説明

超微細粒焼砂生物濾過装置

【課題】 河川や地下から採取した原水中の、人体に有害な物質の大部分と、これまで除去できなかったヒ素成分とを一連の浄化作業の中で確実に除去できる超微粒焼砂生物濾過装置を提供する。
【解決手段】 原水を微生物処理するとともに夾雑物を濾過する濾過砂層(111)と、濾過砂層の上方に設けられた原水供給部(112)と、濾過砂層の下方に設けられた濾過済み水の取出し口部(113)と、濾過槽内の濾過砂層上方に着脱可能に保持され、原水に含有されたヒ素成分を吸着し得る吸着材をネット体(114A)に担持し該ネット体の外周にフレーム(114B)を固定して構成されたネットフィルタ(114)と、フレームの外側に設けられ、圧力流体によって膨出してフレームと濾過槽内面との間をシールするチューブ(114E)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は超微細粒焼砂生物濾過装置に関し、特に河川や地下から採取した水(以下、「原水」という)を飲料水などに処理する際に、原水に溶け込んだヒ素成分及び人体への有害成分を確実に除去できるようにした装置に関する。
【背景技術】
【0002】
原水から飲料水を生成する方式には一般的に緩速濾過方式と急速濾過方式とが知られている。緩速濾過方式は原水を濾過砂層によって微生物処理するとともに夾雑物を濾過することによって浄化するという方式であり、本件発明者らは超微細粒焼砂を含む濾過砂層によって微生物処理するとともに夾雑物を濾過する超微細粒焼砂生物濾過装置を開発し実用化するに至った。この超微細粒焼砂生物濾過装置は塩素などの薬品を使用して処理する急速濾過方式に比して処理速度は遅いものの、薬品臭さが少ないという点で飲料用には優れている(特許文献1、特許文献2)。
【0003】
ところで、飲み水の浄化処理をする前には夾雑物とともに、人体に有害な物質が溶け込み混ざり合っている。通常、この種の有害物質は物理的な細かい膜目を通して浄化することが行われているが、ヒ素成分の除去は難しい。ヒ素は様々な形態で土壌に存在し、飲料水がヒ素で汚染されると健康被害が懸念されることから、ヒ素を可能な限り除去することが求められる。例えば、水道法によるヒ素濃度の水質基準値は0.01mg/l以下である。従来、吸着によってヒ素成分を除去する方法(特許文献3)、酸化剤と凝集剤によってヒ素成分を凝集共沈させて除去する方法(特許文献4)、などが知られており、これらの方法を上述の超微細粒焼砂生物濾過装置に採用することが考えられる。
【0004】
【特許文献1】特開平07−308518号公報
【特許文献2】特許第3406258号公報
【特許文献3】特表2007−505736号公報
【特許文献4】特許第3546794号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、吸着法では吸着量が飽和する毎に、吸着材を交換する必要があるが、交換作業に時間がかかり、ヒ素を吸着除去する予備の設備がないとその間は飲料水の生成を休止する必要がある。
【0006】
他方、凝集共沈法ではヒ素の量によっては多量の凝集剤を必要とし、しかもヒ素含有スラッジを沈澱させるのに時間がかかり、さらにはヒ素含有スラッジの処理が繁雑で手数を要する。従来の吸着法及び凝集共沈法のいずれの方法も超微細粒焼砂生物濾過装置に適用することは難しい。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑み、ヒ素成分の除去を簡単にかつ確実に行うことができ、吸着量の飽和時に吸着材を迅速に交換できるようにした超微細粒焼砂生物濾過装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る超微細粒焼砂生物濾過装置は、濾過砂層によって原水を生物処理するとともに夾雑物を濾過するようにした超微細粒焼砂生物濾過装置において、濾過槽内に設けられ、超微細粒の焼砂の層を有し、原水を微生物処理するとともに夾雑物を濾過する濾過砂層と、上記濾過砂層の上方に設けられ、原水を受入れて濾過砂層に原水を供給する原水供給部と、上記濾過砂層の下方に設けられ、濾過済み水を取り出す取出し口部と、上記濾過槽内の濾過砂層上方に着脱可能に保持され、原水に含有されたヒ素成分を吸着し得る吸着材をネット体に担持し該ネット体の外周にフレームを固定して構成されたネットフィルタと、該ネットフィルタのフレームの外側に設けられ、圧力流体によって膨出されて上記フレームと濾過槽内面との間をシールするチューブと、を備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明の第1の特徴は原水を濾過砂層に供給する前に、吸着材を担持させたネット体を通過させ、原水に含まれるヒ素をネット体の吸着材に吸着させるようにした点にある。これにより、濾過槽内でヒ素の除去を行うことができる。
【0010】
本発明の第2の特徴はネット体のフレーム外側にチューブを設けてこれに圧力流体を送り、膨出したチューブによってネット体のフレームと濾過槽の内面との間をシールするようにした点にある。
【0011】
これにより、ヒ素成分を含んだ原水がネット体を通過せずに濾過砂層に供給されることはなく、ヒ素成分をより確実に除去することができる一方、吸着量が飽和したときにはチューブを収縮させると、ネットフィルタを濾過槽から簡単に取り出すことができ、ネットフィルタの交換を迅速に行うことができ、超微細粒焼砂生物濾過装置の稼働を休止する時間を大幅に短縮できる。
【0012】
ネット体は微細な目開きであることが必要である。目開きが大き過ぎると、ヒ素成分がネット体の目を通過してしまうからである。具体的には、ネット体は0.053mm〜0.283mmの範囲内の目開きが好ましい。
【0013】
ネットフィルタのネット体は吸着材を担持できるものであればよいが、飲料水への影響を考慮すると、ステンレス鋼、例えばSUS304製の金網を採用するのがよい。
【0014】
ネットフィルタの吸着材はヒ素成分を吸着できる材料でよく、例えば活性炭、活性アルミナ、ゼオライト、チタン酸、ジルコニウム水酸物などを用いることができるが、5価のヒ素成分だけでなく、3価のヒ素成分も確実に吸着できるようにマンガン酸化物を用いると、マンガン成分や鉄成分など、原水に含まれる人体に有害な物質を吸着除去することができる(例えば、特開2003−160338号公報、参照)。
【0015】
ネットフィルタは膨出したチューブによって濾過槽内面に保持してもよいが、圧力流体の供給が停止されると、濾過槽内面から外れ、ネット体に吸着されたヒ素が濾過砂層側に洩れるおそれがある。そこで、ヒ素フィルタは取付けブラケットによって濾過槽の上端縁から着脱可能に吊り下げるようにするのがよい。
【0016】
濾過砂層は公知のものを採用することができる。例えば、平均径0.08mm〜0.3mmの第1の微細砂層と、該第1の微細砂層の下側に設けられ、平均径0.4mm〜1.8mmの第2の細砂層と、該第2の細砂層の下側に設けられ、平均径2mm〜20mmの第3の砂利層及びぐり石層から構成されることができる。焼砂を用いたのは山砂、川砂、海砂に付着する有機性不純物や雑菌、その他の夾雑物を焼くことによって予め除去し、濾過砂層に規定の濁度、30度よりも優れた洗浄濁度を得るためである。
【0017】
さらに、超微細粒焼砂生物濾過装置の洗浄効率を高める上で、濾過砂層の表面に生成するヘドロを分解し減少させることが重要である。そこで、濾過砂層とネットフィルタとの間に設けられ、ホルダーに濾過砂層に向けて洗浄水を吹き付ける洗浄ノズルを取付けて構成される濾過砂洗浄具を更に備えるのが好ましい。
【0018】
また、ヘドロの分解を促進する上で、濾過砂層の微生物に対してエアーレーションを行って活性化するのが望ましい。そこで、濾過砂層とネットフィルタとの間に設けられ、濾過砂層の微生物に対してエアーレーションを行うエアーノズルをホルダーに取付けて構成されるエアーレション具を更に備えるのがよい。
【0019】
この場合、濾過砂洗浄具のホルダーには濾過砂層の微生物に対してエアーレーションを行うエアーノズルを取付けてエアーレション具の機能を兼用させることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図4は本発明に係る超微細粒焼砂生物濾過装置の好ましい実施形態を示す。図において、濾過設備10には複数、例えば3台の超微細粒焼砂生物濾過装置11が設けられ、3つの超微細粒焼砂生物濾過装置11の上部には地下水(原水)Wを送給する既設管12から分岐された原水供給管13によって原水Wが供給されるようになっている。
【0021】
超微細粒焼砂生物濾過装置11には濾過済み水(飲料水)を取り出す取出し管14が接続され、取出し管14は仮貯水槽15に接続され、仮貯水槽15には給水ポンプ16が投入され、給水ポンプ16には給水管17が接続され、給水管17は本水槽18に接続され、本水槽18内の飲料水は加圧ポンプ19及び送水管20によって所定の場所に送水されるようになっている。
【0022】
超微細粒焼砂生物濾過装置11は濾過槽110を備え、濾過槽110は例えば高さ2000mm及び内径800mmの有底円筒状をなし、上端開口は蓋(図示せず)によって封鎖されるようになっている。
【0023】
この濾過槽110内には下半部に濾過砂層111が設けられ、濾過砂層111の上方は原水を受け入れて一時貯水して濾過砂層111に供給する原水供給部112が設けられ、濾過砂層111の下側には逆洗浄装置115が設けられるとともに、濾部槽110の槽壁には濾過済み水を取り出す取出し口部113が形成され、取出し口部113には取出し管14が接続されている。
【0024】
濾過槽110の原水供給部112内にはネットフィルタ114が内蔵されている。このネットフィルタ114では図3に示されるように、ネット体114Aは例えば線径0.051mmのステンレス鋼線を用い、200メッシュ、つまり目開き0.076mmの金網に製作され、金網の線には吸着材、例えば二酸化マンガンの粉体が溶着などによって担持されている。
【0025】
このネット体114Aは短尺円筒状のフレーム114Bの中段受け面114H上にブラケット114Dを介して搭載され、上方から押えブラケット114Cが重ねられてボルト・ナットによって締め付け固定され、フレーム114Bの中段受け面114Hの下側には逆洗浄用パイプ114Fが配置され、逆洗浄用パイプ114Fは外部の処理済み逆洗水の供給源(図示せず)に接続され、逆洗用処理水Waterが供給されてネット体114Aを逆洗浄できるようになっている。
【0026】
フレーム114Bの外周面には取付けフランジ114Jが上下に間隔をあけて形成され、取付けフランジ114Jの間には弾性チューブ、例えばゴムチューブ114Eが嵌め込まれ、ゴムチューブ114Eには外部のエアー供給源(図示せず)からエアーAirが供給されてゴムチューブ114Eは膨出し、フレーム114Bと濾過槽110の内面との間をシールするようになっている。
【0027】
また、フレーム114Bには取付け金具114Gの下端部が固定され、取付け金具114Gは濾過槽110の上端縁に着脱可能に取付けられてネット体114A及びフレーム114Bを吊り下げ支持するようになっている。
【0028】
濾過砂層111は図4に示されるように、平均径0.08mm〜0.3mmの第1の微細焼砂層111Aと、第1の微細焼砂層111Aの下側に設けられ、平均径0.4mm〜1.8mmの第2の細焼砂層111Bと、第2の細焼砂層111Bの下側に設けられ、平均径2mm〜20mmの第3の砂利層及びぐり石層111Cとから構成され、第1の微細焼砂層111A、第2の細焼砂層111B及び第3の砂利層及びぐり石層111Cは必要に応じて濾過布、例えば絹布に包まれている。
【0029】
原水が原水供給部112内で受け入れられると、原水はその自重によって下方の濾過砂層111に向けて供給され、濾過砂層111の表面に付着した微生物によって処理されるとともに、濾過砂層111を通過する際に夾雑物が濾過され、濾過済み水が取出し口部113から取り出される。
【0030】
その際、ネットフィルタ114では原水に含有されるマンガン成分や鉄成分などの人体に有害な物質がネット体114Aの二酸化マンガンに吸着され、この二酸化マンガン及びマンガン成分にヒ素成分が吸着され、原水に含有された有害物質及びヒ素成分は確実に除去される。
【0031】
本件発明者らの実験によれば処理済みの飲料水のヒ素濃度は水道法によるヒ素濃度の水質基準値は0.01mg/l未満にでき、ネット体114Aにはヒ素成分及び人体有害物質が霜状に吸着していることが確認された。
【0032】
ネットフィルタ114の吸着量が増加し、吸着能力が低下してくると、適量の逆洗用処理水Waterを供給し、ネット体114Aの逆洗浄を行うと、吸着された成分がネット体114Aから離れて分散した後、ネット体114Aの全体に分散して吸着されるので、吸着能力を回復させることができる。
【0033】
ネットフィルタ114の吸着量が飽和した場合、エアーAirの供給を停止してゴムチューブ114Eを収縮させた後、取付け金具114Gを緩めて引き上げると、ネットフィルタ114を濾過槽110から引き上げることができるので、新しいネットフィルタ114を濾過槽110内にセットし、ゴムチューブ114EにエアーAirを供給し、ゴムチューブ114Eを膨出させると、ネットフィルタ114のフレーム114Bと濾過槽110との間をシールすることができ、ヒ素成分や有害分子がネットフィルタ114のフレーム114Bと濾過槽110との間を通過して濾過砂層111に供給されることはない。
【0034】
図5及び図6は第2の実施形態を示す。本例では濾過槽110内の濾過砂層111とネットフィルタ114との間にエアーレーション機能付き濾過砂洗浄具120を設けている点が第1の実施形態と異なっている。
【0035】
エアーレーション機能付き濾過砂洗浄具120は円形のホルダー121を備え、ホルダー121は濾過槽110内壁面に固定された支持当たり具119上に搭載されている。このホルダー121には複数の洗浄ノズル122と複数のエアーノズル123が縦横に配列してかつ下向きに取付けられ、洗浄ノズル122及びエアーノズル123は各々給水ホース及びエアーホースによって接続されている。
【0036】
給水ホース及びエアーホースはマニホールドジャンクション124に接続され、マニホールドジャンクション124には給水ホース125及びエアーホース126が接続されている。
【0037】
本例ではネットフィルタ114の下側にエアーレーション機能付き濾過砂洗浄具120が設けられており、濾過砂層111の表面に付着した微生物によって原水が処理されるとともに、濾過砂層111を通過する際に夾雑物が濾過され、こうした生物濾過処理が行われ、濾過砂槽111の表面にヘドロがこびりつくようになると、給水ホース125から洗浄水を給水するとともに、エアーホース126からエアーを供給する。
【0038】
すると、濾過砂槽111の表面のヘドロが舞い上がり、同時にエアーノズルからエアーが吹き付けられて濾過砂槽111の微生物に対してエアーレーションが行われ、微生物が発生化されるので、ヘドロの分解が促進されて減少し、これによって超微細粒焼砂生物濾過装置の優れた処理能力を長期間にわたって維持できる。
【0039】
また、生物濾過処理を行っている際に、適当な時間間隔で濾過砂槽111の微生物に対してエアーレーションを行い、微生物を活性化するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明によれば、河川や地下から採取した原水を飲料水などに浄化処理する際に、原水に溶け込んでいる、人体に有害な物質の大部分と、これまで除去できなかったヒ素成分をも一連の浄化作業の中で確実に除去でき、その実用価値は高い。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係る超微細粒焼砂生物濾過装置の好ましい実施形態を備えた濾過設備を示す全体構成図である。
【図2】上記実施形態を示す概略断面構成図である。
【図3】上記実施形態を示す要部切欠き斜視図である。
【図4】上記実施形態における濾過砂層の構造を示す図である。
【図5】本発明に係る超微細粒焼砂生物濾過装置の第2の実施形態を示す全体構成図である。
【図6】上記実施形態におけるエアーレション機能付きの濾過砂洗浄具兼を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
【0042】
11 超微細粒焼砂生物濾過装置
110 濾過槽
111 濾過砂層
112 原水供給部
113 取出し口部
114 ネットフィルタ
114A ネット体
114B フレーム
114E ゴムチューブ
114G 取付け金具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
濾過砂層によって原水を生物処理するとともに夾雑物を濾過するようにした超微細粒焼砂生物濾過装置において、
濾過槽内に設けられ、超微細粒の焼砂の層を有し、原水を微生物処理するとともに夾雑物を濾過する濾過砂層と、
上記濾過砂層の上方に設けられ、原水を受入れて濾過砂層に原水を供給する原水供給部と、
上記濾過砂層の下方に設けられ、濾過済み水を取り出す取出し口部と、
上記濾過槽内の濾過砂層上方に着脱可能に保持され、原水に含有されたヒ素成分を吸着し得る吸着材をネット体に担持し該ネット体の外周にフレームを固定して構成されたネットフィルタと、
該ネットフィルタのフレームの外側に設けられ、圧力流体によって膨出されて上記フレームと濾過槽内面との間をシールするチューブと、
を備えたことを特徴とする超微細粒焼砂生物濾過装置。
【請求項2】
上記ネット体は微細な目開きを有する請求項1記載の超微細粒焼砂生物濾過装置。
【請求項3】
上記ネット体は0.053mm〜0.283mmの範囲内の目開きのステンレス鋼製の金網で製作されている請求項2記載の超微細粒焼砂生物濾過装置。
【請求項4】
上記ネット体の吸着材がマンガン酸化物であり、ヒ素成分とともに人体に有害な物質を吸着し得るようになした請求項1記載の超微細粒焼砂生物濾過装置。
【請求項5】
上記ネットフィルタは取付けブラケットによって上記濾過槽の上端縁から着脱可能に吊り下られている請求項1記載の超微細粒焼砂生物濾過装置。
【請求項6】
上記濾過砂層は、平均径0.08mm〜0.3mmの第1の微細焼砂層と、該第1の微細焼砂層の下側に設けられ、平均径0.4mm〜1.8mmの第2の細焼砂層と、該第2の細焼砂層の下側に設けられ、平均径2mm〜20mmの第3の砂利層及びぐり石層から構成される請求項1記載の超微細粒焼砂生物濾過装置。
【請求項7】
上記濾過砂層とネットフィルタとの間に設けられ、上記濾過砂層に向けて洗浄水を吹き付ける洗浄ノズルをホルダーに取付けて構成される濾過砂洗浄具を更に備えた請求項1記載の超微細粒焼砂生物濾過装置。
【請求項8】
上記濾過砂層とネットフィルタとの間に設けられ、上記濾過砂層の微生物に対してエアーレーションを行うエアーノズルをホルダーに取付けて構成されるエアーレション具を更に備えた請求項1記載の超微細粒焼砂生物濾過装置。
【請求項9】
上記エアーレション具のエアーノズルが上記濾過砂洗浄具のホルダーには上記濾過砂層の微生物に対してエアーレーションを行うエアーノズルが更に取付けられている請求項7記載の超微細粒焼砂生物濾過装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−82486(P2010−82486A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−102012(P2008−102012)
【出願日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【出願人】(508110102)
【Fターム(参考)】