説明

読影オーダ生成装置及びプログラム

【課題】読影医に読影対象を通知するための紙の伝票の作成、PC上で読影オーダを作成するためのユーザ操作等の手間を無くす。
【解決手段】画像サーバ40は、DICOM画像データをメディアMに書き込む。読影オーダ生成装置60は、メディアMからDICOM画像データを読み出し、当該DICOM画像データの付帯情報に含まれる患者情報及び検査情報に基づいて読影オーダ情報を生成する。また、読影オーダ生成装置60は、メディアMから読み出したDICOM画像データと生成した読影オーダ情報とを読影端末50に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、読影オーダ生成装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、医療の分野では、患者を撮影した医用画像のデジタル化が実現されている。例えば、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の画像生成装置(モダリティ)により撮影され、デジタル化された医用画像は、患者情報や検査情報等とともにPACS(Picture Archiving and Communication System)に保存され、管理されている。これに伴い、フィルムに出力された画像からモニタに表示された画像へと、医師による画像診断の対象が移行してきている。
【0003】
ところで、撮影装置の種類も増え、より高解像度の画像が得られる等、技術の進歩により、医師の診断においても、より高度な専門性が要求されてきている。また、撮影される画像量が多くなってきているため、臨床医が患者と対面しながら画像診断をすることは困難である。そのため、大規模な病院では、読影専門の医師(読影医)が画像を診断し、読影レポート(報告書)を作成し、その結果に基づいて、臨床医が病名診断を行う場合が多い。読影医に読影対象を通知する際には、紙の伝票を渡すか、撮影時に電子カルテやオーダリングシステムを通じて、読影レポートを作成するレポートシステムに読影オーダを送る必要があった。
【0004】
例えば、RISが読影オーダの発行を行い、読影レポートサーバが当該読影オーダを格納し、読影レポート作成装置が読影レポート作成の進捗状況(未読影、読影中、既読影)や、検査が確定診断待ちの状態にあるか否かの情報を表示する技術が提案されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−94515号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、読影医に読影対象を通知するための紙の伝票の作成、PC上で読影オーダを作成するためのユーザ操作等は、診断医にとって手間のかかる作業であった。そして、読影オーダを使用したレポートシステムは、大規模な病院以外で普及しているとは言い難く、診断医は、読影医に読影対象を通知するための紙の伝票の作成を強いられていた。
【0006】
本発明は、上述したような課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、読影医に読影対象を通知するための紙の伝票の作成、PC上で読影オーダを作成するためのユーザ操作等の手間を無くすことである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の読影オーダ生成装置は、
検査対象患者を撮影した医用画像、当該医用画像に対応する患者情報及び/又は検査情報を含むデータが記憶された可搬型記憶媒体から前記データを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段を介して読み出した患者情報及び/又は検査情報に基づいて、当該患者情報及び/又は検査情報に対応する医用画像の読影を依頼する読影オーダ情報を生成し出力する制御手段と、
を備える。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
外部機器との間でデータの送受信を行う通信手段を更に備え、
前記制御手段は、前記生成した読影オーダ情報を前記通信手段を介して外部機器に送信出力する。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記制御手段は、前記読み出し手段を介して読み出した患者情報及び/又は検査情報に基づいて、前記読影オーダ情報の緊急度、読影医師又はワークアイテムを設定する。
【0010】
請求項4に記載のプログラムは、
コンピュータを、
検査対象患者を撮影した医用画像、当該医用画像に対応する患者情報及び/又は検査情報を含むデータが記憶された可搬型記憶媒体から前記データを読み出す読み出し手段、
前記読み出し手段を介して読み出した患者情報及び/又は検査情報に基づいて、当該患者情報及び/又は検査情報に対応する医用画像の読影を依頼する読影オーダ情報を生成し出力する制御手段、
として機能させる。
【発明の効果】
【0011】
請求項1、2、4に記載の発明によれば、可搬型記憶媒体から読み出した患者情報及び/又は検査情報に基づいて読影オーダ情報を自動的に生成するので、読影医に読影対象を通知するための紙の伝票の作成、PC上で読影オーダを作成するためのユーザ操作等の手間を無くすことができる。また、ネットワーク断線等のトラブルが起きた場合でも、前記ユーザ操作等の手間を無くすことができる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、緊急度、読影医師又はワークアイテムを設定することにより、より詳細な読影オーダ情報を生成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明に係る医用画像システムの一実施形態について説明する。
図1に、医用画像システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、医用画像システム100は、電子カルテ端末10と、RIS(Radiological Information System:放射線情報システム)20と、モダリティ30と、画像サーバ40と、読影端末50と、読影オーダ生成装置60から構成されており、読影オーダ生成装置60を除いた各装置は通信ネットワークNを介して、データ通信可能に接続されている。また、読影オーダ生成装置60は、読影端末50とデータ通信可能に接続されている。
【0014】
電子カルテ端末10は、電子カルテを作成する電子カルテ機能を有し、患者の病状や診断結果を保存する。電子カルテ端末10は、臨床医の指示入力に基づいて、患者の撮影を依頼するための撮影オーダ情報を生成し、RIS20に送信する。撮影オーダ情報は、撮影対象の患者氏名、患者ID、生年月日、性別等の患者情報や、モダリティ、撮影部位、手技、方向、体位、撮影条件等の検査情報等を含む。
【0015】
RIS20は、放射線科部門内における診療予約、診断結果のレポート、実績管理、材料在庫管理等の情報管理を行う。RIS20は、電子カルテ端末10から受信した撮影オーダ情報をモダリティ30及び画像サーバ40に送信する。
【0016】
モダリティ30は、RIS20から受信した撮影オーダ情報に従って、患者を撮影し、医用画像の画像データ(以下、医用画像データという。)を生成する。また、モダリティ30は、前記撮影オーダ情報に基づいて、前記医用画像データに関する付帯情報を生成する。そして、モダリティ30は、医用画像データに付帯情報を付帯させて、DICOM規格に則ったDICOM画像データを生成し、画像サーバ40に送信する。付帯情報は、患者情報、検査情報、シリーズ情報等を含む。患者情報は、患者の氏名、患者ID、生年月日、性別等の患者に関する情報である。検査情報は、検査を識別する検査ID、検査日、検査時刻、受付番号、検査部位、撮影方向、体位、依頼医師、依頼科等の撮影に関する情報である。シリーズ情報とは、一つの検査の中で生成されるモダリティ30毎の一連の医用画像の単位(シリーズ)を示すシリーズIDやモダリティ30の種別を含むデータである。モダリティ30としては、CR装置、CT装置、MRI装置、内視鏡装置、超音波診断装置等、様々な種類の医用画像を撮影するモダリティが適用可能である。
【0017】
画像サーバ40は、DICOM画像データ等を保存し、管理する。画像サーバ40は、他装置から受信するデータ取得要求に応じて、DICOM画像データ、DICOM画像データの付帯情報に含まれる患者情報、検査情報等を当該他装置に提供する。また、画像サーバ40は、IHE(Integrating Healthcare Enterprise)およびIHE−J(Integrating Healthcare Enterprise - Japan)のPDI(Portable Data for Imaging)によって定められたデータ構造に則って、メディアMにDICOM画像データを書き込む。
【0018】
図2に、画像サーバ40の機能的構成を示す。図2に示すように、画像サーバ40は、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、ROM(Read Only Memory)45、記憶装置46、メディアドライブ47を備えて構成され、各部はバス48により接続されている。
【0019】
制御部41は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、画像サーバ40の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部42から入力される操作信号又は通信部44により受信される指示信号に応じて、ROM45に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0020】
操作部42は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部41に出力する。
【0021】
表示部43は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部41から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
【0022】
通信部44は、LAN(Local Area Network)アダプタ、ルータ、TA(Terminal Adapter)等を備え、通信ネットワークNを介して接続されたRIS20、モダリティ30、読影端末50等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
【0023】
ROM45は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
【0024】
記憶装置46は、ハードディスク等から構成され、モダリティ30により生成されたDICOM画像データ等を記憶する。
【0025】
メディアドライブ47は、制御部41からの制御信号に基づき、メディアMに各種データを書き込む。また、メディアドライブ47は、制御部41からの制御信号に基づき、メディアMに記憶されているデータを読み出す。
【0026】
読影オーダ生成装置60は、メディアMからDICOM画像データを読み出し、当該DICOM画像データの付帯情報に含まれる患者情報及び検査情報に基づいて読影オーダ情報を生成する。また、読影オーダ生成装置60は、メディアMから読み出したDICOM画像データと生成した読影オーダ情報とを読影端末50に送信(送信出力)する。
【0027】
図3に、読影オーダ生成装置60の機能的構成を示す。図3に示すように、読影オーダ生成装置60は、制御部61、操作部62、表示部63、通信部64、ROM65、記憶部66、メディアドライブ67を備えて構成され、各部はバス68により接続されている。
【0028】
制御部61は、CPU、RAM等から構成され、読影オーダ生成装置60の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部62から入力される操作信号又は通信部64により受信される指示信号に応じて、ROM65に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0029】
操作部62は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部61に出力する。
【0030】
表示部63は、LCDにより構成され、制御部61から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
【0031】
通信部64は、LANアダプタ、ルータ、TA等を備え、接続された読影端末50等の外部機器との間でデータの送受信を行う。
【0032】
ROM65は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
【0033】
記憶部66は、ハードディスク等の記憶装置であり、緊急度設定テーブル661、読影医師設定テーブル662、ワークアイテム設定テーブル663等のデータを記憶する。
【0034】
緊急度設定テーブル661は、撮影が行われたモダリティと緊急度とを対応付けるテーブルであり、各モダリティに対して「3時間以内」、「1日以内」、「3日以内」等の読影期限が緊急度として設定されている。例えば、救急外来で使用されるモダリティに対しては、「3時間以内」に読影を完了するように緊急度が設定される。
【0035】
読影医師設定テーブル662は、撮影が行われたモダリティ、検査部位及び曜日と読影医師とを対応付けるテーブルであり、各モダリティ、検査部位及び曜日の組み合わせに対して読影医師が設定されている。例えば、モダリティや検査部位毎の専門分野に応じた医師や、各医師の勤務状況に応じて出勤予定の医師が設定される。
【0036】
ワークアイテム設定テーブル663は、撮影が行われたモダリティ及び検査部位とワークアイテムとを対応付けるテーブルであり、各モダリティ及び検査部位の組み合わせに対してワークアイテムが設定されている。ワークアイテムとは、読影オーダの種類を示すもので、画像を診断して気付いたことを記述する「解釈」、二人の医師が個別に同一の医用画像を読影する「二重読影」等がある。例えば、PET(Positron Emission Tomography)検査の場合等、高度なスキルが必要とされる場合には「二重読影」が設定される。
【0037】
読影端末50は、医用画像を表示するモニタを有し、医師が医用画像の読影レポートを作成することを目的として設置されるPC(Personal Computer)等の端末である。読影端末50は、画像サーバ40から読影対象となるDICOM画像データを取得し、当該DICOM画像データに基づいて医用画像をモニタに表示する。また、読影端末50は、読影オーダ生成装置60から受信するDICOM画像データ、読影オーダ情報に基づいて医用画像、読影オーダをモニタに表示する。
【0038】
次に、動作を説明する。
図4は、医用画像システム100における処理を示すラダーチャートである。
まず、モダリティ30において、患者が撮影され、生成されたDICOM画像データが画像サーバ40に送信されると、画像サーバ40では、制御部41により、通信部44を介して受信したDICOM画像データが記憶装置46に保存される(ステップS1)。
【0039】
ユーザは、操作部42を介してメディアMに書き込むDICOM画像データを選択する。そして、制御部41により、操作部42からの操作信号に基づいて、記憶装置46に保存されているDICOM画像データが選択される(ステップS2)。そして、制御部41により、選択されたDICOM画像データが、メディアドライブ47を介してメディアMに出力される(書き込まれる)(ステップS3)。図5(a)及び(b)に、メディアMに書き込まれるDICOM画像データの付帯情報に含まれる患者情報及び検査情報の例を示す。図5(a)及び(b)に示すように、患者情報は、患者ID、患者名、生年月日、性別等から、検査情報は、依頼科、依頼医師、受付番号(検査に対応)、検査日、検査記述、モダリティ、部位等から構成される。
【0040】
ユーザは、DICOM画像データが書き込まれたメディアMを画像サーバ40のメディアドライブ47から取り出し、当該メディアMを読影オーダ生成装置60のメディアドライブ67にセットする。
【0041】
読影オーダ生成装置60では、制御部61により、メディアドライブ67を介してメディアMからDICOM画像データが読み出される(ステップS4)。そして、制御部61により、DICOM画像データの付帯情報に含まれる患者情報及び検査情報に基づいて、読影オーダ情報生成処理が行われる(ステップS5)。
【0042】
ここで、図6を参照して、読影オーダ情報生成処理を説明する。
まず、制御部61により、読影オーダ情報のオーダ番号が採番され(ステップT1)、メディアMから読み出されたDICOM画像データの付帯情報に含まれる患者情報及び検査情報の内容が読影オーダ情報として記述される(ステップT2)。
【0043】
次に、制御部61により、検査情報に含まれるモダリティに基づいて、緊急度設定テーブル661が参照され、撮影が行われたモダリティに対応する緊急度が設定される(ステップT3)。
【0044】
次に、制御部61により、検査情報に含まれるモダリティ、検査部位及び検査日に基づいて、読影医師設定テーブル662が参照され、撮影が行われたモダリティ、検査部位及び曜日に対応する読影医師が設定される(ステップT4)。
【0045】
次に、制御部61により、検査情報に含まれるモダリティ及び検査部位に基づいて、ワークアイテム設定テーブル663が参照され、撮影が行われたモダリティ及び検査部位に対応するワークアイテムが設定される(ステップT5)。
【0046】
図7に、図5(a)に示すDICOM画像データの付帯情報に含まれる患者情報及び検査情報に基づいて生成された読影オーダ情報の例を示す。
【0047】
読影オーダ情報生成処理の後、読影オーダ生成装置60の制御部61により、メディアMから読み出されたDICOM画像データと、生成された読影オーダ情報とが通信部64を介して読影端末50に送信される(ステップS6)。
【0048】
読影端末50では、読影オーダ生成装置60から送信された読影オーダ情報に基づいて、読影オーダがモニタに表示される(ステップS7)。また、読影オーダ生成装置60から送信されたDICOM画像データに基づいて、モニタに医用画像が表示される(ステップS8)。読影医は、モニタに表示される読影オーダに従い、モニタに表示される医用画像の読影を行う。そして、読影医の操作入力により、読影レポートが作成される(ステップS9)。
以上で、医用画像システム100における処理が終了する。
【0049】
以上、本実施の形態によると、画像サーバ40は、DICOM画像データをメディアMに書き込む。読影オーダ生成装置60は、メディアMからDICOM画像データを読み出し、当該DICOM画像データの付帯情報に含まれる患者情報及び検査情報に基づいて読影オーダ情報を生成する。また、読影オーダ生成装置60は、メディアMから読み出したDICOM画像データと生成した読影オーダ情報とを読影端末50に送信する。
【0050】
そのため、読影医に読影対象を通知するための紙の伝票の作成、PC上で読影オーダを作成するためのユーザ操作等の手間を無くすことができる。また、自動で読影オーダ情報を生成するため、手入力による誤入力を避けることができる。
【0051】
更に、ネットワーク断線等のトラブルにより、読影端末50がネットワークNから隔離された場合でも、当該読影端末50は、DICOM画像データと読影オーダ情報とを得ることができる。
【0052】
尚、本実施の形態において、図8に示すように、読影端末50及び読影オーダ生成装置60は、医用画像システム100とは別の医用画像システム200に含まれるとしてもよい。例えば、電子カルテ端末10、RIS20、モダリティ30、画像サーバ40を含む医療施設の病棟Aとは別の病棟Bに、読影端末50及び読影オーダ生成装置60があるとしてもよい。
【0053】
尚、本実施の形態において、読影オーダ生成装置60が独立した装置の場合について説明したが、読影オーダ生成装置60の機能を読影端末50に組み込み、一つの装置としてもよい。
【0054】
尚、本実施の形態において、読影端末50と読影オーダ生成装置60とが接続された構成例を説明したが、画像サーバ40と読影オーダ生成装置60とが接続され、読影オーダ生成装置60が、他病院から持ち込まれたメディアMを読み込み、読影オーダ情報を生成し、画像サーバ40にDICOM画像データと読影オーダ情報を送信する構成としてもよい。この場合、画像サーバ40は、DICOM画像データと読影オーダ情報を蓄積記憶する。また、読影オーダ生成装置60は、読影オーダ情報のみを画像サーバ40に送信し、画像サーバ40は、メディアMからDICOM画像データを読み込む構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】医用画像システムのシステム構成図である。
【図2】画像サーバのブロック図である。
【図3】読影オーダ生成装置のブロック図である。
【図4】医用画像システムにおいて実行される処理を示すラダーチャートである。
【図5】患者情報及び検査情報のデータ構成図である。
【図6】読影オーダ情報生成処理のフローチャートである。
【図7】読影オーダ情報のデータ構成図である。
【図8】医用画像システムのシステム構成図である。
【符号の説明】
【0056】
10 電子カルテ端末
20 RIS
30 モダリティ
40 画像サーバ
41 制御部
42 操作部
43 表示部
44 通信部
45 ROM
46 記憶装置
47 メディアドライブ
48 バス
50 読影端末
60 読影オーダ生成装置
61 制御部
62 操作部
63 表示部
64 通信部
65 ROM
66 記憶部
67 メディアドライブ
68 バス
100 医用画像システム
200 医用画像システム
661 緊急度設定テーブル
662 読影医師設定テーブル
663 ワークアイテム設定テーブル
M メディア
N 通信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検査対象患者を撮影した医用画像、当該医用画像に対応する患者情報及び/又は検査情報を含むデータが記憶された可搬型記憶媒体から前記データを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段を介して読み出した患者情報及び/又は検査情報に基づいて、当該患者情報及び/又は検査情報に対応する医用画像の読影を依頼する読影オーダ情報を生成し出力する制御手段と、
を備える読影オーダ生成装置。
【請求項2】
外部機器との間でデータの送受信を行う通信手段を更に備え、
前記制御手段は、前記生成した読影オーダ情報を前記通信手段を介して外部機器に送信出力する、
請求項1に記載の読影オーダ生成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記読み出し手段を介して読み出した患者情報及び/又は検査情報に基づいて、前記読影オーダ情報の緊急度、読影医師又はワークアイテムを設定する、
請求項1又は2に記載の読影オーダ生成装置。
【請求項4】
コンピュータを、
検査対象患者を撮影した医用画像、当該医用画像に対応する患者情報及び/又は検査情報を含むデータが記憶された可搬型記憶媒体から前記データを読み出す読み出し手段、
前記読み出し手段を介して読み出した患者情報及び/又は検査情報に基づいて、当該患者情報及び/又は検査情報に対応する医用画像の読影を依頼する読影オーダ情報を生成し出力する制御手段、
として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−89721(P2009−89721A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−260046(P2007−260046)
【出願日】平成19年10月3日(2007.10.3)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】