説明

通信装置およびプログラム

【課題】複数のユーザに対して効率よくコンテンツ情報を表示可能な通信装置を提供すること。
【解決手段】CPU14は、コンテンツ情報を複数有しているフィード情報のサイトURL102を記憶する。CPU14は、サイトURL102を用いて、コンテンツ提供サーバ90、91からフィード情報を取得し、フィード情報からコンテンツ情報を抽出する。CPU14は、サイトURL102から選択された選択サイトURL202と、選択サイトURL202に基づき取得したコンテンツ情報を表示パネル50に表示する表示期間203とを対応付けて記憶する。CPU14は、現在時刻が表示期間203に含まれる場合、当該表示期間203に対応付けられた選択サイトURL202に対応する表示領域を表示パネル50に表示する。CPU14は、選択サイトURL202に基づき取得したコンテンツ情報を、対応する表示領域にスクロール表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のユーザに対する利便性を高めた通信装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
様々なコンテンツがネットワーク上で公開されている。また、各コンテンツのURLや各コンテンツのタイトルなどを含んだコンテンツ情報を複数備えた情報を公開しているサーバが存在する。当該情報の一例として、例えば、フィード情報(Feed)を挙げることができる。フィード情報のフォーマットとしては、例えば、RSS(Resource Description Framework Site Summary)やAtomが存在する。下記の非特許文献1には、フィード情報を取得して各コンテンツのタイトルを表示するためのソフトウェアが開示されている。このソフトウェアをPCにインストールすると、ユーザは、各コンテンツのタイトルを見ることができる。ユーザがタイトルをクリックすると、PCは、ブラウザを起動し、そのタイトルに対応するコンテンツのURLにアクセスする。これにより、PCにおいてコンテンツが表示される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】小津智幸、“RSS対応サイトの配信記事タイトルを電光掲示板風に表示「Dirty News Reader」”、[Online]、平成16年5月26日、Impress Corporation、[平成20年7月29日検索]、インターネット、<http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/05/26/dirtynewsreader.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンテンツ情報を1つずつスクロール表示する場合において、複数のユーザの各々が、表示させたいコンテンツ情報を指定する場合がある。この場合、スクロール表示機能を複数のユーザで共用することになる。すると、各ユーザが指定したコンテンツ情報を見るためには、自己が指定したコンテンツ情報が表示される順番を待つ必要がある。ユーザの数が多ければ多いほど、自己の指定したコンテンツ情報が表示される待ち時間が長くなる可能性が高い。本明細書では、このような不便性を解消することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る通信装置は、位置情報記憶手段と、コンテンツ情報抽出手段と、対応関係記憶手段と、表示領域表示手段と、コンテンツ情報表示手段とを備える。通信装置の一例としては、パーソナルコンピュータ(PC)、電話機、FAX、コピー機やこれらの複合機が挙げられる。また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、位置情報記憶手段と、コンテンツ情報抽出手段と、対応関係記憶手段と、表示領域表示手段と、コンテンツ情報表示手段と、して機能させる。位置情報記憶手段は、コンテンツ情報を複数有しているフィード情報のフィード情報位置情報を記憶する。上記の「位置情報」という用語は、フィード情報の位置を特定することができるあらゆる情報を含む概念である。位置情報の一例として、例えば、URL(Uniform Resource Locator)等を挙げることができる。また、コンテンツ情報は、コンテンツの位置情報や、コンテンツのタイトルなどを含む情報である。コンテンツ情報抽出手段は、位置情報記憶手段に記憶されているフィード情報位置情報を用いてサーバからフィード情報を取得する。そして、取得したフィード情報からコンテンツ情報を抽出する。対応関係記憶手段は、選択フィード情報位置情報と表示期間とを対応付けて記憶する。選択フィード情報位置情報は、複数のフィード情報位置情報から選択されたフィード情報位置情報である。フィード情報位置情報の選択は、例えば、ユーザによって行われる。複数のフィード情報位置情報が、選択フィード情報位置情報として選択されてもよい。また、複数ユーザが通信装置を使用する場合には、ユーザごとに選択フィード情報位置情報が選択されても良い。また、選択フィード情報位置情報間で、重複したフィード情報位置情報が選択されてもよい。表示期間は、選択フィード情報位置情報に基づき取得したコンテンツ情報を表示部に表示する期間である。表示期間は任意に設定され、例えばユーザによって設定されるとしてもよい。表示領域表示手段は、現在時刻が表示期間に含まれるか否かを監視する。そして、現在時刻が表示期間に含まれる場合、当該表示期間に対応付けられた選択フィード情報位置情報に対応する表示領域を表示部に表示する。すなわち、表示期間が到来している選択フィード情報位置情報に対応する表示領域が、表示部に表示される。表示領域の一例としては、文字がスクロール表示される矩形形状のテキストボックスが挙げられる。表示期間が到来している選択フィード情報位置情報が複数存在する場合には、複数の表示領域が表示部に表示される。コンテンツ情報表示手段は、現在時刻が表示期間に含まれる場合、当該表示期間に対応付けられた選択フィード情報位置情報に基づき取得したコンテンツ情報を、当該選択フィード情報位置情報に対応する表示領域にスクロール表示する。
【0006】
これにより、選択フィード情報位置情報に基づき取得されるコンテンツ情報の表示期間が到来すると、当該選択フィード情報位置情報用の表示領域が表示部に表示され、当該表示領域内にコンテンツ情報がスクロール表示される。そして、選択フィード情報位置情報に基づくコンテンツ情報の表示期間が、同一時間帯に重複して登録されている場合には、各選択フィード情報位置情報用の表示領域が各々表示される。すると、表示領域を他の選択フィード情報位置情報と共用することがないため、各選択フィード情報位置情報で指定されたコンテンツ情報を見るために、当該コンテンツ情報が表示される待ち時間を軽減することができる。よって、ユーザの利便性を高めることができる。
【0007】
また、通信装置は、表示数設定手段と、検出手段と、表示数制御手段と、を備えてもよい。表示数設定手段は、表示部に表示される表示領域の最大表示数を設定する。最大表示数は、例えば、表示部の大きさに応じて予め定められるとしてもよいし、ユーザによって任意の値に設定されるとしてもよい。検出手段は、現在時刻が含まれる表示期間に対応付けられた選択フィード情報位置情報の数が、最大表示数よりも大きいか否かを検出する。表示数制御手段は、検出手段での検出結果が大であった場合、現在時刻が含まれる表示期間に対応付けられた選択フィード情報位置情報の各々について、コンテンツ情報の情報量を算出する。情報量の一例としては、コンテンツ情報の数や、コンテンツ情報に含まれる文字数などが挙げられる。また、表示数制御手段は、算出された情報量が少ない下位の2つの選択フィード情報位置情報で1つの表示領域を共用化する処理を行う。これにより、表示領域の数を1つ減少させることができる。そして、共用化する処理が、現在時刻が含まれる表示期間に対応付けられた選択フィード情報位置情報の数が最大表示数以下となるまで繰り返されることで、全ての選択フィード情報位置情報について表示領域を対応付けることができる。
【0008】
これにより、表示領域の数が最大表示数を超えたため表示領域を有することができない選択フィード情報位置情報が発生する、という事態を防止することができる。よって、全ての選択フィード情報位置情報についてのコンテンツ情報を表示することができる。また、情報量が少ない選択フィード情報位置情報同士で表示領域を共用化するため、共用化後の情報量を最小化することができる。よって、共用化された表示領域を有する選択フィード情報位置情報において、各選択フィード情報位置情報で自己が指定したコンテンツ情報が表示される順番を待つ場合に、待ち時間を最小化することが可能となる。
【0009】
また、通信装置は、コンテンツ情報抽出手段でのフィード情報の更新によって新たなコンテンツ情報が抽出されたか否かを判断する新着情報判断手段を備えるとしてもよい。フィード情報の更新は、例えば、ユーザによって予め定められる所定時間ごとにサーバにアクセスすることで行われるとしてもよい。また、表示領域表示手段は、新たなコンテンツ情報が抽出されなかったフィード情報の位置を特定するフィード情報位置情報を有する選択フィード情報位置情報に対応する表示領域については、表示部への表示を制限する、としてもよい。
【0010】
これにより、新たなコンテンツ情報を有さない選択フィード情報位置情報のコンテンツ情報は表示部に表示されなくなるため、古いコンテンツ情報が繰り返し表示部に表示されることが防止される。よって、新着記事を優先的にユーザに対して表示することが出来るため、ユーザの利便性を高めることができる。
【0011】
また、通信装置は、コンテンツ情報の各々について、表示領域に表示済みであるか否かを表すフラグ情報を対応付けて記憶するフラグ情報記憶手段を備えるとしてもよい。また、コンテンツ情報表示手段は、フラグ情報を有していないコンテンツ情報を検索して表示領域にスクロール表示し、表示したコンテンツ情報に対してフラグ情報を対応付ける、としてもよい。
【0012】
これにより、選択フィード情報位置情報間で重複して選択されているフィード情報位置情報に基づいて取得されるコンテンツ情報が、重複して表示される事態を防止することができる。よって、コンテンツ記事をまんべんなくユーザに対して表示することが出来るため、ユーザの利便性を高めることができる。
【0013】
また、表示領域表示手段は、表示領域に対応する選択フィード情報位置情報を識別する情報を、表示領域に対応付けて表示部に表示する、としてもよい。これにより、表示領域に表示されているコンテンツ情報が、何れの選択フィード情報位置情報についてのコンテンツ情報であるのかをユーザに報知することができる。また、複数の表示領域が表示部に表示されている場合に、ユーザは所望の選択フィード情報位置情報についての表示領域を容易に見つけ出すことが可能となる。よって、ユーザの利便性を高めることができる。
【0014】
また、通信装置を複数のユーザで共用する場合には、選択フィード情報位置情報はユーザごとに設定するとしてもよい。また、選択フィード情報位置情報を識別する情報は、選択フィード情報位置情報を設定するユーザを識別する情報であるとしてもよい。ユーザを識別する情報の一例としては、ユーザ名が挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】多機能機システム2の外観図および多機能機10の構成を示す図である。
【図2】コンテンツ情報表示処理のフローチャート(その1)を示す図である。
【図3】コンテンツ情報表示処理のフローチャート(その2)を示す図である。
【図4】表示情報テーブルおよびスケジュールテーブルの一例を示す図である。
【図5】表示パネルの表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本実施例の多機能機システム2の概略図を示す。多機能機システム2は、多機能機10と、複数のPC70および71と、複数のコンテンツ提供サーバ90および91と、を備える。多機能機10は、LAN回線4に接続されている。各PC70および71は、LAN回線4に接続されている。LAN回線4は、ルータ6を介してインターネット8に接続されている。各コンテンツ提供サーバ90、91は、インターネット8に接続されている。本実施例では、コンテンツ提供サーバ90がある1つのサイトを公開しており、コンテンツ提供サーバ91が別の1つのサイトを公開している。各サイトは、複数のコンテンツを含んでいる。さらに、各コンテンツ提供サーバ90、91は、自身のサイトが含んでいる複数のコンテンツの要約情報であるフィード情報(RSS形式のフィード情報)を記憶している。これらの情報の具体的な内容については、後で詳しく説明する。
【0017】
多機能機10は、制御部12、表示パネル50、キーパッド52、印刷部54、FAX部58、ネットワークインターフェイス60、PSTNインターフェイス62、等を有する。制御部12は、CPU14、ROM16、RAM30、EEPROM40、等を有する。
【0018】
CPU14は、ROM16に記憶されているプログラムに従って様々な処理を実行する。CPU14が実行する処理については、後で詳しく説明する。ROM16は、多機能機10の基本的な動作を制御するための基本機能プログラム18を記憶している。基本機能プログラム18は、例えば、表示パネル50に表示される表示データを生成するために用いられる。
【0019】
RAM30は、基本機能ワーク領域32を備える。基本機能ワーク領域32は、基本機能プログラム18に従って処理が実行される過程で生成される各種データを記憶するための記憶領域である。基本機能ワーク領域32には、画面表示数n、対象ユーザ識別番号mなどが記憶される。画面表示数nは、表示パネル50に表示される表示領域の数である。表示領域の一例としては、文字がスクロール表示される矩形形状のテキストボックスが挙げられる。また、対象ユーザ識別番号mは、フロー内で処理対象とされているユーザのユーザ識別番号200を特定するための番号である。
【0020】
EEPROM40は、基本機能パラメータ記憶領域42を有する。基本機能パラメータ記憶領域42は、CPU14が基本機能プログラム18に従って処理を実行する際に利用される各種パラメータ(例:着信設定など)を記憶するための記憶領域である。また、基本機能パラメータ記憶領域42には、最大表示数MNUM、スケジュールテーブルT31、表示情報テーブルT41、などが記憶される。最大表示数MNUMは、表示パネル50に表示される表示領域の最大表示数である。最大表示数MNUMの値は、例えば、表示パネル50の大きさに応じて予め定められるとしてもよいし、ユーザによって任意の値に設定されるとしてもよい。
【0021】
図4(A)に、表示情報テーブルT41の例を示す。表示情報テーブルT41は、サイト識別番号101=F1ないしF5ごとにサイトURL102を記憶する。サイトURL102は、各コンテンツ提供サーバ90、91が有するフィード情報の位置を特定するための情報である。ユーザは、各コンテンツ提供サーバ90、91からのコンテンツ提供サービスを受けるために、サイトURL102を表示情報テーブルT41に登録する必要がある。この登録は、多機能機10を利用して実行されてもよいし、PC70、71を利用して実行されてもよい。
【0022】
フィード情報からは、コンテンツ情報が抽出される。コンテンツ情報は、コンテンツタイトル文字列、ディスクリプション、コンテンツ更新日時情報、コンテンツURL、などを備えている。コンテンツタイトル文字列は、コンテンツのタイトルの文字列である。ディスクリプションは、コンテンツが有する文字列が要約化されたものである。コンテンツ更新日時情報は、コンテンツ提供サーバにおいてコンテンツが更新された日時(最新の更新日時)に関する情報である。コンテンツURLは、それぞれのコンテンツのURLである。
【0023】
また表示情報テーブルT41では、サイトURL102の各々に対して、受信日時103、新着フラグ104、表示フラグ105が対応付けられている。受信日時103は、CPU14が、サイトURL102を用いてコンテンツ提供サーバ90、91からフィード情報を取得した時間である。新着フラグ104は、フィード情報の新しさを示す情報である。フィード情報の取得後、ユーザ設定による所定時間が経過すると、新着フラグ104のステータスは「古い」とされる。表示フラグ105は、フィード情報から抽出したコンテンツ情報を表示したか否かを示す情報である。
コンテンツ情報が表示パネル50に表示されると、表示フラグ105のステータスは「表示済」とされる。
【0024】
図4(B)に、スケジュールテーブルT31の例を示す。図4(B)は、3人のユーザ甲、乙、丙が登録されている例である。スケジュールテーブルT31には、ユーザを識別するためのユーザ識別番号200=000ないし002が記憶される。また、ユーザ人数UNUM=3が記憶される。また各ユーザごとに、ユーザ名201と、各ユーザに対応する選択サイトURL202のサイト識別番号101とが記憶される。選択サイトURL202は、表示情報テーブルT41に登録されたサイトURL102の中から選択されたサイトURL102である。選択サイトURL202の選択は、例えば、ユーザによって行われる。選択サイトURL202の選択の際には、複数のサイトURL102が選択されてもよい。また、複数ユーザが多機能機10を使用する場合には、ユーザごとに選択サイトURL202が選択されても良い。また、選択サイトURL202間で、重複したサイトURL102が選択されていてもよい。
【0025】
また、スケジュールテーブルT31は、選択サイトURL202ごとに対応して、表示期間203を記憶する。表示期間203は、選択サイトURL202に基づき取得したコンテンツ情報を、表示パネル50に表示する期間である。表示期間203の設定は、例えば、ユーザによって行われる。
【0026】
なお、スケジュールテーブルT31では、甲と乙の間でサイト識別番号101=F1のサイトURL102が重複して登録された状態である。また、甲と丙の間で、サイト識別番号=F2のサイトURL102が重複して登録された状態である。また、選択サイトURL202の選択方法や表示期間203の設定方法は、一般的なデータ登録方法でよく、例えば、表示パネル50を用いてユーザが設定する方法が挙げられる。なお、登録方法の詳細な説明は、ここでは省略する。
【0027】
本発明に係るコンテンツ情報表示処理を説明する。例として、図4(B)のスケジュールテーブルT31を用いる場合を説明する。図2におよび図3に、コンテンツ情報表示処理のフローチャートを示す。このコンテンツ情報表示処理は、多機能機10の電源がオンされることにより開始され、電源がオフされるまで実行され続ける。コンテンツ情報表示処理のフローは、大きく2つのフローを備える。S13ないしS25(図2)は、画面表示数nを算出するためのフローである。
また、S27ないしS57(図3)は、画面表示数nの値に応じて表示パネル50の表示形態を変化させるためのフローである。
【0028】
多機能機10の電源がONされることによって、図2のフローが開始される。S11において、CPU14は、多機能機10の初期化を行う。初期化動作は一般的な動作であるため、ここでは詳細な説明は省略する。S13に進むと、CPU14は、基本機能ワーク領域32に記憶される対象ユーザ識別番号mおよび画面表示数nの値を、”0”にリセットする。
【0029】
S15ないしS25における、画面表示数nを算出するフローを説明する。当該フローは、「表示期間中かつ新着記事を有する選択サイトURL202」に対応するユーザの数をカウントし、カウント数を画面表示数nの値とするフローである。
【0030】
S15において、CPU14は、対象ユーザ識別番号mに一致するユーザ識別番号200に対応するユーザを検索する。そして、検索したユーザに対応する選択サイトURL202について、表示期間中のものが存在するか否かを判断する。表示期間中であるか否かの判断は、現在時刻が表示期間203に含まれているか否かによって行われる。表示期間中ではないと判断される場合(S15:NO)には、S23へ進み、対象ユーザ識別番号mが1カウントアップされることで、次のユーザについての検索が実行される。
【0031】
一方、表示期間中であると判断される場合(S15:YES)には、S17へ進む。S17において、CPU14は、ユーザが定める取得時間が到来している場合には、フィード情報取得動作を行う。フィード情報取得動作は、表示情報テーブルT41(図4(A))に記憶されているサイトURL102を用いてコンテンツ提供サーバ90、91からフィード情報を取得し、取得したフィード情報からコンテンツ情報を抽出する動作である。また、取得時間は、ユーザが定める所定時間ごとに到来するとしてもよい。このとき、全てのコンテンツ情報の表示完了に必要な時間よりも、所定時間を長くすることが好ましい。これにより、コンテンツ情報の表示中にコンテンツ情報が更新されてしまう、といった事態を防止することができる。
【0032】
S19において、CPU14は、抽出したコンテンツ情報に新着記事が含まれているか否かを判断する。この判断は、前回の取得時間において抽出したコンテンツ情報に対して、今回の取得時間において抽出したコンテンツ情報に新たな情報が含まれているか否かを検索することによって行われる。新着記事が含まれていると判断される場合(S19:YES)は、当該選択サイトURL202から抽出されるコンテンツ情報を表示パネル50へ表示する必要がある場合である。よって、S21へ進み、基本機能ワーク領域32に記憶されている画面表示数nを1カウントアップする。これにより、当該選択サイトURL202に対応する表示領域が確保される。また、CPU14は、表示情報テーブルT41において、当該選択サイトURL202に対応するサイトURL102の新着フラグ104のステータスを「新しい」にする。その後、S23へ進む。
【0033】
一方、新着記事が含まれていないと判断される場合(S19:NO)は、当該選択サイトURL202から抽出されるコンテンツ情報を表示パネル50へ表示する必要がない場合である。よってS21は省略され、S23へ進む。また、CPU14は、表示情報テーブルT41において、当該選択サイトURL202に対応するサイトURL102の新着フラグ104のステータスを、現状の状態で維持する。
【0034】
S23に進むと、CPU14は、基本機能ワーク領域32に記憶される対象ユーザ識別番号mを1カウントアップする。これにより、表示領域の有無の判断対象が、次のユーザとされる。
【0035】
そしてS25に進み、CPU14は、カウントアップした対象ユーザ識別番号mがユーザ人数UNUMへ到達したか否かを判断する。到達していないと判断される場合(S25:NO)には、スケジュールテーブルT31に登録されている全ユーザについての表示領域の有無の判断が行われていないと判断され、S15へ戻る。一方、到達していると判断される場合(S25:YES)には、全ユーザについての表示領域の有無の判断が完了したと判断され、S27(図3)へ進む。
【0036】
以上より、S15ないしS25のフローによって、「表示期間中かつ新着記事を有する選択サイトURL202」に対応するユーザの数がカウントされる。そして、カウントされたユーザの数が、画面表示数nとされる。
【0037】
具体例を説明する。例として、図4(B)のスケジュールテーブルT31を用いる場合に、現在時刻が11:00の場合を説明する。また、最大表示数MNUM=2であり、全ての新着フラグ104のステータスが「新しい」とされている場合を説明する。このとき、図4(B)より、表示期間中である選択サイトURL202は、F1ないしF4である。そして、表示期間中の選択サイトURL202に対応するユーザは、甲と乙の2人である。よって、画面表示数n=2とされる。
【0038】
次に、S27ないしS57における、画面表示数nの値に応じて表示形態を変化させるフローを説明する。
【0039】
第1に、画面表示数nが最大表示数MNUM以下の値であり(S27:NO)、かつ、0よりも大きい(S41:YES)場合に行われる処理を説明する。この場合は、S43の処理が行われる。
【0040】
S43において、CPU14は、「表示期間中かつ新着記事を有する選択サイトURL202」に対応するユーザの表示領域を、表示パネル50に表示する。そして、CPU14は、当該選択サイトURL202に基づき取得したフィード情報から抽出したコンテンツ情報を、対応する表示領域にスクロール表示する。そして、全てのコンテンツ情報についての表示が終了すると、S13(図2)へ戻る。
【0041】
具体例を説明する。例として、図4(B)のスケジュールテーブルT31を用いる場合に、現在時刻が11:00の場合を説明する。また、最大表示数MNUM=2であり、全ての新着フラグ104のステータスが「新しい」とされている場合を説明する。この場合、図4(B)の表示期間203より、画面表示数n=2である。よって、図5(A)に示すように、表示領域301aおよび301bが表示パネル50に並んで表示される。そして、ユーザ甲に関する選択サイトURL202(サイト識別番号101=F1、F2)に基づき取得したコンテンツ情報が、表示領域301aにスクロール表示される。同様にして、ユーザ乙に関する選択サイトURL202(サイト識別番号101=F1、F3、F4)に基づき取得したコンテンツ情報が、表示領域301bにスクロール表示される。
【0042】
また、表示領域301aに対応してユーザ名201=ユーザ甲が表示され、表示領域301bに対応してユーザ名201=ユーザ乙が表示される。これにより、ユーザは、表示領域に表示されているコンテンツ情報が、何れのユーザに関するコンテンツ情報であるかを認識することができる。また、複数の表示領域が表示部に表示されている場合に、ユーザは自己に関連づけられた表示領域を容易に見つけ出すことが可能となる。
【0043】
第2に、画面表示数nが最大表示数MNUM以下の値であり(S27:NO)、かつ、0である(S41:NO)場合に行われる処理を説明する。このときは、表示時刻が到来しているユーザが0人である場合である。この場合は、S45ないしS57において、重複する記事を重複表示しないようにしながら、全ユーザの記事を1つの表示領域に表示する処理が行われる。
【0044】
S45において、CPU14は、1つの表示領域を表示パネル50上に表示する。S51に進むと、CPU14は、基本機能ワーク領域32に記憶される対象ユーザ識別番号mを”0”にリセットする。
【0045】
S53において、CPU14は、対象ユーザ識別番号mがユーザ人数UNUMよりも小さいか否かを判断する。対象ユーザ識別番号mがユーザ人数UNUM以上である場合(S53:NO)には、全ユーザについてのコンテンツ情報の表示が完了したと判断され、S13(図2)へ戻る。一方、対象ユーザ識別番号mがユーザ人数UNUMよりも小さい場合(S53:YES)には、S55へ進む。
【0046】
S55において、CPU14は、対象ユーザ識別番号mと一致するユーザ識別番号200のユーザを検索する。そして、検索したユーザに対応付けられたサイトURL102のうちから、表示フラグ105のステータスが「未表示」のサイトURL102を選出する。そして、選出したサイトURL102を用いて取得したフィード情報からコンテンツ情報を抽出し、抽出したコンテンツ情報を表示領域にスクロール表示する。スクロール表示が完了すると、CPU14は、コンテンツ情報を表示したサイトURL102の表示フラグ105のステータスを、「表示済」にする。その後、S57へ進む。
【0047】
S57において、CPU14は、対象ユーザ識別番号mを1カウントアップする。これにより、コンテンツ情報の表示処理が行われる対象ユーザが、次ユーザとされる。その後、S53へ戻る。
【0048】
具体例を説明する。例として、図4(B)のスケジュールテーブルT31を用いる場合に、現在時刻が19:00の場合を説明する。また、最大表示数MNUM=2であり、全ての新着フラグ104のステータスが「新しい」とされており、全ての表示フラグ105のステータスが「未表示」とされている場合を説明する。
【0049】
この場合、図4(B)より、表示期間中である選択サイトURL202が存在しないため、画面表示数n=0である。よって、図5(B)に示すように、1つの表示領域311が表示パネル50に表示される。そして、対象ユーザ識別番号mが”0”にリセットされると(S51)、ユーザ甲に関する選択サイトURL202(サイト識別番号101=F1、F2)に基づき取得したコンテンツ情報が、表示領域311にスクロール表示される。その後、サイト識別番号101=F1、F2の表示フラグ105のステータスが「表示済」に変更される。次に、対象ユーザ識別番号m=1とされ(S57)、ユーザ乙に関する選択サイトURL202(サイト識別番号101=F1、F3、F4)に基づき取得したコンテンツ情報のうち、表示フラグ105のステータスが「未表示」であるコンテンツ情報(F3およびF4)が表示領域311にスクロール表示される。最後に、対象ユーザ識別番号m=2とされ(S57)、ユーザ丙に関する選択サイトURL202(サイト識別番号101=F2、F5)に基づき取得したコンテンツ情報のうち、表示フラグ105のステータスが「未表示」であるコンテンツ情報(F5)が表示領域311にスクロール表示される。
【0050】
これにより、複数の選択サイトURL202間でサイトURL102が重複して選択されている場合に、コンテンツ情報が重複して表示されてしまう事態を防止することができる。よって、コンテンツ情報をまんべんなくユーザに対して表示することが出来るため、ユーザの利便性を高めることができる。
【0051】
第3に、画面表示数nが最大表示数MNUMよりも大きい値である場合(S27:YES)に行われる処理を説明する。この場合は、S29ないしS35において、画面表示数nを最大表示数MNUM以下とする処理が行われる。
【0052】
S29において、CPU14は、表示領域が表示されているユーザの各々について、コンテンツ情報の情報量を算出する。情報量の一例としては、コンテンツ情報に含まれるタイトル数や、コンテンツ情報の文字数などが挙げられる。
【0053】
そしてS31に進むと、CPU14は、算出された情報量が少ない下位の2人のユーザを選択し、当該2人のユーザで1つの表示領域を共用化する処理を行う。これにより、表示領域の数を1つ減少させることができる。
【0054】
S33に進むと、CPU14は、画面表示数nが最大表示数MNUMと等しい値であるか否かを判断する。等しくない場合(S33:NO)には、S29へ戻り、さらに画面表示数を1つ減らす処理が行われる。一方、等しい場合(S33:YES)には、処理が完了したと判断され、S35へ進む。S35においてCPU14は、コンテンツ情報を、対応する表示領域にスクロール表示する処理を行う。なお、スクロール表示する処理の内容はS43の処理と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
【0055】
具体例を説明する。例として、図4(B)のスケジュールテーブルT31を用いる場合に、現在時刻が12:00の場合を説明する。また、最大表示数MNUM=2であり、全ての新着フラグ104のステータスが「新しい」とされており、全ての表示フラグ105のステータスが「未表示」とされている場合を説明する。また、ユーザ甲および丙が、情報量が少ない下位の2人のユーザに該当する場合を説明する。
【0056】
この場合、図4(B)より、表示期間中の選択サイトURL202を有するユーザ数が3人であるため、画面表示数n=3である。よって、ユーザ甲と丙との間で、1つの表示領域を共用化する処理が行われる。そして、図5(C)に示すように、2つの表示領域321aおよび321bが表示パネル50に表示される。そして、ユーザ甲および丙に関する選択サイトURL202(サイト識別番号101=F1、F2、F5)に基づき取得したコンテンツ情報が、表示領域321aにスクロール表示される。同様にして、ユーザ乙に関する選択サイトURL202(サイト識別番号101=F1、F3、F4)に基づき取得したコンテンツ情報が、表示領域321bにスクロール表示される。
【0057】
これにより、表示期間中の選択サイトURL202を有するユーザの数が、最大表示数MNUMを超えてしまう事態を防止できる。なお、共用化された表示領域にコンテンツ情報を表示する際に、S55で説明したコンテンツ情報の重複表示を防止する処理を行っても良い。
【0058】
本実施形態に係る発明の効果を以下に説明する。表示領域を複数のユーザで共用する場合には、各ユーザが指定したコンテンツ情報を見るためには、自己が指定したコンテンツ情報が表示される順番を待つ必要がある。しかし、本実施形態に係る多機能機10では、表示期間中の選択サイトURL202を有するユーザの数が複数となる場合には、各ユーザ用の表示領域が表示パネル50に表示されるため、表示領域を他のユーザと共用することがない。よって、各ユーザが指定したコンテンツ情報を見るために、自己が指定したコンテンツ情報が表示される順番を待つ必要がないため、待ち時間を軽減することが可能となる。
【0059】
また、本実施形態に係る多機能機10では、表示期間中の選択サイトURL202を有するユーザの数が、最大表示数MNUMを超えてしまう事態を防止できる。よって、表示期間中の選択サイトURL202を有する全てのユーザが、何れかの表示領域に必ず対応することになる。これにより、表示期間中の選択サイトURL202を有する全てのユーザについてのコンテンツ情報を、確実に表示パネル50に表示することができる。
【0060】
また、本実施形態に係る多機能機10では、表示期間中の選択サイトURL202を有するユーザの数が最大表示数MNUMを超える場合には、情報量が少ない下位の2人のユーザで1つの表示領域を共用化する処理を行う。よって、共用化後の情報量を最小化することができる。これにより、共用化された表示領域を有するユーザにおいて、自己が指定したコンテンツ情報が表示される順番を待つ場合に、待ち時間を最小化することが可能となる。
【0061】
また、本実施形態に係る多機能機10では、新着記事が含まれていない選択サイトURL202を有するユーザに対しては、表示領域の割り当てが制限される。これにより、古いコンテンツ情報が繰り返し表示パネル50に表示されることが防止される。よって、新着記事を優先的にユーザに対して表示することが出来るため、ユーザの利便性を高めることができる。
【0062】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
【0063】
本実施形態では、ユーザがユーザ甲、乙、丙の3人の場合を説明したが、この場合に限られず、4人以上の場合においてもコンテンツ情報表示処理が可能であることは言うまでもない。また、本実施形態では最大表示数MNUM=2の場合を説明したが、この場合に限られず、3以上の値であってもよい。
【0064】
また、本実施形態では、スケジュールテーブルT31において、同一ユーザに対応付けられた選択サイトURL202に同一の表示期間203が設定される形態を説明したが、この形態に限られない。同一ユーザに対応付けられた選択サイトURL202に、異なる表示期間203が設定される形態としてもよい。
【0065】
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【0066】
なお、表示パネル50は表示部の一例、サイトURL102はフィード情報位置情報の一例、選択サイトURL202は選択フィード情報位置情報の一例、表示フラグ105はフラグ情報の一例、である。
【0067】
また、S17を実行する制御部はコンテンツ情報抽出手段の一例である。S35、S43、S45を実行する制御部は表示領域表示手段の一例である。S35、S43、S45を実行する制御部はコンテンツ情報表示手段の一例である。S27を実行する制御部は検出手段の一例である。S29ないしS33を実行する制御部は表示数制御手段の一例である。
【符号の説明】
【0068】
10 多機能機
14 CPU
30 RAM
50 表示パネル
102 サイトURL
104 新着フラグ
105 表示フラグ
200 ユーザ識別番号
202 選択サイトURL
203 表示期間
UNUM ユーザ人数
T31 スケジュールテーブル
T41 表示情報テーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部を備えサーバと通信可能に接続される通信装置であって、
コンテンツ情報を複数有しているフィード情報のフィード情報位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、
前記位置情報記憶手段に記憶されている前記フィード情報位置情報を用いて前記サーバから前記フィード情報を取得し、取得した前記フィード情報から前記コンテンツ情報を抽出するコンテンツ情報抽出手段と、
複数の前記フィード情報位置情報から選択された選択フィード情報位置情報と、前記選択フィード情報位置情報に基づき取得した前記コンテンツ情報を前記表示部に表示する表示期間とを対応付けて記憶する対応関係記憶手段と、
現在時刻が前記表示期間に含まれる場合、当該表示期間に対応付けられた前記選択フィード情報位置情報に対応する表示領域を前記表示部に表示する表示領域表示手段と、
現在時刻が前記表示期間に含まれる場合、当該表示期間に対応付けられた前記選択フィード情報位置情報に基づき取得した前記コンテンツ情報を、当該選択フィード情報位置情報に対応する前記表示領域にスクロール表示するコンテンツ情報表示手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記表示部に表示される前記表示領域の最大表示数を設定する表示数設定手段と、
前記現在時刻が含まれる前記表示期間に対応付けられた前記選択フィード情報位置情報の数が、前記最大表示数よりも大きいか否かを検出する検出手段と、
前記検出手段での検出結果が大であった場合、前記現在時刻が含まれる前記表示期間に対応付けられた前記選択フィード情報位置情報の各々について前記コンテンツ情報の情報量を算出し、算出された前記情報量が少ない下位の2つの前記選択フィード情報位置情報で1つの前記表示領域を共用化する処理を、前記現在時刻が含まれる前記表示期間に対応付けられた前記選択フィード情報位置情報の数が前記最大表示数以下となるまで繰り返す表示数制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記コンテンツ情報抽出手段での前記フィード情報の更新によって新たな前記コンテンツ情報が抽出されたか否かを判断する新着情報判断手段を備え、
前記表示領域表示手段は、新たな前記コンテンツ情報が抽出されなかった前記フィード情報の位置を特定する前記フィード情報位置情報を有する前記選択フィード情報位置情報に対応する表示領域については、前記表示部への表示を制限する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記コンテンツ情報の各々について、前記表示領域に表示済みであることを表すフラグ情報を対応付けて記憶するフラグ情報記憶手段を備え、
前記コンテンツ情報表示手段は、前記フラグ情報を有していない前記コンテンツ情報を検索して前記表示領域にスクロール表示し、表示した前記コンテンツ情報に対して前記フラグ情報を対応付ける
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記表示領域表示手段は、
前記表示領域に対応する前記選択フィード情報位置情報を識別する情報を、前記表示領域に対応付けて前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の通信装置。
【請求項6】
前記選択フィード情報位置情報はユーザごとに設定され、
前記選択フィード情報位置情報を識別する情報は、前記選択フィード情報位置情報を設定するユーザを識別する情報である
ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
表示部を備えサーバと通信可能に接続されるコンピュータを、
コンテンツ情報を複数有しているフィード情報のフィード情報位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、
前記位置情報記憶手段に記憶されている前記フィード情報位置情報を用いて前記サーバから前記フィード情報を取得し、取得した前記フィード情報から前記コンテンツ情報を抽出するコンテンツ情報抽出手段と、
複数の前記フィード情報位置情報から選択された選択フィード情報位置情報と、前記選択フィード情報位置情報に基づき取得した前記コンテンツ情報を前記表示部に表示する表示期間とを対応付けて記憶する対応関係記憶手段と、
現在時刻が前記表示期間に含まれる場合、当該表示期間に対応付けられた前記選択フィード情報位置情報に対応する表示領域を前記表示部に表示する表示領域表示手段と、
現在時刻が前記表示期間に含まれる場合、当該表示期間に対応付けられた前記選択フィード情報位置情報に基づき取得した前記コンテンツ情報を、当該選択フィード情報位置情報に対応する前記表示領域にスクロール表示するコンテンツ情報表示手段と、
して機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−206566(P2010−206566A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−50134(P2009−50134)
【出願日】平成21年3月4日(2009.3.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.EEPROM
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】