説明

透析用剤収納容器

【課題】 使用後の容積を容易に減らすことができ、また、透析用剤の溶解性を向上させることができる透析用剤収納容器を提供する。
【解決手段】 袋体2と、該袋体2の開口部4に突出した状態で接合され、袋体2内へ溶媒を供給する溶媒供給管13を挿入可能なスパウト3とを備えた透析用剤収納容器1であって、スパウト3は、内側に袋体2内と連通する略菱形の連通口5を開口した筒状体であり、対向する両側端に尖端部7を、袋体2の開口部4と接合する接合部8から突出端部に亘って形成し、突出端部の周縁にフランジ部10を外方へ向けて延設し、連通口5内に溶媒供給管13を、該溶媒供給管13がスパウト3の内側に内接あるいは近接する状態で挿入すると、連通口5が溶媒供給管13の内側の供給流路14と、溶媒供給管13の外側の排出流路15とに区画され、排出流路15の断面積が供給流路14の断面積よりも広く設定されるように構成された。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人工透析に用いる透析液の調製に使用される固体透析用剤などの透析用剤を収納する容器に関する。
【背景技術】
【0002】
透析用剤には、液体型と固体型の2種類の型がある。液体型の透析用剤は、その大部分が水で占められており、重量と容量が大きくなるため、透析医療従事者への運搬作業の負荷が大きく、保管スペースも大きくなってしまう。そのため、近年、透析液を使用する際に、自動溶解装置に投入して、水に溶解させて透析液を調製する固体型の透析用剤(以下、固体透析用剤という)が急速に普及している。この固体透析用剤を収納する容器は、現在、袋式とボトル式がある。
【特許文献1】特開2001−340447号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
袋式透析用剤収納容器は、点滴用液の容器と同様に、可撓性を有するシート材で袋体に構成されているので、使用後の嵩高を減少させることができる利点がある。しかし、透析医療従事者が一袋ずつ手作業で開封し、自動溶解装置に投入して、透析液の調製をしているので、人為ミスによる数量違いの危険性があり、自動溶解装置投入時の浮遊塵、袋に付着したゴミ、人間の毛髪等の異物混入の危険性も高いという問題がある。
そして、袋式透析用剤収納容器を自動溶解装置にセットしようとした場合、袋体の形状が不安定なために、カッターで開封する際やノズルを挿入する際に、袋体が潰れてしまう。また、ノズルを挿入できたとしても、ノズルと袋体との接合部の密閉状態を維持することができないので、ノズルから袋体内に水を供給して固体透析用剤を溶解した場合に溶解液が漏れて、透析液を調製することが困難になってしまう。
【0004】
一方、ボトル式透析用剤収納容器は、自動溶解装置にセットすれば、全自動で透析液の調製が可能となり、数量違いや異物混入の危険性は袋式に比べて低い。しかし、ボトルは、袋式に比べて剛性の高い材料で構成されているので、使用後空になっても、つぶして容量を小さくし難く、ゴミとして処分する際に嵩張るという問題がある。
また、ボトル式透析用剤収納容器は、開口部が1カ所で循環液の入口と出口を兼ねている構成が一般的である。この構成では、自動溶解装置で固体透析用剤を溶解するのに十分な水流を与えることができないため、溶け残りが発生しやすく、透析液の調製が安定し難いという問題がある。
【0005】
本発明は上記した事情に鑑みなされたもので、その目的は、使用後の容積を容易に減らすことができ、また、透析用剤の溶解性を向上させることができる透析用剤収納容器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、可撓性シート材からなる袋体と、該袋体の開口部に突出した状態で接合され、袋体内へ溶媒を供給する溶媒供給管を挿入可能なスパウトとを備え、袋体の内部に透析用剤を収納し、該透析用剤を溶媒により溶解して透析液を調製可能な透析用剤収納容器であって、
前記スパウトは、内側に袋体内と連通する略菱形の連通口を開口した筒状体であり、対向する両側端に尖端部を、袋体の開口部と接合する接合部から突出端部に亘って形成し、突出端部の周縁にフランジ部を外方へ向けて延設してなり、
前記連通口内に溶媒供給管を、該溶媒供給管がスパウトの内側に内接あるいは近接する状態で挿入すると、連通口が溶媒供給管の内側の供給流路と、溶媒供給管の外側の排出流路とに区画され、排出流路の断面積が供給流路の断面積よりも広く設定されるように構成されたことを特徴とする透析用剤収納容器である。
【0007】
請求項2に記載のものは、前記スパウトは、フランジ部のうち尖端部間に位置する膨出部分に切欠部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の透析用剤収納容器である。
【0008】
請求項3に記載のものは、前記袋体は、その縁部のうちスパウトの接合部の周辺に位置する部分に切込み部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の透析用剤収納容器である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、可撓性シート材からなる袋体と、該袋体の開口部に突出した状態で接合され、袋体内へ溶媒を供給する溶媒供給管を挿入可能なスパウトとを備え、袋体の内部に透析用剤を収納し、該透析用剤を溶媒により溶解して透析液を調製可能な透析用剤収納容器であって、スパウトは、内側に袋体内と連通する略菱形の連通口を開口した筒状体であり、対向する両側端に尖端部を、袋体の開口部と接合する接合部から突出端部に亘って形成し、突出端部の周縁にフランジ部を外方へ向けて延設したので、スパウトを自動溶解装置へ接続することで透析液を調製する準備を行うことができる。したがって、袋体を開封して薬剤を自動溶解装置に投入する手作業が無くなり、透析液の調製を容易に行うことができる。このことから、透析医療従事者の作業負担を軽減でき、数量違いや異物混入の危険性を低減することができる。また、使用後の廃棄の際には、特殊な装置を使用することなく袋体を容易に押し潰して容積の削減ができる。
さらに、連通口内に溶媒供給管を、該溶媒供給管がスパウトの内側に内接あるいは近接する状態で挿入すると、連通口が溶媒供給管の内側の供給流路と、溶媒供給管の外側の排出流路とに区画され、排出流路の断面積が供給流路の断面積よりも広く設定されるように構成されたので、袋体内で調整した透析液や透析用剤を透析用剤収納容器からスムーズに排出することができる。また、溶媒供給管から袋体内へ供給された溶媒を袋体内で淀ませ難い。したがって、透析用剤の溶解効率の向上を図ることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、スパウトは、フランジ部のうち尖端部間に位置する膨出部分に切欠部を形成したので、使用後の廃棄の際にスパウトを押し潰し易い。したがって、廃棄物の容積を一層削減することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、袋体は、その縁部のうちスパウトの接合部の周辺に位置する部分に切込み部を形成したので、使用後の廃棄の際にスパウトを袋体から容易に切り離すことができ、廃棄物の更なる減容化を図ることができる。また、材質の異なる袋体とスパウトとを容易に分別することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための最良形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は、本発明に係る透析用剤収納容器を自動溶解装置へ接続した状態の正面図であり、接続部分を断面で示している。また、図1(b)は、透析用剤収納容器の平面図、(c)はスパウトの斜視図である。
【0013】
透析用剤収納容器1は、固体の透析用剤を収納する袋体2と、この袋体2の上部に接合されたスパウト(口部)3とから構成されている。なお、本実施形態において、透析用剤収納容器1は、左右対称の形状で構成されている。
【0014】
袋体2は、例えばポリエチレンフィルムなど可撓性のある合成樹脂シート材(フィルム)で構成されており、重ねたフィルム材の左右側縁同士および下側縁同士を溶着(あるいは融着)し、また、上側縁同士については、左右両側の部分を溶着(あるいは融着)し、中間部分には開口部(非溶着部)4を形成している。
【0015】
スパウト3は、内側に袋体2内と連通する略菱形の連通口5を開口した筒状体であり、プラスチックや金属など剛性を有する素材により成形され、袋体2の開口部4に上方へ突出した状態で接合されている。このスパウト3は、対向する左右両側端に尖端部7を、袋体2の開口部4と接合する接合部8(図中下部)から突出端部(図中上端部)に亘って形成し、両尖端部7の間には膨出部9を前後方向(袋体2の表裏方向)へ膨出させた状態で形成して、上から見て舟形となるように構成され、袋体2を構成するシート材の重合部分とスパウト3の接合部8との間に隙間が形成されることなく、袋体2とスパウト3とが密着できるように構成されている。また、突出端部の周縁(具体的には、全周縁)にフランジ部10を外方へ向けて延設している。このフランジ部10は、透析用剤収納容器1を自動溶解装置の接続部11へ接続するための係止部分として機能する。このようなスパウト3を袋体2の開口部4に接合する際には、スパウト3の下縁部と袋体2内の上側内縁部とが略同じ高さになるように位置を合わせ(図1(a)参照)、この状態で袋体2のシール部分(開口部4の内側)を接合部8の側面に液密状にヒートシール接合する。
【0016】
そして、スパウト3の連通口5は、袋体2を構成するシート材の延在方向(図中左右方向)に沿って横長な略菱形であって、自動溶解装置の接続部11から延設された円筒状の溶媒供給管13を挿入可能な大きさで開口されている。そして、スパウト3を接続部11に接続し、連通口5内に溶媒供給管13を、該溶媒供給管13がスパウト3の内側に内接あるいは近接する状態で挿入すると、連通口5は、溶媒供給管13の内側の供給流路14と、溶媒供給管13の外側の排出流路15(具体的には、調整された透析液を袋体2外へ排出するための流路)とに区画され、排出流路15の断面積が供給流路14の断面積よりも広く設定されるように構成される。このとき、供給流路14は、連通口5の略中央部分に区画形成され、排出流路15は、連通口5のうち主に供給流路14の左右両側に略三角形状の流路断面を有する状態で区画形成される。
なお、自動溶解装置の接続部11は、スパウト3を接続すると排出流路15に連通する透析液流路16を備え、該透析液流路16を介して自動溶解装置の本体部(図示せず)へ透析液を送り込むことができるように構成されている。
【0017】
また、透析用剤は、ブドウ糖、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、炭酸水素ナトリウムなどの薬剤を粉末状あるいは顆粒状にしたものであり、透析用剤収納容器1の袋体2の内部に所定量が収納される。透析用剤を透析用剤収納容器1の袋体2内に収納するには、袋体2に接合されたスパウト3の連通口5から投入し、フランジ部10の表面に封止用シール材(図示せず)を貼付するなどして封止する。したがって、この透析用剤収納容器1内に透析用剤を収納して封止すると、内部の透析用剤が変質することもないので保管や搬送が容易である。
【0018】
次に、人工透析を行う病院で透析用剤収納容器1を使用する場合等の操作について説明する。
まず、スパウト3のフランジ部10の封止用シール材を剥がす等して連通口5を開き、この状態でスパウト3を接続部11に接続して透析用剤収納容器1を自動溶解装置にセットする。すると、溶媒供給管13がスパウト3に挿入され、連通口5内に供給流路14と排出流路15とが区画形成される。なお、フランジ部10と接続部11との間には、パッキン等のシール部材17を介在させて、調整した透析液がリークしないように構成することが望ましい。また、溶媒供給管13の先端部に尖鋭部(図示せず)を備え、透析用剤収納容器1を自動溶解装置にセットする際にスパウト3の封止用シール材を剥がさずに、尖鋭部で封止用シール材を破壊し、連通口5の排出流路15と接続部11の透析液流路16とを連通させるようにしてもよい。このとき、封止用シール材を、排出流路15と透析液流路16との間を塞がずに、十分に透析液が流れる程度に破き、また、破かれた封止用シール材が脱落して袋体2内に入ることがないようにすることが好適である。
このようにスパウト3を自動溶解装置へ接続することで、透析液を調製する準備を簡単に行うことができる。したがって、袋体2を開封して薬剤を自動溶解装置に投入する手作業が無くなり、透析液の調製を容易に行うことができる。このことから、透析医療従事者の作業負担を軽減でき、数量違いや異物混入の危険性を低減することができる。
【0019】
そして、自動溶解装置を作動して溶媒(水)を溶媒供給管13(すなわち供給流路14)から袋体2内へ供給すると、この溶媒は、溶媒供給管13の先端から勢いよく流下する。したがって、袋体2の中央部分(溶媒供給管13の下方に位置する部分)では、スパウト3から袋体2内の底部へ向けて下向きの流れが発生し、袋体2内の左右両側部分では、袋体2内の底部からスパウト3の排出流路15へ向けて上向きの流れが発生する。このことから、袋体2内には、溶媒の循環流が形成され、この溶媒の循環流により袋体2内の透析用剤を溶解して透析液を調製することができる。透析用剤を溶かした溶解液は、排出流路15から接続部11の透析液流路16を通って自動溶解装置内に透析液として供給される。ここで、排出流路15の断面積が供給流路14の断面積よりも広く設定されているので、排出流路15側、すなわち袋体2から自動溶解装置へ向かう流路の流路抵抗が大きくなることを抑えることができる。したがって、袋体2内の透析用剤や、透析用剤を溶かした溶解液を透析用剤収納容器1から自動溶解装置へスムーズに排出することができる。また、溶媒供給管13から袋体2内へ供給された溶媒を袋体2内で淀ませ難い。このことから、透析用剤の溶解効率、すなわち透析液の調整効率の向上を図ることができる。
【0020】
このような溶媒の供給操作を継続すると、袋体2内の透析用剤が順次溶けて溶解液となって自動溶解装置に供給され、袋体2内の透析用剤の量が次第に減少する。そして、透析用剤の溶解が終了間近になったならば、透析用剤収納容器1と接続部11とを接続した状態で逆さに反転させる。
【0021】
このようにして、袋体2内の全ての透析用剤が溶け出たならば、水の供給を停止し、逆さになった袋体2内の残液を接続部11内の透析液流路16へ流下させて回収し、空になった透析用剤収納容器1を取り外して、回収箱など所定の廃棄場所に廃棄する。この廃棄の際に、袋体2は可撓性を有するので、容易に押し潰して容器全体の容積を大幅に減少させることができる。したがって、特殊な装置を使用することなく袋体2を容易に押し潰して容積の削減(減容)を実現することができて、廃棄の際に嵩張ることがない。
【0022】
なお、スパウト3は、図2に示すように、フランジ部10のうち尖端部7間に位置する前後の膨出部分にV字状の切欠部20を、先端部がスパウト3の表面に達する程度の大きさで形成してもよい。このようにすれば、使用後の廃棄の際にスパウト3を平らに押し潰し易い。したがって、廃棄物の容積を一層削減ことができる。
【0023】
また、袋体2は、図3に示すように、その縁部のうちスパウト3の接合部8の周辺に位置する部分に切込み部21を形成してもよい。このようにすれば、使用後の廃棄の際にスパウト3を袋体2から容易に切り離すことができ、廃棄物の更なる減容化を図ることができる。また、材質の異なる袋体2とスパウト3とを容易に分別することができる。
なお、図3に示す実施形態では、袋体2のうち開口部4(スパウト3を接合する部分)の周辺部分を一段上方(スパウト3の突出端の方向)へ突出させて立ち上がり部22を形成し、この立ち上がり部22の縁部に切込み部21を形成して、スパウト3と共に切り離される袋体2の一部の幅が袋体2の幅よりも狭くなるように構成されているが、図1に示す袋体2の左右両側縁に切込み部21を形成してもよい。あるいは、袋体2の上縁のうちスパウト3の両側方に切込み部21を形成してもよい。
【0024】
また、袋体2を構成する可撓性シート材は、前記したポリエチレンフィルムに限定されるものではなく、他の樹脂シートでも良いし、シリカ(二酸化珪素)を蒸着した複合材でもよい。また、この袋体2内に収納する透析用剤は前記に限らず、ゲル状のタイプ、液体タイプなどでもよく、適宜選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】(a)は透析用剤収納容器を自動溶解装置へ接続した状態の正面図、(b)は透析用剤収納容器の平面図、(c)はスパウトの斜視図である。
【図2】フランジ部に切欠部を形成したスパウトの平面図である。
【図3】袋体に切込み部を形成した透析用剤収納容器の正面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 透析用剤収納容器
2 袋体
3 スパウト
4 開口部
5 連通口
7 尖端部
8 接合部
9 膨出部
10 フランジ部
11 自動溶解装置の接続部
13 溶媒供給管
14 供給流路
15 排出流路
16 透析液流路
17 シール部材
20 切欠部
21 切込み部
22 立ち上がり部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性シート材からなる袋体と、該袋体の開口部に突出した状態で接合され、袋体内へ溶媒を供給する溶媒供給管を挿入可能なスパウトとを備え、袋体の内部に透析用剤を収納し、該透析用剤を溶媒により溶解して透析液を調製可能な透析用剤収納容器であって、
前記スパウトは、内側に袋体内と連通する略菱形の連通口を開口した筒状体であり、対向する両側端に尖端部を、袋体の開口部と接合する接合部から突出端部に亘って形成し、突出端部の周縁にフランジ部を外方へ向けて延設してなり、
前記連通口内に溶媒供給管を、該溶媒供給管がスパウトの内側に内接あるいは近接する状態で挿入すると、連通口が溶媒供給管の内側の供給流路と、溶媒供給管の外側の排出流路とに区画され、排出流路の断面積が供給流路の断面積よりも広く設定されるように構成されたことを特徴とする透析用剤収納容器。
【請求項2】
前記スパウトは、フランジ部のうち尖端部間に位置する膨出部分に切欠部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の透析用剤収納容器。
【請求項3】
前記袋体は、その縁部のうちスパウトの接合部の周辺に位置する部分に切込み部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の透析用剤収納容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−158415(P2006−158415A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−349538(P2004−349538)
【出願日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(000226242)日機装株式会社 (383)
【Fターム(参考)】