説明

車両用アンテナユニット

【課題】誘電体パネルにかかる負荷を最小化し、誘電体パネルと車両フレームの間隔ばらつきをなくす。
【解決手段】車両フレーム12と、前記車両フレーム12に取り付けられる誘電体パネル14と、前記誘電体パネル14に取り付けられるアンテナユニット16と、前記アンテナユニット16に接続される導電性を有するブラケット22と、前記ブラケット22と前記車両フレーム12に接続される弾力性のある接地板24とを備える。誘電体パネル14は、アンテナユニット16とブラケット22の間に配置することが出来る。弾力性のある接地板24は、アンテナユニット16を車両フレーム12に接地することを容易にすることが出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用アンテナユニットに関するものであり、より詳しくは、アンテナユニットの車両への取り付けに関するものである。
【背景技術】
【0002】
公知の車両用アンテナユニットは、金属製の構造物(支柱やルーフ)に穴を開け、その後、車両内部にねじ留められるナットを使用してアンテナユニットを所定の位置に固定することにより、車両の金属製の支柱やルーフに取り付ける。アンテナユニットが金属製の支柱やルーフに取り付けられると、車両とアンテナの間に接地をとるようにして、その金属製の支柱やルーフは金属製の車両フレームと電気的に接触した状態になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
アンテナユニットが、例えば、ガラスやプラスチックパネルなどの誘電体パネルに取り付けられる場合、アンテナユニットの接地をとる際に問題が生じる。誘電体パネルにアンテナユニットを取り付けることは公知であるが、現在、アンテナユニットを車両に取り付ける際に使用する組み立て体は、誘電体パネルにかかる負荷を最小化したり、除去したりすることができない。誘電体パネルがガラスの場合、このことが特に問題となる場合がある。また、現在では、アンテナユニットを車両に取り付ける際に使用する組み立て体は、誘電体パネルと車両フレームの間隔のばらつきに対応できない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した問題点を克服することができる車両は、車両フレームと、前記車両フレームに取り付けられる誘電体パネルと、前記誘電体パネルに取り付けられるアンテナユニットと、前記アンテナユニットに接続される導電性を有するブラケットと、前記ブラケットと前記車両フレームに接続される弾力性のある接地板とを備える。誘電体パネルは、アンテナユニットとブラケットの間に配置することが出来る。弾力性のある接地板は、アンテナユニットを車両フレームに接地することを容易にすることが出来る。
【0005】
上述した問題点を克服することができる車両のもう一つの例は、車両フレームと、前記車両フレームに取り付けられる誘電体パネルと、前記誘電体パネルの外面に取り付けられるアンテナユニットと、前記アンテナユニットに接続される第一導電性部材と、前記第一導電性部材と前記車両フレームとに接続される第二導電性部材とを備えるものである。第一導電性部材は、誘電体パネルの下面より下側に配置することが出来る。第一導電性部材は、車両フレームからオフセットされていてもよい。第二導電性部材はアンテナユニットを接地するために、第一導電性部材と車両フレームとに接続される。
【0006】
上述した問題点を克服することができる組み合わせのもう一つの例は、車両用アンテナユニットと車両用アンテナユニットのためのアンテナマウントである。そのアンテナマウントは、車両用アンテナユニットに接続される導電性部を有する。導電性部は、対応する車両の誘電体パネルに向き合う第一表面と、第一表面から離隔して配置されるとともに、第一表面と同じ方向を向く第二表面とを有していてもよい。第二表面は、アンテナユニットの接地を容易にするために、車両の車両フレームに接触するように構成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】車両用アンテナユニット、車両の一部の斜視図であり、また、車載用アンテナマウントの分解組立図でもある。
【図2】図1に示す車両用アンテナユニット、アンテナマウント及び車両の一部の側面図であり、また、その側面図の一部は断面図でもある。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1を参照すると、車両は(図1及び図2においては、その車両の一部のみが図示されている)、車両フレーム12(図1では概略的に図示されている)、車両フレーム12に取り付けられる誘電体パネル14(図1では概略的に図示されている)、誘電体パネルに取り付けられたアンテナユニット16を備えている。アンテナマウント18は、車両用アンテナユニット16を車両に取り付けるために使われる。アンテナマウント18は、アンテナユニットを車両フレーム12に接地するためにアンテナユニット16に接続される導電性部を備えている。この導電性部は、アンテナが誘電体パネル14に取り付けられた際に、アンテナ16と車両フレーム12の間の電気路を提供する。アンテナマウント18は、アンテナユニット16が誘電体パネル14に接続された際に誘電体パネル14にかかる負荷を最小化もしくは除去することができる。また、アンテナマウント18は、誘電体パネル14と車両フレーム12の間隔の変化にも対応できる。
【0009】
図1及び図2に図示された実施形態においては、アンテナマウントの導電性部は、導電性ブラケット22と、導電性を有する弾力性のある接地板24とを含んでいる。図1及び図2に図示されているブラケット22と接地板24は、相互に接続される2つの別々の要素である。(図示された構成の)代わりに、導電性部を含むアンテナマウントは、アンテナユニット16を接地するための一つの統合された導電性要素を備えていてもよい。
【0010】
戻って、図1及び図2に図示されている実施形態を参照すると、車両フレーム12は、従来の車両フレームと同様であり、例えば、金属などの導電性材料で形成されている。車両フレーム12は、図1及び図2において、概略的に図示されている。車両フレーム12は、外面26と内面28とを有している。図1に図示されている実施形態において、車両フレーム12は、誘電体パネル14によって覆われている開口32と、留め金具用開口34とを有しており、その目的は以降に詳述する。
【0011】
続いて、図1及び図2に図示されている実施形態を参照すると、誘電体パネル14は、ガラスやプラスチックなどの誘電材料で作られている。誘電体パネルは、ウィンドウ、サンルーフ、車両用プラスチック製エクステリアパネルなどを含むものでよい。また、誘電体パネル14は、外面36と内面38を有する。図1及び図2に図示されている実施形態においては、誘電体パネル14はまた、アンテナユニット16の車両への取り付けを容易にするアンテナユニット取付用開口42を有している。
【0012】
図1及び図2に図示されているアンテナユニット16は、既知のアンテナユニットと同様であるが、アンテナユニット16は、他の構成であってもよい。アンテナユニット16は、誘電体パネル14の外面36上に取り付けられる。図示されたアンテナユニット16は、(図示しない)既知のアンテナ素子を囲うために、ベース52に接続されるカバー50を有している。導電性ボス54は、図示された実施形態では雄ネジを含んでおり、ベース52から下側に向かって延出している。電気端子56もまた、ベース52から下側に向かって延出している。アンテナ素子から車両内部にある(図示しない)レシーバへの出力をとるために、(図示しない)ケーブルやワイヤーが電気端子56もしくはアンテナ素子に接続される。アンテナユニットは、AM/FMレシーバ、衛星ラジオレシーバ、他のタイプの既知のレシーバとともに使用することが出来る。柔軟性のある(ゴムのような)パッド58が、ベース52の外周にわたって取り付けられている。パッド58は、雨水などが、誘電体パネルにある取り付け穴42を通して車両に浸入することを防ぐために、アンテナベース52の下面と誘電体パネル14の上面36の間に、その間を密封するように配置される。
【0013】
図1及び図2に図示されるアンテナマウント18は、第一導電性部材とも称される、ブラケット22と、第二導電性部材とも称される、弾力性のある接地板24とを備えている。導電性ブラケット22は、アンテナユニット16と接続される。別の言い方をすると、第一導電性部材が、アンテナユニット16と接続されるということもできる。ブラケット22、つまり、第一導電性部材は、誘電体パネル14の下面38の下側に配置される。したがって、誘電体パネル14は、アンテナユニット16とブラケット22との間に配置されている。弾力性のある接地板24は、アンテナユニット16を接地させるために、ブラケット22と車両フレーム12に接続される。別の言い方をすると、アンテナユニット16を接地させるために、第二導電性部材が第一導電性部材と車両フレーム12に接続されるということもできる。
【0014】
電流がブラケット22から車両フレーム12に直接流れることを防ぐために、ブラケット22は、車両フレームから離隔して配置(図1及び図2に図示された車両フレームから横方向に離隔して配置)されている。つまり、車両フレーム12の開口32は、ブラケット22よりも大きいということである。図示されたブラケット22は、ベース62と、図示された実施形態においてベース62から下側に向かって延出するフランジ64とを含んでいる。ベース62は、誘電体パネル14に向かい合う上面66と、その上面66の反対側の下面68を画定している。ベース62はまた、アンテナユニット16のボス54と端子56とを受ける取付穴70を画定している。フランジ64は、ベース62とベース62の下面68から(垂直方向に)離隔して配置されたオフセット面72を画定している。
【0015】
前記したように、ブラケット22は、導電性があり、金属で作製することが出来る。ブラケット22のベース62は、外周縁74を画定している。図1及び図2に図示された実施形態において、フランジ64は、ベース62と一体に形成され、ベース62に対して垂直に延出する第一足部76と、第一足部76と一体に形成され、第一足部に対して略垂直に延出する第二足部78とを有しており、略L字の形状である。第二足部78は、例示した実施形態において略平面のオフセット表面72を画定する。フランジ64は、ブラケット22の外周縁74とブラケット22のベース62から離隔して配置された留め金具用開口82を有している。留め金具用開口82は、フランジ64の第二足部78の中を通じて(貫通して)伸びている。留め金具84は、図示した実施形態においては、導電性材料で作られたボルトであり、留め金具用開口82に受けられて、ブラケット22と接地板24を接続する。留め金具用開口82に受けられたとき、留め金具84は、ベース62の外周縁74から(例えば、横方向に)離隔して配置されている。
【0016】
続けて、図1及び図2に図示された実施形態を参照する。接地板24も、例えば金属などの、導電性材料で形成されている。また、接地板24は、車両の組み立てとアンテナユニット16の取り付けの際に、誘電体パネル14と車両フレーム12の間隔のばらつきに対応する弾力性のある材料で形成されている。図示された実施形態においては、ブラケット22、つまり、第一導電性部材は、接地板24、つまり第二導電性部材よりも、弾力性を低くすることができる。
【0017】
図示された実施形態において、接地板24は、上面90と上面90の反対側の下面92とを有する。接地板24の上面90は、ブラケット22、より具体的にはフランジ74のオフセット面72と、車両フレーム12との両方に接続する。接地板24の接続により、電流がアンテナユニット16から車両フレーム12に流れることが可能になる。前記したように、別の実施形態では、一つの部位のみを有していても良く、例えば、ブラケット22と接地板24を一つの要素からなるようにすることもできる。そのようなアンテナマウントにおいては、導電性部は、ブラケット22の上面66と同様の位置に位置づけられた第一表面と、接地板24の上面90と同様の位置に位置づけられた第二表面とを有していてもよい。その様な構造においては、第一表面は誘電体パネル14と向かい合い、第一表面からは離隔して配置され、第一表面と略同じ向きを向く第二表面は車両フレーム12と接続する構造になっている。
【0018】
図1及び図2に図示された実施形態を参照すると、接地板24は、例示した実施形態においては鍵形状の第一留め金具用開口94と、第一留め具用開口94からオフセットされた第二留め具用開口96とを有している。開口94、96は両方とも接地板24を貫通している。第一留め具用開口94は、拡大開口102に向かって開口している細長開口98を含んでいる。第一留め具用開口98は、ブラケット22と車両フレーム12の間隔の公差内のばらつきを考慮して、接地板24(の配置位置)を、ブラケット22と車両フレーム12に対して(例示した実施形態においては、横方向もしくは水平方向に)調節することを可能にしている。留め具84(第一留め具)は、第一留め具用開口98に挿入されて、接地板24をブラケット22に接続するものである。
【0019】
接地板24の上面90は、接地板24の上面90が、ブラケット22のベース62の下面68から離隔して配置されるようにして、ブラケット22のフランジ64のオフセット面72に接触する。このオフセット構成と接地板24の弾力性が、誘電体パネル14と車両フレーム12の間隔の変化を吸収するのである。(そのため、)上記の構成が、特に有用なのである。
【0020】
第二留め具106は、接地板24の第二留め具用開口96と、車両フレーム12の留め具用開口34に挿入されて、接地板24と車両フレーム12とを接続する。他の方法を使用して、接地板24をブラケット22と車両フレーム12に接続することもできる。例えば、接地板24をブラケット22と車両フレーム12に溶接してもよい。接地板24をブラケット22と車両フレーム12に取り付ける代わりの方法においては、電流が、ブラケット22から、車両フレーム12に通る途中で接地板24を通って、車両フレーム12に通ることを可能にすることが望ましい。接地板24は、第一留め具用開口98の拡大エリア102に隣接した位置に、一体として形成されたフランジ108を有する。
【0021】
アンテナユニット16を車両に取り付けるために、開口42が誘電体パネル14に形成されている。ブラケット22は、図示した実施形態においては、両面テープ112を使用して、誘電体パネル14の下面38に取り付けられる。なお、その他の接着剤を使用してもよい。両面テープ112は、ブラケット22の上面66と誘電体パネル14の下面38に貼り付けられる。ブラケット22の上面66と誘電体パネル14の下面38の間には、他のタイプの接着部材や接着要素を入れてもよい。ブラケット22は、アンテナユニット16の取り付け方向を制限して、アンテナユニット16をブラケット22と車両に対して適切に配置するための取り付け穴70を有している。その後、誘電体パネル14は、開口32を覆うようにして、車両フレーム12上に取り付けられる。
【0022】
ナット116は、アンテナユニット16のねじ山をつけられたボス54に対してねじ込まれ、締め付けられて、アンテナユニット16を所定の位置に保持する。このとき、アンテナユニット16の金属部がブラケット22に接続され、導電性が生じる。また、ブラケット22が誘電体パネル14の下面38に取り付けられており、アンテナユニット16の柔軟性のあるパッド58が誘電体パネル14とベース52の間に挟まれて配置されているため、誘電体パネル14には(ほとんど負荷がかからないか)、全く負荷がかからない。さらに、水が誘電体パネル14の開口42を通して車両の内部に浸入することを防ぐことが出来る。
【0023】
次に、接地板24は、留め具84を使用して、ブラケット22に接続される。接地板24は、ばね鋼製のため、接地を実現し、また、ブラケット22と車両フレーム12の取り付けにおける間隔のばらつきを吸収することが可能になる。接地板24は、車両フレーム12と接触し、留め具106を使用して、車両フレーム12に接続される。留め具106は、接地板24の開口96と、車両フレーム12の開口34に挿入される。それにより、アンテナユニット16と車両フレーム12との間の導電性が実現される。
【0024】
アンテナユニットとアンテナマウントを含む車両を詳細に説明したが、上述した詳細な説明を読み、理解することにより、修正例や変形例が考案されるであろう。添付の請求の範囲やそれに相当するものの範囲内である限り、本発明は、その様な修正例や変形例を全て含むものであることを理解されたい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両フレームと、
前記車両フレームに取り付けられる誘電体パネルと、
前記誘電体パネル上に取り付けられるアンテナユニットと、
前記アンテナユニットに接続される導電性を有するブラケットと、
前記アンテナユニットを接地するために、前記ブラケットと前記車両フレームに接続される弾力性のある接地板とを備える車両であって、
前記誘電体パネルは、前記アンテナユニットと前記ブラケットとの間に配置されることを特徴とする車両。
【請求項2】
前記ブラケットは、前記ブラケットから前記車両フレームに直接電流が流れることを防ぐために、前記車両フレームからオフセットされていることを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記ブラケットは、ベースと、前記ベースから延出し、前記ベースから離隔して配置されたオフセット面を画定するフランジとを備え、
前記ベースは、前記誘電体パネルに向き合う上面を画定し、
前記フランジは、前記接地板を前記ブラケットに接続するために、留め具を入れるための留め具用開口を画定していることを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記接地板は、前記フランジと前記車両フレームとに接触する上面を有することを特徴とする請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記接地板の前記上面は、前記ブラケットの前記ベースの下面から離隔して配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両。
【請求項6】
前記ブラケットの上面は、前記誘電体パネルの下面に向かい合い、前記ブラケットの下面は、前記上面の反対側であることを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項7】
前記ブラケットの前記上面と、前記誘電体パネルの前記下面の間に配置される接着部材をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の車両.
【請求項8】
前記接地板は、前記誘電体パネルの前記下面から離隔して配置されていることを特徴とする請求項6に記載の車両。
【請求項9】
車両フレームと、
前記車両フレームに取り付けられる誘電体パネルと、
前記誘電体パネルの外側面に取り付けられるアンテナユニットと、
前記アンテナユニットに接続され、前記誘電体パネルの下面より下側に配置され、前記車両フレームから離隔して配置される第一導電性部材と、
前記アンテナユニットを接地するために、前記第一導電性部材と前記車両フレームとに接続される第二導電性部材とを備えることを特徴とする車両。
【請求項10】
前記第一導電性部材を前記第二導電性部材に接続する導電性留め具をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の車両。
【請求項11】
前記導電性留め具は第一ボルトであり、
前記第二導電性部材を前記車両フレームに接続するための第二ボルトをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の車両。
【請求項12】
前記第二導電性部材は、前記複数のボルトのうちの少なくとも1つを受けるための細長開口を有していることを特徴とする請求項11に記載の車両。
【請求項13】
前記第一導電性部材と前記誘電体パネルとの間に配置される接着材をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の車両.
【請求項14】
前記第一導電性部材は、ベースと、前記ベースから下側に延出し、前記ベースから離隔して配置されたオフセット面を画定するフランジとを有し、
前記ベースは、前記誘電体パネルと向き合う上面を確定し、
前記フランジは、前記接地板を前記ブラケットに接続するために、留め具を受けるための留め具用開口を画定することを特徴とする請求項9に記載の車両。
【請求項15】
前記第一導電性部材は、前記第二導電性部材よりも弾力性が低いことを特徴とする請求項9に記載の車両。
【請求項16】
車両用アンテナユニットと、
前記車両用アンテナユニットのためのアンテナマウントの組み合わせであって、
前記アンテナマウントは、前記アンテナユニットに接続される導電性部を備え、
前記導電性部は、対応する車両の誘電体パネルに向かい合う第一表面と、前記第一表面からオフセットされ、前記第一表面と略同じ方向に向き、前記車両の車両フレームに接触する第二表面とを有することを特徴とする組み合わせ。
【請求項17】
前記導電性部は、弾力性のある接地板に接続されるブラケットを備えることを特徴とする請求項16に記載の組み合わせ。
【請求項18】
前記ブラケットはフランジを有することを特徴とする請求項17に記載の組み合わせ。
【請求項19】
留め具を更に備え、
前記フランジは、留め具用開口を有し、前記留め具用開口は、前記ブラケットの外周縁から離隔して配置されており、
前記留め具は、前記留め具用開口に受けられて、前記ブラケットを前記接地板に接続し、前記ベースの前記外周縁から離隔して配置されていることを特徴とする請求項18に記載の組み合わせ。
【請求項20】
前記ブラケットは、ベースと、前記ベースから下側に延出し、前記ベースから離隔して配置されたオフセット面を画定するフランジとを有し、
前記接地板は、前記ベースの下面から離隔して配置されていることを特徴とする請求項17に記載の組み合わせ。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−55495(P2011−55495A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−193505(P2010−193505)
【出願日】平成22年8月31日(2010.8.31)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【出願人】(000006758)株式会社ヨコオ (158)
【Fターム(参考)】