説明

電気ネットワークにおける電気エネルギを生成するための装置及び無効電力の調整方法

【課題】従来技術における不具合を解消して、単純な仕様で電気ネットワークにおける無効電力を補償する手段を提供する。
【解決手段】本発明は、電力が、風力装置のロータによって好ましく駆動される発電機によって生成され、発電機とネットワークとの間の無効電力を補償するための補償装置によって適切に変調されるようになっている電気ネットワークにおける無効電力の調整方法と、風力装置のロータによって好ましく駆動される発電機と、発電機とネットワークとの間の無効電力を補償するための補償装置とを備えている、電気ネットワークにおける電機エネルギを生成するための装置とに関する。本発明の特徴は、補償装置が、消費機器における無効電力を補償するといった方法で、消費機器に供給される電力が消費機器に対してその位相、振幅及び/又は周波数と適合する無効電力成分をもつように調整される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力が、風力装置のロータによって好ましく駆動される発電機によって生成されて、発電機とネットワークとの間の無効電力を補償するための補償装置によって適切に変調されるようになっている電気ネットワークにおける無効電力の調整方法に関するものである。さらに、本発明は、風力装置のロータによって好ましく駆動される発電機と、発電機とネットワークとの間の無効電力を補償するための補償装置とを備えている、電気ネットワークにおける電気エネルギを生成するための装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気ネットワークに接続された多くの消費機器(consumer)は、誘導性無効電力(inductive reactive power)を必要とする。誘導性無効電力成分などの補償は、容量性リアクタンスが誘導性リアクタンスとほぼ同じ大きさである位相シフトコンデンサとも呼ばれるコンデンサを用いることにより実施される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、位相シフトコンデンサによる誘導性無効電力の完全な補償は、事実上、高出力変動が含まれるときには厳密には不可能である。さらなる不具合は、位相シフトコンデンサを必要とすることである。これらは、しばしば共に結合されてコンデンサバッテリと呼ばれるものを形成し、さらに非常に大きな空間を占める。このため電気ネットワークの安定性に悪影響を与える。
【0004】
本発明の目的は、従来技術における上記不具合を解消して、単純な仕様で電気ネットワークにおける無効電力を補償することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この明細書の最初の部分に規定される種類の方法及び装置においては、この目的は、消費機器における無効電力を補償するといった方法で、消費機器に供給される電力が消費機器に対してその位相、振幅及び/又は周波数と適合する無効電力成分をもつように調整されるようになっている補償装置によって達成される。
【0006】
本発明によれば、消費機器における無効電力を補償する位置に配置された補償装置によって、無効電力が「生成される」。たとえば、本発明にかかる補償装置によれば、それが消費機器における誘導性無効電力成分を実質的に完全に補償するといった方法で、消費機器によって要求される誘導性無効電力成分に適合する容量性無効電力成分を生成することが可能となる。かくして、本発明の利点は、基本的には、とくにしばしば高電力変動の惹起に迅速に対応する調整システムが得られ、その結果完全な無効電力補償が実質的に維持されるということである。したがって、誘導性又は容量性の無効電力が、電気ネットワークに選択的に供給されることができ、本発明によれば、これは補償装置の調整により達成される。
【0007】
これに関して、本発明にかかる調整によれば、好ましく、生成される電力が、消費機器の周波数に対応する周波数のものか又は多重の消費機器周波数を表す周波数のものとなることも可能にする。したがって、前者の場合は、無効電力は電気ネットワークのネットワーク周波数又は消費機器の周波数でもって供給されることができる。後者の場合は、希望すれば、たとえば高調波無効電力が電気ネットワークに供給されることができる。たとえば、5次の高調波(fifth harmonic)が、容量性高調波として、250Hzの周波数でネットワークに供給されることができる。この後、それは、たとえばテレビ、節電型電灯などの、電気ネットワークに接続された電機消費機器の高調波無効電力を補償する。
【0008】
望ましくは、補償装置は、消費機器における無効電力を適切に補償するのに適した無効電力成分を生成するために、位相、振幅、及び/又は、電圧及び/又は電流特性の周波数がとくに容易に調整され又は変換されることができるインバータを有している。
【0009】
好ましくは、補償装置は、フィードインポイントで電気ネットワークにおける電圧及び/又は電流の変化を検出する測定装置を好ましく有している。補償装置がインバータを備えている実施の形態の発展形においては、補償装置は測定装置の測定結果に応じてインバータを制御する。
【0010】
発電機によって生成された電圧は、消費機器に供給される電力中の無効電力成分との適合に適した所定の参照値に実質的に好ましく調整される。この状態においては、無効電力成分の適合は、発電機によって生成される電流の位相又は電力係数(cosψ)の適切な制御によって生じさせることができる。もし発電機が、配線及び/又は変圧器によって電気ネットワークに接続されていれば、発電機によって生成される電圧は、望ましく、その値がネットワーク電圧の値のオーダの大きさか又はこれに対応する大きさとなるように調整される。これは、発電機側での望ましくない高電圧又は低電圧を回避する。一般に、ネットワーク電圧は、もしそれが実質的に固定ネットワークを含むなら、実質的に一定である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の好ましい実施の形態が、添付の図面を参照しつつ、より詳細に説明される。
【0012】
(発明の開示)
電気ネットワークにおける基本振動無効電力(fundamental oscillation reactive power)の発生は、すでに以前から知られている。図1〜図3は、種々の電圧及び電流の形態(configuration)を示している。
【0013】
図1は、無効電力が存在しない状態を示している。すなわち、この場合、電圧U及び電流Iの位相はシフトされていない。電流は、電圧に対して進むことも、遅れることもない。それゆえ、基本振動無効電力は存在しない。
【0014】
図2は、電流Iが電圧Uに対して時間的に遅れている状態を示している。この場合、誘導無効電力が必要とされ、これは、たとえば、インダクタンスを有する電気モータなど、大半の電気消費機器についてあてはまる。
【0015】
図3は、電流Iが電圧Uに対して時間的に進んでいる状態を示している。容量性無効電力は、この場合は必要とされない。
【0016】
図6は、風力装置2がネットワークシュプール(network spur)に接続されている形態を示している。消費機器6は、ネットワークシュプール又は電気配線4の始点(A点)から終点(E点)までの間に接続されている。そして、もし風力装置2がネットワークに給電していなければ、配線4の始点(A点)から終点(E点)にかけて、かなりの電圧降下が生じる。かくして、E点及びこれに最も近接する最後の消費機器6における電圧は、この電気配線4上のA点及びこれに最も近接する最初の消費機器6での電圧よりも低い。ここで、もし風力装置2又はより大きいウインドパーク(wind park)が、図6中のE点で電気配線4の終点に接続され、かつ電流が電力配線4に供給されているなら、電気配線4のE点における接続電圧は、極度に上昇する。このような状態は、風力装置2が電気配線4の終点に接続されていない場合とは逆である。
【0017】
電気配線4が自由配線(free line)又は空中配線(overhead line)の形態である状態(地中ケーブルではない)では、このような配線は、実際には必然的にインダクタを表す。これに比べて、地中ケーブルは、通常、減衰されたコンデンサを表す。これに関して、図7に示すような配線の等価回路が注目される。
【0018】
フィードインポイント(図6中のE点)での電圧は、風力装置2での無効電力調整によって調整されることができる。好ましく、インバータはこのような目的のために用いられる。
【0019】
図8aは、風力装置2の発電機3が、配線及び変圧器(transformer)により、通常は固定されたネットワークである、電気ネットワーク(図示せず)に接続された等価回路図を示している。図8b〜8eは、種々の動作条件についてのベクトル図を示している。図8bに示すケースAにおいては、風力装置2の発電機3は、電気ネットワーク10に有効電力のみを供給する。フィードインポイント(E点)での電圧Ulineは、A点での電圧Unetworkより高いということが直ちにわかる。図8cに示すケースBにおいては、有効電力に加えて、誘導性無効電力成分がネットワークに供給される。終点であるE点と始点であるA点とにおける電圧UlineとUnetworkとが等しいということがわかる。図8dに示すケースCは、比較のため、過大な誘導性無効電力がネットワークに供給されている状態を示している。その結果、E点における電圧Ulineが極度に低くなる。図8eに示すケースDは、過大な容量性無効電力がネットワークに供給されている状態を示している。その結果、フィードインポイント/E点における電圧Ulineは、電圧Unetworkに対して非常に大きく上昇する。後者の状態は、絶対的に回避されなければならない。
【0020】
図8aに示すように、無効電力補償を行うために、発電機3とE点との間にインバータ(図示せず)が接続されている。ここで、このようなインバータの機能は、出力電流のcosψが迅速な応答性で動的に調整される限り、所定の電圧値に正確に追随することになる。
【0021】
さらに、高調波無効電力が電気ネットワーク中に発生する。より詳しくは、たとえば調整された整流ドライブを操作する整流器又は工業操作を入力部に備えているテレビユニットなどの、電気消費機器が電気ネットワーク中に高調波を生成し、又は高調波を含む電流をかなり必要とする。図4は、高調波無効電力が必要とされる状態を示している。電圧の形態Uは、事実上正弦波状(sinusoidal)であり、他方電流Iは高調波を含む基本振動を含む。ここで5次の高調波が明確に認められる。図5は、電流Iの分離成分Inとして、必要とされる5次の高調波を示している。
【0022】
この電流形態(電流高調波)におけるこのような高調波は、電気ネットワーク中の電圧の特性に影響を与える電気ネットワーク電圧高調波を引き起こす。それゆえ、このような高調波無効電力もまた補償されることが必要である。
【0023】
図9は、その一端(図9中の左側)で電気ネットワーク(図示せず)に接続される一方、消費機器6がその他端(図9中の右側)に接続された分岐配線11(tap line)を示している。このような分岐配線11は、たとえば、工業地域、公園、又は1つもしくは複数の村に電流を供給することができる。消費機器6を流れている電流は、電流変換機12により測定される。変換機12の測定信号は、電流高調波が分岐配線11の電流に含まれるオンラインを連続的に解析する評価回路14を通される。その測定結果は、出力信号としてインバータ16に供給される参照値として役立てられる。この後、これは実質的に同時に必要な高調波を生成し、これを変換機12の上流の電気配線11に供給する。これは、必要とされる高調波無効電力が、電気ネットワーク中に存在する高調波無効電力を補償するためのインバータ16によって生成され、そして電気ネットワークから取り出されないことを確実にする。
【0024】
図10は、その電圧が電圧変換機18によって測定される電気ネットワーク10を図示している。電圧変換機18の測定信号は、評価装置20に供給される。所望の電圧形態をあらかじめ設定する参照値装置22も存在する。評価装置20の出力信号が、参照値装置22の出力信号から減算装置24によって減算される。そして、その結果生じる減算装置24からの差分出力信号は、電気ネットワークにおける高調波無効電力を補償するために、インバータ16に供給され、この後、実質的に同時に必要とされる高調波を生成する。それゆえ、この形態においては、ネットワーク電圧が電圧変換機18によって測定され、評価装置20は、どのような高調波が電圧形態に含まれているかを検出するのに役立つ。より詳しくは、電気ネットワーク10中の高調波電流が、その周波数及び振幅に対応するネットワークインピーダンス電圧効果を生成する。このようにして測定され、計算された値は、電流参照値としてインバータ16のためにあらかじめ決定される。この後、インバータ16は、参照値に従って、必要とされる周波数、振幅及び位相位置を伴った電流高調波を生成する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】種々の電圧及び電流の形態を示す図である。
【図2】種々の電圧及び電流の形態を示す図である。
【図3】種々の電圧及び電流の形態を示す図である。
【図4】種々の電圧及び電流の形態を示す図である。
【図5】図4に示す電流の形態における高調波成分を示す図である。
【図6】風力装置と消費機器とが接続されたネットワークシュプールを示す図である。
【図7】電気配線の等価回路図である。
【図8】変圧器及び電気空中配線(a)を伴った電気ネットワークの等価回路図であり、これには風力装置の発電機が接続されている。又この図は種々の動作状態を表すベクトル図(b〜e)も示している。
【図9】分岐配線における高調波電流を補償するための装置の模式的な回路図である。
【図10】電気ネットワークにおける高調波電流を補償するための装置の模式的な回路図である。
【符号の説明】
【0026】
2…風力装置、3…発電機、4…電気配線、6…消費機器、10…電気ネットワーク、11…電気配線、12…変換器、14…評価回路、16…インバータ、18…電圧変換器、20…電圧装置、22…参照値装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気ネットワーク(10)における無効電力の調整方法であって、
発電機(3)により電力を生成するステップと、
供給される電力の無効電力成分の位相又は振幅の適合によって、無効電力の補償のために、発電機(3)と電気ネットワーク(10)との間の補償装置(16)により電力を変調するステップと、
電力ネットワーク(10)における電圧及び/又は電流の形態を測定するステップと、
消費機器(6)に供給される電力が、該消費機器(6)に対して、周波数について適合し、かつ、位相又は振幅について適合して消費機器(6)における無効電力を補償する無効電力成分をもつように、上記測定の結果に応じて補償装置(16)を調整するステップとを含んでいる方法。
【請求項2】
電気ネットワーク(10)における無効電力の調整方法であって、
発電機(3)により電力を生成するステップと、
供給される電力の無効電力成分の位相又は振幅の適合によって、無効電力の補償のために、発電機(3)と電気ネットワーク(10)との間の補償装置(16)により電力を変調するステップと、
発電機(3)によって生成された電圧を、消費機器(6)に供給される電力中の無効電力成分の適切な適合でもって、あらかじめ決められた参照値に実質的に調整することにより、消費機器(6)に供給される電力が、該消費機器(6)に対して、周波数について適合し、かつ、位相又は振幅について適合して消費機器(6)における無効電力を補償する無効電力成分をもつように、補償装置(16)を調整するステップとを含んでいる方法。
【請求項3】
補償装置(16)を、消費機器(6)における誘導性無効電力を補償するために、発電機(3)が容量性無効電力を生成するように調整することを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
供給される電力が、消費機器(6)による無効電力の周波数に対応するか又はその多重の周波数を表す周波数のものであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載の方法。
【請求項5】
補償装置がインバータ(16)として動作することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載の方法。
【請求項6】
電気ネットワーク(10)における電流の形態を測定し、
測定された信号を連続的に分析するようになっていて、上記信号中に、電気ネットワーク(10)に供給すべき必要高調波を生成する補償装置(16)のための参照信号として役立つどのような高調波が含まれているかを分析することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の方法。
【請求項7】
電気ネットワーク(10)における電圧の形態を測定し、
測定された信号を参照信号から減算するようになっていて、
上記差信号を、電気ネットワーク(10)に供給すべき必要高調波を生成する補償装置(16)に供給することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の方法。
【請求項8】
無効電力成分との適合が、発電機(3)によって生成される電流の位相又は電力係数(cosψ)の適切な制御によって実施されることを特徴とする、請求項2又は7に記載の方法。
【請求項9】
発電機(3)が配線及び/又は変圧器によって電気ネットワークに接続されていて、
発電機(3)によって生成される電圧が、その値がネットワーク電圧の値のオーダの大きさのものであるか、又はネットワーク電圧の値に対応するものであるように調整されることを特徴とする、請求項2、7又は8に記載の方法。
【請求項10】
電気ネットワーク(10)における電気エネルギを生成するための装置であって、
発電機(3)と、
供給される電力の無効電力成分の位相又は振幅の適合によって無効電力を補償するための、発電機(3)と電気ネットワーク(10)との間の補償装置(16)と、
電力ネットワーク(10)における電圧及び/又は電流の形態を測定するための測定装置と、
消費機器(6)に供給される電力が、該消費機器(6)に対して、周波数について適合し、かつ、位相又は振幅について適合して消費機器(6)における無効電力を補償する無効電力成分をもつように、上記測定の結果に応じて補償装置(16)を調整するための調整装置とを含んでいる装置。
【請求項11】
電気ネットワーク(10)における電気エネルギを生成する装置であって、
発電機(3)と、
供給される電力の無効電力成分の位相又は振幅の適合によって無効電力を補償するための、発電機(3)と電気ネットワーク(10)との間の補償装置(16)と、
発電機(3)によって生成された電圧を、消費機器(6)に供給される電力中の無効電力成分の適切な適合でもって、あらかじめ決められた参照値に実質的に調整することにより、消費機器(6)に供給される電力が、該消費機器(6)に対して、周波数について適合し、かつ、位相又は振幅について適合して消費機器(6)における無効電力を補償する無効電力成分をもつように、補償装置(16)を調整するための調整装置とを含んでいる装置。
【請求項12】
調整装置(14、20、22、24)が、消費機器(6)における誘導性無効電力を補償するために、発電機(3)が容量性無効電力を生成するといった手法で補償装置(16)を調整することを特徴とする、請求項10又は11に記載の装置。
【請求項13】
供給される電力が、消費機器(6)による無効電力の周波数に対応するか又はその多重の周波数を表す周波数のものであることを特徴とする、請求項10、11又は12に記載の装置。
【請求項14】
補償装置(16)がインバータ(16)を有することを特徴とする、請求項10〜13のいずれか1つに記載の装置。
【請求項15】
調整装置(14、20、22、24)が、
電気ネットワーク(10)における電流の形態を検出するための測定装置(12、18)と、
その中に、電気ネットワーク(10)に供給すべき必要高調波を生成する補償装置(16)のための参照信号として機能するどのような高調波が含まれているかを連続的に分析するための評価装置とを有することを特徴とする、請求項10〜14のいずれか1つに記載の装置。
【請求項16】
調整装置(14、20、22、24)が、測定装置(12、18)の測定結果に応じてインバータ(16)を制御することを特徴とする、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項17】
調整装置(14、20、22、24)が、
電気ネットワーク(10)における電圧の形態を検出するための測定装置と、
測定された信号を参照信号から減算するための減算装置とを有し、
上記差信号が、電気ネットワーク(10)に供給すべき必要高調波を生成する補償装置(16)に供給されることを特徴とする、請求項10〜16のいずれか1つに記載の装置。
【請求項18】
調整装置(14、20、22、24)が、発電機(3)によって供給される電流の位相又は電力係数(cosψ)の適切な制御によって、無効電力成分との適合を実施するようになっていることを特徴とする、請求項11又は17に記載の装置。
【請求項19】
発電機(3)が、配線及び/又は変圧器によって電気ネットワークに接続されていて、
調整装置が、発電機(3)によって生成される電圧を、その値が、ネットワーク電圧の値のオーダの大きさのものであるか、又はネットワーク電圧の値に対応するものであるように調整することを特徴とする、請求項17又は請求項18に記載の装置。
【請求項20】
請求項10〜19のいずれか1つに記載の装置を含んでいる風力発電装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−115692(P2006−115692A)
【公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−338970(P2005−338970)
【出願日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【分割の表示】特願2001−524207(P2001−524207)の分割
【原出願日】平成12年9月7日(2000.9.7)
【出願人】(500017944)アロイス・ヴォベン (107)
【Fターム(参考)】