追記や上書きを不可能とすることで、直前に記録したデータは保護され、そのようなデータは各種復旧ツールを用いることでデータの再生が可能となる。
【0082】
なお、上述した記録処理や再生処理は、ROM23に記録されたコンピュータプログラムを、CPU21が順次読み出すことによって行ってもよい。CPU21がコンピュータプログラムを実行することによって、上述した記録処理および再生処理を実行することができる。
【0083】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0084】
例えば、上記実施形態においては光ディスクへの記録および光ディスクからの再生を行う、本発明の記録再生装置の一例であるディスクカムコーダ1について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。光ディスクへの記録のみを行う記録装置および光ディスクからの再生のみを行う再生装置についても当然に本発明を適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0085】
本発明は、記録装置、再生装置、記録再生装置、記録方法および再生方法に適用可能であり、特に、光ディスクのような光学的手段によって書き換え可能な記録媒体に対する記録装置、再生装置、記録再生装置、記録方法および再生方法に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明の一実施形態にかかるディスクカムコーダ1の構成について説明する説明図である。
【図2】ディスクカムコーダ1に光ディスクが挿入された場合のディスクカムコーダ1の動作について説明する流れ図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるディスクカムコーダ1を用いたPFI情報取得処理について説明する流れ図である。
【図4】DVD+RWの管理データ構造について説明する説明図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる、光ディスクへの記録方法について説明する流れ図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる記録方法で記録された光ディスクの再生方法について説明する流れ図である。
【符号の説明】
【0087】
1 ディスクカムコーダ
2 制御部
3 カメラ部
4 記録再生処理部
21 CPU
22 バス
23 ROM
24 RAM
25 操作入力I/F
26 表示制御部
27 メモリカードI/F
28 角速度検出器
29 時計回路
33 カメラ制御部
34 光学ブロック
35 信号変換器
36 撮像信号処理部
37 音声入力部
38 音声信号処理部
41 記録再生制御部
42 サーボ回路
43 スピンドルモータ
44 スレッドモータ
45 光ピックアップ
46 信号処理部
47 バッファメモリ
48 符号化/復号回路
50 光ディスク
51 操作入力部
52 表示部
53 メモリカード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学的手段によって書き換え可能な記録媒体に情報を記録する記録装置であって:
前記記録媒体への記録開始前に、前記記録媒体に上書き不可能であることを示す上書き不可情報を所定の領域に記録する情報記録部と;
前記記録媒体への記録が成功したかどうかを判断する記録判断部と;
を含み、
前記情報記録部は、前記記録判断部で前記記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、前記所定の領域を上書き可能であることを示す上書き可能情報で埋めて記録することを特徴とする、記録装置。
【請求項2】
前記所定の領域はIDRT(Inner Drive Test Zone)領域であり、前記上書き不可情報および前記上書き可能情報は、前記IDRT領域のOPC(Optinum Power Calibration)実行エリアに記録することを特徴とする、請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記上書き不可情報は0以外の値であり、前記上書き可能情報は0であることを特徴とする、請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記記録媒体は、DVD+RWまたはブルーレイディスクであることを特徴とする、請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
光学的手段によって書き換え可能であり、所定の領域に上書き可能であるかどうかを判断するための情報が記録されている記録媒体に記録された情報を光学的手段によって再生する再生装置であって:
前記記録媒体に記録された情報を再生する再生部を含み、
前記再生部は、前記記録媒体の所定の領域に記録された情報を読み取って、前記記録媒体が上書き可能かどうかを判断することを特徴とする、再生装置。
【請求項6】
前記再生部は、前記所定の領域が0で記録されていれば前記記録媒体は上書き可能であると判断し、前記所定の領域が0以外の値で記録されていれば前記記録媒体は上書き不可能であると判断することを特徴とする、請求項5に記載の再生装置。
【請求項7】
前記記録媒体は、DVD+RWまたはブルーレイディスクであることを特徴とする、請求項5に記載の再生装置。
【請求項8】
光学的手段によって書き換え可能な記録媒体に情報を記録し、記録された情報を光学的手段によって再生する記録再生装置であって:
前記記録媒体への記録開始前に、前記記録媒体に上書き不可能であることを示す上書き不可情報を所定の領域に記録する情報記録部と;
前記記録媒体への記録が成功したかどうかを判断する記録判断部と;
前記記録媒体に記録された情報を再生する再生部と;
を含み、
前記情報記録部は、前記記録判断部で前記記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、前記所定の領域を上書き可能であることを示す上書き可能情報で埋めて記録し、
前記再生部は、前記所定の領域を読み取って前記記録媒体が上書き可能かどうかを判断することを特徴とする、記録再生装置。
【請求項9】
前記再生部は、前記所定の領域が0で記録されていれば前記記録媒体は上書き可能であると判断し、前記所定の領域が0以外の値で記録されていれば前記記録媒体は上書き不可能であると判断することを特徴とする、請求項8に記載の記録再生装置。
【請求項10】
前記所定の領域はIDRT(Inner Drive Test Zone)領域であり、前記上書き不可情報および前記上書き可能情報は、前記IDRT領域のOPC(Optinum Power Calibration)実行エリアに記録することを特徴とする、請求項8に記載の記録再生装置。
【請求項11】
前記上書き不可情報は0以外の値であり、前記上書き可能情報は0であることを特徴とする、請求項8に記載の記録再生装置。
【請求項12】
前記記録媒体は、DVD+RWまたはブルーレイディスクであることを特徴とする、請求項8に記載の記録再生装置。
【請求項13】
光学的手段によって書き換え可能な記録媒体に情報を記録する記録方法であって:
前記記録媒体への記録開始前に、前記記録媒体に上書き不可能であることを示す上書き不可情報を所定の領域に記録する第1の情報記録ステップと;
前記記録媒体への記録が成功したかどうかを判断する記録判断ステップと;
前記記録判断ステップで前記記録媒体の記録が成功したと判断した場合に、前記所定の領域を上書き可能であることを示す上書き可能情報で埋めて記録する第2の情報記録ステップと;
を含むことを特徴とする、記録方法。
【請求項14】
光学的手段によって書き換え可能であり、所定の領域に上書き可能であるかどうかを判断するための情報が記録されている記録媒体に記録された情報を光学的手段によって再生する再生方法であって:
前記記録媒体に記録された情報を再生する再生ステップを含み、
前記再生ステップは、前記記録媒体の所定の領域に記録された情報を読み取って、前記記録媒体が上書き可能かどうかを判断することを特徴とする、再生方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−76140(P2009−76140A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−244364(P2007−244364)
【出願日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】