説明

通信機能付き記憶装置を用いた精算システム

【課題】 RFIDタグと該タグのリーダライタを用いて料金精算システムおよび方法を提供する。
【解決方法】 通信装置を有し商品に関する情報が記憶されている記憶装置1と、該記憶装置に対するリーダライタ4と、該リーダライタと通信を行う移動体通信装置5を用いた精算システムであって、該商品を購入する際、該リーダライタで該商品に関する情報を読み取り、移動体通信装置を用いて商品を購入したことをコンテンツサーバ13に送信し、該移動体通信装置の使用料と共に精算を行うシステム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はRFIDタグを用いて料金の精算を行う精算システムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば飲食店や遊戯施設、あるいは商店等で精算を行う場合、現金による精算、クレジットカードによる精算、あるいはデピットカードによる精算が主流である。また、売り上げ等の管理をするに当たって、POSシステムを導入し売り上げを管理している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、POSシステムを導入する場合にはホストコンピュータやサーバを設置し、ネットワークを構築してデータ収集などを精算と共に行う。しかしながらこれはPOSシステムといった専用の装置を各店舗毎に少なくとも1台購入しなければならず、またホストコンピュータやネットワークの構築等、非常に多くのコストや労力を必要とする。また売り上げデータなどは営業終了後に各POS端末がサーバ等にデータを送信する。
【0004】
このようなPOSシステムでは精算の際に、POS端末で商品のバーコードなどを読み取りデータを取得できる反面、例えば店や飲食店等において混雑する時間帯には客はレジに並ばなければならない。さらには売り上げデータは営業終了後にデータを送信するためリアルタイムで売り上げデータを管理することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような問題を解決するために、本発明は、通信装置を有し商品に関する情報が記憶されている記憶装置と、該記憶装置に対するリーダライタと、該リーダライタと接続し通信を行うことができる移動体通信装置を用いた精算システムであって、該商品を購入する際該リーダライタで該商品に関する情報を読み取り、移動体通信装置を用いて商品を購入したことを店のサーバに送信し該移動体通信装置の使用料と共に精算を行うシステムを提供する。これによって従来のレジで精算する形態ではなく、レジを必要としない精算システムを実現できる。
【0006】
リーダライタは固有の番号を有していることが好ましい。これによって精算の際個人を識別することが容易になる。また商品に関する情報は、商品に固有の商品固有番号、商品の価格、商品を識別する識別番号、商品の写真、商品の原材料、商品の原材料の産地、商品の産地、商品の原材料の加工工場、商品の成分、商品に関する付加的な情報、のうち少なくともいずれか1つであるシステムを提供する。これによって商品の売上管理をより適切に行うことができる。このような情報を記憶する記憶装置にはRFIDタグを用いることが好ましい。さらに移動体通信機器は携帯電話、PHS、通信機能付きPDA、通信機能付きゲーム機のいずれかであることが好ましい。
【0007】
通信装置を有し商品に関する情報が記憶されている記憶装置と、該記憶装置に対するリーダライタと、該リーダライタと通信を行うことができる移動体通信装置を用いた精算システムであって、通路に該記憶装置が設置されており、該移動体通信装置を有する人が該通路を通ると、該リーダライタで該記憶装置の内容を読み取り、コンテンツサーバに送信し該移動体通信装置の使用料と共に精算を行うシステムを提供する。これによって通路を通ったときに精算をすることができる。これは通路は、映画館、ゲームセンタ、遊戯施設、遊園地、改札、有料施設のいずれかの出口または入り口の通路であり、記憶装置の内容は料金を含むことが好ましい。さらには通路は、バス、タクシー、路面電車の乗降口であることが好ましい。
【0008】
このようなシステムを構築する方法として、通信装置を有し商品に関する情報が記憶されている記憶装置と、該記憶装置に対するリーダライタと、該リーダライタと通信を行うことができる移動体通信装置を用いた精算方法であって、該商品を購入する際該リーダライタで該商品に関する情報を読み取る段階と、移動体通信装置を用いて商品を購入したことをコンテンツサーバに送信する段階と、該移動体通信装置の使用料と共に精算を行う段階を有する方法を提供する。これによって容易に精算システムを構築することができる。
【0009】
さらに、通信装置を有し商品に関する情報が記憶されている記憶装置と、該記憶装置に対するリーダライタと、該リーダライタと通信を行うことができる移動体通信装置を用いた精算方法であって、通路に該記憶装置が設置されており、該移動体通信装置を有する人が該通路を通ると、該リーダライタで該記憶装置の内容を読み取り、コンテンツサーバに送信し該移動体通信装置の使用料と共に精算を行う方法を提供する。この方法によって映画館、ゲームセンタ、遊戯施設、遊園地、改札、有料施設のいずれかの出口または入り口の通路で精算を行うシステムを構築することができる。
【0010】
このような本発明の方法を予約の管理に応用することによって、通信装置を有し固有の識別情報が記憶されている記憶装置と、該記憶装置に対するリーダライタと、該リーダライタと通信を行うことができる移動体通信装置を用いた予約管理方法であって、あらかじめ記憶装置に記憶された予約識別情報をリーダライタで読み取る段階と、読み込んだ予約識別情報と予約者を識別する予約者識別情報を移動体通信装置でコンテンツサーバに送信する段階と、該サーバに蓄えられた情報のうち、少なくとも予約状況を移動体通信装置に送信する段階とを有する予約管理方法を提供することができる。
【発明の効果】
【0011】
上記の発明により、従来精算のためにレジ等に並んでいた精算システムが、移動体通信装置を介して精算を行うことができるようになるため、レジが不要となりさらに極めて簡単で安価な精算システムを実現することができる。また移動体通信装置として携帯電話、PHSを用いることによって既存のシステムを変更することなく用いることができる。さらにコンテンツサーバも例えばホームページ等で良いため安価に本発明を実現することができさらに、リアルタイムでデータを管理することができる
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に本発明の実施例を説明する。以下の実施例では記憶装置としてRFIDタグ、移動体通信装置として携帯電話を設定するが、これに限定されるものではなく、例えば移動体通信装置として、PHS、PDA、通信機能付きゲーム機でも良い。
【実施例1】
【0013】
本実施例では記憶装置として図1に示したようなRFIDタグ1を設定する。該RFIDタグ1はアンテナ2を有しており、通信回路(図示せず)と記憶装置(図示せず)を合わせたチップ部3と接続されている。該RFIDタグは、通信装置と情報の読み書きを行う回路を有するリーダライタ(図1には示されていない)によって送信される電波を利用して自らを駆動する電源を確保し、チップ部3を駆動させる。このようなRFIDタグは例えばシールのような薄い形態で実現することができ、商品に貼り付けたり壁面等に埋め込むことができる。これらのことは当業者には容易に理解できる。
【0014】
このようなRFIDタグ1に対してデータを書き込むあるいは読み込むための装置であるリーダライタをユーザが有している。これは移動体通信装置として例えば携帯電話に接続でき、持ち運べるような小型に実現することができる。図2にこのようなリーダライタ4の一例を示した。本実施例のリーダライタは略円形状であり携帯電話5の端子に接続されている。このリーダライタ4は携帯電話5と情報交換ができる通信機能を有している。この機能は当業者であれば実現することができる。これによってリーダライタ4で読み込んだ情報を携帯電話5に転送し、携帯電話5から例えばインターネット(図示しない)のようなネットワークに接続して所定のコンピュータにデータを送ることができる。また、所定のデータを携帯電話5を経由してリーダライタ4に転送し、さらにRFIDタグ1に書き込むこともできる。
【0015】
このようなRFIDタグ、リーダライタ、携帯電話を用いて精算を行う方法を説明する。図4は携帯電話の通信システムを模式的に表した図である。携帯電話のシステムは既存のものであり、携帯電話5に対して基地局11を経由して携帯電話のキャリア12に接続されさらにコンテンツサーバ13に接続できる。コンテンツサーバ13は例えば携帯電話用のホームページ等が記憶されており、携帯電話5に所定のアドレス(図示しない)を入力してコンテンツサーバの内容を閲覧、或いは該サーバ13に情報を送信することができる。さらに、一般の携帯電話のシステムで実現されているようにコンテンツサーバ13のコンテンツの閲覧に関する料金は携帯電話の使用料と共に所定の銀行口座から引き落とされるしくみとなっている。
【0016】
図3に示されているように携帯電話のユーザはリーダライタ4を携帯電話5に接続する。次に購入する商品7のRFIDタグ1にリーダライタ4を近づける。すると該リーダライタ4はRFIDタグ1から商品7の価格を読み込む。次に読み込んだ情報を携帯電話5からコンテンツサーバ13へ送信する。コンテンツサーバ13は例えばある店の契約サーバでよい。このようにして商品7を購入した後当該商品は購入済みであることを示す情報をリーダライタ4からRFIDタグ1に書き込む。これによって例えば図5に示したように店の出入り口等に設置されるゲート10がRFIDタグ1に書き込まれた情報を読み、購入済みであることが確認できるとドア14を開いて通ることができる。その後所定の時期にキャリア12の決済の代行を行うサービスなどを用いて携帯電話料金と共に当該商品の料金を銀行口座から引き落とす。
【0017】
このようにして商品を購入することができる。これは従来の方法に比べて、コンテンツサーバ13、リーダライタ4、および移動体通信装置(本実施例では携帯電話5)を用いて容易に実現することができる。通信網については既存の移動体通信システムを用いることができるので、特別に通信網を構築する必要がなく極めて安価にかつ容易に実現することができる。さらに従来のようなレジを必要としないためレジに並ぶ待ち時間などを解消することができる。
【0018】
本実施例はさらに移動体通信装置としてPHSあるいはデータ通信用のモデムなどを接続したPDA、あるいは通信機能付きゲーム機などを用いることができる。またRFIDタグ1には商品の価格の他に、例えば商品の製造番号など商品に固有の商品固有番号、商品の種類を識別する識別番号、商品の写真、商品の原材料、商品の原材料の産地、商品自体の産地、商品の原材料の加工工場、商品の成分、商品の製造年月日、正味期限、品質保持期限、その他商品に関する付加的な情報として例えば食品会社のホームページアドレス、商品の宣伝用ホームページ、商品とタイアップしたタレント等の情報、などを記憶させることができる。さらにこれらの情報のいくつかは商品を購入したことを示す情報によって表示されるようにしても良い。このようにどのような情報を記憶させるか、またはどのように情報を表示するかは当業者が適宜設定することができる。
【実施例2】
【0019】
第2の実施例はレストランなどの決済を行うシステムを説明する。本実施例では記憶装置としてRFIDタグ、移動体通信装置として携帯電話を設定する。図6はレストラン等にあるメニュー8を示している。メニュー8には各料理の名称、料金、或いは写真等が記載されている一般的なものでよい。本実施例ではこのようなメニューにおいて料理の名称等が記載されているメニュー項目9の横にRFIDタグ1が埋め込まれている。
【0020】
決済方法は実施例1と同様である。携帯電話5に接続されたリーダライタ4(本図では示されていない)で注文するメニュー項目9のRFIDタグ1に記憶されている情報を読み込む。RFIDタグ1にはメニュー項目、料金の他にテーブル番号なども記憶されている。図4に示されているようにユーザはRFIDタグ1から読み込んだ情報を携帯電話5で店の契約サーバであるコンテンツサーバ13に送信する。店内では例えば厨房等にコンピュータが設置されコンテンツサーバの内容をリアルタイムで見ることができる。これによってユーザが送信した情報に基づいてメニューを提供することができる。また課金も携帯電話の使用料と共に所定の銀行口座から引き落とされるしくみとなっている。
また、バイキング形式の場合は、例えばトレー、皿などにRFIDタグが設置されており、リーダライタを有する計量器でこれらのタグに重量、単価、または価格等を書き込み、これらを携帯電話5に接続されたリーダライタ4で読み取り、精算を行うことができる。
【実施例3】
【0021】
本実施例では例えば映画館などの有料施設の料金精算の実施例を説明する。図7は有料施設の入り口付近の通路15にゲート10が設置されている状態を示している。該ゲート10にはRFIDタグ1が埋め込まれており、該タグには少なくとも料金が記憶されている。図2に示したように、携帯電話5に接続されたリーダライタ4によって該RFIDタグ1の情報を読み込んで、図4に示したように基地局11およびキャリア12を通じてコンテンツサーバ13に送信し、携帯電話5の使用料と共に料金が所定の銀行口座から引き落とされる。
【0022】
この実施例ではRFIDタグ1の情報を読み取って携帯電話5のディスプレイ6に料金などの情報を表示し、さらに支払いを行うか否かの選択をユーザーに求めることができる。料金の支払いを行った場合はドアを開くことが好ましい。あるいはゲート10を通過した時点で自動的に精算を行うことでも良い。
【0023】
このシステムは映画館だけでなく、ゲームセンタ、遊戯施設、遊園地、改札、有料施設のいずれかの出口または入り口に設置されたゲートあるいは通路の壁面、床、天井等に設置することができる。このようにゲートあるいは通路を通過したときに自動的に料金の精算を行うシステムとして、例えばバス、タクシー、路面電車、電車、地下鉄などの公共交通機関の乗降口にRFIDタグ1を設置することで実現できる。さらには例えば高速道路の自動精算システムであるETCにも応用することができる。この場合はRFIDタグはインターチェンジのゲートに設置し、リーダライタはETC端末または移動体通信機器に設置することができる。あるいは有料道路、ロードプライシングにも応用することができる。
【実施例4】
【0024】
実施例4では本発明のシステムを予約システムに応用した例を示す。図8は例えば遊園地などの遊戯施設の入り口ゲート16を示している。入り口ゲート16にRFIDタグ1が設置されている。該RFIDタグ1は図のように柱などの表面に貼り付けても良いが、埋め込む形態で設置しても良い。利用希望者はまず入り口ゲート16に設置されたRFIDタグ1に記憶された情報を図2に示しようなリーダライタ4で該情報を読み込み、携帯電話5で情報をコンテンツサーバ13に送信する。送信は図3に示したようなシステムが用いられ、これは通常の携帯電話のシステムである。携帯電話5は基地局11を経由してキャリア12に接続されているコンテンツサーバ13に情報を送信する。さらに該コンテンツサーバ13から例えば一定時間おきに予約した遊戯施設が利用可能になるまでの残り時間を該携帯電話5に送信する。利用希望者はこの時間を目安にして他の施設を利用したり、休憩等を取ることができる。
【0025】
当業者には明白であるが、コンテンツサーバ13はコンピュータ(図示しない)を有しているため、例えばコンテンツサーバ13のコンテンツにプログラムを組み込んでおき、予約がキャンセルされた場合などを考慮した前記残り時間を計算して利用希望者の携帯電話5情報を送信することもできる。また送信する情報は残り時間に限定されるものではなく、例えば残り待ち人数でもよい。あるいは予約した遊戯施設が利用できる予定時刻でもよい。このような実施例によって利用希望者は待ち時間を有効に使うことができる。
【0026】
このような予約システムは遊園地等の遊戯施設に限定されるものではなく、例えばスポーツセンタなどに設置されているスポーツ施設、または有料施設でもよい。さらに他の応用例としては、旅行用パンフレット(図示しない)にRFIDタグ1を貼付し上記のようなシステムで予約することもできる。この場合、携帯電話5に送信される情報は残り時間等ではなく、予約可能な残り人数、予約締め切り、キャンセル待ちの人数等である。さらに当業者が適宜必要な情報を送信することができる。また、本実施例の他の応用例として、カタログやポスターにRFIDタグ1を貼付してイベント、商品等の予約を受け付けることができる。
【0027】
このような予約システムはまた、購入の際の精算にも使用できる。つまり予約者の携帯電話5に購入期限等の情報を送信し、購入希望者はその期限までに携帯電話5で精算を行うことができる。
【0028】
以上、4つの実施例を説明したが本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて当業者が必要に応じて適宜RFIDタグタグ1、リーダライタ4を用いて精算システムを構築することができる。例えば精算は携帯電話5の通話料と共に所定の銀行口座から引き落とされる実施例を説明したが、例えばプリペイド式の携帯電話のようにあらかじめ所定の金額を支払うシステムでもよい。或いはリーダライタ4に固有の番号を持たせて、リーダライタ4の購入時に料金を引き落とす銀行口座の口座番号と該固有番号を関連づけることでも良い。また料金を精算する場合の認証にリーダライタの固有番号と携帯電話の電話番号の両方を用いて認証を行うことができる。
【0029】
上記の各実施例のRFIDタグ1は例えば商品の価格等が記憶されているため、書き換えができないように読み出し専用のメモリを搭載することもできる。つまりいわゆるROM(リードオンリーメモリー)を搭載しても本発明のRFIDタグに含まれる。
【0030】
本発明の技術的利点は移動体通信機器にリーダライタを内蔵することもできる。これによってリーダライタを接続する手間を省いて、簡単に精算を行うことができる。さらに当業者には既知であるが、RFIDタグは情報を記憶することもできるため、例えば上記実施例2、3、4のように精算後にRFIDタグが自分の手元に残らない場合では、該RFIDタグにリーダライタの固有番号または移動体通信機器の固有番号を記憶することで購入者または利用者の履歴を残すことができる。さらに、例えば使用したリーダライタや移動体通信機器を特定することができ、セキュリティ確保に寄与することができる。またリーダライタは利用者が購入しても良いが、施設等に備え付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】図1はRFIDタグを示した模式図である。
【図2】図2は携帯電話とリーダライタが接続されている状態を示した図である。
【図3】図3はRFIDタグを有する商品の情報をリーダライタで読み取る様子を簡略的に示した図である。
【図4】図4は携帯電話と基地局を経由してキャリアに接続されているコンテンツサーバまでの通信経路を概略的に示した図である。
【図5】図5は本発明のシステムで商品を購入できる店の出入り口を簡略的に示した図である。
【図6】図6は飲食店のメニューにRFIDタグを貼付した様子を示した図である。
【図7】図7は有料施設の入り口のゲートがRFIDタグを有している状態を示した図である。
【図8】図8は遊戯施設の入り口ゲートがRFIDタグを有している様子を示した図である。
【符号の説明】
【0032】
1 RFIDタグ
2 アンテナ
3 チップ部
4 リーダライタ
5 携帯電話
6 ディスプレイ
7 商品
8 メニュー
9 メニュー項目
10 ゲート
11 基地局
12 キャリア
13 サーバ
14 扉
15 通路
16 入り口ゲート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信装置を有し商品に関する情報が記憶されている記憶装置と、該記憶装置に対するリーダライタと、該リーダライタと通信を行うことができる移動体通信装置を用いた精算システムであって、
該商品を購入する際該リーダライタで該商品に関する情報を読み取り、移動体通信装置を用いて商品を購入したことをコンテンツサーバに送信し該移動体通信装置の使用料と共に精算を行うシステム。
【請求項2】
リーダライタは固有の番号を有している請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
商品に関する情報は、商品に固有の商品固有番号、商品の価格、商品を識別する識別番号、商品の写真、商品の原材料、商品の原材料の産地、商品の産地、商品の原材料の加工工場、商品の成分、商品に関する付加的な情報、のうち少なくともいずれか1つである請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
記憶装置は飲食店のメニューの各項目毎に配置されている請求項1ないし3に記載のシステム。
【請求項5】
記憶装置はRFIDタグである請求項1ないし4に記載のシステム。
【請求項6】
移動体通信装置は携帯電話、PHS、通信機能付きPDA、通信機能付きゲーム機のいずれかである請求項1ないし5に記載のシステム。
【請求項7】
通信装置を有し商品に関する情報が記憶されている記憶装置と、該記憶装置に対するリーダライタと、該リーダライタと通信を行うことができる移動体通信装置を用いた精算システムであって、
通路に該記憶装置が設置されており、該移動体通信装置を有する人が該通路を通ると、該リーダライタで該記憶装置の内容を読み取り、コンテンツサーバに送信し該移動体通信装置の使用料と共に精算を行うシステム。
【請求項8】
記憶装置の内容は料金を含む請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
通路は、映画館、ゲームセンタ、遊戯施設、遊園地、改札、有料施設のいずれかの出口または入り口の通路である請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
通路は、バス、タクシー、路面電車の乗降口である請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
通信装置を有し固有の識別情報が記憶されている記憶装置と、該記憶装置に対するリーダライタと、該リーダライタと通信を行うことができる移動体通信装置を用いた予約管理システムであって、
あらかじめ記憶装置に記憶された予約識別情報をリーダライタで読み取る段階と、
読み込んだ予約識別情報と予約者を識別する予約者識別情報を移動体通信装置でコンテンツサーバに送信する段階と、
該サーバに蓄えられた情報のうち、少なくとも予約状況を移動体通信装置に送信する段階と、
を有する予約管理システム。
【請求項12】
記憶装置は、遊戯施設、有料施設、カタログ、旅行用パンフレット、ポスター、スポーツ施設のうち少なくともいずれか1つに設置される請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
予約状況は、予約人数、予約残り時間、のうち少なくともいずれかを含む請求項11または12に記載のシステム。
【請求項14】
通信装置を有し商品に関する情報が記憶されている記憶装置と、該記憶装置に対するリーダライタと、該リーダライタと通信を行うことができる移動体通信装置を用いた精算方法であって、
該商品を購入する際該リーダライタで該商品に関する情報を読み取る段階と、移動体通信装置を用いて商品を購入したことをコンテンツサーバに送信する段階と、該移動体通信装置の使用料と共に精算を行う段階を有する方法。
【請求項15】
通信装置を有し商品に関する情報が記憶されている記憶装置と、該記憶装置に対するリーダライタと、該リーダライタと通信を行うことができる移動体通信装置を用いた精算方法であって、
通路に該記憶装置が設置されており、該移動体通信装置を有する人が該通路を通ると、該リーダライタで該記憶装置の内容を読み取り、コンテンツサーバに送信し該移動体通信装置の使用料と共に精算を行う方法。
【請求項16】
通信装置を有し固有の識別情報が記憶されている記憶装置と、該記憶装置に対するリーダライタと、該リーダライタと通信を行うことができる移動体通信装置を用いた予約管理方法であって、
あらかじめ記憶装置に記憶された予約識別情報をリーダライタで読み取る段階と、
読み込んだ予約識別情報と予約者を識別する予約者識別情報を移動体通信装置でコンテンツサーバに送信する段階と、
該サーバに蓄えられた情報のうち、少なくとも予約状況を移動体通信装置に送信する段階と、
を有する予約管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−244320(P2006−244320A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−61648(P2005−61648)
【出願日】平成17年3月4日(2005.3.4)
【出願人】(503172138)株式会社応用電子 (23)
【Fターム(参考)】