階段
【課題】施工効率を飛躍的に向上させ、デザイン性にも優れた階段を提供する。
【解決手段】階下床面DFに設置され、同一蹴上げhを有する下二段の階段を形成したL型箱状の階段台1と、上面と正面の夫々に段板2と蹴込板3を設けた直方体形状の箱段4であって前記蹴込板3に下方連続する連結板5を延設した複数の階段構成体6とから成り、該階段構成体6同士は、各段の蹴上げHを同一高と成す様に、蹴込板3に対向する背面板7と連結板5とを接合固定し、連結された最下段の階段構成体6は、その蹴上げHが各段の蹴上げHと同一高と成す様に、連結板5と階段台1の背面板7bとを接合固定し、連結された最上段の階段構成体6は、その段板2から階上床面UFとの高さを各段の蹴上げHと同一高と成す様に、その背面板7を階上床面UFの端部より垂設した下り壁HWに接合固定する。
【解決手段】階下床面DFに設置され、同一蹴上げhを有する下二段の階段を形成したL型箱状の階段台1と、上面と正面の夫々に段板2と蹴込板3を設けた直方体形状の箱段4であって前記蹴込板3に下方連続する連結板5を延設した複数の階段構成体6とから成り、該階段構成体6同士は、各段の蹴上げHを同一高と成す様に、蹴込板3に対向する背面板7と連結板5とを接合固定し、連結された最下段の階段構成体6は、その蹴上げHが各段の蹴上げHと同一高と成す様に、連結板5と階段台1の背面板7bとを接合固定し、連結された最上段の階段構成体6は、その段板2から階上床面UFとの高さを各段の蹴上げHと同一高と成す様に、その背面板7を階上床面UFの端部より垂設した下り壁HWに接合固定する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物における階段に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建築物における階段にあっては、特許文献1に開示される様に、側板間に各段を構成する段板と蹴込板とを架設して構成している。
【特許文献1】特開2002−47772号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の様な構造の階段は、デザイン的にも斬新でなく、建築物の階高に応じて現場で加工されるため、その作業には手間、時間を要していた。
そこで、本発明は、施工効率を飛躍的に向上させ、デザイン性にも優れた階段を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題に鑑み、本発明の階段は、階下床面に設置され、同一蹴上げを有する下二段の階段を形成したL型箱状の階段台と、上面と正面の夫々に段板と蹴込板を設けた直方体形状の箱段であって前記蹴込板に下方連続する連結板を延設した複数の階段構成体とから成り、該階段構成体同士は、各段の蹴上げを同一高と成す様に、蹴込板に対向する背面板と連結板とを接合固定し、連結された最下段の階段構成体は、その蹴上げが各段の蹴上げと同一高と成す様に、連結板と階段台の背面板とを接合固定し、連結された最上段の階段構成体は、その段板から階上床面との高さを各段の蹴上げと同一高と成す様に、その背面板を階上床面の端部より垂設した下り壁に接合固定したことを特徴とする。
又、階段台及び階段構成体の背面板と、階段構成体の連結板の夫々には、上下方向で等間隔置きに設けた複数の蹴上げ調整穴、又は、蹴上げ調整穴の何れかに一致させる常在穴のどちらか一方を貫設し、背面板に設けた蹴上げ調整穴又は常在穴に雌ねじを設け、連結板に設けた常在穴又は蹴上げ調整穴に挿通したボルトを前記雌ねじに螺着することにより、背面板と連結板とを接合固定したことを特徴とする。
そして、各蹴上げ調整穴の上下間隔が狭小の場合、蹴上げ調整穴を一側方へ所定間隔を置いて位置ずれ配置し、常在穴は前記所定間隔を置いて横手一列に複数配置することを特徴とする。
又、階段台における下二段の各蹴上げを、連結した階段構成体の各段の蹴上げと同一高に設定するのがより良い。
更に、階段台及び階段構成体における箱段の側方を開放して、階段台及び箱段の各内部を収納庫と成しても良い。
【発明の効果】
【0005】
要するに請求項1に係る発明は、階下床面に設置され、同一蹴上げを有する下二段の階段を形成したL型箱状の階段台と、上面と正面の夫々に段板と蹴込板を設けた直方体形状の箱段であって前記蹴込板に下方連続する連結板を延設した複数の階段構成体とから成るので、階段が設置される建築物の階高に応じた個数の階段構成体と階段台とを予め工場で生産することで、現場で従来要していた加工作業を飛躍的に低減できる。
又、階段構成体同士は、各段の蹴上げを同一高と成す様に、蹴込板に対向する背面板と連結板とを接合固定し、連結された最下段の階段構成体は、その蹴上げが各段の蹴上げと同一高と成す様に、連結板と階段台の背面板とを接合固定し、連結された最上段の階段構成体は、その段板から階上床面との高さを各段の蹴上げと同一高と成す様に、その背面板を階上床面の端部より垂設した下り壁に接合固定することにより、現場において簡単に階段を組み付けでき、施工効率を飛躍的に向上させることができる。
しかも、上記の様に組み付けられた階段は、階下床と階上床との空間を空中で連続する箱型の踏み段で繋げた様相を呈した美的造形性に優れ、又この様な構造のため、階段の真下の空間をも居住スペースの一部としても利用できる。
【0006】
請求項2に係る発明によれば、階段台及び階段構成体の背面板と、階段構成体の連結板の夫々には、上下方向で等間隔置きに設けた複数の蹴上げ調整穴、又は、蹴上げ調整穴の何れかに一致させる常在穴のどちらか一方を貫設し、背面板に設けた蹴上げ調整穴又は常在穴に雌ねじを設け、連結板に設けた常在穴又は蹴上げ調整穴に挿通したボルトを前記雌ねじに螺着することにより、背面板と連結板とを接合固定したので、所望高さ位置の蹴上げ調整穴と常在穴を一致させてボルトで締結するだけで蹴上げを調整した各段の連結が可能なため、建築物に応じ設定される蹴上げが変更されても、その蹴上げに応じて蹴込板の高さを変えた階段台及び階段構成体を作製する必要がなく、所望の蹴上げを有する階段を提供できる。
よって、本発明によれば、各一種の階段台及び階段構成体を工場生産するだけのため、大量生産が可能となり、その製造コストを低減できる。
又、階段台と階段構成体、階段構成体同士の連結もボルトの締結だけで成し得るので、熟練を要せず、建築物への組み付けも簡単に行える。
【0007】
各蹴上げ調整穴の上下間隔が狭小の場合には、蹴上げ調整穴を同一縦軸線上に配置すると、上下で隣接する蹴上げ調整穴同士が外接したり、交わることになり、蹴上げ調整穴に雌ねじを形成するのが困難であったり、ボルトにかかる荷重で、そのボルトが適正に選択されて挿通又は螺着された蹴上げ調整穴を裂開してこれに隣接する蹴上げ調整穴へ落ち込んだりする危険を招来するため、請求項3に係る発明では、蹴上げ調整穴を一側方へ所定間隔を置いて位置ずれ配置し、常在穴は前記所定間隔を置いて横手一列に複数配置することにより、選択された蹴上げ調整穴と該蹴上げ調整穴に対応する列位の常在穴とにボルトを通してこれを締結する様にして、前記危険を回避できる。
これにより、蹴上げ調整穴の上下間隔を狭小にすることが可能となり、蹴上げの微調整が可能となる。
【0008】
請求項4に係る発明によれば、階段台における下二段の各蹴上げを、連結した階段構成体の各段の蹴上げと同一高に設定したので、数種の蹴上げを設定した階段台を備えることが必要となるが、組み付けられる階段の各段の蹴上げを同一と成すことができるため、居住者は、よりスムーズに階段を昇降できる。
【0009】
請求項5に係る発明では、階段台及び階段構成体における箱段の側方を開放して、階段台及び箱段の各内部を収納庫と成したので、階段の各段を構成する階段台及び箱段の内部を収納空間として有効的に利用することができ、しかも各収納庫は、各段毎に仕切られているので収納物の整理整頓が容易に行える等その実用的効果甚だ大である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下本発明の実施の一形態例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る階段の一例を示す斜視図、図2は図1の側面図である。
この階段は、階下床面DFに設置され、同一蹴上げhを有する下二段の階段を形成したL型箱状の階段台1と、上面と正面の夫々に段板2と蹴込板3を設けた直方体形状の箱段4であって前記蹴込板3に下方連続する連結板5を延設した複数の階段構成体6とから構成されている。
又、階段構成体6同士は、各段の蹴上げHを同一高と成す様に、蹴込板3に対向する背面板7と連結板5とを接合固定している。
そして、連結された最下段の階段構成体6は、その蹴上げHが各段の蹴上げHと同一高と成す様に、連結板5と階段台1の背面板7bとを接合固定し、又連結された最上段の階段構成体6は、その段板2から階上床面UFとの高さを各段の蹴上げHと同一高と成す様に、その背面板7を階上床面UFの端部より垂設した下り壁HWに接合固定し、階上床面UFと階下床面DFを連絡する階段を構成する。
【0011】
階段台1と階段構成体6は、いずれも所定形状の木製平板をダボ(図示せず)を用いて組み付けて構成される。
階段台1は、図3、4の夫々に示す最下段部1aとその直上段部1bとから成り、いずれのものも階段構成体6と同様に上面と正面の夫々に段板2a、2bと蹴込板3a、3bを設けた直方体形状の箱段であって、最下段部1aと直上段部1bとは夫々の高さを異にする以外は、基本構造を同一とする左右側方が開放された角筒型に形成されている。
そして、最下段部1aはその高さが蹴上げhと成り、直上段部1bは蹴上げhの2倍の高さに設定される。
【0012】
尚、最下段部1a、直上段部1b及び階段構成体6は、同一幅に設定され、各段板2、2a…は、当然ながら全て同一形状のものを用いている。
又、最下段部1aと直上段部1bの各内部は、左右側方に開口部を有する収納庫8a、8bと成している。
収納庫8a、8bの左右方向中間部には、収納庫8a、8bを左右に区画する耐力壁9a、9bを設け、最下段部1aと直上段部1bの強度を向上させると共に、収納庫8a、8bを左右に二分している。
【0013】
最下段部1aの背面板7aと、直上段部1bの蹴込板3bの下方には、背面板7aと蹴込板3bを接合した時に連通する貫通穴10、10aを上下左右の4箇所の夫々に設けている。
貫通穴10、10aの夫々には、頭部が薄肉円板状のボルトBと、雌ねじが形成された筒部の基端を薄肉円板にて閉塞して成るスリーブナットN(図10、11参照)を各収納庫8a、8b側から挿通し、これらを貫通穴10、10a内で締結することにより、最下段部1aの背面板7aと直上段部1bの蹴込板3bの下方とを接合し、下二段の蹴上げhを同一高さとしたL型箱状の階段台1を構成する。
【0014】
階段構成体6における箱段4は、図2、5、6に示す様に、上記蹴上げHより長い高さを有し、最下段部1a及び直上段部1bと同様に、左右側方を開放した角筒型に形成され、箱段4の内部は、左右側方に開口部を有する収納庫8と成すと共に、該収納庫8の左右方向中間部には、収納庫8を左右に区画する耐力壁9を設け、箱段4の強度を向上させると共に、収納庫8を左右に二分している。
【0015】
次に、階段台1(直上段部1b)及び階段構成体6(図6に示す最上段となる階段構成体6を除く。)の背面板7、7bと、階段構成体6の連結板5の適宜位置に複数(図示例では上下左右の4箇所)設けた連結手段11について主に図7〜10、12に基づき説明する。
この連結手段11は、階段台1及び階段構成体6の背面板7、7bと、階段構成体6の連結板5の夫々に、上下方向で等間隔置きに設けた複数の蹴上げ調整穴12、又は蹴上げ調整穴12の何れかに一致させる常在穴13のどちらか一方を貫設している。
そして、常在穴13を蹴上げ調整穴12のいずれかに一致させて、後述の様に背面板7、7bと連結板5とを接合固定することにより、階段台1の上段以降に順次に連結される各階段構成体6を設定された蹴上げHの高さに対応させる。
【0016】
背面板7、7bに設けた蹴上げ調整穴12又は常在穴13には、雌ねじ14が形成された筒部の基端を薄肉円板にて閉塞して成ると共に、前記筒部外周に複数の突起を設けたスリーブナットN1(図10、12参照)を、背面板7、7bと連結板5との接合面の反対面側から蹴上げ調整穴12又は常在穴13内へ予め打ち込むことにより、雌ねじ14を蹴上げ調整穴12又は常在穴13(図示例では蹴上げ調整穴12)に設けている。
そして、連結板5に設けた常在穴13又は蹴上げ調整穴12(図示例では常在穴13)に挿通したボルトB1を、背面板7、7bに設けた蹴上げ調整穴12又は常在穴13(図示例では蹴上げ調整穴12)における雌ねじ14に螺着することにより、背面板7、7bと連結板5とを接合固定し、階段台1に順次に連結される各階段構成体6が同一の蹴上げHを以て階段状に連結される。
【0017】
又、図示例にあっては、各蹴上げ調整穴12の上下間隔が狭小となるため、上下で隣接する蹴上げ調整穴12同士が外接したり、交わることになるので、蹴上げ調整穴12を一側方へ所定間隔を置いて位置ずれ配置し、常在穴13は前記所定間隔を置いて横手一列に複数配置する様に成している(図7〜9参照)。
尚、上下で隣接する蹴上げ調整穴12同士が外接することがない間隔を有している場合には、蹴上げ調整穴12を任意の縦軸線上に配置し、常在穴13は前記縦軸線上に並ぶ蹴上げ調整穴12を選択可能な位置に1つ設ければ良い。
【0018】
又、連結された最上段の階段構成体6の背面板7には、図6、8、10、13に示す様に、上下左右の4箇所にボルト挿通穴15が貫設されており、該ボルト挿通穴15に対応する様に、下り壁HWには予め雌ねじ16を設けている。
この雌ねじ16は、これが形成されたテーパー状の筒部の外周にタッピンねじを形成したスリーブナットN2を下り壁HWの所定位置に予めねじ込むことで下り壁HWに雌ねじ16を設けている。
そして、最上段の階段構成体6における収納庫8側からボルト挿通穴15へボルトB2を通し、該ボルトB2を下り壁HWの雌ねじ16に螺着することにより、背面板7を下り壁HWに接合固定する。
【0019】
この様に固定された最上段の階段構成体6にあっては、その段板2から階上床面UFまでの高さを、蹴上げHと同一高となる様に設定している。
又、下り壁HWにおいて、最上段の階段構成体6の背面板7下部との対応部位には、最上段の階段構成体6を支持する受け桟Sを設置している。
尚、最上段となる階段構成体6の蹴込板3において、ボルト挿通穴15に対応する位置には、ドライバー等の工具を挿通する治具挿通穴17を設け、蹴込板3の正面から治具挿通穴17へドライバーの穂先を通してボルト挿通穴15に挿入したボルトB2をねじ込む様に成しており、階段構成体6の下り壁HWへの取り付け完了後は、治具挿通穴17は蹴込板3に貼着される目隠しシール(図示せず)により閉塞される。
【0020】
上記の様に構成された階段にあっては、図1、2に示す様に、階下床と階上床との空間を空中で連続する箱型の踏み段で繋げた様相を呈しており、階段の真下に空間を有するため、かかる空間を居住スペースの一部として自由に活用できる。
更に、階段の各段の左右両側には、内部が耐力壁9、9a…で左右に仕切られた収納庫8、8a…を有し、各段の左右両側に有する開口部から収納庫8、8a…内に収納物を出し入れできる。
【0021】
又、階段構成体6の各段の蹴上げHは、連結手段11によって同一高さに上記の如く調整可能であり、その蹴上げHは、階段台1の蹴上げhと同一又は近似した高さに設定されるのが好ましく、そのため、各蹴上げ調整穴12の上下間隔は上記の如く狭小に設定されるのがより望ましい。
そして、階段の階数と蹴上げH、hは、階高によって設定されるので、必ずしも蹴上げH、hが近似してはいるとはいえ同一高に設定されるとは限らない。
従って、階段台1における下二段の各蹴上げhを、連結した階段構成体6の各段の蹴上げHと同一高さに設定しても良い。
この場合、階段台1は、階段構成体6で調整可能な蹴上げHに対応した個数が用意され、設定される蹴上げHと同一高の蹴上げhを有する階段台1が選択使用される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る階段の一例を示す斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】階段台における最下段部の斜視図である。
【図4】階段台における直上段部の斜視図である。
【図5】階段構成体の斜視図である。
【図6】最上段となる階段構成体の斜視図である。
【図7】階段台と階段構成体の組み付け例を示す一部省略斜視図である。
【図8】階段構成体同士の組み付け例を示す一部省略斜視図である。
【図9】蹴上げ調整穴と常在穴の合致例を示す図である。
【図10】階段各部の接合状態を示す一部省略断面図である。
【図11】最下段部と直上段部との接合部拡大断面図である。
【図12】連結板と背面板との接合部拡大断面図である。
【図13】最上段の階段構成体と下り壁との接合部拡大断面図である。
【符号の説明】
【0023】
1 階段台
2 段板
3 蹴込板
4 箱段
5 連結板
6 階段構成体
7、7b 背面板
8、8a… 収納庫
12 蹴上げ調整穴
13 常在穴
B1 ボルト
h、H 蹴上げ
UF 階上床面
DF 階下床面
HW 下り壁
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物における階段に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建築物における階段にあっては、特許文献1に開示される様に、側板間に各段を構成する段板と蹴込板とを架設して構成している。
【特許文献1】特開2002−47772号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の様な構造の階段は、デザイン的にも斬新でなく、建築物の階高に応じて現場で加工されるため、その作業には手間、時間を要していた。
そこで、本発明は、施工効率を飛躍的に向上させ、デザイン性にも優れた階段を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題に鑑み、本発明の階段は、階下床面に設置され、同一蹴上げを有する下二段の階段を形成したL型箱状の階段台と、上面と正面の夫々に段板と蹴込板を設けた直方体形状の箱段であって前記蹴込板に下方連続する連結板を延設した複数の階段構成体とから成り、該階段構成体同士は、各段の蹴上げを同一高と成す様に、蹴込板に対向する背面板と連結板とを接合固定し、連結された最下段の階段構成体は、その蹴上げが各段の蹴上げと同一高と成す様に、連結板と階段台の背面板とを接合固定し、連結された最上段の階段構成体は、その段板から階上床面との高さを各段の蹴上げと同一高と成す様に、その背面板を階上床面の端部より垂設した下り壁に接合固定したことを特徴とする。
又、階段台及び階段構成体の背面板と、階段構成体の連結板の夫々には、上下方向で等間隔置きに設けた複数の蹴上げ調整穴、又は、蹴上げ調整穴の何れかに一致させる常在穴のどちらか一方を貫設し、背面板に設けた蹴上げ調整穴又は常在穴に雌ねじを設け、連結板に設けた常在穴又は蹴上げ調整穴に挿通したボルトを前記雌ねじに螺着することにより、背面板と連結板とを接合固定したことを特徴とする。
そして、各蹴上げ調整穴の上下間隔が狭小の場合、蹴上げ調整穴を一側方へ所定間隔を置いて位置ずれ配置し、常在穴は前記所定間隔を置いて横手一列に複数配置することを特徴とする。
又、階段台における下二段の各蹴上げを、連結した階段構成体の各段の蹴上げと同一高に設定するのがより良い。
更に、階段台及び階段構成体における箱段の側方を開放して、階段台及び箱段の各内部を収納庫と成しても良い。
【発明の効果】
【0005】
要するに請求項1に係る発明は、階下床面に設置され、同一蹴上げを有する下二段の階段を形成したL型箱状の階段台と、上面と正面の夫々に段板と蹴込板を設けた直方体形状の箱段であって前記蹴込板に下方連続する連結板を延設した複数の階段構成体とから成るので、階段が設置される建築物の階高に応じた個数の階段構成体と階段台とを予め工場で生産することで、現場で従来要していた加工作業を飛躍的に低減できる。
又、階段構成体同士は、各段の蹴上げを同一高と成す様に、蹴込板に対向する背面板と連結板とを接合固定し、連結された最下段の階段構成体は、その蹴上げが各段の蹴上げと同一高と成す様に、連結板と階段台の背面板とを接合固定し、連結された最上段の階段構成体は、その段板から階上床面との高さを各段の蹴上げと同一高と成す様に、その背面板を階上床面の端部より垂設した下り壁に接合固定することにより、現場において簡単に階段を組み付けでき、施工効率を飛躍的に向上させることができる。
しかも、上記の様に組み付けられた階段は、階下床と階上床との空間を空中で連続する箱型の踏み段で繋げた様相を呈した美的造形性に優れ、又この様な構造のため、階段の真下の空間をも居住スペースの一部としても利用できる。
【0006】
請求項2に係る発明によれば、階段台及び階段構成体の背面板と、階段構成体の連結板の夫々には、上下方向で等間隔置きに設けた複数の蹴上げ調整穴、又は、蹴上げ調整穴の何れかに一致させる常在穴のどちらか一方を貫設し、背面板に設けた蹴上げ調整穴又は常在穴に雌ねじを設け、連結板に設けた常在穴又は蹴上げ調整穴に挿通したボルトを前記雌ねじに螺着することにより、背面板と連結板とを接合固定したので、所望高さ位置の蹴上げ調整穴と常在穴を一致させてボルトで締結するだけで蹴上げを調整した各段の連結が可能なため、建築物に応じ設定される蹴上げが変更されても、その蹴上げに応じて蹴込板の高さを変えた階段台及び階段構成体を作製する必要がなく、所望の蹴上げを有する階段を提供できる。
よって、本発明によれば、各一種の階段台及び階段構成体を工場生産するだけのため、大量生産が可能となり、その製造コストを低減できる。
又、階段台と階段構成体、階段構成体同士の連結もボルトの締結だけで成し得るので、熟練を要せず、建築物への組み付けも簡単に行える。
【0007】
各蹴上げ調整穴の上下間隔が狭小の場合には、蹴上げ調整穴を同一縦軸線上に配置すると、上下で隣接する蹴上げ調整穴同士が外接したり、交わることになり、蹴上げ調整穴に雌ねじを形成するのが困難であったり、ボルトにかかる荷重で、そのボルトが適正に選択されて挿通又は螺着された蹴上げ調整穴を裂開してこれに隣接する蹴上げ調整穴へ落ち込んだりする危険を招来するため、請求項3に係る発明では、蹴上げ調整穴を一側方へ所定間隔を置いて位置ずれ配置し、常在穴は前記所定間隔を置いて横手一列に複数配置することにより、選択された蹴上げ調整穴と該蹴上げ調整穴に対応する列位の常在穴とにボルトを通してこれを締結する様にして、前記危険を回避できる。
これにより、蹴上げ調整穴の上下間隔を狭小にすることが可能となり、蹴上げの微調整が可能となる。
【0008】
請求項4に係る発明によれば、階段台における下二段の各蹴上げを、連結した階段構成体の各段の蹴上げと同一高に設定したので、数種の蹴上げを設定した階段台を備えることが必要となるが、組み付けられる階段の各段の蹴上げを同一と成すことができるため、居住者は、よりスムーズに階段を昇降できる。
【0009】
請求項5に係る発明では、階段台及び階段構成体における箱段の側方を開放して、階段台及び箱段の各内部を収納庫と成したので、階段の各段を構成する階段台及び箱段の内部を収納空間として有効的に利用することができ、しかも各収納庫は、各段毎に仕切られているので収納物の整理整頓が容易に行える等その実用的効果甚だ大である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下本発明の実施の一形態例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る階段の一例を示す斜視図、図2は図1の側面図である。
この階段は、階下床面DFに設置され、同一蹴上げhを有する下二段の階段を形成したL型箱状の階段台1と、上面と正面の夫々に段板2と蹴込板3を設けた直方体形状の箱段4であって前記蹴込板3に下方連続する連結板5を延設した複数の階段構成体6とから構成されている。
又、階段構成体6同士は、各段の蹴上げHを同一高と成す様に、蹴込板3に対向する背面板7と連結板5とを接合固定している。
そして、連結された最下段の階段構成体6は、その蹴上げHが各段の蹴上げHと同一高と成す様に、連結板5と階段台1の背面板7bとを接合固定し、又連結された最上段の階段構成体6は、その段板2から階上床面UFとの高さを各段の蹴上げHと同一高と成す様に、その背面板7を階上床面UFの端部より垂設した下り壁HWに接合固定し、階上床面UFと階下床面DFを連絡する階段を構成する。
【0011】
階段台1と階段構成体6は、いずれも所定形状の木製平板をダボ(図示せず)を用いて組み付けて構成される。
階段台1は、図3、4の夫々に示す最下段部1aとその直上段部1bとから成り、いずれのものも階段構成体6と同様に上面と正面の夫々に段板2a、2bと蹴込板3a、3bを設けた直方体形状の箱段であって、最下段部1aと直上段部1bとは夫々の高さを異にする以外は、基本構造を同一とする左右側方が開放された角筒型に形成されている。
そして、最下段部1aはその高さが蹴上げhと成り、直上段部1bは蹴上げhの2倍の高さに設定される。
【0012】
尚、最下段部1a、直上段部1b及び階段構成体6は、同一幅に設定され、各段板2、2a…は、当然ながら全て同一形状のものを用いている。
又、最下段部1aと直上段部1bの各内部は、左右側方に開口部を有する収納庫8a、8bと成している。
収納庫8a、8bの左右方向中間部には、収納庫8a、8bを左右に区画する耐力壁9a、9bを設け、最下段部1aと直上段部1bの強度を向上させると共に、収納庫8a、8bを左右に二分している。
【0013】
最下段部1aの背面板7aと、直上段部1bの蹴込板3bの下方には、背面板7aと蹴込板3bを接合した時に連通する貫通穴10、10aを上下左右の4箇所の夫々に設けている。
貫通穴10、10aの夫々には、頭部が薄肉円板状のボルトBと、雌ねじが形成された筒部の基端を薄肉円板にて閉塞して成るスリーブナットN(図10、11参照)を各収納庫8a、8b側から挿通し、これらを貫通穴10、10a内で締結することにより、最下段部1aの背面板7aと直上段部1bの蹴込板3bの下方とを接合し、下二段の蹴上げhを同一高さとしたL型箱状の階段台1を構成する。
【0014】
階段構成体6における箱段4は、図2、5、6に示す様に、上記蹴上げHより長い高さを有し、最下段部1a及び直上段部1bと同様に、左右側方を開放した角筒型に形成され、箱段4の内部は、左右側方に開口部を有する収納庫8と成すと共に、該収納庫8の左右方向中間部には、収納庫8を左右に区画する耐力壁9を設け、箱段4の強度を向上させると共に、収納庫8を左右に二分している。
【0015】
次に、階段台1(直上段部1b)及び階段構成体6(図6に示す最上段となる階段構成体6を除く。)の背面板7、7bと、階段構成体6の連結板5の適宜位置に複数(図示例では上下左右の4箇所)設けた連結手段11について主に図7〜10、12に基づき説明する。
この連結手段11は、階段台1及び階段構成体6の背面板7、7bと、階段構成体6の連結板5の夫々に、上下方向で等間隔置きに設けた複数の蹴上げ調整穴12、又は蹴上げ調整穴12の何れかに一致させる常在穴13のどちらか一方を貫設している。
そして、常在穴13を蹴上げ調整穴12のいずれかに一致させて、後述の様に背面板7、7bと連結板5とを接合固定することにより、階段台1の上段以降に順次に連結される各階段構成体6を設定された蹴上げHの高さに対応させる。
【0016】
背面板7、7bに設けた蹴上げ調整穴12又は常在穴13には、雌ねじ14が形成された筒部の基端を薄肉円板にて閉塞して成ると共に、前記筒部外周に複数の突起を設けたスリーブナットN1(図10、12参照)を、背面板7、7bと連結板5との接合面の反対面側から蹴上げ調整穴12又は常在穴13内へ予め打ち込むことにより、雌ねじ14を蹴上げ調整穴12又は常在穴13(図示例では蹴上げ調整穴12)に設けている。
そして、連結板5に設けた常在穴13又は蹴上げ調整穴12(図示例では常在穴13)に挿通したボルトB1を、背面板7、7bに設けた蹴上げ調整穴12又は常在穴13(図示例では蹴上げ調整穴12)における雌ねじ14に螺着することにより、背面板7、7bと連結板5とを接合固定し、階段台1に順次に連結される各階段構成体6が同一の蹴上げHを以て階段状に連結される。
【0017】
又、図示例にあっては、各蹴上げ調整穴12の上下間隔が狭小となるため、上下で隣接する蹴上げ調整穴12同士が外接したり、交わることになるので、蹴上げ調整穴12を一側方へ所定間隔を置いて位置ずれ配置し、常在穴13は前記所定間隔を置いて横手一列に複数配置する様に成している(図7〜9参照)。
尚、上下で隣接する蹴上げ調整穴12同士が外接することがない間隔を有している場合には、蹴上げ調整穴12を任意の縦軸線上に配置し、常在穴13は前記縦軸線上に並ぶ蹴上げ調整穴12を選択可能な位置に1つ設ければ良い。
【0018】
又、連結された最上段の階段構成体6の背面板7には、図6、8、10、13に示す様に、上下左右の4箇所にボルト挿通穴15が貫設されており、該ボルト挿通穴15に対応する様に、下り壁HWには予め雌ねじ16を設けている。
この雌ねじ16は、これが形成されたテーパー状の筒部の外周にタッピンねじを形成したスリーブナットN2を下り壁HWの所定位置に予めねじ込むことで下り壁HWに雌ねじ16を設けている。
そして、最上段の階段構成体6における収納庫8側からボルト挿通穴15へボルトB2を通し、該ボルトB2を下り壁HWの雌ねじ16に螺着することにより、背面板7を下り壁HWに接合固定する。
【0019】
この様に固定された最上段の階段構成体6にあっては、その段板2から階上床面UFまでの高さを、蹴上げHと同一高となる様に設定している。
又、下り壁HWにおいて、最上段の階段構成体6の背面板7下部との対応部位には、最上段の階段構成体6を支持する受け桟Sを設置している。
尚、最上段となる階段構成体6の蹴込板3において、ボルト挿通穴15に対応する位置には、ドライバー等の工具を挿通する治具挿通穴17を設け、蹴込板3の正面から治具挿通穴17へドライバーの穂先を通してボルト挿通穴15に挿入したボルトB2をねじ込む様に成しており、階段構成体6の下り壁HWへの取り付け完了後は、治具挿通穴17は蹴込板3に貼着される目隠しシール(図示せず)により閉塞される。
【0020】
上記の様に構成された階段にあっては、図1、2に示す様に、階下床と階上床との空間を空中で連続する箱型の踏み段で繋げた様相を呈しており、階段の真下に空間を有するため、かかる空間を居住スペースの一部として自由に活用できる。
更に、階段の各段の左右両側には、内部が耐力壁9、9a…で左右に仕切られた収納庫8、8a…を有し、各段の左右両側に有する開口部から収納庫8、8a…内に収納物を出し入れできる。
【0021】
又、階段構成体6の各段の蹴上げHは、連結手段11によって同一高さに上記の如く調整可能であり、その蹴上げHは、階段台1の蹴上げhと同一又は近似した高さに設定されるのが好ましく、そのため、各蹴上げ調整穴12の上下間隔は上記の如く狭小に設定されるのがより望ましい。
そして、階段の階数と蹴上げH、hは、階高によって設定されるので、必ずしも蹴上げH、hが近似してはいるとはいえ同一高に設定されるとは限らない。
従って、階段台1における下二段の各蹴上げhを、連結した階段構成体6の各段の蹴上げHと同一高さに設定しても良い。
この場合、階段台1は、階段構成体6で調整可能な蹴上げHに対応した個数が用意され、設定される蹴上げHと同一高の蹴上げhを有する階段台1が選択使用される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る階段の一例を示す斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】階段台における最下段部の斜視図である。
【図4】階段台における直上段部の斜視図である。
【図5】階段構成体の斜視図である。
【図6】最上段となる階段構成体の斜視図である。
【図7】階段台と階段構成体の組み付け例を示す一部省略斜視図である。
【図8】階段構成体同士の組み付け例を示す一部省略斜視図である。
【図9】蹴上げ調整穴と常在穴の合致例を示す図である。
【図10】階段各部の接合状態を示す一部省略断面図である。
【図11】最下段部と直上段部との接合部拡大断面図である。
【図12】連結板と背面板との接合部拡大断面図である。
【図13】最上段の階段構成体と下り壁との接合部拡大断面図である。
【符号の説明】
【0023】
1 階段台
2 段板
3 蹴込板
4 箱段
5 連結板
6 階段構成体
7、7b 背面板
8、8a… 収納庫
12 蹴上げ調整穴
13 常在穴
B1 ボルト
h、H 蹴上げ
UF 階上床面
DF 階下床面
HW 下り壁
【特許請求の範囲】
【請求項1】
階下床面に設置され、同一蹴上げを有する下二段の階段を形成したL型箱状の階段台と、上面と正面の夫々に段板と蹴込板を設けた直方体形状の箱段であって前記蹴込板に下方連続する連結板を延設した複数の階段構成体とから成り、該階段構成体同士は、各段の蹴上げを同一高と成す様に、蹴込板に対向する背面板と連結板とを接合固定し、連結された最下段の階段構成体は、その蹴上げが各段の蹴上げと同一高と成す様に、連結板と階段台の背面板とを接合固定し、連結された最上段の階段構成体は、その段板から階上床面との高さを各段の蹴上げと同一高と成す様に、その背面板を階上床面の端部より垂設した下り壁に接合固定したことを特徴とする階段。
【請求項2】
階段台及び階段構成体の背面板と、階段構成体の連結板の夫々には、上下方向で等間隔置きに設けた複数の蹴上げ調整穴、又は、蹴上げ調整穴の何れかに一致させる常在穴のどちらか一方を貫設し、背面板に設けた蹴上げ調整穴又は常在穴に雌ねじを設け、連結板に設けた常在穴又は蹴上げ調整穴に挿通したボルトを前記雌ねじに螺着することにより、背面板と連結板とを接合固定したことを特徴とする請求項1記載の階段。
【請求項3】
各蹴上げ調整穴の上下間隔が狭小の場合、蹴上げ調整穴を一側方へ所定間隔を置いて位置ずれ配置し、常在穴は前記所定間隔を置いて横手一列に複数配置することを特徴とする請求項2記載の階段。
【請求項4】
階段台における下二段の各蹴上げを、連結した階段構成体の各段の蹴上げと同一高に設定したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の階段。
【請求項5】
階段台及び階段構成体における箱段の側方を開放して、階段台及び箱段の各内部を収納庫と成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の階段。
【請求項1】
階下床面に設置され、同一蹴上げを有する下二段の階段を形成したL型箱状の階段台と、上面と正面の夫々に段板と蹴込板を設けた直方体形状の箱段であって前記蹴込板に下方連続する連結板を延設した複数の階段構成体とから成り、該階段構成体同士は、各段の蹴上げを同一高と成す様に、蹴込板に対向する背面板と連結板とを接合固定し、連結された最下段の階段構成体は、その蹴上げが各段の蹴上げと同一高と成す様に、連結板と階段台の背面板とを接合固定し、連結された最上段の階段構成体は、その段板から階上床面との高さを各段の蹴上げと同一高と成す様に、その背面板を階上床面の端部より垂設した下り壁に接合固定したことを特徴とする階段。
【請求項2】
階段台及び階段構成体の背面板と、階段構成体の連結板の夫々には、上下方向で等間隔置きに設けた複数の蹴上げ調整穴、又は、蹴上げ調整穴の何れかに一致させる常在穴のどちらか一方を貫設し、背面板に設けた蹴上げ調整穴又は常在穴に雌ねじを設け、連結板に設けた常在穴又は蹴上げ調整穴に挿通したボルトを前記雌ねじに螺着することにより、背面板と連結板とを接合固定したことを特徴とする請求項1記載の階段。
【請求項3】
各蹴上げ調整穴の上下間隔が狭小の場合、蹴上げ調整穴を一側方へ所定間隔を置いて位置ずれ配置し、常在穴は前記所定間隔を置いて横手一列に複数配置することを特徴とする請求項2記載の階段。
【請求項4】
階段台における下二段の各蹴上げを、連結した階段構成体の各段の蹴上げと同一高に設定したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の階段。
【請求項5】
階段台及び階段構成体における箱段の側方を開放して、階段台及び箱段の各内部を収納庫と成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の階段。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2008−174973(P2008−174973A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−9681(P2007−9681)
【出願日】平成19年1月19日(2007.1.19)
【出願人】(391054992)株式会社榊原 (6)
【出願人】(504061695)株式会社ネイブレイン (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年1月19日(2007.1.19)
【出願人】(391054992)株式会社榊原 (6)
【出願人】(504061695)株式会社ネイブレイン (1)
【Fターム(参考)】
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