説明

透明性と耐熱性を有するポリエステル/ポリカーボネートブレンド

優れた透明性と耐熱性を有することから、透明製品用ポリエステルの製造に用いて好適なポリエステル/ポリカーボネートブレンドが開示される。前記ポリエステル/ポリカーボネートブレンドは、(a)テレフタル酸成分とエチレングリコール成分からなるポリエチレンテレフタレート(PET)、または、テレフタル酸成分とエチレングリコール成分からなり、酸またはジオール成分に対して1〜10mol%のイソフタル酸、シクロヘキサンジメタノール(CHDM)、ジエチレングリコール及び/または炭素数3〜6のアルキレングリコール成分によりさらに共重合された共重合ポリエチレンテレフタレート(PET)と、(b)ポリカーボネート(PC)と、(c)ジオール成分に対して20〜80mol%のCHDMから製造されたCHDM変性PETと、を含み、前記PCの含量は(a)PETと(b)PCの混合物に対して10〜60wt%であり、前記(c)CHDM変性PETの含量は(b)PCの含量に対して重量比にて0.2〜2.5倍である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は2007年7月4日付けで出願された大韓民国特許出願10−2007−0067216号の優先権を請求したものであり、上記の出願の全体の内容が取り込まれている。本発明はポリエステル/ポリカーボネートブレンドに係り、さらに詳しくは、優れた透明性と耐熱性を有することから、透明製品用ポリエステルの製造に用いて好適なポリエステル/ポリカーボネートブレンドに関する。
【背景技術】
【0002】
ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate、以下、「PET」と称する。)などのポリエステル樹脂は優れた透明性を有し、且つ、人体及び環境への親和度が他の合成材料に比べて相対的に優れている。このため、ポリエステル樹脂は、通常、飲料容器などの食品包装材の製造に使用されている。最近、ポリエステル樹脂の新たな用途として、ポリエステル樹脂を厚いプラスチックシートに成形し、これを内部装飾材、看板などの生産に使用することが提案されている。しかしながら、PETは、従来のシート成形材料、例えば、アクリル(PMMA:Polymethyl Methacrylate)及びポリカーボネート(以下、「PC」と称する。)に比べて相対的に低い熱変形温度を有し、温度が急変する屋外用には不向きである。これらの理由から、ポリエステル樹脂の耐熱性と寸法安定性を向上させる目的で種々の技術的試みがなされており、中でも、PETとPCのブレンド技法が代表的である。
【0003】
ところが、PETとPCをブレンドする場合、その複合材料は耐熱度及び透明度の側面で良好な特性を有さない。PETとPCは溶融粘度及び分子構造が異なる。このため、PETとPCを単純に混合するとき、主成分はマトリックスを形成し、副成分またはブレンド成分はマトリックス上にドメインを形成する。ドメインのサイズ及び屈折率はこれらの両成分の物理的混練及び化学的反応度に依存し、これに起因して不均一性及び透明性の低下が招かれる。このため、一般的に、通常のPETとPCブレンドは光学装置などの透明材料を生産する分野には不向きである。
【0004】
透明性を向上させるために、PETとPCとの間に相溶化剤の役割を果たす添加剤を入れてドメインの形成を妨げたり、ドメインのサイズを小さくすることが必要である。他の方法としては、PETとPCの相互間に化学的反応を引き起こしてドメインをなくす方法が必要である。これらの目的を達成するために、種々の共重合体または種々の複合触媒が開発されている。例えば、米国特許第3,864,428号公報(特許文献1)には、ポリエステルとPCのブレンド組成物に関する技術が開示されており、米国特許第4,879,355号公報(特許文献2)には、PETとビスフェノール−Aの共重合物を生成してPETとPCのブレンドに導入することにより、ブレンドの透明性と耐熱性を改善する技術が紹介されている。また、最近、例えば、米国特許第5,942,585号公報(特許文献3)には、PCとCHDMグリコール−変性ポリエステルをブレンドする技術が開示されている。しかしながら、PETにPCを所定の割合以上に導入する場合、ブレンドの透明性及び耐熱性が不良になる。このため、これらの問題を解決する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第3,864,428号公報
【特許文献2】米国特許第4,879,355号公報
【特許文献3】米国特許第5,942,585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明の目的は、従来のポリエステル/ポリカーボネートブレンドの透明性低下の問題点を克服し、且つ、優れた耐熱性を確保することのできるポリエステル/ポリカーボネートブレンドを提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明は、(a)テレフタル酸成分とエチレングリコール成分からなるポリエチレンテレフタレート(PET)、または、テレフタル酸成分とエチレングリコール成分からなり、酸またはジオール成分に対して1〜10mol%のイソフタル酸、シクロヘキサンジメタノール(CHDM)、ジエチレングリコール及び/または炭素数3〜6のアルキレングリコール成分によりさらに共重合された共重合ポリエチレンテレフタレート(PET)と、(b)ポリカーボネート(PC)と、(c)ジオール成分に対して20〜80mol%のCHDMから製造されたCHDM変性PETとを含むことを特徴とするポリエステル/ポリカーボネートブレンドを提供する。また、前記PCの含量は(a)PETと(b)PCの混合物に対して10〜60wt%であり、前記(c)CHDM変性PETの含量は(b)PCの含量に対して重量比にて0.2〜2.5倍である。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るポリエステル/ポリカーボネートブレンドは、耐熱性を向上させるために設計された従来のPET/PCブレンドの透明性悪化の問題を解決する。このため、本発明に係るポリエステル/ポリカーボネートブレンドは、主成分としてPETを使用し、且つ、優れた耐熱性を有する透明製品を製造する上で手軽に使用することができ、しかも、経済的に富んでいる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のより完全な理解及びこれに付随する多くの利点は下記の詳細な説明を参照して一層詳述される。
【0010】
PETの耐熱性を向上させるために、透明PETにPC樹脂を混合(ブレンド)するとき、所定の含量以上のPCがPETに混合されると、ブレンドの透明性は急激に低下する。この問題を解消するために、本発明は、最適な組成及び量を有するポリエステル/ポリカーボネートブレンドを提供する。
【0011】
通常、PETとPCをブレンドして射出、押出またはコンパウンドするとき、PCの含量が10重量%未満であれば透明性の低下はあまり激しくない。PCの含量が10〜20重量%の範囲である場合に透明性がやや低下するが、ブレンドは不透明になるようなレベルではない。しかしながら、PCの含量が20重量%を超える場合には、光透過率が格段に低下し、透明性も大幅に損傷される。この現象は、主としてPET内に形成される数マイクロメータ寸法のPCドメインに起因するものである。かかる光透過率の急激な低下を防ぐためには、PCドメインのサイズまたは個体数を減らすことが必要である。上述したように、PCドメインを調節するためには、PCとPETとのブレンド親和性を高めたり、または、PCドメインとPETマトリックスとの境界において発生する屈折率差を補正または軽減することが必要である。
【0012】
上記の理由から、本発明者らは、PETにPCをブレンドするときにブレンド親和性を高めたり、または、屈折率差を補償または軽減するための各種の樹脂を導入した。また、本発明者らは、透明性と熱抵抗性の両者は、ジオール成分に対して20〜80mol%の1、4−シクロヘキサンジメタノール(1、4−cyclohexanedimethanol、以下、「CHDM」と称する。)から製造されたグリコール変性ポリエステルをPETとPCのブレンドに導入することにより改善することができるということを見出した。
【0013】
本発明に係るポリエステル/ポリカーボネートブレンドは、(a)テレフタル酸成分とエチレングリコール成分からなるポリエチレンテレフタレート(PET)、または、テレフタル酸成分とエチレングリコール成分からなり、酸またはジオール成分に対して1〜10mol%のイソフタル酸、シクロヘキサンジメタノール(CHDM)、ジエチレングリコール及び/または炭素数3〜6のアルキレングリコール成分によりさらに共重合された共重合ポリエチレンテレフタレート(PET)と、(b)ポリカーボネート(PC)と、(c)ジオール成分に対して20〜80mol%のCHDMから製造されたCHDM変性PETと、を含む。
【0014】
本発明において主材料として用いられるPET成分としては、テレフタル酸成分、エチレングリコール成分から製造された従来のPETが挙げられる。必要に応じて、PET成分は他の成分に変性されたポリエチレンテレフタレートであることができる。例えば、PET成分は、イソフタル酸、CHDM、ジエチレングリコール及び/または炭素数3〜6のアルキレングリコールにより共重合可能である。イソフタル酸成分が共重合されるとき、イソフタル酸成分の含量は共重合PETの全体の酸成分に対して1〜10mol%であることが好ましい。CHDM、ジエチレングリコール及び/または炭素数3〜6のアルキレングリコールが共重合される場合、グリコール成分の含量は前記共重合PETの全体のジオール成分に対して1〜10mol%である。
【0015】
前記(b)PC成分として、ビスフェノール−Aを基材成分として製造された従来のポリカーボネートが非制限的に使用可能である。PC成分は、押出及び/または射出成形用の従来のポリカーボネートであることができる。前記PCの含量は、(a)PETと(b)PCの混合物に対して10〜60重量%、好ましくは、20〜40重量%である。前記PCの含量が10重量%未満であれば、耐熱性の改善効果があまり得られない。PCの含量が60重量%を超えると、PETブレンド効果が得られず、しかも、経済性が低下する。
【0016】
ブレンドの透明性を改善するために添加される(c)CHDM変性PETの含量は、(b)PCの量に対して質量比にて0.2〜2.5倍、好ましくは、0.5〜2倍である。前記(c)CHDM変性PETの含量が(b)PCに対して質量比にて0.2倍未満であれば、透明性の改善効果があまり得られない。前記(c)CHDM変性PETの含量が(b)PCに対して質量比にて2.5倍を超えると、透明性はそれ以上改善できず、経済的にも好ましくない。前記(c)CHDM変性PETは、好ましくは、ジオール成分としてのCHDM及びエチレングリコールと、酸成分としてのテレフタル酸とからなる。ここで、ジオール成分について、エチレングリコールの含量がCHDMのそれよりも多い場合、CHDM変性PETはPETG(CHDM−modified polyethylene terephthalate)である。ジオール成分について、CHDMの含量がエチレングリコールの含量よりも多い場合、CHDMグリコール変性PETはPCTG(glycol-modified poly(1,4-cyclohexylenedimethylene terephthalate)とする。前記CHDMの含量は、CHDM変性PETの全体のジオール成分に対して20〜80mol%、好ましくは、40〜70mol%である。前記CHDMの含量が20mol%未満であれば、透明性の改善効果がほとんど得られないため好ましくない。80mol%を超えると、透明度の改善効果がそれ以上得られず、しかも、経済的に好ましくない。
【0017】
上述したように、本発明に係るポリエステル/ポリカーボネートブレンドを成形する場合、成形された透明ポリエステルブレンドは、そのヘイズ値が30%以下であり、且つ、熱変形温度(HDT:Heat Distortion Temperature)が75℃以上であることから、優れた透明度と耐熱性を有する(ヘイズ値及び熱変形温度は3mm厚さの試片により測定される)。前記ポリエステル/ポリカーボネートブレンドの熱変形温度は視差走査熱量法(Differential Scanning Calorimetry;DSC)により測定されたガラス転移温度よりも高いことが好ましく、ここで、DSCの走査速度は、30〜200℃において10℃/minであり、熱変形温度はASTMD648に基づいて荷重0.455Mpaにおいて測定される。
【0018】
本発明に係るポリエステル/ポリカーボネートブレンドは単純混合して直ちに押出または射出成形に使用することができ、または、混合してコンパウンド押出してペレットを形成し、そして、結晶化されたペレットはさらに押出及び射出の用途として再使用することができる。一方、本発明において使用されるポリマーは、アンチモン系、コバルト系、ゲルマニウム系、チタン系、カルシウム系、アルミニウム系など従来の有無機触媒の存在下に製造可能である。
【実施例】
【0019】
以下、実施例と比較例を挙げて本発明を詳述するが、本発明がこれらの実施例及び比較例により制限し限定されることはない。
【0020】
[実施例1]
除湿乾燥機を用いて160℃の温度条件下で5時間乾燥したPET(SKYPET、エスケーケミカル社製、イソフタル酸2.7mol%共重合、以下、成分A)5kg、除湿乾燥機を用いて120℃の温度条件下で5時間乾燥したPC(LGDOWポリカーボネート社製、メルトインデックス(MI):30、以下、成分B)4kg、及び除湿乾燥機を用いて80℃の温度条件下で6時間乾燥したCHDM変性ポリエステル(J2003、エスケーケミカル社製、CHDM含量:ジオール成分に対して65mol%、以下、成分C)1kgを十分に除湿された容器に投入し、約3分間タンブリングして十分に混合した。混合された原料を用いて、40mmX40mmサイズの試片と同じ厚さの12mmX120mmサイズの試片を製作可能なコールドランナー方式の3.0mm厚さの水冷式金型を用いて射出した。このときに使用された射出機は、スクリューのL/Dが23であり、圧縮比が3であった。射出された試片に対して透明度と熱変形温度(HDT)を測定し、その結果を下記表1に示す。
【0021】
[実施例2〜10]
下記表1に示すように、成分A、成分B及び成分Cの使用量を異ならせた以外は、実施例1の方法と同様にして試片を射出した。射出された試片の透明度と熱変形温度を測定してその結果を下記表1に示す。
【0022】
[比較例1〜6及び比較例8〜10]
成分Cを使用せず、かつ、下記表1に示すように、成分A及び成分Bの使用量を異ならせた以外は、実施例1の方法と同様にして試片を射出した。射出された試片の透明度と熱変形温度を測定してその結果を下記表1に示す。
【0023】
[比較例7]
実施例1の方法と同様にして成分A7kgと成分B3kgの混合物を、シングルスクリュー混練押出機で押出し、ペレット状に切断した。押出機は、スクリューの長さが500mmであり、且つ、圧縮比が2.5であった。押出しにおいて、PETとPCの混練用添加剤であるランタン触媒を7g投入した。このペレットを120℃において乾燥した後、実施例1と同じ射出条件下で試片を射出した。射出された試片の透明度と熱変形温度を測定してその結果を下記表1に示す。
【0024】
【表1】

【0025】
前記表1に示すように、比較例3〜5においては、ブレンド(A+B)中の成分Bの含量が30〜50重量%であり、ヘイズ値は45〜75%とさらに高い。これに対し、実施例1〜3においては、ブレンド(A+B)中の成分Bの含量が33〜44重量%であるものの、成分Cが成分Bに対して0.25〜0.67の質量比にて投入されて、ヘイズ値が7〜35%に低下し、これは、透明性が改善されたことを意味する。特に、成分Bが38重量%投入され、成分Cを成分Bに対して0.67質量比にて投入した実施例2の場合、ヘイズが7%であるが、これは、透明性が顕著に改善されたことを意味する。さらに、熱変形温度が102℃であって比較例4の97℃に比べて高い。このため、実施例2の試片は、透明性だけではなく、耐熱性も改善される相乗効果が起こることが分かる。また、成分Bの含量が全体のブレンドに対して20重量%である実施例5および6における熱変形温度がそれぞれ95℃および98℃である。実施例5及び実施例6の熱変形温度は成分A及びBのみよりなる組成において成分Bの含量が20重量%である比較例2の熱変形温度79℃と、成分B及びCのみよりなる組成において成分Bの含量が20重量%である比較例10の熱変形温度82℃に比べて、熱変形温度が10℃以上高い。
【0026】
実施例2の透明性は、PET単独射出である比較例6の場合、及びPETとPCの溶融混練のための添加剤である高価なランタン触媒を使用した比較例7の場合とほとんど同等である。ところが、比較例7の場合には透明性には優れているものの、熱変形温度は80℃であって、実施例7(熱変形温度:100℃)の試片よりも耐熱性が遥かに劣っている。さらに、成分Bが22〜31重量%であり、成分Cを成分Bに対して0.5〜1.5倍の質量比にて使用した実施例4〜7の場合、ヘイズ値が4〜9%に低下して透明性が大幅に改善されることが分かる。上述した結果から明らかなように、CHDMグリコール変性ポリエステルがPETとPCのブレンドに使用されるとき、透明性及び耐熱性がかなり改善されることが分かる。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)テレフタル酸成分とエチレングリコール成分からなるポリエチレンテレフタレート(PET)、または
テレフタル酸成分とエチレングリコール成分からなり、酸またはジオール成分に対して1〜10mol%のイソフタル酸、シクロヘキサンジメタノール(CHDM)、ジエチレングリコール及び/または炭素数3〜6のアルキレングリコール成分によりさらに共重合された共重合ポリエチレンテレフタレート(PET)と、
(b)ポリカーボネート(PC)と、
(c)ジオール成分に対して20〜80mol%のCHDMから製造されたCHDM変性PETと、
を含み、
前記PCの含量は(a)PETと(b)PCの混合物に対して10〜60wt%であり、前記(c)CHDM変性PETの含量は(b)PCの含量に対して重量比にて0.2〜2.5倍であることを特徴とするポリエステル/ポリカーボネートブレンド。
【請求項2】
前記PCの含量は(a)PETと(b)PCの混合物に対して20〜40重量%であり、(c)前記CHDM変性PETの含量は(b)PCに対して質量比にて0.5〜2.0倍であり、CHDMの含量は前記CHDM変性PETにおいて全体のジオール成分に対して40〜70mol%であることを特徴とする請求項1に記載のポリエステル/ポリカーボネートブレンド。
【請求項3】
前記ブレンドは、成形後、3mm厚さの試片に成形されるときに30%以下のヘイズ及び75℃以上の熱変形温度(HDT)を有することを特徴とする請求項1に記載のポリエステル/ポリカーボネートブレンド。
【請求項4】
前記ブレンドの熱変形温度(HDT)が示差走査熱量法(DSC)により測定されたガラス転移温度よりも高いことを特徴とする請求項3に記載のポリエステル/ポリカーボネートブレンド。
【請求項5】
前記ブレンドに用いられるポリマーは、アンチモン系触媒、コバルト系触媒、ゲルマニウム系触媒、チタン系触媒、カルシウム系触媒及びアルミニウム系触媒よりなる群から選ばれる重合触媒の存在下に重合されたものであることを特徴とする請求項1に記載のポリエステル/ポリカーボネートブレンド。

【公表番号】特表2010−532407(P2010−532407A)
【公表日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−514645(P2010−514645)
【出願日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際出願番号】PCT/KR2008/003940
【国際公開番号】WO2009/005318
【国際公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(500116041)エスケー ケミカルズ カンパニー リミテッド (49)
【Fターム(参考)】