遊技機
【課題】背景図柄表示部における始動記憶数に対応して可変表示の短縮変動を行えるようにする。
【解決手段】可変表示装置9は、第1飾り図柄を可変変動する第1可変表示部9a、第2飾り図柄を可変表示する第2可変表示部9b、および遊技者が表示内容をより視認することが容易な背景図柄表示部9cを含む。第1の開始条件または第2の開始条件が成立する場合に、合算保留記憶数の値が所定値(例えば、4)以上であれば、第1特別図柄および第1飾り図柄、または第2特別図柄および第2飾り図柄は、短縮変動(変動時間5秒)を行う。その場合には、背景図柄は、第1特別図柄および第1飾り図柄、または第2特別図柄および第2飾り図柄に同期して短縮変動(変動時間5秒)する。また、所定の移行条件が成立しない旨の決定がされたときは、状態データを非特別状態データに設定することにより、特別遊技状態を終了させる。
【解決手段】可変表示装置9は、第1飾り図柄を可変変動する第1可変表示部9a、第2飾り図柄を可変表示する第2可変表示部9b、および遊技者が表示内容をより視認することが容易な背景図柄表示部9cを含む。第1の開始条件または第2の開始条件が成立する場合に、合算保留記憶数の値が所定値(例えば、4)以上であれば、第1特別図柄および第1飾り図柄、または第2特別図柄および第2飾り図柄は、短縮変動(変動時間5秒)を行う。その場合には、背景図柄は、第1特別図柄および第1飾り図柄、または第2特別図柄および第2飾り図柄に同期して短縮変動(変動時間5秒)する。また、所定の移行条件が成立しない旨の決定がされたときは、状態データを非特別状態データに設定することにより、特別遊技状態を終了させる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
可変表示の第1の実行条件が成立した後に可変表示の第1の開始条件の成立にもとづいて第1識別情報の可変表示を開始し、表示結果を導出表示する第1の可変表示部と、可変表示の第2の実行条件が成立した後に可変表示の第2の開始条件の成立にもとづいて第2識別情報の可変表示を開始し、表示結果を導出表示する第2の可変表示部とを備え、前記第1の可変表示部と前記第2の可変表示部のいずれかに特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させ、所定の移行条件が成立したときに前記特定遊技状態と異なる通常遊技状態であるときに比べて識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果となりやすい特別遊技状態に移行させる遊技機であって、
前記第1の可変表示部および前記第2の可変表示部よりも表示内容を視認することが容易な第3の可変表示部を備え、
遊技状態が前記特別遊技状態であるか否かを示す状態データを、前記所定の移行条件が成立したときに特別遊技状態中である旨を示す特別状態データに設定し、所定の終了条件が成立したときに特別遊技状態中でない旨を示す非特別状態データに設定する状態データ設定手段と、
前記第1の開始条件の成立にもとづく前記第1の可変表示部の第1識別情報の可変表示を開始するときに、第1識別情報の可変表示の表示結果を前記特定表示結果にするか否かと、前記所定の移行条件を成立させるか否かとを決定する第1事前決定手段と、
前記第2の開始条件の成立にもとづく前記第2の可変表示部の第2識別情報の可変表示を開始するときに、第2識別情報の可変表示の表示結果を前記特定表示結果にするか否かと、前記所定の移行条件を成立させるか否かとを決定する第2事前決定手段と、
前記第1の可変表示部の第1識別情報の可変表示時間を決定する第1可変表示時間決定手段と、
前記第2の可変表示部の第2識別情報の可変表示時間を決定する第2可変表示時間決定手段と、
前記第1事前決定手段の決定結果にもとづいて、前記第1の可変表示部で第1識別情報の可変表示を実行し、前記第1可変表示時間決定手段により決定された可変表示時間が経過したときに前記第1の可変表示部に表示結果を導出表示する第1可変表示実行手段と、
前記第2事前決定手段の決定結果にもとづいて、前記第2の可変表示部で第2識別情報の可変表示を実行し、前記第2可変表示時間決定手段により決定された可変表示時間が経過したときに前記第2の可変表示部に表示結果を導出表示する第2可変表示実行手段と、
前記第1可変表示実行手段により前記第1の可変表示部で第1識別情報の可変表示が実行されているとき、および前記第2可変表示実行手段により前記第2の可変表示部で第2識別情報の可変表示が実行されているときに、第1識別情報または第2識別情報の可変表示に対応した第3識別情報の可変表示を実行し、所定の可変表示時間が経過したときに第1識別情報または第2識別情報の可変表示の表示結果に対応する演出結果を前記第3の可変表示部に導出表示する第3可変表示実行手段と、
前記第1の実行条件の成立数と前記第2の実行条件の成立数との合計である合計成立数を特定可能に表示する合計成立数表示手段と、
前記第3可変表示実行手段が前記第3識別情報の可変表示を実行するときに前記合計成立数を特定可能な表示を減算更新する合計成立数更新手段と、
前記合計成立数が所定値以上であるか否かを判定する合計成立数判定手段とを含み、
第3可変表示実行手段は、前記合計成立数判定手段によって前記合計成立数が所定値以上であると判定されると、前記第3識別情報の可変表示を開始してから前記第1識別情報または前記第2識別情報の可変表示の表示結果に対応する演出結果を前記第3の可変表示部に導出表示するまでの可変表示時間を、前記合計成立数判定手段によって前記合計成立数が所定値未満であると判定されるときよりも短縮する可変表示時間短縮手段を含み、
前記状態データ設定手段は、前記特別遊技状態に移行されているときにおいて、前記第1可変表示時間決定手段または前記第2可変表示時間決定手段によって決定された可変表示時間にもとづく第1識別情報または第2識別情報の可変表示が開始されるときに、前記所定の終了条件が成立したか否かを判定し、所定の終了条件が成立したと判定したときに前記状態データを非特別状態データに設定する
ことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
遊技の進行を制御する遊技制御用マイクロコンピュータと、
第3の可変表示部の表示状態を制御する演出制御用マイクロコンピュータとを備え、
第1事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
第2事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
遊技制御用マイクロコンピュータは、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、複数の可変表示部における識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を特定可能な可変表示データをあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段と、
該可変表示データ選択手段により選択された前記可変表示データを示す可変表示コマンドを送信する可変表示コマンド送信手段と、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、特定表示結果とするか否かと、所定の移行条件が成立するか否かと、前記移行後報知演出を実行するか否かとを示す表示結果コマンドを送信する表示結果コマンド送信手段と、
前記特定遊技状態に移行後の所定のタイミングになったときに、前記移行後報知演出の実行の開始を示す報知演出開始コマンドを送信する報知演出開始コマンド送信手段とを含み、
前記演出制御用マイクロコンピュータは、
前記可変表示コマンドにもとづいて、前記特定遊技状態の開始前に前記所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行前報知演出を実行する可変表示態様を含む複数種類の可変表示態様の中から、実行する可変表示態様を選択する可変表示態様選択手段と、
前記報知演出開始コマンドにもとづいて前記移行後報知演出を前記第3の可変表示部において実行する移行後報知演出実行手段と、
前記可変表示態様選択手段により前記移行前報知演出を実行する可変表示態様が選択され、かつ、前記表示結果コマンド送信手段からの表示結果コマンドが前記移行後報知演出の実行を示すものであるときに、前記移行前報知演出において前記所定の移行条件が成立することを報知しないように制御する報知禁止制御手段とを含み、
第3可変表示実行手段は、前記可変表示態様選択手段により選択された可変表示態様にもとづいて、前記第3の可変表示部において第3識別情報の可変表示を実行する
請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
遊技の進行を制御する遊技制御用マイクロコンピュータと、
第3の可変表示部の表示状態を制御する演出制御用マイクロコンピュータとを備え、
第1事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
第2事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
遊技制御用マイクロコンピュータは、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、複数の可変表示部おける識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間と前記移行後報知演出を実行するか否かを特定可能な可変表示データをあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段と、
該可変表示データ選択手段により選択された前記可変表示データを示す可変表示コマンドを送信する可変表示コマンド送信手段と、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、特定表示結果とするか否かと、所定の移行条件が成立するか否かとを示す表示結果コマンドを送信する表示結果コマンド送信手段と、
前記特定遊技状態に移行後の所定のタイミングになったときに、前記移行後報知演出の実行の開始を示す報知演出開始コマンドを送信する報知演出開始コマンド送信手段とを含み、
前記演出制御用マイクロコンピュータは、
前記可変表示コマンドにもとづいて、前記特定遊技状態の開始前に前記所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行前報知演出を実行する可変表示態様を含む複数種類の可変表示態様の中から、実行する可変表示態様を選択する可変表示態様選択手段と、
前記報知演出開始コマンドにもとづいて前記移行後報知演出を前記第3の可変表示部において実行する移行後報知演出実行手段と、
前記可変表示態様選択手段により前記移行前報知演出を実行する可変表示態様が選択され、かつ、前記可変表示コマンド送信手段からの可変表示コマンドが前記移行後報知演出の実行を示すものであるときに、前記移行前報知演出において前記所定の移行条件が成立することを報知しないように制御する報知禁止制御手段とを含み、
第3可変表示実行手段は、前記可変表示態様選択手段により選択された可変表示態様にもとづいて前記第3の可変表示部において第3識別情報の可変表示を実行する
請求項1記載の遊技機。
【請求項4】
遊技の進行を制御する遊技制御用マイクロコンピュータと、
第3の可変表示部の表示状態を制御する演出制御用マイクロコンピュータとを備え、
第1事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
第2事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
遊技制御用マイクロコンピュータは、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、複数の可変表示部における識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間と所定の移行条件を成立させるか否かを特定可能な可変表示データをあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段と、
該可変表示データ選択手段により選択された前記可変表示データを示す可変表示コマンドを送信する可変表示コマンド送信手段と、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、特定表示結果とするか否かと、前記移行後報知演出を実行することを示す表示結果コマンドを送信する表示結果コマンド送信手段と、
前記特定遊技状態に移行後の所定のタイミングになったときに、前記移行後報知演出の実行の開始を示す報知演出開始コマンドを送信する報知演出開始コマンド送信手段とを含み、
前記演出制御用マイクロコンピュータは、
前記可変表示コマンドにもとづいて、前記特定遊技状態の開始前に前記所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行前報知演出を実行する可変表示態様を含む複数種類の可変表示態様の中から、実行する可変表示態様を選択する可変表示態様選択手段と、
前記報知演出開始コマンドにもとづいて前記移行後報知演出を前記第3の可変表示部において実行する移行後報知演出実行手段と、
前記可変表示態様選択手段により前記移行前報知演出を実行する可変表示態様が選択されたときに、前記移行前報知演出において前記所定の移行条件が成立することを報知しないように制御する報知禁止制御手段とを含み、
第3可変表示実行手段は、前記可変表示態様選択手段により選択された可変表示態様にもとづいて、前記第3の可変表示部において第3識別情報の可変表示を実行する
請求項1記載の遊技機。
【請求項5】
報知演出開始コマンド送信手段は、報知演出開始コマンドを特定遊技状態が終了した後に送信する請求項2から請求項4のうちのいずれかに記載の遊技機。
【請求項6】
遊技制御用マイクロコンピュータは、第1事前決定手段または第2事前決定手段により移行後報知演出を実行しないと決定されたときに、報知演出開始コマンドとは別の特定遊技状態の終了を示す特定遊技状態終了演出の実行を示す特定遊技状態終了コマンドを送信する特定遊技状態終了コマンド送信手段を含み、
演出制御用マイクロコンピュータは、前記特定遊技状態終了コマンドにもとづいて前記特定遊技状態終了演出を第3の可変表示部において実行する特定遊技状態終了演出実行手段を含む
請求項5記載の遊技機。
【請求項7】
特定遊技状態終了演出実行手段により実行される特定遊技状態終了演出の実行時間は、移行後報知演出実行手段により実行される移行後報知演出の実行時間よりも短い請求項6記載の遊技機。
【請求項8】
第1事前決定手段は、第2事前決定手段が第2識別情報の可変表示の表示結果を特定表示結果とすることに決定したことにもとづいて、前記第2事前決定手段が前記第2識別情報の可変表示の表示結果を前記特定表示結果にすると決定した後から、第2可変表示実行手段によって表示結果が導出表示されるまでの特定期間には、第1識別情報の可変表示の表示結果を特定表示結果にしないことに決定し、
特定遊技状態において、第1の開始条件の成立を禁止する禁止手段をさらに備えた
請求項1から請求項7のうちのいずれかに記載の遊技機。
【請求項9】
複数種類の識別情報の可変表示のパターンが示される可変表示パターンテーブルを記憶するパターンテーブル記憶手段と、
前記パターンテーブル記憶手段が記憶する可変表示パターンテーブルにもとづいて、第1識別情報の可変表示のパターンを決定する第1可変表示パターン決定手段と、
前記パターンテーブル記憶手段が記憶する可変表示パターンテーブルにもとづいて、第2識別情報の可変表示のパターンを決定する第2可変表示パターン決定手段とを備え、
前記パターンテーブル記憶手段は、前記可変表示パターンテーブルのうち、前記第1事前決定手段によって前記特定期間に前記第1識別情報の可変表示の表示結果を前記特定表示結果にしないことに決定されたときに、前記第1可変表示パターン決定手段により可変表示のパターンを決定されるための特定期間パターンテーブルを記憶し、
前記第1可変表示パターン決定手段は、前記第1事前決定手段によって前記特定期間に前記第1識別情報の可変表示の表示結果を前記特定表示結果にしないことに決定されると、前記パターンテーブル記憶手段が記憶する特定期間パターンテーブルにもとづいて、前記第1識別情報の可変表示のパターンを決定し、
第1可変表示実行手段は、前記第1可変表示パターン決定手段が決定した可変表示のパターンに従って、前記第1識別情報の可変表示を実行する
請求項8記載の遊技機。
【請求項1】
可変表示の第1の実行条件が成立した後に可変表示の第1の開始条件の成立にもとづいて第1識別情報の可変表示を開始し、表示結果を導出表示する第1の可変表示部と、可変表示の第2の実行条件が成立した後に可変表示の第2の開始条件の成立にもとづいて第2識別情報の可変表示を開始し、表示結果を導出表示する第2の可変表示部とを備え、前記第1の可変表示部と前記第2の可変表示部のいずれかに特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させ、所定の移行条件が成立したときに前記特定遊技状態と異なる通常遊技状態であるときに比べて識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果となりやすい特別遊技状態に移行させる遊技機であって、
前記第1の可変表示部および前記第2の可変表示部よりも表示内容を視認することが容易な第3の可変表示部を備え、
遊技状態が前記特別遊技状態であるか否かを示す状態データを、前記所定の移行条件が成立したときに特別遊技状態中である旨を示す特別状態データに設定し、所定の終了条件が成立したときに特別遊技状態中でない旨を示す非特別状態データに設定する状態データ設定手段と、
前記第1の開始条件の成立にもとづく前記第1の可変表示部の第1識別情報の可変表示を開始するときに、第1識別情報の可変表示の表示結果を前記特定表示結果にするか否かと、前記所定の移行条件を成立させるか否かとを決定する第1事前決定手段と、
前記第2の開始条件の成立にもとづく前記第2の可変表示部の第2識別情報の可変表示を開始するときに、第2識別情報の可変表示の表示結果を前記特定表示結果にするか否かと、前記所定の移行条件を成立させるか否かとを決定する第2事前決定手段と、
前記第1の可変表示部の第1識別情報の可変表示時間を決定する第1可変表示時間決定手段と、
前記第2の可変表示部の第2識別情報の可変表示時間を決定する第2可変表示時間決定手段と、
前記第1事前決定手段の決定結果にもとづいて、前記第1の可変表示部で第1識別情報の可変表示を実行し、前記第1可変表示時間決定手段により決定された可変表示時間が経過したときに前記第1の可変表示部に表示結果を導出表示する第1可変表示実行手段と、
前記第2事前決定手段の決定結果にもとづいて、前記第2の可変表示部で第2識別情報の可変表示を実行し、前記第2可変表示時間決定手段により決定された可変表示時間が経過したときに前記第2の可変表示部に表示結果を導出表示する第2可変表示実行手段と、
前記第1可変表示実行手段により前記第1の可変表示部で第1識別情報の可変表示が実行されているとき、および前記第2可変表示実行手段により前記第2の可変表示部で第2識別情報の可変表示が実行されているときに、第1識別情報または第2識別情報の可変表示に対応した第3識別情報の可変表示を実行し、所定の可変表示時間が経過したときに第1識別情報または第2識別情報の可変表示の表示結果に対応する演出結果を前記第3の可変表示部に導出表示する第3可変表示実行手段と、
前記第1の実行条件の成立数と前記第2の実行条件の成立数との合計である合計成立数を特定可能に表示する合計成立数表示手段と、
前記第3可変表示実行手段が前記第3識別情報の可変表示を実行するときに前記合計成立数を特定可能な表示を減算更新する合計成立数更新手段と、
前記合計成立数が所定値以上であるか否かを判定する合計成立数判定手段とを含み、
第3可変表示実行手段は、前記合計成立数判定手段によって前記合計成立数が所定値以上であると判定されると、前記第3識別情報の可変表示を開始してから前記第1識別情報または前記第2識別情報の可変表示の表示結果に対応する演出結果を前記第3の可変表示部に導出表示するまでの可変表示時間を、前記合計成立数判定手段によって前記合計成立数が所定値未満であると判定されるときよりも短縮する可変表示時間短縮手段を含み、
前記状態データ設定手段は、前記特別遊技状態に移行されているときにおいて、前記第1可変表示時間決定手段または前記第2可変表示時間決定手段によって決定された可変表示時間にもとづく第1識別情報または第2識別情報の可変表示が開始されるときに、前記所定の終了条件が成立したか否かを判定し、所定の終了条件が成立したと判定したときに前記状態データを非特別状態データに設定する
ことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
遊技の進行を制御する遊技制御用マイクロコンピュータと、
第3の可変表示部の表示状態を制御する演出制御用マイクロコンピュータとを備え、
第1事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
第2事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
遊技制御用マイクロコンピュータは、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、複数の可変表示部における識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を特定可能な可変表示データをあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段と、
該可変表示データ選択手段により選択された前記可変表示データを示す可変表示コマンドを送信する可変表示コマンド送信手段と、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、特定表示結果とするか否かと、所定の移行条件が成立するか否かと、前記移行後報知演出を実行するか否かとを示す表示結果コマンドを送信する表示結果コマンド送信手段と、
前記特定遊技状態に移行後の所定のタイミングになったときに、前記移行後報知演出の実行の開始を示す報知演出開始コマンドを送信する報知演出開始コマンド送信手段とを含み、
前記演出制御用マイクロコンピュータは、
前記可変表示コマンドにもとづいて、前記特定遊技状態の開始前に前記所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行前報知演出を実行する可変表示態様を含む複数種類の可変表示態様の中から、実行する可変表示態様を選択する可変表示態様選択手段と、
前記報知演出開始コマンドにもとづいて前記移行後報知演出を前記第3の可変表示部において実行する移行後報知演出実行手段と、
前記可変表示態様選択手段により前記移行前報知演出を実行する可変表示態様が選択され、かつ、前記表示結果コマンド送信手段からの表示結果コマンドが前記移行後報知演出の実行を示すものであるときに、前記移行前報知演出において前記所定の移行条件が成立することを報知しないように制御する報知禁止制御手段とを含み、
第3可変表示実行手段は、前記可変表示態様選択手段により選択された可変表示態様にもとづいて、前記第3の可変表示部において第3識別情報の可変表示を実行する
請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
遊技の進行を制御する遊技制御用マイクロコンピュータと、
第3の可変表示部の表示状態を制御する演出制御用マイクロコンピュータとを備え、
第1事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
第2事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
遊技制御用マイクロコンピュータは、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、複数の可変表示部おける識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間と前記移行後報知演出を実行するか否かを特定可能な可変表示データをあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段と、
該可変表示データ選択手段により選択された前記可変表示データを示す可変表示コマンドを送信する可変表示コマンド送信手段と、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、特定表示結果とするか否かと、所定の移行条件が成立するか否かとを示す表示結果コマンドを送信する表示結果コマンド送信手段と、
前記特定遊技状態に移行後の所定のタイミングになったときに、前記移行後報知演出の実行の開始を示す報知演出開始コマンドを送信する報知演出開始コマンド送信手段とを含み、
前記演出制御用マイクロコンピュータは、
前記可変表示コマンドにもとづいて、前記特定遊技状態の開始前に前記所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行前報知演出を実行する可変表示態様を含む複数種類の可変表示態様の中から、実行する可変表示態様を選択する可変表示態様選択手段と、
前記報知演出開始コマンドにもとづいて前記移行後報知演出を前記第3の可変表示部において実行する移行後報知演出実行手段と、
前記可変表示態様選択手段により前記移行前報知演出を実行する可変表示態様が選択され、かつ、前記可変表示コマンド送信手段からの可変表示コマンドが前記移行後報知演出の実行を示すものであるときに、前記移行前報知演出において前記所定の移行条件が成立することを報知しないように制御する報知禁止制御手段とを含み、
第3可変表示実行手段は、前記可変表示態様選択手段により選択された可変表示態様にもとづいて前記第3の可変表示部において第3識別情報の可変表示を実行する
請求項1記載の遊技機。
【請求項4】
遊技の進行を制御する遊技制御用マイクロコンピュータと、
第3の可変表示部の表示状態を制御する演出制御用マイクロコンピュータとを備え、
第1事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
第2事前決定手段は、特定遊技状態に移行後の所定のタイミングで所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行後報知演出を実行するか否かを表示結果の導出表示以前に決定し、
遊技制御用マイクロコンピュータは、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、複数の可変表示部における識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間と所定の移行条件を成立させるか否かを特定可能な可変表示データをあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段と、
該可変表示データ選択手段により選択された前記可変表示データを示す可変表示コマンドを送信する可変表示コマンド送信手段と、
前記第1事前決定手段または前記第2事前決定手段による決定結果にもとづいて、特定表示結果とするか否かと、前記移行後報知演出を実行することを示す表示結果コマンドを送信する表示結果コマンド送信手段と、
前記特定遊技状態に移行後の所定のタイミングになったときに、前記移行後報知演出の実行の開始を示す報知演出開始コマンドを送信する報知演出開始コマンド送信手段とを含み、
前記演出制御用マイクロコンピュータは、
前記可変表示コマンドにもとづいて、前記特定遊技状態の開始前に前記所定の移行条件が成立するか否かを報知する移行前報知演出を実行する可変表示態様を含む複数種類の可変表示態様の中から、実行する可変表示態様を選択する可変表示態様選択手段と、
前記報知演出開始コマンドにもとづいて前記移行後報知演出を前記第3の可変表示部において実行する移行後報知演出実行手段と、
前記可変表示態様選択手段により前記移行前報知演出を実行する可変表示態様が選択されたときに、前記移行前報知演出において前記所定の移行条件が成立することを報知しないように制御する報知禁止制御手段とを含み、
第3可変表示実行手段は、前記可変表示態様選択手段により選択された可変表示態様にもとづいて、前記第3の可変表示部において第3識別情報の可変表示を実行する
請求項1記載の遊技機。
【請求項5】
報知演出開始コマンド送信手段は、報知演出開始コマンドを特定遊技状態が終了した後に送信する請求項2から請求項4のうちのいずれかに記載の遊技機。
【請求項6】
遊技制御用マイクロコンピュータは、第1事前決定手段または第2事前決定手段により移行後報知演出を実行しないと決定されたときに、報知演出開始コマンドとは別の特定遊技状態の終了を示す特定遊技状態終了演出の実行を示す特定遊技状態終了コマンドを送信する特定遊技状態終了コマンド送信手段を含み、
演出制御用マイクロコンピュータは、前記特定遊技状態終了コマンドにもとづいて前記特定遊技状態終了演出を第3の可変表示部において実行する特定遊技状態終了演出実行手段を含む
請求項5記載の遊技機。
【請求項7】
特定遊技状態終了演出実行手段により実行される特定遊技状態終了演出の実行時間は、移行後報知演出実行手段により実行される移行後報知演出の実行時間よりも短い請求項6記載の遊技機。
【請求項8】
第1事前決定手段は、第2事前決定手段が第2識別情報の可変表示の表示結果を特定表示結果とすることに決定したことにもとづいて、前記第2事前決定手段が前記第2識別情報の可変表示の表示結果を前記特定表示結果にすると決定した後から、第2可変表示実行手段によって表示結果が導出表示されるまでの特定期間には、第1識別情報の可変表示の表示結果を特定表示結果にしないことに決定し、
特定遊技状態において、第1の開始条件の成立を禁止する禁止手段をさらに備えた
請求項1から請求項7のうちのいずれかに記載の遊技機。
【請求項9】
複数種類の識別情報の可変表示のパターンが示される可変表示パターンテーブルを記憶するパターンテーブル記憶手段と、
前記パターンテーブル記憶手段が記憶する可変表示パターンテーブルにもとづいて、第1識別情報の可変表示のパターンを決定する第1可変表示パターン決定手段と、
前記パターンテーブル記憶手段が記憶する可変表示パターンテーブルにもとづいて、第2識別情報の可変表示のパターンを決定する第2可変表示パターン決定手段とを備え、
前記パターンテーブル記憶手段は、前記可変表示パターンテーブルのうち、前記第1事前決定手段によって前記特定期間に前記第1識別情報の可変表示の表示結果を前記特定表示結果にしないことに決定されたときに、前記第1可変表示パターン決定手段により可変表示のパターンを決定されるための特定期間パターンテーブルを記憶し、
前記第1可変表示パターン決定手段は、前記第1事前決定手段によって前記特定期間に前記第1識別情報の可変表示の表示結果を前記特定表示結果にしないことに決定されると、前記パターンテーブル記憶手段が記憶する特定期間パターンテーブルにもとづいて、前記第1識別情報の可変表示のパターンを決定し、
第1可変表示実行手段は、前記第1可変表示パターン決定手段が決定した可変表示のパターンに従って、前記第1識別情報の可変表示を実行する
請求項8記載の遊技機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
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【図17】
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【図68】
【図69】
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【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【公開番号】特開2007−209402(P2007−209402A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−29996(P2006−29996)
【出願日】平成18年2月7日(2006.2.7)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年2月7日(2006.2.7)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】
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