説明

軸受アセンブリ及び対応するインキング又は湿しユニット

本発明は、印刷機のフレーム(26)に取り付けられかつ中心軸線(X−X)を規定する端部片(42)と、中心軸線(X−X)を中心とする回転及び中心軸線に沿った並進のために、端部片に胴(14,16)を支持するための手段(44)とを有する、印刷機における軸方向に可動な胴のための軸受アセンブリに関する。軸受手段(44)は、ラジアルころ軸受(46)と、軸受(48)とを有している。第2の軸受(48)は、胴(14,16)に対して固定されており、中心軸線に沿って弾性を有するアキシャルばね(50)を介して端部片に結合されており、胴と軸受(48)とは、端部片(42)に対して軸方向に可動である。発明は、オフセット輪転印刷機におけるインキングユニット及び湿しユニットにおいて使用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷機における軸方向に可動な胴のための軸受アセンブリであって、
印刷機のフレームに取り付けられるように適応されておりかつ中心軸線を規定した端部片と、
中心軸線を中心とする回転及び中心軸線に沿った並進のために胴を端部片に支持するための手段と、が設けられている形式のものに関する。
【0002】
印刷機のフレームにおいて回転可能及び軸方向可動な接触胴が、独国実用新案第8630456号明細書から公知である。この胴は側部ジャーナルを有しており、この側部ジャーナルを介して胴は、ラジアルニードルころ軸受及びスラスト/ラジアル玉軸受に取り付けられている。胴の極めて大きな質量のため、胴の取付けは極めて複雑であり、装置を大きな速度で使用することはできない。実際、アセンブリの固有振動数は印刷機運転中に生じる励起振動数の範囲にある。
【0003】
軸方向及び回転方向可動性を備えた胴を支持するためのその他の装置は、米国特許第6868784号明細書及び米国特許第5713284号明細書に記載されている。これらの装置は、連続的なシャフトへの中空の胴の取付けに関し、やはり複雑である。
【0004】
本発明の課題は、軸方向可動な胴を印刷機のフレームに取り付けるために用いる装置を特に単純な形式で提案することであり、この装置を用いることにより、高速(例えば毎時70000枚までの範囲)での印刷運転中に直面する励起振動数から外れた固有振動数が得られる。
【0005】
このために、本発明の課題は、
ラジアル軸受、特に単独のラジアルころ軸受若しくはニードル軸受である第1の軸受と、
組み合わされたスラスト/ラジアル軸受又は単独のスラスト軸受である第2の軸受とが設けられており、
第2の軸受が、胴に対して固定されるように適応されておりかつ中心軸線に沿って弾性を備える軸方向ばねを介して端部片に結合されており、
第2の軸受が端部片に対して軸方向に可動であることを特徴とする前記形式の軸受アセンブリである。
【0006】
特定の実施の形態によれば、発明は、以下の特徴のうちの1つ又は2つ以上を含んでいてよい:
−端部片は、フレームへの取付けのためのクランプを有しており、中心軸線の方向でみて第1の軸受は第2の軸受よりも取付けクランプに近くに位置している;
−軸方向ばねは中心軸線と同軸に位置決めされている及び/又は第1の軸受及び第2の軸受のうちの少なくとも一方と軸方向で重なっている;
−軸方向ばねは軸受のうちの少なくとも一方の内径よりも小さな半径方向寸法を有している;
−第2の軸受は内側軸受リングを有しており、アセンブリは内側軸受リングを端部片に対して軸方向に案内するための手段を有している;
−アセンブリは中間スリーブを有しており、この中間スリーブに、
−第1の軸受の外側軸受リングと、
−第2の軸受の外側軸受リングとが挿入されており、中間スリーブは、胴に挿入されて胴に固定される若しくは取り付けられるように適応されている;
−第1の軸受は、外側軌道と、内側軌道と、軸受転動体とを有する軸受であり、内側軌道は端部片の円筒面である;
−第2の軸受と第1の軸受とは外側軸受リングを有しており、外側軸受リングの外径は同じであり、必要であれば、スリーブの内径と同じである。
【0007】
本発明の目的は、中心軸線を規定する胴を有する胴アセンブリでもあり、前に定義されているような少なくとも1つの軸受アセンブリ、好適には2つの同じ軸受アセンブリとを有しており、それぞれの軸受アセンブリは胴の端部のうちの一方に結合されていることを特徴とする。
【0008】
胴アセンブリは、以下の特徴のうちの1つ又は2つ以上を含んでいてよい:
−軸受アセンブリは上に定義されたような軸受アセンブリであり、中間スリーブは胴の基体の内面と接触した外面を有しており、内面は胴の基体の軸方向全長にわたって延びている;
−胴アセンブリは、端部片に対する胴の軸方向移動を制限するための当接手段を有している;
−当接手段は、端部片に形成された2つの肩部と、これらの肩部と協働しかつ胴に取り付けられた、好適には中間スリーブに固定された若しくは取り付けられた当接部材とを含んでいる。
【0009】
最後に、発明の課題は、フレームと、上に適宜されているような少なくとも1つのアセンブリとを有することを特徴とする、印刷機のインキングユニット若しくは湿しユニットである。
【0010】
発明は、単なる例として提供されかつ添付の図面に関連して提供された以下の説明を読むことによりさらによく理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明による胴アセンブリを有する印刷ユニットの概略的な側面図である。
【図2】本発明による胴アセンブリの一部の軸方向断面図である。
【0012】
図1は、概略的な符号2によって示されたウェブオフセット印刷機の印刷ユニットを概略的に示している。印刷ユニット2は、ブランケット胴4、この場合は2つのブランケット胴と、少なくとも1つの版胴6、この場合は2つの版胴とを有している。印刷ユニット2はさらに、インキングユニット8と、湿しユニット10とを有している。
【0013】
インキングユニットは、インキ源11から版胴にインキを提供するために使用される。インキングユニット8は、複数のインキング胴12と、インキ源11と接触したインキング胴13とを有している。インキングユニット8には、版胴6と接触した、インキングのための接触胴14が設けられている。中間胴16は、インキングのための接触胴14と、インキング胴12との間に介在させられている。インキング胴12は、排出胴とも呼ばれる。
【0014】
湿しユニット10は、湿し水源23と接触した湿し胴21を有している。印刷ユニット2はさらに、2つの側部を有するフレーム26を有しており、一方の側部が図1に示されており、他方の側部は省略されている。
【0015】
図2には、印刷ユニットの一部が概略的に、軸方向断面図で示されている。図2は、接触胴14と、中間胴16と、符号13によって示された、接触胴14を支持するためのアセンブリとを示している。軸受アセンブリ30は、接触胴14とフレーム26とから独立したモジュールであり、構成部材が解離されることなく単一のブロックとして取り扱われてよく、これは取付けを容易にする。接触胴14は、基体32と、中間層34と、コーティング36とから成る。基体32は中心軸線X−Xを規定している。以下では、「軸方向」、「半径方向」、「周方向」とは、中心軸線X−Xに関連して用いられる。
【0016】
基体32は、中空の胴であり、外面38と、内面40とを有している。内面40は、基体32の軸方向全長にわたって延びた、円形の横断面を備えた円筒面である。外面38も、基体32の軸方向全長にわたって延びた、円形の横断面を備えた円筒面である。基体32は、有利には鋼から形成されているが、アルミニウム、又は炭素繊維によって強化されたプラスチック材料等の複合材料から形成されていてもよい。コーティング36は、保護層、例えばゴムコーティングである。コーティング36は、基体32の軸方向範囲よりも小さな軸方向範囲を有している。中間層34は、例えば、ゴム、ポリマ、又は別のプラスチック材料から成る。中間層34は、基体32の軸方向範囲よりも大きな軸方向範囲を有している。
【0017】
軸受アセンブリ30は、フレーム26に取り付けられた端部片42を有している。端部片42は、フレームに固定して取り付けられているか、又は接触胴14を非印刷位置と印刷位置との間で移動させるための適応された機構を介して取り付けられている。軸受アセンブリ30はさらに、胴14を端部片42に支持するための軸受手段44を有している。これらの軸受手段44は、中心軸線X−Xを中心とする胴14の回転と、この軸線X−Xに沿って軸方向並進とを許容するように適応されている。軸受手段44は、2つのラジアル軸受46、この場合は単独のラジアル軸受と、スラスト軸受48とを含んでいる。スラスト軸受48は玉軸受である。この場合、スラスト軸受48は、スラスト軸受単独であるが、スラスト/ラジアル軸受であってもよい。軸受手段44は、中心軸線X−Xに沿って弾性を有する軸方向ばね50をも有している。ばね50はこの場合コイルばねであり、その中心軸線は軸線X−Xに対して平行であり、好適には軸線X−Xと同軸である。軸受手段44は、ラジアル軸受46及びスラスト軸受48と胴14との間に位置決めされた中間スリーブ52を有している。
【0018】
端部片42は、端部片42をフレーム26に結合するために適応された、取付けフランジ若しくは取付けクランプ56を有している。取付けクランプ56は、フレーム26に形成されたハウジングの形状と適合する形状を有している。取付けクランプ56は、ねじ及びクランプ60を介してこのハウジングに固定されている若しくは取り付けられている。端部片42は、円筒状支持面62をも有している。好適には、支持面62は、端部片42と一体に形成されており、これにより、構成部材の数を減じている。
【0019】
それぞれのラジアルころ軸受46は、外側軸受軌道を形成する外側リング64と、軸受体、この場合はころ軸受円筒体と、内側軸受軌道とを有している。内側軸受軌道は円筒状支持面62によって形成されている。択一的に、内側軸受軌道は内側軸受リングによって形成されていてもよい。さらに択一的に、軸受体66はニードルである。支持面62、つまりラジアルころ軸受46の内側軸受軌道は、軸受体66の軸方向範囲よりも大きな軸方向範囲を有している。
【0020】
スラスト軸受48は、外側軸受リング70と、軸受転動体72、この場合は球体と、内側軸受リング74とを有している。
【0021】
軸受手段44は、中間スリーブ52に対するころ軸受46,48のための軸方向取付け手段をも有している。これらの取付け手段は、スリーブ52に形成された溝に係合しかつ外側リング70を軸方向で取り付ける第1のスロット付きリング76を有している。これらの取付け手段は、スリーブ52に形成された2つの溝に係合しかつラジアルころ軸受46の両方の外側リング64を軸方向で取り付ける第2及び第3のスロット付きリング76をも有している。これらの軸方向取付け手段は、外側軸受リング64の間に延びたスペーサ78をも有している。
【0022】
有利には、外側軸受リング70と、外側軸受リング64とは、同じ外径Dを有している。また、スリーブ52の内面は、スロット付きリング76を受容する溝と外側リング70のための肩部とを除いて、全範囲にわたって同じ内径を有しており、これはスリーブ52及びころ軸受46,48の製造及び取付けを容易にする。また、有利には、前記又はそれぞれのラジアルころ軸受46は、スラスト軸受48よりも取付けクランプ56に軸方向で近くに位置している。
【0023】
軸受手段44は支持体80を有している。スラスト軸受48の内側軸受リング74は支持体80に位置決めされている。支持体80及び端部片42はそれぞれ、ばね50のためのハウジング82を形成する円筒状凹所を有している。
【0024】
ばね50の外径DRは軸受48及び46の内径よりも小さい。特に、ばね50の外径DRは内側軸受リング74の内径Dよりも小さい。
【0025】
また、ばね50は、スラスト軸受48と、スラスト軸受48に最も近いラジアルころ軸受46とに軸方向で重なっている。これらの特徴を備えることにより、所定の荷重に対して小さな軸方向及び半径方向範囲を備えた軸受手段44を設計することが可能である。
【0026】
軸受手段44は、端部片42に対する支持体80の軸方向案内のための手段をも有している。これらの案内手段は、少なくとも1つのピン82と、1つの孔84とを有しており、ピン82及び孔84は互いに対して軸方向に可動である。ピン82は端部片42に固定されている若しくは取り付けられている。
【0027】
中間スリーブ52は、基体32の内面40に適合する円筒状の外面86と、この外面86よりも大きな直径を有しておりかつ基体32の前面に提供された結合クランプ88とを有している。中間層34は、軸方向にクランプ88の上に延びている。
【0028】
中間層34は、基体32が複合繊維材料から成る場合に存在する。この層34は、繊維を保護し、基体32とクランプ88との間の水、インキ、湿し製品等の液体の浸透を回避することを可能にする。
【0029】
中間スリーブ52は、例えば図示されていないねじによって、クランプ88を介して基体32に固定されている若しくは取り付けられている。
【0030】
軸受手段44は、端部片42に対する接触胴14の軸方向移動を制限するように適応された当接手段90をも有している。これらの当接手段90は、端部片42に形成された2つの肩部92を形成する環状の溝と、軸方向末端位置における肩部92と協働する当接部材94とを有している。当接部材94は、中間スリーブ52に固定されている若しくは取り付けられており、例えば板である。
【0031】
図2において、1つの軸受アセンブリ30と、接触胴14の1つの軸方向端部とが示されている。しかしながら、印刷ユニット2は、接触胴14の他方の端部を、図示されていないフレーム26の側部に結合する第2の同じアセンブリ30を有している。
【0032】
アセンブリは以下のように作動する。静止位置において、ばね50は、支持体80と、スラスト軸受48と、スリーブ52とを介して、接触胴14を軸方向静止位置へ押し付けている。インキングユニットが始動させられると、中間胴16が、軸方向で前後に、また回転方向に駆動される。中間胴16と接触胴14との摩擦により、接触胴14も回転駆動させられ、中間胴16の軸方向移動に追動する。接触胴14の軸方向移動は当接手段90によって制限され、ばね50は、当接部92に作用する弱い軸方向の力を維持するように適応されている。接触胴14の軸方向移動の間、中間スリーブ52と、スラスト軸受48と、支持体80と、外側軸受リング64と、軸受体66とは、1つのブロックとして胴14と共に端部片42に対して移動する。
【0033】
軸受アセンブリ30の取付けは特に単純であり、以下の形式で行われる。
【0034】
まず、スラスト軸受48が中間スリーブ52に挿入される。スラスト軸受48は、第1のスロット付きリング76によって固定される若しくは取り付けられる。次に、支持体80が軸受48の内側軸受リング74に挿入される。
【0035】
引き続き、ばね50がハウジング82内に位置決めされる。次いで、第2のスロット付きリング76は、対応する溝に挿入される。次いで、第1の外側軸受リング64と、スペーサ78と、第2の外側軸受リング64とは、順次にスリーブ52内に挿入され、第3のスロット付きリング76によって固定される若しくは取り付けられる。
【0036】
最後に、当接部材94は、ねじによって中間スリーブ52に固定される若しくは取り付けられる。軸受アセンブリ30は、当接手段90によって、胴14及びフレーム26が存在しない場合にも、1つのブロックとして、不意に解離されることなく、取り扱われる。また、中間スリーブ52における様々な構成部材46,48,80,78の取付けは、スリーブ52において1つの側において行われ、軸受アセンブリ30は同じ方向で胴14に挿入される。これも、取付け及び製造を容易にする。
【0037】
軸受アセンブリ30の設計は、所定の荷重に対して特にコンパクトであり、高い印刷速度の場合にも、固有振動数を、印刷ユニットによって生ぜしめられる励起振動数から外すことを可能にする。
【0038】
発明は、インキングのための接触胴14と、中間胴16とに関連して説明されたが、湿しのための接触胴18も、2つの軸受アセンブリ30によってフレームに取り付けられている。
【0039】
さらに択一的に、軸受アセンブリは、ラジアルころ軸受46の前記技術的特性を有する、1つのラジアルころ軸受46又は3つ以上のラジアルころ軸受46を有している。
【0040】
端部片32に最も近いラジアルころ軸受46は、アンティカント(anticant)役割を有する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷機における軸方向に可動な胴のための軸受アセンブリにおいて、
印刷機のフレーム(26)に取り付けられかつ中心軸線(X−X)を規定する端部片(42)と、
前記中心軸線(X−X)を中心とする回転及び該中心軸線(X−X)に沿った並進のために胴(14,16)を端部片に支持するための軸受手段(44)とが設けられている形式のものにおいて、
該軸受手段(44)が、
ラジアル軸受、特に単独のラジアルころ軸受又はラジアルニードル軸受である、第1の軸受(46)と、
スラスト軸受とラジアル軸受との組合せ又は単独のスラスト軸受である第2の軸受(48)と、を含み、
前記第2の軸受(48)が、胴(14,16)に対して固定されている若しくは取り付けられており、中心軸線に沿って弾性を備える軸方向ばね(50)を介して端部片に結合されており、
該第2の軸受(48)が端部片(42)に対して軸方向に可動であることを特徴とする、印刷機における軸方向に可動な胴のための軸受アセンブリ。
【請求項2】
前記端部片が、フレームに取り付けられるための取付けクランプ(56)を有しており、前記第1の軸受(46)が、前記中心軸線の方向でみて第2の軸受(48)よりも取付けクランプに近く位置している、請求項1記載の軸受アセンブリ。
【請求項3】
前記軸方向ばね(50)が、前記中心軸線と同軸に位置決めされている及び/又は第1の軸受(46)及び第2の軸受(48)のうちの少なくとも一方と軸方向で重なっている、請求項1又は2記載の軸受アセンブリ。
【請求項4】
前記軸方向ばね(50)が、前記軸受(46,48)のうちの少なくとも一方の内径よりも小さな半径方向寸法を有している、請求項3記載の軸受アセンブリ。
【請求項5】
前記第2の軸受(48)が内側軸受リング(74)を含み、アセンブリが、端部片(42)に対する内側軸受リング(74)の軸方向案内(80,82)のための手段を有している、請求項1から4までのいずれか1項記載の軸受アセンブリ。
【請求項6】
前記アセンブリが、中間スリーブ(52)を有しており、該中間スリーブに、
第2の軸受(48)の外側軸受リングと、
第1の軸受(46)の外側軸受リング(64)とが挿入されており、中間スリーブ(52)が、胴(14)に挿入され、該胴(14)に固定されている若しくは取り付けられている、請求項1から5までのいずれか1項記載の軸受アセンブリ。
【請求項7】
第1の軸受(64)が、外側軌道と、内側軌道(62)と、ころ軸受体(66)とを有する軸受であり、内側軌道が、端部片(42)の円筒面(62)である、請求項1から6までのいずれか1項記載の軸受アセンブリ。
【請求項8】
第2の軸受(48)と、第1の軸受(46)とが、外側軸受リング(64,70)を有しており、外側軸受リングの外径が同じであり、必要であれば、スリーブ(52)の内面と同じである、請求項1から7までのいずれか1項記載の軸受アセンブリ。
【請求項9】
中心軸線を規定する胴(14,16)を有する胴アセンブリにおいて、
請求項1から8までのいずれか1項記載の、少なくとも1つの軸受アセンブリ(30)、好適には2つの同じ軸受アセンブリ(30)を有しており、それぞれの軸受アセンブリが胴の端部のうちの一方に結合されていることを特徴とする、胴アセンブリ。
【請求項10】
軸受アセンブリが、少なくとも請求項6記載の軸受アセンブリであり、中間スリーブが、胴(14,18)の基体(32)の内面(40)と接触した外面を有しており、前記内面が胴の基体(32)の軸方向全長にわたって延びている、請求項9記載のシリンダアセンブリ。
【請求項11】
シリンダアセンブリが、端部片(42)に対する胴の軸方向移動を制限する当接手段(90)を有している、請求項9又は10記載の胴アセンブリ。
【請求項12】
当接手段(90)が、端部片(42)に形成された2つの肩部(92)と、該肩部(92)と協働しかつ胴に固定されている若しくは取り付けられている、好適には中間スリーブ(52)に固定されている若しくは取り付けられている当接部材(94)とを含んでいる、請求項11記載の胴アセンブリ。
【請求項13】
フレーム(26)と、請求項1から12までのいずれか1項記載の少なくとも1つのアセンブリとを有していることを特徴とする、印刷機のインキングユニット(8)又は湿しユニット(10)。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公表番号】特表2012−513912(P2012−513912A)
【公表日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542885(P2011−542885)
【出願日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【国際出願番号】PCT/FR2009/052684
【国際公開番号】WO2010/072985
【国際公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【出願人】(594141705)ゴス インターナショナル モンタテール ソシエテ アノニム (41)
【氏名又は名称原語表記】Goss International Montataire,S.A.
【住所又は居所原語表記】Square H.Marinoni,F−60761 Montataire,France
【Fターム(参考)】