説明

販売支援システム及び販売支援方法

【課題】見切り品の販売支援を効率的に行うことが可能な販売支援システム及び販売支援方法を提供する。
【解決手段】各店舗に設けられた店舗内装置と、前記店舗内装置と接続された配信サーバと、を有する販売支援システムであって、前記店舗内装置は、店舗内で販売される各商品に付加された電子タグから、当該商品を識別する商品コード及び当該商品の鮮度を日時で表した鮮度情報を読み取る読取手段と、現在日時を計時する計時手段と、前記読取手段で読み取られた鮮度情報が表す日時と、前記計時手段で計時された現在日時とを比較し、両日時の差が所定範囲内と判定した鮮度情報の商品コードを抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された商品コードの商品に関する商品情報を、前記配信サーバへ送信する送信手段と、を備え、前記配信サーバは、前記送信手段から送信された商品情報を消費者端末宛に配信する配信手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品の販売を支援する販売支援システム及び販売支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、量販店や百貨店では、消費期限や賞味期限が間近となった食料品を廃棄せず、価格を値下げした「見切り品」として販売する取り組みが行われている。また、コンビニエンスストア等の小売店においても、売れ残りによる廃棄を減らすため見切り販売の導入が行われて始めている。また、見切り販売に係る技術が提案されており、特許文献1には、賞味期限等の鮮度情報と現在日時に基づいて商品価格を変更する商品管理システムが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、弁当等の賞味期限の短い商品については見切り品となるまでの時間も短く、どの程度の数量が見切り品となるかも予測することが困難であるため、見切り品の販売として予め広告することができないという問題がある。また、近年の通信販売の普及やネット販売の成長に伴い、店舗への集客は低下する傾向にあるため、見切り品の販売を積極的に行うことができないという問題がある。なお、特許文献1に開示の技術では、実際に来店した顧客だけした見切り品となった商品及びその価格を確認することができないため、上記の問題を解決することは困難である。
【0004】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、見切り品の販売支援を効率的に行うことが可能な販売支援システム及び販売支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、各店舗に設けられた店舗内装置と、前記店舗内装置と接続された配信サーバと、を有する販売支援システムであって、前記店舗内装置は、店舗内で販売される各商品に付加された電子タグから、当該商品を識別する商品コード及び当該商品の鮮度を日時で表した鮮度情報を読み取る読取手段と、現在日時を計時する計時手段と、前記読取手段で読み取られた鮮度情報が表す日時と、前記計時手段で計時された現在日時とを比較し、両日時の差が所定範囲内と判定した鮮度情報の商品コードを抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された商品コードの商品に関する商品情報を、前記配信サーバへ送信する送信手段と、を備え、前記配信サーバは、前記送信手段から送信された商品情報を消費者端末宛に配信する配信手段を備える。
【0006】
また、本発明は、読取手段が、店舗内で販売される各商品に付加された電子タグから、当該商品を識別する商品コード及び当該商品の鮮度を日時で表した鮮度情報を読み取る読取工程と、抽出手段が、前記読取工程で読み取られた鮮度情報が表す日時と現在日時とを比較し、両日時の差が所定範囲内と判定した鮮度情報の商品コードを抽出する抽出工程と、配信手段が、前記抽出工程で抽出された商品コードの商品に関する商品情報を消費者端末宛に配信する配信工程と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、見切り品販売の広告を効率的に行うことが可能な販売支援システム及び販売支援方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、販売支援システムを概略的に示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示したタグ読取装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図3】図3は、図1に示したPOS端末の構成を模式的に示すブロック図である。
【図4】図4は、図1に示したストアコンピュータの構成を模式的に示すブロック図である。
【図5】図5は、図4に示した商品マスタテーブルを構成するデータ項目の一例を示す図である。
【図6】図6は、図4に示した見切り品管理テーブルを構成するデータ項目の一例を示す図である。
【図7】図7は、図4に示した店舗売上テーブルを構成するデータ項目の一例を示す図である。
【図8】図8は、タグ読取装置とストアコンピュータとの間で実行される処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】図9は、タグ読取装置とストアコンピュータとの間で実行される処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】図10は、POS端末とストアコンピュータとの間で実行される処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】図11は、図1に示した広告配信サーバの構成を模式的に示すブロック図である。
【図12】図12は、図11に示した配信先管理テーブルを構成するデータ項目の一例を示す図である。
【図13】図13は、図11に示した広告管理テーブルを構成するデータ項目の一例を示す図である。
【図14】図14は、販売支援システムの動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る販売支援システム及び販売支援方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0010】
図1は、販売支援システムを概略的に示すブロック図である。同図に示すように、販売支援システム1は、店舗内システム10と、広告配信サーバ20と、ユーザ端末30とを有して構成されている。
【0011】
店舗内システム10は、スーパーやコンビニエンスストア等の各小売店に設けられたPOS(Point Of Sale)システム等であって、図1に示すように、タグ読取装置11(11a、11b)と、POS端末12と、ストアコンピュータ13とを有して構成される。
【0012】
タグ読取装置11は、商品Cが配置される棚部等に設けられ、各商品Cに付加されたRFID等の電子タグの読み取りを自動的に行う装置である。なお、本実施形態ではタグ読取装置11のうち、タグ読取装置11aが通常販売される商品の陳列棚やバックヤードに設けられた商品の保管棚(以下、総称して通常配置位置P1という)に設けられているものとし、タグ読取装置11bが、見切り品の販売用に設けられた陳列棚やワゴン(以下、総称して見切販売位置P2という)に設けられているものとする。
【0013】
図2は、タグ読取装置11(11a及び11b)の構成を模式的に示すブロック図である。同図に示すように、タグ読取装置11は、タグ読取部111と、計時部112と、通信部113と、制御部114とを備え、各部がバス115により接続されている。
【0014】
タグ読取部111は、商品に付加された電子タグTの読み取りを行う機能部であって、電子タグTから読み取ったタグ情報を制御部114へ出力する。電子タグTには、当該電子タグTが付加された商品を識別するための商品コードと鮮度情報とが少なくとも含まれており、これらの情報がタグ情報としてタグ読取部111により読み取られる。ここで、鮮度情報とは商品の鮮度を表した情報であって、例えば、商品が製造された年月日や日時、消費期限又は賞味期限等が鮮度情報として格納されている。また、見切り販売を開始する開始日時を鮮度情報とする形態としてもよい。
【0015】
計時部112は、RTC(Real Time Clock)等の現在日時を計時する計時装置であって、現在日時を表した日時情報を制御部114へ提供する。
【0016】
通信部113は、有線又は無線により外部装置との通信を行うネットワークインタフェース等であって、タグ読取装置11とストアコンピュータ13との間の通信を制御する。なお、通信部113は、自己の装置を識別可能なリーダ識別情報を送信データに付加した状態で通信を行うものとする。ここで、リーダ識別情報は、例えば、タグ読取装置11が設けられた位置を示す棚番号やIPアドレス等であって、店舗内の各位置に設けられたタグ読取装置11を一意に識別することが可能な情報である。
【0017】
制御部114は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成され、ROMに記憶された所定の制御プログラムとの協働により、タグ読取装置11の動作を統括的に制御する。
【0018】
制御部114のROMには、タグ読取装置11の配置位置(通常配置位置及び見切販売位置)に応じた異なる内容の制御プログラムが格納されており、この制御プログラムをCPUが実行することで、タグ読取装置11の配置位置に応じた機能が実現されるよう構成されている。なお、制御部114のROMには、タグ読取装置11の配置位置に応じた制御プログラムのみを記憶しておく形態としてもよいし、通常配置位置用及び見切販売位置用の両制御プログラムをROMに記憶しておき、タグ読取装置11の配置位置に応じて実行する制御プログラムを切り替える形態としてもよい。
【0019】
具体的に、タグ読取装置11aの制御部114(以下、説明の便宜上タグ読取装置11aと表記する)では、タグ読取部111を介して通常配置位置に配置された各商品のタグ情報を所定の時間間隔(例えば、15分)毎に取得すると、各タグ情報に含まれた鮮度情報が表す日時と、計時部112が計時する現在日時とを比較し、各タグ情報に対応する商品が見切り品として販売する条件を満たすか否かを判定する。そして、タグ読取装置11aは、条件を満たすと判定したタグ情報から商品コードを抽出すると、見切り品情報として通信部113を介しストアコンピュータ13へ通知する。
【0020】
ここで、見切り品か否かの判定は、鮮度情報が表す日時と現在日時との差分に基づいて行うものとする。例えば、鮮度情報が表す日時と現在日時との差分が、3日や6時間等所定の閾値内にある場合に見切り品と判定する。判定の指標となる閾値は、鮮度情報が表す情報の種別や精度に応じて変更することが可能である。例えば、鮮度情報が年月日単位で表されたものに対しては、閾値を月単位や日数単位で指定できるものとする。また、鮮度情報が日時単位で表されたものに対しては、閾値を時間単位で指定できるものとする。また、鮮度情報に見切り販売を開始する開始日時が指定されている場合には、現在日時がこの開始日時に到達した時点で見切り品と判定する。
【0021】
なお、閾値の値は、通信部113を介してストアコンピュータ13等から指定できるものとするが、商品コード毎に異なる値を指定する形態としてもよい。また、電子タグT自体に閾値を含めて記憶しておき、各電子タグTに記憶された閾値を用いて見切り品か否かの判定を行う形態としてもよい。
【0022】
一方、タグ読取装置11bの制御部114(以下、説明の便宜上タグ読取装置11bと表記する)では、タグ読取部111を介して見切販売位置P2に配置された各商品のタグ情報を所定の時間間隔(例えば、15分)毎に取得すると、店内移管情報として通信部113を介しストアコンピュータ13へ通知する。
【0023】
また、タグ読取装置11bは、タグ読取部111を介して取得した各タグ情報に含まれる鮮度情報(消費期限又は賞味期限)が表す日時と、計時部112が計時する現在日時とを比較し、消費期限又は賞味期限を経過したタグ情報から商品コードを抽出すると、廃棄情報として通信部113を介しストアコンピュータ13へ通知する。
【0024】
図1に戻り、POS端末12は、店員等のオペレータにより操作される売上データ登録装置であって、LAN(Local Area Network)等のネットワークN1を通じてストアコンピュータ13と接続されている。
【0025】
図3は、POS端末12の構成を模式的に示すブロック図である。同図に示すように、POS端末12は、CPU、ROM、RAM等で構成されるコンピュータ構成の制御部121を備え、バス122を介して接続された通信部123を用いて、ストアコンピュータ13との間で通信を実行し得るように構成されている。
【0026】
また、制御部121には、バス122及びI/O機器制御部124を介して、現計キーや置数キー等から構成されるキーボード125、液晶ディスプレイ等の表示デバイスで構成される表示部126、レシートやジャーナル等の印刷を行うプリンタ127、商品に付加されたバーコード等のデータコード(商品コード)を読み取るコードスキャナ128、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置で構成される記憶部129が接続されている。
【0027】
制御部121は、記憶部129に記憶された各種の制御プログラムと協働することで、POS端末12を構成する各部の動作を制御する。また、制御部121は、記憶部129に記憶された制御プログラムと協働することで各種の機能を実現する。
【0028】
具体的に、制御部121は、コードスキャナ128による商品コードの読み取りや、置数キーによる売上数量の入力等を受け付けると、キーボード125により入力される取引種別とともにRAMのワークエリアに記憶する。ここで、取引種別としては、通常販売される商品についての“通常販売”、見切り品とされた商品についての“見切販売”等が挙げられる。なお、取引種別として“見切販売”が入力された場合には、正規の商品価格(通常価格)から所定の金額が減額された見切価格が適用されるものとする。
【0029】
また、制御部121は、ワークエリアに記憶した商品コードに基づき、ストアコンピュータ13の後述する商品マスタテーブル1371から対応する商品情報を取得し、この商品情報と取引種別、販売個数等を含んだ売上データを生成する。その後、制御部121は、売上データを生成する毎にその売上合計金額を算出し、キーボード125の現計キーが押下されるまで繰り返す。そして、制御部121は、現計キーの押下を検出すると、これまでに生成した売上データ及び売上合計金額を取引内容として、本取引を識別するための取引番号とともにストアコンピュータ13の店舗売上テーブル1373へ登録する。
【0030】
図1に戻り、ストアコンピュータ13は、POS端末12の上位機として機能する情報処理装置であって、ネットワークN1を通じてタグ読取装置11、POS端末12と接続されている。また、ストアコンピュータ13は、WAN(Wide Area Network)やインターネット等のネットワークN2を通じて広告配信サーバ20と接続されている。
【0031】
図4は、ストアコンピュータ13の構成を模式的に示すブロック図である。同図に示すように、ストアコンピュータ13は、図示しないCPU、ROM、RAM等で構成される制御部131を有し、バス132に接続された通信部133を介してタグ読取装置11、POS端末12及びユーザ端末30との間で通信を実行し得るように構成されている。なお、通信部133は、自己の装置を識別可能な店舗識別情報を送信データに付加した状態で通信を行うものとする。ここで、店舗識別情報は、例えば、各店舗を識別可能な店舗名や店舗コード、IPアドレスやホストネーム等の、各店に設けられたストアコンピュータ13を一意に識別することが可能な情報である。
【0032】
また、制御部131にはバス132及びI/O機器制御部134を介して、キーボードやマウス等の入力デバイスにより構成される入力部135、液晶ディスプレイ等の表示デバイスから構成される表示部136及びHDDやSDD等の記憶装置から構成される記憶部137が夫々接続されている。
【0033】
制御部131は、記憶部137に記憶された制御プログラムと協働することで、ストアコンピュータ13を構成する各部の動作を制御する。また、制御部131は、記憶部137に記憶された制御プログラムと協働することで、各種の機能を実現する。
【0034】
記憶部137は、制御部131のCPUにより実行される各種の制御プログラムを記憶している。また、記憶部137は、店舗内で販売される各商品に関する商品情報を管理する商品マスタテーブル1371、店内移管情報を管理する見切り品管理テーブル1372、店舗内で販売された商品の売り上げを管理する店舗売上テーブル1373等を記憶している。
【0035】
図5は、商品マスタテーブル1371を構成するデータ項目の一例を示す図である。同図に示すように、商品マスタテーブル1371は、商品コード、商品名、商品価格、商品分類コード等の項目からなる商品情報によって構成されている。ここで、“商品コード”は、店舗内で販売される各種商品品目を識別するために商品毎に予め設定された固有のコードである。また、“商品名”、“商品価格”及び商品の分類を示す“商品分類コード”は、同一の商品コードによって特定される商品についての情報である。なお、本実施形態では、商品価格が、通常販売時の価格(通常価格)と見切り販売時の価格(見切価格)とから構成される例を示しているが、POS端末12での会計毎に見切り単価が手作業で入力される形態としてもよい。
【0036】
図6は、見切り品管理テーブル1372を構成するデータ項目の一例を示す図である。見切り品管理テーブル1372は、タグ読取装置11aから通知される見切り品情報を管理するためのテーブルであって、同図に示すように、リーダ識別情報、商品コード、在庫数等の項目によって構成されている。ここで、“リーダ識別情報”は、見切り品情報を通知したタグ読取装置11aのリーダ識別情報が格納される領域である。“商品コード”は、見切り品情報として通知された商品コードが格納される領域である。また、“在庫数”は、見切り品情報として通知された商品コードのうち、重複した商品コードの個数を格納する項目であって、見切り品と判定された同一商品の個数に対応している。
【0037】
制御部131は、通信部133を介しタグ読取装置11aから見切り品情報の通知を受け付けると、この見切り品情報を送信したタグ読取装置11aのリーダ識別情報と関連付けて見切り品管理テーブル1372に登録する。そして、制御部131は、所定のタイミングで見切り品管理テーブル1372に登録された各見切り品情報、つまり商品コードを参照し、当該商品コードに対応する商品情報を商品マスタテーブル1371から読み出すと、広告掲載情報として通信部133を介し広告配信サーバ20へ送信する。なお、見切り品管理テーブル1372を参照するタイミングは、30分や1時間等のように所定の時間間隔毎としてもよいし、見切り品情報を見切り品管理テーブル1372に登録したタイミングとしてもよい。
【0038】
また、制御部131は、見切り品情報に基づき商品マスタテーブル1371から読み出した商品情報を、この見切り品情報を送信したタグ読取装置11aのリーダ識別情報とともに表示部136に表示することで、該当する商品の見切販売位置P2への移動を店員に促す。このように、見切り品となった商品の商品情報と、リーダ識別情報とを表示部136に表示することで、店員は見切り品となった商品とその配置位置を把握することができるため、見切販売位置への移管を効率的に行うことが可能となる。
【0039】
また、制御部131は、通信部133を介しタグ読取装置11bから店内移管情報を受け付けると、この店内移管情報に含まれる商品コードと、見切り品管理テーブル1372に登録された見切り品情報(商品コード)とを比較する。次いで、制御部131は、両商品コードの相違点、即ち、店内移管情報に含まれた商品コード以外の商品コード、又は、個数(在庫数)の異なりを検出し、表示部136に表示する。これにより、未だ見切販売位置に移動されていない商品に係る商品コード及び個数を店員に把握させることができるため、該当する商品の見切販売位置P2への移動を再度店員に促すことが可能となる。
【0040】
また、制御部131は、通信部133を介しタグ読取装置11bから廃棄情報を受け付けると、この廃棄情報に含まれた商品コードを表示部136に表示することで、該当する商品の廃棄を店員に促す。
【0041】
図7は、店舗売上テーブル1373を構成するデータ項目の一例を示す図である。同図に示すように、店舗売上テーブル1373は、取引番号、売上データ及び売上合計金額等の項目によって構成されている。
【0042】
制御部131は、通信部133を介してPOS端末12から売上登録を受け付ける毎に、この売上登録に含まれた取引番号、売上データ及び売上合計金額を関連付け、一の取引に係るレコードとして店舗売上テーブル1373に登録する。また、制御部131は、所定のタイミング(例えば、1日1回)で店舗売上テーブル1373に登録された売上データ、売上合計金額を集計し、通信部133を介して上位のサーバ装置(図示せず)へ送信する。
【0043】
以下、図8〜図10を参照して、店舗内システム10の動作について説明する。ここで、図8は、タグ読取装置11aとストアコンピュータ13との間で実行される処理の手順を示すフローチャートである。
【0044】
まず、タグ読取装置11aは、通常販売位置に配置された各商品の電子タグからタグ情報を読み取ると(ステップS11)、このタグ情報に含まれた鮮度情報が表す日時と現在日時とを比較し(ステップS12)、見切り品として販売する商品が存在するか否かを判定する(ステップS13)。ここで、存在しないと判定した場合(ステップS13;No)、処理を終了する。
【0045】
また、ステップS13において、見切り品として販売する商品が存在すると判定した場合(ステップS13;Yes)、該当する商品の商品コードをタグ情報から抽出し(ステップS14)、見切り品情報としてストアコンピュータ13に送信した後(ステップS15)、処理を終了する。
【0046】
一方、ストアコンピュータ13では、制御部131が、タグ読取装置11aから見切り品情報が通知されるまで待機し(ステップS21;No)、見切り品情報を受け付けると(ステップS21;Yes)、通知元のリーダ識別情報と関連付けて見切り品管理テーブル1372に登録する(ステップS22)。
【0047】
次いで、制御部131は、見切り品管理テーブル1372に登録された商品コードに対応する商品情報を商品マスタテーブル1371から読み出すと(ステップS23)、広告掲載情報として広告配信サーバ20に送信する(ステップS24)。そして、制御部131は、ステップS23で読み出した商品情報を、対応するリーダ識別情報とともに表示部136に表示することで報知を行い、見切り品の移動を店員に促した後(ステップS25)、ステップS21へ再び戻る。
【0048】
これにより、見切り品とされた商品の商品情報が、見切り品管理テーブル1372に登録され、広告掲載情報として広告配信サーバ20に送信される。また、店員はストアコンピュータ13の表示部136に表示された商品情報及びリーダ識別情報を確認することで、見切り品とされた商品とその配置位置を把握し、該当する商品を通常配置位置から見切販売位置へ移動させる。
【0049】
図9は、タグ読取装置11bとストアコンピュータ13との間で実行される処理の手順を示すフローチャートである。タグ読取装置11bは、見切配置位置に配置された各商品の電子タグからタグ情報を読み取ると(ステップS31)、これらのタグ情報に含まれた商品コードを移管情報としてストアコンピュータ13に通知する(ステップS32)。
【0050】
一方、ストアコンピュータ13では、制御部131が、タグ読取装置11bから店内移管情報の通知を待機する(ステップS41;No→S47;No)。そして、制御部131は、店内移管情報の通知を受け付けると(ステップS41;Yes)、この店内移管情報に含まれる商品コードと、見切り品管理テーブル1372に登録された商品コードとを比較し(ステップS42)、相違点が存在するか否かを判定する(ステップS43)。ここで、存在しないと判定した場合には(ステップS43;No)、ステップS47に移行する。
【0051】
ステップS43において、店内移管情報に含まれた商品コードとの相違点を見切り品管理テーブル1372から検出した場合(ステップS43;Yes)、制御部131は、該当する商品コードと、そのリーダ識別情報を見切り品管理テーブル1372から抽出する(ステップS44)。そして、制御部131は、ステップS44で抽出した商品コードに対応する商品情報を商品マスタテーブル1371から読み出すと(ステップS45)、対応するリーダ識別情報とともに表示部136に表示することで店員に報知した後(ステップS46)、ステップS47に移行する。
【0052】
また、タグ読取装置11bでは、ステップS31で読み取ったタグ情報に含まれる鮮度情報(消費期限又は賞味期限)と現在日時とを比較し(ステップS33)、消費期限又は賞味期限を経過した商品が存在するか否かを判定する(ステップS34)。ここで、存在しないと判定した場合には(ステップS34;No)、処理を終了する。
【0053】
また、ステップS34において、消費期限又は賞味期限を経過した商品が存在すると判定した場合(ステップS34;Yes)、該当する商品の商品コードをタグ情報から抽出し(ステップS35)、廃棄情報としてストアコンピュータ13に通知した後(ステップS36)、処理を終了する。
【0054】
一方、ストアコンピュータ13では、制御部131が、タグ読取装置11bから廃棄情報が通知されるまで待機する(ステップS47;No→S41;No)。制御部131は、廃棄情報の通知を受け付けると(ステップS47;Yes)、この廃棄情報に含まれた商品コードに対応する商品情報を商品マスタテーブル1371から読み出し(ステップS48)、廃棄品として表示部136に表示することで店員に報知する(ステップS49)。次いで、制御部131は、廃棄情報に含まれた各商品コードの個数を、見切り品管理テーブル1372の対応する商品コードの在庫数から減算し(ステップS50)、ステップS41に再び戻る。なお、ステップS50において、在庫数が“0”となった場合には、その商品コードのレコード自体を見切り品管理テーブル1372から削除する。
【0055】
これにより、見切り品とされた商品が見切販売位置に移動されたか否かを確認することができる。また、消費期限又は賞味期限を経過した商品については、その旨を店員に報知するとともに、見切り品管理テーブル1372から削除するため、消費期限又は賞味期限を経過した商品の除去を迅速に行うことができる。
【0056】
図10は、POS端末12とストアコンピュータ13との間で実行される処理の手順を示すフローチャートである。POS端末12の制御部121では、コードスキャナ128で読み取られた商品コードの入力を受け付けた後(ステップS61)、キーボード125から取引種別及び販売個数等の入力を受け付けると(ステップS62)、入力されたこれらの情報とともに、商品コードに対応する商品情報をストアコンピュータ13の商品マスタテーブル1371から読み出し、売上データを生成する(ステップS63)。
【0057】
制御部121は、キーボード125から現計キーの押下信号が入力されるまで(ステップS64;No)、ステップS61〜S63を繰り返し行い、現計キーの押下信号を受け付けると(ステップS64;Yes)、これまでに生成した売上データと、各売上データについて算出した売上合計金額と、この取引の取引番号とを売上登録としてストアコンピュータ13に送信する(ステップS65)。
【0058】
一方、ストアコンピュータ13の制御部131は、POS端末12から売上登録が通知されるまで待機し(ステップS71;No)、売上登録を受け付けると(ステップS71;Yes)、この売上登録に含まれた各情報を関連付け、店舗売上テーブル1373に登録する(ステップS72)。
【0059】
続いて、制御部131は、ステップS72で登録した売上データを参照し、取引種別が“見切り販売”の売上データが存在するか否かを判定する(ステップS73)。ここで、存在しないと判定した場合(ステップS73;No)、ステップS71に再び戻る。また、取引種別が“見切り販売”の売上データが存在すると判定した場合(ステップS73;Yes)、制御部131は、この売上データに含まれる売上数量を、当該売上データの商品コードに対応する見切り品管理テーブル1372の在庫数から減算し(ステップS74)、ステップS71に再び戻る。なお、ステップS74において、在庫数が“0“となった場合には、その商品コードのレコード自体を見切り品管理テーブル1372から削除する。
【0060】
これにより、見切り品が販売された場合には、見切り品管理テーブル1372に登録された情報を更新することができるため、見切販売位置に配置された見切り品(商品)の販売状態を、見切り品管理テーブル1372に反映することができる。なお、本実施形態では、取引種別が見切り取引の売上データを、通常の取引の売上データとともに管理する形態としたが、これに限らず、取引種別が“見切り販売”の売上データのみを抽出し、別途管理する形態としてもよい。また、取引種別が“見切り販売”の売上データの総売上金額を別途算出し、この総売上金額から広告配信サーバ20での広告配信による手数料を支払う形態としてもよい。
【0061】
図1に戻り、広告配信サーバ20は、ユーザ端末30に広告情報を提供するサーバ装置であって、LANやWAN等のネットワークN2を介して店舗内システム10及びユーザ端末30と接続されている。
【0062】
図11は、広告配信サーバ20の構成を模式的に示すブロック図である。同図に示すように、広告配信サーバ20は、CPU、ROM、RAM等で構成されるコンピュータ構成の制御部21を備え、バス22を介して接続された通信部23を用いて、ストアコンピュータ13及びユーザ端末30との間で相互にオンライン通信を実行し得るように構成されている。
【0063】
また、制御部21には、バス22及びI/O機器制御部24を介して、キーボードやマウス等の入力デバイスにより構成される入力部25、液晶ディスプレイ等の表示デバイスにより構成される表示部26、SSDやHDD等の記憶装置から構成される記憶部27が接続されている。
【0064】
制御部21は、記憶部27に記憶された各種の制御プログラムと協働することで、広告配信サーバ20を構成する各部の動作を制御する。また、制御部21は、記憶部27に記憶された制御プログラムと協働することで、広告配信に係る各種の機能を実現する。
【0065】
記憶部27は、制御部21のCPUにより実行される各種の制御プログラムを記憶している。また、記憶部27は、広告の配信先を管理する配信先管理テーブル271、ストアコンピュータ13から送信された広告掲載情報を管理する広告管理テーブル272等を記憶している。
【0066】
図12は、配信先管理テーブル271を構成するデータ項目の一例を示す図である。同図に示すように、配信先管理テーブル271は、配信先を示す配信先アドレス(例えば、メールアドレス等)や、商品分類(例えば、肉、野菜等の品種や分類コード)、特定の地域や店舗名を示す通知地域等の項目によって構成されている。
【0067】
制御部21は、通信部23を介してユーザ端末30から広告配信要求を受け付けると、この広告配信要求に含まれる配信先アドレス、商品分類及び通知地域を関連付けて配信先管理テーブル271に登録する。
【0068】
また、図13は、広告管理テーブル272を構成するデータ項目の一例を示す図である。同図に示すように、広告管理テーブル272は、店舗識別情報と、広告掲載情報として送信された商品情報(商品コード、商品名、通常価格、見切価格、商品分類コード等)とが格納される項目によって構成されている。
【0069】
制御部21は、通信部23を介してストアコンピュータ13から広告掲載情報を受け付けると、この広告掲載情報を送信したストアコンピュータ13の店舗識別情報と関連付け、広告管理テーブル272に登録する。
【0070】
また、制御部21は、配信先管理テーブル271に登録されたジャンル及び通知地域の条件に基づいて、広告管理テーブル272に登録された各レコードから該当するレコードを抽出する。そして、制御部21は、抽出したレコードに含まれる商品名や商品価格(見切り品価格)等から広告を生成すると、この広告を配信先アドレスに示された配信先に配信する。
【0071】
なお、店舗識別情報には、当該店舗識別情報に対応する店舗の店舗名や住所が予め定義されているものとし、この店舗識別情報から判明する店舗名や住所から、通知地域に対応する店舗識別情報が特定されるものとする。
【0072】
図1に戻り、ユーザ端末30は、広告の配信を受けるユーザが使用するPC(Personal Computer)や携帯電話機等の情報通信端末である。ユーザ端末30は、CPU、ROM、RAM等で構成される制御部、ユーザからの操作を受け付ける操作入力部、液晶ディスプレイ等の表示デバイスから構成される表示部、広告配信サーバ20等の外部装置と通信を行うための通信部を備えている(何れも図示せず)。
【0073】
広告配信サーバ20からの広告配信を所望するユーザは、配信先を示す配信先アドレスや、広告の配信を所望する商品分類、最寄りの店舗名や地域(通知地域)等を、操作入力部を介して入力し、広告配信要求として広告配信サーバ20に送信する。これにより、入力した条件に該当する商品(見切り品)の広告が広告配信サーバ20から配信されることになる。なお、広告配信要求の入力を支援する入力フォームを、広告配信サーバ20がユーザ端末30に提供する形態としてもよい。
【0074】
以下、図14を参照して、販売支援システム1全体の動作について説明する。ここで、図14は、販売支援システム1全体の動作の流れを示すフローチャートである。
【0075】
まず、販売支援システム1を利用するユーザ(消費者)から、広告の配信を所望する商品分類及び通知地域が、配信先を示す配信先アドレスとともにユーザ端末30に入力されると、ユーザ端末30の制御部はこれらの情報を受け付け(ステップS81)、広告配信要求として広告配信サーバ20に送信する(ステップS82)。
【0076】
広告配信サーバ20の制御部21では、ユーザ端末30から広告配信要求が通知されるまで待機し(ステップS83;No→ステップS86;No)、広告配信要求を受け付けると(ステップS83;Yes)、配信先管理テーブル271に登録する(ステップS84)。
【0077】
一方、店舗内システム10では、上述したタグ読取装置11、POS端末12及びストアコンピュータ13の協働により、見切り品とされた商品の商品情報を広告掲載情報として広告配信サーバ20へ送信する(ステップS85)。
【0078】
広告配信サーバ20の制御部21では、店舗内システム10から広告掲載情報が通知されるまで待機し(ステップS86;No→ステップS83;No)、広告掲載情報を受け付けると(ステップS86;Yes)、この広告掲載情報を送信したストアコンピュータ13の店舗識別情報と関連付け、広告管理テーブル272に登録する(ステップS87)。
【0079】
次いで、制御部21は、ステップS87で登録した広告掲載情報(商品情報)及び店舗識別情報の条件に該当する広告配信要求を配信先管理テーブル271から抽出する(ステップS88)。そして、制御部21は、ステップS86で抽出した広告配信要求の配信先アドレス宛に、ステップS87で登録した広告掲載情報から生成した広告情報を配信し(ステップS89)、本処理を終了する。
【0080】
以上のように、本実施形態によれば、店舗にて見切り品とされた商品の広告を迅速に行うことができるため、見切り品の販売支援を効率的に行うことができる。また、ユーザ(消費者)が設定した条件に合致する広告を配信することができるため、消費者の購買意欲を高めることが可能となり、集客率の増加を図ることができる。
【0081】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での種々の変更、置換、追加等が可能である。
【0082】
例えば、本実施形態では、タグ読取装置11(11a、11b)で鮮度情報と現在日時との比較を行う形態としたが、これに限らず、タグ読取装置11で読み取られたタグ情報をストアコンピュータ13が処理することで、ストアコンピュータ13が鮮度情報と現在日時との比較を行う形態としてもよい。
【0083】
また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
【0084】
また、上記プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0085】
1 販売支援システム
10 店舗内システム
11 タグ読取装置
111 タグ読取部
112 計時部
113 通信部
114 制御部
12 POS端末
121 制御部
122 バス
123 通信部
124 I/O機器制御部
125 キーボード
126 表示部
127 プリンタ
128 コードスキャナ
129 記憶部
13 ストアコンピュータ
131 制御部
132 バス
133 通信部
134 I/O機器制御部
135 入力部
136 表示部
137 記憶部
1371 商品マスタテーブル
1372 見切り品管理テーブル
1373 店舗売上テーブル
20 広告配信サーバ
21 制御部
22 バス
23 通信部
24 I/O機器制御部
25 入力部
26 表示部
27 記憶部
271 配信先管理テーブル
272 広告管理テーブル
30 ユーザ端末
【先行技術文献】
【特許文献】
【0086】
【特許文献1】特開2002−83369公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各店舗に設けられた店舗内装置と、前記店舗内装置と接続された配信サーバと、を有する販売支援システムであって、
前記店舗内装置は、
店舗内で販売される各商品に付加された電子タグから、当該商品を識別する商品コード及び当該商品の鮮度を日時で表した鮮度情報を読み取る読取手段と、
現在日時を計時する計時手段と、
前記読取手段で読み取られた鮮度情報が表す日時と、前記計時手段で計時された現在日時とを比較し、両日時の差が所定範囲内と判定した鮮度情報の商品コードを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された商品コードの商品に関する商品情報を、前記配信サーバへ送信する送信手段と、
を備え、
前記配信サーバは、前記送信手段から送信された商品情報を消費者端末宛に配信する配信手段を備えたことを特徴とする販売支援システム。
【請求項2】
前記店舗内装置は、
前記抽出手段により抽出された商品コードを記憶する見切り品記憶手段と、
前記抽出手段により抽出された商品コードに対応する商品が販売される位置に設けられた前記読取手段からの商品コードと、前記見切り品記憶手段が記憶する商品コードとを比較し、相違点を検出する相違点検出手段と、
前記相違点検出手段が検出した相違点を報知する相違点報知手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の販売支援システム。
【請求項3】
前記店舗内装置は、
前記読取手段で読み取られた鮮度情報が表す消費期限又は賞味期限と、前記計時手段で計時された現在日時とを比較し、前記消費期限又は賞味期限を経過した商品の商品コードを抽出する廃棄判定手段と、
前記廃棄判定手段で抽出された商品コードに対応する商品を廃棄品として報知する廃棄品報知手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の販売支援システム。
【請求項4】
前記送信手段は、自己の店舗を識別可能な店舗識別情報を前記商品情報とともに前記配信サーバへ送信し、
前記配信サーバは、
前記消費者端末への配信先となる配信先アドレス毎に、特定の店舗又は地域を指定した通知地域とを関連付けて記憶する配信先記憶手段を更に備え、
前記配信手段は、前記配信先記憶手段に記憶された配信先アドレスのうち、前記店舗識別情報が示す店舗又は当該店舗が存在する地域に該当する通知地域に関連付けられた配信先アドレス宛に、前記商品情報を配信することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の販売支援システム。
【請求項5】
前記送信手段は、前記商品コードに対応する商品の商品種別を少なくとも含んだ前記商品情報を送信し、
前記配信先記憶手段は、前記配信先アドレス毎に特定の商品種別を関連付けて記憶し、
前記配信手段は、前記配信先記憶手段に記憶された配信先アドレスのうち、前記商品情報に含まれた商品種別に対応する配信先アドレス宛に、当該商品情報を配信することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の販売支援システム。
【請求項6】
読取手段が、店舗内で販売される各商品に付加された電子タグから、当該商品を識別する商品コード及び当該商品の鮮度を日時で表した鮮度情報を読み取る読取工程と、
抽出手段が、前記読取工程で読み取られた鮮度情報が表す日時と現在日時とを比較し、両日時の差が所定範囲内と判定した鮮度情報の商品コードを抽出する抽出工程と、
配信手段が、前記抽出工程で抽出された商品コードの商品に関する商品情報を消費者端末宛に配信する配信工程と、
を含むことを特徴とする販売支援方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−113265(P2011−113265A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−268599(P2009−268599)
【出願日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】