説明

貯尿保冷ボックス

【課題】 尿を低温保存可能にして、在宅による24時間貯尿検査を可能にする。
【解決手段】 箱本体1を発泡材より作成し、該箱本体1の内側4面と底面に着脱自在に保冷剤17〜21を配置し、上端の対向する2つの縁に筒部が形成された透明フィルム製の貯尿袋23を箱本体1内に収納し、前記貯尿袋23の筒部に2本の袋支え棒24,25をそれぞれ挿通して前記箱本体1の開口縁の相対する2辺の間に互いに平行に架け渡しし、前記箱本体1の上端に開閉自在または着脱自在に発泡材からなる蓋14を被せる。前記2本の袋支え棒24,25の両端を収納して保持する凹部4〜9を前記箱本体1の開口縁の相対する2辺の中央部およびその外側にそれぞれ形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、24時間貯尿検査のために、在宅で尿を採取して低温で保存する貯尿保冷ボックスに関する。
【背景技術】
【0002】
透析導入前の腎不全患者は、その検査として24時間貯尿検査が必要である。これは、患者が24時間の間に排泄した尿をまとめてその全量について検査するものである。このとき、採取した尿は常温で保存すると、細菌が繁殖したり、酸素や光により成分が変質したりするため、低温、通常は7度C以下で保管しなければならない。そのため、患者は、尿を低温で保存する設備を備えた病院等に一昼夜入院して、尿を採取しなければならなかった。なお、従来、尿を変質することなく保管する装置として、特許文献1に記載の「尿検体の採取・保存方法及びその器具」が提案されている。これは、尿が変質しないように減圧密封された回収容器に採取した尿をフィルターを介して吸引して保管するものである。
【特許文献1】特開2001−108581号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した保存器具は、低温に保つ装置がないため、24時間貯尿検査には使用できなかった。このように、従来は、24時間貯尿検査を実施する場合、低温貯蔵装置を備えた病院でしか実施できず、在宅では無理であった。そのため、在宅で採尿および低温保存ができる簡易な装置器具の出現が望まれていた。そこで、本発明は、24時間貯尿検査のために在宅で採尿および低温保存ができる簡易な貯尿保冷ボックスを提案することを目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明は、発泡材からなる箱本体と、該箱本体の内側4面と底面に着脱自在に配置された保冷剤と、上端の対向する2つの縁に筒部が形成された透明フィルム製の貯尿袋と、該貯尿袋を前記箱本体内に収納した状態で前記貯尿袋の筒部を挿通して前記箱本体の開口縁の相対する2辺の間に互いに平行に架け渡された2本の袋支え棒と、前記箱本体の上端に開閉自在または着脱自在に取り付けられた発泡材からなる蓋とを備えたことを特徴とする。
【0005】
ここで、前記2本の袋支え棒の両端を収納して保持する凹部を前記箱本体の開口縁の相対する2辺の中央部およびその外側にそれぞれ形成することが好ましい。
また、前記保冷剤のうち少なくとも箱本体内側4面に配置される保冷剤は平板状の樹脂製容器内に充填されたものであって、箱本体内側底面に突設された突起により下端の位置が箱本体内側4面寄りに保持されるように構成することが好ましい。
また、前記突起は箱本体内側4面と平行に突設されたリブであって、リブ長手方向に適間隔で切り込みが形成されて該切り込みを冷気が通過可能にすることが好ましい。
また、前記袋支え棒のうち一方は断面形状をコ字形にし、他方の断面形状を前記コ字形部分に嵌合可能な突起を有する凸字形状に形成して、尿注入時は前記袋支え棒を互いに分離拡開して貯尿袋を開放し、尿注入時以外は前記袋支え棒を互いに嵌合して貯尿袋を封止することが好ましい。
また、前記蓋の平面形状は前記箱本体の上端との当接部の少なくとも一部が前記箱本体の上端よりも大きくすることが好ましい。
【発明の効果】
【0006】
以上述べたように本発明によれば、保冷剤を収納した箱本体内に、2本の袋支え棒により貯尿袋を支持しておくことで、採取した尿をその貯尿袋内に注入して低温に保管することが可能となり、在宅で24時間貯尿検査のための採尿が可能になる。
また、2本の袋支え棒を開閉式にしたことで、貯尿袋内の口を封止することが可能となり、尿の臭いが外部に漏れることを防止できる。
さらには、蓋の形状を箱本体よりも大きくしたことで、蓋の開閉操作が容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る貯尿保冷ボックスの箱本体を示す平面図であり、図2は図1のA−A線の断面図であり、図3は図1のB−B線の断面図であり、図4は図2の右側面図であり、図5は底面図である。箱本体1は、断熱性にすぐれた発泡スチロール等の発泡材により形成されて、図示されるように、箱本体1の底部の左右に2本のリブ2,3が突設されており、左右の内面に立てられた保冷剤(図示せず)の下端側面に当接して保冷剤を保持するように構成されている。
【0008】
また、図1において、箱本体1の上端の縁の部分の上の辺と下の辺のそれぞれ内側に左右と中央の3箇所に、凹部4〜9が形成されている。この凹部4〜9には、図示しない2本の袋支え棒がそれぞれ上下方向に架け渡される。後述する尿注入時には、2本の袋支え棒がそれぞれ左右の凹部4,6と凹部7,9に架け渡され、図示しない貯尿袋を開放する。また、尿注入時以外は、2本の袋支え棒がそれぞれ中央の凹部5,8に架け渡され、図示しない貯尿袋を封止する。
【0009】
また、図1において、箱本体1の縁の部分の左の辺と右の辺のそれぞれの外側に把手11,12が突設されている。なお、把手11,12の図1における下端は、切り欠かれて、後述する蓋を外すときに蓋を把持しやすくしている。箱本体1は、この把手11,12を設けたことで、把持しやすくなって持ち運びが安定し、尿を貯留した状態で持ち運びする場合に、手元が滑って箱本体1を落として、尿を飛散させる事故を防止できる。
【0010】
次に、蓋について説明する。図6は蓋14の底面図であり、図7は図6のC−C線断面図であり、図8は図6を手前から見た正面図であり、図9は蓋14の平面図である。蓋14は箱本体1と同一な断熱性にすぐれた発泡スチロール等の発泡材により形成されている。蓋14は、図示されるように、箱本体1の上端開口部と嵌合して密封可能な突起15が、下面の外周部に突設されている。なお、図示しないが、箱本体1と蓋14を蝶番により接続して、蓋14を開閉できる構造にすることも可能である。
【0011】
次に、使用方法について説明する。図10は箱本体1から蓋14を外して尿の注入可能な状態を示す縦断面図であり、図11は図10から貯尿袋23を除去して箱本体1の内部を示した平面図であり、図12は尿を注入した後に蓋14を閉じた状態を示す断面図である。図示されるように、箱本体1の内側底部には、リブ2,3の間に、袋詰めされた保冷剤17が載置され、さらに、リブ2,3の外側に横幅がリブ2,3と略同一の平板状の容器に充填された保冷剤18,19が垂直方向に挿入されている。保冷剤18,19の下端は、リブ2,3により保持されているため、保冷剤18,19の下端が内側に寄らないように支えられている。
【0012】
保冷剤18,19の外側には、箱本体1の内側の左右方向の長さに横幅が略等しい平板状の容器に充填された保冷剤20,21が垂直方向に挿入されている。保冷剤20,21は、左右方向が箱本体1の内側面に保持され、図11における上下方向が箱本体1の内側面と保冷剤18,19に当接して保持されるため、内側に寄らないように安定して支えられる。これら保冷剤17〜21は、使用前に冷凍庫に保管されて充分に冷えた状態で箱本体1に挿入される。
【0013】
次に、保冷剤17〜21が挿入された箱本体1の内側に、ポリエチレン等の透明フィルム製の貯尿袋23が挿入される。貯尿袋23の上端の対向する2つの縁は、折り返されて貫通する筒部が形成されている。これらの筒部内に、袋支え棒24,25を挿通して、その両端を箱本体1の上端に形成されている凹部4,6と凹部7,9との間に架け渡す。図10に示される状態で、貯尿袋23の上端は開放されているため、採取した尿を、貯尿袋23の内部に注入することが可能である。
【0014】
尿が貯尿袋23の内部に注入されると、尿の臭いが発散しないように、袋支え棒24,25を持ち上げて、凹部4,6と凹部7,9から凹部5,8へ移動するとともに、袋支え棒24,25を互いに当接したまま半回転または1回転して、貯尿袋23の上端の一部を袋支え棒24,25に巻き付ける。すると、貯尿袋23の上端は袋支え棒24,25により封止される。この状態で、箱本体1の上端に、蓋14の突起15を嵌合させて密封する。その状態を示したのが図12であり、箱本体1の内部が外気と遮断される。また、尿自体も、体温に近い温度で、注入されるが、保冷剤17〜21により、冷却されて低温に保たれる。このように、注入された尿は、貯尿袋23と蓋14とにより二重に外気と遮蔽され、さらに低温に冷やされるため、変質が防がれる。
【0015】
また、再度、採取した尿を注入する際は、蓋14を取り外して箱本体1を開放し、袋支え棒24,25を両側へ離間して貯尿袋23を開口することにより注入可能となる。尿の注入がすんだら再度、貯尿袋23を閉じ、蓋14を被せる。このようにして、順次採取した尿を注入していくことで、24時間の採尿と低温保存が可能となる。また、尿の注入時以外は、箱本体1は蓋14により閉じられて、尿が視界にふれられることがなく外観を損なうことがない。同様に、貯尿袋23に溜められた尿の臭いも、二重に遮断されるため、周囲に発散されることもない。
【0016】
次に、本発明の貯尿保冷ボックスにおける箱本体の内側底部の保冷剤を保持する部分の構造の他の実施形態について説明する。図13は、箱本体の内側底部の保冷剤を保持する部分の斜視図である。図示例では、使用される保冷剤26の横幅が箱本体の内側寸法よりもその厚み分短かくしたものを4個使用し、その保冷剤26を巴状に配置する。すなわち、1個の保冷剤26の水平方向先端を箱本体の内壁に当接し、その後方に形成される隙間に、後方の隣に配置される保冷剤26の先頭部分を挿入する。以下、同様に、保冷剤26を順に後方へ挿入配置することで、4個の保冷剤26はそれぞれが回転対称に配置される。
【0017】
このように、巴状に保冷剤26を配置した場合、先頭部の内側側面は隣の保冷剤の後端に保持されて、内側に移動しないように保持されるが、後端部は内側が保持されないため、内側へ移動するおそれがある。そこで、巴状に配置された保冷剤26の内側の箱本体底面にリブ27をそれぞれ突設して、保冷剤26の下端が内側に移動しないように保持する構造とした。4辺からなるリブ27には、各辺のそれぞれ3箇所に切り込み28を形成して、保冷剤26の表面で発生した冷気が、矢印に示すように、切り込み28を通過して、箱本体底部への流入を可能にした。なお、図示しないが、箱本体の内側底面に突設するリブは、中間部分を削除して、四隅にそれぞれピン状に突設する構造とすることも可能である。
【0018】
次に、本発明の貯尿保冷ボックスにおける袋支え棒の他の実施形態について説明する。図14は1対の袋支え棒の他の実施形態を示す斜視図であり、図15はその1対の袋支え棒を貯尿袋に挿通した状態を示す断面図であり、図16は1対の袋支え棒が互いに嵌合された状態を示す斜視図であり、図17は袋支え棒とそれを保持する凹部を示す側面図である。図示されるように、一方の袋支え棒31は断面コ字形に形成され、他方の袋支え棒32は袋支え棒31と嵌合可能な断面凸字形に形成されている。これら1対の袋支え棒31,32は、図15に示されるように、貯尿袋33の開口部の縁に形成された筒部34,35に挿通されて、図示しない箱本体の開口縁部に架け渡される。
【0019】
尿が貯尿袋33に注入される際は、図15のように、袋支え棒31,32は互いに離間されて保持される。尿の貯尿袋33への注入時以外は、図16に示されるように、袋支え棒31,32が互いに嵌合されて貯尿袋33の上端を封止する。この状態では、貯尿袋33が確実に封止されているため、箱本体を輸送中に、箱本体が揺れても、尿が漏れることが防げる。また、誤って輸送中に、箱本体が転倒しても、貯尿袋33から尿が漏れることを防止できる。なお、図17は、互いに嵌合された袋支え棒31,32が架け渡される箱本体中央の凹部36の形状を示す。
【0020】
次に、以上のように構成された貯尿保冷ボックスの使用試験の結果について説明する。
図18は、使用試験における温度変化を示すグラフである。試験は、上述した箱本体および蓋を発泡スチロールにより作成し、保冷剤として、750gと350gの保冷剤をそれぞれ2個12時間以上冷凍したものを挿入し、蓋をして室内に設置しておき、尿に見立てた湯を注入して内部の温度変化を測定した。室内温度は20.5〜26.8°Cで平均22.6°Cであった。温度を測定するセンサは、尿の温度測定するものを貯尿袋内に設置し、室温を測定するものを蓋表面に設置した。実験では、尿の代わりに、温度34°Cのお湯400〜500mlを1.5時間間隔で注入し、総量で3リットル注入した。
【0021】
結果は、図18に示されるように、湯の投入時前後は液温が上下に変動するが、平均では目標とする7°Cが保たれた。また、湯の投入終了後は、液温は安定して、最後は、7°Cを若干超えるが、全体ではほぼ、7°Cに保たれたことが確認できた。この試験結果から、本発明の貯尿保冷ボックスを用いて、在宅で24時間採尿して、24時間貯尿検査を実施することが充分可能であることが確認できた。
【0022】
すなわち、本発明の貯尿保冷ボックスを用いて在宅で採取された尿は、貯尿保冷ボックスのまま、検査センタへ搬送することで、従来困難であった、在宅による24時間貯尿検査が可能となる。特に、本発明の貯尿保冷ボックスは、家庭のトイレに設置可能であり、家庭の冷蔵庫で冷却した保冷剤を使用することで、特別な冷却装置を設置することなく、在宅での24時間貯尿検査が可能となり、数多くの透析導入前の腎不全患者における24時間貯尿検査のための入院が解消されて、患者への負担が軽減される。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明は、在宅による24時間貯尿検査を可能にする以外に、小規模な病院等で充分な尿の低温貯蔵設備が備わっていない場合にも利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明に係る貯尿保冷ボックスの箱本体を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】図1のB−B線の断面図である。
【図4】図2の右側面図である。
【図5】図2の底面図である。
【図6】本発明に係る貯尿保冷ボックスの蓋の底面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】図6を手前から見た正面図である。
【図9】蓋の平面図である。
【図10】箱本体の使用状態を示す縦断面図である。
【図11】図10から貯尿袋を除去して内部を示した平面図である。
【図12】箱本体の使用状態を示す断面図である。
【図13】箱本体の内側底部の他の実施形態を示す斜視図である。
【図14】袋支え棒の他の実施形態を示す斜視図である。
【図15】図14の袋支え棒を貯尿袋に挿通した状態を示す断面図である。
【図16】図14の袋支え棒が互いに嵌合された状態を示す斜視図である。
【図17】袋支え棒とそれを保持する凹部を示す側面図である。
【図18】本発明の貯尿保冷ボックスの使用試験の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
【0025】
1 箱本体
2,3 リブ
4〜9 凹部
11,12 把手
14 蓋
15 突起
17〜21 保冷剤
23 貯尿袋
24,25 袋支え棒
26 保冷剤
27 リブ
28 切り込み
31,32 袋支え棒
33 貯尿袋
34,35 筒部
36 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】

発泡材からなる箱本体と、
該箱本体の内側4面と底面に着脱自在に配置された保冷剤と、
上端の対向する2つの縁に筒部が形成された透明フィルム製の貯尿袋と、
該貯尿袋を前記箱本体内に収納した状態で前記貯尿袋の筒部を挿通して前記箱本体の開口縁の相対する2辺の間に互いに平行に架け渡された2本の袋支え棒と、
前記箱本体の上端に開閉自在または着脱自在に取り付けられた発泡材からなる蓋と、
を備えたことを特徴とする貯尿保冷ボックス。
【請求項2】
請求項1に記載の貯尿保冷ボックスにおいて、
前記2本の袋支え棒の両端を収納して保持する凹部を前記箱本体の開口縁の相対する2辺の中央部およびその外側にそれぞれ形成したことを特徴とする貯尿保冷ボックス。
【請求項3】
請求項1または2に記載の貯尿保冷ボックスにおいて、
前記保冷剤のうち少なくとも箱本体内側4面に配置される保冷剤は平板状の樹脂製容器内に充填されたものであって、箱本体内側底面に突設された突起により下端の位置が箱本体内側4面寄りに保持されたことを特徴とする貯尿保冷ボックス。
【請求項4】
請求項3に記載の貯尿保冷ボックスにおいて、
前記突起は箱本体内側4面と平行に突設されたリブであって、リブ長手方向に適間隔で切り込みが形成されて該切り込みを冷気が通過可能にしたことを特徴とする貯尿保冷ボックス。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載の貯尿保冷ボックスにおいて、
前記袋支え棒のうち一方は断面形状をコ字形にし、他方の断面形状を前記コ字形部分に嵌合可能な突起を有する凸字形状に形成して、尿注入時は前記袋支え棒を互いに分離拡開して貯尿袋を開放し、尿注入時以外は前記袋支え棒を互いに嵌合して貯尿袋を封止することを可能にしたことを特徴とする貯尿保冷ボックス。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載の貯尿保冷ボックスにおいて、
前記蓋の平面形状は前記箱本体の上端との当接部の少なくとも一部が前記箱本体の上端よりも大きくしたことを特徴とする貯尿保冷ボックス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2006−162532(P2006−162532A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−357607(P2004−357607)
【出願日】平成16年12月10日(2004.12.10)
【出願人】(592120025)株式会社カルックス (1)
【Fターム(参考)】