説明

電力系統監視システムおよび電力系統監視方法

【課題】本発明の実施形態は、ディスプレイおよび計算機の故障時にも電力系統の安定運
用に寄与する電力系統監視システムおよび電力系統監視方法を提供することを目的とする

【解決手段】本発明の実施形態における電力系統監視システムは、複数の機器が伝送路に
より連結し、電力系統および電気設備の状態を監視する電力系統監視システムである。ま
た、機器の複数のオペレーションシステムの情報を含む機器情報が記憶された機器情報記
憶手段と、外部から受信した表示情報を、前記機器情報記憶手段に記憶された前記機器情
報のオペレーションシステムの情報に対応した情報に、変換するマルチ変換機能手段と、
を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電力系統監視システムおよび電力系統監視方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、電力系統および設備の状態を監視するシステムとして、電力系統監視システ
ムが用いられている。この電力系統監視システムでは、主計算機、表示用計算機、ヒュー
マンインターフェイス用計算機(以下、HMI計算機と呼ぶ)等の複数の計算機から構成
され、夫々の計算機はローカルエリアネットワーク(以下、LANと呼ぶ)に接続するこ
とによって、情報伝送を行っている。
【0003】
また、夫々の計算機に接続されたディスプレイに情報を表示することによって、利用者
が電力系統および設備の状態を視認することが可能である。
【0004】
ここで、ディスプレイが故障した場合には、ディスプレイのバックアップを用意し、計
算機が故障した場合には、計算機のバックアップを用意することによって電力系統が監視
不能になることを防いでいる。しかし、このように全てのディスプレイおよび計算機のバ
ックアップを用意する場合は、このシステムのコストおよび設置するスペースの増大につ
ながる。
【0005】
したがって、コスト・スペースを割けない場合など、バックアップを用意しないシステ
ムにおいては、ディスプレイおよび計算機の故障時には電力系統の監視を正常に行えず、
電力系統の安定運用が出来ないという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−66619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の実施形態は、ディスプレイおよび計算機の故障時にも電力系統の安定運用に寄
与する電力系統監視システムおよび電力系統監視方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態における電力系統監視システムは、複数の機器が伝送路により連結し
、電力系統および電気設備の状態を監視する電力系統監視システムである。また、機器の
複数のオペレーションシステムの情報を含む機器情報が記憶された機器情報記憶手段と、
外部から受信した表示情報を、前記機器情報記憶手段に記憶された前記機器情報のオペレ
ーションシステムの情報に対応した情報に、変換するマルチ変換機能手段と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】第1の実施形態における電力系統監視システムの構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態における電力系統監視端末30の構成を示すブロック図。
【図3】第1の実施形態における機器情報記憶部34に格納される機器情報の一例を示す図。
【図4】第1の実施形態における端末表示部33の初期動作を示すフローチャート。
【図5】第1の実施形態における端末入力部32の動作を示すフローチャート。
【図6】第2の実施形態における電力系統監視端末30の構成を示すブロック図。
【図7】第3の実施形態における電力系統監視端末30の構成を示すブロック図。
【図8】第4の実施形態における電力系統監視端末30の構成を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態における電力系統監視端末および電力系統監視方法について図面を参
照して説明する。
【0011】
(第1の実施形態)
(構成)
本発明の第1の実施形態における電力系統監視システム100の構成について図1を用
いて説明する。図1は電力系統監視システム100(以下、本システムと呼ぶ)の構成を
示す機能ブロック図である。
【0012】
本システムは、情報伝送装置1、主計算機2、LAN3、系統盤表示器10、操作卓表
示器11、入力装置12、表示器13,14、表示用計算機20、HMI用計算機21、
計算機23,24、および電力系統監視端末30から構成される。
【0013】
情報伝送装置1は、電力系統情報を取得する図示しない機器から系統状態情報を取得し
、主計算機2に伝達する。
【0014】
主計算機2は、取得した系統状態情報に応じた情報を、表示用計算機20、HMI用計
算機21、および計算機23,24に対してLAN3を介して送信する。ここで、表示用
計算機20、HMI用計算機21、および計算機23,24に送信される情報は夫々異な
り、TCP/IP等の予め設定されたプロトコルにより計算機または表示器(のIPアドレス)
を指定することにより情報伝送されている。
【0015】
表示用計算機20、HMI用計算機21、および計算機23,24は、主計算機2から
送信された情報をLAN3を介して受信し、夫々の計算機に接続する系統盤表示器10、
操作卓表示器11、および表示器13,14に表示させる。ここで、各々の計算機に格納
されているオペレーションシステム(以下、OSと呼ぶ)に応じた変換を行うことによっ
て、接続する表示器に表示させている。
【0016】
系統盤表示器10は、表示器A〜表示器Dにより構成され、夫々の表示器に割り当てら
れたIPアドレスが異なる。
【0017】
入力装置12は、利用者が本システムを操作するための指令を入力するための装置であ
り、入力装置12から入力された情報がHMI用計算機21に伝達される。ここで、HM
I用計算機21は、入力装置12から入力された情報を格納されているOSに応じた情報
に変換を行い、LAN3を介して主計算機2に情報伝送している。
【0018】
次に、電力系統監視端末30の構成について図2を用いて説明する。図2は、電力系統
監視端末30の構成を示す機能ブロック図である。
【0019】
電力系統監視端末30は、マルチ変換計算部31、端末入力部32、端末表示部33、
および機器情報記憶部34を備える。
【0020】
マルチ変換計算部31は、LAN3に接続し情報を送受信する。
【0021】
端末入力部32は、マルチ変換計算部31に接続し、利用者が入力した電力系統設備の
操作情報をマルチ変換計算部31に伝達する。
【0022】
端末表示部33は、マルチ変換計算部31に接続し、マルチ変換計算部31から伝達さ
れた情報を表示する。
【0023】
機器情報記憶部34は、マルチ変換機能部31に接続し、このマルチ変換計算部31に
より情報の読み書きが実行される。また、この機器情報記憶部34は、本システムに設置
される計算機および表示器の情報が記憶されたデータベースである。機器情報記憶部34
に格納される機器情報の一例を図3に示す。
【0024】
図3では計算機または表示器を示す「機器名」と、計算機に格納された「格納OS名」
と、計算機または表示器の「IPアドレス」とが記憶されている。また、マルチ変換計算
部31が選択中のOSの情報を示す「選択中OSフラグ」が記憶されている。
【0025】

(作用)
次に、上述した構成を備える本システムにおける電力系統監視端末30の作用について
図4および図5を用いて説明する。図4は、LAN3から受信した表示情報を端末表示部
33に表示させる際の電力系統監視端末30の初期動作を示すフローチャートである。図
5は、利用者によって端末入力部33から操作情報が入力された際の電力系統監視端末3
0の動作を示すフローチャートである。
【0026】
LAN3から受信した表示情報を端末表示部33に表示させる際の電力系統監視端末3
0の初期動作は下記のステップを備える。
【0027】
・電力系統監視端末30のIPアドレスを、表示させたい計算機または表示器のIPアド
レスにと同じ値に変更する(S0)。例えば、系統盤表示器10の表示器Cが故障した場
合、利用者が表示器CのIPアドレスを電力系統監視端末30のIPアドレスに変更する

【0028】
・マルチ変換機能部31が、LAN3から端末表示部33に表示させる表示情報を受信す
る(S1)。
【0029】
・マルチ変換機能部31が、受信した表示情報がOS1に対応した情報か否かをチェック
する(S2)。
【0030】
・受信した表示情報がOS1に対応した情報であると判断された場合(S2のYES)、
マルチ変換機能部31がOS1に対応した情報に変換する(S21)。
【0031】
・受信した表示情報がOS1に対応した情報であると判断された場合(S2のYES)、
機器情報記憶部34に記憶された機器情報におけるOS1に対応する「選択中OSフラグ
」欄にフラグを立てる(S22)。
【0032】
・マルチ変換機能部31が、受信した表示情報がOS2に対応した情報か否かをチェック
する(S3)。
【0033】
・受信した表示情報がOS2に対応した情報であると判断された場合(S3のYES)、
マルチ変換機能部31がOS2に対応した情報に変換する(S31)。
【0034】
・受信した表示情報がOS2に対応した情報であると判断された場合(S3のYES)、
機器情報記憶部34に記憶された機器情報におけるOS2に対応する「選択中OSフラグ
」欄にフラグを立てる(S32)。
【0035】
・マルチ変換機能部31が、受信した表示情報がOS3に対応した情報か否かをチェック
する(S4)。
【0036】
・受信した表示情報がOS3に対応した情報であると判断された場合(S4のYES)、
マルチ変換機能部31がOS3に対応した情報に変換する(S41)。
【0037】
・受信した表示情報がOS3に対応した情報であると判断された場合(S4のYES)、
機器情報記憶部34に記憶された機器情報におけるOS3に対応する「選択中OSフラグ
」欄にフラグを立てる(S42)。
【0038】
・マルチ変換機能部31によってOS1乃至OS3のいずれかに対応した情報に変換され
た情報を端末表示部33に表示させる(S5)。
【0039】
・マルチ変換機能部31が、受信した表示情報がOS1に対応した情報でないと判断し(
S2のNO)、OS2に対応した情報でないと判断し(S3のNO)、OS3に対応した
情報でないと判断した(S4のNO)場合、何れのOSに対応した情報ではないことを示
す警告を端末表示部33に表示する(S6)。
【0040】
また、上述した図4に示す初期動作後に、LAN3から表示情報を受信した場合、マル
チ変換機能部31が、機器情報記憶部34の「選択中OSフラグ」にフラグが立てられて
いるOSに対応する情報に変換する。
【0041】

利用者によって端末入力部33から電力系統設備の操作情報が入力された際の電力系統
監視端末30の動作は下記のステップを備える。
【0042】
・端末入力部33から入力された操作情報を受信する(S7)。
【0043】
・機器情報記憶部の「選択中OSフラグ」が立てられているOSを確認する(S8)。
【0044】
・「選択中OSフラグ」が立てられているOSに対応した情報に変換する(S9)。
【0045】
・「選択中OSフラグ」が立てられているOSに対応した情報に変換された操作情報をL
AN3に送信する(S10)。
【0046】

(効果)
上述した本実施形態によれば、本システムに設置された計算機および表示器が故障した
場合にも、電力系統監視端末30が故障した機器の代替を行うことが可能となる。また、
本システムに設置された計算機に格納されているOSが異なる場合でも、故障した機器の
代替が可能であるため、電力系統の安定運用に寄与する電力系統監視システム100を提
供することが可能である。
【0047】

なお、本実施形態では、図4に示すフローチャートにおいて、マルチ変換機能部31が
、受信した表示情報がOS1に対応した情報でないと判断し(S2のNO)、OS2に対
応した情報でないと判断し(S3のNO)、OS3に対応した情報でないと判断した(S
4のNO)場合、何れのOSに対応した情報ではないことを示す警告を端末表示部33に
表示しているが、スピーカー等の図示しない音声装置から警告を出力しても良い。
【0048】

(第2の実施形態)
(構成)
本発明の第2の実施形態における電力系統監視端末30について図6を用いて説明する
。第1の実施形態の図2と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。本実施形
態が第1の実施形態と異なる構成は、電力系統監視端末30に故障検出部35を備える点
である。
【0049】
故障検出部35は、本システムに設置された計算機または表示器の故障情報を、LAN
3を介して取得し、機器情報記憶部34に記憶された機器情報に基づいて、電力系統監視
端末30のIPアドレスを故障した機器のIPアドレスに変更する。
【0050】

(作用)
上述した構成を備えることによって、LAN3から受信した表示情報を端末表示部33
に表示させる際の電力系統監視端末30の初期動作が第1の実施形態と異なる。本実施形
態の動作が、第1の実施形態の図4に示すフローチャートと異なる点は、電力系統監視端
末30のIPアドレスを変更するステップ(S0)である。
【0051】
以下に、IPアドレスを変更するステップを示す。その他のステップについては第1の
実施形態と同様であるため説明は省略する。
【0052】
・故障検出部35により本システムに設置された計算機または表示器の故障が検出され
た場合、機器情報記憶部34に記憶された機器情報に基づいて、故障した計算機または表
示器のIPアドレスを取得し、電力系統監視端末30のIPアドレスを、取得したIPア
ドレスにと同じ値に変更する(S11)。
【0053】

(効果)
本発明に係る実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、利用者が電力系統監視
端末30のIPアドレスを変更する必要がなくなり、故障検出部35が機器の故障を検出
することによって、自動的に故障した機器に表示されていた表示情報が端末表示部33に
代替表示されることとなるため、利用者の負担を減らすことが可能である。
【0054】

(第3の実施形態)
(構成)
本発明の第3の実施形態における電力系統監視端末30について図7を用いて説明する
。第2の実施形態の図6と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。本実施形
態が第2の実施形態と異なる構成は、故障検出部35に代えて優先度故障検出部36を備
える点である。
【0055】
優先度故障検出部36は、第2の実施形態の故障検出部35の機能に加え、事前に設定
された優先度を備える。この優先度故障検出部36は、本システムに設置された計算機ま
たは表示器の故障情報を取得し、事前に設定された優先度と機器情報記憶部34に記憶さ
れた機器情報に基づいて、電力系統監視端末30のIPアドレスを故障した機器のIPア
ドレスに変更する。つまり、複数の計算機または表示器の故障を検出した場合、優先度に
高い機器のIPアドレスの値に電力系統監視端末30のIPアドレスを変更する。
【0056】

(作用)
上述した構成を備えることによって、LAN3から受信した表示情報を端末表示部33
に表示させる際の電力系統監視端末30の初期動作が第2の実施形態と異なる。本実施形
態の動作が第2の実施形態の動作と異なる点は、電力系統監視端末30のIPアドレスを
変更するステップ(S11)である。
【0057】
以下に、本実施形態のIPアドレスを変更するステップを示す。その他のステップにつ
いては第2の実施形態と同様であるため説明は省略する。
【0058】
・故障検出部35により本システムに設置された計算機または表示器の故障が検出され
た場合、事前に設定された優先度と、機器情報記憶部34に記憶された機器情報とに基づ
いて、故障した計算機または表示器のうち優先度の高い機器のIPアドレスを取得し、電
力系統監視端末30のIPアドレスを、取得したIPアドレスにと同じ値に変更する(S
12)。
【0059】

(効果)
本実施形態によれば、第2の実施形態の効果に加え、複数の計算機または表示部が故障
した場合にも、事前に設定された優先度に基づいて、電力系統監視端末30のIPアドレ
スを変更することが可能となる。
【0060】

(第4の実施形態)
(構成・作用)
本発明の第4の実施形態における電力系統監視端末30について図8を用いて説明する
。第1の実施形態の図2と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。本実施形
態が第1の実施形態と異なる構成は、電力系統監視端末30に補助記憶装置37を備える
点である。
【0061】
補助記憶装置37は、マルチ変換機能部31に接続しており、このマルチ変換機能部3
1が選択されたOSに対応する情報に変換された表示情報および操作情報を受け取り、保
存する。
【0062】

(効果)
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、補助記憶装置37が端末表示部3
3に表示する表示情報と端末入力部32により入力された操作情報を保存することによっ
て、過去にさかのぼって再現表示を行うことが可能となる。
【0063】

なお、本実施形態では、補助記憶装置37に記憶された表示情報および操作情報を再現
表示するとしたが、LAN3を介して接続するプリンタや他の計算機に対して記憶された
情報を送信することによって、プリンタでのプリントアウトや、他の計算機に接続するデ
ィスプレイでの表示等も可能となる。
【0064】

以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例とし
て提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施
形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範
囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、
発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲
に含まれる。
【符号の説明】
【0065】
1…情報伝送装置
2…主計算機
10…系統盤表示器
11…操作卓表示器
12…入力装置
13,14…表示器
21…HMI用計算機
23,24…計算機
30…電力系統監視端末
31…マルチ変換機能部
32…端末入力部
33…端末表示部
34…機器情報記憶部
35…故障検出部
36…優先度故障検出部
37…補助記憶装置
100…電力系統監視システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力系統および電気設備の状態を監視する主計算機から、表示情報を伝送路を介して受
信し、前記表示情報を表示手段に表示させる計算機を備える電力系統監視システムにおい
て、
前記計算機の機器情報が記憶された機器情報記憶手段と、
前記表示情報を伝送路を介して前記主計算機から受信し、受信した前記表示情報を、前
記機器情報におけるオペレーションシステムの情報に対応した情報に変換するマルチ変換
機能手段と、
前記マルチ変換機能手段により変換された情報を表示する端末表示手段と、を有する電
力系統監視端末
を備える電力系統監視システム。
【請求項2】
前記伝送路を介して前記計算機または前記表示手段の故障を検出し、前記電力系統監視
端末のIPアドレスを、故障が検出された前記計算機または前記表示手段のIPアドレス
に変更する故障検出手段と、を備え、
前記主計算機は、変更された前記電力系統監視端末の前記IPアドレスに基づいて前記
表示情報を前記電力系統監視端末に送信する
請求項1に記載の電力系統監視システム。
【請求項3】
前記故障検出手段は、前記電力系統監視端末のIPアドレスを、故障が検出された前記
計算機または前記表示手段のうち事前に設定された優先度の高い機器のIPアドレスに変
更する
請求項2に記載の電力系統監視システム。
【請求項4】
前記マルチ変換機能手段により変換された情報を記憶する補助記憶手段と、
を備える請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電力系統監視システム。
【請求項5】
前記マルチ変換機能手段は、前記補助記憶手段に記憶された情報を、前記伝送路を介し
て接続する印刷手段または表示手段に出力する
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電力系統監視システム。
【請求項6】
前記電力系統監視端末は、前記マルチ変換機能手段に操作情報を入力する端末入力手段
を備え、
前記マルチ変換機能手段は、前記端末入力手段により入力された操作情報を、前記機器
情報記憶手段に記憶された前記機器情報のオペレーションシステムの情報に対応した情報
に、変換する
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電力系統監視システム。
【請求項7】
電力系統および電気設備の状態を監視する主計算機から、表示情報を伝送路を介して受
信し、前記表示情報を表示手段に表示させる計算機と、
前記表示情報を受信し、端末表示手段に表示させる電力系統監視端末と、を備える電力
系統監視システムにおける、前記電力系統監視端末の電力系統監視方法において、
前記電力系統監視制御端末のIPアドレスを、前記計算機のIPアドレスに変更する手
順と、
前記伝送路を介して前記表示情報を受信する手順と、
受信した前記表示情報を、前記計算機のオペレーションシステムに対応した情報に変換
する手順と、
を備える電力系統監視制御方法。
【請求項8】
前記伝送路を介して機器の故障を検出する手順を備え、
故障が検出された機器を選択し、前記電力系統監視制御端末のIPアドレスを、選択さ
れた機器のIPアドレスに変更する
請求項7に記載の電力系統監視制御方法。
【請求項9】
故障を検出した機器のうち事前に設定された優先度が高い機器を選択し、前記電力系統
監視制御端末のIPアドレスを、選択された機器のIPアドレスに変更する
請求項8に記載の電力系統監視制御方法。
【請求項10】
オペレーションシステムに対応した情報に変換する手順により変換された情報を記憶す
る手順と、
を備える請求項7乃至9のいずれか1項に記載の電力系統監視制御方法。
【請求項11】
オペレーションシステムに対応した情報に変換された情報を記憶する手順により記憶さ
れた情報を、前記伝送路を介して接続する印刷手段または表示手段に出力する
請求項7乃至10のいずれか1項に記載の電力系統監視制御方法。
【請求項12】
電力系統設備の操作情報を入力する手順と、
電力系統設備の操作情報を入力する手順により入力された操作情報をオペレーションシ
ステムに対応した情報に変換する手順と、
を備える請求項7乃至11のいずれか1項に記載の電力系統監視制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−81268(P2013−81268A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−218683(P2011−218683)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】