車載用タブレットホルダー装置
【課題】タブレットPC19を運転操作やエアコン、エアバッグ等の車載装置類の操作や作動の邪魔にならないように車内に取り付けることができる車載用タブレットホルダー装置10,20を提供すること。
【解決手段】使用位置にセットすると、ホルダープレート13がモニター31に重なり、ホルダープレート13に装着したタブレットPC19によってモニター31が覆われる。運転者はモニター31を見たり、モニター31でタッチスクリーン操作をすると同様に、モニター31の直前にセットされたタブレットPC19を見たり、タッチスクリーン操作することができる。非使用位置では、タブレットPC19はモニター31の直前から退避し、固定フレーム11の窓開口11eを通してモニター31が開放される
【解決手段】使用位置にセットすると、ホルダープレート13がモニター31に重なり、ホルダープレート13に装着したタブレットPC19によってモニター31が覆われる。運転者はモニター31を見たり、モニター31でタッチスクリーン操作をすると同様に、モニター31の直前にセットされたタブレットPC19を見たり、タッチスクリーン操作することができる。非使用位置では、タブレットPC19はモニター31の直前から退避し、固定フレーム11の窓開口11eを通してモニター31が開放される
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車内にタブレットPCを取り付けるための車載用タブレットホルダー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近時、平板状の外形を有し、タッチパネル式の表示入力画面を備えた携帯情報端末の一種であるタブレットPCが市場に広く供給されている。このタブレットPCは車内に取り付けることにより、最新の地図情報や楽曲情報を取り込んだカーナビゲーションシステムやカーオーディオシステムとして利用できる。
【0003】
しかし、タブレットPCを車内に取り付ける場合、タブレットPCが運転者の前方視界を遮らないこと、ハンドル操作の邪魔にならないこと、ダッシュボードに設けられたエアコンの吹き出し口を塞がないこと、純正の車載オーディオシステムやエアコン等の各種操作ボタンの操作の邪魔にならないこと、エアバッグの作動の妨げにならないこと等、運転操作やエアコン、エアバッグ等車載装置類の操作や作動の邪魔にならないように取り付ける必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】引用なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑み、タブレットPCを運転操作やエアコン、エアバッグ等の車載装置類の操作や作動の邪魔にならないように車内に取り付けることができる車載用タブレットホルダー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、車内にタブレットPCを取り付けるための車載用タブレットホルダー装置であって、
車載モニターの周縁部に固定可能な固定フレームと、
固定フレームに回動可能に組み付けられ、タブレットPCを着脱可能に保持できるホルダープレートを備え、
固定フレームを車載モニターの周辺に固定したとき、ホルダープレートが車載モニターに重なる使用位置と、車載モニターから離れて車載モニターが開放される非使用位置との間で回動するようにホルダープレートを車室内に取り付けることができるようにしたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車載用タブレットホルダー装置において、
前記固定フレームが窓開口を有し、固定フレームで車載モニターを囲むように、かつ非使用位置において車載モニターの略全域が窓開口から露出するように固定フレームを車載モニターの周縁部に接着して固定できるように構成したことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車載用タブレットホルダー装置において、
前記固定フレームに回動フレームを回動可能に組み付け、回動フレームにユニバーサルジョイントを介して前記ホルダープレートを組み付けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
純正の車載モニターは元来、運転操作やエアコン、エアバッグ等車載装置類の操作や作動の邪魔にならないように装備されている。
請求項1に記載の発明によれば、ホルダープレートに保持したタブレットPCを使用位置において、純正の車載モニターに重なる位置に取り付けることができるので、運転操作の妨げになることはない。
一方、非使用位置では車載モニターが固定フレーム窓開口を通して解放されるので、車載モニターを見たり、車載モニターを見ながらタッチスクリーン操作することができ、純正の車載モニターの操作の妨げになることはない。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、車載モニターを囲むようにして固定フレームを車載モニターの周縁部に接着するので、強固に固定できる。
また、接着によって固定するので、固定フレームを純正車載モニターの周縁部に固定するため、周縁部にねじ穴を形成するなどの加工作業を要しない。そのため、簡単に車載用タブレットホルダー装置を車載モニターの周辺に取り付けることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、ホルダープレートの使用位置において、ホルダープレートに保持したタブレットPCの向きをユニバーサルジョイントによって微調整でき、タブレットPCの使い勝ってが良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置(非使用位置)を装備した車両の運転席を示す説明図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置(使用位置)を装備した車両の運転席を示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置を分解した側面説明図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置(非使用位置)の側面図である。本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のL型フックを示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のボールジョイントを示す分解図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のL型フックを示す斜視図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のホルダープレートの裏面を示す斜視図である。
【図8】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のホルダープレートの表面を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置を示す側面図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置(非使用位置)を示す側面図である。
【図11】本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置(非使用位置)のボールジョイントを示す分解図である。
【図12】本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置ののL型フックを示す斜視図である。
【図13】本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のホルダープレートの裏面を示す斜視図である。
【図14】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダーに用いることができるユニバーサルジョイントを示す断面図である。
【図15】同ユニバーサルジョイントを示す分解図である。
【実施例1】
【0013】
以下に本発明を図面に基づき説明する。図1及び図2には本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10を装備した車両の運転席が示されている。当該車載用タブレットホルダー装置10は、車両のセンターコンソール30に装備されている純正車載用モニター31に取り付けられている。このモニター31には車載オーディオシステムの音量調整ボタン、選曲ボタン等、ラジオ選局ボタン、車載カーナビゲーションシステムの操作ボタン、エアコンの操作ボタン等タッチスクリーン操作される各種操作ボタンが表示されている。
【0014】
図3に示すように、車載用タブレットホルダー装置10は固定フレーム11、回動フレーム12及びホルダープレート13を備えている。固定フレーム11は図1に示すように、上下両辺11a,11bと左右両辺11c,11dで構成した矩形の外形を有し、各辺11a〜11dによってモニター31と略同じ形状の窓開口11eが区画形成されている。固定フレーム11の各辺11a〜11dの裏面には両面接着テープ11fが貼着されている。
【0015】
回動フレーム12は矩形の平板形状を有し、固定フレーム11の上辺11aに凸設した左右一対のアーム片11gとヒンジピン14で固定フレーム11の上辺11aに回動可能に組み付けられている。回動フレーム12は図1及び図3に示すように、固定フレーム11の上辺11aから垂下して窓開口11eを覆い隠す使用位置と、図2及び図4に示すように、固定フレーム11の上辺11aから斜め後方へ跳ね上がる非使用位置との間で回動させることができる。
【0016】
ホルダープレート13はボールジョイント15で回動フレーム12の中央部に組み付けられている。図5に示すように、ボールジョイント15は回動フレーム12の中央部に一体に凸設したボール16と、一端にボール16が嵌合する半球状の凹部17aを形成するとともに一端の外周部にネジ部17bを形成し、他端にL型フック17cを一体に設けた樹脂成型品のボールホルダー17と、ボールホルダー17のネジ部17bに締め付けることのできるナット部材18から構成されている。そして、半球状の凹部17aの中心部にスリット17dが形成されている。凹部17aをボール16に嵌合し、ナット部材18をネジ部17bに締め付けることにより、ボールホルダー17が回動フレーム12に上下左右のいずれの方向にも傾斜角度を調整可能に組み付けられている。
【0017】
L型フック17cは、図6に示すように、板状ベース17eの中央付近に凸設したL字片17f、L字片17fとベース17eを連結する連結片17gから構成され、ベース17e、L字片17f、連結片17gは樹脂で一体成型されている。
一方、図7に示すように、ホルダープレート13の裏面中央部にはジョイント穴13aが形成されている。このジョイント穴13aは矩形の第1穴13bと第1穴13bより幅の狭い矩形の第2穴13cから成り、第1穴13bと第2穴13cが連通している。
【0018】
L字片17fを第1穴13bに挿通し、ベース17eに沿って上方へスライドさせると連結片17gが第2穴13cに嵌合し、L字片17fがジョイント穴13aの裏面に係合し、ホルダープレー13がボールジョイント15に着脱可能に連結される。
図8に示すように、ホルダープレート13の表面側の外周部には保持フレーム13dが形成されている。タブレットPC19は保持フレーム13dに嵌合することによりホルダープレート13に着脱可能に装着できる。ホルダープレート13に装着したタブレットPC19を取り外すときはホルダープレート13の片隅に形成した穴13eに指を通してタブレットPC19を押し出す。
【0019】
第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10の構造は以上の通りであって、図4に示すように、固定フレーム11を両面接着テープ11fで純正車載用モニター31の周縁部に接着して固定する。
図2に示すように、回動フレーム12を使用位置にセットすると、ホルダープレート13がモニター31に重なり、ホルダープレート13に装着したタブレットPC19によってモニター31が覆われる。運転者はモニター31を見たり、モニター31でタッチスクリーン操作をすると同様に、モニター31の直前にセットされたタブレットPC19を見たり、タッチスクリーン操作することができる。その際、ボールジョイント15でホルダープレート13の姿勢を微調整してタブレットPC19を操作し易い向きにセットする。
【0020】
一方、車載モニター31を直接見たり、操作する必要が生じた場合、図1及び図4に示すように、回動フレーム12を回動操作して非使用位置へ跳ね上げる。非使用位置では回動フレーム12が固定フレーム11の上辺11aから斜め後方へ傾斜し、自重若しくは固定フレーム11と回動フレーム12の連結部分であるヒンジピン14に付与される所要の摩擦抵抗力によって非使用位置に保持される。回動フレーム12が非使用位置にあるとき、タブレットPC19はモニター31の直前から退避し、固定フレーム11の窓開口11eを通してモニター31が開放されるので、運転者はモニター31を直接見たり、モニター31でタッチスクリーン操作することができる。
【0021】
純正の車載モニター31は元来、運転操作やエアコン、エアバッグ等車載装置類の操作や作動の邪魔にならないように装備されている。第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10によれば、ホルダープレート13に保持したタブレットPC19を純正の車載モニター31に重なる位置に取り付けることができるので、運転操作の妨げになることはない。
【0022】
一方、非使用位置では窓開口11eを通して車載モニター31が解放されるので、車載モニター31を見たり、車載モニター31を見ながらタッチスクリーン操作することができ、純正の車載モニター31の操作の妨げになることはない。
【0023】
また、車載モニター31を囲むようにして固定フレーム11を車載モニター31の周縁部に接着するので、強固に固定できる。さらにまた、接着によって固定するので、固定フレーム11を純正車載モニター31の周辺に固定するため、周辺にねじ穴を形成するなどの加工作業を要しない。そのため、簡単に車載用タブレットホルダー装置10を車載モニター31の周縁部に取り付けることができる。
【0024】
ホルダープレート12の使用位置において、ホルダープレート12に保持したタブレットPC19の向きをボールジョイント15によって微調整でき、タブレットPC19の使い勝ってが良くなる。
【実施例2】
【0025】
本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置を図9及び図10に示す。第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10では固定フレーム11をモニター31のスクリーン面に接着して固定したが、第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置20では、モニター31から斜め前方へ突出するように設けられたモニター31の外枠32に固定フレーム11を接着できるように、固定フレーム11の裏面にテーパ面11hが形成されテーパ面11hに両面接着テープ11fが貼着されている。
【0026】
また、第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置20では、ボールジョイント21を介してホルダープレート22が回動フレーム12に組み付けられている。図11に示すように、このボールジョイント21のボールホルダー23は回動フレーム12に一体に設けられている。ボールホルダー23の先端部には半球状の凹部23aが形成され、凹部23aの中心にスリット23bが形成されている。また、ボールホルダー23の中間部にスリット23bを貫通する通孔23cと、通孔23cに連通するネジ孔23dが形成され、ボルト24が通孔を通ってネジ孔23dに螺合している。
【0027】
一方、図12に示すように、ボール25の一端にL型フック26が一体に設けられている。このL型フック26のベース26aには、2個のL字片26b及び連結片26cが並列に設けられている。そして、図13に示すように、ホルダープレート22の裏面に2個のジョイント穴22aが並列に形成されている。
なお、第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置20の他の構成は第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10と同じである。
【0028】
第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置20では、両面接着テープ11fで車載モニター31の外枠32に固定フレーム11を固定する。そして、ボールホルダー23の凹部23aにボール25を嵌合し、ボルト24をネジ孔23dにねじ込んでボール25とボールホルダー23を連結する。また、L型フック26をジョイント穴22aに係合してホルダープレート22を回動フレーム12に連結する。
【0029】
第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置20によれば、第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10と同様、ホルダープレート22がモニター31に重なり、ホルダープレート22に装着したタブレットPC19によってモニター31が覆われる。非使用位置では回動フレーム12が固定フレーム11の上辺11aから斜め後方へ傾斜し、自重若しくは固定フレーム11と回動フレーム12の連結部分であるヒンジピン14に付与される所要の摩擦抵抗力によって非使用位置に保持される。回動フレーム12が非使用位置にあるとき、タブレットPC19はモニター31の直前から退避し、固定フレーム11の窓開口11eを通してモニター31が開放される
【0030】
第1実施例及び第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10,20では、固定フレーム11の上下左右両辺を車載モニター31の周縁部に両面接着テープ11fで固定したが、例えば上辺だけを車載モニター31の周縁部に接着して固定することも可能である。また、回動フレーム12にホルダープレート13,22を組み付けたが、回動フレーム12を省略してホルダープレート13,22を直接固定フレーム11に回動可能に組み付けることもできる。
【0031】
第1、第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10,20では、回動フレーム12とホルダープレートを連結するユニバーサルジョイントとしてボールジョイントを用いたが、図14及び図15に示すユニバーサルジョイント40を用いることもできる。
【0032】
このユニバーサルジョイント40は樹脂成型した内側支持片41、外側支持片42及びガイド片43、L型フック44、ボルト45及びナットを備えている。内側支持片41は中空半球体41aと、中空半球体41aの中心部内側に凸設した筒軸部41bから成り、中空半球体41aの半球状外周面41cは筒軸部41bには半球状外周面41cの頂部を貫通する第1貫通孔41dが形成されている。また、中空半球体41aの頂部には断面円形の凹部41eが形成されている。
【0033】
外側支持片42は内側支持片の中空半球体41aの曲率半径より大きい曲率半径を有する中空半球体42aと、中空半球体aの頂部に凸設した台座部42b及び台座部42bの内側中心部に凸設され、先端部が内側支持片41の凹部41eに嵌合する筒軸部42cから成る。筒軸部42cには中空半球体42aの頂部を貫通する第2貫通孔42eが形成されている。
【0034】
ガイド片43は内側支持片41の中空半球体41aの曲率半径より大きく、外側支持片の中空半球体42aの曲率半径より小さい曲率半径を有する中空半球体43aを備え、中空半球体43aの頂部には開口43bが形成されている。そして、中空半球体43aの底部開口43cの周囲にフランジ片43dが形成され、フランジ片43dの四隅にはネジ穴43eが形成されている。
【0035】
L型フック44は板状ベース44aとその中央部に凸設したL字片44b及びL字片44bとベース44aを連結する連結片44cから成り、ベース44aの四隅に通孔44dが形成さされている。
【0036】
ユニバーサルジョイント40は、外側支持片42の中空半球体42aの半球状内周面42dにガイド片43の中空半球体43aの半球状外周面43fを重ね合わせ、ついで、内側支持片41の中空半球体41aの頂部をガイド片43の頂部開口43aを通すことにより、外側支持片42の筒軸部42cの先端を内側支持片41の凹部41eに嵌合し、これにより内側支持片41の中空半球体41aの半球状外周面41cをガイド片43の中空半球体43aの半球状内周面43gに重ね合わせる。そして、ガイド片43の底部開口43cからボルト45を第1貫通孔41dと第2貫通孔42e及び回動フレーム12の貫通孔12aに挿通し、ボルト45にナット46を締め付けて外側支持片42とガイド片43及び内側支持片41を一体に連結するとともに、これらを回動フレーム12に取り付ける。次に、ガイド片43のフランジ片43dにL型フック44のベース44aをビス47で固定する。そして、L型フック44のL字片44bをホルダープレート13のジョイント穴13aに係合して、回動フレーム12にホルダープレート13を着脱可能に連結する。
【0037】
このユニバーサルジョイント40によれば、内側支持片41の中空半球体41aの半球状外周面41cと外側支持片42の中空半球体42aの半球状内周面42dで区画形成されたガイド溝40a内でガイド片43の中空半球体43aを上下左右に摺動させることができる。そのため、ホルダープレート13に装着したタブレットPC19の向きを上下左右に微調整できる。
【符号の説明】
【0038】
10,20…車載用タブレットホルダー装置
11…固定フレーム
11f…両面接着テープ
11e…窓開口
12…回動フレーム
13,22…ホルダープレート
15,21…ボールジョイント
19…タブレットPC
【技術分野】
【0001】
本発明は、車内にタブレットPCを取り付けるための車載用タブレットホルダー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近時、平板状の外形を有し、タッチパネル式の表示入力画面を備えた携帯情報端末の一種であるタブレットPCが市場に広く供給されている。このタブレットPCは車内に取り付けることにより、最新の地図情報や楽曲情報を取り込んだカーナビゲーションシステムやカーオーディオシステムとして利用できる。
【0003】
しかし、タブレットPCを車内に取り付ける場合、タブレットPCが運転者の前方視界を遮らないこと、ハンドル操作の邪魔にならないこと、ダッシュボードに設けられたエアコンの吹き出し口を塞がないこと、純正の車載オーディオシステムやエアコン等の各種操作ボタンの操作の邪魔にならないこと、エアバッグの作動の妨げにならないこと等、運転操作やエアコン、エアバッグ等車載装置類の操作や作動の邪魔にならないように取り付ける必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】引用なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑み、タブレットPCを運転操作やエアコン、エアバッグ等の車載装置類の操作や作動の邪魔にならないように車内に取り付けることができる車載用タブレットホルダー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、車内にタブレットPCを取り付けるための車載用タブレットホルダー装置であって、
車載モニターの周縁部に固定可能な固定フレームと、
固定フレームに回動可能に組み付けられ、タブレットPCを着脱可能に保持できるホルダープレートを備え、
固定フレームを車載モニターの周辺に固定したとき、ホルダープレートが車載モニターに重なる使用位置と、車載モニターから離れて車載モニターが開放される非使用位置との間で回動するようにホルダープレートを車室内に取り付けることができるようにしたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車載用タブレットホルダー装置において、
前記固定フレームが窓開口を有し、固定フレームで車載モニターを囲むように、かつ非使用位置において車載モニターの略全域が窓開口から露出するように固定フレームを車載モニターの周縁部に接着して固定できるように構成したことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車載用タブレットホルダー装置において、
前記固定フレームに回動フレームを回動可能に組み付け、回動フレームにユニバーサルジョイントを介して前記ホルダープレートを組み付けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
純正の車載モニターは元来、運転操作やエアコン、エアバッグ等車載装置類の操作や作動の邪魔にならないように装備されている。
請求項1に記載の発明によれば、ホルダープレートに保持したタブレットPCを使用位置において、純正の車載モニターに重なる位置に取り付けることができるので、運転操作の妨げになることはない。
一方、非使用位置では車載モニターが固定フレーム窓開口を通して解放されるので、車載モニターを見たり、車載モニターを見ながらタッチスクリーン操作することができ、純正の車載モニターの操作の妨げになることはない。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、車載モニターを囲むようにして固定フレームを車載モニターの周縁部に接着するので、強固に固定できる。
また、接着によって固定するので、固定フレームを純正車載モニターの周縁部に固定するため、周縁部にねじ穴を形成するなどの加工作業を要しない。そのため、簡単に車載用タブレットホルダー装置を車載モニターの周辺に取り付けることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、ホルダープレートの使用位置において、ホルダープレートに保持したタブレットPCの向きをユニバーサルジョイントによって微調整でき、タブレットPCの使い勝ってが良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置(非使用位置)を装備した車両の運転席を示す説明図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置(使用位置)を装備した車両の運転席を示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置を分解した側面説明図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置(非使用位置)の側面図である。本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のL型フックを示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のボールジョイントを示す分解図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のL型フックを示す斜視図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のホルダープレートの裏面を示す斜視図である。
【図8】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のホルダープレートの表面を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置を示す側面図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置(非使用位置)を示す側面図である。
【図11】本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置(非使用位置)のボールジョイントを示す分解図である。
【図12】本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置ののL型フックを示す斜視図である。
【図13】本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置のホルダープレートの裏面を示す斜視図である。
【図14】本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダーに用いることができるユニバーサルジョイントを示す断面図である。
【図15】同ユニバーサルジョイントを示す分解図である。
【実施例1】
【0013】
以下に本発明を図面に基づき説明する。図1及び図2には本発明の第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10を装備した車両の運転席が示されている。当該車載用タブレットホルダー装置10は、車両のセンターコンソール30に装備されている純正車載用モニター31に取り付けられている。このモニター31には車載オーディオシステムの音量調整ボタン、選曲ボタン等、ラジオ選局ボタン、車載カーナビゲーションシステムの操作ボタン、エアコンの操作ボタン等タッチスクリーン操作される各種操作ボタンが表示されている。
【0014】
図3に示すように、車載用タブレットホルダー装置10は固定フレーム11、回動フレーム12及びホルダープレート13を備えている。固定フレーム11は図1に示すように、上下両辺11a,11bと左右両辺11c,11dで構成した矩形の外形を有し、各辺11a〜11dによってモニター31と略同じ形状の窓開口11eが区画形成されている。固定フレーム11の各辺11a〜11dの裏面には両面接着テープ11fが貼着されている。
【0015】
回動フレーム12は矩形の平板形状を有し、固定フレーム11の上辺11aに凸設した左右一対のアーム片11gとヒンジピン14で固定フレーム11の上辺11aに回動可能に組み付けられている。回動フレーム12は図1及び図3に示すように、固定フレーム11の上辺11aから垂下して窓開口11eを覆い隠す使用位置と、図2及び図4に示すように、固定フレーム11の上辺11aから斜め後方へ跳ね上がる非使用位置との間で回動させることができる。
【0016】
ホルダープレート13はボールジョイント15で回動フレーム12の中央部に組み付けられている。図5に示すように、ボールジョイント15は回動フレーム12の中央部に一体に凸設したボール16と、一端にボール16が嵌合する半球状の凹部17aを形成するとともに一端の外周部にネジ部17bを形成し、他端にL型フック17cを一体に設けた樹脂成型品のボールホルダー17と、ボールホルダー17のネジ部17bに締め付けることのできるナット部材18から構成されている。そして、半球状の凹部17aの中心部にスリット17dが形成されている。凹部17aをボール16に嵌合し、ナット部材18をネジ部17bに締め付けることにより、ボールホルダー17が回動フレーム12に上下左右のいずれの方向にも傾斜角度を調整可能に組み付けられている。
【0017】
L型フック17cは、図6に示すように、板状ベース17eの中央付近に凸設したL字片17f、L字片17fとベース17eを連結する連結片17gから構成され、ベース17e、L字片17f、連結片17gは樹脂で一体成型されている。
一方、図7に示すように、ホルダープレート13の裏面中央部にはジョイント穴13aが形成されている。このジョイント穴13aは矩形の第1穴13bと第1穴13bより幅の狭い矩形の第2穴13cから成り、第1穴13bと第2穴13cが連通している。
【0018】
L字片17fを第1穴13bに挿通し、ベース17eに沿って上方へスライドさせると連結片17gが第2穴13cに嵌合し、L字片17fがジョイント穴13aの裏面に係合し、ホルダープレー13がボールジョイント15に着脱可能に連結される。
図8に示すように、ホルダープレート13の表面側の外周部には保持フレーム13dが形成されている。タブレットPC19は保持フレーム13dに嵌合することによりホルダープレート13に着脱可能に装着できる。ホルダープレート13に装着したタブレットPC19を取り外すときはホルダープレート13の片隅に形成した穴13eに指を通してタブレットPC19を押し出す。
【0019】
第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10の構造は以上の通りであって、図4に示すように、固定フレーム11を両面接着テープ11fで純正車載用モニター31の周縁部に接着して固定する。
図2に示すように、回動フレーム12を使用位置にセットすると、ホルダープレート13がモニター31に重なり、ホルダープレート13に装着したタブレットPC19によってモニター31が覆われる。運転者はモニター31を見たり、モニター31でタッチスクリーン操作をすると同様に、モニター31の直前にセットされたタブレットPC19を見たり、タッチスクリーン操作することができる。その際、ボールジョイント15でホルダープレート13の姿勢を微調整してタブレットPC19を操作し易い向きにセットする。
【0020】
一方、車載モニター31を直接見たり、操作する必要が生じた場合、図1及び図4に示すように、回動フレーム12を回動操作して非使用位置へ跳ね上げる。非使用位置では回動フレーム12が固定フレーム11の上辺11aから斜め後方へ傾斜し、自重若しくは固定フレーム11と回動フレーム12の連結部分であるヒンジピン14に付与される所要の摩擦抵抗力によって非使用位置に保持される。回動フレーム12が非使用位置にあるとき、タブレットPC19はモニター31の直前から退避し、固定フレーム11の窓開口11eを通してモニター31が開放されるので、運転者はモニター31を直接見たり、モニター31でタッチスクリーン操作することができる。
【0021】
純正の車載モニター31は元来、運転操作やエアコン、エアバッグ等車載装置類の操作や作動の邪魔にならないように装備されている。第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10によれば、ホルダープレート13に保持したタブレットPC19を純正の車載モニター31に重なる位置に取り付けることができるので、運転操作の妨げになることはない。
【0022】
一方、非使用位置では窓開口11eを通して車載モニター31が解放されるので、車載モニター31を見たり、車載モニター31を見ながらタッチスクリーン操作することができ、純正の車載モニター31の操作の妨げになることはない。
【0023】
また、車載モニター31を囲むようにして固定フレーム11を車載モニター31の周縁部に接着するので、強固に固定できる。さらにまた、接着によって固定するので、固定フレーム11を純正車載モニター31の周辺に固定するため、周辺にねじ穴を形成するなどの加工作業を要しない。そのため、簡単に車載用タブレットホルダー装置10を車載モニター31の周縁部に取り付けることができる。
【0024】
ホルダープレート12の使用位置において、ホルダープレート12に保持したタブレットPC19の向きをボールジョイント15によって微調整でき、タブレットPC19の使い勝ってが良くなる。
【実施例2】
【0025】
本発明の第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置を図9及び図10に示す。第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10では固定フレーム11をモニター31のスクリーン面に接着して固定したが、第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置20では、モニター31から斜め前方へ突出するように設けられたモニター31の外枠32に固定フレーム11を接着できるように、固定フレーム11の裏面にテーパ面11hが形成されテーパ面11hに両面接着テープ11fが貼着されている。
【0026】
また、第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置20では、ボールジョイント21を介してホルダープレート22が回動フレーム12に組み付けられている。図11に示すように、このボールジョイント21のボールホルダー23は回動フレーム12に一体に設けられている。ボールホルダー23の先端部には半球状の凹部23aが形成され、凹部23aの中心にスリット23bが形成されている。また、ボールホルダー23の中間部にスリット23bを貫通する通孔23cと、通孔23cに連通するネジ孔23dが形成され、ボルト24が通孔を通ってネジ孔23dに螺合している。
【0027】
一方、図12に示すように、ボール25の一端にL型フック26が一体に設けられている。このL型フック26のベース26aには、2個のL字片26b及び連結片26cが並列に設けられている。そして、図13に示すように、ホルダープレート22の裏面に2個のジョイント穴22aが並列に形成されている。
なお、第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置20の他の構成は第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10と同じである。
【0028】
第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置20では、両面接着テープ11fで車載モニター31の外枠32に固定フレーム11を固定する。そして、ボールホルダー23の凹部23aにボール25を嵌合し、ボルト24をネジ孔23dにねじ込んでボール25とボールホルダー23を連結する。また、L型フック26をジョイント穴22aに係合してホルダープレート22を回動フレーム12に連結する。
【0029】
第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置20によれば、第1実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10と同様、ホルダープレート22がモニター31に重なり、ホルダープレート22に装着したタブレットPC19によってモニター31が覆われる。非使用位置では回動フレーム12が固定フレーム11の上辺11aから斜め後方へ傾斜し、自重若しくは固定フレーム11と回動フレーム12の連結部分であるヒンジピン14に付与される所要の摩擦抵抗力によって非使用位置に保持される。回動フレーム12が非使用位置にあるとき、タブレットPC19はモニター31の直前から退避し、固定フレーム11の窓開口11eを通してモニター31が開放される
【0030】
第1実施例及び第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10,20では、固定フレーム11の上下左右両辺を車載モニター31の周縁部に両面接着テープ11fで固定したが、例えば上辺だけを車載モニター31の周縁部に接着して固定することも可能である。また、回動フレーム12にホルダープレート13,22を組み付けたが、回動フレーム12を省略してホルダープレート13,22を直接固定フレーム11に回動可能に組み付けることもできる。
【0031】
第1、第2実施例に係る車載用タブレットホルダー装置10,20では、回動フレーム12とホルダープレートを連結するユニバーサルジョイントとしてボールジョイントを用いたが、図14及び図15に示すユニバーサルジョイント40を用いることもできる。
【0032】
このユニバーサルジョイント40は樹脂成型した内側支持片41、外側支持片42及びガイド片43、L型フック44、ボルト45及びナットを備えている。内側支持片41は中空半球体41aと、中空半球体41aの中心部内側に凸設した筒軸部41bから成り、中空半球体41aの半球状外周面41cは筒軸部41bには半球状外周面41cの頂部を貫通する第1貫通孔41dが形成されている。また、中空半球体41aの頂部には断面円形の凹部41eが形成されている。
【0033】
外側支持片42は内側支持片の中空半球体41aの曲率半径より大きい曲率半径を有する中空半球体42aと、中空半球体aの頂部に凸設した台座部42b及び台座部42bの内側中心部に凸設され、先端部が内側支持片41の凹部41eに嵌合する筒軸部42cから成る。筒軸部42cには中空半球体42aの頂部を貫通する第2貫通孔42eが形成されている。
【0034】
ガイド片43は内側支持片41の中空半球体41aの曲率半径より大きく、外側支持片の中空半球体42aの曲率半径より小さい曲率半径を有する中空半球体43aを備え、中空半球体43aの頂部には開口43bが形成されている。そして、中空半球体43aの底部開口43cの周囲にフランジ片43dが形成され、フランジ片43dの四隅にはネジ穴43eが形成されている。
【0035】
L型フック44は板状ベース44aとその中央部に凸設したL字片44b及びL字片44bとベース44aを連結する連結片44cから成り、ベース44aの四隅に通孔44dが形成さされている。
【0036】
ユニバーサルジョイント40は、外側支持片42の中空半球体42aの半球状内周面42dにガイド片43の中空半球体43aの半球状外周面43fを重ね合わせ、ついで、内側支持片41の中空半球体41aの頂部をガイド片43の頂部開口43aを通すことにより、外側支持片42の筒軸部42cの先端を内側支持片41の凹部41eに嵌合し、これにより内側支持片41の中空半球体41aの半球状外周面41cをガイド片43の中空半球体43aの半球状内周面43gに重ね合わせる。そして、ガイド片43の底部開口43cからボルト45を第1貫通孔41dと第2貫通孔42e及び回動フレーム12の貫通孔12aに挿通し、ボルト45にナット46を締め付けて外側支持片42とガイド片43及び内側支持片41を一体に連結するとともに、これらを回動フレーム12に取り付ける。次に、ガイド片43のフランジ片43dにL型フック44のベース44aをビス47で固定する。そして、L型フック44のL字片44bをホルダープレート13のジョイント穴13aに係合して、回動フレーム12にホルダープレート13を着脱可能に連結する。
【0037】
このユニバーサルジョイント40によれば、内側支持片41の中空半球体41aの半球状外周面41cと外側支持片42の中空半球体42aの半球状内周面42dで区画形成されたガイド溝40a内でガイド片43の中空半球体43aを上下左右に摺動させることができる。そのため、ホルダープレート13に装着したタブレットPC19の向きを上下左右に微調整できる。
【符号の説明】
【0038】
10,20…車載用タブレットホルダー装置
11…固定フレーム
11f…両面接着テープ
11e…窓開口
12…回動フレーム
13,22…ホルダープレート
15,21…ボールジョイント
19…タブレットPC
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車内にタブレットPCを取り付けるための車載用タブレットホルダー装置であって、
車載モニターの周縁部に固定可能な固定フレームと、
固定フレームに回動可能に組み付けられ、タブレットPCを着脱可能に保持できるホルダープレートを備え、
固定フレームを車載モニターの周辺に固定したとき、ホルダープレートが車載モニターに重なる使用位置と、車載モニターから離れて車載モニターが開放される非使用位置との間で回動するようにホルダープレートを車室内に取り付けることができるようにしたことを特徴とする車載用タブレットホルダー装置。
【請求項2】
前記固定フレームが窓開口を有し、固定フレームで車載モニターを囲むように、かつ非使用位置において車載モニターの略全域が窓開口から露出するように固定フレームを車載モニターの周縁部に接着して固定できるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の車載用タブレットホルダー装置。
【請求項3】
前記固定フレームに回動フレームを回動可能に組み付け、回動フレームにユニバーサルジョイントを介して前記ホルダープレートを組み付けたことを特徴とする請求項1に記載の車載用タブレットホルダー装置。
【請求項1】
車内にタブレットPCを取り付けるための車載用タブレットホルダー装置であって、
車載モニターの周縁部に固定可能な固定フレームと、
固定フレームに回動可能に組み付けられ、タブレットPCを着脱可能に保持できるホルダープレートを備え、
固定フレームを車載モニターの周辺に固定したとき、ホルダープレートが車載モニターに重なる使用位置と、車載モニターから離れて車載モニターが開放される非使用位置との間で回動するようにホルダープレートを車室内に取り付けることができるようにしたことを特徴とする車載用タブレットホルダー装置。
【請求項2】
前記固定フレームが窓開口を有し、固定フレームで車載モニターを囲むように、かつ非使用位置において車載モニターの略全域が窓開口から露出するように固定フレームを車載モニターの周縁部に接着して固定できるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の車載用タブレットホルダー装置。
【請求項3】
前記固定フレームに回動フレームを回動可能に組み付け、回動フレームにユニバーサルジョイントを介して前記ホルダープレートを組み付けたことを特徴とする請求項1に記載の車載用タブレットホルダー装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2013−97694(P2013−97694A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−241908(P2011−241908)
【出願日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【出願人】(593079944)株式会社ビートソニック (37)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【出願人】(593079944)株式会社ビートソニック (37)
【Fターム(参考)】
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