説明

除草剤耐性植物及びそれを識別するための方法

本発明は製品がダイズゲノム中の特異的箇所において特異的形質転換イベントのスタックを保有することを特徴とする特異的トランスジェニックのダイズ植物、植物性物質又は種子を提供する。生物学的試料中のこれらのイベントの迅速かつ明確な識別を可能にするツールも提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及びEE−GM1の同時存在を識別するための方法であって、方法がEE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブを用いたEE−GM3特異的領域の検出、及び、EE−GM1の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブを用いたEE−GM1特異的領域の検出を含む、上記方法。
【請求項2】
少なくとも2つのプライマーを用いた第1のポリメラーゼ連鎖反応、ただしここで、該プライマーの一方は、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング領域、ここで該5’フランキング領域は配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列を含む、又は、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの3’フランキング領域、ここで該3’フランキング領域は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列を含む、を認識し、該プライマーの他方のプライマーは、配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列を含むEE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識するか、又は、該プライマーの他方のプライマーは、配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体を含むか又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体を含むEE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識する、を使用し、そして、少なくとも2つのプライマーを用いた第2のポリメラーゼ連鎖反応、ただしここで、該プライマーの一方は、EE−GM1の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング領域、ここで該5’フランキング領域は配列番号12のヌクレオチド1からヌクレオチド209までのヌクレオチド配列を含む、又は、EE−GM1の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの3’フランキング領域、ここで該3’フランキング領域は配列番号13のヌクレオチド569からヌクレオチド1000までの相補体のヌクレオチド配列を含む、を認識し、該プライマーの他方のプライマーは、配列番号12のヌクレオチド210からヌクレオチド720までの相補体のヌクレオチド配列又は配列番号13のヌクレオチド1からヌクレオチド568までのヌクレオチド配列を含むEE−GM1の外来性DNA内部の配列を認識するか、又は、該プライマーの他方のプライマーは、配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体を含むEE−GM1の外来性DNA内部の配列を認識する、を使用して該生物学的試料中に存在する核酸から50〜1000bpの2つのDNAフラグメントを増幅すること、ここで、該第1及び第2のポリメラーゼ反応は逐次的であっても又は同時であってもよい、を含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
EE−GM3の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む、及び、EE−GM1の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号12のヌクレオチド1からヌクレオチド209までのヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号13のヌクレオチド569からヌクレオチド1000までの相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM1の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、配列番号12のヌクレオチド210からヌクレオチド720までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号13のヌクレオチド1からヌクレオチド568までのヌクレオチド配列、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドを含む、請求項2記載の方法。
【請求項4】
EE−GM3の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、その3’末端において、配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドを含む、及び、EE−GM1の5’フランキング領域を認識する該プライマーがその3’最末端において、配列番号12のヌクレオチド1からヌクレオチド209までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM1の3’フランキング領域を認識する該プライマーがその3’最末端において、配列番号13のヌクレオチド569からヌクレオチド1000までの相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM1の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、その3’末端において、配列番号12のヌクレオチド210からヌクレオチド720までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号13のヌクレオチド1からヌクレオチド568までのヌクレオチド配列、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドを含む、請求項2記載の方法。
【請求項5】
前記EE−GM3特異的プライマーがそれぞれ配列番号5及び配列番号4の配列、又は、それぞれ配列番号5及び配列番号7の配列を含み、そして、前記EE−GM1特異的プライマーがそれぞれ配列番号16及び配列番号17の配列を含む、請求項4記載の方法。
【請求項6】
EE−GM3PCR識別プロトコルを用いて約263又は約706bpのEE−GM3特異的フラグメント及び約183bpのEE−GM1特異フラグメントを増幅することを包含する、請求項5記載の方法。
【請求項7】
生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM1の同時存在を識別するためのキットであって、キットが、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング領域を認識する1つのプライマー、ここで該5’フランキング領域は配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列を含む、又は、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの3’フランキング領域を認識する1つのプライマー、ここで該3’フランキング領域は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列を含む、及び、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNA内部の配列を認識する1つのプライマー、ここで該外来性DNAは配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む、を含み、そして、該キットが更に、EE−GM1の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング領域を認識する1つのプライマー、ここで該5’フランキング領域は配列番号12のヌクレオチド1からヌクレオチド209までのヌクレオチド配列を含む、又は、EE−GM1の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの3’フランキング領域を認識する1つのプライマー、ここで該3’フランキング領域は配列番号13のヌクレオチド569からヌクレオチド1000までの相補体のヌクレオチド配列を含む、及び、EE−GM1の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNA内部の配列を認識する1つのプライマー、ここで該外来性DNAは配列番号12のヌクレオチド210からヌクレオチド720までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号13のヌクレオチド1からヌクレオチド568までのヌクレオチド配列、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体を含む、を含む、上記キット。
【請求項8】
EE−GM3の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドを含む、及び、EE−GM1の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号12のヌクレオチド1からヌクレオチド209までのヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM1の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号13のヌクレオチド569からヌクレオチド1000までの相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM1の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、配列番号12のヌクレオチド210からヌクレオチド720までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号13のヌクレオチド1からヌクレオチド568までのヌクレオチド配列、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドを含む、請求項7記載のキット。
【請求項9】
EE−GM3の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、その3’末端において、配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドを含む、及び、EE−GM1の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号12のヌクレオチド1からヌクレオチド209までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM1の3’フランキング領域を認識する該プライマーがその3’最末端において、配列番号13のヌクレオチド569からヌクレオチド1000までの相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM1の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、その3’末端において、配列番号12のヌクレオチド210からヌクレオチド720までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号13のヌクレオチド1からヌクレオチド568までのヌクレオチド配列、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドを含む、請求項7記載のキット。
【請求項10】
配列番号4の配列を含むプライマー及び配列番号5の配列を含むプライマーを含むか、又は配列番号5の配列を含むプライマーおよび配列番号7の配列を含むプライマーを含み、そして更に、配列番号16の配列を含むプライマー及び配列番号17の配列を含むプライマーを含む、請求項7記載のキット。
【請求項11】
プライマー対であって、該第1のプライマーは、最適な検出条件下においてEE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域内部の配列を特異的に認識する配列、ここで該5’フランキング領域は配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列を含みそして該3’フランキング領域は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列を含む、を含み、そして、該第2のプライマーは、最適な検出条件下においてEE−GM1の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域内部の配列を特異的に認識する配列、ここで該5’フランキング領域は配列番号12のヌクレオチド1からヌクレオチド209までのヌクレオチド配列を含みそして該3’フランキング領域は配列番号13のヌクレオチド596からヌクレオチド1000までの相補体のヌクレオチド配列を含む、を含む上記プライマー対。
【請求項12】
該第1のプライマーが、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列又は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、該第2のプライマーが、配列番号12のヌクレオチド1からヌクレオチド209までのヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列又は配列番号13のヌクレオチド569からヌクレオチド1000までの相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む、請求項11記載のプライマー対。
【請求項13】
該第1のプライマーが、その3’最末端において、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列又は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、該第2のプライマーが、その3’最末端において、配列番号12のヌクレオチド1からヌクレオチド209までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列又は配列番号13のヌクレオチド569からヌクレオチド1000までの相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む、請求項11記載のプライマー対。
【請求項14】
第1のプライマーが配列番号5の配列をその3’最末端に含み、そして第2のプライマーが配列番号16の配列をその3’最末端に含む、プライマー対。
【請求項15】
下記の4つのプライマー:
配列番号5の配列をその3’最末端に含む第1のプライマー;
配列番号4の配列をその3’最末端に含む第2のプライマー;
配列番号16の配列をその3’最末端に含む第3のプライマー;及び、
配列番号17の配列をその3’最末端に含む第4のプライマー;
を含むセット。
【請求項16】
EE−GM3に対する第1の特異的プローブに、そして、EE−GM1に対する第2の特異的プローブに、生物学的試料の核酸をハイブリダイズさせることを含む、請求項1記載の方法。
【請求項17】
該第1の特異的プローブの配列が、EE−GM3の5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに隣接する外来性DNAの配列の部分を含む配列と少なくとも80%配列同一性を有し、そして、該第2の特異的プローブの配列が、EE−GM1の5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに隣接する外来性DNAの配列の部分を含む配列と少なくとも80%配列同一性を有する、請求項16記載の方法。
【請求項18】
該第1の特異的プローブの配列が配列番号2のヌクレオチド1431〜1472又は配列番号3のヌクレオチド220〜261、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有し、そして、該第2の特異的プローブの配列が配列番号12のヌクレオチド199〜220又は配列番号13のヌクレオチド558〜579、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有する、請求項17記載の方法。
【請求項19】
生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM1の同時存在を識別するためのキットであって、該キットがEE−GM3の特異的領域に特異的にハイブリダイズすることができる第1の特異的プローブ、及び、EE−GM1の特異的領域に特異的にハイブリダイズすることができる第2の特異的プローブを含む、上記キット。
【請求項20】
該第1の特異的プローブの配列がEE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに隣接する外来性DNAの配列の部分を含む配列と少なくとも80%配列同一性を有し、そして、該第2の特異的プローブの配列がEE−GM1の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに隣接する外来性DNAの配列の部分を含む配列と少なくとも80%配列同一性を有する、請求項19記載のキット。
【請求項21】
該第1の特異的プローブの配列が配列番号2のヌクレオチド1441〜1462又は配列番号3のヌクレオチド230〜251、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有するヌクレオチド配列を含み、そして、該第2の特異的プローブの配列が配列番号12のヌクレオチド199〜220又は配列番号13のヌクレオチド558〜579までの、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有する、請求項20記載のキット。
【請求項22】
生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM1の同時存在の識別のための特異的プローブの対。
【請求項23】
EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに隣接する外来性DNAの配列の部分を含む配列又はその相補体と少なくとも80%配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む第1のプローブ、及び、EE−GM1の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに隣接する外来性DNAの配列の部分の配列又はその相補体と少なくとも80%配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む第2のプローブを含む、請求項22記載のプローブの対。
【請求項24】
第1のプローブが配列番号2のヌクレオチド1441〜1462又は配列番号3のヌクレオチド230〜251、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有し、そして、第2のプローブが配列番号12のヌクレオチド199〜220又は配列番号13のヌクレオチド558〜579、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有する、請求項23記載のプローブの対。
【請求項25】
配列番号2のヌクレオチド1441〜1462又は配列番号3のヌクレオチド230〜251、又は該配列の相補体と本質的に類似のヌクレオチド配列を含む配列を有する第1のプローブ、及び、配列番号12のヌクレオチド199〜220又は配列番号13のヌクレオチド558〜579、又は該配列の相補体と本質的に類似のヌクレオチド配列を有する第2のプローブを含む、生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及びEE−GM1の同時存在を識別するための特異的プローブのセット。
【請求項26】
種子の純度を確認するための方法であって、方法が、種子試料中において、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブによるEE−GM3特異的領域の検出、及び、EE−GM1の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブによるEE−GM1特異的領域の検出、を含む上記方法。
【請求項27】
優良イベントEE−GM3及びEE−GM1の存在に関して種子をスクリーニングするための方法であって、方法が、種子ロットの試料中において、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブによるEE−GM3特異的領域の検出、及び、EE−GM1の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブによるEE−GM1特異的領域の検出、を含む上記方法。
【請求項28】
標的核酸配列の再利用を介してプローブ:標的核酸の比を増幅する実質的に相補な標識された核酸プローブとのハイブリダイゼーションを介して生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及びEE−GM1の存在を検出するための方法であって、該方法が下記工程:
a)該標的核酸配列を、配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1469までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む第1の核酸オリゴヌクレオチド、又は、配列番号3のヌクレオチド223からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む該第1の核酸オリゴヌクレオチドにハイブリダイズさせること;
b)該標的核酸配列を配列番号2のヌクレオチド1434からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む第2の核酸オリゴヌクレオチド、又は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド258までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む該標識された核酸プローブにハイブリダイズさせること、ここで、該第1及び第2のオリゴヌクレオチドはヌクレオチドの少なくとも1つで重複しており、そしてここで該第1又は該第2のオリゴヌクレオチドの何れかが標識されて該標識された核酸プローブとなるものである;
c)選択的プローブ切断を起こすことによりデュプレックス解離をもたらす酵素によりプローブ:標的核酸配列デュプレックス内部の標識されたプローブのみを切断し、標的配列は未損傷のままとすること;
d)工程(a)〜(c)を反復することによる標的核酸配列を再利用すること;
e)切断された標識されたプローブを検出することにより、該標的核酸配列の存在を決定すること;及び、
f)該標的核酸配列を、配列番号12のヌクレオチド210からヌクレオチド227までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む第3の核酸オリゴヌクレオチド、又は、配列番号13のヌクレオチド561からヌクレオチド568までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む該第3の核酸オリゴヌクレオチドにハイブリダイズさせること;
g)該標的核酸配列を配列番号12のヌクレオチド192からヌクレオチド209までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む第4の核酸オリゴヌクレオチド、又は配列番号13のヌクレオチド569からヌクレオチド586までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む該標識された核酸プローブにハイブリダイズさせること、ここで、該第3及び第4のオリゴヌクレオチドはヌクレオチドの少なくとも1つで重複しており、そしてここで該第3又は該第4のオリゴヌクレオチドの何れかが標識されて該標識された核酸プローブとなるものである;
h)選択的プローブ切断を起こすことによりデュプレックス解離をもたらす酵素によりプローブ:標的核酸配列デュプレックス内部の標識されたプローブのみを切断し、標的配列は未損傷のままとすること;
i)工程(f)〜(h)を反復することによる標的核酸配列を再利用すること;及び
j)切断された標識されたプローブを検出することにより、該標的核酸配列の存在を決定すること;
を含む上記方法。
【請求項29】
各々がそのゲノム内に優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM1を含むトランスジェニックダイズ植物、又はその細胞、部分、組織、種子又は子孫であって、該イベントEE−GM3を含むレファレンス種子が寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託されており、そして、該イベントEE−GM1を含むレファレンス種子が寄託番号NCIMB41658の下にNCIMBに寄託されているか、又は、自身のゲノム内に優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM1を含むレファレンス種子が寄託番号PTA−11041の下にATCCに寄託されている、上記トランスジェニックダイズ植物、又はその細胞、部分、組織、種子又は子孫。
【請求項30】
ゲノムDNAを、それぞれが配列番号4及び配列番号5のヌクレオチド配列を含む2つのプライマーでEE−GM3に関する優良イベント識別プロトコルを用いて分析した場合に、約263bpのDNAフラグメントを与え、そして、ゲノムDNAを、それぞれが配列番号16及び配列番号17のヌクレオチド配列を含む2つのプライマーでEE−GM1に関する優良イベント識別プロトコルを用いて分析した場合に、約183bpのDNAフラグメントを与える、請求項29記載のトランスジェニックダイズ植物、種子、細胞、組織、部分又は子孫。
【請求項31】
自身のゲノム内に優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM1を各々含むダイズ植物、植物の部分、又はその種子、細胞又は組織であって、該ダイズ植物は、寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託された種子から生育させたダイズ植物の増殖及び/又は繁殖により得ることができる優良イベントEE−GM3を含むダイズ植物を、寄託番号NCIMB41658の下にNCIMBに寄託された種子から生育させたダイズ植物の増殖及び/又は繁殖により得ることができる優良イベントEE−GM1をそのゲノム内に含むダイズ植物と交雑させることにより得られるか、又は、該ダイズ植物はアクセッション番号PTA−11041の下にATCCに寄託された種子から生育させたダイズ植物の増殖及び/又は繁殖により得ることができる、上記ダイズ植物、植物の部分、又はその種子、細胞又は組織。
【請求項32】
優良イベントEE−GM3及びEE−GM1を含むダイズ種子であって、イベントEE−GM3を含むレファレンス種子が寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託されており、そしてイベントEE−GM1を含むレファレンス種子が寄託番号NCIMB41658の下にNCIMBに寄託されており、そしてイベントEE−GM3及びEE−GM1含むレファレンス種子がアクセッション番号PTA−11041の下にATCCに寄託されている、上記ダイズ種子。
【請求項33】
請求項32記載の種子から得ることができる優良イベントEE−GM3及びEE−GM1を含むトランスジェニックダイズ植物、植物の部分、細胞又は組織。
【請求項34】
請求項29〜33の何れか1項に記載の植物を別のダイズ植物と交雑させること、及び、該交雑から得られた種子を植栽することを含む、優良イベントEE−GM3及びEE−GM1を含むダイズ植物又は種子を生産するための方法。
【請求項35】
優良イベントEE−GM3及びEE−GM1を含むダイズゲノムDNA。
【請求項36】
第1の核酸分子が配列番号2のヌクレオチド1441〜ヌクレオチド1452又は配列番号3のヌクレオチド230〜ヌクレオチド251又は該配列の相補体に本質的に類似のヌクレオチド配列を含み、そして、第2の核酸分子が配列番号12のヌクレオチド199〜ヌクレオチド220又は配列番号13のヌクレオチド558〜ヌクレオチド579又は該配列の相補体に本質的に類似のヌクレオチド配列を含む、単離された核酸分子の対。
【請求項37】
第1の核酸分子が配列番号2のヌクレオチド1431〜ヌクレオチド1462又は配列番号3のヌクレオチド220〜261又は該配列の相補体に本質的に類似のヌクレオチド配列を含み、そして、第2の核酸分子が配列番号12のヌクレオチド189〜ヌクレオチド230又は配列番号13のヌクレオチド548〜ヌクレオチド589又は該配列の相補体に本質的に類似のヌクレオチド配列を含む、請求項36記載の単離された核酸分子の対。
【請求項38】
下記のヌクレオチド配列:
a)配列番号2のヌクレオチド1から1451までのヌクレオチド配列;
b)配列番号1のヌクレオチド6760からヌクレオチド6958までのヌクレオチド配列の相補体のヌクレオチド配列;
c)配列番号1のヌクレオチド6874からヌクレオチド7298までのヌクレオチド配列:
d)配列番号1のヌクレオチド7からヌクレオチド7291までのヌクレオチド配列;
e)配列番号1のヌクレオチド12からヌクレオチド7265までのヌクレオチド配列;
f)配列番号3のヌクレオチド217からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列;及び、
g)配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までのヌクレオチド配列;
を順次自身のゲノム内に含み、そして、以下の配列:
h)配列番号12のヌクレオチド1〜209までのヌクレオチド配列;
i)配列番号11のヌクレオチド340からヌクレオチド3461までのヌクレオチド配列;
j)配列番号11のヌクレオチド1からヌクレオチド336までのヌクレオチド配列の相補体のヌクレオチド配列;
k)配列番号11のヌクレオチド3462からヌクレオチド4076までのヌクレオチド配列の相補体のヌクレオチド配列;
l)配列番号11のヌクレオチド337からヌクレオチド3043までのヌクレオチド配列;
m)配列番号13のヌクレオチド559からヌクレオチド568までのヌクレオチド配列;及び、
n)配列番号13のヌクレオチド569からヌクレオチド1000までのヌクレオチド配列;
を順次さらに含むダイズ植物。
【請求項39】
下記のヌクレオチド配列:
a)配列番号2のヌクレオチド1から1451までのヌクレオチド配列;
b)配列番号1のヌクレオチド6760からヌクレオチド6958までのヌクレオチド配列の相補体のヌクレオチド配列;
c)配列番号1のヌクレオチド6874からヌクレオチド7298までのヌクレオチド配列:
d)配列番号1のヌクレオチド7からヌクレオチド7291までのヌクレオチド配列;
e)配列番号1のヌクレオチド12からヌクレオチド7265までのヌクレオチド配列;
f)配列番号3のヌクレオチド217からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列;及び、
g)配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までのヌクレオチド配列;
を順次含み、そして、以下の配列:
h)配列番号12のヌクレオチド1から209までのヌクレオチド配列;
i)配列番号11のヌクレオチド340からヌクレオチド3461までのヌクレオチド配列;
j)配列番号11のヌクレオチド1からヌクレオチド336までのヌクレオチド配列の相補体のヌクレオチド配列;
k)配列番号11のヌクレオチド3462からヌクレオチド4076までのヌクレオチド配列の相補体のヌクレオチド配列;
l)配列番号11のヌクレオチド337からヌクレオチド3043までのヌクレオチド配列;
m)配列番号13のヌクレオチド559からヌクレオチド568までのヌクレオチド配列;及び、
n)配列番号13のヌクレオチド569からヌクレオチド1000までのヌクレオチド配列;
を順次さらに含むDNA分子。
【請求項40】
生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及びEE−GM2の同時存在を識別するための方法であって、方法がEE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブを用いたEE−GM3特異的領域の検出、及び、EE−GM2の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブを用いたEE−GM2特異的領域の検出を含む、上記方法。
【請求項41】
少なくとも2つのプライマーを用いた第1のポリメラーゼ連鎖反応、ただしここで、該プライマーの一方は、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング領域、ここで該5’フランキング領域は配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列を含む、又は、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの3’フランキング領域、ここで該3’フランキング領域は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列を含む、を認識し、該プライマーの他方のプライマーは、配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列を含むEE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識するか、又は、該プライマーの他方のプライマーは、配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体を含むか又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体を含むEE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識する、を使用し、そして、少なくとも2つのプライマーを用いた第2のポリメラーゼ連鎖反応、ただしここで、該プライマーの一方は、EE−GM2の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング領域、ここで該5’フランキング領域は配列番号14のヌクレオチド1からヌクレオチド311までのヌクレオチド配列を含む、又は、EE−GM2中に除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの3’フランキング領域、ここで該3’フランキング領域は配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド1880までの相補体のヌクレオチド配列を含む、を認識し、該プライマーの他方のプライマーは、配列番号14のヌクレオチド312からヌクレオチド810までの相補体のヌクレオチド配列又は配列番号15のヌクレオチド1からヌクレオチド507までのヌクレオチド配列を含むEE−GM2の外来性DNA内部の配列を認識するか、又は、該プライマーの他方のプライマーは、配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体を含むEE−GM2の外来性DNA内部の配列を認識する、を使用して該生物学的試料中に存在する核酸〜50〜1000bpの2つのDNAフラグメントを増幅すること、ここで、該第1及び第2のポリメラーゼ反応は逐次的であっても又は同時であってもよい、を含む、請求項40記載の方法。
【請求項42】
EE−GM3の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、ヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体から選択される連続ヌクレオチド17から200個までを含む、及び、EE−GM2の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号14のヌクレオチド1からヌクレオチド311までのヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド1880までの相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM2の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、配列番号14のヌクレオチド312からヌクレオチド810までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号15のヌクレオチド1からヌクレオチド507までのヌクレオチド配列、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドを含む、請求項41記載の方法。
【請求項43】
EE−GM3の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、ヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの配列番号3の相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む、及び、EE−GM2の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号14のヌクレオチド1からヌクレオチド311までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM2の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド1880までの相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM2の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、その3’末端において、配列番号14のヌクレオチド312からヌクレオチド810までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号15のヌクレオチド1からヌクレオチド507までのヌクレオチド配列、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドを含む、請求項41記載の方法。
【請求項44】
前記EE−GM3特異的プライマーがそれぞれ配列番号5及び配列番号4の配列、又は、それぞれ配列番号7及び配列番号5の配列を含み、そして、前記EE−GM2特異的プライマーがそれぞれ配列番号18及び配列番号19の配列を含む、請求項43記載の方法。
【請求項45】
EE−GM3PCR識別プロトコルを用いて約263又は706bpのEE−GM3特異的フラグメント及び約151bpのEE−GM2特異フラグメントを増幅することを包含する、請求項44記載の方法。
【請求項46】
生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM2の同時存在を識別するためのキットであって、キットが、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング領域を認識する1つのプライマー、ここで該5’フランキング領域はヌクレオチド1からヌクレオチド1451までの配列番号2のヌクレオチド配列を含む、又は、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの3’フランキング領域を認識する1つのプライマー、ここで該3’フランキング領域は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列を含む、及び、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNA内部の配列を認識する1つのプライマー、ここで該外来性DNAは配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む、を含み、そして、該キットが更に、EE−GM2の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング領域を認識する1つのプライマー、ここで該5’フランキング領域は配列番号14のヌクレオチド1からヌクレオチド311までのヌクレオチド配列を含む、又は、EE−GM2の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの3’フランキング領域を認識する1つのプライマー、ここで該3’フランキング領域は配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド1880までの相補体のヌクレオチド配列を含む、及び、EE−GM2の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNA内部の配列を認識する1つのプライマー、ここで該外来性DNAは配列番号14のヌクレオチド312からヌクレオチド810までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号15のヌクレオチド1からヌクレオチド507までのヌクレオチド配列、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体を含む、を含む、上記キット。
【請求項47】
EE−GM3の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む、及び、EE−GM2の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号14のヌクレオチド1からヌクレオチド311までのヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM2の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド1880までの相補体のヌクレオチド配列から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM2の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、配列番号14のヌクレオチド312からヌクレオチド810までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号15のヌクレオチド1からヌクレオチド507までのヌクレオチド配列、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される17から200個までの連続ヌクレオチドを含む、請求項46記載のキット。
【請求項48】
EE−GM3の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM3の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM3の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、その3’末端において配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1843までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号3のヌクレオチド1からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列、又は配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体、又は配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドを含む、及び、EE−GM2の5’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において、配列番号14のヌクレオチド1からヌクレオチド311までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含むか、又は、EE−GM2の3’フランキング領域を認識する該プライマーが、その3’最末端において配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド1880までの相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、EE−GM2の外来性DNA内部の配列を認識する該プライマーが、その3’末端において、配列番号14のヌクレオチド312からヌクレオチド810までの相補体のヌクレオチド配列、又は配列番号15のヌクレオチド1からヌクレオチド507までのヌクレオチド配列、又は配列番号11のヌクレオチド配列又はその相補体から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドを含む、請求項46記載のキット。
【請求項49】
配列番号4の配列を含むプライマー及び配列番号5の配列を含むプライマーを含むか、又は配列番号5の配列を含むプライマーおよび配列番号7の配列を含むプライマーを含み、そして更に、配列番号18の配列を含むプライマー及び配列番号19の配列を含むプライマーを含む、請求項46記載のキット。
【請求項50】
EE−GM3及びEE−GM2特異的検出における使用に適するプライマー対であって、該第1のプライマーは、最適な検出条件下においてEE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域内部の配列を特異的に認識する配列、ここで該5’フランキング領域は配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列を含みそして該3’フランキング領域は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列を含む、を含み、そして、該第2のプライマーは、最適な検出条件下においてEE−GM2の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域内部の配列を特異的に認識する配列、ここで該5’フランキング領域は配列番号14のヌクレオチド1からヌクレオチド311までのヌクレオチド配列を含みそして該3’フランキング領域は配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド1880までの相補体のヌクレオチド配列を含む、を含む上記プライマー対。
【請求項51】
該第1のプライマーが、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される17〜200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列又は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列から選択される17〜200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、そして、該第2のプライマーが、配列番号14のヌクレオチド1からヌクレオチド311までのヌクレオチド配列から選択される17〜200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列又は配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド1880までの相補体のヌクレオチド配列から選択される17〜200個までの連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む、請求項50記載のプライマー対。
【請求項52】
該第1のプライマーが、その3’最末端において、配列番号2のヌクレオチド1からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列又は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までの相補体のヌクレオチド配列から選択される連続ヌクレオチドの少なくとも17個のヌクレオチド配列を含み、そして、該第2のプライマーが、その3’最末端において、配列番号14のヌクレオチド1からヌクレオチド311までのヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列又は配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド1880までの相補体のヌクレオチド配列から選択される少なくとも17個の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含む、請求項50記載のプライマー対。
【請求項53】
第1のプライマーが配列番号5の配列をその3’最末端に含み、そして第2のプライマーが配列番号18の配列をその3’最末端に含む、プライマー対。
【請求項54】
下記の4つのプライマー:
配列番号5の配列をその3’最末端に含む第1のプライマー;
配列番号4の配列をその3’最末端に含む第2のプライマー;
配列番号18の配列をその3’最末端に含む第3のプライマー;及び、
配列番号19の配列をその3’最末端に含む第4のプライマー;
を含むセット。
【請求項55】
EE−GM3に対する第1の特異的プローブに、そして、EE−GM2に対する第2の特異的プローブに、生物学的試料の核酸をハイブリダイズさせることを含む、請求項40記載の方法。
【請求項56】
該第1の特異的プローブの配列が、EE−GM3の5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに隣接する外来性DNAの配列の部分を含む配列と少なくとも80%配列同一性を有し、そして、該第2の特異的プローブの配列が、EE−GM2の5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに隣接する外来性DNAの配列の部分を含む配列と少なくとも80%配列同一性を有する、請求項55記載の方法。
【請求項57】
該第1の特異的プローブの配列が配列番号2のヌクレオチド1431〜1472又は配列番号3のヌクレオチド220〜261、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有し、そして、該第2の特異的プローブの配列が配列番号14のヌクレオチド301〜322又は配列番号15のヌクレオチド497〜518、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有する、請求項56記載の方法。
【請求項58】
生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM2の同時存在を識別するためのキットであって、該キットがEE−GM3の特異的領域に特異的にハイブリダイズすることができる第1の特異的プローブ、及び、EE−GM2の特異的領域に特異的にハイブリダイズすることができる第2の特異的プローブを含む、上記キット。
【請求項59】
該第1の特異的プローブの配列がEE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに隣接する外来性DNAの配列の部分を含む配列と少なくとも80%配列同一性を有し、そして、該第2の特異的プローブの配列がEE−GM2の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング配列又は3’フランキング配列の部分及びそれに隣接する外来性DNAの配列を含む配列と少なくとも80%配列同一性を有する、請求項58記載のキット。
【請求項60】
該第1の特異的プローブの配列が配列番号2のヌクレオチド1441〜1462又は配列番号3のヌクレオチド230〜251、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有するヌクレオチド配列を含み、そして、該第2の特異的プローブの配列が配列番号14のヌクレオチド301〜322又は配列番号15のヌクレオチド497〜518までの、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有する、請求項59記載のキット。
【請求項61】
生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM2の同時存在の識別のための特異的プローブの対。
【請求項62】
EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに隣接する外来性DNAの配列の部分の配列又はその相補体と少なくとも80%配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む第1のプローブ、及び、EE−GM2の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’フランキング配列又は3’フランキング配列及びそれに隣接する外来性DNAの配列の部分の配列又はその相補体と少なくとも80%配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む第2のプローブを含む、請求項61記載のプローブの対。
【請求項63】
第1のプローブが配列番号2のヌクレオチド1441〜1462又は配列番号3のヌクレオチド230〜251、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有し、そして、第2のプローブが配列番号14のヌクレオチド301〜322又は配列番号15のヌクレオチド497〜518、又は該配列の相補体と少なくとも80%配列同一性を有する、請求項62記載のプローブの対。
【請求項64】
配列番号2のヌクレオチド1441〜1462又は配列番号3のヌクレオチド230〜251、又は該配列の相補体と本質的に類似のヌクレオチド配列を含む配列を有する第1のプローブ、及び、配列番号14のヌクレオチド301〜322又は配列番号15のヌクレオチド497〜518、又は該配列の相補体と本質的に類似のヌクレオチド配列を有する第2のプローブを含む、生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及びEE−GM2の同時存在を識別するための特異的プローブのセット。
【請求項65】
種子の純度を確認するための方法であって、方法が種子試料において、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブによるEE−GM3特異的領域の検出、及び、EE−GM2の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブによるEE−GM2特異的領域の検出、を含む上記方法。
【請求項66】
EE−GM3の存在に関して種子をスクリーニングするための方法であって、方法が、種子ロットの試料において、EE−GM3の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブによるEE−GM3特異的領域の検出、及び、EE−GM2の除草剤耐性遺伝子を含む外来性DNAの5’又は3’フランキング領域を特異的に認識する特異的プライマー又はプローブによるEE−GM2特異的領域の検出、を含む上記方法。
【請求項67】
標的核酸配列の再利用を介してプローブ:標的核酸の比を増幅する実質的に相補な標識された核酸プローブとのハイブリダイゼーションを介して生物学的試料中の優良イベントEE−GM3及びEE−GM2の存在を検出するための方法であって、該方法が下記工程:
a)該標的核酸配列を、配列番号2のヌクレオチド1452からヌクレオチド1469までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む第1の核酸オリゴヌクレオチド、又は、配列番号3のヌクレオチド223からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む第1の核酸オリゴヌクレオチドにハイブリダイズさせること;
b)該標的核酸配列を配列番号2のヌクレオチド1434からヌクレオチド1451までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む第2の核酸オリゴヌクレオチド、又は配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド258までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む該標識された核酸プローブにハイブリダイズさせること、ここで、該第1及び第2のオリゴヌクレオチドはヌクレオチド少なくとも1つで重複しており、そしてここで該第1又は該第2のオリゴヌクレオチドの何れかが標識されて該標識された核酸プローブとなるものである;
c)選択的プローブ切断を起こすことによりデュプレックス解離をもたらす酵素によりプローブ:標的核酸配列デュプレックス内部の標識されたプローブのみを切断し、標的配列は未損傷のままとすること;
d)工程(a)〜(c)を反復することによる標的核酸配列を再利用すること;
e)切断された標識されたプローブを検出することにより、該標的核酸配列の存在を決定すること;及び、
f)該標的核酸配列を、配列番号14のヌクレオチド312からヌクレオチド329までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む第3の核酸オリゴヌクレオチド、又は、配列番号15のヌクレオチド490からヌクレオチド507までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む該第3の核酸オリゴヌクレオチドにハイブリダイズさせること;
g)該標的核酸配列を配列番号14のヌクレオチド294からヌクレオチド311までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む第4の核酸オリゴヌクレオチド、又は配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド525までのヌクレオチド配列又はその相補体を含む該標識された核酸プローブにハイブリダイズさせること、ここで、該第3及び第4のオリゴヌクレオチドはヌクレオチドの少なくとも1つで重複しており、そしてここで該第3又は該第4のオリゴヌクレオチドの何れかが標識されて該標識された核酸プローブとなるものである;
h)選択的プローブ切断を起こすことによりデュプレックス解離をもたらす酵素によりプローブ:標的核酸配列デュプレックス内部の標識されたプローブのみを切断し、標的配列は未損傷のままとすること;
i)工程(f)〜(h)を反復することによる標的核酸配列を再利用すること;
j)切断された標識されたプローブを検出することにより、該標的核酸配列の存在を決定すること;
を含む上記方法。
【請求項68】
各々がそのゲノム内に優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM2を含むトランスジェニックダイズ植物、又はその細胞、部分、種子又は子孫であって、該イベントEE−GM3を含むレファレンス種子が寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託されており、そして、該イベントEE−GM2を含むレファレンス種子が寄託番号NCIMB41660の下にNCIMBに寄託されているか、又は、自身のゲノム内に優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM2を含むレファレンス種子が寄託番号PTA−11042の下にATCCに寄託されている、上記トランスジェニックダイズ植物、又はその細胞、部分、種子又は子孫。
【請求項69】
ゲノムDNAが、それぞれが配列番号4及び配列番号5のヌクレオチド配列を含む2つのプライマーでEE−GM3に関する優良イベント識別プロトコルを用いて分析した場合に、約263bpのDNAフラグメントを与え、そして、ゲノムDNAが、それぞれが配列番号18及び配列番号19のヌクレオチド配列を含む2つのプライマーでEE−GM2に関する優良イベント識別プロトコルを用いて分析した場合に、約151bpのDNAフラグメントを与える、請求項68記載のトランスジェニックダイズ植物、種子、細胞、部分又は子孫。
【請求項70】
自身のゲノム内に優良イベントEE−GM3及び優良イベントEE−GM2を各々含むダイズ植物、又はその種子、細胞、又は組織であって、該ダイズ植物は、寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託された種子から生育させたダイズ植物の増殖及び/又は繁殖により得ることができる自身のゲノム中に優良イベントEE−GM3を含むダイズ植物を、寄託番号NCIMB41660の下にNCIMBに寄託された種子から生育させたダイズ植物の増殖及び/又は繁殖により得ることができる優良イベントEE−GM2をそのゲノム内に含むダイズ植物と交雑させることにより得られるか、又は、該ダイズ植物はアクセッション番号PTA−11042の下にATCCに寄託された種子から生育させたダイズ植物の増殖及び/又は繁殖により得ることができる、上記ダイズ植物、又はその種子、細胞又は組織。
【請求項71】
優良イベントEE−GM3及びEE−GM2を含むダイズ種子であって、イベントEE−GM3を含むレファレンス種子が寄託番号NCIMB41659の下にNCIMBに寄託されており、そしてイベントEE−GM2を含むレファレンス種子が寄託番号NCIMB41660の下にNCIMBに寄託されており、そしてイベントEE−GM3及びEE−GM2含むレファレンス種子がアクセッション番号PTA−11042の下にATCCに寄託されている、上記ダイズ種子。
【請求項72】
請求項71記載の種子から得ることができる優良イベントEE−GM3及びEE−GM2を含むトランスジェニックダイズ植物、細胞又は組織。
【請求項73】
請求項68〜72の何れか1項に記載の植物を別のダイズ植物と交雑させること、及び、該交雑から得られた種子を植栽することを含む、優良イベントEE−GM3及びEE−GM2を含むダイズ植物又は種子を生産するための方法。
【請求項74】
優良イベントEE−GM3及びEE−GM2を含むダイズゲノムDNA。
【請求項75】
第1の核酸分子が配列番号2のヌクレオチド1441〜ヌクレオチド1452又は配列番号3のヌクレオチド230〜ヌクレオチド251又は該配列の相補体に本質的に類似のヌクレオチド配列を含み、そして、第2の核酸分子が配列番号14のヌクレオチド301からヌクレオチド322の又は配列番号15のヌクレオチド497〜ヌクレオチド518又は該配列の相補体に本質的に類似のヌクレオチド配列を含む、単離された核酸分子の対。
【請求項76】
第1の核酸分子が配列番号2のヌクレオチド1431〜ヌクレオチド1462又は配列番号3のヌクレオチド220〜261又は該配列の相補体に本質的に類似のヌクレオチド配列を含み、そして、第2の核酸分子が配列番号14のヌクレオチド301〜ヌクレオチド322又はヌクレオチド487〜ヌクレオチド518までの配列番号15又は該配列の相補体に本質的に類似のヌクレオチド配列を含む、請求項75記載の単離された核酸分子の対。
【請求項77】
下記のヌクレオチド配列:
a)配列番号2のヌクレオチド1から1451までのヌクレオチド配列;
b)配列番号1のヌクレオチド6760からヌクレオチド6958までのヌクレオチド配列の相補体のヌクレオチド配列;
c)配列番号1のヌクレオチド6874からヌクレオチド7298までのヌクレオチド配列:
d)配列番号1のヌクレオチド7からヌクレオチド7291までのヌクレオチド配列;
e)の配列番号1ヌクレオチド12からヌクレオチド7265までのヌクレオチド配列;
f)配列番号3のヌクレオチド217からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列;及び、
g)配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までのヌクレオチド配列;
を順次自身のゲノム内に含み、そして、以下の配列:
h)配列番号14のヌクレオチド1から311までのヌクレオチド配列;
i)配列番号11のヌクレオチド3458からヌクレオチド3848までのヌクレオチド配列;
j)配列番号11のヌクレオチド413からヌクレオチド3457までのヌクレオチド配列;
k)配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド1880までのヌクレオチド配列;
を順次さらに含むダイズ植物。
【請求項78】
下記のヌクレオチド配列:
a)配列番号2のヌクレオチド1から1451までのヌクレオチド配列;
b)配列番号1のヌクレオチド6760からヌクレオチド6958までのヌクレオチド配列の相補体のヌクレオチド配列;
c)配列番号1のヌクレオチド6874からヌクレオチド7298までのヌクレオチド配列:
d)配列番号1のヌクレオチド7からヌクレオチド7291までのヌクレオチド配列;
e)配列番号1のヌクレオチド12からヌクレオチド7265までのヌクレオチド配列;
f)配列番号3のヌクレオチド217からヌクレオチド240までのヌクレオチド配列;及び、
g)配列番号3のヌクレオチド241からヌクレオチド1408までのヌクレオチド配列;
を順次含み、そして、以下の配列:
h)配列番号14のヌクレオチド1から311までのヌクレオチド配列;
i)配列番号11のヌクレオチド3458からヌクレオチド3848までのヌクレオチド配列;
j)配列番号11のヌクレオチド413からヌクレオチド3457までのヌクレオチド配列;
k)配列番号15のヌクレオチド508からヌクレオチド1880までのヌクレオチド配列;
を順次さらに含むDNA分子。
【請求項79】
配列番号2のヌクレオチド1431〜1472と少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列及び配列番号3のヌクレオチド220〜261のと少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列、又は該配列の相補体、及び、配列番号12のヌクレオチド199〜220と少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列及び配列番号13のヌクレオチド558〜579のと少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列、又は該配列の相補体、を自身の細胞のゲノム内に含む、EE−GM3及びEE−GM1を含む、ダイズ植物、細胞、組織又は種子。
【請求項80】
配列番号2のヌクレオチド1431〜1472と少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列及びヌクレオチド220〜261の配列番号3と少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列、又は該配列の相補体、及び、配列番号14のヌクレオチド301〜322と少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列及び配列番号15のヌクレオチド497〜518のと少なくとも80%、90%、95%又は100%の配列同一性を有する核酸配列、又は該配列の相補体、を自身の細胞のゲノム内に含む、EE−GM3及びEE−GM2を含むダイズ植物、細胞、組織又は種子。
【請求項81】
配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638ヌクレオチド配列と少なくとも97、98又は少なくとも99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列、又はその相補体、又は配列番号20と少なくとも97、98又は少なくとも99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列、又はその相補体を含む核酸分子を自身のゲノム中に含み、そしてEE−GM1又はEE−GM2のヌクレオチド配列と少なくとも97、98又は少なくとも99%の配列同一性を有するヌクレオチド配列、又はその相補体を含む核酸分子を自身のゲノム中に含む、ダイズ植物、植物細胞、組織又は種子であって、寄託番号NCIMB41658の下に寄託されているEE−GM1を含むレファレンス種子、及び寄託番号NCIMB41660の下に寄託されているEE−GM2を含むレファレンス種子、例えば、EE−GM1又はEE−GM2のヌクレオチド配列が、それぞれ配列番号12又は13中の外来性DNA配列又は配列番号14又は15中の外来性DNA配列、又は、それぞれ配列番号12の配列と配列番号13の配列との間にある植物ゲノム中の外来性DNA配列又は配列番号14の配列と配列番号15の配列との間にある植物ゲノム中の外来性DNA配列を含むか、又はそれ自体である、ダイズ植物、植物細胞、組織又は種子。
【請求項82】
配列番号1のヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズするか、配列番号20のヌクレオチド位置1452からヌクレオチド位置16638までのヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズするか、又は、配列番号20のヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズする核酸分子を自身のゲノム内に含み、そしてEE−GM1又はEE−GM2のヌクレオチド配列又はその相補体にハイブリダイズする核酸分子を自身のゲノム内に含む、ダイズ植物、植物細胞、組織又は種子であって、寄託番号NCIMB41658の下に寄託されているEE−GM1を含むレファレンス種子、及び寄託番号NCIMB41660の下に寄託されているEE−GM2を含むレファレンス種子、例えば、EE−GM1又はEE−GM2のヌクレオチド配列が、配列番号12又は13中の外来性DNA配列又は配列番号14又は15中の外来性DNA配列、又は、配列番号12の配列と配列番号13の配列との間にある植物ゲノム中の外来性DNA配列又は配列番号14の配列と配列番号15の配列との間にある植物ゲノム中の外来性DNA配列を含むか、又はそれ自体である、ダイズ植物、植物細胞、組織又は種子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2013−511294(P2013−511294A)
【公表日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−541173(P2012−541173)
【出願日】平成22年11月23日(2010.11.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/057886
【国際公開番号】WO2011/063413
【国際公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(512135126)バイエル・クロップサイエンス・エヌ・ヴェー (5)
【氏名又は名称原語表記】BAYER CROPSCIENCE N.V.
【出願人】(512135137)エムエス・テクノロジーズ・エルエルシー (2)
【氏名又は名称原語表記】MS TECHNOLOGIES LLC
【Fターム(参考)】