説明

電気めっき装置

【課題】本発明は、電気めっき装置に関する。
【解決手段】本発明の実施例による電気めっき装置100は、めっき対象110を固定する固定治具120と、前記めっき対象の両側にそれぞれ対向して離隔配置され、前記めっき対象110にめっき液を提供するノズル150と、前記めっき対象110と前記ノズル150との間に配置されて多段に形成された遮蔽膜130と、前記遮蔽膜130を固定する固定部140と、を含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気めっき装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記の文献1に開示されたものをはじめ、様々な構造のめっき装置は、金属製の装飾や表面保護に用いられるだけでなく、電子部品、プリント回路基板、半導体素子の回路形成など、様々な分野において適用される対象に電気めっきを施すことに用いられている。
【0003】
電気めっきは、めっきを施すめっき対象をめっき液に投入し、めっき対象をカソード(cathode)に、電着しようとする金属をアノード(anode)にして電気を通電し、所望の金属イオンがめっき対象の表面に析出されるようにすることにより、めっき膜を形成する方法を用いている。
【0004】
一方、電気めっきを施す場合、めっき対象の全領域に均一な厚さでめっきを施すことが重要な事項の一つである。
【0005】
しかし、通常、めっき対象に適用される電流密度が相違するため、めっき対象の中央領域と縁領域のめっき厚さに偏差が生じる。
【0006】
このような問題点を改善するために、様々なめっき方法が研究及び適用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第10−0950966号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためのものであり、本発明は、めっき対象の全領域に均一なめっき厚さが形成されることができるようにする電気めっき装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施例による電気めっき装置は、めっき対象を固定する固定治具と、前記めっき対象の両側にそれぞれ対向して離隔配置され、前記めっき対象にめっき液を提供するノズルと、前記めっき対象と前記ノズルとの間に配置されて多段に形成された遮蔽膜と、前記遮蔽膜を固定する固定部と、を含むことができる。
【0010】
ここで、前記めっき対象はプリント回路基板であってもよい。
【0011】
また、前記遮蔽膜は、中央部と、縁部とを含み、前記中央部は、前記縁部より前記めっき対象に近く形成されるように前記縁部と段差をもって形成されることができる。
【0012】
また、前記遮蔽膜の中央部は一部に開口部を有することができる。
【0013】
また、前記遮蔽膜は、領域ごとに相違する直径サイズを有する多数の貫通孔が形成されることができる。
【0014】
また、前記固定治具の前記めっき対象の接触領域に形成された多数の電極接点をさらに含むことができる。
【0015】
また、前記電極接点は陰極であってもよい。
【0016】
また、前記電極接点それぞれのめっき対象の接触領域に、前記電極接点の縁に沿って形成された衝撃防止リングをさらに含むことができる。
【0017】
また、前記衝撃防止リングはバイトン材質からなることができる。
【0018】
また、めっき液を収容するめっき槽をさらに含むことができる。
【0019】
他の本発明の実施例による電気めっき装置は、めっき対象を固定する固定治具と、前記めっき対象の両側にそれぞれ対向して離隔配置され、前記めっき対象にめっき液を提供するノズルと、前記めっき対象と前記ノズルとの間に配置されて多段に形成された遮蔽膜と、前記遮蔽膜と前記ノズルとの間に配置されるように形成されたフィルターと、前記遮蔽膜及び前記フィルターを固定する固定部と、を含むことができる。
【0020】
また、前記フィルターは多層フィルターであってもよい。
【0021】
また、前記フィルターは、多層フィルターで構成され、前記多層フィルターは、一層フィルター、二層フィルター及び三層フィルターが順に積層され、前記二層フィルターは、前記一層フィルター及び前記三層フィルターの素材より組織密度が高い素材からなることができる。
【0022】
また、前記めっき対象はプリント回路基板であってもよい。
【0023】
また、前記遮蔽膜は、中央部と、縁部とを含み、前記中央部は、前記縁部より前記めっき対象に近く形成されるように前記縁部と段差をもって形成されることができる。
【0024】
また、前記遮蔽膜の中央部は、一部に開口部を有することができる。
【0025】
また、前記遮蔽膜は、領域ごとに相違する直径サイズを有する多数の貫通孔が形成されることができる。
【0026】
また、前記固定治具の前記めっき対象の接触領域に形成された多数の電極接点をさらに含むことができる。
【0027】
また、前記電極接点それぞれのめっき対象の接触領域に前記電極接点の縁に沿って形成された衝撃防止リングをさらに含むことができる。
【0028】
また、めっき液を収容するめっき槽をさらに含むことができる。
【0029】
本発明の特徴及び利点は添付図面に基づいた以下の詳細な説明によってさらに明らかになるであろう。
【0030】
本発明の詳細な説明に先立ち、本明細書及び請求範囲に用いられた用語や単語は通常的かつ辞書的な意味に解釈されてはならず、発明者が自らの発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則にしたがって本発明の技術的思想にかなう意味と概念に解釈されるべきである。
【発明の効果】
【0031】
本発明の実施例による電気めっき装置は、段差をもって形成された多段の遮蔽膜を適用するため、めっき対象に適用される電流密度を均一にすることができ、これにより、めっき対象のめっき厚さの偏差を改善できるという効果が期待できる。
【0032】
また、本発明の実施例は、めっき対象を固定する固定治具に多数の電極接点を形成するため、めっき対象の電流密度を調節することができるという長所を有する。
【0033】
また、本発明の実施例は、めっき対象に転写されるめっき液から生じる異物をフィルタリングするフィルターを適用するため、めっき液の異物によって発生するめっき不良を予め防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施例による電気めっき装置の構成を示す図面である。
【図2】本発明の実施例による遮蔽膜とフィルターとの連結構造を示す図面である。
【図3】本発明の実施例による遮蔽膜の構成を詳細に示す図面である。
【図4】本発明の実施例によるフィルターの構成を詳細に示す図面である。
【図5】本発明の実施例による固定治具の構成を詳細に示す図面である。
【図6】図5の固定治具の一部を拡大して詳細に示す図面である。
【図7】図6の電極接点を拡大して示す図面である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
本発明の目的、特定の長所及び新規の特徴は添付図面に係る以下の詳細な説明及び好ましい実施例によってさらに明らかになるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付け加えるに際し、同一の構成要素に限っては、たとえ異なる図面に示されても、できるだけ同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。また、「第1」、「第2」などの用語は一つの構成要素を他の構成要素と区分するために用いられるものであって、構成要素が前記用語により制限されるものではない。また、本発明を説明するにあたり、係わる公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にする可能性があると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
【0036】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0037】
電気めっき装置−第1実施例
図1は、本発明の実施例による電気めっき装置の構成を示す図面であり、図2は、本発明の実施例による遮蔽膜とフィルターとの連結構造を示す図面であり、図3は、本発明の実施例による遮蔽膜の構成を詳細に示す図面であり、図4は、本発明の実施例によるフィルターの構成を詳細に示す図面であり、図5は、本発明の実施例による固定治具の構成を詳細に示す図面であり、図6は、図5の固定治具の一部を拡大して示す図面であり、図7は、図6の電極接点を拡大して示す図面である。
【0038】
図1に図示したように、電気めっき装置100は、めっき対象110を固定する固定治具120と、めっき対象110の両側にそれぞれ対向して離隔配置され、めっき対象110にめっき液を提供するノズル150と、めっき対象110とノズル150との間に配置されて多段に形成された遮蔽膜130と、遮蔽膜130を固定する固定部140と、を含むことができる。
【0039】
ここで、めっき対象110は、プリント回路基板であってもよく、これに限定されない。
【0040】
また、図1及び図2に図示したように、遮蔽膜130は、中央部131と縁部133とを含み、中央部131は、縁部133よりめっき対象110に近く形成されるように縁部133と段差をもって形成されることができる。
【0041】
ここで、遮蔽膜130が多段に形成されるため、電極間の距離を調節し、めっき対象110に適用される電流密度を均一にすることができるという効果が期待できる。
【0042】
また、図3に図示したように、遮蔽膜の中央部131は、一部に開口部137を有することができる。
【0043】
また、図1〜図3に図示したように、遮蔽膜130には、領域ごとに相違する直径サイズを有する多数の貫通孔135が形成されることができる。
【0044】
ここで、多段構造の遮蔽膜130に多数の貫通孔135をさらに形成するため、貫通孔135による開口率の効果により、めっき厚さの偏差の改善能力をさらに向上させることができる。
【0045】
また、めっき対象110に対向して形成された遮蔽膜130の領域ごとの貫通孔135の直径サイズが相違するように形成して、めっき厚さの偏差の改善を極大化することができる。
【0046】
例えば、図3に図示したように、遮蔽膜130の中央部131に形成された貫通孔の直径サイズを縁部133に形成された貫通孔の直径サイズより大きく形成することができる。
【0047】
また、図5〜図7に図示したように、電気めっき装置100は、固定治具120のめっき対象の接触領域に形成された多数の電極接点121をさらに含むことができる。
【0048】
ここで、電極接点121は、陰極であってもよい。
【0049】
図5に図示したように、電極接点121は、めっき対象に適用される電流密度の調節のために多数個形成されることが可能である。
【0050】
ここで、電極接点121は、めっき対象の電流密度に応じて領域ごとに形成されるめっき接点の数が相違するように形成することができる。
【0051】
上記電極接点121により、初期電圧を印加する際にめっき対象の電流密度が均一に供給されることができるという効果が期待できる。
【0052】
また、図示してはいないが、固定治具120には腐食防止のためのコーティング層が形成されることができる。
【0053】
また、図6及び図7に図示したように、電気めっき装置100は、電極接点121それぞれのめっき対象の接触領域に、電極接点121の縁に沿って形成された衝撃防止リング123をさらに含むことができる。
【0054】
図6及び図7に図示したように、衝撃防止リング123は、電極接点121のめっき対象の接触面にOリング状に形成され、電極接点121より先にめっき対象110に接触して製品(例えば、めっき対象)の衝撃を最小化することができるようにする。
【0055】
その後、電極接点121は、衝撃防止リング123が先にめっき対象110に接触した後、衝撃防止リングが押圧されてめっき対象110に接触する。
【0056】
このために、衝撃防止リング123は弾性材質からなることができる。
【0057】
例えば、衝撃防止リングは、高温とめっき液に耐えることができるバイトン材質からなることができ、これに限定されない。
【0058】
また、電気めっき装置100は、めっき液を収容するめっき槽170をさらに含むことができる。
【0059】
上記めっき対象110と、固定治具120と、遮蔽膜130とを含む電気めっき装置100の構成はめっき槽170内に配置される。
【0060】
電気めっき装置−第2実施例
以下、図1〜図7を参照し、フィルターをさらに構成した電気めっき装置の第2実施例を例に挙げて、めっき装置の構成について説明する。
【0061】
但し、第2実施例に対する構成のうち第1実施例の構成と同一の構成に対する説明は省略し、相違する部分についてのみ説明する。
【0062】
図1に図示したように、電気めっき装置100は、めっき対象110を固定する固定治具120と、めっき対象110の両側にそれぞれ対向して離隔配置され、めっき対象110にめっき液を提供するノズル150と、めっき対象110とノズル150との間に配置されて多段に形成された遮蔽膜130と、遮蔽膜130とノズル150との間に配置されるように形成されたフィルター160と、遮蔽膜130及びフィルター160を固定する固定部140と、を含むことができる。
【0063】
また、図4に図示したように、フィルター160は多層フィルターであってもよい。
【0064】
前記多層フィルターは、一層フィルター161、二層フィルター162及び三層フィルター163が順に積層され、二層フィルター162は、一層フィルター161及び三層フィルター163の素材より組織密度が高い素材からなることができる。
【0065】
ここで、フィルター160は、多層に構成されるため、めっき液の流動による搖れと変形を最小化することができるという効果が期待できる。
【0066】
また、フィルター160は、ファイバー(Fiber)素材からなることができる。
【0067】
ここで、一層フィルター161及び三層フィルター163は、太いファイバー素材で織る場合、広い間隔で製造してめっき液が通過する際に膜の損傷を最小化する支持機能を行い、異物の捕捉能力を向上できるようにする。
【0068】
また、二層フィルター162は、めっき液の異物をフィルタリングする主要機能を行うことができるように、一層フィルター161及び三層フィルター163より薄いファイバー素材で製造してフィルターの空隙率と濾過効率を極大化できるようにする。
【0069】
例えば、二層フィルター162は、ポリプロピレン(Polypropylene)またはポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluoroethylene;PTFE)などからなることができ、これに限定されない。
【0070】
また、二層フィルター162は、網構造を有しており、異物のサイズに応じてホールサイズを変更設定することができる。
【0071】
また、図2に図示したように、固定部140は、ねじのような連結部材を利用して遮蔽膜130とフィルター160とを固定する。
【0072】
また、めっき対象110は、プリント回路基板であってもよい。
【0073】
また、図1及び図2に図示したように、遮蔽膜130は、中央部131と、縁部133とを含み、中央部131は、縁部133よりめっき対象110に近く形成されるように縁部133と段差をもって形成されることができる。
【0074】
ここで、遮蔽膜130が多段に形成されるため、電極間の距離を調節してめっき対象110に適用される電流密度を均一にすることができるという効果が期待できる。
【0075】
また、図3に図示したように、遮蔽膜の中央部131は、一部に開口部137を有することができる。
【0076】
また、図1〜図3に図示したように、遮蔽膜130は、領域ごとに相違する直径サイズを有する多数の貫通孔135が形成されることができる。
【0077】
ここで、多段構造の遮蔽膜130に多数の貫通孔135をさらに形成するため、貫通孔135による開口率の効果により、めっき厚さの偏差の改善能力をさらに向上させることができる。
【0078】
また、めっき対象110に対向して形成された遮蔽膜130の領域ごとの貫通孔135の直径サイズが相違するように形成して、めっき厚さの偏差の改善を極大化することができる。
【0079】
例えば、図3に図示したように、遮蔽膜130の中央部131に形成された貫通孔の直径サイズを縁部133に形成された貫通孔の直径サイズより大きく形成することができる。
【0080】
また、図5〜図7に図示したように、電気めっき装置100は、固定治具120のめっき対象の接触領域に形成された多数の電極接点121をさらに含むことができる。
【0081】
ここで、電極接点121は陰極であってもよい。
【0082】
図5に図示したように、電極接点121は、めっき対象に適用される電流密度の調節のために多数個形成されることが可能である。
【0083】
ここで、電極接点121は、めっき対象の電流密度に応じて領域ごとに形成されるめっき接点の数が相違するように形成することができる。
【0084】
上記電極接点121により初期電圧を印加する際にめっき対象の電流密度が均一に供給されることができるという効果が期待できる。
【0085】
また、図示してはいないが、固定治具120には、腐食防止のためのコーティング層が形成されることができる。
【0086】
また、図6及び図7に図示したように、電気めっき装置100は、電極接点121それぞれのめっき対象の接触領域に、電極接点121の縁に沿って形成された衝撃防止リング123をさらに含むことができる。
【0087】
図6及び図7に図示したように、衝撃防止リング123は、電極接点121のめっき対象110の接触面にOリング状に形成され、電極接点121より先にめっき対象110に接触して製品(例えば、めっき対象)の衝撃を最小化することができるようにする。
【0088】
電極接点121は、衝撃防止リング123が先にめっき対象110に接触された後、衝撃防止リングが押されながらめっき対象110に接触される。
【0089】
このために、衝撃防止リング123は、弾性材質からなることができる。
【0090】
例えば、衝撃防止リングは、バイトン材質からなることができ、これに限定されない。
【0091】
また、衝撃防止リング123は、めっき液の浸透を防止する機能も行い、電極接点121がめっき液に露出して腐食されることを防止することができる。
【0092】
また、電気めっき装置100は、めっき液を収容するめっき槽170をさらに含むことができる。
【0093】
上記めっき対象110と、固定治具120と、遮蔽膜130とを含む電気めっき装置100の構成は、めっき槽170内に配置される。
【0094】
以上、本発明を好ましい実施例に基づいて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明による電気めっき装置はこれに限定されず、該当分野における通常の知識を有する者である場合、本発明の技術的思想内にての変形や改良が可能であることは明白であろう。
【0095】
本発明の単純な変形乃至変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。
【符号の説明】
【0096】
100 電気めっき装置
110 めっき対象
120 固定治具
121 電極接点
123 衝撃防止リング
130 遮蔽膜
131 遮蔽膜の中央部
133 遮蔽膜の縁部
135 貫通孔
137 開口部
140 固定部
150 ノズル
160、161、162、163 フィルター
170 めっき槽

【特許請求の範囲】
【請求項1】
めっき対象を固定する固定治具と、
前記めっき対象の両側にそれぞれ対向して離隔配置され、前記めっき対象にめっき液を提供するノズルと、
前記めっき対象と前記ノズルとの間に配置されて多段に形成された遮蔽膜と、
前記遮蔽膜を固定する固定部と、
を含む電気めっき装置。
【請求項2】
前記めっき対象は、プリント回路基板である請求項1に記載の電気めっき装置。
【請求項3】
前記遮蔽膜は、中央部と、縁部とを含み、
前記中央部は、前記縁部より前記めっき対象に近く形成されるように、前記縁部と段差をもって形成される請求項1に記載の電気めっき装置。
【請求項4】
前記遮蔽膜の中央部は、一部に開口部を有する請求項3に記載の電気めっき装置。
【請求項5】
前記遮蔽膜は、領域ごとに相違する直径サイズを有する多数の貫通孔が形成される請求項1に記載の電気めっき装置。
【請求項6】
前記固定治具の前記めっき対象の接触領域に形成された多数の電極接点をさらに含む請求項1に記載の電気めっき装置。
【請求項7】
前記電極接点は陰極である請求項6に記載の電気めっき装置。
【請求項8】
前記電極接点それぞれのめっき対象の接触領域に、前記電極接点の縁に沿って形成された衝撃防止リングをさらに含む請求項6に記載の電気めっき装置。
【請求項9】
前記衝撃防止リングはバイトン材質からなる請求項8に記載の電気めっき装置。
【請求項10】
めっき液を収容するめっき槽をさらに含む請求項1に記載の電気めっき装置。
【請求項11】
めっき対象を固定する固定治具と、
前記めっき対象の両側にそれぞれ対向して離隔配置され、前記めっき対象にめっき液を提供するノズルと、
前記めっき対象と前記ノズルとの間に配置されて多段に形成された遮蔽膜と、
前記遮蔽膜と前記ノズルとの間に配置されるように形成されたフィルターと、
前記遮蔽膜及び前記フィルターを固定する固定部と、
を含む電気めっき装置。
【請求項12】
前記フィルターは多層フィルターである請求項11に記載の電気めっき装置。
【請求項13】
前記フィルターは、多層フィルターで構成され、
前記多層フィルターは、一層フィルター、二層フィルター及び三層フィルターが順に積層され、前記二層フィルターは、前記一層フィルター及び前記三層フィルターの素材より組織密度が高い素材からなる請求項11に記載の電気めっき装置。
【請求項14】
前記めっき対象はプリント回路基板である請求項11に記載の電気めっき装置。
【請求項15】
前記遮蔽膜は、中央部と、縁部とを含み、
前記中央部は、前記縁部より前記めっき対象に近く形成されるように前記縁部と段差をもって形成される請求項11に記載の電気めっき装置。
【請求項16】
前記遮蔽膜の中央部は、一部に開口部を有する請求項15に記載の電気めっき装置。
【請求項17】
前記遮蔽膜は、領域ごとに相違する直径サイズを有する多数の貫通孔が形成される請求項11に記載の電気めっき装置。
【請求項18】
前記固定治具の前記めっき対象の接触領域に形成された多数の電極接点をさらに含む請求項11に記載の電気めっき装置。
【請求項19】
前記電極接点それぞれのめっき対象の接触領域に、前記電極接点の縁に沿って形成された衝撃防止リングをさらに含む請求項18に記載の電気めっき装置。
【請求項20】
めっき液を収容するめっき槽をさらに含む請求項11に記載の電気めっき装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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