説明

電子機器

【課題】表示部が本体部に対して2軸方向に回転可能な電子機器であって、表示面に垂直な方向の厚みを抑えた構造で、表示面の縦横の向きを変えることができる電子機器を提供すること。
【解決手段】本体部10と、縦横比が異なる表示面25を有する表示部20と、本体部10に対して、第1回転軸と第2回転軸とを有し、本体部10に対して第1回転軸と第2回転軸との軸周りに回転可能に表示部20を連結する連結部30と、を有する電子機器1であって、表示部20は、支持部材22と表示部本体21とを有し、支持部材22が、連結部30を介して本体部10と連結され、表示部本体21が、表示面25を備えるとともに、支持部材22にヒンジ部23,24を介して回転可能に連結され、表示部本体21を回転した際に表示面25の縦横及び表裏が入れ替わるように、ヒンジ部23,24の回転軸23a,24aが表示面25に沿って配設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部が本体部に対して2軸方向に回転可能に支持されている電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、上述のような電子機器として、所謂コンバーチブル型タブレットPCと呼ばれるノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、ノート型PCと記す)がある(例えば、特許文献1参照)。このノート型PCは、ペン入力可能な液晶パネルを備え、この液晶パネルを180度回転させることによって、タブレットとして使用することができるものである。
【0003】
このノート型PCは、液晶パネルを含む表示部と、この表示部が回転可能に連結されるPC本体部とを有する。PC本体部には、コンピュータを構成する部品が内蔵されているとともに、その上面には、キーボードが配設されている。表示部は、通常のノート型PCと同様に、PC本体部の上面を覆う閉塞位置と、同上面を開放する位置である開放位置との間を開閉するようにヒンジ部を介してPC本体部に連結されている。更に、この表示部は、開閉するだけでなく、ヒンジ部によってPC本体部に対して180度回転することが可能となっている。即ち、表示部は、PC本体部に対して、上下方向に伸びる回転軸を中心として回転可能となっている。従って、表示部が開放位置に配置されている際に、表示部を180度回転させ、表示部の表示面(液晶パネルの表示面)を通常位置とは反対側向きに位置させた状態で、表示部を閉塞位置に閉じると、表示面がノート型PCにおける上面を構成する状態となる。このノート型PCは、この状態でタブレットPCとして使用することができる。
【0004】
また、通常、ノート型PCの表示面は、横長に構成され、横長画面で使用することを想定されているものであるが、タブレットPCとして使用される際には、ユーザーによっては、縦長画面として使用される。このようにタブレット時に縦画面として使用するユーザーにとっては、ノート時にも縦画面として使用したいという要望がある。
【0005】
一方、通常のノート型PCにおいて、横長画面を90度回転させることにより縦長画面として使用することができるノート型PCも種々提案されている(例えば特許文献2参照)。このノート型PCは、表示部が、液晶パネルを含む表示部本体と、それを支持する支持部材とから構成さている。支持部材は、PC本体部に対して開閉可能に連結されており、この支持部材に表示部本体が90度回転可能に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−139711号公報
【特許文献2】特開2009−230408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上述の従来のノート型PCにおける表示部を90度回転させる回転機構は、表示面と垂直な回転軸を中心に表示部を回転させるものである。従って、回転軸の軸方向の長さが表示面と垂直な方向の厚みに付加されこととなる。回転軸の軸方向の長さは、回転軸を軸受けで受けるための十分な長さが必要であり、表示部の厚みが薄くすることが難しいという問題があった。
【0008】
そこで、本発明はこのような従来の問題に鑑み、表示部が本体部に対して2軸方向に回転可能な電子機器であって、表示面に垂直な方向の厚みを抑えた構造で、表示面の縦横の向きを変えることができる電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、所期の目的を達成するための本発明にかかる電子機器は、本体部と、縦横比が異なる表示面を有する表示部と、前記本体部に対して、左右方向に延在する第1回転軸と上下方向に延在する第2回転軸とを有し、前記本体部に対して前記第1回転軸と第2回転軸との軸周りに回転可能に前記表示部を連結する連結部と、を有する電子機器であって前記表示部は、支持部材と表示部本体とを有し、前記支持部材が、前記連結部を介して前記本体部と連結され、前記表示部本体が、前記表示面を備えるとともに、前記支持部材にヒンジ部を介して回転可能に連結され、前記表示部本体を回転した際に前記表示面の縦横及び表裏が入れ替わるように、前記ヒンジ部の回転軸が前記表示面に沿って配設されていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の電子機器は、上記構成に加えて、前記ヒンジ部は、前記表示部の連結部側と先端部側の両端部に対に配設され、連結部側のヒンジ部が前記表示部本体の前記表示面とは反対側の面から突出し、先端部側のヒンジ部が前記反対側の面より内側に配設されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明の電子機器は、表示部が本体部に対して2軸方向に回転可能な電子機器において、表示部本体の縦横及び表裏を入れ替える回転機構としてヒンジ部をその回転軸が表示面に沿うように表示部本体に配設している。従って、同回転機構として表示面に垂直な回転軸を備えたものと比較した場合、容易に表示部本体の表示面に対して垂直方向の厚みを薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の実施の形態にかかる電子機器を示す斜視図である。
【図2】図2は、同上の電子機器を示す正面図である。
【図3】図3は、同上の電子機器を示す正面図である。
【図4】図4は、同上の電子機器を示す斜視図である。
【図5】図5は、同上の電子機器を示す正面図である。
【図6】図6は、同上の電子機器を示す正面図である。
【図7】図7は、同上の電子機器を示す斜視図である。
【図8】図8は、同上の電子機器を示す平面図である。
【図9】図9は、同上の電子機器の要部を示す背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明にかかる電子機器の実施の形態を図1〜図9に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明である電子機器の実施形態の1つであるノート型PC1を示している。このノート型PC1は、所謂コンバーチブル型のタブレットPCである。ノート型PC1は、本体部10と、表示部20と、これらを回転可能に連結する連結部30とを有している。
【0014】
本体部10は、平面視矩形状の平板状に形成されている。本体部10は、箱状の本体筐体11を有し、この本体筐体11内にCPU等の制御手段や、メモリ、ハードディスク等の記憶手段や、電源装置等のコンピュータを構成する部品を備えている。本体筐体11の上面部には、入力装置としてキーボード12が配設されている。キーボード12は、文字や記号が印字された複数のキートップ12aを備えている。操作者が、キートップ12aを押下するとそのキートップ12aに対応した信号が制御手段に入力される。
【0015】
また、本体筐体11の上面部においては、キーボード12を打鍵する際に手のひらや手首を載せることができるようにパームレスト領域13が形成されている。このパームレスト領域13は、本体筐体11の上面部であって、キーボード12よりも手前側に形成されている。また、本体筐体11の後端部には、連結部30が配設されている。連結部30は、本体部10と表示部20とを2軸方向に回転可能に連結するものである。
【0016】
連結部30は、第1ヒンジ部31と第2ヒンジ部32とから構成されている。第1ヒンジ部31は、回転軸とその回転軸が回転可能に嵌合されている軸受けとを備えている。第1ヒンジ部31は、回転軸(第1回転軸)が本体部10と略平行となるように配設されている。即ち、第1ヒンジ部31は、図2〜図3に示すように、その回転軸が左右方向に延在するように配設されている。第1ヒンジ部31は、その軸受けが表示部20に固定されている。第1ヒンジ部31の軸受けは表示部20に固定され、第1ヒンジ部31の回転軸は第2ヒンジ部32に固定されている。
【0017】
第2ヒンジ部32は、回転軸とその回転軸が回転可能に嵌合されている軸受けを備えている。第2ヒンジ部32は、その回転軸(第2回転軸)が本体部10と略垂直となるように本体部10に配設されている。即ち、第2ヒンジ部32は、回転軸が上下方向に延在するように配設されている。第2ヒンジ部32は、その軸受けが本体部10と一体となっている。また、第2ヒンジ部32の上下方向に伸びる回転軸の左右から突出するように、第1ヒンジ部31の回転軸が配設されている。第1ヒンジ部31及び第2ヒンジ部32の軸周りに回転可能に表示部20が本体部10に対して連結部30を介して連結されている。
【0018】
表示部20は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどの表示装置を備えている。表示部20は、この表示装置が配設されている表示部本体21と、表示部本体21を支持する支持部材22とを有している。そして、この支持部材22が連結部30に連結され、表示部20が本体部10に対して開閉可能及び回転可能となっている。
【0019】
支持部材22は、図3〜図4に示すように、略L字を左右反転させた形の板状に形成され、L字の横に延在する部分を構成する横辺部22aと、L字の縦に延在する部分を構成する縦辺部22bと、を有している。図3において、横辺部22aは、本体部10の上面に沿った方向に延在し、縦辺部22bは、本体部10の上面から突出する方向に延在している。横辺部22aの下端部は、第1ヒンジ部31の軸受け部分と固定されている。また、支持部材22の横辺部22aの延在方向端部には、基端部側ヒンジ部23が設置されている。縦辺部22bの延在方向端部には、先端部側ヒンジ部24が設置されている。
【0020】
基端部側ヒンジ部23及び先端部側ヒンジ部24は、図7及び図8に示すように、それぞれ回転軸23a、24aと軸受け23b,24bとを有している。軸受け23b,24bは、それぞれ回転軸23a,24aの両端部を支持している。軸受け23b,24bが支持部材22に固定されている。そして、回転軸23a,24aが表示部本体21と固定されている。
【0021】
また、基端部側ヒンジ部23及び先端部側ヒンジ部24は、その回転軸が支持部材22の板面に沿うように配設されている。基端部側ヒンジ部23及び先端部側ヒンジ部24は、支持部材22の端部から突出するように設けられている。基端部側ヒンジ部23は、支持部材22の板面よりも突出するように配設されている。一方、先端部側ヒンジ部24は、支持部材22の板面より突出しないように配設されている。
【0022】
また、支持部材22内には、表示装置と制御部とを電気的に接続するための配線29が通っている。この配線29は、本体部10から連結部30を通って支持部材22に達するものであり、更に表示部本体21へと繋がっている。この配線29は、フレキシブルプリント基板によって構成されており、横辺部22aの延在方向端部であって、基端部側ヒンジ部23の近傍を通って表示部本体21内に達するようになっている。
【0023】
表示部本体21は、平面視矩形状の平板状に形成されており、一面に表示装置の表示面25が配設されている。表示面25は、長方形状等の縦横比が異なる形状に形成されている。表示部本体21の表示面25とは反対側の面(以降、背面26と記す)には、支持部材22が嵌る嵌合溝27が形成されている。尚、本実施の形態においては、表示部本体の表示面側の面を表面、反対側の面を背面とする。
【0024】
嵌合溝27は、支持部材22が嵌るL字を左右反転させた形状の溝状に形成されている。即ち、図3に示すように、表示部本体21の背面において、支持部材22の横辺部22aが嵌合される左右方向に延在する部分と、縦辺部22bが嵌合される上下方向に延在する部分とを有している。嵌合溝27に支持部材22が嵌合した際には、表示部本体21の背面26より、支持部材22の板状面が突出しないようになっている。
【0025】
また、図3に示すように、嵌合溝27の左右方向に延在する部分の左側端部には、基端部側ヒンジ部23が配設されている。即ち、基端部側ヒンジ部23は、表示部本体21の
連結部30側の端部に配設されている。基端部側ヒンジ部23は、嵌合溝27の内壁から突出するように設けられている。基端部側ヒンジ部23は、その回転軸が表示面25に沿うとともに、その回転軸の延在方向が、表示面25の縦方向、或いは横方向に対して略45度となるように配設されている。基端部側ヒンジ部23は、図7に示すように、その側面が表示部本体21の背面26よりも突出するように配設されている。
【0026】
また、表示部本体21の背面26には、支持部材退避用凹部28が形成されている。支持部材退避用凹部28は、図3及び図8に示すように、表示部本体21の背面26側上端部に、表示部本体21の左右方向に沿って一方側の側部が開放された溝状に形成されている。換言すると、支持部材退避用凹部28は、表示部本体21の上端部において段状に形成されている。また、支持部材退避用凹部28の延在方向一方側端部は、嵌合溝27の先端部と接しており、先端部側ヒンジ部24が配設されている。即ち、先端部側ヒンジ部24は、表示部本体21の連結部30側とは反対側の先端部に配設されている。また、表示装置と干渉しない位置に設けられている。
【0027】
先端部側ヒンジ部24は、支持部材退避用凹部28の内壁から突出するように設けられている。先端部側ヒンジ部24は、基端部側ヒンジ部23と同様に、その回転軸が表示面25に沿うとともに、その回転軸の延在方向が、表示面25の縦方向、或いは横方向に対して略45度となるように配設されている。即ち、基端部側ヒンジ部23とその回転軸同士が略平行となるように配設されている。また、先端部側ヒンジ部24は、図7に示すように、表示部本体21の背面26から突出しないように配設されている。
【0028】
上述のように構成されたノート型PC1は、表示部20が、通常のノート型PCと同様に、本体部10の上面を覆う閉塞位置(図7参照)と、同上面を開放する位置である開放位置(図1参照)との間を開閉するようになっている。より詳細には、表示部20が第1ヒンジ部31の回転軸周りに回転することによって本体部10に対して開放位置と閉塞位置との間を移動する。また、任意の角度で表示部20を停止した状態とすることができるようになっている。
【0029】
更に、表示部20は、図1及び図2に示す状態(横画面キーボード使用状態)から本体部10に対して第2ヒンジ部32の回転軸周りに約180度回転し、図3に示すように表示面25の向きを反対にすることができる。この表示部20が開放位置であって表示面25が背面側を向いた状態(開放裏面状態)から、表示部20を第1ヒンジ部31の回転軸周りに閉じる方向に回転させると、図6に示す、表示部20が本体部10に覆いかぶさった状態であって、表示面25が本体部10とは反対側向き(図において上向き)の状態であるタブレット使用状態となる。
【0030】
また、図3に示す状態から、基端部側ヒンジ部23及び先端部側ヒンジ部24の回転軸を中心軸として表示部本体21を支持部材22に対して約180度回転させると、図5に示す、表示部本体21の表裏及び縦横が入れ替わり、縦画面キーボード使用状態となる。この際には、図9に示すように、支持部材22の縦辺部22bが表示部本体21の支持部材退避用凹部28に部分的に挿入された状態となっている。また、この状態においては、表示部本体21の背面26が支持部材22の横辺部22aに当接した状態となっている。尚、表示部本体21が回転して、縦画面キーボード使用状態となった際には、表示面25の表示も横長表示から縦長表示に切り替わるようになっている。この縦画面キーボード使用状態は、表示面25の短片部分が本体部10に近接した状態である。当然、この縦画面キーボード使用状態から表示部20を先端部側ヒンジ部24及び基端部側ヒンジ部23の回転軸の周りに逆回転させて開放裏面状態とし、この状態から第2ヒンジ部32の回転軸周りに回転させて図2に示す横画面キーボード使用状態とすることができる。横画面キーボード使用状態となった際には、当然、表示も横長表示となる。更に、この横画面キーボード使用状態から、表示部20を第1ヒンジ部31の回転軸周りに、閉じ方向に回転させることにより、図7に示す閉塞状態とすることができる。
【0031】
上述したように、表示面25の縦横を入れ替えるように表示部本体21を回転させる回転機構である基端部側ヒンジ部23及び先端部側ヒンジ部24は、その回転軸23a,24aが表示面25に沿って配設されている。従って、従来の表示面と回転軸が垂直となっている回転機構と比較して、容易に表示部本体21の表示面25と垂直な方向の厚みを薄くすることができる。また、本発明におけるノート型PC1は表示部本体21をその表示面25の縦横を入れ替えるように回転させる際に、縦横だけでなく表裏も入れ替えるように回転させるので、動きがダイナミックとなり、従来の製品と比較して需要者に対する訴求力を高めることができる。
【0032】
また、基端部側ヒンジ部23及び先端部側ヒンジ部24は、表示部本体21の端部であって、表示装置と緩衝しないように配設されているので、ヒンジ部の配設場所が確保し易く、容易に表示部本体21を薄くすることができる。
【0033】
また、支持部材退避用凹部28を設けたことにより、先端部側ヒンジ部24を表示部本体21の裏面から突出させなくとも、表示部本体21を支持部材22に対して回転可能とすることができる。即ち、図3に示す開放裏面状態から図6に示すタブレット使用状態とした際に、パームレスト領域13に先端部側ヒンジ部24が当接することを防止することができる。即ち、パームレスト領域13に先端部側ヒンジ部24が挿入される凹部を設ける必要が無く、ユーザビリティを損なわずにすむ。
【0034】
尚、本実施の形態においては、支持部材22がL字形状に形成されているが、L形状でなくても、連結部30と連結する部分と、ヒンジ部を設置する部分を備え、表示部20を支持する為の十分な強度を有する形状であればよい。
【0035】
また、本実施の形態においては、表示面25の縦横を入れ替えるように表示部本体21を回転させる回転機構として、基端部側ヒンジ部23及び先端部側ヒンジ部24の2つのヒンジ部を設けているが、ヒンジ部は1つでもよい。本実施の形態においては、本発明である電子機器をノート型PCに適用した場合について説明したが、本発明を携帯型電話機に適用してもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 ノート型PC
10 本体部
11 本体筐体
12 キーボード
12a キートップ
13 パームレスト領域
20 表示部
21 表示部本体
22 支持部材
22a 横辺部
22b 縦辺部
23 基端部側ヒンジ部
24 先端部側ヒンジ部
25 表示面
26 背面
27 嵌合溝
28 支持部材退避用凹部
30 連結部
31 第1ヒンジ部
32 第2ヒンジ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部と、
縦横比が異なる表示面を有する表示部と、
前記本体部に対して、左右方向に延在する第1回転軸と上下方向に延在する第2回転軸とを有し、前記本体部に対して前記第1回転軸と第2回転軸との軸周りに回転可能に前記表示部を連結する連結部と、を有する電子機器であって
前記表示部は、支持部材と表示部本体とを有し、
前記支持部材が、前記連結部を介して前記本体部と連結され、
前記表示部本体が、前記表示面を備えるとともに、前記支持部材にヒンジ部を介して回転可能に連結され、
前記表示部本体を回転した際に前記表示面の縦横及び表裏が入れ替わるように、前記ヒンジ部の回転軸が前記表示面に沿って配設されていることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記ヒンジ部は、前記表示部の連結部側と先端部側の両端部に対に配設され、連結部側のヒンジ部が前記表示部本体の前記表示面とは反対側の面から突出し、先端部側のヒンジ部が前記反対側の面より内側に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−154304(P2011−154304A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−17155(P2010−17155)
【出願日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【出願人】(505205731)レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド (292)
【復代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
【Fターム(参考)】