説明

車両用室内照明装置

【課題】意匠部への機能部の組付に伴って、スイッチを構成するバスバー、コンタクト及びスイッチノブを、光源部のスイッチとして機能する状態とさせ、作業効率の向上及びコストの削減を図る。
【解決手段】意匠部20への機能部10の組付に伴って、フレキシブルフラットケーブル2に接続された機能部10の光源部11が、意匠部20の光源保持部22に嵌挿され、レンズ部21の内面側に保持される。また、フレキシブルフラットケーブル2に接続された機能部10のバスバー部12が、意匠部20の接点保持部23に嵌挿され、レンズ部21の内面側に保持される。この際、接点保持部23に嵌挿されたバスバー部12と、接点保持部23に予め組み込まれたコンタクト25及びスイッチノブ26は、光源部11のスイッチとして機能する状態となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の室内に取り付けられる車両用室内照明装置に関し、詳しくは作業効率の向上及びコストの削減を図るとともに、見栄え性を向上させるための構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から車両用室内照明装置は知られている(例えば、特許文献1、2、3、4参照)。
【0003】
図14は、特許文献1で開示されている自動車用ルームランプ器具を示す分解斜視図である。
【0004】
図14を参照すると、自動車用ルームランプ器具100において、スライダ101の上面には、矩形口102が穿設されるとともに、スライダ101の底面には、突起103が設けられる。
【0005】
スライダ101の矩形口102には、S可動端子104の刃受部104aが嵌挿され、上方に突出されており、刃受部104aは、P共通端子105に形成されたスライドベース106に摺動自在に差し込み接続される。また、スライダ101の突起103は、スイッチボックス107のスライド溝108を貫通され、先端部をスイッチノブ109に一体に接続される。
【0006】
スイッチボックス107には、蓋体110が、着脱自在に嵌着される。蓋体110の先端中央部には、バルブ保持体111が突出形成される。また、蓋体110の側板内壁面には、嵌合溝(図示しない)が穿設されており、嵌合溝には、ルームランプ112の頸部113及びルームランプ112と電気的に接続される一対のバルブ端子114が嵌合される。
【0007】
ルームランプ112は、楕円形に形成された頸部113に、フィラメントと導通したリード線115を導出曲成されている。
【0008】
バルブ端子114は、バネ性を有する導電性金属板からなり、フレキシブルフラットケーブル(FFC)116の第1平型導体117及び第3平型導体118とルームランプ112とを電気的に接続させる。バルブ端子114は、FFC116に電気的に接続される導体接続部119と、ル−ムランプ112のリード線115に電気的に接続されるバルブ接続部120とを、一体に略Z字状に折り曲げて形成される。
【0009】
FFC116は、薄肉導体である第1平型導体117、第2平型導体121及び第3平型導体118を、絶縁フィルムで被覆されてなる。
【0010】
図15は、特許文献2で開示されている車両用室内照明灯を示す分解斜視図である。
【0011】
図15を参照すると、車両用室内照明灯130は、機能部131と、機能部131に組み付けられる意匠部132とを有する。
【0012】
機能部131は、車体パネルを覆う内装材である天井板133の開口部133aから室内側に一部を露出させた状態で、天井板133に車体パネル側から取り付けられる。また、意匠部132は、開口部133aを覆うように天井板133に室内側から取り付けられる。
【0013】
すなわち、機能部131は、光源であるバルブ134と、バルブ134への電力を入断するスイッチユニット135とを有する。スイッチユニット135のスイッチ回路の電線接続部には、FFC(フレキシブルフラットケーブル)等の電線136が接続されている。また、スイッチユニット135には、バルブ134への電力の入断を行うスイッチレバー137が設けられる。
【0014】
意匠部132は、光を透過するレンズ状に形成されており、ハウジング138を有する。ハウジング138は、係止用突起139を開口部133aの周縁部に設けられた係合孔133bに係合されることにより、開口部133aを室内側から覆うように天井板133に取り付けられる。
【0015】
意匠部132のハウジング138には、スイッチノブ140が設けられる。スイッチノブ140は、一対の係止爪をハウジング138のスライド溝141の車体パネル側の周縁部に係合され、スライド溝141の長手方向にスライド移動可能に保持される。
【0016】
また、ハウジング138におけるスライド溝141近傍には、一対の規制用突起142が突設される。規制用突起142は、スライドノブ140のスライド移動方向にスイッチユニット135を狭持して、スライドノブ140のスライド移動方向に沿ったハウジング138に対するスイッチユニット135(機能部131)の相対変位を規制する。
【0017】
このような車両用室内照明灯130では、機能部131及び意匠部132が天井板133を介して組み付けられた状態において、意匠部132のスイッチノブ140は、係合部143でスイッチユニット135のスイッチレバー137と係合される。この状態で、スイッチノブ140が、スライド移動方向に押圧操作されることにより、スイッチレバー137が連動され、バルブ134への電力の入断が行われる。
【0018】
図16は、特許文献3で開示されている照明装置を示す分解斜視図である。
【0019】
図16を参照すると、照明装置150において、レンズ体151内部の収納空間には、バルブ152が装着されており、保持部153によりレンズ体151に保持される。また、レンズ体151の裏面には、バルブ152に電気を供給する電気回路154が、レンズ体151と一体的に形成される。更に、レンズ体151には、スイッチ155が、ビス156により組み付けられる。
【0020】
バルブ152を保持する保持部153は、レンズ体151の略中央に梁状に延設されたリブ157の内側端部に、レンズ体151と一体的に成形される。保持部153は、バルブ152両端の口金部152aを狭持することにより、バルブ152をレンズ体151に保持させる。
【0021】
また、スイッチ155の内側には、接触ボール159と、接触ボール159を付勢するばね158とが設けられる。スイッチ155は、ビス156の部位を支点として揺動されることにより、接触ボール159を移動させ、電気回路154のスイッチとして機能する。
【0022】
図17は、特許文献4で開示されている室内照明灯を示す断面図である。
【0023】
図17を参照すると、室内照明灯160において、車両の天井トリム161に設けられた開口162には、意匠部163のレンズ164が取り付けられており、レンズ164の上方には、光源バルブ166が設けられる。
【0024】
レンズ164は、略矩形状に形成されたレンズ本体167と、レンズ本体167の周縁に設けられた係止縁168と、係止縁168に取り付けられた透明ベゼル169とからなる。
【0025】
透明ベゼル169は、レンズ本体167の係止縁168に嵌合された嵌合部170と、嵌合部170から外側に張り出された張出部171とを有する。透明ベゼル169の裏面169aには、遮光層172が設けられる。遮光層172は、印刷、蒸着、フィルムインモールド又は塗装等により形成される。
【0026】
【特許文献1】特開2002−373549号公報(第2〜3頁、第1図)
【特許文献2】特開2006−21670号公報(第2〜3頁、第7図)
【特許文献3】特開2003−220887号公報(第3〜5頁、第1図)
【特許文献4】特開2006−21657号公報(第3〜4頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0027】
上述した従来の車両用室内照明装置のうち、特許文献1に記載された図14に示す自動車用ルームランプ器具100、及び特許文献2に記載された図15に示す車両用室内照明灯130では、ルームランプ112(特許文献1)、バルブ134(特許文献2)、スイッチユニット135(特許文献2)等の機能部は、一体化されており、意匠部側に組み付けられて車両の内装パネルに収容される。
【0028】
これら自動車用ルームランプ器具100及び車両用室内照明灯130のような車両用室内照明装置では、意匠部側のスイッチの操作部には、スライダのみが配置され、スイッチユニットのバスバーは、機能部側に配置される。
【0029】
したがって、意匠部への機能部の組付時、機能部側に配置されたスイッチユニットのバスバーに対して、スライダを位置決めする必要がある。すなわち、例えば特許文献2に記載の車両用室内照明灯130では、スイッチユニット135のスイッチレバー137に対して、意匠部132のスイッチノブ140を位置決めする必要がある。このため、作業時間の増大を招き、コストを増大させるという問題があった。
【0030】
また、特許文献3に記載の図16に示す照明装置150では、意匠部であるレンズ体151にバルブ152を収容させるとともに、スイッチ155を組み付けられており、車両パネルへの装着時には、レンズ体151を車両パネルに組み付けるだけで、組付作業を完了することができる。したがって、作業時間の短縮及びコストの低減を図ることができる。
【0031】
しかし、バルブ152をレンズ体151の中央に配索させるため、導体を支える梁状のリブ157を、レンズ体151と一体化してレンズ体151内側に設ける必要がある。
【0032】
このため、レンズ体151の材料を白濁させたり、レンズ体151外面を擦りガラス状に曇らせたり、レンズ体151の表面に散光するようプリズムカット状に凹凸をつけて内部のリブ157が外から見えないようにしても、梁状のリブ157に厚さがあるため、バルブ152の光が透過する際にリブ157が映ってしまい、車室側からの見栄え性を悪化させるという問題があった。
【0033】
更に、特許文献4に記載の図17に示す室内照明灯160では、遮光層172は、レンズ部164のレンズ本体167の周縁部に設けられており、光源バルブ166及び光源バルブ166が装着される機能部172に対して、遮光範囲を規定されていない。このため、室内側からの見栄え性について、改善の余地が大きい。
【0034】
本発明は、バルブの点灯時の見栄えを損なうことなく意匠部に複数の機能部を装着可能にするとともに、光源スイッチの機能部の装着作業を損なうことなくスイッチの構造を簡素化、小型化できる車両用室内照明装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0035】
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
【0036】
(1) 機能部及び意匠部を有する車両用室内照明装置であって、
前記機能部には、
電線に所定の間隔をあけてそれぞれ接続され、バルブを装着された複数の光源部と、
電線に接続され、複数のバスバー及び各バスバー間に形成された絶縁部を有し、スイッチを構成するバスバー部とが設けられるとともに、
前記意匠部には、
前記光源部からのバルブ光を通すレンズ部と、
該レンズ部の内面側に設けられ、意匠部への機能部の組付時、電線に接続された状態の各光源部をそれぞれ嵌挿されることにより、各光源部をレンズ部に保持させる光源保持部と、
前記レンズ部の内面側に設けられ、前記バスバー部とともにスイッチを構成するコンタクト及びスイッチノブを組み込まれるとともに、意匠部への機能部の組付時、電線に接続された状態のバスバー部を嵌挿されることにより、バスバー部をレンズ部に保持させる接点保持部と、
前記レンズ部の内面側に装着され、少なくとも光源保持部及び接点保持部で囲まれた部位を覆う遮光性ハウジングとが設けられており、
前記意匠部への機能部の組付に伴って、スイッチを構成するバスバー部、コンタクト及びスイッチノブが、光源部のスイッチとして機能する状態となることを特徴とする車両用室内照明装置。
【0037】
(2) 前記スイッチを構成するコンタクトは、可撓性を有し、インデントを設けられるとともに、意匠部の接点保持部へのバスバー部の嵌挿方向に沿って傾斜されており、
前記意匠部への機能部の組付に伴って、コンタクトのインデントは、バスバー部のバスバーの表面を摺動されることを特徴とする前記(1)記載の車両用室内照明装置。
【0038】
(3) 前記コンタクトは、それぞれ独立して弾性変形可能な複数のバネ片からなることを特徴とする前記(2)記載の車両用室内照明装置。
【0039】
(4) 前記バスバー部のバスバー又は絶縁部のいずれかにコンタクトの接続位置が維持されるように、前記バスバー及び前記絶縁部のスライド部分にそれぞれ凹状部又は凸状部を形成したことを特徴とする前記(2)又は(3)記載の車両用室内照明装置。
【0040】
(5) 前記バスバーの絶縁部には、前記接点保持部の嵌挿時に前記コンタクトのインデントをバスバーの所定の位置に案内する案内手段が設けられていることを特徴とする前記(2)〜(4)のいずれか記載の車両用室内照明装置。
【0041】
(6) 前記レンズ部の外面側における光源保持部及び接点保持部に対応する部位には、遮光層が形成されることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか記載の車両用室内照明装置。
【0042】
(7) 前記レンズ部の外面側の全面には、半透過層が形成されることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれか記載の車両用室内照明装置。
【0043】
前記(1)記載の車両用室内照明装置では、意匠部への機能部の組付に伴って、電線に接続された状態の機能部の光源部が、意匠部の光源保持部に嵌挿されるとともに、電線に接続された状態の機能部のバスバー部が、意匠部の接点保持部に嵌挿される。これにより、光源部及びバスバー部はそれぞれ、電線に接続された状態で、光源保持部及び接点保持部を介してレンズ部の内面側に保持される。この際、スイッチを構成するバスバー部、コンタクト及びスイッチノブは、光源部のスイッチとして機能する状態となる。
【0044】
前記(2)記載の車両用室内照明装置では、意匠部への機能部の組付に伴って、可撓性を有するコンタクトのインデントは、バスバーの表面を摺動しつつ、バスバーに接触される。これにより、バスバーの表面の酸化皮膜が削ぎ落とされ、当初から確実な電気的接続が得られる。したがって、コンタクト及びバスバーの良好な導通状態が確保される。
【0045】
前記(3)記載の車両用室内照明装置では、コンタクトの各バネ片がそれぞれ、個々に独立してバスバーに所定の接触圧で接触する。したがって、各バネ片とバスバーとの接触圧が、個別に又は一定に調整可能となる。
【0046】
前記(4)記載の車両用室内照明装置では、意匠部への機能部の組付に伴って、コンタクトのインデントが、バスバー又は絶縁部の凹状部又は凸状部に案内され、バスバーに接触される。これにより、コンタクト及びバスバーの良好な導通状態が確保される。
【0047】
また、バスバー間の沿面距離が増大され、たとえバスバー部に高い電圧が印加された場合でも、バスバー間の高い絶縁性が確保される。
【0048】
また、バスバー部の絶縁部に凸状部が形成された場合、コンタクトのインデントが、バスバー部の対応するバスバーに誘導される際、バスバー部の絶縁部の凸状部に係合され、凸状部を乗り越すので、複雑な機構を必要とすることなく、スイッチ操作に節度感が付与される。
【0049】
また、バスバー部のバスバーに凹状部が形成された場合、意匠部への機能部の組付に伴って、コンタクトをスライドさせた際、インデントが、バスバーの凹状部により、バスバー部の対応するバスバーにおける所定の位置に保持され、接触される。これにより、コンタクト及びバスバーの良好な導通状態とスイッチ操作の節度感が確保される。
【0050】
また、バスバー部の絶縁部に凸状部が形成され、バスバー部のバスバーに凹状部が凸状部に連続して凸状部と交互に形成された場合、意匠部への機能部の組付に伴って、凸状部はそれぞれ、コンタクトのインデントをバスバー部の対応するバスバーに接触するよう誘導させる。また、凸状部に連続する凹状部はそれぞれ、コンタクトのインデントをバスバー部の対応するバスバーにおける所定の位置に誘導させる。これにより、コンタクトのインデントが、より円滑かつ確実にバスバーに誘導され、接触される。
【0051】
前記(5)記載の車両用室内照明装置では、意匠部への機能部の組付時、意匠部の接点保持部へのバスバー部の嵌挿に伴って、コンタクトのインデントは、案内手段により所定の位置に案内され、バスバーと確実に接触状態とされる。これにより、意匠部の接点保持部へのバスバー部の嵌挿作業だけで、コンタクトやスイッチノブとバスバー部の位置合わせが不要でスイッチの初期位置が設定可能となり、組み立て作業が軽減される。
【0052】
前記(6)記載の車両用室内照明装置では、遮光層により、搭乗者側から光源保持部及び接点保持部が見えなくなり、搭乗者側からの見栄え性が向上される。
【0053】
前記(7)記載の車両用室内照明装置では、半透過層は、蒸着塗装やフィルムインモールド等からなる装飾皮膜層である。半透過層により、バルブの非点灯時、搭乗者側から光源保持部及び接点保持部が見え難くなり、搭乗者側からの見栄え性が向上される。また、遮光性ハウジングによる遮光効果で、点灯時の光源部からのバルブ光によるレンズへの光源保持部及び接点保持部の映り込みがなく見栄え性の低下が抑制される。
【発明の効果】
【0054】
本発明の車両用室内照明装置によれば、意匠部への機能部の組付に伴って、バルブ点灯時の見栄えを損なうことなく、スイッチを構成するバスバー部、コンタクト及びスイッチノブを、レンズ部内側に配置でき、光源部のスイッチとして機能する状態とさせることで、機能部の組付性の向上、構成部品の削減、小型化ができる。
【0055】
本発明により得られる車両用室内照明装置は、車両の天井面やサンバイザ等の内装材に設けられ、良好な作業性及び見栄え性を要求される場合に好適に用いられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0056】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である車両用室内照明装置を示す分解斜視図であり、図2は、図1の車両用室内照明装置の要部斜視図である。また、図3は、図1の車両用室内照明装置のスイッチケースの天地逆の状態を示す斜視図、図4は、図1の車両用室内照明装置のコンタクトを示す斜視図、図5は、図1の車両用室内照明装置のレンズ部の天地逆の状態を示す斜視図、図6は、図1の車両用室内照明装置のバスバー及びコンタクトを示す要部断面図である。
【0057】
図1〜図6を参照すると、第1実施形態の車両用室内照明装置1は、機能部10と、機能部10が組み付けられる意匠部20と、機能部10に接続されたフレキシブルフラットケーブル(FFC)2とを有する。
【0058】
機能部10には、一対の光源部11と、スイッチを構成するバスバー部12とが設けられる。
【0059】
各光源部11はそれぞれ、フレキシブルフラットケーブル2に所定の間隔をあけてそれぞれ接続されており、バルブ13を装着される。各光源部11はそれぞれ、後述するスイッチによりON・OFFされ、バルブ13の点灯・非点灯を切り替えられる。
【0060】
バスバー部12は、フレキシブルフラットケーブル2とともにスイッチケース14に収容されており、ストレインリリーフカバー15により圧接部にフレキシブルフラットケーブル2を圧着・保持され、図3に示すように、一部がスイッチケース14の下面に露出している。バスバー部12は、図6に示すように、複数のバスバー12a及び各バスバー12a間に形成された絶縁部12bを有しており、意匠部20の後述する接点保持部23に組み込まれたコンタクト25及びフレキシブルフラットケーブル2の導電・接続を行う。
【0061】
バスバー部12の絶縁部12bにはそれぞれ、凸状部12cが、コンタクト25に対して所要の凸状に形成される。凸状部12cはそれぞれ、意匠部20への機能部10の組付に伴って、コンタクト25の半球状のインデント25cを係合され、バスバー部12の対応するバスバー12aに接触するようにインデント25cを誘導させる。
【0062】
また、凸状部12cはそれぞれ、バスバー部12のバスバー12a間の沿面距離を増大させる。これにより、たとえバスバー部12に高い電圧が印加された場合でも、バスバー12a間の高い絶縁性が確保される。
【0063】
更に、凸状部12cはそれぞれ、コンタクト25のインデント25cがバスバー部12の対応するバスバー12aに誘導される際、インデント25cを係合させ、乗り越させる。これにより、専用の機構を必要とすることなく、スイッチ操作に節度感が付与される。
【0064】
意匠部20には、レンズ部21と、ゲート形の光源保持部22と、ゲート形の接点保持部23と、遮光性ハウジング24とが設けられる。
【0065】
レンズ部21は、光源部11のバルブ13からの光を、透過、集光、又は散光させる。レンズ部21の内面側には、光源保持部22及び接点保持部23がそれぞれ設けられる。
【0066】
光源保持部22は、レンズ部21の内面側に設けられており、意匠部20への機能部10の組付時、各光源部11をそれぞれ嵌挿される。これにより、光源保持部22は、フレキシブルフラットケーブル2に接続された状態の各光源部11を、レンズ部21の内面側に保持させる。
【0067】
接点保持部23は、レンズ部21の内面側に設けられており、バスバー部12とともにスイッチを構成するコンタクト25及びスイッチノブ26を組み込まれる。接点保持部23は、意匠部20への機能部10の組付時、フレキシブルフラットケーブル2に接続された状態のバスバー部12を嵌挿されることにより、バスバー部12をレンズ部21の内面側に保持させるとともに、バスバー部12、コンタクト25及びスイッチノブ26を光源部11のスイッチとして機能する状態に接続する。
【0068】
接点保持部23のゲート内に配置されたコンタクト25は、バスバー部12の回路間の電気的断接を行う。すなわち、コンタクト25は、スリット25aを形成され、それぞれ独立して弾性変形可能な複数のバネ片25bからなり、可撓性を有する。コンタクト25は、インデント25cを設けられるとともに、意匠部20の接点保持部23へのバスバー部12の嵌挿方向に沿って傾斜されている。
【0069】
コンタクト25のインデント25cは、意匠部20への機能部10の組付に伴って、バスバー部12の絶縁部12bに形成された凸状部12cにより、バスバー部12の対応するバスバー12aに接触するように誘導され、接触される。これにより、コンタクト25及びバスバー12aの良好な導通状態が確保される。
【0070】
また、コンタクト25のインデント25cは、意匠部20への機能部10の組付に伴って、バスバー12aの表面で摺動される。これにより、バスバー12aの表面の酸化皮膜が削ぎ落とされ、コンタクト25のインデント25cとバスバー12aとの間で、当初から確実な電気的接続が得られるとともに、接触圧の安定が得られる。これにより、コンタクト25及びバスバー12aの良好な導通状態が確保される。
【0071】
更に、コンタクト25の各バネ片25bはそれぞれ、個々に独立してバスバー12aに所定の接触圧で接触する。これにより、各バネ片25bとバスバー12aとの接触圧が、個別に又は一定に調整可能とされる。
【0072】
接点保持部23に組み込まれたスイッチノブ26は、光源部11のバルブ13をON・OFF操作する際の被操作部材であり、コンタクト25を固定する。
【0073】
遮光性ハウジング24は、レンズ部21の内面側に装着されており、光源保持部22及び接点保持部23で囲まれたレンズ部21の内面側中央部を覆う。遮光性ハウジング24は、光源部11のバルブ13から図1中の上方への光を遮光させ、レンズ部21側(図1中、下向き)に反射させる。
【0074】
本実施形態の作用を説明する。
意匠部20への機能部10の組付に伴って、フレキシブルフラットケーブル2に接続された機能部10の光源部11が、意匠部20の光源保持部22に嵌挿され、レンズ部21の内面側に保持される。
【0075】
また、フレキシブルフラットケーブル2に接続された機能部10のバスバー部12が、意匠部20の接点保持部23に嵌挿され、レンズ部21の内面側に保持される。この際、接点保持部23に嵌挿されたバスバー部12と、接点保持部23に予め組み込まれたコンタクト25及びスイッチノブ26は、光源部11のスイッチとして機能する状態となる。
【0076】
図7は、本発明の第2実施形態である車両用室内照明装置のバスバー及びコンタクトを示す要部断面図である。
【0077】
図7を参照すると、第2実施形態の車両用室内照明装置において、バスバー部12の絶縁部12bには、凸状部12c(図6参照)が形成されておらず、これに代えて、バスバー部12のバスバー12aにはそれぞれ、バスバー12aとインデント25cの良好な接続となるよう凹状部12dが、コンタクト25に対して所要の凹状に形成される。
【0078】
意匠部20への機能部10の組み付け後、スイッチノブ26をスライドさせた際、凹状部12dがそれぞれコンタクト25のインデント25cを受けるので、操作者はバスバー12aの接続位置に保持されたことが確認でき、複雑な構造を用いることなく少ない部品点数で節度感を得ることができる。また、コンタクト25のインデント25cとバスバー12aの凹状部12dの曲率はほぼ近似して構成されることにより、インデント25cはバスバー12aが平面の場合に比べて良好な接触点を確保することができ、許容電流に対し、接点部の発熱を抑止できる。
その他の構成及び作用については、上記第1実施形態と同様である。
【0079】
図8は、本発明の第3実施形態である車両用室内照明装置のバスバー及びコンタクトを示す要部断面図である。
【0080】
図8を参照すると、第3実施形態の車両用室内照明装置において、バスバー部12の絶縁部12bにはそれぞれ、凸状部30が、コンタクト25(図6及び図7参照)に対して所要の凸状に形成される。また、バスバー部12のバスバー31はそれぞれ、コンタクト25に対して所要の凹状となる湾曲形状に形成されており、凸状部30に連続して凸状部30と交互に配置される。すなわち、バスバー部12は、交互に連続する絶縁部12bの凸状部30とバスバー31の湾曲形状を併せて、全体として断面視波形に形成される。
【0081】
意匠部20への機能部10の組付に伴って、バスバー部12の凸状部30はそれぞれ、コンタクト25のインデント25c(図6及び図7参照)をバスバー部12の対応するバスバー31に接触するよう誘導させる。また、凸状部30に連続する湾曲形状のバスバー31はそれぞれ、凸状部30によって誘導されてきたコンタクト25のインデント25cを、バスバー31における所定の位置に誘導させる。これにより、コンタクト25のインデント25cは凸状部30の頂点からずれるとバスバー31に慣性的にスライドし、より円滑かつ確実にバスバー部12の対応するバスバー31に誘導され、的確な位置に接触される。
その他の構成及び作用については、上記第1実施形態と同様である。
【0082】
図9(a)は、本発明の第4実施形態である車両用室内照明装置のバスバー及びコンタクトを示す要部概略平面図、図9(b)はバスバー部の斜視図である。
【0083】
図9を参照すると、第4実施形態の車両用室内照明装置において、バスバー部12の絶縁部12bは突出した曲面からなり、絶縁部12bにはそれぞれ、意匠部20(図1参照)の接点保持部23(図1参照)へのバスバー部12の嵌挿に伴うバスバー部12のバスバー12aのコンタクト25への進入方向(図9(a)中、矢印A方向)側(図9(a)中、下側)に、所要の案内形状40(図9では、先鋭な形状)が形成される。
【0084】
バスバー部12の絶縁部12bの案内形状40により、矢印B方向に沿って進入するコンタクト25のインデント25cが、所定の位置(例えば電源OFF位置)に案内され、バスバー部12のバスバー12aに対して確実に接触状態とされる。これにより、意匠部20の接点保持部23へのバスバー部12の嵌挿作業だけで、スイッチの初期位置が設定可能となり、良好な作業性が確保される。
その他の構成及び作用については、上記第1実施形態と同様である。
【0085】
図10(a)は、本発明の第5実施形態である車両用室内照明装置のバスバー及びコンタクトを示す要部概略平面図、図10(b)はバスバー部の斜視図である。
【0086】
図10を参照すると、第5実施形態の車両用室内照明装置において、バスバー部12の絶縁部12bの案内形状40よりもコンタクト25への進入側(図10(a)中、下側)には、平面視三角形状の待ち受けテーパ部50が形成される。待ち受けテーパ部50aは、絶縁部12bの案内形状40より先に、矢印方向に沿って進入するコンタクト25のインデント25c1を案内するとともに、矢印と逆方向に後退すると待ち受けテーパ部50bがインデント25c2を案内する。案内形状40及び待ち受けテーパ部50により、コンタクト25のインデント25cが、より円滑かつ確実に所定の位置に案内される。言い換えれば、バスバー部12の挿抜作業時に必ず非点灯位置にコンタクト25を誘導することができる。
その他の構成及び作用については、上記第4実施形態と同様である。
【0087】
図11は、本発明の第6実施形態である車両用室内照明装置のレンズ部及び光源部を示す要部概略断面図である。
【0088】
図11を参照すると、第6実施形態の車両用室内照明装置において、レンズ部21の外面側(図11中、下側)には、遮光層60が、光源保持部22及び接点保持部23(図1参照)に対応する部位に形成される。遮光層60により、点灯時に搭乗者側(図11中、下側)から光源保持部22及び接点保持部23の影が見えなくなり、レンズ部21に光源保持部22、接点保持部23を設けても、車室内からの見栄え性が向上される。
その他の構成及び作用については、上記第1実施形態と同様である。
【0089】
図12は、本発明の第7実施形態である車両用室内照明装置のレンズ部及び光源部を示す要部概略断面図である。
【0090】
図12を参照すると、第7実施形態の車両用室内照明装置において、レンズ部21の外面側(図12中、下側)の全面には、半透過層70が形成される。半透過層70は、蒸着塗装やフィルムインモールド等からなる装飾皮膜層である。
【0091】
半透過層70により、バルブ13の非点灯時はレンズの内側は暗部となるので、キャビン側からの光は半透過層70の表面で全反射し、搭乗者側(図12中、下側)から光源保持部22及び接点保持部23(図1参照)は見えない。また、バルブ点灯時はバルブの投光箇所(遮光性ハウジング24で囲われた部位)のみが明るくなるので、半透過層70を通してバルブの光は透過されるが、レンズ部の光源保持部22と接点保持部23の端面をハウジング24側面と揃える配置にすれば、各保持部はレンズ側に基端部を設けてもバルブ点灯時に影が映り込むことはなく、見栄えを損ねることなくレンズ部21内面に各機能部10を配置することができる。
その他の構成及び作用については、上記第1実施形態と同様である。
【0092】
以上のように上記各実施形態によれば、意匠部20への機能部10の組付時、フレキシブルフラットケーブル2に接続された機能部10の光源部11を、意匠部20の光源保持部22に嵌挿させるとともに、フレキシブルフラットケーブル2に接続された機能部10のバスバー部12を、意匠部20の接点保持部23に嵌挿させる。
【0093】
これにより、機能部10の光源部11及びバスバー部12をそれぞれ、意匠部20の光源保持部22及び接点保持部23を介してレンズ部21の内面側に保持させることができる。また、接点保持部23に嵌挿されたバスバー部12と、接点保持部23に予め組み込まれたコンタクト25及びスイッチノブ26を、光源部11のスイッチとして機能させることができる。
【0094】
つまり、フレキシブルフラットケーブル2に接続された状態の機能部10の光源部11及びバスバー部12を、意匠部20の光源保持部22及び接点保持部23に嵌挿させるだけで、バスバー部12、コンタクト25及びスイッチノブ26を、光源部11のスイッチとして機能させることができ、作業効率の向上及びコストの削減を図ることができる。また、機能部10と接続されたフレキシブルフラットケーブル2を、意匠部20のレンズ部21の内面側の空中に保持させることができ、フレキシブルフラットケーブル2を支持するための特別な支持構造を不要とすることができる。
【0095】
更に、光源部11に装着されたバルブ13からの散光を、レンズ部21と遮光性ハウジング24との間で遮光又は反射させることで、レンズ部21側に効率的に配光させることができる。したがって、例えばセダンのリヤトレイ直下のトランク灯光用として、意匠部20及び機能部10が配置された場合でも、リヤトレイのトリム側へのバルブ光の漏洩を防止することができる。これにより、トリム側に遮光のための手段を設ける必要をなくすことができる。
【0096】
加えて、バスバー部12とともにスイッチを構成するコンタクト25及びスイッチノブ26が、意匠部20の接点保持部23に組み込まれるので、スイッチの部品点数を削減させることができ、コストを低減させることができるとともに、スイッチの小型化を図ることができる。スイッチの小型化により、構成部品の生産設備を小型化することができ、金型費を低減させることができるとともに、成型圧力を低く設定することができる。これにより、生産効率の向上を図ることができ、生産コストを低減させることができる。
【0097】
また、意匠部20単体での搬送時、コンタクト25はゲート形の接点保持部23内に保護されるので、他部品との干渉によるコンタクト25の変形等を防止することができる。
【0098】
なお、上記各実施形態では、従来のようなバルブを保持させるための梁状のリブ157(図16参照)を設ける必要がない。したがって、リブ157が外から見えないように、レンズ部21の材料を白濁させたり、レンズ部21の外面を擦りガラス状に曇らせたりする必要がない。また、バルブ光がレンズ部21を透過する際にリブ157(図16参照)等のレンズ内の機能部が映ってしまうようなこともない。これらにより、車室内からの見栄え性を向上させることができる。
【0099】
また、上記実施形態では、スイッチを構成するバスバー部12、コンタクト25及びスイッチノブ26が、スライドスイッチとして機能するが、これに限らない。
【0100】
すなわち例えば、図13を参照すると、意匠部のレンズ部80におけるバスバー81に対向する位置に、可撓性を有するスイッチ操作部82を、フィルムインモールドによりレンズ部80の外面側に凸ドーム状に設けるとともに、スイッチ操作部82の内面に、導通性印刷又は金属接点からなるコンタクト83を設ける。そして、バスバー81、スイッチ操作部82及びコンタクト83により、モメンタリスイッチ(ドームスイッチ)として構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】本発明の第1実施形態である車両用室内照明装置を示す分解斜視図である。
【図2】図1の車両用室内照明装置の要部斜視図である。
【図3】図1の車両用室内照明装置のスイッチケースの天地逆の状態を示す斜視図である。
【図4】図1の車両用室内照明装置のコンタクトを示す斜視図である。
【図5】図1の車両用室内照明装置のレンズ部の天地逆の状態を示す斜視図である。
【図6】図1の車両用室内照明装置のバスバー及びコンタクトを示す要部断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態である車両用室内照明装置のバスバー及びコンタクトを示す要部断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態である車両用室内照明装置のバスバー及びコンタクトを示す要部断面図である。
【図9】(a)は本発明の第4実施形態である車両用室内照明装置のバスバー及びコンタクトを示す要部概略平面図、(b)はバスバー部の斜視図である。
【図10】(a)は本発明の第5実施形態である車両用室内照明装置のバスバー及びコンタクトを示す要部概略平面図、(b)はバスバー部の斜視図である。
【図11】本発明の第6実施形態である車両用室内照明装置のレンズ部及び光源部を示す要部概略断面図である。
【図12】本発明の第7実施形態である車両用室内照明装置のレンズ部及び光源部を示す要部概略断面図である。
【図13】スイッチをモメンタリスイッチ(ドームスイッチ)として構成した例を示す要部概略断面図である。
【図14】特許文献1で開示されている自動車用ルームランプ器具を示す分解斜視図である。
【図15】特許文献2で開示されている車両用室内照明灯を示す分解斜視図である。
【図16】特許文献3で開示されている照明装置を示す分解斜視図である。
【図17】特許文献4で開示されている室内照明灯を示す断面図である。
【符号の説明】
【0102】
1 車両用室内照明装置
2 フレキシブルフラットケーブル(FFC)
10 機能部
11 光源部
12 バスバー部
12a バスバー
12b 絶縁部
12c 凸状部
12d 凹状部
13 バルブ
14 スイッチケース
15 ストレインリリーフカバー
20 意匠部
21 レンズ部
22 光源保持部
23 接点保持部
24 遮光性ハウジング
25 コンタクト
25a スリット
25b バネ片
25c インデント
26 スイッチノブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機能部及び意匠部を有する車両用室内照明装置であって、
前記機能部には、
電線が接続され、バルブを装着した複数の光源部と、
電線が接続され、複数のバスバー及び該バスバー間に形成された絶縁部を有し、スイッチを構成するバスバー部とが設けられるとともに、
前記意匠部には、
前記光源部からのバルブ光を通すレンズ部と、
該レンズ部の内面側に前記光源部を嵌挿されることにより、前記光源部をレンズ部に保持させる光源保持部と、
前記レンズ部の内面側に前記バスバー部を嵌挿されることにより前記バスバー部をレンズ部に保持させるとともに前記レンズ部に装着されたコンタクト及びスイッチノブがバスバー部と接続される接点保持部と、
前記レンズ部のバルブ光を通す部位、前記光源保持部、及び前記接点保持部の一部を覆うハウジングとを設けたことを特徴とする車両用室内照明装置。
【請求項2】
前記スイッチを構成するコンタクトは、可撓性を有し、インデントを設けられるとともに、意匠部の接点保持部へのバスバー部の嵌挿方向に沿って傾斜されており、
前記意匠部への機能部の組付に伴って、コンタクトのインデントは、バスバー部のバスバーの表面を摺動されることを特徴とする請求項1記載の車両用室内照明装置。
【請求項3】
前記コンタクトは、それぞれ独立して弾性変形可能な複数のバネ片からなることを特徴とする請求項2記載の車両用室内照明装置。
【請求項4】
前記バスバー部のバスバー又は絶縁部のいずれかにコンタクトの接続位置が維持されるように、前記バスバー及び前記絶縁部のスライド部分にそれぞれ凹状部又は凸状部を形成したことを特徴とする請求項2又は3記載の車両用室内照明装置。
【請求項5】
前記バスバーの絶縁部には、前記接点保持部の嵌挿時に前記コンタクトのインデントをバスバーの所定の位置に案内する案内手段が設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか記載の車両用室内照明装置。
【請求項6】
前記レンズ部の外面側における光源保持部及び接点保持部に対応する部位には、遮光層が形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の車両用室内照明装置。
【請求項7】
前記レンズ部の外面側の全面には、半透過層が形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の車両用室内照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2008−143213(P2008−143213A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−329440(P2006−329440)
【出願日】平成18年12月6日(2006.12.6)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】