説明

車両用ゲート開閉装置

【課題】 ある程度の大きな力を受けない限りバー部材は退避せず、比較的小さな力でバー部材を元の位置を復帰させることのできる車両用ゲート開閉装置を提供する。
【解決手段】 車両用ゲート開閉装置1のバー部材5は、通過不許可位置と通過許可位置との間で回動可能である。バー部材5は、通過不許可位置にあるときに車両と接触すると、バー部材5の根端部が収納部7から抜け出して退避位置へ回動する。バー部材5が通過不許可位置にあるときには、バー部材5の根端部が収納部7に収納された状態で、係止面部10が係止段部13に係止される。バー部材5を退避位置から通過許可位置に復帰させるときには、ガイド面部14が傾斜面部11を乗り越えて、バー部材5の根端部を収納部7に収納させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ETCシステム等に用いられる車両用ゲート開閉装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ETCシステムに用いられる車両用ゲート開閉装置では、料金の支払いに応じて、ゲート(バー)が開閉され、車両の通過が許可/不許可される。そのような車両用ゲート開閉装置では、料金の支払いが確認できなかった場合、バー部材は通過不許可位置のままであるが、それにも関わらず車両が進入(強行進入)してくることがある。
【0003】
従来、そのような車両の強行進入を想定して、バー(阻止棒)が通過不許可位置(阻止位置)から退避位置へ回動できるようにした車両用ゲート開閉装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。この従来の車両用ゲート開閉装置では、バー(阻止棒)が退避位置に退避した後に、退避位置から戻り回動しないように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−68886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の車両用ゲート開閉装置においては、バー(阻止棒)を退避位置から通過不許可位置(阻止位置)に戻すのに、大きな力が必要とされる。すなわち、バー(阻止棒)は、車両が衝突したときの力で、退避位置に移動するように構成されているところ、通常、バー(阻止棒)を退避位置に退避させるのに要する力と、元の位置に戻すのにときに要する力は同じである。したがって、バー(阻止棒)を退避させるのに大きな力(車両が衝突したときの力)が必要であれば、バー(阻止棒)を戻すにも同程度の力(車両が衝突するのと同じくらい大きな力)が必要とされる。
【0006】
したがって、従来の車両用ゲート開閉装置では、自動制御や遠隔制御で、バー(阻止棒)を元の位置に戻そうとすると、大きな出力のモータが必要となり、小型のモータでの実現が困難であるという問題があった。仮に、小型のモータで得られる程度の力(小さな力)で、バー(阻止棒)を元の位置に戻せるようにすると、通常、バー(阻止棒)を退避位置に退避させるのに要する力と、元の位置に戻すのにときに要する力は同じであるため、今度は、バー(阻止棒)が小さな力(風などの力)でも退避してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、バー部材を退避位置に退避させるときには、ある程度の大きな力(車両と接触したときに受ける力など)を受けない限り退避しないが、バー部材を元の位置に戻すときには、大きな力を必要とせず、比較的小さな力(モータの駆動力など)で、バー部材の位置を復帰させることのできる車両用ゲート開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の車両用ゲート開閉装置は、本体ユニットと、前記本体ユニットの前面に回動可能に取り付けられるバーユニットとを備え、前記バーユニットは、車両の通過を規制するためのバー部材と、前記バー部材を保持するバー保持部材とを備え、前記バー部材は、車両の通過を阻止する通過不許可位置と、車両の通過を許可する通過許可位置との間で回動可能である車両用ゲート開閉装置において、前記バー保持部材は、前記バー部材の根端部を収納する収納部を備え、前記バー部材は、前記通過不許可位置にあるときに車両との接触があった場合に、前記バー部材の根端部が前記収納部から抜け出して、車両の進行経路から退避した退避位置へ回動することが可能であり、前記収納部には、係止面部と傾斜面部を有する屈曲ばねが設けられ、前記バー部材の根端部には、係止段部とガイド面部が設けられ、前記バー部材が前記通過不許可位置にあるときには、前記バー部材の根端部が前記収納部に収納された状態で、前記係止面部が前記係止段部に係止され、前記バー部材を前記退避位置から前記通過許可位置に復帰させるときには、前記ガイド面部が前記傾斜面部を乗り越えて、前記バー部材の根端部を前記収納部に収納させることが可能である構成を有している。
【0009】
この構成により、バー部材の保持ロック/保持ロック解除(リリース)が可能になる。バー部材が通過不許可位置にあるときには、バー部材の根端部がバー保持部材の収納部に収納された状態で、屈曲ばねの係止面部がバー部材の係止段部に係止される。このようにして、バー部材がバー保持部材に保持ロックされて、バー部材の根端部が、バー保持部材の収納部から出にくくされている。したがって、ある程度の大きな力(バー部材が車両と接触したときに受ける力など)を受けない限り、バー部材の根端部がバー保持部材の収納部から抜け出すことがない。一方、バー部材が退避位置にあるときには、バー部材の根端部をバー保持部材の収納部に押し込むと、バー部材のガイド面部が屈曲ばねの傾斜面部を乗り越えて、バー部材の根端部を収納部に収納させることができる。このようにして、バー部材がバー保持部材から保持ロック解除(リリース)され、バー部材の根端部が、バー保持部材の収納部に入りやすくされている。したがって、比較的小さな力(モータの駆動力など)でも、バー部材の根端部をバー保持部材の収納部に簡単に収納することができる。
【0010】
また、本発明の車両用ゲート開閉装置では、前記車両用ゲート開閉装置は、前記バー部材を前記退避位置から前記通過許可位置へ回動させるための復帰ユニットを備え、前記バー部材には、ロック片が設けられ、前記バー保持部材には、ロック溝が設けられ、前記バー部材が前記退避位置にあるときには、前記ロック片が前記ロック溝に係止され、前記バー部材が前記退避位置から前記通過許可位置へ回動されるときに、前記ロック片と前記ロック溝との係止が解除される構成を有している。
【0011】
この構成により、バー部材の戻りロック/戻りロック解除が可能になる。バー部材が退避位置にあるときには、ロック片がロック溝に係止されて、バー部材の戻りロックが行われる。一方、バー部材が退避位置から通過許可位置へ回動されると、ロック片とロック溝との係止が解除されて、戻りロック解除が行われる。このように、バー部材の戻りロックを行うことにより、バー部材が戻り回動して、車体の側面や窓などに衝突するのを防ぐことができる。
【0012】
また、本発明の車両用ゲート開閉装置では、前記バー部材には、前記ロック片を有するフラップ板が設けられ、前記バー保持部材には、ロックガイド部材が設けられ、前記バー部材が前記通行不許可位置から前記退避位置へ回動するときに、前記ロックガイド部材は、前記フラップ板に設けられたガイド当接部に当接し、前記バー部材が前記退避位置への回動を完了したときに、前記ロックガイド部材は、前記フラップ板に設けられたガイド逃がし穴に落ち込み、前記フラップ板は、ばね不勢力により前記バー部材から離れる方向に移動して、前記ロック片が前記ロック溝に係止され、前記バー部材が前記退避位置から前記通過許可位置へ回動されるときに、前記復帰ユニットにより前記フラップ板が前記バー部材に近づく方向に押されて、前記ロック片と前記ロック溝との係止が解除される構成を有している。
【0013】
この構成により、バー部材が通行不許可位置から退避位置へ回動するときには、ロックガイド部材が、フラップ板のガイド当接部に当接し、バー部材が退避位置への回動を完了すると、ロックガイド部材が、フラップ板のガイド逃がし穴に落ち込む。このとき、フラップ板は、ばね不勢力によりバー部材から離れる方向に移動して、ロック片がロック溝に係止されて、バー部材の戻りロックが可能になる。一方、バー部材が退避位置から通過許可位置へ回動されると、復帰ユニットによりフラップ板がバー部材に近づく方向に押されて、ロック片とロック溝との係止が解除されて、戻りロック解除が可能になる。
【0014】
また、本発明の車両用ゲート開閉装置では、前記フラップ板には、前記バー部材に設けられたスライドピンが挿入される長穴が設けられ、前記バー部材が前記退避位置への回動を完了したときに、前記スライドピンが前記長穴の中でスライド移動して、前記ロック片が前記ロック溝に係止される構成を有している。
【0015】
この構成により、バー部材が退避位置への回動を完了すると、スライドピンが長穴の中でスライド移動して、ロック片がロック溝に係止され、バー部材の戻りロックが可能になる。
【0016】
また、本発明の車両用ゲート開閉装置では、前記フラップ板には、前記バー部材に設けられたガイドピンをガイドするガイド溝が設けられ、前記バー部材が前記退避位置から前記通過許可位置へ回動されるときに、前記復帰ユニットにより前記フラップ板が前記バー部材に近づく方向に押されると、前記ガイドピンが前記ガイド溝でガイドされることにより、前記ロック片と前記ロック溝との係止が解除される構成を有している。
【0017】
この構成により、バー部材が退避位置から通過許可位置へ回動されるときに、復帰ユニットによりフラップ板がバー部材に近づく方向に押されると、ガイドピンがガイド溝でガイドされることにより、ロック片とロック溝との係止が解除され、戻りロック解除が可能になる。
【0018】
また、本発明の車両用ゲート開閉装置では、前記バー部材は、ベース部と、前記ベース部に着脱可能に取り付けられるカバー部とで構成され、前記バー保持部材には、前記ベース部と前記カバー部に設けられたピン孔に挿入される抜け止めピンが設けられ、前記バー部材が前記退避位置から前記通過許可位置へ回動されるときに、前記復帰ユニットにより前記バー部材が押されると、前記抜け止めピンが前記ピン孔から抜け出して、前記カバー部を前記ベース部から取り外すことが可能になる構成を有している。
【0019】
この構成により、カバー部のベース部への着脱が可能になる。ベース部とカバー部のピン孔に抜け止めピンが挿入された状態では、カバー部はベース部から抜け止めされている(取り外すことができない)。バー部材が退避位置から通過許可位置へ回動されるときに、復帰ユニットによりバー部材が押されると、抜け止めピンがピン孔から抜け出して、カバー部をベース部から取り外すことが可能になる。
【0020】
また、本発明の車両用ゲート開閉装置では、前記バー部材は、前記退避位置から、前記バー部材を前記通過許可位置へ回動させるための復帰準備位置へ回動させることが可能であり、前記バー部材には、出没可能なロックピンが設けられ、前記バー保持部材には、係止端部が設けられ、前記ロックピンには、ロック解除片が一体的に設けられ、前記本体ユニットには、ロック解除部が設けられ、前記バー部材が前記退避位置にあるときには、前記ロックピンが突出した状態で前記係止端部に係止され、前記バー部材が前記退避位置から前記復帰準備位置へ回動されるときに、前記ロック解除片が前記ロック解除部により押されることにより、前記ロックピンが押し込まれた状態になり、前記係止端部との係止が解除される構成を有している。
【0021】
この構成により、バー部材の戻りロック/戻りロック解除が可能になる。バー部材が退避位置にあるときには、ロックピンが突出した状態で係止端部に係止され、バー部材の戻りロックが行われる。一方、バー部材が退避位置から復帰準備位置へ回動されるときには、ロック解除片がロック解除部により押されることにより、ロックピンが押し込まれた状態になり、係止端部との係止が解除されて、戻りロック解除が行われる。このように、バー部材の戻りロックを行うことにより、バー部材が戻り回動して、車体の側面や窓などに衝突するのを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明は、バー部材を退避位置に退避させるときには、ある程度の大きな力(車両と接触したときに受ける力など)を受けない限り退避しないが、バー部材を元の位置に戻すときには、大きな力を必要とせず、比較的小さな力(モータの駆動力など)で、バー部材の位置を復帰させることができるという効果を有する車両用ゲート開閉装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1の実施の形態における車両用ゲート開閉装置(通過不許可位置、通過許可位置、退避位置、復帰準備位置)の説明図
【図2】車両用ゲート開閉装置のバー開閉動作(通過不許可位置と通過許可位置との間の動作)の説明図
【図3】車両用ゲート開閉装置のバー退避動作(通過不許可位置から退避位置への動作)の平面図
【図4】車両用ゲート開閉装置のバー復帰動作(退避位置からの通過許可位置への動作)の説明図
【図5】バー退避動作におけるバー部材の保持ロック/保持ロック解除(リリース)の説明図(断面図)
【図6】バー退避動作におけるバー部材の保持ロック/保持ロック解除(リリース)の説明図(平面図)
【図7】バー退避動作後におけるバー部材の戻りロック/戻りロック解除のための構成の斜視図
【図8】バー退避動作におけるバー部材の説明図(平断面図)
【図9】バー退避動作におけるバー部材(戻りロック前)の平断面図
【図10】バー退避動作におけるバー部材(戻りロック後)の平断面図
【図11】バー復帰動作の説明図(側面図)
【図12】バー復帰動作におけるバー部材(戻りロック解除前)の説明図(側面図)
【図13】バー復帰動作におけるバー部材(戻りロック解除後)の説明図(側面図)
【図14】本発明の第2の実施の形態における車両用ゲート開閉装置のバー部材(リリース前)の斜視図
【図15】バー部材(リリース前、戻りロック前)の説明図
【図16】バー部材(リリース後)の斜視図
【図17】バー部材(リリース後、戻りロック後)の説明図
【図18】バー復帰動作における戻りロック解除の説明図(斜視図)
【図19】バー部材の戻りロック解除の説明図(断面図)
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態の車両用ゲート開閉装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態では、ETCシステム等に用いられる車両用ゲート開閉装置の場合を例示する。
【0025】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の車両用ゲート開閉装置の構成を、図面を参照して説明する。図1〜図13は、第1の実施の形態の車両用ゲート開閉装置を示す説明図である。図1〜図4に示すように、車両用ゲート開閉装置1は、ボックス状の本体ユニット2と、本体ユニット2の前面(車両が向かってくる側の面、図3における下側の面)に回動可能に取り付けられるバーユニット3と、本体ユニット2の上面に取り付けられる復帰ユニット4を備えている。
【0026】
バーユニット3は、車両の通過を規制(許可/不許可)するためのバー部材5と、バー部材5を保持するバー保持部材6とで構成されている。バー部材5は、バー保持部材6に回動可能に取り付けられており、バー保持部材6には、バー部材5の根端部を収納する収納部7が設けられている(図1参照)。また、復帰ユニット4には、バー部材5を押し上げるためのアーム部材8が設けられている(図4参照)。
【0027】
ここで、図面を参照して、車両用ゲート開閉装置1のバー部材5の4つのポジション(通過不許可位置、通過許可位置、退避位置、復帰準備位置)について説明しておく。図1(a)に示すように、通過不許可位置では、バー部材5は、地面に対してほぼ平行(水平)かつ車両進行方向に対してほぼ垂直になるように支持されている。この通過不許可位置では、車両の通過が阻止される。一方、図1(b)に示すように、通過許可位置では、バー部材5が、地面に対してほぼ垂直(鉛直)になるように支持されている。この通過許可位置では、車両の通過が許可される。車両用ゲート開閉装置1は、通常(すなわち、ETCシステムで料金の支払いが確認できた場合)、この通過不許可位置と通過許可位置との間で、バー部材5を回動(開閉)するように動作する(図2参照)。この動作(バー開閉動作)では、本体ユニット2に内蔵されたモータ(図示せず)の駆動力により、バー保持部材6が本体ユニット2に対して回動される。このとき、バー部材5の根端部は、バー保持部材6の収納部7に収納されたままの状態である。
【0028】
一方、ETCシステムで料金の支払いが確認できなかった場合、バー部材5は通過不許可位置のままであるが、それにも関わらず車両が進入(強行進入)したきた場合には、バー部材5と車両が接触してしまうことになる。そのような場合、バー部材5は、車両との接触の衝撃によって、通過不許可位置から退避位置へと回動する(図3参照)。図1(c)に示すように、退避位置では、バー部材5は、地面に対してほぼ平行(水平)かつ車両進行方向に対してほぼ平行になるように支持されている。この退避位置では、バー部材5が車両の進行経路から退避した状態となり、さらに、バー部材5の戻り回動(はね返り回動)がロックされる。なお、戻り回動のロック(戻りロック)については、後で詳しく説明する。上記の動作(バー退避動作)では、車両との接触の衝撃力により、バー部材5がバー保持部材6に対して回動される。したがって、バー部材5の根端部は、バー保持部材6の収納部7から抜け出した状態となる。
【0029】
バー部材5を退避位置から復帰させるときには、まず、図4(a)に示すように、バー部材5を、退避位置から復帰準備位置に回動させる。このとき、バー保持部材6が、本体ユニット2に対して回動される。図1(d)に示すように、復帰準備位置では、バー部材5は、地面に対してほぼ平行(水平)かつ車両進行方向に対してほぼ平行になるように支持されている。この復帰準備位置では、バー部材5は、本体ユニット2の上側で支持された状態となる。この動作(退避位置から復帰準備位置への回動)では、本体ユニット2に内蔵されたモータ(図示せず)の駆動力により、バー保持部材6が本体ユニット2に対して回動される。
【0030】
つぎに、図4(b)に示すように、バー部材5を復帰準備位置から通過許可位置に回動させる。このときは、バー部材5が復帰ユニット4のアーム部材8に押し上げられることによって、バー部材5がバー保持部材6に対して回動する。バー部材5が通過許可位置まで回動すると、バー部材5の根端部は、バー保持部材6の収納部7に収納された状態となる。この動作(復帰準備位置から通過許可位置への回動)では、復帰ユニット4に内蔵されたモータ(図示せず)の駆動力により、アーム部材8がバー部材5を押し上げるように回動する。
【0031】
ここで、本発明に特徴的な構成について、図面を参照しながら詳しく説明する。図5および図6には、バー退避動作におけるバー部材5の保持ロック/保持ロック解除(リリース)のための構成が示されている。図5および図6に示すように、バー保持部材6の収納部7の内壁には、一対の屈曲ばね9が設けられている。屈曲ばね9の先端側の部分には、係止面部10が設けられており、屈曲ばね9の根端側の部分には、傾斜面部11が設けられている。一方、バー部材5の根端部の両側の外側面には、バー保持部材6の収納部7にバー部材5を保持ロックするための保持ロック部材12が設けられている。保持ロック部材12の外側面の中央部分には、屈曲ばね9の係止面部10が係止される係止段部13が形成されており、保持ロック部材12の先端側の部分(図5における下側の部分)には、屈曲ばね9の傾斜面部11に当接するガイド面部14が形成されている。
【0032】
図5(a)および図6(a)に示すように、バー部材5がバー保持部材6に保持ロックされている状態では、屈曲ばね9の係止面部10が保持ロック部材12の係止段部13に係止され、ある程度の大きな力(バー部材5が車両と接触したときに受ける力)を受けない限り、バー部材5の根端部がバー保持部材6の収納部7から抜け出すことがない。この場合、屈曲ばね9の係止面部10や保持ロック部材12の係止段部13は、バー部材5の根端部が抜け出す方向(図5における上方向)に対して、直角に近い角度(例えば、90度〜80度など)に設定されており、バー部材5の根端部は、バー保持部材6の収納部7から出にくくされている。ある程度の大きな力(バー部材5が車両と接触したときに受ける力)を受けると、図5(b)および図6(b)に示すように、バー部材5はバー保持部材6の収納部7から抜け出して、保持ロックが解除される。
【0033】
一方、保持ロックが解除された状態から、バー部材5をバー保持部材6に保持ロックするときには、回転軸15を中心として、バー部材5をバー保持部材6に対して回動させて、バー部材5の根端部をバー保持部材6の収納部7に押し込む。このとき、保持ロック部材12のガイド面部14は、屈曲ばね9の傾斜面部11を容易に乗り越えることができる。この場合、屈曲ばね9の傾斜面部11や保持ロック部材12のガイド面部14は、バー部材5の根端部が押し込まれる方向(図5における下方向)に対して、斜めの角度(例えば、40度〜50度など)に設定されており、バー部材5の根端部は、バー保持部材6の収納部7に入りやすくされている。
【0034】
図7〜図13には、バー退避動作後におけるバー部材5の戻りロック/戻りロック解除のための構成が示されている。ここでは、まず、図7〜図10を参照して、バー部材5の戻りロックのための構成について説明する。図7および図8に示すように、バー部材5の下面(図8(a)における下面)には、戻りロックのためのフラップ板16が取り付けられている。一方、バー保持部材6の下部(図8における下部)には、戻りロックユニット17が取り付けられている。
【0035】
フラップ板16には、戻りロックユニット17に設けられたロックガイド部材18が当接するガイド当接部19と、ロックガイド部材18の先端が落ち込むガイド逃がし穴20が設けられている。また、フラップ板16の内部には、板ばね21が取り付けられており、フラップ板16は、バー部材5から離れる向きにばね弾性力で付勢されている。また、フラップ板16には、戻りロックユニット17のロック溝22に係止されるロック片23が設けられている。さらに、フラップ板16には、バー部材5に設けられたスライドピン24が挿入される長穴25が設けられている。
【0036】
図9に示すように、バー退避動作が開始された後、バー部材5がバー保持部材6に対して所定の角度範囲(例えば、0〜89度)の回動しかしていないときには、戻りロックユニット17のロックガイド部材18は、フラップ板16のガイド当接部19に当接した状態になる。その後、図10に示すように、バー退避動作が進んで、バー部材5がバー保持部材6に対して最大角度範囲(例えば、90度)まで回動したときには、戻りロックユニット17のロックガイド部材18は、フラップ板16のガイド逃がし穴20に落ち込んだ状態になる。
【0037】
戻りロックユニット17のロックガイド部材18がフラップ板16のガイド逃がし穴20に落ち込むと、フラップ板16は、板ばね21の付勢力(ばね弾性力)を受けて、バー部材5から離れる方向(図10における右方向)に移動する。また、フラップ板16は、バー退避動作で生じる遠心力などの力を受けて、バー部材5に対して下方向(図10における下方向)にスライド移動する。このとき、フラップ板16の長穴25の中でスライドピン24がスライドする。その結果、図10に示すように、フラップ板16のロック片23が戻りロックユニット17のロック溝22に係止され、バー部材5の戻りロックが行われる。
【0038】
つぎに、図11〜図13を参照して、バー部材5の戻りロック解除のための構成について説明する。図11に示すように、バー部材5の戻りロック解除は、バー復帰動作のときに行われる。図12および図13に示すように、フラップ板16には、バー部材5に設けられたガイドピン26をガイドするガイド溝27が設けられている。
【0039】
バー復帰動作が行われて、復帰ユニット4のアーム部材8でフラップ板16が押し上げられると、フラップ板16が、バー部材5に近づく方向にスライド移動する。また、フラップ板16は、ガイドピン26がガイド溝27でガイドされるときの反力を受けて、元の位置に戻る方向(図12における右方向)にスライド移動する(図12および図13参照)。このとき、フラップ板16の長穴25の中でスライドピン24がスライドする。その結果、図13に示すように、フラップ板16のロック片23の戻りロックユニット17のロック溝22への係止が解除され、バー部材5の戻りロック解除が行われる。
【0040】
なお、本実施の形態では、図8に示すように、バー部材5は、ベース部28とカバー部29とから構成されており、カバー部29は、ベース部28に着脱可能とされている。バー保持部材6(戻りロックユニット17)には、ベース部28とカバー部29に設けられたピン孔30に挿入される抜け止めピン31が設けられている。したがって、抜け止めピン31が、ベース部28とカバー部29のピン孔30に挿入されている状態では、カバー部29をベース部28から取り外すことはできないようになっている。一方、図11に示すように、バー復帰動作が行われて、復帰ユニット4のアーム部材8でフラップ板16が押し上げられると、抜け止めピン31が、ベース部28とカバー部29のピン孔30から抜け出して、カバー部29をベース部28から取り外すことができるようになる。
【0041】
このような本発明の第1の実施の形態の車両用ゲート開閉装置1によれば、バー部材5を退避位置に退避させるときには、ある程度の大きな力(車両と接触したときに受ける力など)を受けない限り退避しないが、バー部材5を元の位置に戻すときには、大きな力を必要とせず、比較的小さな力(モータの駆動力など)で、バー部材5の位置を復帰させることができる。
【0042】
すなわち、本実施の形態では、バー部材5の保持ロック/保持ロック解除(リリース)が可能になる。バー部材5が通過不許可位置にあるときには、バー部材5の根端部がバー保持部材6の収納部7に収納された状態で、屈曲ばね9の係止面部10がバー部材5の係止段部13に係止される。このようにして、バー部材5がバー保持部材6に保持ロックされて、バー部材5の根端部が、バー保持部材6の収納部7から出にくくされている。したがって、ある程度の大きな力(バー部材5が車両と接触したときに受ける力など)を受けない限り、バー部材5の根端部がバー保持部材6の収納部7から抜け出すことがない。一方、バー部材5が退避位置にあるときには、バー部材5の根端部をバー保持部材6の収納部7に押し込むと、バー部材5のガイド面部14が屈曲ばね9の傾斜面部11を乗り越えて、バー部材5の根端部を収納部7に収納させることができる。このようにして、バー部材5がバー保持部材6から保持ロック解除(リリース)され、バー部材5の根端部が、バー保持部材6の収納部7に入りやすくされている。したがって、比較的小さな力(モータの駆動力など)でも、バー部材5の根端部をバー保持部材6の収納部7に簡単に収納することができる。
【0043】
また、本実施の形態では、バー部材5の戻りロック/戻りロック解除が可能になる。バー部材5が退避位置にあるときには、ロック片23がロック溝22に係止されて、バー部材5の戻りロックが行われる。一方、バー部材5が退避位置から通過許可位置へ回動されると、ロック片23とロック溝22との係止が解除されて、戻りロック解除が行われる。このように、バー部材5の戻りロックを行うことにより、バー部材5が戻り回動して、車体の側面や窓などに衝突するのを防ぐことができる。
【0044】
また、本実施の形態では、バー部材5が通行不許可位置から退避位置へ回動するときには、ロックガイド部材18が、フラップ板16のガイド当接部19に当接し、バー部材5が退避位置への回動を完了すると、ロックガイド部材18が、フラップ板16のガイド逃がし穴20に落ち込む。このとき、フラップ板16は、ばね不勢力によりバー部材5から離れる方向に移動して、ロック片23がロック溝22に係止されて、バー部材5の戻りロックが可能になる。一方、バー部材5が退避位置から通過許可位置へ回動されると、復帰ユニット4によりフラップ板16がバー部材5に近づく方向に押されて、ロック片23とロック溝22との係止が解除されて、戻りロック解除が可能になる。
【0045】
また、本実施の形態では、バー部材5が退避位置への回動を完了すると、スライドピン24が長穴25の中でスライド移動して、ロック片23がロック溝22に係止され、バー部材5の戻りロックが可能になる。
【0046】
また、本実施の形態では、バー部材5が退避位置から通過許可位置へ回動されるときに、復帰ユニット4によりフラップ板16がバー部材5に近づく方向に押されると、ガイドピン26がガイド溝27でガイドされることにより、ロック片23とロック溝22との係止が解除され、戻りロック解除が可能になる。
【0047】
また、本実施の形態では、カバー部29のベース部28への着脱が可能になる。ベース部28とカバー部29のピン孔30に抜け止めピン31が挿入された状態では、カバー部29はベース部28から抜け止めされている(取り外すことができない)。バー部材5が退避位置から通過許可位置へ回動されるときに、復帰ユニット4によりバー部材5が押されると、抜け止めピン31がピン孔30から抜け出して、カバー部29をベース部28から取り外すことが可能になる。
【0048】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態の車両用ゲート開閉装置について説明する。ここでは、第2の実施の形態の車両用ゲート開閉装置が、第1の実施の形態と相違する点(バー退避動作後におけるバー部材の戻りロック/戻りロック解除)を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、本実施の形態の構成および動作は、第1の実施の形態と同様である。
【0049】
図14〜図19は、第2の実施の形態の車両用ゲート開閉装置1を示す説明図である。ここでは、まず、図14〜図17を参照して、バー部材5の戻りロックのための構成について説明する。図14〜図17に示すように、バー保持部材6の下面(図15における下面)には、戻りロックユニット17が取り付けられており、バー部材5には、ロックピン32を収納したブラケット33が取り付けられている。ロックピン32は、ブラケット33から突出する向きに付勢されている。ブラケット33は、戻りロックユニット17に対して回動できるように構成されている。ブラケット33は、バー部材5がバー保持部材6に対して回動するのに応じて、戻りロックユニット17に対して回動する。
【0050】
図14および図15に示すように、バー退避動作が開始された後、バー部材5がバー保持部材6に対して所定の角度範囲(例えば、0〜89度)の回動しかしていないときには、ロックピン32は、戻りロックユニット17の内壁に阻害されて、ブラケット33から突出することができない。その後、図16および図17に示すように、バー退避動作が進んで、バー部材5がバー保持部材6に対して最大角度範囲(例えば、90度)まで回動したときには、ロックピン32は、ブラケット33から突出する。このようにして突出したロックピン32が、戻りロックユニット17の係止端部34に係止され、バー部材5の戻りロックが行われる。
【0051】
つぎに、図18および図19を参照して、バー部材5の戻りロック解除のための構成について説明する。図18に示すように、バー部材5のロックピン32には、ロック解除片35が一体的に設けられている。一方、復帰ユニット4には、バー部材5を退避位置から復帰準備位置に回動させたときに、ロック解除片35に当接するロック解除部36が設けられている。
【0052】
バー復帰動作が行われて、バー部材5が退避位置から復帰準備位置まで回動すると、復帰ユニット4のロック解除部36によってバー部材5のロック解除片35が押し込まれる。その結果、ロック解除片35とともにロックピン32がブラケット33の内部に押し込まれ、図19に示すように、ロックピン32の係止端部34への係止が解除され、バー部材5の戻りロック解除が行われる。
【0053】
このような本発明の第2の実施の形態の車両用ゲート開閉装置1によっても、第1の実施の形態と同様の作用効果が奏される。
【0054】
本実施の形態では、バー部材5の戻りロック/戻りロック解除が可能になる。バー部材5が退避位置にあるときには、ロックピン32が突出した状態で係止端部34に係止され、バー部材5の戻りロックが行われる。一方、バー部材5が退避位置から復帰準備位置へ回動されるときには、ロック解除片35がロック解除部36により押されることにより、ロックピン32が押し込まれた状態になり、係止端部34との係止が解除されて、戻りロック解除が行われる。このように、バー部材5の戻りロックを行うことにより、バー部材5が戻り回動して、車体の側面や窓などに衝突するのを防ぐことができる。
【0055】
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0056】
以上のように、本発明にかかる車両用ゲート開閉装置は、ある程度の大きな力を受けない限りバー部材は退避せず、比較的小さな力でバー部材を元の位置を復帰させることができるという効果を有し、ETCシステム等に用いられ、有用である。
【符号の説明】
【0057】
1 車両用ゲート開閉装置
2 本体ユニット
3 バーユニット
4 復帰ユニット
5 バー部材
6 バー保持部材
7 収納部
8 アーム部材
9 屈曲ばね
10 係止面部
11 傾斜面部
12 保持ロック部材
13 係止段部
14 ガイド面部
15 回転軸
16 フラップ板
17 戻りロックユニット
18 ロックガイド部材
19 ガイド当接部
20 ガイド逃がし穴
21 板ばね
22 ロック溝
23 ロック片
24 スライドピン
25 長穴
26 ガイドピン
27 ガイド溝
28 ベース部
29 カバー部
30 ピン孔
31 抜け止めピン
32 ロックピン
33 ブラケット
34 係止端部
35 ロック解除片
36 ロック解除部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ユニットと、前記本体ユニットの前面に回動可能に取り付けられるバーユニットとを備え、前記バーユニットは、車両の通過を規制するためのバー部材と、前記バー部材を保持するバー保持部材とを備え、前記バー部材は、車両の通過を阻止する通過不許可位置と、車両の通過を許可する通過許可位置との間で回動可能である車両用ゲート開閉装置において、
前記バー保持部材は、前記バー部材の根端部を収納する収納部を備え、
前記バー部材は、前記通過不許可位置にあるときに車両との接触があった場合に、前記バー部材の根端部が前記収納部から抜け出して、車両の進行経路から退避した退避位置へ回動することが可能であり、
前記収納部には、係止面部と傾斜面部を有する屈曲ばねが設けられ、前記バー部材の根端部には、係止段部とガイド面部が設けられ、
前記バー部材が前記通過不許可位置にあるときには、前記バー部材の根端部が前記収納部に収納された状態で、前記係止面部が前記係止段部に係止され、
前記バー部材を前記退避位置から前記通過許可位置に復帰させるときには、前記ガイド面部が前記傾斜面部を乗り越えて、前記バー部材の根端部を前記収納部に収納させることが可能であることを特徴とする車両用ゲート開閉装置。
【請求項2】
前記車両用ゲート開閉装置は、前記バー部材を前記退避位置から前記通過許可位置へ回動させるための復帰ユニットを備え、
前記バー部材には、ロック片が設けられ、前記バー保持部材には、ロック溝が設けられ、
前記バー部材が前記退避位置にあるときには、前記ロック片が前記ロック溝に係止され、
前記バー部材が前記退避位置から前記通過許可位置へ回動されるときに、前記ロック片と前記ロック溝との係止が解除されることを特徴とする請求項1に記載の車両用ゲート開閉装置。
【請求項3】
前記バー部材には、前記ロック片を有するフラップ板が設けられ、前記バー保持部材には、ロックガイド部材が設けられ、
前記バー部材が前記通行不許可位置から前記退避位置へ回動するときに、前記ロックガイド部材は、前記フラップ板に設けられたガイド当接部に当接し、
前記バー部材が前記退避位置への回動を完了したときに、前記ロックガイド部材は、前記フラップ板に設けられたガイド逃がし穴に落ち込み、前記フラップ板は、ばね不勢力により前記バー部材から離れる方向に移動して、前記ロック片が前記ロック溝に係止され、
前記バー部材が前記退避位置から前記通過許可位置へ回動されるときに、前記復帰ユニットにより前記フラップ板が前記バー部材に近づく方向に押されて、前記ロック片と前記ロック溝との係止が解除されることを特徴とする請求項2に記載の車両用ゲート開閉装置。
【請求項4】
前記フラップ板には、前記バー部材に設けられたスライドピンが挿入される長穴が設けられ、
前記バー部材が前記退避位置への回動を完了したときに、前記スライドピンが前記長穴の中でスライド移動して、前記ロック片が前記ロック溝に係止されることを特徴とする請求項3に記載の車両用ゲート開閉装置。
【請求項5】
前記フラップ板には、前記バー部材に設けられたガイドピンをガイドするガイド溝が設けられ、
前記バー部材が前記退避位置から前記通過許可位置へ回動されるときに、前記復帰ユニットにより前記フラップ板が前記バー部材に近づく方向に押されると、前記ガイドピンが前記ガイド溝でガイドされることにより、前記ロック片と前記ロック溝との係止が解除されることを特徴とする請求項4に記載の車両用ゲート開閉装置。
【請求項6】
前記バー部材は、ベース部と、前記ベース部に着脱可能に取り付けられるカバー部とで構成され、
前記バー保持部材には、前記ベース部と前記カバー部に設けられたピン孔に挿入される抜け止めピンが設けられ、
前記バー部材が前記退避位置から前記通過許可位置へ回動されるときに、前記復帰ユニットにより前記バー部材が押されると、前記抜け止めピンが前記ピン孔から抜け出して、前記カバー部を前記ベース部から取り外すことが可能になることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の車両用ゲート開閉装置。
【請求項7】
前記バー部材は、前記退避位置から、前記バー部材を前記通過許可位置へ回動させるための復帰準備位置へ回動させることが可能であり、
前記バー部材には、出没可能なロックピンが設けられ、前記バー保持部材には、係止端部が設けられ、
前記ロックピンには、ロック解除片が一体的に設けられ、前記本体ユニットには、ロック解除部が設けられ、
前記バー部材が前記退避位置にあるときには、前記ロックピンが突出した状態で前記係止端部に係止され、
前記バー部材が前記退避位置から前記復帰準備位置へ回動されるときに、前記ロック解除片が前記ロック解除部により押されることにより、前記ロックピンが押し込まれた状態になり、前記係止端部との係止が解除されることを特徴とする請求項2に記載の車両用ゲート開閉装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2013−28911(P2013−28911A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−164203(P2011−164203)
【出願日】平成23年7月27日(2011.7.27)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】