説明

運転支援装置

【課題】電力の消費を抑えつつ、ドライバのくしゃみを確実に抑制することができる運転支援装置を提供する。
【解決手段】運転支援装置では、カメラにより撮影されたドライバの顔画像から、ドライバの顔のピッチ角(水平方向に対する下方向へのドライバの顔の向きの角度)と、ドライバの目の状態とを判別する(S115)。そして、ドライバが目を閉じた後3秒以内の期間に、ピッチ角が20度以上増加した(ドライバが下を向いた)場合には、ドライバがくしゃみをしたとみなしてくしゃみ回数をカウントし(S135)、くしゃみ回数が5回に達すると(S145:Yes)、ドライバのくしゃみを抑制するためのくしゃみ対応処理を実行する(S150)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライバのくしゃみの発生を抑制する運転支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、花粉症やハウスダスト等による鼻炎を患う者が多く存在しているが、花粉症等を患ったドライバが運転中に症状が悪化してくしゃみを多発してしまうと、円滑な運転が妨げられてしまうおそれがある。ここで、花粉症等への対策として、例えば、車両のエアコンに花粉やハウスダスト等を除去するフィルタを設けることや、空気中の花粉等を取り除く空気清浄機を設置することが考えられる。
【0003】
しかしながら、花粉症等の症状は、ドライバの体調や、空気中に浮遊する花粉の量等に応じて変化するため、上記エアコンや空気清浄機を常時稼動させるとなると、くしゃみがほとんど発生しない時にまで上記エアコン等を稼動させてしまい、必要以上に電力を消費してしまうおそれがある。
【0004】
ここで、特許文献1には、音によりドライバのくしゃみを検出し、くしゃみ検出時に、車内に正イオン,負イオンを放出して空気中の花粉や埃を除去する空気調和器について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−351509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の空気調和器によれば、ドライバがくしゃみをした場合のみ花粉や埃の除去が行われるため、必要以上に装置が稼動せず、無駄な電力の消費を抑えることができる。しかしながら、音声によりくしゃみを検出するため、車内で音楽やラジオ放送が流れている場合や騒音が激しい場合には、くしゃみが誤って検出されるおそれや、くしゃみの検出に失敗するおそれがある。
【0007】
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、電力の消費を抑えつつ、ドライバのくしゃみを確実に抑制することができる運転支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題に鑑みてなされた請求項1に記載の運転支援装置は、ドライバの顔を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影されたドライバの顔を示す顔画像データに基づき、ドライバが下を向いたことを検出する顔向き検出手段と、顔画像データに基づき、ドライバが目を閉じたことを検出する目状態検出手段と、を備える。また、予め定められた検出時間内に、顔向き検出手段によりドライバが下を向いたことが検出されると共に、目状態検出手段によりドライバが目を閉じたことが検出されると、ドライバがくしゃみをしたことを検出するくしゃみ検出手段と、くしゃみ検出手段によりドライバがくしゃみをしたことが検出されると、ドライバのくしゃみを抑制するための抑制処理を実行する処理実行手段と、を備える。
【0009】
人がくしゃみをする際には、目を閉じるという行為と、顔を下に向けるという行為が同時期に行われると考えられる。そこで、請求項1に記載の運転支援装置は、ドライバの顔画像からこれらの行為が行われたことを検出するよう構成されており、同時期に(検出時間内に)これらの行為が行われた場合には、ドライバのくしゃみが検出される。このため、車内に音楽等が流れている場合や、自車両周辺の騒音が激しい場合であっても、精度良くドライバのくしゃみを検出することができる。
【0010】
そして、この運転支援装置によれば、ドライバのくしゃみの検出に起因してくしゃみの抑制処理が実行されるため、花粉症等を患っていない者がドライバである場合や、ドライバの花粉症等の症状が和らいでいる場合には抑制処理が実行されず、必要以上に抑制処理が実行されることは無い。
【0011】
したがって、請求項1に記載の運転支援装置によれば、電力の消費を抑えつつ、ドライバのくしゃみを確実に抑制することができる。
また、人がくしゃみをする際には、一般的に、目を閉じた後に顔を下に向けるという場合が多いと考えられる。
【0012】
そこで、請求項2に記載の運転支援装置では、くしゃみ検出手段は、目状態検出手段によりドライバが目を閉じたことが検出された後、検出時間が経過するまでに、顔向き検出手段によりドライバが下を向いたことが検出されると、ドライバがくしゃみをしたことを検出する。
【0013】
こうすることにより、ドライバのくしゃみをより精度良く検出することができる。
また、ドライバが散発的にくしゃみをしているような場合には、運転が妨げられる可能性は低く、このような場合にまで抑制処理を実行する必要性は低いと考えられる。一方、花粉症等の症状が悪化してくしゃみを連発している場合には、ドライバは円滑な運転が困難となり、抑制処理を実行する必要性が高いと考えられる。
【0014】
そこで、請求項3に記載の運転支援装置では、処理実行手段は、くしゃみ検出手段により、予め定められた長さの判定時間内に、予め定められた2以上の回数にわたりドライバのくしゃみが検出されると、抑制処理を実行する。
【0015】
このような構成によれば、くしゃみが連続的に検出されなければ抑制処理が実行されない。このため、必要以上に抑制処理が実行されることを防ぐことができると共に、ドライバがくしゃみを連発している場合には、確実に抑制処理が実行して花粉症等の症状を和らげることができ、ドライバは円滑な運転を行うことが可能となる。
【0016】
また、くしゃみをしない場合であっても、偶発的に目を閉じるという行為と下を向くという行為を同時期に行ってしまう場合があり、このような場合には、運転支援装置によりくしゃみが誤検出されてしまう。しかしながら、請求項3に記載の運転支援装置によれば、偶発的なくしゃみの誤検出により抑制処理が実行されることは無く、必要以上に抑制処理が実行されることを防ぐことができる。
【0017】
また、運転支援装置は、ドライバのくしゃみを抑制するための抑制処理として、次のような処理を行っても良い。
すなわち、請求項4に記載されているように、処理実行手段は、抑制処理として、自車両の車内の空気を浄化するための処理を実行しても良い。
【0018】
また、請求項5に記載されているように、処理実行手段は、抑制処理として、自車両の車内の湿度を高めるための処理を実行しても良い。
こうすることにより、ドライバのくしゃみを確実に抑制することができる。
【0019】
また、抑制処理を行ってもドライバのくしゃみが治まらない場合には、次のような処理を行っても良い。
すなわち、請求項6に記載されているように、処理実行手段は、予め定められた回数にわたり抑制処理を実行した場合には、検出手段によりドライバがくしゃみをしたことが検出されると、抑制処理に替えて、ドライバに対しくしゃみが多発していることを警告する警告処理を実行しても良い。
【0020】
こうすることにより、ドライバに対し、休息や花粉症等の症状を和らげる薬の服用等を促すことができ、くしゃみにより円滑な運転が妨げられてしまうことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】運転支援装置を含む車載システムのブロック図と、運転支援装置の構成を示すブロック図である。
【図2】くしゃみ検出処理のフローチャートである。
【図3】くしゃみ対応処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
【0023】
[構成の説明]
本実施形態の運転支援装置は、ドライバの顔の画像からドライバのくしゃみを検出すると共に、くしゃみを検出した際には、くしゃみを抑制するための各種処理を行うよう構成されている。図1に記載されているように、この運転支援装置10は、ドライバの顔を撮影するカメラ11を有すると共に、CAN等の車内LAN40に接続されている。また、この車内LAN40には、フィルタ等を用いて空気中の花粉や埃を除去する空気清浄機能と加湿機能を有するエアコン20や、車両のドア等に設けられた窓の開閉を行うパワーウインドウ制御装置30が接続されている。
【0024】
次に、運転支援装置10の構成について説明する。運転支援装置10は、運転席に座ったドライバの顔に光を照射すると共に、該ドライバの顔を撮影するカメラ11と、LCD等から構成され、各種情報を表示する表示部12と、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等から構成された記憶部13を備える。また、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、ROMに記憶されたプログラム等に従い動作する制御部14と、ボタン等から構成され、各種操作を受け付ける操作部15と、車内LAN40を介して他の装置と通信を行う車内LAN通信部16を備える。
【0025】
[動作の説明]
次に、本実施形態の運転支援装置10の動作について説明する。
(1)くしゃみ検出処理について
まず、カメラ11により撮影されたドライバの顔画像に基づき、ドライバによるくしゃみを検出するくしゃみ検出処理について、図2に記載のフローチャートを用いて説明する。一般的に、人がくしゃみをする際には、目を閉じた後に顔を下に向けると考えられ、本処理は、ドライバの顔の画像に基づきこのような行為が行われたことを検出し、該行為が検出された際にドライバがくしゃみをしたとみなすよう構成されている。なお、本処理は、自車両の運転の開始と共に開始される。
【0026】
S105では、運転支援装置10の制御部14は、くしゃみを検出した回数であるくしゃみ回数を0回に設定し、S110に処理を移行する。
S110では、制御部14は、カメラ11により撮影されたドライバの顔画像を示す顔画像データを解析し、ドライバの顔のピッチ角(水平方向に対する下方向へのドライバの顔の向きの角度)と目の開閉状態を判別し、S115に処理を移行する。
【0027】
具体的には、例えば、周知の方法により、顔画像データが示す顔画像から顔の特徴点を特定すると共に、特徴点に基づき顔の向きを測定し、これに基づきピッチ角を測定しても良い。
【0028】
また、例えば、顔画像データが示す顔画像において、目の形状モデルとのパターンマッチングによりドライバの目の領域を特定し、該領域の輝度に基づき顔画像中の瞳の有無を判別するといった周知の方法により、ドライバの目の開閉状態を判別しても良い。
【0029】
S115では、制御部14は、ドライバの目の開閉状態の判別結果に基づき、ドライバが目を閉じたか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S115:Yes)、S120に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S115:No)、S110に処理を移行する。
【0030】
S120では、制御部14は、ドライバが目を閉じた後に撮影されたドライバの顔画像を示す顔画像データに基づき、ドライバが目を閉じた後、予め定められた検出時間(一例として3秒)が経過するまでにおけるドライバの顔のピッチ角を測定し、S125に処理を移行する。
【0031】
なお、検出時間とは、人がくしゃみをする様子を観察した結果に基づき定められる時間であり、例えば、多数の人について、くしゃみをする際の目を閉じた後から下を向くまでの時間を計測し、計測した時間の平均値に基づき検出時間を設定しても良い。
【0032】
S125では、制御部14は、上記期間におけるピッチ角の最大値と最小値の差分を算出し、S130に処理を移行する。
S130では、制御部14は、上記差分が予め定められた閾値(一例として20度)以上か否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S130:Yes)、ドライバが下を向いたものとみなしてS135に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S130:No)、S110に処理を移行する。
【0033】
なお、ピッチ角についての閾値は、人がくしゃみをする様子を観察した結果に基づき定められる角度であり、例えば、多数の人について、くしゃみをする際にピッチ角が何度変化するか計測し、計測した角度の平均値に基づき閾値を設定しても良い。
【0034】
S135では、制御部14は、ドライバがくしゃみをしたものとみなしてくしゃみ回数をインクリメントし、S140に処理を移行する。
S140では、制御部14は、くしゃみ回数が5回となったか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S140:Yes)、S145に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S140:No)、S110に処理を移行する。
【0035】
S145では、制御部14は、くしゃみ回数としてカウントされたくしゃみのうち、1回目のくしゃみの発生時期と、5回目のくしゃみの発生時期との間の時間間隔が、予め定められた判定時間(一例として10分)以下であるか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S145:Yes)、S150に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S145:No)、S110に処理を移行する。
【0036】
S150では、制御部14は、ドライバのくしゃみの抑制等を目的とした処理を実行するサブルーチンであるくしゃみ対応処理を実行し、S155に処理を移行する。なお、くしゃみ対応処理の内容については、後述する。
【0037】
S155では、制御部14は、くしゃみ回数を0回に設定し、S110に処理を移行する。
なお、図2に記載のくしゃみ検出処理のフローチャートは、S115,S130等の分岐やS155のステップから再びS110に移行することを示しており、S110からS115にかけてのステップが、連続的に繰り返し実行されるように記載されている。しかしながら、S110に再度移行した後、一定期間が経過した後に該ステップを実行しても良く、一定の時間間隔を空けて、S110からS115にかけてのステップを繰り返し実行しても良い。
【0038】
(2)くしゃみ対応処理について
次に、ドライバのくしゃみの抑制や、くしゃみが多発していることについての警告を行うくしゃみ対応処理について、図3に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、くしゃみ検出処理にてサブルーチンとして実行される。
【0039】
S205では、制御部14は、くしゃみ対応処理の実行回数を判定する。そして、くしゃみ対応処理の実行回数が1回である場合にはS210に、2回である場合にはS215に、3回である場合にはS220に、4回である場合にはS225に処理を移行する。
【0040】
S210では、制御部14は、車内LAN40を介して、パワーウインドウ制御装置30に対し全ての窓を閉めるよう指示すると共に、エアコン20に対し5分間にわたる空気清浄を指示し、本処理を終了する。
【0041】
S215では、制御部14は、車内LAN40を介して、エアコン20に対し5分間にわたる加湿を指示し、本処理を終了する。
S220では、制御部14は、車内LAN40を介して、エアコン20に対し空気清浄と加湿とを常時行うよう指示し、本処理を終了する。
【0042】
S235では、制御部14は、図示しないスピーカから警告音を出力することで、ドライバに対しくしゃみが多発していることを警告し、本処理を終了する。
[効果]
本実施形態の運転支援装置10によれば、ドライバの顔画像から、ドライバが目を閉じた後、予め定められた検出時間内に顔を下に向けたことが検出されると、ドライバがくしゃみをしたものとみなされる。このため、車内に音楽等が流れている場合や、自車両周辺の騒音が激しい場合であっても、精度良くドライバのくしゃみを検出することができる。
【0043】
そして、この運転支援装置10によれば、10分以内に5回のくしゃみが検出された場合にくしゃみの抑制処理が実行されるため、ドライバの花粉症等の症状が悪化している場合に抑制処理が実行され、必要以上に抑制処理が実行されることは無い。
【0044】
したがって、この運転支援装置10によれば、電力の消費を抑えつつ、ドライバのくしゃみを抑制することができる。
[他の実施形態]
(1)本実施形態におけるくしゃみ対応処理では、自車両に搭載されたエアコン20により、車内の空気中の花粉等の除去や加湿を行っている。しかしながら、これに限定されることは無く、例えば、空気清浄機や加湿器を自車両に搭載し、これらを用いて花粉等の除去や加湿を行っても良く、このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
【0045】
(2)また、本実施形態のくしゃみ検出処理では、ドライバが目を閉じたことが検出された後、検出時間が経過するまでにドライバが下を向いたことが検出されると、ドライバがくしゃみしたとみなされるが、くしゃみの検出方法はこれに限定されることは無い。
【0046】
すなわち、同時期に(例えば、検出時間内に)、ドライバが目を閉じたことと下を向いたことが検出された場合には、ドライバがくしゃみをしたとみなしても良く、例えば、ドライバが下を向いたことが検出された後、検出時間が経過するまでにドライバが目を閉じたことが検出された場合に、ドライバがくしゃみしたとみなしても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
【0047】
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
【0048】
本実施形態におけるカメラ11が撮影手段に相当する。
また、くしゃみ検出処理におけるS115が目状態検出手段に、S130が顔向き検出手段に、S135がくしゃみ検出手段に、S150が処理実行手段に相当する。
【0049】
また、くしゃみ対応処理におけるS210〜S220が抑制処理に、S225が警告処理に相当する。
【符号の説明】
【0050】
10…運転支援装置、11…カメラ、12…表示部、13…記憶部、14…制御部、15…操作部、16…車内LAN通信部、20…エアコン、30…パワーウインドウ制御装置、40…車内LAN。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドライバの顔を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された前記ドライバの顔を示す顔画像データに基づき、前記ドライバが下を向いたことを検出する顔向き検出手段と、
前記顔画像データに基づき、前記ドライバが目を閉じたことを検出する目状態検出手段と、
予め定められた検出時間内に、前記顔向き検出手段により前記ドライバが下を向いたことが検出されると共に、前記目状態検出手段により前記ドライバが目を閉じたことが検出されると、前記ドライバがくしゃみをしたことを検出するくしゃみ検出手段と、
前記くしゃみ検出手段により前記ドライバがくしゃみをしたことが検出されると、前記ドライバのくしゃみを抑制するための抑制処理を実行する処理実行手段と、
を備えることを特徴とする運転支援装置。
【請求項2】
請求項1に記載の運転支援装置において、
前記くしゃみ検出手段は、前記目状態検出手段により前記ドライバが目を閉じたことが検出された後、前記検出時間が経過するまでに、前記顔向き検出手段により前記ドライバが下を向いたことが検出されると、前記ドライバがくしゃみをしたことを検出すること、
を特徴とする運転支援装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の運転支援装置において、
前記処理実行手段は、前記くしゃみ検出手段により、予め定められた長さの判定時間内に、予め定められた2以上の回数にわたり前記ドライバのくしゃみが検出されると、前記抑制処理を実行すること、
を特徴とする運転支援装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の運転支援装置において、
前記処理実行手段は、前記抑制処理として、自車両の車内の空気を浄化するための処理を実行すること、
を特徴とする運転支援装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の運転支援装置において、
前記処理実行手段は、前記抑制処理として、自車両の車内の湿度を高めるための処理を実行すること、
を特徴とする運転支援装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の運転支援装置において、
前記処理実行手段は、予め定められた回数にわたり前記抑制処理を実行した場合には、前記検出手段により前記ドライバがくしゃみをしたことが検出されると、前記抑制処理に替えて、前記ドライバに対しくしゃみが多発していることを警告する警告処理を実行すること、
を特徴とする運転支援装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−52784(P2013−52784A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−192923(P2011−192923)
【出願日】平成23年9月5日(2011.9.5)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】