説明

識別タグ、及び関連する識別タグシステム

本発明により、着用者の手首等に取り付けるというような、識別タグを選択された着用者又は物体にしっかり取り付けるために、識別タグ、及び関連タグシステムが提供される。識別タグは、着用者関連の識別情報及び他の識別情報を、人間読み取り可能な、或いは機械読み取り可能な形で受け取るようにされた、比較的コンパクトで実質的な平面構造を備える。この情報記載タグは、選択された着用者又は物体に取り付けるためのリストバンド、又はブレスレットのような細長く曲げやすいストラップ、又はバンドへの素早く簡単な組み付けに適応している。1つの好ましい形態としては、識別タグが、着用者関連情報をリモートのリーダと通信するのに適応した無線周波識別(RFID)回路を搭載するものである。比較的広域かつ比較的平たんな情報記載表面領域を提供された、曲げやすいストラップを用いて組み付けられる識別タグを含むタグシステムは、幼児又は小さな子供のような、小さな着用者又は物体で特に有用である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には、識別タグのような識別器具の改良に関するものであり、かつ、選択された着用者又は物体への、識別タグの簡便で快適な取り付けのための、リストバンド、又はブレスレット等のような手段を含む関連システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
本発明は、一般的には、識別タグのような識別器具の改良に関するものであり、かつ、選択された着用者又は物体への、識別タグの簡便で快適な取り付けのための、リストバンド、又はブレスレット等のような手段を含む関連システムに関するものである。より具体的には、本発明は、ある範囲の重要な識別データを、人間が読み取り可能及び/又は機械が読み取り可能な形式で収容するのに充分なサイズを持つ、比較的広い情報記載表面領域を提供された、幼児、又は小さい子供のような小さい着用者又は物体での使用のために特に設計された、改良された識別タグ及び関連システムを提供し、さらにそこでは、その情報記載領域は、機械読み取り可能なデータの読み取りの促進及び改善のため、比較的平たんである。
【0003】
リストバンド、又はブレスレット、又は他の閉じた輪の要素のような識別バンドは、一般的にこの技術分野で知られており、識別バンドは、そのバンドを着けている人と関連付けられる、或いはそのバンドが装着、又は取り付けられた物体と関連付けられる何らかの形式の情報、又はデータを記載、又は保持している。従って、識別バンドによって保持される情報は、着用者とともに移動する。例えば、リストバンドとしての使用におけるような、典型的な構成では、曲げやすいプラスチック等で形成された細長く曲げやすいストラップが、許可された着用者の手首のまわりに巻きつけられ、適当な相互接続のために、その両端において、相互にはめ合う、或いは相互に噛み合わせ可能な取り付け部材を含んで、識別バンドを着用者の手首に保持する。適切な情報を、バンドの外部表面上に、又はバンドに接着したラベル上に直接プリントすることにより、或いは、そのような情報を、バンド構造内に形成されたポケット内へのスライドフィット取り付けに適応したカード等上にプリントすることによってというように、識別情報をバンドに付加する。例えば、医療施設等における患者の識別のため、軍事又は工業設備のようなセキュリティ保護された施設、及び刑務所等における人員識別、及び/又はアクセス制御のため、遊園地、及びコンサート等のようなイベントにおける保護者の識別のため、空港の乗客及び/又は手荷物の識別のため、発送された小包の識別及び追跡のため、及び動物管理等のような使用のために、このような識別バンドが広く使用、及び提案されてきた。この一般的な形式の識別バンドの例は、米国特許第4,221,063号、4,285,146号、4,318,234号、4,386,795号、5,226,809号、5,448,846号、5,457,906号、5,479,797号、5,493,805号、5,581,924号、5,609,716号、5,615,504号、5,740,623号、5,792,299号、5,799,426号、5,973,598号、5,973,600号、及び5,979,941号で示され、かつ説明されており、それらは引用により本出願に組み入れられる。
【0004】
近年、識別バンド及びタグを含む改良された識別システムは、着用者関連データを、典型的にはプリントされた、或いは手書きの英数字に限定される人間読み取り可能なデータの代わりに、又はそれに加えて、機械読み取り可能な形で組み込むように設計されている。1つの形としては、そのような機械読み取り可能な情報は、直線バーコードの形等で曲げやすいストラップ上にプリントされた、さもなければ保持され、かつ従来のバーコードリーダ等による走査用に配列されたデータを含むことができる。例えば、米国特許第5,448,846号、5,799,426号、及び5,615,504号を参照せよ。また、米国特許第6,0616,618号、及び6,510,634号も参照せよ。更なる形としては、そのような機械読み取り可能な情報は、曲げやすいストラップ上、又は内に取り付けられ、かつリモートのリーダとの適切な無線通信のために選択された着用者関連情報を受け取り、格納するようにされた無線周波識別(RFID)回路又はチップを含むことができる。RFID技術を含む識別バンド等の説明となる例としては、これらもまた引用により本出願に組み入れられる、米国特許第5,493,805号、5,973,598号、5,973,600号、6,181,287号、及び6,414,543号、及び係属中の米国特許出願番号第10/101,219号を参照せよ。
【0005】
機械読み取り可能なデータを含む識別バンドは、医療施設において患者について使用される時の詳細な生物測定情報のような広範囲の着用者関連情報を、有益に組み入れることができ、そのような機械読み取り可能なデータの範囲は、従来の人間読み取り可能な形式で同じデータを受け取るためのバンドの実際的なスペース制限をはるかに超えるものであろう。言い換えると、機械読み取り可能なデータ技術は、人間読み取り可能な形でのみ情報を記載する従来技術のバンドにくらべて、識別バンドに付加することのできる、及び/又は識別バンドで保持することのできる着用者関連データの量及び範囲の実質的な増大を可能にした。患者識別システムでは、例えば、識別バンドは、基本的な患者の名前データ等を、人間読み取り可能な文字で記載又は保持することができ、また、患者の名前、年齢、性別、住所、医学的状態、アレルギー、及び/又は治療処方に関する、広範囲の同じ及び更なる情報も、機械読み取り可能な形で保持することができる。
【0006】
曲げやすい識別バンド上、又は内での機械読み取り可能な情報の組み込みから引き出される利点、及び有利な点にもかかわらず、機械読み取り可能技術の実際的な実装には、多数の大きな欠点、及び不利な点が伴っていた。特に、直線バーコードのような幾つかの形の機械読み取り可能なデータは、バーコードリーダによる正確かつ信頼性のある読み取りのために、比較的平たんな表面を必要とする。しかしながら、個人に取り付けられた、リストバンド、又は足首ブレスレット等のような識別バンドは、本質的に曲がった構造を呈する。そのバンドを平均サイズの大人に取り付ける時、バンドの湾曲の程度、及びその結果として生じるバーコード情報の歪みが、データ読み取りに支障を来たすのには不充分であったとしても、これに対して、これは、幼児又は小さい子供のような小さい人に合うような大きさにされた比較的小さい識別バンドでは、しばしばそうではない。さらに、バンドの湾曲はまた、リモートのリーダとの通信のためのRFID回路の伝送、又はブロードキャスト範囲に影響を与えることができ、そのようなRFID回路との通信は、幼児又は小さい子供に適した小さいサイズのバンドの場合、著しく損なわれ得る。
【0007】
さらに、着用者に快適な大きさにされた小さいサイズの識別バンドでは、そのバンド幅は、素早く簡単に見ることのできる読み取りに適したサイズで、人間読み取り可能な情報を受け取るのに、或いはバーコードリーダによる読み取りの促進に適したサイズを持つ機械読み取り可能なバーコード情報を受け取るのには不充分な表面領域を提供するであろう。同様に、小さいサイズの識別バンドは、RFID回路又はチップを差し支えなく保持又は支持するためには、小さすぎるであろう。
【0008】
さらに、人間読み取り可能、又は機械読み取り可能な形で着用者関連情報を記載、又は保持するための現行の識別バンドは、典型的には、その上への情報の永久的な刻印、及び/又はRFID回路又はチップを保護して支持するのに適した頑丈で耐久性のある基板を提供するように設計された、比較的堅いプラスチックベースの材料で構成される。結果として、そのような識別バンドは、比較的堅く、比較的あらく鋭いエッジを呈する傾向があり、従って、ユーザが長時間にわたって身に付けるには幾分不快なものと成り得る。さらに、そのような識別バンドは、プリントされた情報及び/又はRFID回路を覆う、又は水の浸入に起因する損傷から保護するように頻繁に設計される一方で、着用者の手首等のまわりに巻き付けられた留め具と関連付けられるバンドの屈曲及び曲げは、通常の使用サイクルの間の更なる屈曲及び曲げと組み合わされて、しばしば、バンドの端にしわを寄らせ、切り離し、それにより、望ましくないことに、バンド内部内に水が入ることを許してしまう。このような水の浸入は、プリントされた情報を読み取り不可能な状態にする、及び/又は包まれたRFID回路に損傷をもたらすような方法で、プリントされた情報を傷つけ、歪ませることができる。
【0009】
従って、着用者関連情報を保持する形式の識別バンド、及び関連する識別システムの、及びそれらに対する更なる改良の必要性が存在し、特にそこでは、小さい幼児又は子供、又は小さな物体での使用に適した比較的小さいサイズを持つ識別ストラップ、又はバンドとともに、比較的広い面積の比較的平たんな情報保持表面が提供される。本発明は、これらの必要性を満たし、更なる関連する利点を提供する。
【0010】
(本発明の要約)
本発明により、着用者の手首等に取り付けるというような、識別タグを選択された着用者又は物体にしっかり取り付けるために、識別タグ、及び関連タグシステムが提供される。識別タグは、着用者関連の識別情報及び他の識別情報を、人間読み取り可能な、或いは機械読み取り可能な形で受け取るようにされた、比較的コンパクトで実質的な平面構造を備える。この情報記載タグは、選択された着用者又は物体に取り付けるためのリストバンド、又はブレスレットのような細長く曲げやすいストラップ、又はバンドへの素早く簡単な組み付けに適応している。1つの好ましい形態としては、識別タグが、着用者関連情報をリモートのリーダと通信するのに適応した無線周波識別(RFID)回路を搭載するものである。比較的広域かつ比較的平たんな情報記載表面領域を提供された、曲げやすいストラップを用いて組み付けられる識別タグを含むタグシステムは、幼児又は小さな子供のような、小さな着用者又は物体で特に有用である。
【0011】
好ましい形態としては、例えば、名前、住所等のような着用者に関する基本情報のような、プリントされた人間読み取り可能な識別データを、識別タグが記載するものである。さらに、識別タグは、データをバーコード形式でタグ上にプリントすることによってというように、少なくとも幾らかの着用者関連情報を、機械読み取り可能な形で記載又は保持する。さらに、又はそのかわりに、機械読み取り可能な情報は、識別タグ上に形成される、或いは識別タグによって保持されるRFID回路に入力することができる。この識別タグは、識別データを様々な形式でタグに入力するための手段を含む、適切な一又は複数の印刷機構等を通して処理することに適した一元のアイテムとして、提供されることができる。そのかわりに、識別タグを、一又はそれ以上の適切な印刷機構を通して処理するために、細長いロール又はシートの形で、取り外し可能な形で提供することもできる。各構成において、識別タグは、プリント可能で、かつ実質的に平ら、又は平面の形状を保持するのに適した充分堅い基板材料で構成される。
【0012】
識別タグは、曲げやすいストラップ又はバンドを用いた素早く簡単な組み付け向けに形成され、それは、個人の手首又は足首等のまわりに身に付けられた時に、実質的に最も快適であるように選択されたビニルベースのプラスチックのような、軽量かつ安価な材料で構成されることが好ましい。1つの形態としては、識別タグは、特定の着用者の手首等のまわりにストラップを巻きつけ、一又は複数の固定要素の適切な噛み合いにより、ストラップを閉じた輪の構成で着用者上で保持するのに先立って、曲げやすいストラップ上への素早く簡単なスライドフィット組み付けのために、空間的に離れた、一般的に平行な一組のストラップスロットを含む。本発明の1つの重要な側面により、識別タグは、ストラップの外部に取り付けられ、幅がストラップ幅を超える、比較的広い表面積を持つ情報記載表面を定める。識別タグの全体のサイズ及び形状、及びストラップに取り付ける時のそのストラップに対する配向は、タグの少なくとも相当な部分が、バーコードリーダにより、及び/又はRFID回路のリモートリーダとの無線通信による、というような機械読み取り可能な着用者関連情報の読み取りの促進、及び信頼性のある読み取りのために、その実質的な平面形状を充分保持するように選択される。
【0013】
本発明の1つの形態としては、用紙シートの一部分上に識別タグを提供し、用紙シートの他の部分は、各々が、識別タグに付加された着用者関連情報と関連付けられる人間読み取り可能、及び/又は機械読み取り可能な情報を受け取り、記載するようにされた、複数の関連接着ラベルを含む。関連する代替の形としては、識別タグは、各々が着用者関連情報を人間読み取り可能な形、及び/又は機械読み取り可能な形で記載、又は保持する一又はそれ以上の取り外し可能な接着ラベルをさらに組み込むことができ、そのラベルを持つ識別タグは、ユニットとして、曲げやすいストラップ又はバンド上に取り付けるようにされている。いずれの構成においても、患者の体液の試験体を収容するガラス瓶のような、着用者に関連する他の物体への貼付の時、及びそれを必要とされるように、取り外し可能な各ラベルを切り離すことができる。
【0014】
更なる代替の好ましい形態としては、複数の識別タグを、ロール又はシートの形で、及び適切な着用者関連識別情報を記載又は保持するようにされた関連セット内に提供し、医療施設環境においては、タグの各ペアが、それぞれ、母親、及び幼児の手首又は足首等への取り付けに適当なサイズ、及び形状にされている。
【0015】
更なる代替の好ましい形態としては、複数の識別タグを1人の着用者に取り付けるために使用される単一の曲げやすいストラップを用いて、その複数の識別タグを組み付けることができる。各識別タグ、又は複数の識別タグのうちの選択された1つを色分けして、例えば、特定の患者等と関連付けられる特定の医学的状態のような、一又はそれ以上の選択された状況を示すことができる。
【0016】
本発明の他の特徴、及び利点は、本発明の原理を例として示す添付図面と組合せて解釈される以下の詳細な説明から、より明らかになるであろう。
【0017】
添付図面は、本発明を例証するものである。
【0018】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
例示の図面に示すように、一般的に図1及び3において、参照番号10で参照される改良された識別タグシステムは、許可された着用者の手首12(図1)のまわりに取り付けることによってというように、選択された人、又は特定の物体への取り付けのために提供される。識別タグシステム10は、着用者関連識別情報及び他の情報を人間読み取り可能、及び/又は機械読み取り可能な形で受け取るようにされた、比較的コンパクトな実質的に平面構造の形で、識別タグ14を備える。情報記載識別タグ14は、選択された着用者又は物体への取り付けのための、リストバンド、又はブレスレット等のような細長く曲げやすいストラップ又はバンド16への素早く簡単な組み付けに適応している。比較的広域かつ比較的平らな情報記載表面領域を提供された、曲げやすいストラップ16を用いて組み付けられる識別タグ14を含む、この識別タグシステム10は、特に、幼児又は小さい子供のような小さな着用者又は物体で有用であるが、それらに限定されず、さらに、ストラップ16を、実質的に最も快適であるように選択された、比較的柔かく従順な材料で構成することを可能にする。
【0019】
図1〜3において、1つの好ましい形態として、識別タグ14を示しており、この識別タグ14は、一般的には、使用者が快適であるように滑らかに丸くされた角を持つ、比較的堅く一般的な長方形構造を備える。このタグ14は、人間読み取り可能、及び/又は機械読み取り可能な形でそこに付加されるプリント情報を受け取り、記載するのに適した材料で構成される。図3は、タグ14の右手側に刻まれた直線、又は行列バーコード20のような機械読み取り可能な情報と組合せて、タグ14の(図3に示すように)左手側に刻まれた、着用者の名前、住所、識別番号等の人間読み取り可能な情報18を示している。そのようなバーコード20は、タグシステム10を患者の識別ブレスレットとして使用する時、患者の状態、治療の処方等のような更なるデータと共に、人間読み取り可能な情報18の複製を含むがそれらに限定されない、広範囲の着用者関連データを表現することができる。バーコード20は、(図1〜3に示されない)従来のバーコードリーダによる素早く、簡単な読み取りに適応される。
【0020】
1つの好ましい形態としては、識別タグ14は、紙、合成紙、及び/又はポリエステル、及びテクスチャポリエチレン等のようなプラスチック材料の積層を含むことができる多層構造を持つことができる。そのような構成では、識別タグ14が、従来のプリンタ技術によってというように、そこに付加される着用者関連情報を受け取り、記載し、及び/又は支持するための比較的丈夫で耐久性のある基板を提供する、比較的堅いが幾分曲げやすい、或いは従順な構造を持つ。1つの形態としては、タグ14を熱感度のために表面処理することができ、それにより、熱型プリンタにより、着用者関連情報18、20をそこにプリントすることができる。他の形態として、レーザプリンタ等を含むが、それらに限定されない他の形式のプリンタを使用することができる。幾つかの形態では、プリント情報を、タグ14の外部表面に直接付加することができるが、これに対して、他の形態では、タグ14が、プリント情報がそこに付加される内部層の上に重なり、保護するための透明なカバー層を組み込むことができる。広範囲の様々な材料及び構成、及び関連する製造方法を使用して、識別タグ14を形成することができるということを、当業者は認識し、わかるであろう。
【0021】
図2は、タグを形成する複数の層間に、保護するように覆われた形で、通信回路又はチップ等をタグ14内に埋め込むよって、というように識別タグ14内に内蔵された無線周波識別(RFID)回路22を示している。このRFID回路22は、(これもまた図1〜3に示されない)リモートリーダとの適切な無線通信のために、広範囲の可能性のある詳細な着用者関連情報を受け取り、格納するようにされる。RFID技術を含む識別バンド等の説明例として、引用により本出願に組み入れられる、米国特許第5,493,805号、5,973,598号、5,973,600号、6,181,287号、及び6,414,543号、及び係属中の米国特許出願第10/101,219号を参照せよ。
【0022】
このように構成された識別タグ14は、曲げやすいストラップ16への素早く簡単な組み付けに適応しており、ひいては、選択された着用者又は物体への素早く簡単な取り付けに適応している。図1〜3は、タグ14の向かい合った両端の近く、又は隣接して位置するそれぞれの位置において、そこに形成される一組の離れていて、一般的に平行なストラップスロット24を含む、識別タグ14を示しており、そこでは、これらのスロット24は、曲げやすいストラップ16の自由端のスライドフィット受け入れに合わせたサイズ、及び形状にされる。従って、識別タグ14は、ストラップ16の長さに沿ってスライドさせて配置することができ、人間読み取り可能なデータ18の直接の視覚的な読み取りのため、及びバーコードデータのような機械読み取り可能なデータ20の直接光学走査のため、及び/又はRFID回路との無線通信のため、刻印された着用者関連情報18、20をタグ14の外側に記載、さもなければ目に見えるように表示する。
【0023】
曲げやすいストラップ16の反対側の端は、典型的には、ストラップ16を着用者の手首12等のまわりに巻きつける選択されたサイズの閉じた輪の構成(図1)で支持及び保持するために、ストラップの自由端の近くに形成され、長手方向に間隔を空けて配置された複数の開口28のうちの1つのような構造を受け、及び/又は噛み合うようにされた一又は複数の固定要素26を含む、又は保持する。例示の図面(図3)が、ストラップ16の反対側の端における一組のスナップフィット形式の固定要素26を示す一方で、ストラップ開口28の選択された1つを通してのこれらのスナップばめ要素26の相互噛み合いのために、異なる様々なストラップ構成、及び関連固定デバイスを用いることができる。この点に関しては、引用により本出願に組み入れられる米国特許第4,221,063号、4,285,146号、4,318,234号、4,386,795号、5,226,809号、5,448,846号、5,457,906号、5,479,797号、5,493,805号、5,581,924号、5,609,716号、5,615,504号、5,740,623号、5,792,299号、5,799,426号、5,973,598号、5,973,500号、及び5,979,941号が、曲げやすいストラップを、選択された直径サイズの閉じた輪の形状で素早く簡単に保持するための、広範囲の様々な形式の固定構造を開示する。
【0024】
本発明の1つの重要な側面より、曲げやすいストラップ16を、実質的に着用者の皮膚の大きな擦り傷を生じることなく、実質的に着用者が最も快適であるように選択された、軽量で安価な非常に曲げやすい、又は従順な柔らかいプラスチック材料で構成することができる。すなわち、その上に着用者関連情報を直接プリントするように、及び/又はRFID回路又はチップを保護して支持するように設計された形式の従来の識別バンドは、幾分鋭く粗いものとなり得るエッジを定める、比較的堅い構造を呈しており、使用者が長時間身に付けるのには不快なものとなり得る識別リストバンド、又はブレスレットという結果になった。これに対して、本発明の識別タグシステム10では、曲げやすいストラップ16は、その上に直接プリントされた着用者関連情報を記載するのではなく、その上に着用者関連情報がプリントされた他のカード又はラベルを保持するのでもなく、さらに、RFID回路又はチップを保護して受け取り、支持するための構造を定めるものでもない。そのかわりに、そのような着用者関連情報、及びRFID回路又はチップを、別個に形成された識別タグ14によって保持する。従って、曲げやすいストラップ16は、実質的に着用者が最も快適であるように選択された、柔らかいビニルベースのプラスチック等のような極度に柔らかく従順な、さらに望ましくは耐伸縮性の材料で構成することができる。
【0025】
さらに、本発明の更なる重要な側面より、情報記載識別タグ14がストラップ16の外側に取り付けられる。従って、タグ14は、関連ストラップ16の幅を超えて伸びる表面領域を持つ、情報を記載するボード外のタグ面を定めるサイズ及び形状で構成される。結果として、識別タグ14上の利用可能な情報記載表面領域は、直接的な視覚による、及び/又は自動リーダによる素早く簡単な読み取りのための、相当な量の着用者関連データを受け取り、保持するのに充分であり、さらにタグ14は、特に幼児又は小さい子供のような、小さい人又は物体への取り付けに適した小さいサイズを持つ、さもなければ、任意のかなりの量の着用者関連データを記載するのに最小、又は不充分な表面領域を呈するストラップ幅を持つ曲げやすいストラップ16を用いて組み付けることもできる。この点に関して、生まれたばかりの乳児、又は小さい子供の手首、又は足首等のまわりに取り付けるのに適したサイズの曲げやすいストラップの幅及び長さは、代替の手段によって素早く簡単に読み取り可能な形で、広範囲の着用者関連情報を記載するのには、一般的には不充分である。
【0026】
ストラップ16を、閉じた輪の構成で、選択された着用者に取り付ける時、曲げやすいストラップ16上に取り付けられた時の比較的堅い識別タグ14は、その変形せず、実質的に平たん、又は実質的な平面形状を充分保持して、実質的に、又はほぼ平面形状のストラップ帯の配置を提供する。従って、配置された平坦或いはほぼ平坦な帯は、バーコードリーダ、及び/又はリモートリーダとのRFID回路22の無線通信による、というようなプリント機械読み取り可能なデータ20の素早く、簡単な、信頼性のある機械読み取りのために、最小の湾曲を持つ、又は湾曲の全くない識別タグ14上に、着用者関連情報を示す。すなわち、識別タグ14は、例えば、新生児又は小さい子供の手首又は足首に取り付けられた小さい直径のストラップ16と関連付けられる高い度合いの湾曲に、直接追随するのに充分なほど曲がらず、このような高い度合いの湾曲は、バーコード読み取りに支障を来たし得る、及び/又はRFID回路22のブロードキャスト範囲を減らし得る。しかしながら、重要なことに、柔らかく曲げやすいストラップ16の残りの部分は、非常に快適な方法でではあるが、着用者における固定されたストラップ保持に必要不可欠な高い度合いの湾曲を呈することができる。
【0027】
識別タグ14は、そこに着用者関連情報をプリントするための一又はそれ以上のプリンタ機構を通して処理するための単一、又は一元の要素として提供することができ、さらに、そのような一又は複数のプリンタ機構はまた、所望の範囲の着用者関連データをRFID回路22に入力するための適切なプログラミング手段を含むことができる。そのかわりに、プリント及びプログラミングの促進のため、供給量の、或いは複数の識別タグ14を、図8に示すプリント機構例30のような一又はそれ以上のプリンタ/プログラマ機構を通して処理するために、ロール又はシートの形で提供することができ、その供給された各識別タグ14は、曲げやすい関連ストラップ16を用いての即座の組み付け、及び特定の人又は物体への取り付けのため、ロール又はシートから取り外し可能である。
【0028】
特に、1つの好ましい形態により、図4は、図1〜3に示す形式の複数の識別タグ14の細長いテープ又はストリップ32を示しており、タグ14は、互いに端と端をつないで相互接続されており、かつミシン穴34又は切り込みの入れられたもろい適当な介在線によって互いに分離可能である。図5は、上に重なっている、及び下にある複数のタグ形成層の間に置かれた、各タグ14内に埋め込まれたRFID回路22の配置を示す断面図である。図6は、適切な着用者関連情報の各タグ14への連続した個々の入力のためのプリント機構30(図8)内に取り付けるのに適した、ロール36の形で配列された細長いテープ又はストリップ32を示しており、それは次に、ロール36からの取り外し、及び曲げやすいストラップ16(図3)を用いた適当な組み付けのために、機構30から供給される。各識別タグ14は、その中に形成される一又はそれ以上のロケ−タポート38(図4)を含んで、ストリップ32の光学制御される前進、及びその結果として生じる、プリント機構30等を通してのプリンタ/プログラマ処理を促進させることができる。図4及び6に示す端と端をつないだ構成とは対照的に、図7は、複数の識別タグ14が並んだ関係で分離できるように相互接続された代替の、又は変更された細長いテープ又はストリップ132を示している。
【0029】
図9〜12は、識別タグの変更版を示しており、変更されたタグが参照番号114で参照されるが、その他の場合は、構造又は機能の点で図1〜4で示し説明する要素と共通な要素は、共通の参照番号で示されている。示すように、タグ114をストラップ16上に取り付ける時、長方形形状のタグを、その長い次元が曲げやすい関連ストラップ16の長い次元に対して垂直に伸びるように向け直すということを除いて、識別タグ114は一般的には図1〜4の実施形態に準拠するものである。
【0030】
特に、図9〜11に示す変更された識別タグ114は、上で説明した図1〜3の実施形態に従って、人間読み取り可能な形18、及びバーコードデータ20のような機械読み取り可能な形の両方で、着用者関連データを受け取り、支持するための頑丈かつ耐久性のある基板を定める、比較的堅いが、まだ幾分従順な角の丸い構造を持つように構成される。さらに、タグ114は、その上に形成される、或いはその中に埋め込まれる、広範囲の着用者関連情報を受け取り、格納する容量を持つRFID回路22(図10〜11)を含むことができる。タグ114は、長い方の次元より著しく小さい短い方の次元で定められる、一般的な長方形のサイズ及び形状を持つ。示すように、タグ114は、間隔をあけて配置された一組のスロット24が、それを通しての曲げやすいストラップ16のスライドフィット受け入れのために、その一方の端の近くに形成される。これらのスロット24は、一般的にタグ114の長い次元と平行に形成され、それにより、タグ114を、その長い次元が曲げやすい関連ストラップ16の長い次元に対して概して垂直に伸びるように向けるように、示されている。この構成では、タグ114で定められる広域の情報記載表面領域全体が保持され、さらに、タグ114の短い方の幅で定められる実質的に、或いはほぼ平面の形状の配置されたストラップ帯が、ユーザの快適さをさらに高めるために、実質的に最小化される。従って、図11に最もよく示されるように、タグ領域の大部分は、ストラップ16に対して横向きに伸びる。
【0031】
前に本出願で示し、説明したような全ての、変更された識別タグ114はまた、単一又は一元の要素として、或いは一又はそれ以上のプリント機構30(図8)等を通して処理するのに適した、複数の取り外し可能なタグを含むロール又はシートの形で、提供することもできる。図12は、相互接続している分離可能なミシン穴34等を持つ細長いテープ又はストリップ32での識別タグ114を示している。図12はまた、そこに形成されたロケータポート38を含むような各識別タグ114、及び/又はボード内、又はその逆側の反射ストリップ40を示しており、ストリップ32の光学制御される前進、及びその結果として生じる、プリント機構30等を通してのプリンタ/プログラマ処理を促進するように、これらの構造を提供することができる。
【0032】
図13は、単一の着用者の手首12等に付けられた、曲げやすい共通ストラップ16上に取り付けられた一組の識別タグ114を示している。この点に関して、単一の識別タグ14又は114が、特定用途向けに不充分なデータ容量を提供し得るそれらの例では、着用者関連情報のストレージ容量の増大を提供するために、第二の、又は後続のタグをストラップ16上に取り付けることができる。これらの複数の識別タグを、同時に、又は着用者関連情報が進化し、変化し、及び/又は更新を必要とするような時間にわたって順次、バンド16に取り付けることができる。タグの一方又は両方を、参照番号115で示すように色分けする、さもなければ、一又はそれ以上の目に見える顕著なマーク付けを記載して、医療施設等において患者がバンドを身に付ける時の特定の医学的状態(例えば、アレルギー、糖尿病等)、或いは発送する小包又は物体にバンドを付ける時の特定の発送指示(例えば、速達)のような、特定の情報の素早く簡単な視覚的表示を提供することができる。重要なことに、単一の曲げやすいストラップ16上での二又はそれ以上の識別タグ14及び/又は114の使用は、タグシステムの全体的な堅さ、或いは粗さを大幅に増大させることはなく、従って、所望の高レベルのユーザの快適さを大幅に損なうこともない。
【0033】
図14は、一又はそれ以上の適切なプリント/プログラミング機構を通した適当な処理のために、共通のシート又はプリント可能な用紙42内に固められた、図1〜3に示す形式の複数の識別タグ14を示している。各タグ14は、境界を定めるミシン穴134、又は他の適当なもろい線により、シート42から分離可能である。識別タグ14に関して、本出願で示し、説明する様々な識別タグの実施形態のどれも、図14に示すようなプリント可能なシートの形で提供することができるということを、認識及び理解するであろう。
【0034】
図15〜16は、本発明の原理による、代替の好ましいタグシステムを示しており、そこでは、複数の識別タグを、ロール又はプリント可能なシートの形式で、かつ適切な着用者関連識別情報を記載又は保持するようにされた関連セットの状態で提供する。示すような識別タグの各関連セットは、医療施設環境における母親のような第1の人の手首又は足首等に取り付けるようなサイズ及び形状にされた第1のタグ214、及びその母親と関係する新生児又は子供のような第2の人の手首又は足首等に取り付けるのに適した、より小さいサイズ及び形状を持つように示された少なくとも1つの第2のタグ314を含む。
【0035】
特に、図15は、細長いテープ又はストリップ32の形で提供され、一又はそれ以上の分離可能なミシン穴34等により相互接続された、関連セット又は群の状態での一連の識別タグ214及び314を示している。示すようなタグの各関連セット又は群は、医療施設環境において、母親のような大人に取り付けるようにされた比較的大きく曲げやすいストラップ216(図16)へのスライドフィット取り付けのために、そこに一組のストラップスロット24が形成された、第1の比較的大きい識別タグ214を含む。さらに、各セット又は群は、その母親の新生児のようなより小さい人に取り付けるようなサイズにされた、より小さく曲げやすいストラップ316(図16)へのスライドフィット取り付けのため、各々がそこに一組のストラップスロット24を形成された、図15に示す一組のより小さいタグ314のような、少なくとも1つのより小さい識別タグ314を含むように示されている。図15は、例えば双子での使用のための、2つのそのようなより小さいタグ314を示している。望まれる場合には、各関連群を備える識別タグは、同じ或いは同様なサイズにできるということを、当業者は認識し、わかるであろう。
【0036】
図示された、複数のタグセット又は群のストリップ32は、図8に示すプリント機構30のような一又はそれ以上の適切なプリンタ/プログラマ機構を通して処理するようにされている。より大きいタグ214の各々の中で、というような識別タグの各セットにおいて、ロケータポート38を形成し、それにより、一又は複数のプリント機構を通してのストリップ32の光学制御された前進を促すことができる。そのかわりに、図12に示した形式の反射ストリップ40(図15〜16に示されない)を使うこともできる。図15は、人間読み取り可能な情報18、及びバーコードデータのような関連する機械読み取り可能な情報20を含むような各識別タグ214、314を示す。各タグ214、314は、本出願で前に示し、説明したような着用者関連データのプログラム可能な入力のための、(図15〜16に示されない)RFID回路22をさらに搭載することができる。
【0037】
図15は、細長いテープ又はストリップ32についての1つの好ましいアレイを示しており、そこでは、より大きい各識別タグ214が端と端をつながれた関係で配置され、より小さいタグ314の連続した関連するペアが並んだ関係で配置される。図17は、同様な細長いテープ又はストリップのアレイを示しており、そこでは、より小さいタグ314の連続した関連するペアが、関連するより大きいタグ214と端と端をつなぐ関係で、並列に配置されている。図18は、更なる代替の細長いテープ又はストリップのアレイを示しており、そこでは、そこに少なくとも1つのロケータポート38が形成され、かつミシン穴34の線等により隣接したタグセット又は群から分離可能であるテープセグメント44上に、より大きい、及びより小さい識別タグ214、314の各関連セット又は群が保持される。図18では、各タグセット又は群が、例えば、関連する乳児等に取り付けられた複数のより小さいタグ314と関連付けられる、母親及び父親に取り付けられたストラップでの使用のための、複数の第1のタグ214、及び複数の第2のタグ314を備える。図18は、関連ストリップセグメント44からの分離のためのミシン穴34’等の更なる線によって境界付けられる、タグ214、314を示している。
【0038】
図19〜22は、本発明の更なる代替の好ましい実施形態を示しており、そこでは、変更された識別タグ414が、人間読み取り可能な情報18、及び/又は機械読み取り可能なデータ20を含み、かつこの着用者関連データ18、20と同じ、或いはそのうちの幾らかを記載する、少なくとも1つ、好ましくは複数の取り外し可能な接着ラベル46をさらに含む。結果として生じる、接着ラベル46を含む識別タグ414は、曲げやすいストラップ16に素早く簡単に取り付けるようにされ、ひいては、選択された人又は物体の手首12等への素早く簡単な取り付けるようにされている。
【0039】
特に、変更された識別タグ414の各々は、前に説明したように、着用者関連データ18、20を含むベース部分48を含む。また前で説明したように、変更された各タグ414はまた、RFID回路も含むことができる。変更されたタグ414はさらに、ラベル46を保持する拡張セグメント50を含み、ここで、各ラベル46には、着用者関連データ18、20の全て、又は一部を刻印することができ、さらに、別個のRFID回路22を組み込むことができる。図19は、この変更されたタグ414を、複数の端と端をつないで相互接続されたタグ414を含む細長いテープ又はストリップの形で示しており、一組のストラップスロット24、及びロケ−タポート38の各々が、ベース部分48内に形成される。
【0040】
図20に示すように、変更されたタグ414は、少なくとも1つのボード内の層52、及び少なくとも1つのボード外の層54により形成され、これらの2つの層52、54は、通常、ベース部分48において、接着して貼られる。しかしながら、拡張部分50において、望まれる時、及び望まれるように、ラベル46は、そこからはがして分離するように、ボード外の層54に形成される。すなわち、ボード外の層54は、感圧性接着フィルム56が、その下面、及びボード内表面の全体を覆っており、これに対して、ボード内の層52の上側を、剥離フィルム又はライナ58が覆って、拡張部分50全体にわたってのみ広がる。この機構では、ベース部分48の領域じゅうに、2つの層52、54が接着されるが、拡張部分50のラベル46は、医療施設環境における患者のカルテ、又は処方箋用紙、或いは患者の試験体を収容するガラス瓶等のようなタグ着用者と関連付けられる他の物体への適当な接着のために、一度に一つ持ち上げる、或いは剥がすことができる。望まれる場合には、ミシン穴34、或いはもろい線を、ベース部分48と拡張部分50との間に形成することができる。
【0041】
図21は、(図22に示すように)タグ414を人の手首等に取り付けるための適当な固定要素26を含む曲げやすいストラップ16にスライドして取り付けられた接着ラベル46を含む、変更されたタグ414を示している。図19〜21に示すように、並んだアレイで、拡張部分50の長さに沿って、複数のラベル46を配置する。そのかわりに、図23に示すように、複数のラベル46を、拡張部分46上で端と端をつないだアレイで配向された比較的小さいセット又は群で配置することもできる。
【0042】
図24は、特定の人の手首12に取り付けられているように示されたタグシステム10により保持される着用者関連情報を読み取るためのリーダ60を示している。例示のリーダ60は、識別タグ14により保持されるRFID回路22との非接触通信のための、適当な無線通信デバイスを備えることができる、及び/又はリーダ60は、タグ14上にプリントされた機械読み取り可能なデータ20を光学走査、及び読み取るための標準のバーコードリーダ等を備えることができる。リーダ60は、コンサートホール、スポーツスタジアム、又はアリーナ、遊園地、交通施設等のような施設への入場の許可のために使用される形式の回転式改札口62に取り付けられる、或いはそれと結合されるように示されている。そのかわりに、バーコードリーダ、及び/又は無線伝送リーダのような手持ち型リーダを、識別タグで保持されるデータの読み取りのために使用することもできる。
【0043】
図25〜29、及び32は、少なくとも1つの識別タグがそのプリント可能用紙の第1の部分65において、又はその中で定められ、かつ少なくとも1つ、好ましくは複数の取り外し可能なラベル46がそのプリント可能用紙の第2の部分66において、又はその中で定められる、結合プリント可能用紙64の一つの好ましい形態を示している。説明例では、用紙64の第1の部分65は、図15〜18に関して本出願の前で示し、説明した識別タグのセットにより一般的に構成される、一組の比較的大きい識別タグ514、及び一組の比較的より小さい識別タグ614を含む。さらに、説明例は、複数の剥ぎ取り式の裏側接着ラベル46を含む、用紙64の第2の部分66を示している。全て本出願の前で説明したように、タグ514、614、及びラベル46の各々は、人間読み取り可能な情報18、及び/又は機械読み取り可能な情報20のような、それにプリントされる情報を記載するようにされている。さらに、各タグ514、614、及びラベル46はまた、本出願の前で示し、説明したような関連RFID回路を保持することができ、そこでは、そのようなRFID回路は、各タグ及びラベル内に埋め込まれることができ、従って、図25〜32には示されない。レーザ形式プリンタ、或いは望まれる場合には、一般的には図8に示すようなプリント機構30内に内蔵されることのできる他の適当なプリント手段を通した単一経路によって、というようにプリント可能な情報を用紙64に付加することができる。
【0044】
図27及び32において最もよく示されるように、プリント可能用紙64の第1の部分65は、感圧性接着層のような、実質的に透明な接着剤70のフィルムで上塗りされた、透明なフィルム材料の裏当てシート68を含む。裏当てシート68、及び接着フィルム70により定められるこの基板は、比較的堅いが幾分曲げやすい表面層72の背面、又は裏側に固定される。重要なことには、示すように、この表面層72の背面の大部分は、剥離フィルムライナ又はコーティング74を保持し、それにより、表面層72を、その下にある接着フィルム70からはがすことができる。しかしながら、表面層72はまた、剥離フィルム74で裏当てされない、又は裏側を覆われない、その表面層72の前面又は上側に、プリント可能領域75及び76(図32)を含む、それにより、表面層74のこれらのプリント可能領域75、76は、その下にある接着フィルム70により、しっかりと裏当てシート68に接着される。これらのプリント可能領域75、76は、将来形成される識別タグ514、及び614を示し、それぞれに対応する。
【0045】
プリント可能用紙64の第1の部分65内の、識別タグ514、614のうちの1つを示す各プリント可能領域75、76は、534(図32)で示すように、用紙からの素早く簡単な分離に適するように穿孔、或いは打ち抜かれる。これに対して、下にある裏当てシート68は、535で示すように、同様に型穿孔される、或いは打ち抜かれるが、それは、関連タグのプリント可能領域75又は76のすぐ下にある第1の部分77を定め、さらに、同じサイズ及び形状の鏡映しとなる第2の部分78をその一方の側の端に沿って定める、2つに折り畳めるパターンである。さらに、裏当てシート68におけるこれらの穿孔、又は打ち抜きは、さらに、次に続く、形成された識別タグの関連ストラップ16(図30〜31)への取り付けのためのストラップスロット24を定める。同様なストラップスロットをまた、上に重なったプリント可能領域75、76内に形成することができる。
【0046】
この構成では、表面層72上のプリント可能領域75、76への、適切な着用者関連情報の適当なプリンティング及び/又はプログラミングに続いて、図27に示す型抜き部分の後方への移動によってというように、各識別タグ514、614を用紙64から分離することができる。これは、タグ514又は614を、プリント可能用紙の第1の部分65から分離する。初期状態では、各穿孔されたタグ514、614は、裏当てシート68の下にある第1の部分77上に直接接着された、関連プリント可能表面層の領域75又は76を備え、また、裏当てシート68の隣接する第2の部分78を、上に重なっている表面層72から分離する。重要なことに、表面層72とその上の裏当てシートのこの第2のセグメント78との間の剥離フィルム74の存在が、その上に接着フィルム70が残っている前記第2の部分78の比較的自由な剥離を可能にする。次に、より大きいタグ514に関しては図28、より小さいタグ614に関しては図29に示すように、各タグと関連付けられる第2の部分78を、関連プリント可能表面層部分75又は76の前面を折り畳んで、プリント情報が、裏当てシート68の透明な第2の部分78によって上に重ねられ、保護された薄層状又は多層、及び実質的に防水性の識別タグ514又は614を形成することができる。次に、図30〜31に示すように、各タグ514及び614を、曲げやすい関連ストラップ16にスライドさせて組み付けることができる。
【0047】
プリント可能用紙64の第2の部分66は、上で説明した用紙64の第1の部分65の片側において、横向きに伸びる表面層72の領域により定められる。示すように、望まれる場合には、ミシン穴34、又は適当なもろい線を、これらの第1の部分65と第2の部分66との間に提供して、分離を可能にすることができる。プリント可能用紙64の第2の部分66内では、表面層72の裏側又は後ろ側が、感圧性接着剤のような接着フィルム170等により裏当てされ、(不透明とすることのできる)裏当てシート168の前側又は上側は、適当な剥離フィルム又はライナ174で覆われる。プリント可能用紙64のこの第2の部分を定める表面層72の大部分は、ミシン穴134又は適当なもろい線により、複数の接着裏当てラベル46に細分される。
【0048】
従って、望まれた情報を、識別タグ514、614、及びラベル46に入力するのに続いて、型抜き部分の移動によってというように、識別タグが用紙64から分離されて、次に、全て前で説明したように、曲げやすい関連リストバンドストラップ16への取り付けのため、折り畳み誘導線に沿って、最終状態まで折り畳まれる。望まれる場合には、次に、ミシン穴34に沿って切り取って分離することにより、用紙64の第1の部分65を、第2のラベル記載部分66から分離することができる。その後、本出願の前で説明したように、関連する、或いはタグ514、614と関連付けられる物体への素早く簡単な貼付のために、あらかじめプリントされた剥ぎ取り式の接着ラベル46を獲得することが望まれる時、第2のラベル記載部分66を利用することができる。例として、一又は複数の識別タグを、医療施設等における患者識別のために使用する時、プリント可能な用紙の第2の部分66は、患者のカルテ又はファイルに存続することができ、すぐにその用紙部分66から剥ぎ取って分離でき、かつ医師の指示書、薬品容器、試験体のガラス瓶、医療レポート等に適当にすぐに接着できる接着ラベル46を記載している。
【0049】
図33〜36は、例示の2つに折り畳めるタグ714及び814のような少なくとも1つの識別タグを定める第1の部分165、及び少なくとも1つ、好ましくは複数の剥ぎ取り式接着ラベル46を定める第2の部分166、を含む変更されたプリント可能用紙164を示している。このタイプでは、不透明となり得る共通裏当てシート168(図34)は、用紙部分165、166の両方じゅうに広がり、隔離フィルム又はライナ174で表面が覆われている。また、共通表面層72も、用紙部分165、166の両方じゅうに広がり、感圧性接着剤等の層のような適当な接着フィルム70で、後ろ側を覆われている。第1の部分165内では、表面層72、及びその下にある接着フィルム70を通rrw広がる適当な打ち抜き又はミシン穴234によってというように、将来形成される識別タグ714、及び814とそれぞれ関連付けられる複数のプリント可能領域175、及び176を定める。そのようなプリント可能な領域が、各々、片側の端に沿って隣接する、鏡像の、接着裏当てされた、2つに折り畳めるタグ構造を定める。プリント可能領域175、176内に形成された、更なる打ち抜き、又はミシン穴が、ストラップ取り付けスロット24を定める。
【0050】
望まれた情報18、20のプリンティング、及びそこで、又はそこに含まれ得るRFID回路への情報の何らかの入力に続いて、図27〜32の実施形態に関して前で説明したように、(図34に示すように)下にある裏当てシート168、及び剥離フィルム174からの剥ぎ取り式分離によってというように、各識別タグ714及び814を用紙164から分離することができる。次に、もろい線、又は適当な2つに折り畳める指示線15に沿って、タグを折り畳んで、向かい合った関係で、その裏側に接着フィルム70を貼って、それにより、曲げやすいリストバンドストラップ16等(示されていない)への素早く簡単なスライドフィット取り付けのための、多層識別タグを形成することができる。例示の図面は、2つに折り畳めるタグの片側のみに情報がプリントされているのを示している一方で、望まれる場合には、プリント情報を両側に付加することもできるということを、理解するであろう。
【0051】
プリンティングの後、介在するミシン穴34(図33)、又は適当なもろい線によってというように、用紙164の第1の部分165を、関連する第2の部分166から分離することができる。その後、また本出願の前で説明したように、関連する、或いはタグ714、814と関連付けられる物体への貼着のための、あらかじめプリントされたラベル46を獲得することが望まれる時、第2のラベル記載部分166を利用することができる。
【0052】
更なる変更されたプリント可能用紙264を図37に示すが、表面層が、用紙の第1の部分165にわたって広がる、プリント可能なポリエステル、又は他のプリント可能なプラスチック等のような比較的堅いシート台の第1の表面層部材172、及び用紙264の第2の部分166にわたって広がる、比較的より軽い重量で曲げやすく、典型的には紙ベースのラベル台で形成することのできる第2の表面層部材272、により定められるということを除いて、本発明のこのタイプは、図33〜36に示して説明する実施形態に対応する。これらの第1及び第2の表面層部材172及び272は、共通裏当てシート168により、並んだ関係で支持される。図33〜36に関して前で説明したように、タグ914のような識別タグ、及び剥ぎ取り式関連ラベル46が形成され、使用するようにされている。
【0053】
図38〜39は、プリント可能用紙364の更なる変形を示しており、そこでは、裏当てシート168が、用紙の第2の部分166全体にわたって、剥離フィルム又はライナ174で表面を覆われるが、第1の部分165上では剥離フィルムを含まない。このタイプでは、裏側の接着コーティング70を持つ剥ぎ取り式ラベル46がまた、紙ベースのラベル台等の打ち抜き表面層272によって定められるように、第2の部分166上に提供される。プリント可能用紙364の第1の部分165は、前記第1の部分165の表面層172を定めるプリント可能なプラスチックシート台等のようなより堅い、及び/又はより頑丈な材料で定めることができる。この実施形態では、前記第1の部分165上のタグ1014及び1114のような一又はそれ以上の識別タグが、最終タグのサイズ及び形状に対応する周辺形状の、境界線打ち抜き、ミシン穴、又はもろい線334等により定められる。用紙364の第1の部分165では剥離フィルム174が無いため、各識別タグ1014、1114は、表面層172の裏側の接着層70により、下にある裏当てシート168と接着される。
【0054】
プリント情報、及び他の着用者関連情報の、用紙364の第1の部分165上の各タグ1014、1114への付加の後、曲げやすいストラップ、又はバンド(図38〜39に示されない)との組み付けのため、型抜き部分の移動(図39)によってというように、各識別タグを分離することができる。その後、本出願の前で説明したように、用紙364の第1の部分165を、ミシン穴又は打ち抜き34に沿って分離することができ、第2の部分166を、その上に接着ラベル46を持ったまま残す。
【0055】
図40〜41は、プリント可能用紙464の更なる変形を示しており、これは、裏当てシート168は、片側の端が用紙の関連する第2の部分166を短い距離だけ越えて終端し、かつ裏当てシート168のこちら側の端が、接着重ね継ぎ又はビード80(図41)等によって、プリント可能用紙の第1の部分165の片側の端に固定されるということを除いて、図38〜39で示して説明したものと同様である。更なる同様な変形を図42に示しており、ここでは、変更されたプリント可能用紙564は、裏当てシート168が、曲げやすいヒンジ型ウェブ接合180等により、用紙の第2の部分166の片側の端に沿って、用紙の第1の部分165の片側の端に接続されている。図40〜42の実施形態では、本出願の前で説明したように、識別タグ及びラベルが形成され、使用するようにされている。
【0056】
図43は、前で説明した図25〜42に示す実施形態のいずれかの1つに対応し得る、プリント可能用紙664についての更なる実施形態を示しているが、ここでは、用紙664の第1の部分165上に形成された各識別タグは、図20〜22に関して本出願の前で示して説明したような、ラベルを記載した識別タグ414と対応し得る。示すように、プリント可能用紙664の第2の部分166はまた、複数の剥ぎ取り式ラベル46を保持する。
【0057】
図44は、プリント可能用紙764についてのまた更なる代替の実施形態を示しており、ここでは、複数の識別タグ14及び114が用紙の第1の部分165上に形成され、前記タグ14、114の一又はそれ以上が色分けされる、さもなければ115において示すように、容易に目に見える、或いは容易に識別可能なフラグ、又は他の言葉及び/又は記号を組み込んでいて、その一又は複数のタグを身に付けた人又は物体と関連付けられる一又はそれ以上の特別な状態に関して、人々に警告する。この点に関しては、図13に関して本出願の前で示して説明したように、タグ14、114を、共通のバンド又はストラップ16と組み付けることができる。また、プリント可能用紙764の第2の部分166は、複数の剥ぎ取り式ラベル46を保持する。
【0058】
本発明の改良された識別タグ及び関連タグシステムにおける、及びそれらへの、様々な更なる変更及び改良が、当業者には明らかであろう。例えば、様々なタグの実施形態、及び様々なプリント可能用紙の実施形態のいずれか1つに関して、本出願で示して説明した特徴を、他の開示された実施形態のいずれか1つで、又はそれにおいて用いることができるということを、当業者は認識し、わかるであろう。さらに、その様々な実施形態の全てにおいて、医療施設等における患者の識別、軍事又は産業設備のようなセキュリティ保護施設、及び刑務所等における人員識別及び/又はアクセス制御、遊園地、及びコンサート、及びスポーツイベント等のようなイベントにおける保護者識別、空港及び他の交通機関、及び乗客及び/又は手荷物の識別、製品、及び在庫、及び発送小包の識別及び追跡、及び動物管理等を含むがそれらに限定されない、人又は物体が関与する広範囲又は様々な識別用途において、本識別タグ及びタグシステムを使用することができるということを、当業者は理解するであろう。従って、添付の特許請求の範囲で示すようなものを除いて、前述の説明、及び添付図面としては、本発明についての制限は全く意図されていない。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】リストバンド等に取り付けられ、人の手首等につけられているように示された、本発明により構成された識別タグを示す透視図である。
【図2】一部分を剥離して内部構造の詳細を示している、図1に示す識別タグの平面図である。
【図3】リストバンド等にスライドさせて取り付けられた図1及び2の識別タグを示す、拡大平面図である。
【図4】図1及び2の識別タグに対応する複数の識別タグを備える細長いストリップを示す平面図であり、端と端をつなぐ関係で、取り外し可能に相互接続された複数の識別タグを示している。
【図5】概して図4の線5−5で取られた、拡大された断片の断面図である。
【図6】ロールの形で提供された図4の細長いストリップを示す透視図である。
【図7】図4と同様な断片平面図であるが、並んだ関係で、取り外し可能に相互接続された複数の識別タグを備える細長いストリップを示している。
【図8】図1〜7に示す形式の連続した識別タグを一定量出すためのディスペンサを示す透視図であり、さらに、このディスペンサは、出された各識別タグに、人間読み取り可能な形及び/又は機械読み取り可能な形で、情報を付加するための手段を内蔵することができる。
【図9】図1と同様な透視図であるが、リストバンド等に取り付けられ、人の手首につけらているように示された、本発明の代替の好ましい形態により構成された識別タグを示している。
【図10】一部分を剥離して内部構造の詳細を示した、図9に示す識別タグの平面図である。
【図11】リストバンド等にスライドさせて取り付けられる、図9及び10の識別タグを示す拡大平面図である。
【図12】図1の識別タグに対応する複数の識別タグを示す平面図であり、端と端をつなぐ関係で、取り外し可能に相互接続された複数の識別タグを示している。
【図13】図9と同様な透視図であるが、リストバンド等に取り付けられ、人の手首につけられているように示された、図9及び10に示す形式の複数の識別タグを示している。
【図14】図1及び2に示す形式の複数の取り外し可能な識別タグを記載したシートを示す平面図である。
【図15】例えば、母親及び幼児のような関連のある大人及び子供による使用、というような使用のために、相対的により大きい、及び比較的より小さい識別タグの、隣接し、取り外し可能に相互接続された群を備える細長いストリップを示す平面図である。
【図16】それぞれ、より大きい或いは大人サイズのリストバンド等、又はより小さい或いは子供サイズのリストバンド等に取り付けられた、図15に示すより大きい方の識別タグを示す平面図である。
【図17】図15及び16に示す、相対的により大きい識別タグ、及び比較的小さい隣接した識別タグを備える細長いストリップを示す平面図であるが、しかし、ここでは、識別タグが代替の構成で配置される。
【図18】図15及び17と同様な平面図であるが、ここでは、隣接するより大きい識別タグ、及びより小さい識別タグを備える細長いストリップを示す、更なる代替の構成で配置する。
【図19】各々が複数の個々の取り外し可能な接着ラベルを搭載した、取り外し可能に相互接続された識別タグの連続を備える細長いストリップを示す平面図である。
【図20】図19に示す各識別タグの構成の詳細を示した、分解透視図である。
【図21】リストバンド等にスライドさせて取り付けられた、図19及び20の識別タグを示す平面図である。
【図22】人の手首につけられた、図21の識別タグ、及びリストバンドを示す透視図である。
【図23】図19と同様な平面図であるが、代替の構成による、複数の接着ラベルと取り外し可能に相互接続された識別タグの連続を備える細長いストリップ、を示している。
【図24】本発明の識別タグの1つの上にある情報を読み取るためのリーダを内蔵した回転式改札機構を示す透視図である。
【図25】用紙の第1の部分上に配置された少なくとも1つの識別タグ、及び用紙の第2の部分上に形成された複数の接着ラベル、を含むプリント可能用紙を示す前面の立面図である。
【図26】図25に示すプリント可能用紙の裏側の立面図である。
【図27】概して図25の線27−27で取られた分解断面図である。
【図28】図25〜27のプリント可能用紙から分離された第1の識別タグの、前面の立面図である。
【図29】図25〜27のプリント可能用紙から分離された第2の識別タグの、透視図である。
【図30】リストバンド等にスライドさせて取り付けられた図28の識別タグを示す、拡大平面図である。
【図31】リストバンド等にスライドさせて取り付けられた図29の識別タグを示す、拡大平面図である。
【図32】図25〜27のプリント可能用紙の構造の詳細を示している。
【図33】更なる代替の好ましい形態の前面の立面図であり、用紙の第1の部分上に配置された少なくとも1つの識別タグ、及び用紙の第2の部分上に形成された複数の接着ラベルを含む変更されたプリント可能用紙を示している。
【図34】概して図33の線34−34でとられた分解断面図である。
【図35】図33〜34のプリント可能用紙から分離された識別タグの透視図である。
【図36】図35の識別タグの更なる透視図である。
【図37】図34と同様な分解断面図であるが、更なる変更されたプリント可能用紙を示している。
【図38】更なる代替の好ましい形態の前面の立面図であり、用紙の第1の部分上に配置された少なくとも1つの識別タグ、及び用紙の第2の部分上に形成された複数の接着ラベルを含む、更なる変更されたプリント可能用紙を示している。
【図39】概して図38の線39−39でとられた分解断面図である。
【図40】また更なる代替の好ましい形態の前面の立面図であり、用紙の第1の部分上に配置された少なくとも1つの識別タグ、及び用紙の第2の部分上に形成された複数の接着ラベルを含む、更なる変更されたプリント可能用紙を示している。
【図41】概して図40の線41−41でとられた分解断面図である。
【図42】図41と同様な分解断面図であるが、更なる変更されたプリント可能用紙を示している。
【図43】本発明のまた更なる代替の好ましい形態を表す、更なる変更されたプリント可能用紙を示す、分解透視図である。
【図44】本発明の更なる好ましい実施形態を備える、更なる変更されたプリント可能用紙を示す、前面の立面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定の着用者、又は物体と関連付けられる情報を受け取るための手段を含む識別タグと、
細長く曲げやすいストラップ、及び、前記特定の着用者又は物体の一部分のまわりに巻きつけられる、選択された外周サイズの閉じた輪の形状で、前記ストラップを構成及び保持するための関連固定手段と、
を備え、前記識別タグが、前記ストラップの外側に取り付けられ、前記ストラップの幅を超えて伸びるようなサイズ及び形状を持つ
ことを特徴とする、識別タグシステム。
【請求項2】
前記識別タグ上の前記情報受け取り手段は、前記タグを前記ストラップ上に取り付けた時に該タグのボード外に現れる表面を備える情報記載表面領域を備え、かつ該情報記載表面領域上に保持される、前記特定の着用者又は物体と関連付けられる情報をさらに含む
ことを特徴とする、請求項1に記載の識別タグシステム。
【請求項3】
前記情報を、前記情報記載表面領域上にプリントする
ことを特徴とする、請求項2に記載の識別タグシステム。
【請求項4】
前記情報を、人間読み取り可能な形で、前記情報記載表面領域上にプリントする
ことを特徴とする、請求項2に記載の識別タグシステム。
【請求項5】
前記情報を、機械読み取り可能な形で、前記情報記載表面領域上にプリントする
ことを特徴とする、請求項2に記載の識別タグシステム。
【請求項6】
機械読み取り可能な形の前記情報が、バーコードデータを含む
ことを特徴とする、請求項5に記載の識別タグシステム。
【請求項7】
前記情報を、人間読み取り可能な形、及び機械読み取り可能な形で、前記情報記載表面領域上にプリントする
ことを特徴とする、請求項2に記載の識別タグシステム。
【請求項8】
前記識別タグ上の前記情報受け取り手段は、該タグで保持される無線周波識別(RFID)回路をさらに備える
ことを特徴とする、請求項2に記載の識別タグシステム。
【請求項9】
前記識別タグ上の前記情報受け取り手段は、該タグで保持される無線周波識別(RFID)回路を備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の識別タグシステム。
【請求項10】
前記タグが多層構造を有し、さらに、前記RFID回路が該タグ内に埋め込まれる
ことを特徴とする、請求項9に記載の識別タグシステム。
【請求項11】
前記識別タグが、比較的堅く、概して平面の構造を備え、かつ前記曲げやすいストラップが、比較的柔らかく従順な構造を備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の識別タグシステム。
【請求項12】
前記識別タグは、少なくとも1つのスロットが、それを通した前記ストラップのスライドフィット受け入れのために、そこに形成される
ことを特徴とする、請求項1に記載の識別タグシステム。
【請求項13】
前記識別タグは、一組のスロットが、それを通した前記ストラップのスライドフィット受け入れのために、そこに形成され、配置される
ことを特徴とする、請求項1に記載の識別タグシステム。
【請求項14】
前記識別タグは、長い次元、及び短い次元を定める概して長方形の形状を持ち、さらに、前記一組のスロットが、それを通した前記ストラップのスライドフィット受け入れのために、前記タグ内に形成されて、その前記長い次元を前記ストラップの長い次元におおまかに合わせるように、前記タグを配向する
ことを特徴とする、請求項13に記載の識別タグシステム。
【請求項15】
前記識別タグは、長い次元、及び短い次元を定める概して長方形の形状を持ち、さらに、前記一組のスロットが、それを通した前記ストラップのスライドフィット受け入れのために、前記タグ内に形成されて、その前記長い次元が前記ストラップの長い次元に対して概して垂直に伸びているように、前記タグを配向する
ことを特徴とする、請求項13に記載の識別タグシステム。
【請求項16】
前記識別タグ上の前記情報記載表面領域の相当な部分が、前記ストラップから横向きに伸びる
ことを特徴とする、請求項2に記載の識別タグシステム。
【請求項17】
互いに取り外し可能に相互接続された識別タグの供給物、及び前記情報を前記識別タグのうちの1つに付加するための少なくとも1つのプロセッサ機構
をさらに含み、結果として生じる前記情報記載タグは、前記ストラップ上への取り付けのために、前記供給物から分離可能である
ことを特徴とする、請求項1に記載の識別タグシステム。
【請求項18】
取り外し可能に相互接続された識別タグの前記供給物は、ロールの形で提供される
ことを特徴とする、請求項17に記載の識別タグシステム。
【請求項19】
取り外し可能に相互接続された識別タグの前記供給物は、シートの形で提供される
ことを特徴とする、請求項17に記載の識別タグシステム。
【請求項20】
各々が前記ストラップの幅を超えて伸びるようなサイズ及び形状を有する、前記曲げやすいストラップの外側に取り付けられた、複数の前記識別タグ
をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の識別タグシステム。
【請求項21】
前記識別タグの少なくとも1つが、色分けされている
ことを特徴とする、請求項20に記載の識別タグシステム。
【請求項22】
各々が、特定の群の人々又は物体に関する情報を受け取るための手段を含む、識別タグの関連群、及び複数の曲げやすいストラップ
をさらに含み、前記識別タグの各々は、取り外し可能に互いに相互接続され、前記曲げやすいストラップへのそれぞれの取り付けのために、互いに分離可能である
ことを特徴とする、請求項1に記載の識別タグシステム。
【請求項23】
識別タグの群が、少なくとも1つの相対的に大きいタグ、及び少なくとも1つの比較的より小さいタグを含む
ことを特徴とする、請求項22に記載の識別タグシステム。
【請求項24】
前記識別タグが、前記特定の着用者、又は物体と関連付けられる情報を受け取るための手段を含む、少なくとも1つの取り外し可能なラベルをさらに含む
ことを特徴とする、請求項1に記載の識別タグシステム。
【請求項25】
前記少なくとも1つの取り外し可能なラベルが、複数の取り外し可能なラベルを備える
ことを特徴とする、請求項24に記載の識別タグシステム。
【請求項26】
前記ラベルが裏側接着ラベルを含む
ことを特徴とする、請求項24に記載の識別タグシステム。
【請求項27】
第1の部分、及び第2の部分を有するプリント可能用紙
をさらに含み、前記情報受け取り手段が上の方に呈示されたプリント可能領域を備えている前記識別タグが、前記第1の用紙部分内に形成され、かつ前記第2の用紙部分は、各々が前記特定の着用者又は物体と関連付けられる情報を受け取るための手段を含む、複数の裏側接着ラベルを含む
ことを特徴とする、請求項1に記載の識別タグシステム。
【請求項28】
特定の着用者又は物体の一部分のまわりに巻きつけられる、選択された外周サイズの閉じた輪で、ストラップを構成及び保持するための固定手段と関連付けられる、細長く曲げやすい前記ストラップに取り付けるための識別タグであって、
比較的堅く、概して平面の構造を持ち、特定の着用者又は物体と関連付けられる情報を受け取るための手段を含む識別タグと、
前記ストラップの幅を超えて伸びるようなサイズ及び形状を有する前記タグを、該ストラップの外側に取り付けるための手段と、
を備えることを特徴とする、識別タグ。
【請求項29】
前記識別タグ上の前記情報受け取り手段が、該タグを前記ストラップに取り付けた時、該タグのボード外に現れる表面を含む情報記載表面領域を備え、さらに、前記情報記載表面領域上に保持される、前記特定の着用者又は物体と関連付けられる情報を含む
ことを特徴とする、請求項28に記載の識別タグ。
【請求項30】
前記情報を、前記情報記載表面領域上にプリントする
ことを特徴とする、請求項29に記載の識別タグ。
【請求項31】
前記情報を、人間読み取り可能な形、及び機械読み取り可能な形のうちの選択された一方、或いは両方の形で、前記情報記載表面領域上にプリントする
ことを特徴とする、請求項29に記載の識別タグ。
【請求項32】
機械読み取り可能な形の前記情報は、バーコードデータを含む
ことを特徴とする、請求項31に記載の識別タグ。
【請求項33】
前記識別タグ上の前記情報受け取り手段が、前記タグで保持される無線周波識別(RFID)回路を備える
ことを特徴とする、請求項28に記載の識別タグ。
【請求項34】
前記タグが多層構造を有し、さらに、前記RFID回路が前記タグ内に埋め込まれる
ことを特徴とする、請求項33に記載の識別タグ。
【請求項35】
前記識別タグは、少なくとも1つのスロットが、それを通した前記ストラップのスライドフィット受け入れのため、そこに形成される
ことを特徴とする、請求項28に記載の識別タグ。
【請求項36】
前記識別タグは、一組のスロットが、それを通した前記ストラップのスライドフィット受け入れのため、そこに形成され、配置される
ことを特徴とする、請求項35に記載の識別タグ。
【請求項37】
前記タグを前記ストラップに取り付ける時、該識別タグ上の前記情報記載表面領域の相当な部分が、前記ストラップから横向きに伸びる
ことを特徴とする、請求項29に記載の識別タグ。
【請求項38】
前記識別タグが、前記特定の着用者、又は物体と関連付けられる情報を受け取るための手段を含む少なくとも1つの取り外し可能なラベルを、さらに含む
ことを特徴とする、請求項28に記載の識別タグ。
【請求項39】
前記少なくとも1つの取り外し可能なラベルが、複数の取り外し可能なラベルを含む
ことを特徴とする、請求項38に記載の識別タグ。
【請求項40】
前記ラベルが、裏側接着ラベルを含む
ことを特徴とする、請求項38に記載の識別タグ。
【請求項41】
第1の部分、及び第2の部分を有するプリント可能用紙、
をさらに含み、前記情報受け取り手段が上の方に呈示されるプリント可能領域を備えている前記識別タグは、前記第1の用紙部分内に形成され、かつ前記第2の用紙部分は、各々が前記特定の着用者、又は物体と関連付けられる情報を受け取るための手段を含む複数の裏側接着ラベルを含む
ことを特徴とする、請求項28に記載の識別タグシステム。
【請求項42】
各々が、特定の着用者、又は物体と関連付けられる情報を受け取るための手段を含む識別タグの供給物と、
細長く曲げやすいストラップの供給物、及び該ストラップの各々を、前記特定の着用者、の一部分のまわりに巻きつけられる、選択された外周サイズの閉じた輪の形状で構成し、保持するための関連固定手段と、
を備え、前記識別タグの各々は、前記ストラップのうちの関連する1つの外側に取り付けられ、該関連ストラップの幅を超えて伸びるようなサイズおよび形状を持つ
ことを特徴とする、識別タグシステム。
【請求項43】
前記タグを前記関連ストラップに取り付ける時、該識別タグの各々上の前記情報受け取り手段は、そのボード外に現れる表面上に情報記載表面領域を備え、さらに、該情報記載表面領域で保持される、前記特定の着用者又は物体と関連付けられる情報を含む
ことを特徴とする、請求項42に記載の識別タグシステム。
【請求項44】
前記情報を、前記情報記載表面領域上にプリントする
ことを特徴とする、請求項43に記載の識別タグシステム。
【請求項45】
前記情報を、人間読み取り可能な形、機械読み取り可能な形のうちの選択された一方、又は両方の形で、前記情報記載表面領域上にプリントする
ことを特徴とする、請求項44に記載の識別タグシステム。
【請求項46】
機械読み取り可能な形の前記情報は、バーコードデータを含む
ことを特徴とする、請求項45に記載の識別タグシステム。
【請求項47】
前記識別タグの各々上の前記情報受け取り手段が、無線周波識別(RFID)回路を備える
ことを特徴とする、請求項42に記載の識別タグシステム。
【請求項48】
前記識別タグの各々は多層構造を有し、さらに、それと関連付けられる前記RFID回路は、前記識別タグ内に埋め込まれる
ということを特徴とする、請求項47に記載の識別タグシステム。
【請求項49】
前記識別タグの各々は、比較的堅く、概して平面の構造を備え、かつ、前記曲げやすいストラップの各々は、比較的柔らかく従順な構造を備える
ことを特徴とする、請求項42に記載の識別タグシステム。
【請求項50】
前記識別タグの各々は、少なくとも1つのスロットが、それを通した前記関連ストラップのスライドフィット受け入れのため、そこに形成される
ことを特徴とする、請求項42に記載の識別タグシステム。
【請求項51】
前記識別タグの各々は、一組のスロットが、それを通した前記関連ストラップのスライドフィット受け入れのため、そこに形成され、配置される
ことを特徴とする、請求項42に記載の識別タグシステム。
【請求項52】
前記タグを前記関連ストラップに取り付ける時、該識別タグの各々上の前記情報記載表面領域の相当な部分が、前記関連ストラップから横向きに伸びる
ことを特徴とする、請求項43に記載の識別タグシステム。
【請求項53】
識別タグの前記供給物は、互いに取り外し可能に相互接続される複数の前記識別タグを備え、
前記情報を前記識別タグの各々に付加するための、少なくとも1つのプロセッサ機構
をさらに含み、結果として生じる前記情報記載タグの各々が、前記関連ストラップへの取り付けのため、前記複数の識別タグから分離可能である
ことを特徴とする、請求項42に記載の識別タグシステム。
【請求項54】
前記識別タグの少なくとも1つが色分けされる
ことを特徴とする、請求項42に記載の識別タグシステム。
【請求項55】
前記取り外し可能に相互接続された複数の識別タグが、ロールの形で提供される
ことを特徴とする、請求項53に記載の識別タグシステム。
【請求項56】
前記取り外し可能に相互接続された複数の識別タグが、シートの形で提供される
ことを特徴とする、請求項53に記載の識別タグシステム。
【請求項57】
識別タグの前記供給物が、
各々が、特定の群の人々又は物体に関する情報を受け取るための手段を含み、互いに取り外し可能に相互接続され、かつ前記曲げやすいストラップへのそれぞれの取り付けのために互いに分離可能である、識別タグの関連群
を備えることを特徴とする、請求項42に記載の識別タグシステム。
【請求項58】
前記識別タグの関連群が、少なくとも1つの相対的に大きいタグ、及び少なくとも1つの比較的より小さいタグを含む
ことを特徴とする、請求項57に記載の識別タグシステム。
【請求項59】
前記識別タグの各々が、前記特定の着用者又は物体と関連付けられる情報を受け取るための手段を含む、少なくとも1つの取り外し可能なラベルをさらに含む
ことを特徴とする、請求項42に記載の識別タグシステム。
【請求項60】
前記少なくとも1つの取り外し可能なラベルが、複数の取り外し可能なラベルを含む
ことを特徴とする、請求項59に記載の識別タグシステム。
【請求項61】
第1の部分、及び第2の部分を有するプリント可能用紙
をさらに含み、前記情報受け取り手段が上の方に呈示されたプリント可能領域を備えている前記識別タグが、前記第1の用紙部分内に形成され、かつ、前記第2の用紙部分が、各々が前記特定の着用者又は物体と関連付けられる情報を受け取るための手段を含む、複数の裏側接着ラベルを含む
ことを特徴とする、請求項42に記載の識別タグシステム。
【請求項62】
特定の着用者、又は物体の一部分のまわりに巻き付けられる、選択された外周サイズの閉じた輪の形状でストラップを構成、及び保持するための関連固定手段を有する細長く、曲げやすい該ストラップに取り付けるようにされた少なくとも1つの識別タグを定める第1の部分、を含むプリント可能用紙と、
前記特定の着用者、又は物体と関連付けられるプリント情報を受け取るための、上の方に呈示されるプリント可能領域を定める、前記少なくとも1つの識別タグと、
各々が前記特定の着用者、又は物体と関連付けられるプリント情報を受け取るためのプリント可能領域を定めることを含む複数の取り外し可能な裏側接着ラベルを定める第2の部分、をさらに含む前記プリント可能用紙と、
を備えることを特徴とする、識別タグシステム。
【請求項63】
特定の着用者、又は物体の一部分のまわりに巻き付けられる、選択された外周サイズの閉じた輪の形状でストラップを構成、及び保持するための関連固定手段を有する、細長く曲げやすい該ストラップ、
をさらに含むことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項64】
前記第1、及び第2の用紙部分は分離可能である
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項65】
前記ラベルの各々は、剥ぎ取り式ラベルを備える
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項66】
前記用紙の第1の部分で定められる前記少なくとも1つの識別タグは、複数の識別タグを含む
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項67】
前記複数の識別タグの少なくとも1つが色分けされる
ことを特徴とする、請求項66に記載の識別タグシステム。
【請求項68】
前記少なくとも1つの識別タグが、透明な保護カバーフィルムを含む
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項69】
前記少なくとも1つの識別タグが、多層構造を有する
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項70】
前記プリント情報を、前記少なくとも1つの識別タグ、及び前記ラベルの各々に、人間読み取り可能な形でプリントする
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項71】
前記プリント情報を、前記少なくとも1つの識別タグ、及び前記ラベルの各々に、機械読み取り可能な形でプリントする
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項72】
前記プリント情報を、前記少なくとも1つの識別タグ、及び前記ラベルの各々に、人間読み取り可能な形、及び機械読み取り可能な形でプリントする
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項73】
前記少なくとも1つの識別タグは、少なくとも1つのスロットが、それを通した前記ストラップのスライドフィット受け入れのため、そこに形成される
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項74】
前記少なくとも1つの識別タグが、各々が特定の群の人々又は物体に関する情報を受け取るための手段を含み、互いに取り外し可能に相互接続され、前記曲げやすいストラップへのそれぞれの取り付けのために互いに分離可能な、識別タグの関連群を備える
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項75】
前記第1の用紙部分が、その前面に前記プリント可能領域を定める第1の表面層と、前記第1の表面層の下にある透明な裏当てシートと、前記裏当てシートの前面をコーティングする透明な接着フィルムと、前記プリント可能領域に対応する裏側の部分をコーティングしないまま残すと同時に、前記第1の表面層の裏側をコーティングする剥離フィルムとを備え、
前記裏当てシートが、前記プリント可能領域の下にある第1の部分、及びその片側において前記第1の部分と隣接し、実質的に前記第1の部分の鏡映しとなるサイズ及び形状を有する第2の部分、をさらに含み、
前記プリント可能領域が、前記接着フィルムによって、前記裏当てシートの前記下にある第1の部分に接着され、
前記第1の表面層、及び前記裏当てシートが、前記プリント可能領域、及び前記裏当てシートの前記第1及び第2の部分の、ユニットとしての型抜き分離を可能にするように、あらかじめ形成されたもろい線を含み、
前記裏当てシートの前記第2の部分が、前記プリント可能領域の前面にわたって折り畳み可能で、その上のプリント情報の上に重なり、保護する
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項76】
前記第2の用紙部分が、前記複数のラベルを定める第2の表面層と、前記第1、第2の表面層の下にある第2の裏当てシートと、前記第2の表面層の裏側をコーティングする透明な接着フィルムと、前記第2の裏当てシートの前面をコーティングする剥離フィルムとを備える
ことを特徴とする、請求項75に記載の識別タグシステム。
【請求項77】
前記第1、及び第2の表面層が、共通シートを備える
ことを特徴とする、請求項76に記載の識別タグシステム。
【請求項78】
前記プリント可能用紙が、前記第1及び第2の用紙部分にわたって広がる表面層と、前記表面層の下にあり、また前記第1及び第2の用紙部分にわたって広がる裏当てシートと、前記表面層の裏側をコーティングする接着フィルムと、前記裏当てシートの前面をコーティングする剥離フィルムとを備え、
前記第1の用紙部分内の前記表面層が、前記少なくとも1つのプリント可能な第1の領域を定め、さらに、実質的に前記第1の領域の鏡映しとなるサイズ及び形状を持つ、隣接する第2の領域を定め、
前記第2の用紙部分内の前記表面層が、前記複数のラベルを定め、
前記表面層が、前記第1及び第2の領域の、ユニットとしての剥ぎ取り式分離を可能にするように、あらかじめ形成されたもろい線を含み、
前記第1及び第2の領域が、それらの裏側を向かい合わせの関係で配向するように、後方に折り畳み可能で、それにより、多層構造を持つ前記少なくとも1つの識別タグを形成する
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項79】
前記表面層が、前記第1の用紙部分内で第1の表面層材料を含み、前記第2の用紙部分内で第2の表面層材料を含む
ことを特徴とする、請求項78に記載の識別タグシステム。
【請求項80】
前記隣接する第2の領域が、第2のプリント可能領域を備える
ことを特徴とする、請求項78に記載の識別タグシステム。
【請求項81】
前記プリント可能用紙が、前記第1、及び第2の用紙部分にわたって広がる表面層と、前記表面層の下にあり、また前記第1、及び第2の用紙部分にわたって広がる裏当てシートと、前記表面層の裏側をコーティングする接着フィルムと、前記第1の用紙部分にわたる前記裏当てシートの前面をコーティングしないまま残すと同時に、前記第2の用紙部分にわたって広がるように、前記裏当てシートの前記前面をコーティングする剥離フィルムとを備え、
前記第1の用紙部分内の前記表面層が、前記少なくとも1つのプリント可能領域を定め、前記第2の用紙部分内の前記表面層が、前記複数のラベルを定め、
前記表面層、及び前記裏当てシートが各々、前記プリント可能領域、及び前記裏当てシートの下にある部分の、前記少なくとも1つの識別タグを定めるユニットとしての型抜き分離を可能にするように実質的に配置された、あらかじめ形成されたもろい線を含む
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項82】
前記表面層が、前記第1の用紙部分内で第1の表面層材料を含み、前記第2の用紙部分内で第2の表面層材料を含む
ことを特徴とする、請求項81に記載の識別タグシステム。
【請求項83】
前記プリント可能用紙が、
前記第1の用紙部分を定め、さらに、そこから分離可能な前記少なくとも1つの識別タグを定め、それらの片側の端を定める第1の表面層と、
前記用紙部分にわたって広がる第2の表面層と、前記第2の表面層の下にあって、その片側の端を定める裏当てシートと、前記第2の表面層の裏側をコーティングする接着フィルムと、前記裏当てシートの前面をコーティングする剥離フィルムと
備え、前記第2の表面層は前記複数のラベルを定めることを特徴とし、
前記第1の表面層の前記片側の端を、前記裏当てシートの前記片側の端と接続するための手段
がさらに設けられたことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。
【請求項84】
前記接続手段が、接着ビードを備える
ことを特徴とする、請求項83に記載の識別タグシステム。
【請求項85】
前記接続手段が、曲げやすいウェブを備える
ことを特徴とする、請求項83に記載の識別タグシステム。
【請求項86】
前記第1の用紙部分で定められる前記少なくとも1つの識別タグは、前記特定の着用者又は物体と関連付けられる情報を受け取るための手段を含む、少なくとも1つの取り外し可能なラベルをさらに組み込む
ことを特徴とする、請求項62に記載の識別タグシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【公表番号】特表2007−517282(P2007−517282A)
【公表日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−541139(P2006−541139)
【出願日】平成16年9月22日(2004.9.22)
【国際出願番号】PCT/US2004/031555
【国際公開番号】WO2005/057238
【国際公開日】平成17年6月23日(2005.6.23)
【出願人】(503024480)プレシジョン ダイナミックス コーポレイション (6)
【Fターム(参考)】