説明

超速効型インスリン組成物

非経口投与用に製剤化された速効型インスリン組成物およびヒアルロナン分解酵素組成物を含有する組合せ、組成物およびキットを提供する。これらの物品はインスリン処置が可能な疾患または状態を処置する方法に使用することができる。速効型インスリンおよびヒアルロナン分解酵素を投与するための方法も提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
血中グルコースレベルを管理するための治療有効量の速効型インスリンと、
組成物を超速効型インスリン組成物にするのに十分な量のヒアルロナン分解酵素とを含む、超速効型インスリン組成物。
【請求項2】
速効型インスリンの量が10U/mLまたはその前後から500U/mlまたはその前後までのインスリンであり、
組成物を超速効型インスリン組成物にするのに十分なヒアルロナン分解酵素の量が、少なくともまたは約1U/mL、2U/mL、3U/mL、4U/mL、5U/mL、6U/mL、7U/mL、8U/mL、9U/mL、10U/mL、15U/mL、20U/mLまたは25U/mLのヒアルロニダーゼ活性と機能的に等価である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
組成物を超速効型インスリン組成物にするのに十分なヒアルロナン分解酵素の量が、少なくともまたは約30〜35単位/mLのヒアルロニダーゼ活性と機能的に等価である、請求項1または請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
組成物の体積が1mL、3mL、5mL、10mL、20mLもしくは50mLまたはその前後である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
速効型インスリンの量が10U/mL、20U/mL、30U/mL、40U/mL、50U/mL、60U/mL、70U/mL、80U/mL、90U/mL、100U/mL、150U/mL、200U/mL、250U/mL、300U/mL、350U/mL、400U/mL、450U/mlもしくは500U/mLまたはその前後である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
ヒアルロナン分解酵素の量が1U/mL、2U/mL、3U/mL、4U/mL、5U/mL、6U/mL、7U/mL、8U/mL、9U/mL、10U/mL、15U/mL、20U/mL、25U/mL、30U/mL、35U/mL、37.5U/mL、40U/mL、50U/mL、60U/mL、70U/mL、80U/mL、90U/mL、100U/mL、200U/mL、300U/mL、400U/mL、500U/mL、600U/mL、700U/mL、800U/mL、900U/mL、1000U/ml、2000U/mL、3000U/mLもしくは5000U/mLまたはその前後と機能的に等価である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
複数回投与用に製剤化されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
単回投与用に製剤化されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
クローズドループシステムを使った送達用に製剤化されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
インスリンペンを使った送達用に製剤化されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項11】
インスリンポンプを使った送達用に製剤化されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項12】
血中グルコースレベルが食事時血中グルコースレベルである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
1回の投薬のためのインスリンの治療有効量が、0.05単位、0.06単位、0.07単位、0.08単位、0.09単位、0.1単位、0.2単位、0.3単位、0.4単位、0.5単位、0.6単位、0.7単位、0.8単位、0.9単位、1単位、2単位、5単位、10単位、15単位、20単位、25単位、30単位、35単位、40単位、50単位もしくは100単位またはその前後である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項14】
1回の投薬のためのヒアルロナン分解酵素の量が0.3単位、0.5単位、1単位、2単位、5単位、10単位、20単位、30単位、40単位、50単位、100単位、150単位、200単位、250単位、300単位、350単位、400単位、450単位、500単位、600単位、700単位、800単位、900単位、1000単位、2,000単位、3,000単位、4,000単位またはその前後もしくはそれ以上のヒアルロニダーゼ活性と機能的に等価である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項15】
さらにキレート剤を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項16】
キレート剤がエチレンジアミン四酢酸(EDTA)またはエチレンジアミンテトラアセテートである、請求項15に記載の超速効型インスリン組成物。
【請求項17】
キレート剤が金属と等モル濃度またはその前後にて錯体として提供される、請求項15または請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
キレート剤錯体がEDTAカルシウムである、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
EDTAカルシウムの濃度が0.02mM、0.04mM、0.06mM、0.08mM、0.1mM、0.2mM、0.3mM、0.4mM、0.5mM、0.6mM、0.7mM、0.8mM、0.9mM、1mM、5mM、10mM、15mMもしくは20mMまたはその前後である、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
さらに亜鉛を含む、請求項1〜19のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項21】
亜鉛の濃度が0.002ミリグラム/100単位のインスリン(mg/100U)、0.005mg/100U、0.01mg/100U、0.012mg/100U、0.014mg/100U、0.016mg/100U、0.017mg/100U、0.018mg/100U、0.02mg/100U、0.022mg/100U、0.024mg/100U、0.026mg/100U、0.028mg/100U、0.03mg/100U、0.04mg/100U、0.05mg/100U、0.06mg/100U、0.07mg/100U、0.08mg/100Uもしくは0.1mg/100Uまたはその前後である、請求項20に記載の組成物。
【請求項22】
EDTAカルシウムおよび亜鉛を0.5:1、1:1、1.5:1、2:1、5:1、10:1、20:1、30:1、40:1、50:1、60:1、70:1、80:1、90:1、100:1、300:1もしくは1000:1またはその前後のモル比で含む、請求項1〜21のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項23】
ヒトインスリン100Uにつき、0.01mgまたはその前後から0.02mgまたはその前後までの亜鉛と、0.1mMまたはその前後から50mMまたはその前後までのEDTAカルシウムとを含有する、請求項22に記載の組成物。
【請求項24】
速効型インスリンに対して1:3またはその前後のモル比の亜鉛と、速効型インスリンに対して1:3〜10:1またはその前後のモル比のEDTAカルシウムとを含む、請求項1〜23のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項25】
さらに張性調整剤を含む、請求項1〜24のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項26】
張性調整剤がアミノ酸、ポリアルコール、および塩の中から選択される、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
張性調整剤がグリセロールおよび/または塩化ナトリウムである、請求項25または請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
組成物のオスモル濃度が200mOsm/kg、220mOsm/kg、240mOsm/kg、260mOsm/kg、280mOsm/kg、300mOsm/kg、320mOsm/kg、340mOsm/kg、360mOsm/kg、380mOsm/kgもしくは400mOsm/kgまたはその前後である、請求項1〜27のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項29】
組成物のpHが6、6.2、6.4、6.6、6.8、7、7.2、7.4、7.6、7.8もしくは8またはその前後である、請求項1〜28のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項30】
速効型インスリン用の安定剤、ヒアルロナン分解酵素用の安定剤、またはその両方をさらに含む、請求項1〜29のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項31】
安定剤が洗剤、ポリアルコール、金属、塩、共溶媒および/またはタンパク質である、請求項30に記載の組成物。
【請求項32】
安定剤が血清アルブミンである、請求項31に記載の組成物。
【請求項33】
0.1mg/mL、0.2mg/mL、0.3mg/mL、0.4mg/mL、0.5mg/mL、0.6mg/mL、0.7mg/mL、0.8mg/mL、0.9mg/mLもしくは1mg/mLまたはその前後の濃度の血清アルブミンを含む、請求項32に記載の組成物。
【請求項34】
タンパク質安定剤がポリソルベートである、請求項30に記載の組成物。
【請求項35】
0.001%、0.002%、0.003%、0.004%、0.005%、0.006%、0.007%、0.008%、0.009%、0.01%、0.02%、0.03%、0.04%、0.05%、0.06%、0.07%、0.08%、0.09%もしくは0.1%またはその前後のポリソルベートを含む、請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
さらに酸素スカベンジャーを含む、請求項1〜35のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項37】
酸素スカベンジャーがアスコルビン酸、アスコルベート、クエン酸、シトレート、メチオニンおよびアルブミンの中から選択される、請求項36に記載の組成物。
【請求項38】
1mM、2mM、3mM、5mM、10mM、もしくは20mMまたはその前後の濃度のメチオニンを含む、請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
さらに保存剤を含む、請求項1〜38のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項40】
保存剤が芳香環を含有する、請求項39に記載の組成物。
【請求項41】
保存剤がm-クレゾールまたはフェノールである、請求項39または請求項40に記載の組成物。
【請求項42】
速効型インスリンが単量体、二量体または六量体である、請求項1〜41のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項43】
速効型インスリンが速効型ヒトインスリンである、請求項1〜42のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項44】
速効型インスリンがレギュラーインスリンである、請求項1〜43のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項45】
レギュラーインスリンがヒトインスリンまたはブタインスリンである、請求項44に記載の組成物。
【請求項46】
レギュラーインスリンが、配列番号103に記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号104に記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンであるか、配列番号123のアミノ酸残基位置88〜108として記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号123のアミノ酸残基位置25〜54として記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンである、請求項44または請求項45に記載の組成物。
【請求項47】
速効型インスリンが組換えインスリンである、請求項1〜46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項48】
速効型インスリンが合成されているか、部分的に合成されている、請求項1〜46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項49】
インスリンが単離されている、請求項1〜46のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項50】
速効型インスリンがインスリン類似体である、請求項1〜43のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項51】
インスリン類似体が、配列番号103に記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号147〜149のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンの中から選択される、請求項50に記載の組成物。
【請求項52】
さらに1つ以上の追加インスリンを含む、請求項1〜51のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項53】
さらに基礎作用型インスリンを含む、請求項1〜52のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項54】
ヒアルロナン分解酵素がヒアルロニダーゼである、請求項1〜53のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項55】
ヒアルロニダーゼが、配列番号1〜39または67〜96のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つか、または、配列番号1に記載するポリペプチドに対して60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を持ち、かつ、ヒアルロニダーゼ活性を保持している、その切断型、またはその対立遺伝子変異型、種変異型もしくは他の変異型である、請求項1〜54のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項56】
ヒアルロニダーゼが可溶性ヒアルロニダーゼである、請求項54または請求項55に記載の組成物。
【請求項57】
可溶性ヒアルロニダーゼがPH20またはその切断型である、請求項56に記載の組成物。
【請求項58】
PH20がヒツジ、ウシまたは切断型ヒトPH20から選択される、請求項57に記載の組成物。
【請求項59】
切断型ヒトPH20が、配列番号4〜9のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つポリペプチド、または、配列番号4〜9のいずれか一つに記載するポリペプチドに対して60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を持ち、かつ、ヒアルロニダーゼ活性を保持している、その対立遺伝子変異型もしくは他の変異型の中から選択される、請求項58に記載の組成物。
【請求項60】
ヒアルロニダーゼがrHuPH20と呼ばれる組成物として提供される可溶性ヒアルロニダーゼである、請求項56〜59のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項61】
ヒアルロナン分解酵素がコンドロイチナーゼである、請求項1〜53のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項62】
コンドロイチナーゼがコンドロイチンABCリアーゼ、コンドロイチンACリアーゼおよびコンドロイチンCリアーゼからなる群の中から選択される、請求項61に記載の組成物。
【請求項63】
コンドロイチナーゼが配列番号98〜100のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つか、または、配列番号98〜100に記載するポリペプチドに対して60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を持ち、かつ、ヒアルロナンを分解する能力を保持している、その切断型、またはその対立遺伝子変異型、種変異型もしくは他の変異型である、請求項62に記載の組成物。
【請求項64】
請求項1〜63のいずれか一項に記載する組成物を含むシリンジまたはバイアル。
【請求項65】
請求項1〜63のいずれか一項に記載する組成物を含むクローズドループシステム。
【請求項66】
請求項1〜63のいずれか一項に記載する組成物を含むインスリンポンプ。
【請求項67】
請求項1〜63のいずれか一項に記載する組成物を含むインスリンペン。
【請求項68】
対象における血中グルコースレベルを管理するためのクローズドループシステムであって、
速効型インスリンとヒアルロナン分解酵素とを含み、
速効型インスリンとヒアルロナン分解酵素とが同じまたは異なるリザーバに入っている、クローズドループシステム。
【請求項69】
グルコースセンサー、ヒアルロナン分解酵素と速効型インスリンとを送達するための送達システム、およびポンプ機能とモニタリング機能とを統合するようにプログラムされたソフトウェアの1つ以上をさらに含み、それにより、ヒアルロナン分解酵素と速効型インスリンとが、非糖尿病対象における血糖管理を模倣する血糖管理が達成されるように送達される、請求項68に記載のクローズドループシステム。
【請求項70】
速効型インスリンが単量体、二量体、多量体または六量体である、請求項68または請求項69に記載のクローズドループシステム。
【請求項71】
速効型インスリンが速効型ヒトインスリンである、請求項68〜70のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項72】
速効型インスリンがレギュラーインスリンである、請求項68〜71のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項73】
レギュラーインスリンがヒトインスリンまたはブタインスリンである、請求項72に記載のクローズドループシステム。
【請求項74】
レギュラーインスリンが、配列番号103に記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号104に記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンまたは配列番号123のアミノ酸残基位置88〜108として記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号123のアミノ酸残基位置25〜54として記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンの中から選択される、請求項72または請求項73に記載のクローズドループシステム。
【請求項75】
速効型インスリンがインスリン類似体である、請求項68〜71のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項76】
インスリン類似体が、配列番号103に記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号147〜149のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンの中から選択される、請求項75に記載のクローズドループシステム。
【請求項77】
インスリンが組換えインスリンである、請求項68〜76のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項78】
さらに1つ以上の追加インスリンを含む、請求項68〜77のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項79】
追加インスリンの一つが基礎作用型インスリンである、請求項78に記載のクローズドループシステム。
【請求項80】
ヒアルロナン分解酵素がヒアルロニダーゼである、請求項68〜79のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項81】
ヒアルロニダーゼが可溶性ヒアルロニダーゼである、請求項80に記載のクローズドループシステム。
【請求項82】
可溶性ヒアルロニダーゼがPH20またはその切断型である、請求項81に記載のクローズドループシステム。
【請求項83】
PH20がヒツジ、ウシまたは切断型ヒトPH20から選択される、請求項82に記載のクローズドループシステム。
【請求項84】
切断型ヒトPH20が、配列番号4〜9のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つポリペプチド、または、配列番号4〜9のいずれか一つに記載するポリペプチドに対して60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を持ち、かつ、ヒアルロニダーゼ活性を保持している、その対立遺伝子変異型もしくは他の変異型の中から選択される、請求項83に記載のクローズドループシステム。
【請求項85】
ヒアルロニダーゼがrHuPH20と呼ばれる組成物として提供される可溶性ヒアルロニダーゼである、請求項80〜84のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項86】
ヒアルロナン分解酵素がコンドロイチナーゼである、請求項68〜79のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項87】
コンドロイチナーゼが、コンドロイチンABCリアーゼ、コンドロイチンACリアーゼおよびコンドロイチンCリアーゼからなる群の中から選択される、請求項86に記載のクローズドループシステム。
【請求項88】
コンドロイチナーゼが配列番号98〜100のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つか、または、配列番号98〜100のいずれかに記載するポリペプチドに対して60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を持ち、かつ、ヒアルロナンを分解する能力を保持している、その切断型、またはその対立遺伝子変異型、種変異型もしくは他の変異型である、請求項87に記載のクローズドループシステム。
【請求項89】
速効型インスリンを含有するリザーバが0.1単位、0.2単位、0.3単位、0.4単位、0.5単位、0.6単位、0.7単位、0.8単位、0.9単位、1単位、2単位、5単位、10単位、15単位、20単位、25単位、30単位、35単位、40単位、50単位、100単位、200単位、300単位、400単位、500単位、600単位、700単位、800単位、900単位、1000単位、2000単位、5000単位、6000単位、7000単位またはその前後もしくはそれ以上のインスリンを含有する、請求項68〜88のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項90】
0.1単位、0.2単位、0.3単位、0.4単位、0.5単位、0.6単位、0.7単位、0.8単位、0.9単位、1単位、2単位、5単位、10単位、15単位、20単位、25単位、30単位、35単位、40単位、50単位またはその前後もしくはそれ以上のインスリンという個々の用量増分で速効型インスリンを送達することができる、請求項68〜89のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項91】
ヒアルロナン分解酵素を含有するリザーバが、0.3単位、0.5単位、1単位、2単位、5単位、10単位、20単位、30単位、40単位、50単位、100単位、150単位、200単位、250単位、300単位、350単位、400単位、450単位、500単位、600単位、700単位、800単位、900単位、1000単位、2,000単位、3,000単位、4,000単位、5000単位、6,000単位、7,000単位、8,000単位、9,000単位、10,000単位、20,000単位またはその前後もしくはそれ以上のヒアルロニダーゼ活性と機能的に等価である量のヒアルロナン分解酵素を含有する、請求項68〜90のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項92】
0.3単位、0.5単位、1単位、2単位、3単位、5単位、10単位、20単位、30単位、40単位、50単位、100単位、150単位またはその前後もしくはそれ以上のヒアルロニダーゼ活性と機能的に等価である量のヒアルロナン分解酵素という個々の用量増分でヒアルロナン分解酵素を送達することができる、請求項68〜91のいずれか一項に記載のクローズドループシステム。
【請求項93】
速効型インスリンを選択し、それを、組成物を超速効型インスリン組成物にするのに十分な量のヒアルロナン分解酵素と組み合わせることを含む、超速効型インスリン組成物を製造するための方法。
【請求項94】
組成物が、10U/mLまたはその前後から500U/mlまたはその前後までのインスリンと、少なくともまたは約1U/mL、2U/mL、3U/mL、4U/mL、5U/mL、6U/mL、7U/mL、8U/mL、9U/mL、10U/mL、15U/mL、20U/mLまたは25U/mLのヒアルロニダーゼ活性、または30〜35ヒアルロニダーゼ単位/mLと機能的に等価である量のヒアルロナン分解酵素とを含有する、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
組成物が、少なくともまたは約30〜35ヒアルロニダーゼ単位/mLと機能的に等価である量のヒアルロナン分解酵素を含有する、請求項93または請求項94に記載の方法。
【請求項96】
キレート剤を組成物に加えることをさらに含む、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
キレート剤がエチレンジアミン四酢酸(EDTA)またはエチレンジアミンテトラアセテートである、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
亜鉛を組成物に加えることをさらに含む、請求項93〜97のいずれか一項に記載の方法。
【請求項99】
組成物中の亜鉛の最終濃度が0.002ミリグラム/100単位のインスリン(mg/100U)、0.005mg/100U、0.01mg/100U、0.012mg/100U、0.014mg/100U、0.016mg/100U、0.017mg/100U、0.018mg/100U、0.02mg/100U、0.022mg/100U、0.024mg/100U、0.026mg/100U、0.028mg/100U、0.03mg/100U、0.04mg/100U、0.05mg/100U、0.06mg/100U、0.07mg/100U、0.08mg/100Uもしくは0.1mg/100Uまたはその前後である、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
張性調整剤を組成物に加えることをさらに含む、請求項93〜99のいずれか一項に記載の方法。
【請求項101】
張性調整剤がアミノ酸、ポリアルコール、および塩の中から選択される、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
張性調整剤がグリセロールおよび/または塩化ナトリウムである、請求項100または請求項101に記載の方法。
【請求項103】
組成物のオスモル濃度が200mOsm/kg、220mOsm/kg、240mOsm/kg、260mOsm/kg、280mOsm/kg、300mOsm/kg、320mOsm/kg、340mOsm/kg、360mOsm/kg、380mOsm/kgもしくは400mOsm/kgまたはその前後である、請求項93〜102のいずれか一項に記載の方法。
【請求項104】
組成物のpHが6、6.2、6.4、6.6、6.8、7、7.2、7.4、7.6、7.8もしくは8またはその前後である、請求項93〜103のいずれか一項に記載の方法。
【請求項105】
速効型インスリン用の安定剤、ヒアルロナン分解酵素用の安定剤、またはその両方を組成物に加えることをさらに含む、請求項93〜104のいずれか一項に記載の方法。
【請求項106】
安定剤が洗剤、ポリアルコール、金属、塩、共溶媒および/またはタンパク質である、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
酸素スカベンジャーを組成物に加えることをさらに含む、請求項93〜106のいずれか一項に記載の方法。
【請求項108】
酸素スカベンジャーがアスコルビン酸、アスコルベート、クエン酸、シトレート、メチオニンおよびアルブミンの中から選択される、請求項107に記載の方法。
【請求項109】
保存剤を組成物に加えることをさらに含む、請求項93〜108のいずれか一項に記載の方法。
【請求項110】
速効型インスリンが単量体、二量体または六量体である、請求項93〜109のいずれか一項に記載の方法。
【請求項111】
速効型インスリンが速効型ヒトインスリンである、請求項93〜110のいずれか一項に記載の方法。
【請求項112】
速効型インスリンがレギュラーインスリンである、請求項93〜111のいずれか一項に記載の方法。
【請求項113】
レギュラーインスリンが、配列番号103に記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号104に記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンであるか、配列番号123のアミノ酸残基位置88〜108として記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号123のアミノ酸残基位置25〜54として記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンである、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
速効型インスリンが組換えインスリンである、請求項93〜113のいずれか一項に記載の方法。
【請求項115】
速効型インスリンが合成されているか、部分的に合成されている、請求項93〜113のいずれか一項に記載の方法。
【請求項116】
速効型インスリンがインスリン類似体である、請求項93〜111のいずれか一項に記載の方法。
【請求項117】
インスリン類似体が、配列番号103に記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号147〜149のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンの中から選択される、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
1つ以上の追加インスリンを組成物に加えることをさらに含む、請求項93〜117のいずれか一項に記載の方法。
【請求項119】
ヒアルロナン分解酵素がヒアルロニダーゼである、請求項93〜118のいずれか一項に記載の方法。
【請求項120】
ヒアルロニダーゼが、配列番号1〜39または67〜96のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つか、またはその切断型、またはその対立遺伝子変異型、種変異型もしくは他の変異型である、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
ヒアルロニダーゼが可溶性ヒアルロニダーゼである、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
可溶性ヒアルロニダーゼがPH20またはその切断型である、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
PH20がヒツジ、ウシまたは切断型ヒトPH20から選択される、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
切断型ヒトPH20が、配列番号4〜9のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つポリペプチド、または、配列番号4〜9のいずれか一つに記載するポリペプチドに対して60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を持ち、かつ、ヒアルロニダーゼ活性を保持している、その対立遺伝子変異型もしくは他の変異型の中から選択される、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
ヒアルロニダーゼがrHuPH20と呼ばれる組成物として提供される可溶性ヒアルロニダーゼである、請求項119〜124のいずれか一項に記載の方法。
【請求項126】
ヒアルロナン分解酵素がコンドロイチナーゼである、請求項93〜118のいずれか一項に記載の方法。
【請求項127】
コンドロイチナーゼが、コンドロイチンABCリアーゼ、コンドロイチンACリアーゼおよびコンドロイチンCリアーゼからなる群の中から選択される、請求項126に記載の方法。
【請求項128】
請求項1〜63のいずれか一項に記載する組成物の投薬単位を対象に投与することを含む、対象における血中グルコースレベルを管理するための方法。
【請求項129】
投薬量が食事時投薬量である、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
速効型インスリンがレギュラーインスリンである、請求項128または129に記載の方法。
【請求項131】
組成物が、食事前20、10、5分未満またはその前後から食事後約10分未満またはその前後までの間に投与されるか、食事と共に投与される、請求項128〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項132】
食事前20、10、5分未満またはその前後から食事後30分未満またはその前後までの間に速効型インスリン組成物を投与するように患者に指示することを含む方法であって、速効型インスリンが、速効型インスリン組成物を超速効型組成物にするのに十分な量のヒアルロナン分解酵素と共投与される方法。
【請求項133】
食事の摂取時またはその前後に速効型インスリン組成物を投与するように患者が指示される、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
指示が書面でなされる、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
指示が口頭でなされる、請求項133に記載の方法。
【請求項136】
速効型インスリンとヒアルロナン分解酵素とが共製剤化される、請求項132〜135のいずれか一項に記載の方法。
【請求項137】
組成物がシリンジ、インスリンペン、インスリンポンプまたはクローズドループシステムによって対象に投与される、請求項128〜136のいずれか一項に記載の方法。
【請求項138】
組成物が皮下投与される、請求項128〜133のいずれか一項に記載の方法。
【請求項139】
超速効型インスリン組成物中の速効型インスリンの投薬量が、ヒアルロナン分解酵素の非存在下に同じ経路で投与される速効型インスリンの投薬量より少ない、請求項128〜138のいずれか一項に記載の方法。
【請求項140】
対象に投与されるインスリンの量が1回の食事につき1回分の食事時投薬量であり、0.001U/kg、0.005U/kg、0.01U/kg、0.02U/kg、0.03U/kg、0.04U/kg、0.05U/kg、0.06U/kg、0.07U/kg、0.08U/kg、0.09U/kg、0.10U/kg、0.11U/kg、0.12U/kg、0.13U/kg、0.14U/kg、0.15U/kg、0.20U/kg、0.25U/kg、0.30U/kg、0.40U/kgもしくは0.50U/kgまたはその前後である、請求項128〜139のいずれか一項に記載の方法。
【請求項141】
対象に投与されるヒアルロナン分解酵素の量が1回の食事につき1回分の食事時投薬量の速効型インスリンと共投与するための量であり、酵素の量が0.3U、0.5U、1U、2U、5U、10U、20U、30U、40U、50U、100U、150U、200U、250U、300U、350U、400U、450U、500U、600U、700U、800U、900U、1,000U、2,000U、3,000U、4,000単位、5,000Uまたはその前後もしくはそれ以上である、請求項128〜140のいずれか一項に記載の方法。
【請求項142】
速効型インスリンが単量体、多量体、二量体、または六量体である、請求項128〜141のいずれか一項に記載の方法。
【請求項143】
速効型インスリンが速効型ヒトインスリンである、請求項128〜142のいずれか一項に記載の方法。
【請求項144】
速効型インスリンがレギュラーインスリンである、請求項128〜143のいずれか一項に記載の方法。
【請求項145】
レギュラーインスリンが、配列番号103に記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号104に記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンであるか、配列番号123のアミノ酸残基位置88〜108として記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号123のアミノ酸残基位置25〜54として記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンである、請求項144に記載の方法。
【請求項146】
速効型インスリンがインスリン類似体である、請求項128〜143のいずれか一項に記載の方法。
【請求項147】
インスリン類似体が、配列番号103に記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号147〜149のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンの中から選択される、請求項146に記載の方法。
【請求項148】
インスリンが組換えインスリンである、請求項128〜147のいずれか一項に記載の方法。
【請求項149】
インスリンが合成により製造されているか、部分的に合成により製造されている、請求項128〜147のいずれか一項に記載の方法。
【請求項150】
さらに1つ以上の追加インスリン組成物を含む、請求項128〜149のいずれか一項に記載の方法。
【請求項151】
ヒアルロナン分解酵素がヒアルロニダーゼである、請求項128〜147のいずれか一項に記載の方法。
【請求項152】
ヒアルロニダーゼが可溶性ヒアルロニダーゼである、請求項151に記載の方法。
【請求項153】
可溶性ヒアルロニダーゼがPH20またはその切断型である、請求項152に記載の方法。
【請求項154】
PH20がヒツジ、ウシまたは切断型ヒトPH20から選択される、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
切断型ヒトPH20が、配列番号4〜9のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つポリペプチド、または、配列番号4〜9のいずれか一つに記載するポリペプチドに対して60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を持ち、かつ、ヒアルロニダーゼ活性を保持している、その対立遺伝子変異型もしくは他の変異型の中から選択される、請求項154に記載の方法。
【請求項156】
ヒアルロニダーゼがrHuPH20と呼ばれる組成物として提供される可溶性ヒアルロニダーゼである、請求項151〜155のいずれか一項に記載の方法。
【請求項157】
ヒアルロナン分解酵素がコンドロイチナーゼである、請求項128〜147のいずれか一項に記載の方法。
【請求項158】
コンドロイチナーゼがコンドロイチンABCリアーゼ、コンドロイチンACリアーゼおよびコンドロイチンCリアーゼからなる群の中から選択される、請求項157に記載の方法。
【請求項159】
コンドロイチナーゼが配列番号98〜100のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つか、または、配列番号98〜100に記載するポリペプチドに対して60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を持ち、かつ、ヒアルロナンを分解する能力を保持している、その切断型、またはその対立遺伝子変異型、種変異型もしくは他の変異型である、請求項158に記載の方法。
【請求項160】
10Uまたはその前後から500Uまたはその前後までのインスリンを含有する第1組成物、および、
インスリンと共に投与された時に速効型インスリンを超速効型インスリンにするのに十分な量のヒアルロナン分解酵素を含有する第2組成物
を含む組合せであって、
十分な量のヒアルロナン分解酵素が、少なくともまたは約1U/mL、2U/mL、3U/mL、4U/mL、5U/mL、6U/mL、7U/mL、8U/mL、9U/mL、10U/mL、15U/mL、20U/mLまたは25U/mLのヒアルロニダーゼ活性と機能的に等価である、組合せ。
【請求項161】
十分な量のヒアルロナン分解酵素が、少なくともまたは約30〜35単位/mLのヒアルロニダーゼ活性と機能的に等価である、請求項160に記載の組合せ。
【請求項162】
第1組成物中の速効型インスリンの量が10U/mL、20U/mL、30U/mL、40U/mL、50U/mL、60U/mL、70U/mL、80U/mL、90U/mL、100U/mL、150U/mL、200U/mL、250U/mL、300U/mL、350U/mL、400U/mL、450U/mlもしくは500U/mLまたはその前後である、請求項160または請求項161に記載の組合せ。
【請求項163】
第2組成物中のヒアルロナン分解酵素の量が1U/mL、2U/mL、3U/mL、4U/mL、5U/mL、6U/mL、7U/mL、8U/mL、9U/mL、10U/mL、15U/mL、20U/mL、25U/mL、30U/mL、35U/mL、37.5U/mL、40U/mL、50U/mL、60U/mL、70U/mL、80U/mL、90U/mL、100U/mL、200U/mL、300U/mL、400U/mL、500U/mL、600U/mL、700U/mL、800U/mL、900U/mL、1000U/ml、2000U/mL、3000U/mLもしくは5000U/mLまたはその前後と機能的に等価である、請求項160〜162のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項164】
ヒアルロナン分解酵素を含有する第1組成物、および、
速効型インスリンを含有する第2組成物
を含む組合せであって、
これら組成物が食事時投与のために製剤されており、かつ、
ヒアルロナン分解酵素の量が、第2組成物と混合された時に、結果として得られる組成物を超速効型インスリン組成物にするのに十分な量であるか、または
ヒアルロナン分解酵素の量が、第1組成物の投与に先だって投与された場合に、速効型インスリン組成物を超速効型インスリン組成物にするのに十分な量である、組合せ。
【請求項165】
対象に投与されるインスリンの量が1回の食事につき1回分の食事時投薬量であり、0.001U/kg、0.005U/kg、0.01U/kg、0.02U/kg、0.03U/kg、0.04U/kg、0.05U/kg、0.06U/kg、0.07U/kg、0.08U/kg、0.09U/kg、0.10U/kg、0.11U/kg、0.12U/kg、0.13U/kg、0.14U/kg、0.15U/kg、0.20U/kg、0.25U/kg、0.30U/kg、0.40U/kg、0.50U/kg、1U/kgもしくは2U/kgまたはその前後である、請求項164に記載の組合せ。
【請求項166】
対象に投与されるヒアルロナン分解酵素の量が1回の食事につき1回分の食事時投薬量であり、0.3U、0.5U、1U、2U、3U、4U、5U、10U、20U、30U、40U、50U、100U、150U、200U、250U、300U、350U、400U、450U、500U、600U、700U、800U、900U、1000U、2,000U、3,000U、4,000単位、5,000Uまたはその前後もしくはそれ以上である、請求項164または請求項165に記載の組合せ。
【請求項167】
組成物が皮下投与用に製剤化されている、請求項160〜166のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項168】
速効型インスリンが単量体、二量体、六量体または多量体である、請求項160〜167のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項169】
速効型インスリンが速効型ヒトインスリンである、請求項160〜168のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項170】
速効型インスリンがレギュラーインスリンである、請求項160〜169のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項171】
レギュラーインスリンが、配列番号103に記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号104に記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリン、または配列番号123のアミノ酸残基位置88〜108として記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号123のアミノ酸残基位置25〜54として記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンの中から選択される、請求項170に記載の組合せ。
【請求項172】
速効型インスリンがインスリン類似体である、請求項160〜169のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項173】
インスリン類似体が、配列番号103に記載するアミノ酸配列を持つA鎖と配列番号147〜149のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つB鎖とを有するインスリンの中から選択される、請求項172に記載の組合せ。
【請求項174】
インスリンが組換えインスリンである、請求項160〜173のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項175】
インスリンが合成により製造されているか、部分的に合成により製造されている、請求項160〜174のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項176】
さらに1つ以上の追加インスリン組成物を含む、請求項160〜175のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項177】
ヒアルロナン分解酵素がヒアルロニダーゼである、請求項160〜176のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項178】
ヒアルロニダーゼが可溶性ヒアルロニダーゼである、請求項177に記載の組合せ。
【請求項179】
可溶性ヒアルロニダーゼがPH20またはその切断型である、請求項178に記載の組合せ。
【請求項180】
PH20がヒツジ、ウシまたは切断型ヒトPH20から選択される、請求項179に記載の組合せ。
【請求項181】
切断型ヒトPH20が、配列番号4〜9のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つポリペプチド、または、配列番号4〜9のいずれか一つに記載するポリペプチドに対して60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を持ち、かつ、ヒアルロニダーゼ活性を保持している、その対立遺伝子変異型もしくは他の変異型の中から選択される、請求項180に記載の組合せ。
【請求項182】
ヒアルロニダーゼがrHuPH20と呼ばれる組成物として提供される可溶性ヒアルロニダーゼである、請求項160〜181のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項183】
ヒアルロナン分解酵素がコンドロイチナーゼである、請求項160〜176のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項184】
コンドロイチナーゼが、コンドロイチンABCリアーゼ、コンドロイチンACリアーゼおよびコンドロイチンCリアーゼからなる群の中から選択される、請求項183に記載の組合せ。
【請求項185】
コンドロイチナーゼが配列番号98〜100のいずれか一つに記載するアミノ酸配列を持つか、または、配列番号98〜100に記載するポリペプチドに対して60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性を持ち、かつ、ヒアルロナンを分解する能力を保持している、その切断型、またはその対立遺伝子変異型、種変異型もしくは他の変異型である、請求項184に記載の組合せ。
【請求項186】
対象における食後血中グルコースを管理するための請求項1〜63のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項187】
対象における食後血中グルコースを管理するための請求項160〜185のいずれか一項に記載の組合せ。
【請求項188】
対象における食後グルコースレベルを管理するための医薬を製造するための、請求項1〜63のいずれか一項に記載する組成物の使用。
【請求項189】
対象における食後グルコースレベルを管理するための医薬を製造するための、請求項160〜185のいずれか一項に記載する組合せの使用。
【請求項190】
対象に請求項160〜185のいずれか一項に記載する組合せを投与することを含む、対象におけるグルコースレベルを管理するための方法。
【請求項191】
請求項1〜63のいずれか一項に記載する組成物または請求項160〜185のいずれか一項に記載する組合せを含み、指示書を含んでいてもよい、キット。
【請求項192】
包装材料と、包装材料内に含まれる請求項1〜63のいずれか一項に記載する組成物または請求項160〜185のいずれか一項に記載する組合せとを含む製品。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公表番号】特表2011−523940(P2011−523940A)
【公表日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−507438(P2011−507438)
【出願日】平成21年4月28日(2009.4.28)
【国際出願番号】PCT/US2009/002625
【国際公開番号】WO2009/134380
【国際公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(509136415)ハロザイム インコーポレイテッド (8)
【Fターム(参考)】