説明

遺伝子発現の特異的阻害のための拡張DICER基質薬剤および方法

本発明は、細胞における標的遺伝子の発現を減少させるのに有効な量の単離された二本鎖核酸(dsNA)と細胞を接触させることを含む、細胞における標的遺伝子の発現を減少させるための組成物および方法を提供する。本発明のdsNAsは、dsNA分子内にDicer酵素切断の部位を指揮するようにデザインされたデオキシリボヌクレオチドのパターン(大部分の態様において、パターンは、少なくとも1つのデオキシリボヌクレオチド-デオキシリボヌクレオチド塩基対を含む)を有する。本発明のdsNA分子のデオキシリボヌクレオチドは、デオキシリボヌクレオチドパターン(たとえば、デオキシリボヌクレオチド-デオキシリボヌクレオチド塩基対)をもはや含まない活性なsiRNA薬剤を産生するために、Dicer切断を介して切除することができるdsNAの領域内に位置する。このようなDNA拡張されたDicer-基質siRNAs(DsiRNAs)は、対応する二重鎖RNA拡張DsiRNAsより有効なRNA阻害性薬剤であることが証明された。DsiRNA薬剤は、またガイド鎖ミスマッチを許容することを見いだした。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸(dsNA)。
【請求項2】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項3】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は、1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し、
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項4】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項5】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し;
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項6】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し、
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の2つ以上、4以上、6以上、8以上、10以上、12以上、14以上、16以上、18以上および20以上ヌクレオチド残基からなる群より選択される量は、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖の前記デオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成する前記第1の鎖の前記デオキシリボヌクレオチドは、連続したデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖の位置24〜27の2つ以上の連続したヌクレオチド残基は、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖のそれぞれの位置24および25は、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜27のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖は、長さが29〜49ヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項13】
請求項12の単離されたdsNAであって、前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜27のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項14】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖は、長さが31〜49ヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項15】
請求項12または14の単離されたdsNAであって、前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜29のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項16】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖は、長さが33〜49ヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項17】
請求項14または16の単離されたdsNAであって、前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜31のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項18】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖は、長さが35〜49ヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項19】
請求項16または18の単離されたdsNAであって、前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜33のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項20】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖は、長さが37〜49ヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項21】
請求項18または20の単離されたdsNAであって、前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜35のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項22】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖は、長さが39〜49ヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項23】
請求項20または22の単離されたdsNAであって、前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜37のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項24】
請求項1〜23のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖の前記デオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成する前記第2の鎖の前記デオキシリボヌクレオチドは、前記標的RNAに対して相補的でない、単離されたdsNA。
【請求項25】
請求項1〜24のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖は、長さが1〜4ヌクレオチドの3'オーバーハングを有する、単離されたdsNA。
【請求項26】
請求項25の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖3'オーバーハングの前記ヌクレオチドは、修飾されたヌクレオチドを含む、単離されたdsNA。
【請求項27】
請求項26の単離されたdsNAであって、前記修飾されたヌクレオチド残基は、2'-O-メチル、2'-メトキシエトキシ、2'-フルオロ、2'-アリル、2'-O-[2-(メチルアミノ)-2-オキソエチル]、4'-チオ、4'-CH2-O-2'-ブリッジ、2-O-2'-ブリッジ4'-(CH2)、2'-LNA、2'-アミノまたは2'-O-(N-メチリカルバメート(methlycarbamate))からなる群より選択される、単離されたdsNA。
【請求項28】
請求項1〜27のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、2'-O-メチル、2'-メトキシエトキシ、2'-フルオロ、2'-アリル、2'-O-[2-(メチルアミノ)-2-オキソエチル]、4'-チオ、4'-CH2-O-2'-ブリッジ、2-O-2'-ブリッジ4'-(CH2)、2'-LNA、2'-アミノまたは2'-O-(N-メチリカルバメート(methlycarbamate))からなる群より選択される、単離されたdsNA。
【請求項29】
請求項1、2、4、5および7〜28のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基はデオキシリボヌクレオチドであり、かつ前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は、リボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項30】
請求項1〜29のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖は、前記第1のオリゴヌクレオチド鎖(位置1*)の5'末端ヌクレオチド残基相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から開始して、前記第2の鎖の位置20*〜5'末端残基まで全ての位置にて修飾されていないヌクレオチド残基を含む、単離された二本鎖核酸。
【請求項31】
請求項1〜30のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖の3'末端にて第1のヌクレオチド(位置1*)から開始して、位置1*、2*および/または3*は、デオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項32】
請求項31の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖は、前記第1の鎖の3'末端から位置1*にてデオキシリボヌクレオチドを含む、単離されたdsNA。
【請求項33】
請求項31の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖は、前記第1の鎖の3'末端から位置1*および2*にてデオキシリボヌクレオチドを含む、単離されたdsNA。
【請求項34】
請求項1〜33のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の、または第1のオリゴヌクレオチド鎖のヌクレオチドは、Dicer切断の向きを方向付ける修飾されたヌクレオチドで置換される、単離された二本鎖核酸。
【請求項35】
請求項1〜34のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖の3'末端にて第1のヌクレオチド(位置1*)から開始して、前記第2の鎖の3'末端から位置1*、2*,および3*は、修飾されたヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項36】
請求項1〜35のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、第1の鎖が第2の鎖ヌクレオチド配列に対して少なくとも60%、70%、80%、90%、95%または100%の相補的であるヌクレオチド配列を有する、単離されたdsNA。
【請求項37】
請求項1〜36のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖の3'末端ヌクレオチド残基は、ヌクレオチド配列によって前記第2の鎖の5'末端ヌクレオチド残基に付着される、単離された二本鎖核酸。
【請求項38】
請求項37の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖の前記3'末端ヌクレオチド残基および前記第2の鎖の前記5'末端ヌクレオチド残基を付着する前記ヌクレオチド配列は、テトラループおよびヘアピンからなる群より選択される構造を含む、単離されたdsNA。
【請求項39】
請求項1〜36のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1および第2の鎖は、化学的リンカーによって連結される、単離されたdsNA。
【請求項40】
請求項39の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、化学的リンカーによって連結される、単離されたdsNA。
【請求項41】
請求項1〜40のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである前記第1の鎖の前記位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、修飾されていないデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項42】
請求項41の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである前記第1の鎖の前記位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つおよび前記第2の鎖の前記デオキシリボヌクレオチドは、両方とも修飾されていないデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項43】
請求項1〜42のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2のオリゴヌクレオチド鎖が、前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基二対して相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から開始して、交互に修飾された、および修飾されていないヌクレオチド残基を含む、単離されたdsNA。
【請求項44】
請求項4-6のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記ミスマッチは、位置3〜9からなる群より選択される位置にて存在する、単離されたdsNA。
【請求項45】
請求項4-6のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記ミスマッチは、位置1〜7からなる群より選択される位置にて存在する、単離されたdsNA。
【請求項46】
請求項4-6のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記ミスマッチは、位置3〜7からなる群より選択される位置にて存在する、単離されたdsNA。
【請求項47】
請求項4-6のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記ミスマッチは、位置6にて存在する、単離されたdsNA。
【請求項48】
請求項4〜6のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成する2つ以上のヌクレオチドを含む、単離されたdsNA。
【請求項49】
請求項4〜6のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖で位置2および6とミスマッチである、単離されたdsNA。
【請求項50】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)に相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項51】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し;
前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)に相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項52】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し、
前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)に相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項53】
請求項50〜52のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖の前記3'オーバーハングのヌクレオチドは、前記標的RNAとミスマッチを形成するヌクレオチドを含む、単離されたdsNA。
【請求項54】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項55】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項56】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は、1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し;
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項57】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり、かつ前記第2の鎖の位置11〜21は、前記第1の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項58】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり、かつ前記第2の鎖の位置11〜21は前記第1の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項59】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり、かつ前記第2の鎖の位置11〜21は前記第1の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は、1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し;
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項60】
請求項54〜59のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の2つ以上、4以上、6以上、8以上、10以上、12以上、14以上、16以上、18以上および20以上ヌクレオチド残基からなる群より選択される量は、前記第1の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項61】
請求項60の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖の前記デオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成する前記第2の鎖の前記デオキシリボヌクレオチドは、連続したデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項62】
請求項54〜61のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖の位置24〜27の2つ以上の連続したヌクレオチド残基は、前記第1の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項63】
請求項54〜62のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖のそれぞれの位置24および25は、前記第1の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項64】
請求項54〜63のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜27のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第1の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項65】
請求項54〜64のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖は、長さが29〜53ヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項66】
請求項65の単離されたdsNAであって、前記第2のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜27のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第1の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項67】
請求項54〜64のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖は、長さが31〜53ヌクレオチドである、単離された二本鎖核酸。
【請求項68】
請求項65または67の単離されたdsNAであって、前記第2のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜29のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第1の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項69】
請求項54〜64のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖は、長さが33〜53ヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項70】
請求項67または69の単離されたdsNAであって、前記第2のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜31のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第1の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項71】
請求項54〜64のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖は、長さが35〜53ヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項72】
請求項69または71の単離されたdsNAであって、前記第2のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜33のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第1の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項73】
請求項54〜64のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖は、長さが37〜53ヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項74】
請求項71または73の単離されたdsNAであって、前記第2のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜35のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第1の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項75】
請求項54〜64のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖は、長さが39〜53ヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項76】
請求項73または75の単離されたdsNAであって、前記第2のオリゴヌクレオチド鎖の位置24〜37のそれぞれのヌクレオチド残基は、前記第1の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項77】
請求項54〜76のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基は、1〜25デオキシリボヌクレオチド残基の間を含み、前記第2の鎖の前記デオキシリボヌクレオチド残基のそれぞれは、前記第1の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成する、単離されたdsNA。
【請求項78】
請求項54〜77のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖は、前記第1の鎖の最もの5'のDicer切断部位のすぐ3'に位置する前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の残基に対して相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基(位置1*)から開始して、前記第2の鎖の位置20*〜5'末端残基の全ての位置にて修飾されていないヌクレオチド残基を含む、単離された二本鎖核酸。
【請求項79】
請求項54〜78のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、第2の鎖の最も3'のDicer切断部位(位置A)のすぐ5'に位置するヌクレオチドから開始して、前記第2の鎖の5'方向における前記残基から位置A、BおよびCは、修飾されたヌクレオチドである、単離された二本鎖核酸。
【請求項80】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的であり、
前記第2の鎖の位置11〜21は、前記標的RNAのヌクレオチドとミスマッチを形成するヌクレオチドを含む、単離された二本鎖核酸。
【請求項81】
請求項57〜59および80のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記ミスマッチは、位置13〜21からなる群より選択される位置にて存在する、単離されたdsNA。
【請求項82】
請求項57〜59および80のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記ミスマッチは、位置14にて存在する、単離されたdsNA。
【請求項83】
請求項57〜59および80のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置11〜21は、前記第1の鎖とミスマッチを形成する2つ以上のヌクレオチドを含む、単離されたdsNA。
【請求項84】
請求項57〜59および80のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、位置14および18は、前記第1の鎖とミスマッチである、単離されたdsNA。
【請求項85】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖形態の3'末端は、
平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し、
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項86】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが28〜53ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項87】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は、1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し、
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項88】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し、
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項89】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し、前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)に対して相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜位置9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項90】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し、
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第2の鎖の少なくとも1つのヌクレオチドは、前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成し、かつホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項91】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し、前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)に対して相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜位置9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第2の鎖の少なくとも1つのヌクレオチドは、前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成し、かつホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項92】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し、前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項93】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し、前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し;
前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)に対して相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜位置9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項94】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが28〜53ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し;
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項95】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが28〜53ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し;
前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)に対して相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜位置9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項96】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが28〜53ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し;
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第2の鎖の少なくとも1つのヌクレオチドは、前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成し、かつホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項97】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが28〜53ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し;
相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜位置9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第2の鎖の少なくとも1つのヌクレオチドは、前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成し、かつホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項98】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが28〜53ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し;
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項99】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが28〜53ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し;
相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜位置9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項100】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し、
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項101】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し、
相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜位置9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項102】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し、前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は、1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し;
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第2の鎖の少なくとも1つのヌクレオチドは、位置24のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成する〜前記第1の鎖内で3'末端ヌクレオチド残基はおよびホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項103】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し、前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は、1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し;
前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)に対して相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜位置9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第2の鎖の少なくとも1つのヌクレオチドは、位置24のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成する〜前記第1の鎖内で3'末端ヌクレオチド残基はおよびホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項104】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は、1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し;
第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜9は、前記第2の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項105】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、第1の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第1の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第1の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の5'末端および前記第2の鎖の3'末端は、平滑末端および1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングからなる群より選択される構造を形成し;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は、1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し;
相補的である前記第2の鎖のヌクレオチド残基から前記第1のオリゴヌクレオチド鎖の5'末端ヌクレオチド残基(位置1*)から開始して、前記第2の鎖の5'方向における位置1*〜位置9*は、前記標的RNAの配列とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第2のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項106】
請求項85〜105のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の2つ以上のヌクレオチド残基は、前記第2の鎖のデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成するPS-NA残基である、単離されたdsNA。
【請求項107】
請求項106の単離されたdsNAであって、前記第1の鎖PS-NA残基は、前記第2の鎖のPS-NAデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成する、単離されたdsNA。
【請求項108】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、ホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項109】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1の鎖のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項110】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、ホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項111】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1の鎖のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項112】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は、1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し;
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、ホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項113】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は、1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し;
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1の鎖のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項114】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり、かつ前記第2の鎖の位置11〜21は前記第1の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、ホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項115】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、ホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的であり、
前記第2の鎖の位置11〜21は、前記標的RNAのヌクレオチドとミスマッチを形成するヌクレオチドを含む、単離された二本鎖核酸。
【請求項116】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり、かつ前記第2の鎖の位置11〜21は前記第1の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1の鎖のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項117】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1の鎖のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的であり、
前記第2の鎖の位置11〜21は、前記標的RNAのヌクレオチドとミスマッチを形成するヌクレオチドを含む、単離された二本鎖核酸。
【請求項118】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり、かつ前記第2の鎖の位置11〜21は前記第1の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、ホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項119】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、ホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的であり、
前記第2の鎖の位置11〜21は、前記標的RNAのヌクレオチドとミスマッチを形成するヌクレオチドを含む、単離された二本鎖核酸。
【請求項120】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり、かつ前記第2の鎖の位置11〜21は前記第1の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1の鎖のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項121】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置1〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である23の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、1〜4ヌクレオチド3'オーバーハングを形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1の鎖のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的であり、
前記第2の鎖の位置11〜21は、前記標的RNAのヌクレオチドとミスマッチを形成するヌクレオチドを含む、単離された二本鎖核酸。
【請求項122】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり、かつ前記第2の鎖の位置11〜21は前記第1の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置3〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である21の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、ホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項123】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置3〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する21の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、ホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)であり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的であり、
前記第2の鎖の位置11〜21は、前記標的RNAのヌクレオチドとミスマッチを形成するヌクレオチドを含む、単離された二本鎖核酸。
【請求項124】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり、かつ前記第2の鎖の位置11〜21は前記第1の鎖とミスマッチを形成するヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置3〜23の前記リボヌクレオチドに対して十分に相補的である21の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1の鎖のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的である、単離された二本鎖核酸。
【請求項125】
5'末端および3'末端を有する第1のオリゴヌクレオチド鎖、並びに5'末端および3'末端を有する第2のオリゴヌクレオチド鎖を含む単離された二本鎖核酸(dsNA)であって:
前記第2の鎖は、長さが27〜53ヌクレオチド残基であり、第2の鎖の5'末端にて第1のヌクレオチド(位置1)から開始して、前記第2の鎖の位置1〜23は、リボヌクレオチドであり;
前記第1の鎖は、長さが27〜49ヌクレオチド残基であり、かつ二重鎖を形成するために前記第2の鎖の位置3〜23のリボヌクレオチドと塩基対を形成する21の連続したリボヌクレオチドを含み;
前記第1の鎖の3'末端および前記第2の鎖の5'末端は、平滑末端を形成し、かつ前記第1の鎖の前記3'末端の最後および最後から第2の目の残基、並びに前記第2の鎖の前記5'末端の最後および最後から第2の目の残基は1つまたは2つのミスマッチ塩基対を形成し、
前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の少なくとも1つは、前記第1の鎖のホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NA)と塩基対を形成するデオキシリボヌクレオチドであり;かつ
前記第2の鎖は、前記二本鎖核酸が哺乳動物細胞に導入されるときに、標的遺伝子発現を減少させるために前記第2の鎖長の少なくとも19リボヌクレオチドにて標的RNAに対して十分に相補的であり、
前記第2の鎖の位置11〜21は、前記標的RNAのヌクレオチドとミスマッチを形成するヌクレオチドを含む、単離された二本鎖核酸(dsNA)。
【請求項126】
請求項108〜125のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖の位置24〜3'末端ヌクレオチド残基の2つ以上のヌクレオチド残基は、ホスホロチオアート修飾されたヌクレオチド(PS-NAs)である、単離されたdsNA。
【請求項127】
請求項126の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖PS-NA残基は、前記第1の鎖のPS-NAデオキシリボヌクレオチドと塩基対を形成する、単離されたdsNA。
【請求項128】
請求項85〜127のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記dsNAは、2つ以上、3以上、4以上、5以上、6以上、7以上、8以上、9以上、10以上、11以上、12以上、13以上、14以上および15以上のからなる群より選択されるPS-NA残基の総数を含む、単離されたdsNA。
【請求項129】
請求項1〜128のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記dsNAは、Dicerによって哺乳動物細胞において内因的に切断される、単離されたdsNA。
【請求項130】
請求項1〜129のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記dsNAは、哺乳動物細胞において内因的に切断されて、標的遺伝子発現を減少させる、長さが19〜23ヌクレオチドの二本鎖核酸を産生する、単離されたdsNA。
【請求項131】
ホスホナート、ホスホロチオアートおよびリン酸トリエステルからなる群より選択されるホスフェートバックボーン修飾を含む、請求項1〜130のいずれか1項に記載の単離されたdsNA。
【請求項132】
請求項1〜131のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記dsNAは、少なくとも10%、少なくとも50%および少なくとも80〜90%からなる群より選択される量(%によって表される)までインビトロにおける哺乳動物細胞における標的遺伝子発現を減少させる、単離されたdsNA。
【請求項133】
請求項1〜132のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、dsNAは、哺乳動物細胞に導入されたときに、デオキシリボヌクレオチド-デオキシリボヌクレオチド塩基対を有さない参照dsRNAと比較して、標的遺伝子発現を減少させる、単離されたdsNA。
【請求項134】
請求項1〜133のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、dsNAは、哺乳動物細胞に導入されたときに、1nM以下、200pM以下、100pM以下、50pM以下、20pM以下、10pM以下、5pM以下および1pM以下からなる群より選択される濃度にて前記細胞にトランスフェクトされたときに、少なくとも70%まで標的遺伝子発現を減少させる、単離されたdsNA。
【請求項135】
請求項1〜134のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記dsNAのリボヌクレオチド残基の少なくとも50%は、修飾されていないリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項136】
請求項1〜135のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記第2の鎖のリボヌクレオチド残基の少なくとも50%は、修飾されていないリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項137】
請求項1〜136のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記dsNAの全てのデオキシリボヌクレオチドの少なくとも50%は、修飾されていないデオキシリボヌクレオチドである、単離されたdsNA。
【請求項138】
請求項1〜137のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、第1の鎖は、第2の鎖ヌクレオチド配列に対して少なくとも80%、90%、95%または100%の相補的であるヌクレオチド配列を有する、単離されたdsNA。
【請求項139】
請求項1〜138のいずれか1項に記載の単離されたdsNAであって、前記標的RNAは、KRASである、単離されたdsNA。
【請求項140】
細胞における標的遺伝子の発現を減少させることのための方法であって、参照dsRNAと比較して細胞における標的遺伝子の発現を減少させるのに有効な量における請求項1〜139のいずれか1項に記載の単離された二本鎖のNA(dsNA)と細胞を接触させることを含む方法。
【請求項141】
動物における標的遺伝子の発現を減少させることのための方であって、参照dsRNAと比較して動物の細胞における標的遺伝子の発現を減少させるのに有効な量における請求項1〜139のいずれか1項に記載の単離された二本鎖のNA(dsNA)で動物を処理することを含む方法。
【請求項142】
請求項141の方法であって、前記dsNAは、適切な対照DsiRNAと比較したときに、増強された薬物動態、増強された薬力学、減少された毒性および増強された細胞内取り込みからなる群より選択される品質を有する方法。
【請求項143】
参照dsRNAおよび薬学的に許容される担体と比較して細胞における標的遺伝子の発現を減少させるのに有効な量における請求項1〜139のいずれか1項に記載の単離された二本鎖のNA(dsNA)を含む、被験体の細胞における標的遺伝子の発現を減少させるための医薬組成物。
【請求項144】
請求項1〜139のいずれか1項に記載の二本鎖のNA(dsNA)を合成する方法であって、前記dsNAを化学的にまたは酵素的に合成することを含む方法。
【請求項145】
請求項1〜139のいずれか1項に記載のdsNAおよびその使用のための説明書を含むキット。
【請求項146】
図30〜43Cのいずれか1つので示される単離された二本鎖核酸(dsNA)。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30】
image rotate

【図31】
image rotate

【図32】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34】
image rotate

【図35】
image rotate

【図36】
image rotate

【図37】
image rotate

【図38】
image rotate

【図39】
image rotate

【図40】
image rotate

【図41】
image rotate

【図42A】
image rotate

【図42B】
image rotate

【図42C】
image rotate

【図43A】
image rotate

【図43B】
image rotate

【図43C】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate


【公表番号】特表2012−512651(P2012−512651A)
【公表日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542140(P2011−542140)
【出願日】平成21年12月18日(2009.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2009/006636
【国際公開番号】WO2010/080129
【国際公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【出願人】(511072747)ダイセルナ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】DICERNA PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】