説明

銅または銅合金の表面処理剤及びその利用

【課題】半田を使用して電子部品等をプリント配線板に接合する際に、プリント配線板の回路部等を構成する銅または銅合金の表面に耐熱性に優れた化成皮膜を形成させ、且つ半田との濡れ性が向上し、半田付け性を良好なものとする表面処理剤および表面処理方法を提供する。
【解決手段】特定のイミダゾール化合物を含有する銅または銅合金の表面処理剤およびそれをもち多イタ表面処理方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品などをプリント配線板の銅または銅合金に半田付けする際に使用する表面処理剤及びその利用に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近時プリント配線板の実装方法として、実装密度を向上させた表面実装が広く採用されている。このような表面実装方法は、チップ部品をクリーム半田で接合する両面表面実装、チップ部品のクリーム半田による表面実装とディスクリート部品のスルホール実装を組み合わせた混載実装等に分けられる。いずれの実装方法においても、プリント配線板は複数回の半田付けが行われるので、その度に高温に曝されて厳しい熱履歴を受ける。
その結果、プリント配線板の回路部を構成する銅または銅合金(以下、単に銅と云うことがある)の表面は、加熱されることにより酸化皮膜の形成が促進されるので、該回路部表面の半田付け性を良好に保つことができない。
【0003】
このようなプリント配線板の銅回路部を空気酸化から保護するために、表面処理剤を使用して該回路部表面に化成皮膜を形成させる処理が広く行われているが、銅回路部が複数回の熱履歴を受けた後も化成皮膜が変成(劣化)することなく銅回路部を保護し、これによって半田付け性を良好なものに保つことが要求されている。
【0004】
従来から電子部品をプリント配線板などに接合する際には、錫−鉛合金の共晶半田が広く使用されていたが、近年その半田合金中に含まれる鉛による人体への有害性が懸念され、鉛を含まない半田を使用することが求められている。
そのために種々の無鉛半田が検討されているが、例えば錫をベース金属として、銀、亜鉛、ビスマス、インジウム、アンチモンや銅などの金属を添加した無鉛半田が提案されている。
【0005】
ところで、従来の錫−鉛系共晶半田は、接合母材に使用される金属、特に銅の表面に対する濡れ性に優れ銅に対して強固に接合するので、銅部材間の接合性については高い信頼性が得られている。
これに対して、無鉛半田は従来の錫−鉛半田に比べると、銅の表面に対する濡れ性が劣っているので、半田付け性が悪く、ボイド発生などの接合不良が生じ、接合強度も低いものであった。
そのため無鉛半田を使用するに当たっては、より半田付け性の良好な半田合金および無鉛半田に適したフラックスの選定が求められているが、銅または銅合金表面の酸化防止のために使用される表面処理剤に対しても、無鉛半田の濡れ性を改善し半田付け性を良好なものとする機能が求められている。
また、無鉛半田の多くは融点が高く、半田付け温度が従来の錫−鉛系共晶半田に比べて20〜50℃程高くなるため、当該表面処理剤に対しては、優れた耐熱性を有する化成皮膜を形成させることも望まれている。
【0006】
このような表面処理剤の有効成分として、種々のイミダゾール化合物が提案されている。例えば、特許文献1には、2−ウンデシルイミダゾールの如き2−アルキルイミダゾール化合物が、特許文献2には、2−フェニルイミダゾールや2−フェニル−4−メチルイミダゾールの如き2−アリールイミダゾール化合物が、特許文献3には、2−ノニルベンズイミダゾールの如き2−アルキルベンズイミダゾール化合物が、特許文献4には、2−(4−クロロフェニルメチル)ベンズイミダゾールの如き2−アラルキルベンズイミダゾール化合物が、特許文献5には、2−(4−クロロフェニルメチル)イミダゾールや2−(2,4−ジクロロフェニルメチル)4,5−ジフェニルイミダゾールの如き2−アラルキルイミダゾール化合物が開示されている。
【0007】
しかしながら、これらのイミダゾール化合物を含有する表面処理剤を使用した場合には、銅表面に形成される化成皮膜の耐熱性が未だ満足すべきものではなかった。また、半田付けを行う際にも、半田の濡れ性が不十分であり、良好な半田付け性を得ることができない。特に共晶半田に代えて、無鉛半田を使用して半田付けを行う場合には、前記の表面処理剤は実用に供し難いものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特公昭46−17046号公報
【特許文献2】特開平4−206681号公報
【特許文献3】特開平5−25407号公報
【特許文献4】特開平5−186888号公報
【特許文献5】特開平7−243054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、半田を使用して電子部品等をプリント配線板に接合する際に、プリント配線板の回路部等を構成する銅または銅合金の表面に耐熱性に優れた化成皮膜を形成させ、且つ半田との濡れ性が向上し、半田付け性を良好なものとする表面処理剤および表面処理方法を提供することを目的とする。
また、前記の表面処理剤を回路部を構成する銅または銅合金の表面に接触させたプリント配線板および、銅または銅合金の表面を前記の表面処理剤で接触させた後に、無鉛半田を使用して半田付けを行う半田付け方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、前記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、化1の化学式(I)で示されるイミダゾール化合物を含有する表面処理剤によって、銅回路部を有するプリント配線板を処理することにより、銅回路部の表面に耐熱性に優れた、即ち無鉛半田の半田付け温度に耐え得る化成皮膜を形成させることができ、且つ無鉛半田を使用して半田付けを行うに際して、銅または銅合金の表面に対する半田の濡れ性を向上させることにより、良好な半田付け性が得られることを認め本発明を完成するに至ったものである。
即ち、第1の発明は、化学式(I)で示されるイミダゾール化合物を含有することを特徴とする銅または銅合金の表面処理剤である。第2の発明は、銅または銅合金の表面に、第1の発明の表面処理剤を接触させることを特徴とする銅または銅合金の表面処理方法である。第3の発明は、銅回路部の銅または銅合金の表面に、第1の発明の表面処理剤を接触させたことを特徴とするプリント配線板である。第4の発明は、銅または銅合金の表面を、第1の発明の表面処理剤で接触させた後に無鉛半田を使用して半田付けを行うことを特徴とする半田付け方法である。
【0011】
【化1】

(式中、Rは水素原子またはアルキル基を表し、XおよびXは同一または異なって塩素原子もしくは臭素原子を表す。mおよびnは0〜3の整数を表し、mまたはnの少なくとも一方が1以上である。)
【発明の効果】
【0012】
本発明の表面処理剤は、プリント配線板の回路部等を構成する銅または銅合金の表面に、耐熱性に優れた化成皮膜を形成させることができると共に、該表面に対する無鉛半田の濡れ性を飛躍的に向上させ、半田付け性を良好なものとすることができる。
また、本発明の半田付け方法は、有害金属である鉛を含まない半田の使用を可能とするので、環境保護の観点において有用なものである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の実施において使用するイミダゾール化合物は、化2の化学式(I)で示されるものであり、イミダゾール環の2位にベンジル基(以下、単にベンジル基と云う)が結合し、イミダゾール環の4(5)位にフェニル基(以下、単にフェニル基と云う)が結合した基本骨格を有するイミダゾール化合物であり、ベンジル基のベンゼン環またはフェニル基の少なくとも何れか一方に、塩素原子及び又は臭素原子(以下、塩素原子及び臭素原子を合わせてハロゲン原子と云うことがある)が1つ以上置換したイミダゾール化合物である。
【0014】
【化2】

(但し、式中のR、X、X、mおよびnは、前記と同様である。)
【0015】
このようなイミダゾール化合物としては、(A)ベンジル基またはフェニル基のどちらか一方のみにハロゲン原子が1つ置換したもの、(B)ベンジル基およびフェニル基の両方にハロゲン原子が1つ置換したもの、(C)ベンジル基またはフェニル基のどちらか一方のみにハロゲン原子が2つ以上置換したもの、(D)ベンジル基またはフェニル基のどちらか一方にハロゲン原子が2つ以上置換し、其の他方にはハロゲン原子が1つ置換したもの、(E)ベンジル基およびフェニル基の両方にハロゲン原子が2つ以上置換したものに分類することができる。
【0016】
本発明者等が得た知見によると、前記(A)〜(E)のイミダゾール化合物を含有する表面処理剤を用いて銅または銅合金の表面に化成皮膜を形成させ、無鉛半田を使用して半田付けを行った場合の半田付け性は、(A)<(B)<(C)〜(E)の順序で良好であった。即ち、(A)のイミダゾール化合物を含有する表面処理剤を用いて銅表面に化成皮膜を形成させた場合の半田付け性に比べて、(B)のイミダゾール化合物を含有する表面処理剤を用いて銅表面に化成皮膜を形成させた場合の半田付け性が優れていた。同様に、(B)のイミダゾール化合物の場合に比べて、(C)のイミダゾール化合物の場合の方が半田付け性が優れていた。また、(C)、(D)および(E)を含有する表面処理剤を用いて銅表面に化成皮膜を形成させた場合においては、ほぼ同等の半田付け性が得られた。
【0017】
以上の知見によれば、本発明の実施に適するイミダゾール化合物は、化学式(I)において、mまたはnの少なくとも一方が1以上である場合に比べて、mおよびnの両者が1以上であることが好ましく、mまたはnの少なくとも一方が2以上であることがより好ましい。
【0018】
化学式(I)におけるRは、水素原子またはアルキル基であるが、該アルキル基とは、炭素数が1〜8であって直鎖状または分岐状の飽和脂肪族基である。このようなアルキル基の例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等が挙げられる。
【0019】
本発明の実施において使用するイミダゾール化合物は、例えば、化3の反応スキームで示される合成法を採用することにより合成することができる。なお、フェニルアセトアミジン化合物としては、フェニルアセトアミジン塩酸塩化合物を好適に使用することができる。
【0020】
【化3】

(但し、式中のR、X、X、mおよびnは前記と同様であり、Xは塩素原子、臭素原子または沃素原子を表す。)
【0021】
本発明の実施において使用する化学式(I)で示されるイミダゾール化合物としては、例えばRが水素原子の場合を例示すると、
2−ベンジル−4−(2−クロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(4−クロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(2−ブロモフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(3−ブロモフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(4−ブロモフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,3−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,6−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(3,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,4−ジブロモフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,5−ジブロモフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(3,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,4,5−トリブロモフェニル)イミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(3−クロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(2−ブロモベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(3−ブロモベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(2−クロロフェニル)イミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(4−クロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2−クロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(4−クロロフェニル)イミダゾール、
4−(4−ブロモフェニル)−2−(4−クロロベンジル)イミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−(2−クロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−(4−クロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−(4−ブロモフェニル)イミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3−クロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3−クロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2,4−ジブロモフェニル)イミダゾール、
2−(2−ブロモベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2−ブロモベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2−ブロモベンジル)−4−(2,5−ジブロモフェニル)イミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(2,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2,4,5−トリブロモフェニル)イミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−(2,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2−ブロモベンジル)−4−(2,4,6−トリブロモフェニル)イミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
2−(2,4−ジブロモベンジル)−4−フェニルイミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(2,3−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(2,5−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(2,6−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(3,4−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(3,5−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(3−クロロフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(3−クロロフェニル)−2−(2,6−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(3−クロロフェニル)−2−(3,4−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,5−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,6−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(3,4−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(2−ブロモフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(2−ブロモフェニル)−2−(3,4−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,5−ジブロモベンジル)イミダゾール
4−(4−ブロモフェニル)−2−(2,5−ジブロモベンジル)イミダゾール
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)イミダゾール、
4−(2,5−ジブロモフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)イミダゾール、
4−(2,5−ジブロモフェニル)−2−(3,4−ジクロロベンジル)イミダゾール、
2−(2,5−ジブロモベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジブロモベンジル)−4−(3,4−ジブロモフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(3,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(2,4,6−トリブロモフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジブロモベンジル)−4−(3,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジブロモベンジル)−4−(2,4,5−トリブロモフェニル)イミダゾール、
4−フェニル−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾール、
4−フェニル−2−(2,4,5−トリブロモベンジル)イミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,3,6−トリクロロベンジル)イミダゾール、
4−(2−ブロモフェニル)−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,3,5−トリブロモベンジル)イミダゾール、
4−(4−ブロモフェニル)−2−(2,4,6−トリブロモベンジル)イミダゾール、
4−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾール、
4−(2,4−ジブロモフェニル)−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾール、
4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−(2,4,5−トリブロモベンジル)イミダゾール、
4−(2,5−ジブロモフェニル)−2−(2,3,5−トリブロモベンジル)イミダゾール、
2−(3,4,5−トリクロロベンジル)−4−(2,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
4−(2,4,5−トリブロモフェニル)−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾール、
2−(2,4,6−トリブロモベンジル)−4−(2,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,4,6−トリブロモベンジル)−4−(2,4,6−トリブロモフェニル)イミダゾール等が挙げられる。
【0022】
同様に、例えばRがメチル基の場合を例示すると、
2−ベンジル−4−(2−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(3−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(2−ブロモフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(3−ブロモフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(4−ブロモフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,4−ジブロモフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−4−(2,5−ジブロモフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−ベンジル−5−メチル−4−(2,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−5−メチル−4−(3,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−ベンジル−5−メチル−4−(2,4,5−トリブロモフェニル)イミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(3−クロロベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(2−ブロモベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(3−ブロモベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(2−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
4−(4−ブロモフェニル)−2−(2−クロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−(2−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−(4−ブロモフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3−クロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3−クロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−4−(2,4−ジブロモフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−4−(2,5−ジブロモフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2−クロロベンジル)−5−メチル−4−(2,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−(4−クロロベンジル)−5−メチル−4−(2,4,5−トリブロモフェニル)イミダゾール、
2−(4−ブロモベンジル)−5−メチル−4−(2,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2−ブロモベンジル)−5−メチル−4−(2,4,6−トリブロモフェニル)イミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
2−(2,4−ジブロモベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(2,3−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(2,5−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(2,6−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(3,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(2−クロロフェニル)−2−(3,5−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(3−クロロフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(3−クロロフェニル)−2−(2,6−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(3−クロロフェニル)−2−(3,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,3−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,5−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,6−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(3,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(3,5−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(2−ブロモフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(4−ブロモフェニル)−2−(3,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−2−(2,5−ジブロモベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(4−ブロモフェニル)−2−(2,5−ジブロモベンジル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,3−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,5−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,6−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(3,5−ジクロロベンジル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
4−(2,5−ジブロモフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
4−(2,5−ジブロモフェニル)−2−(3,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,5−ジブロモベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,4−ジブロモベンジル)−4−(3,4−ジブロモフェニル)−5−メチルイミダゾール、
2−(2,4−ジクロロベンジル)−5−メチル−4−(3,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−(3,4−ジクロロベンジル)−5−メチル−4−(2,4,6−トリブロモフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジブロモベンジル)−5−メチル−4−(3,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
2−(2,4−ジブロモベンジル)−5−メチル−4−(2,4,5−トリブロモフェニル)イミダゾール、
5−メチル−4−フェニル−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾール、
5−メチル−4−フェニル−2−(2,4,5−トリブロモベンジル)イミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2,3,6−トリクロロベンジル)イミダゾール、
4−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾール、
4−(4−クロロフェニル)−5−メチル−2−(2,3,5−トリブロモベンジル)イミダゾール、
4−(4−ブロモフェニル)−5−メチル−2−(2,4,6−トリブロモベンジル)イミダゾール、
4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾール、
4−(2,4−ジブロモフェニル)−5−メチル−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾール、
4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−2−(2,4,5−トリブロモベンジル)イミダゾール、
4−(2,5−ジブロモフェニル)−5−メチル−2−(2,3,5−トリブロモベンジル)イミダゾール、
5−メチル−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)−4−(2,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
5−メチル−4−(2,4,5−トリブロモフェニル)−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾール、
5−メチル−2−(2,4,6−トリブロモベンジル)−4−(2,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール、
5−メチル−2−(2,4,6−トリブロモベンジル)−4−(2,4,6−トリブロモフェニル)イミダゾール等が挙げられる。
【0023】
これらのイミダゾール化合物は、水に溶解させて調製した表面処理剤の有効成分として使用される。これらのイミダゾール化合物は表面処理剤中に、0.01〜10重量%の割合、好ましくは0.1〜5重量%の割合で含有される。イミダゾール化合物の含有割合が0.01重量%より少ないと、銅表面に形成される化成皮膜の膜厚が薄くなり、銅表面の酸化を十分に防止することができない。また、10重量%より多い場合には表面処理剤中にイミダゾール化合物が溶け残ったり、あるいは完溶したとしても再析出する虞があり好ましくない。
なお、本発明の実施においては、化学式(I)で示されるイミダゾール化合物のうち、適宜の1種類のみを使用する他、種類の異なるイミダゾール化合物を組み合わせて使用することも可能である。
【0024】
本発明の実施において、イミダゾール化合物を水に溶解(水溶液化)するに当たっては、一般的には、酸として有機酸または無機酸を使用するが、少量の有機溶媒を併用しても良い。この際に使用される代表的な有機酸としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、グリオキシル酸、ピルビン酸、アセト酢酸、レブリン酸、ヘプタン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、グリコール酸、グリセリン酸、乳酸、アクリル酸、メトキシ酢酸、エトキシ酢酸、プロポキシ酢酸、ブトキシ酢酸、2−(2−メトキシエトキシ)酢酸、2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]酢酸、2−{2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}酢酸、3−メトキシプロピオン酸、3−エトキシプロピオン酸、3−プロポキシプロピオン酸、3−ブトキシプロピオン酸、安息香酸、パラニトロ安息香酸、パラトルエンスルホン酸、サリチル酸、ピクリン酸、蓚酸、コハク酸、マレイン酸、フマール酸、酒石酸、アジピン酸等が挙げられ、無機酸としては、塩酸、リン酸、硫酸、硝酸等が挙げられる。これらの酸は、表面処理剤中に0.1〜50重量%の割合、好ましくは1〜30重量%の割合で含有される。
【0025】
また、有機溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコールあるいはアセトン、N,N−ジメチルホルムアミド、エチレングリコール等の水と自由に混和するものが適している。
【0026】
本発明の表面処理剤には、銅または銅合金の表面における化成皮膜の形成速度を速めるために銅化合物を添加することができ、また形成された化成皮膜の耐熱性を更に向上させるために亜鉛化合物を添加しても良い。
前記銅化合物の代表的なものとしては、酢酸銅、塩化第一銅、塩化第二銅、臭化第一銅、臭化第二銅、ヨウ化銅、水酸化銅、リン酸銅、硫酸銅、硝酸銅等であり、また前記亜鉛化合物の代表的なものとしては、酸化亜鉛、蟻酸亜鉛、酢酸亜鉛、蓚酸亜鉛、乳酸亜鉛、クエン酸亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、リン酸亜鉛等が挙げられ、何れも表面処理剤中に0.01〜10重量%の割合、好ましくは0.02〜5重量%の割合で含有させれば良い。
【0027】
これらの銅化合物や亜鉛化合物を用いる場合には、有機酸または無機酸の他に、アンモニアあるいはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアミン類等の緩衝作用を有する物質を添加して溶液のpHを安定にすることが好ましい。
【0028】
本発明の表面処理剤には、化成皮膜の形成速度および該皮膜の耐熱性を更に向上させるために、ハロゲン化合物を表面処理剤中に0.001〜1重量%、好ましくは0.01〜0.1重量%の含有割合となるように添加することができる。ハロゲン化合物としては、例えばフッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化アンモニウム、塩化ナトリム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化アンモニウム、ヨウ化ナトリム、ヨウ化カリウム、ヨウ化アンモニウム等が挙げられる。
【0029】
本発明の表面処理剤を用いて銅または銅合金の表面を処理する際の条件としては、表面処理剤の液温を10〜70℃、接触時間を1秒〜10分とすることが好ましい。接触方法としては、浸漬、噴霧、塗布等の方法が挙げられる。
【0030】
また本発明の表面処理を行った後、化成皮膜上に熱可塑性樹脂により二重構造を形成し、更に耐熱性を高めることも可能である。
即ち、銅または銅合金の表面上に化成皮膜を生成させた後、ロジン、ロジンエステル等のロジン誘導体、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等のテルペン樹脂誘導体、芳香族炭化水素樹脂、脂肪族炭化水素樹脂等の炭化水素樹脂やこれらの混合物からなる耐熱性に優れた熱可塑性樹脂を、トルエン、酢酸エチル、イソプロピルアルコール等の溶媒に溶解し、ロールコーター等により化成皮膜上に膜厚1〜30μmの厚みになるように均一に塗布して、化成皮膜と熱可塑性樹脂の二重構造を形成させれば良い。
【0031】
本発明の実施に適する無鉛半田としては、Sn−Ag−Cu系、Sn−Ag−Bi系、Sn−Bi系、Sn−Ag−Bi−In系、Sn−Zn系、Sn−Cu系等の無鉛半田が挙げられる。
【0032】
また本発明の半田付け方法は、加熱溶融した液体状の半田が入っている半田槽の上を、プリント配線板を流し、電子部品とプリント配線板の接合部に半田付けを行なうフロー法または、予めプリント配線板にペースト状のクリーム半田を回路パターンに合わせて印刷し、そこに電子部品を実装し、プリント配線板を加熱して半田を溶融させ、半田付けを行うリフロー法等に適応し得るものである。
【実施例】
【0033】
以下、本発明を実施例及び比較例によって具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例で使用したイミダゾール化合物ならびに評価試験方法は次のとおりである。
【0034】
[イミダゾール化合物]
実施例に使用したイミダゾール化合物は以下のとおりであり、合成例を参考例2〜20に示す。なお、参考例1には、参考例2のイミダゾール化合物の原料となる(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩の合成例を示す。
【0035】
・2−(4−クロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール(「A−1」と略記する)
・2−ベンジル−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール(「A−2」と略記する)
・2−(2−クロロベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾール(「A−3」と略記する)
・2−(2−クロロベンジル)−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール(「B−1」と略記する)
・2−(4−クロロベンジル)−4−(2−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール(「B−2」と略記する)
・2−(4−クロロベンジル)−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾール(「B−3」と略記する)
・2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール(「C−1」と略記する)
・2−ベンジル−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール(「C−2」と略記する)
・5−ヘキシル−4−フェニル−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾール(「C−3」と略記する)
・4−(4−クロロフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール(「D−1」と略記する)
・4−(4−ブロモフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾール(「D−2」と略記する)
・2−(2−クロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール(「D−3」と略記する)
・2−(4−クロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾール(「D−4」と略記する)
・2−(4−ブロモベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール(「D−5」と略記する)
・2−(4−ブロモベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール(「D−6」と略記する)
・2−(4−クロロベンジル)−5−メチル−4−(3,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾール(「D−7」と略記する)
・2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール(「E−1」と略記する)
・2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール(「E−2」と略記する)
・2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾール(「E−3」と略記する)
【0036】
なお、符号A〜Eは前述のとおり、各々(A)ベンジル基またはフェニル基のどちらか一方のみにハロゲン原子が1つ置換したイミダゾール化合物、(B)ベンジル基およびフェニル基の両方にハロゲン原子が1つ置換したイミダゾール化合物、(C)ベンジル基またはフェニル基のどちらか一方のみにハロゲン原子が2つ以上置換したイミダゾール化合物、(D)ベンジル基またはフェニル基のどちらか一方にハロゲン原子が2つ以上置換し、其の他方にはハロゲン原子が1つ置換したイミダゾール化合物、(E)ベンジル基およびフェニル基の両方にハロゲン原子が2つ以上置換したイミダゾール化合物であることを表す。
【0037】
〔参考例1〕
<(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩の合成>
(4−クロロフェニル)アセトニトリル137.2g(0.905mol)及び脱水エタノール51.1g(1.11mol)からなる溶液へ、冷却下15〜20℃にて、塩化水素ガス36.7g(1.01mol)を2時間かけて吹き込んだ。吹き込みの途中から固体が生成した。該反応混合物を室温に一晩おくと白色固体として(4−クロロフェニル)アセトイミド酸エチル塩酸塩が得られた。該固体を砕いた後、氷冷下に振とうしながら、アンモニア28.4g(1.67mol)及び脱水エタノール250gからなる溶液を少しずつ加えた。加え終わった後氷冷下にて1時間、室温に戻して一晩撹拌し、白色固体の不溶物をろ去後、ろ液を減圧乾固して、白色結晶の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩 178g(0.868mol、収率96%)を得た。
【0038】
〔参考例2〕
<A−1の合成>
(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩61.5g(0.30mol)及びテトラヒドロフラン250mlからなる溶液にソジウムメチラート16.2g(0.30mol)を加え、50℃にて1時間加熱後、次いで炭酸カリウム83g(0.60mol)を加え、該懸濁液に、2−ブロモアセトフェノン59.7g(0.30mol)及びテトラヒドロフラン200mlからなる溶液を50〜55℃にて滴下した。滴下終了後、2時間加熱還流した。次いで、反応液を室温まで冷却して不溶物をろ去し、ろ液を減圧濃縮し、濃縮物を水で洗浄後、トルエンで撹拌処理すると結晶が析出した。ろ取した該結晶を、メタノール中活性炭で脱色後、再結晶して、微桃色結晶の2−(4−クロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール25g(0.093mol、収率31%)を得た。
【0039】
〔参考例3〕
<A−2の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルをフェニルアセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠してフェニルアセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩をフェニルアセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−4´−クロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−ベンジル−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾールを合成した。
【0040】
〔参考例4〕
<A−3の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(2−クロロフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(2−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(2−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(2−クロロベンジル)−5−メチル−4−フェニルイミダゾールを合成した。
【0041】
〔参考例5〕
<B−1の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(2−クロロフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(2−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(2−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−4´−クロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(2−クロロベンジル)−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾールを合成した。
【0042】
〔参考例6〕
<B−2の合成>
参考例2の2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−2´−クロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(4−クロロベンジル)−4−(2−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾールを合成した。
【0043】
〔参考例7〕
<B−3の合成>
参考例2の2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−4´−クロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(4−クロロベンジル)−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルイミダゾールを合成した。
【0044】
〔参考例8〕
<C−1の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(2,4−ジクロロフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩に代えて、参考例2の方法に準拠して2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−フェニルイミダゾールを合成した。
【0045】
〔参考例9〕
<C−2の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルをフェニルアセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠してフェニルアセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩をフェニルアセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−2´,4´−ジクロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−ベンジル−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾールを合成した。
【0046】
〔参考例10〕
<C−3の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(3,4,5−トリクロロフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(3,4,5−トリクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(3,4,5−トリクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモオクタノフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して5−ヘキシル−4−フェニル−2−(3,4,5−トリクロロベンジル)イミダゾールを合成した。
【0047】
〔参考例11〕
<D−1の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(2,4−ジクロロフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−4´−クロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して4−(4−クロロフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾールを合成した。
【0048】
〔参考例12〕
<D−2の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(2,4−ジクロロフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2,4´−ジブロモプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して4−(4−ブロモフェニル)−2−(2,4−ジクロロベンジル)−5−メチルイミダゾールを合成した。
【0049】
〔参考例13〕
<D−3の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(2−クロロフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(2−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(2−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−2´,4´−ジクロロアセトフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(2−クロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾールを合成した。
【0050】
〔参考例14〕
<D−4の合成>
参考例2の2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−2´,4´−ジクロロアセトフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(4−クロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)イミダゾールを合成した。
【0051】
〔参考例15〕
<D−5の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(4−ブロモフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(4−ブロモフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(4−ブロモフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−2´,4´−ジクロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(4−ブロモベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾールを合成した。

【0052】
〔参考例16〕
<D−6の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(4−ブロモフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(4−ブロモフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(4−ブロモフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−3´,4´−ジクロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(4−ブロモベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾールを合成した。
【0053】
〔参考例17〕
<D−7の合成>
参考例2の2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−3´,4´,5´−トリクロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(4−クロロベンジル)−5−メチル−4−(3,4,5−トリクロロフェニル)イミダゾールを合成した。
【0054】
〔参考例18〕
<E−1の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(2,4−ジクロロフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−2´,4´−ジクロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾールを合成した。
【0055】
〔参考例19〕
<E−2の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(2,4−ジクロロフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−3´,4´−ジクロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(2,4−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾールを合成した。
【0056】
〔参考例20〕
<E−3の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(3,4−ジクロロフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(3,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(3,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−3´,4´−ジクロロプロピオフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(3,4−ジクロロベンジル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチルイミダゾールを合成した。
【0057】
比較例に使用したイミダゾール化合物は、以下のとおりである。
・2−ベンジル−4−フェニルイミダゾール(「Z−1」と略記する)
・2−ベンジル−5−クロロ−4−メチルイミダゾール(「Z−2」と略記する)
・2−(4−クロロベンジル)イミダゾール(「Z−3」と略記する)
・2−(2,4−ジクロロベンジル)−4,5−ジフェニルイミダゾール(「Z−4」と略記する)
・4−メチル−2−フェニルイミダゾール(「Z−5」と略記する)
・2−(4−クロロベンジル)ベンズイミダゾール(「Z−6」と略記する)
【0058】
Z−1、Z−2、Z−3およびZ−4の合成例を参考例21〜24に示す。Z−5およびZ−6については、各々四国化成工業社製の商品名「キュアゾール2P4MZ」ならびに和光純薬工業社製試薬を使用した。
【0059】
〔参考例21〕
<Z−1の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルをフェニルアセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠してフェニルアセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩をフェニルアセトアミジン塩酸塩に代えて、参考例2の方法に準拠して2−ベンジル−4−フェニルイミダゾールを合成した。
【0060】
〔参考例22〕
<Z−2の合成>
2−ベンジル−4−メチルイミダゾール(POLY ORGANIX社製、「2B4MI」)16g(0.093mol)及びエタノール100mlからなる溶液に、室温下、N−クロロスクシンイミド13.3g(0.1mol)を少しずつ加え、1時間撹拌した後、反応液を減圧乾固し、乾固物を熱水で洗浄し、次いでアセトニトリルから再結晶し、うすいベージュをおびた針状晶として、2−ベンジル−5−クロロ−4−メチルイミダゾールを8.5g(0.041mol、収率44%)得た。
【0061】
〔参考例23〕
<Z−3の合成>
(4−クロロフェニル)アセトニトリル52.0g(0.343mol)、エチレンジアミン22.8g(0.38mol)及び硫黄0.21g(6.5mmol)からなる液を加熱撹拌し、150℃から280℃まで2時間かけて昇温した。放冷後、水酸化ナトリウム1.0g及びメタノール10mlからなる溶液を加え、3時間加熱還流した。反応物を減圧濃縮した後、濃縮物を減圧蒸留し、沸点163−170℃/4mmHg留分として、2−(4−クロロベンジル)イミダゾリンを43g(0.22mol、収率64%)得た。
次いで、上記2−(4−クロロベンジル)イミダゾリン21g(0.108mol)及びジオキサン250mlからなる溶液に、室温下、過マンガン酸カリウム27g(0.17mol)を少しずつ加え、8時間加熱還流した後、不溶物をろ去し、ろ液を減圧乾固し、乾固物を水で洗浄後、水−アセトニトリルから再結晶し、乳白色結晶として、2−(4−クロロベンジル)イミダゾール13.5g(0.070mol、収率65%)を得た。
【0062】
〔参考例24〕
<Z−4の合成>
まず、参考例1の(4−クロロフェニル)アセトニトリルを(2,4−ジクロロフェニル)アセトニトリルに代えて、参考例1の方法に準拠して(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を合成した。
次いで、参考例2の(4−クロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩を(2,4−ジクロロフェニル)アセトアミジン塩酸塩に、2−ブロモアセトフェノンを2−ブロモ−2−フェニルアセトフェノンに代えて、参考例2の方法に準拠して2−(2,4−ジクロロベンジル)−4,5−ジフェニルイミダゾールを合成した。
【0063】
実施例に使用したイミダゾール化合物の化学式を、化4〜6に示す。
【0064】
【化4】

【0065】
【化5】

【0066】
【化6】

【0067】
比較例に使用したイミダゾール化合物の化学式を化7に示す。
【0068】
【化7】

【0069】
実施例および比較例で採用した評価試験方法は、以下のとおりである。
【0070】
[半田上がり性の評価試験]
試験片として、内径0.80mmの銅スルホールを300穴有する120mm(縦)×150mm(横)×1.6mm(厚み)のガラスエポキシ樹脂製のプリント配線板を使用した。この試験片を脱脂、ソフトエッチング及び水洗を行った後、所定の液温に保持した表面処理剤に所定時間浸漬し、次いで水洗、乾燥して銅表面上に厚さ約0.10〜0.50μmの化成皮膜を形成させた。
この表面処理を行った試験片について、赤外線リフロー装置(製品名:MULTI−PRO−306、ヴィトロニクス社製)を用いて、ピーク温度が240℃であるリフロー加熱を3回行い、次いで、フロー半田付け装置(コンベア速度:1.0m/分)を用いて半田付けを行った。
なお、使用した半田は、63錫-37鉛(重量%)の組成を有する錫−鉛系共晶半田(商品名:H63A、千住金属工業製)であり、半田付けに際して使用したフラックスはJS−64MSS(弘輝製)である。また、半田温度は240℃とした。
また、前記の表面処理を行った試験片について、錫−鉛系共晶半田の場合と同様にして無鉛半田を使用して半田付けを行った。なお、使用した半田は、96.5錫-3.0銀-0.5銅(重量%)の組成を有する無鉛半田(商品名:H705「エコソルダー」、千住金属工業製)であり、半田付けに際して使用したフラックスはJS−E−09(弘輝製)である。また、リフロー加熱のピーク温度は245℃であり、半田温度も245℃とした。
半田付けを行った試験片について、銅スルーホールの上部ランド部分まで半田が上がった(半田付けされた)スルーホール数を計測し、全スルーホール数(300穴)に対する割合(%)を算出した。
銅の表面に対して半田の濡れ性が大きい程、溶融した半田が銅スルーホール内を浸透し該スルーホールの上部ランド部分まで上がり易くなる。即ち、全スルーホール数に対する上部ランド部分まで半田が上がったスルーホール数の割合が大きい程、銅に対する半田濡れ性が優れ、半田付け性が良好なものと判定される。
【0071】
[半田広がり性の評価試験]
試験片として、50mm(縦)×50mm(横)×1.2mm(厚み)のガラスエポキシ樹脂製のプリント配線板(回路パターンとして、銅箔からなる導体幅0.80mm、長さ20mmの回路部を、1.0mmの間隔にて幅方向に10本形成させたもの)を使用した。この試験片を脱脂、ソフトエッチング及び水洗を行った後、所定の液温に保持した表面処理剤に所定時間浸漬し、次いで水洗、乾燥して銅表面上に厚さ約0.10〜0.50μmの化成皮膜を形成させた。
この表面処理を行った試験片について、赤外線リフロー装置(製品名:MULTI−PRO−306、ヴィトロニクス社製)を用いて、ピーク温度が240℃であるリフロー加熱を1回行った。その後、開口径1.2mm、厚み150μmのメタルマスクを使用して銅回路部の中央に錫−鉛系クリーム半田を印刷し、前期条件でリフロー加熱を行い、半田付けを行った。なお、使用した錫−鉛系クリーム半田は63錫-37鉛(重量%)からなる組成の共晶半田(商品名:OZ−63−330F−40−10、千住金属工業製)である。
また、前記の表面処理を行った試験片について、錫−鉛系クリーム半田の場合と同様にして無鉛系クリーム半田を使用して半田付けを行った。なお、使用した無鉛系クリーム半田は、96.5錫-3.0銀-0.5銅(重量%)からなる組成の無鉛半田(商品名:M705−221BM5−42−11、千住金属工業製)である。また、クリーム半田の印刷前および印刷後に行うリフロー加熱は、ピーク温度が245℃になるように設定した。
得られた試験片について、銅回路部上に濡れ広がった半田の長さ(mm)を測定した。
この長さが大きい程、半田濡れ性が優れ、半田付け性が良好なものと判定される。
【0072】
〔実施例1〕
イミダゾール化合物として2−(4−クロロベンジル)−4−フェニルイミダゾール、酸としてレブリン酸、金属塩として酢酸銅及び塩化亜鉛を、表1記載の組成になるようにイオン交換水に溶解させた後、アンモニア水でpH3.6に調整して表面処理剤を調製した。
次いで、プリント配線板の試験片を40℃に温調した表面処理剤に30秒間浸漬したのち、水洗、乾燥し、半田上がり性及び半田広がり性を測定した。これらの試験結果は表1に示したとおりであった。
【0073】
〔実施例2〜19〕
実施例1と同様にして、表1〜2記載のイミダゾール化合物、酸、金属塩およびハロゲン化合物を使用して、表1〜2記載の組成を有する表面処理剤を調製し、表1〜2に記載の処理条件にて表面処理を行った。得られた試験片について、半田上がり性及び半田広がり性を測定した。これらの試験結果は表1〜2に示したとおりであった。
【0074】
【表1】

【0075】
【表2】

【0076】
〔比較例1〜6〕
実施例1と同様にして、表3記載のイミダゾール化合物、酸、金属塩およびハロゲン化合物を使用して、表3記載の組成を有する表面処理剤を調製し、表3に記載の処理条件にて表面処理を行った。得られた試験片について、半田上がり性及び半田広がり性を測定した。これらの試験結果は表3に示したとおりであった。
【0077】
【表3】

【0078】
表1(実施例1〜9)と表2(実施例10〜19)に示した試験結果によれば、本発明の表面処理剤をプリント配線板の銅表面に接触させて、銅表面に化成皮膜を形成させることにより、銅表面に対する共晶半田または無鉛半田の濡れ性が向上したものと認められ、銅表面に対する共晶半田または無鉛半田の半田付け性(半田上がり性、半田広がり性)が良好なものとなった。
【0079】
実施例1〜19においては、共晶半田を用いた場合の半田上がり性が何れも100%であり(実施例3のみ98%)、実施例1〜19の間に差異が認められないが、無鉛半田を用いた場合の半田上がり性と、共晶半田または無鉛半田を用いた場合の半田広がり性については、実施例1〜3(以下、ケースAと云う)、実施例4〜6(以下、ケースBと云う)、実施例7〜19(以下、ケースCと云う)間に差が認められた。即ち、ケースA<ケースB<ケースCの順序で、前記の無鉛半田を用いた場合の半田上がり性と、共晶半田または無鉛半田を用いた場合の半田広がり性が向上した。
【0080】
ケースAにおいて使用したイミダゾール化合物は、ベンジル基またはフェニル基のどちらか一方のみにハロゲン原子が1つ置換したものである。ケースBにおいて使用したイミダゾール化合物は、ベンジル基およびフェニル基の両方にハロゲン原子が1つ置換したものである。ケースCにおいて使用したイミダゾール化合物は、(i)ベンジル基またはフェニル基のどちらか一方のみにハロゲン原子が2つ以上置換したもの(実施例7〜9)、(ii)ベンジル基またはフェニル基のどちらか一方にハロゲン原子が2つ以上置換し、其の他方にはハロゲン原子が1つ置換したものと(実施例10〜16)、(iii)ベンジル基およびフェニル基の両方にハロゲン原子が2つ置換したものである(実施例17〜19)。
【0081】
表3(比較例1〜6)に示した試験結果によれば、比較例4の表面処理剤を使用した場合の半田付け性が比較的良好であった。この表面処理剤に使用したイミダゾール化合物(Z−4)は、ベンジル基にハロゲン原子が2つ置換したものであるが、本発明の実施に適するイミダゾール化合物とは、イミダゾール環の5位に結合した置換基の種類において相違する。即ち、比較例4の試験結果においては、イミダゾール環の2位にハロゲン原子が2つ置換したベンジル基が結合し、同4位にフェニル基が結合した化学構造に由来する半田付け性向上の効果が示唆されているとも云えるが、本発明の実施に適するイミダゾール化合物は、前記の化学構造を有し、且つZ−4とは異なってイミダゾール環の5位に、フェニル基の代わりに水素原子またはアルキル基が結合する構造としたものであり、この点が本発明の実施に適するイミダゾール化合物の特長である。
本発明の表面処理剤は、共晶半田を用いた半田付けの際にも問題なく使用し得るものであるが、共晶半田に比べて半田付け性が劣る無鉛半田を用いた半田付けの際に好適に使用し得るものである。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本発明によれば、半田を使用して電子部品等をプリント配線板に接合する際に、プリント配線板の回路部等を構成する銅または銅合金の表面に耐熱性に優れた化成皮膜を形成させ、且つ半田との濡れ性が向上し、半田付け性を良好なものとする表面処理剤および表面処理方法を提供することができる。
また、前記の表面処理剤を回路部を構成する銅または銅合金の表面に接触させたプリント配線板および、銅または銅合金の表面を前記の表面処理剤で接触させた後に、無鉛半田を使用して半田付けを行う半田付け方法を提供することができる。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
化1の化学式(I)で示されるイミダゾール化合物を含有することを特徴とする銅または銅合金の表面処理剤。
【化1】

(式中、Rは水素原子またはアルキル基を表し、XおよびXは同一または異なって塩素原子もしくは臭素原子を表す。mおよびnは0〜3の整数を表し、mまたはnの少なくとも一方は1以上である。)
【請求項2】
銅または銅合金の表面に、請求項1記載の表面処理剤を接触させることを特徴とする銅または銅合金の表面処理方法。
【請求項3】
銅回路部の銅または銅合金の表面に、請求項1記載の表面処理剤を接触させたことを特徴とするプリント配線板。
【請求項4】
銅または銅合金の表面を、請求項1記載の表面処理剤で接触させた後に無鉛半田を使用して半田付けを行うことを特徴とする半田付け方法。


【公開番号】特開2010−150651(P2010−150651A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−124003(P2009−124003)
【出願日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【出願人】(000180302)四国化成工業株式会社 (167)
【Fターム(参考)】