説明

遊技台島の制御システム

【課題】作業スタッフが無駄に遊技台島へ出向くことを抑制して、作業スタッフの作業効率の向上を図る
【解決手段】島コントロール制御ユニット装置5は、遊技台島100から離れた場所に設置された管理端末装置2から制御指示信号SSを受信すると、制御指示信号SSに基づいて、遊技球循環設備(還元機200、ヒータ220、玉抜きストッパー230等)を制御する。また、遊技台島100に設置された操作スイッチ群装置6から無効操作が入力されると、島コントロール制御ユニット装置5による遊技媒体循環設備の制御が制限される。そして、管理端末装置2に設置された表示パネルによって、管理端末装置2が制御指示信号SSを送信したにも拘らず遊技球循環設備が稼働しない遊技台島100が特定可能に表示されるとともに、無効操作が入力されている遊技台島100が特定可能に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の遊技台に遊技媒体を供給するとともに、複数の遊技台から排出された遊技媒体を回収する遊技媒体循環手段を備えた遊技台島の制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数のパチンコ機やパチスロ機等の遊技台が設置される遊技台島は、各遊技台に遊技媒体を供給するとともに、各遊技台から排出された遊技媒体を回収する遊技球循環設備や遊技メダル循環設備等の遊技媒体循環手段を備えている。
【0003】
このような遊技台島を複数有する遊技場では、遊技台島の制御システムを設置して、遊技場内の事務所に設けた管理端末等の遠隔制御手段から各遊技台島に対して制御指示信号を送信することによって、各遊技台島の遊技球循環設備の稼働や停止等をリモート制御することがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
このような遊技台島の制御システムでは、例えば、開店前や閉店後に行われる各遊技台島の遊技球循環設備の処理を、管理端末からの制御指示信号の送信により実行する。これにより、開店前や閉店後に、遊技場内で作業を行うスタッフ(以下、作業スタッフという)が各遊技台島の遊技球循環設備を見回ることなく、遊技球循環設備毎に稼働や停止等の作業を行うことが可能になり、その分、作業スタッフの作業効率が向上される。
【0005】
また、管理端末からのリモート制御を手元で無効にする無効操作を入力する手段(以下、無効操作入力手段という)を各遊技台島に設け、無効操作入力手段から無効操作が入力されると、この無効操作入力手段が設置された遊技台島の遊技球循環設備を、管理端末から切り離す技術(以下、リモート制御無効可能技術ともいう)を、特許文献1に記載の遊技台島の制御システムに採用した制御システム(以下、リモート制御無効可能システムともいう)が知られている。
【0006】
このリモート制御無効可能システムにより、例えば、遊技台島の遊技球循環設備のメンテナンス作業を行う際に、無効操作入力手段を介して無効操作をしておくだけで、メンテナンス作業の最中に管理端末からの制御指示信号で遊技球循環設備が不意に稼働してしまうということが防止され、メンテナンス作業の安全性の向上が図られる。
【0007】
また、遊技場内の事務所に設けた管理端末の表示画面に、遊技場内の各遊技台島に設けられた遊技球循環設備の稼働状況を表示できるようにした技術(以下、管理端末稼働表示技術という)が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0008】
この技術により、遊技場内の管理を行うスタッフ(以下、管理スタッフという)は、遊技球循環設備の稼働状況を管理端末側で確認することができるので、稼働状況の確認のために各遊技台島の遊技球循環設備を見回る必要がなくなり、遊技場を管理する作業の効率化が図られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2002−210195号公報
【特許文献2】特開平10−118305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記リモート制御無効可能システムでは、管理端末の表示画面に、遊技場内の各遊技台島に設けられた遊技球循環設備の稼働状況を表示できるようにされていな
い。このため、管理スタッフは、管理端末からのリモート制御が実行されているか否かを管理端末側で確認できなかった。従って、遊技球循環設備が故障のために稼働しないという異常が発生しても、管理スタッフはこの異常を早期に発見することができず、例えば、開店前に発生した異常を開店までに解決することができなくなるという問題があった。
【0011】
そこで本願出願人は、リモート制御無効可能システムに、特許文献2に記載の技術を採用した技術、即ち、リモート制御無効可能技術に管理端末稼働表示技術を採用した技術を発案した。これにより、管理端末からのリモート制御により遊技球循環設備が稼働している否かを管理端末側で確認でき、遊技球循環設備の異常を早期に発見できるようになった。
【0012】
しかしながら、上記発案した技術では、管理端末から制御指示信号を送信したにもかかわらず遊技球循環設備が稼働しない状況において、遊技球循環設備が稼働していない原因が、遊技球循環設備の故障であるのか、無効操作入力手段からの無効操作の入力であるのかを管理端末側で確認することができなかった。
【0013】
このため、遊技球循環設備が稼働していない遊技台島に作業スタッフが出向いて、故障であるか否かを確認し、故障である場合には故障を解消する作業を行う必要がある。
しかし、遊技球循環設備が稼働していない原因が、故障でない場合、即ち、無効操作の入力である場合には、別の作業スタッフが既に当該遊技台島でメンテナンス作業を行っている。従って、この遊技台島へ更に作業スタッフを出向かせることは無駄な行動となり、作業スタッフによる作業の効率を低下させる原因となっていた。
【0014】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、作業スタッフが無駄に遊技台島へ出向くことを抑制して、作業スタッフの作業効率の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するための手段として、請求項1の発明の遊技台島の制御システムは、複数の遊技台に遊技媒体を供給するとともに、該複数の遊技台から排出された該遊技媒体を回収する遊技媒体循環手段を備えた遊技台島の制御システムであって、上記遊技台島から離れた場所に設置され、上記遊技媒体循環手段を制御するための制御指示信号を送信する遠隔制御手段と、上記遠隔制御手段から送信される上記制御指示信号を受信する受信手段と、上記受信手段によって受信された上記制御指示信号に基づいて、上記遊技媒体循環手段を制御する島制御手段と、上記遊技台島に設置され、無効操作を入力する無効操作入力手段と、上記無効操作入力手段が上記無効操作を入力した場合に、上記島制御手段が行う制御を制限する制御制限手段と、上記遠隔制御手段の近傍に設置され、上記遠隔制御手段が上記制御指示信号を送信したにも拘らず上記遊技媒体循環手段が稼働しない遊技台島を特定可能に報知する第1の報知手段と、上記遠隔制御手段の近傍に設置され、上記島制御手段による制御が制限されると、該島制御手段による制御が制限された上記遊技台島を特定可能に報知する第2の報知手段とを備えることを特徴とする遊技台島の制御システムを要旨とする。
【0016】
このように構成された請求項1の遊技台島の制御システムは、遊技台島から離れた場所に設置された遠隔制御手段によって、遊技媒体循環手段を制御するための制御指示信号が送信される。そして、受信手段によって、遠隔制御手段から送信される制御指示信号が受信され、更に島制御手段によって、受信手段により受信された制御指示信号に基づいて、遊技媒体循環手段が制御される。
【0017】
また、遊技台島に設置された無効操作入力手段によって無効操作が入力された場合に、制御制限手段によって、島制御手段による制御が制限される。
そして、遠隔制御手段の近傍に設置された第1の報知手段によって、遠隔制御手段が制御指示信号を送信したにも拘らず遊技媒体循環手段が稼働しない遊技台島が特定可能に報知される。また、遠隔制御手段の近傍に設置された第2の報知手段によって、島制御手段による制御が制限された遊技台島が特定可能に報知される。
【0018】
従って、第1の報知手段により報知されている遊技台島のうちで、第2の報知手段により報知されている遊技台島は島制御手段による制御が制限されており、第2の報知手段により報知されていない遊技台島は島制御手段による制御が制限されていないということを、遠隔制御手段側で認識させることが可能になる。
【0019】
請求項2の発明の遊技台島の制御システムは、上記第2の報知手段による報知の開始から予め設定された所定時間が経過すると、上記第2の報知手段に報知を終了させる報知終了手段を備えることを要旨とする。
【0020】
これにより、請求項1の作用に加え、報知終了手段によって、第2の報知手段による報知の開始から予め設定された所定時間が経過すると、第2の報知手段による報知が終了させられる。尚、上記の所定時間は、メンテナンス作業に要する時間より若干長くなる(例えば、20分程度)ように設定するとよい。
【0021】
請求項3の発明の遊技台島の制御システムは、上記遊技台島に設置され、解除操作を入力する解除操作入力手段と、上記解除操作入力手段が上記解除操作を入力した場合に、上記制御制限手段による上記島制御手段の制御の制限を解除する解除手段と、上記遠隔制御手段の近傍に設置され、上記島制御手段による制御の制限が上記解除手段により解除されると、該制限が解除された上記遊技台島を特定可能に報知する第3の報知手段とを備えることを要旨とする。
【0022】
これにより、請求項1または請求項2の作用に加え、遊技台島に設置された解除操作入力手段によって解除操作が入力された場合に、解除手段によって、制御制限手段による島制御手段の制御の制限が解除される。そして、島制御手段による制御の制限が解除手段により解除されると、遠隔制御手段の近傍に設置された第3の報知手段によって、制限が解除された遊技台島が特定可能に報知される。
【0023】
従って、制限が解除された遊技台島を遠隔制御手段側で知らせることが可能になる。
請求項4の発明の遊技台島の制御システムは、上記第3の報知手段の報知により特定される遊技台島における上記遊技媒体循環手段の稼働状況と、上記受信手段によって受信された上記制御指示信号が指示する上記遊技媒体循環手段の稼働内容とを比較する比較手段と、上記遠隔制御手段の近傍に設置され、上記比較手段による比較で相違する内容を報知する第4の報知手段とを備えることを要旨とする。
【0024】
これにより、請求項3の作用に加え、比較手段によって、第3の報知手段の報知により特定される遊技台島における遊技媒体循環手段の稼働状況と、受信手段によって受信された制御指示信号が指示する遊技媒体循環手段の稼働内容とが比較され、更に、遠隔制御手段の近傍に設置された第4の報知手段によって、比較手段による比較で相違する内容が報知される。
【0025】
従って、遊技媒体循環手段の稼働状況と、制御指示信号が指示する遊技媒体循環手段の稼働内容との相違を遠隔制御手段側で知らせることが可能になる。
請求項5の発明の遊技台島の制御システムは、上記解除手段によって上記島制御手段の制御の制限が解除された後に、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記第3の報知手段の報知により特定された遊技台島における上記遊技媒体循環手段の稼働状況と、上記
受信手段によって受信された上記制御指示信号が指示する上記遊技媒体循環手段の稼働内容とが一致するように、上記遊技媒体循環手段を制御する比較島制御手段を備えることを要旨とする。
【0026】
これにより、請求項4の作用に加え、比較島制御手段によって、解除手段による島制御手段の制御制限の解除の後に、第3の報知手段の報知により特定された遊技台島における遊技媒体循環手段の稼働状況と、受信手段によって受信された制御指示信号が指示する遊技媒体循環手段の稼働内容とが一致するように、遊技媒体循環手段が制御される。
【発明の効果】
【0027】
請求項1の発明の遊技台島の制御システムは、第1の報知手段により報知されている遊技台島、即ち、遠隔制御手段が制御指示信号を送信したにも拘らず遊技媒体循環手段が稼働しない遊技台島のうちで、第2の報知手段により報知されている遊技台島(以下、制限報知遊技台島ともいう)は島制御手段による制御が制限されており、第2の報知手段により報知されていない遊技台島(以下、非制限報知遊技台島ともいう)は島制御手段による制御が制限されていないということを、遠隔制御手段側で認識させることが可能になる。
【0028】
つまり、制限報知遊技台島はメンテナンス作業が行われているということと、非制限報知遊技台島は故障しているということを遠隔制御手段側で認識させることが可能になる。
このため、制限報知遊技台島については、別の作業スタッフが既にメンテナンス作業を行っており、作業スタッフを出向かわせる必要はない遊技台島であると遠隔制御手段側で認識させることができる。従って、別の作業スタッフが既にメンテナンス作業を行っている遊技台島へ作業スタッフを出向かわせるという無駄な行動を抑制でき、作業スタッフの作業効率の向上を図ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【0029】
更に、非制限報知遊技台島については、作業スタッフを出向かわせても、別の作業スタッフが既にメンテナンス作業を行っているということはないと遠隔制御手段側で認識させることができる。
【0030】
従って、非制限報知遊技台島へ作業スタッフを出向かわせても、別の作業スタッフが既に当該遊技台島でメンテナンス作業を行っているということはない。このため、遊技台島へ作業スタッフを出向かわせることが無駄な行動となることを抑制でき、作業スタッフの作業効率の向上を図ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【0031】
請求項2の発明の遊技台島の制御システムは、請求項1の効果に加え、第2の報知手段による報知の開始から所定時間が経過しても第1の報知手段による報知が継続している場合に、島制御手段による制御が制限されている遊技台島(制限報知遊技台島)であっても、島制御手段による制御が制限されていない遊技台島(非制限報知遊技台島)であると、遠隔制御手段側で認識させることが可能になる。
【0032】
このため、遠隔制御手段側では、第2の報知手段による報知の開始から所定時間が経過した後に、島制御手段による制御が実際には制限されている遊技台島へ作業スタッフを出向かわせることになる。これにより、例えば、島制御手段による制御の制限を解除するための解除操作を入力する解除操作入力手段が遊技台島に設置されている場合において、所定時間が経過する前にメンテナンス作業を行っていた作業スタッフがこの解除操作を行うことを忘れていたときには、新たに当該遊技台島へ出向いた作業スタッフが、解除操作が行われていないことに気付いて、忘れられていた解除操作を行うことができるという効果を奏する。
【0033】
また、所定時間が経過する前にメンテナンス作業を行っていた作業スタッフが解除操作
を行ったにもかかわらず、解除操作入力手段の故障のために当該解除操作が入力されなかった場合に、新たに当該遊技台島へ出向いた作業スタッフが、解除操作入力手段の故障に気付くことができるという効果を奏する。
【0034】
ところで、島制御手段による制御の制限が解除されると第2の報知手段による報知を終了させるようにした場合に、該制限が解除された遊技台島は、第1の報知手段により報知されているが第2の報知手段により報知されていない遊技台島、即ち、上記の非制限報知遊技台島となる可能性がある。つまり、メンテナンス作業が終了してメンテナンス作業の必要がなくなった遊技台島であるにも拘らず、作業スタッフを出向かわせる必要がある遊技台島であると遠隔制御手段側で認識させてしまう虞がある。
【0035】
しかし、請求項3の発明の遊技台島の制御システムは、請求項1または請求項2の効果に加え、第3の報知手段による報知によって、島制御手段による制御の制限が解除された遊技台島であることを認識させることができる。このため、別の作業スタッフが既にメンテナンス作業を終了させており作業スタッフを出向かわせる必要はない遊技台島であると認識させることができる。従って、別の作業スタッフが既にメンテナンス作業を行った遊技台島へ新たに作業スタッフを出向かわせるという無駄な作業を抑制でき、作業スタッフの作業効率の向上を図ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【0036】
請求項4の発明の遊技台島の制御システムは、請求項3の効果に加え、遊技媒体循環手段の稼働状況と、制御指示信号が指示する遊技媒体循環手段の稼働内容との間で、相違する内容のみを認識させることができる。従って、島制御手段による制御の制限が解除された後に、遊技媒体循環手段の稼働状況と、制御指示信号が指示する遊技媒体循環手段の稼働内容とを一致させるために、遊技媒体循環手段をどのように稼働させればよいかを容易に認識させることができ、島制御手段による制御の制限が解除された後に遊技媒体循環手段を稼働させる作業の効率の向上を図ることができるという優れた効果を奏する。
【0037】
請求項5の発明の遊技台島の制御システムは、請求項4の効果に加え、島制御手段による制御が制限されている間に制御指示信号で指示された処理(以下、制限時指示処理という)が解除操作の後に行われることになる。このため、解除操作の後に、制限時指示処理を実行する作業を遊技場のスタッフが行う必要がなくなる。これにより、遊技場のスタッフの作業効率の更なる向上を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】遊技台島制御システム1の全体構成を示すブロック図である。
【図2】遊技台島100内における遊技球循環設備の配置を説明する図である。
【図3】管理端末装置2の内部構成を表すブロック図である。
【図4】一括操作画面G01の説明図である。
【図5】島コントロール制御ユニット装置5の内部構成を表すブロック図である。
【図6】入出力端子部33c,34c,35c,36cの構成の説明図である。
【図7】入出力端子部37cの構成の説明図である。
【図8】操作スイッチ群装置6の正面図である。
【図9】操作スイッチ群装置6の内部構成を表すブロック図である。
【図10】制御無効処理を表すフローチャートである。
【図11】稼働状況表示処理を表すフローチャートである。
【図12】稼働状況表示画面G31〜G32の説明図である。
【図13】比較表示画面G34の説明図である。
【図14】スイッチパネル側還元機稼働処理を表すフローチャートである。
【図15】管理端末側還元機稼働処理を表すフローチャートである。
【図16】スイッチパネル側還元機停止処理を表すフローチャートである。
【図17】管理端末側還元機停止処理を表すフローチャートである。
【図18】玉通路シャッター開放処理を表すフローチャートである。
【図19】玉通路シャッター閉鎖処理を表すフローチャートである。
【図20】還元機定期監視処理の前半部分を表すフローチャートである。
【図21】還元機定期監視処理の後半部分を表すフローチャートである。
【図22】玉通路シャッター定期監視処理を表すフローチャートである。
【図23】スイッチパネル側ヒータ稼働処理を表すフローチャートである。
【図24】管理端末側ヒータ稼働処理を表すフローチャートである。
【図25】スイッチパネル側ヒータ停止処理を表すフローチャートである。
【図26】管理端末側ヒータ停止処理を表すフローチャートである。
【図27】ヒータ定期監視処理を表すフローチャートである。
【図28】ヒータ制御処理を表すフローチャートである。
【図29】スイッチパネル側玉抜きストッパー開放処理を表すフローチャートである。
【図30】管理端末側玉抜きストッパー開放処理を表すフローチャートである。
【図31】スイッチパネル側玉抜きストッパー閉鎖処理を表すフローチャートである。
【図32】管理端末側玉抜きストッパー閉鎖処理を表すフローチャートである。
【図33】玉抜きストッパー定期監視処理を表すフローチャートである。
【図34】玉流れ異常処理を表すフローチャートである。
【図35】玉漏れ異常処理を表すフローチャートである。
【図36】スイッチパネル側布ベルト稼働処理を表すフローチャートである。
【図37】管理端末側布ベルト稼働処理を表すフローチャートである。
【図38】スイッチパネル側布ベルト停止処理を表すフローチャートである。
【図39】管理端末側布ベルト停止処理を表すフローチャートである。
【図40】布ベルト定期監視処理を表すフローチャートである。
【図41】布ベルト巻取り処理を表すフローチャートである。
【図42】緩み解消動作処理を表すフローチャートである。
【図43】布ベルト・システム起動処理を表すフローチャートである。
【図44】リモート開店前処理の第1の部分を表すパケットシーケンスチャートチャートである。
【図45】リモート開店前処理の第2の部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【図46】リモート開店前処理の第3の部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【図47】リモート還元機ON・OFF処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図48】リモート玉抜きストッパーON・OFF処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図49】リモートヒータON・OFF処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図50】リモート布ベルト自動巻取りON・OFF処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図51】島状態取得処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図52】島状態表示処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図53】発生履歴取得処理の第1の部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【図54】発生履歴取得処理の第2の部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【図55】発生履歴取得処理の第3の部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【図56】発生履歴取得処理の第4の部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【図57】発生履歴取得処理の第5の部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【図58】発生履歴取得処理の第6の部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【図59】発生履歴表示処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図60】台状態取得処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図61】台状態表示処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図62】動作条件設定・表示処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図63】リモート閉店後処理の前半部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【図64】リモート閉店後処理の後半部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【図65】夜間監視開始処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図66】夜間監視解除処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【図67】島状態表示画面G02の説明図である。
【図68】異常詳細表示画面G03の説明図である。
【図69】ベルト交換画面G04の説明図である。
【図70】夜間監視画面G05の説明図である。
【図71】島履歴画面G06の説明図である。
【図72】島全体設定シートG07の説明図である。
【図73】ベルト設定シートG08の説明図である。
【図74】島別設定1シートG09の説明図である。
【図75】島別設定2シートG10の説明図である。
【図76】島別設定3シートG11の説明図である。
【図77】ダウンロードシートG12の説明図である。
【図78】ダウンロード中のダイアローグD01の説明図である。
【図79】ダウンロード前のダイアローグD02,D03の説明図である。
【図80】動作条件設定画面でのダイアローグD04〜D07の説明図である。
【図81】島情報表示装置8の表示画面G21〜G24の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下に本発明の実施形態について図面をもとに説明する。
図1は本発明が適用された遊技台島制御システム1の全体構成を示すブロック図、図2は、遊技台島100内における還元機200、玉通路シャッター210等の配置を説明する図である。
【0040】
遊技台島制御システム1は、図1に示すように、複数の遊技台120が一列に並んで設置された遊技台島100を複数備えた遊技場で使用される。尚、図1では、遊技台島100は、1台だけ示し、遊技台120は、2台だけ示す。
【0041】
遊技台島100には、遊技台島100における長手方向の中央に設置され(図2参照)、遊技台120から回収した遊技球を遊技台島100の上部へ揚送する還元機200と、遊技台120から回収した遊技球を貯留する貯留タンク270(図2参照)から還元機200への遊技球の流れを必要に応じて止める玉通路シャッター210と、還元機200により揚送された遊技球を各遊技台120に補給するために還元機200から遊技台島100の端部に向けて下方に傾斜した補給樋250(図2参照)上を流下する遊技球に付着した湿気を除去するために、その補給樋250を暖めるヒータ220と、その補給樋250
の下流側端部に設置され(図2参照)、この補給樋250上で滞留している遊技球を抜き取るための玉抜きストッパー230と、還元機200により揚送される遊技球を研磨するために還元機200に装着された布ベルトを巻取る布ベルト巻取り装置240とが設置されている。
【0042】
なお以下、還元機200、玉通路シャッター210、ヒータ220、玉抜きストッパー230、布ベルト巻取り装置240、補給樋250、回収樋260及び貯留タンク270,280をまとめて遊技球循環設備ともいう。
【0043】
また図2に示すように、遊技台島100には、遊技台120(図2では不図示。図1参照)から排出された遊技球を回収する回収樋260と、回収樋260により回収された遊技球を貯留する貯留タンク270,280とが設置されている。尚、貯留タンク280に貯留された遊技球は、図示しない遊技球搬送機構によって、貯留タンク270へ搬送され、貯留タンク270内に貯留される。
【0044】
更に遊技台島制御システム1は、図1に示すように、遊技場全体を管理する管理端末装置2と、遊技場内の遊技台島100間で通信を行うネットワークアダプタ3と、遊技台島100に設置された各種装置、各種基板との間で通信を行う通信基板4と、遊技台島100の全体を制御する島コントロール制御ユニット装置5と、還元機200、玉通路シャッター210、ヒータ220、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240を操作するためのボタン51a,52a,53a,54a,55a(図9参照)を備える操作スイッチ群装置6と、複数の遊技台120が接続されて、その遊技台120との間で各種信号の入出力を行う複数の台I/O基板7と、金庫開放センサ141(後述)及び両替機開放センサ142(後述)が接続されて、その金庫開放センサ141及び両替機開放センサ142との間で各種信号の入出力を行う島端I/O基板7aと、遊技台島100に関する情報を表示する島情報表示装置8とを備える。
【0045】
管理端末装置2とネットワークアダプタ3との間は、ネットワーク回線C1を介してデータ通信可能に接続され、ネットワークアダプタ3と各遊技台島100の通信基板4との間はネットワーク回線C2を介してデータ通信可能に接続されている。
【0046】
また通信基板4は、ネットワーク回線C3を介して、島コントロール制御ユニット装置5及び島情報表示装置8にデータ通信可能に接続されるとともに、ネットワーク回線C4を介して、複数の台I/O基板7にデータ通信可能に接続される。
【0047】
尚、遊技台島100内には、その長手方向の両面それぞれに複数の遊技台120が一列に整列して配置されている。
また、遊技台島100内には、その長手方向の両面それぞれに台I/O基板7が一列に整列して配置される。そして、台I/O基板7は、隣接する4台の遊技台120に接続され、各遊技台120の図示しない信号出力端子から出力された信号を入力する。
【0048】
また、遊技台島100の長手方向の中央には、通信基板4が設置され、この通信基板4を挟んだ左右に隣接して、4つの台I/O基板7が配置されている。そして、通信基板4は、この4つの台I/O基板7のそれぞれとの間で、ネットワーク回線C4を介してデータ通信可能に接続される。更に、隣接する台I/O基板7同士は、ネットワーク回線C4を介してデータ通信可能に接続される。これにより、通信基板4と全ての台I/O基板7との間でデータ通信が可能となる。
【0049】
また島コントロール制御ユニット装置5は、還元機200と、玉通路シャッター210と、ヒータ220と、玉抜きストッパー230と、布ベルト巻取り装置240に接続され
ており、これらを制御する。
【0050】
また操作スイッチ群装置6は、島コントロール制御ユニット装置5との間で、ネットワーク回線C5を介して、データ通信が可能に接続されるとともに、電源供給線V1を介して、島コントロール制御ユニット装置5からAC32ボルト電源の供給を受ける。
【0051】
また台I/O基板7には、4台の遊技台120の他に、4台の遊技台120のそれぞれに対応した呼出ランプ装置110とアウト玉計数器121とが信号入出力可能に接続される。更に、台I/O基板7は、隣接する遊技台120の2台毎に遊技台120の上方に設けられた点検用の欄間(不図示)の開放を検出する2つの欄間開放センサ131と、遊技台120の内枠(不図示)の開放を検出する4つの内枠開放センサ132とに信号入出力可能に接続される。この構成により、呼出ランプ装置110、アウト玉計数器121、欄間開放センサ131及び内枠開放センサ132からの信号が、台I/O基板7を経由して通信基板4へ入力される。
【0052】
また島端I/O基板7aは、遊技台島100内の複数の球貸し機(不図示)に投入された硬貨を回収するために遊技台島100の長手方向の一端に設置された金庫(不図示)の開放を検出する金庫開放センサ141と、遊技台島100の長手方向の一端に設置された両替機(不図示)の開放を検出する両替機開放センサ142とに接続されるとともに、この球貸し機または金庫に隣接して設置されている台I/O基板7に、ネットワーク回線C4を介してデータ通信可能に接続される。この構成により、金庫開放センサ141と両替機開放センサ142からの信号が、台I/O基板7と島端I/O基板7aとを経由して、通信基板4へ入力される。
【0053】
図3は、管理端末装置2の内部構成を表すブロック図である。
管理端末装置2は、図3に示すように、キーボードやマウスで構成される操作部22a及び液晶ディスプレイ(以下、LCDという)で構成される表示パネル22bからなるユーザインターフェース(以下、ユーザI/Fという)22と、ネットワークアダプタ3との間でデータ通信を行う通信部23と、管理端末装置2全体の動作を制御する制御部21とから構成される。
【0054】
これらのうち制御部21は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU21aと、種々の処理プログラムが格納されたROM21bと、種々のデータを格納するRAM21cと、ユーザI/F22と通信部23が接続され、CPU21a及びRAM21bとの間で信号及びデータの入出力を行う入出力部21dとから構成され、CPU21a,ROM21b,RAM21c及び入出力部21dはバス21eを介して接続されている。
【0055】
図4は、管理端末装置2側から遊技台島100内の還元機200、ヒータ220、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240を制御するために表示パネル22bに表示される一括操作画面G01の説明図である。
【0056】
尚、管理端末装置2は、表示パネル22bの表示画面上に表示される後述の各種ボタンを押下する操作が行われると、その旨を示す信号(以下、制御指示信号SSという)をネットワークアダプタ3へ送信するように構成されている。
【0057】
一括操作画面G01には、図4に示すように、開店処理(後述)を実施する場合に押下される開店処理ボタンH0101と、閉店処理(後述)を実施する場合に押下される閉店処理ボタンH0102と、還元機200を稼働する場合に押下される還元機稼働ボタンH0103と、還元機200を停止する場合に押下される還元機停止ボタンH0104と、
玉抜きストッパー230を開放する場合に押下される玉抜きストッパー開放ボタンH0105と、玉抜きストッパー230を閉鎖する場合に押下される玉抜きストッパー閉鎖ボタンH0106と、ヒータ220を稼働する場合に押下されるヒータ稼働ボタンH0107と、ヒータ220を停止する場合に押下されるヒータ停止ボタンH0108と、布ベルト巻取り装置240を稼働する場合に押下される布ベルト巻取り装置稼働ボタンH0109と、布ベルト巻取り装置240を停止する場合に押下される布ベルト巻取り装置停止ボタンH0110とが表示される。
【0058】
更に一括操作画面G01には、遊技台島100における異常等の発生履歴(以下、島履歴という)を表示する島履歴リストH0111と、島履歴リストH0111の1画面分を前に移動表示する場合に押下される前ボタンH0112と、島履歴リストH0111の1画面分を次に移動表示する場合に押下される次ボタンH0113と、島状態表示画面(後述)に遷移する場合に押下される島状態表示ボタンH0114と、一括操作画面G01に遷移する場合に押下される一括操作ボタンH0115と、島履歴画面G06(後述)に遷移する場合に押下される島履歴ボタンH0116と、動作条件設定画面G07(後述)に遷移する場合に押下される動作条件設定ボタンH0117と、ホーム画面に遷移する場合に押下される台管理ボタンH0118とが表示される。
【0059】
このように構成された管理端末装置2において、CPU21aは、遊技台島100の稼働状況を表示パネル22bに表示させる稼働状況表示処理(後述)を実行する。
図5は島コントロール制御ユニット装置5の内部構成を表すブロック図、図6は入出力端子部33c,34c,35c,36cの構成を説明する図、図7は入出力端子部37cの構成を説明する図である。
【0060】
島コントロール制御ユニット装置5は、図5に示すように、島コントロール制御ユニット装置5全体の動作を制御するメイン制御基板31と、遊技台島100内に設置された各種装置や各種センサ等が接続されて各種信号の入出力を行う第1サブ基板33,第2サブ基板34,第3サブ基板35,第4サブ基板36,第5サブ基板37と、島コントロール制御ユニット装置5に接続された各種装置に関する情報を8個のLEDの点灯により表示する状態確認用LED群38と、島コントロール制御ユニット装置5と第1サブ基板33,第2サブ基板34,第3サブ基板35,第4サブ基板36,第5サブ基板37とを接続するコネクタケーブル32a,32b,32c,32d,32eとから構成される。
【0061】
これらのうちメイン制御基板31は、メイン制御基板31全体の動作を制御する制御部41と、起動時に第1サブ基板33,第2サブ基板34,第3サブ基板35,第4サブ基板36,第5サブ基板37をハード的にリセットするリセットIC42と、島コントロール制御ユニット装置5に接続された各種装置に電源を供給する電源供給部43と、コネクタケーブル32a,32b,32c,32d,32eが接続されるメイン側第1コネクタ44と、操作スイッチ群装置6が接続されるメイン側第2コネクタ45と、通信基板4及び島情報表示装置8が接続されるメイン側第3コネクタ46と、状態確認用LED群38に駆動信号を伝えるLED駆動回路47とから構成される。
【0062】
そして制御部41は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU41aと、種々の処理プログラムが格納されたROM41bと、種々のデータを格納するRAM41cと、リセットIC42とメイン側第1コネクタ44とメイン側第2コネクタ45とメイン側第3コネクタ46とLED駆動回路47とが接続され、CPU41a及びRAM41bとの間で信号及びデータの入出力を行う入出力部41dとから構成され、CPU41a,ROM41b,RAM41c及び入出力部41dはバス41eを介して接続されている。
【0063】
尚、RAM41cには、還元機200が稼働中であることを示す還元機稼働フラグF1と、玉通路シャッター210が開放中であることを示す玉通路シャッター開放フラグF2と、玉抜きストッパー230が開放中であることを示す玉抜きストッパー開放フラグF3と、ヒータ220が稼働中であることを示すヒータ稼働フラグF4と、布ベルト巻取り装置240が稼働中であることを示す布ベルト稼働フラグF5と、ヒータ220の温度制御が有効であることを示すヒータ温度制御フラグF6と、還元機200の稼働時に異常があることを示す還元機稼働異常フラグF7と、還元機200の停止時に異常があることを示す還元機停止異常フラグF8と、玉通路シャッター210の開放時に異常があることを示す玉通路シャッター開放異常フラグF9と、玉通路シャッター210の閉鎖時に異常があることを示す玉通路シャッター閉鎖異常フラグF10とがセットされる領域が設けられている。
【0064】
また、メイン側第1コネクタ44は電源供給部43から電源の供給を受け、コネクタケーブル32aを介して、第1サブ基板33に対してDC5ボルト電源及びDC24ボルト電源を供給するとともに、第1サブ基板33との間でデータ通信を行う。
【0065】
同様にメイン側第1コネクタ44は、コネクタケーブル32bを介して、第2サブ基板34に対してDC5ボルト電源、DC24ボルト電源及びDC32ボルトを供給するとともに、第2サブ基板34との間でデータ通信を行う。また、コネクタケーブル32cを介して、第3サブ基板35に対してDC5ボルト電源及びDC24ボルト電源を供給するとともに、第3サブ基板35との間でデータ通信を行う。また、コネクタケーブル32dを介して、第4サブ基板36に対してDC5ボルト電源、DC24ボルト電源及びAC100ボルト電源を供給するとともに、第4サブ基板36との間でデータ通信を行う。また、コネクタケーブル32eを介して、DC5ボルト電源及びDC24ボルト電源を供給するとともに、第5サブ基板37との間でデータ通信を行う。
【0066】
次に第1サブ基板33は、コネクタケーブル32aが接続されるサブ側コネクタ33aと、遊技台島100内に設置された各種装置や各種センサ等が接続される入出力端子部33cと、入出力端子部33cに入力した信号をサブ側コネクタ33aへ出力するとともに、サブ側コネクタ33aに入力した信号を入出力端子部33cへ出力する入出力回路33bとから構成される。
【0067】
尚、入出力端子部33cは、図6(a)の端子表T1に示すように、オーバーロード検知端子P1、断線検知機能付きのオーバーフロー検知端子P2、還元機稼働中検知端子P3、玉通路シャッター開放中検知端子P4、玉通路シャッター閉鎖中検知端子P5、還元機稼働指示端子P6、還元機停止指示端子P7、フラッシュランプ点灯指示端子P8、玉通路シャッター開放電源端子P9及び玉通路シャッター閉鎖電源端子P10から構成される。
【0068】
また、第2サブ基板34は、コネクタケーブル32bが接続されるサブ側コネクタ34aと、遊技台島100内に設置された各種装置や各種センサ等が接続される入出力端子部34cと、入出力端子部34cに入力した信号をサブ側コネクタ34aへ出力するとともに、サブ側コネクタ34aに入力した信号を入出力端子部34cへ出力する入出力回路34bとから構成される。
【0069】
尚、入出力端子部34cは、図6(b)の端子表T2に示すように、布ベルト緩み検知端子P11、圧接ローラ回転検知端子P12、1ロール終了検知端子P13、送りモータ過負荷電流検知端子P14、送りモータ稼働電源端子P15、巻取りモータ稼働電源端子P16及びクランプ開放電源端子P17から構成される。
【0070】
また、第3サブ基板35は、コネクタケーブル32cが接続されるサブ側コネクタ35aと、遊技台島100内に設置された各種装置や各種センサ等が接続される入出力端子部35cと、入出力端子部35cに入力した信号をサブ側コネクタ35aへ出力するとともに、サブ側コネクタ35aに入力した信号を入出力端子部35cへ出力する入出力回路35bとから構成される。
【0071】
尚、入出力端子部35cは、図6(c)の端子表T3に示すように、断線検知機能付きの玉通過検知端子P18〜P21及びソレノイド開閉動作電源端子P22〜P25から構成される。
【0072】
また、第4サブ基板36は、コネクタケーブル32dが接続されるサブ側コネクタ36aと、遊技台島100内に設置された各種装置や各種センサ等が接続される入出力端子部36cと、入出力端子部36cに入力した信号をサブ側コネクタ36aへ出力するとともに、サブ側コネクタ36aに入力した信号を入出力端子部36cへ出力する入出力回路36bとから構成される。
【0073】
尚、入出力端子部36cは、図6(d)の端子表T4に示すように、温度検知端子P26〜P27及び断線検知機能付きのヒータ電源端子P28〜P33から構成される。
また、第5サブ基板37は、コネクタケーブル32eが接続されるサブ側コネクタ37aと、遊技台島100内に設置された各種装置や各種センサ等が接続される入出力端子部37cと、入出力端子部37cに入力した信号をサブ側コネクタ37aへ出力するとともに、サブ側コネクタ37aに入力した信号を入出力端子部37cへ出力する入出力回路37bとから構成される。
【0074】
尚、入出力端子部37cは、図7の端子表T5に示すように、断線検知機能付きの補給樋上流部・玉不足検知端子P34〜P37、断線検知機能付きの回収樋下流部・玉詰まり検知端子P38〜P49、断線検知機能付きの回収樋上流部・玉計数装置使用検知端子P50、煙感知端子P51〜P52、還元機扉開放中検知端子P53、点検扉開放中検知端子P54〜P57等から構成される。
【0075】
このように構成された島コントロール制御ユニット装置5において、CPU41aは、制御指示信号SSを無効にする制御無効処理(後述)と、還元機200、玉通路シャッター210、ヒータ220、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240を制御するための後述する各種処理(スイッチパネル側還元機稼働処理、管理端末側還元機稼働処理、スイッチパネル側還元機停止処理、管理端末側還元機停止処理、還元機定期監視処理、スイッチパネル側玉通路シャッター開放処理、スイッチパネル側玉通路シャッター閉鎖処理、玉通路シャッター定期監視処理、スイッチパネル側ヒータ稼働処理、管理端末側ヒータ稼働処理、スイッチパネル側ヒータ停止処理、管理端末側ヒータ停止処理、ヒータ定期監視処理、スイッチパネル側玉抜きストッパー開放処理、管理端末側玉抜きストッパー開放処理、スイッチパネル側玉抜きストッパー閉鎖処理、管理端末側玉抜きストッパー閉鎖処理、玉抜きストッパー定期監視処理、スイッチパネル側布ベルト稼働処理、管理端末側布ベルト稼働処理、スイッチパネル側布ベルト停止処理、管理端末側布ベルト停止処理、布ベルト定期監視処理、布ベルト・システム起動処理)とをそれぞれ独立して実行する。
【0076】
図8は操作スイッチ群装置6の正面図、図9は操作スイッチ群装置6の内部構成を表すブロック図である。
操作スイッチ群装置6は、図8に示すように、還元機200を稼働・停止する場合に押下される還元機用操作部51と、玉通路シャッター210を開放・閉鎖する場合に押下される玉通路シャッター用操作部52と、玉抜きストッパー230を稼働・停止する場合に
押下される玉抜きストッパー用操作部53と、ヒータ220を稼働・停止する場合に押下されるヒータ用操作部54と、布ベルト巻取り装置240を稼働・停止する場合に押下される布ベルト巻取り装置用操作部55と、還元機200の状態を表示する還元機用状態表示部56と、玉通路シャッター210の状態を表示する玉通路シャッター用状態表示部57と、玉抜きストッパー230の状態を表示する玉抜きストッパー用状態表示部58と、ヒータ220の状態を表示するヒータ用状態表示部59と、布ベルト巻取り装置240の状態を表示する布ベルト巻取り装置用状態表示部60と、布ベルト巻取り装置240の引張モータと巻取モータへ電源を供給・遮断(図9参照)する布ベルト巻取り装置ブレーカ61と、オーバーフロー発生後の復旧確認のために操作されるオーバーフロー確認用操作部62と、遊技台島100のメンテナンス作業の開始時と終了時に操作されるメンテナンス用操作部63と、上述の構成要素を操作スイッチ群装置6の正面に配置するスイッチパネル64とから構成される。
【0077】
また図9に示すように、還元機用操作部51は、ボタン51aと2色LED51bとから構成される。同様に、玉通路シャッター用操作部52はボタン52aと2色LED52b、玉抜きストッパー用操作部53はボタン53aと2色LED53b、ヒータ用操作部54はボタン54aと2色LED54b、布ベルト巻取り装置用操作部55はボタン55aと2色LED55bとから構成される。
【0078】
また、還元機用状態表示部56は7セグLED56a、玉通路シャッター用状態表示部57は7セグLED57a、玉抜きストッパー用状態表示部58は7セグLED58a、ヒータ用状態表示部59は7セグLED59a、布ベルト巻取り装置用状態表示部60は7セグLED60aから構成される。
【0079】
また、オーバーフロー確認用操作部62は、ボタン62aとLED62bとから構成される。
また、メンテナンス用操作部63は、ボタン63aとLED63bとから構成される。尚、メンテナンス用操作部63は、ボタン63aの押下によりオン状態とオフ状態を切り替わり、LED63bはオン状態の時に点灯し、オフ状態の時に消灯するように構成されている。
【0080】
そして、ボタン51a,52a,53a,54a,55a,62a,63aと、2色LED51b,52b,53b,54b,55bと、7セグLED56a,57a,58a,59a,60aと、LED62b,63bは入出力部65に接続される。これにより、ボタン51a,52a,53a,54a,55a,62a,63aの押下を示す信号が島コントロール制御ユニット装置5へ出力されるとともに、2色LED51b,52b,53b,54b,55bと、7セグLED56a,57a,58a,59a,60aと、LED62b,63bとの点灯状態を指示する信号が島コントロール制御ユニット装置5から入力される。
【0081】
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する制御無効処理の手順を、図10を用いて説明する。図10は制御無効処理を表すフローチャートである。この制御無効処理は、CPU41aが起動している間に繰り返し実行される処理である。
【0082】
この制御無効処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S10にて、メンテナンス用操作部63のボタン63aがオフ状態からオン状態に変化したか否かを判断する。ここで、オフ状態からオン状態に変化していなければ(S10)、S40に移行する。一方、オフ状態からオン状態に変化すれば(S10)、S20にて、制御指示信号SSを無効にする設定を行う。即ち、管理端末装置2から制御指示信号SSを受信しても、受信した制御指示信号SSに基づいて、還元機200、ヒータ22
0、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240が稼働・停止しないように設定し、S80に移行する。
【0083】
具体的には、還元機200、ヒータ220、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240を制御するために表示される管理端末装置2の一括操作画面G01上のボタンH0101〜H0110が押下されても、これらのボタンH0101〜H0110が押下されることにより実行される処理(後述のリモート開店処理、リモート閉店処理、管理端末側還元機稼働処理、管理端末側還元機停止処理、管理端末側ヒータ稼働処理、管理端末側ヒータ停止処理、管理端末側玉抜きストッパー開放処理、管理端末側玉抜きストッパー閉鎖処理、管理端末側布ベルト稼働処理、管理端末側布ベルト停止処理)が起動しないように設定する。
【0084】
その後S30にて、この遊技台島100の島番号を示す島番号情報が付加され、無効設定が行われたことを示す無効設定情報を管理端末装置2に送信し、S70に移行する。
またS40に移行すると、メンテナンス用操作部63のボタン63aがオン状態からオフ状態に変化したか否かを判断する。ここで、オン状態からオフ状態に変化していなければ(S40)、S70に移行する。一方、オン状態からオフ状態に変化すれば(S40)、S50にて、制御指示信号SSの無効設定を解除する。即ち、管理端末装置2から制御指示信号SSを受信すると、受信した制御指示信号SSに基づいて、還元機200、ヒータ220、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240が稼働・停止するように設定する。
【0085】
具体的には、管理端末装置2の一括操作画面G01上のボタンH0101〜H0110が押下されると、これらのボタンH0101〜H0110が押下されることにより実行される処理が起動するように設定する。
【0086】
その後S60にて、この遊技台島100の島番号を示す島番号情報が付加され、無効設定が解除されたことを示す無効解除情報を管理端末装置2に送信し、S70に移行する。
そしてS70に移行すると、制御指示信号SSを受信したか否かを判断する。ここで、制御指示信号SSを受信していなければ(S70)、制御無効処理を一旦終了する。
【0087】
一方、制御指示信号SSを受信した場合には(S70)、S80にて、制御指示信号SSで指示される内容通りに還元機200、玉抜きストッパー230、ヒータ220及び布ベルト巻取り装置240が稼働したか否かを、還元機稼働中検知端子P3、ソレノイド開閉動作電源端子P22〜P25、ヒータ電源端子P28〜P33及び巻取りモータ稼働電源端子P16のオン/オフに基づいて確認する。
【0088】
そしてS90にて、制御指示信号SSで指示される内容通りに還元機200、玉抜きストッパー230、ヒータ220及び布ベルト巻取り装置240が稼働したか否かを判断する。ここで、制御指示信号SSで指示される内容通りに稼働している場合には(S90)、制御無効処理を一旦終了する。
【0089】
一方、制御指示信号SSで指示される内容通りに稼働しない場合には(S90)、S100にて、この遊技台島100の島番号を示す島番号情報が付加され、還元機200、玉抜きストッパー230、ヒータ220及び布ベルト巻取り装置240の少なくとも1つが制御指示信号SSで指示される内容通りに稼働しないことを示す非稼働情報を管理端末装置2に送信し、制御無効処理を一旦終了する。
【0090】
次に、管理端末装置2のCPU21aが実行する稼働状況表示処理の手順を、図11〜13を用いて説明する。図11は稼働状況表示処理を表すフローチャート、図12は管理
端末装置2の表示パネル22bに表示される稼働状況表示画面G31〜G32の説明図、図13は管理端末装置2の表示パネル22bに表示される比較表示画面G34の説明図である。この稼働状況表示処理は、CPU21aが起動している間に繰り返し実行される処理である。
【0091】
この稼働状況表示処理においては、管理端末装置2のCPU21aは、まず、S210にて、S100で島コントロール制御ユニット装置5から送信される非稼働情報を受信したか否かを判断する。ここで、非稼働情報を受信していなければ(S210)、S230に移行する。
【0092】
一方、非稼働情報を受信していれば(S210)、S220にて、受信した非稼働情報から島番号情報を抽出し、この島番号情報により示される島番号に該当する遊技台島100が、稼働しない遊技台島である旨を表示パネル22bに表示させ(図12(a)の稼働状況表示画面G31を参照)、S230に移行する。尚、稼働状況表示画面G31は、「1」〜「4」の島番号を付された4台の遊技台島100のうち、島番号「2」及び「4」を付された遊技台島100が、稼働しない遊技台島であり、その他の遊技台島100が異常の無い遊技台島であることを示している。
【0093】
そしてS230に移行すると、S30で島コントロール制御ユニット装置5から送信される無効設定情報を受信したか否かを判断する。ここで、無効設定情報を受信していなければ(S230)、S250に移行する。
【0094】
一方、無効設定情報を受信していれば(S230)、S240にて、受信した無効設定情報から島番号情報を抽出し、この島番号情報により示される島番号に該当する遊技台島100が、メンテナンス作業中である旨を表示パネル22bに表示させ(図12(a)の稼働状況表示画面G31を参照)、S250に移行する。
【0095】
尚、稼働状況表示画面G31には、「1」〜「4」の島番号を付された4台の遊技台島100のそれぞれについて、メンテナンス作業の状況を表示するためのメンテナンス状況表示部H3101,H3102,H3103,H3104が表示される。図12(a)では、メンテナンス状況表示部H3104に「メンテナンス中」と表示されており、島番号「4」を付された遊技台島100でメンテナンス作業が行われていることを示している。
【0096】
そしてS250に移行すると、S240による「メンテナンス中」表示の開始から所定消去時間(本実施形態では、例えば20分)が経過したか否かを判断する。ここで、所定消去時間が経過していなければ(S250)、S270に移行する。一方、所定消去時間が経過していれば(S250)、S260にて、該当する島番号についての「メンテナンス中」表示を消去し、S270に移行する。
【0097】
そしてS270に移行すると、S60で島コントロール制御ユニット装置5から送信される無効解除情報を受信したか否かを判断する。ここで、無効解除情報を受信していなければ(S270)、S290に移行する。
【0098】
一方、無効解除情報を受信していれば(S270)、S280にて、受信した無効解除情報から島番号情報を抽出し、この島番号情報により示される島番号に該当する遊技台島100が、メンテナンス終了である旨を表示パネル22bに表示させ(図12(b)の稼働状況表示画面G32を参照)、S290に移行する。
【0099】
尚、図12(b)では、メンテナンス状況表示部H3104に「メンテ終了」と表示されており、島番号「4」を付された遊技台島100でメンテナンス作業が終了したことを
示している。
【0100】
そしてS290に移行すると、後述の比較表示画面G34を表示させる対象となる遊技台島100を選択する比較表示選択操作(以下、比較表示選択操作という)が操作部22aを介して行われたか否かを判断する。尚、この比較表示選択操作は、S280でメンテナンス作業が終了した遊技台島である旨の表示がなされた遊技台島100を選択する操作のみが有効とされている。
【0101】
ここで、比較表示選択操作が行われていない場合には(S290)、稼働状況表示処理を一旦終了する。一方、比較表示選択操作が行われた場合には(S290)、S300にて、表示選択操作により指示された遊技台島100について、制御指示信号SSで指示された稼働内容と、実際に実行された稼働状況とを比較する。その後S310にて、S300での比較結果を表示パネル22bに表示させ(図13の比較表示画面G34を参照)、S320に移行する。
【0102】
比較表示画面G34は、島番号「4」を付された遊技台島100についてS300の比較を行った結果を示したものである。そして比較表示画面G34には、図13に示すように、制御指示信号SSで指示された遊技台島100の稼働状況(以下、想定稼働状況という)を表示する想定稼働状況表示リストH3401と、実際に実行された遊技台島100の稼働状況(以下、実稼働状況という)を表示する実稼働状況リストH3402と、後述する再実行処理を開始する場合に押下される再実行開始ボタンH3403と、再実行処理を行わずに比較表示画面G34の表示を終了する場合に押下される比較表示終了ボタンH3404とが表示される。
【0103】
また想定稼働状況表示リストH3401は、還元機200、ヒータ220、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240のそれぞれについて、制御指示信号SSが稼働を指示したか否かを示すものである。そして想定稼働状況表示リストH3401には、制御指示信号SSが稼働を指示した場合に「ON」、稼働を指示していない場合に「OFF」と表示される。
【0104】
また実稼働状況リストH3402は、還元機200、ヒータ220、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240のそれぞれについて、制御指示信号SSの指示に従って稼働したか否かを示すものである。そして実稼働状況リストH3402には、制御指示信号SSに従って稼働した場合に「ON」、制御指示信号SSに従って稼働しなかった場合に「OFF」と表示される。更に、還元機200、ヒータ220、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240のそれぞれについて、想定稼働状況と実稼働状況とが相違する場合には、「ON」または「OFF」と表示される欄が強調表示される(KH01,KH02,KH03参照)。
【0105】
そしてS320に移行すると、再実行開始ボタンH3403が押下されたか否かを判断する。ここで、再実行開始ボタンH3403が押下されていない場合には(S320)、S330に移行する。一方、再実行開始ボタンH3403が押下された場合には(S320)、S340にて、再実行処理を行い、S350に移行する。この再実行処理は、想定稼働状況と実稼働状況とが一致するように、還元機200、ヒータ220、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240を稼働させる処理である。例えば、図13に示す比較表示画面G34では、還元機200、ヒータ220及び玉抜きストッパー230について、想定稼働状況と実稼働状況とに相違がある。このため、還元機200、ヒータ220及び玉抜きストッパー230を稼働させる制御指示信号SSを島コントロール制御ユニット装置5へ送信する。これにより、還元機200、ヒータ220及び玉抜きストッパー230が稼働する。
【0106】
またS330に移行すると、比較表示終了ボタンH3404が押下されたか否かを判断する。ここで、比較表示終了ボタンH3404が押下されていない場合には(S330)、S320に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、比較表示終了ボタンH3404が押下された場合には(S330)、S350に移行する。
【0107】
そしてS350に移行すると、比較表示画面G34の表示を終了し、比較表示画面G34を表示する直前に表示されていた表示画面(例えば、稼働状況表示画面G32)を表示パネル22bに表示させて、稼働状況表示処理を一旦終了する。
【0108】
[スイッチパネル側還元機稼働処理]
まず、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行するスイッチパネル側還元機稼働処理の手順を、図14を用いて説明する。図14はスイッチパネル側還元機稼働処理を表すフローチャートである。このスイッチパネル側還元機稼働処理は、還元機200が停止中に操作スイッチ群装置6の還元機用操作部51のボタン51aが押下された時に実行される処理である。
【0109】
このスイッチパネル側還元機稼働処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S1010にて、還元機停止指示端子P7をオフにし、更にS1020にて、還元機稼働指示端子P6をオンにする。これにより、還元機200への稼動指示が開始される。
【0110】
その後S1030にて、還元機稼働中検知端子P3がオンになっているか否かを判断する。即ち、還元機200が稼働中であるか否かを判断する。ここで、還元機稼働中検知端子P3がオンであれば、還元機200が稼働中であると判断し(S1030)、S1040にて、還元機稼働フラグF1をセットし、スイッチパネル側還元機稼働処理を終了する。
【0111】
一方、還元機稼働中検知端子P3がオフであれば、還元機200が停止中であると判断し(S1030)、S1050にて、還元機稼働中検知端子P3がオフと判断されてから500ミリ秒経過したか否かを判断する。ここで、500ミリ秒経過していなければ(S1050)、S1030に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、500ミリ秒経過すると(S1050)、S1060にて、還元機稼働異常フラグF7をセットし、更にS1070にて、稼働指示に従って還元機200が稼働しない旨(還元機稼働異常)を島情報表示装置8に報知させ、スイッチパネル側還元機稼働処理を終了する。
【0112】
[管理端末側還元機稼働処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する管理端末側還元機稼働処理の手順を、図15を用いて説明する。図15は管理端末側還元機稼働処理を表すフローチャートである。この管理端末側還元機稼働処理は、還元機稼働ボタンH0103が押下された時に実行される処理である。
【0113】
この管理端末側還元機稼働処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S1130にて、後述のS6650でセットされる布ベルト稼働フラグF5がセットされているか否かを判断する。即ち、布ベルト巻取り装置240が稼働中であるか否かを判断する。ここで、布ベルト稼働フラグF5がセットされていれば、布ベルト巻取り装置240が稼働中であると判断し(S1130)、管理端末側還元機稼働処理を終了する。これにより、布ベルト巻取り装置240が稼働中の場合には還元機稼働ボタンH0103が押下されても還元機200は稼働しない。
【0114】
一方、布ベルト稼働フラグF5がクリアされていれば、布ベルト巻取り装置240が停止中であると判断し(S1130)、S1140にて、還元機停止指示端子P7をオフにし、更にS1150にて、還元機稼働指示端子P6をオンにする。これにより、還元機200への稼動指示が開始される。
【0115】
その後S1160にて、還元機稼働中検知端子P3がオンになっているか否かを判断する。即ち、還元機200が稼働中であるか否かを判断する。ここで、還元機稼働中検知端子P3がオンであれば、還元機200が稼働中であると判断し(S1160)、S1170にて、還元機稼働フラグF1をセットし、更にS1180にて、玉通路シャッター210を開放させる玉通路シャッター開放処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、管理端末側還元機稼働処理を終了する。
【0116】
一方、還元機稼働中検知端子P3がオフであれば、還元機200が停止中であると判断し(S1160)、S1190にて、還元機稼働中検知端子P3がオフと判断されてから500ミリ秒経過したか否かを判断する。ここで、500ミリ秒経過していなければ(S1190)、S1160に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、500ミリ秒経過すると(S1190)、S1200にて、還元機稼働異常フラグF7をセットし、S1210にて、稼働指示に従って還元機200が稼働しない旨(還元機稼働異常)を島情報表示装置8に報知させ、S1220にて、玉通路シャッター210を閉鎖させる玉通路シャッター閉鎖処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、管理端末側還元機稼働処理を終了する。
【0117】
[スイッチパネル側還元機停止処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行するスイッチパネル側還元機停止処理の手順を、図16を用いて説明する。図16はスイッチパネル側還元機停止処理を表すフローチャートである。このスイッチパネル側還元機停止処理は、還元機200が稼働中に操作スイッチ群装置6の還元機用操作部51のボタン51aが押下された時に実行される処理である。
【0118】
このスイッチパネル側還元機停止処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S1310にて、還元機稼働指示端子P6をオフにし、更にS1320にて、還元機停止指示端子P7をオンにする。これにより、還元機200への停止指示が開始される。
【0119】
その後S1330にて、還元機稼働中検知端子P3がオンになっているか否かを判断する。即ち、還元機200が稼働中であるか否かを判断する。ここで、還元機稼働中検知端子P3がオフであれば、還元機200が停止中であると判断し(S1330)、S1340にて、還元機稼働フラグF1をクリアし、スイッチパネル側還元機停止処理を終了する。
【0120】
一方、還元機稼働中検知端子P3がオンであれば、還元機200が稼働中であると判断し(S1330)、S1350にて、還元機稼働中検知端子P3がオンと判断されてから500ミリ秒経過したか否かを判断する。ここで、500ミリ秒経過していなければ(S1350)、S1330に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、500ミリ秒経過すると(S1350)、S1360にて、還元機停止異常フラグF8をセットし、S1370にて、停止指示に従って還元機200が停止しない旨(還元機停止異常)を島情報表示装置8に報知させる。その後S1380にて還元機停止指示端子P7をオンにし、更にS1390にて還元機稼働指示端子P6をオフにする。そして、スイッチパネル側還元機停止処理を終了する。
【0121】
[管理端末側還元機停止処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する管理端末側還元機停止処理の手順を、図17を用いて説明する。図17は管理端末側還元機停止処理を表すフローチャートである。この管理端末側還元機停止処理は、還元機停止ボタンH0104が押下された時に実行される処理である。
【0122】
この管理端末側還元機停止処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S1530にて、玉通路シャッター210を閉鎖させる玉通路シャッター閉鎖処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、S1540にて、後述のS1740またはS2010でセットされる玉通路シャッター開放フラグF2がセットされているか否かを判断する。即ち、玉通路シャッター210が開放中であるか否かを判断する。
【0123】
ここで、玉通路シャッター開放フラグF2がセットされていれば、玉通路シャッター210が開放中であると判断し(S1540)、管理端末側還元機停止処理を終了する。これにより、玉通路シャッター210が開放中の場合には還元機停止ボタンH0104が押下されても還元機200は停止しない。
【0124】
一方、玉通路シャッター開放フラグF2がクリアされていれば、玉通路シャッター210が閉鎖中であると判断し(S1540)、S1550にて、還元機稼働指示端子P6をオフにし、更にS1560にて、還元機停止指示端子P7をオンにする。これにより、還元機200への停止指示が開始される。
【0125】
その後S1570にて、還元機稼働中検知端子P3がオンになっているか否かを判断する。即ち、還元機200が稼働中であるか否かを判断する。ここで、還元機稼働中検知端子P3がオフであれば、還元機200が停止中であると判断し(S1570)、S1580にて、還元機稼働フラグF1をクリアし、管理端末側還元機停止処理を終了する。
【0126】
一方、還元機稼働中検知端子P3がオンであれば、還元機200が稼働中であると判断し(S1570)、S1590にて、還元機稼働中検知端子P3がオンと判断されてから500ミリ秒経過したか否かを判断する。ここで、500ミリ秒経過していなければ(S1590)、S1570に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、500ミリ秒経過すると(S1590)、S1600にて、還元機停止異常フラグF8をセットし、S1610にて、停止指示に従って還元機200が停止しない旨(還元機停止異常)を島情報表示装置8に報知させる。その後S1620にて還元機停止指示端子P7をオンにし、更にS1630にて還元機稼働指示端子P6をオフにする。そしてS1640にて、還元機稼働フラグF1をクリアし、管理端末側還元機停止処理を終了する。
【0127】
[玉通路シャッター開放処理]
次に、S1180にて行われる玉通路シャッター開放処理の手順を、図18を用いて説明する。図18は玉通路シャッター開放処理を表すフローチャートである。
【0128】
この玉通路シャッター開放処理が起動されると、まず、S1710にて、玉通路シャッター閉鎖電源端子P10をオフにし、更にS1720にて、玉通路シャッター開放電源端子P9をオンにする。これにより、玉通路シャッター210への開放指示が開始される。
【0129】
その後S1730にて、玉通路シャッター開放中検知端子P4がオンになっているか否かを判断する。即ち、玉通路シャッター210が開放中であるか否かを判断する。ここで、玉通路シャッター開放中検知端子P4がオンであれば、玉通路シャッター210が開放中であると判断し(S1730)、S1740にて、玉通路シャッター開放フラグF2を
セットし、玉通路シャッター開放処理を終了する。
【0130】
一方、玉通路シャッター開放中検知端子P4がオフであれば、玉通路シャッター210が開放中ではないと判断し(S1730)、S1750にて、玉通路シャッター開放中検知端子P4がオフと判断されてから10秒経過したか否かを判断する。ここで、10秒経過していなければ(S1750)、S1730に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、10秒経過すると、S1760にて、玉通路シャッター開放異常フラグF9をセットし、更にS1770にて、開放指示に従って玉通路シャッター210が開放しない旨(玉通路シャッター開放異常)を島情報表示装置8に報知させる。その後S1780にて玉通路シャッター開放電源端子P9をオフにし、更にS1790にて玉通路シャッター閉鎖電源端子P10をオフにする。そしてS1800にて、玉通路シャッター開放フラグF2をクリアし、玉通路シャッター開放処理を終了する。
【0131】
[玉通路シャッター閉鎖処理]
次に、S1220及びS1530にて行われる玉通路シャッター閉鎖処理の手順を、図19を用いて説明する。図19は玉通路シャッター閉鎖処理を表すフローチャートである。
【0132】
この玉通路シャッター閉鎖処理が起動されると、まず、S1910にて、玉通路シャッター開放電源端子P9をオフにし、更にS1920にて、玉通路シャッター閉鎖電源端子P10をオンにする。これにより、玉通路シャッター210への閉鎖指示が開始される。
【0133】
その後S1930にて、玉通路シャッター閉鎖中検知端子P5がオンになっているか否かを判断する。即ち、玉通路シャッター210が閉鎖中であるか否かを判断する。ここで、玉通路シャッター閉鎖中検知端子P5がオンであれば、玉通路シャッター210が閉鎖中であると判断し(S1930)、S1940にて、玉通路シャッター閉鎖中検知端子P5がオンと判断されてから5秒経過したか否かを判断する。ここで、5秒経過していなければ(S1940)、S1930に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、5秒経過すると(S1940)、S1950にて、玉通路シャッター開放フラグF2をクリアし、玉通路シャッター閉鎖処理を終了する。
【0134】
一方、玉通路シャッター閉鎖中検知端子P5がオフであれば、玉通路シャッター210が閉鎖中ではないと判断し(S1930)、S1960にて、玉通路シャッター閉鎖中検知端子P5がオフと判断されてから10秒経過したか否かを判断する。ここで、10秒経過していなければ(S1960)、S1930に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、10秒経過すると(S1960)、S1970にて、玉通路シャッター閉鎖異常フラグF10をセットし、S1980にて、閉鎖指示に従って玉通路シャッター210が閉鎖しない旨(玉通路シャッター閉鎖異常)を島情報表示装置8に報知させる。その後S1990にて、玉通路シャッター開放電源端子P9をオフにし、更にS2000にて、玉通路シャッター閉鎖電源端子P10をオフにする。そしてS2010にて、玉通路シャッター開放フラグF2をセットし、玉通路シャッター閉鎖処理を終了する。
【0135】
[還元機定期監視処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する還元機定期監視処理の手順を、図20及び図21を用いて説明する。図20は還元機定期監視処理の前半部分、図21は還元機定期監視処理の後半部分を表すフローチャートである。この還元機定期監視処理は、CPU41aが起動している間に500ミリ秒毎に実行される処理である。
【0136】
この還元機定期監視処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41
aは、まず、S2110にて、オーバーロード検知端子P1がオンになっているか否かを判断する。
【0137】
ここで、オーバーロード検知端子P1がオンであれば(S2110)、S2120にて、玉通路シャッター閉鎖処理(上述)を行い、この処理が終了後に、S2130にて、還元機200でオーバーロードが発生している旨(オーバーロード異常)を島情報表示装置8に報知させ、更にS2140にて、スイッチパネル側還元機停止処理(上述)を行い、還元機定期監視処理を終了する。尚、オーバーロードとは、還元機200を稼動させるモータに過負荷がかかった際に、還元機200の電源を落とす処理のことであり、還元機200の電源を落とすことで還元機200の故障を未然に防ぐためのものである。また、還元機200の初期稼動時は、還元機駆動時よりもモータに付加がかかるため、所定時間(還元機が駆動を開始してから正常に駆動するまでの時間、約1秒)以上の間モータの過負荷を検出した際にオーバーロードの処理を行うよう制御されている。
【0138】
一方、オーバーロード検知端子P1がオフであれば(S2110)、S2150にて、オーバーフロー検知端子P2がオンになっているか否かを判断する。ここで、オーバーフロー検知端子P2がオンであれば(S2150)、S2160にて、オーバーフロー検知端子P2がオンと判断されてから2秒経過したか否かを判断する。ここで、2秒経過していなければ(S2160)、S2150に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、2秒経過すると(S2160)、S2170にて、玉通路シャッター閉鎖処理(上述)を行い、この処理が終了後に、S2180にて、遊技台島100でオーバーフローが発生している旨(オーバーフロー異常)を島情報表示装置8に報知させ、更にS2190にて、スイッチパネル側還元機稼働処理(上述)を行い、この処理が終了後に、還元機定期監視処理を終了する。
【0139】
またS2150にて、オーバーフロー検知端子P2がオフであれば(S2150)、S2200にて、断線検知機能付きのオーバーフロー検知端子P2で断線が検知されたか否かを判断する。ここで、断線が検知されていれば(S2200)、S2210にて、オーバーフローセンサが断線している旨(オーバーフローセンサ断線異常)を島情報表示装置8に報知させ、還元機定期監視処理を終了する。
【0140】
一方、断線が検知されていなければ(S2200)、S2220にて、還元機停止異常フラグF8がセットされているか否かを判断する。ここで、還元機停止異常フラグF8がセットされていなければ(S2220)、S2260に移行する。一方、還元機停止異常フラグF8がセットされていれば(S2220)、S2230にて、還元機稼働中検知端子P3がオンになっているか否かを判断する。即ち、還元機200が稼働中であるか否かを判断する。
【0141】
ここで、還元機稼働中検知端子P3がオンであれば、還元機200が稼働中であると判断し(S2230)、還元機定期監視処理を終了する。一方、還元機稼働中検知端子P3がオフであれば、還元機200が停止中であると判断し(S2230)、S2240にて、還元機停止異常フラグF8をクリアし、S2250にて、還元機稼働フラグF1をクリアして、S2260に移行する。
【0142】
そしてS2260に移行すると、還元機稼働異常フラグF7がセットされているか否かを判断する。ここで、還元機稼働異常フラグF7がセットされていなければ(S2260)、還元機定期監視処理を終了する。一方、還元機稼働異常フラグF7がセットされていれば(S2260)、S2270にて、還元機稼働中検知端子P3がオンになっているか否かを判断する。即ち、還元機200が稼働中であるか否かを判断する。
【0143】
ここで、還元機稼働中検知端子P3がオフであれば、還元機200が停止中であると判断し(S2270)、還元機定期監視処理を終了する。一方、還元機稼働中検知端子P3がオンであれば、還元機200が稼働中であると判断し(S2270)、S2280にて、還元機稼働異常フラグF7をクリアし、S2290にて、還元機稼働フラグF1をセットして、還元機定期監視処理を終了する。
【0144】
[スイッチパネル側玉通路シャッター開放処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行するスイッチパネル側玉通路シャッター開放処理の手順を説明する。このスイッチパネル側玉通路シャッター開放処理は、玉通路シャッター210が閉鎖中に操作スイッチ群装置6の玉通路シャッター用操作部52のボタン52aが押下された時に実行される処理であり、図18に記載した処理と同じ処理を行う。
【0145】
[スイッチパネル側玉通路シャッター閉鎖処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行するスイッチパネル側玉通路シャッター閉鎖処理の手順を説明する。このスイッチパネル側玉通路シャッター閉鎖処理は、玉通路シャッター210が開放中に操作スイッチ群装置6の玉通路シャッター用操作部52のボタン52aが押下された時に実行される処理であり、図19に記載した処理と同じ処理を行う。
【0146】
[玉通路シャッター定期監視処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する玉通路シャッター定期監視処理の手順を、図22を用いて説明する。図22は玉通路シャッター定期監視処理を表すフローチャートである。この玉通路シャッター定期監視処理は、CPU41aが起動している間に500ミリ秒毎に実行される処理である。
【0147】
この玉通路シャッター定期監視処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S3310にて、玉通路シャッター閉鎖異常フラグF10がセットされているか否かを判断する。ここで、玉通路シャッター閉鎖異常フラグF10がセットされていなければ(S3310)、S3350に移行する。一方、玉通路シャッター閉鎖異常フラグF10がセットされていれば(S3310)、S3320にて、玉通路シャッター閉鎖中検知端子P5がオンになっているか否かを判断する。即ち、玉通路シャッター210が閉鎖中であるか否かを判断する。
【0148】
ここで、玉通路シャッター閉鎖中検知端子P5がオンであれば、玉通路シャッター210が閉鎖中であると判断し(S3320)、玉通路シャッター定期監視処理を終了する。一方、玉通路シャッター閉鎖中検知端子P5がオフであれば、玉通路シャッター210が開放中であると判断し(S3320)、S3330にて、玉通路シャッター閉鎖異常フラグF10をクリアし、S3340にて、玉通路シャッター開放フラグF2をクリアして、S3350に移行する。
【0149】
そしてS3350に移行すると、玉通路シャッター開放異常フラグF9がセットされているか否かを判断する。ここで、玉通路シャッター開放異常フラグF9がセットされていなければ(S3350)、玉通路シャッター定期監視処理を終了する。一方、玉通路シャッター開放異常フラグF9がセットされていれば(S3350)、S3360にて、玉通路シャッター開放中検知端子P4がオンになっているか否かを判断する。即ち、玉通路シャッター210が開放中であるか否かを判断する。
【0150】
ここで、玉通路シャッター開放中検知端子P4がオフであれば、玉通路シャッター210が閉鎖中であると判断し(S3360)、玉通路シャッター定期監視処理を終了する。
一方、玉通路シャッター開放中検知端子P4がオンであれば、玉通路シャッター210が閉鎖中であると判断し(S3360)、S3370にて、玉通路シャッター開放異常フラグF9をクリアし、S3380にて、玉通路シャッター開放フラグF2をセットして、玉通路シャッター定期監視処理を終了する。
【0151】
[スイッチパネル側ヒータ稼働処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行するスイッチパネル側ヒータ稼働処理の手順を、図23を用いて説明する。図23はスイッチパネル側ヒータ稼働処理を表すフローチャートである。このスイッチパネル側ヒータ稼働処理は、ヒータ220が停止中に操作スイッチ群装置6のヒータ用操作部54のボタン54aが押下された時に実行される処理である。
【0152】
このスイッチパネル側ヒータ稼働処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S3410にて、後述のS4420及びS4650でセットされる玉抜きストッパー開放フラグF3がセットされているか否かを判断する。即ち、玉抜きストッパー230が開放中であるか否かを判断する。ここで、玉抜きストッパー開放フラグF3がセットされていれば、玉抜きストッパー230が開放中であると判断し(S3410)、S3430にて、ヒータ温度制御フラグF6をクリアして、S3440に移行する。
【0153】
一方、玉抜きストッパー開放フラグF3がクリアされていれば、玉抜きストッパー230が閉鎖中であると判断し(S3410)、S3420にて、ヒータ温度制御フラグF6をセットして、S3440に移行する。
【0154】
そしてS3440に移行すると、ヒータ電源端子P28〜P33をオンにする。これにより、ヒータ220への稼動指示を開始させる。
その後S3450にて、断線検知機能付きのヒータ電源端子P28〜P33で断線が検知されたか否かを判断する。ここで、断線が検知されていれば(S3450)、S3490にて、ヒータ電源が断線している旨(ヒータ断線異常)を島情報表示装置8に報知させ、S3500にて、ヒータ電源端子P28〜P33をオフにする。その後、S3510にて、ヒータ稼働フラグF4をクリアして、スイッチパネル側ヒータ稼働処理を終了する。
【0155】
またS3450にて、断線が検知されていなければ(S3450)、S3460にて、ヒータ電源端子P28〜P33で断線を検知していない状態で500ミリ秒経過したか否かを判断する。ここで、500ミリ秒経過していなければ(S3460)、S3450に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、500ミリ秒経過すると(S3460)、S3470にて、ヒータ稼働フラグF4をセットして、S3480にて、ヒータ220の温度を制御するヒータ制御処理(後述)を行い、スイッチパネル側ヒータ稼働処理を終了する。
【0156】
[管理端末側ヒータ稼働処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する管理端末側ヒータ稼働処理の手順を、図24を用いて説明する。図24は管理端末側ヒータ稼働処理を表すフローチャートである。この管理端末側ヒータ稼働処理は、ヒータ稼働ボタンH0107が押下された時に実行される処理である。
【0157】
この管理端末側ヒータ稼働処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S3630にて、後述のS4420及びS4650でセットされる玉抜きストッパー開放フラグF3がセットされているか否かを判断する。即ち、玉抜きストッパー230が開放中であるか否かを判断する。ここで、玉抜きストッパー開放フラグF3がセットされていれば、玉抜きストッパー230が開放中であると判断し(S3630
)、S3650にて、ヒータ温度制御フラグF6をクリアして、S3660に移行する。
【0158】
一方、玉抜きストッパー開放フラグF3がクリアされていれば、玉抜きストッパー230が閉鎖中であると判断し(S3630)、S3640にて、ヒータ温度制御フラグF6をセットして、S3660に移行する。
【0159】
そしてS3660に移行すると、ヒータ電源端子P28〜P33をオンにする。これにより、ヒータ220への稼動指示が開始される。
その後S3670にて、断線検知機能付きのヒータ電源端子P28〜P33で断線が検知されたか否かを判断する。ここで、断線が検知されていれば(S3670)、S3710にて、ヒータ電源が断線している旨(ヒータ断線異常)を島情報表示装置8に報知させ、S3720にて、ヒータ電源端子P28〜P33をオフにする。その後、S3730にて、ヒータ稼働フラグF4をクリアして、管理端末側ヒータ稼働処理を終了する。
【0160】
またS3670にて、断線が検知されていなければ(S3670)、S3680にて、ヒータ電源端子P28〜P33で断線を検知していない状態で500ミリ秒経過したか否かを判断する。ここで、500ミリ秒経過していなければ(S3680)、S3670に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、500ミリ秒経過すると(S3680)、S3690にて、ヒータ稼働フラグF4をセットして、S3700にて、ヒータ220の温度を制御するヒータ制御処理(後述)を行い、管理端末側ヒータ稼働処理を終了する。
【0161】
[スイッチパネル側ヒータ停止処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行するスイッチパネル側ヒータ停止処理の手順を、図25を用いて説明する。図25はスイッチパネル側ヒータ停止処理を表すフローチャートである。このスイッチパネル側ヒータ停止処理は、ヒータ220が稼働中に操作スイッチ群装置6のヒータ用操作部54のボタン54aが押下された時に実行される処理である。
【0162】
このスイッチパネル側ヒータ停止処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S3810にて、ヒータ稼働フラグF4がセットされているか否かを判断する。即ち、ヒータ220が稼働中であるか否かを判断する。ここで、ヒータ稼働フラグF4がセットされていれば、ヒータ220が稼働中であると判断し(S3810)、S3820にて、断線検知機能付きのヒータ電源端子P28〜P33で断線が検知されたか否かを判断する。ここで、断線が検知されていれば(S3820)、S3830にて、ヒータ電源が断線している旨(ヒータ断線異常)を島情報表示装置8に報知させ、S3840に移行する。一方、断線が検知されていなければ(S3820)、S3840に移行する。
【0163】
またS3810にて、ヒータ稼働フラグF4がクリアされていれば(S3810)、S3840に移行する。
そしてS3840に移行すると、ヒータ電源端子P28〜P33をオフにして、更にS3850にて、ヒータ稼働フラグF4をクリアして、スイッチパネル側ヒータ停止処理を終了する。
【0164】
[管理端末側ヒータ停止処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する管理端末側ヒータ停止処理の手順を、図26を用いて説明する。図26は管理端末側ヒータ停止処理を表すフローチャートである。この管理端末側ヒータ停止処理は、ヒータ停止ボタンH0108が押下された時に実行される処理である。
【0165】
この管理端末側ヒータ停止処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S3930にて、ヒータ稼働フラグF4がセットされているか否かを判断する。即ち、ヒータ220が稼働中であるか否かを判断する。ここで、ヒータ稼働フラグF4がセットされていれば、ヒータ220が稼働中であると判断し(S3930)、S3940にて、断線検知機能付きのヒータ電源端子P28〜P33で断線が検知されたか否かを判断する。ここで、断線が検知されていれば(S3940)、S3950にて、ヒータ電源が断線している旨(ヒータ断線異常)を島情報表示装置8に報知させ、S3960に移行する。一方、断線が検知されていなければ(S3940)、S3960に移行する。
【0166】
またS3930にて、ヒータ稼働フラグF4がクリアされていれば(S3930)、S3960に移行する。
そしてS3960に移行すると、ヒータ電源端子P28〜P33をオフにして、更にS3970にて、ヒータ稼働フラグF4をクリアして、管理端末側ヒータ停止処理を終了する。
【0167】
[ヒータ定期監視処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行するヒータ定期監視処理の手順を、図27を用いて説明する。図27はヒータ定期監視処理を表すフローチャートである。このヒータ定期監視処理は、CPU41aが起動している間に500ミリ秒毎に実行される処理である。
【0168】
このヒータ定期監視処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、S4110にて、ヒータ220の温度を制御するヒータ制御処理(後述)を行い、この処理を終了後に、S4120にて、断線検知機能付きのヒータ電源端子P28〜P33で断線が検知されたか否かを判断する。ここで、断線が検知されていれば(S4120)、S4130にて、ヒータ電源が断線している旨(ヒータ断線異常)を島情報表示装置8に報知させ、S4140にて、ヒータ電源端子P28〜P33をオフにする。その後、S4150にて、ヒータ稼働フラグF4をクリアして、ヒータ定期監視処理を終了する。またS4120にて、断線が検知されていなければ(S4120)、ヒータ定期監視処理を終了する。
【0169】
[ヒータ制御処理]
次に、S3480,S3700及びS4110にて行われるヒータ制御処理の手順を、図28を用いて説明する。図28はヒータ制御処理を表すフローチャートである。
【0170】
このヒータ制御処理が起動されると、まず、S4210にて、ヒータ温度制御フラグF6がセットされているか否かを判断する。即ち、ヒータ220の温度制御が有効であるか否かを判断する。ここで、ヒータ温度制御フラグF6がクリアされていれば、ヒータ220の温度制御が無効であると判断し(S4210)、ヒータ制御処理を終了する。ヒータ制御処理を行わない理由としては、例えば、玉抜きストッパー230が開放しているためヒータ温度制御フラグF6がクリアされている状態では、遊技玉が補給樋250上に滞留していることは無く、ヒータ220によって補給樋が暖めすぎたとしても遊技玉が補給樋250から熱を吸収し続け高温になることがないため、ヒータ制御を行う必要が無いからである。
【0171】
一方、ヒータ温度制御フラグF6がセットされていれば、ヒータ220の温度制御が有効であると判断し(S4210)、S4220にて、温度検知端子P26で検知された温度(以下、ヒータ検知温度1という)または温度検知端子P27で検知された温度(以下、ヒータ検知温度2という)がヒータ停止判定値K1(本実施形態では例えば45℃に相
当する値)を越えているか否かを判断する。
【0172】
ここで、ヒータ検知温度1またはヒータ検知温度2がヒータ停止判定値K1を越えていれば(S4220)、S4230にて、ヒータ電源端子P28〜P33をオフにして、更にS4240にて、ヒータ稼働フラグF4をクリアして、ヒータ制御処理を終了する。一方、ヒータ検知温度1またはヒータ検知温度2がヒータ停止判定値K1以下であれば(S4220)、S4250にて、ヒータ検知温度1またはヒータ検知温度2がヒータ稼働判定値K2(本実施形態では例えば40℃に相当する値)未満であるか否かを判断する。
【0173】
ここで、ヒータ検知温度1またはヒータ検知温度2がヒータ稼働判定値K2未満であれば(S4250)、S4260にて、ヒータ電源端子P28〜P33をオンにして、更にS4270にて、ヒータ稼働フラグF4をセットして、ヒータ制御処理を終了する。一方、ヒータ検知温度1またはヒータ検知温度2がヒータ稼働判定値K2以上であれば(S4250)、ヒータ制御処理を終了する。
【0174】
[スイッチパネル側玉抜きストッパー開放処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行するスイッチパネル側玉抜きストッパー開放処理の手順を、図29を用いて説明する。図29はスイッチパネル側玉抜きストッパー開放処理を表すフローチャートである。このスイッチパネル側玉抜きストッパー開放処理は、玉抜きストッパー230が閉鎖中に操作スイッチ群装置6の玉抜きストッパー用操作部53のボタン53aが押下された時に実行される処理である。
【0175】
このスイッチパネル側玉抜きストッパー開放処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S4410にて、ソレノイド開閉動作電源端子P22〜P25をオンにする。これにより、玉抜きストッパー230が開放する。そしてS4420にて、玉抜きストッパー開放フラグF3をセットし、S4430にて、ヒータ温度制御フラグF6をクリアする。
【0176】
その後S4440にて、玉通過検知端子P18〜P21がオンになっているか否かを判断する。即ち、玉抜きストッパー230の開放により玉が流れているか否かを判断する。ここで、玉通過検知端子P18〜P21がオンであれば、玉が流れていると判断し(S4440)、スイッチパネル側玉抜きストッパー開放処理を終了する。
【0177】
一方、玉通過検知端子P18〜P21がオフであれば、玉が流れていないと判断し(S4440)、S4450にて、玉通過検知端子P18〜P21がオフと判断されてから5秒経過したか否かを判断する。ここで、5秒経過していなければ(S4450)、S4440に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、5秒経過すると(S4450)、S4460にて、玉が流れていない状況を解消する玉流れ異常処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、スイッチパネル側玉抜きストッパー開放処理を終了する。
【0178】
[管理端末側玉抜きストッパー開放処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する管理端末側玉抜きストッパー開放処理の手順を、図30を用いて説明する。図30は管理端末側玉抜きストッパー開放処理を表すフローチャートである。この管理端末側玉抜きストッパー開放処理は、玉抜きストッパー開放ボタンH0105が押下された時に実行される処理である。
【0179】
この管理端末側玉抜きストッパー開放処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S4630にて、還元機稼働フラグF1がセットされているか否かを判断する。即ち、還元機200が稼働中であるか否かを判断する。ここで、還元機稼働フラグF1がセットされていれば、還元機200が稼働中であると判断し(S4
630)、管理端末側玉抜きストッパー開放処理を終了する。これにより、還元機200が稼働中の場合には玉抜きストッパー開放ボタンH0105が押下されても玉抜きストッパー230は開放しない。
【0180】
一方、還元機稼働フラグF1がクリアされていれば、還元機200が停止中であると判断し(S4630)、S4640にて、ソレノイド開閉動作電源端子P22〜P25をオンにする。これにより、玉抜きストッパー230が開放する。そしてS4650にて、玉抜きストッパー開放フラグF3をセットし、S4660にて、ヒータ温度制御フラグF6をクリアする。
【0181】
その後S4670にて、玉通過検知端子P18〜P21がオンになっているか否かを判断する。即ち、玉抜きストッパー230の開放により玉が流れているか否かを判断する。ここで、玉通過検知端子P18〜P21がオンであれば、玉が流れていると判断し(S4670)、管理端末側玉抜きストッパー開放処理を終了する。
【0182】
一方、玉通過検知端子P18〜P21がオフであれば、玉が流れていないと判断し(S4670)、S4680にて、玉通過検知端子P18〜P21がオフと判断されてから5秒経過したか否かを判断する。ここで、5秒経過していなければ(S4680)、S4670に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、5秒経過すると(S4680)、S4690にて、玉が流れていない状況を解消する玉流れ異常処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、管理端末側玉抜きストッパー開放処理を終了する。
【0183】
[スイッチパネル側玉抜きストッパー閉鎖処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行するスイッチパネル側玉抜きストッパー閉鎖処理の手順を、図31を用いて説明する。図31はスイッチパネル側玉抜きストッパー閉鎖処理を表すフローチャートである。このスイッチパネル側玉抜きストッパー閉鎖処理は、玉抜きストッパー230が開放中に操作スイッチ群装置6の玉抜きストッパー用操作部53のボタン53aが押下された時に実行される処理である。
【0184】
このスイッチパネル側玉抜きストッパー閉鎖処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S4810にて、ソレノイド開閉動作電源端子P22〜P25をオフにする。これにより、玉抜きストッパー230が閉鎖する。そしてS4820にて、玉抜きストッパー開放フラグF3をクリアし、S4830にて、ヒータ温度制御フラグF6をセットする。
【0185】
その後S4840にて、玉通過検知端子P18〜P21がオンになっているか否かを判断する。即ち、玉抜きストッパー230の閉鎖により玉が流れていないか否かを判断する。ここで、玉通過検知端子P18〜P21がオフであれば、玉が流れていないと判断し(S4840)、スイッチパネル側玉抜きストッパー閉鎖処理を終了する。
【0186】
一方、玉通過検知端子P18〜P21がオンであれば、玉が流れていると判断し(S4840)、S4850にて、玉通過検知端子P18〜P21がオンと判断されてから5秒経過したか否かを判断する。ここで、5秒経過していなければ(S4850)、S4840に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、5秒経過すると(S4850)、S4860にて、玉が流れている状況を解消する玉漏れ異常処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、スイッチパネル側玉抜きストッパー閉鎖処理を終了する。
【0187】
[管理端末側玉抜きストッパー閉鎖処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する管理端末側玉抜きストッパー閉鎖処理の手順を、図32を用いて説明する。図32は管理端末側玉抜きスト
ッパー閉鎖処理を表すフローチャートである。この管理端末側玉抜きストッパー閉鎖処理は、玉抜きストッパー閉鎖ボタンH0106が押下された時に実行される処理である。
【0188】
この管理端末側玉抜きストッパー閉鎖処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S5030にて、ソレノイド開閉動作電源端子P22〜P25をオフにする。これにより、玉抜きストッパー230が閉鎖する。そしてS5040にて、玉抜きストッパー開放フラグF3をクリアし、S5050にて、ヒータ温度制御フラグF6をセットする。
【0189】
その後S5060にて、玉通過検知端子P18〜P21がオンになっているか否かを判断する。即ち、玉抜きストッパー230の閉鎖により玉が流れていないか否かを判断する。ここで、玉通過検知端子P18〜P21がオフであれば、玉が流れていないと判断し(S5060)、管理端末側玉抜きストッパー閉鎖処理を終了する。
【0190】
一方、玉通過検知端子P18〜P21がオンであれば、玉が流れていると判断し(S5060)、S5070にて、玉通過検知端子P18〜P21がオンと判断されてから5秒経過したか否かを判断する。ここで、5秒経過していなければ(S5070)、S5060に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、5秒経過すると(S5070)、S5080にて、玉が流れている状況を解消する玉漏れ異常処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、管理端末側玉抜きストッパー閉鎖処理を終了する。
【0191】
[玉抜きストッパー定期監視処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する玉抜きストッパー定期監視処理の手順を、図33を用いて説明する。図33は玉抜きストッパー定期監視処理を表すフローチャートである。この玉抜きストッパー定期監視処理は、CPU41aが起動している間に500ミリ秒毎に実行される処理である。
【0192】
この玉抜きストッパー定期監視処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S5210にて、断線検知機能付きの玉通過検知端子P18〜P21で断線が検知されたか否かを判断する。ここで、断線が検知されていれば(S5210)、S5220にて、玉通過センサが断線している旨(玉通過センサ断線異常)を島情報表示装置8に報知させ、玉抜きストッパー定期監視処理を終了する。一方、断線が検知されていなければ(S5210)、S5230にて、玉抜きストッパー開放フラグF3がセットされているか否かを判断する。即ち、玉抜きストッパー230が開放中であるか否かを判断する。ここで、玉抜きストッパー開放フラグF3がセットされていれば、玉抜きストッパー230が開放中であると判断し(S5230)、S5240にて、玉通過検知端子P18〜P21がオンになっているか否かを判断する。即ち、玉抜きストッパー230の開放により玉が流れているか否かを判断する。ここで、玉通過検知端子P18〜P21がオンであれば、玉が流れていると判断し(S5240)、S5250にて、後述のS5530で実行される玉流れ異常の報知を禁止する。これにより、玉流れ異常の報知が行われている場合には、この報知が終了する。そして、玉抜きストッパー定期監視処理を終了する。
【0193】
一方、玉通過検知端子P18〜P21がオフであれば、玉が流れていないと判断し(S5240)、S5260にて、玉通過検知端子P18〜P21がオフと判断されてから5秒経過したか否かを判断する。ここで、5秒経過していなければ(S5260)、S5240に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、5秒経過すると(S5260)、S5270にて、玉が流れていない状況を解消する玉流れ異常処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、玉抜きストッパー定期監視処理を終了する。
【0194】
またS5230に戻り、玉抜きストッパー開放フラグF3がクリアされていれば、玉抜きストッパー230が閉鎖中であると判断し(S5230)、S5280にて、玉通過検知端子P18〜P21がオンになっているか否かを判断する。即ち、玉抜きストッパー230の閉鎖により玉が流れていないか否かを判断する。ここで、玉通過検知端子P18〜P21がオフであれば、玉が流れていないと判断し(S5280)、後述のS5770で実行される玉漏れ異常の報知を禁止する。これにより、玉漏れ異常の報知が行われている場合には、この報知が終了する。そして、玉抜きストッパー定期監視処理を終了する。
【0195】
一方、玉通過検知端子P18〜P21がオンであれば、玉が流れていると判断し(S5280)、S5300にて、玉が流れている状況を解消する玉漏れ異常処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、玉抜きストッパー定期監視処理を終了する。
【0196】
[玉流れ異常処理]
次に、S4460,S4690及びS5270にて行われる玉流れ異常処理の手順を、図34を用いて説明する。図34は玉流れ異常処理を表すフローチャートである。
【0197】
この玉流れ異常処理が起動されると、まず、S5410にて、第1繰り返し変数loop1と、第2繰り返し変数loop2の値を「0」にする。そしてS5420にて、ソレノイド開閉動作電源端子P22〜P25をオフにする。これにより、玉抜きストッパー230が閉鎖する。その後S5430にて、50ミリ秒待つ。そして50ミリ秒経過すると、S5440にて、ソレノイド開閉動作電源端子P22〜P25をオンにする。これにより、玉抜きストッパー230が開放する。その後S5450にて、50ミリ秒待つ。そして50ミリ秒経過すると、S5460にて、第1繰り返し変数loop1の値を「1」加算する。
【0198】
そしてS5470にて、第1繰り返し変数loop1の値が「10」に等しいか否かを判断する。ここで、「10」に等しくない場合には(S5470)、S5420に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、「10」に等しい場合には(S5470)、S5480にて、第1繰り返し変数loop1の値を「0」にする。
【0199】
その後S5490にて、玉通過検知端子P18〜P21がオンになっているか否かを判断する。即ち、S5420〜S5470の処理により玉が流れるようになったか否かを判断する。ここで、玉通過検知端子P18〜P21がオンであれば、玉が流れるようになったと判断し(S5490)、玉流れ異常処理を終了する。
【0200】
一方、玉通過検知端子P18〜P21がオフであれば、玉が流れていないと判断し(S5490)、S5500にて、玉通過検知端子P18〜P21がオフと判断されてから1秒経過したか否かを判断する。ここで、1秒経過していなければ(S5500)、S5490に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、1秒経過すると、玉が流れるようになっていないと判断し(S5500)、S5510にて、第2繰り返し変数loop2の値を「1」加算する。
【0201】
そしてS5520にて、第2繰り返し変数loop2の値が「5」に等しいか否かを判断する。ここで、「5」に等しくない場合には(S5520)、S5420に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、「5」に等しい場合には(S5520)、S5530にて、玉抜きストッパー230を開放させる指示を出したにもかかわらず玉が流れていない旨(玉流れ異常)を島情報表示装置8に報知させる。その後S5540にてソレノイド開閉動作電源端子P22〜P25をオフにし、更にS5550にて、ヒータ温度制御フラグF6をクリアして、玉流れ異常処理を終了する。
【0202】
[玉漏れ異常処理]
次に、S4860,S5080及びS5300にて行われる玉漏れ異常処理の手順を、図35を用いて説明する。図35は玉漏れ異常処理を表すフローチャートである。
【0203】
この玉漏れ異常処理が起動されると、まず、S5710にて、ソレノイド開閉動作電源端子P22〜P25をオフにし、更にS5720にて玉抜きストッパー開放フラグF3をクリアする。そしてS5730にて、玉抜きストッパー開放フラグF3をクリアしてから1秒経過したか否かを判断する。ここで、1秒経過していなければ(S5730)、S5710に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、1秒経過すると(S5730)、S5740にて、玉通過検知端子P18〜P21がオンになっているか否かを判断する。ここで、玉通過検知端子P18〜P21がオフであれば、玉が流れていないと判断し(S5740)、玉漏れ異常処理を終了する。
【0204】
また、玉通過検知端子P18〜P21がオンであれば、玉が流れていると判断し(S5740)、S5750にて、玉通過検知端子P18〜P21がオンと判断されてから5秒経過したか否かを判断する。ここで、5秒経過していなければ(S5750)、S5760にて、ソレノイド開閉動作電源端子P22〜P25をオフにし、更にS5740に移行し、上述の処理を繰り返す。
【0205】
一方、5秒経過すると(S5750)、S5770にて、玉抜きストッパー230を閉鎖させる指示を出したにもかかわらず玉が流れている旨(玉漏れ異常)を島情報表示装置8に報知させ、玉漏れ異常処理を終了する。
【0206】
[スイッチパネル側布ベルト稼働処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行するスイッチパネル側布ベルト稼働処理の手順を、図36を用いて説明する。図36はスイッチパネル側布ベルト稼働処理を表すフローチャートである。このスイッチパネル側布ベルト稼働処理は、布ベルト巻取り装置240が停止中に操作スイッチ群装置6の布ベルト巻取り装置用操作部55のボタン55aが押下された時に実行される処理である。
【0207】
このスイッチパネル側布ベルト稼働処理においては、S5910にて、布ベルト巻取り装置240に布ベルトを巻き取らせる布ベルト巻取り処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、スイッチパネル側布ベルト稼働処理を終了する。
【0208】
[管理端末側布ベルト稼働処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する管理端末側布ベルト稼働処理の手順を、図37を用いて説明する。図37は管理端末側布ベルト稼働処理を表すフローチャートである。この管理端末側布ベルト稼働処理は、布ベルト巻取り装置稼働ボタンH0109が押下された時に実行される処理である。
【0209】
この管理端末側布ベルト稼働処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S6030にて、還元機稼働フラグF1がセットされているか否かを判断する。即ち、還元機200が稼働中であるか否かを判断する。ここで、還元機稼働フラグF1がセットされていれば、還元機200が稼働中であると判断し(S6030)、管理端末側布ベルト稼働処理を終了する。これにより、還元機200が稼働中の場合には布ベルト巻取り装置稼働ボタンH0109が押下されても布ベルト巻取り装置240は稼働しない。
【0210】
一方、還元機稼働フラグF1がクリアされていれば、還元機200が停止中であると判断し(S6030)、S6040にて、布ベルト巻取り装置240に布ベルトを巻き取ら
せる布ベルト巻取り処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、スイッチパネル側布ベルト稼働処理を終了する。
【0211】
[スイッチパネル側布ベルト停止処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行するスイッチパネル側布ベルト停止処理の手順を、図38を用いて説明する。図38はスイッチパネル側布ベルト停止処理を表すフローチャートである。このスイッチパネル側布ベルト停止処理は、布ベルト巻取り装置240が稼働中に操作スイッチ群装置6の布ベルト巻取り装置用操作部55のボタン55aが押下された時に実行される処理である。
【0212】
このスイッチパネル側布ベルト停止処理においては、S6110にて、クランプ開放電源端子P17をオフにする。これにより、布ベルトがクランプされる。その後S6120にて、5秒待つ。そして5秒経過すると、S6130にて、送りモータ稼働電源端子P15をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の送りモータが停止する。更にS6140にて、巻取りモータ稼働電源端子P16をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の巻取りモータが停止する。そしてS6150にて、布ベルト稼働フラグF5をクリアして、スイッチパネル側布ベルト停止処理を終了する。
【0213】
[管理端末側布ベルト停止処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する管理端末側布ベルト停止処理の手順を、図39を用いて説明する。図39は管理端末側布ベルト停止処理を表すフローチャートである。この管理端末側布ベルト停止処理は、布ベルト巻取り装置停止ボタンH0110が押下された時に実行される処理である。
【0214】
この管理端末側布ベルト停止処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S6230にて、クランプ開放電源端子P17をオフにする。これにより、布ベルトがクランプされる。その後S6240にて、5秒待つ。そして5秒経過すると、S6250にて、送りモータ稼働電源端子P15をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の送りモータが停止する。更にS6260にて、巻取りモータ稼働電源端子P16をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の巻取りモータが停止する。そしてS6270にて、布ベルト稼働フラグF5をクリアして、管理端末側布ベルト停止処理を終了する。
【0215】
[布ベルト定期監視処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する布ベルト定期監視処理の手順を、図40を用いて説明する。図40は布ベルト定期監視処理を表すフローチャートである。この布ベルト定期監視処理は、CPU41aが起動している間に500ミリ秒毎に実行される処理である。
【0216】
この布ベルト定期監視処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S6410にて、1ロール終了検知端子P13がオンになっているか否かを判断する。即ち、布ベルトの1ロールが終了したか否かを判断する。ここで、1ロール終了検知端子P13がオンであれば、布ベルトの1ロールが終了したと判断し(S6410)、S6420にて、布ベルトの1ロールが終了した旨(1ロール終了異常)を島情報表示装置8に報知させ、S6450に移行する。
【0217】
一方、1ロール終了検知端子P13がオフであれば、布ベルトの1ロールが終了していないと判断し(S6410)、S6430にて、送りモータ過負荷電流検知端子P14がオンになっているか否かを判断する。即ち、送りモータにおいて過負荷電流が発生しているか否かを判断する。ここで、送りモータ過負荷電流検知端子P14がオンであれば、過
負荷電流が発生していると判断し(S6430)、S6440にて、布ベルト巻取りに異常が発生している旨(巻取り異常)を島情報表示装置8に報知させ、S6450に移行する。
【0218】
そしてS6450に移行すると、クランプ開放電源端子P17をオフにする。これにより、布ベルトがクランプされる。その後S6460にて、送りモータ稼働電源端子P15をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の送りモータが停止する。更にS6470にて、巻取りモータ稼働電源端子P16をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の巻取りモータが停止する。そしてS6480にて、布ベルト稼働フラグF5をクリアして、布ベルト定期監視処理を終了する。
【0219】
またS6430に戻り、送りモータ過負荷電流検知端子P14がオフであれば、過負荷電流が発生していないと判断し(S6430)、S6490にて、布ベルト緩み検知端子P11がオンになっているか否かを判断する。即ち、布ベルトに緩みが発生しているか否かを判断する。ここで、布ベルト緩み検知端子P11がオンであれば、布ベルトに緩みが発生していると判断し(S6490)、S6500にて、布ベルトの緩みを解消する緩み解消動作処理(後述)を実行し、この処理が終了した後に、布ベルト定期監視処理を終了する。一方、布ベルト緩み検知端子P11がオフであれば、布ベルトに緩みが発生していないと判断し(S6490)、布ベルト定期監視処理を終了する。
【0220】
[布ベルト巻取り処理]
次に、S5910及びS6040にて行われる布ベルト巻取り処理の手順を、図41を用いて説明する。図41は布ベルト巻取り処理を表すフローチャートである。
【0221】
この布ベルト巻取り処理が起動されると、まず、S6610にて、1ロール終了検知端子P13がオンになっているか否かを判断する。即ち、布ベルトの1ロールが終了したか否かを判断する。ここで、1ロール終了検知端子P13がオンであれば、布ベルトの1ロールが終了したと判断し(S6610)、S6660にて、布ベルトの1ロールが終了した旨(1ロール終了異常)を島情報表示装置8に報知させ、更にS6670にて、クランプ開放電源端子P17をオフにする。これにより、布ベルトがクランプされる。その後S6680にて、送りモータ稼働電源端子P15をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の送りモータが停止する。更にS6690にて、巻取りモータ稼働電源端子P16をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の巻取りモータが停止する。そしてS6700にて、布ベルト稼働フラグF5をクリアして、布ベルト巻取り処理を終了する。
【0222】
一方、1ロール終了検知端子P13がオフであれば、布ベルトの1ロールが終了していないと判断し(S6610)、S6620にて、クランプ開放電源端子P17をオンにする。これにより、布ベルトのクランプが解除される。その後S6630にて、送りモータ稼働電源端子P15をオンにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の送りモータが駆動する。更にS6640にて、巻取りモータ稼働電源端子P16をオンにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の巻取りモータが駆動する。そしてS6650にて、布ベルト稼働フラグF5をセットする。
【0223】
その後S6710にて、布ベルト巻取り装置240に布ベルトを巻き取るために要した時間(以下、巻取り経過時間という)が異常判定巻取り時間K3未満であるか否かを判断する。ここで、巻取り経過時間が異常判定巻取り時間K3以上であれば(S6710)、S6720にて、布ベルトの巻取りに異常がある旨(巻取り異常)を島情報表示装置8に報知させ、更にS6730にて、クランプ開放電源端子P17をオフにする。これにより、布ベルトがクランプされる。そしてS6770に移行する。
【0224】
一方、巻取り経過時間が異常判定巻取り時間K3未満であれば(S6740)、布ベルト巻取り装置240により巻き取られた布ベルトの長さ(以下、巻取り量という)が異常判定巻取り量K4未満であるか否かを判断する。ここで、巻取り量が異常判定巻取り量K4未満であれば(S6740)、S6610に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、巻取り量が異常判定巻取り量K4以上であれば(S6740)、S6750にて、クランプ開放電源端子P17をオフにする。これにより、布ベルトがクランプされる。その後S6240にて5秒待ち、5秒経過すると、S6770に移行する。
【0225】
そしてS6770に移行すると、送りモータ稼働電源端子P15をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の送りモータが停止する。更にS6780にて、巻取りモータ稼働電源端子P16をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の巻取りモータが停止する。そしてS6790にて、布ベルト稼働フラグF5をクリアして、布ベルト巻取り処理を終了する。
【0226】
[緩み解消動作処理]
次に、S6500にて行われる緩み解消動作処理の手順を、図42を用いて説明する。図42は緩み解消動作処理を表すフローチャートである。
【0227】
この緩み解消動作処理が起動されると、まず、S6910にて、クランプ開放電源端子P17をオフにする。これにより、布ベルトがクランプされる。そしてS6920にて、送りモータ稼働電源端子P15をオンにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の送りモータが駆動する。更にS6930にて、巻取りモータ稼働電源端子P16をオンにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の巻取りモータが駆動する。そしてS6940にて、布ベルト緩み検知端子P11がオンになっているか否かを判断する。即ち、布ベルトに緩みが発生しているか否かを判断する。ここで、布ベルト緩み検知端子P11がオフであれば、布ベルトに緩みが発生していないと判断し(S6940)、S6970に移行する。
【0228】
一方、布ベルト緩み検知端子P11がオンであれば、布ベルトに緩みが発生していると判断し(S6940)、布ベルト緩み検知端子P11がオンと判断されてから1秒経過したか否かを判断する。ここで、1秒経過していなければ(S6950)、S6920に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、1秒経過すると(S6950)、S6960にて、布ベルトの張りが不足している旨(布ベルト張り不足異常)を島情報表示装置8に報知させ、S6970に移行する。
【0229】
そしてS6970に移行すると、送りモータ稼働電源端子P15をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の送りモータが停止する。更にS6980にて、巻取りモータ稼働電源端子P16をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の巻取りモータが停止する。そしてS6990にて、布ベルト稼働フラグF5をクリアして、緩み解消動作処理を終了する。
【0230】
[布ベルト・システム起動処理]
次に、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aが実行する布ベルト・システム起動処理の手順を、図43を用いて説明する。図43は布ベルト・システム起動処理を表すフローチャートである。この布ベルト・システム起動処理は、CPU41aが起動した直後に1回実行される処理である。
【0231】
この布ベルト・システム起動処理においては、島コントロール制御ユニット装置5のCPU41aは、まず、S7110にて、クランプ開放電源端子P17をオフにする。これ
により、布ベルトがクランプされる。そしてS7120にて、送りモータ稼働電源端子P15をオンにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の送りモータが駆動する。更にS7130にて、巻取りモータ稼働電源端子P16をオンにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の巻取りモータが駆動する。
【0232】
その後S7140にて、5秒待つ。そして5秒経過すると、S7150にて、送りモータ稼働電源端子P15をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の送りモータが停止する。更にS7160にて、巻取りモータ稼働電源端子P16をオフにする。これにより、布ベルト巻取り装置240の巻取りモータが停止する。そして布ベルト・システム起動処理を終了する。
【0233】
次に、このように構成された遊技台稼働監視システム1が実行する各種処理の手順を以下に説明する。
[リモート開店処理]
まず、リモートモード(後述)の場合に、図4に示す開店前処理ボタンH0101が押下された時に遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、リモート開店処理という)の動作を図44〜図46を用いて説明する。図44はリモート開店前処理の第1の部分、図45はリモート開店前処理の第2の部分、図46はリモート開店前処理の第3の部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【0234】
まず、開店前処理ボタンH0101が押下されると(PS1−01)、管理端末装置2は表示パネル22b(図3参照)に「開店前処理中」ダイアローグを表示する(PS1−02)。尚、この時、島情報表示装置8の表示画面となる液晶ディスプレイ(LCD)8aには、「停止中」または「運転中」と表示されている(PS1−03)。
【0235】
その後、管理端末装置2は、ネットワークアダプタ3に対して、「開店前処理中」である旨を示す管理端末状態設定情報を送信する(PS1−04)。これにより、ネットワークアダプタ3は、管理端末装置2が「開店前処理中」であることを認識する(PS1−05)。その後ネットワークアダプタ3は、管理端末装置2に対して、管理端末状態情報を受信した旨を示す管理端末状態設定応答情報を送信する(PS1−06)。
【0236】
そして管理端末装置2は、管理端末状態設定応答情報を受信すると、島コントロール制御ユニット装置5に対して、「開店前処理中」である旨を示す管理端末定期通信情報を送信する(PS1−07)。島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末定期通信情報を受信すると、島情報表示装置8に対して、「開店前処理中」である旨を示す島情報表示装置情報を送信する(PS1−08)。これにより島情報表示装置8は、「開店前処理中」と表示する(PS1−09)(図81(a)の表示画面G21を参照)。これにより、遊技台島近傍で開店前の準備をしている店員が遊技台島の状況を用意に把握することができ、遊技台島内の各種装置が誤作動を起こしていないと判断することができる。
【0237】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5に対して並列に、還元機200を稼働させる還元機ON情報を送信する(PS1−10)。これにより還元機200は、還元機200を稼働させる還元機ON処理を行う(PS1−11)。尚、この還元機ON処理は数秒で終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、還元機ON情報を受信した旨を示す還元機ON応答情報を送信する(PS1−12)。尚、上述した還元機ON情報は、各島に対して若干の時差を設けて送信し、各島の還元機200の稼動開始タイミングをずらすことで、瞬間的な使用電力を抑えるようにしてもよい。
【0238】
その後、島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、還元
機200が稼働している旨を示す情報を送信する(PS1−13)。これにより操作スイッチ群装置6は、還元機用操作部51の2色LED51b(図9参照)を緑色に点灯させる(PS1−14)。
【0239】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5から還元機ON応答情報を受信するか、還元機ON情報を送信してから1分経過したことを検出した(PS1−15)後に、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての玉通路シャッター210に対して並列に、玉通路シャッター210を開放させる玉通路シャッターON情報を送信する(PS1−16)。これにより玉通路シャッター210は、玉通路シャッター210を開放させる玉通路シャッターON処理を行う(PS1−17)。尚、この玉通路シャッターON処理は数秒で終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、玉通路シャッターON情報を受信した旨を示す玉通路シャッターON応答情報を送信する(PS1−18)。尚、還元機ON情報を各島に対して若干の時差を設けて送信した場合においても、最後に還元機ON情報を送信してから所定時間後(約1分後)に遊技場内の遊技台島100に設置された全ての玉通路シャッターに対して並列に玉通路シャッターON情報を送信すれば、各島の開店前処理のタイミングを同期させることができる。
【0240】
その後、島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、玉通路シャッター210が開放している旨を示す情報を送信する(PS1−19)。これにより、図8に示す操作スイッチ群装置6は、玉通路シャッター用操作部52の2色LED52b(図9参照)を緑色に点灯させる(PS1−20)。
【0241】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5からシャッターON応答情報を受信するか、玉通路シャッターON情報を送信してから1分経過したことを検出した(PS1−21)後に、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5に対して並列に、玉抜きストッパー230を開放させる玉抜きストッパーON情報を送信する(PS1−22)。これにより島コントロール制御ユニット装置5は、玉抜きストッパー230を開放させる玉抜きストッパーON処理を行う(PS1−23)。尚、この玉抜きストッパーON処理は数秒で終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、玉抜きストッパーON情報を受信した旨を示す玉抜きストッパーON応答情報を送信する(PS1−24)。
【0242】
その後、島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、玉抜きストッパー230が開放している旨を示す情報を送信する(PS1−25)。これにより操作スイッチ群装置6は、玉抜きストッパー用操作部53の2色LED53b(図9参照)を緑色に点灯させる(PS1−26)。
【0243】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5から玉抜きストッパーON応答情報を受信するか、玉抜きストッパーON情報を送信してから1分経過したことを検出した(PS1−27)後に、玉抜きストッパー230を閉鎖させるまでの時間を計測する玉抜きストッパータイマーをONにする。これにより、玉抜きストッパータイマーが計時を開始する(PS1−28)。尚、玉抜きストッパータイマーの満了時間は、動作条件設定画面で設定することができる。
【0244】
そして管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5に対して並列に、ヒータ220を稼働させるヒータON情報を送信する(PS1−29)。これにより島コントロール制御ユニット装置5は、ヒータ220を稼働させるヒータON処理を行う(PS1−30)。尚、このヒータON処理は数秒で
終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、ヒータON情報を受信した旨を示すヒータON応答情報を送信する(PS1−31)。
【0245】
その後、島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、ヒータ220が稼働している旨を示す情報を送信する(PS1−32)。これにより操作スイッチ群装置6は、ヒータ用操作部54の2色LED54b(図9参照)を緑色に点灯させる(PS1−33)。そして、管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5からヒータON応答情報を受信するか、ヒータON情報を送信してから1分経過したことを検出する(PS1−34)。
【0246】
その後、玉抜きストッパータイマーが満了すると(PS1−35)、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5に対して並列に、玉抜きストッパー230を閉鎖させる玉抜きストッパーOFF情報を送信する(PS1−36)。これにより島コントロール制御ユニット装置5は、玉抜きストッパー230を閉鎖させる玉抜きストッパーOFF処理を行う(PS1−37)。尚、この玉抜きストッパーOFF処理は数秒で終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、玉抜きストッパーOFF情報を受信した旨を示す玉抜きストッパーOFF応答情報を送信する(PS1−38)。
【0247】
その後、島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、玉抜きストッパー230が閉鎖している旨を示す情報を送信する(PS1−39)。これにより操作スイッチ群装置6は、玉抜きストッパー用操作部53の2色LED53b(図9参照)を消灯させる(PS1−40)。
【0248】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5から玉抜きストッパーOFF応答情報を受信するか、玉抜きストッパーOFF情報を送信してから1分経過したことを検出した(PS1−41)後に、ネットワークアダプタ3に対して、「運転中」である旨を示す管理端末状態設定情報を送信する(PS1−42)。これにより、ネットワークアダプタ3は、管理端末装置2が「運転中」であることを認識する(PS1−43)。その後ネットワークアダプタ3は、管理端末装置2に対して、管理端末状態情報を受信した旨を示す管理端末状態設定応答情報を送信する(PS1−44)。
【0249】
そして管理端末装置2は、管理端末状態設定応答情報を受信すると、島コントロール制御ユニット装置5に対して、「運転中」である旨を示す管理端末定期通信情報を送信する(PS1−45)。島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末定期通信情報を受信すると、島情報表示装置8に対して、「運転中」である旨を示す島情報表示装置情報を送信する(PS1−46)。これにより島情報表示装置8は、「運転中」と表示する(PS1−47)(図81(b)の表示画面G22を参照)。また管理端末装置2は、表示パネル22b上に表示された「開店前処理中」ダイアローグの表示を解除する(PS1−48)。
【0250】
[リモート還元機ON・OFF処理]
次に、リモートモード(後述)の場合に、図4に示す還元機稼働ボタンH0103または還元機停止ボタンH0104が押下された時に遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、リモート還元機ON・OFF処理という)の動作を図47を用いて説明する。図47はリモート還元機ON・OFF処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0251】
まず、還元機稼働ボタンH0103または還元機停止ボタンH0104が押下されると(PS2−01)、管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島
コントロール制御ユニット装置5に対して並列に、押下されたボタンに従って還元機200を稼働または停止させる還元機ON・OFF情報を送信する(PS2−02)。これにより島コントロール制御ユニット装置5は、還元機200を稼働または停止させる還元機ON・OFF処理を行う(PS2−03)。尚、この還元機ON・OFF処理は数秒で終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、還元機ON・OFF情報を受信した旨を示す還元機ON・OFF応答情報を送信する(PS2−04)。
【0252】
その後島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、還元機200が稼働または停止している旨を示す情報を送信する(PS2−05)。これにより操作スイッチ群装置6は、還元機用操作部51の2色LED51b(図9参照)を緑色に点灯させるか消灯させる(PS2−06)。
【0253】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5から還元機ON・OFF応答情報を受信するか、還元機ON・OFF情報を送信してから1分経過したことを検出した(PS2−07)後に、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5に対して並列に、玉通路シャッター210を開放または閉鎖させる玉通路シャッターON・OFF情報を送信する(PS2−08)。これにより島コントロール制御ユニット装置5は、玉通路シャッター210を開放または閉鎖させる玉通路シャッターON・OFF処理を行う(PS2−09)。尚、この玉通路シャッターON・OFF処理は数秒で終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、玉通路シャッターON・OFF情報を受信した旨を示す玉通路シャッターON・OFF応答情報を送信する(PS2−10)。
【0254】
その後、島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、玉通路シャッター210が開放または閉鎖している旨を示す情報を送信する(PS2−11)。これにより操作スイッチ群装置6は、玉通路シャッター用操作部52の2色LED52b(図9参照)を緑色に点灯させるか消灯させる(PS2−12)。
【0255】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5からシャッターON・OFF応答情報を受信するか、玉通路シャッターON・OFF情報を送信してから1分経過したことを検出する(PS2−13)。尚、管理端末装置2から還元機200を稼働または停止させることができるので、還元機扉及び点検扉は閉鎖されており、操作スイッチ群装置6の還元機用操作部51のボタン51a(図9参照)を押下することはできない(PS2−14)。
【0256】
[リモート玉抜きストッパーON・OFF処理]
次に、リモートモード(後述)の場合に、図4に示す玉抜きストッパー開放ボタンH0105または玉抜きストッパー閉鎖ボタンH0106が押下された時に遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、リモート玉抜きストッパーON・OFF処理という)の動作を図48を用いて説明する。図48はリモート玉抜きストッパーON・OFF処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0257】
まず、玉抜きストッパー開放ボタンH0105または玉抜きストッパー閉鎖ボタンH0106が押下されると(PS3−01)、管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5に対して並列に、押下されたボタンに従って玉抜きストッパー230を開放または閉鎖させる玉抜きストッパーON・OFF情報を送信する(PS3−02)。これにより島コントロール制御ユニット装置5は、玉抜きストッパー230を開放または閉鎖させる玉抜きストッパーON・OFF処理を行
う(PS3−03)。尚、この玉抜きストッパーON・OFF処理は数秒で終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、玉抜きストッパーON・OFF情報を受信した旨を示す玉抜きストッパーON・OFF応答情報を送信する(PS3−04)。
【0258】
その後島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、玉抜きストッパー230が開放または閉鎖している旨を示す情報を送信する(PS3−05)。これにより操作スイッチ群装置6は、玉抜きストッパー用操作部53の2色LED53b(図9参照)を緑色に点灯させるか消灯させる(PS3−06)。
【0259】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5から玉抜きストッパーON・OFF応答情報を受信するか、玉抜きストッパーON・OFF情報を送信してから1分経過したことを検出する(PS3−07)。尚、管理端末装置2から玉抜きストッパー230を開放または閉鎖させることができるので、還元機扉及び点検扉は閉鎖されており、操作スイッチ群装置6の玉抜きストッパー用操作部53のボタン53a(図9参照)を押下することはできない(PS3−08)。
【0260】
[リモートヒータON・OFF処理]
次に、リモートモード(後述)の場合に、図4に示すヒータ稼働ボタンH0107またはヒータ停止ボタンH0108が押下された時に遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、リモートヒータON・OFF処理という)の動作を図49を用いて説明する。図49はリモートヒータON・OFF処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0261】
まず、ヒータ稼働ボタンH0107またはヒータ停止ボタンH0108が押下されると(PS4−01)、管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5に対して並列に、押下されたボタンに従ってヒータ220を稼働または停止させるヒータON・OFF情報を送信する(PS4−02)。これにより島コントロール制御ユニット装置5は、ヒータ220を稼働または停止させるヒータON・OFF処理を行う(PS4−03)。尚、このヒータON・OFF処理は数秒で終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、ヒータON・OFF情報を受信した旨を示すヒータON・OFF応答情報を送信する(PS4−04)。
【0262】
その後島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、ヒータ220が稼働または停止している旨を示す情報を送信する(PS4−05)。これにより操作スイッチ群装置6は、玉抜きストッパー用操作部53の2色LED53b(図9参照)を緑色に点灯させるか消灯させる(PS4−06)。
【0263】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5からヒータON・OFF応答情報を受信するか、ヒータON・OFF情報を送信してから1分経過したことを検出する(PS4−07)。尚、管理端末装置2からヒータ220を稼働または停止させることができるので、還元機扉及び点検扉は閉鎖されており、操作スイッチ群装置6のヒータ用操作部54のボタン54a(図9参照)を押下することはできない(PS4−08)。
【0264】
[リモート布ベルト自動巻取りON・OFF処理]
次に、リモートモード(後述)の場合に、図4に示す布ベルト巻取り装置稼働ボタンH0109または布ベルト巻取り装置停止ボタンH0110が押下された時に遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、リモート布ベルト自動巻取りON・OFF処理という)の動作を図50を用いて説明する。図50はリモート布ベルト自動巻取りON・OFF処
理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0265】
まず、布ベルト巻取り装置稼働ボタンH0109または布ベルト巻取り装置停止ボタンH0110が押下されると(PS5−01)、管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5に対して並列に、押下されたボタンに従って布ベルト巻取り装置240を稼働または停止させる布ベルト自動巻取りON・OFF情報を送信する(PS5−02)。これにより島コントロール制御ユニット装置5は、布ベルト巻取り装置240を稼働または停止させる布ベルト自動巻取りON・OFF処理を行う(PS5−03)。尚、この布ベルト自動巻取りON・OFF処理は数秒で終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、布ベルト自動巻取りON・OFF情報を受信した旨を示す布ベルト自動巻取りON・OFF応答情報を送信する(PS5−04)。
【0266】
その後島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、布ベルト巻取り装置240が稼働または停止している旨を示す情報を送信する(PS5−05)。これにより操作スイッチ群装置6は、布ベルト巻取り装置用操作部55の2色LED55b(図9参照)を緑色に点灯させるか消灯させる(PS5−06)。
【0267】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5から布ベルト自動巻取りON・OFF応答情報を受信するか、布ベルト自動巻取りON・OFF情報を送信してから1分経過したことを検出する(PS5−07)。尚、管理端末装置2から布ベルト巻取り装置240を稼働または停止させることができるので、還元機扉及び点検扉は閉鎖されており、操作スイッチ群装置6の布ベルト巻取り装置用操作部55のボタン55a(図9参照)を押下することはできない(PS5−08)。
【0268】
[島状態取得処理]
次に、遊技台島100の状態についての情報を取得するために遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、島状態取得処理という)の動作を図51を用いて説明する。図51は島状態取得処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0269】
まず、島コントロール制御ユニット装置5は、遊技台島100に設置された各種センサ(不図示)から、この各種センサがONまたはOFFであるかを示すセンサON・OFF情報を500ミリ秒毎に受信する(PS6−01)。そして島コントロール制御ユニット装置5は、島情報表示装置8に対して、受信したセンサON・OFF情報に基づいて島情報表示装置8に表示させる内容を示す島情報表示装置表示情報を送信する(PS6−02)。これにより島情報表示装置8は、島情報表示装置表示情報に基づいた情報を表示する(PS6−03)。
【0270】
また島コントロール制御ユニット装置5は、遊技台島100に設置された各種センサ(不図示)から、センサON・OFF情報を5秒毎に受信する(PS6−04)。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、受信したセンサON・OFF情報に基づいて遊技台島100の状態を示す島状態通知情報を送信する(PS6−05)。
【0271】
そして管理端末装置2は、受信した島状態通知情報に基づいて、制御部21のRAM21cに設けられ、遊技場内の全ての遊技台島100の状態を示す情報を記憶する状態テーブルを更新する(PS6−06)。尚、島状態通知情報を受信できない遊技台島100については、この遊技台島100内の装置全てを「異常」として状態テーブルを更新する。
【0272】
[島状態表示処理]
次に、遊技台島100の状態を表示するために遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、島状態表示処理という)の動作を図52を用いて説明する。図52は島状態表示処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0273】
まず、島状態表示ボタンH0114が押下されると、管理端末装置2は、表示パネル22b(図3参照)の表示を島状態表示画面に遷移させる(PS7−01)。そして、状態テーブルに記憶された情報に基づいて各遊技台島100の状態を表示パネル22bに表示させる(PS7−02)。
【0274】
図67は、管理端末装置2の表示パネル22bに表示される島状態表示画面G02の説明図である。
島状態表示画面G02には、図67に示すように、遊技台島100毎(図67では、島番1〜12の12台)に各装置の状態を色分けで表示する装置状態表示ボックスH0201と、装置状態表示ボックスH0201の判例を表示する状態色分け判例表示H0202と、交換が必要な布ベルトの本数を表示する布ベルト交換本数表示H0203と、通信異常が発生している島数を表示する通信異常島数表示H0204と、遊技台島100毎の玉量を表示する玉量表示ボックスH0205と、装置状態表示ボックスH0201を前に移動表示する場合に押下される前ボタンH0206と、装置状態表示ボックスH0201を次に移動表示する場合に押下される次ボタンH0207と、ベルト交換期限に達した場合にのみ表示され、ベルト交換画面G04(後述)を表示する場合に押下されるVベルト交換ボタンH0208及び皮ベルト交換ボタンH0209と、夜間監視画面G05(後述)を表示する場合に押下される夜間監視ボタンH0210等が表示される。
【0275】
尚、上述したように、管理端末装置2は、表示パネル22bの表示画面上に表示される各種ボタンを押下する操作が行われると、その旨を示す信号をネットワークアダプタ3へ送信するように構成されている。
【0276】
また、装置状態表示ボックスH0201では、装置異常が発生している装置に該当する欄を例えば赤色で塗りつぶして、警告表示するようにされており(例えば、島番5の還元機の異常を表示する装置異常警告表示H0211を参照)、装置異常警告表示H0211が押下されると、図68に示すような異常詳細表示画面G03に遷移する。
【0277】
図68は、管理端末装置2の表示パネル22bに表示される異常詳細表示画面G03の説明図である。異常詳細表示画面G03には、図68に示すように、異常の発生日時、復旧日時、島番、種別及び発生内容を表示する異常履歴ボックスH0301と、異常内容の説明と対処方法等を表示する異常詳細表示H0302等が表示される。
【0278】
また図67に戻り、島状態表示画面G02のVベルト交換ボタンH0208または皮ベルト交換ボタンH0209が押下されると、図69に示すようなベルト交換画面G04に遷移する。
【0279】
図69は、管理端末装置2の表示パネル22bに表示されるベルト交換画面G04の説明図である。ベルト交換画面G04には、図69に示すように、遊技台島100毎にVベルトの使用開始日を入力・表示するためのVベルト使用開始日入力テキストボックスH0401と、遊技台島100毎にレシコンベルトの使用開始日を入力・表示するためのレシコンベルト使用開始日入力テキストボックスH0402と、交換が必要なVベルトの本数を表示するVベルト交換本数表示H0403と、交換が必要なレシコンベルトの本数を表示するレシコンベルト交換本数表示H0404と、設定した内容をネットワークアダプタ3に保存する場合に押下される設定保存ボタンH0405と、ベルト交換を促す文章を表
示するヘルプ表示H0406等が表示される。
【0280】
尚、Vベルト使用開始日入力テキストボックスH0401及びレシコンベルト使用開始日入力テキストボックスH0402では、ベルト交換が必要な遊技台島100に該当する欄が例えば赤色で塗りつぶされて、警告表示するようにされている(例えば、Vベルト使用開始日入力テキストボックスH0401の島番5,6,7に対応する欄を参照)。
【0281】
また図67に戻り、島状態表示画面G02の夜間監視ボタンH0210が押下されると、図70に示すような夜間監視画面G05に遷移する。
図70は、管理端末装置2の表示パネル22bに表示される夜間監視画面G05の説明図である。夜間監視画面G05には、図70に示すように、夜間監視中に発生した異常の発生履歴を表示する夜間監視履歴表示H0411と、夜間監視履歴表示H0411の表示内容を選択する場合に押下される表示内容選択ボタン群H0412、表示画面の遷移先を選択する場合に押下される遷移画面選択ボタン群H0413等が表示される。尚、夜間監視中に発生した異常の発生履歴データを消去するための専用のパスワードを設け、該パスワードを遊技場を監視する第三者が保管することで、不正を監視するようにしてもよい。
【0282】
[発生履歴取得処理]
次に、遊技台島100における異常発生履歴情報を取得するために遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、発生履歴取得処理という)の動作を図53〜図58を用いて説明する。図53〜図58は発生履歴取得処理の第1〜第6の部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【0283】
まず、島コントロール制御ユニット装置5は、遊技台島100に設置された各種センサから、この各種センサがONまたはOFFであるかを示すセンサON・OFF情報を500ミリ秒毎に受信する(PS8−03)。これら各種センサの中で遊技台島100内の異常を検出するセンサ(不図示)(以下、異常センサという)がOFF(PS8−01)からON(PS8−02)になると、島コントロール制御ユニット装置5は異常を検出し(PS8−04)、島情報表示装置8に対して、受信したセンサON・OFF情報に基づいて異常を検出した旨を示す島情報表示装置表示情報を送信する(PS8−05)。これにより島情報表示装置8は、異常を検出した旨を表示する(PS8−06)。
【0284】
更に島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、受信したセンサON・OFF情報に基づいて異常を検出した旨を示す異常表示情報を送信する(PS8−07)。これにより操作スイッチ群装置6は、7セグLED56a,57a,58a,59a,60a(図9参照)に異常を検出した旨を表示させる(PS8−08)。
【0285】
また島コントロール制御ユニット装置5は、煙感知センサ(不図示)がOFFからONになると、遊技台島100の環境に異常が発生したと検出し(PS8−09)、ネットワークアダプタ3に対して、遊技台島100の環境に異常が発生した旨を示す発生通知情報を送信する(PS8−10)。
【0286】
そしてネットワークアダプタ3は、ネットワークアダプタ3内に設けられ、遊技場内の全ての遊技台島100で発生した異常の履歴を示す情報を記憶する発生履歴テーブルに、受信した発生通知情報(つまり、異常の内容を示す情報)を蓄積する(PS8−11)。尚、受信した発生通知情報を蓄積する際に、この発生通知情報には、異常が発生した時刻を示す時刻情報が付加される。更にネットワークアダプタ3は、発生履歴テーブルの最新レコード位置をポイントし(PS8−12)、島コントロール制御ユニット装置5に対して、発生通知情報を受信した旨を示す発生通知応答情報を送信する(PS8−13)。
【0287】
次に、島コントロール制御ユニット装置5は、遊技台島100に設置された各種センサ(不図示)から、この各種センサがONまたはOFFであるかを示すセンサON・OFF情報を500ミリ秒毎に受信し(PS8−15)、異常センサ(不図示)がON(PS8−02)からOFF(PS8−14)になると、異常復旧を検出し(PS8−16)、島情報表示装置8に対して、受信したセンサON・OFF情報に基づいて異常復旧を検出した旨を示す島情報表示装置表示情報を送信する(PS8−17)。これにより島情報表示装置8は、異常を検出した旨の表示を解除する(PS8−18)。
【0288】
更に島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、受信したセンサON・OFF情報に基づいて異常復旧を検出した旨を示す異常表示情報を送信する(PS8−19)。これにより操作スイッチ群装置6は、7セグLED56a,57a,58a,59a,60a(図9参照)に異常を検出した旨の表示を解除させる(PS8−20)。
【0289】
また島コントロール制御ユニット装置5は、煙感知センサ(不図示)がONからOFFになると、遊技台島100の環境異常が復旧したと検出し(PS8−21)、ネットワークアダプタ3に対して、環境異常が復旧した旨を示す発生通知情報を送信する(PS8−22)。
【0290】
そしてネットワークアダプタ3は、発生履歴テーブルに、受信した発生通知情報(つまり、環境異常が復旧したことを示す情報)を蓄積する(PS8−23)。尚、受信した発生通知情報を蓄積する際に、この発生通知情報には、環境異常が復旧した時刻を示す時刻情報が付加される。更にネットワークアダプタ3は、発生履歴テーブルの最新レコード位置をポイントし(PS8−24)、島コントロール制御ユニット装置5に対して、発生通知情報を受信した旨を示す発生通知応答情報を送信する(PS8−25)。
【0291】
また、島コントロール制御ユニット装置5は、遊技台島100に設置された各種センサ(不図示)から、この各種センサがONまたはOFFであるかを示すセンサON・OFF情報を5秒毎に受信し(PS8−28、PS8−35、PS8−43、PS8−50)、煙感知センサ(不図示)以外の異常センサ(不図示)がOFF(PS8−26)からON(PS8−27)になると、島コントロール制御ユニット装置5は異常を検出し(PS8−29)、ネットワークアダプタ3に対して、遊技台島100に異常が発生した旨を示す発生通知情報を送信する(PS8−30)。
【0292】
そしてネットワークアダプタ3は、発生履歴テーブルに、受信した発生通知情報(つまり、異常の内容を示す情報)を蓄積する(PS8−31)。尚、受信した発生通知情報を蓄積する際に、この発生通知情報には、異常が発生した時刻を示す時刻情報が付加される。更にネットワークアダプタ3は、発生履歴テーブルの最新レコード位置をポイントし(PS8−32)、島コントロール制御ユニット装置5に対して、発生通知情報を受信した旨を示す発生通知応答情報を送信する(PS8−33)。
【0293】
更に島コントロール制御ユニット装置5は、煙感知センサ(不図示)以外の異常センサ(不図示)がON(PS8−27)からOFF(PS8−34)になると、異常復旧を検出し(PS8−36)、ネットワークアダプタ3に対して、異常が復旧した旨を示す発生通知情報を送信する(PS8−37)。
【0294】
そしてネットワークアダプタ3は、発生履歴テーブルに、受信した発生通知情報(つまり、異常が復旧したことを示す情報)を蓄積する(PS8−38)。尚、受信した発生通知情報を蓄積する際に、この発生通知情報には、異常が復旧した時刻を示す時刻情報が付加される。更にネットワークアダプタ3は、発生履歴テーブルの最新レコード位置をポイ
ントし(PS8−39)、島コントロール制御ユニット装置5に対して、発生通知情報を受信した旨を示す発生通知応答情報を送信する(PS8−40)。
【0295】
また、還元機扉及び点検扉等の開放を検出するセンサ(不図示)(以下、開放センサという)がOFF(PS8−41)からON(PS8−42)になると、島コントロール制御ユニット装置5は開放を検出し(PS8−44)、ネットワークアダプタ3に対して、還元機扉及び点検扉等が開放した旨を示す発生通知情報を送信する(PS8−45)。
【0296】
そしてネットワークアダプタ3は、発生履歴テーブルに、受信した発生通知情報(つまり、開放の内容を示す情報)を蓄積する(PS8−46)。尚、受信した発生通知情報を蓄積する際に、この発生通知情報には、開放が発生した時刻を示す時刻情報が付加される。更にネットワークアダプタ3は、発生履歴テーブルの最新レコード位置をポイントし(PS8−47)、島コントロール制御ユニット装置5に対して、発生通知情報を受信した旨を示す発生通知応答情報を送信する(PS8−48)。
【0297】
更に島コントロール制御ユニット装置5は、開放センサ(不図示)がON(PS8−42)からOFF(PS8−49)になると、開放復旧を検出し(PS8−51)、ネットワークアダプタ3に対して、開放が復旧した旨を示す発生通知情報を送信する(PS8−52)。
【0298】
そしてネットワークアダプタ3は、発生履歴テーブルに、受信した発生通知情報(つまり、開放が復旧したことを示す情報)を蓄積する(PS8−53)。尚、受信した発生通知情報を蓄積する際に、この発生通知情報には、開放が復旧した時刻を示す時刻情報が付加される。更にネットワークアダプタ3は、発生履歴テーブルの最新レコード位置をポイントし(PS8−54)、島コントロール制御ユニット装置5に対して、発生通知情報を受信した旨を示す発生通知応答情報を送信する(PS8−55)。
【0299】
[発生履歴表示処理]
次に、遊技台島100における発生履歴を表示するために遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、発生履歴表示処理という)の動作を図59を用いて説明する。図59は発生履歴表示処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0300】
まず、管理端末装置2は、ネットワークアダプタ3から発生履歴テーブルの最新レコードを3秒毎に取得する(PS9−01)。そして、現在の発生履歴テーブルの最新レコードと(PS9−01)で取得した最新レコードとに差分がない場合には、異常・開放の発生がないため処理を行わない(PS9−02)。
【0301】
一方、ネットワークアダプタ3は、島コントロール制御ユニット装置5から、異常・開放が発生した旨を示す発生通知情報を受信すると(PS9−03)、発生履歴テーブルを更新する(PS9−04)。
【0302】
その後、管理端末装置2が、ネットワークアダプタ3から発生履歴テーブルの最新レコードを取得すると(PS9−05)、現在の発生履歴テーブルの最新レコードと(PS9−05)で取得した最新レコードとに差分があるため(PS9−06)、管理端末装置2は、ネットワークアダプタ3から、該当する異常・開放を示す情報を取得する(PS9−07)。
【0303】
そして、図4に示す島履歴ボタンH0116が押下されると島履歴画面G06に遷移し、発生履歴テーブルに記憶された情報に基づいて、発生履歴を表示パネル22b(図3参照)に表示させる。
【0304】
図71は、管理端末装置2の表示パネル22bに表示される島履歴画面G06の説明図である。島履歴画面G06には、図71に示すように、履歴の、発生日時、復旧日時、島番、種別及び発生内容を表示する島履歴リストH0501と、島履歴リストH0501に発生履歴のみを表示させる場合に押下される発生履歴表示ボタンH0502と、島履歴リストH0501に管理履歴のみを表示させる場合に押下される管理履歴表示ボタンH0503と、島履歴リストH0501に発生履歴と管理履歴を表示させる場合に押下される全件表示ボタンH0504と、島履歴リストH0501を前に移動表示する場合に押下される前ボタンH0505と、島履歴リストH0501を次に移動表示する場合に押下される次ボタンH0506等が表示される。
【0305】
尚、上述したように、管理端末装置2は、表示パネル22bの表示画面上に表示される各種ボタンを押下する操作が行われると、その旨を示す信号をネットワークアダプタ3へ送信するように構成されている。
【0306】
[台状態取得処理]
次に、遊技台120の状態についての情報を取得するために遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、台状態取得処理という)の動作を図60を用いて説明する。図60は台状態取得処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0307】
まず、通信基板4は、台I/O基板7から、この台I/O基板7に接続された遊技台120の状態を示す台入力情報を受信すると(PS10−01)、通信基板4内に設けられ、遊技場内の全ての遊技台120の状態についての情報を記憶する台入力テーブルを更新する(PS10−02)。
【0308】
また、島コントロール制御ユニット装置5は、通信基板4に対して、台入力テーブルに記憶された情報を要求するための台入力テーブル問合わせ情報を5秒毎に送信する(PS10−03)。更に通信基板4は、台入力テーブル問合わせ情報を受信すると、台入力テーブルに記憶された情報(以下、台入力テーブル情報という)を島コントロール制御ユニット装置5へ送信する(PS10−04)。
【0309】
そして島コントロール制御ユニット装置5は、受信した台入力テーブル情報を保持し(PS10−05)、例えば、サンドメダル状態に前回受信時から変化がある場合には(PS10−06)、サンドメダルが不足している旨を示す島情報表示装置表示情報を送信する(PS10−07)。これにより島情報表示装置8(図10参照)は、サンドメダルが不足している旨を表示する(PS10−08)。これにより、複数のサンドメダル不足を一括で確認することができるため、サンドメダルが不足している数に合わせて事前に他の店員に応援を依頼することができ、スムーズにサンドメダル補給作業を行うことができる。
【0310】
[台状態表示処理]
次に、遊技台120の状態を表示するために遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、台状態表示処理という)の動作を図61を用いて説明する。図61は台状態表示処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0311】
図67に示す夜間監視ボタンH0210が押下されると、管理端末装置2は、表示パネル22b(図3参照)の表示を夜間監視画面G05に遷移させる(PS11−01)。そして、ホールコンピュータの機能を使用して台状態の履歴を表示する(PS11−02)。
【0312】
[動作条件設定・表示処理]
次に、動作条件の設定と表示を行うために遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、動作条件設定・表示処理という)の動作を図62を用いて説明する。図62は動作条件設定・表示処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0313】
まず、動作条件設定ボタンH0117が押下されると、管理端末装置2は、表示パネル22b(図3参照)の表示を動作条件設定画面の島全体設定シートG07に遷移させ(PS12−01)、ネットワークアダプタ3から動作条件を示す情報を取得する(PS12−02)。そして、取得した情報に基づいて、表示パネル22bに動作条件を表示させる(PS12−03)。
【0314】
図72は、管理端末装置2の表示パネル22bに表示される動作条件設定画面G07の説明図である。島全体設定シートG07には、図72に示すように、動作条件設定画面の島全体設定シートG07を表示する場合に押下される島全体設定ボタンH0601と、動作条件設定画面のベルト設定シートG08を表示する場合に押下されるベルト設定ボタンH0602と、動作条件設定画面の島別設定1シートG09を表示する場合に押下される島別設定1ボタンH0603と、動作条件設定画面の島別設定2シートG10を表示する場合に押下される島別設定2ボタンH0604と、動作条件設定画面の島別設定3シートG11を表示する場合に押下される島別設定3ボタンH0605と、動作条件設定画面のダウンロードシートG12を表示する場合に押下されるダウンロードボタンH0606と、3種類の島タイプの中から1つの島タイプを選択する場合に押下される島タイプ設定ボタンH0607と、玉抜きストッパー230の動作時間を表示する玉抜きストッパー動作時間表示H0608と、玉抜きストッパー動作時間表示H0608の数値に「15」を加算して玉抜きストッパー動作時間表示H0608に表示する場合に押下される玉抜きストッパー動作時間加算ボタンH0609と、玉抜きストッパー動作時間表示H0608の数値から「15」を減算して玉抜きストッパー動作時間表示H0608に表示する場合に押下される玉抜きストッパー動作時間減算ボタンH0610と、ヒータ220の設定温度を入力・表示するためのヒータ温度入力テキストボックスH0611と、設定した内容をネットワークアダプタ3に保存する場合に押下される設定保存ボタンH0612と、テキストなどにカーソルが当っているときに、入力を助言する文章を表示するヘルプ表示H0613等が表示される。
【0315】
尚、上述したように、管理端末装置2は、表示パネル22bの表示画面上に表示される各種ボタンを押下する操作が行われると、その旨を示す信号をネットワークアダプタ3へ送信するように構成されている。
【0316】
更に、ベルト設定ボタンH0602が押下されると、図73に示すような、動作条件設定画面のベルト設定シートG08に遷移する。図73は、管理端末装置2の表示パネル22bに表示されるベルト設定シートG08の説明図である。ベルト設定シートG08には、図73に示すように、遊技台島100毎にVベルトの使用開始日を入力・表示するためのVベルト使用開始日入力テキストボックスH0701と、遊技台島100毎にレシコンベルトの使用開始日を入力・表示するためのレシコンベルト使用開始日入力テキストボックスH0702と、設定した内容をネットワークアダプタ3に保存する場合に押下される設定保存ボタンH0703と、テキストなどにカーソルが当っているときに、入力を助言する文章を表示するヘルプ表示H0704等が表示される。
【0317】
また図72に戻り、島別設定1ボタンH0603が押下されると、図74に示すような、動作条件設定画面の島別設定1シートG09に遷移する。図74は、管理端末装置2の表示パネル22bに表示される島別設定1シートG09の説明図である。島別設定1シートG09には、ネットワークアダプタ3と通信基板4のアドレスを遊技台島100毎に入
力・表示するためのアドレス設定入力テキストボックスH0801と、島コントロール制御ユニット装置5のアドレスを遊技台島100毎に表示する島コンアドレス表示H0802と、設定した内容をネットワークアダプタ3に保存する場合に押下される設定保存ボタンH0803と、テキストなどにカーソルが当っているときに、入力を助言する文章を表示するヘルプ表示H0804等が表示される。
【0318】
また図72に戻り、島別設定2ボタンH0604が押下されると、図75に示すような、動作条件設定画面の島別設定2シートG10に遷移する。図75は、管理端末装置2の表示パネル22bに表示される島別設定2シートG10の説明図である。島別設定2シートG10には、還元機200の高さを遊技台島100毎に入力・表示するための還元機高さ設定入力テキストボックスH0901と、玉抜きストッパー230やヒータ220等の各種装置の有無を遊技台島100毎に入力・表示するための装置有無入力テキストボックスH0902と、設定した内容をネットワークアダプタ3に保存する場合に押下される設定保存ボタンH0903と、テキストなどにカーソルが当っているときに、入力を助言する文章を表示するヘルプ表示H0904等が表示される。
【0319】
また図72に戻り、島別設定3ボタンH0605が押下されると、図76に示すような、動作条件設定画面の島別設定3シートG11に遷移する。図76は、管理端末装置2の表示パネル22bに表示される島別設定3シートG11の説明図である。島別設定3シートG11には、吸殻回収装置、ジェットカウンタ等の装置の有無を遊技台島100毎に入力・表示するための装置有無入力テキストボックスH1001と、設定した内容をネットワークアダプタ3に保存する場合に押下される設定保存ボタンH1002と、テキストなどにカーソルが当っているときに、入力を助言する文章を表示するヘルプ表示H1003等が表示される。
【0320】
尚、上記の動作条件設定画面の島全体設定シートG07、ベルト設定シートG08、島別設定1シートG09、島別設定2シートG10及び島別設定3シートG11が表示されている場合に、設定を変更したが、設定保存せずに別画面に移動する操作を行うと、図80(a)に示すように、「設定が保存されていません。破棄しますか?」と確認するダイアローグD04が表示される。
【0321】
また、設定ファイルをネットワークアダプタ3から取得し、データを画面に表示するまでの間には、図80(b)に示すように、「データ読み込み中です。しばらくお待ちください。」と記載されたダイアローグD05が表示される。
【0322】
また、設定したデータを設定ファイルとしてネットワークアダプタ3に保存するまでの間には、図80(c)に示すように、「データ書き込み中です。しばらくお待ちください。」と記載されたダイアローグD06が表示される。
【0323】
また、上記の動作条件設定画面の島別設定2シートG10が表示されている場合に、還元機高さ設定入力テキストボックスH0901内に規定値以外の値が入力されたときには、図80(d)に示すように、「還元機の高さ設定が正しくありません。それでも設定しますか?」と確認するダイアローグD07が表示される。
【0324】
また図72に戻り、ダウンロードボタンH0606が押下されると、図77に示すような、動作条件設定画面のダウンロードシートG12に遷移する。図77は、管理端末装置2の表示パネル22bに表示されるダウンロードシートG12の説明図である。ダウンロードシートG12には、島コントロール制御ユニット装置5へのダウンロードを全島一斉に行う設定とする場合に押下されるダウンロード全体一斉ボタンH1101と、島コントロール制御ユニット装置5へのダウンロードを指定した遊技台島100のみに行う設定と
する場合に押下されるダウンロード指定島コンボタンH1102と、指定した遊技台島100の番号を入力・表示するためのダウンロード指定島番号入力テキストボックスH1103と、ダウンロードを実行する場合に押下されるダウンロード実行ボタンH1104と、テキストなどにカーソルが当っているときに、入力を助言する文章を表示するヘルプ表示H1105等が表示される。
【0325】
尚、上述したように、管理端末装置2は、表示パネル22bの表示画面上に表示される各種ボタンを押下する操作が行われると、その旨を示す信号をネットワークアダプタ3へ送信するように構成されている。
【0326】
また図62に戻り、設定保存ボタンH0612(図72参照),H0703(図73参照),H0803(図73参照),H0903(図75参照),H1002(図76参照)が押下されると(PS12−04)、管理端末装置2は、設定した動作条件を示す情報(以下、動作条件設定情報という)をネットワークアダプタ3へ送信する(PS12−05)。そして、ネットワークアダプタ3は、動作条件設定情報を受信すると、受信した動作条件設定情報をファイルに保存する(PS12−06)。
【0327】
更に、動作条件設定画面のダウンロードシートG12のダウンロード実行ボタンH1104が押下されると(PS12−07)、図79(a)に示すように、暗証番号の入力を要求するダイアローグD02が表示され、正しい暗証番号が入力されると、図78に示すように、ダウンロード中であることを示すダイアローグD01が表示され(PS12−08)、この時、画面操作は無効化される。尚、ダウンロード実行ボタンH1104が押下された時点で、ダウンロードの対象となる遊技台島100において停止していない装置がある場合には、図79(b)に示すように、「装置が停止していませんがダウンロードの実行を行いますか?」と確認するダイアローグD3が表示され、ダウンロードの実行を行う操作を行った場合には、上記の暗証番号入力ダイアローグが表示されて、ダウンロードのための処理が進行する。
【0328】
また図62に戻り、ダウンロード中であることを示すダイアローグが表示された後に、管理端末装置2は、ネットワークアダプタ3に対して、ダウンロードの実施を指示するためのダウンロード実施情報を送信する(PS12−09)。そしてネットワークアダプタ3は、ダウンロード実施情報を受信すると、ファイルに保存した動作条件設定情報を島コントロール制御ユニット装置5にダウンロードする(PS12−10)。
【0329】
その後、ネットワークアダプタ3は、管理端末装置2に対して、ダウンロード実施情報を受信した旨を示すダウンロード実施応答情報を送信する(PS12−11)。そして管理端末装置2は、ダウンロード実施応答情報を受信すると、表示パネル22b上に表示された「ダウンロード中」ダイアローグD01の表示を解除するとともに、画面操作無効化を解除する(PS12−12)。
【0330】
[リモート閉店後処理]
まず、リモートモード時に閉店後処理ボタンH0102が押下された時に遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、リモート閉店後処理という)の動作を図63及び図64を用いて説明する。図63はリモート閉店後処理の前半部分、図64はリモート閉店後処理の後半部分を表すパケットシーケンスチャートである。
【0331】
まず、閉店後処理ボタンH0102が押下されると(PS14−01)、管理端末装置2は表示パネル22b(図3参照)に「閉店後処理中」ダイアローグを表示する(PS14−02)。尚、この時、島情報表示装置8の表示画面となる液晶ディスプレイ(LCD)8aには、「停止中」または「運転中」と表示されている(PS14−03)。
【0332】
その後、管理端末装置2は、ネットワークアダプタ3に対して、「閉店後処理中」である旨を示す管理端末状態設定情報を送信する(PS14−04)。これにより、ネットワークアダプタ3は、管理端末装置2が「閉店後処理中」であることを認識する(PS14−05)。その後ネットワークアダプタ3は、管理端末装置2に対して、管理端末状態情報を受信した旨を示す管理端末状態設定応答情報を送信する(PS14−06)。
【0333】
そして管理端末装置2は、管理端末状態設定応答情報を受信すると、島コントロール制御ユニット装置5に対して、「閉店後処理中」である旨を示す管理端末定期通信情報を送信する(PS14−07)。島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末定期通信情報を受信すると、島情報表示装置8に対して、「閉店後処理中」である旨を示す島情報表示装置情報を送信する(PS14−08)。これにより島情報表示装置8は、「閉店後処理中」と表示する(PS14−09)。
【0334】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5に対して並列に、還元機200を停止させる還元機OFF情報を送信する(PS14−10)。これにより島コントロール制御ユニット装置5は、還元機200を停止させる還元機OFF処理を行う(PS14−11)。尚、この還元機OFF処理は数秒で終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、還元機OFFN情報を受信した旨を示す還元機OFF応答情報を送信する(PS14−12)。
【0335】
その後島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、還元機200が停止している旨を示す情報を送信する(PS14−13)。これにより操作スイッチ群装置6は、還元機用操作部51の2色LED51b(図9参照)を消灯させる(PS14−14)。
【0336】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5から還元機OFF応答情報を受信するか、還元機OFF情報を送信してから1分経過したことを検出した(PS14−15)後に、管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての島コントロール制御ユニット装置5に対して並列に、布ベルト巻取り装置240を稼働させる布ベルト自動巻取りON情報を送信する(PS14−16)。これにより島コントロール制御ユニット装置5は、布ベルト巻取り装置240を稼働させる布ベルト自動巻取りON処理を行う(PS14−17)。尚、この布ベルト自動巻取りON処理は数秒で終了する。そして島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末装置2に対して、布ベルト自動巻取りON情報を受信した旨を示す布ベルト自動巻取りON応答情報を送信する(PS14−18)。
【0337】
その後島コントロール制御ユニット装置5は、操作スイッチ群装置6に対して、布ベルト巻取り装置240が稼働している旨を示す情報を送信する(PS14−19)。これにより操作スイッチ群装置6は、玉抜きストッパー用操作部53の2色LED53b(図9参照)を緑色に点灯させる(PS14−20)。
【0338】
また管理端末装置2は、遊技場内の遊技台島100に設置された全ての布ベルト巻取り装置240から布ベルト自動巻取りON応答情報を受信するか、布ベルト自動巻取りON情報を送信してから1分経過したことを検出する(PS14−21)。
【0339】
その後、管理端末装置2は、ネットワークアダプタ3に対して、「停止中」である旨を示す管理端末状態設定情報を送信する(PS14−22)。これにより、ネットワークアダプタ3は、管理端末装置2が「停止中」であることを認識する(PS14−23)。そ
の後ネットワークアダプタ3は、管理端末装置2に対して、管理端末状態情報を受信した旨を示す管理端末状態設定応答情報を送信する(PS14−24)。
【0340】
そして管理端末装置2は、管理端末状態設定応答情報を受信すると、島コントロール制御ユニット装置5に対して、「停止中」である旨を示す管理端末定期通信情報を送信する(PS14−25)。島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末定期通信情報を受信すると、島情報表示装置8に対して、「停止中」である旨を示す島情報表示装置情報を送信する(PS14−26)。これにより島情報表示装置8は、「停止中」と表示する(PS14−27)。また管理端末装置2は、表示パネル22b上に表示された「閉店後処理中」ダイアローグの表示を解除する(PS14−28)。
【0341】
[夜間監視開始処理]
次に、夜間監視を開始するために遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、夜間監視開始処理という)の動作を図65を用いて説明する。図65は夜間監視開始処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0342】
ネットワークアダプタ3は、ホール状態が「開店中」または「閉店中」であることを認識している時に(PS15−02)、認識しているホール状態に応じてホール状態が「開店中」または「閉店中」であることを示すホール状態フィラーを島コントロール制御ユニット装置5へ送信する(PS15−03)。尚、島コントロール制御ユニット装置5は、ホール状態フィラーによりホール状態を認識し、ホール状態が「夜間監視中」以外のときは管理端末定期通信による管理端末状態の表示を優先する。また、この時、島情報表示装置8の表示画面となる液晶ディスプレイ(LCD)8a(図9参照)には、「停止中」または「運転中」と表示されている(PS15−01)。
【0343】
その後、管理端末装置2において電源OFFの操作がされると(PS15−04)、管理端末装置2は、表示パネル22b(図3参照)に「夜間監視開始」ダイアローグを表示する(PS15−05)。
【0344】
そして、管理端末装置2において夜間監視開始ボタンが押下されると(PS15−06)、管理端末装置2は、ホールコンピュータの機能による夜間監視を開始する旨を示す夜間監視開始情報を送信する(PS15−07)。これにより、ネットワークアダプタ3は、夜間監視を開始するとともに(PS15−09)、ホール状態が「夜間監視中」であることを認識する(PS15−10)。尚、管理端末装置2は、夜間監視開始情報を送信した後に、電源OFFとなる(PS15−08)。
【0345】
その後ネットワークアダプタ3は、ホール状態が「夜間監視中」であることを示すホール状態フィラーを島コントロール制御ユニット装置5へ送信する(PS15−11)。島コントロール制御ユニット装置5は、ホール状態フィラーによりホール状態を認識し、ホール状態が「夜間監視中」ときはホール状態の表示を優先する。そして、島情報表示装置8に対して、「夜間監視中」である旨を示す島情報表示装置情報を送信する(PS15−12)。これにより島情報表示装置8は、「夜間監視中」と表示する(PS15−13)(図81(d)の表示画面G24を参照)。
【0346】
[夜間監視解除処理]
次に、夜間監視を解除するために遊技台稼働監視システム1が行う処理(以下、夜間監視解除処理という)の動作を図66を用いて説明する。図66は夜間監視解除処理を表すパケットシーケンスチャートである。
【0347】
ホール状態が「夜間監視中」であることをネットワークアダプタ3が認識している時に
(PS16−01)、管理端末装置2において電源ONになると(PS16−02)、ホールコンピュータの機能による夜間監視を解除する旨を示す夜間監視解除情報を送信する(PS16−03)。これにより、ネットワークアダプタ3は、夜間監視を解除するとともに(PS16−04)、ホール状態が「開店中」または「閉店中」であることを認識する(PS16−05)。
【0348】
その後ネットワークアダプタ3は、ホール状態が「開店中」または「閉店中」であることを示すホール状態フィラーを島コントロール制御ユニット装置5へ送信する(PS16−06)。尚、島コントロール制御ユニット装置5は、ホール状態が「夜間監視中」以外に戻ったときは「待機中」表示にして、管理端末定期通信を待つ。以後、管理端末定期通信による管理端末状態の表示を優先する。
【0349】
そしてネットワークアダプタ3は、島情報表示装置8に対して、「待機中」である旨を示す島情報表示装置情報を送信する(PS16−07)。これにより島情報表示装置8は、「待機中」と表示する(PS16−08)(図81(c)の表示画面G23を参照)。
【0350】
更に管理端末装置2は、島コントロール制御ユニット装置5に対して、「運転中」または「停止中」である旨を示す管理端末定期通信情報を送信する(PS16−09)。島コントロール制御ユニット装置5は、管理端末定期通信情報を受信すると、島情報表示装置8に対して、「運転中」または「停止中」である旨を示す島情報表示装置情報を送信する(PS16−10)。これにより島情報表示装置8は、「運転中」または「停止中」と表示する(PS16−11)。
【0351】
このように構成された遊技台島制御システム1では、遊技台島100から離れた場所に設置された管理端末装置2によって、還元機200、玉通路シャッター210、ヒータ220、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240を制御するための制御指示信号SSが送信される。そして、メイン側第3コネクタ46及び入出力部41dによって、管理端末装置2から送信される制御指示信号SSが受信され、更に、リモート開店処理、リモート閉店処理、管理端末側還元機稼働処理、管理端末側還元機停止処理、管理端末側ヒータ稼働処理、管理端末側ヒータ停止処理、管理端末側玉抜きストッパー開放処理、管理端末側玉抜きストッパー閉鎖処理、管理端末側布ベルト稼働処理または管理端末側布ベルト停止処理(以下、これらの処理をまとめて、島制御処理という)によって、受信された制御指示信号SSに基づいて、還元機200、玉通路シャッター210、ヒータ220、玉抜きストッパー230または布ベルト巻取り装置240が制御される。
【0352】
また、遊技台島100に設置されたメンテナンス用操作部63によって無効操作が入力された場合に(S10)、S20の処理によって、島制御処理による制御が制限される。
そして、管理端末装置2に設置された表示パネル22bによって、管理端末装置2が制御指示信号SSを送信したにも拘らず遊技球循環設備が稼働しない遊技台島100が特定可能に表示される(S220)。また、管理端末装置2に設置された表示パネル22bによって、島制御処理による制御が制限された遊技台島100が特定可能に報知される(S240)。
【0353】
従って、S220の処理により報知されている遊技台島100、即ち、管理端末装置2が制御指示信号SSを送信したにも拘らず遊技球循環設備が稼働しない遊技台島100のうちで、S240の処理により報知されている遊技台島100(以下、制限報知遊技台島ともいう)は島制御処理による制御が制限されており、S240の処理により報知されていない遊技台島(以下、非制限報知遊技台島ともいう)は島制御処理による制御が制限されていないということを、管理端末装置2側で認識させることが可能になる。
【0354】
つまり、制限報知遊技台島はメンテナンス作業が行われているということと、非制限報知遊技台島は故障しているということを管理端末装置2側で認識させることが可能になる。
【0355】
このため、制限報知遊技台島については、別の作業スタッフが既にメンテナンス作業を行っており、作業スタッフを出向かわせる必要はない遊技台島100であると管理端末装置2側で認識させることができる。従って、別の作業スタッフが既にメンテナンス作業を行っている遊技台島100へ作業スタッフを出向かわせるという無駄な行動を抑制でき、作業スタッフの作業効率の向上を図ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【0356】
更に、非制限報知遊技台島については、作業スタッフを出向かわせても、別の作業スタッフが既にメンテナンス作業を行っているということはないと管理端末装置2側で認識させることができる。
【0357】
従って、非制限報知遊技台島へ作業スタッフを出向かわせても、別の作業スタッフが既に当該遊技台島100でメンテナンス作業を行っているということはない。このため、遊技台島100へ作業スタッフを出向かわせることが無駄な行動となることを抑制でき、作業スタッフの作業効率の向上を図ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【0358】
また、S240の処理による報知(「メンテナンス中」表示)の開始から所定消去時間が経過すると、S240の処理による報知が終了させられる(S250〜S260)。
このため、S240の処理による報知の開始から所定消去時間が経過した後に、島制御処理による制御が実際には制限されている遊技台島100へ作業スタッフを出向かわせることになる。これにより、所定消去時間が経過する前にメンテナンス作業を行っていた作業スタッフが、メンテナンス用操作部63のボタン63aをオン状態からオフ状態に変化させる操作(以下、解除操作という)を行うことを忘れていたときには、新たに当該遊技台島100へ出向いた作業スタッフが、解除操作が行われていないことに気付いて、忘れられていた解除操作を行うことができるという効果を奏する。
【0359】
また、所定消去時間が経過する前にメンテナンス作業を行っていた作業スタッフが解除操作を行ったにもかかわらず、メンテナンス用操作部63の故障のために当該解除操作が入力されなかった場合に、新たに当該遊技台島100へ出向いた作業スタッフが、メンテナンス用操作部63の故障に気付くことができるという効果を奏する。
【0360】
また、遊技台島100に設置されたメンテナンス用操作部63によって解除操作が入力された場合に(S40)、島制御処理による制御の制限が解除される(S50)。そして、島制御処理による制御の制限が解除されると、管理端末装置2に設置された表示パネル22bによって、制限が解除された遊技台島100が特定可能に表示される(S280)。
【0361】
このため、島制御処理による制御の制限が解除された遊技台島100であることを認識させることができる。これにより、別の作業スタッフが既にメンテナンス作業を終了させており、作業スタッフを出向かわせる必要はない遊技台島100であると認識させることができる。従って、別の作業スタッフが既にメンテナンス作業を行った遊技台島100へ新たに作業スタッフを出向かわせるという無駄な作業を抑制でき、作業スタッフの作業効率の向上を図ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【0362】
また、S280での表示により特定される遊技台島100の想定稼働状況と実稼働状況とが比較され(S300)、更に、管理端末装置2に設置された表示パネル22bによって、S300での比較で相違する内容が表示される(S310)。
【0363】
このため、想定稼働状況と実稼働状況との間で、相違する内容のみを認識させることができる。従って、島制御処理による制御の制限が解除された後に、想定稼働状況と実稼働状況とを一致させるために、遊技球循環設備をどのように稼働させればよいかを容易に認識させることができ、島制御処理による制御の制限が解除された後に遊技球循環設備を稼働させる作業の効率の向上を図ることができるという優れた効果を奏する。
【0364】
また、島制御処理による制御の制限が解除された後に、S280での表示により特定される遊技台島100における想定稼働状況と実稼働状況とが一致するように、遊技球循環設備が制御される(S340)。つまり、島制御処理による制御が制限されている間に制御指示信号SSで指示された処理(以下、制限時指示処理という)が解除操作の後に行われることになる。
【0365】
このため、解除操作の後に、制限時指示処理を実行する作業を遊技場のスタッフが行う必要がなくなる。これにより、遊技場のスタッフの作業効率の更なる向上を図ることができるという優れた効果を奏する。
【0366】
以上説明した実施形態において、遊技台島制御システム1は本発明における遊技台島の制御システム、還元機200、玉通路シャッター210、ヒータ220、玉抜きストッパー230及び布ベルト巻取り装置240は本発明における遊技媒体循環手段、管理端末装置2は本発明における遠隔制御手段、メイン側第3コネクタ46及び入出力部41dは本発明における受信手段である。
【0367】
また、リモート開店処理、リモート閉店処理、管理端末側還元機稼働処理、管理端末側還元機停止処理、管理端末側ヒータ稼働処理、管理端末側ヒータ停止処理、管理端末側玉抜きストッパー開放処理、管理端末側玉抜きストッパー閉鎖処理、管理端末側布ベルト稼働処理または管理端末側布ベルト停止処理は本発明における島制御手段である。
【0368】
また、メンテナンス用操作部63は本発明における無効操作入力手段及び解除操作入力手段、S20の処理は本発明における制御制限手段、S50の処理は本発明における解除手段、表示パネル22b及びS220の処理は本発明における第1の報知手段、表示パネル22b及びS240の処理は本発明における第2の報知手段、表示パネル22b及びS280の処理は本発明における第3の報知手段、S250〜S260の処理は本発明における報知終了手段、所定消去時間は本発明における所定時間である。
【0369】
また、S300の処理は本発明における比較手段、表示パネル22b及びS310の処理は本発明における第4の報知手段、S340の処理は本発明における比較島制御手段である。
【0370】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態においては、管理端末装置2に設置された表示パネル22bによって、「管理端末装置2が制御指示信号SSを送信したにも拘らず遊技球循環設備が稼働しない遊技台島100」の表示(S220)、「メンテナンス中」の表示(S240)、及び「メンテ終了」の表示(S280)を行うものを示したが、表示パネル22bの代わりに、管理端末装置2の近傍に設けられた表示手段によって表示を行うようにしてもよい。
【0371】
また表示パネル22bの代わりに、スピーカ等の音声出力手段によって、S220,S240及びS280の処理による表示で示される内容を報知するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0372】
1…遊技台稼働監視システム、2…管理端末装置、3…ネットワークアダプタ、4…通信基板、5…島コントロール制御ユニット装置、6…操作スイッチ群装置、7…台I/O基板、7a…島端I/O基板、8…島情報表示装置、21…制御部、21a…CPU、21b…ROM、21c…RAM、21d…入出力部、21e…バス、22…ユーザI/F、22a…操作部、22b…表示パネル、23…通信部、31…メイン制御基板、32a,32b,32c,32d,32e…コネクタケーブル、33…第1サブ基板、33a…サブ側コネクタ、33b…入出力回路、33c…入出力端子部、34…第2サブ基板、34a…サブ側コネクタ、34b…入出力回路、34c…入出力端子部、35…第3サブ基板、35a…サブ側コネクタ、35b…入出力回路、35c…入出力端子部、36…第4サブ基板、36a…サブ側コネクタ、36b…入出力回路、36c…入出力端子部、37…第5サブ基板、37a…サブ側コネクタ、37b…入出力回路、37c…入出力端子部、38…状態確認用LED群、41…制御部、41a…CPU、41b…ROM、41c…RAM、41d…入出力部、41e…バス、42…リセットIC、43…電源供給部、44…メイン側第1コネクタ、45…メイン側第2コネクタ、46…メイン側第3コネクタ、47…LED駆動回路、51…還元機用操作部、51a…ボタン、51b…2色LED、52…玉通路シャッター用操作部、52a…ボタン、52b…2色LED、53…玉抜きストッパー用操作部、53a…ボタン、53b…2色LED、54…ヒータ用操作部、54a…ボタン、54b…2色LED、55…布ベルト巻取り装置用操作部、55a…ボタン、55b…2色LED、56…還元機用状態表示部、56a…7セグLED、57…玉通路シャッター用状態表示部、57a…7セグLED、58…玉抜きストッパー用状態表示部、58a…7セグLED、59…ヒータ用状態表示部、59a…7セグLED、60…布ベルト巻取り装置用状態表示部、60a…7セグLED、61…布ベルト巻取り装置ブレーカ、62…オーバーフロー確認用操作部、62a…ボタン、62b…LED、63…メンテナンス用操作部、63a…ボタン、63b…LED、64…スイッチパネル、65…入出力部、100…遊技台島、110…呼出ランプ装置、120…遊技台、121…アウト玉計数器、131…欄間開放センサ、132…内枠開放センサ、141…金庫開放センサ、142…両替機開放センサ、200…還元機、210…玉通路シャッター、220…ヒータ、230…玉抜きストッパー、240…布ベルト巻取り装置、250…補給樋、260…回収樋、270,280…貯留タンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の遊技台に遊技媒体を供給するとともに、該複数の遊技台から排出された該遊技媒体を回収する遊技媒体循環手段を備えた遊技台島の制御システムであって、
上記遊技台島から離れた場所に設置され、上記遊技媒体循環手段を制御するための制御指示信号を送信する遠隔制御手段と、
上記遠隔制御手段から送信される上記制御指示信号を受信する受信手段と、
上記受信手段によって受信された上記制御指示信号に基づいて、上記遊技媒体循環手段を制御する島制御手段と、
上記遊技台島に設置され、無効操作を入力する無効操作入力手段と、
上記無効操作入力手段が上記無効操作を入力した場合に、上記島制御手段が行う制御を制限する制御制限手段と、
上記遠隔制御手段の近傍に設置され、上記遠隔制御手段が上記制御指示信号を送信したにも拘らず上記遊技媒体循環手段が稼働しない遊技台島を特定可能に報知する第1の報知手段と、
上記遠隔制御手段の近傍に設置され、上記島制御手段による制御が制限されると、該島制御手段による制御が制限された上記遊技台島を特定可能に報知する第2の報知手段と
を備えることを特徴とする遊技台島の制御システム。
【請求項2】
上記第2の報知手段による報知の開始から予め設定された所定時間が経過すると、上記第2の報知手段に報知を終了させる報知終了手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技台島の制御システム。
【請求項3】
上記遊技台島に設置され、解除操作を入力する解除操作入力手段と、
上記解除操作入力手段が上記解除操作を入力した場合に、上記制御制限手段による上記島制御手段の制御の制限を解除する解除手段と、
上記遠隔制御手段の近傍に設置され、上記島制御手段による制御の制限が上記解除手段により解除されると、該制限が解除された上記遊技台島を特定可能に報知する第3の報知手段と
を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技台島の制御システム。
【請求項4】
上記第3の報知手段の報知により特定される遊技台島における上記遊技媒体循環手段の稼働状況と、上記受信手段によって受信された上記制御指示信号が指示する上記遊技媒体循環手段の稼働内容とを比較する比較手段と、
上記遠隔制御手段の近傍に設置され、上記比較手段による比較で相違する内容を報知する第4の報知手段と
を備えることを特徴とする請求項3に記載の遊技台島の制御システム。
【請求項5】
上記解除手段によって上記島制御手段の制御の制限が解除された後に、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記第3の報知手段の報知により特定された遊技台島における上記遊技媒体循環手段の稼働状況と、上記受信手段によって受信された上記制御指示信号が指示する上記遊技媒体循環手段の稼働内容とが一致するように、上記遊技媒体循環手段を制御する比較島制御手段を備える
ことを特徴とする請求項4に記載の遊技台島の制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【図78】
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【図79】
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【図80】
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【図81】
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【公開番号】特開2013−39496(P2013−39496A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−262939(P2012−262939)
【出願日】平成24年11月30日(2012.11.30)
【分割の表示】特願2007−79542(P2007−79542)の分割
【原出願日】平成19年3月26日(2007.3.26)
【出願人】(000150051)株式会社竹屋 (389)
【Fターム(参考)】