説明

遊技機

【課題】一連の遊技の進行上の操作と、当該一連の遊技に相関する演出画像の表示の何れを優先するかを遊技者に決定させ、遊技者の意に反して遊技を遅らせることがなく、かつ演出画像表示により伝えたい情報を遊技者に確実に伝える。
【解決手段】一連の遊技の中で実行される演出画像を、遊技者の操作を契機とした複数の区間に分け、それぞれ次のチャプター画像への移行タイミングを遊技者の操作に委ねることを前提とし、各チャプター画像の残表示時間をレベルゲージ313LGの長さによって報知するようにした。これにより、遊技者は、あとどのくらいでチャプター画像が完結するかを見極めることができ、最適な操作タイミングを得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メダル、コイン、遊技球等を遊技媒体として使用するスロットマシン等の遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、遊技機、特にパチスロ機では、所定枚数のメダルを投入し、始動レバーを操作することで、抽選を実行し、周面に複数の図柄が表示された複数列(通常3列)の図柄変動リール(図柄列表示手段)を回転させるようにしている。
【0003】
始動レバーによって回転を開始した図柄変動リールは、それぞれに対応して設けられた停止ボタンを操作することで、基本的に、ほぼ遊技者の意図する時期に停止させることができる。
【0004】
前記始動レバーの操作時に、内部抽選が実行され当たり/外れが決められており、遊技者が停止ボタンにより各図柄変動リールの停止操作を行い、当該内部抽選に当選している場合に、当該当選に対応する図柄が揃った時点で権利行使がなされる。
【0005】
なお、上記「一連の遊技」の中で、遊技者は少なくとも4回の操作を行う。すなわち、前述した始動レバーの操作、3列のリールに対応する3回の停止ボタンの操作である。なお、これ以外に、ベット操作等もあるがここでは省略する。
【0006】
当たりには小役と大役とがあり、小役当選の権利行使は、予め設定された遊技媒体の配当が実行される。また、小役には再遊技(リプレイ)を含んでおり、リプレイの際には、当該遊技のために投入した遊技媒体と同等の配当がなされたものとみなして、新たに遊技媒体を投入することなく、再遊技の権利が与えられる。
【0007】
一方、大役当選の権利行使は、当該役に対して予め設定された遊技媒体の配当が実行された後、上記通常遊技状態から所謂ボーナスゲーム(レギュラーボーナスとビッグボーナスとがある)と称される、所定回数の特別遊技状態に移行する。
【0008】
ところで、近年では前記図柄変動リールを覗く表示窓の他に、表示部(例えば、LCD(液晶表示装置))を備え、前記一連の遊技の間に抽選結果に相関する演出表示を行うこが提案されている。この場合、演出画像の演出時間は様々であるが、前記一連の遊技の中で実行される遊技者の操作を契機として、途中の演出画像を飛ばしたり、逆に、あるチャプター画像(操作区間画像)の演出の終了間際で待機し(所謂「リピート再生によるタメ」)、遊技者の操作を契機として、次のチャプター画像(操作区間画像)の表示を開始することで、一連の遊技の時間と、演出画像の表示時間との間の時間調整を行っている。
【0009】
ところが、この時間調整は、無理矢理なところがあり(遊技操作優先)、演出画像を創造したクリエーターやそれを見る遊技者からすれば、中途半端な演出画像になる可能性もある。
【0010】
特に、ホールに登場して間もない機械や、初めてその機械の演出を体験する遊技者においては、遊技の過程において、「レバー操作」から始まり、「ストップボタン操作×3」という一連の操作にリンクして操作区間画像に分割された演出画像の表示トータル時間は最初から把握することはできない。
【0011】
このため、特許文献1では、連続演出が途中で中断してしまった場合でも、続きから再生することが可能な遊技機を提案している。
【0012】
また、特許文献2では、遊技の効率を低下させることなく多彩名演出を行うべく、演出抽選に当選することで突入する演出態様であり、ボタン停止操作毎にフリーズを発生させて、その都度演出を見せるようにして進行させる遊技機を提案している(演出画像優先)。
【特許文献1】特開2003−792公報
【特許文献2】特開2006−212213公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、特許文献1は、一連の遊技の時間と、演出画像の表示時間との間の時間調整を無視(リンク無し)しているため、遊技状態と演出画像とが合致せず、意図したもののとして再現されない。また、特許文献2では、ボタン操作毎に機械がフリーズ(操作に対応した動作が実行されない)して強制的に演出を見させられることになる。
【0014】
すなわち、演出を見なければストーリーが繋がらないような演出を行う場合であっても、遊技者は遊技の進行を優先するため、各操作間の操作区間画像の表示時間が不明確な理由から、発生した演出の途中で次の操作に移行されることが多い。
【0015】
本発明は上記事実を考慮し、一連の遊技の進行上の操作と、当該一連の遊技に相関する演出画像の表示の何れを優先するかを遊技者に決定させ、遊技者の意に反して遊技を遅らせることがなく、かつ演出画像表示により伝えたい情報を遊技者に確実に伝えることができる遊技機を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0016】
請求項1に記載の発明は、始動指示操作を契機とした内部抽選から始まり、当該始動指示操作によって複数の図柄が設けられた複数列のリールをそれぞれ周回駆動させた後、それぞれのリールに対して独立して停止指示操作することまでを一連の遊技として定義し、前記内部抽選結果、並びに前記停止指示操作の時期に基づいて、以後の遊技の優劣を決定する遊技機であって、演出画像を表示する画像表示部と、前記抽選結果に相関する情報を含み、遊技者の前記始動指示操作から最終停止リールの停止操作までの特定操作の区間毎に切り分け可能に編集処理されて構築された演出画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から、前記一連の遊技で実行される抽選結果に相関する情報を含む演出画像データを読み出し、前記特定操作を契機として、特定操作の区間毎の演出画像データに基づいて演出画像の表示を実行する表示制御手段と、前記操作区間毎に演出される演出時間を報知する報知手段と、を有している。
【0017】
請求項1記載の発明によれば、始動指示操作を契機とした内部抽選に基づいて、記憶手段から演出画像データを読み出し、表示部に表示する場合がある。
【0018】
この演出画像データは、遊技者の前記始動指示操作から最終停止リールの停止操作までの特定操作の区間毎に切り分け可能に編集処理された状態で記憶されている。このため、表示部での表示が開始しても、特定操作区間内での画像表示が終了する、しないに関わらず、次の遊技者の操作によって、次の操作区間での画像表示が開始される。
【0019】
そこで、報知手段では、特定操作の区間毎の演出画像の表示時間を報知する。この報知された表示時間を遊技者が見て、次の操作を実行するか否かの判断基準とすれば、操作を優先するか、演出画像の表示を優先するかを遊技者に委ねることができ、遊技者の意に反して遊技を遅れるようなことはない。また、演出画像表示により伝えたい情報を知りたい遊技者は、操作を待機すれば、当該情報を確実に取得することができる。
【0020】
なお、報知手段の実施態様として、前記表示部の一部の領域に表示するようにしてもよいし、別途、演出時間のみを報知する報知機能を設けても良い。表示部の一部を適用する場合、例えば、帯状のレベルゲージを徐々に減らしていくようにすれば、視覚的に認識し易いが、表示部の多くの領域を利用することになる。また、デジタル的に数字を表示すれば、利用する表示部の領域は小さくなるが、視覚的に認識し難くなる場合がある。
【0021】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記報知手段による特定操作の区間毎の表示時間の報知を実行するか否かを選択する選択手段をさらに有し、選択手段で報知の実行が選択されたときのみ、前記報知手段を有効とすることを特徴としている。
【0022】
請求項2に記載の発明によれば、遊技機そのものが、遊技者に浸透していく過程で、報知手段のようなガイドが煩わしく感じる遊技者が出現する。そこで、選択手段により、遊技者自身に、報知手段による特定操作の区間毎の表示時間の報知を実行するか否かを選択させるようにする。これにより、遊技者が不要と感じれば、表示時間が報知されることはない。
【発明の効果】
【0023】
以上説明した如く本発明では、一連の遊技の進行上の操作と、当該一連の遊技に相関する演出画像の表示の何れを優先するかを遊技者に決定させ、遊技者の意に反して遊技を遅らせることがなく、かつ演出画像表示により伝えたい情報を遊技者に確実に伝えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
[パチスロ機の概略構成]
図1に示される如く、パチスロ機300は、本体302と、本体302の正面に設けられた開閉カバーとしての操作兼装飾部303とを備えて構成されている。
【0025】
操作兼装飾部303は、上から装飾部304、操作部306、払出部310とに分類することができる。
【0026】
(装飾部304)
装飾部304は、内部でバックライト部(図示省略)が点灯することで、印刷された絵や文字が透過照明される表示パネル部312が取り付けられている。また、装飾部304の一部として、前記装飾部304の上部には、立体的な装飾ランプ304Aも左右方向の全域に亘り設けられている。また、装飾ランプ304近傍には、演出用の音声等を再生するためのスピーカ305R、305Lが設けられている。なお、スピーカ305R、305のコーン表面(振動することで音が出力される膜の表側の面)は下向きになっている。
【0027】
装飾部304の表示パネル部312は、演出用の動画像を表示するための液晶表示装置(LCD)313と、回胴表示図柄を表示するための表示窓314とを備えている。表示窓314は、前記表示パネル部312と一体成型される透明領域で構成されている。
【0028】
この表示窓314の内部には、3個の回胴リール350A、350B、350Cを主要部として構成された図柄変動部316が配設されている。
【0029】
ここで、図2に示される如く、LCD313の右辺に沿った外側の表示パネル312面には、2個の操作ボタン313SWA、313SWBが取り付けられている。上側の操作ボタン313SWAは十字型のボタンであり、上下左右端のそれぞれを操作することで異なる信号を出力することができるようになっている。この十字型の操作ボタン313SWAは、LCD313に表示される、ツリー状に構成された機能設定画面において項目を選択するために用いられる。
【0030】
また、下側の操作ボタン313SWBは押圧式のボタンであり、押圧することで、接点が切り替わるようになっている。この押圧側の操作ボタン313SWBは、LCD313に表示される、ツリー状に構成された機能設定画面において、前記選択した項目について実行するか否か等の二者択一の確定をするために用いられる。
【0031】
また、表示窓314の下部には、このパチスロ機300の遊技媒体であるメダルの払出枚数を表示する表示部315A、通常の遊技モードではジャックゲーム残回数表示を行う表示部315B、クレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cがそれぞれ設けられている。なお、例えば、表示部315Bは、店側による切替操作で起動する設定モードにおいては、遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう場合もある。また、それぞれの表示部315A乃至315Cは、7セグメントLED表示器が主流であるが、ドットマトリクスパターン表示器であってもよく、LCDを用いてもよい。
【0032】
(操作部306)
操作部306は、その上部が手前(対面して着座する遊技者側)に突き出ており、この突き出し部分の上面の右端部にはメダル投入部320が設けられている。また、この操作部306の上面左端部からは、順にクレジットの払い戻しをする際に押下操作される精算ボタン103、1枚ベット(投入)ボタン352A、MAXベット(最大投入)ボタン352Bが設けられている。また、突き出し部分の前面左端部からは、順に始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356C等が設けられている。
【0033】
(払出部310)
払出部310は、メダル排出口326と、このメダル排出口326から排出されるメダルを受取る受け皿328とを備えている。一般的には、遊技の進行によって獲得したメダルは、内部のメダル記憶クレジットの上限に達するまでは、物理的にメダルを排出することはない。言い換えれば、遊技の度にいちいちメダルを投入することなく、内部の演算処理によってクレジット数を増減することで、操作性がよく、遊技の進行を円滑に行うことが可能となる。
【0034】
一方、この上限数(例えば、50枚分)を超えるメダルの払出しが必要な場合に、メダル排出口326からメダルが排出されるようになっている。
【0035】
なお、クレジットの上限数を増やせばメダル排出をなくすことも理論的に可能ではあるが、メダル排出という物理的な現象が、視覚的、聴覚的にも優越感を持つことができ、遊技の趣向性をかきたてる演出の1つとして利用するためにも、所定量を超えた時点で実際にメダルを払い出すことが望ましい。
【0036】
(図柄変動)
3個のリール350A、350B、350Cは、回転することで図柄が順次前記表示窓314から見えるようになっている。回転方向は、表示窓314では、図1の上から下に移動するように見える。
【0037】
ここで、回転を停止した場合に表示窓314から見える図柄のうち、中行に並んだ図柄の中心を結ぶライン、上行に並んだ図柄の中心を結ぶライン、下行に並んだ図柄の中心を結ぶラインと、2本の対角線上に並んだ図柄の中心をそれぞれ結ぶ2本のラインと、の5本の有効ライン上に停止した図柄の組み合わせが遊技の結果を示す。
【0038】
なお、5本のラインのうち、どのラインが有効ラインとされるかはメダルの投資数によって決まり、1枚のメダルがベットされた場合は中行に並んだ図柄の中心を結ぶラインが有効ラインとされ、3枚のメダルがベットされた場合は全てのラインが有効ラインとされる。
【0039】
前記停止ボタン356A、356B、356Cは、図柄変動部316下部に設けられており、各リール350A、350B、350Cに対応している。すなわち、対応するそれぞれのリール350A、350B、350Cの回転を遊技者による停止ボタン356A、356B、356Cの操作で停止させることができる。
【0040】
また、この停止ボタン356A、356B、356Cの左側に設けられた始動レバー354を操作(傾倒)することで、各リール350A、350B、350Cが回転を開始するようになっている。なお、この回転は、通常は3個のリール350A、350B、350Cが同時に回転を開始するようになっている。
【0041】
さらに、この始動レバー354による操作タイミング(操作時期)は、後述する内部抽選のタイミング(内部抽選時期)となっており、当該始動レバー354の操作によって、当たり(役当選)/外れが決定するようになっている。
【0042】
また、前記ラインの内、上行(上段)に横一直線に並ぶラインを、後述する停止制御(滑り制御を含む)の基準ラインとしている。すなわち、この基準ラインと、当該基準ライン上に位置する図柄の中心線との位置関係で、停止制御を行っている。
【0043】
なお、停止制御においては、図柄と図柄の間でリール350A、350B、350Cが停止することはなく、必ず図柄ピッチで停止制御されるようになっている(図柄ピッチ単位停止制御)。
【0044】
さらに、詳しくは、現在、基準ライン上にある第1の図柄の中心線が基準ラインを超えた時点で停止操作があった場合は、リール350A、350B、350Cを逆転させることはできないので、超えた直後から次の図柄の中心線が基準ラインと一致するまでの間は、当該次の図柄を停止させる制御(最大図柄ピッチ未満)が所謂ビタ止めの基準となる。
【0045】
[制御系]
図3には、上記パチスロ機300の動作を制御するための制御ブロック図が概略的に示されている。
【0046】
パチスロ機300の制御系は、主制御部100を中心に構成されており、この主制御部100には、メダル投入部320(図1参照)から投入されたメダルを識別し、メダルの投入数や種類(不正又は純正)等を出力するメダルセレクタ102が接続されている。
【0047】
また、始動レバー354、上述したリール350A、350B、350Cのそれぞれに対応する停止ボタン356A、356B、356Cの操作状態を検出する不図示のセンサ等を介して接続されている。
【0048】
さらに、MAXベットボタン352B、1枚ベットボタン352A並びに遊技を中止する際に遊技機内部に貯留(クレジット)したメダルを戻すための精算ボタン103が、それぞれ操作状態を検出する不図示のセンサ等を介して接続されている。
【0049】
前記主制御部100は、CPUを含んで構成される主制御回路110を備えており、主制御回路110には、主として遊技の進行状況等を一時的に記憶するRAM128と、各種プログラム等が記憶されたROM130と、が接続されると共に、主制御回路110の動作の基準となるクロックパルスを生成するクロックパルス発生回路124が分周器126を介して接続されている。
【0050】
また、主制御回路110には、乱数発生器120及び乱数サンプリング回路122が接続されている。主制御回路110は、分周器126を介して入力されたクロックパルスに同期して乱数発生器120を制御して順次乱数を発生させ、乱数サンプリング回路122では、当該乱数発生器120により発生された乱数を取得してサンプリングする。
【0051】
(内部抽選制御)
本実施の形態に係るパチスロ機300では、図1に示す始動レバー354による操作タイミング(操作時期)で大役、小役等の当落を決定する内部抽選が主制御部100により行われるようになっており、主制御回路110では、始動レバー354が操作されると上記乱数サンプリング回路122に対して、乱数の取得、サンプリング及び出力を指示し、これにより乱数サンプリング回路122から入力された乱数に応じて内部抽選の抽選結果を導出する。
【0052】
前記内部抽選が当たり(役当選)の場合は、その後の停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作により当たり図柄が揃うと、遊技者は各図柄に応じた数のメダルを獲得できるほか、揃った図柄に応じて遊技者に有利な遊技状態となる。
【0053】
ここで、役には小役と大役とがある。このうち、大役には、ビッグボーナス(以下、適宜「BB」という)及びレギュラーボーナス(以下、適宜「RB」という)があり、それぞれに対応する遊技においては遊技者に対する有利さの度合いが異なる。RBに対応する遊技(以下、適宜「RBゲーム」という)は複数回の小役ゲームにより構成されており、BBに対応する遊技(以下、適宜「BBゲーム」という)は、その遊技中に、獲得したメダル数が上限値を超えない範囲で複数回入賞可能なRBゲームを含んで構成されている。このため、当然、小役ゲームよりもRBゲームの方が、RBゲームよりもBBゲームの方が、遊技者にとってより有利な遊技状態となる。
【0054】
また、主制御部100には、モータ駆動回路132が接続されており、当該モータ駆動回路132には、左(L)、中(C)、右(R)用の各リールモータ106A、106B、106Cが接続され、それぞれ左、中、右の各リール350A、350B、350Cの駆動を制御している。
【0055】
さらに、主制御部100には、3個のリール350A、350B、350Cの回転位置を検出するためのリール位置検出回路134が接続されており、主制御部100では、各リール350A、350B、350Cの位置を常時把握することができるようになっている。なお、リール位置検出回路134は、各リール350A、350B、350Cに設けられたセンサを含む。このセンサは、回転によって繰り返される凹凸形状や白黒模様を検出し、この検出に基づいてパルス信号を出力する。
【0056】
また、パチスロ機300では、上記始動レバー354による操作タイミングで図柄変動部316による図柄変動を開始するようになっており、主制御部100は、始動レバー354が操作されると、モータ駆動回路132を介したリールモータ106A、106B、106Cの駆動をそれぞれ開始し、3個のリール350A、350B、350Cをそれぞれ回転させると共に、その後の停止ボタン356A、356B、356Cによる操作に基づいて、3個のリール350A、350B、350Cの回転を停止させる。
【0057】
また、主制御部100には、パチスロ機300内部に設けられたホッパー138を作動させるためのホッパー駆動回路136が接続されている。ホッパー138にはメダルが貯留されており、主制御部100では、リール位置検出回路134からの出力により特定された停止図柄に応じて、ホッパー駆動回路136を介したホッパー138からのメダルの払い出しが実行される。
【0058】
さらに、ホッパー138近傍には、ホッパー138から払出されるメダルを検出するメダル検出センサ140が配設されており、払出完了信号回路142を介して主制御部100に接続されている。払出完了信号回路142では、メダル検出センサ140からの検出信号に基づいて払出が完了したか否かが判定され、払出が完了したと判定された時点で払出完了信号が生成されて主制御部100に入力される。
【0059】
主制御部100では、払出完了信号回路142から払出完了信号が入力されるとホッパー駆動回路136を介してホッパー138によるメダルの払出しを終了する。
【0060】
さらに、主制御部100には、表示ランプ駆動回路144が接続されており、当該表示ランプ駆動回路144を介して前述した7セグメント表示部315A、表示部315B、7セグメント表示部315C及び有効化ライン等の表示ランプ146の点灯及び消灯を制御する。
【0061】
一方、主制御部100には、副制御部150が接続されており、主制御部100は副制御部150に対して、随時制御状態を示すコマンド信号を入力する。なお、本実施の形態では、主制御部100と副制御部150との間の通信としては、主制御部100から副制御部150に対する一方的な通信だけが実行され、副制御部150から主制御部100に対する通信は一切行うことができない構成となっている。
【0062】
副制御部150には、液晶制御回路152が接続されており、液晶制御回路152では、演出のために設けられた液晶表示装置(LCD)313の表示状態を制御する。
【0063】
また、副制御部150には、前記LCD313の側部に配置された操作ボタン313SWA、313SWBが接続されている。
【0064】
また、副制御部150には、ランプ駆動回路156が接続されており、当該ランプ駆動回路156を介して装飾ランプ304Aに内蔵されているランプ112や、リール350A、350B、350Cの内部に設けられ、表示窓314に表示されるリール350A、350B、350C周面の図柄に対向する位置に向けて発光するバックライト158等の発光を制御する。
【0065】
さらに、副制御部150には、スピーカ駆動回路154が接続され、スピーカ305L、305Rからの音声(効果音)出力を制御する。
【0066】
副制御部150では、主制御部100のパチスロ機300の制御状態に応じて、LCD313、スピーカ305L、305R及びバックライト158や装飾ランプ304Aに内蔵されたランプ112等による報知演出を実行する。
【0067】
特に、LCD313では、始動レバー354が操作されたときに実行される役抽選の結果に応じて、当該遊技に関わる予告として演出画像を表示する場合があり、遊技者はこの演出画像を見ることで、当該遊技の役抽選における当選への期待感を持つことができる。
【0068】
この演出画像は、全体が複数のチャプター(区画)に分かれて設定されている。本実施の形態では、3個のチャプター(図4に示す、チャプター1、チャプター2、チャプター3)に分類されている。各チャプターは、それぞれ異なる表示時間t1秒、t2秒、t3秒となっている。
【0069】
各チャプターは、遊技者の始動レバー354から始まる一連の遊技の間の操作(本実施の形態では、始動レバー354の操作、第1リールの停止操作、第3リールの停止操作の3種類)を契機として同期をとるようにしている。
【0070】
より詳しくは、始動レバー354の操作が開始すると、チャプター1が表示を開始し、完結するt1秒が経過しても第1リールの停止操作がない場合には、ループ画像を表示して待機し、第1リールの停止操作を契機として、チャプター2が表示を開始する。
【0071】
一方、前記t1秒が経過する以前に第1停止リールが操作されると、チャプター1の表示はそこで打ち切られ、突然チャプター2が表示を開始する。
【0072】
次に、チャプター2が表示を開始し、完結するt2秒が経過しても第3リールの停止操作がない場合には、ループ画像を表示して待機し、第3リールの停止操作を契機として、チャプター3が表示を開始する。
【0073】
一方、前記t2秒が経過する以前に第3停止リールが操作されると、チャプター2の表示はそこで打ち切られ、突然チャプター3が表示を開始する。
【0074】
このように、演出画像と遊技者の操作とは、同期がとられているものの、演出画像がいつまで続くか不明であることから、遊技者は、遊技を迅速に進めることを優先し、演出画像は途中で打ち切られることが多かった。このため、演出画像で報知した情報を確実に遊技者に伝えることができない場合があった。
【0075】
そこで、本実施の形態では、前記チャプター1、2、3のそれぞれの表示時間t1、t2、t3を模式的に(図5に示す帯状のレベルゲージ表示)、或いは直接数字(図9に示すデジタル表示)で表示開始時にLCD313上に表示し(演出ナビ)、表示していくにつれて残時間を表示するようにした。すなわち、演出画像が何時ごろ完結するかが認識できれば、遊技者が演出画像を見ようとする意識が高まることに着目したものである。
【0076】
図4を用いて、演出画像の表示と演出ナビとの関係を詳細に説明する。
【0077】
まず、前提条件として、図4の(A)に示される如く、一連の遊技における最初の操作である始動レバー354の操作(今回の遊技)から、次の一連の遊技における最初の操作である始動レバー354の操作(次回の遊技)までは、最短4.1秒である。これ以下で次回の遊技の始動レバー354が操作されても、遊技自体が待機される。一般的には、演出画像の総表示時間は、この4.1秒を超えることが多い。
【0078】
全てのチャプターが完結する場合は、図4(B)の「演出画像の表示時間(完結パターン)」に示される如く、チャプター1が表示を開始してからt1秒(又はそれ以上)の時に1回目の停止操作(第1リールの停止操作)があり、チャプター2の表示が開始される。次いで、t2秒(又はそれ以上)の時に3回目の停止操作(第3リールの停止操作)があり、チャプター3の表示が開始される。
【0079】
これを、演出ナビ表示体の残量で示すと、図4(C)の実線矢印のように変化していく。なお、表示体としては、図5のレベルゲージ313LG、図9の数字を含み、砂時計の砂の落下等で表現してもよく、残量とは、レベルゲージでは長さ、数字は直接残時間、砂時計では上側の容器の砂の量を示す。
【0080】
ここで、図4(B)の「演出画像の表示時間(打切パターン)」に示される如く、チャプター2において、演出画像の表示中に、3回目の停止操作(第3リールの停止操作)があると、チャプター2はこの時点で打ち切られ、続いてチャプター3の表示が実行される(図4(C)の演出ナビの表示体の残量を示す鎖線矢印参照)。
【0081】
図5は、LCD313に表示される演出画像と、演出ナビとしてのレベルゲージ313LGの推移を時間軸に沿って示したものであり、図5(A)に示すデフォルト画面から、始動レバー354の操作があると、図5(B)に示される如く、演出画像(チャプター1)の表示が開始される。なお、図5(B)では、LCD313に表示されるチャプター1を「起承転結」の「起」としている。
【0082】
この図5(B)に示される如く、チャプター1の表示が継続されるにつれて、レベルゲージ313LGの長さが短くなっていくのがわかる。遊技者はこのレベルゲージ313LGの長さを見て、チャプター1の表示残時間を認識することになる。
【0083】
チャプター1の表示が終了すると、図5(C)に示される如く、演出画像(チャプター2)の表示が開始される。なお、図5(C)では、LCD313に表示されるチャプター2を「起承転結」の「承」としている。
【0084】
この図5(C)に示される如く、チャプター2の表示が継続されるにつれて、レベルゲージ313LGの長さが短くなっていくのがわかる。遊技者はこのレベルゲージ313LGの長さを見て、チャプター2の表示残時間を認識することになる。
【0085】
チャプター2の表示が終了すると、図5(D)に示される如く、演出画像(チャプター3)の表示が開始される。なお、図5(D)では、LCD313に表示されるチャプター2を「起承転結」の「転結」としている。
【0086】
この図5(D)に示される如く、チャプター3の表示が継続されるにつれて、レベルゲージ313LGの長さが短くなっていくのがわかる。遊技者はこのレベルゲージ313LGの長さを見て、チャプター3の表示残時間を認識することになる。
【0087】
なお、本実施の形態では、上記演出ナビを実行するか否か、すなわち、LCD313に演出ナビを表示するか否かを遊技者が選択できるようになっている。この場合、本実施の形態では、図2に示される如く、設定モードの中から「演出ナビを実行する」という枝を選択用の操作ボタン313SWAで選択する。次に、確定用の操作ボタン313SWBの押圧操作の繰り返しにより、ボックス313BX内の「レ点」が表示/非表示となる。「レ点」が表示されると演出ナビの実行を確定し、「レ点」が表示されないと演出ナビの非実行を確定する。
【0088】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0089】
まず、通常遊技の流れについて図6のフローチャートに従い説明する。
【0090】
メダルがクレジットされている状態(或いは、メダル投入部320からメダルを投入した状態)で、1枚ベットボタン352A、またはMAXベットボタン352Bの操作によりメダルのベットが完了するか、或いは、メダル投入部320からメダルを投入することによりベットが完了すると、始動レバー354の操作が可能となる。なお、通常の遊技では、MAXベット(メダル3枚)で遊技を進行させる。
【0091】
始動レバー354が操作されると(ステップ10の肯定判定)、この操作と同時に抽選部180により役の内部抽選がなされると共に(ステップ12)、リール350A、350B、350Cの回転を指示する(ステップ14)。これにより、リール350A、350B、350Cの回転が開始される。その後、ステップ16においてリール停止制御が実行される。
【0092】
すなわち、遊技者が、停止ボタン356A、356B、356Cを操作(定常時操作順は、停止ボタン356A→356B→356Cとする)すると、この停止操作によってリール350A、350B、350Cの回転を停止させるが、滑り制御を加味して該当する図柄を所定位置に引き込むように、或いは所定位置から蹴飛ばすようにリール350A、350B、350Cの停止制御が実行される。
【0093】
次に、全てのリール350A、350B、350Cが停止すると、停止図柄に基づいて入賞したか否かの入賞判定が行われる(ステップ18)。なお、入賞した場合には入賞した役の判定も行う。
【0094】
この判定により、入賞したか否かを判断し(ステップ19)、大役に入賞したと判定された場合には、その停止図柄に従って、ビッグボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)のボーナスゲーム制御並びに払出処理制御(ステップ20で肯定判定の後、ステップ22)を実行し(権利行使)、小役と判定された場合には、当該小役に予め設定されている所定の払出処理制御(ステップ20で否定判定の後ステップ24)を実行する。ステップ19で否定判定(不当選)の場合は処理は終了する。
【0095】
上記遊技の進行は、遊技者の始動レバー354による始動指示操作から始まり(実際には、メダル投入操作やベット操作もある)、停止ボタン356A、356B、356Cによる3回のリール停止指示操作によって終了する(一連の遊技)。この一連の遊技において、それぞれの抽選結果によっては、LCD313を用いて視覚的な演出画像を表示する場合がある。
【0096】
この演出画像は、一連の遊技でのみ有効であるため、遊技者の操作により変動する一連の遊技の時間内で終わらせなければならないのが一般的である。
【0097】
ところが、前記始動指示操作及び停止指示操作を優先して、当該操作区間内のチャプター画像の表示が完結しなくても、次の操作があった時点で打切り、次のチャプター画像の表示を開始する場合があり、迅速な遊技の進行が可能であるが、演出画像が途中で打ち切られるため、演出画像で表示したい情報を遊技者が認識しにくかった。
【0098】
そこで、本実施の形態では、演出画像の打切りの時期の判断精度を高める手助けとなる情報(演出ナビ)を遊技者に報知するようにした。
【0099】
この演出ナビを実行するか否かは、遊技者の設定に依存する。
【0100】
図7は、演出ナビを実行するか否かを設定手順を示すフローチャートである。
【0101】
この設定操作は、LCD313に各種設定モードを表示することから始まる。このLCD313への各種設定モードの表示は、例えば、確定用の操作ボタン313SWBを長押し(例えば、2秒以上継続押圧)することで(ステップ30)、通常流れているデモ画面からツリー構造の各種設定モード画面(図2参照)に切り替わるようにしてもよいし、その他の手段を用いてもよい。
【0102】
ステップ30で肯定判定されると、演出制御部150では各種設定モードになり(ステップ32)、ステップ34へ移行してLCD313に図2に示す各種設定モード画面を表示し、ステップ36へ移行する。
【0103】
ステップ36、38、40では、選択用の操作ボタン313SWAの上下左右端を押圧操作して、目的の項目(ここでは、「演出ナビを実行する」という枝)を選択する。選択中はまだ確定しておらず、ステップ36、38、40を繰り返し、ステップ40で肯定判定されると、ステップ42へ移行する。
【0104】
この時点で、LCD313に表示され、指標(例えば、判定表示)されている項目「演出ナビを実行する」という枝に対応したボックス内の状態が遊技者は視覚を通じて認識できる。すなわち、ボックス313BX内に「レ」点があれば演出ナビの実行を意味し、ボックス313BX内に「レ」点がなければ演出ナビ非実行を意味する。
【0105】
遊技者はこれを見て、変更したい場合に、確定用の操作ボタン313SWAを操作(短押し操作)する(ステップ42)。ステップ42では、この操作によって肯定判定され、ステップ44へ移行して、現在のボックス313BX内の状態が「レ」点の有無を判断し、「無」と判定された場合は、ステップ46へ移行してボックス313BX内に「レ」点を付加してステップ50へ移行する。このボックス313BX内に「レ」点が付加されることで、内部的には演出ナビフラグがオンされる。
【0106】
また、ステップ44で「有」と判定された場合は、ステップ48へ移行してボックス313BX内の「レ」点を取り消してステップ50へ移行する。このボックス313BX内の「レ」点が取り消されることで、内部的には演出ナビフラグがオフされる。
【0107】
ステップ50は、ステップ42の否定判定でも移行し、確定の操作ボタン313SWAが長押し(約2秒以上継続押圧操作)されたか否かが判断され、肯定判定されると、現在の決定状態でこのルーチンは終了する。
【0108】
また、否定判定された場合は、ステップ52へ移行して選択用の操作ボタン313SWBが操作されたか否かが判断され、肯定判定されると、現在の演出ナビの実行/非実行状態を維持し、ステップ54へ移行して、他の項目の設定処理を行い、このルーチンは終了する。
【0109】
ステップ52で否定判定された場合は、ステップ42へ戻る。すなわち、ステップ42、50、52はループして、何れかの操作を待つ。
【0110】
次に、図8のフローチャート、並びに図5に従い、副制御部150における演出ナビの実行制御ルーチンを説明する。
【0111】
ステップ60で始動レバー354が操作されたか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ62へ移行して、演出ナビフラグがオンか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ64へ移行して、ナビ演出を指示する。この場合はステップ60の始動レバー354の操作(1)からの流れであるため、図5(A)のデフォルト画面から図5(B)の演出画像(チャプター1(起))が表示されると共に、LCD313の下辺に沿って横長帯状のレベルゲージ313LGが表示される。このレベルゲージ313LGは、チャプター1の表示が継続されるにつれて(図5(B)の右方向への画面の流れ)、徐々に短くなっていくのがわかる。遊技者はこれを見て、あとどのくらいでチャプター1が終了するかを判断することができ、次の操作のタイミングを調整することができる。
【0112】
図8のステップ66では、各リール停止指示操作があったか否かが判断される。なお、ここでは、各リールとしているが実際には、第1回目の停止操作と第3回目の停止操作を対象としている。
【0113】
従って、最初は第1回目の停止操作があったか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ64へ戻り、今度は、第1回目の停止操作(2)からの流れであるため、図5(B)のチャプター1の画面から図5(C)の演出画像(チャプター2(承))が表示されると共に、LCD313の下辺に沿って横長帯状のレベルゲージ313LGが表示される。このレベルゲージ313LGは、チャプター2の表示が継続されるにつれて(図5(C)の右方向への画面の流れ)、徐々に短くなっていくのがわかる。遊技者はこれを見て、あとどのくらいでチャプター2が終了するかを判断することができ、次の操作のタイミングを調整することができる。
【0114】
一方、チャプター2の表示終了後にステップ66に移行した場合は、第3回目の停止操作があったか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ64へ戻り、今度は、第3回目の停止操作(3)からの流れであるため、図5(C)のチャプター2の画面から図5(D)の演出画像(チャプター3(転結))が表示されると共に、LCD313の下辺に沿って横長帯状のレベルゲージ313LGが表示される。このレベルゲージ313LGは、チャプター3の表示が継続されるにつれて(図5(D)の右方向への画面の流れ)、徐々に短くなっていくのがわかる。遊技者はこれを見て、あとどのくらいでチャプター3が終了するかを判断することができ、次の操作のタイミングを調整することができる。
【0115】
図8のステップ68では、全リールが停止したか否かが判断され、否定判定された場合はステップ66へ戻り、肯定判定された場合はこのルーチンは終了する。
【0116】
以上説明したように本実施の形態では、一連の遊技の中で実行される演出画像を、遊技者の操作を契機とした複数の区間に分け、それぞれ次のチャプター画像への移行タイミングを遊技者の操作に委ねることを前提とし、各チャプター画像の残表示時間をレベルゲージ313LGの長さによって報知するようにした。これにより、遊技者は、あとどのくらいでチャプター画像が完結するかを見極めることができ、最適な操作タイミングを得ることができる。
【0117】
なお、本実施の形態では、演出ナビを図5に示すレベルゲージ313LGの長さで表現したが、図9に示される如く、残表示時間をデジタル的に数字で表示するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0118】
【図1】本実施の形態に係るパチスロ機の斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るLCDの正面図(各種設定画面表示状態)である。
【図3】本実施の形態に係るパチスロ機の制御系の概略図である。
【図4】本実施の形態に係る演出画像と演出ナビとの同期状態を示すタイミングチャートである。
【図5】本実施の形態に係る演出画像が表示されているときの演出ナビの推移を示すLCDの正面図である。
【図6】本実施の形態に係る遊技進行メインルーチンを示す制御フローチャートである。
【図7】本実施の形態に係る副制御部における、LCD付属のボタン操作による演出ナビ準備処理モードルーチンを示す制御フローチャートである。
【図8】本実施の形態に係る副制御部における、演出ナビ制御の流れを示すフローチャートである。
【図9】変形例に係り、演出画像が表示されているときの演出ナビの推移を示すLCDの正面図である。
【符号の説明】
【0119】
100 主制御部
150 副制御部(記憶手段、表示制御手段、報知手段)
152 液晶制御回路
300 パチスロ機(遊技機)
313 LCD(画像表示部)
313SWA 操作ボタン(確認用)
313SWB 操作ボタン(選択用)
313LG レベルゲージ
313BX ボックス
314 表示窓
352B MAXベットボタン
354 始動レバー
350A、350B、350C リール
356A、356B、356C 停止ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
始動指示操作を契機とした内部抽選から始まり、当該始動指示操作によって複数の図柄が設けられた複数列のリールをそれぞれ周回駆動させた後、それぞれのリールに対して独立して停止指示操作することまでを一連の遊技として定義し、前記内部抽選結果、並びに前記停止指示操作の時期に基づいて、以後の遊技の優劣を決定する遊技機であって、
演出画像を表示する画像表示部と、
前記抽選結果に相関する情報を含み、遊技者の前記始動指示操作から最終停止リールの停止操作までの特定操作の区間毎に切り分け可能に編集処理されて構築された演出画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から、前記一連の遊技で実行される抽選結果に相関する情報を含む演出画像データを読み出し、前記特定操作を契機として、特定操作の区間毎の演出画像データに基づいて演出画像の表示を実行する表示制御手段と、
前記操作区間毎に演出される演出時間を報知する報知手段と、
を有する遊技機。
【請求項2】
前記報知手段による特定操作の区間毎の演出時間の報知を実行するか否かを選択する選択手段をさらに有し、選択手段で報知の実行が選択されたときのみ、前記報知手段を有効とすることを特徴とする請求項1記載の遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−237734(P2008−237734A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−85435(P2007−85435)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)
【Fターム(参考)】