説明

農作業機

【課題】コンクリート畦畔等との接触による伝動ケースの破損、変形等を防止できる農作業機を提供する。
【解決手段】農作業機1は、トラクタからの動力によって作業をする中央の作業部2と、回動により作業状態および非作業状態に切り換え可能で作業状態時に作業部2からの動力によって作業をする左右の延長作業部3a,3bとを備える。右側の延長作業部3aは、互いに離間対向する伝動ケース32aおよびブラケット33aを有する。伝動ケース32aおよびブラケット33a間には耕耘作業をする延長耕耘体34aを設ける。伝動ケース32aが延長作業部3aの内端側に位置し、かつブラケット33aが延長作業部3aの外端側に位置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート畦畔等との接触による伝動ケースの破損、変形等を防止できる農作業機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば走行車であるトラクタの後部に連結されトラクタからの動力によって作業をする中央の作業部と、作業部の両端部に回動可能に設けられ回動により作業状態および非作業状態に切り換えられ作業状態時に作業部からの動力によって作業をする左右の延長作業部とを備え、この各延長作業部が互いに離間対向する伝動ケースおよびブラケットとこれら伝動ケースおよびブラケット間に設けられた作業手段とを有し、ブラケットが延長作業部の内端側に位置しかつ伝動ケースが延長作業部の外端側に位置する農作業機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10−295114号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の農作業機では、ブラケットが延長作業部の内端側に位置しかつ伝動ケースが延長作業部の外端側に位置するため、例えばコンクリート畦畔等との接触によって伝動ケースが破損、変形等するおそれがある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、コンクリート畦畔等との接触による伝動ケースの破損、変形等を防止できる農作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の農作業機は、走行車に連結され、前記走行車からの動力によって作業をする作業部と、この作業部に回動可能に設けられ、回動により作業状態および非作業状態に選択的に切り換えられ、作業状態時に前記作業部からの動力によって作業をする延長作業部とを備え、前記延長作業部は、互いに離間対向する伝動ケースおよびブラケットと、これら伝動ケースおよびブラケット間に設けられた作業手段とを有し、前記伝動ケースが前記延長作業部の内端側に位置し、かつ前記ブラケットが前記延長作業部の外端側に位置するものである。
【0006】
請求項2記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、作業部は、回転可能な伝動軸と、この伝動軸に設けられた一方側係合体とを有し、延長作業部は、伝動ケースにて回転可能に支持された伝動軸と、この伝動軸に設けられ前記延長作業部の作業状態時に前記一方側係合体と係合する他方側係合体を有するものである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に係る発明によれば、伝動ケースが延長作業部の内端側に位置しかつブラケットが延長作業部の外端側に位置するため、伝動ケースがコンクリート畦畔等に接触してしまうことがなく、コンクリート畦畔等との接触による伝動ケースの破損、変形等を防止できる。
【0008】
請求項2に係る発明によれば、延長作業部の伝動軸の軸方向長さ寸法を延長作業部の幅寸法より短くできるため、延長作業部の重さを軽くでき、また、延長作業部の幅寸法に関係なく、延長作業部の伝動軸の軸方向長さ寸法を一定にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の農作業機の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
図1および図2において、1は農作業機で、この農作業機1は、例えば走行車であるトラクタ(図示せず)の後部に連結されトラクタの走行により圃場を前方に移動しながら代掻き作業をする3分割折り畳み式の代掻装置である。
【0011】
農作業機1は、トラクタ(図示せず)の後部の3点リンク(作業機昇降支持装置)に連結されトラクタからの動力によって耕耘作業をする左右方向長手状の中央の作業部2と、この中央の作業部2の左右端部に前後方向の回動中心軸(回動支点)4を中心として上下方向に回動可能に設けられ作業部2に対する回動により作業状態(展開作業状態)および非作業状態(折畳非作業状態)に選択的に切り換えられ作業状態時に中央の作業部2からの動力によって耕耘作業をする左右の延長作業部3a,3bとを備えている。
【0012】
左右の延長作業部3a,3bは、例えば回動中心軸4を中心とする一方向への所定角度、例えば略150度回動により作業部2の側方に位置する作業状態になり、回動中心軸4を中心とする他方向への所定角度、例えば略150度回動により作業部2の上方に位置する非作業状態になる。なお、延長作業部3a,3bが回動中心軸4を中心とする180度回動により作業状態および非作業状態になる構成等でもよい。
【0013】
中央の作業部2は、トラクタの後部の3点リンクに連結された機体6と、機体6に回転可能に設けられトラクタからの動力によって回転して耕耘作業をする耕耘体(作業手段)7と、機体6に上下回動可能に設けられ耕耘体7の後方で整地作業をする整地体(図示せず)とを有している。
【0014】
機体6は、左右方向に細長い中空状である略円形パイプ状の主フレーム11を有し、主フレーム11の左右方向中央にはギアボックス12が設けられ、ギアボックス12にはトラクタのPTO軸から出力される動力を入力する前後方向の入力軸13が回転可能に設けられている。入力軸13は、トラクタのPTO軸にユニバーサルジョイントおよび伝動シャフト等を介して接続されている。
【0015】
また、入力軸13には、回転可能な伝動軸14a,14bがギア(図示せず)を介して接続されている。一方の伝動軸14aは主フレーム11内に回転可能に収納され、この一方の伝動軸14aの入力軸13側とは反対側の端部には動力伝達用の一方側係合体15aが固着され、この一方側係合体15aは主フレーム11の右端部から側方に向って突出している。他方の伝動軸14bは、主フレーム11内とこの主フレーム11の左端部に取り付けられたチェーンケース等の伝動ケース16内とにわたって収納され、この他方の伝動軸14bの入力軸13側とは反対側の端部には動力伝達用の一方側係合体15bが固着され、この一方側係合体15bは伝動ケース16の上部から側方に向って突出している。伝動ケース16内には、伝動軸14bからの動力を伝達するスプロケットおよびチェーン等からなる伝動手段(図示せず)が収納され、この伝動手段は伝動軸14bに接続されている。
【0016】
耕耘体7は、互いに離間対向する伝動ケース16の下部およびブラケット17の下部間に回転可能に設けられている。そして、この耕耘体7は、左端側の伝動ケース16の下部と右端側のブラケット17の下部とにて回転可能に支持された耕耘軸21を有し、耕耘軸21には複数の耕耘爪22が取り付けられている。耕耘軸21は、機体6の伝動ケース16内の伝動手段から動力を受けて駆動回転する。耕耘体7の上方部はカバー体18にて覆われ、このカバー体18の後端部に整地体が取り付けられている。整地体は、第1整地板(均平板)およびこの第1整地板に回動可能に連結された第2整地板(レーキ)等にて構成されている。
【0017】
左右の延長作業部3a,3bのうちの進行方向右側の延長作業部3aは、機体6に対して回動中心軸4を中心として回動する延長機体31aを備え、この延長機体31aは互いに離間対向する伝動ケース32aおよびブラケット33aを有し、これら伝動ケース32aの下部およびブラケット33aの下部間には延長作業部3aの作業状態時に中央の作業部2からの動力によって耕耘作業をする作業手段である延長耕耘体34aが回転可能に設けられている。
【0018】
そして、略箱状の伝動ケース32aが延長作業部3aの内端側つまり延長作業部3aの作業状態時に中央の作業部2と対向する側の端部に位置し、かつ、略板状のブラケット33aが延長作業部3aの外端側つまり農作業機1の外端部である右端部に位置する。
【0019】
内端側の伝動ケース32aの上部と外端側のブラケット33aの上部とは中空状である略円形パイプ状のフレーム35aにて連結されている。また、伝動ケース32aの上部にて伝動軸36aが回転可能に支持されており、伝動軸36aの基端部が伝動ケース32a内に位置し、伝動軸36aの先端部が伝動ケース32a内から軸挿通用孔39を通って作業部2側に向って突出している。すなわち、伝動軸36aは、伝動ケース32aの内面つまり延長作業部3aの作業状態時に中央の作業部2と対向する側の面からのみ突出している。そして、伝動軸36aの伝動ケース32a外に位置する先端部には、延長作業部3aの作業状態時に、作業部2の一方側係合体15aと係脱可能に係合して動力を伝達する動力伝達用の他方側係合体37aが固着されている。伝動軸36aの軸方向長さ寸法は、延長作業部3aの幅寸法(作業幅)より小さい値である。伝動ケース32a内には、伝動軸36aからの動力を伝達するスプロケットおよびチェーン等からなる伝動手段(図示せず)が収納され、この伝動手段は伝動軸36aに接続されている。
【0020】
延長耕耘体34aは、内端側の伝動ケース32aの下部と外端側のブラケット33aの下部とにて回転可能に支持された延長耕耘軸41aを有し、延長耕耘軸41aには複数の延長耕耘爪42aが取り付けられている。延長耕耘軸41aは、延長機体3aの伝動ケース32a内の伝動手段から動力を受けて駆動回転する。延長耕耘体34aの上方部は延長カバー体38aにて覆われ、この延長カバー体38aの後端部に延長整地体(図示せず)が取り付けられている。延長整地体は、第1延長整地板(均平板)およびこの第1延長整地板に回動可能に連結された第2延長整地板(レーキ)等にて構成されている。
【0021】
左右の延長作業部3a,3bのうちの進行方向左側の延長作業部3bは、機体6に対して回動中心軸4を中心として回動する延長機体31bを備え、この延長機体31bは互いに離間対向する伝動ケース32bおよびブラケット33bを有し、これら伝動ケース32bの下部およびブラケット33bの下部間には延長作業部3bの作業状態時に中央の作業部2からの動力によって耕耘作業をする作業手段である延長耕耘体34bが回転可能に設けられている。
【0022】
そして、略板状のブラケット33bが延長作業部3bの内端側つまり延長作業部3bの作業状態時に中央の作業部2と対向する側の端部に位置し、かつ、略箱状の伝動ケース32bが延長作業部3bの外端側つまり農作業機の外端部である左端部に位置する。
【0023】
外端側の伝動ケース32bの上部には中空状である略円形パイプ状のフレーム35bが取り付けられ、このフレーム35b内には伝動軸36bが回転可能に収納されている。伝動軸36bの一端部である外端部が伝動ケース32b内に位置し、伝動軸36bの他端部である内端部には、延長作業部3bの作業状態時に、作業部2の一方側係合体15bと係脱可能に係合して動力を伝達する動力伝達用の他方側係合体37bが固着されている。この他方側係合体37bはフレーム35bの内端部から突出している。この伝動軸36bの軸方向長さ寸法は、延長作業部3bの幅寸法に対応してこの延長作業部3bの幅寸法(作業幅)と略同じ値である。伝動ケース32b内には、伝動軸36bからの動力を伝達するスプロケットおよびチェーン等からなる伝動手段(図示せず)が収納され、この伝動手段は伝動軸36bに接続されている。
【0024】
延長耕耘体34bは、外端側の伝動ケース32bの下部と内端側のブラケット33bの下部とにて回転可能に支持された延長耕耘軸41bを有し、延長耕耘軸41bには複数の延長耕耘爪42bが取り付けられている。延長耕耘軸41bは、延長機体31bの伝動ケース32b内の伝動手段から動力を受けて駆動回転する。延長耕耘体34bの上方部は延長カバー体38bにて覆われ、この延長カバー体38bの後端部に延長整地体(図示せず)が取り付けられている。延長整地体は、第1延長整地板(均平板)およびこの第1延長整地板に回動可能に連結された第2延長整地板(レーキ)等にて構成されている。なお、一方側係合体15a,15bと他方側係合体37a,37bとにて、延長作業部3a,3bの作業状態時には動力を伝達するが延長作業部3a,3bの非作業状態時には動力を伝達しないドッグクラッチ40a,40bがそれぞれ構成されている。
【0025】
次に、上記農作業機1の作用等を説明する。
【0026】
例えば最大の作業幅で作業をする場合、左右の延長作業部3a,3bを作業状態に設定する。すなわち中央の作業部2に対して左右の延長作業部3a,3bを回動中心軸4を中心として展開方向へ所定角度回動させると、左右の延長作業部3a,3bは、作業部2の左右両側方に位置してこの作業部2と左右方向に沿って一直線状に並んだ作業状態になる。また、この延長作業部3a,3bの回動により一方側係合体15a,15bと他方側係合体37a,37bとが互いに係合して中央の作業部2の伝動軸14a,14bから左右の延長作業部3a,3bの伝動軸36a,36bに動力が伝達される状態になる。
【0027】
そして、この状態でトラクタの走行により農作業機1を進行方向前方に移動させると、中央の作業部2の耕耘体7と左右の延長作業部3a,3bの延長耕耘体34a,34bとにて耕耘作業が行なわれ、中央の作業部2の整地体と左右の延長作業部3a,3bの延長整地体とにて整地作業が行なわれる。
【0028】
この際、作業部2の耕耘体7は伝動軸14bおよび伝動ケース16内の伝動手段等にて伝達される動力により回転して耕耘作業をし、右側の延長作業部3aの延長耕耘体34aは伝動軸14a、ドッグクラッチ40a、伝動軸36aおよび伝動ケース32a内の伝動手段等にて伝達される動力により回転して耕耘作業をし、左側の延長作業部3bの延長耕耘体34bは伝動軸14b、ドッグクラッチ40b、伝動軸36bおよび伝動ケース32b内の伝動手段等にて伝達される動力により回転して耕耘作業をする。
【0029】
また、中央の作業部2のみで作業をする場合は、左右の延長作業部3a,3bを非作業状態に設定する。すなわち中央の作業部2に対して左右の延長作業部3a,3bを回動中心軸4を折畳方向へ所定角度回動させると、左右の延長作業部3a,3bは、作業部2の上方に位置する非作業状態になる。また、この延長作業部3a,3bの回動により一方側係合体15a,15bと他方側係合体37a,37bとの係合が解除され、中央の作業部2の伝動軸14a,14bから左右の延長作業部3a,3bの伝動軸36a,36bに動力が伝達されない状態になる。
【0030】
そして、この状態でトラクタの走行により農作業機1を進行方向前方に移動させると、中央の作業部2の耕耘体7にて耕耘作業が行なわれ、中央の作業部2の整地体にて整地作業が行なわれる。
【0031】
なお、中央の作業部2と左右いずれか一方の延長作業部3a,3bとで作業をする場合には、左右の延長作業部3a,3bのいずれか一方を作業状態に設定しかつ左右の延長作業部3a,3bのいずれか他方を非作業状態に設定すればよい。
【0032】
そして、農作業機1によれば、進行方向右側の延長作業部3aの伝動ケース32aが延長作業部3aの内端側に位置しかつブラケット33aが延長作業部3aの外端側に位置するため、延長作業部3aの作業状態時において、伝動ケース32aがコンクリート畦畔等に接触してしまうことがなく、コンクリート畦畔等との接触による伝動ケース32aの破損、変形等を確実に防止できる。
【0033】
また、ブラケット33aは、コンクリート畦畔等に多少接触しても破損、変形等しないため、従来の構成に比べて、畦際まで作業ができる。
【0034】
さらに、延長作業部3aの伝動軸36aの軸方向長さ寸法を延長作業部3aの幅寸法より短くできるため、その分だけ延長作業部3aの重さを軽くでき、延長作業部3aの上方回動を容易に行うことができる。
【0035】
また、延長作業部3aの幅寸法(作業幅)に関係なく、延長作業部3aの伝動軸36aの軸方向長さ寸法を一定にできるため、延長作業部3aの幅寸法が異なる機種ごとの伝動軸を用意する必要がない。
【0036】
なお、上記実施の形態では、右側の延長作業部3aの伝動ケース(サイドチェーンケース等)32aが延長作業部3aの内端側に位置しかつブラケット33aが延長作業部3aの外端側に位置し、左側の延長作業部3bのブラケット33bが延長作業部3bの内端側に位置しかつ伝動ケース32bが延長作業部3bの外端側に位置する構成について説明したが、例えば両伝動ケース32a,32bが延長作業部3a,3bの内端側にそれぞれ位置しかつ両ブラケット33a,33bが延長作業部3a,3bの外端側にそれぞれ位置する構成等でもよい。
【0037】
また、伝動ケース(センターチェーンケース等)16を作業部2の左右いずれかの端部に設けて作業部2をサイドドライブ方式にしたものには限定されず、例えば伝動ケース16を作業部2の中央部に設けて作業部2をセンタドライブ方式にしたものでもよい。
【0038】
さらに、作業部2の伝動ケース16や延長作業部3aの伝動ケース32aは、トラクタの後輪等の車輪の後方に位置することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の一実施の形態に係る農作業機の作業状態時の概略背面図である。
【図2】同上農作業機の概略背面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 農作業機
2 作業部
3a 延長作業部
14a 伝動軸
15a 一方側係合体
32a 伝動ケース
33a ブラケット
34a 作業手段である延長耕耘体
36a 伝動軸
37a 他方側係合体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行車に連結され、前記走行車からの動力によって作業をする作業部と、
この作業部に回動可能に設けられ、回動により作業状態および非作業状態に選択的に切り換えられ、作業状態時に前記作業部からの動力によって作業をする延長作業部とを備え、
前記延長作業部は、互いに離間対向する伝動ケースおよびブラケットと、これら伝動ケースおよびブラケット間に設けられた作業手段とを有し、
前記伝動ケースが前記延長作業部の内端側に位置し、かつ前記ブラケットが前記延長作業部の外端側に位置する
ことを特徴とする農作業機。
【請求項2】
作業部は、回転可能な伝動軸と、この伝動軸に設けられた一方側係合体とを有し、
延長作業部は、伝動ケースにて回転可能に支持された伝動軸と、この伝動軸に設けられ前記延長作業部の作業状態時に前記一方側係合体と係合する他方側係合体を有する
ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−206498(P2008−206498A)
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−49055(P2007−49055)
【出願日】平成19年2月28日(2007.2.28)
【出願人】(000188009)松山株式会社 (285)
【Fターム(参考)】