説明

証明写真撮影装置

【課題】被撮影者に対して操作案内や操作補助をするための支援情報の内容を、被撮影者に応じて切り替えることができる証明写真撮影装置を提供する。
【解決手段】被撮影者を撮影して画像データを生成するデジタルカメラ30と、当該生成された画像データに基づいて被撮影者の証明写真を作成するプリンタ部80と、を備える証明写真撮影装置1において、被撮影者に対して所定の操作に関する支援を行うための支援情報を、所定の被撮影者の分類毎に異ならせて出力する出力部40と、被撮影者に関する被撮影者情報を備えたICチップから、被撮影者情報を取得する読取部90と、読取部90により取得された被撮影者情報に応じて被撮影者の分類を特定し、当該特定された被撮影者の分類に対応する支援情報を、出力部40に出力させる出力制御プログラム16b1を実行した制御部11と、を備えるよう構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、証明写真撮影装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、被撮影者を撮影して証明写真を作成する証明写真撮影装置や、被撮影者を撮影して写真シールを作成するプリントシール機などが知られている。
このような証明写真撮影装置等においては、例えば、被撮影者が所持するICカードから所定の撮影料金を徴収したり、或いは、被撮影者が所持するICカードに記憶された被撮影者固有の機能設定情報(カラーマネジメント情報、ポートレート撮影を最適化する設定に関する情報(被撮影者が好きな色調や表情の暈し(しわ抜き)などの設定に関する情報)等)を取得して、当該機能設定情報に基づいて装置内の機能設定を変更することができる証明写真撮影装置等も提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0003】
ところで、証明写真撮影装置等は、例えば、被撮影者を支援するために、音声ガイダンスや画像ガイダンスを出力して、当該証明写真撮影装置等を操作するための案内や補助を行うようになっている。
【特許文献1】特開2001−184409号公報
【特許文献2】特開2003−316892号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、証明写真撮影装置等から出力される音声ガイダンスや画像ガイダンスの内容は一定しているため、被撮影者が、例えば、聴覚や視覚などの障害を持っている場合には、被撮影者を十分に支援することができないという問題がある。
【0005】
本発明の課題は、被撮影者に対して操作案内や操作補助をするための支援情報の内容を、被撮影者に応じて切り替えることができる証明写真撮影装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
被撮影者を撮影して画像データを生成する撮影手段と、当該撮影手段により生成された画像データに基づいて当該被撮影者の証明写真を作成する作成手段と、を備える証明写真撮影装置において、
前記被撮影者に対して所定の操作に関する支援を行うための支援情報を、所定の被撮影者の分類毎に異ならせて出力する支援情報出力手段と、
前記被撮影者に関する被撮影者情報を備えた情報媒体から、当該被撮影者情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された被撮影者情報に基づいて前記被撮影者の分類を特定し、当該特定された被撮影者の分類に対応する支援情報を、前記支援情報出力手段に出力させる出力制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の証明写真撮影装置において、
前記支援情報は、所定の操作に関して前記被撮影者を支援するための音声情報を有し、
前記支援情報出力手段は、前記音声情報を出力する音声情報出力手段を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の証明写真撮影装置において、
前記支援情報は、所定の操作に関して前記被撮影者を支援するための画像情報を有し、
前記支援情報出力手段は、前記画像情報を出力する画像情報出力手段を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3の何れか一項に記載の証明写真撮影装置において、
前記情報媒体は、障害者用の杖に備えられていることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4の何れか一項に記載の証明写真撮影装置において、
前記情報媒体は、携帯端末に備えられていることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、
請求項5に記載の証明写真撮影装置において、
前記取得手段により前記情報媒体から特定の被撮影者情報が取得された場合に、前記携帯端末による動作指示に従って、当該証明写真撮影装置の所定の動作を制御する動作制御手段を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、
請求項1〜5の何れか一項に記載の証明写真撮影装置において、
前記取得手段により前記情報媒体から特定の被撮影者情報が取得された場合に、前記被撮影者の声による動作指示に従って、当該証明写真撮影装置の特定の動作を制御する動作制御手段を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明において、
請求項1〜7の何れか一項に記載の証明写真撮影装置において、
前記情報媒体は、身分証明書であること、或いは、当該身分証明書に備えられていることを特徴とする。
【0014】
請求項9に記載の発明は、
請求項8に記載の証明写真撮影装置において、
前記身分証明書は、発行申請時に証明写真の提出が必要な身分証明書であり、
前記取得手段は、前記身分証明書から、当該身分証明書の種類を判別するための判別情報を取得し、
前記取得手段により前記判別情報が取得された場合に、当該判別情報によって判別される身分証明書の発行申請時に必要な証明写真を、前記作成手段に作成させる作成制御手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、被撮影者情報に基づいて被撮影者の分類を特定し、当該特定された被撮影者の分類に対応する支援情報を出力させることができる。すなわち、被撮影者に対して操作案内や操作補助をするための支援情報の内容を、被撮影者に応じて切り替えることができる。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、音声によって、被撮影者に応じた支援をすることができる。したがって、被撮影者は、視覚に障害を持っている場合等であっても、スムーズに好適な証明写真を得ることができる。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、画像によって、被撮影者に応じた支援をすることができる。したがって、被撮影者は、聴覚に障害を持っている場合等であっても、スムーズに好適な証明写真を得ることができる。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、情報媒体は、障害者用の杖に備えられている。すなわち、例えば、視覚障害者が外出時に所持する白杖等に情報媒体が備えられている。したがって、わざわざ特別な物を所持等しなくてもよいため、被撮影者にとって利便性が高い。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、情報媒体は、携帯端末に備えられている。すなわち、普及率が高く且つ外出時に所持し易い携帯端末に情報媒体が備えられている。したがって、わざわざ特別な物を所持等しなくてもよいため、被撮影者にとって利便性が高い。
【0020】
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、被撮影者は、携帯端末を用いて、証明写真撮影装置に動作指示を与えることができる。したがって、例えば、所定の障害を持っているために、証明写真撮影装置に備えられた操作部の操作が困難であっても、当該操作部を操作することなく、携帯端末を用いて証明写真撮影装置に動作指示を与えて証明写真を得ることができるため、被撮影者にとって利便性が高い。
【0021】
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、被撮影者は、自身の声を用いて、証明写真撮影装置に動作指示を与えることができる。したがって、例えば、所定の障害を持っているために、証明写真撮影装置に備えられた操作部の操作が困難であっても、当該操作部を操作することなく、自身の声を用いて証明写真撮影装置に動作指示を与えて証明写真を得ることができるため、被撮影者にとって利便性が高い。
【0022】
請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜7の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、情報媒体は、身分証明書自体である、或いは、身分証明書に備えられている。すなわち、身体障害者手帳や免許証、パスポートなどが情報媒体である、或いは、身体障害者手帳や免許証、パスポートなどに情報媒体が備えられている。したがって、わざわざ特別な物を所持等しなくてもよいため、被撮影者にとって利便性が高い。
【0023】
請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、証明写真撮影時に被撮影者が所持している身分証明書用の証明写真を作成することができる。すなわち、証明写真のサイズ等を指定しなくても、身分証明書を所持していれば、当該身分証明書の発行申請時に必要な証明写真として最適な証明写真を得ることができるため、被撮影者にとって利便性が高い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、図を参照して、本発明にかかる証明写真撮影装置の最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0025】
<証明写真撮影装置の構成>
まず、証明写真撮影装置1の構成について、図1及び2を参照して説明する。
証明写真撮影装置1は、例えば、被撮影者Mを撮影して画像データを生成する撮影手段としてのデジタルカメラ30と、デジタルカメラ30により生成された画像データに基づいて被撮影者Mの証明写真を作成する作成手段としてのプリンタ部80と、等を備える装置である。
【0026】
具体的には、証明写真撮影装置1は、例えば、図1に示すように、ボックス型に形成されており、例えば、証明写真撮影装置1の外壁には、作成された証明写真を取り出すための取出口81が設置されている。
また、例えば、証明写真撮影装置1の内部には、撮影室1aが設置されている。
【0027】
撮影室1aには、例えば、被撮影者Mが座る椅子1bが回転可能に設置されており、椅子1bは回転によって昇降するように構成されている。
また、例えば、撮影室1aにおける被撮影者Mの上方、正面及び背面に相当する位置には、それぞれ、照明用のストロボ20aが設置されている。
また、例えば、被撮影者Mが撮影室1a内に入室したことを検出するための入室センサ50と、撮影料金を精算するためのコインメック60と、被撮影者Mが証明写真撮影装置1に対して動作指示を入力するための操作ボタン71やタッチパネル72と、などが設置されている。
【0028】
また、例えば、撮影室1aにおける被撮影者Mの正面に相当する位置には、操作案内や操作補助などに関する被撮影者Mを支援するための音声ガイダンスを出力する音声出力部41と、操作案内や操作補助などに関する被撮影者Mを支援するための画像ガイダンスを出力したり或いは撮影された証明写真画像を表示する画像表示部42と、が設置されている。
【0029】
また、例えば、撮影室1aにおける被撮影者Mの正面、手元、足元等に相当する位置には、それぞれ、被撮影者Mに関する被撮影者情報等を備えた情報媒体としてのICチップから、当該被撮影者情報を取得する取得手段としての読取部90が設置されている。
【0030】
ICチップは、例えば、障害者用の杖(白杖等)、携帯端末、身分証明書等に備えられている。
【0031】
また、ICチップは、例えば、被撮影者Mに関する被撮影者情報を記憶している。
具体的には、被撮影者情報には、例えば、被撮影者Mが身体障害者である旨の情報、被撮影者Mの個人情報(年齢や国籍など)等が含まれる。
【0032】
また、発行申請時に証明写真の提出が必要な身分証明書に備えられたICチップの中には、例えば、被撮影者情報とともに、当該身分証明書の種類を判別するための判別情報を記憶しているICチップもある。
【0033】
証明写真撮影装置1は、例えば、図2に示すように、本体部10と、ストロボユニット20と、デジタルカメラ30と、出力部40と、入室センサ50と、コインメック60と、操作部70と、プリンタ部80と、読取部90と、等を備えて構成される。
【0034】
ストロボユニット20は、例えば、本体部10から入力される制御信号に従って、撮影室1a内の各位置に設置されたストロボ20aの発光タイミングや発光量を制御する。
【0035】
デジタルカメラ30は、例えば、光学レンズと、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などの撮像素子と、A/D変換部と、等から構成される。
具体的には、デジタルカメラ30は、例えば、本体部10から入力される制御信号に従って、光学レンズを介して入力された被写体像を撮像素子により光電変換してアナログ画像信号を生成し、そして、A/D変換部により当該アナログ画像信号からデジタルの画像データを生成して、当該画像データを本体部10に出力する。
なお、デジタルカメラ30に代えて、動画を記録可能なデジタルビデオカメラ等を適用するようにしてもよい。
【0036】
出力部40は、例えば、本体部10から入力される制御信号に従って、支援情報出力手段として、被撮影者Mを支援するための支援情報を、所定の被撮影者Mの分類毎に異ならせて出力する。
具体的には、出力部40は、例えば、図2に示すように、音声出力部41と、画像表示部42と、等を備えている。
【0037】
音声出力部41は、例えば、スピーカ機器等から構成されており、例えば、本体部10から入力される制御信号に従って、音声情報出力手段として、支援情報が有する、被撮影者に対して所定の操作に関する支援を行うための音声情報としての音声ガイダンス等を出力する。
【0038】
画像表示部42は、例えば、液晶表示機器等から構成されており、例えば、本体部10から入力される制御信号に従って、画像情報出力手段として、支援情報が有する、被撮影者に対して所定の操作に関する支援を行うための画像情報としての画像ガイダンス等を出力する。
【0039】
入室センサ50は、例えば、被撮影者Mが撮影室1a内に入室したことを検出するためのものであり、被撮影者Mの入室を検出すると、その検出信号を本体部10に出力する。
なお、入室センサ50としては、例えば、発光器と受光器とからなる光学式センサ等が適用可能である。
【0040】
コインメック60は、例えば、硬貨や紙幣の入金口や釣銭の返金口などを備えた金銭登録機である。コインメック60は、例えば、入金口から入金された金額に関する情報を本体部10に出力するとともに、本体部10から入力される制御信号に従って金銭額に応じた硬貨や紙幣を返金口に排出する。
【0041】
操作部70は、例えば、撮影室1aの内壁に備えられた操作ボタン71、画像表示部42と一体的に構成されたタッチパネル72等から構成されており、例えば、被撮影者Mにより操作されると、所定の動作指示を本体部10に入力する。
そして、本体部10は、操作部70から所定の動作指示が入力されると、当該所定の動作指示に従って、証明写真撮影装置1の所定の動作を制御する。
【0042】
プリンタ部80は、例えば、本体部10から入力される制御信号に従って、デジタルカメラ30により撮影されて生成された画像データに基づく画像を所定の用紙に印画して、証明写真を作成する。
なお、プリンタ部80のプリント方式としては、昇華型熱転写方式や、溶融転写記録方式、電子写真方式、インクジェット方式などを適用してもよいし、その他のプリント方式を適用してもよい。また、銀塩写真像を形成する方式を適用してもよい。
【0043】
読取部90は、例えば、リーダ/ライタユニット等から構成されており、例えば、被撮影者Mが所持等する物に備えられたICチップから、被撮影者情報や判別情報を取得して、当該被撮影者情報や判別情報を本体部10に出力する。
【0044】
本体部10は、例えば、制御部11と、I/O(Input/Output)コントロール12と、I/F(InterFace)13と、DVD(Digital Versatile Disk)記憶部14と、RAM(Random Access Memory)15と、ROM(Read Only Memory)16と、等を備えて構成される。そして、本体部10は、例えば、I/Oコントロール12を介して、ストロボユニット20、コインメック60、操作部70等と接続しており、I/F13を介して、プリンタ部80等と接続している。
【0045】
制御部11は、例えば、証明写真撮影装置1の各部を集中制御する。
具体的には、制御部11は、例えば、ROM16に記憶された証明写真撮影装置1用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
【0046】
I/Oコントロール12は、例えば、ストロボユニット20、コインメック60、操作部80等との間で各種情報を入出力するためのインターフェイスである。
【0047】
I/F13は、例えば、プリンタ部80との間で各種情報を入出力するためのインターフェイスである。
【0048】
DVD記憶部14は、例えば、デジタルカメラ30により撮影されて生成された画像データ等を記憶する。
【0049】
RAM15は、例えば、制御部11によって実行される処理プログラム等を展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等を格納するデータ格納領域などを備える。
【0050】
ROM16は、例えば、証明写真撮影装置1で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種修理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、制御部11によって演算処理された処理結果のデータ等を記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形でROM16に記憶されている。
具体的には、ROM16は、例えば、図2に示すように、動作制御プログラム16a1と、出力制御プログラム16a2と、作成制御プログラム16a3と、支援情報データテーブル16b1と、等を記憶している。
【0051】
動作制御プログラム16a1は、例えば、読取部90により被撮影者Mが所持等する物に備えられたICチップから特定の被撮影者情報が取得された場合に、被撮影者Mの声による動作指示に従って、証明写真撮影装置1の特定の動作を制御する機能を、制御部11に実現させる。
ここで、特定の被撮影者情報とは、例えば、被撮影者Mが上肢障害者である旨の情報等を含む被撮影者情報である。
具体的には、例えば、読取部90により被撮影者Mが上肢障害者である旨の情報等を含む被撮影者情報が取得されると、制御部11は、操作部70からの動作指示に従って証明写真撮影装置1の特定の動作を制御するモードから、被撮影者Mの声による動作指示に従って証明写真撮影装置1の特定の動作を制御するモードに切り替えて、動作制御プログラム16a1を実行する。
制御部11は、かかる動作制御プログラム16a1を実行することによって、動作制御手段として機能する。
【0052】
出力制御プログラム16a2は、例えば、読取部90により取得された被撮影者情報に基づいて被撮影者Mの分類を特定し、当該特定された被撮影者Mの分類に対応する支援情報を、支援情報データテーブル16b1から抽出して出力部40に出力させる機能を、制御部11に実現させる。
【0053】
具体的には、制御部11は、例えば、読取部90により取得された被撮影者情報に、被撮影者Mが身体障害者(視覚障害者、聴覚障害者、上肢障害者等)である旨の情報が含まれる場合には、被撮影者Mは身体障害者(視覚障害者、聴覚障害者、上肢障害者等)であると特定する。そして、制御部11は、例えば、被撮影者Mは視覚障害者であると特定した場合には、支援情報データテーブル16b1から、視覚障害者用の支援情報(後述)を抽出し、例えば、被撮影者Mは聴覚障害者であると特定した場合には、支援情報データテーブル16b1から、聴覚障害者用の支援情報(後述)を抽出し、例えば、被撮影者Mは上肢障害者であると特定した場合には、支援情報データテーブル16b1から、上肢障害者用の支援情報(後述)を抽出する。
【0054】
また、制御部11は、例えば、読取部90により取得された被撮影者情報に含まれる個人情報から、被撮影者Mの年齢は所定の年齢以上(例えば、70歳以上)であると判定された場合には、被撮影者Mはお年寄りであると特定する。そして、制御部11は、例えば、支援情報データテーブル16b1から、お年寄り用の支援情報(後述)を抽出する。
【0055】
また、制御部11は、例えば、読取部90により取得された被撮影者情報に含まれる個人情報から、被撮影者Mの国籍は外国であると判定された場合には、被撮影者Mは外国人であると特定する。そして、制御部11は、例えば、支援情報データテーブル16b1から、外国人用の支援情報(後述)を抽出する。
制御部11は、かかる出力制御プログラム16a2を実行することによって、出力制御手段として機能する。
【0056】
作成制御プログラム16a3は、例えば、デジタルカメラ30により撮影されて生成された画像データに所定の証明写真用の処理を施し、そして、プリンタ部80を制御して、当該画像データに基づく画像を所定の用紙に印画させて、証明写真を作成させる機能を、制御部11に実現させる。
【0057】
具体的には、制御部11は、例えば、被撮影者Mにより操作部70を介して指定されたサイズ等の証明写真を、プリンタ部80に作成させる。
【0058】
また、制御部11は、例えば、読取部90により被撮影者Mが上肢障害者である旨の情報等を含む被撮影者情報が取得された場合には、被撮影者Mにより被撮影者Mの声を介して指定されたサイズ等の証明写真を、プリンタ部80に作成させる。
【0059】
また、制御部11は、例えば、読取部90により判別情報が取得された場合に、当該判別情報によって判別される身分証明書の発行申請時(例えば、再発行申請時)に必要な証明写真を、プリンタ部80に作成させる。
すなわち、例えば、被撮影者Mが、音声ガイダンスや画像ガイダンスに従って身分証明書を読取部90にかざし、それに伴って、読取部90が、当該身分証明書に備えられたICチップから判別情報を取得すると、制御部11は、当該取得された判別情報から当該身分証明書の種類を判別する。そして、制御部11は、例えば、当該身分証明書は身体障害者手帳であると判別した場合には、身体障害者手帳の再発行申請時に提出するための証明写真をプリンタ部80に作成させ、例えば、当該身分証明書は免許証であると判別した場合には、免許証の再発行申請時に提出するための証明写真をプリンタ部80に作成させ、例えば、当該身分証明書はパスポートであると判別した場合には、パスポートの再発行申請時に提出するための証明写真をプリンタ部80に作成させる。
【0060】
したがって、被撮影者Mは、所持している身分証明書の再発行申請時に必要な証明写真を証明写真撮影装置1において得たい場合には、音声ガイダンスや画像ガイダンスに従って身分証明書を読取部90にかざせばよいし、得たくない場合には、操作部70や自身の声を介して、証明写真のサイズ等を指定すればよい。
制御部11は、かかる作成制御プログラム16a3を実行することによって、作成制御手段として機能する。
【0061】
支援情報データテーブル16b1は、例えば、被撮影者Mを支援するための支援情報を、所定の被撮影者Mの分類毎に記憶している。
ここで、所定の被撮影者Mの分類とは、例えば、被撮影者Mの障害の種類、被撮影者Mの年齢、被撮影者Mの国籍等に基づく分類である。
すなわち、支援情報データテーブル16b1は、例えば、一般用の支援情報と、視覚障害者用の支援情報と、聴覚障害者用の支援情報と、上肢障害者用の支援情報と、お年寄り用の支援情報と、外国人用の支援情報と、等を記憶している。
【0062】
視覚障害者用の支援情報では、一般用の支援情報よりも、例えば、詳しい内容の音声ガイダンスが出力されるようになっている。
【0063】
また、聴覚障害者用の支援情報では、一般用の支援情報よりも、例えば、大きな音量の音声ガイダンスが出力されるようになっており、さらに、一般用の支援情報よりも、例えば、詳しい内容の画像ガイダンスが出力されるようになっている。
【0064】
また、上肢障害者用の支援情報では、被撮影者Mの声によって証明写真撮影装置1に動作指示をさせるための音声ガイダンスや画像ガイダンスが出力されるようになっている。
【0065】
また、お年寄り用の支援情報では、一般用の支援情報よりも、例えば、大きな音量の音声ガイダンスが出力されるようになっており、さらに、一般用の支援情報よりも、例えば、大きな文字の画像ガイダンスが出力されるようになっている。
【0066】
また、外国人用の支援情報では、被撮影者Mの国籍に応じた言語の音声ガイダンスや画像ガイダンスが出力されるようになっている。
【0067】
<証明写真作成処理>
次に、証明写真撮影装置1による証明写真の作成に関する処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0068】
まず、入室センサ50が被撮影者Mの入室を検出すると(ステップS1)、制御部11は、読取部90が被撮影者情報を取得したか否かを判断する(ステップS2)。
【0069】
ステップS2で、読取部90が被撮影者情報を取得していないと判断すると(ステップS2;No)、制御部11は、出力制御プログラム16a2を実行して、一般用の支援情報を、支援情報データテーブル16b1から抽出し(ステップS3)、ステップS5の処理に移行する。
【0070】
一方、ステップS2で、読取部90が被撮影者情報を取得したと判断すると(ステップS2;Yes)、制御部11は、出力制御プログラム16a2を実行して、当該取得された被撮影者情報に応じて被撮影者Mの分類を特定し、当該特定された被撮影者Mの分類に対応する支援情報を、支援情報データテーブル16b1から抽出する(ステップS4)。
【0071】
次いで、制御部11は、出力部40を制御して、当該抽出された支援情報の出力を開始させる(ステップS5)。
【0072】
次いで、制御部11は、当該取得された被撮影者情報が特定の被撮影者情報であるか否かを判断する(ステップS6)。すなわち、制御部11は、当該取得された被撮影者情報に被撮影者Mが上肢障害者である旨の情報等が含まれているか否かを判断する。
【0073】
ステップS6で、当該取得された被撮影者情報が特定の被撮影者情報でないと判定すると(ステップS6;No)、制御部11は、ステップS8の処理に移行する。
【0074】
一方、ステップS6で、当該取得された被撮影者情報が特定の被撮影者情報であると判定すると(ステップS6;Yes)、制御部11は、被撮影者Mの声による動作指示に従って、証明写真撮影装置1の特定の動作を制御するモードに切り替えて、動作制御プログラム16a1を実行する(ステップS7)。
【0075】
次いで、制御部11は、デジタルカメラ30を制御して、被撮影者Mを撮影させて画像データを生成させる(ステップS8)。
【0076】
次いで、制御部11は、読取部90が判別情報を取得したか否かを判断する(ステップS9)。
【0077】
ステップS9で、読取部90が判別情報を取得していないと判断すると(ステップS9;No)、制御部11は、作成制御プログラム16a3を実行して、操作部70又は被撮影者Mの声を介して被撮影者Mが指定したサイズ等の証明写真を、プリンタ部80に作成させ(ステップS10)、本処理を終了する。
【0078】
一方、ステップS9で、読取部90が判別情報を取得したと判断すると(ステップS9;Yes)、制御部11は、作成制御プログラム16a3を実行して、当該判別情報によって判別される身分証明書の再発行申請時に提出するための証明写真を、プリンタ部80に作成させ(ステップS11)、本処理を終了する。
【0079】
以上説明した本発明における証明写真撮影装置1によれば、被撮影者Mを撮影して画像データを生成するデジタルカメラ30と、デジタルカメラ30により生成された画像データに基づいて被撮影者Mの証明写真を作成するプリンタ部80と、を備え、出力部40によって、被撮影者Mに対して所定の操作に関する支援を行うための支援情報を、所定の被撮影者Mの分類毎に異ならせて出力することができ、読取部90によって、被撮影者Mに関する被撮影者情報を備えたICチップから、被撮影者情報を取得することができ、出力制御手段によって、読取部90により取得された被撮影者情報に基づいて被撮影者Mの分類を特定し、当該特定された被撮影者Mの分類に対応する支援情報を、出力部40に出力させることができる。すなわち、被撮影者Mに対して操作案内や操作補助をするための支援情報の内容を、被撮影者に応じて切り替えることができる。
【0080】
また、支援情報は、被撮影者Mを支援するための音声ガイダンスを出力するための音声情報を有し、出力部40は、所定の操作に関して音声ガイダンスを出力する音声出力部41を備えているため、音声ガイダンスによって、被撮影者に応じた支援をすることができる。したがって、従って、被撮影者Mは、視覚に障害を持っている場合等であっても、スムーズに好適な証明写真を得ることができる。
【0081】
また、支援情報は、被撮影者Mを支援するための画像ガイダンスを出力するための画像情報を有し、出力部41は、所定の操作に関して画像ガイダンスを出力する画像表示部42を備えているため、画像ガイダンスによって、被撮影者に応じた支援をすることができる。したがって、被撮影者Mは、聴覚に障害を持っている場合等であっても、スムーズに好適な証明写真を得ることができる。
【0082】
また、ICチップは、障害者用の杖、携帯端末、身分証明書等に備えられている。すなわち、例えば、視覚障害者が外出時に所持する白杖等、普及率が高く且つ外出時に所持し易い携帯端末、身体障害者手帳や免許証、パスポートなどの身分証明書等にICチップが備えられている。したがって、わざわざ特別な物を所持等しなくてもよいため、被撮影者Mにとって利便性が高い。
【0083】
また、動作制御プログラム16a1を実行した制御部11によって、読取部90により被撮影者Mが所持等する物に備えられたICチップから特定の被撮影者情報(例えば、被撮影者Mが上肢障害者である旨の情報等を含む被撮影者情報)が取得された場合に、被撮影者の声による動作指示に従って、証明写真撮影装置1の特定の動作を制御することができる。すなわち、被撮影者Mは、自身の声を用いて、証明写真撮影装置1に動作指示を与えることができる。したがって、例えば、所定の障害(例えば、上肢障害等)を持っているために、証明写真撮影装置1に備えられた操作部70の操作が困難であっても、操作部70を操作することなく、自身の声を用いて証明写真撮影装置1に動作指示を与えて証明写真を得ることができるため、被撮影者Mにとって利便性が高い。
【0084】
また、身分証明書が、発行申請時に証明写真の提出が必要な身分証明書であり、そして、読取部90が、当該身分証明書から、当該身分証明書の種類を判別するための判別情報を取得した場合に、作成制御プログラム16a3を実行した制御部11によって、読取部90により判別情報が取得された場合に、当該判別情報によって判別される身分証明書の発行申請時に必要な証明写真を、プリンタ部90に作成させる。すなわち、被撮影者Mは、操作部70を介して証明写真のサイズ等を指定しなくても、身分証明書を所持していれば、当該身分証明書の発行申請時に必要な証明写真として最適なサイズ等を有する証明写真を得ることができるため、被撮影者Mにとって利便性が高い。
【0085】
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0086】
リーダ/ライタユニット等から構成される読取部90によって、被撮影者情報や判別情報を取得するようにしたが、この限りではない。
例えば、読取部90を被撮影者Mが所持等する物と無線通信可能な構成にしておき、当該無線通信によって、被撮影者情報や判別情報を取得するようにしてもよい。この場合、被撮影者Mが所持等する物に備えられた無線通信部が、情報媒体となる。
また、例えば、読取部90をスキャナ等から構成しておき、被撮影者Mが所持等する物に印字された被撮影者情報や判別情報を読み取ることによって被撮影者情報や判別情報を取得したり、或いは、被撮影者Mが所持する物(身分証明書)全体の画像を読み取ることによって判別情報を取得するようにしてもよい。この場合、被撮影者Mが所持等する物に印字された文字、或いは、身分証明書全体が、情報媒体となる。
【0087】
出力部40に点字案内機能を備えておき、被撮影者Mが、例えば、視覚障害者であると特定された場合に、当該点字案内機能を起動して、点字によって被撮影者を支援するようにしてもよい。
また、出力部40にバイブレーション機能を備えておき、被撮影者Mが、例えば、聴覚障害者であると特定された場合に、当該バイブレーション機能を起動して、振動によって被撮影者を支援するようにしてもよい。
【0088】
読取部90により判別情報が取得された場合に、身分証明書に応じた証明写真を作成するだけでなく、例えば、当該身分証明書の再発行申請時に提出する申請書のフォーマットを記憶しておき、デジタルカメラ30により撮影されて生成された画像データと当該記憶されたフォーマットとから、身分証明書に応じた証明写真が印画された申請書を作成するようにしてもよい。
また、当該申請書に記入すべき個人情報(例えば、氏名や住所など)が、被撮影者情報に含まれていた場合には、証明写真が印画され、個人情報が印字された申請書を作成するようにしてもよい。
【0089】
情報媒体としてのICチップを備える物は、障害者用の杖(白杖等)、携帯端末、身分証明書の限りでなく、例えば、車椅子等であってもよく、任意である。
【0090】
<変形例>
以下に、証明写真撮影装置1の変形例(証明写真撮影装置1A)を、図4に示す。
なお、変形例にかかる証明写真撮影装置1Aは、携帯端末と通信可能な通信部95Aを備えている点と、動作制御プログラム16a1に代えて動作制御プログラム16a1Aを備えている点と、が証明写真撮影装置1と異なる。
動作制御プログラム16a1Aは、例えば、読取部90により被撮影者Mが所持する携帯端末に備えられたICチップから特定の被撮影者情報が取得された場合に、通信部95Aにより受信される当該携帯端末による動作指示に従って、証明写真撮影装置1の所定の動作を制御する機能を、制御部11に実現させる。
制御部11は、かかる動作制御プログラム16a1Aを実行することによって、動作制御手段として機能する。
変形例にかかる証明写真撮影装置1Aによれば、被撮影者Mは、携帯端末を用いて、証明写真撮影装置1Aに動作指示を与えることができる。したがって、例えば、所定の障害(例えば、上肢障害等)を持っているために、証明写真撮影装置1Aに備えられた操作部70の操作が困難であっても、操作部70を操作することなく、携帯端末を用いて証明写真撮影装置1Aに動作指示を与えて証明写真を得ることができるため、被撮影者Mにとって利便性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】本発明にかかる証明写真撮影装置を示す透視図である。
【図2】本発明にかかる証明写真撮影装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明にかかる証明写真撮影装置による証明写真の作成に関する処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】変形例にかかる証明写真撮影装置の機能的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0092】
1,1A 証明写真撮影装置
11 制御部(動作制御手段、出力制御手段、作成制御手段)
16a1,16a1A 動作制御プログラム(動作制御手段)
16a2 出力制御プログラム(出力制御手段)
16a3 作成制御プログラム(作成制御手段)
30 デジタルカメラ(撮影手段)
40 出力部(支援情報出力手段)
41 音声出力部(音声情報出力手段)
42 画像表示部(画像情報出力手段)
80 プリンタ部(作成手段)
90 読取部(取得手段)
M 被撮影者

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被撮影者を撮影して画像データを生成する撮影手段と、当該撮影手段により生成された画像データに基づいて当該被撮影者の証明写真を作成する作成手段と、を備える証明写真撮影装置において、
前記被撮影者に対して所定の操作に関する支援を行うための支援情報を、所定の被撮影者の分類毎に異ならせて出力する支援情報出力手段と、
前記被撮影者に関する被撮影者情報を備えた情報媒体から、当該被撮影者情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された被撮影者情報に基づいて前記被撮影者の分類を特定し、当該特定された被撮影者の分類に対応する支援情報を、前記支援情報出力手段に出力させる出力制御手段と、
を備えることを特徴とする証明写真撮影装置。
【請求項2】
請求項1に記載の証明写真撮影装置において、
前記支援情報は、所定の操作に関して前記被撮影者を支援するための音声情報を有し、
前記支援情報出力手段は、前記音声情報を出力する音声情報出力手段を備えることを特徴とする証明写真撮影装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の証明写真撮影装置において、
前記支援情報は、所定の操作に関して前記被撮影者を支援するための画像情報を有し、
前記支援情報出力手段は、前記画像情報を出力する画像情報出力手段を備えることを特徴とする証明写真撮影装置。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか一項に記載の証明写真撮影装置において、
前記情報媒体は、障害者用の杖に備えられていることを特徴とする証明写真撮影装置。
【請求項5】
請求項1〜4の何れか一項に記載の証明写真撮影装置において、
前記情報媒体は、携帯端末に備えられていることを特徴とする証明写真撮影装置。
【請求項6】
請求項5に記載の証明写真撮影装置において、
前記取得手段により前記情報媒体から特定の被撮影者情報が取得された場合に、前記携帯端末による動作指示に従って、当該証明写真撮影装置の所定の動作を制御する動作制御手段を備えることを特徴とする証明写真撮影装置。
【請求項7】
請求項1〜5の何れか一項に記載の証明写真撮影装置において、
前記取得手段により前記情報媒体から特定の被撮影者情報が取得された場合に、前記被撮影者の声による動作指示に従って、当該証明写真撮影装置の特定の動作を制御する動作制御手段を備えることを特徴とする証明写真撮影装置。
【請求項8】
請求項1〜7の何れか一項に記載の証明写真撮影装置において、
前記情報媒体は、身分証明書であること、或いは、当該身分証明書に備えられていることを特徴とする証明写真撮影装置。
【請求項9】
請求項8に記載の証明写真撮影装置において、
前記身分証明書は、発行申請時に証明写真の提出が必要な身分証明書であり、
前記取得手段は、前記身分証明書から、当該身分証明書の種類を判別するための判別情報を取得し、
前記取得手段により前記判別情報が取得された場合に、当該判別情報によって判別される身分証明書の発行申請時に必要な証明写真を、前記作成手段に作成させる作成制御手段を備えることを特徴とする証明写真撮影装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−322521(P2007−322521A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−150105(P2006−150105)
【出願日】平成18年5月30日(2006.5.30)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】