説明

遠心式送風機

【課題】回転駆動源によって回転するファンからの戻り風を整流し、前記戻り風とファンから発生する空気との干渉を抑えることが可能な遠心式送風機を提供する。
【解決手段】遠心式送風機10は、回転駆動源12と、回転駆動源12を囲繞して保持する保持部18が形成されたハウジング16と、回転駆動源12の回転駆動軸62に連結されたファン14とからなり、ハウジング16は、保持部18から延在する円盤状のフランジ22とを備え、フランジ22には、該フランジ22の周縁に向かって延在する複数の整流部材24を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は遠心式送風機に関し、一層詳細には、車両に搭載される空調装置に組み込まれる遠心式送風機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車両用空調装置には、車室内空気又は車室外空気を取り込むファンと、前記ファンを回転させるモータを備えた遠心式送風機が採用されている(特許文献1参照)。
【0003】
図16は、従来の遠心式送風機の概略説明図である。遠心式送風機100は、回転駆動源102と、前記回転駆動源102によって回転駆動されるファン104と、前記回転駆動源102を囲繞するように保持する保持部108が形成されたハウジング106とを備える。
【0004】
ハウジング106には、回転駆動源102を冷却するための冷却風を流通させる冷却通路110が形成され、前記冷却通路110には開口部112が形成されている。
【0005】
このように構成される遠心式送風機100では、回転駆動源102を駆動して、ファン104を回転させることにより車室内に空気を送り込んでいるが、長時間にわたって回転駆動源102を駆動させていると、回転駆動源102自体が発熱する場合がある。そこで、この遠心式送風機100では、回転駆動源102の発熱を抑えるために、ファン104で発生した風を回帰させて開口部112から、冷却風を矢印に示すように冷却通路110内に取り込み、回転駆動源102まで流通させて回転駆動源102の周囲を冷却している。
【0006】
【特許文献1】特開2003−328994号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記のような構造では、回転駆動源102を冷却した後の冷却風(戻り風)と、ファン104から発生する空気とが、ハウジング106上で干渉し、共鳴音が発生する場合があった。また、前記戻り風及びファン104から発生する空気と、回転駆動源102、ファン104及びハウジング106を収納するケーシングに設けられたベルマウスを流れる空気とが干渉し、共鳴音が発生する場合があった。
【0008】
本発明は、上記の課題を考慮してなされたものであって、戻り風を整流し、ファンから発生する空気及びベルマウスを流れる空気との干渉を抑えることによって、共鳴音を抑制し、静かな運転環境を確保することが可能な遠心式送風機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る遠心式送風機は、回転駆動源と、前記回転駆動源を囲繞して保持する保持部が形成されたハウジングと、前記回転駆動源の回転駆動軸に連結されたファンとからなり、前記ハウジングは、前記保持部から延在する円盤状のフランジを備え、前記フランジの表面には、該フランジの周縁に向かって延在する複数の整流部材が設けられていることを特徴とする。
【0010】
このような構成では、戻り風が整流部材によって整流されるのでファンから発生する空気流との間で干渉することが低減される。
【0011】
本発明では、前記保持部の上部近傍から前記フランジに向かってテーパ部が形成され、前記テーパ部の終端する位置の近傍に前記整流部材が設けられ、また、前記保持部の上部と前記各整流部材とが傾斜部材によって連結されていることが好ましい。戻り風を円滑に整流部材側に送るためである。
【0012】
また、本発明では、前記フランジの半径方向に対し前記各整流部材は一端部が回転方向において進方向に延在し、前記半径方向との間でなす角度が、0度以上70度以下であり、好ましくは30度以上50度以下である。このような角度によって、整流部材による戻り風の整流効果が一層高まる。
【0013】
さらに、前記各整流部材は、前記フランジの半径方向に対して湾曲して延在してよい。
【0014】
さらにまた、前記各整流部材は、前記回転駆動源を包被するカバー部材の開口部に対応した位置に形成されているのが一層好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ハウジングの保持部の上部からフランジに向かってテーパ部を形成し、前記テーパ部の終端する位置の近傍に整流部材を配設することにより、戻り風を整流し、前記戻り風とファンから発生する空気との干渉を抑えると共に、前記戻り風及びファンから発生する空気とベルマウスを流れる空気との干渉を抑え、共鳴音の抑制を効果的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明に係る遠心式送風機について好適な実施形態を掲げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る遠心式送風機10の一部縦断正面図、図2は遠心式送風機10のファンと保持部を縦断した一部正面断面図、図3は遠心式送風機10のファンと保持部の概略斜視説明図、図4は遠心式送風機10の概略分解斜視説明図である。
【0017】
本実施形態に係る遠心式送風機10は、モータ等からなる回転駆動源12と、前記回転駆動源12の駆動作用下に回転駆動するファン14と、前記回転駆動源12を囲繞し保持するための円筒状の保持部18を有するハウジング16とを備える。
【0018】
保持部18の内周壁には、回転駆動源12との隙間を形成するためのリブ20が軸線方向に沿って複数本等間隔に膨出形成されている。前記保持部18の上部近傍には、図2、図4に示されるようにテーパ部23が形成され、前記テーパ部23の下部終端部から外方且つ水平方向にフランジ22が延在している。この場合、前記フランジ22の表面には、前記テーパ部23の終端部分からフランジ22の半径方向に所定角度偏位して等間隔に棒状の整流部材24が複数本配設され、これらの整流部材24は、回転駆動源12の半径に対し、図6に示す網掛け矢印方向にα度進み角となるように配設される。図6では、整流部材24が配設される本数は5本であるが、これに限られるものではなく、後述するカバー部材60に設けられた排風孔66の数に対応して設ければよい。また、整流部材24が配設される位置は、排風孔66の位置に基づいて定めれば整流効果が向上して好適である。
【0019】
フランジ22の周縁部には、周回して凹部26が形成され、前記凹部26の外周の一部が膨出形成され、この膨出部28a、28bに孔部44a、44bが形成される。前記孔部44a、44bは、図示しないボルトを挿通し、このボルトにナット(図示せず)を螺合させてハウジング16を固定するためのものである。
【0020】
さらに、前記周回する凹部26には、矩形状の膨出部32が半径外方向に突出形成される。前記膨出部32の内部には、平面矩形状の冷却風導入孔30a、30bが形成され、前記膨出部32の下側は蓋部材34によって閉塞される。後述するように、前記膨出部32と蓋部材34によって冷却通路部36が形成される。前記冷却通路部36の内部空間は、流体貯留室37として形成され(図7、図8参照)、この流体貯留室37は、保持部18の側壁に形成された開口部38を介して回転駆動源12の周囲に冷却風を導出して、これを冷却する。
【0021】
冷却風の回転駆動源12への供給について、さらに詳細に説明すれば、冷却通路部36を構成する蓋部材34には、図7〜図9に示すように冷却風導入孔30a、30bに対応する位置に通路凹部40a、40bが設けられ、これら通路凹部40aと通路凹部40bとの間に矩形状の膨出部42が形成される。実際、前記流体貯留室37の一部はこれら通路凹部40a、40bによって形成される。前記膨出部42の頂部中央には前記膨出部28a、28bに設けられた孔部44a、44bと共働してハウジング16をボルト、ナットで固定するための孔部44cが形成されている。
【0022】
前記流体貯留室37の第1底面46には、前記膨出部42が終端する位置の近傍に一方のリブ48が立設され、さらに前記一方のリブ48に平行に他方のリブ50が立設される。図2から容易に諒解されるように、本実施形態では、一方のリブ48(以下、第2リブと称する)よりも他方のリブ50(以下、第1リブと称する)が高く形成されている。
【0023】
なお、前記第2リブ48の立ち上がり部位近傍の上流にドレン穴52を設けておく。ドレン穴52は流体貯留室37から流体を外部に排出するためのものである。
【0024】
前記流体貯留室37の第1底面46は、その終端部分が第1リブ50の立設部位近傍から延在する傾斜面54に続き、この傾斜面54の終端部分は垂直面56を経て第2底面58に続く。
【0025】
前記回転駆動源12の上部には、図1、図2に示すように円錐台状のカバー部材60が設けられ、前記カバー部材60を貫通して、回転駆動源12の回転駆動軸62が突出する。回転駆動軸62にはファン14の中央部位が嵌合し、ナット64によって緊締されてファン14が回転駆動源12に固着される。ファン14は従来技術に係るものであるためにここでは詳細には説明しない。なお、カバー部材60の拡開する側面には、回転駆動源12を冷却した冷却風を排出するための複数の排風孔66が形成されている。
【0026】
本実施形態の遠心式送風機10は基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用効果を以下のとおり説明する。先ず、遠心式送風機10では、回転駆動源12の駆動によりファン14が回転駆動し、車室内空気又は車室外空気を取り込んだファン14から発生した風の一部が冷却風導入孔30a、30bより回転駆動源12を冷却するための冷却風として取り込まれる。冷却風導入孔30aから取り込まれた冷却風は通路凹部40aを通じて、また、冷却風導入孔30bから取り込まれた冷却風は通路凹部40bを通じて、前記冷却通路部36内を流通する。
【0027】
冷却通路部36内を流通する冷却風は、保持部18の下壁に形成された開口部38からその内部に取り込まれ、回転駆動源12と保持部18との隙間68を流通するとともに、回転駆動源12内を流通し排風孔66から排出される(図2参照)。排風孔66から排出された戻り風は、カバー部材60及びテーパ部23に沿って降下する。この場合、テーパ部23は、保持部18からフランジ22の表面に向かって傾斜しているために、戻り風は、フランジ22に対して滑らかに移動する。フランジ22に至った戻り風(図6白抜き矢印参照)は、整流部材24によって誘導されて、ファン14から生起した冷却風(図6網掛け矢印参照)と合流する。
【0028】
このように、整流部材24によって戻り風を誘導することにより、フランジ22の表面で戻り風が乱れて渦状態となることを防ぐことが可能となり、その結果、ファン14から生起した冷却風と干渉して発生する共鳴音を抑えることができる。
【0029】
また、前記のとおり、整流部材24は、回転駆動源12の半径に対して、進み角となるように偏位してフランジ22に配設されている。従って、戻り風は、整流部材24に誘導され、ファン14から生起した冷却風に対して所定の角度αで整流された状態で前記冷却風に流入するために、該冷却風にスムーズに合流でき、戻り風と前記冷却風とが干渉して発生する共鳴音を抑えることができる。
【0030】
図10は、横軸を周波数、縦軸を共鳴音の音圧レベルとして、整流部材24の角度αと共鳴音との関係を示した図であり、フランジ22に整流部材24を配設していない場合と、フランジ22に整流部材24を配設し角度αを0度、40度、70度とした場合についての共鳴音を測定した結果を示している。角度αが0度以上70度以下において、フランジ22に整流部材24を配設していない場合に対して、整流部材24を配設することにより共鳴音の音圧が低下していることがわかる。特に、共鳴音の音圧がピークとなる215Hz付近で顕著な共鳴音の抑制効果が得られていることがわかる。また、角度αを0度又70度にした場合には、同等の共鳴音の抑制効果が得られる。さらに、角度αが40度前後、すなわち、30度以上50度以下の場合に、効果的に共鳴音を抑制することでき、角度αが40度の場合に共鳴音を最も効果的に抑制することができる。
【0031】
なお、角度αが0度の場合は、整流部材24とフランジ22の半径方向が一致する場合である。角度αを0度とした場合は、角度αが回転駆動源12の回転方向に依存しなくなり、回転駆動源12の回転方向を考慮せずにフランジ22に整流部材24を配設することが可能となり、ハウジング16を製造する上で金型の共有化によるコストダウンを図ることができる。
【0032】
図11は、横軸を風量、縦軸を静圧として、従来の遠心式送風機100と、遠心式送風機10の性能曲線を比較した説明図である。なお、性能曲線とは、風量に対する静圧の関係から送風機の性能を評価するために用いられるものである。図11から諒解されるように、両者の性能曲線は変わらないことから、遠心式送風機10は、遠心式送風機100に対して整流部材24を配設しても送風機としての性能を低下させずに、共鳴音を抑えることができる。
【0033】
図12は、本実施形態の整流部材24の変形例を示す図である。図6に示す遠心式送風機10の整流部材24の代わりに、フランジ22の半径方向に対して湾曲している整流部材25を配設してもよい。かかる場合、整流部材25は、フランジ22の半径方向と整流部材25の接線のなす角度βを角度αと同様に定めることにより、前記共鳴音を効果的に抑えることができる。
【0034】
図13は、本実施形態の整流部材24の他の変形例を示す図である。フランジ22に配設される整流部材24の断面形状は、特に限定されるものではないことを示している。例えば、図13Aの整流部材24aに示すように上面が平坦であってもよく、図13Bの整流部材24bに示すように断面の上部が湾曲であってもよく、図13Cの整流部材24cに示すように断面の上部が三角形状に突起している場合のいずれでもよい。
【0035】
このうち、整流部材24の上面に液体が付着した場合、整流部材24aでは上面から液体が落下せずに残存してしまう可能性があるが、整流部材24b及び整流部材24cは、その上面の形状から付着した液体、例えば、水が落下し易いのでより好ましい。
【0036】
なお、整流部材24aの場合、上面に水が付着し、付着した水の表面張力を考慮すると、ファン14の下面と整流部材24aの表面との間に設けられる隙間70の高さhを5.5mmとすると、整流部材24aの高さは2mm、幅は2mmとすることが好ましい。このように構成することにより、整流部材24aの上面に付着した水がファン14の下部に接触するのを防ぐことができる。また、低温時に付着した水が凍結して、ファン14とフランジ22が固着するのを防ぐこともできる。
【0037】
図14は、本実施形態の保持部18のテーパ部23の変形例を示す図である。図1に示すテーパ部23の代わりに、保持部18の上部と整流部材24とを連結し、フランジ22に対して所定の傾斜面を有する傾斜部材23aを形成しても良い。
【0038】
図15は、横軸を周波数、縦軸を共鳴音の音圧レベルとして、従来の遠心式送風機100と、遠心式送風機10の共鳴音の抑制効果を比較した説明図である。図15において、Aは遠心式送風機100の場合を示し、Bは保持部18にテーパ部23を形成せずに、フランジ22に整流部材24を配設し、角度αを負にした場合を示す。すなわち、回転駆動源12の回転方向と反対方向に整流部材24をフランジ22に配設した場合である。また、Cは、Bの場合において、整流部材24の角度αを正の70度とした場合を示し、Dは、フランジ22にテーパ部23を形成し、さらにフランジ22に整流部材24を配設し角度αを正の70度とした場合を示し、Eは、Dの場合において、さらに角度αを正の40度とした場合を示すものである。図15から、テーパ部23、整流部材24を設けることにより、共鳴音を効果的に抑制することができることがわかる。特に、保持部18にテーパ部23を設け、さらに、角度αを40度として、フランジ22に整流部材24を配設した場合が最も効果的に共鳴音を抑制できることが諒解されよう。
【0039】
本実施形態の遠心式送風機10によれば、保持部18の上部からフランジ22に向かってテーパ部23を形成し、前記テーパ部23の終端する位置の近傍に整流部材24を配設することにより、戻り風を整流し、前記戻り風とファン14から発生する空気との干渉を抑えると共に、前記戻り風及びファン14から発生する空気とベルマウスを流れる空気との干渉を抑え、共鳴音の抑制を効果的に行うことができる。
【0040】
また、本発明は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施形態の遠心式送風機の一部縦断正面図である。
【図2】図1の遠心式送風機のファンと保持部を縦断した一部正面断面図である。
【図3】本発明の実施形態の遠心式送風機のファンと保持部の概略斜視説明図である。
【図4】本発明の実施形態の遠心式送風機の概略分解斜視説明図である。
【図5】本発明の実施形態の遠心式送風機のハウジングの概略斜視説明図である。
【図6】本発明の実施形態の遠心式送風機のハウジングの平面図である。
【図7】本発明の実施形態の遠心式送風機を構成するハウジングの一部断面分解斜視図である。
【図8】本発明の実施形態の遠心式送風機の冷却通路部の斜視図である。
【図9】本発明の実施形態の遠心式送風機の冷却通路部の平面図である。
【図10】整流部材の角度αを変化させた場合の共鳴音の抑制効果の説明図である。
【図11】本発明の実施形態の遠心式送風機の性能曲線の説明図である。
【図12】本発明の実施形態の遠心式送風機の整流部材の変形例の平面図である。
【図13】本発明の実施形態の遠心式送風機の整流部材の変形例の概略斜視説明図である。
【図14】本発明の実施形態の遠心式送風機に傾斜部材を用いた例の概略斜視説明図である。
【図15】本発明の実施形態の遠心式送風機による共鳴音の抑制効果の評価の説明図である。
【図16】従来の遠心式送風機の概略説明図である。
【符号の説明】
【0042】
10、100…遠心式送風機 12、102…回転駆動源
14、104…ファン 16、106…ハウジング
18、108…保持部 20…リブ
22…フランジ 23…テーパ面
23a…傾斜部材 24、24a〜24c、25…整流部材
26…凹部 28a、28b、32、42…膨出部
30a、30b…冷却風導入孔 34…蓋部材
36…冷却通路部 37…流体貯留室
38、112…開口部 40a、40b…通路凹部
44a〜44c…孔部 46…第1底面
48…第2リブ 50…第1リブ
52…ドレン穴 54…傾斜面
56…垂直面 58…第2底面
60…カバー部材 62…回転軸
64…ナット 66…排風孔
68、70…隙間 110…冷却通路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転駆動源と、前記回転駆動源を囲繞して保持する保持部が形成されたハウジングと、前記回転駆動源の回転駆動軸に連結されたファンとからなり、
前記ハウジングは、前記保持部から延在する円盤状のフランジを備え、
前記フランジの表面には、該フランジの周縁に向かって延在する複数の整流部材が設けられていることを特徴とする遠心式送風機。
【請求項2】
請求項1記載の遠心式送風機において、
前記保持部の上部近傍から前記フランジに向かってテーパ部が形成され、前記テーパ部の終端する位置の近傍に前記整流部材が設けられていることを特徴とする遠心式送風機。
【請求項3】
請求項1記載の遠心式送風機において、
前記保持部の上部と前記各整流部材とが傾斜部材によって連結されていることを特徴とする遠心式送風機。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の遠心式送風機において、
前記フランジの半径方向に対し前記各整流部材は一端部が回転方向において進方向に延在し、前記半径方向との間でなす角度が、0度以上70度以下であり、好ましくは30度以上50度以下であることを特徴とする遠心式送風機。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の遠心式送風機において、
前記各整流部材が前記フランジの半径方向に対して湾曲して延在することを特徴とする遠心式送風機。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の遠心式送風機において、
前記各整流部材は、前記回転駆動源を包被するカバー部材の開口部に対応した位置に形成されていることを特徴とする遠心式送風機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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