説明

通信端末、その方法及びプログラム

【課題】スループットにおいて、I/Fやホストの処理能力に影響を受けない通信端末を得る。
【解決手段】アンテナ2、モデム制御・RF制御部3及びホストに接続するためのUSB I/F8を有する通信端末1であって、プロトコルスタックに対応し、通信処理を実行するためのスクリプトファイルの解析実行をするスクリプトエンジンを有する制御CPU4と、制御CPU4と協働する記憶領域5とを、備え、制御CPU4は、通信端末1がホストに接続された際、記憶領域5がマスストレージクラス7であり、通信端末1の内部にCOMポートクラス6が論理的に存在することをホストに認識させ、かつ、ホストからのコマンドをトリガとしてスクリプトファイルに基づいて自ら通信処理を行い、記憶領域5は、マスストレージクラス7として、スクリプトファイルと、通信処理によって受信したファイルと、通信処理によって送信するファイルとを格納する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
PC(Personal Computer)等に接続されるワイヤレスモデム等の周辺機器において、マスストレージクラスのデバイスとコマンド用の通信ポート(COMポートクラス)を併せ持つマルチファンクションデバイスであり、ストレージ内に配置されるスクリプトファイルと、コマンド用ポートを通した命令とにより、端末内部にてスクリプトファイルの実行を可能とし、スクリプトファイルの実行によるデータ通信を可能とする通信端末、その方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
PC周辺機器として利用されるワイヤレスモデム等におけるデータ通信機器端末において、従来はPC側に実装されるデバイスドライバ、及びプロトコルスタックによりデータ通信を行っており、通信中のデータそのものはUSBやPCカード等によるI/F(Interface)を経由して送受信されている。
【0003】
そこで、特許文献1では、ネットワーク1110を介して接続可能なコンピュータ端末1121へプリントサービス、スキャンサービス、ストレージサービス、FAXサービスなど各種Webサービスを提供するネットワーク対応型MFP(Multi Function Peripheral)が開示されている。
【0004】
特許文献2では、携帯電話をセルラーモデムとして使用できる技術が開示されている。
【0005】
特許文献3では、プロトコルスタックの種々の層でデータ通信を処理する際に、スクリプトを実行し、接続状態、イベント等を監視する移動交換サービス・プラットフォーム(MSSP)が開示されている。
【0006】
特許文献4では、端末装置をマスストレージデバイスとして認識させるマスストレージドライバが開示されている。
【0007】
特許文献5では、マスストレージデバイスを介してスクリプトファイルの送受信を行う技術が開示されている。
【特許文献1】特開2006−163947号公報
【特許文献2】特表2007−506190号公報
【特許文献3】特表2004−538685号公報
【特許文献4】特開2007−043243号公報
【特許文献5】特開平06−223070号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述の特許文献1乃至5に開示されている技術は、ファイル転送時等、データ通信に負荷が大きく掛かる際、スループットにおいて、I/Fやホストの処理能力に影響を受けるという問題がある。
【0009】
この為、I/Fの実行速度やホスト(PC、PDA等)の処理能力が、通信のスループットにおけるボトルネックとなり、速度に悪影響を及ぼすことがあった。
【0010】
特に、データ通信カードにおいてPDA(Personal Digital Assistant)等の処理能力の低いホスト上で動作をさせた際、通信スループットが低下してしまい、通信カードの能力が制限されてしまうことがあった。
【0011】
現在では、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)のデータカード等における通信デバイスにおいて、通信デバイスの処理能力として7.2Mbpsのデータ通信が可能となっている。
【0012】
しかし使用されるホストによっては処理能力が不足し、この通信速度を満足できない場合があり、特にPDAをホストとした場合においては、1Mbps程度のスループットとなってしまうことがある。これは、PDAの処理能力が低く、最も負荷の掛かるデータ通信時において、PDA内部の処理が追いつかなくなり、スループットが低下してしまう為である。
【0013】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、ファイル転送時等、データ通信に負荷が大きく掛かる際、スループットにおいて、I/Fやホストの処理能力に影響を受けない通信端末、その方法及びそのプログラムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上述の問題を解決するため、本発明に係る通信端末は、ワイヤレス通信を行うアンテナ、ワイヤレス通信のモデム機能に係るモデム制御・RF制御部及びホストに接続するためのI/Fを有する通信端末であって、プロトコルスタックに対応し、通信処理を実行するためのスクリプトファイルの解析実行をするスクリプトエンジンを有する制御CPUと、該制御CPUと協働するROM又はRAMである記憶領域と、を、備え、前記制御CPUは、該通信端末が前記ホストに接続された際、前記記憶領域がマスストレージクラスであり、該通信端末の内部にCOMポートクラスが論理的に存在することを前記ホストに認識させ、かつ、前記ホストからのコマンドをトリガとして前記スクリプトファイルに基づいて自ら通信処理を行い、前記記憶領域は、前記マスストレージクラスとして、前記スクリプトファイルと、前記通信処理によって受信したファイルと、前記通信処理によって送信するファイルと、を格納することを特徴とする。
【0015】
上述の問題を解決するため、本発明に係る通信処理方法は、ワイヤレス通信を行うアンテナ、ワイヤレス通信のモデム機能に係るモデム制御・RF制御部及びホストに接続するためのI/F、通信処理を行う制御CPU及び該制御CPUと協働するROM又はRAMである記憶領域を有する通信端末における通信処理方法であって、該通信端末が前記ホストに接続された際、前記記憶領域がマスストレージクラスであり、該通信端末の内部にCOMポートクラスが論理的に存在することを前記ホストに認識させる手順と、前記ホストから通信処理を実行するためのスクリプトファイルを受信し、前記マスストレージクラスに格納する手順と、前記ホストから前記スクリプトファイルを実行するためのコマンドを受信する手順と、該コマンドをトリガとして、前記制御CPUが前記スクリプトファイルの解析実行をすることにより、前記制御CPUが自らプロトコルスタックに対応した通信処理を行う手順と、該通信処理がFTPプロトコルによるファイルのダウンロードの場合、該通信処理によって受信したファイルを前記マスストレージクラスに格納する手順と、を備えることを特徴とする。
【0016】
上述の問題を解決するため、本発明に係る通信処理プログラムは、ワイヤレス通信を行うアンテナ、ワイヤレス通信のモデム機能に係るモデム制御・RF制御部及びホストに接続するためのI/F、通信処理を行う制御CPU及び該制御CPUと協働するROM又はRAMである記憶領域を有する通信端末における通信処理プログラムであって、該通信端末が前記ホストに接続された際、前記記憶領域がマスストレージクラスであり、該通信端末の内部にCOMポートクラスが論理的に存在することを前記ホストに認識させる処理と、前記ホストから通信処理を実行するためのスクリプトファイルを受信し、前記マスストレージクラスに格納する処理と、前記ホストから前記スクリプトファイルを実行するためのコマンドを受信する処理と、該コマンドをトリガとして、前記制御CPUが前記スクリプトファイルの解析実行をすることにより、前記制御CPUが自らプロトコルスタックに対応した通信処理を行う処理と、該通信処理がFTPプロトコルによるファイルのダウンロードの場合、該通信処理によって受信したファイルを前記マスストレージクラスに格納する処理と、を前記通信端末に実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、制御CPUは、ホストからのコマンドをトリガとしてスクリプトファイルに基づいて自ら通信処理を行い、記憶領域は、マスストレージクラスとして、スクリプトファイルと、通信処理によって受信したファイルと、前記通信処理によって送信するファイルと、を格納することにより、ファイル転送時等、データ通信に負荷が大きく掛かる際、スループットにおいて、I/Fやホストの処理能力に影響を受けない通信端末、その方法及びプログラムを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
[第1の実施形態]
以下、図面を参照しながら本発明に係る第1の実施の形態について説明する。ここで、図1は、本実施の形態に係る通信端末の構成図である。
【0019】
図1を参照すると、本実施の形態に係る通信端末1は、USB I/F8によってPC等のホスト9に接続されるワイヤレスモデムとして動作可能な通信端末を示している。本端末はホスト9であるPC又はPDAに接続されると、マスストレージクラス7と通信ポート(COMポートクラス6)との2つの論理I/Fを有するコンポジットデバイスとして認識される。
【0020】
この図1において、アンテナ2は、ワイヤレス通信をする為のアンテナである。
【0021】
モデム制御・RF制御部3は、ワイヤレス通信を可能とする為のモデム機能を制御するブロックである。
【0022】
制御CPU4は、通信端末1の制御を行うCPUであり、プロトコルスタックに対応しかつ既知のスクリプトの解析実行を可能とするスクリプトエンジンを備える。これにより、ホスト9のリソースに依拠せずに、通信処理を自ら行うものである。又、通信端末1がホスト9に接続されたとき、通信端末1内部の記憶領域5がマスストレージクラス7として、通信端末1の内部には論理的にCOMポートクラス6が存在するものとして、ホスト9がそれぞれ認識するようにする。
【0023】
記憶領域5は、制御CPU4と協働する記憶装置であって、主にROM又はRAMで形成されており、制御CPU4が通信端末1の制御に要するスクリプトファイル等のデータを格納するマスストレージクラス7としての機能を有する。
【0024】
USB I/F8は、ホスト9であるPC又はPDA等と通信を行うUSBのI/Fブロックである。
【0025】
ホスト9は、USB I/F8を介して通信端末1と通信を行うPC又はPDA等である。
【0026】
図2は、通信端末1の通信に係るスクリプトファイルとその実行結果を示す図である。
【0027】
図2の上段は既知の命令セットによって作成されたスクリプトファイル「test.scp」の内容を表示している。
【0028】
この「test.scp」は、図2の上段で示したように、FTPサーバにアクセスして、「testfile.bin」というバイナリファイルを取得するためのものである。
【0029】
図2の下段は、スクリプトファイル「test.scp」の実行を実行した際の、通信端末1のCOMポートの実行結果を示している。
【0030】
又、図3は、本実施の形態に係る通信端末1の通信手順を示すシークエンス図である。この図3においては、事前に、通信端末1がPC等のホスト9に接続され、通信端末1内部の記憶領域5がマスストレージクラス7として、通信端末1の内部には論理的にCOMポートクラス6が存在するものとして、ホスト9がそれぞれ認識しているものとする。
【0031】
まず準備として、図3の(S301)で示される様に、ホスト9側から、スクリプトファイル"test.scp"をデバイスのマスストレージクラス7上にコピーする。
【0032】
次に、ホスト9と接続されているCOMポートクラス6を通して、スクリプト実行のコマンドを送信する(S302)。
【0033】
スクリプトファイル実行のコマンドを受信した通信端末1は、前記ホストからのコマンドをトリガとして、制御CPU4がスクリプトファイルを開き、解析を開始する(S303)。
【0034】
制御CPU4はスクリプトファイルの1行目から随時解析を行い、順に命令を実行する(S304)〜(S311)。
【0035】
このスクリプト実行の間、通信端末1はCOMポートクラス6を通し、内部のステータスをホスト9へ送信する。これによって、PC等のホスト9に通信端末1内部の状況を通知可能であり、例えば、ターミナルアプリケーションソフト等によって通信されるCOMポートクラス6上では、図2下段の「●実行時COMポート通信結果画面」に示す通りの画面が表示される。
【0036】
その後、制御CPU4はスクリプトファイルの実行を終えると、ホスト9へ実行終了を通知しファイルを閉じる(S312)。
【0037】
スクリプト実行の結果としてFTP受信によって受信されたファイルはマスストレージクラス7上に格納され、ホスト9からの操作でマスストレージクラス7上のファイルをPC等のホスト9へコピーすることが可能である(S313)。
【0038】
本実施の形態では、COMポートクラス6の通信においてターミナルソフトを使用しているが、これらのソフトウェアの代替として一連の流れを自動化した特別なアプリケーションを用意することでユーザーの操作を簡略化させることが可能である。
【0039】
例えば、ここでの自動化されるのは、(1)スクリプトファイルの作成、マスストレージクラス7へのコピー、(2)COMポートクラス6へのコマンド送信、受信、受信コマンドの解析、(3)マスストレージクラス7からホスト9への対象ファイルのコピー等である。これらの機能を自動化することにより、ユーザーはインターネット上のサイトのURLとダウンロードしたいファイル名等をアプリケーションに対し設定するのみで、そのファイルを容易に得ることが可能となる。
【0040】
又、本実施の形態では、FTPによるダウンロードの処理を一例として挙げているが、マスストレージクラス7にアップロードしたいファイルを格納し、COMポートクラス6にアップロードのコマンドを送信することにより、ファイルをアップロードすることも同様に実現可能である。
【0041】
[第2の実施形態]
第1の実施の形態ではスクリプト実行による動作をFTPによる通信機能としているが、端末内に実装するプロトコルを複数とすれば、https等のFTP以外のプロトコルによる通信でも可能となる。また、通信機能以外の機能として例えば、「電界強度測定コマンド」等の端末状態の情報を取得するコマンドをスクリプト仕様に追加することで機能の拡張をすることが可能である。
【0042】
第1の実施の形態では、通信端末をUSBのコンポジットデバイスとしているが、USB I/F以外のI/Fとして例えばPCカードI/FやPCI I/F等のデバイスにおいても、マルチファンクションデバイスとして適用可能である。
【0043】
また、第1の実施の形態では、マスストレージクラスとCOMポートクラスの2つのマルチファンクションデバイスとして例に挙げているが、この他にモデムポートやNDISポート等のファンクションを追加してもよい。この場合、モデムポートやNDISポートを通常の通信ポートとして使用し、スクリプト実行による通信機能は補足的な機能として使用する形態を取ることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明によれば、PC又はPDA等のホストに接続されてファイル転送時等、データ通信に負荷が大きく掛かる際、スループットにおいて、I/Fやホストの処理能力に影響を受けない通信端末に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】第1の実施の形態に係る通信端末の構成図である。
【図2】通信端末の通信に係るスクリプトファイルとその実行結果を示す図である。
【図3】第1の実施の形態に係る通信端末の通信手順を示すシークエンス図である。
【符号の説明】
【0046】
1 通信端末
2 アンテナ
3 モデム制御・RF制御部
4 制御CPU
5 記憶領域
6 COMポートクラス
7 マスストレージクラス
8 USB I/F
9 ホスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信を行うアンテナ、ワイヤレス通信のモデム機能に係るモデム制御・RF制御部及びホストに接続するためのI/Fを有する通信端末であって、
プロトコルスタックに対応し、通信処理を実行するためのスクリプトファイルの解析実行をするスクリプトエンジンを有する制御CPUと、
該制御CPUと協働するROM又はRAMである記憶領域と、
を、備え、
前記制御CPUは、該通信端末が前記ホストに接続された際、前記記憶領域がマスストレージクラスであり、該通信端末の内部にCOMポートクラスが論理的に存在することを前記ホストに認識させ、かつ、前記ホストからのコマンドをトリガとして前記スクリプトファイルに基づいて自ら通信処理を行い、
前記記憶領域は、前記マスストレージクラスとして、前記スクリプトファイルと、前記通信処理によって受信したファイルと、前記通信処理によって送信するファイルと、を格納することを特徴とする通信端末。
【請求項2】
前記マスストレージクラスは、前記スクリプトファイルを前記ホストから取得し、格納することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
【請求項3】
前記I/Fは、USB I/Fであることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末。
【請求項4】
前記I/Fは、PCカードI/F又はPCI I/Fのいずれか一つであることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末。
【請求項5】
モデムポート又はNDISポートを更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信端末。
【請求項6】
ワイヤレス通信を行うアンテナ、ワイヤレス通信のモデム機能に係るモデム制御・RF制御部及びホストに接続するためのI/F、通信処理を行う制御CPU及び該制御CPUと協働するROM又はRAMである記憶領域を有する通信端末における通信処理方法であって、
該通信端末が前記ホストに接続された際、前記記憶領域がマスストレージクラスであり、該通信端末の内部にCOMポートクラスが論理的に存在することを前記ホストに認識させる手順と、
前記ホストから通信処理を実行するためのスクリプトファイルを受信し、前記マスストレージクラスに格納する手順と、
前記ホストから前記スクリプトファイルを実行するためのコマンドを受信する手順と、
該コマンドをトリガとして、前記制御CPUが前記スクリプトファイルの解析実行をすることにより、前記制御CPUが自らプロトコルスタックに対応した通信処理を行う手順と、
該通信処理がFTPプロトコルによるファイルのダウンロードの場合、該通信処理によって受信したファイルを前記マスストレージクラスに格納する手順と、
を備えることを特徴とする通信処理方法。
【請求項7】
前記通信処理がFTPプロトコルによるファイルのアップロードの場合、前記制御CPUが自らプロトコルスタックに対応した通信処理を行う手順に先立って、前記通信処理によって送信するファイルを前記ホストから前記マスストレージクラスに格納する手順を、受信したファイルを前記マスストレージクラスに格納する手順に代えて備えることを特徴とする請求項6に記載の通信処理方法。
【請求項8】
前記I/Fは、USB I/Fであることを特徴とする請求項6又は7に記載の通信処理方法。
【請求項9】
前記I/Fは、PCカードI/F又はPCI I/Fのいずれか一つであることを特徴とする請求項6又は7に記載の通信処理方法。
【請求項10】
ワイヤレス通信を行うアンテナ、ワイヤレス通信のモデム機能に係るモデム制御・RF制御部及びホストに接続するためのI/F、通信処理を行う制御CPU及び該制御CPUと協働するROM又はRAMである記憶領域を有する通信端末における通信処理プログラムであって、
該通信端末が前記ホストに接続された際、前記記憶領域がマスストレージクラスであり、該通信端末の内部にCOMポートクラスが論理的に存在することを前記ホストに認識させる処理と、
前記ホストから通信処理を実行するためのスクリプトファイルを受信し、前記マスストレージクラスに格納する処理と、
前記ホストから前記スクリプトファイルを実行するためのコマンドを受信する処理と、
該コマンドをトリガとして、前記制御CPUが前記スクリプトファイルの解析実行をすることにより、前記制御CPUが自らプロトコルスタックに対応した通信処理を行う処理と、
該通信処理がFTPプロトコルによるファイルのダウンロードの場合、該通信処理によって受信したファイルを前記マスストレージクラスに格納する処理と、
を前記通信端末に実行させることを特徴とする通信処理プログラム。
【請求項11】
前記通信処理がFTPプロトコルによるファイルのアップロードの場合、前記制御CPUが自らプロトコルスタックに対応した通信処理を行う処理に先立って、前記通信処理によって送信するファイルを前記ホストから前記マスストレージクラスに格納する処理を、受信したファイルを前記マスストレージクラスに格納する処理に代えて、前記通信端末に実行させることを特徴とする請求項10に記載の通信処理プログラム。
【請求項12】
前記I/Fは、USB I/Fであることを特徴とする請求項10又は11に記載の通信処理プログラム。
【請求項13】
前記I/Fは、PCカードI/F又はPCI I/Fのいずれか一つであることを特徴とする請求項10又は11に記載の通信処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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