説明

車両用空調装置

【課題】車両用空調装置において、運転者が運転中にハンドルから手を離さなくとも手の汗を直接乾かすことができる空調装置を提供する。
【解決手段】ステアリングホイール31に設けられた静電容量センサ32と、ステアリングホイール31の舵角センサ33とを含み、各センサ32,33からの信号に基づいてステアリングホイール31を握る運転者の手の位置を計算し、運転者の手の位置に基づいて吹き出し口11,21の縦、横フィン12,13,22,23の角度を調整して空調用空気の吹き出し方向を運転者の手の方向となるよう変化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用空調装置の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両に搭載されている車両用空調装置には、車両に設けられた外気温センサ、内気温センサ、水温センサ及び日射センサ等の各種センサからの検出信号に基づいて吹出口及び吹出温度を選択し、風量・風向を制御することにより、乗員に対して最適な空調を提供しようとするオートエアコンと呼ばれるものが多く用いられている。
【0003】
しかし、上記のオートエアコンは、各種センサの検出信号に対して風量・風向制御の手順が予め決められているため、各乗員に対して最適な空調が提供できていない場合がある。これは、乗員の身長・体型によって着座位置、着座姿勢、顔部位置が変わるため要求される風向・風量制御が各乗員によって異なるからである。
【0004】
このため、乗員の着座位置、着座姿勢、顔部位置に基づいて風量・風向制御を行うことにより、最適な空調を実現することができる車両用空調装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された従来技術は、吹き出し口をモータによって駆動させるようなスイングレジスタによって風向を変化させるように構成されている。
【0005】
また、運転者は運転中に手に汗をかくことがあり、このような運転者の手汗を乾かす手段として、運転席近傍に手汗を乾かすための空気吹き出し口を設け、運転者が手をかざすと空気が吹き出すような車両用空気吹き出し装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
一方、運転者のステアリング上の手の位置を検出し、運転者の手の位置のパターン変化に基づいて運転者の操舵等についての予測を行うことにより、操舵角度への介入などのアクティブ制御を行うようにする方法が提案されている。この方法では、ステアリングホイール上に等間隔で配置された電極或いはセンサによってステアリングホイールの握り位置を検出する方法が用いられている。
【0007】
【特許文献1】特開2006−264485号公報
【特許文献2】特開2004−122802号公報
【特許文献3】特表2003−535757号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
運転者は運転中にはハンドルを握っているが、手汗によってハンドルが握りにくくなるという場合がある。特許文献1に記載された従来技術は、乗員の着座位置、着座姿勢、顔部位置に基づいて風量・風向制御を行うことにより、乗員か快適と感じられる空調を行うことができるが、ハンドルを握っている運転者の手汗を直接乾かすということについては考慮されていない。
【0009】
特許文献2に記載された従来技術では、運転者が手を吹き出し口にかざさなければ、手汗を乾かすことができないので手汗を乾かすたびにステアリングホイールから手を離さなければならず、運転に適さない体勢となってしまう場合があった。また、ステアリングホイールを握っている運転者の手の位置は運転中に常に変化しているので、特許文献2に記載された従来技術では、このように位置が常に変化するハンドルを握っている手の汗を直接乾かすことができない場合があった。
【0010】
本発明は、運転者が運転中にハンドルから手を離さなくとも手汗を直接乾かすことができる空調装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の車両用空調装置は、吹き出し口から車内に空調用空気を吹き出して車内の空気調和を行う車両用空調装置であって、運転者の手の位置を取得する位置取得手段と、位置取得手段によって取得された運転者の手の位置に基づいて吹き出し口の空調用空気の吹き出し方向を変化させる吹き出し方向可変機構と、を有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の車両用空調装置において、位置取得手段は、ハンドルを握る運転者の手の位置を取得すること、としても好適であるし、位置取得手段は、ハンドルに設けられた握り位置検出センサと、ハンドルの舵角センサとを含み、各センサからの信号に基づいてハンドルを握る運転者の手の位置を計算すること、としても好適であるし、吹き出し口は複数であって、吹き出し方向可変機構は、各吹き出し口の空調用空気の吹き出し方向をそれぞれ変化させること、としても好適であるし、吹き出し方向可変機構は、吹き出し口のフィンの角度を駆動手段によって変化させること、としても好適である。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、運転者が運転中にハンドルから手を離さなくとも手の汗を直接乾かすことができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態における車両用空調装置100の構成を示す。図1に示す様に、車両の運転者座席の前方には運転操作用のハンドル30と前方のダッシュボード10が配置されており、ダッシュボード10のハンドル30の両側には空調用空気吹き出し口11,21が配置されている。また、車両前方中央には各種のスイッチボタンが配置され、その中に、送風モード切替スイッチ41が配置されている。
【0015】
ハンドル30は、運転者が手で握って回転操作を行うステアリングホイール31とハンドル30の回転軸とステアリングホイール31とを接続するハブ34とを備えている。ステアリングホイール31には周方向に沿って静電容量の変化を検出する複数の静電容量センサ32が取り付けられている。静電容量センサ32はステアリングホイール31の全周にわたって等間隔に配置されていてもよいし、運転者が一番多くステアリングホイール31を握ると予想される場所に部分的に取り付けることとしてもよい。また、静電容量センサ32はハブ34に取り付けられていてもよい。静電容量センサ32はハンドル30を握る運転者の手の位置を検出する位置検出センサを構成する。ハンドル30の回転軸にはハンドル30の舵角を検出する舵角センサ33が取り付けられている。舵角センサ33はレゾルバ等の非接触式角度センサを用いてもよいし、接触式の角度センサを用いてもよい。
【0016】
空調用空気吹き出し口11,21は車両に取り付けられたエアコン、或いはヒータ等の空調設備からの空調用空気を吹き出すもので、空気の吹き出し方向を調節する横フィン12,22と縦フィン13,23とを備えている。各フィン12,13,22,23はそれぞれ横フィンモータ14,24及び縦フィンモータ15,25によって上下及び左右方向に回転駆動されるように構成されている。各フィン12,13,23,24の回転角度は横フィン角度センサ16,26、縦フィン角度センサ17,27によって検出されるように構成されている。各フィンモータ14,15,24,25と各フィン角度センサ16,17,26,27は空調用空気の吹き出し方向を変化させる吹き出し方向可変機構を構成する。
【0017】
ハンドル30の静電容量センサ32、舵角センサ33、各吹き出し口11,21の各フィン角度センサ16,17,26,27、送風モード切替スイッチ41はそれぞれ静電容量センサインターフェース61、舵角センサインターフェース62、横フィン角度センサインターフェース53,57、縦フィン角度センサインターフェース54,58、切替スイッチインターフェース65を介して制御部70とデータバス73で接続され、各センサからの信号が制御部70へ入力されるように構成されている。また、横フィンモータ14,24、縦フィンモータ15,25はそれぞれ横フィンモータインターフェース51,55、縦フィンモータインターフェース52,56を介して制御部70に接続され、制御部70の指令によって駆動されるように構成されている。
【0018】
制御部70は入力信号の処理及び演算を行うと共に各モータ14,15,24,25への駆動指令を出力する。制御部70は内部に演算処理用のCPUを含むものであってもよいし、信号の処理、演算、指令出力を行うことができるような電気回路によって構成されていてもよい。制御部70は、制御用データやプログラム等を格納している記憶部71とデータバス73を介して接続され、信号処理、演算等の際に必要に応じてデータを読み出すことができるように構成されている。
【0019】
以上のように構成された車両用空調装置100の動作について、図2を参照しながら説明する。
【0020】
図2のステップS101に示すように、車両が始動されると制御部70は、送風モード切替スイッチ41の位置信号を切替スイッチインターフェース65を介して取得する。この信号は、例えば、送風モードが手汗乾燥モードとなっている場合は1で、そうでない場合にはゼロというような信号である。そして、制御部70は、図2のステップS102に示すように、その信号に基づいて送風モード切替スイッチ41が手汗乾燥モードになっているかどうかを判断する。送風モード切替スイッチ41が手汗乾燥モードとなっていない場合には、図2のステップS101に戻って再度送風モード切替スイッチ41の位置信号の取得を行う。
【0021】
送風モード切替スイッチ41が手汗乾燥モードとなっている場合には、制御部70は、図2のステップS103に示すように、ハンドル30のステアリングホイール31に設けられた静電容量センサ32からの信号を静電容量センサインターフェース61を介して取得する。静電容量センサ32は、ステアリングホイール31の全周にわたって等間隔に配置されており、静電容量センサインターフェース61は各静電容量センサ32からの信号が入力され、各静電容量センサ32によって検出される静電容量の分布信号を制御部70に出力するように構成されている。例えば、ステアリングホイール31の周方向に向かって各静電容量センサ32の番号付けがされており、各静電容量センサ32の番号に対応した静電容量センサ32からの検出信号を制御部70に出力するように構成されていてもよい。
【0022】
図2のステップS104に示すように、制御部70は、静電容量センサインターフェース61から取得したハンドル30に設けられた静電容量センサ32の検出信号の分布から、運転者の握っているステアリングホイール31上の位置を予想する。これは、静電容量インターフェース61から取得した各信号と所定の閾値とを比較して、所定の閾値よりも静電容量が大きい部分は運転者の手が位置している部分と認識し、各信号が所定の閾値よりも静電容量が小さい部分は運転者の手が位置していない部分として判断することによって、ステアリングホイール31上での運転者の握り位置を取得する。また、同時にハブ34に設けられた静電容量センサ32によってハブ34に運転者が手を置いている状態かどうかを取得するようにしてもよい。
【0023】
図2のステップS105に示すように、制御部70は、ハンドル30の舵角センサ33からハンドル30の舵角データを取得する。この舵角データは、初期のハンドル30の回転角度をゼロとして、そこからの回転角度である。そして、図2のステップS106に示すように、制御部70は、運転者の手がステアリングホイール31上のどの位置にあるか、すなわち、ステアリングホイール31の基準位置からどのくらいの角度位置にあるのかのデータと舵角センサ33からの信号によるステアリングホイール自体がどの程度の角度回転しているのかの信号とによって、運転者の手の位置の座標を計算することができる。この座標は、例えば、各吹き出し口11,21を原点とする座標であってもよい。そして、図2のステップS107,S108に示すように、制御部70は、その座標と各吹き出し口11,21との位置関係から、吹き出し口11,21から運転者の手の位置に対する横方向と縦方向の角度を計算する。
【0024】
図2のステップS109に示すように、制御部70は、横フィンモータ14,24を駆動する指令を横フィンモータインターフェース51,55に出力し、横フィンモータインターフェース51,55はこの指令によって横フィンモータ14,24を駆動する制御信号を各横フィンモータ14,24に出力する。各横フィンモータ14,24はこの制御信号によって始動する。制御部70は、図2のステップS110に示すように、各横フィン角度センサ16,26からの入力信号によって各横フィン12,22の角度を取得し、図2のステップS111に示すように、先に計算した縦方向あるいは上下方向の吹き出し角度と比較する。横フィン12,22の角度と計算した縦方向の吹き出し角度とにずれがある場合には、制御部70は横フィンモータ14,24の駆動を続けながら、図2のステップS110に戻って横フィン12,22の角度を取得して、図2のステップS111に示すように横フィン12,22の角度が所定の吹き出し角度となっているかを比較し、横フィン12,22の角度の監視を続ける。制御部70は横フィン12,22の角度を調整するために横フィンモータ14,24を同一方向に回転させてもよいし、必要に応じて逆回転させるようにしても良い。横フィン12,22の角度が先に計算した縦方向の吹き出し角度に達したら、制御部70は、図2のステップS112に示すように、横フィンモータ14,24の回転を停止する。
【0025】
次に制御部70は、図2のステップS113からステップS116に示すように、横フィン12,22の角度の調節と同様のステップで縦フィンモータ15,25を始動して、縦フィン13,23の角度の調整を行う。制御部70は図2のステップS114に示すように縦フィン角度センサ17,27からの角度信号を取得し、図2のステップS115に示すように、その角度が先に計算した横方向の吹き出し角度となっているかどうかを判断し、先に計算した吹き出し角度となるまで縦フィン13,23の角度の調整を続ける。そして、縦フィン13,23の角度が先に計算した所定の角度となっている場合には、図2のステップS116に示すように、縦フィンモータ15,25を停止する。
【0026】
制御部70は、図2のステップS117に示すように、例えば、シフトレバーの位置検出信号などの車両停止状態を把握することができる車両停止状態取得手段からの信号を取得し、図2のステップS118に示すように、この信号によって車両が運転状態かどうかを判断する。そして、車両が停止状態で無い場合には、図2のステップS101に戻って、再び車両用空調装置100の動作を続ける。一方、制御部70は、図2のステップS118において車両が停止状態にあると判断した場合は車両用空調装置100の動作を停止する。
【0027】
以上のような車両用空調装置100の動作によって、各吹き出し口11,21の各縦、横フィン12,13,22,23は空調用空気をハンドル30にある運転者の手の位置に向かって吹き出されるような方向に調整する。これによって、例えば乾燥した空調用空気が各吹き出し口11,21から直接、運転者の手に向かって吹き出され、効果的に運転者の手汗を乾燥させることができる。特に、運転者がハンドル30を握って運転していても、運転者の手の位置に直接空気を吹き付けることができるので、効果的に手汗を乾燥させることができるという効果を奏する。
【0028】
以上説明した本実施形態では、ハンドル30上の手の位置の検出用として静電容量センサ32が用いられる場合について説明したが、ハンドル30のどの位置に運転者の手が位置しているかを検出することができれば、静電容量センサ32に限らず、例えば圧力センサなどを用いてもよい。また、吹き出し口11,21の大きさが大きく、吹き出し口11,21からの空調用空気をハンドル30全体に当てることができる場合には、運転者の手の位置を検出するための静電容量センサ32を複数取り付けずに、運転者が最もよく手を置くと想定される場所に設置して、運転者がハンドル30を握っているかどうかを判断してハンドル30全体に空調用空気を吹き出すように構成してもよい。
【0029】
また、縦、横フィン12,13,22,23の駆動はモータによって駆動することとして説明したが、例えば、ワイヤとプーリ等を用いて各フィン12,13,22,23の角度を変更することができるように構成してもよい。更に、各フィンモータ14,15,24,25を角度制御の可能なステッピングモータ等を用い、制御部70の指令によって直接、各フィン12,13,22,23の角度を制御するように構成してもよい。
【0030】
本実施形態では、手汗乾燥モードの動作について説明したが、送風モード切替スイッチ41が手汗乾燥モードになっていない場合には、通常の車室内の空調装置として動作し、例えば、各種センサの信号に基づいて車室内の乗員の顔部、あるいは胴部に向けて空調用空気を吹き出すように構成することができる。
【0031】
以下、本発明の他の実施形態について図3を参照しながら説明する。先に説明した実施形態と同様のステップについては説明を省略する。本実施形態のステップS201からS216までは図2のステップS101からS116と同様である。
【0032】
本実施形態では、制御部70は、図3のステップS217に示すように、図3のステップS203で取得したハンドル30のステアリングホイール31に設けられた複数の静電容量センサ32からの信号の全てが所定の閾値以下であるかどうかを判断する。そして全ての静電容量センサ32からの信号が所定の閾値以下の場合には、静電容量センサ32は人体を検出しておらず、運転者がステアリングホイール31を握っていない状態と判断し車両用空調装置100の動作を停止する。一方、複数の静電容量センサ32のうちのいずれか1つが所定の閾値を超えている場合には、制御部70は、静電容量センサ32は人体を検出しており、運転者がステアリングホイールを握っているあるいはハンドル30に触っていると判断し、再度図3のステップS201に戻って切り替えスイッチ位置の信号を取得し、車両用空調装置100の動作を続ける。
【0033】
本実施形態は先に説明した実施形態と同様の効果を奏すると共に、車両停止状態を取得しないでよいことから、システムが簡便になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施形態である車両用空調装置100の構成を示す系統図である。
【図2】本発明の実施形態である車両用空調装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施形態である車両用空調装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0035】
10 ダッシュボード、11,21 吹き出し口、12,22 横フィン、13,23 縦フィン、14,24 横フィンモータ、15,25 縦フィンモータ、16,26 横フィン角度センサ、17,27 縦フィン角度センサ、30 ハンドル、31 ステアリングホイール、32 静電容量センサ、33 舵角センサ、34 ハブ、41 送風モード切替スイッチ、51,55 横フィンモータインターフェース、52,56 縦フィンモータインターフェース、53,57 横フィン角度センサインターフェース、54,58 縦フィン角度センサインターフェース、61 静電容量センサインターフェース、62 舵角センサインターフェース、65 切替スイッチインターフェース、70 制御部、71 記憶部、73 データバス、100 車両用空調装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吹き出し口から車内に空調用空気を吹き出して車内の空気調和を行う車両用空調装置であって、
運転者の手の位置を取得する位置取得手段と、
位置取得手段によって取得された運転者の手の位置に基づいて吹き出し口の空調用空気の吹き出し方向を変化させる吹き出し方向可変機構と、
を有することを特徴とする車両用空調装置。
【請求項2】
請求項1に記載の車両用空調装置であって、
位置取得手段は、ハンドルを握る運転者の手の位置を取得すること、
を特徴とする車両用空調装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用空調装置であって、
位置取得手段は、ハンドルに設けられた握り位置検出センサと、ハンドルの舵角センサとを含み、各センサからの信号に基づいてハンドルを握る運転者の手の位置を計算すること、
を特徴とする車両用空調装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用空調装置であって、
吹き出し口は複数であって、
吹き出し方向可変機構は、各吹き出し口の空調用空気の吹き出し方向をそれぞれ変化させること、
を特徴とする車両用空調装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用空調装置であって、
吹き出し方向可変機構は、
吹き出し口のフィンの角度を駆動手段によって変化させること、
を特徴とする車両用空調装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate